JP2013006492A - 車両用サイドミラーの組付治具 - Google Patents

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晃 高木
Masayuki Fujii
雅之 藤井
Yuko Hara
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Abstract

【課題】 車両用サイドミラー1の組立において、ブラケットを用いずに、車種によらない共通の組付治具20を用いることによって、より確実にかつ容易にサイドミラー1の組立を行うことができる技術を提供する。
【解決手段】 第1基準孔5aと第2基準孔5bと平坦部5cを設けたミラーバイザー5を第1乃至第3突起部21a〜21cを備えた組付治具20に載置する。組付治具20の第1突起部21aは第1基準孔5aにおいてミラーバイザー5を受け、第2突起部21bは第2基準孔5bにおいてミラーバイザー5を受け、第3突起部21cはミラーバイザー5の平坦部5cを受ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、車体側方に設けられる車両用サイドミラーの組付治具に関するものである。
車体側方に設けられる車両用サイドミラーの組立方法について、特許文献1には、サイドミラーを使用位置あるいは格納位置に切り換える格納ユニットとミラー板の鏡面の向きを調整する鏡面調整ユニットとを設けるブラケットを組立基準とすることが記載されている。すなわち、第1の工程では、ブラケットを組立基準部材として設定し、ブラケットをブラケット用治具に載置して位置決めし、第2の工程では、ブラケットに格納ユニット及び鏡面調整ユニットを固定し、かつ、格納ユニットにドアミラーステーを組み付けると共に、鏡面調整ユニットにミラー板を組み付けている。そして、第3の工程では、格納ユニット、鏡面調整ユニット、ドアミラーステー及びミラー板が組み付けられた状態のブラケットをブラケット用治具から取り外して、そのブラケットにドアミラーバイザーを組み付けている。
ブラケットの形状や大きさには自由度が大きく、ブラケットの部位を車種によらず共通とすることができることから、このブラケットを組立基準とすることにより、常に同一のブラケット用治具を用いることができ、車種毎にブラケット用治具を新設する必要がなく、コストを低減できるというものである。
特開2001−191850号公報
上記特許文献1の組立方法においては、ブラケット用治具に設けられた3つの突起をブラケットの3つの位置決め孔に挿入することにより、ブラケットをブラケット用治具に載置している。しかし、3つの突起を同時に位置決め孔に挿入する必要があるので、容易に挿入できない。
また、特許文献1に記載の組立方法においては、サイドミラーを構成する部品の中に必ずブラケットを含まなければならず、部品点数が増加しコスト上昇を招くことになる。
また、位置決め孔や突起の位置や大きさに寸法誤差があると突起が位置決め孔に挿入できないおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ブラケットを用いずに、車種によらない共通の組付治具を用いることによって、より確実にかつ容易にサイドミラーの組立てを行うことができる技術を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するために、ミラーバイザーに第1基準孔と第2基準孔の2つの基準孔を設けることにより、組付治具の共通化を図るようにした。
請求項1の発明は、車両の後方確認用ミラー板の向きを調整する鏡面調整ユニットをミラーバイザーに組み付ける際に、該ミラーバイザーを位置決めするために用いられる車両用サイドミラーの組付治具であって、ミラーバイザーには、第1基準孔と第2基準孔とを設け、第2基準孔は第1基準孔と第2基準孔とを結ぶ直線の方向に長い長孔で構成しており、第1基準孔において上記ミラーバイザーを受ける第1突起部と、第2基準孔においてミラーバイザーを受ける第2突起部と、上記直線から離れた位置においてミラーバイザーの平坦部を受ける少なくとも1つの第3突起部とを備えており、第1突起部の先端部には、上記第1基準孔に嵌まる第1位置決めピンが設けられ、第2突起部の先端部には、第2基準孔に嵌まる断面円形の第2位置決めピンが設けられているものである。
本発明によれば、ミラーバイザーに2つの基準孔と平坦部とを設け、第1乃至第3の突起部でミラーバイザーを受けるようにしたので、ブラケットを別途設ける必要がなく、コスト低減に有利になる。しかも、1種類の組付治具を種類の異なるミラーバイザーに共通に使用する組付治具の共通化に有利になる。この共通化について以下具体的に説明する。
