以下図面を用いて、発明を実施するための最良の形態(以下、これを実施の形態とも呼ぶ)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
2.変形例
<1.実施の形態>
[1−1.実施の形態による表示切換装置の構成の概要]
まず、本実施の形態の概要を説明する。因みに、この概要を説明した後、本実施の形態の具体例の説明に移る。図1において、1は本実施の形態による表示切換装置を示す。
係る表示切換装置1において操作部2は、表示部3に対する、背景画像を有する表示画像の表示の切り換えを指示するために用いられる。
因みに、表示部3は、表示切換装置1に設けられていても良いし、当該表示切換装置1に外付けされていても良い。
また表示切換装置1において制御部4は、操作部2を介して表示画像の表示の切り換えが指示されると、表示部3に対する表示画像の表示を、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の背景画像を有する表示画像に切り換えるように制御する。
よって表示切換装置1は、表示部3に対する表示画像の表示を切り換えた場合、切換後の表示画像が有する背景画像の可視状態により、当該切換後の表示画像の表示が切換可能であるか否かを容易に認識させることができる。これにより表示切換装置1は、表示画像の表示の切り換えを十分に活用させることができる。
[1−2.実施の形態による携帯端末の外観構成]
図2において、10は全体として、上述の概要で示した表示切換装置1の具体例であるスマートフォンと呼ばれる携帯端末10の外観構成を示している。係る携帯端末10は、略偏平矩形状の端末筐体12を有している。
因みに、以下の説明では、端末筐体12の長手方向を、筐体長手方向とも呼び、当該端末筐体12の長手方向と直交する幅方向を、筐体幅方向とも呼ぶ。
また、以下の説明では、端末筐体12において筐体長手方向の一端を、筐体上端とも呼び、当該筐体長手方向の他端を、筐体下端とも呼ぶ。
さらに、以下の説明では、端末筐体12において筐体幅方向の一端を、筐体左端とも呼び、当該筐体幅方向の他端を、筐体右端とも呼ぶ。
端末筐体12の正面12Aには、中央部に、ディスプレイの長方形状の表示面に、当該表示面全体を覆うように透明なタッチパネルが貼着されて形成されたタッチスクリーン13が配置されている。
実際にディスプレイは、表示面の長手方向を筐体長手方向と平行にし、かつ当該表示面の長手方向と直交する幅方向を筐体幅方向と平行にして、端末筐体12の正面12Aに、表示面がタッチパネルを介して外部から見えるように配置されている。
因みに、以下の説明では、ディスプレイにおいて表示面の長手方向を、表示面長手方向とも呼び、当該表示面の幅方向を表示面幅方向とも呼ぶ。なお、ディスプレイは、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等でなる。
これにより携帯端末10は、タッチスクリーン13においてディスプレイに、長方形状の種々の表示画像を、画像垂直方向を表示面長手方向と平行にし、かつ画像水平方向を表示面幅方向と平行にして表示する。
そして携帯端末10は、ディスプレイに表示した表示画像を、透明なタッチパネルを介して見せて、これら種々の表示画像内の情報を提示することができる。
また携帯端末10は、タッチスクリーン13において例えば、ディスプレイに種々の表示画像を表示した状態では、タッチパネルの表面を指やスタイラスペン等でタッチ操作させて種々の指示や命令を入力させることができる。
これに加えて端末筐体12の正面12Aには、筐体下端部に複数の操作ボタン14が例えば、筐体幅方向に沿って一列に並べられて配置されている。
これにより携帯端末10は、タッチパネルの表面に対するタッチ操作のみならず、複数の操作ボタン14を押下操作させることでも、種々の指示や命令を入力させることができる。
さらに端末筐体12の正面12Aには、筐体上端部にスピーカ15が設けられると共に、筐体下端部にマイクロホン16が設けられている。
これにより携帯端末10は、スピーカ15を介して音声を出力(放音)することができると共に、マイクロホン16を介して音声を集音することができる。
[1−3.携帯端末の回路構成]
次いで、図3を用いて、携帯端末10の回路構成について説明する。携帯端末10は、中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)20を有している。
中央処理ユニット20は、ROM(Read Only Memory)21に予め記憶された基本プログラムや、表示切換プログラム及び通信処理プログラムのようなアプリケーションプログラム等の各種プログラムをRAM(Random Access Memory)22に読み出す。
そして中央処理ユニット20は、RAM22上で展開した各種プログラムに従って携帯端末10全体(すなわち、携帯端末10内の各部)を制御すると共に、所定の演算処理や、ユーザの操作に応じた各種処理を実行する。
ここで、携帯端末10において上述の各種操作ボタン14は、ユーザによって押下操作されると、その押下操作に応じた操作入力信号を入力処理部23に送出する。
入力処理部23は、操作ボタン14から供給される操作入力信号に対して所定の処理を施すことにより、当該操作入力信号を操作コマンドに変換して中央処理ユニット20に送出する。
これにより中央処理ユニット20は、ユーザにより操作ボタン14が押下操作された場合、その押下操作に応じて入力処理部23から与えられた操作コマンドに応じた各種処理を実行する。
ところで、上述のようにタッチスクリーン13は、ディスプレイ13A及びタッチパネル13Bから構成されている。
そしてタッチパネル13Aの表面へのタッチ操作としては、当該タッチパネル13Bの表面に1本の指の指先や、1本のスタイラスペンのペン先等をほぼ一点にタッチさせて直ちに離すようなものがある。
また、かかるタッチ操作としては、タッチパネル13Bの表面に1本の指の指先や、1本のスタイラスペンのペン先等をタッチさせたまま、直線や円等の所望の線画を描くように移動させる(すなわち、表面上で指先等を滑らせる)ようなものもある。
因みに、以下の説明では、タッチパネル13Bの表面に1本の指の指先や、1本のスタイラスペンのペン先等をほぼ一点にタッチさせて直ちに離すようなタッチ操作を、特にタップ操作とも呼ぶ。
タップ操作は、例えば、ディスプレイ13Aに表示されている表示画像上で当該表示画像内のアイコンやボタン等の選択項目を選択するために行われる操作である。
また、以下の説明では、タッチパネル13Bの表面に1本の指の指先や、1本のスタイラスペンのペン先等をタッチさせたまま所望の線画を描くように移動させるようなタッチ操作を、スライド操作とも呼ぶ。
このスライド操作は、例えば、ディスプレイ13Aに表示されている表示画像上で当該表示画像内のアイコン等の移動可能項目を所望の位置までドラッグ(すなわち、移動)させるために行われる操作である。
またスライド操作は、例えば、ディスプレイ13Aに表示されている表示画像上でのスライド操作の位置や当該スライド操作で描く線画の形状に応じた命令を入力するため等にも行われる操作である。
なお、以下の説明では、タッチパネル13Bの表面に指先等をタッチさせるようにして行われるタップ操作及びスライド操作を、特に区別する必要のない場合はタッチ操作と呼ぶ。
ところで、タッチパネル13Bは、表面がタッチ操作された場合、タッチ操作の開始から終了までの間、格段的に短い例えば、数[μsec]のような一定時間毎にタッチ位置を、ディスプレイ13Aの表示面の画素位置の座標として検出する。
またタッチパネル13Bは、タッチ位置を検出する毎に、当該検出したタッチ位置を示すタッチ位置情報を中央処理ユニット20に送出する。
中央処理ユニット20は、タッチパネル13Bからタッチ位置情報が与えられると、例えば、そのタッチ位置情報が与えられている間の時間を、タッチ操作の開始から終了までのタッチ操作が行われた時間(以下、これをタッチ操作時間とも呼ぶ)として検出する。
また中央処理ユニット20は、そのタッチ位置情報に基づきタッチ位置と共に、その変位量及び変位方向を、タッチ操作の開始から終了までにタッチ位置がどの位置からどのように変位したのかを示すタッチ位置変位情報として検出する。
そして中央処理ユニット20は、そのタッチ操作時間とタッチ位置変位情報とに基づき、タッチ操作の種類(すなわち、タップ操作やスライド操作の何れであるのか)を判別する。
これにより中央処理ユニット20は、ユーザの操作としてタッチパネル13Bの表面がタッチ操作された場合、当該タッチパネル13Bの表面に対して行われたタッチ操作の種類と、タッチ位置変位情報とに応じた各種処理を実行する。
このようにして中央処理ユニット20は、RAM22上で展開した各種プログラムに従って、通話機能、音声データや写真画像データ、映像データの取得機能、及びこれら音声データや写真画像データ、映像データの再生機能を実現することができる。
また中央処理ユニット20は、RAM22上で展開した各種プログラムに従って、各種アプリケーションプログラムの取得機能や、その取得したアプリケーションプログラムの実行機能等のように種々の機能を実現することができる。
実際に携帯端末10には、電話会社が管理運営している電話回線網の基地局と通信するために用いる通信処理部24及びアンテナ25が設けられている。
因みに、通信処理部24は、電話回線網の基地局に適用された無線通信規格に準じて、送信用のデータに所定の送信処理を施すと共に、アンテナ25で受信されたデータに所定の受信処理を施すものである。
またアンテナ25は、電話回線網の基地局に適用された無線通信規格に準じて、通信処理部24で送信処理されたデータを基地局に送信すると共に、当該基地局から送信されたデータを受信するものである。
中央処理ユニット20は、ユーザにより操作ボタン14やタッチパネル13Bを介して通話機能が選択されると、通話モードに移行する。
この状態で中央処理ユニット20は、ユーザにより操作ボタン14又はタッチパネル13Bを介して通話の相手の電話番号が入力され、引き続き発呼命令が入力されると、その電話番号を用いて発呼データを生成する。
また中央処理ユニット20は、発呼データを、通信処理部24を介してアンテナ25から基地局に送信する。
これにより中央処理ユニット20は、発呼データを電話回線網経由で相手の通話機器(図示せず)に送信して、当該相手に通話機器を介してユーザからの発呼を通知する。
その結果、中央処理ユニット20は、相手が通話を許可して当該相手の通話機器との通信接続が確立すると、マイクロホン16によりユーザの音声を集音し、得られる音声信号を音声処理部26で処理して通話用音声データを生成する。
そして中央処理ユニット20は、その通話用音声データを、通信処理部24を介してアンテナ25から基地局に送信する。
これにより中央処理ユニット20は、ユーザの音声の通話用音声データを電話回線網経由で相手の通話機器に送信する。
また中央処理ユニット20は、この際、相手の通話機器から送信された通話用音声データをアンテナ25で受信すると、当該通話用音声データを、通信処理部24を介して取り込んで音声処理部26に送出する。
音声処理部26は、中央処理ユニット20から与えられた通話用音声データを処理し、得られる音声信号をスピーカ15から相手の音声として出力する。
このようにして中央処理ユニット20は、通話モード時、ユーザからの通話の要求に応じて相手の通話機器と通信接続が確立すると、当該ユーザと相手との互いの音声の通話用音声データを送受信して、ユーザと相手とを通話させることができる。
因みに、中央処理ユニット20は、実行中の機能に関わらずに、相手の通話機器から送信された着呼データをアンテナ25で受信したときには、当該着呼データを、通信処理部24を介して取り込む。
また中央処理ユニット20は、その着呼データに基づき例えば、スピーカ15から着信音を出力して、ユーザに相手からの着呼を通知する。
その結果、中央処理ユニット20は、ユーザにより操作ボタン14やタッチパネル13Bを介して通話が許可され、相手の通話機器との通信接続が確立すると、上述と同様にマイクロホン16及び音声処理部26により通話用音声データを生成する。
そして中央処理ユニット20は、その通話用音声データを、通信処理部24を介してアンテナ25から基地局に送信する。
これにより中央処理ユニット20は、ユーザの音声の通話用音声データを電話回線網経由で相手の通話機器に送信する。
また中央処理ユニット20は、この際、相手の通話機器から送信された通話用音声データをアンテナ25で受信すると、当該通話用音声データを、通信処理部24を介して取り込んで音声処理部26に送出する。
そして音声処理部26は、中央処理ユニット20から与えられた通話用音声データを処理し、得られる音声信号をスピーカ15から相手の音声として出力する。
このようにして中央処理ユニット20は、相手からの通話の要求に応じて当該相手の通話機器と通信接続が確立した場合も、ユーザと相手との互いの音声の通話用音声データを送受信して、ユーザと相手とを通話させることができる。
ところで、中央処理ユニット20は、ユーザにより操作ボタン14やタッチパネル13Bを介して音声データの取得機能が選択されると、音声取得モードに移行する。
この際、中央処理ユニット20は、通信処理部24及びアンテナ25を順次介して基地局経由でインターネット(図示せず)上の音声配信装置(図示せず)にアクセスする。
これにより中央処理ユニット20は、音声配信装置から基地局経由で送信される、音声選択ページ画像のページ画像データをアンテナ25で受信し通信処理部24を介して取り込む。
そして中央処理ユニット20は、そのページ画像データを復号処理した後、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出することにより、当該ディスプレイ13Aにページ画像データに基づく音声選択ページ画像を表示する。
この状態で中央処理ユニット20は、ユーザによりタッチパネル13Bを介して音声選択ページ画像上で所望の音声データが選択されると、これに応じて、選択された音声データを要求するための音声要求データを生成する。
また中央処理ユニット20は、その音声要求データを、通信処理部24を介してアンテナ25から基地局に送信し、その基地局経由でインターネット上の音声配信装置に送信する。
その結果、中央処理ユニット20は、音声配信装置から基地局経由で、ユーザにより選択された音声データが当該音声データの属性情報を示す属性データと共に送信されると、これらをアンテナ25で受信し通信処理部24を介して取り込む。
因みに、以下の説明では、音声データの属性情報を、音声属性情報とも呼び、当該音声属性情報を示す属性データを、音声属性データとも呼ぶ。
そして中央処理ユニット20は、その音声データ及び音声属性データを、携帯端末10に内蔵された、又は着脱可能に設けられた記憶媒体28に送出して、当該記憶媒体28に音声データと音声属性データとを対応付けて記憶する。
このようにして中央処理ユニット20は、ユーザにより音声データの取得が要求される毎に、音声配信装置を利用して音声データを取得することができる。
ここで、音声データは、例えば、音楽をデジタルデータ化して生成されたものである。また音声属性データは、対応する音声データの音声属性情報として、当該音声データを個別に識別可能な識別情報(以下、これを音声識別情報とも呼ぶ)を示している。
さらに音声属性データは、対応する音声データの音声属性情報として、当該音声データに基づく音楽の音楽タイトルやアーティストのアーティスト名、その音楽が収録されたアルバムのアルバム名、当該音楽が属するジャンルのジャンル名等も示している。
さらに音声属性データには、対応する音声データの音声属性情報として、当該音声データに基づく音楽が収録されたアルバムのジャケット画像のデータ(以下、これをジャケット画像データとも呼ぶ)も含まれている。
中央処理ユニット20は、記憶媒体28に音声データと共に音声属性データを記憶すると、当該音声属性データに基づき音声データの管理用に種々のリストを作成し、記憶媒体28に新たな音声データを記憶する毎に当該種々のリストを更新する。
実際に中央処理ユニット20は、音声データの管理用として、複数の音声データをジャンル名で分類して、当該複数の音声データを分類したジャンル名のリストを作成する。
また中央処理ユニット20は、音声データの管理用として、複数の音声データを分類したジャンル名毎に、当該ジャンル名に分類した複数の音声データをアーティスト名で分類して、そのジャンル名のリストも作成する。
さらに中央処理ユニット20は、音声データの管理用として、複数の音声データを分類したアーティスト名毎に、当該アーティスト名に分類した複数の音声データをアルバム名で分類して、そのアルバム名のリストも作成する。
さらに中央処理ユニット20は、音声データの管理用として、複数の音声データを分類したアルバム名毎に、そのアルバム名に分類した複数の音声データの音楽タイトルのリストも作成する。
そして中央処理ユニット20は、この場合、ジャンル名のリストを最上位の管理情報として、当該リストの個々のジャンル名に、そのジャンル名よりも1階層下位の管理情報としてアーティスト名のリストを対応付ける。
また中央処理ユニット20は、アーティスト名のリストの個々のアーティスト名に、それぞれアーティスト名よりも1階層下位の管理情報としてアルバム名のリストを対応付ける。
さらに中央処理ユニット20は、アルバム名のリストの個々のアルバム名に、それぞれアルバム名よりも1階層下位の管理情報として音楽タイトルのリストを対応付ける。
このようにして中央処理ユニット20は、複数の音声データに対するジャンル名から音楽タイトルまでの階層的な分類を順に辿ることができるように、ジャンル名、アーティスト名、アルバム名及び音声タイトルのリストを階層的に対応付ける。
これに加えて中央処理ユニット20は、音声データの管理用として、複数の音声データをジャンル名は除き、アーティスト名で分類して、当該複数の音声データを分類したアーティスト名のリストを作成する。
また中央処理ユニット20は、音声データの管理用として、複数の音声データを分類したアーティスト名毎に、当該アーティスト名に分類した複数の音声データをアルバム名で分類して、そのアルバム名のリストも作成する。
さらに中央処理ユニット20は、音声データの管理用として、複数の音声データを分類したアルバム名毎に、そのアルバム名に分類した複数の音声データの音楽タイトルのリストも作成する。
そして中央処理ユニット20は、この場合、アーティスト名のリストを最上位の管理情報として、当該リストの個々のアーティスト名に、そのアーティスト名よりも1階層下位の管理情報としてアルバム名のリストを対応付ける。
また中央処理ユニット20は、アルバム名のリストの個々のアルバム名に、それぞれアルバム名よりも1階層下位の管理情報として音楽タイトルのリストを対応付ける。
このようにして中央処理ユニット20は、複数の音声データに対するアーティスト名から音楽タイトルまでの階層的な分類も順に辿ることができるように、アーティスト名、アルバム名及び音声タイトルのリストを階層的に対応付ける。
この他に中央処理ユニット20は、音声データの管理用として、複数の音声データをジャンル名及びアーティスト名は除き、アルバム名で分類して、当該複数の音声データを分類したアルバム名のリストを作成する。
また中央処理ユニット20は、音声データの管理用として、複数の音声データを分類したアルバム名毎に、そのアルバム名に分類した複数の音声データの音楽タイトルのリストも作成する。
そして中央処理ユニット20は、この場合、アルバム名のリストを最上位の管理情報として、当該リストの個々のアルバム名に、そのアルバム名よりも1階層下位の管理情報として音楽タイトルのリストを対応付ける。
このようにして中央処理ユニット20は、複数の音声データに対する上述のアルバム名及び音楽タイトルの階層的な分類も順に辿ることができるように、アルバム名及び音声タイトルのリストを階層的に対応付ける。
またこの他に中央処理ユニット20は、音声データの管理用として、複数の音声データをジャンル名、アーティスト名及びアルバム名によっては分類せずに、当該複数の音声データの音楽タイトルのリストを作成する。
このようにして中央処理ユニット20は、記憶媒体28に記憶した複数の音声データの管理用して、種々のリストを作成すると共に、そのうちの幾つかを階層的に対応付ける。
そして中央処理ユニット20は、これら種々のリストを記憶媒体28に送出して記憶することにより、この後、音声データを再生する際には、これら種々のリストを利用してユーザに再生対象の音声データを選択させるようになされている。
すなわち、中央処理ユニット20は、ユーザにより操作ボタン14やタッチパネル13Bを介して音声データの再生機能が選択されると、音声再生モードに移行する。
この際、中央処理ユニット20は、記憶媒体28に記憶していた音声データの管理用の種々のリストを利用して、音声データ選択用の表示画像を生成し表示処理部27を介してディスプレイ13Aに表示する。
これにより中央処理ユニット20は、その表示画像をタッチパネル13Bと共にGUI(Graphical User Interface)として利用して、ユーザにタッチパネル13Bを介して表示画像上で再生対象の音声データを選択させる。
そして中央処理ユニット20は、ユーザにより表示画像上で再生対象の音声データが選択されると、記憶媒体28から、その選択された音声データを読み出すと共に、当該読み出した音声データを音声処理部26に送出する。
音声処理部26は、中央処理ユニット20から与えられた音声データに復号処理のような所定の再生処理を施し、得られた音声信号をスピーカ、又は図示しないヘッドホン等を介して音楽として出力する。
このようにして中央処理ユニット20は、ユーザにより再生対象として選択された音声データを再生して、その音声データに基づく音楽を聴かせることができる。
また中央処理ユニット20は、ユーザにより操作ボタン14やタッチパネル13Bを介して写真画像データの取得機能が選択されると、写真画像取得モードに移行する。
この際、中央処理ユニット20は、通信処理部24及びアンテナ25を順次介して基地局経由でインターネット(図示せず)上の写真画像配信装置(図示せず)にアクセスする。
これにより中央処理ユニット20は、写真画像配信装置から基地局経由で送信される、写真画像選択ページ画像のページ画像データをアンテナ25で受信し通信処理部24を介して取り込む。
そして中央処理ユニット20は、そのページ画像データを復号処理した後、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出することにより、当該ディスプレイ13Aにページ画像データに基づく写真画像選択ページ画像を表示する。
この状態で中央処理ユニット20は、ユーザによりタッチパネル13Bを介して写真画像選択ページ画像上で所望の写真画像データが選択されると、これに応じて、選択された写真画像データを要求するための写真画像要求データを生成する。
また中央処理ユニット20は、その写真画像要求データを、通信処理部24を介してアンテナ25から基地局に送信し、その基地局経由でインターネット上の写真画像配信装置に送信する。
その結果、中央処理ユニット20は、写真画像配信装置から基地局経由で、ユーザにより選択された写真画像データが当該写真画像データの属性情報を示す属性データと共に送信されると、これらをアンテナ25で受信し通信処理部24を介して取り込む。
因みに、以下の説明では、写真画像データの属性情報を、写真画像属性情報とも呼び、当該写真画像属性情報を示す属性データを、写真画像属性データとも呼ぶ。
そして中央処理ユニット20は、その写真画像データ及び写真画像属性データを記憶媒体28に送出して、当該記憶媒体28に写真画像データと写真画像属性データとを対応付けて記憶する。
このようにして中央処理ユニット20は、ユーザにより写真画像データの取得が要求される毎に、写真画像配信装置を利用して写真画像データを取得することができる。
ここで、写真画像属性データは、対応する写真画像データの写真画像属性情報として、当該写真画像データを個別に識別可能な識別情報(以下、これを写真画像識別情報とも呼ぶ)を示している。
また写真画像属性データは、対応する写真画像データの写真画像属性情報として、当該写真画像データに基づく写真画像の写真画像タイトルや撮影者、その写真画像が属するジャンル(ジャンル名)等も示している。
さらに写真画像属性データには、対応する写真画像データの写真画像属性情報として、当該写真画像データに画素を間引くような縮小処理を施して生成されたサムネイル画像データも含まれている。
因みに、サムネイル画像データに基づくサムネイル画像は、写真画像データに基づく写真画像よりもサイズが小さいものの、当該写真画像の絵柄と実質的に同一の絵柄を有していることにより、その写真画像のインデックスとして用いることができるものである。
中央処理ユニット20は、記憶媒体28に写真画像データと共に写真画像属性データを記憶しても、音声データの場合と同様に、写真画像属性データに基づき写真画像データの管理用に種々のリストを作成すると共に、そのうちの幾つかを階層的に対応付ける。
そして中央処理ユニット20は、記憶媒体28に新たな写真画像データを記憶する毎に、これら種々のリストを更新する。
このようにして中央処理ユニット20は、複数の写真画像データの管理用して種々のリストを作成すると、これら種々のリストを記憶媒体28に送出して記憶する。
これにより中央処理ユニット20は、この後、写真画像データを再生する際には、これら種々のリストを利用してユーザに再生対象の写真画像データを選択させるようになされている。
すなわち、中央処理ユニット20は、ユーザにより操作ボタン14やタッチパネル13Bを介して写真画像データの再生機能が選択されると、写真画像再生モードに移行する。
この際、中央処理ユニット20は、記憶媒体28に記憶していた写真画像データの管理用の種々のリストを利用して、写真画像データ選択用の表示画像を生成し表示処理部27を介してディスプレイ13Aに表示する。
これにより中央処理ユニット20は、この場合も表示画像をタッチパネル13Bと共にGUIとして利用して、ユーザにタッチパネル13Bを介して表示画像上で再生対象の写真画像データを選択させる。
そして中央処理ユニット20は、ユーザにより表示画像上で再生対象の写真画像データが選択されると、記憶媒体28から、その選択された写真画像データを読み出すと共に、当該読み出した写真画像データに復号処理のような所定の再生処理を施す。
そして中央処理ユニット20は、その再生処理を施した写真画像データを表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出して、当該ディスプレイ13Aに写真画像データに基づく写真画像を表示する。
このようにして中央処理ユニット20は、ユーザにより再生対象として選択された写真画像データを再生して、その写真画像データに基づく写真画像を見せることができる。
因みに中央処理ユニット20は、ユーザにより操作ボタン14やタッチパネル13Bを介して映像データの取得機能が選択されると、映像取得モードに移行する。
この際、中央処理ユニット20は、上述した音声データや写真画像データの取得の場合と同様にして、インターネット上の映像配信装置を利用して映像データを当該映像データの属性情報を示す属性データと共に取得(記憶媒体28に記憶)する。
また中央処理ユニット20は、記憶媒体28に映像データと共に属性データを記憶しても、音声データの場合と同様に、当該属性データに基づき映像データの管理用に種々のリストを作成する。
そして中央処理ユニット20は、これら種々のリストを記憶媒体28に送出して記憶することにより、この後、映像データを再生する際には、これら種々のリストを利用してユーザに再生対象の映像データを選択させるようになされている。
すなわち、中央処理ユニット20は、ユーザにより操作ボタン14やタッチパネル13Bを介して映像データの再生機能が選択されると、映像再生モードに移行する。
この際、中央処理ユニット20は、記憶媒体28に記憶していた映像データの管理用の種々のリストを利用して、映像データ選択用の表示画像を生成し表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出する。
