JP2013016122A - 表示制御装置、表示制御方法、およびプログラム - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法、およびプログラム Download PDF

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則明 杉森
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Abstract

【課題】タッチ画面上における複数のタッチ位置へのユーザ入力がエラーとして扱われる場合に、当該複数のタッチ位置をユーザに気付かせることを可能とすること。
【解決手段】タッチ画面上における1つ以上のタッチ位置を検出する検出部と、上記検出部により複数のタッチ位置が検出された場合に、複数のタッチ位置が検出されたことをユーザにエラーとして通知するエラーオブジェクトを上記タッチ画面に表示させる表示制御部と、を備える表示制御装置が提供される。
【選択図】図8

Description

本発明は、表示制御装置、表示制御方法、およびプログラムに関する。
近年、タッチ画面(touch screen)が設けられた様々な装置が広く利用されている。タッチ画面は、タッチパネルとも呼ばれ、1つの画面上で表示および入力という2つの機能性を実現する。タッチ画面の中には、単一のタッチ位置のみを検出可能なタッチ画面があり、また複数のタッチ位置を検出可能なタッチ画面もある。
複数のタッチ位置を検出可能なタッチ画面を有する装置において、複数のタッチ位置へのユーザ入力が、必ずしも有効なユーザ入力であるとは限らない。例えば、当該装置の中で実行されるアプリケーションが、複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けないこともある。また、例えば、複数のタッチ位置を検出可能なタッチ画面の中には、複数のタッチ位置についてのタッチ画面の横方向の複数の座標とタッチ画面の縦方向の複数の座標とをそれぞれ特定するが、複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置を特定できないタッチ画面もある。
複数のタッチ位置へのユーザ入力が有効なユーザ入力ではない場合の対処手法として、下記特許文献1には、複数のタッチ位置へのユーザ入力を全てエラーとして扱う技術が、記載されている。
特開昭60−124724号公報
しかし、特許文献1に記載された手法では、上記装置のユーザは、不意に複数のタッチ位置にタッチした場合に、当該タッチ位置へのユーザ入力がエラーとして扱われることに気付けないこともあり得る。また、ユーザは、それに気付いたとしても、どのような原因でユーザ入力がエラーとして扱われているか気付けないこともあり得る。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、タッチ画面上における複数のタッチ位置へのユーザ入力がエラーとして扱われる場合に、当該複数のタッチ位置をユーザに気付かせることを可能とする、表示制御装置、表示制御方法、およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、タッチ画面上における1つ以上のタッチ位置を検出する検出部と、上記検出部により複数のタッチ位置が検出された場合に、複数のタッチ位置が検出されたことをユーザにエラーとして通知するエラーオブジェクトを上記タッチ画面に表示させる表示制御部と、を備える表示制御装置が提供される。
上記エラーオブジェクトは、検出された複数のタッチ位置に応じて決定される位置または範囲に表示されてもよい。
上記検出部は、複数のタッチ位置を検出する場合に、当該複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置が存在し得る位置候補を特定し、上記エラーオブジェクトは、特定された上記位置候補に応じて決定される範囲に表示されてもよい。
上記エラーオブジェクトは、検出された複数のタッチ位置を強調して示すオブジェクトであってもよい。
上記表示制御装置は、実行されるアプリケーション機能が複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けるか否かを判定する判定部、をさらに備え、上記表示制御部は、上記判定部により上記アプリケーション機能が複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けないと判定された場合にのみ、上記エラーオブジェクトを上記タッチ画面に表示させてもよい。
上記表示制御装置は、上記アプリケーション機能が複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けるか否かを示す設定情報を記憶する記憶部、をさらに備え、上記判定部は、上記記憶部により記憶される上記設定情報を用いて上記判定を行ってもよい。
上記表示制御部は、複数のタッチ位置が検出された場合に、検出された複数のタッチ位置のいずれかをユーザに再度選択させてもよい。