本発明の場合、特許文献1のブラケットとは違って、位置決め用の基準孔としては、第1突起部の位置決めピンに対応する第1基準孔と、第2突起部の位置決めピンに対応する第2基準孔とをミラーバイザーに確保すればよく、第3突起部に受けられる部位は平坦部とすることができる。
そうして、ミラーバイザーに後述の電動格納ユニットを設ける場合でも、鏡面調整ユニット及び電動格納ユニットのミラーバイザーにおける位置関係はミラーバイザーの種類によらず、略同じである。これに対して、ミラーバイザーの位置決めに必要な基準孔は上述の如く2つで足りる。このため、ミラーバイザーの種類が異なる場合でも、それら2つの基準孔及び上記平坦部を同じ位置関係で配置することが容易になる。換言すれば、形状や大きさが異なる各種ミラーバイザーを組付治具に合うように設計することが容易である。よって、車種が変わるたびに組付治具を新設する必要はなく、組付治具の共通化を図ることができる。
ここに、上記組付治具においては、第1突起部の位置決めピンと第1基準孔との嵌合によってミラーバイザーの基本的な位置決めがなされる。また、第2突起部の位置決めピンと第2基準孔との嵌合によって、上記第1突起部の位置決めピンを中心とするミラーバイザーの回転が阻止される。そして、上記第1突起部及び第2突起部によるミラーバイザーの支持と、第3突起部によるミラーバイザー平坦部の支持とが相俟って、ミラーバイザーは組付治具に対して位置ずれなく安定に支持されることになる。この場合、ミラーバイザーの寸法誤差は、長孔になっている第2基準孔によって吸収されることになる。
また、第2基準孔は長孔になっているため、これを第2突起部の位置決めピンに嵌めることは容易である。よって、ミラーバイザーを組付治具に支持するときには、主として第1突起部の位置決めピンと第1基準孔との嵌め合わせに気をつければよい。つまり、従来のように複数の位置決めピン全てを注視する必要がなく、ミラーバイザーの組付治具への支持作業が容易になる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の組付治具において、ミラーバイザーは、その片側に車体に結合される支軸を中心にサイドミラーを使用位置と格納位置に回動させる電動格納ユニットが予め組み付けられるものであり、上記片側の上部に上記第1基準孔を備え、反対側の上部に上記第2基準孔を備え、ミラーバイザーの下部に平坦部が形成されており、第1突起部は、電動格納ユニットが組み付けられた上記ミラーバイザーの片側の上部を受け、第2突起部は、ミラーバイザーの反対側の上部を受け、第3突起部は、上記ミラーバイザーの下部を受けることを特徴とする。
ここに、ミラーバイザーの片側に電動格納ユニットが組み付けられると、ミラーバイザーの重心位置からは当該片側に寄ることになる。そこで、このミラーバイザーの片側の上部に第1基準孔を配置するものである。
すなわち、先に説明したように、ミラーバイザーを組付治具に支持するときには、主として第1突起部の位置決めピンと第1基準孔との嵌め合わせに注視すればよい。その場合、第1基準孔はミラーバイザーの重心に近いところに設けられているから、必然的にその重心に近いところに注視することになる。つまり、ミラーバイザーの重い部分を基準にして(注視して)、ミラーバイザーの組付治具への位置決め支持をすることになるから、第1突起部及び第2突起部各々の位置決めピンと第1基準孔及び第2基準孔との嵌め合わせミスを避けやすくなり、作業性の向上に有利になる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の組付治具において、ミラーバイザーの下部において電動格納ユニットを受ける第4突起部を備えていることを特徴とする。
よって、第1突起部と第4突起部とでミラーバイザーの片側の上部と下部とを受け、第2突起部と第3突起部とでミラーバイザーの反対側の上部と下部とを受けることになり、しかも、ミラーバイザーの重い部分(電動格納ユニット)を第4突起部で支えることができるため、ミラーバイザーの組付治具への支持が安定する。
請求項1に係る発明によれば、専用ブラケットを設けることなく、各種のミラーバイザーに対する組付治具の共通化を図ることができ、しかも、ミラーバイザーに寸法誤差があってもこれを吸収して、ミラーバイザーを組付治具に安定に位置決め支持することができ、その支持作業も容易になる。
