JP2013020288A - 走行不安定路面予測装置 - Google Patents

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崇 宇恵
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Abstract

【課題】凍結路面を含む走行が不安定になる路面を高い精度で予測し、運転を支援する走行不安定路面予測装置を提供する。
【解決手段】目的地までの案内経路が設定されているか否かに応じて、前記案内経路上あるいは自車両の現在位置を中心とする一定距離以内のエリアの積雪情報、気象情報をネットワークを介して取得し、前記積雪情報、気象情報が路面の凍結の発生を示していると、データベース化された日陰路面分布情報、橋梁路面位置情報から前記案内経路上あるいは自車両の現在位置を中心とする一定距離以内のエリアの日陰路面あるいは橋梁路面を判定し、前記判定した日陰路面あるいは橋梁路面に自車両の現在位置が一定距離接近すると、前記案内経路上あるいは自車両の現在位置を中心とする一定距離以内のエリアの日陰路面あるいは橋梁路面の迂回ルートの指示入力を促す画面を出力し、運転支援を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、凍結した路面を予測する走行不安定路面予測装置に関する。
従来、観光地などを車で訪れる場合、特に初めて訪れる観光地である場合にはナビゲーション装置に目的地を設定し、ナビゲーション装置が行う経路案内に従うことになる。この場合、冬季かつ目的までの経路が山間地である場合には積雪や路面凍結などの冬季特有の自然現象に対応する運転が求められる。ナビゲーション装置では、一般的にこのような
積雪や路面凍結などの冬季特有の自然現象に対応する安全運転を支援するような機能は備えられていない。従って、特に山間部などでは、南斜面の雪のない路面を通常の速度で走行している状況で、前方でカーブした先の路面がどのような路面であるかを前もって知ることが出来ないため、前方でカーブした先の路面が日陰になって残雪が路面を覆う凍結路面である場合には急な路面状況の変化に運転者は危険を感じることになる。
このような、積雪や路面凍結などの冬季特有の自然現象に対応して安全運転を支援するものとして、ネットワークを介してセンターと接続される車両がドライバーに情報提供を行う情報提供方法であって、前記車両は、取得した気象情報と車両情報にもとづき天候情報と日陰情報を前記センターに送信するステップと、前記車両から送信される前記天候情報と日陰情報を用い、前記センターで作成・更新される日陰情報マップにもとづく走行不良情報を、前記センターから前記車両が受信するステップと、前記車両は、前記受信した走行不良情報にもとづき、前記車両が走行不良地点にさしかかる前に警告を発するステップとからなる情報提供方法がある(特許文献1参照)。
特開2009−32181号公報
したがって、従来の走行不安定路面予測装置においては、車両から送信される天候情報と日陰情報を用い、センターで日陰情報マップの作成と更新を行い、前記日陰情報マップにもとづく走行不良情報を作成し、前記センターから車両へ送信するシステムが必要となるなど、広範囲なインフラの構築が必要となり、システムの規模が増大する課題があった。
また、車両から送信される天候情報と日陰情報を用いることから、前記天候情報と日陰情報が得られない場合には精度の高い走行不良情報を作成できないという課題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、広範囲なインフラの構築を不要とし、システムの規模増大を回避する一方、凍結路面を含む走行が不安定になる路面を高い精度で予測し、運転を支援できる走行不安定路面予測装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、自車両の現在位置を検出する現在位置検出部と、日照時間があらかじめ決められた一定時間を下回る日陰路面の日陰路面分布情報および橋梁上の路面である