これにより中央処理ユニット20は、その表示画像をタッチパネル13Bと共にGUIとして利用して、ユーザに表示画面上で再生対象の映像データを選択させる。
そして中央処理ユニット20は、ユーザにより表示画像上で再生対象の映像データが選択されると、記憶媒体28から、その選択された映像データを読み出すと共に、当該読み出した映像データに復号処理のような所定の再生処理を施す。
そして中央処理ユニット20は、その再生処理を施した映像データを構成する動画像データ及び音声データのうち当該動画像データを、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出して、当該ディスプレイ13Aに動画像データに基づく動画像を表示する。
また中央処理ユニット20は、その音声データを音声処理部26で復号処理のような所定の再生処理を施して音声信号としてスピーカ、又は図示しないヘッドホン等を介して音声として出力する。
このようにして中央処理ユニット20は、ユーザにより再生対象として選択された映像データを再生して、その映像データに基づく映像(すなわち、動画像及び音声)を視聴させることができる。
また中央処理ユニット20は、ユーザにより操作ボタン14やタッチパネル13Bを介してアプリケーションプログラムの取得機能が選択されると、プログラム取得モードに移行する。
この際、中央処理ユニット20は、通信処理部24及びアンテナ25を順次介して基地局経由でインターネット(図示せず)上のプログラム配信装置(図示せず)にアクセスする。
これにより中央処理ユニット20は、プログラム配信装置から基地局経由で送信される、プログラム選択ページ画像のページ画像データをアンテナ25で受信し通信処理部24を介して取り込む。
そして中央処理ユニット20は、そのページ画像データを復号処理した後、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出することにより、当該ディスプレイ13Aにページ画像データに基づくプログラム選択ページ画像を表示する。
この状態で中央処理ユニット20は、ユーザによりタッチパネル13Bを介してプログラム選択ページ画像上で所望のアプリケーションプログラムが選択されると、その選択されたアプリケーションプログラムを要求するためのプログラム要求データを生成する。
また中央処理ユニット20は、そのプログラム要求データを、通信処理部24を介してアンテナ25から基地局に送信し、その基地局経由でインターネット上のプログラム配信装置に送信する。
その結果、中央処理ユニット20は、プログラム配信装置から基地局経由で、ユーザにより選択されたアプリケーションプログラムが、その属性情報を示す属性データと共に送信されると、これらをアンテナ25で受信し通信処理部24を介して取り込む。
因みに、以下の説明では、アプリケーションプログラムの属性情報を、プログラム属性情報とも呼び、当該プログラム属性情報を示す属性データを、プログラム属性データとも呼ぶ。
そして中央処理ユニット20は、そのアプリケーションプログラム及びプログラム属性データを記憶媒体28に送出して、当該記憶媒体28にアプリケーションプログラムとプログラム属性データとを対応付けて記憶する。
このようにして中央処理ユニット20は、ユーザによりアプリケーションプログラムの取得が要求される毎に、プログラム配信装置を利用してゲームプログラムやナビゲーションプログラム等のような各種アプリケーションプログラムを取得することができる。
ここで、プログラム属性データは、対応するアプリケーションプログラムのプログラム属性情報として、当該アプリケーションプログラムを個別に識別可能な識別情報(以下、これをプログラム識別情報とも呼ぶ)を示している。
さらにプログラム属性データは、プログラム属性情報として、対応するアプリケーションプログラムのプログラムタイトルやアーティストのアーティスト名、そのアプリケーションプログラムが属するジャンルのジャンル名等を示している。
またプログラム属性データには、プログラム属性情報として、アプリケーションプログラムを示す、2次元オブジェクト又は3次元オブジェクトとして生成されたアイコンも含まれている。
そして中央処理ユニット20は、ユーザにより操作ボタン14やタッチパネル13Bを介してアプリケーションプログラムの実行機能が選択されると、プログラム実行モードに移行する。
この際、中央処理ユニット20は、記憶媒体28から予め記憶していたアプリケーションプログラムやプログラム配信装置を利用して取得したアプリケーションプログラムのプログラム属性データを読み出す。
また中央処理ユニット20は、これら複数のプログラム属性データに含まれる例えば、アイコン(すなわち、対応するアプリケーションプログラムを示すアイコン)に基づき表示画像を生成し表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出する。
これにより中央処理ユニット20は、その表示画像をタッチパネル13Bと共にGUIとして利用して、ユーザに表示画面上で実行対象のアプリケーションプログラムを、対応するアイコンとして選択させる。
そして中央処理ユニット20は、ユーザにより表示画像上で実行対象のアプリケーションプログラムが選択されると、記憶媒体28から、その選択されたアプリケーションプログラムを読み出してRAM22に展開する。
これにより中央処理ユニット20は、そのRAM22上で展開したアプリケーションプログラムを実行してゲームを楽しませ、また上述のような音声データや写真画像データ、映像データを取得し再生すること等ができる。
ところで、中央処理ユニット20は、上述のように種々の処理を実行する場合、その処理に応じた表示画像を生成してディスプレイ13Aに表示する。
また中央処理ユニット20は、ユーザの操作に応じてディスプレイ13Aに対する表示画像の表示を適宜切り換えることで、当該ユーザに表示画像を介して処理の実行状況等の種々の情報を提示する。
この実施の形態の場合、表示画像の表示の切り換えとは、表示画像の構成要素を差し替えるようにして表示内容を変更することや、表示画像をスクロール表示して表示内容を変更すること、また表示画像の表示を他の表示画像の表示へ遷移させることを示す。
そして中央処理ユニット20は、ディスプレイ13に種々の表示画像を表示している間は、当該表示画像をタッチパネル13Bと共にGUIとして利用して、ユーザに表示画像上で種々の命令や指示を入力させている。
よって、以下には、中央処理ユニット20がディスプレイ13Aに表示する種々の表示画像について説明する。
まず中央処理ユニット20は、例えば、ユーザにより操作ボタン14を介して起動命令が入力され携帯端末10を起動させると、種々の表示画像のうち表示の遷移の基準となる表示画像(以下、これを特にホーム画像とも呼ぶ)を生成する。
実際に中央処理ユニット20は、例えば、ROM21から、ホーム画像や他の表示画像の背景として用いる背景画像の背景画像データを読み出す。
この場合、図4に示すように、背景画像データに基づく背景画像30は、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸の3次元空間座標系で表現される3次元仮想空間内に種々の3次元オブジェクトが配置された3次元空間画像として生成されている。
因みに、以下の説明では、3次元空間画像として生成された背景画像30を、特に3次元背景画像30とも呼ぶ。
なお、以下の説明では、3次元背景画像30において、X軸と平行な互いに逆向きの一方向及び他方向のうち当該一方向を、画像左方向、又は単に画像左とも呼び、他方向を、画像右方向、又は単に画像右とも呼ぶ。
そして、以下の説明では、3次元背景画像30において、これら互いに逆向きの画像左方向及び画像右方向を特に区別する必要のない場合、まとめて画像幅方向とも呼ぶ。
また、以下の説明では、3次元背景画像30において、Y軸と平行な互いに逆向きの一方向及び他方向のうち当該一方向を、画像上方向、又は単に画像上とも呼び、他方向を、画像下方向、又は単に画像下とも呼ぶ。
そして、以下の説明では、3次元背景画像30において、これら互いに逆向きの画像上方向及び画像下方向を特に区別する必要のない場合、まとめて画像高さ方向とも呼ぶ。
さらに、以下の説明では、3次元背景画像30において、Z軸と平行な互いに逆向きの一方向及び他方向のうち当該一方向を、画像前方向、又は単に画像前とも呼び、他方向を、画像後方向、又は単に画像後とも呼ぶ。
そして、以下の説明では、3次元背景画像30において、これら互いに逆向きの画像前方向及び画像後方向を特に区別する必要のない場合、まとめて画像奥行方向とも呼ぶ。
実際に3次元背景画像30は、画像幅方向及び画像奥行方向(すなわち、X軸及びZ軸)と平行に配置された平板状の3次元オブジェクトとしての底板オブジェクト31を有している。
因みに、以下の説明では、底板オブジェクト31において画像上側の面31Aを、底板一面31Aとも呼び、当該底板一面31Aにおいて画像前側の縁を、底板前縁とも呼ぶ。
また3次元背景画像30は、画像幅方向及び画像高さ方向と(すなわち、X軸及びY軸)と平行な平板状の3次元オブジェクトとしての奥壁オブジェクト32が、画像下側の端部を底板オブジェクト31の画像後側の端部と接触させて配置されている。因みに、以下の説明では、奥壁オブジェクト32において画像前側の面32Aを、奥壁一面32Aとも呼ぶ。
さらに3次元背景画像30は、底板オブジェクト31の底板一面31A上に、同一の幅及び長さを有する帯状の3次元オブジェクトとしての複数の帯状オブジェクト33が、その長手方向を画像幅方向と平行にし、画像奥行方向に幅と同一の間隔で順次並べて配置されている。
因みに、以下の説明では、個々の帯状オブジェクト33において画像幅方向と平行な縁部を、オブジェクト縁部とも呼ぶ。
そして3次元背景画像30では、底板オブジェクト31、奥壁オブジェクト32及び複数の帯状オブジェクト33それぞれの画像幅方向の長さが、例えば、表示画像の画像水平方向の長さの数倍の同一長さに選定されている。
すなわち、中央処理ユニット20は、3次元背景画像30を実際にホーム画像や他の表示画像の背景として用いる場合、当該3次元背景画像30を2次元平面画像としての背景画像(以下、これを特に2次元背景画像とも呼ぶ)に変換する必要がある。
実際に中央処理ユニット20は、後述するように3次元背景画像30を2次元背景画像に変換するために際には仮想的なカメラ34の位置及び向きを設定すると共に、仮想的なライト35の位置及び向きを設定する。
そして中央処理ユニット20は、3次元背景画像30を仮想的なライト35で照明しながら仮想的なカメラ34で撮影するように透視投影することにより、当該3次元背景画像30を2次元背景画像に変換する。
ただし、中央処理ユニット20は、後述するように、それぞれ表示内容が異なる複数のホーム画像を生成し、これら複数のホーム画像の表示を切換可能にしている。
そして中央処理ユニット20は、ホーム画像毎に、仮想的なカメラ34及びライト35の位置及び向きを変更して、3次元背景画像30を見せる向きや範囲、照明の仕方を変更した2次元背景画像を生成している。
すなわち、中央処理ユニット20は、複数のホーム画像を、それぞれ3次元背景画像30の可視状態が異なる2次元背景画像を用いて生成している。
よって3次元背景画像30は、カメラ34及びライト35の位置及び向きが変更されても、カメラ34のレンズの光軸付近及びライト35の照明光の発射面の光軸付近から底板一面31A及び奥壁一面32Aが外れないように、ホーム画像より幅広に生成されている。
因みに、以下の説明では、カメラ34のレンズの光軸を、カメラ光軸とも呼び、ライト35の照明光の発射面の光軸を、ライト光軸とも呼ぶ。
また3次元背景画像30は、底板オブジェクト31、奥壁オブジェクト32及び複数の帯状オブジェクト33それぞれの色、透明度、反射、屈折率等が適宜選定されている。
これにより3次元背景画像30は、2次元背景画像に変換された場合、個々の帯状オブジェクト33のオブジェクト縁部が、当該帯状オブジェクト33の他の部分や、底板一面31A及び奥壁一面32Aより目立つようにも生成されている。
中央処理ユニット20は、記憶媒体28から背景画像データを読み出すと、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを設定すると共に、仮想定なライト35の位置及び向きも設定する。
ここで、図5に示すように、仮想的なカメラ34については、3次元背景画像30の底板縁部よりも画像前側から当該3次元背景画像30を撮影するような5つの位置と、当該5つの位置での向きが、2次元背景画像の生成用として予め選定されている。
この場合、仮想的なカメラ34の5つの位置と、当該5つの位置での向きは、例えば、3次元背景画像30において底板前縁の中心点を通る底板一面31Aの垂線PEを基準として選定されている。
カメラ34について予め選定された位置のうち1つは、3次元背景画像30の底板縁部よりも所定距離だけ画像前側で、カメラ光軸を画像奥行方向と平行にして垂線PEと共に奥壁一面32Aの中心と順次直交させる位置CP1である。
そしてカメラ34について予め選定された向きのうち1つは、そのカメラ光軸を奥壁一面32Aの中心と直交させるような位置CP1での、当該カメラ34のレンズをカメラ光軸に沿って3次元背景画像30の中央部分に向けるような向きである。
因みに、以下の説明では、3次元背景画像30の底板縁部よりも所定距離だけ画像前側で、カメラ光軸を画像奥行方向と平行にして垂線PEと共に奥壁一面32Aの中心と順次直交させるようなカメラ34の位置CP1を、中央カメラ位置CP1とも呼ぶ。
そして、以下の説明では、中央カメラ位置CP1でカメラ34のレンズを3次元背景画像30の中央部分に向けるような向きを、中央カメラ向きとも呼ぶ。
またカメラ34について予め選定された残りの4つの位置は、それぞれZX平面からの高さ(Y座標)及び垂線PEとの距離が、中央カメラ位置CP1におけるZX平面からの高さ(Y座標)及び垂線PEとの距離と等しく選定されている。
そして、これら残りの4つの位置のうち2つは、カメラ34を、垂線PEを中心にして中央カメラ位置CP1から画像左方向へ順次等角度θ1間隔で回転させたような2箇所の位置CP2及びCP3である。
また残りの4つの位置のうち他の2つは、カメラ34を、垂線PEを中心にして中央カメラ位置CP1から画像右方向へ順次等角度θ1間隔で回転させたような2箇所の位置CP4及びCP5である。
そしてカメラ34について予め選定された残りの4つの向きのうち1つは、中央カメラ位置CP1から画像左方向の1つ目の位置CP2で、カメラ光軸を、垂線PEと直交させて奥壁一面32Aとは中心よりも右側の位置で斜めに交差させるような向きである。
すなわち、中央カメラ位置CP1から画像左方向の1つ目の位置CP2でのカメラ34の向きは、画像左前側の当該位置CP2からカメラ34のレンズをカメラ光軸に沿って3次元背景画像30の中央部分よりも右側の第1右側部分に向けるような向きである。
また残りの4つの向きのうち他の1つは、中央カメラ位置CP1から画像左方向の2つ目の位置CP3で、カメラ光軸を、垂線PEと直交させて奥壁一面32Aとは中心よりもさらに右側の位置で斜めに交差させるような向きである。
すなわち、中央カメラ位置CP1から画像左方向の2つ目の位置CP3でのカメラ34の向きは、画像左前側の当該位置CP3からカメラ34のレンズをカメラ光軸に沿って3次元背景画像30の第1右側部分よりもさらに右側の第2右側部分に向けるような向きである。
さらに残りの4つの向きのうち他の1つは、中央カメラ位置CP1から画像右方向の1つ目の位置CP4で、カメラ光軸を、垂線PEと直交させて奥壁一面32Aとは中心よりも左側の位置で斜めに交差させるような向きである。
すなわち、中央カメラ位置CP1から画像右方向の1つ目の位置CP4でのカメラ34の向きは、画像右前側の当該位置CP4からカメラ34のレンズをカメラ光軸に沿って3次元背景画像30の中央部分よりも左側の第1の左側部分に向けるような向きである。
さらに残りの4つの向きのうち他の1つは、中央カメラ位置CP1から画像右方向の2つ目の位置CP5で、カメラ光軸を、垂線PEと直交させて奥壁一面32Aとは中心よりもさらに左側の位置で斜めに交差させるような向きである。
すなわち、中央カメラ位置CP1から画像右方向の2つ目の位置CP5でのカメラ34の向きは、画像右前側の当該位置CP5からカメラ34のレンズをカメラ光軸に沿って3次元背景画像30の第1左側部分よりもさらに左側の第2左側部分に向けるような向きである。
因みに、以下の説明では、中央カメラ位置CP1から画像左方向の1つ目のカメラ34の位置CP2を、第1左側カメラ位置CP2とも呼ぶ。
そして、以下の説明では、画像左前側の第1左側カメラ位置CP2でカメラ34のレンズをカメラ光軸に沿って3次元背景画像30の第1右側部分に向けるような当該カメラ34の向きを、第1右後側カメラ向きとも呼ぶ。
また、以下の説明では、中央カメラ位置CP1から画像左方向の2つ目のカメラ34の位置CP3を、第2左側カメラ位置CP3とも呼ぶ。
そして、以下の説明では、画像左前側の第2左側カメラ位置CP3でカメラ34のレンズをカメラ光軸に沿って3次元背景画像30の第2右側部分に向けるような当該カメラ34の向きを、第2右後側カメラ向きとも呼ぶ。
さらに、以下の説明では、中央カメラ位置CP1から画像右方向の1つ目のカメラ34の位置CP4を、第1右側カメラ位置CP4とも呼ぶ。
そして、以下の説明では、画像右前側の第1右側カメラ位置CP4でカメラ34のレンズをカメラ光軸に沿って3次元背景画像30の第1左側部分に向けるような当該カメラ34の向きを、第1左後側カメラ向きとも呼ぶ。
さらに、以下の説明では、中央カメラ位置CP1から画像右方向の2つ目のカメラ34の位置CP5を、第2右側カメラ位置CP5とも呼ぶ。
そして、以下の説明では、画像右前側の第2右側カメラ位置CP5でカメラ34のレンズをカメラ光軸に沿って3次元背景画像30の第2左側部分に向けるような当該カメラ34の向きを、第2左後側カメラ向きとも呼ぶ。
なお、以下の説明では、これら中央カメラ位置CP1、第1左側カメラ位置CP2、第2左側カメラ位置CP3、第1右側カメラ位置CP4及び第2右側カメラ位置CP5を特に区別する必要のない場合、便宜上、選定カメラ位置とも呼ぶ。
また、以下の説明では、これら中央カメラ向き、第1右後側カメラ向き、第2右後側カメラ向き、第1左後側カメラ向き及び第2左後側カメラ向きを特に区別する必要のない場合、便宜上、選定カメラ向きとも呼ぶ。
一方、図6に示すように、仮想的なライト35については、3次元背景画像30の底板縁部よりも画像前側から当該3次元背景画像30を照明するような5つの位置と、当該5つの位置での向きが、2次元背景画像の生成用として予め選定されている。
この場合、仮想的なライト35の5つの位置、及び当該5つの位置での向きも、例えば、仮想的なカメラ34の選定カメラ位置及び選定カメラ向きと同様に3次元背景画像30の底板一面31Aの垂線PEを基準として選定されている。
ライト35について予め選定された位置のうち1つは、中央カメラ位置CP1よりも画像下側からライト光軸を画像奥行方向と平行にして垂線PEと共に奥壁一面32Aの中心よりも僅かに画像下寄りの位置と順次直交させる位置LP1である。
因みに、以下の説明では、奥壁一面32Aにおいて中心よりも画像下寄りでライト光軸が直交する位置を、中心下位置も呼ぶ。
すなわち、ライト35について予め選定された1つの位置LP1は、中央カメラ位置CP1とZX平面からの高さ(Y座標)が異なるだけで、XY平面からの距離(Z座標)及びYZ平面からの距離(X座標)は当該中央カメラ位置CP1と等しく選定されている。
そしてライト35の予め選定された向きのうち1つは、そのライト光軸を奥壁一面32Aの中心下位置と直交させるような位置LP1で、当該ライト35の発射面をライト光軸に沿って3次元背景画像30の中央部分に向けるような向きである。
因みに、以下の説明では、中央カメラ位置CP1より画像下側からライト35の照明光の発射面の光軸を画像奥行方向と平行にして垂線PEと共に奥壁一面32Aの中心より僅かに画像下寄りの位置と順次直交させる位置LP1を、中央ライト位置LP1とも呼ぶ。
そして、以下の説明では、中央ライト位置LP1でライト35の発射面を3次元背景画像30の中央部分に向けるような向きを、中央ライト向きとも呼ぶ。
またライト35の予め選定された残りの4つの位置は、それぞれZX平面からの高さ(Y座標)及び垂線PEとの距離が、中央ライト位置LP1におけるZX平面からの高さ(Y座標)及び垂線PEとの距離と等しく選定されている。
そして、これら残りの4つの位置のうち2つは、ライト35を、垂線PEを中心にして中央ライト位置LP1から画像左方向へ順次等角度θ1間隔で回転させたような2箇所の位置LP2及びLP3である。
また残りの4つの位置のうち他の2つは、ライト35を、垂線PEを中心にして中央ライト位置LP1から画像右方向へ順次等角度θ1間隔で回転させたような2箇所の位置LP4及びLP5である。
すなわち、4つの位置LP2乃至LP5のうち1つは、第1左側カメラ位置CP2とはZX平面からの高さ(Y座標)が異なるだけで、XY平面からの距離(Z座標)及びYZ平面からの距離(X座標)は等しく選定された位置LP2である。
また4つの位置LP2乃至LP5のうち他の1つは、第2左側カメラ位置CP3とはZX平面からの高さ(Y座標)が異なるだけで、XY平面からの距離(Z座標)及びYZ平面からの距離(X座標)は等しく選定された位置LP3である。
さらに4つの位置LP2乃至LP5のうち他の1つは、第1右側カメラ位置CP4とはZX平面からの高さ(Y座標)が異なるだけで、XY平面からの距離(Z座標)及びYZ平面からの距離(X座標)は等しく選定された位置LP4である。
さらにまた4つの位置LP2乃至LP5のうち他の1つは、第2右側カメラ位置CP5とはZX平面からの高さ(Y座標)が異なるだけで、XY平面からの距離(Z座標)及びYZ平面からの距離(X座標)は等しく選定された位置LP5である。
そしてライト35について予め選定された残りの4つの向きのうち1つは、中央ライト位置LP1から画像左方向の1つ目の位置LP2で、ライト光軸を、垂線PEと直交させて奥壁一面32Aとは中心下位置よりも右側の位置で斜めに交差させるような向きである。
すなわち、中央ライト位置LP1から画像左方向の1つ目の位置LP2でのライト35の向きは、画像左前側の当該位置LP2からライト35の発射面をライト光軸に沿って3次元背景画像30の第1右側部分に向けるような向きである。
また残りの4つの向きのうち他の1つは、中央ライト位置LP1から画像左方向の2つ目の位置LP3で、ライト光軸を、垂線PEと直交させて奥壁一面32Aとは中心下位置よりもさらに右側の位置で斜めに交差させるような向きである。
すなわち、中央ライト位置LP1から画像左方向の2つ目の位置LP3でのライト35の向きは、画像左前側の当該位置LP3からライト35の発射面をライト光軸に沿って3次元背景画像30の第2右側部分に向けるような向きである。
さらに残りの4つの向きのうち他の1つは、中央ライト位置LP1から画像右方向の1つ目の位置LP4で、ライト光軸を、垂線PEと直交させて奥壁一面32Aとは中心下位置よりも左側の位置で斜めに交差させるような向きである。
すなわち、中央ライト位置LP1から画像右方向の1つ目の位置LP4でのライト35の向きは、画像右前側の当該位置LP4からライト35の発射面をライト光軸に沿って3次元背景画像30の第1の左側部分に向けるような向きである。
さらに残りの4つの向きのうち他の1つは、中央ライト位置LP1から画像右方向の2つ目の位置LP5で、ライト光軸を、垂線PEと直交させて奥壁一面32Aとは中心下位置よりもさらに左側の位置で斜めに交差させるような向きである。
すなわち、中央ライト位置LP1から画像右方向の2つ目の位置LP5でのライト35の向きは、画像右前側の当該位置LP5からライト35の発射面をライト光軸に沿って3次元背景画像30の第2左側部分に向けるような向きである。
因みに、以下の説明では、中央ライト位置LP1から画像左方向の1つ目のライト35の位置LP2を、第1左側ライト位置LP2とも呼ぶ。
そして、以下の説明では、画像左前側の第1左側ライト位置LP2でライト35の発射面をライト光軸に沿って3次元背景画像30の第1右側部分に向けるような当該ライト35の向きを、第1右後ライト向きとも呼ぶ。
また、以下の説明では、中央ライト位置LP1から画像左方向の2つ目のライト35の位置LP3を、第2左側ライト位置LP3とも呼ぶ。
そして、以下の説明では、画像左前側の第2左側ライト位置LP3でライト35の発射面をライト光軸に沿って3次元背景画像30の第2右側部分に向けるような当該ライト35の向きを、第2右後ライト向きとも呼ぶ。
さらに、以下の説明では、中央ライト位置LP1から画像右方向の1つ目のライト35の位置LP4を、第1右側ライト位置LP4とも呼ぶ。
そして、以下の説明では、画像右前側の第1右側ライト位置LP4でライト35の発射面をライト光軸に沿って3次元背景画像30の第1左側部分に向けるような当該ライト35の向きを、第1左後ライト向きとも呼ぶ。
さらに、以下の説明では、中央ライト位置LP1から画像右方向の2つ目のライト35の位置LP5を、第2右側ライト位置LP5とも呼ぶ。
そして、以下の説明では、画像右前側の第2右側ライト位置LP5でライト35の発射面をライト光軸に沿って3次元背景画像30の第2左側部分に向けるような当該ライト35の向きを、第2左後ライト向きとも呼ぶ。
なお、以下の説明では、これら中央ライト位置LP1、第1左側ライト位置LP2、第2左側ライト位置LP3、第1右側ライト位置LP4及び第2右側ライト位置LP5を特に区別する必要のない場合、便宜上、選定ライト位置とも呼ぶ。
また、以下の説明では、これら中央ライト向き、第1右後ライト向き、第2右後ライト向き、第1左後ライト向き及び第2左後ライト向きを特に区別する必要のない場合、便宜上、選定ライト向きとも呼ぶ。
よって中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを、中央カメラ位置及び中央カメラ向きに設定すると共に、仮想定なライト35の位置及び向きを、中央ライト位置及び中央ライト向きに設定する。
これにより中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の中央部分(すなわち、底板一面31A及び奥壁一面32Aの中央部分)を、ライト35により画像前側から均一に照明する。
この状態で、中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の中央部分を、カメラ34により画像前側から正視して撮影したように透視投影して2次元背景画像に変換する。
すなわち、中央処理ユニット20は、画像水平方向のサイズ及び画像垂直方向のサイズが表示画像と等しい2次元平面に、3次元背景画像30の中央部分を均一に照明し画像前側から正視したように描画して表す2次元背景画像に変換する。
このようにして中央処理ユニット30は、3次元背景画像30から2次元背景画像を生成すると、例えば、ROM21から、複数のホーム画像に共通な前景用として予め記憶しているテンプレート画像データを読み出す。
そして中央処理ユニット20は、2次元背景画像の背景画像データにテンプレート画像データを合成してホーム画像データを生成し、当該生成したホーム画像データを、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出する。
これにより中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aにホーム画像データに基づき、図7に示すような2次元背景画像40を有するホーム画像41を表示する。
この場合、ホーム画像41において2次元背景画像40は、3次元背景画像30の中央部分を、全体的にほぼ均一な明るさで、個々のオブジェクト縁部が画像水平方向と平行に見えるような可視状態で示している。