上記表示制御部は、検出された複数のタッチ位置の各々に対応する選択可能なオブジェクトを、再選択のために上記タッチ画面に表示させてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、タッチ画面を有する表示制御装置における表示制御方法であって、上記タッチ画面上における1つ以上のタッチ位置を検出するステップと、複数のタッチ位置が検出された場合に、複数のタッチ位置が検出されたことをユーザにエラーとして通知するエラーオブジェクトを上記タッチ画面に表示させるステップと、を含む表示制御方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、タッチ画面を有する表示制御装置を制御するコンピュータを、タッチ画面上における1つ以上のタッチ位置を検出する検出部と、上記検出部により複数のタッチ位置が検出された場合に、複数のタッチ位置が検出されたことをユーザにエラーとして通知するエラーオブジェクトを上記タッチ画面に表示させる表示制御部と、として機能させるためのプログラムが提供される。ここで、プログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体を用いて提供されてもよく、通信手段等を介して提供されてもよい。
以上説明したように本発明によれば、タッチ画面上における複数のタッチ位置へのユーザ入力がエラーとして扱われる場合に、当該複数のタッチ位置をユーザに気付かせることが可能となる。
一実施形態に係る現金自動預け払い機の一例を示す概略図である。 一実施形態に係るタッチ画面の表示面に表示される画面の一例を説明するための説明図である。 光学方式のタッチ画面の一例を説明するための説明図である。 光学方式のタッチ画面上におけるタッチ位置の一例を説明するための説明図である。 光学方式のタッチ画面上におけるタッチ位置の他の例を説明するための説明図である。 一実施形態に係る表示制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 一実施形態に係る記憶部に記憶される設定情報の一例を説明するための説明図である。 一実施形態に係るエラーオブジェクトの一例を説明するための第1の説明図である。 一実施形態に係るエラーオブジェクトの一例を説明するための第2の説明図である。 一実施形態に係るエラーオブジェクトの一例を説明するための第3の説明図である。 一実施形態に係るエラーオブジェクトの一例を説明するための第4の説明図である。 一実施形態に係るエラーオブジェクトの一例を説明するための第5の説明図である。 一実施形態に係るエラーオブジェクトの一例を説明するための第6の説明図である。 一実施形態に係るエラーオブジェクトの一例を説明するための第7の説明図である。 一実施形態に係るエラーオブジェクトの一例を説明するための第8の説明図である。 一実施形態に係るノーマルオブジェクトの一例を説明するための説明図である。 一実施形態に係る再選択促進オブジェクトの一例を説明するための説明図である。 一実施形態に係る選択用オブジェクト一例を説明するための説明図である。 一実施形態に係る第1の表示制御処理の概略的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る第2の表示制御処理の概略的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に添付の図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態では、一例として、現金自動預け払い機(ATM:Automated Teller Machine)が有する表示制御装置が説明される。しかしながら、他の実施形態に係る表示制御装置は、その他の装置が有する表示制御装置であってもよい。例えば、他の実施形態に係る表示制御装置は、自動券売機、マルチメディアステーション(MMS)、PC(Personal Computer)、スマートフォン、携帯情報端末(Personal Digital Assistant)、電子書籍端末、カーナビゲーション、デジタルカメラ、ゲーム機器、音楽プレーヤ、複写機等のタッチ画面を伴う任意の装置が有する表示制御装置であってもよい。なお、本発明の実施形態に係る表示制御装置は、必ずしも上記任意の装置の中に設置されている必要はなく、上記任意の装置と接続することにより当該任意の装置のタッチ画面の表示を制御してもよい。また、本発明の実施形態に係る表示制御装置は、上記任意の装置自体であってもよい。
一例として説明される本発明の一実施形態は、[1.現金自動預け払い機の概要]、[2.表示制御装置の構成]、[3.処理の流れ]という順序で説明される。
[1.現金自動預け払い機の概要]
図1は、本実施形態に係る現金自動預け払い機1(以下、「ATM1」と呼ぶ)の一例を示す概略図である。ATM1は、ユーザによる操作を通じて金融機関、貸金業者等の取引業務を自動で行う装置である。図1を参照すると、ATM1は、タッチ画面20および表示制御装置100を備える。
(タッチ画面20)
タッチ画面20は、表示面とタッチ検出面を含む。タッチ画面20は、その表示面に、表示制御装置100から出力される画面を表示する。上記表示面は、液晶、有機EL(Organic Light-Emitting Diode:OLED)またはCRT(Cathode Ray Tube)等を用いて実現され得る。タッチ画面20は、例えば、ATM1のユーザが所望の取引を行うためにユーザに提示されるべき様々な画面を表示する。図2は、本実施形態に係るタッチ画面20の表示面に表示される画面の一例を説明するための説明図である。図2に示されるように、タッチ画面20は、例えば取引メニューを選択するための画面を表示する。また、タッチ画面20は、その他に例えば、暗証番号を入力するための画面、現金引出し金額を入力するための画面、取引内容を確認するための画面等を表示する。
また、タッチ画面20は、その検出面において、タッチ画面20上へのユーザによるタッチを感知し、タッチ位置に応じた出力信号を生成する。当該出力信号は、例えば、タッチ位置を示すデジタル信号である。とりわけ、本実施形態に係るタッチ画面20は、タッチ画面20上への複数のタッチを感知し、複数のタッチ位置に応じた出力信号を生成する。タッチ画面20は、生成される出力信号を表示制御装置100に出力する。本実施形態に係るタッチ画面20の検出面は、光学方式、静電容量方式、抵抗膜方式、電磁誘導方式、超音波方式等のいずれの方式の検出面であってもよい。