橋梁路面についての橋梁路面情報とを道路地図情報に関係付けて保存したデータベースと、前記現在位置検出部で検出された自車両の現在位置をもとに路面上の車両の走行を不安定にする要因となる走行不安定要因情報をネットワークを介して外部から取得する通信手段と、前記走行不安定要因情報をもとに、車両の走行を不安定にする路面状態の発生の有無を判定し、前記車両の走行を不安定にする路面状態の発生が有ると判定すると、前記データベースから前記自車両の現在位置に応じて読み出した日陰路面分布情報、橋梁路面情報に基づいて前記自車両の現在位置に対応する日陰路面、橋梁路面を特定する走行不安定路面判定手段と、前記特定された日陰路面あるいは橋梁路面を迂回する迂回ルートの指示入力を促す画面を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、自車両の現在位置を現在位置検出部により検出し、日照時間があらかじめ決められた一定時間を下回る日陰路面の日陰路面分布情報および橋梁上の路面である橋梁路面についての橋梁路面情報とを道路地図情報に関係付けてデータベースに保存し、前記現在位置検出部で検出された自車両の現在位置をもとに路面上の車両の走行を不安定にする要因となる走行不安定要因情報をネットワークを介して通信手段により外部から取得し、走行不安定路面判定手段は、前記走行不安定要因情報をもとに、車両の走行を不安定にする路面状態の発生の有無を判定し、前記車両の走行を不安定にする路面状態の発生が有ると判定すると、前記データベースから前記自車両の現在位置に応じた日陰路面分布情報、橋梁路面情報を読み出し、自車両の現在位置に対応する日陰路面、橋梁路面を特定し、特定した日陰路面あるいは橋梁路面を迂回する迂回ルートの指示入力を促す画面を出力手段により出力するように構成したので、広範囲なインフラの構築を不要とし、システムの規模増大を回避する一方、走行が不安定になる路面を高い精度で予測し、運転を支援できる走行不安定路面予測装置を提供できる効果がある。
請求項2記載の発明によれば、走行不安定要因情報は、積雪情報、気象情報を含み、車両の走行を不安定にする路面状態は路面の凍結を含み、走行不安定路面判定手段は、前記積雪情報、気象情報をもとに路面の凍結の発生の有無を判定し、前記路面の凍結の発生が有ると判定すると、前記データベースから前記自車両の現在位置に応じた日陰路面分布情報、橋梁路面情報を読み出すように構成したので、広範囲なインフラの構築を不要とし、システムの規模増大を回避する一方、凍結路面を含む走行が不安定になる路面を前記積雪情報、気象情報をもとに高い精度で予測し、運転を支援できる走行不安定路面予測装置を提供できる効果がある。
請求項3記載の発明によれば、走行不安定要因情報は、自車両の現在位置を中心とする一定距離以内のエリアの積雪情報、気象情報を含み、車両の走行を不安定にする路面状態は、前記エリアの路面の凍結を含み、走行不安定路面判定手段は、前記積雪情報、気象情報をもとに、前記路面の凍結の発生の有無を判定し、前記路面の凍結の発生が有ると判定すると、前記データベースから前記自車両の現在位置を中心とする一定距離以内のエリアの日陰路面分布情報、橋梁路面情報を読み出すように構成したので、広範囲なインフラの構築を不要とし、システムの規模増大を回避する一方、前記自車両の現在位置を中心とする一定距離以内のエリアの凍結路面を含む走行が不安定になる路面を前記積雪情報、気象情報をもとに高い精度で予測し、運転を支援できる走行不安定路面予測装置を提供できる効果がある。
請求項4記載の発明によれば、目的地を目的地設定部により設定し、現在位置検出部で検出された現在位置から前記目的地設定部で設定された目的地までの案内経路を経路検索部により検索し、通信手段により前記案内経路上の積雪情報、気象情報をネットワークを介して外部から取得し、走行不安定要因情報は、案内経路上の積雪情報、気象情報を含み、車両の走行を不安定にする路面状態は、案内経路上の路面の凍結を含み、前記通信手段により取得した前記案内経路上の積雪情報、気象情報をもとに走行不安定路面判定手段が前記案内経路上の路面の凍結を判定し、前記案内経路上の路面の凍結の発生が有ると判定すると、前記データベースの日陰路面分布情報、橋梁路面情報から前記案内経路上の日陰路面あるいは橋梁路面を読み出すように構成したので、広範囲なインフラの構築を不要とし、システムの規模増大を回避する一方、前記案内経路上の凍結路面を含む走行が不安定になる路面を前記積雪情報、気象情報をもとに高い精度で予測し、運転を支援できる走行不安定路面予測装置を提供できる効果がある。