因みに、以下の説明では、3次元背景画像30の中央部分を示す2次元背景画像40を有するホーム画像41を、特に中央ホーム画像41とも呼ぶ。
なお、以下には、中央ホーム画像41以外に、それぞれ3次元背景画像30の可視状態が異なる2次元背景画像を有する種々のホーム画像についても説明する。
しかしなから、以下の説明では、中央ホーム画像や他のホーム画像を特に区別する必要のない場合、便宜上、単にホーム画像とも呼ぶ。
また中央ホーム画像41は、2次元背景画像40上に、予め選定された複数の機能を示す複数のアイコン42乃至45を有するテンプレート画像46が重畳されている。
このテンプレート画像46は、画像垂直方向の下端部に複数のアイコン42乃至45が配置され、当該アイコン42乃至45の配置部分以外では2次元背景画像40を透過させるように生成されている。
因みに、テンプレート画像46内のアイコン42乃至45としては、ホーム画像の表示を、例えば、音声データに関する取得や再生等の種々の機能をアイコンとして選択可能に生成された表示画像への切換用(遷移用)に選択するためのアイコン42がある。
またテンプレート画像46内のアイコン42乃至45としては、ホーム画像の表示を、例えば、映像データに関する取得や再生等の種々の機能をアイコンとして選択可能に生成された表示画像への切換用(遷移用)に選択するためのアイコン43もある。
さらにテンプレート画像46内のアイコン42乃至45としては、ホーム画像の表示を、例えば、写真画像データに関する取得や再生等の種々の機能をアイコンとして選択可能に生成された表示画像への切換用(遷移用)に選択するためのアイコン44もある。
さらにテンプレート画像46内のアイコン42乃至45としては、ホーム画像の表示を、例えば、アプリケーションプログラムに関する取得や実行等の種々の機能をアイコンとして選択可能に生成された表示画像への切換用(遷移用)に選択するためのアイコン45もある。
なお、以下の説明では、音声データに関する取得や再生等の種々の機能をアイコンとして選択可能に生成された表示画像を、特に音声メニュー画像とも呼ぶ。
また、以下の説明では、映像データに関する取得や再生等の種々の機能をアイコンとして選択可能に生成された表示画像を、特に映像メニュー画像とも呼ぶ。
さらに、以下の説明では、写真画像データに関する取得や再生等の種々の機能をアイコンとして選択可能に生成された表示画像を、特に写真画像メニュー画像とも呼ぶ。
さらに、以下の説明では、アプリケーションプログラムに関する取得や実行等の種々の機能をアイコンとして選択可能に生成された表示画像を、特にアプリメニュー画像とも呼ぶ。
因みに、以下の説明では、音声メニュー画像、映像メニュー画像、写真メニュー画像及びアプリメニュー画像を特に区別する必要のない場合、これらを単にメニュー画像とも呼ぶ。
中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに中央ホーム画像41を表示した状態で、ユーザによりタッチパネル13Bの表面が例えば、左方向にスライド操作されると、当該中央ホーム画像41の表示内容を変更するように要求されたと判断する。
この際、図8に示すように、中央処理ユニット20は、タッチ位置の変位量に応じてカメラ34を、上述の垂線PEを中心にしてカメラ光軸を垂線PEと直交させたまま中央カメラ位置CP1から画像左方向へ、最大でも第1左側カメラ位置CP2の僅かに手前まで水平に順次移動(回転)させる。
また図9に示すように、中央処理ユニット20は、タッチ位置の変位量に応じてライト35を、垂線PEを中心にしてライト光軸を垂線PEと直交させたまま中央ライト位置LP1から画像右方向へ、最大でも第1右側ライト位置LP4の僅かに手前まで水平に順次移動(回転)させる。
さらに中央処理ユニット20は、このようにカメラ34及びライト35を反対方向へ(すなわち、互いを引き離すように)移動させて位置及び向きを順次変更しながら、上述と同様の手法で3次元背景画像30を2次元背景画像に順次変換する。
さらに中央処理ユニット20は、2次元背景画像を生成する毎に、当該2次元背景画像の背景画像データにテンプレート画像データを合成してホーム画像データを生成し、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出する。
これにより中央処理ユニット20は、左方向へのスライド操作が行われている間、スライド操作による指先等の移動に合わせて3次元背景画像30の可視状態を徐々に変えるように、ディスプレイ13Aに表示しているホーム画像内の2次元背景画像を変更する。
すなわち、中央処理ユニット20は、左方向へのスライド操作が行われている間、ホーム画像内の2次元背景画像を、3次元背景画像30の画像左前側へ移動しながら中央部分から順次右側の部分を斜めに見るような可視状態に変更するアニメーションで表示する。
そして中央処理ユニット20は、ユーザによる左方向へのスライド操作が終了すると、当該スライド操作の開始時点から終了時点までのタッチ位置の変位量を、表示の切り換えの有無を判別するために予め選定された所定の閾値と比較する。
その結果、中央処理ユニット20は、タッチ位置の変位量が閾値よりも小さいと、ホーム画像の表示の切り換えが指示されてはいないと判別する。
そして中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに、2次元背景画像をアニメーションで表示していたホーム画像に換えて、当該2次元背景画像を変更し始める前の中央ホーム画像41を再び表示する。
これに対し中央処理ユニット20は、タッチ位置の変位量が閾値以上であると、ホーム画像の表示の切り換えが指示されたと判別する。
この際、図10に示すように、中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを、第1左側カメラ位置CP2及び第1右後側カメラ向きに設定する。
また中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的なライト35の位置及び向きを、第1右側ライト位置LP4及び第1左後ライト向きに設定する。
これにより中央処理ユニット20は、仮想的なライト35により画像右前側から斜めに3次元背景画像30を、第1左側部分を中心に照明する。
この状態で中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の第1右側部分(すなわち、底板一面31A及び奥壁一面32Aの第1右側部分)を、仮想的なカメラ34により画像左前側から斜めに見て撮影したように透視投影して2次元背景画像に変換する。
すなわち、中央処理ユニット20は、画像水平方向のサイズ及び画像垂直方向のサイズが表示画像と等しい2次元平面に、3次元背景画像30の第1右側部分を画像左前側から斜めに見たように描画して表す2次元背景画像に変換する。
そして中央処理ユニット20は、その2次元背景画像の背景画像データにテンプレート画像データを合成してホーム画像データを生成すると共に、当該生成したホーム画像データを、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出する。
これにより中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに、2次元背景画像をアニメーションで表示していたホーム画像に換えて、ホーム画像データに基づき図11に示すような2次元背景画像50を有するホーム画像51を表示する。
この場合、2次元背景画像50は、3次元背景画像30の第1右側部分を、画像下側ほど画像左側から画像右側にかけてオブジェクト縁部の間隔が広がるように見えるような可視状態で示している。
また2次元背景画像50は、3次元背景画像30の第1右側部分を、左側は全体的に明るいものの、右上隅に現れた僅かな影が見えるような可視状態でも示している。
因みに、以下の説明では、3次元背景画像30の第1右側部分を示す2次元背景画像50を有するホーム画像51を、特に第1右側ホーム画像51とも呼ぶ。
このようにして中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに中央ホーム画像41を表示した状態で、左方向へのスライド操作により表示の切り換えが指示されると、第1右側ホーム画像51に表示を切り換える。
また中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに第1右側ホーム画像51を表示した状態でユーザによりタッチパネル13Bの表面が左方向にスライド操作されると、当該第1右側ホーム画像51の表示内容を変更するように要求されたと判断する。
この際、中央処理ユニット20は、タッチ位置の変位量に応じてカメラ34を、垂線PEを中心にしてカメラ光軸を垂線PEと直交させたまま第1左側カメラ位置CP2から画像左方向へ、最大でも第2左側カメラ位置CP3の僅かに手前まで水平に順次移動(回転)させる。
また中央処理ユニット20は、タッチ位置の変位量に応じてライト35を、垂線PEを中心にしてライト光軸を垂線PEと直交させたまま第1右側ライト位置LP4から画像右方向へ、最大でも第2右側ライト位置LP5の僅かに手前まで水平に順次移動(回転)させる。
さらに中央処理ユニット20は、このようにカメラ34及びライト35を反対方向へ(すなわち、互いを引き離すように)移動させて位置及び向きを順次変更しながら、上述と同様の手法で3次元背景画像30を2次元背景画像に順次変換する。
そして中央処理ユニット20は、2次元背景画像を生成する毎に、2次元背景画像の背景画像データにテンプレート画像データを合成してホーム画像データを生成し、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出する。
これにより中央処理ユニット20は、左方向へのスライド操作が行われている間、スライド操作による指先等の移動に合わせて3次元背景画像30の可視状態を徐々に変えるように、ディスプレイ13Aに表示しているホーム画像内の2次元背景画像を変更する。
すなわち、中央処理ユニット20は、左方向へのスライド操作が行われている間、ホーム画像内の2次元背景画像を、3次元背景画像30の画像左前側へ移動しながら第1右側部分から順次右側の部分を斜めに見るような可視状態に変更するアニメーションで表示する。
そして中央処理ユニット20は、この場合もユーザによる左方向へのスライド操作が終了すると、上述と同様に表示の切り換えが指示されたか否かを判別する。
その結果、中央処理ユニット20は、ホーム画像の表示の切り換えが指示されてはいないと判別すると、ディスプレイ13Aに、2次元背景画像をアニメーションで表示していたホーム画像に換えて、第1右側ホーム画像51を再び表示する。
これに対し図12に示すように、中央処理ユニット20は、ホーム画像の表示の切り換えが指示されたと判別すると、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを、第2左側カメラ位置CP3及び第2右後側カメラ向きに設定する。
また中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的なライト35の位置及び向きを、第2右側ライト位置LP5及び第2左後ライト向きに設定する。
これにより中央処理ユニット20は、仮想的なライト35により画像右前側から斜めに3次元背景画像30を、第2左側部分を中心に照明する。
この状態で中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の第2右側部分(すなわち、底板一面31A及び奥壁一面32Aの第2右側部分)を、仮想的なカメラ34により画像左前側から斜めに見て撮影したように透視投影して2次元背景画像に変換する。
すなわち、中央処理ユニット20は、画像水平方向のサイズ及び画像垂直方向のサイズが表示画像と等しい2次元平面に、3次元背景画像30の第2右側部分を画像左前側から斜めに見たように描画して表す2次元背景画像に変換する。
そして中央処理ユニット20は、その2次元背景画像の背景画像データにテンプレート画像データを合成してホーム画像データを生成すると共に、当該生成したホーム画像データを、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出する。
これにより中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに、2次元背景画像をアニメーションで表示していたホーム画像に換えて、ホーム画像データに基づき図13に示すような2次元背景画像52を有するホーム画像53を表示する。
この場合、2次元背景画像52は、3次元背景画像30の第2右側部分を、第1右側ホーム画像51内の2次元背景画像50の場合よりも、画像下側ほど画像左側から画像右側にかけてオブジェクト縁部の間隔が広がるように見えるような可視状態で示している。
また2次元背景画像52は、3次元背景画像30の第2右側部分を、左下隅ほど明るいものの、第1右側ホーム画像51内の2次元背景画像50の場合より右上隅の広い範囲に現れた、本来の色を判別し得ない程度に濃い影が見えるような可視状態でも示している。
因みに、以下の説明では、3次元背景画像30の第2右側部分を示す2次元背景画像52を有するホーム画像53を、特に第2右側ホーム画像53とも呼ぶ。
このようにして中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに第1右側ホーム画像51を表示した状態で、左方向へのスライド操作により表示の切り換えが指示されると、第2右側ホーム画像53に表示を切り換える。
一方、中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに例えば、中央ホーム画像41を表示した状態でユーザによりタッチパネル13Bの表面が右方向にスライド操作されたときも、当該中央ホーム画像41の表示内容を変更するように要求されたと判断する。
ただし、中央処理ユニット20は、この際には上述のように左方向へのスライド操作が行われたときとは異なり、仮想的なカメラ34を画像右方向へ移動させ、仮想的なライト35を画像左方向へ移動させる。
すなわち、中央処理ユニット20は、タッチ位置の変位量に応じてカメラ34を、垂線PEを中心にしてカメラ光軸を垂線PEと直交させたまま中央カメラ位置CP1から画像右方向へ、最大でも第1右側カメラ位置CP4の僅かに手前まで水平に順次移動(回転)させる。
また中央処理ユニット20は、タッチ位置の変位量に応じてライト35を、垂線PEを中心にしてライト光軸を垂線PEと直交させたまま中央ライト位置LP1から画像左方向へ、最大でも第1左側ライト位置LP2の僅かに手前まで水平に順次移動(回転)させる。
さらに中央処理ユニット20は、このようにカメラ34及びライト35を反対方向へ(すなわち、互いを引き離すように)移動させて位置及び向きを順次変更しながら、上述と同様の手法で3次元背景画像30を2次元背景画像に順次変換する。
さらに中央処理ユニット20は、2次元背景画像を生成する毎に、当該2次元背景画像の背景画像データにテンプレート画像データを合成してホーム画像データを生成し、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出する。
これにより中央処理ユニット20は、右方向へのスライド操作が行われている間、スライド操作による指先等の移動に合わせて3次元背景画像30の可視状態を徐々に変えるように、ディスプレイ13Aに表示しているホーム画像内の2次元背景画像を変更する。
すなわち、中央処理ユニット20は、右方向へのスライド操作が行われている間、ホーム画像内の2次元背景画像を、3次元背景画像30の画像左前側へ移動しながら中央部分から順次左側の部分を斜めに見るような可視状態に変更するアニメーションで表示する。
そして中央処理ユニット20は、ユーザによる右方向へのスライド操作が終了すると、この場合も上述と同様に表示の切り換えが指示されたか否かを判別する。
その結果、中央処理ユニット20は、ホーム画像の表示の切り換えが指示されてはいないと判別すると、ディスプレイ13Aに、2次元背景画像をアニメーションで表示していたホーム画像に換えて、中央ホーム画像41を再び表示する。
これに対し図14に示すように、中央処理ユニット20は、ホーム画像の表示の切り換えが指示されたと判別したときには、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを、第1右側カメラ位置CP4及び第1左後側カメラ向きに設定する。
また中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的なライト35の位置及び向きを、第1左側ライト位置LP2及び第1右後ライト向きに設定する。
これにより中央処理ユニット20は、仮想的なライト35により画像左前側から斜めに3次元背景画像30を、第1右側部分を中心に照明する。
この状態で中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の第1左側部分(すなわち、底板一面31A及び奥壁一面32Aの第1左側部分)を、仮想的なカメラ34により画像右前側から斜めに見て撮影したように透視投影して2次元背景画像に変換する。
すなわち、中央処理ユニット20は、画像水平方向のサイズ及び画像垂直方向のサイズが表示画像と等しい2次元平面に、3次元背景画像30の第1左側部分を画像右前側から斜めに見たように描画して表す2次元背景画像に変換する。
そして中央処理ユニット20は、その2次元背景画像の背景画像データにテンプレート画像データを合成してホーム画像データを生成すると共に、当該生成したホーム画像データを、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出する。
これにより中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに、2次元背景画像をアニメーションで表示していたホーム画像に換えて、ホーム画像データに基づき図15に示すような2次元背景画像54を有するホーム画像55を表示する。
この場合、2次元背景画像54は、3次元背景画像30の第1左側部分を、画像下側ほど画像右側から画像左側にかけてオブジェクト縁部の間隔が広がるように見えるような可視状態で示している。
また2次元背景画像54は、3次元背景画像30の第1左側部分を、右側は全体的に明るいものの、左上隅に現れた僅かな影が見えるような可視状態でも示している。
因みに、以下の説明では、3次元背景画像30の第1左側部分を示す2次元背景画像54を有するホーム画像55を、特に第1左側ホーム画像55とも呼ぶ。
このようにして中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに中央ホーム画像41を表示した状態で、右方向へのスライド操作により表示の切り換えが指示されると、第1左側ホーム画像55に表示を切り換える。
また中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに第1左側ホーム画像55を表示した状態でユーザによりタッチパネル13Bの表面が右方向にスライド操作されると、当該第1左側ホーム画像55の表示内容を変更するように要求されたと判断する。
この際、中央処理ユニット20は、タッチ位置の変位量に応じてカメラ34を、垂線PEを中心にしてカメラ光軸を垂線PEと直交させたまま第1右側カメラ位置CP4から画像右方向へ、最大でも第2右側カメラ位置CP5の僅かに手前まで水平に順次移動(回転)させる。
また中央処理ユニット20は、タッチ位置の変位量に応じてライト35を、垂線PEを中心にしてライト光軸を垂線PEと直交させたまま第1左側ライト位置LP2から画像左方向へ、最大でも第2左側ライト位置LP3の僅かに手前まで水平に順次移動(回転)させる。
さらに中央処理ユニット20は、このようにカメラ34及びライト35を反対方向へ(すなわち、互いを引き離すように)移動させて位置及び向きを順次変更しながら、上述と同様の手法で3次元背景画像30を2次元背景画像に順次変換する。
さらに中央処理ユニット20は、このように2次元背景画像を生成する毎に、当該2次元背景画像の背景画像データにテンプレート画像データを合成してホーム画像データを生成し、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出する。
これにより中央処理ユニット20は、右方向へのスライド操作が行われている間、スライド操作による指先等の移動に合わせて3次元背景画像30の可視状態を徐々に変えるように、ディスプレイ13Aに表示しているホーム画像内の2次元背景画像を変更する。
すなわち、中央処理ユニット20は、右方向へのスライド操作が行われている間、ホーム画像内の2次元背景画像を、3次元背景画像30の画像右前側へ移動しながら第1左側部分から順次左側の部分を斜めに見るような可視状態に変更するアニメーションで表示する。
そして中央処理ユニット20は、この場合もユーザによる右方向へのスライド操作が終了すると、上述と同様に表示の切り換えが指示されたか否かを判別する。
その結果、中央処理ユニット20は、ホーム画像の表示の切り換えが指示されてはいないと判別すると、ディスプレイ13Aに、2次元背景画像をアニメーションで表示していたホーム画像に換えて、第1左側ホーム画像55を再び表示する。
これに対し図16に示すように、中央処理ユニット20は、ホーム画像の表示の切り換えが指示されたと判別すると、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを、第2右側カメラ位置CP5及び第2左後側カメラ向きに設定する。
また中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的なライト35の位置及び向きを、第2左側ライト位置LP3及び第2右後ライト向きに設定する。
これにより中央処理ユニット20は、仮想的なライト35により画像左前側から斜めに3次元背景画像30を、第2右側部分を中心に照明する。
この状態で中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の第2左側部分(すなわち、底板一面31A及び奥壁一面32Aの第2左側部分)を、仮想的なカメラ34により画像右前側から斜めに見て撮影したように透視投影して2次元背景画像に変換する。
すなわち、中央処理ユニット20は、画像水平方向のサイズ及び画像垂直方向のサイズが表示画像と等しい2次元平面に、3次元背景画像30の第2左側部分を画像右前側から斜めに見たように描画して表す2次元背景画像に変換する。
そして中央処理ユニット20は、その2次元背景画像の背景画像データにテンプレート画像データを合成してホーム画像データを生成すると共に、当該生成したホーム画像データを、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出する。
これにより中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに、2次元背景画像をアニメーションで表示していたホーム画像に換えて、ホーム画像データに基づき図17に示すような2次元背景画像56を有するホーム画像57を表示する。
この場合、2次元背景画像56は、3次元背景画像30の第2左側部分を、第1左側ホーム画像55内の2次元背景画像54の場合よりも、画像下側ほど画像右側から画像左側にかけてオブジェクト縁部の間隔が広がるように見えるような可視状態で示している。
また2次元背景画像56は、3次元背景画像30の第2左側部分を、右下隅ほど明るいものの、第1左側ホーム画像55内の2次元背景画像54の場合より左上隅の広い範囲に現れた、本来の色を判別し得ない程度に濃い影が見えるような可視状態でも示している。
因みに、以下の説明では、3次元背景画像30の第2左側部分を示す2次元背景画像56を有するホーム画像57を、特に第2右側ホーム画像57とも呼ぶ。
このようにして中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに第1左側ホーム画像55を表示した状態で、右方向へのスライド操作により表示の切り換えが指示されると、第2左側ホーム画像57に表示を切り換える。
ところで、中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに第2右側ホーム画像53を表示した状態でユーザによりタッチパネル13Bの表面が右方向にスライド操作されると、当該第2右側ホーム画像53の表示内容を変更するように要求されたと判断する。
この際、中央処理ユニット20は、タッチ位置の変位量に応じてカメラ34を、垂線PEを中心にしてカメラ光軸を垂線PEと直交させたまま第2左側カメラ位置CP3から画像右方向へ、最大でも第1左側カメラ位置CP2の僅かに手前まで水平に順次移動(回転)させる。
また中央処理ユニット20は、タッチ位置の変位量に応じてライト35を、垂線PEを中心にしてライト光軸を垂線PEと直交させたまま第2右側ライト位置LP5から画像左方向へ、最大でも第1右側ライト位置LP4の僅かに手前まで水平に順次移動(回転)させる。
さらに中央処理ユニット20は、このようにカメラ34及びライト35を反対方向へ(すなわち、互いを近づけるように)移動させて位置及び向きを順次変更しながら、上述と同様の手法で3次元背景画像30を2次元背景画像に順次変換する。
さらに中央処理ユニット20は、このように2次元背景画像を生成する毎に、上述と同様にホーム画像データを生成し、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出する。
これにより中央処理ユニット20は、右方向へのスライド操作が行われている間、スライド操作による指先等の移動に合わせて3次元背景画像30の可視状態を徐々に変えるように、ディスプレイ13Aに表示しているホーム画像内の2次元背景画像を変更する。
すなわち、中央処理ユニット20は、右方向へのスライド操作が行われている間、ホーム画像内の2次元背景画像を、3次元背景画像30の画像右側へ移動しながら第2右側部分から順次左側の部分を斜めに見るような可視状態に変更するアニメーションで表示する。
そして中央処理ユニット20は、ユーザによる右方向へのスライド操作が終了すると、上述と同様に表示の切り換えが指示されたか否かを判別する。
その結果、中央処理ユニット20は、ホーム画像の表示の切り換えが指示されてはいないと判別すると、ディスプレイ13Aに、2次元背景画像をアニメーションで表示していたホーム画像に換えて、第2右側ホーム画像53を再び表示する。
これに対し中央処理ユニット20は、ホーム画像の表示の切り換えが指示されたと判別すると、仮想的なカメラ34及びライト35の位置及び向きを、図10について上述した場合と同様に設定して2次元背景画像50を生成する。
これにより中央処理ユニット20は、その2次元背景画像50を有する第1右側ホーム画像51のホーム画像データを生成し、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出する。
これにより中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに、2次元背景画像をアニメーションで表示していたホーム画像に換えて、ホーム画像データに基づき2次元背景画像50を有する第1右側ホーム画像51を表示する。
このようにして中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに第2右側ホーム画像52を表示した状態で、右方向へのスライド操作により表示の切り換えが指示されると、第1右側ホーム画像51に表示を切り換える。
また中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに第1右側ホーム画像51を表示した状態でユーザによりタッチパネル13Bの表面が右方向にスライド操作された場合も、同様に仮想的なカメラ34及びライト35を互いに近づけるように移動させる。
