JP2013027059A

JP2013027059A - 屋外形スイッチギヤ

Info

Publication number: JP2013027059A
Application number: JP2011156152A
Authority: JP
Inventors: Kohei Nishida; 幸平西田; Yuichi Sakurada; 雄一櫻田
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 2011-07-14
Filing date: 2011-07-14
Publication date: 2013-02-04

Abstract

【課題】箱体内の換気を、限られた電力で効率よく実施する屋外形スイッチギヤを提供する。
【解決手段】収納機器を収納する箱体１と、箱体１を載置固定する架台２と、箱体１の天井面に設けられた屋根３と、屋根３に設けられたソーラーパネル９と、ソーラーパネル９に接続された蓄電池１０と、蓄電池１０に接続された温度上昇を改善する換気扇７のような環境改善部材とを備えた屋外形スイッチギヤであって、架台２に外気を取入れる吸気口４を設け、屋根３に箱体１内の空気を排気する排気口８を設け、環境改善部材を所定条件下で動作させることを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本発明の実施形態は、ソーラーパネルを設置し、その電力を利用する屋外形スイッチギヤに関する。

従来、箱体の天井部にソーラーパネルを設置し、発電した電力で換気扇などを動作させ、盤内の換気を行うものが知られている（例えば、特許文献１参照。）。

しかしながら、盤内の換気においては、吸気口と排気口の位置関係を定めておかないと、効率的な換気を行うことができない。一般的には、天井部の温度上昇が大きく、床部から天井部に向かって排気することが最もよいのにも係わらず、収納機器の配置状況から、必ずしも、そのような構成とはなっていないのが現状である。特に、ソーラーパネルを利用するものでは、限られた電力であるので、換気の効率を向上させることが望まれていた。

特開２００７−３００６９５号公報

本発明が解決しようとする課題は、ソーラーパネルでの発電量が限られたものとなるので、効率よく盤内の換気を行うことのできる屋外形スイッチギヤを提供することにある。

上記課題を解決するために、実施形態の屋外形スイッチギヤは、収納機器を収納する箱体と、前記箱体を載置固定する架台と、前記箱体の天井面に設けられた屋根と、前記屋根に設けられたソーラーパネルと、前記ソーラーパネルに接続された蓄電池と、前記蓄電池に接続された環境改善部材とを備えた屋外形スイッチギヤであって、前記架台に外気を取入れる吸気口を設け、前記屋根に前記箱体内の空気を排気する排気口を設け、前記環境改善部材を所定条件下で動作させることを特徴とする。

本発明の実施例１に係る屋外形スイッチギヤの構成を示す側面図。本発明の実施例２に係る屋外形スイッチギヤの構成を示す側面図。本発明の実施例３に係る屋外形スイッチギヤの構成を示す側面図。

以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。

先ず、本発明の実施例１に係る屋外形スイッチギヤを図１を参照して説明する。図１は、本発明の実施例１に係る屋外形スイッチギヤの構成を示す側面図である。

図１に示すように、収納機器を収納した箱体１は床部が架台２に載置固定され、天井部には雨水の浸入を防ぐ傾斜を持った長方形状の屋根３が設けられている。架台２の正面側の側面には、塵埃除去フィルターなどを装着した外気を取入れる吸気口４が設けられている。架台２と箱体１が接する部分には、収納機器に塞がれないように床面開口部５が設けられている。

屋根３と箱体１が接する部分には、収納機器に塞がれないように天井面開口部６が設けられ、屋根３内に、箱体１内の空気を吸引する換気扇７が取付けられている。屋根３の正面側の側面には、雨水浸入防止フィルターなどを装着した排気口８が設けられている。

屋根３の天井外部には、ソーラーパネル９が設置されており、その出力が蓄電池１０に接続されている。蓄電池１０の出力は、所定の温度で動作する温度スイッチ１１を介して換気扇７に接続されている。温度スイッチ１１は、例えば、温度６０℃以上でＯＮし、温度６０℃未満でＯＦＦするようになっている。動作する温度は、盤の型や使用材質などによって決まる。なお、１２は、正面扉である。