請求項5記載の発明によれば、積雪情報、気象情報は、過去一定期間内の積雪情報、気象情報を含むように構成したので、広範囲なインフラの構築を不要とし、システムの規模増大を回避する一方、凍結路面を含む走行が不安定になる路面を過去一定期間内の積雪情報、気象情報をもとに高い精度で予測し、運転を支援できる走行不安定路面予測装置を提供できる効果がある。
請求項6記載の発明によれば、出力手段は、現在位置検出部で検出された自車両の現在位置が、走行不安定路面判定手段により読み出された日陰路面あるいは橋梁路面に一定距離接近すると前記日陰路面あるいは橋梁路面を迂回する迂回ルートの指示入力を促す画面を出力するように構成したので、システムの規模増大を回避する一方、走行が不安定になる路面を高い精度で予測し、自車両の現在位置が、走行不安定路面判定手段により読み出された日陰路面あるいは橋梁路面に一定距離接近すると前記日陰路面あるいは橋梁路面を迂回する迂回ルートの指示入力を促す画面を出力する運転支援が可能になる走行不安定路面予測装置を提供できる効果がある。
本発明の実施の形態である走行不安定路面予測装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の走行不安定路面予測装置の動作を示す説明図である。 本発明の実施の形態の走行不安定路面予測装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の走行不安定路面予測装置の日陰路面分布情報および橋梁路面情報を収納したデータベースを示す説明図である。 本発明の実施の形態の走行不安定路面予測装置の路面凍結・雪残存判定部の動作を示す説明図である。 本発明の実施の形態の走行不安定路面予測装置の積雪情報、気象情報を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態である走行不安定路面予測装置の構成を示すブロック図である。
この実施の形態の走行不安定路面予測装置は、ナビゲーション装置が有している各種機能に凍結路面を予測する凍結路面予測機能を付加することで実現される。この走行不安定路面予測装置は、GPS受信部1、現在位置検出部2、目的地設定部3、経路検索部4、路面凍結・雪残存判定部5、表示制御部6、入力部7、出力部8、データベース9および通信手段11を備えている。
GPS受信部1は、GPS衛星から送られてくる電波に乗せられている時刻情報を受信する。
現在位置検出部2は、GPS受信部1が受信した時刻情報をもとに、前記時刻情報を受信した位置の緯度、経度、高さを計算して検出することで自車両の現在位置情報を取得する。
目的地設定部3は、過去に登録した登録地、地図情報、あるいは電話番号、住所、名称などにより目的地を設定する。
経路検索部4は、現在位置から目的地までの案内経路を、データベース9から読み出した道路地図情報をもとに検索し、さらに前記現在位置から前記目的地までの前記案内経路上の距離を算出する。
路面凍結・雪残存判定部5は、案内経路が設定されている場合には、案内経路上の路面が、日照時間が予め決められている時間を下回る、凍結路面となる可能の大きい日陰路面あるいは冬季、外気温によっては確実に凍結路面となる河の上に設けられている橋の上の路面(以下、橋梁路面という)であるか否かを、案内経路上の例えば過去3日間の積雪情報と、案内経路上で過去3日間に降雪があった場合に降雪日から現在までの外気温とその変化、あるいは平均気温についての気象情報と、データベース9に記憶されている日陰路面分布情報とをもとに判定する。案内経路上の積雪情報と降雪日から現在までの外気温とその変化、平均気温についての気象情報は、通信手段を介して例えば外部サーバから取り込むか、あるいは乗員が後述する入力部7によるキー操作により取り込む。