すなわち、中央処理ユニット20は、タッチ位置の変位量に応じてカメラ34を、垂線PEを中心にしてカメラ光軸を垂線PEと直交させたまま第1左側カメラ位置CP2から画像右方向へ、最大でも中央カメラ位置CP1の僅かに手前まで水平に順次移動(回転)させる。
また中央処理ユニット20は、タッチ位置の変位量に応じてライト35を、垂線PEを中心にしてライト光軸を垂線PEと直交させたまま第1右側ライト位置LP4から画像左方向へ、最大でも中央ライト位置LP1の僅かに手前まで水平に順次移動(回転)させる。
そして中央処理ユニット20は、このようにカメラ34及びライト35の位置及び向きを順次変更しながら、上述と同様の手法でディスプレイ13Aに表示しているホーム画像内の2次元背景画像を順次変更する。
このようにして中央処理ユニット20は、右方向へのスライド操作が行われている間、ホーム画像内の2次元背景画像を、3次元背景画像30の画像右側へ移動しながら第1右側部分から順次左側の部分を斜めに見るような可視状態に変更するアニメーションで表示する。
そして中央処理ユニット20は、右方向へのスライド操作が終了すると、上述と同様に表示の切り換えが指示されたか否かを判別する。
そして中央処理ユニット20は、その判断結果に応じて、ディスプレイ13Aに対する第1右側ホーム画像51の表示を適宜、中央ホーム画像41の表示に切り換える。
さらに中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに第2左側ホーム画像57や第1左側ホーム画像55を表示した状態で左方向へのスライド操作が行われても、上述と同様に仮想的なカメラ34及びライト35を互いに近づけるように移動させる。
そして中央処理ユニット20は、このようにカメラ34及びライト35の位置及び向きを順次変更しながら、上述と同様の手法でディスプレイ13Aに表示しているホーム画像内の2次元背景画像を順次変更する。
この後、中央処理ユニット20は、左方向へのスライド操作が終了すると、上述と同様に表示の切り換えが指示されたか否かを判別する。
そして中央処理ユニット20は、その判断結果に応じて、ディスプレイ13Aに対する第2左側ホーム画像57や第1左側ホーム画像55の表示を適宜、第1左側ホーム画像51や中央ホーム画像41の表示に切り換える。
図18に示すように、このようにして中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに対するホーム画像の表示を、ユーザによるスライド操作での表示の切り換えの指示に応じて、他のホーム画像の表示に切り換える。
そして中央処理ユニット20は、中央ホーム画像41の表示を第1右側ホーム画像51に切り換えた場合、第1右側ホーム画像51内の2次元背景画像50において画像右側でオブジェクト縁部が僅かに広がるだけであることを認識させることができる。
また中央処理ユニット20は、第1右側ホーム画像51内の2次元背景画像50において右上隅の照明光が届かない部分が比較的狭いことも認識させることができる。
よって中央処理ユニット20は、このような第1右側ホーム画像51内の2次元背景画像50の可視状態により、3次元背景画像30の画像右側にまだ描画可能な第2右側部分が存在することを認識させることができる。
これにより中央処理ユニット20は、第1右側ホーム画像51を表示した場合、2次元背景画像50の可視状態により、3次元背景画像30の第2右側部分を見せるような2次元背景画像52を有する第2右側ホーム画像53が、さらに切換可能に存在することを認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、第1右側ホーム画像51を表示した場合、2次元背景画像50の可視状態により、左方向にスライド操作して表示の切り換えを指示したなら、第1右側ホーム画像51の表示が切換可能であることを容易に認識させることができる。
これに加え中央処理ユニット20は、第1右側ホーム画像51内の2次元背景画像50において画像左側ではオブジェクト縁部が狭くなっていることを認識させることができる。
また中央処理ユニット20は、第1右側ホーム画像51内の2次元背景画像50において画像左側が全体的に明るく照明されていることも認識させることができる。
よって中央処理ユニット20は、このような第1右側ホーム画像51内の2次元背景画像50の可視状態により、3次元背景画像30の第1右側部分よりも画像左側に描画可能な中央部分が存在することを認識させることができる。
これにより中央処理ユニット20は、第2右側ホーム画像53の表示を第1右側ホーム画像51に切り換えた場合、2次元背景画像50の可視状態により、右方向にスライド操作して表示の切り換えを指示したなら、3次元背景画像30の中央部分を見せるような2次元背景画像40を有する中央ホーム画像41が、さらに切換可能に存在することを認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、第2右側ホーム画像53の表示を第1右側ホーム画像51に切り換えた場合、2次元背景画像50の可視状態により、右方向にスライド操作して表示の切り換えを指示したなら、第2右側ホーム画像53の表示が切換可能であることを容易に認識させることができる。
一方、中央処理ユニット20は、第1右側ホーム画像51の表示を第2右側ホーム画像53に切り換えた場合、第2右側ホーム画像53内の2次元背景画像52において画像右側でオブジェクト縁部が大きく広がっていることを認識させることができる。
また中央処理ユニット20は、第2右側ホーム画像53内の2次元背景画像52において右上隅の照明光が届かない部分が比較的広いことも認識させることができる。
よって中央処理ユニット20は、このような第2右側ホーム画像53内の2次元背景画像52の可視状態により、3次元背景画像30の画像右側には描画可能な部分が存在しないことを認識させることができる。
これにより中央処理ユニット20は、第2右側ホーム画像53を表示した場合、2次元背景画像52の可視状態により、左方向にスライド操作して表示の切り換えを指示しても、さらに切換可能なホーム画像が存在しないことを認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、第2右側ホーム画像53を表示した場合、2次元背景画像52の可視状態により、第2右側ホーム画像53の表示が切換可能ではないことを容易に認識させることができる。
これに加え中央処理ユニット20は、第2右側ホーム画像53内の2次元背景画像52において画像左側ではオブジェクト縁部が狭くなっていることを認識させることができる。
また中央処理ユニット20は、第2右側ホーム画像53内の2次元背景画像52において画像左側が全体的に比較的明るく照明されていることも認識させることができる。
よって中央処理ユニット20は、このような第2右側ホーム画像53内の2次元背景画像52の可視状態により、3次元背景画像30の第2右側部分よりも画像左側に描画可能な第1右側部分が存在することを認識させることができる。
そして中央処理ユニット20は、ユーザの左方向へのスライド操作に応じて第1右側ホーム画像51の表示を第2右側ホーム画像53に切り換えた場合、そのユーザに対しては2次元背景画像52の可視状態を確認しなくても、第2右側ホーム画像53の表示を1つ前の表示状態である第1右側ホーム画像51の表示に戻すことができることを容易に認識させることができる。
ただし、中央処理ユニット20は、第2右側ホーム画像53を、すでに表示している状態から見せられた他のユーザに対しては、2次元背景画像52の可視状態により、右方向にスライド操作して表示の切り換えを指示したなら、3次元背景画像30の第1右側部分を見せるような2次元背景画像50を有する第1右側ホーム画像51が、さらに切換可能に存在することを認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、例えば、第2右側ホーム画像53を、すでに表示している状態から見せられた他のユーザに対しては、2次元背景画像52の可視状態により、第2右側ホーム画像53の表示が切換可能であることを容易に認識させることができる。
また中央処理ユニット20は、中央ホーム画像41の表示を第1左側ホーム画像55に切り換えた場合、第1左側ホーム画像55内の2次元背景画像54において画像左側でオブジェクト縁部が僅かに広がるだけであることを認識させることができる。
また中央処理ユニット20は、第1左側ホーム画像55内の2次元背景画像54において左上隅の照明光が届かない部分が比較的狭いことも認識させることができる。
よって中央処理ユニット20は、このような第1左側ホーム画像55内の2次元背景画像54の可視状態により、3次元背景画像30の画像左側にまだ描画可能な第2左側部分が存在することを認識させることができる。
これにより中央処理ユニット20は、第1左側ホーム画像55を表示した場合、2次元背景画像54の可視状態により、右方向にスライド操作して表示の切り換えを指示したなら、3次元背景画像30の第2左側部分を見せるような2次元背景画像56を有する第2左側ホーム画像57が、さらに切換可能に存在することを認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、第1左側ホーム画像55を表示した場合、2次元背景画像54の可視状態により、右方向にスライド操作して表示の切り換えを指示したなら、第1左側ホーム画像55の表示が切換可能であることを容易に認識させることができる。
これに加え中央処理ユニット20は、第1左側ホーム画像55内の2次元背景画像54において画像右側ではオブジェクト縁部が狭くなっていることを認識させることができる。
また中央処理ユニット20は、第1左側ホーム画像55内の2次元背景画像54において画像右側が全体的に明るく照明されていることも認識させることができる。
よって中央処理ユニット20は、このような第1左側ホーム画像55内の2次元背景画像54の可視状態により、3次元背景画像30の第1左側部分よりも画像右側に描画可能な中央部分が存在することを認識させることができる。
これにより中央処理ユニット20は、第2左側ホーム画像57の表示を第1左側ホーム画像55に切り換えた場合、2次元背景画像54の可視状態により、左方向にスライド操作して表示の切り換えを指示したなら、3次元背景画像30の中央部分を見せるような2次元背景画像40を有する中央ホーム画像41が、さらに切換可能に存在することを認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、第2左側ホーム画像57の表示を第1左側ホーム画像55に切り換えた場合、2次元背景画像54の可視状態により、左方向にスライド操作して表示の切り換えを指示したなら、第2左側ホーム画像57の表示が切換可能であることを容易に認識させることができる。
一方、中央処理ユニット20は、第1左側ホーム画像55の表示を第2左側ホーム画像57に切り換えた場合、第2左側ホーム画像57内の2次元背景画像56において画像左側でオブジェクト縁部が大きく広がっていることを認識させることができる。
また中央処理ユニット20は、第2左側ホーム画像57内の2次元背景画像56において左上隅の照明光が届かない部分が比較的広いことも認識させることができる。
よって中央処理ユニット20は、このような第2左側ホーム画像57内の2次元背景画像56の可視状態により、3次元背景画像30の画像左側には描画可能な部分が存在しないことを認識させることができる。
これにより中央処理ユニット20は、第2左側ホーム画像57を表示した場合、2次元背景画像56の可視状態により、右方向にスライド操作して表示の切り換えを指示しても、さらに切換可能なホーム画像が存在しないことを認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、第2左側ホーム画像57を表示した場合、2次元背景画像56の可視状態により、右方向にスライド操作して表示の切り換えを指示しても、第2左側ホーム画像57の表示が切換可能ではないことを容易に認識させることができる。
これに加え中央処理ユニット20は、第2左側ホーム画像57内の2次元背景画像56において画像右側ではオブジェクト縁部が狭くなっていることを認識させることができる。
また中央処理ユニット20は、第2左側ホーム画像57内の2次元背景画像56において画像右側が全体的に比較的明るく照明されていることも認識させることができる。
よって中央処理ユニット20は、このような第2左側ホーム画像57内の2次元背景画像56の可視状態により、3次元背景画像30の第2左側部分よりも画像右側に描画可能な第1左側部分が存在することを認識させることができる。
そして中央処理ユニット20は、ユーザの左方向へのスライド操作に応じて第1左側ホーム画像55の表示を第2左側ホーム画像57に切り換えた場合、そのユーザに対しては2次元背景画像56の可視状態を確認しなくても、第2左側ホーム画像57の表示を1つ前の表示状態である第1左側ホーム画像55の表示に戻すことができることを容易に認識させることができる。
ただし、中央処理ユニット20は、例えば、第2左側ホーム画像57を、すでに表示している状態から見せられた他のユーザに対しては、2次元背景画像56の可視状態により、左方向にスライド操作して表示の切り換えを指示したなら、3次元背景画像30の第1左側部分を見せるような2次元背景画像54を有する第1左側ホーム画像55が、さらに切換可能に存在することを認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、第2左側ホーム画像57を、すでに表示している状態から見せられた他のユーザに対しては、2次元背景画像56の可視状態により、左方向にスライド操作して表示の切り換えを指示したなら、第2左側ホーム画像57の表示が切換可能なことを容易に認識させることができる。
ところで、上述のメニュー画像には、ホーム画像への表示の切換用に選択するためのアイコン(以下、これをホームアイコンとも呼ぶ)が設けられている。またメニュー画像以外の他の表示画像の中にも、ホームアイコンが設けられているものがある。
よって中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aにメニュー画像や他の表示画像を表示した場合、メニュー画像や他の表示画像上でユーザにタッチパネル13Bを介してホームアイコンを選択させてホーム画像への表示の切り換えを指示させることができる。
また中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに表示しているメニュー画像や他の表示画像にホームアイコンが設けられているか否かにかかわらずに、特定の操作ボタン14の操作に応じてホーム画像への表示の切り換えを指示させることもできる。
そして中央処理ユニット20は、ホーム画像への表示の切り換えが指示されると、ディスプレイ13Aに対するメニュー画像や他の表示画像の表示を中央ホーム画像41に切り換える。
中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに対する表示を中央ホーム画像41に切り換えた場合、中央ホーム画像41内の2次元背景画像40において個々のオブジェクト縁部が画像水平方向と平行であることを認識させることができる。
また中央処理ユニット20は、中央ホーム画像41内の2次元背景画像40全体がほぼ均一に明るく照明されていることも認識させることができる。
よって中央処理ユニット20は、このような2次元背景画像40の可視状態により、3次元背景画像30の画像右側にまだ描画可能な第1右側部分が存在すること、また画像左側にまだ描画可能な第1左側部分が存在することを認識させることができる。
これにより中央処理ユニット20は、中央ホーム画像41を表示した場合、2次元背景画像40の可視状態により、左方向にスライド操作して表示の切り換えを指示したなら、3次元背景画像30の第1右側部分を見せるような2次元背景画像50を有する第1右側ホーム画像51が、さらに切換可能に存在することを認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、中央ホーム画像41を表示した場合、2次元背景画像40の可視状態により、左方向にスライド操作して表示の切り換えを指示したなら、中央ホーム画像41の表示が切換可能であることを容易に認識させることができる。
また中央処理ユニット20は、中央ホーム画像41を表示した場合、2次元背景画像40の可視状態により、右方向にスライド操作して表示の切り換えを指示したなら、3次元背景画像30の第1左側部分を見せるような2次元背景画像54を有する第1左側ホーム画像55が、さらに切換可能に存在することも認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、中央ホーム画像41を表示した場合、2次元背景画像40の可視状態により、右方向にスライド操作して表示の切り換えを指示したなら、中央ホーム画像41の表示が切換可能であることも容易に認識させることができる。
ところで、中央処理ユニット20は、初期状態ではホーム画像において2次元背景画像上に、上述の例えば4種類のアイコン42乃至45を有するテンプレート画像46のみを重畳している。
ただし、中央処理ユニット20は、メニュー画像や他の表示画像内に配置された種々のアイコンを、適宜ユーザの操作に応じてホーム画像内にも追加で配置することができる。
図19に示すように、実際に中央処理ユニット20は、ホーム画像上に追加で配置するアイコン(以下、これを追加アイコンとも呼ぶ)60が選択されると、追加アイコン60を提示するための前景画像61を生成する。
この場合、中央処理ユニット20は、3次元空間座標系で表現される3次元仮想空間において、2次元オブジェクトや3次元オブジェクトとしての追加アイコン60をXY平面と平行な仮想の平面上にマトリクス状に配置するようにして3次元空間画像としての3次元前景画像を生成する。
また中央処理ユニット20は、3次元前景画像に対する仮想的なカメラ及びライトの位置及び向きを、複数の追加アイコン60を画像前側から均一に照明しながら撮影するような位置及び向きに設定する。
そして中央処理ユニット20は、3次元前景画像内の複数の追加アイコン60を、仮想的なカメラにより画像前側から正視して撮影したように透視投影して2次元平面画像としての前景画像61に変換する。
ここで、前景画像61は、画像垂直方向のサイズがホーム画像の画像垂直方向のサイズと等しく選定されている。また前景画像61は、画像水平方向のサイズが、上述のホーム画像の数に応じて、当該ホーム画像の画像水平方向のサイズの5個分に選定されている。
そして中央処理ユニット20は、前景画像61において画像左側から画像水平方向に沿って順次、1個のホーム画像の画像水平方向の長さと等しい幅を有する領域61A乃至61Eを、個々のホーム画像への追加の構成要素として割り当てる。
実際に中央処理ユニット20は、前景画像61において画像左側から1つ目(すなわち、画像左端)の領域(以下、これを第2左側領域とも呼ぶ)61Aを第2左側ホーム画像57への追加の構成要素として割り当てる。
また中央処理ユニット20は、前景画像61において画像左側から2つ目の領域(以下、これを第1左側領域とも呼ぶ)61Bを第1左側ホーム画像55への追加の構成要素として割り当てる。
さらに中央処理ユニット20は、前景画像61において画像左側から3つ目(すなわち、画像中央)の領域(以下、これを中央領域とも呼ぶ)61Cを中央ホーム画像41への追加の構成要素として割り当てる。
さらに中央処理ユニット20は、前景画像61において画像左側から4つ目の領域(以下、これを第1右側領域とも呼ぶ)61Dを第1右側ホーム画像51への追加の構成要素として割り当てる。
さらにまた中央処理ユニット20は、前景画像61において画像左側から5つ目(すなわち、画像左端)の領域(以下、これを第2右側領域とも呼ぶ)61Fを第2右側ホーム画像53への追加の構成要素として割り当てる。
因みに、以下の説明では、第2左側領域61A、第1左側領域61B、中央領域61C、第1右側領域61D、第2右側領域61Eを特に区別する必要のない場合、便宜上、単に領域とも呼ぶ。
ところで、中央処理ユニット20は、ユーザにより追加アイコン60が選択された場合、当該追加アイコン60を、3次元空間画像において、前景画像61の中央領域61Cに相当する中央の範囲に優先的に配置する。
また中央処理ユニット20は、3次元空間画像において中央の範囲に複数の追加アイコン60を一通り配置すると、その後は順次選択された追加アイコン60を当該中央の範囲よりも左右の範囲へほぼ均等に配置部分を拡大していくように配置する。
このようにして中央処理ユニット20は、ユーザにより追加アイコン60が選択される毎に、3次元空間画像内に当該追加アイコン60を配置して2次元平面画像としての前景画像61に変換し直すようにして、当該前景画像61を更新している。
このため、前景画像61は、ホーム画像上に追加する追加アイコン60の選択状況によっては、追加アイコン60の全く配置されていない領域が存在する場合があり、領域同士で配置される追加アイコン60の数が異なる場合もある。
中央処理ユニット20は、前景画像61を生成した状態で例えば、ディスプレイ13Aに中央ホーム画像41を表示する場合、特には図示しないが、2次元背景画像40上に前景画像61の中央領域61A、及び上述のテンプレート画像46を順次重畳する。
また中央処理ユニット20は、例えば、ディスプレイ13Aに第1右側ホーム画像51を表示する場合、特には図示しないが、2次元背景画像50上に前景画像61の第1右側領域61D、及び上述のテンプレート画像46を順次重畳する。
さらに中央処理ユニット20は、例えば、ディスプレイ13Aに第2右側ホーム画像53を表示する場合、特には図示しないが、2次元背景画像52上に前景画像61の第2右側領域61E、及び上述のテンプレート画像46を順次重畳する。
また中央処理ユニット20は、例えば、ディスプレイ13Aに第1左側ホーム画像55を表示する場合、特には図示しないが、2次元背景画像54上に前景画像61の第1左側領域61B、及び上述のテンプレート画像46を順次重畳する。
また中央処理ユニット20は、例えば、ディスプレイ13Aに第2左側ホーム画像57を表示する場合、特には図示しないが、2次元背景画像56上に前景画像61の第2左側領域61A、及び上述のテンプレート画像46を順次重畳する。
これにより中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aにホーム画像を表示した場合、前景画像61の領域上の追加アイコン60を、当該ホーム画像上でも選択可能なものとして提示することができる。
そして中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに追加アイコン60を有するホーム画像を表示した状態で、ユーザによりタップ操作によって追加アイコン60が選択されると、当該選択された追加アイコン60に応じた機能を実現する。
ところで、前景画像61は、追加アイコン60の配置部分以外ではホーム画像内の2次元背景画像を透過させるように生成されている。
よって中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに、追加アイコン60を有するホーム画像を表示した場合も、上述のように2次元背景画像の可視状態により、さらに表示を切換可能なホーム画像が存在するか否かを認識させることができる。
また中央処理ユニット20は、例えば、中央ホーム画像41を表示した状態から上述のように左方向へのスライド操作に応じて2次元背景画像をアニメーションで表示する場合、前景画像61から中央よりも順次右寄りの領域を切り出す。
すなわち、中央処理ユニット20は、この際、前景画像61から中央よりも順次右寄りの、ホーム画像の画像水平方向の長さと等しい長さを有する領域を切り出して、アニメーションで表示している2次元背景画像に重畳する。
これにより中央処理ユニット20は、ホーム画像内の2次元背景画像をアニメーションで表示する場合、前景画像61の表示すべき領域を右側にスクロールして、提示する追加アイコン60を徐々に変更することができる。
さらに中央処理ユニット20は、例えば、中央ホーム画像41を表示した状態から上述のように右方向へのスライド操作に応じて2次元背景画像をアニメーションで表示する場合は、前景画像61から中央よりも順次左寄りの領域を切り出す。
すなわち、中央処理ユニット20は、この際、前景画像61から中央よりも順次左寄りの、ホーム画像の画像水平方向の長さと等しい長さを有する領域を切り出して、アニメーションで表示している2次元背景画像に重畳する。
これにより中央処理ユニット20は、ホーム画像内の2次元背景画像をアニメーションで表示する場合、前景画像61の表示すべき領域を左側にスクロールして、提示する追加アイコン60を徐々に変更することができる。
そして中央処理ユニット20は、他のホーム画像を表示した状態から左方向や右方向へスライド操作された場合も同様に前景画像61の表示すべき領域を右側や左側にスクロールして、提示する追加アイコン60を徐々に変更することができる。
このようにして中央処理ユニット20は、ホーム画像内の2次元背景画像をアニメーションで表示した場合、提示する追加アイコン60を徐々に変更して、ホーム画像の表示の切換後に提示可能な追加アイコン60の一部を事前に知らせることができる。
ところで、中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに表示したホーム画像上でユーザによりタッチパネル13Bを介してアイコン42乃至45、60が選択されると、2次元背景画像と共に、選択可能な機能や情報を表す複数のアイコンを有するメニュー画像又は他の表示画像を表示する。
また中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに表示したメニュー画像又は他の表示画像上でユーザによりタッチパネル13Bを介してアイコンが選択されると、2次元背景画像と共に、選択可能な機能や情報を表す複数のアイコンを有する、さらに他の表示画像を表示する。
このように中央処理ユニット20は、ホーム画像の表示を遷移の基点としてメニュー画像や他の表示画像を順次切り換えて表示する(すなわち、表示を遷移する)ことにより、階層的に対応付けた種々の機能や情報を順に絞り込むように選択させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、階層的に対応付けた種々の機能や情報のうち、遷移の基点となるホーム画像を、最上位の階層として位置付けた機能をアイコン42乃至45、60として(すなわち、メニュー画像等への表示の切り換えを指示するためのアイコン42乃至45、60を)提示するための表示画像としている。
また中央処理ユニット20は、ホーム画像上でのアイコン42乃至45、60の選択に応じて表示するメニュー画像や他の表示画像を、ホーム画像が提示する機能よりも1階層下位の階層として位置付けた機能や情報をアイコンとして提示するための表示画像としている。
さらに中央処理ユニット20は、この他の種々の表示画像を、メニュー画像や他の表示画像が提示する機能や情報よりも順次1階層下位の階層として位置付けた機能や情報をアイコンとして提示するための表示画像としている。
因みに、以下の説明では、表示中のホーム画像やメニュー画像、他の表示画像が提示する機能や情報よりも、1階層下位の階層として位置付けた機能や情報を提示する表示画像を、適宜、下位階層の表示画像とも呼ぶ。
また、以下の説明では、表示中のメニュー画像、他の表示画像等の表示画像が提示する機能や情報よりも、1階層上位の階層として位置付けた機能や情報を提示するメニュー画像や他の表示画像を、適宜、上位階層の表示画像とも呼ぶ。
ここで、ホーム画像の表示を基点としたメニュー画像や他の表示画像への表示の遷移について、ホーム画像の表示を音声メニュー画像、他の複数の表示画像の表示へと順次遷移させて音声データを再生する場合を例にして説明する。