また、上記複数のタッチ位置に応じた出力信号は、例えば、表示制御装置100が複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置を特定できる出力信号である。換言すると、表示制御装置100は、タッチ位置を検出する際に、上記複数のタッチ位置に応じた出力信号から、複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置を特定できる。この場合に、タッチ画面20は、例えば、光学方式(再起反復方式)のタッチ画面、静電容量方式(投影型静電容量方式)のタッチ画面等であってもよい。
(タッチ画面20の変形例)
なお、上記複数のタッチ位置に応じた出力信号は、表示制御装置100が複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置が存在し得る位置候補を特定できる出力信号であってもよい。換言すると、表示制御装置100は、タッチ位置を検出する際に、上記複数のタッチ位置に応じた出力信号から、複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置が存在し得る位置候補を特定できてもよい。この場合に、タッチ画面20は、例えば、光学方式(赤外線走査方式)のタッチ画面である。
図3は、光学方式(赤外線走査方式)のタッチ画面20の一例を説明するための説明図である。図3を参照すると、タッチ画面20の検出面は、縦方向(Y軸方向)および横方向(X軸方向)のいずれか一方の縁に配置された発光素子22と、発光素子22の反対側の縁に配置された受光素子24とを有する。発光素子22は、発光により受光素子24に向けて赤外線26を発する。また、受光素子24は、発光素子22により発せられた赤外線26を受光し、受光した赤外線26から電気信号を生成する。
図4は、光学方式のタッチ画面20上におけるタッチ位置の一例を説明するための説明図である。図4に示されるように、例えば、ユーザは、タッチ画面20上におけるタッチ位置90aにタッチする。すると、横方向の5番に配置された発光素子22aからの赤外線26aが、当該タッチにより遮断される。そして、受光素子24aは、赤外線26aを受光せず、電気信号を生成しない。また、縦方向5番に配置された発光素子22bからの赤外線26bも、当該タッチにより遮断される。そして、受光素子24bも、赤外線26bを受光せず、電気信号を生成しない。すなわち、受光素子24aおよび24bは電気信号を生成せず、その他の受光素子24は電気信号を生成する。このような受光素子24の電気信号の生成状況に基づいて、タッチ画面20は、タッチ位置90aが縦方向5番かつ横方向5番の位置であることを示す出力信号を生成する。
図5は、光学方式のタッチ画面20上におけるタッチ位置の他の例を説明するための説明図である。図5に示されるように、例えば、ユーザは、図4にも示されたタッチ位置90aに加えて、タッチ位置90bにもタッチする。ユーザは、衣服の袖または掌をタッチ画面に当ててしまうこと等により不意に、タッチ位置90aおよび90bの両方にタッチする。その結果、受光素子24a、24b、24cおよび24dは電気信号を生成せず、その他の受光素子24は電気信号を生成する。このような受光素子24の電気信号の生成状況に基づいて、タッチ画面20は、タッチ位置90aおよび90bが縦方向5番および9番かつ横方向5番および9番の位置であることを示す出力信号を生成する。表示制御装置100は、当該出力信号から、複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置(タッチ位置90a、タッチ位置90b)が存在し得る位置候補を特定できる。具体的には、表示制御装置100は、縦方向5番かつ横方向5番の位置、縦方向5番かつ横方向9番の位置、縦方向9番かつ横方向5番の位置、および縦方向9番かつ横方向9番の位置を、タッチ位置90aおよびタッチ位置90bの位置候補として特定できる。
(表示制御装置100)
表示制御装置100は、タッチ画面20に表示する画面を制御する。表示制御装置100は、例えば、ATM1において取引業務を行うためにユーザに提示すべき画面をタッチ画面20に表示させる。本実施形態では、表示制御装置100は、とりわけ、複数のタッチ位置が検出された場合に、複数のタッチ位置が検出されたことをユーザにエラーとして通知するエラーオブジェクトを上記タッチ画面20に表示させる。これにより、タッチ画面上における複数のタッチ位置へのユーザ入力がエラーとして扱われる場合に、当該複数のタッチ位置をユーザに気付かせることが可能となる。表示制御装置100は、[2.表示制御装置の構成]において詳細に説明される。
(その他)
なお、ATM1は、タッチ画面20および表示制御装置100以外の他の要素を有してもよい。一例として、ATM1は、タッチ画面20以外に、キーパッド、音声入力用のマイク等の、ユーザ入力のための入力装置を有してもよい。この場合に、表示制御装置100は、当該入力装置の出力に応じて動作してもよい。
[2.表示制御装置の構成]
次に、図6を参照して、本実施形態に係る表示制御装置100の構成を説明する。図6は、本実施形態に係る表示制御装置100の構成の一例を示すブロック図である。
図6に示されるように、表示制御装置100は、タッチ検出部110、アプリケーション部120、記憶部130、判定部140、表示制御部150を備える。なお、タッチ検出部110は検出部の一例である。
(タッチ検出部110)