また、案内経路が設定されていない場合には、現在位置からあらかじめ設定された一定の距離範囲、例えば10Kmの範囲内の路面が、日照時間が予め決められている時間を下回る、凍結路面となる可能の大きい日陰路面あるいは冬季、外気温によっては確実に凍結路面となる橋梁路面に該当するか否かを、前記10Kmの範囲内の例えば過去3日間の積雪情報と、過去3日間に降雪があった場合に降雪日から現在までの外気温とその変化、あるいは平均気温についての気象情報と、データベース9に記憶されている日陰路面分布情報とをもとに判定する。前記10Kmの範囲内の積雪情報と降雪日から現在までの外気温とその変化、平均気温についての気象情報は、通信手段を介して例えば外部サーバから取り込むか、あるいは乗員が後述する入力部7によるキー操作により取り込む。
なお、路面凍結・雪残存判定部5は走行不安定路面判定手段に対応し、自車両の現在位置をもとに路面上の車両の走行を不安定にする要因となる積雪情報、降雪日から現在までの外気温とその変化、平均気温についての気象情報を含む走行不安定要因情報をネットワークを介して通信手段11により前記外部サーバから取得し、前記走行不安定要因情報をもとに、路面の凍結を含む車両の走行を不安定にする路面状態の発生の有無を判定し、前記車両の走行を不安定にする路面状態の発生が有ると判定すると、データベース9から前記自車両の現在位置に応じた日陰路面分布情報、橋梁路面情報を読み出し、読み出した日陰路面分布情報、橋梁路面情報に基づいて自車両の現在位置に対応する日陰路面、橋梁路面を特定する。
表示制御部6は、入力部7による各種入力データの取り込み、出力部8による各種操作画面のディスプレイへの表示出力、道路地図、現在位置、目的地、案内経路、迂回経路などのディスプレイへの表示出力を制御する。
入力部7はタッチパネル装置を備え、前記気象情報と、目的地、優先道路および経由地などのナビゲーション装置への各種入力データの取り込みを行うことが可能になっている。
出力部8は、ナビゲーション装置を操作するための各種操作画面をディスプレイへ出力し、また、現在位置、目的地、案内経路、迂回経路などを道路地図とともにディスプレイへ表示出力する。
データベース9は、ハードディスクあるいはDVDなどの記録メディアにより構成され、日陰路面分布情報を含む全国の道路地図およびその距離情報を道路地図情報として保存しており、必要に応じて読み出される。
通信手段11は、インターネットなどのネットワークを経由して気象情報を管理する外部サーバへ接続し、案内経路上の気象情報を取得する機能を備えている。
図4は、この実施の形態のデータベース9の日陰路面分布情報を含む道路地図情報を示す説明図である。
データベース9には、図4に示すように路面が道路地図上のどの道路の路面か、例えば国道20号線の路面であれば“国道20号”の道路を特定する道路識別情報と、道路識別情報が示す道路上における日陰路面(日照時間があらかじめ決められた一定時間を下回る路面)の位置を緯度X、経度Yで示す上り車線および下り車線の冬季における日陰路面分布情報と、道路識別情報が示す道路における橋を特定する橋梁識別情報と、その橋梁上の路面位置を緯度X、経度Yで示す橋梁路面位置情報とが関係付けられて保存されている。このように日陰路面分布情報については冬季、日照時間が一定時間を下回る路面としてあらかじめデータベース化されている。
図2は、この実施の形態の走行不安定路面予測装置の動作の具体例を示す説明図である。
図3は、この実施の形態の走行不安定路面予測装置の動作を示すフローチャートである。
図5は、この形態の走行不安定路面予測装置の路面凍結・雪残存判定部の動作を示す説明図である。
図6は、この実施の形態の走行不安定路面予測装置の積雪情報、気象情報を示す説明図である。
以下、図3に示すフローチャートに従って、この実施の形態の走行不安定路面予測装置の動作について説明する。