請求項2に係る発明によれば、電動格納ユニットが組み付けられたミラーバイザーを組付治具に安定に支持することができ、且つ第1突起部及び第2突起部各々の位置決めピンと第1基準孔及び第2基準孔との嵌め合わせミスを避け易くなり、作業性の向上に有利になる。
請求項3に係る発明によれば、電動格納ユニットが組み付けられたミラーバイザーの組付治具への位置決め支持が安定する。
車両用サイドミラーの分解斜視図である。 組付治具の斜視図である。 組付治具にミラーバイザーを載置した状態の斜視図である。 組付治具に支持されたミラーバイザーに鏡面調整ユニット等が組み付けられた状態を示す図((a)は正面図、(b)は(a)のA−A線断面図)である。 鏡面調整ユニットとミラーバイザーと組付治具とを示す分解斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
以下では、運転席側(車体右側)に取り付けられるサイドミラーを例にとって説明するが、助手席側(車体左側)に取り付けられるサイドミラーについては、運転席側に取り付けられるサイドミラーと左右対称となっているだけで構成は同じであるので、その説明を省略する。
図1に示すように、サイドミラー1は、後方確認のためのミラー板2と、ミラー板2を保持するミラーホルダー3と、ミラーホルダー3を上下傾動及び左右傾動させることによってミラー板2の鏡面の向きを調整する鏡面調整ユニット4と、鏡面調整ユニット4が組み付けられるミラーバイザー5と、ミラーバイザー5の背面の下側部分を覆うアンダーパネル6と、ミラーバイザー5の背面の上側部分を覆うアッパーパネル7と、フロントドアのアウターパネル(図示せず)に対してミラーバイザー5を支持するためのミラーベース8と、サイドミラー1を使用位置あるいは格納位置に切り換えるための電動モータを内蔵した電動格納ユニット9とを備えている。
ミラー板2の背面側にミラーホルダー3が設けられ、ミラーホルダー3の背面側に鏡面調整ユニット4が設けられている。鏡面調整ユニット4は、ミラー板2側に突出した球状ピボット10を備え、ピボット10が、ミラーホルダー3の中心部の背面側に突出した嵌合部11に内嵌されている。これにより、ミラー板2は、ミラーホルダー3と共にピボット10を中心として全方位角において傾斜可能になっている。
また、鏡面調整ユニット4は、ピボット10を基準にしてその外側及び下側にそれぞれアクチュエータ12を備えている。具体的には、ピボット10の外側に、ピボット10を中心としてミラーホルダー3を左右に回動させるアクチュエータ12aを、ピボット10の下側に、ミラーホルダー3を上下に回動させるアクチュエータ12bを備えている。一方、ミラーホルダー3の嵌合部11周辺には、アクチュエータ12の作動部が嵌合される嵌合部13が設けられている。
ミラーベース8は、ベース本体8aとベースカバー8bとを備えていて、フロントドアのアウターパネルに対してミラーバイザー5を支持するために、フロントドアのアウターパネルに直接固定されている。具体的には、ミラーベース8は、ミラーベース8とフロントドアのアウターパネルとの間に、シールラバー18を挟むようにしてフロントドアのアウターパネルに固定されている。
電動格納ユニット9は、ミラーバイザー5のミラーベース8側に固定され、この電動格納ユニット9に組み込まれた支軸がミラーベース8に結合される。この電動格納ユニット9により、サイドミラー1は、ミラー板2が車両側面に対して略平行となる格納位置と、ミラー板2が車両側面に対して略垂直となる使用位置との間で回動する。なお、本実施形態では、電動格納ユニット9を用いているが、代わりに手動の格納ユニットを用いてもよい。
図2は、ミラーバイザー5に鏡面調整ユニット4を組み付けるときに使用する組付治具20を示す。図3乃至図5に示すように、ミラーバイザー5を、複数の突起部21が設けられた組付治具20に載置して位置決めした状態で、鏡面調整ユニット4の組付作業が行われる。
すなわち、ミラーバイザー5に電動格納ユニット9の仮組み付けを行ない、次いで、ミラーバイザー5を組付治具20に載置して位置決めする。その状態で、ミラーバイザー5に鏡面調整ユニット4を組み付けていく。以下、具体的に説明する。
図1に示すように、ミラーバイザー5の背面側のミラーベース8側に、電動格納ユニット9の組付部31が設けられている。すなわち、電動格納ユニット9は、電動モータ、減速機構、支軸等を組み込んだ本体部9aと、該本体部9aより上方に突出したブラケット9bとを備えてなる。そして、ミラーバイザー5には、そのミラーベース8側の下端より背面側に張り出した受け部32、33が形成され、この受け部32、33に電動格納ユニット9の本体部9aが支持されてミラーバイザー5に締結される。また、ミラーバイザー5の上記受け部33の上方には、電動格納ユニット9のブラケット9bの上端が締結される締結部35が設けられている。