タッチ検出部110は、タッチ画面20上における1つ以上のタッチ位置を検出する。例えば、タッチ検出部110は、タッチ画面20により出力された出力信号から、タッチ画面20上における1つ以上のタッチ位置を検出する。例えば、図4に示されるように、ユーザがタッチ画面20上における1つのタッチ位置にタッチした場合に、タッチ検出部110は、1つのタッチ位置を検出する。また、図5で示されるように、ユーザがタッチ画面20上における複数のタッチ位置にタッチした場合に、タッチ検出部110は、複数のタッチ位置を検出する。ここで、タッチ検出部110は、例えば、当該複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置を特定する。タッチ検出部110は、検出したタッチ位置を判定部140に出力する。なお、図5を用いて既に説明されたように、タッチ画面20の方式に起因して、タッチ検出部110は、複数のタッチ位置を検出する場合に、当該複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置が存在し得る位置候補を特定してもよい。この場合に、タッチ検出部110は、当該位置候補を判定部140に出力してもよい。
(アプリケーション部120)
アプリケーション部120は、ATM1において取引業務を行うためのアプリケーション機能を実行する。一例として、アプリケーション部120は、キャッシュカード取引のためのアプリケーション機能、クレジットカード取引のためのアプリケーション機能等を実行する。
アプリケーション部120は、例えば、取引業務を行うためにユーザに提示すべき情報を含む画面(以下、「アプリケーション画面」と呼ぶ)を表示制御部150に出力する。アプリケーション画面には、ユーザに選択させるためのオブジェクト(以下「選択用オブジェクト」と呼ぶ)が含まれていてもよい。図2に示されるように、アプリケーション部120は、例えば取引メニューを選択するためのアプリケーション画面を出力する。また、当該アプリケーション画面には、「お預入れ」ボタン、「お引き出し」ボタン、「通帳記入」ボタン等の選択用オブジェクトが含まれている。
また、アプリケーション部120は、例えば、判定部140により入力されたタッチ位置に応じて、取引業務を行うための処理を行う。より具体的には、アプリケーション部120は、タッチ位置がアプリケーション画面の中のどの選択用オブジェクトの位置に該当するか判定し、該当する選択用オブジェクトに対応する処理を実行する。例えば、図2に示されるように取引メニューを選択するためのアプリケーション画面が表示されている場合に、タッチ位置が「お預入れ」のボタンのオブジェクトの表示位置に該当すれば、アプリケーション部120は、預入業務を行うための処理を開始する。
(記憶部130)
記憶部130は、表示制御装置100において一時的にまたは恒久的に保持すべき情報を記憶する。本実施形態に係る記憶部130は、アプリケーション機能が複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けるか否かを示す設定情報を記憶する。アプリケーション機能の中には、複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けるアプリケーション機能もあれば、当該ユーザ入力を受け付けないアプリケーション機能もあり得る。さらに、複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付ける個別のアプリケーション機能は、複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けるアプリケーション画面を含み得るとともに、当該ユーザ入力を受け付けないアプリケーション画面を含み得る。よって、アプリケーション機能により複数のタッチ位置へのユーザ入力が受け付けられるか否かを判定できるように、上記設定情報が記憶される。
図7は、本実施形態に係る記憶部130に記憶される設定情報の一例を説明するための説明図である。図7に示されるように、記憶部130は、設定情報として、例えばアプリケーション機能のアプリケーション画面毎に、複数のタッチ位置の受付可否を示す設定情報を記憶する。例えば、当該設定情報によると、図2に示されるような取引メニュー選択用のアプリケーション画面および暗証番号入力用のアプリケーション画面では、複数のタッチ位置は受け付けられない、ということが分かる。一方で、取引内容確認用のアプリケーション画面では、(例えば取引内容を拡大表示するピンチアウト操作のために)複数のタッチ位置は受け付けられる、ということが分かる。
このような設定情報が記憶部130に記憶されることで、開発者、取引業務を行う者、またはユーザ(以下、「開発者等」と呼ぶ)は、既存のアプリケーション機能の変更、新規アプリケーション機能の追加等に伴い、当該設定情報を書き換えることができる。すなわち、開発者等は、アプリケーション機能(またはそのアプリケーション画面)において複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けるか否かを自由に設定することができる。
(判定部140)
判定部140は、実行されるアプリケーション機能が複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けるか否かを判定する。判定部140は、記憶部130に記憶される上記設定情報を用いて当該判定を行う。図7を参照すると、判定部140は、図2のようなキャッシュカード取引のアプリケーション機能の取引メニュー選択用のアプリケーション画面が表示されている場合に、アプリケーション機能が複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けないと判定する。判定部140は、実行されるアプリケーション機能が複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けると判定する場合に、複数のタッチ位置をアプリケーション部120に出力する。一方で、判定部140は、実行されるアプリケーション機能が複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けないと判定する場合に、複数のタッチ位置へのユーザ入力をエラーとして扱い、当該複数のタッチ位置を表示制御部150に出力する。