中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに表示した例えば、中央ホーム画像41上でユーザによりタッチパネル13Bを介してアイコン42が選択されると、音声メニュー画像への表示の切り換えが指示されたと認識する。
この際、中央処理ユニット20は、音声メニュー画像内の2次元背景画像の生成用に、3次元背景画像30に対する仮想的な1台のカメラ34の位置及び向きを設定する。
また中央処理ユニット20は、音声メニュー画像内の2次元背景画像の生成用に、3次元背景画像30に対する仮想的な2台の第1ライト及び第2ライトの位置及び向きも設定する。
図20に示すように、仮想的なカメラ34については、メニュー画像内や他の表示画像内等の何れの2次元背景画像を生成する場合も、3次元背景画像30に対する位置及び向きが、予め中央カメラ位置CP1及び中央カメラ向きに選定されている。
また仮想的な第1ライト65については、メニュー画像内や他の表示画像内等の何れの2次元背景画像を生成する場合も、3次元背景画像30に対する位置が、例えば、予め第2左側ライト位置LP3に選定されている。
そして第1ライト65については、メニュー画像内や他の表示画像内等の何れの2次元背景画像を生成する場合も、3次元背景画像30に対する第2左側ライト位置LP3での向きが、例えば、ライト光軸をZX平面と平行にし3次元背景画像30よりも画像左側に向けるような向きに選定されている。
すなわち、第2左側ライト位置LP3での第1ライト65の向きは、当該第1ライト65の発射面を画像左前側からライト光軸に沿って3次元背景画像30よりも画像左側(3次元背景画像30から画像左側に外れた仮想空間)に向けるような向きである。
因みに、以下の説明では、第2左側ライト位置LP3で第1ライト65の発射面を画像左前側からライト光軸に沿って3次元背景画像30よりも画像左側に向けるような当該第1ライト65の向きを、第3左後ライト向きとも呼ぶ。
さらに図21に示すように、仮想的な第2ライト66については、メニュー画像内や他の表示画像内等の何れの2次元背景画像を生成する場合も、3次元背景画像30に対する位置が、例えば、中央ライト位置LP1に選定されている。
ここで、ホーム画像を基点として、メニュー画像や他の表示画像等へ順次表示を切り換える表示の遷移については、表示を切り換えた際に提示可能な機能や情報の種類と、表示の切り換えに応じた機能や情報の絞り込みかたにより、複数の系列が存在する。
また表示の遷移の複数の系列については、表示を切り換えた際に提示可能な機能や情報の種類と、表示の切り換えに応じた機能や情報の絞り込みかたにより、ホーム画像を基点として順次表示を遷移させる際の遷移回数がばらばらである。
そして3次元背景画像30に対する中央ライト位置LP1での第2ライト66については、何れの系統で表示が遷移されても、メニュー画像や他の表示画像等の一連の遷移で2次元背景画像を生成する毎に変更可能な複数の向きが予め選定されている。
実際に中央ライト位置LP1での第2ライト66の複数の向きの選定には、当該中央ライト位置LP1を通る画像幅方向(X軸)と平行な仮想の回転軸が利用されている。
また中央ライト位置LP1での第2ライト66の複数の向きの選定には、例えば、中央ライト向きから画像下方向までの90度の角度範囲を、表示の遷移の複数の系統それぞれの遷移回数のうち最多の遷移回数で分割した場合の角度θ2も利用されている。
そして中央ライト位置LP1での第2ライト66の複数の向きは、中央ライト向きから画像下方向までの90度の角度範囲で、当該中央ライト向きを基準とし回転軸を中心にして画像下方向へライト光軸を順次等角度θ2で傾けるような複数の向きである。
ここで、中央ライト位置LP1での第2ライト66の複数の向きのうちライト光軸を中央ライト向きから画像下方向へ角度θ2傾けた向きは、ライト光軸を上述の垂線PE、及び底板一面31Aの画像前寄りと順次斜めに交差させるような向きである。
すなわち、中央ライト位置LP1での第2ライト66の複数の向きのうちライト光軸を中央ライト向きから画像下方向へ角度θ2傾けた向きは、当該第2ライト66の発射面を画像前側からライト光軸に沿って3次元背景画像30の底板一面31Aの画像前寄りに向けるような向きである。
因みに、以下の説明では、中央ライト位置LP1で第2ライト66の発射面を画像前側からライト光軸に沿って3次元背景画像30の底板一面31Aの画像前寄りに向けるような向きを、第1下ライト向きとも呼ぶ。
また中央ライト位置LP1での第2ライト66の複数の向きのうちライト光軸を中央ライト向きから画像下方向へ順次角度θ2の2倍以上の整数倍の角度に傾けた向きは、当該第2ライト66の発射面を画像前側からライト光軸に沿って例えば、3次元背景画像30よりも順次画像前側の仮想空間に向けるような向きである。
ただし、中央ライト位置LP1での第2ライト66の複数の向きのうちライト光軸を中央ライト向きから角度θ2の整数倍である90度に傾けた(すなわち、ライト光軸を画像下方向と平行にした)向きは、当該第2ライト66の発射面を画像前側からライト光軸に沿って中央ライト位置LP1の真下に向けるような向きである。
因みに、以下の説明では、中央ライト位置LP1で第2ライト66の発射面を画像前側からライト光軸に沿って3次元背景画像30よりも順次画像前側の仮想空間に向けるような向きを、第2下ライト向き、第3ライト向き、……、とも呼ぶ。
ただし、以下の説明では、中央ライト位置LP1で第2ライト66の発射面を画像前側からライト光軸に沿って中央ライト位置LP1の真下に向けるような向きを、特に第N下ライト向きとも呼ぶ。
ところで、上述のライト35については、何れのホーム画像内の2次元背景画像を生成する場合も、照明光を発射する際の発射面の輝度が所定の値に選定されている。
よって中央処理ユニット20は、何れのホーム画像内の2次元背景画像を生成する場合も、ライト35の発射面を、その選定された値の輝度(以下、これを基準輝度とも呼ぶ)で発光させて当該ライト35から照明光を発射していた。
そして第1ライト65については、メニュー画像内や他の表示画像内の何れの2次元背景画像を生成する場合でも、照明光を発射する際の発射面の輝度を、上述のライト35と同様な基準輝度とするように選定されている。
ただし、第2ライト66については、向きを第1下ライト向き、第2下ライト向き、……、第Nライト向きと変更する毎に、発射面の輝度を基準輝度よりも順次一定の低下割合で下げるように選定されている。
因みに、以下の説明では、第2ライト66について第1下ライト向き、第2下ライト向き、……、第Nライト向きで発射面の輝度を基準輝度よりも順次一定の低下割合で下げるように選定された輝度を、第1輝度、第2輝度、……、第N輝度とも呼ぶ。
よって中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを、予め選定されている中央カメラ位置CP1及び中央カメラ向きに設定する。
また中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第1ライト65の位置及び向きを、予め選定されている第2左側ライト位置LP3及び第3左後ライト向きに設定する。
さらに中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第2ライト66の位置及び向きを、予め選定されている中央ライト位置LP1及び第1下ライト向きに設定する。
さらにまた中央処理ユニット20は、第1ライト65を基準輝度で発光させるように設定すると共に、第2ライト66を基準輝度よりも下げた第1輝度で発光させるように設定する。
これにより中央処理ユニット20は、仮想的な第1ライト65を基準輝度で発光させて3次元背景画像30を、画像左前側から当該3次元空間画像30よりも画像左側に外れた仮想空間の中心に照明する。
また中央処理ユニット20は、仮想的な第2ライト66を第1輝度で発光させて3次元背景画像30を、画像前側から斜下の底板一面31Aの画像前寄りを中心に照明する。
すなわち、中央処理ユニット20は、第1ライト65及び第2ライト66により3次元背景画像30の中央部分において左下隅部分は僅かに明るくなるように照明する。
また中央処理ユニット20は、第1ライト65及び第2ライト66により3次元背景画像30の中央部分において左下隅部分の除く右上部分については、全体的に左下隅部分よりも僅かに暗く、また画像上側から画像下側にかけても徐々に暗くなるように照明する。
この状態で、中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の中央部分を、カメラ34により画像前側から正視して撮影したように透視投影して2次元背景画像に変換する。
すなわち、中央処理ユニット20は、画像水平方向のサイズ及び画像垂直方向のサイズが表示画像と等しい2次元平面に、3次元背景画像30の中央部分を上述の照明状態で画像前側から正視したように描画して表す2次元背景画像に変換する。
このようにして中央処理ユニット30は、3次元背景画像30から2次元背景画像を生成すると、例えば、ROM21から、複数のメニュー画像に共通な前景用として予め記憶しているテンプレート画像データを読み出す。
また中央処理ユニット30は、例えば、記憶媒体28から、図19について上述した背景画像61と同様に手法で生成し記憶していた、音声データに関する取得や再生等の種々の機能を示す複数のアイコンを有する前景画像の前景画像データも読み出す。
そして中央処理ユニット20は、2次元背景画像の背景画像データにテンプレート画像データ及び前景画像データを合成して音声メニュー画像データを生成し、当該生成した音声メニュー画像データを、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出する。
これにより図22に示すように、中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに対する中央ホーム画像41の表示を、音声メニュー画像データに基づき、2次元背景画像70を有する音声メニュー画像71に切り換える。
この場合、音声メニュー画像71において2次元背景画像70は、3次元背景画像30の中央部分を、個々のオブジェクト縁部が画像水平方向と平行に見えるような可視状態で示している。
また2次元背景画像70は、3次元背景画像30の中央部分を、左下隅部分は僅かに明るいものの、右上部分は全体的に左下隅部分よりも僅かに暗く、かつ画像上側から画像下側にかけても徐々に暗く見えるような可視状態でも示している。
また音声メニュー画像71は、2次元背景画像70上に、音声データに関する取得や再生等の種々の機能を示す複数のアイコン72を有する前景画像73が重畳されている。
この前景画像73は、複数のアイコン72がマトリクス状に配置されており、これら複数のアイコン72の配置部分以外では2次元背景画像70を透過させるように生成されている。
さらに音声メニュー画像71において2次元背景画像70には、上述のホームアイコン74のような複数のアイコンを有するテンプレート画像75も配置されている。
テンプレート画像75は、画像垂直方向の下端部にホームアイコン74等の複数のアイコンが配置されており、これらホームアイコン74等の複数のアイコンの配置部分以外では2次元背景画像70を透過させるように生成されている。
中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに表示した音声メニュー画像71上で、ユーザによりタッチパネル13Bを介して音声データの再生機能を表すアイコン72が選択されると、表示の切り換えが指示されたと認識する。
すなわち、中央処理ユニット20は、ユーザによるアイコン72の選択に応じて、再生対象の音声データの複数の選定手法を提示するための表示画像(以下、これを選定手法提示画像とも呼ぶ)への表示の切り換えが指示されたと認識する。
この際、中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを、上述と同様に中央カメラ位置CP1及び中央カメラ向きに設定する。
また中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第1ライト65の位置及び向きも、上述と同様に第2左側ライト位置LP3及び第3左後ライト向きに設定する。
さらに中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第2ライト66の位置を、上述と同様に中央ライト位置LP1に設定するものの、当該第2ライト66の向きを第1下ライト向きよりも画像下側に向ける第2下ライト向きに設定する。
さらにまた中央処理ユニット20は、上述と同様に第1ライト65を基準輝度で発光させるように設定するものの、第2ライト66を第1輝度よりも下げた第2輝度で発光させるように設定する。
これにより中央処理ユニット20は、仮想的な第1ライト65を基準輝度で発光させて3次元背景画像30を、画像左前側から当該3次元空間画像30よりも画像左側に外れた仮想空間の中心に照明する。
また中央処理ユニット20は、仮想的な第2ライト66を第2輝度で発光させて画像前側から3次元背景画像30の底板一面31Aよりも当該第2ライト66寄りに僅かに外れた仮想空間を中心に照明する。
すなわち、中央処理ユニット20は、第1ライト65及び第2ライト66により3次元背景画像30の中央部分において左下隅部分は僅かに明るくなるように照明する。
また中央処理ユニット20は、第1ライト65及び第2ライト66により3次元背景画像30の中央部分において右上部分については、全体的に音声メニュー画像71内の2次元背景画像70の場合よりもさらに暗く、また画像上側から画像下側にかけても徐々に暗くなるように照明する。
この状態で、中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の中央部分を、カメラ34により画像前側から正視して撮影したように透視投影して2次元背景画像に変換する。
すなわち、中央処理ユニット20は、画像水平方向のサイズ及び画像垂直方向のサイズが表示画像と等しい2次元平面に、3次元背景画像30の中央部分を上述の照明状態で画像前側から正視したように描画して表す2次元背景画像に変換する。
このようにして中央処理ユニット30は、3次元背景画像30から2次元背景画像を生成すると、例えば、ROM21から、選定手法提示画像や、これよりも下位階層の表示画像に共通な前景用として予め記憶しているテンプレート画像データを読み出す。
また中央処理ユニット30は、例えば、記憶媒体28から、図19について上述した背景画像61と同様に手法で生成し記憶していた、再生対象の音声データの複数の選定手法を示す複数のアイコンを有する前景画像の前景画像データも読み出す。
そして中央処理ユニット20は、2次元背景画像の背景画像データにテンプレート画像データ及び前景画像データを合成して選定手法提示画像データを生成し、当該生成した選定手法提示画像データを、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出する。
これにより中央処理ユニット20(図22)は、ディスプレイ13Aに対する音声メニュー画像71の表示を、選定手法提示画像データに基づき、2次元背景画像76を有する選定手法提示画像77に切り換える。
この場合、選定手法提示画像77において2次元背景画像76は、3次元背景画像30の中央部分を、個々のオブジェクト縁部が画像水平方向と平行に見えるような可視状態で示している。
また2次元背景画像76は、3次元背景画像30の中央部分を、左下隅部分は僅かに明るいものの、右上部分は全体的に音声メニュー画像71の場合よりもさらに暗く、かつ画像上側から画像下側にかけても徐々に暗く見えるような可視状態でも示している。
また選定手法提示画像77は、2次元背景画像76上に、再生対象の音声データの種々の選定手法を示す複数のアイコン78を有する前景画像79が重畳されている。
この前景画像79は、複数のアイコン78がマトリクス状に配置されており、アイコン78の配置部分以外では2次元背景画像76を透過させるように生成されている。
さらに選定手法提示画像77は、2次元背景画像76上に、表示画像の表示を1つ前に戻すような切換用に選択するためのアイコン(以下、これを表示切換アイコンとも呼ぶ)80のような複数のアイコンを有するテンプレート画像81も重畳されている。
テンプレート画像81は、アイコン80のような複数のアイコンの配置部分以外では2次元背景画像76を透過させるように生成されている。
因みに、再生対象の音声データの種々の選定手法を示す複数のアイコン78としては、再生対象の複数の音声データを一括して選定可能な、例えば、複数の音声データの再生順序を規定したプレイリストを示す複数のアイコンがある。
さらに再生対象の音声データの種々の選定手法を示す複数のアイコン78としては、再生対象の1又は複数の音声データを個別又は一括して選定可能な、上述したジャンル名のリストやアーティスト名のリスト等の種々のリストを示す複数のアイコン等もある。
中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに表示した選定手法提示画像77上で、ユーザによりタッチパネル13Bを介して例えば、アーティスト名のリストを示すアイコン78が選択されると、表示の切り換えが指示されたと認識する。
すなわち、中央処理ユニット20は、ユーザによるアイコン78の選択に応じて、複数の音声データをアーティスト名のリストとして提示するための表示画像(以下、これをアーティストリスト画像とも呼ぶ)への表示の切り換えが指示されたと認識する。
この際、中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを、上述と同様に中央カメラ位置CP1及び中央カメラ向きに設定する。
また中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第1ライト65の位置及び向きも、上述と同様に第2左側ライト位置LP3及び第3左後ライト向きに設定する。
さらに中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第2ライト66の位置を、上述と同様に中央ライト位置LP1に設定するものの、当該第2ライト66の向きを第2下ライト向きよりも画像下側に向ける第3下ライト向きに設定する。
さらにまた中央処理ユニット20は、上述と同様に第1ライト65を基準輝度で発光させるように設定するものの、第2ライト66を第2輝度よりもさらに下げた第3輝度で発光させるように設定する。
これにより中央処理ユニット20は、仮想的な第1ライト65を基準輝度で発光させて3次元背景画像30を、画像左前側から当該3次元空間画像30よりも画像左側に外れた仮想空間の中心に照明する。
また中央処理ユニット20は、仮想的な第2ライト66を第3輝度で発光させて画像前側から3次元背景画像30の底板一面31Aよりも、さらに(すなわち、選定手法提示画像77の生成時よりも)第2ライト66寄りの仮想空間を中心に照明する。
すなわち、中央処理ユニット20は、第1ライト65及び第2ライト66により3次元背景画像30の中央部分において左下隅部分は僅かに明るくなるように照明する。
また中央処理ユニット20は、第1ライト65及び第2ライト66により3次元背景画像30の中央部分において右上部分については、全体的に選定手法提示画像77内の2次元背景画像76の場合よりもさらに暗く、また画像上側から画像下側にかけても徐々に暗くなるように照明する。
この状態で、中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の中央部分を、カメラ34により画像前側から正視して撮影したように透視投影して2次元背景画像に変換する。
すなわち、中央処理ユニット20は、画像水平方向のサイズ及び画像垂直方向のサイズが表示画像と等しい2次元平面に、3次元背景画像30の中央部分を上述の照明状態で画像前側から正視したように描画して表す2次元背景画像に変換する。
このようにして中央処理ユニット30は、3次元背景画像30から2次元背景画像を生成すると、例えば、ROM21から、選定手法提示画像77の生成時と同様のテンプレート画像データを読み出す。
また中央処理ユニット30は、例えば、記憶媒体28から、アーティスト名のリストを読み出すと共に、アーティスト名毎に対応するジャケット画像データを読み出す。
さらに中央処理ユニット20は、アーティスト名のリストと、当該アーティスト名毎のジャケット画像データとに基づき、前景画像データを生成する。
そして中央処理ユニット20は、2次元背景画像の背景画像データに、テンプレート画像データ及び前景画像データを合成してアーティストリスト画像データを生成し、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出する。
これにより中央処理ユニット20(図22)は、ディスプレイ13Aに対する選定手法提示画像77の表示を、アーティストリスト画像データに基づき、2次元背景画像82を有するアーティストリスト画像83に切り換える。
この場合、アーティストリスト画像83において2次元背景画像82は、3次元背景画像30の中央部分を、個々のオブジェクト縁部が画像水平方向と平行に見えるような可視状態で示している。
また2次元背景画像82は、3次元背景画像30の中央部分を、左下隅部分は僅かに明るいものの、右上部分は全体的に選定手法提示画像77の場合よりもさらに暗く、かつ画像上側から画像下側にかけても徐々に暗く見えるような可視状態でも示している。
またアーティストリスト画像83は、2次元背景画像82上に、アーティスト名及びジャケット画像を示す前景画像84が重畳されている。
この場合、前景画像84には、複数のアーティスト名をテキストで示す複数のアイコン85が画像垂直方向に沿って、例えば、アーティスト名のアルファベット順に一列に並べられたリスト形式で配置されている。
また前景画像84には、個々のアーティスト名を示すアイコン85の横に、それぞれ対応する1又は複数のアルバムのジャケット画像がアイコン86として配置されている。
ところで前景画像84に配置された、アーティスト名毎のジャケット画像を示すアイコン86は、当該アーティスト名に対応するジャケット画像が複数存在する場合、当該複数のジャケット画像を僅かにずらしながら積み上げるように示している。
これにより前景画像84では、個々のアーティスト名に対応するアルバム(すなわち、アーティスト毎のアルバム)の枚数が多いか少ないかを直感的に認識させることができる。
因みに、前景画像84は、アイコン85及びアイコン86の配置部分以外では2次元背景画像82を透過させるように生成されている。
中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに表示したアーティストリスト画像83上で、ユーザによりタッチパネル13Bを介して、何れかのアーティスト名を示すアイコン85が選択されると、表示の切り換えが指示されたと認識する。
また中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに表示したアーティストリスト画像83上で、ユーザによりタッチパネル13Bを介して、何れかのジャケット画像を示すアイコン86が選択されても、表示の切り換えが指示されたと認識する。
すなわち、中央処理ユニット20は、ユーザによりアイコン85及びアイコン86を介して選択されたアーティストの1又は複数のアルバム内の音楽の再生を通知するための表示画像(以下、これを再生画像とも呼ぶ)への表示の切り換えが指示されたと認識する。
この際、中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを、上述と同様に中央カメラ位置CP1及び中央カメラ向きに設定する。
また中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第1ライト65の位置及び向きも、上述と同様に第2左側ライト位置LP3及び第3左後ライト向きに設定する。
さらに中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第2ライト66の位置を、上述と同様に中央ライト位置LP1に設定する。
ただし、再生画像は、上述した一連の表示の切り換えの中で、例えば、最下位の階層として位置付けた情報を提示するための表示画像である。
このため中央処理ユニット20は、再生画像のように最下位の階層として位置付けた情報を提示するための表示画像内の2次元背景画像を生成するときには、3次元背景画像30に対する仮想的な第2ライト66の向きを、最も下向きの第N下ライト向きに設定する。
すなわち、中央処理ユニット20は、最下位の階層として位置付けた情報を提示する表示画像に表示を切り換える場合、第2ライト66の向きを、前回の表示の切換時に設定した向きよりも下の向きがいくつ存在するかにかかわらずに第N下ライト向きに設定する。
さらにまた中央処理ユニット20は、上述と同様に第1ライト65を基準輝度で発光させるように設定するものの、第2ライト66を第3輝度よりもさらに下げて、第N下ライト向きに対応する第N輝度で発光させるように設定する。
これにより中央処理ユニット20は、仮想的な第1ライト65を基準輝度で発光させて3次元背景画像30を、画像左前側から当該3次元空間画像30よりも画像左側に外れた仮想空間の中心に照明する。
また中央処理ユニット20は、仮想的な第2ライト66を第N輝度で発光させて、3次元背景画像30の底板一面31Aよりも、さらに(すなわち、アーティストリスト画像83の生成時よりも)画像前側の当該第2ライト66の真下の仮想空間を中心に照明する。
すなわち、中央処理ユニット20は、第1ライト65及び第2ライト66により3次元背景画像30の中央部分において左下隅部分は僅かに明るくなるように照明する。
また中央処理ユニット20は、第1ライト65及び第2ライト66により3次元背景画像30の中央部分において右上部分については、全体的にアーティストリスト画像83内の2次元背景画像82の場合よりもさらに暗く、また画像上側から画像下側にかけても徐々に暗くなるように照明する。
この状態で、中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の中央部分を、カメラ34により画像前側から正視して撮影したように透視投影して2次元背景画像に変換する。
すなわち、中央処理ユニット20は、画像水平方向のサイズ及び画像垂直方向のサイズが表示画像と等しい2次元平面に、3次元背景画像30の中央部分を上述の照明状態で画像前側から正視したように描画して表す2次元背景画像に変換する。
このようにして中央処理ユニット30は、3次元背景画像30から2次元背景画像を生成すると、例えば、ROM21から、選定手法提示画像77の生成時と同様のテンプレート画像データを読み出す。
また中央処理ユニット30は、例えば、ROM21から、再生画像の前景用として予め記憶している前景画像データを読み出すと共に、記憶媒体28から、最初に再生する音声データに対応する音声タイトルの情報及びジャケット画像データも読み出して、その前景画像データに合成する。
さらに中央処理ユニット20は、2次元背景画像の背景画像データにテンプレート画像データ及び前景画像データ(ジャケット画像データ及び音声タイトルの情報を合成した前景画像データ)を合成して再生画像データを生成する。
そして中央処理ユニット20は、その再生画像データを、表示処理部27を介してディスプレイ13Aに送出する。
これにより中央処理ユニット20(図22)は、ディスプレイ13Aに対するアーティストリスト画像83の表示を、再生画像データに基づき、2次元背景画像87を有する再生画像88に切り換える。
この場合、再生画像88において2次元背景画像87は、3次元背景画像30の中央部分を、個々のオブジェクト縁部が画像水平方向と平行に見えるような可視状態で示している。
また2次元背景画像87は、3次元背景画像30の中央部分を、左下隅部分は僅かに明るいものの、右上部分は全体的にアーティストリスト画像83の場合よりもさらに暗く、かつ画像上側から画像下側にかけても徐々に暗く見えるような可視状態でも示している。