この実施の形態の走行不安定路面予測装置を搭載した自車両は、図2に示すような状況を走行している。
先ず、ナビゲーション装置は、目的地までの経路案内が設定済みであるか否か判定する(ステップS1)。このとき目的地までの経路案内が設定済みであると、ナビゲーション装置は通信手段11によりネットワークを経由して気象情報を管理する外部サーバへ接続し、案内経路上の気象情報を取得する(ステップS2)。
この気象情報は、例えば案内経路が神奈川県相模原から山梨県大月市を経由して山梨県甲府市までに至る国道20号線上の経路とすると、神奈川県相模原市、山梨県大月市、山梨県甲府市の一定期間内の例えば過去3日間に降雪があったか、降雪があったのであれば何センチの積雪であるかを示す積雪情報である。また、現在位置が神奈川県相模原市緑区相模湖付近であれば現在位置を含む案内経路上、神奈川県相模原市、山梨県大月市、山梨県甲府市の過去3日間の積雪情報である。
そして、取得した気象情報に基づいて過去3日間に積雪があったか否かを判定する(ステップS3)。
この結果、取得した気象情報に過去3日間の積雪情報がない場合には、案内経路上で雪は降っていないと判定し、リターンからこのフローチャートを抜ける。一方、取得した気象情報に過去3日間の積雪情報があれば、図6に示すように例えば山梨県大月市、10センチという積雪情報が得られた案内経路上の山梨県大月市の外気温とその変化、あるいは平均気温についての気象情報をさらに前記外部サーバから取得する(ステップS4)。
そして、前記取得した山梨県大月市の外気温とその変化、あるいは平均気温(5℃)について融雪に充分な気温であるか判定を行う。この判定は、融雪に充分な気温であるあらかじめ設定された融雪可能気温に前記外気温とその変化、あるいは平均気温が達しているか否かを判断することで行う(ステップS5)。
前記外気温とその変化、あるいは平均気温が前記融雪可能気温に達している場合には、外気温とその変化、あるいは平均気温が融雪に充分な気温であり路面上には雪はないと判断しリターンからこのフローチャートを抜ける。一方、外気温とその変化、あるいは平均気温が融雪可能気温に達していない場合、ステップS6へ進み、案内経路上の日陰路面分布情報、橋梁路面情報をデータベース9から読み出す(ステップS6)。
続いて、案内経路上の日陰路面あるいは橋梁路面のうちで自車両の現在位置に最も近い案内経路上の日陰路面あるいは橋梁路面を、自車両の現在位置の位置情報とデータベース9から読み出した案内経路上の日陰路面分布情報、橋梁路面情報から判定し(ステップS7、ステップS10)、さらに自車両の現在位置が前記判定した自車両の現在位置に最も近い案内経路上の日陰路面あるいは橋梁路面に一定の距離、接近したか否かを判定する(ステップS8)。言い換えると、自車両の現在位置に対応する日陰路面、橋梁路面を特定する。
図2に示す例では、自車両の現在位置が符号101、案内経路が符号106、案内経路106沿いの山が符号103、冬季の太陽の軌跡(黄道)が符号102、冬季の太陽の軌跡102と山103の形状、標高から明らかになる日陰が符号104で示されている。日陰104は日付けと時刻により変化するが、日陰路面の分布については図4に示すように冬季、日照時間が一定時間を下回る路面としてあらかじめデータベース化されている。
また、自車両の現在位置に最も近い案内経路上の日陰路面あるいは橋梁路面については、橋梁105の路面が自車両の現在位置101に最も近い橋梁路面として判定される。
この結果、自車両の現在位置が前記案内経路上の橋梁路面に一定の距離、接近すると、前記案内経路上の日陰路面あるいは橋梁路面を迂回する迂回ルートの指示入力を促す画面を表示制御部6を介して出力部8のディスプレイへ出力する(ステップS9)。この迂回ルートの指示入力を促す画面では、例えば図2に示す例では迂回ルート107が検索され、出力部8のディスプレイへ表示出力される。