このような判定により、実行されるアプリケーション機能が複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けない場合に、複数のタッチ位置へのユーザ入力をエラーとして扱うことが可能となる。また、上記判定により、実行されるアプリケーション機能に応じて、複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けるか否かを動的に切り替えることが可能となる。
また、判定部140は、例えば、タッチ検出部110により1つのタッチ位置が検出された場合に、当該1つのタッチ位置を表示制御部150に出力する。
なお、タッチ検出部110が、複数のタッチ位置を検出する際に当該複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置が存在し得る位置候補を特定する場合には、判定部140は、タッチ検出部110により複数のタッチ位置が検出される都度、複数のタッチ位置へのユーザ入力をエラーとして扱ってもよい。そして、判定部140は、当該複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置が存在し得る位置候補を表示制御部150に出力してもよい。
(表示制御部150)
表示制御部150は、タッチ画面20に表示する画面を制御する。表示制御部150は、例えば、アプリケーション部120により入力されたアプリケーション画面をタッチ画面20に表示させる。
本実施形態では、とりわけ、表示制御部150は、タッチ検出部110により複数のタッチ位置が検出された場合に、複数のタッチ位置が検出されたことをユーザにエラーとして通知するエラーオブジェクトをタッチ画面20に表示させる。ここで、表示制御部150は、例えば、判定部140によりアプリケーション機能が複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けないと判定された場合にのみ、エラーオブジェクトをタッチ画面20に表示させる。なお、タッチ検出部110が、複数のタッチ位置を検出する際に当該複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置が存在し得る位置候補を特定する場合には、表示制御部150は、タッチ検出部110により複数のタッチ位置が検出される都度、エラーオブジェクトをタッチ画面20に表示させてもよい。
上記エラーオブジェクトは、例えば、検出された複数のタッチ位置に応じて決定される位置または範囲に表示される。図8は、本実施形態に係るエラーオブジェクトの一例を説明するための第1の説明図である。例えば図8の8−1に示されるように、図5に示されるようにタッチ位置90aおよび90bが検出された場合に、エラーオブジェクト30aが、タッチ位置90aおよび90bに応じて決定される範囲に表示される。ここでは、エラーオブジェクト30aは、タッチ位置90aとタッチ位置90bとの中点を中心とする左右上下対称のオブジェクトである。当該エラーオブジェクト30aが図2に示される取引メニュー選択用の画面と共に表示されると、8−2に示される画面がタッチ画面20に表示される。
なお、エラーオブジェクト(例えば、エラーオブジェクト30a)は、図8に示されるようにタッチ位置(例えば、タッチ位置90aおよび90b)と一部重なるオブジェクトでなくてもよい。図9は、本実施形態に係るエラーオブジェクトの一例を説明するための第2の説明図である。図9の9−1に示されるように、エラーオブジェクトは、タッチ位置と重ならず、タッチ位置の近傍に存在するオブジェクト(例えば、エラーオブジェクト30b)であってもよい。また、図9の9−2に示されるように、エラーオブジェクトは、タッチ位置と完全に重なるオブジェクト(例えば、エラーオブジェクト30c)であってもよい。
また、エラーオブジェクト(例えば、エラーオブジェクト30a)は、図8に示されるオブジェクト30bのような形状でなくてもよい。図10は、本実施形態に係るエラーオブジェクトの一例を説明するための第3の説明図である。エラーオブジェクトは、図8に示される太陽のような形状のオブジェクトの代わりに、図10の10−1に示されるように方形のオブジェクト(例えば、エラーオブジェクト32a)であってもよい。当該方形のオブジェクトの2辺の長さは、例えば、複数のタッチ位置の中で縦方向において最も離れている2点間の縦方向における距離と、複数のタッチ位置の中で横方向において最も離れている2点間の横方向における距離とに基づいて、決定され得る。
上記のようにタッチ位置に応じて決定される範囲にエラーオブジェクトを表示することによって、タッチ画面上における複数のタッチ位置へのユーザ入力がエラーとして扱われる場合において、当該複数のタッチ位置をユーザに気付かせることが可能となる。例えば、ユーザが、第1のタッチ位置(例えば、タッチ位置90a)をタッチする際に、不意に第2のタッチ位置(例えば、タッチ位置90b)にも同時にタッチしてしまった場合、エラーオブジェクト30aがタッチ画面20に表示される。同様に、ユーザが、第1のタッチ位置(例えば、タッチ位置90a)をタッチした後に、当該タッチの状態を保ったまま時間差で第2のタッチ位置(例えば、タッチ位置90b)にもタッチしてしまった場合、エラーオブジェクト30aがタッチ画面20に表示される。すると、ユーザは、当該エラーオブジェクト30aに注目するため、結果としてエラーオブジェクト30aの中または近傍に存在する複数のタッチ位置に気付くことができる。