また再生画像88は、2次元背景画像87上に、再生制御用のアイコン89と共に、ジャケット画像90及び再生対象の音声データの音声タイトルを示すテキスト91が配置された前景画像92が重畳されている。
この場合、前景画像92に配置されたアイコン89としては、例えば、音声データの再生開始及び再生停止を指示するためのアイコンや、再生する音声データをのり換えを指示するためのアイコンがある。
因みに、前景画像92は、アイコン89やジャケット画像90の配置部分以外では2次元背景画像87を透過させるように生成されている。
なお、中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに対するアーティストリスト画像83の表示を再生画像88に切り換えたとき、記憶媒体28から、音声データを読み出して自動的に再生を開始する。
このようにして中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに対する中央ホーム画像41の表示を、階層的に対応付けた機能や情報を示す音声メニュー画像71、選定手法提示画像77、アーティストリスト画像83、再生画像88に順次切り換えることができる。
ところで、中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに表示した再生画像88上で、ユーザによりタッチパネル13Bを介して表示切換アイコン80が選択されると、再生画像88の表示をアーティストリスト画像83に切り換えるように指示されたと認識する。
この際、中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを、上述と同様に中央カメラ位置CP1及び中央カメラ向きに設定する。
また中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第1ライト65の位置及び向きも、上述と同様に第2左側ライト位置LP3及び第3左後ライト向きに設定する。
さらに中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第2ライト66の位置を、上述と同様に中央ライト位置LP1に設定すると共に、当該第2ライト66の向きを、第N下ライト向きよりも上げて第3下ライト向きに設定する。
さらにまた中央処理ユニット20は、上述と同様に第1ライト65を基準輝度で発光させるように設定するものの、第2ライト66を第N輝度よりも上げた第3輝度で発光させるように設定する。
これにより中央処理ユニット20は、上述と同様に3次元背景画像30をもとに、アーティストリスト画像83用の2次元背景画像82を生成する。
そして中央処理ユニット20は、その2次元背景画像82の背景画像データを用いてアーティストリスト画像データを生成して、ディスプレイ13Aに対する再生画像88の表示をアーティストリスト画像83に切り換える。
また中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに表示したアーティストリスト画像83上で、ユーザによりタッチパネル13Bを介して表示切換アイコン80が選択されると、アーティストリスト画像83の表示を選定手法提示画像77に切り換えるように指示されたと認識する。
この際、中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを、上述と同様に中央カメラ位置CP1及び中央カメラ向きに設定する。
また中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第1ライト65の位置及び向きも、上述と同様に第2左側ライト位置LP3及び第3左後ライト向きに設定する。
さらに中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第2ライト66の位置を、上述と同様に中央ライト位置LP1に設定すると共に、当該第2ライト66の向きを、第3下ライト向きよりも上げて第2下ライト向きに設定する。
さらにまた中央処理ユニット20は、上述と同様に第1ライト65を基準輝度で発光させるように設定するものの、第2ライト66を第3輝度よりも上げた第2輝度で発光させるように設定する。
これにより中央処理ユニット20は、上述と同様に3次元背景画像30をもとに、選定手法提示画像77用の2次元背景画像76を生成する。
そして中央処理ユニット20は、その2次元背景画像76の背景画像データを用いて選定手法提示画像データを生成して、ディスプレイ13Aに対するアーティストリスト画像83の表示を選定手法提示画像77に切り換える。
さらに中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに表示した選定手法提示画像77上で、ユーザによりタッチパネル13Bを介して表示切換アイコン80が選択されると、選定手法提示画像77の表示を音声メニュー画像71に切り換えるように指示されたと認識する。
この際、中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを、上述と同様に中央カメラ位置CP1及び中央カメラ向きに設定する。
また中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第1ライト65の位置及び向きも、上述と同様に第2左側ライト位置LP3及び第3左後ライト向きに設定する。
さらに中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第2ライト66の位置を、上述と同様に中央ライト位置LP1に設定すると共に、当該第2ライト66の向きを、第2下ライト向きよりも上げて第1下ライト向きに設定する。
さらにまた中央処理ユニット20は、上述と同様に第1ライト65を基準輝度で発光させるように設定するものの、第2ライト66を第2輝度よりも上げた第1輝度で発光させるように設定する。
これにより中央処理ユニット20は、上述と同様に3次元背景画像30をもとに、音声メニュー画像71用の2次元背景画像70を生成する。
そして中央処理ユニット20は、その2次元背景画像70の背景画像データを用いて音声メニュー画像データを生成して、ディスプレイ13Aに対する選定手法提示画像77の表示を音声メニュー画像71に切り換える。
さらに中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに表示した音声メニュー画像71上で、ユーザによりタッチパネル13Bを介してホームアイコン74が選択されると、ディスプレイ13Aに対する音声メニュー画像71の表示を中央ホーム画像41に切り換える。
このようにしてディスプレイ13Aに対する再生画像88の表示を、アーティストリスト画像83、選定手法提示画像77、音声メニュー画像71、中央ホーム画像41に順次戻るように切り換えることもできる。
そして中央処理ユニット20は、ホーム画像41の表示を音声メニュー画像71に切り換えた場合、音声メニュー画像71内の2次元背景画像70において左下隅部分は僅かに明るく、右上部分は全体的に左下隅部分よりも僅かに暗いことを認識させることができる。
よって中央処理ユニット20は、音声メニュー画像71内の2次元背景画像70の可視状態により、下位階層の表示画像への表示の切り換えを指示したなら、さらに表示の切換可能な表示画像(すなわち、選定手法提示画像77)が存在することを認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、ホーム画像41の表示を音声メニュー画像71に切り換えた場合、音声メニュー画像71内の2次元背景画像70の可視状態により、下位階層の表示画像への表示の切り換えを指示したなら、音声メニュー画像71の表示が切換可能であることを容易に認識させることができる。
これに加え中央処理ユニット20は、選定手法提示画像77の表示を音声メニュー画像71に切り換えた場合は、音声メニュー画像71内の2次元背景画像70の可視状態により、上位階層の表示画像への表示の切り換えを指示したなら、さらに表示の切換可能な表示画像(すなわち、中央ホーム画像41)が存在することも認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、選定手法提示画像77の表示を音声メニュー画像71に切り換えた場合、当該音声メニュー画像71内の2次元背景画像70の可視状態により、上位階層の表示画像への表示の切り換えを指示したなら、選定手法提示画像77の表示が切換可能であることも容易に認識させることができる。
また中央処理ユニット20は、音声メニュー画像71の表示を選定手法提示画像77に切り換えた場合、選定手法提示画像77内の2次元背景画像76において左下隅部分は僅かに明るく、右上部分は全体的に音声メニュー画像71の場合よりも暗いものの、それほど暗くはないことを認識させることができる。
よって中央処理ユニット20は、選定手法提示画像77内の2次元背景画像76の可視状態により、下位階層の表示画像への表示の切り換えを指示したなら、さらに表示の切換可能な表示画像(すなわち、アーティストリスト画像83)が存在することを認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、音声メニュー画像71の表示を選定手法提示画像77に切り換えた場合、選定手法提示画像77内の2次元背景画像76の可視状態により、下位階層の表示画像への表示の切り換えを指示したなら、選定手法提示画像77の表示が切換可能であることを容易に認識させることができる。
これに加え中央処理ユニット20は、アーティストリスト画像83の表示を選定手法提示画像77に切り換えた場合は、当該選定手法提示画像77内の2次元背景画像76の可視状態により、上位階層の表示画像への表示の切り換えを指示したなら、さらに表示の切換可能な表示画像(すなわち、音声メニュー画像71)が存在することも認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、アーティストリスト画像83の表示を選定手法提示画像77に切り換えた場合、選定手法提示画像77内の2次元背景画像76の可視状態により、上位階層の表示画像への表示の切り換えを指示したなら、選定手法提示画像77の表示が切換可能であることを容易に認識させることができる。
さらに中央処理ユニット20は、選定手法提示画像77の表示をアーティストリスト画像83に切り換えた場合、アーティストリスト画像83内の2次元背景画像82において左下隅部分は僅かに明るく、右上部分は全体的に選定手法提示画像77の場合よりも暗いものの、まだ2次元背景画像82が十分に視認可能であることを認識させることができる。
よって中央処理ユニット20は、アーティストリスト画像83内の2次元背景画像82の可視状態により、下位階層の表示画像への表示の切り換えを指示したなら、さらに表示の切換可能な表示画像(すなわち、再生画像88)が存在することを認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、選定手法提示画像77の表示をアーティストリスト画像83に切り換えた場合、アーティストリスト画像83内の2次元背景画像82の可視状態により、下位階層の表示画像への表示の切り換えを指示したなら、アーティストリスト画像83の表示が切換可能であることを容易に認識させることができる。
これに加え中央処理ユニット20は、再生画像88の表示をアーティストリスト画像83に切り換えた場合は、当該アーティストリスト画像83内の2次元背景画像82の可視状態により、上位階層の表示画像への表示の切り換えを指示したなら、さらに表示の切換可能な表示画像(すなわち、選定手法提示画像77)が存在することも認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、再生画像88の表示をアーティストリスト画像83に切り換えた場合、アーティストリスト画像83内の2次元背景画像82の可視状態により、上位階層の表示画像への表示の切り換えを指示したなら、アーティストリスト画像83の表示が切換可能であることを容易に認識させることができる。
さらに中央処理ユニット20は、アーティストリスト画像83の表示を再生画像88に切り換えた場合、再生画像88内の2次元背景画像87において左下隅部分は僅かに明るく、右上部分は全体的アーティストリスト画像83の場合よりも暗く2次元背景画像82を視認し難いことを認識させることができる。
よって中央処理ユニット20は、再生画像88内の2次元背景画像87の可視状態により、下位階層の表示画像への表示の切り換えを指示しても、さらに表示の切換可能な表示画像は存在しないことを認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、アーティストリスト画像83の表示を再生画像88に切り換えた場合、再生画像88内の2次元背景画像87の可視状態により、下位階層の表示画像への表示の切り換えを指示しても、再生画像8の表示が切換可能ではないことを容易に認識させることができる。
ただし、中央処理ユニット20は、アーティストリスト画像83の表示を再生画像88に切り換えた場合は、再生画像88内の2次元背景画像87の可視状態により、上位階層の表示画像への表示の切り換えを指示したなら、さらに表示の切換可能な表示画像(すなわち、アーティストリスト画像83)が存在することを認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、アーティストリスト画像83の表示を再生画像88に切り換えた場合は、再生画像88内の2次元背景画像87の可視状態により、上位階層の表示画像への表示の切り換えを指示したなら、再生画像88の表示が切換可能であることを容易に認識させることができる。
ところで、中央処理ユニット20は、上述のアーティストリスト画像83用の前景画像84を生成する際、例えば、まず、アイコン85及びアイコン86を有する3次元空間画像を生成する。
すなわち、中央処理ユニット20は、3次元空間座標系で表現される3次元仮想空間において、アーティスト名を示す複数のアイコン85をXY平面と平行な仮想の平面上に画像高さ方向と平行に一列に並べるように配置する。
また中央処理ユニット20は、3次元仮想空間において仮想の平面上に、ジャケット画像を示す複数のアイコン86を、アーティスト名を示すアイコン85に対応付けて画像高さ方向と平行に一列に並べるように配置する。
このようにして中央処理ユニット20は、3次元仮想空間に複数のアイコン85及びアイコン86を配置した3次元空間画像としての3次元前景画像を生成する。
そして中央処理ユニット20は、その3次元前景画像に対する仮想的なカメラ及びライトの位置及び向きを、複数のアイコン85及びアイコン86を、画像前側から均一に照明しながら撮影するような位置及び向きに設定する。
この状態で中央処理ユニット20は、その3次元前景画像内の複数のアイコン85及びアイコン86を、仮想的なカメラにより画像前側から正視して撮影したように透視投影して2次元平面画像としての前景画像84に変換する。
ここで、前景画像84は、画像水平方向のサイズが、アーティストリスト画像83の画像水平方向のサイズと等しく選定されている。
また前景画像84は、画像垂直方向のサイズが、1列に並べて配置する複数のアイコン85の数に応じて、アーティストリスト画像83の画像垂直方向のサイズ以上に選定されている。
因みに、以下の説明では、前景画像84の画像垂直方向のサイズを、前景垂直サイズとも呼び、アーティストリスト画像83の画像垂直方向のサイズを、リスト垂直サイズとも呼ぶ。
よって中央処理ユニット20は、前景垂直サイズがリスト垂直サイズと等しければ、前景画像84をそのまま用いてアーティストリスト画像83を生成する。
これに対し図23に示すように、中央処理ユニット20は、前景垂直サイズがリスト垂直サイズよりも大きい(すなわち、長い)と、前景画像84において画像上端から画像下端側の所定位置までのリスト垂直サイズと等しい部分を表示部分とする。
また中央処理ユニット20は、前景画像84の表示部分を用いてアーティストリスト画像83を生成しディスプレイ13Aに表示する。
そして中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aにアーティストリスト画像83を表示した状態で、ユーザによりタッチパネル13Bの表示が上方向にスライド操作されると、前景画像84の表示部分を画像上端部から画像下端寄りに切り換えるように指示されたと判断する。
この際、中央処理ユニット20は、スライド操作によるタッチ位置の変位量に応じて、前景画像84の表示部分を順次画像下端側に変更する。
また中央処理ユニット20は、前景画像84において表示部分を変更する毎に、当該変更した表示部分を用いてアーティストリスト画像83を生成しディスプレイ13Aに表示する。
これにより中央処理ユニット20は、ユーザによる上方向へのスライド操作に応じて、アーティストリスト画像83内で前景画像84の表示部分を順次画像下端側に変更する。
このようにして中央処理ユニット20は、ユーザによる上方向へのスライド操作に応じて、アーティストリスト画像83内で前景画像84を、より画像下端側を見せるように上方向へスクロールさせることができる。
一方、中央処理ユニット20は、前景画像84を上方向へスクロール表示した後、ユーザによりタッチパネル13Bの表示が下方向にスライド操作されると、前景画像84の表示部分を画像上端側から画像上端寄りに切り換えるように指示されたと判断する。
この際、中央処理ユニット20は、スライド操作によるタッチ位置の変位量に応じて、前景画像84の表示部分を順次画像上端側に変更する。
また中央処理ユニット20は、前景画像84において表示部分を変更する毎に、当該変更した表示部分を用いてアーティストリスト画像83を生成しディスプレイ13Aに表示する。
これにより中央処理ユニット20は、ユーザによる下方向へのスライド操作に応じて、アーティストリスト画像83内で前景画像84の表示部分を順次画像上端側に変更する。
このようにして中央処理ユニット20は、ユーザによる下方向へのスライド操作に応じて、アーティストリスト画像83内で前景画像84を、より画像上端側を見せるように下方向へスクロールさせることができる。
そして中央処理ユニット20は、前景画像84を上方向にスクロール表示している間は、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34及び仮想的な第1ライト65の位置及び向きと、仮想的な第2ライト66の位置とについては何ら変更しない。
ただし、中央処理ユニット20は、スライド操作によるタッチ位置の変位量に応じて第2ライト66を画像下方向へ回転させることにより、当該第2ライト66の向きを、第3下ライト向きよりも下げて最大でも第N下カメラ向きまで変化させる。
また中央処理ユニット20は、この際、第2ライト66の向きを、第3ライト向きよりも下げながら、これに応じて当該第2ライト66の発射面の輝度も、第3輝度よりも下げて最大でも第N輝度まで変化させる。
さらに中央処理ユニット20は、このように第2ライト66の向き及び輝度を順次下げながら、上述と同様の手法で3次元背景画像30を2次元背景画像に順次変換する。
そして中央処理ユニット20は、このように2次元背景画像を生成する毎に、当該生成した2次元背景画像を、その際に前景画像84において変更した表示部分と共に用いてアーティストリスト画像83を生成してディスプレイ13Aに表示している。
これにより図24に示すように、中央処理ユニット20は、上方向へのスクロール操作に応じてアーティストリスト画像83内で前景画像84を上方向へスクロールさせるほど、2次元背景画像を右上部分が全体的により暗く、また画像上側よりも画像下側がより暗く見えるような可視状態で示す。
そして中央処理ユニット20は、アーティストリスト画像83内で前景画像84を最も下側の表示部分までスクロールしたときには、2次元背景画像を右上部分が全体的にさらに暗く、また画像上側よりも画像下側がさらに暗く見え、当該画像下側ではオブジェクト縁部が視認し得ないような可視状態で示す。
よって中央処理ユニット20は、上方向へのスクロール操作中、2次元背景画像の可視状態により、そのスクロール操作を継続しても、前景画像84において表示を切換可能な表示部分が存在するか否かを容易に認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、上方向へのスクロール操作中、2次元背景画像の可視状態により、そのスクロール操作を継続しても、前景画像84の表示部分が切換可能であるか否かを容易に認識させることができる。
また中央処理ユニット20は、上方向へのスクロール操作が終了したときには、2次元背景画像の可視状態により、さらに上方向にスクロール操作しても、前景画像84において表示を切換可能な表示部分が存在するか否かを容易に認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、上方向へのスクロール操作が終了したときには、2次元背景画像の可視状態により、さらに上方向にスクロール操作しても、前景画像84の表示部分が切換可能であるか否かを容易に認識させることができる。
さらに中央処理ユニット20は、上方向へのスクロール操作が終了したときには、2次元背景画像の可視状態により、下方向にスクロール操作すれば、前景画像84の表示部分を切換可能であるか否かも容易に認識させることができる。
一方、中央処理ユニット20は、前景画像84を下方向にスクロール表示している間は、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34及び仮想的な第1ライト65の位置及び向きと、仮想的な第2ライト66の位置とについては何ら変更しない。
ただし、中央処理ユニット20は、スライド操作によるタッチ位置の変位量に応じて第2ライト66を画像上方向へ回転させることにより、当該第2ライト66の向きを、第3下ライト向きよりも下から下げて最大でも第3下カメラ向きまで変化させる。
また中央処理ユニット20は、この際、第2ライト66の向きを第3下ライト向きよりも下から上げながら、これに応じて当該第2ライト66の発射面の輝度も、第3輝度よりも小さい輝度から上げて最大でも第3輝度まで変化させる。
さらに中央処理ユニット20は、このように第2ライト66の向き及び輝度を順次上げながら、上述と同様の手法で3次元背景画像30を2次元背景画像に順次変換する。
そして中央処理ユニット20は、このように2次元背景画像を生成する毎に、当該生成した2次元背景画像を、その際に前景画像84において変更した表示部分と共に用いてアーティストリスト画像83を生成してディスプレイ13Aに表示している。
これにより中央処理ユニット20は、下方向へのスクロール操作に応じてアーティストリスト画像83内で前景画像84を下方向へスクロールさせるほど、2次元背景画像を右上部分が全体的により明るく、また画像下側よりも画像上側がより明るく見えるような可視状態で示す。
そして中央処理ユニット20は、アーティストリスト画像83内で前景画像84を最も上側の表示部分までスクロールしたときには、2次元背景画像を右上部分が全体的にさらに明るく、また画像下側よりも画像上側がさらに明るく見えるような可視状態で示す。
よって中央処理ユニット20は、下方向へのスクロール操作中、2次元背景画像の可視状態により、そのスクロール操作を継続しても、前景画像84において表示を切換可能な表示部分が存在するか否かを容易に認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、下方向へのスクロール操作中、2次元背景画像の可視状態により、そのスクロール操作を継続しても、前景画像84の表示部分が切換可能であるか否かを容易に認識させることができる。
また中央処理ユニット20は、下方向へのスクロール操作が終了したときには、2次元背景画像の可視状態により、さらに下方向にスクロール操作しても、前景画像84において表示を切換可能な表示部分が存在するか否かを容易に認識させることができる。
すなわち、中央処理ユニット20は、下方向へのスクロール操作が終了したときには、2次元背景画像の可視状態により、さらに下方向にスクロール操作しても、前景画像84の表示部分が切換可能であるか否かを容易に認識させることができる。
さらに中央処理ユニット20は、下方向へのスクロール操作が終了したときには、2次元背景画像の可視状態により、上方向にスクロール操作すれば、前景画像84の表示部分を切換可能であるか否かも容易に認識させることができる。
因みに、中央処理ユニット20は、写真画像データに関する種々の機能や情報を提示する際にも、上述と同様に、表示が切換可能であるか否かを示す2次元背景画像を有する表示画像の表示を順次切り換えることができる。
また中央処理ユニット20は、アプリケーションプログラムに関する種々の機能や情報を提示する際にも、上述と同様に、表示が切換可能であるか否かを示す2次元背景画像を有する表示画像の表示を順次切り換えることができる。
なお、この実施の形態の場合、中央処理ユニット20は、例えば、音声データを再生する毎に、その再生履歴を、音声データ単位やアルバム名単位、アーティスト名単位及びジャンル名単位で管理可能な形態で記憶媒体28に記憶している。
また中央処理ユニット20は、例えば、アーティストリスト画像83の表示に応じて、アーティスト名を示すアイコン86及びジャケット画像を示すアイコン86を有する3次元空間画像を前景画像84に変換する際、仮想的なライトを追加する。
さらに中央処理ユニット20は、3次元空間画像において再生回数が閾値以上の音声データに対応するアイコン85及びアイコン86の少なくとも一方に、追加した仮想的ライトを用いてスポットライトを当てるようにして前景画像84を生成する。
そして中央処理ユニット20は、その前景画像84を用いてアーティストリスト画像83を生成しディスプレイ13Aに表示する。
これににより中央処理ユニット20は、ユーザにアーティストリスト画像83を介して、閾値以上再生している音声データ(すなわち、よく聴く音楽)のアーティストを容易に通知することができる。
因みに、中央処理ユニット20は、係る通知をユーザによる事前の設定に応じてアーティストリスト画像83への表示の切り換えのときに実施することができる。
また中央処理ユニット20は、係る通知を、アーティストリスト画像83を表示している状態でユーザの操作に応じて前景画像84を生成し直すようにして実施することもできる。
さらに中央処理ユニット20は、音声タイトルのリスト、アルバム名のリスト、ジャンルのリスト、プレイリストを提示するような表示画像を表示する場合も同様に処理して、同様の通知を実施することができる。
さらに中央処理ユニット20は、この他にも、音声タイトルのリスト、アルバム名のリスト、ジャンルのリストを提示するような表示画像やアーティストリスト画像83を表示する場合、プレイリストに登録している音声データや、所有していアルバム数の多いアーティスト等についても同様に処理して通知することができる。
さらに中央処理ユニット20は、写真画像データを再生する毎に、その再生履歴を記憶媒体28に記憶する。そして中央処理ユニット20は、写真画像データを管理するための種々のリストを提示するような表示画像を表示する際に、写真画像データの再生履歴を利用して同様に処理して種々の通知を行うこともできる。
さらにまた中央処理ユニット20は、アプリケーションプログラムを実行する毎に、その実行履歴を記憶媒体28に記憶する。
そして中央処理ユニット20は、アプリケーションプログラムを管理するための種々のリストを提示するような表示画像を表示する際に、アプリケーションプログラムの実行履歴を利用して同様に処理して種々の通知を行うこともできる。
[1−4.ホーム画像表示切換処理手順]
次いで、図25に示すフローチャートを用いて、携帯端末10の中央処理ユニット20が実行するホーム画像表示切換処理手順RT1について説明する。
