JP2013036436A - エンジンの暖機装置 - Google Patents

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正明 小柳
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Abstract

【解決手段】 クランクシャフト5のジャーナル部5Aはすべり軸受4によって回転自在に軸支されており、ベアリングキャップ3に加熱手段6が取り付けられている。エンジン1の暖機時においては、制御回路12から供給される電力によって加熱手段6が加熱されるので、すべり軸受4の摺動部分の潤滑油が速やかに昇温される。
また、排気系部品15(排気管)には熱電素子14が連結されており、暖機時においては、排気ガスの熱によって熱電素子14が発電して、その電力は制御回路12を介して加熱手段6へ供給される。
【効果】 暖機時に潤滑油を速やかに昇温させることができ、かつ、加熱手段6の消費電力を抑制することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明はエンジンの暖機装置に関し、より詳しくは、クランクシャフト用のすべり軸受を加熱することで潤滑油を速やかに昇温させるようにしたエンジンの暖機装置に関する。
従来、クランクシャフト用のすべり軸受を加熱手段によって加熱するようにしたエンジンの暖機装置が提案されている(例えば特許文献1、特許文献2)。
このような従来の装置においては、エンジンの暖機時に上記加熱手段によってクランクシャフト用のすべり軸受を直接加熱することにより、すべり軸受の摺動部分の潤滑油を速やかに昇温させることができる。
実開昭61−198508号公報 特開2010−127375号公報
上述した従来の装置においては、すべり軸受を加熱する加熱手段と、暖機時に加熱手段へ電力を供給して作動させる制御回路と、この制御回路に電力を供給する電源とを備えている。そして、このような従来の装置においては、加熱手段および制御回路が消費する電力をできるだけ抑制することが要望されている。そこで、特許文献2の装置においてはすべり軸受を外周面側から囲繞する断熱手段が配置されているが、この特許文献2においてもさらに電力消費量を抑制することが要望されていたものである。
上述した事情に鑑み、本発明は、シリンダーブロックの軸受部に連結されたベアリングキャップと、上記軸受部とベアリングキャップによって保持されたすべり軸受と、このすべり軸受によって回転自在に軸支されたクランクシャフトと、暖機時に上記すべり軸受を加熱させて潤滑油を昇温させる加熱手段と、暖機時に上記加熱手段に電力を供給して作動させる制御回路とを備えたエンジンの暖機装置において、
エンジンの作動時における熱の発生部分に、該熱の発生部分の熱によって発電する熱電素子を設けるとともに、この熱電素子を制御回路に電気的に接続して、暖機時においては上記熱電素子が発電した電力を上記制御回路を介して加熱手段に供給するように構成したものである。
上述した構成によれば、エンジンの暖機時においては、上記加熱手段によってすべり軸受が加熱されるので、該すべり軸受の摺動部分の潤滑油が速やかに昇温される。また、暖機時においては、上記熱電素子が発電して、その電力は制御回路を介して加熱手段へ供給される。
したがって、潤滑油を速やかに昇温させることができるとともに加熱手段の消費電力を抑制することができる。
本発明の一実施例を示すエンジンの要部の断面図。 図1の熱電素子の接続箇所となる排気系部品とその周辺部分を示す斜視図。 エンジンの暖機時における熱の発生箇所の昇温特性を示す図。 エンジン暖機時における冷却水路と熱電素子の接続箇所に関する他の実施例を示す模式図。 熱電素子の接続箇所に関する他の実施例を示す斜視図。
以下、図示実施例について本発明を説明すると、図1は自動車用のエンジン1の要部を示したものである。このエンジン1はシリンダーブロック2を備えており、このシリンダーブロック2の軸受部2Aにベアリングキャップ3が連結されている。この軸受部2Aとベアリングキャップ3とによって円筒状のすべり軸受4が保持されており、このすべり軸受4によってクランクシャフト5のジャーナル部5Aが回転自在に軸支されている。
上記シリンダーブロック2の軸受部2Aには、図示しないオイルパン内の潤滑油をすべり軸受4の内周面およびクランクシャフト5のジャーナル部5Aへ供給するための油供給通路2Bが形成されている。また、上記すべり軸受4には、上記シリンダーブロック2の油供給通路2Bと連通させて放射方向の貫通孔4Aが形成されている。
そして、エンジン1が始動されると、図示しないオイルポンプによりオイルパン内の潤滑油が上記油供給通路2Bへ給送され、さらにすべり軸受4の貫通孔4Aを経由してすべり軸受4の内周面とクランクシャフト5のジャーナル部5Aに供給されるようになっている。このようにして、エンジン1の作動時においては、摺動部分となるすべり軸受4の内周面とクランクシャフト5のジャーナル部5Aに供給されるようになっている。
本実施例においては、すべり軸受4の内周面とクランクシャフト5のジャーナル部5Aに潤滑油が供給される際に、潤滑油を加熱するための加熱手段6を設けてあり、また、すべり軸受4の熱が外方へ拡散するのを防止するために断熱手段7を設けている。加熱手段6は熱電素子やPTCヒーター等からなり、上記すべり軸受4の外周面を囲繞して配置されている。この加熱手段6は、電力が供給されると熱を発生させるようになっている。他方、断熱手段7は、上記加熱手段6の外周面を囲繞して配置されており、すべり軸受4および加熱手段6の熱が外方へ拡散するのを防止する機能を備えている。