また、タッチ検出部110が、複数のタッチ位置を検出する際に当該複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置が存在し得る位置候補を特定する場合にも、検出された複数のタッチ位置に応じて決定される範囲にエラーオブジェクトを表示させることは、可能である。例えば、図5について説明されたように、タッチ位置90aおよびタッチ位置90bが縦方向5番および9番かつ横方向5番および9番の位置として検出されていれば、表示制御部150は、図8に示されるエラーオブジェクト30aのようなエラーオブジェクトを表示させることができる。また、さらにタッチ位置90cが加わると、表示制御部150は、図10の10−1に示されるエラーオブジェクト32aのようなエラーオブジェクトを表示させることができる。したがって、複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置が特定されなくても(すなわち、例えば光学方式(赤外線走査方式)のようなタッチ画面が用いられても)、ユーザは、複数のタッチ位置に気付くことができる。
また、図10の10−2に示されるように、エラーオブジェクトは、複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置またはその近傍を頂点とするn角形(nは、タッチ位置の数)のオブジェクト(例えば、エラーオブジェクト34a)であってもよい。
図11は、本実施形態に係るエラーオブジェクトの一例を説明するための第4の説明図である。図11の11−1に示されるように、図5に示されるようにタッチ位置90aおよび90bが検出された場合に、エラーオブジェクト40aおよび40bが、タッチ位置90aおよび90bに応じて決定される位置に表示される。ここでは、エラーオブジェクト40aは、タッチ位置90aと少なくとも一部重なるオブジェクトである。同様に、エラーオブジェクト40bは、タッチ位置90bと少なくとも一部重なるオブジェクトである。当該エラーオブジェクト40aおよび40bが図2に示される取引メニュー選択用の画面と共に表示されると、11−2に示される画面がタッチ画面20に表示される。
なお、エラーオブジェクトは、図11に示されるエラーオブジェクト40aおよび40bのように、タッチ位置(例えば、タッチ位置90aおよび90b)と少なくとも一部重なるオブジェクトでなくてもよい。図12は、本実施形態に係るエラーオブジェクトの一例を説明するための第5の説明図である。図12の12−1に示されるように、エラーオブジェクトは、タッチ位置と重ならず、タッチ位置の近傍に存在するオブジェクト(例えば、エラーオブジェクト42aおよび42b)であってもよい。また、エラーオブジェクトは、図11に示されるエラーオブジェクト40aおよび40bのような形状でなくてもよい。エラーオブジェクトは、図8に示される太陽のような形状のオブジェクトの代わりに、図12の12−2に示されるように、円形のオブジェクト(例えば、エラーオブジェクト44aおよび44b)であってもよい。
上記のようにタッチ位置に応じて決定される位置にエラーオブジェクトを表示することにより、タッチ画面上の複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置をユーザにより確実に気付かせることが可能となる。
また、上記エラーオブジェクトは、検出された複数のタッチ位置を強調して示すオブジェクトであってもよい。図13〜図15は、本実施形態に係るエラーオブジェクトの一例をそれぞれ説明するための第6〜8の説明図である。図13の13−1に示されるように、タッチ位置90aおよび90bが検出された場合に、エラーオブジェクト30aのうちのタッチ位置90aもしくは90bと重なりまたはタッチ位置90aもしくは90bの近傍にある部分50aおよび50bが強調して示される。上記部分50aおよび50bは、例えば、エラーオブジェクト30aの他の部分よりも、強調された色であってもよく、または点滅してもよい。当該エラーオブジェクト30aが図2に示される取引メニュー選択用の画面と共に表示されると、13−2に示される画面がタッチ画面20に表示される。当然のことながら、図14に示されるように、別の形状のエラーオブジェクトにおいても、検出された複数のタッチ位置が強調して示され得る。また、図15の15−1に示されるように、エラーオブジェクト(例えば、エラーオブジェクト30a)は、強調して示される選択用オブジェクト(例えば、選択用オブジェクト56aおよび56b)を含んでもよい。また、図15の15−2に示されるように、エラーオブジェクトは、強調して示される選択用オブジェクト(例えば、選択用オブジェクト56aおよび56b)のみであってもよい。上記のように検出された複数のタッチ位置を強調して示すことにより、タッチ画面上の複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置をユーザにより確実に気付かせることが可能となる。
