JP2013046479A - ブラシレスモータ - Google Patents

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樹亮 影目
Hidenori Kanda
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Abstract

【課題】コイルを形成するにあたり、巻線の巻回し作業を簡素化することができるブラシレスモータを得る。
【解決手段】環状のステータコア18のティース18bにコイル18dが形成され、このコイル18dの巻き線方向及び巻き始めと巻き終わりの端末の位置を同一にした。その結果、正位相のコイルと逆位相のコイルとを作り分ける場合のように、巻線の巻線方向を変更する必要がない。従って、ステータコア18のティース18bに巻線を巻回す際の巻線の巻回し作業を簡素化することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ブラシレスモータに関する。
従来、導電性の巻線が環状の継鉄の周方向に沿って形成されたティースに巻回される(所謂トロイダル巻線)ことにより構成されたステータが知られている。また、このステータを用いて構成された三相ブラシレスモータが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2001−37133号公報
しかしながら、従来の構成では、環状の継鉄の周方向に沿って形成されたティースに、巻線を巻回してコイルを形成するにあたり、巻線方向を変えることによって、正位相のコイルと逆位相のコイルとを作り分けていた。この場合、巻線の巻回し作業が複雑化し、ひいては製造工数及び製造コストの増加を招くことが考えられる。
本発明は上記事実を考慮し、コイルを形成するにあたり、巻線の巻回し作業を簡素化することができるブラシレスモータを得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係るブラシレスモータは、出力軸を回転中心として回転するロータと、前記ロータの内側に配置された環状のステータコアの周方向に沿って導電性の巻線が巻回されるトロイダル巻線方式で巻回されると共に巻線方向が同一及び巻き初めと巻き終わりの端末が一方側に配置された複数のコイルがU相、V相、W相の順序で前記ステータコアの周方向に沿って配列されることにより構成されたステータと、前記ステータと隣接して配置され、前記コイルの前記端末を所定の間隔で結線すると共に逆位相のコイルを形成するための反転部を回路内部に備えかつ一体構造とされた結線部と、を備えることを特徴とする。
請求項1記載の本発明では、巻線の巻き線方向が同一であるため、正位相のコイルと逆位相のコイルとを、ステータコアのティース部に形成する際に、巻線方向を変更する必要がない。そのため、ステータコアのティース部に巻線を巻回す際の巻線の巻回し作業を簡素化することができる。
請求項2記載の本発明に係るブラシレスモータは、請求項1記載のブラシレスモータにおいて、前記結線部は、コイル間を結線する電気回路がスター結線を成すように構成され、かつ巻線又はターミナルの積層数が最小となるように構成されたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明では、コイル間を結線する電気回路がスター結線を成すように構成され、かつ巻線又はターミナルの積層数が最小となるように構成されている。従って、結線部自体の厚さが増すことを抑制することが可能となり、その結果コンパクトな結線部を得ることができる。
請求項3記載の本発明に係るブラシレスモータは、請求項1記載のブラシレスモータにおいて、前記結線部は、コイル間を結線する電気回路がデルタ結線を成すように構成され、かつ巻線又はターミナルの積層数が最小となるように構成されたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明では、コイル間を結線する電気回路がデルタ結線を成すように構成され、かつ巻線又はターミナルの積層数が最小となるように構成されている。従って、結線部自体の厚さが増すことを抑制することが可能となり、その結果コンパクトな結線部を得ることができる。
請求項4記載の本発明に係るブラシレスモータは、請求項1乃至請求項3いずれか1項に記載のブラシレスモータにおいて、前記結線部は、前記ステータコアの内径未満の外径を有する環状とされ又は前記ステータコアの外径を超える内径を有する環状とされ、かつ前記ステータコアが支持されるセンタピースと隣接して配置されたことを特徴とする。