さらに、上記加熱手段6に電力を供給して作動させる制御回路12を設けてあり、制御回路12は加熱手段6に電気的に接続されている。制御回路12は電源としてのバッテリー13に電気的に接続されており、このバッテリー13から制御回路12へ電力が供給されるようになっている。
そして、制御回路12はエンジン1の始動後の暖機時において、加熱手段6に対して所要の電力を供給するようになっている。それにより、熱電素子である加熱手段6が発熱してすべり軸受4を加熱するようになっている。そのため、前述したように、エンジン1の暖機時にすべり軸受4の内周面とジャーナル部5Aに供給される潤滑油は加熱手段6によって速やかに昇温されるようになっている。
この暖機時においては、すべり軸受4および加熱手段6の熱は断熱手段7によって外方へ拡散するのが防止されるようになっている。
しかして、本実施例は上述した構成を前提として、暖機時に上記制御回路12を介して加熱手段6へ電力を供給する熱電素子14を追加したことが特徴である。すなわち、この熱電素子14は、加熱されると発電する性質を備えている。そして、図2に示すように、この熱電素子14は、排気ガスを排出するための排気系部品15の所要位置(排気管)に接続されており、かつ、この熱電素子14は導線を介して上記制御回路12に電気的に接続されている。これにより、熱電素子14が発電した際には、その電力は制御回路12を介して上記加熱手段6へ供給されるようになっている。
以上の構成において、エンジン1始動後の暖機時においては、上記制御回路12から加熱手段6に電力が供給されることで該加熱手段6が発熱してすべり軸受4が加熱される。そのため、前述したように、すべり軸受4の内周面とクランクシャフト5のジャーナル部5Aへ供給される潤滑油は速やかに昇温される。
また、このエンジン1の暖機時においては、排気ガスによって排気系部品15全体が加熱されて、その温度が上昇する。そのため、加熱された熱電素子14が発電して、発電された電力は制御回路12を介して加熱手段6へ供給される。このように、熱電素子14から制御回路12を介して加熱手段6へ電力が供給されることで、バッテリー13から加熱手段6へ供給する消費電力が抑制されることになる。
以上のように、本実施例によれば、エンジン1の暖機時においては、上記加熱手段6によってすべり軸受4が直接加熱されるので、すべり軸受4の内周面およびクランクシャフト5のジャーナル部5Aへ昇温させた潤滑油を速やかに供給することができる。また、このエンジン1の暖機時においては、熱電素子14によって発電された電力が制御回路12を介して加熱手段6に供給されることで、熱電素子14がない特許文献1の装置と比較すると加熱手段6の消費電力を抑制することができる。
ここで、図3はエンジン1を始動してから暖機時におけるエンジン1の熱の発生箇所における昇温特性を示している。この図3に示すように、潤滑油油温(オイルパン内の潤滑油の温度)やエンジン1の出口の冷却水温と比較すると排気温(排気系部品の温度)が最も高温となる。そのため、前述したように、本実施例においては、排気系部品15の排気管に上記熱電素子14を接続している。なお、熱電素子14は、排気管以外の排気系部品15のいずれの位置に接続しても良い。
上述した第1実施例においては熱電素子14を排気系部品15に接続しているが、図4に示すように熱電素子14を排気系部品15以外の熱の発生箇所に接続しても良い。つまり、熱電素子14をエンジン1のシリンダーブロック2に接続しても良いし、或いは熱電素子14をシリンダーヘッド17に接続しても良い。さらには、熱電素子14をエンジン1の出口側の冷却管21に接続しても良い。 この図4において、熱電素子14を設けた冷却管21は、ラジエータ16とエンジン1とを接続する通常の冷却管22とは別個に設けられている。そして、暖機時においては、温度調節用のサーモスタット23によりエンジン1から冷却管22を介してのラジエータ16への冷却水の流通は阻止される一方、エンジン1の出口側からの冷却水は冷却管21を流通して再度エンジン1に戻るようになっている。なお、冷却管21の途中には熱交換器としてのヒーターコア24が設けられており、内部を流通する冷却水の温度を下げるようになっている。
図3について前述したように、エンジン1の暖機時には排気温(排気系部品15)が最も高温となり、また、シリンダーブロック2やシリンダーヘッド17も高温となるので、それらの箇所に熱電素子14を接続することで上記第1実施例と同様の作用・効果を得ることができる。
図3に示したように、エンジン1の出口の冷却水温も高温となるので、この図4に示すようにエンジン1の出口の冷却管21に熱電素子14を接続した場合においても、上記第1実施例と同様の作用・効果を得ることができる。
さらに、図5は本発明の他の実施例を示したものである。この実施例は、排気系部品15(排気管)に熱電素子14の高温側の箇所を接続するとともに、熱電素子14における低温側の箇所を冷却管21に接触させている。この冷却管21内には、図示しないラジエータの冷却水が流通するようになっている。上記図3に示したように、排気温と比べると冷却水温は低くなるので、この図5の実施例においては、熱電素子14における高温側の箇所と低温側の箇所の温度差が大きいので、熱電素子14の発電量を増大させることができる。
なお、上述した各実施例においては、熱電素子14が発電した電力を制御回路12を介して加熱手段6に供給するようにしているが、熱電素子14が発電した電力を加熱手段6とバッテリー13の両方に供給するようにしても良い。
1‥エンジン 2‥シリンダーブロック
3‥ベアリングキャップ 4‥すべり軸受
5‥クランクシャフト 11‥加熱手段
12‥制御回路 14‥熱電素子
15‥排気系部品(熱の発生部分)