また、表示制御部150は、タッチ検出部110により単一のタッチ位置が検出された場合にも、単一のタッチ位置が検出されたことを通知するオブジェクト(以下、「ノーマルオブジェクト」と呼ぶ)をタッチ画面20に表示させてもよい。図16は、本実施形態に係るノーマルオブジェクトの一例を説明するための説明図である。図16に示されるように、ノーマルオブジェクト60は、例えば、波紋のようなオブジェクトであってもよい。このようにノーマルオブジェクトを表示することにより、タッチ位置と当該タッチ位置へのユーザ入力が受け付けられたことをユーザに気付かせることが可能となる。また、例えば、ユーザが、1つのタッチ位置(例えば、タッチ位置90a)をタッチする際に、当該タッチの状態を保ったまま不意に別のタッチ位置(例えば、タッチ位置90b)にも時間差でタッチしてしまった場合に、ノーマルオブジェクト60が表示された後に時間差でエラーオブジェクト(例えばエラーオブジェクト30a)が急に表示される。すると、ユーザは、ノーマルオブジェクト60とは異なるエラーオブジェクトに容易に気づき、結果としてエラーオブジェクト30aの中または近傍に存在する複数のタッチ位置に気付くことができる。
また、表示制御部150は、複数のタッチ位置が検出された場合に、検出された複数のタッチ位置のいずれかをユーザに再度選択させてもよい。表示制御部150は、例えば、検出されたタッチ位置のいずれかを再選択することをユーザに促す再選択促進オブジェクトを表示させる。図17は、本実施形態に係る再選択促進オブジェクトの一例を説明するための説明図である。図17に示されるように、表示制御部150は、「どちらのキーを有効にしますか?」という文字を含む再選択促進オブジェクト70を表示させる。再選択促進オブジェクト70に含まれる文字は、例えば「もう一度正しい位置をタッチしてください。」、「複数の位置をタッチしました。1つの位置をタッチしてください。」等の再選択をユーザに促す任意の文字であってもよい。このようにユーザに正しいタッチ位置を再度選択させることにより、ユーザによるスムーズな操作を実現することができる。
また、表示制御部150は、検出された複数のタッチ位置の各々に対応する選択可能なオブジェクト(以下、「再選択用オブジェクト」と呼ぶ)を、再選択のためにタッチ画面20に表示させてもよい。図18は、本実施形態に係る選択用オブジェクトの一例を説明するための説明図である。図18に示されるように、表示制御部150は、タッチ位置90aまたはタッチ位置90bを再度選択するための「こちらを選択しますか?」という文字を含む2つの再選択用オブジェクト72aおよび72bを表示させる。そして、例えば、再選択用オブジェクト72aが存在する範囲に含まれるタッチ位置が検出されると、タッチ位置90aが再選択される。このように、ユーザは、タッチ位置を選択するために、前回のタッチ位置を再度タッチする代わりに、大きな範囲に存在する再選択用オブジェクトをタッチできる。したがって、複数のタッチ位置のいずれかを容易に選択することが可能となる。なお、表示制御部150は、再選択用オブジェクトに対応するタッチ位置が検出部110により検出されるまで、再選択用オブジェクトを表示してもよい。このように表示し続けることで、ユーザは、余裕をもって再選択することが可能となる。
以上のとおり、表示制御装置100の構成が説明されたが、表示制御装置100は、典型的には、ハードウェエアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現され得る。タッチ検出部110、アプリケーション部120、判定部140および表示制御部150は、CPU、RAMおよびROMによって実現され得る。例えば、CPUは、表示制御装置100の動作全般を制御する。また、ROMには、表示制御装置100の動作を制御するためのプログラムおよびデータが格納され、RAMにはCPUによる処理の実行時にプログラムおよびデータが一時的に記憶される。また、記憶部130は、任意の2次記憶装置により実現され得る。なお、タッチ検出部110、判定部140および表示制御部150は、オペレーティングシステム、デバイスドライバ、ミドルウェア、アプリケーションのいずれで実現されてもよい。
[3.処理の流れ]
以下では、図19および20を用いて、本実施形態に係る表示制御処理について説明する。ここでは、第1の表示制御処理と、複数のタッチ位置が検出された場合にタッチ位置を再選択させるためのステップをさらに含む第2の表示制御処理とが、説明される。なお、例えば、アプリケーション機能毎またはアプリケーション画面毎に、第1の表示制御処理と第2の表示制御処理とのいずれを実行するかを示す処理選択情報が、記憶部130に記憶されてもよい。そして、当該処理選択情報に基づいて、第1の表示制御処理と第2の表示制御処理とが自動的に切替えられてもよい。これにより、実行されるアプリケーション機能に応じて、表示制御処理の種類を動的に切り替えることが可能となる。また、開発者等は、既存のアプリケーション機能の変更、新規アプリケーション機能の追加等に伴い、当該処理選択情報を書き換えることができる。すなわち、開発者等は、アプリケーション機能(またはそのアプリケーション画面)においていずれの表示制御処理を実行するかを自由に選択することができる。
(第1の表示制御処理)
図19を用いて、本実施形態に係る第1の表示制御処理について説明する。図19は、本実施形態に係る第1の表示制御処理の概略的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図19を参照すると、まずステップS210で、タッチ検出部110は、タッチ画面20上における1つ以上のタッチ位置を検出する。
次に、ステップS220で、判定部140は、タッチ検出部110により複数のタッチ位置が検出されたか否かを確認する。ここで、複数のタッチ位置が検出された場合に、処理はステップS230へ進む。単一のタッチ位置が検出された場合に、処理はステップS250へ進む。
ステップS230で、判定部140は、実行されるアプリケーション機能が複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けるか否かを判定する。ここで、複数のタッチ位置へのユーザ入力が受け付けられる場合には、処理はステップS250へ進む。複数のタッチ位置へのユーザ入力が受け付けられない場合には、処理はステップS240へ進む。