ここで、ステータコアの内部の磁束は、このステータコアの周方向に沿って常に変化している。この磁束の変化を受けて、結線部に流れる電流が変動し、ブラシレスモータの駆動が安定しないことが考えられる。しかしながら、請求項4記載の本発明では、結線部が上記の位置に配置されている。換言すると、結線部がこの磁束の変化による影響を受けにくい部分に配置されている。従って、ブラシレスモータの駆動を安定させることができる。
請求項5記載の本発明に係るブラシレスモータは、請求項1乃至請求項4いずれか1項に記載のブラシレスモータにおいて、前記結線部がステータコアの台座と一体で成型されたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明では、結線部がステータコアの台座と一体で成型されているため、コイル間の配線作業とステータをセンタピースに固定する作業とを略同時に行うことができる。即ち、ブラシレスモータの組み立て工数を削減することができる。
(A)は第1実施形態のブラシレスモータの平面図であり、(B)は第1実施形態のブラシレスモータの側面視の断面図である。なお、ステータとロータの構成をわかりやすくするために(A)において、ロータの一部等の構成の図示を省略してある。 (A)はステータコアを構成する分割コアを示す斜視図であり、(B)は分割コアに巻線が巻回されてコイルが形成された状態をしめす斜視図であり、(C)分割コアが並べられた状態をしめす斜視図である。 (A)はコイル間の配線が電機子配線部材を用いて結線された状態を示す斜視図であり(B)は電機子配線部材内部におけるターミナルの配索を示す斜視図である。 第2実施形態のブラシレスモータのコイル間の結線(並列デルタ結線)を示す仕様図である。 第2実施形態のブラシレスモータのコイル間の結線(並列デルタ結線)を示す電気回路図である。 コイル間の結線(並列スター結線)を示す仕様図である。 コイル間の結線(並列スター結線)を示す電気回路図である。 コイル間の結線(スター結線)を示す仕様図である。 コイル間の結線(スター結線)を示す電気回路図である。 第3実施形態のブラシレスモータの側面視の断面図である。 (A)はコイル間の配線が配線カバーを用いて配索された状態を示す斜視図であり、(B)は(A)の配線カバーに蓋が取り付けられた状態を示す斜視図である。 結線部をステータ支持部の外側に配置したブラシレスモータの、側面視の断面図である。
<第1実施形態>
図1〜図5を用いて、本発明の第1実施形態に係るブラシレスモータについて説明する。
先ず、ブラシレスモータの全体の構成について説明し、次いでブラシレスモータを構成する各々の要素について説明する。
(ブラシレスモータの全体の構成)
図1(A)及び(B)に示されるように、ブラシレスモータ10は、センタピース12と、センタピース12に取り付けられ環状に形成されたステータ18と、を備えている。また、ブラシレスモータ10は、センタピース12に軸支されたシャフト14と、シャフト14に圧入されたロータ16と、を備えている。このロータ16は複数のマグネットを備えており、ステータ18が界磁する磁界によってロータ16が回転し、これに伴いシャフト14が回転する構成である。以上の4つの要素を主要な構成として、ブラシレスモータ10は構成されている。
(センタピース)
センタピース12は、その中心部に円筒状のボス部12aを備えている。ボス部12aには、以下に説明するシャフト14が挿通される貫通穴12bが形成されており、この貫通孔12bの両端部には、シャフト14を回転可能に軸支するベアリング21を保持する段差部12c,12dが形成されている。この段差部12c,12dとベアリング21との間には所定の締め代を有し、この段差部12c,12dにベアリング21が圧入され、このベアリング21にシャフト14が軸支される構成である。
また、センタピース12は、ボス部12aの側面視下側の端部から円盤状に延在する円盤部12eを備えている。また、センタピース12は、円盤部12eの側面視上側の面から上方に突出すると共に環状に形成されたステータ支持部12fを備えている。ステータ支持部12fには、以下に説明するステータ18を支持するためのガイド溝12gが形成されている。
(シャフト)