中央処理ユニット20は、携帯端末10を起動させ、又はユーザによりホーム画像への表示の切り換えが指示されると、RAM22上で展開した表示切換プログラムに従い、図25に示すホーム画像表示切換処理手順RT1を開始する。
中央処理ユニット20は、ホーム画像表示切換処理手順RT1を開始すると、ステップSP1において、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを中央カメラ位置CP1及び中央カメラ向きに設定する。
また中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的なライト35の位置及び向きを、中央ライト位置LP1及び中央ライト向きに設定する。
そして中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の中央部分を均一に照明し画像前側から正視したように描画して表す2次元背景画像40を生成して、次のステップSP2に移る。
ステップSP2において中央処理ユニット20は、その2次元背景画像40を有する中央ホーム画像41を生成してディスプレイ13Aに表示し、次のステップSP3に移る。
ステップSP3において中央処理ユニット20は、ユーザによりタッチパネル13Bの表面が左方向や右方向にスライド操作されたか否かを判別する。
このステップSP3において否定結果が得られると、このことは、ユーザにより例えば、ホーム画像(このときは中央ホーム画像41)を他のホーム画像に切り換えるようには指示されていないことを表している。ステップSP3において中央処理ユニット20は、係る否定結果を得ると、ステップSP4に移る。
ステップSP4において中央処理ユニット20は、ユーザによりホーム画像(このときは中央ホーム画像41)上でタッチパネル13Bを介してアイコン42乃至45や追加アイコン60が選択されたか否かを判別する。
このステップSP4において否定結果が得られると、このことは、ユーザによりホーム画像(このときは中央ホーム画像41)をメニュー画像や他の表示画像に切り換えるようには指示されていないことを表している。ステップSP4において中央処理ユニット20は、係る否定結果を得ると、ステップSP3に戻る。
よって中央処理ユニット20は、この後、ステップSP3及びステップSP4の何れかにおいて肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP3及びステップSP4の処理を循環的に繰り返し実行する。
これにより中央処理ユニット20は、ユーザにより例えば、ホーム画像の表示を切り換えるように指示されることを待ち受ける。
そしてステップSP3において肯定結果が得られると、このことは、ユーザによりタッチパネル13Bの表面が左方向又は右方向にスライド操作されたため、ホーム画像の表示を他のホーム画像に切り換えるように指示される可能性があることを表している。ステップSP3において中央処理ユニット20は、係る肯定結果を得ると、次のステップSP5に移る。
ステップSP5において中央処理ユニット20は、スライド操作による指先等の移動に合わせて3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34及びライト35の位置及び向きを変更して2次元背景画像を生成する。これにより中央処理ユニット20は、ホーム画像内の2次元背景画像を更新して、次のステップSP6に移る。
ステップSP6において中央処理ユニット20は、ユーザによりタッチパネル13Bの表示で行われた左方向又は右方向へのスライド操作が終了したか否かを判別する。
このステップSP6において否定結果が得られると、このことは、ユーザにより例えば、ホーム画像の表示を他のホーム画像に切り換えるためにスライド操作されている途中であることを表している。
また、係る否定結果は、ユーザにより例えば、ホーム画像の表示を他のホーム画像に切り換えた場合に提示される追加アイコン60が確認されている途中であることも表している。ステップSP6において中央処理ユニット20は、係る否定結果を得ると、ステップSP5に戻る。
よって中央処理ユニット20は、この後、ステップSP6において肯定結果を得るまでの間、ステップSP5及びステップSP6の処理を循環的に繰り返し実行する。
これにより中央処理ユニット20は、ユーザにより例えば、ホーム画像内の2次元背景画像を順次更新してアニメーションで表示させながら、スライド操作が終了することを待ち受ける。
そしてステップSP6において中央処理ユニット20は、スライド操作が終了したことで肯定結果を得ると、次のステップSP7に移る。
ステップSP7において中央処理ユニット20は、スライド操作の開始から終了までのタッチ位置の変位量が、閾値以上であるか否かを判別する。
このステップSP7において肯定結果が得られると、このことは、ユーザによりホーム画像の表示を他のホーム画像に切り換えるように指示されたことを表している。ステップSP7において中央処理ユニット20は、係る肯定結果を得ると、次のステップSP8に移る。
ステップSP8において中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34及びライト35の位置及び向きを、このとき表示の切り換えを指示するために行われたスライド操作の方向に応じた位置及び向きに設定して2次元背景画像を生成し、次のステップSP9に移る。
ステップSP9において中央処理ユニット20は、その2次元背景画像を有する他のホーム画像を生成して、ディスプレイ13Aに対するホーム画像の表示を当該他のホーム画像に切り換えて、ステップSP3に戻る。
これに対しステップSP7において否定結果が得られると、このことは、ユーザによりホーム画像の表示を他のホーム画像に切り換えるようには指示されなかったことを表している。ステップSP7において中央処理ユニット20は、係る否定結果を得ると、ステップSP10に移る。
ステップSP10において中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34及びライト35の位置及び向きを変更前の位置及び向きに戻すように設定して2次元背景画像を生成し、次のステップSP11に移る。
ステップSP11において中央処理ユニット20は、その2次元背景画像を有するホーム画像を生成して、ディスプレイ13Aに対するホーム画像の表示を元に戻して(すなわち、2次元背景画像を更新する前の状態に戻して)、ステップSP3に戻る。
よって中央処理ユニット20は、この後、ステップSP4において肯定結果を得るまでの間、ステップSP3において肯定結果を得る毎に、当該ステップSP3、ステップSP5乃至ステップSP11の処理を循環的に繰り返し実行する。
これにより中央処理ユニット20は、ユーザによりホーム画像の表示を他のホーム画像に切り換えるように指示される毎に、これに応じて当該ホーム画像の表示を他のホーム画像に切り換える。
ところで、上述のステップSP4において肯定結果が得られると、このことは、ユーザによりホーム画像をメニュー画像や他の表示画像に切り換えるように指示されたことを表している。
ステップSP4において中央処理ユニット20は、係る肯定結果を得ると、次のステップSP12に移り、ホーム画像表示切換処理手順RT1を終了する。
[1−5.階層画像表示切換処理手順]
次いで、図26に示すフローチャートを用いて、携帯端末10の中央処理ユニット20が実行する階層画像表示切換処理手順RT2について説明する。
中央処理ユニット20は、ユーザによりホーム画像の表示をメニュー画像や他の表示画像に切り換えるように指示されると、RAM22上で展開した表示切換プログラムに従い、図26に示す階層画像表示切換処理手順RT2を開始する。
中央処理ユニット20は、階層画像表示切換処理手順RT2を開始すると、ステップSP21において、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを中央カメラ位置CP1及び中央カメラ向きに設定する。
また中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第1ライト65の位置及び向き並びに輝度を、第2左側ライト位置LP3及び第3左後ライト向き並びに基準輝度に設定する。
さらに中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第2ライト66の位置及び向き並びに輝度を、中央ライト位置LP1及び第1下ライト向き並びに第1輝度に設定する。
これにより中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の中央部分を、左下隅部分は僅かに明るく、右上部分は全体的に左下隅部分よりも暗く、かつ画像上側よりも画像下側を暗く照明する。
この状態で中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の中央部分を画像前側から正視したように描画して表す2次元背景画像を生成して、次のステップSP22に移る。
ステップSP22において中央処理ユニット20は、その2次元背景画像を有する表示画像(メニュー画像や他の表示画像)を生成してディスプレイ13Aに表示し、次のステップSP23に移る。
ステップSP23において中央処理ユニット20は、ユーザにより表示の切り換えが指示されることを待ち受ける。
そしてステップSP23において中央処理ユニット20は、ユーザにより表示の切り換えが指示されたことを認識すると、次のステップSP24に移る。
ステップSP24において中央処理ユニット20は、このときユーザにより指示された表示の切り換えが、中央ホーム画像41以外の表示画像への表示の切り換えであるか否かを判別する。
このステップSP24において肯定結果が得られると、このことは、このとき下位階層又は上位階層の表示画像への表示の切り換えが指示されたことを表している。ステップSP24において中央処理ユニット20は、係る肯定結果を得ると、次のステップSP25に移る。
ステップSP25において中央処理ユニット20は、このときユーザにより指示された表示の切り換えが、下位階層の表示画像への表示の切り換えであるか否かを判別する。
このステップSP25において肯定結果が得られると、このことは、ディスプレイ13Aに表示中の表示画像を、下位階層の表示画像に切り換えるように指示されたことを表している。ステップSP25において中央処理ユニット20は、係る肯定結果を得ると、次のステップSP26に移る。
ステップSP26において中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第2ライト66の向き及び輝度を、現在表示中の表示画像用の2次元背景画像生成時よりも1段階下げて設定する。
これにより中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の中央部分を、左下隅部分は僅かに明るく、また右上部分は全体的に、現在表示中の表示画像用の2次元背景画像生成時よりも暗くなるように照明する。
この状態で中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の中央部分を画像前側から正視したように描画して表す2次元背景画像を生成して、次のステップSP27に移る。
ステップSP27において中央処理ユニット20は、その2次元背景画像を有する下位階層の表示画像を生成し、ディスプレイ13Aに対する表示画像の表示を、当該下位階層の表示画像の表示に切り換えて、ステップSP23に戻る。
これに対しステップSP25において否定結果が得られると、このことは、ディスプレイ13Aに表示中の表示画像を、上位階層の表示画像に切り換えるように指示されたことを表している。ステップSP25において中央処理ユニット20は、係る否定結果を得ると、ステップSP28に移る。
ステップSP28において中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第2ライト66の向き及び輝度を、現在表示中の表示画像用の2次元背景画像生成時よりも1段階上げて設定する。
これにより中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の中央部分を、左下隅部分は僅かに明るく、また右上部分は全体的に、現在表示中の表示画像用の2次元背景画像生成時よりも僅かに明るくなるように照明する。
この状態で中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の中央部分を画像前側から正視したように描画して表す2次元背景画像を生成して、次のステップSP29に移る。
ステップSP29において中央処理ユニット20は、その2次元背景画像を有する上位階層の表示画像を生成し、ディスプレイ13Aに対する表示画像の表示を、当該上位階層の表示画像の表示に切り換えて、ステップSP23に戻る。
よって中央処理ユニット20は、この後、ステップSP24において肯定結果を得るまでの間、ステップSP23乃至ステップSP29の処理を循環的に繰り返し実行する。
これにより中央処理ユニット20は、ユーザにより、ディスプレイ13Aに対する表示画像の表示を、下位階層又は上位階層の表示画像の表示に切り換えるように指示される毎に、これに応じて下位階層又は上位階層の表示画像の表示に切り換える。
ところで、上述のステップSP24において否定結果が得られると、このことは、ユーザによりディスプレイ13Aに対する表示画像の表示を、中央ホーム画像41の表示に切り換えるように指示されたことを表している。
ステップSP24において中央処理ユニット20は、係る否定結果を得ると、ステップSP30に移り、階層画像表示切換処理手順RT2を終了する。
[1−6.スクロール表示処理手順]
次いで、図27に示すフローチャートを用いて、携帯端末10の中央処理ユニット20が実行するスクロール表示処理手順RT3について説明する。
中央処理ユニット20は、表示の切り換えの指示に応じて、スクロール表示可能な前景画像を有する下位階層又は上位階層の表示画像に表示を切り換えると、RAM22上で展開した表示切換プログラムに従い、図27に示すスクロール表示処理手順RT3を開始する。
中央処理ユニット20は、スクロール表示処理手順RT3を開始すると、ステップSP31において、ユーザによりタッチパネル13Bの表面が下方向又は上方向にスライド操作されたか否かを判別する。
このステップSP31において否定結果が得られると、このことは、ユーザにより表示画像の表示内容が確認されている途中であること、又はホーム画像や、下位階層又は上位階層の表示画像への表示の切り換えが指示されることを表している。ステップSP31において中央処理ユニット20は、係る否定結果を得ると、ステップSP32に移る。
ステップSP32において中央処理ユニット20は、ユーザによりホーム画像や、下位階層又は上位階層の表示画像への表示の切り換えが指示されたか否かを判別する。
このステップSP32において否定結果が得られると、このことは、ユーザにより表示画像の表示内容が確認されている途中であること、又は前景画像をスクロールするように指示されることを表している。ステップSP32において中央処理ユニット20は、係る否定結果を得ると、ステップSP31に戻る。
よって中央処理ユニット20は、この後、ステップSP31及びステップSP32の何れかにおいて肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP31及びステップSP32の処理を循環的に繰り返し実行する。
これにより中央処理ユニット20は、ユーザにより前景画像をスクロールするように指示されること、又はホーム画像や他の表示画像への表示の切り換えが指示されることを待ち受ける。
そしてステップSP31において肯定結果が得られると、このことは、ユーザによりタッチパネル13Bの表面が上方向又は下方向にスライド操作され、前景画像のスクロールが指示されたことを表している。ステップSP31において中央処理ユニット20は、係る肯定結果を得ると、次のステップSP33に移る。
ステップSP33において中央処理ユニット20は、このとき行われたスライド操作が、上方向へのスライド操作であるか否かを判別する。
このステップSP33において肯定結果が得られると、このことは、ユーザにより表示画像内の前景画像において未だ表示されていない画像下側を見るために、上方向にスライド操作されたことを表している。ステップSP33において中央処理ユニット20は、係る肯定結果を得ると、次のステップSP34に移る。
ステップSP34において中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第2ライト66の向き及び輝度を、スライド操作による指先等の移動に合わせて下げる。
これにより中央処理ユニット20は、3次元背景画像30において中央部分の右上部分を全体的に僅かに暗くするように照明する。
この状態で中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の中央部分を画像前側から正視したように描画して表す2次元背景画像を生成して、次のステップSP35に移る。
これによりステップSP35において中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに表示中の表示画像において、スライド操作による指先等の移動に合わせて前景画像の表示部分を画像下端側に変更すると共に2次元背景画像を更新して、ステップSP36に移る。
ステップSP36において中央処理ユニット20は、ユーザによりタッチパネル13Bの表示で行われたスライド操作が終了したか否かを判別する。
このステップSP36において否定結果が得られると、このことは、ユーザにより、前景画像の表示部分を変更するためにスライド操作されている途中であることを表している。ステップSP36において中央処理ユニット20は、係る否定結果を得ると、ステップSP33に戻る。
これに対しステップSP33において否定結果が得られると、このことは、ユーザにより表示画像内の前景画像において未だ表示されていない画像上側を見るために、下方向にスライド操作されたことを表している。ステップSP33において中央処理ユニット20は、係る否定結果を得ると、ステップSP37に移る。
ステップSP37において中央処理ユニット20は、3次元背景画像30に対する仮想的な第2ライト66の向き及び輝度を、スライド操作による指先等の移動に合わせて上げる。
これにより中央処理ユニット20は、3次元背景画像30において中央部分の右上部分を全体的に僅かに明るくように照明する。
この状態で中央処理ユニット20は、3次元背景画像30の中央部分を画像前側から正視したように描画して表す2次元背景画像を生成して、次のステップSP38に移る。
これによりステップSP38において中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに表示中の表示画像において、スライド操作による指先等の移動に合わせて前景画像の表示部分を画像上端側に変更すると共に2次元背景画像を更新して、ステップSP36に移る。
そしてステップSP36において中央処理ユニット20は、ユーザにより、前景画像の表示部分を変更するためにスライド操作されている途中であり、否定結果を得ると、ステップSP33に戻る。
よって中央処理ユニット20は、この後、ステップSP36において肯定結果を得るまでの間、ステップSP33乃至ステップSP38の処理を循環的に繰り返し実行する。
これにより中央処理ユニット20は、ユーザにより上方向にスライド操作されている間は、ディスプレイ13Aに表示中の表示画像において、スライド操作による指先等の移動に合わせて前景画像を上方向にスクロールすると共に2次元背景画像を更新する。
また中央処理ユニット20は、ユーザにより下方向にスライド操作されている間は、ディスプレイ13Aに表示中の表示画像において、スライド操作による指先等の移動に合わせて前景画像を下方向にスクロールすると共に2次元背景画像を更新する。
そしてステップSP6において中央処理ユニット20は、スライド操作が終了したことで肯定結果を得ると、ステップSP31に移る。
よって中央処理ユニット20は、この後、ステップSP32において肯定結果を得るまでの間、ステップSP31乃至ステップSP38の処理を循環的に繰り返し実行する。
これにより中央処理ユニット20は、ユーザにより上方向にスライド操作される毎に、ディスプレイ13Aに表示中の表示画像において、スライド操作による指先等の移動に合わせて前景画像を上方向にスクロールすると共に2次元背景画像を更新する。
また中央処理ユニット20は、ユーザにより下方向にスライド操作される毎に、ディスプレイ13Aに表示中の表示画像において、スライド操作による指先等の移動に合わせて前景画像を下方向にスクロールすると共に2次元背景画像を更新する。
そしてステップSP32において肯定結果が得られると、このことは、ユーザによりホーム画像や、下位階層又は上位階層の表示画像への表示の切り換えが指示されたことを表している。
ステップSP32において中央処理ユニット20は、係る肯定結果を得ると、ステップSP39に移り、スクロール表示処理手順RT3を終了する。
[1−7.実施の形態の動作及び効果]
以上の構成において、携帯端末10は、ディスプレイ13Aに対するホーム画像の表示を他のホーム画像に切り換えるように指示された場合、当該ホーム画像の表示を、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を有する当該他のホーム画像に切り換える。
また携帯端末10は、ディスプレイ13Aに対する上位階層の表示画像の表示を下位階層の表示画像に切り換えるように指示された場合、当該上位階層の表示画像の表示を、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を有する下位階層の表示画像に切り換える。
さらに携帯端末10は、ディスプレイ13Aに対する下位階層の表示画像の表示を上位階層の表示画像に切り換えるように指示された場合も、当該下位階層の表示画像の表示を、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を有する上位階層の表示画像に切り換える。
従って携帯端末10は、ディスプレイ13Aに対するホーム画像や下位階層の表示画像、上位階層の表示画像の表示を切り換えた場合、切換後のホーム画像や下位階層の表示画像、上位階層の表示画像が有する2次元背景画像の可視状態により、当該切換後のホーム画像や下位階層の表示画像、上位階層の表示画像の表示が切換可能であるか否かを容易に認識させることができる。
以上の構成によれば、携帯端末10は、ディスプレイ13Aに対する表示画像の表示を切り換えるように指示された場合、当該表示画像の表示を、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を有する表示画像に切り換えるようにした。これにより携帯端末10は、ディスプレイ13Aに対する表示画像の表示を切り換えた場合、切換後の表示画像が有する2次元背景画像の可視状態により、当該切換後の表示画像の表示が切換可能であるか否かを容易に認識させることができる。よって携帯端末10は、表示画像の表示の切り換えを十分に活用させるできる。
また携帯端末10は、表示画像の表示の切り換えが指示された場合、3次元背景画像に対するカメラ34の位置及び向きやライト35の位置及び向きを変更して、切換後の表示画像用に、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を生成するようにした。
従って携帯端末10は、切換後の表示画像に、表示が切換可能であるか否か通知するためのマーカやスクロールバー等のような構成要素を特に配置することなく、当該表示が切換可能であるか否かを容易に認識させることができる。
よって携帯端末10は、表示画像に表示が切換可能であるか否かを示すようなマーカやスクロールバー等の構成要素を特に配置する必要がない分、当該表示画像を機能や情報の提示に有効に利用することができる。
これに加え携帯端末10は、2次元背景画像の可視状態、すなわち、3次元背景画像の描画の向きや照明のしかたにより、当該2次元背景画像を有する表示画像の表示が切換可能である場合、この後、どの程度、順次表示画像の表示が切換可能であるのかも認識させることができる。
さらに携帯端末10は、表示画像の表示の切り換えが指示された場合、3次元背景画像に対する第1ライト65の向きと、第2ライト66の向き及び輝度の変更とにより、切換後の表示画像用に、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を生成するようにした。
従って携帯端末10は、この場合も切換後の表示画像に、表示が切換可能であるか否かを示すマーカやスクロールバー等のような構成要素を特に配置することなく、当該表示が切換可能であるか否かを容易に認識させることができる。
すなわち、携帯端末10は、表示画像に、表示が切換可能であるか否かを示すマーカやスクロールバー等のような構成要素を特に配置する必要がない分、当該表示画像の構成を簡易化し、又は表示画像を機能や情報の提示に有効に利用することができる。
これに加え携帯端末10は、2次元背景画像の可視状態、すなわち、3次元背景画像の照明のしかたにより、当該2次元背景画像を有する表示画像の表示が切換可能である場合、この後、どの程度、順次表示画像の表示が切換可能であるのかも認識させることができる。
そして携帯端末10は、表示画像内の2次元背景画像の可視状態により、表示が切換可能であるか否かを示すようにしたことで、例えば、アイコンとして機能が選択された場合、その機能の実現が表示画像の表示の切り換えを伴うものであるか否かも容易に認識させることができる。
言い換えると、携帯端末10は、アイコンとして機能が選択された場合に表示画像を切り換えずに当該機能を実現するような場合でも、これを容易に認識させ、例えば、表示画像が切り換わらないことで、故障したと誤認識させることを防止することができる。
さらに携帯端末10は、種々の表示画像用の2次元背景画像の生成に3次元背景画像30を共通に用いて,当該3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34及びライト35等の位置及び向きを、表示の切り換えの種類に応じた設定手法で設定して、表示画像の表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を生成するようにした。
従って、携帯端末10は、2次元背景画像の可視状態により、表示画像の表示が切換可能であるか否かを容易に認識させつつ、表示の切り換えの種類も容易に認識させることができる。
すなわち、携帯端末10は、2次元背景画像の可視状態により、機能や情報の提示及び機能や情報の選択用の同列のワークアリアとしての(すなわち、上述の複数のホーム画像の)表示の切り換えや、階層的に対応付けた機能や情報の階層を辿るような提示のための表示の切り換え、前景画像のスクロールのような表示部分の切り換えのような表示の切り換えの種類も容易に区別して認識させることができる。
<2.変形例>
[2−1 変形例1]
なお上述した実施の形態においては、表示画像の表示の切り換えが指示される毎に、図4について上述した3次元背景画像30を用いて、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を生成するようにした場合について述べた。
しかしながら本技術は、これに限らず、表示画像の表示の切り換えが指示される毎に、この他種々の構成の3次元背景画像を用いて、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を生成するようにしても良い。
また本技術は、一連の表示の切り換えに用いる表示画像の種類や、表示の切り換えの種類毎に、異なる構成の3次元背景画像を用いて、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を生成するようにしても良い。