Claims (4)

  1. シリンダーブロックの軸受部に連結されたベアリングキャップと、上記軸受部とベアリングキャップによって保持されたすべり軸受と、このすべり軸受によって回転自在に軸支されたクランクシャフトと、暖機時に上記すべり軸受を加熱させて潤滑油を昇温させる加熱手段と、暖機時に上記加熱手段に電力を供給して作動させる制御回路とを備えたエンジンの暖機装置において、
    エンジンの作動時における熱の発生部分に、該熱の発生部分の熱によって発電する熱電素子を設けるとともに、この熱電素子を制御回路に電気的に接続して、暖機時においては上記熱電素子が発電した電力を上記制御回路を介して加熱手段に供給するように構成したことを特徴とするエンジンの暖機装置。
  2. 上記熱電素子が接続される熱の発生部分は、排気系部品、シリンダーブロック、および冷却水路の全てまたはいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの暖機装置。
  3. 上記熱電素子における高温側を上記排気系部品に接続し、上記熱電素子における低温側を上記ラジエータの冷却水用の冷却管に接続して、上記熱電素子が発電する際の発電量を増大させたことを特徴とする請求項2に記載のエンジンの暖機装置。
  4. 上記制御回路は電源であるバッテリーから電力を供給されるようになっており、上記暖機時に熱電素子が発電した電力は、上記加熱手段およびバッテリーに供給されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のエンジンの暖機装置。
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US20160367529A1 (en) * 2014-03-07 2016-12-22 Ajinomoto Co., Inc. Debility preventative

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