シャフト14は、円柱状の鋼材に焼入れ加工が施されることにより形成され、ブラシレスモータの出力軸として機能する。このシャフト14は、ベアリング21を介して、センタピース12のボス部12aに軸支されている。また、シャフト14にはシャフトスラスト受け22が圧入されており、このシャフトスラスト受け22によってシャフト14の軸方向の位置が規制される構成である。また、シャフト14における、以下に説明するロータ16が圧入される部分には、図示を省略するキー溝が形成されている。このキー溝に図示を省略するキーが挿入されることにより、シャフト14とロータ16との回転方向へのズレが規制される。
(ロータ)
ロータ16は、側面視で下側に開口部を有する略椀状に形成されている。具体的には、ロータ16は、円盤状に形成された基部16aと、その中心から側面視で上方に突出した円筒状のボス部16bを備えている。ボス部16bには、シャフト14が挿入される貫通孔16cが形成されており、この貫通孔16cに上記のシャフト14が挿通され、ロータ16とシャフト14とが圧入固定される構成である。また、貫通孔16cには、図示を省略するキー溝が形成されており、このキー溝に図示を省略するキーが挿入されることにより、シャフト14とロータ16との回転方向へのズレが規制される。
また、ロータ16は、基部16aの外周端部から側面視で下方に延在するリング状の外側回転子16dと、基部16aの外周端部とボス部16bとの中間部から側面視で下方に延在するリング状の内側回転子16eと、を備えている。
外側回転子16dの内周面には、永久磁石24Sと永久磁石24Nとが周方向に交互に取り付けられている。また、内側回転子16eの外周面かつ外側回転子16dに取り付けられた永久磁石24Sと対向する位置には、永久磁石26Sが取り付けられている。さらに、内側回転子16eの外周面かつ外側回転子16dに取り付けられた永久磁石24Nと対向する位置には、永久磁石26Nが取り付けられている。また、外側回転子16dに取り付けられた永久磁石24Sと内側回転子16eに取り付けられた永久磁石26Sとの間に配置され、かつロータ16の基部16aの側面視で下側の面には、永久磁石28Sが取り付けられている。さらに、外側回転子16dに取り付けられた永久磁石24Nと内側回転子16eに取り付けられた永久磁石26Nとの間に配置され、かつロータ16の基部16aの側面視で下側の面には、永久磁石28Nが取り付けられている。
(ステータ)
次に、本発明の要部であるステータついて説明する。
図1及び図2に示されるように、ステータ18は、環状の継鉄を構成するとステータコア18aと、このステータコア18aの周方向に沿って凹部18l,18mが形成されることにより構成された複数のティース18bと、を備えている。また、ステータ18は、導電性の巻線18cがティース18bに巻回されることにより構成された複数のコイル18dを備えている。以上の3つの要素を主要な構成として、ステータ18は構成されている。以下、この順でステータ18を構成する各々の要素について説明する。
ステータコア18aは、複数の分割コア18eが環状に並べられて接合されることにより構成されている。分割コア18eは、薄板の磁性鋼板を積層して形成され、あるいは磁性材料の粉体を焼結及び鍛圧して形成されたブロック形状とされている。分割コア18eは、他の分割コア18eと接合される、接合面18f,18gを備えている。また、分割コア18eは、ロータ16の外側回転子16dの内周面と対向して配置される第1ギャップ面18hと、ロータ16の内側回転子16eの外周面と対向して配置される第2ギャップ面18iと、ロータ16の基部16aの下面と対向して配置される第3ギャップ面18jと、を備えている。さらに、分割コア18eは、センタピースに固定される固定面18kを備えている。
第1ギャップ面には、第3ギャップ面18jから固定面18kにかけて切り掛かれた凹部18lが形成されている。また、第2ギャップ面には、第3ギャップ面18jから固定面18kにかけて切り掛かれた凹部18mが形成されている。この凹部18l及び凹部18mが分割コア18eに形成されることによりティース18bが形成される。このティース18bには、以下に説明するコイル18dが形成される。さらに、ティース18bには、コイル18dとステータコア18a(分割コア18e)との間を絶縁する、インシュレータ18nが設けられている。
以上説明した、分割コア18eが環状に並べられて(本実施形態では18個の分割コアが用いられている)接合されることにより、ステータコア18aが形成される。これに伴い、ステータコア18aには、ステータコア18a周方向に沿って18個のティース18bが形成される。