鏡面調整ユニット4は、ミラーバイザー5のミラー板2側の中央部に組み付けられる。そのために、図4(a)及び図5に示すように、ミラーバイザー5の当該中央部には、鏡面調整ユニット組付部36が形成されている。鏡面調整ユニット4は、先に説明したように、球状ピボット10及び2つのアクチュエータ12a、12bを備えて略三角形状をなすから、これに対応して鏡面調整ユニット組付部36も略三角形状の凹部に形成されている。鏡面調整ユニット4の当該三角形の各頂部にはビスを通すビス孔37が設けられ、これに対応して、鏡面調整ユニット組付部36の当該三角形の各頂部にはねじ孔38が形成されている。
そうして、ミラーバイザー5を組付治具20に位置決めすることができるように、図2に示すように、組付治具20には第1乃至第4の円柱状突起部21a〜21dが設けられている。これに対して、ミラーバイザー5には、図4(a)に示すように、ミラーベース8側の上部(電動格納ユニット組付部31の上方)に第1基準孔5aが設けられている。また、ミラーバイザー5の中央よりも反ミラーベース8側の上部(鏡面調整ユニット組付部36の上方)に第2基準孔5bが設けられている。また、ミラーバイザー5の上記反ミラーベース8側の下部に平坦部5cが形成されている。
この場合、組付治具20の第1突起部21aは、第1基準孔5aにおいてミラーバイザー5をその背面側から受ける。第2突起部21bは、第2基準孔5bにおいてミラーバイザー5をその背面側から受ける。第3突起部21cは、平坦部5cにおいてミラーバイザー5をその背面側から受ける。第4突起部21dは、ミラーバイザー5に組み付けられた電動格納ユニット9を背面側から受ける。
ミラーバイザー5の第1基準孔5aは円孔であり、第2基準孔5bは、第1基準孔5aと第2基準孔5bとを結ぶ直線O1の方向に長い長孔で構成されている。そして、組付治具20の第1突起部21aの先端部には、上記第1基準孔5aに嵌まる断面円形の第1位置決めピン22aが設けられているとともに、第1位置決めピン22aの周囲にミラーバイザー5を受ける環状の肩部23aが形成されている。また、第2突起部21bの先端部には、上記第2基準孔5bに嵌まる断面円形の第2位置決めピン22bが設けられているとともに、第2位置決めピン22bの周囲にミラーバイザー5を受ける環状の肩部23bが形成されている。第3突起部21c及び第4突起部21dの先端面は、ミラーバイザー5の平坦部5c及び電動格納ユニット9の本体部9aを受けるべく平坦に形成されている。
ミラーバイザー5への鏡面調整ユニット4の組付にあたっては、まず、ミラーバイザー5に対する電動格納ユニット9の仮組み付けを行なう。そして、この電動格納ユニット9が仮組み付けされたミラーバイザー5を組付治具20に支持する。すなわち、ミラーバイザー5の第1基準孔5aを組付治具20の第1突起部21aの第1位置決めピン22aに嵌め、第2基準孔5bを第2突起部21bの第2位置決めピン22bに嵌めて、ミラーバイザー5を第1突起部21aの肩部23a及び第2突起部21bの肩部23bで受けるとともに、ミラーバイザー5の平坦部5c及び電動格納ユニット9の本体部9aを第3突起部21c及び第4突起部21dの各々で受ける。
この場合、第1突起部21aの第1位置決めピン22aと第1基準孔5aとの嵌合によってミラーバイザー5の基本的な位置決めがなされる。また、第2突起部21bの第2位置決めピン22bと第2基準孔5bとの嵌合によって、第1突起部21aの第1位置決めピン22aを中心とするミラーバイザー5の回転が阻止される。そして、第1突起部21aと第4突起部21dとでミラーバイザー5のミラーベース8側の上部と下部とを受け、第2突起部21bと第3突起部21cとでミラーバイザー5の反ミラーベース8側の上部と下部とを受けることになるから、ミラーバイザー5は組付治具20に対して位置ずれなく安定に支持される。
また、第2基準孔5bは長孔になっているため、これを第2位置決めピン22bに嵌めることは容易である。よって、ミラーバイザー5を組付治具20に支持するときには、主として第1位置決めピン22aと第1基準孔5aとの嵌め合わせに注視すればよい。つまり、従来のように複数の位置決めピン全てを注視する必要がなく、ミラーバイザー5の組付治具20への支持作業が容易になる。