ステップS1において、経路案内が設定されていないと判定された場合には、自車両の現在位置を中心にして一定距離、例えば10Km以内のエリア内の積雪情報を、通信手段11により外部サーバから取得する(ステップS11)。この気象情報は、例えば案内経路が神奈川県相模原から山梨県大月市を経由して山梨県甲府市までに至る国道20号線上の経路とすると、自車両の現在位置を中心とする一定距離10Km以内のエリアの案内経路上の一定期間内の例えば過去3日間に降雪があったか、降雪があったのであれば何センチの積雪であるかを示す積雪情報である。また、現在位置が神奈川県相模原市緑区相模湖付近であれば自車両の現在位置を中心とする一定距離10Km以内のエリアの過去3日間の積雪情報である。
そして、取得した気象情報に、過去3日間に積雪があったことを示す積雪情報があるかないかを判定する(ステップS12)。
この結果、取得した気象情報に過去3日間の積雪情報がない場合には、自車両の現在位置を中心とする一定距離10Km以内のエリアの案内経路上で雪は降っていないと判定し、リターンからこのフローチャートを抜ける。一方、取得した気象情報に過去3日間の積雪情報があれば、図6に示すように例えば山梨県大月市、10センチという積雪情報が得られた案内経路上の山梨県大月市の外気温とその変化、あるいは平均気温についての気象情報をさらに前記外部サーバから取得する(ステップS13)。
そして、前記取得した山梨県大月市の外気温とその変化、あるいは平均気温(5℃)について融雪に充分な気温であるか判定を行う。この判定は、融雪に充分な気温であるあらかじめ設定された融雪可能気温に前記外気温とその変化、あるいは平均気温が達しているか否かを判断することで行う(ステップS14)。
前記外気温とその変化、あるいは平均気温が前記融雪可能気温に達している場合には、外気温とその変化、あるいは平均気温が融雪に充分な気温であり路面上には雪はないと判断しリターンからこのフローチャートを抜ける。一方、外気温とその変化、あるいは平均気温が融雪可能気温に達していない場合、ステップS6へ進み、自車両の現在位置を中心とする一定距離10Km以内のエリアの案内経路上の日陰路面分布情報、橋梁路面情報をデータベース9から読み出す(ステップS15)。
続いて、自車両の現在位置を中心とする一定距離10Km以内のエリアの案内経路上の日陰路面あるいは橋梁路面のうちで自車両の現在位置に最も近い案内経路上の日陰路面あるいは橋梁路面を、自車両の現在位置の位置情報とデータベース9から読み出した案内経路上の日陰路面分布情報、橋梁路面位置情報から判定し(ステップS16、ステップS17)、さらに自車両の現在位置が前記判定した自車両の現在位置に最も近い案内経路上の日陰路面あるいは橋梁路面に一定の距離、接近したか否かを判定する(ステップS8)。
そして、自車両の現在位置が前記案内経路上の橋梁路面に一定の距離、接近すると、前記案内経路上の日陰路面あるいは橋梁路面を迂回する迂回ルートの指示入力を促す画面を表示制御部6を介して出力部8のディスプレイへ出力する(ステップS9)。この迂回ルートの指示入力を促す画面では、例えば図2に示す例では迂回ルート107が検索され、
出力部8のディスプレイへ表示出力される。
以上説明したように、この実施の形態によれば、目的地を設定し、目的地までの案内経路が設定された状態では、前記案内経路上の過去一定期間内の積雪情報、気象情報をネットワークを介して外部から取得し、取得した積雪情報、気象情報が路面の凍結を示していると、前記案内経路上のデータベース化された日陰路面分布情報、橋梁路面位置情報から凍結路面となる日陰路面あるいは橋梁路面を判定し、前記判定した日陰路面あるいは橋梁路面に自車両の現在位置が一定距離接近すると前記案内経路上の日陰路面あるいは橋梁路面を迂回する迂回ルートの指示入力を促す画面を出力し、凍結路面に対する運転支援を行う。
また、目的地までの案内経路が設定されていない状態では、自車両の現在位置を中心とする一定距離以内のエリアの過去一定期間内の積雪情報、気象情報をネットワークを介して外部から取得し、取得した積雪情報、気象情報が路面の凍結を示していると、自車両の現在位置を中心とする一定距離以内のエリアの日陰路面分布情報、橋梁路面位置情報から凍結路面となる日陰路面あるいは橋梁路面を判定し、前記判定した日陰路面あるいは橋梁路面に自車両の現在位置が一定距離接近すると前記日陰路面あるいは橋梁路面を迂回する迂回ルートの指示入力を促す画面を出力し、凍結路面に対する運転支援を行う走行不安定路面予測装置を提供できる効果がある。