コイル18dは、導電率の良い銅線等の巻線18cが上記環状のステータコア18aのティース18bに巻回される所謂トロイダル巻線の巻線方式が採られている。ステータコア18aの一つのティース18bに巻き線が巻回されることにより、一つのコイル18dが形成される。このように、ステータコア18aに形成されたすべてのティース18bに、巻線18cが巻回されることにより、18個のコイル18dが形成される。
また、すべてのコイル18dの巻線方向は同一であり、さらに巻き始めと巻き終わりの端末は一方側に配置されたている。また、本実施形態ではコイル18dの巻き始め側の端部が略L字状に屈曲されたコイル端末18oとされている。さらに、コイル端末18oと同様に、コイル18dの巻き終わり側の端部が略L字状に屈曲されたコイル端末18pとされている。
(結線部)
図3に示されるように、結線部20は、上述したコイル端末18o及びコイル端末18pと接合される接合端子20aとコイル間を結線するターミナル20bとが絶縁体を介して一体構成された電機子配線部材である。具体的には、図3に示されるように、先端がU字状に屈曲された接合端子20aが薄板状の形成された複数のターミナルに接合され、さらに、複数のターミナルが樹脂系の材料で覆われることにより、結線部20は構成されている。この結線部20の接合端子20aが所定のコイル端末18o,18pに係止されることにより、コイル18d間の結線がなされている。また、この結線部20は、上述したステータコア18aの内径未満の外径とされた略環状とされ、かつステータコア18aが支持されるセンタピース12と隣接して配置されている。
さらに、図4及び図5を用いて、複数のコイル18d間を結線する結線部20の結線状態について説明する。なお、説明を容易にするために、18個のコイル18dのうち、U相を構成するコイル18dをU1〜U6で表し、V相を構成するコイル18dをV1〜V6で表し、W相を構成するコイル18dをW1〜W6で表す。
図4に示されるように、本実施形態では、上述した18個のコイル18dが並列デルタ結線にて結線されている。各コイル18dは、ステータコア18aの周方向に沿って、U相、V相及びW相の順序で配列されるように結線されている。さらに詳しく説明すると、図5に示されるように、U相では、直列に結線されたコイルU1、U3、U5と直列に結線されたコイルU4,U2、U6とが、並列に結線されている。また、本実施形態では、コイル18dの巻き線方向が同一であるため、コイルU4,U2、U6の結線が反転される反転部Tを備えることにより、逆位相のコイルとされている。
さらに、U相と同様に、V相では、直列に結線されたコイルV1、V3、V5と直列に結線されたコイルV4,V2、V6とが、並列に結線されている。また、コイルV1,V3、V5の結線が反転される反転部Tを備えることにより、逆位相のコイルとされている。
さらに、U相及びV相と同様に、W相では、直列に結線されたコイルW5、W1、W3と直列に結線されたコイルW4,W2、W6とが、並列に結線されている。また、コイルW4,W2、W6の結線が反転される反転部Tを備えることにより、逆位相のコイルとされている。
以上説明したコイル18d間の結線となるように、結線部20の内部において、ターミナル20bが配索されている。本実施形態では、18個のコイル18dが並列デルタ結線にて結線されている場合において、ターミナルの積層数が最小である6層となるように構成されている。ここで、ターミナルの積層数が最小となる構成とは、図4の巻線仕様図における、ターミナルの層の数が、最小となるように各コイル18d間を結線した場合の、結線部の構成のことを言う。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
上記のブラシレスモータを製造する工程には、ステータコア18aのティース18bに巻線18cを巻回して、コイル18dを形成する工程がある。ここで、本実施形態では、正位相のコイルと逆位相のコイルとを作り分けずに、同一の巻き線方向のコイル18dが用いられている。そのため、正位相のコイルと逆位相のコイルとを作り分ける場合のように、巻線の巻線方向を変更する必要がない。従って、ステータコアのティース部に巻線を巻回す際の巻線の巻回し作業を簡素化することができる。
さらに、本実施形態では、コイル18d間を結線するターミナル20bと接合端子20aとが絶縁体を介して一体構成された結線部(所謂電機子配線部材)が用いられている。そのため、コイル18d間の結線作業を容易に行うことができる。その結果、コイル18dのコイル端末18o,18pから延在する巻線18cを配索することによりコイル18d間の結線作業を行う場合と比べ、ブラシレスモータの組み立て工数を削減することができる。