また、ミラーバイザー5のミラーベース8側に電動格納ユニット9が組み付けられると、ミラーバイザー5の重心はミラーベース8側寄りになり、第1基準孔5aはミラーバイザー5の重心に近いところに設けられているから、必然的にその重心に近いところに注視することになる。つまり、ミラーバイザー5の重い部分を基準にして(注視して)、ミラーバイザー5の組付治具20への位置決め支持をすることになる。よって、第1位置決めピン22a及び第2位置決めピン22bと第1基準孔5a及び第2基準孔5bとの嵌め合わせミスを避けやすくなり、作業性の向上に有利になる。さらに、この場合、ミラーバイザー5の寸法誤差は、長孔になっている第2基準孔5bによって吸収されることになる。
また、組付治具20には、ミラーバイザー5の下部において電動格納ユニット9を受ける第4突起部21dを備えていることから、ミラーバイザー5の重い部分(電動格納ユニット9)を第4突起部21dで支えることができるため、ミラーバイザー5の組付治具20への支持がより安定する。これにより、ミラーバイザー5に対する鏡面調整ユニット4の組付作業を円滑に行なうことができる。
また、位置決め用の基準孔としては、第1突起部21aの第1位置決めピン22aに対応する第1基準孔5aと、第2突起部21bの第2位置決めピン22bに対応する第2基準孔5bとをミラーバイザー5に確保すればよく、第3突起部21cに受けられる部位は平坦部5cとすることができるので、ミラーバイザー5の位置決めに必要な基準孔は第1基準孔5aと第2基準孔5bとの2つで足りる。また、鏡面調整ユニット4及び電動格納ユニット9のミラーバイザー5における位置関係はミラーバイザー5の種類によらず、略同じであるため、ミラーバイザー5の種類が異なる場合でも、第1基準孔5a、第2基準孔5b及び平坦部5cを同じ位置関係で配置することが容易になる。換言すれば、形状や大きさが異なる各種ミラーバイザー5を組付治具20に合うように設計することが容易である。よって、車種が変わるたびに組付治具20を新設する必要はなく、1種類の組付治具20を種類の異なるミラーバイザー5に共通に使用することができる。また、車種にかかわらず組付工程を統一できるので、作業の効率化を図ることができる。
1 サイドミラー
2 ミラー板
4 鏡面調整ユニット
5 ミラーバイザー
5a 第1基準孔
5b 第2基準孔
5c 平坦部
9 電動格納ユニット
20 組付治具
21a 第1突起部
21b 第2突起部
21c 第3突起部
21d 第4突起部
22a 第1位置決めピン
22b 第2位置決めピン

Claims (3)

  1. 車両の後方確認用ミラー板の向きを調整する鏡面調整ユニットをミラーバイザーに組み付ける際に、該ミラーバイザーを位置決めするために用いられる車両用サイドミラーの組付治具であって、
    上記ミラーバイザーには、第1基準孔と第2基準孔とを設け、
    上記第2基準孔は上記第1基準孔と上記第2基準孔とを結ぶ直線の方向に長い長孔で構成しており、
    上記第1基準孔において上記ミラーバイザーを受ける第1突起部と、
    上記第2基準孔において上記ミラーバイザーを受ける第2突起部と、
    上記直線から離れた位置において上記ミラーバイザーの平坦部を受ける少なくとも1つの第3突起部とを備えており、
    第1突起部の先端部には、上記第1基準孔に嵌まる第1位置決めピンが設けられ、
    第2突起部の先端部には、上記第2基準孔に嵌まる断面円形の第2位置決めピンが設けられている
    ことを特徴とする車両用サイドミラーの組付治具。
  2. 請求項1に記載の組付治具において、
    上記ミラーバイザーは、その片側に車体に結合される支軸を中心にサイドミラーを使用位置と格納位置に回動させる電動格納ユニットが予め組み付けられるものであり、上記片側の上部に上記第1基準孔を備え、反対側の上部に上記第2基準孔を備え、上記ミラーバイザーの下部に上記平坦部が形成されており、
    上記第1突起部は、上記電動格納ユニットが組み付けられた上記ミラーバイザーの片側の上部を受け、
    上記第2突起部は、上記ミラーバイザーの反対側の上部を受け、
    上記第3突起部は、上記ミラーバイザーの下部を受ける
    ことを特徴とする車両用サイドミラーの組付治具。
  3. 請求項2に記載の組付治具において、
    さらに、上記ミラーバイザーの下部において上記電動格納ユニットを受ける第4突起部を備えている
    ことを特徴とする車両用サイドミラーの組付治具。
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