ステップS240で、表示制御部150は、複数のタッチ位置が検出されたことをユーザにエラーとして通知するエラーオブジェクトをタッチ画面20に表示させる。そして、処理はステップS210へ戻る。
ステップS250で、判定部140は、検出されたタッチ位置をアプリケーション機能へ入力する(すなわち、アプリケーション部120へ入力する。)。その後、アプリケーション部120は、当該タッチ位置に応じてアプリケーション機能を実行する。
(第2の表示制御処理)
図20を用いて、本実施形態に係る第2の表示制御処理について説明する。図20は、本実施形態に係る第2の表示制御処理の概略的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。ここでは、第2の表示制御処理と図19にて示された第1の表示制御処理との差分であるステップS310、ステップS320およびステップS330のみを説明する。
ステップS310で、表示制御部150は、検出された複数のタッチ位置の各々に対応する再選択用オブジェクトを、再選択のためにタッチ画面20に表示させる。
そして、ステップS320で、判定部140は、再選択用オブジェクトが存在する範囲に含まれるタッチ位置が検出されたか否かを判定する。当該タッチ位置が検出されていれば、処理はステップS330へ進む。当該タッチ位置が検出されていなければ、処理はステップS240へ戻る。
そして、ステップS330で、表示制御部150は、表示されていた再選択用オブジェクトをタッチ画面20から消去する。そして、処理はステップS250へ進む。
以上、本実施形態に係る表示制御装置100および表示制御処理について説明した。本実施形態によれば、タッチ画面上における複数のタッチ位置へのユーザ入力がエラーとして扱われる場合に、当該複数のタッチ位置をユーザに気付かせることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 現金自動預け払い機
20 タッチ画面
100 表示制御装置
110 タッチ検出部
120 アプリケーション部
130 記憶部
140 判定部
150 表示制御部

Claims (10)

  1. タッチ画面上における1つ以上のタッチ位置を検出する検出部と、
    前記検出部により複数のタッチ位置が検出された場合に、複数のタッチ位置が検出されたことをユーザにエラーとして通知するエラーオブジェクトを前記タッチ画面に表示させる表示制御部と、
    を備える表示制御装置。
  2. 前記エラーオブジェクトは、検出された複数のタッチ位置に応じて決定される位置または範囲に表示される、請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記検出部は、複数のタッチ位置を検出する場合に、当該複数のタッチ位置のうちの個々のタッチ位置が存在し得る位置候補を特定し、
    前記エラーオブジェクトは、特定された前記位置候補に応じて決定される範囲に表示される、
    請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記エラーオブジェクトは、検出された複数のタッチ位置を強調して示すオブジェクトである、請求項2に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御装置は、実行されるアプリケーション機能が複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けるか否かを判定する判定部、をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記判定部により前記アプリケーション機能が複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けないと判定された場合にのみ、前記エラーオブジェクトを前記タッチ画面に表示させる、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  6. 前記表示制御装置は、前記アプリケーション機能が複数のタッチ位置へのユーザ入力を受け付けるか否かを示す設定情報を記憶する記憶部、をさらに備え、
    前記判定部は、前記記憶部により記憶される前記設定情報を用いて前記判定を行う、
    請求項5に記載の表示制御装置。
  7. 前記表示制御部は、複数のタッチ位置が検出された場合に、検出された複数のタッチ位置のいずれかをユーザに再度選択させる、請求項1に記載の表示制御装置。
  8. 前記表示制御部は、検出された複数のタッチ位置の各々に対応する選択可能なオブジェクトを、再選択のために前記タッチ画面に表示させる、請求項7に記載の表示制御装置。
  9. タッチ画面を有する表示制御装置における表示制御方法であって、
    前記タッチ画面上における1つ以上のタッチ位置を検出するステップと、
    複数のタッチ位置が検出された場合に、複数のタッチ位置が検出されたことをユーザにエラーとして通知するエラーオブジェクトを前記タッチ画面に表示させるステップと、
    を含む表示制御方法。
  10. タッチ画面を有する表示制御装置を制御するコンピュータを、
    タッチ画面上における1つ以上のタッチ位置を検出する検出部と、
    前記検出部により複数のタッチ位置が検出された場合に、複数のタッチ位置が検出されたことをユーザにエラーとして通知するエラーオブジェクトを前記タッチ画面に表示させる表示制御部と、
    として機能させるためのプログラム。
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