さらに、本実施形態では、18個のコイル18dが並列デルタ結線にて結線されている場合において、結線部20におけるターミナル20bの積層数が最小である6層となるように構成されている。そのため、結線部自体の厚さが増すことを抑制することが可能となり、その結果コンパクトな結線部を得ることができる。また、本実施形態では、ターミナルが薄板状に構成されているため、結線部自体の厚さが増すことがより抑制されている。
さらに、本実施形態では、結線部20がステータコア18aの内径未満の外径とされた略環状とされ、かつステータコア18aが支持されるセンタピース12と隣接して配置されている。換言すると、結線部20がステータコア18aの磁束の変化による影響を受けにくい部分に配置されている。従って、ブラシレスモータ10の駆動を安定させることができる。
<第2実施形態>
次に、図6及び図7を用いて、本発明の第2実施形態に係るブラシレスモータについて説明する。なお、第1実施形態と同一の部材については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4及び図5に示されるように、本実施形態のブラシレスモータは、第1実施形態のブラシレスモータ10において、18個のコイル18dが並列スター結線にて結線されている点に特徴がある。
これら18個のコイル18dの結線の構成を説明すると、図5に示されるように、U相では、直列に結線されたコイルU1、U2、U3と直列に結線されたコイルU4,U5、U6とが、並列に結線されている。また、本実施形態では、コイル18dの巻き線方向が同一であるため、コイルU2,U4、U6の結線が反転される反転部Tを備えることにより、逆位相のコイルとされている。
さらに、U相と同様に、V相では、直列に結線されたコイルV1、V2、V3と直列に結線されたコイルV4,V5、V6とが、並列に結線されている。また、コイルV1,V3、V5の結線が反転される反転部Tを備えることにより、逆位相のコイルとされている。
さらに、U相及びV相と同様に、W相では、直列に結線されたコイルW1、W2、W3と直列に結線されたコイルW4,W5、W6とが、並列に結線されている。また、コイルW2,W4、W6の結線が反転される反転部Tを備えることにより、逆位相のコイルとされている。
以上説明したコイル18d間の結線となるように、結線部20の内部において、ターミナル20bが配索されている。本実施形態では、18個のコイル18dが並列スター結線にて結線されている場合において、ターミナルの積層数が最小である4層となるように構成されている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
本実施形態では、18個のコイル18dが並列スター結線にて結線されているため、上記第1実施形態のブラシレスモータの効果に加え、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、18個のコイル18dが並列スター結線にて結線されている場合において、結線部20におけるターミナル20bの積層数が最小である4層となるように構成されている。そのため、コイル18d間を結線する電気回路がデルタ結線の場合と比較して、ターミナルの積層数をさらに減らすことが可能となる(本実施形態では、並列デルタ結線の場合と比較して、ターミナルの層を2層減らすことが可能となった)。そのため、結線部20自体の厚さが増すことをより一層抑制することが可能となり、その結果、よりコンパクトな結線部20を得ることができる。
なお、本実施形態ではコイル18d間の結線を並列デルタ結線とした例について説明したが、図8及び図9に示されるように、各相のコイル18dが直列に結線されたスター結線としても良い。この場合であっても、本実施形態と同様に、ターミナル20bの積層数を4層とすることができる。その結果、結線部20自体の厚さが増すことをより一層抑制することが可能となり、よりコンパクトな結線部20を得ることができる。
<第3実施形態>