1……GPS受信部、2……現在位置検出部、3……目的地設定部、4……経路検索部、5……凍結路面・雪残存判定部(走行不安定路面判定手段)、6……表示制御部、7……入力部、8……出力部、9……データベース、11……通信手段。

Claims (6)

  1. 自車両の現在位置を検出する現在位置検出部と、
    日照時間があらかじめ決められた一定時間を下回る日陰路面の日陰路面分布情報および橋梁上の路面である橋梁路面についての橋梁路面情報とを道路地図情報に関係付けて保存したデータベースと、
    前記現在位置検出部で検出された自車両の現在位置をもとに路面上の車両の走行を不安定にする要因となる走行不安定要因情報をネットワークを介して外部から取得する通信手段と、
    前記走行不安定要因情報をもとに、車両の走行を不安定にする路面状態の発生の有無を判定し、前記車両の走行を不安定にする路面状態の発生が有ると判定すると、前記データベースから前記自車両の現在位置に応じて読み出した日陰路面分布情報、橋梁路面情報に基づいて前記自車両の現在位置に対応する日陰路面、橋梁路面を特定する走行不安定路面判定手段と、
    前記特定された日陰路面あるいは橋梁路面を迂回する迂回ルートの指示入力を促す画面を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする走行不安定路面予測装置。
  2. 前記走行不安定要因情報は、積雪情報、気象情報を含み、
    前記車両の走行を不安定にする路面状態は路面の凍結を含み、
    前記走行不安定路面判定手段は、前記積雪情報、気象情報をもとに、路面の凍結の発生の有無を判定し、前記路面の凍結の発生が有ると判定すると、前記データベースから前記自車両の現在位置に応じた日陰路面分布情報、橋梁路面情報を読み出すことを特徴とする請求項1記載の走行不安定路面予測装置。
  3. 前記走行不安定要因情報は、自車両の現在位置を中心とする一定距離以内のエリアの積雪情報、気象情報を含み、
    前記車両の走行を不安定にする路面状態は、前記エリアの路面の凍結を含み、
    前記走行不安定路面判定手段は、前記積雪情報、気象情報をもとに、前記路面の凍結の発生の有無を判定し、前記路面の凍結の発生が有ると判定すると、前記データベースから前記エリアの日陰路面分布情報、橋梁路面情報を読み出すことを特徴とする請求項1記載の走行不安定路面予測装置。
  4. 目的地を設定する目的地設定部と、前記現在位置検出部で検出された現在位置から前記目的地設定部で設定された目的地までの案内経路を検索する経路検索部とを備え、
    前記通信手段は、前記案内経路上の積雪情報、気象情報をネットワークを介して外部から取得し、
    前記走行不安定要因情報は、前記案内経路上の積雪情報、気象情報を含み、
    前記車両の走行を不安定にする路面状態は、前記案内経路上の路面の凍結を含み、
    前記走行不安定路面判定手段は、前記案内経路上の積雪情報、気象情報をもとに前記案内経路上の路面の凍結を判定し、前記案内経路上の路面の凍結の発生が有ると判定すると、前記データベースから前記案内経路上の日陰路面分布情報、橋梁路面情報を読み出すことを特徴とする請求項1記載の走行不安定路面予測装置。
  5. 前記積雪情報、気象情報は、過去一定期間内の積雪情報、気象情報を含むことを特徴とする請求項1乃至4に何れか1項記載の走行不安定路面予測装置。
  6. 前記出力手段は、前記現在位置検出部で検出された自車両の現在位置が、前記走行不安定路面判定手段により読み出された日陰路面あるいは橋梁路面に一定距離接近すると前記日陰路面あるいは橋梁路面を迂回する迂回ルートの指示入力を促す画面を出力することを特徴とする請求項1乃至5に何れか1項記載の走行不安定路面予測装置。
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