これにより、箱体１内の温度が所定値以上になると、温度スイッチ１１を介し、換気扇７が動作する。換気扇７の動作により、図示矢印で示しているように、空気は、最も温度が低い架台２の吸気口４から吸気され、箱体１内で暖められた後、最も温度上昇する天井面開口部６を経由して排気口８から排気される。このため、箱体１内の冷却を効率よく行うことができる。換気時間は、最も温度上昇をする昼間の１０時間程度とし、換気扇７が連続動作するように蓄電池１０の容量が決められている。なお、ソーラーパネル９は、日照時に１００Ｗ／ｍ^２程度の発電量を持つようなものである。

上記実施例１の屋外形スイッチギヤによれば、架台２に吸気口４を設けて吸気し、屋根３に排気口８を設けて排気するようにしているので、箱体１内の冷却を効率よく行うことができる。また、効率を向上させることから、少ない電力量で換気することができ、蓄電池１０の容量を抑制することができる。

上記実施例１では、温度上昇について説明したが、湿度上昇を抑えるためには、スペースヒータや除湿機を床面に設け、例えば、塩化ナトリウムが潮解する７５％ＲＨでＯＮ−ＯＦＦする湿度スイッチで動作させるものとする。スペースヒータなどは、吸気口４や床面開口部５に置くことで、除湿の効率を向上させることができる。

ここで、スペースヒータや除湿機は、湿度を改善し、また、換気扇７は、温度を改善するものであるので、これらをまとめて環境改善部材と定義する。

次に、本発明の実施例２に係る屋外形スイッチギヤを図２を参照して説明する。図２は、本発明の実施例２に係る屋外形スイッチギヤの構成を示す側面図である。なお、この実施例２が実施例１と異なる点は、屋根の形状である。図２において、実施例１と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。

図２に示すように、屋根１３の形状を突出した四角錐とし、４つの面に、それぞれソーラーパネル９を設けている。

上記実施例２の屋外形スイッチギヤによれば、実施例１による効果のほかに、ソーラーパネル９の面積を増加させることができ、発電量を増加させることができる。

次に、本発明の実施例３に係る屋外形スイッチギヤを図３を参照して説明する。図３は、本発明の実施例３に係る屋外形スイッチギヤの構成を示す側面図である。なお、この実施例３が実施例１と異なる点は、屋根の形状である。図３において、実施例１と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。

図３に示すように、屋根１４の形状を断面台形としている。断面台形のそれぞれの面には、ソーラーパネル９を設けている。天井面は、雨水が流れるように傾斜を持たせている。

上記実施例３の屋外形スイッチギヤによれば、実施例１による効果のほかに、ソーラーパネル９の発電量を増加させることができる。

以上述べたような実施形態によれば、箱体内の換気効率が向上し、少ない電力量で換気を行うことができる。

本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

１箱体
２架台
３、１３、１４屋根
４吸気口
５床面開口部
６天井面開口部
７換気扇
８排気口
９ソーラーパネル
１０蓄電池
１１温度スイッチ
１２正面扉

Claims

収納機器を収納する箱体と、
前記箱体を載置固定する架台と、
前記箱体の天井面に設けられた屋根と、
前記屋根に設けられたソーラーパネルと、
前記ソーラーパネルに接続された蓄電池と、
前記蓄電池に接続された環境改善部材とを備えた屋外形スイッチギヤであって、
前記架台に外気を取入れる吸気口を設け、
前記屋根に前記箱体内の空気を排気する排気口を設け、
前記環境改善部材を所定条件下で動作させることを特徴とする屋外形スイッチギヤ。
前記環境改善部材は、温度上昇を改善する換気扇であり、前記屋根内に設けることを特徴とする請求項１に記載の屋外形スイッチギヤ。
前記環境改善部材は、湿度上昇を改善するスペースヒータであり、前記吸気口に設けることを特徴とする請求項１に記載の屋外形スイッチギヤ。
前記屋根を四角錐とし、それぞれの表面に前記ソーラーパネルを設けたことを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれか１項に記載の屋外形スイッチギヤ。
前記屋根を断面台形とし、それぞれの表面に前記ソーラーパネルを設けたことを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれか１項に記載の屋外形スイッチギヤ。