次に、図10を用いて、本発明の第3実施形態に係るブラシレスモータについて説明する。なお、第1実施形態と同一の部材については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図10に示されるように、本実施形態のブラシレスモータ30は、結線部32がセンタピース12と一体で構成されている点に特徴がある。具体的には、センタピース12のボス部12aの外周を囲うように、環状に形成された結線部32がボス部12a及び円盤部12eと一体で成型されている。さらに詳述すると、センタピース12及び結線部32は樹脂系の材料で成型されると共に、結線部32においてターミナル20bが鋳込まれており、結線部32からはコイル端末18o,18pに係合される接合端子20aの先端が突出している構成である。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
本実施形態では、結線部32がセンタピース12と一体で構成されているため、上記第1実施形態のブラシレスモータ10の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
ブラシレスモータを組み立てる工程において、コイル18d間を結線する工程(例えば、第1実施形態ではステータ18に結線部20を取り付ける)、及びこのステータ18と結線部20をセンタピース12に固定する工程を伴うことが考えられる。
しかしながら、本実施形態では、結線部32がセンタピース12と一体で成型されているため、コイル18c間の配線作業とステータ18をセンタピース12に固定する作業とを略同時に行うことができる。即ち、ブラシレスモータの組み立て工数を削減することができる。
以上、第1実施形態〜第3実施形態では、接合端子20aとコイル18d間を結線するターミナル20bとが絶縁体を介して一体構成された電機子配線部材を用いて、コイル18d間の結線を行った例について説明してきたが、本発明はこれに限定されず、他の結線手法を用いても良い。例えば、図11に示されるように、コイル18dの端末から延在する巻線18cをはんだ付け又は溶接し、また配線カバー34に設けられた溝36を用いて巻線18cを配索することにより、コイル間の結線を行っても良い。このように、結線方法は、ブラシレスモータの組み立てや材料の歩留まり等を考慮して適宜設定すればよい。
また、第1実施形態〜第3実施形態では、結線部20をステータコア18aの内径以下として、センタピース12に隣接して配置した例について説明したが、図12に示されるように、結線部42の内径をステータコア18aの外径を超える内径とし、センタピース12におけるステータ支持部12fの外周に配置しても良い。
さらに、第1実施形態〜第3実施形態では、6極18スロットの三相ブラシレスモータについて説明してきたが、例えば、4極12スロットや3極9スロットとしてもよい。このように、極数及びスロット数はモータの出力や体格を考慮して適宜設定すればよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 ブラシレスモータ
12 センタピース
14 シャフト(出力軸)
16 ロータ
18 ステータ
18a ステータコア
18c 巻線
18d コイル
20 結線部
30 ブラシレスモータ
32 結線部
40 ブラシレスモータ
44 結線部
T 反転部

Claims (5)

  1. 出力軸を回転中心として回転するロータと、
    前記ロータの内側に配置された環状のステータコアの周方向に沿って導電性の巻線が巻回されるトロイダル巻線方式で巻回されると共に巻線方向が同一及び巻き初めと巻き終わりの端末が一方側に配置された複数のコイルがU相、V相、W相の順序で前記ステータコアの周方向に沿って配列されることにより構成されたステータと、
    前記ステータと隣接して配置され、前記コイルの前記端末を所定の間隔で結線すると共に逆位相のコイルを形成するための反転部を回路内部に備えかつ一体構造とされた結線部と、
    を備えたブラシレスモータ。
  2. 前記結線部は、コイル間を結線する電気回路がスター結線を成すように構成され、かつ巻線又はターミナルの積層数が最小となるように構成された請求項1記載のブラシレスモータ。
  3. 前記結線部は、コイル間を結線する電気回路がデルタ結線を成すように構成され、かつ巻線又はターミナルの積層数が最小となるように構成された請求項1記載のブラシレスモータ。
  4. 前記結線部は、前記ステータコアの内径未満の外径を有する環状とされ又は前記ステータコアの外径を超える内径を有する環状とされ、かつ前記ステータコアが支持されるセンタピースと隣接して配置された請求項1乃至請求項3いずれか1項に記載のブラシレスモータ。
  5. 前記結線部がセンタピースと一体で成型された請求項1乃至請求項4いずれか1項に記載のブラシレスモータ。
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