さらに本技術は、予め表示画像毎に、3次元背景画像を用いて又は3次元背景画像を用いずに、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態を示す2次元背景画像を生成してROM21又は記憶媒体28に記憶しておく。
そして本技術は、表示画像の表示の切り換えが指示される毎に、すでに記憶しておいた2次元背景画像の中から、切換後の表示画像に対応する2次元背景画像を選択的に用いて当該表示画像を生成するようにしても良い。
本技術は、係る構成によれば、表示画像の表示の切り換えが指示される毎に2次元背景画像を生成する必要がない分、表示切換時の処理負荷を低減させることができる。
ここで、本技術が例えば、上位階層の表示画像の表示を順次下位階層の表示画像に切り換える場合の、図28に示すような3次元背景画像100を用いた2次元背景画像の生成について説明する。
この場合、3次元背景画像100は、3次元空間座標系で表現される3次元仮想空間において、ZX平面と平行な仮想の平面上に画像右前側から画像左後側に沿って立方体の3次元オブジェクトとしての複数の立方体オブジェクト101が1列に等間隔で配置されて生成されている。
そして3次元前景画像100は、立方体オブジェクト101の個数が、順次表示が切り換えられる表示画像の個数と同数に選定されている。
また3次元背景画像100に対する仮想的なカメラ34の位置としては、複数の立方体オブジェクト101の並びの方向と平行な画像左前側の仮想の直線上で、それぞれ画像奥行方向に沿って1個の立方体オブジェクト101と対向させる複数の位置CP10乃至CP14が選定されている。
すなわち、仮想的なカメラ34の個々の位置CP10乃至CP14は、それぞれ画像奥行方向に沿って対向する1個の立方体オブジェクト101との距離が何れも等しくなるように選定されている。
因みに、以下の説明では、仮想的なカメラ34について選定された複数の位置CP10乃至CP14を、画像右前側から画像左後側へ順に第1カメラ位置CP10、第2カメラ位置CP11、……、第5カメラ位置CP14とも呼ぶ。
さらに第1乃至第5カメラ位置CP10乃至CP14での仮想的なカメラ34の向きは、それぞれカメラ光軸をZX平面及び画像奥行方向(すなわち、Z軸)と平行にして、当該画像奥行方向に沿って対向する1個の立方体オブジェクト101に到達させるような向きに選定されている。
因みに、以下の説明では、第1乃至第5カメラ位置CP10乃至CP14での仮想的なカメラ34の向きを、画像右前側から画像左後側へ順に第1カメラ向き、第2カメラ向き、……、第5カメラ向きとも呼ぶ。
そして本技術は、仮想的なカメラ34の位置を第1乃至第5カメラ位置CP10乃至CP14の何れに設定しても、当該カメラ34の被写界深度を、画像奥行方向に沿って対向する1個の立方体オブジェクト101の配置付近に設定する。
この状態で本技術は、表示の切り換えの指示に応じて最上位階層の表示画像を表示する際、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを、第1カメラ位置CP10及び第1カメラ向きに設定する。
そして本技術は、その設定に従い、3次元背景画像100において仮想的なカメラ34のカメラ光軸の付近の所定範囲を画像前側から撮影したように透視投影して2次元背景画像を生成する。
また本技術は、表示の切り換えの指示に応じて最上位階層の表示画像の表示を下位階層の表示画像に切り換える際、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを、第2カメラ位置CP11及び第2カメラ向きに設定する。
そして本技術は、その設定に従い、3次元背景画像100において仮想的なカメラ34のカメラ光軸の付近の所定範囲を画像前側から撮影したように透視投影して2次元背景画像を生成する。
このようにして本技術は、表示の切り換えの指示に応じて上位階層の表示画像の表示を下位階層の表示画像に順次切り換える際、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置を、第1カメラ位置CP11から第5カメラ位置CP14に順番に設定する。
また本技術は、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置の設定に応じて、当該カメラ34の向きを、第1カメラ向きから第5カメラ向きに順番に設定する。
そして本技術は、3次元背景画像100に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きの設定並びに事前の被写界深度の設定に従い、3次元背景画像においてカメラ34のカメラ光軸の付近の所定範囲を画像前側から撮影したように透視投影して2次元背景画像を生成する。
これにより図29(A)及び(B)に示すように、本技術は、最上位階層の表示画像内の2次元背景画像102により、複数の立方体オブジェクト101を画像の中央部から左奥側にかけて並んでいるように見せることができる。
また本技術は、その2次元背景画像102により、画像の中央部に位置する1個(並び順で1番目)の立方体オブジェクト101の輪郭だけは明確にし、画像の中央部よりも左奥側に位置している他の立方体オブジェクト101の輪郭はぼかして見せることができる。
そして本技術は、上位階層の表示画像の表示を下位階層の表示画像に順次切り換える毎に、当該下位階層の表示画像内の2次元背景画像102により、複数の立方体オブジェクト101が順次1個分ずつ画像の右手前側に移動して画像内から退出するように見せることができる。
また本技術は、その2次元背景画像102により、順次画像の中央部に移動した1個の立方体オブジェクト101の輪郭だけは明確にし、画像の中央部よりも左奥側や右手前側に位置している他の立方体オブジェクト101の輪郭はぼかして見せることができる。
よって本技術は、係る構成でも、上位階層の表示画像の表示を下位階層の表示画像に順次切り換える毎に、切換後の表示画像内の2次元背景画像102の可視状態により、さらに表示が切換可能であるか否かを容易に認識させることができる。
また本技術は、上位階層の表示画像の表示を下位階層の表示画像に順次切り換える毎に、切換後の表示画像内の2次元背景画像102の可視状態により、上位階層から下位階層へ順に辿って機能や情報を絞り込むように選択していることも容易に認識させることができる。
さらに本技術は、上位階層の表示画像の表示を下位階層の表示画像に順次切り換える毎に、切換後の表示画像内の2次元背景画像102の可視状態により、この後、どの程度、表示の切り換えが可能であるのかも直感的に認識させることができる。
そして本技術は、下位階層の表示画像の表示を上位階層の表示画像に順次切り換える場合は、上述の手順を逆に辿るようにして2次元背景画像102を生成する。
これにより本技術は、下位階層の表示画像の表示を上位階層の表示画像に順次切り換える毎に、当該上位階層の表示画像内の2次元背景画像102により、複数の立方体オブジェクト101が順次1個分ずつ画像の右手前側から画像内に出現して左奥側に移動するように見せることができる。
また本技術は、この場合も、2次元背景画像102により、順次画像の中央部に移動した1個の立方体オブジェクト101の輪郭だけは明確にし、画像の中央部よりも左奥側や右手前側に位置している他の立方体オブジェクト101の輪郭はぼかして見せることができる。
よって本技術は、係る構成でも、上位階層の表示画像の表示を下位階層の表示画像に順次切り換える毎に、切換後の表示画像内の2次元背景画像102の可視状態により、さらに表示が切換可能であるか否かを容易に認識させることができる。
また本技術は、下位階層の表示画像の表示を上位階層の表示画像に順次切り換える毎に、切換後の表示画像内の2次元背景画像102の可視状態により、下位階層から上位位階層へ順に戻っていることも容易に認識させることができる。
ここで、図30に示すフローチャートを用いて、携帯端末10の中央処理ユニット20が実際に上述の一連の処理を階層画像表示切換処理手順RT4として実行する場合について説明する。
中央処理ユニット20は、例えば、ディスプレイ13Aに上位階層又は下位階層の表示画像を表示すると、RAM22上で展開した表示切換プログラムに従い、図30に示す階層画像表示切換処理手順RT4を開始する。
中央処理ユニット20は、階層画像表示切換処理手順RT2を開始すると、ステップSP41において、表示画像の表示の切り換えが指示されることを待ち受ける。
そしてステップSP41において中央処理ユニット20は、ユーザにより表示の切り換えが指示されたことを認識すると、次のステップSP42に移る。
ステップSP42において中央処理ユニット20は、このときユーザにより指示された表示の切り換えが、下位階層の表示画像への表示の切り換えであるか否かを判別する。
このステップSP42において肯定結果が得られると、このことは、ディスプレイ13Aに表示中の表示画像を、下位階層の表示画像の表示に切り換えるように指示されたことを表している。ステップSP42において中央処理ユニット20は、係る肯定結果を得ると、次のステップSP43に移る。
ステップSP43において中央処理ユニット20は、3次元背景画像100に対する仮想的なカメラ34の位置を、表示中の表示画像の生成時の位置よりも1つ前(すなわち、画像後側)の位置に変更して設定する。
また中央処理ユニット20は、3次元背景画像100に対する仮想的なカメラ34の向きを、表示中の表示画像の生成時の位置よりも1つ前の位置での向きに設定する。
これにより中央処理ユニット20は、3次元背景画像100において仮想的なカメラ34のカメラ光軸の付近の所定範囲を画像前側から撮影したように透視投影して2次元背景画像102を生成して、次のステップSP44に移る。
そしてステップSP44において中央処理ユニット20は、その2次元背景画像102を有する下位階層の表示画像を生成し、ディスプレイ13Aに対する表示画像の表示を、当該下位階層の表示画像の表示に切り換えて、ステップSP41に戻る。
これに対しステップSP42において否定結果が得られると、このことは、ディスプレイ13Aに表示中の表示画像を、上位階層の表示画像に切り換えるように指示されたことを表している。ステップSP42において中央処理ユニット20は、係る否定結果を得ると、ステップSP45に移る。
ステップSP45において中央処理ユニット20は、3次元背景画像100に対する仮想的なカメラ34の位置を、表示中の表示画像の生成時の位置よりも1つ後(すなわち、画像前側)の位置に変更して設定する。
また中央処理ユニット20は、3次元背景画像100に対する仮想的なカメラ34の向きを、表示中の表示画像の生成時の位置よりも1つ後の位置での向きに設定する。
これにより中央処理ユニット20は、3次元背景画像100において仮想的なカメラ34のカメラ光軸の付近の所定範囲を画像前側から撮影したように透視投影して2次元背景画像102を生成して、次のステップSP46に移る。
そしてステップSP46において中央処理ユニット20は、その2次元背景画像102を有する上位階層の表示画像を生成し、ディスプレイ13Aに対する表示画像の表示を、当該上位階層の表示画像の表示に切り換えて、ステップSP41に戻る。
このようにして中央処理ユニット20は、ディスプレイ13Aに下位階層又は上位階層の表示画像を表示している間は、ステップSP41乃至ステップSP46の処理を順次繰り返し実行する。
これにより中央処理ユニット20は、ユーザにより表示画像の表示を切り換えるように指示される毎に、ディスプレイ13Aに対する表示画像の表示を、下位階層や上位階層の表示画像に切り換える。
[2−2 変形例2]
また上述した実施の形態においては、ホーム画像の表示を切り換える際、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34及びライト35の位置を、垂線PEを中心にした仮想の円弧上の種々の位置に設定するようにした場合について述べた。
しかしながら本技術は、これに限らず、ホーム画像の表示を切り換える際、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34及びライト35の位置の一方を固定的に設定し、他方のみを、垂線PEを中心にした仮想の円弧上の種々の位置に設定するようにしても良い。
本技術は、係る構成によっても、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を得ることができる。
また本技術は、ホーム画像の表示を切り換える際、3次元背景画像30に対する仮想的なライト35の位置を、垂線PEを中心にした仮想の円弧上の種々の位置に設定する。
そして本技術は、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置を、カメラ光軸を画像奥行方向と平行にしたまま、画像幅方向と平行な仮想の直線上の種々の位置に設定するようにしても良い。
本技術は、係る構成によっても、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を得ることができる。
さらに本技術は、3次元背景画像30の奥壁一面32Aに、全体としては1つの物を示すものの、画像幅方向に沿って部分毎にはそれぞれ異なる、例えば、自動車の先端から後端までの側面のような絵柄の壁紙を張り付けるようにしても良い。
すなわち、本技術は、3次元背景画像30の奥壁一面32Aに、画像幅方向に沿った個々の部分を見たときに、その部分が全体の中のどの部分であるのかを直感的に認識可能な絵柄の壁紙を張り付けるようにしても良い。
本技術は、係る構成によっても、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を得ることができる。
また本技術は、係る構成の場合、切換後のホーム画像内の2次元背景画像に描画されている壁紙の一部により、当該ホーム画像が、一連のホーム画像の中でどのような位置づけのものであるのかを直感的に認識させることもできる。
そして本技術は、係る構成の場合、3次元背景画像30に対する仮想的なライト35の位置を固定的に設定しても、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を得ることができる。
また本技術は、係る構成の場合、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置を、カメラ光軸を画像奥行方向と平行にしたまま、画像幅方向と平行な仮想の直線上の種々の位置に設定するようにしても、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を得ることができる。
[2−3 変形例3]
さらに上述した実施の形態においては、表示画像の表示を下位階層や上位階層の表示画像に切り換える際、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを固定的に設定するようにした場合について述べた。
しかしながら本技術は、これに限らず、表示画像の表示を下位階層や上位階層の表示画像に切り換える際、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置及び向きを、例えば、ホーム画像の表示を切り換える場合のように種々の位置及び向きに設定するようにしても良い。
本技術は、係る構成によっても、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を得ることができる。
そして本技術は、係る構成に変形例2で説明した壁紙の構成を加えるようにしても良く、このような構成の追加によっても、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を得ることができる。
また本技術は、表示画像の表示を下位階層や上位階層の表示画像に切り換える際、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34の位置を、カメラ光軸を画像奥行方向と平行にしたまま、画像幅方向と平行な仮想の直線上の種々の位置に設定するようにしても良い。
本技術は、係る構成によっても、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を得ることができる。
そして本技術は、係る構成にも変形例2で説明した壁紙の構成を加えるようにしても良く、このような構成の追加によっても、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を得ることができる。
さらに本技術は、表示画像の表示を下位階層や上位階層の表示画像に切り換える際、2次元背景画像に対する3次元背景画像30の描画部分の少なくとも一部の照明を他の部分の照明と変えるように、3次元背景画像30に対する仮想的な第1カメラ65の位置及び向きも、種々の位置及び向きに設定するようにしても良い。
本技術は、係る構成によっても、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を得ることができる。
さらに本技術は、表示画像の表示を下位階層や上位階層の表示画像に切り換える際、第1ライト65を用いずに、3次元背景画像30に対する仮想的なカメラ34及び第2ライト66の位置及び向きを設定して、2次元背景画像全体の明るさを段階的に変化させるようにしても良い。
本技術は、係る構成によっても、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を得ることができる。
[2−4 変形例4]
さらに上述の実施の形態においては、前景画像の表示部分をスクロールによって切り換える際、3次元背景画像30に対する仮想的な第1ライト65の位置及び向きを固定的に設定するようにした場合について述べた。
しかしながら本技術は、これに限らず、前景画像の表示部分をスクロールによって切り換える際、仮想的な第1ライト65を用いないようにしても良い。
本技術は、係る構成によっても、表示部分が切換可能であるか否かを示す可視状態の2次元背景画像を得ることができる。
[2−5 変形例5]
さらに上述の実施の形態においては、本技術の表示切換装置を、図1乃至図30について上述した表示切換装置1及び携帯端末10に適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本技術は、これに限らず、パーソナルコンピュータや携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance)、ゲーム機器、電子ブックリーダ、テレビジョン受像機等のように、この他種々の表示切換装置に適用することができる。
[2−6 変形例6]
さらに上述した実施の形態においては、本技術による表示切換えプログラムを、携帯端末10のROM21に予め記憶された表示切換えプログラムに適用するようにした場合について述べた。
そして上述した実施の形態においては、携帯端末10の中央処理ユニット20が、表示切換プログラムに従い、図25について上述したホーム画像表示切換処理手順RT1を実行するようにした場合について述べた。
また上述した実施の形態においては、携帯端末10の中央処理ユニット20が、表示切換プログラムに従い、図26及び図30について上述した階層画像表示切換処理手順RT2及びRT4を実行するようにした場合についても述べた。
さらに上述した実施の形態においては、携帯端末10の中央処理ユニット20が、表示切換プログラムに従い、図27について上述したスクロール表示処理手順RT3を実行するようにした場合についても述べた。
しかしながら本技術は、これに限らず、携帯端末10が表示切換プログラムの記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体によって当該表示切換プログラムをインストールするようにしても良い。
そして中央処理ユニット20が、そのインストールした表示切換プログラムに従ってホーム画像表示切換処理手順RT1、階層画像表示切換処理手順RT2及びRT4、スクロール表示処理手順RT3を実行するようにしても良い。
また携帯端末10は、ローカルエリアネットワークやインターネット、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用して外部から表示切換プログラムをインストールするようにしても良い。
そして表示切換プログラムを携帯端末10にインストールして実行可能な状態にするためのコンピュータ読取可能な記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスクのようなパッケージメディアで実現しても良い。
また表示切換プログラムを携帯端末10にインストールして実行可能な状態にするためのコンピュータ読取可能な記憶媒体としては、例えば、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)のようなパッケージメディアで実現しても良い。
さらに表示切換プログラムを携帯端末10にインストールして実行可能な状態にするためのコンピュータ読取可能な記憶媒体としては、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)等のパッケージメディアで実現しても良い。
さらに、係るコンピュータ読取可能な記憶媒体としては、パッケージメディアのみならず、各種プログラムが一時的もしくは永続的に記憶される半導体メモリや磁気ディスク等で実現しても良い。
また、これらコンピュータ読取可能な記憶媒体に表示切換プログラムを記憶する手段としては、ローカルエリアネットワークやインターネット、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用するようにしても良い。
さらにコンピュータ読取可能な記憶媒体には、ルータやモデム等の各種通信インタフェースを介して表示切換プログラムを記憶するようにしても良い。
[2−7 変形例7]
さらに上述した実施の形態においては、背景画像を有する表示画像を表示する表示部として、図1乃至図30について上述した表示部2、携帯端末10に設けられたディスプレイ13Aを適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本技術は、これに限らず、携帯端末10に有線接続又は無線接続された外部のディスプレイのように、この他種々の構成の表示部を広く適用することができる。
[2−8 変形例8]
さらに上述した実施の形態においては、表示画像の背景画像として、図1乃至図30について上述した3次元背景画像30から生成される2次元背景画像を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本技術は、これに限らず、複数の帯状オブジェクトのみが配置されて生成された3次元背景画像や、画像幅方向に沿った部分毎に異なる3次元オブジェクトが配置されて生成された3次元背景画像等のような種々の構成の3次元背景画像から生成される2次元背景画像を適用することができる。
また本技術は、3次元背景画像を用いずに予め2次元平面画像として生成された背景画像等のように、この他種々の背景画像を適用することができる。
[2−9 変形例9]
さらに上述した実施の形態においては、表示部に対する、背景画像を有する表示画像の表示の切り換えを指示するために用いられる操作部として、図1乃至図30について上述した操作部2、タッチパネル13Bを適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本技術は、これに限らず、マウスやトラックボール、ジョイスティックのようなポインティングデバイス、筐体表面に設けられた操作ボタン等のように、この他種々の操作部を広く適用することができる。
[2−10 変形例10]
さらに上述した実施の形態においては、操作部を介して表示画像の表示の切り換えが指示されると、表示部に対する表示画像の表示を、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の背景画像を有する表示画像に切り換えるように制御する制御部として、図1乃至図30について上述した制御部4、中央処理ユニット20を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本技術は、これに限らず、操作部を介して表示画像の表示の切り換えが指示されると、表示部に対する表示画像の表示を、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の背景画像を有する表示画像に切り換えるように制御するハードウェア構成の制御回路を適用することができる。
また本技術は、DSP(Digital Signal Processor)やマイクロプロセッサ等のように、この他種々の制御部を広く適用することができる。
[2−11 変形例11]
さらに上述した実施の形態においては、3次元空間画像として生成された3次元背景画像に対する仮想的なカメラの位置及び向き、並びに仮想的なライトの位置及び向きを設定して3次元背景画像を透視投影することにより2次元平面画像としての背景画像を生成する画像生成部として、図1乃至図30について上述した中央処理ユニット20を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本技術は、これに限らず、3次元空間画像として生成された3次元背景画像に対する仮想的なカメラの位置及び向き、並びに仮想的なライトの位置及び向きを設定して3次元背景画像を透視投影することにより2次元平面画像としての背景画像を生成するハードウェア構成の画像生成回路を適用することができる。
また本技術は、DSPやマイクロプロセッサ等のように、この他種々の画像生成部を広く適用することができる。
[2−12 変形例12]
なお、本技術は以下のような構成を取ることもできる。
(1)表示部に対する、背景画像を有する表示画像の表示の切り換えを指示するために用いられる操作部と、上記操作部を介して上記表示画像の表示の切り換えが指示されると、上記表示部に対する上記表示画像の表示を、表示が切換可能であるか否かを示す可視状態の上記背景画像を有する表示画像に切り換えるように制御する制御部とを具える表示切換装置。
(2)3次元空間画像として生成された3次元背景画像に対する仮想的なカメラの位置及び向き、並びに仮想的なライトの位置及び向きを設定して上記3次元背景画像を透視投影することにより2次元平面画像としての上記背景画像を生成する画像生成部を具える(1)に記載の表示切換装置。
(3)上記制御部は、上記操作部を介して上記表示画像の表示の切り換えが指示されると、上記3次元背景画像に対する上記仮想的なカメラ及び上記仮想的なライトの少なくとも一方の位置及び向きのさらに少なくとも一方を、予め選定された複数の位置のうちの1つ、また予め選定された複数の向きのうちの1つに設定して上記3次元背景画像を透視投影することにより上記背景画像を生成するように上記画像生成部を制御する(1)又は(2)に記載の表示切換装置。
(4)上記制御部は、上記3次元背景画像に対する上記仮想的なカメラ及び上記仮想的なライトの少なくとも一方の位置及び向きのさらに少なくとも一方を、予め選定された複数の位置のうち切換後の上記表示画像に応じた1つ、また予め選定された複数の向きのうち切換後の上記表示画像に応じた1つに設定して上記3次元背景画像を透視投影することにより上記背景画像を生成するように上記画像生成部を制御する(1)から(3)までの何れかに記載の表示切換装置。
(5)上記制御部は、上記3次元背景画像に対する上記仮想的なカメラ及び上記仮想的なライトの少なくとも一方の位置及び向きのさらに少なくとも一方を、予め選定された複数の位置のうち切換後の上記表示画像に対する表示の切り換えの種類に応じた1つ、また予め選定された複数の向きのうち切換後の上記表示画像に対する表示の切り換えの種類に応じた1つに設定して上記3次元背景画像を透視投影することにより上記背景画像を生成するように上記画像生成部を制御する(1)から(4)までの何れかに記載の表示切換装置。