JP2012512755A - 細長い着座パッドを備えた工具ホルダおよび工具ホルダアセンブリ - Google Patents

Abstract

工具ホルダ（１０）は、両面オンエッジ型切削インサート（２５）を受け入れるように適合されたポケット（２０）を有し、インサートの各側面（３７ａ〜３７ｄ）のコーナー（３９ａ〜３９ｄ）は互いに対して半径方向にシフトしており、工具ホルダ（１０）は、好ましくは切削インサートの側面の周囲に取り付けられた取付パッド（７８、８０）を有する。インサート（２５）のコーナー（３９ａ〜３９ｄ）に対する逃げ領域が、工具ホルダ（１０）のポケット（２０）内の支持パッド（７８、８０）の長さを最大限にするように選択的に作製される。

Description

本発明は、金属加工作業用の工具ホルダに関し、特に、細長い着座パッドを備えたポケットを有し、着座パッドがポケット内に取り付けられた切削インサートの適合する着座パッドを受け入れる、工具ホルダに関する。

大部分の金属加工作業の目的は、最短の時間でかつ早期の工具破損をもたらすことのない方法で所要の機械加工作業を行うことである。特に、フライス盤のポケット内でオンエッジ型（ｏｎ−ｅｄｇｅ）切削インサートを用いるフライス加工作業では、これらインサートをポケット内に確実に取り付ける必要がある。通常、こうしたオンエッジ型インサートは、支持されるためにポケット内の着座パッドと接触する側面を有している。しかしながら、工具ホルダのポケット内に取り付けられるオンエッジ型切削インサートを例示する米国特許第３，４９０，１１７号明細書に示すように、固有の問題が発生する。複数の切削エッジを備えた両面切削インサートを提供するために、単一のコーナーに対し、インサートの一方の面の切削エッジが、他方の面のそれらの切削エッジに対して角度がシフトしている。これにより、オフセット切削エッジを備えたコーナーがもたらされ、工具ホルダのポケットを、これらコーナーに対してクリアランスを提供するように形成しなければならない。これにより、切削インサートのコーナーに対して適切なクリアランスが提供されるが、工具ホルダポケットの着座面が短くなるという犠牲を払うことになり、それによって、切削インサートに対し本来提供され得るほどの支持が提供されない。

工具ホルダのポケット内の着座面の長さを犠牲にすることなく、こうしたオンエッジ型インサートを収容する設計が必要とされている。

本発明の一実施形態は、金属加工作業で使用される工具ホルダに関し、本工具ホルダは、深さを有しかつ中心面を中心に第１セグメントおよび対向する第２セグメントを有し、中心軸がそれらを貫通する、オンエッジ型切削インサートを保持するように適合される。インサートの各セグメントは、少なくとも３つの側面と、端部切削エッジを画定する関連するコーナーとを有し、各セグメントは、互いに対して半径方向にずれている。本工具ホルダは、長手方向軸に沿って延在しかつ第１端部を有する本体と、第１端部内に延在するポケットとを有し、ポケットは、少なくとも２つの側面と、その内部に保持されるように意図された切削インサートの全体的な形状および深さとを有し、少なくとも２つの側面は、ポケットコーナーを画定するように交差する。ポケットは、ポケットコーナー内に位置しかつ第１セグメントのセグメントコーナーに関連する主深逃げ領域を有し、主深逃げ領域は、ポケット内に保持されるように意図された切削インサートの深さまで実質的に延在する。ポケットはまた、同じポケットコーナー内に位置しかつ第２セグメントのセグメントコーナーに関連する主浅逃げ領域も有し、主浅逃げ領域は、第２セグメントのセグメントコーナーのみを収容するように適合され、第２セグメントの深さまでしか延在しない。支持パッドが、第１セグメントと第２セグメントとの間に第３セグメントを画定するポケットの少なくとも２つの側面の各々から延在する。

切削インサートが取り付けられている本発明による工具ホルダの斜視図である。 工具ホルダのポケット内に取り付けることができる切削インサートの側面図である。 図２において６０を付し丸で囲んだ部分の拡大図である。 切削インサートを工具ホルダポケット内に取り付ける方法を示す組立分解図である。 ポケット床部に対して垂直な軸に沿って見た工具ホルダポケットを示す工具ホルダの一部である。 図４において線５に沿って見た場合の工具ホルダポケットの図である。 図４に示すものと同様の図であるが、インサートの下半分のクリアランスを示すようにポケット内に取り付けられた切削インサートの断面部分を含む。 図４と同様の図であるが、ここでは、ここでもまた切削インサートのコーナーの周囲のクリアランスを示すポケット内の完全なインサートを含む。 本発明の別の実施形態によるフライス盤であり、それにより、ポケット内の着座パッドの表面がその長さに沿って間隙を有している。 分割された取付面を除き、図３に示すものと同一の切削インサートの斜視図である。

図１は、長手方向軸１５に沿って延在しかつ第１端部１７を有する本体１２を有する工具ホルダ１０を示す。工具ホルダ本体１２の外周には複数のポケット２０が延在しており、これらポケット２０の各々の中に切削インサート２５が取り付けられている。切削インサート２５はオンエッジ型切削インサートであり、それにより、切削インサート２５の両面３０とは対照的に端部２７に主切削エッジが配置されている。オンエッジ型切削インサートの場合、各面の表面積は、端部２７のうちのいずれの表面積よりも著しく大きい。

フライス盤によっては、異なるポケット内に異なるタイプの切削インサートが挿入される場合もあるが、説明の目的で且つ本明細書に示すように、切削インサート２５のすべてが同一であり、ポケット２０は同一であり、それにより、他のものも同一であると理解して、単一切削インサート２５および単一ポケット２０のみについて説明する。

図３に注意を向けると、本工具ホルダ１０で使用することができる典型的なオンエッジ型切削インサート２５は、深さＤを有し、中心面５５を中心に第１セグメント３５および対向する第２セグメント４５を有しており、中心軸５７がそれらを貫通している。特に、インサート２５が中心面５５に沿って半分に切断され、セグメント４５が裏返されてセグメント３５に隣接して配置された場合、２つのセグメントは同一であるように見える。説明のために、図１〜図３に、共通のコーナーＡをマークした。図２および図３に示すように、下部セグメントと想定することができる第１セグメント３５は、４つの側面３７ａ、３７ｂ、３７ｃ、３７ｄ（図２）と、端部切削エッジ４０ａ、４０ｂ、４０ｃ、４０ｄを画定する関連するコーナー３９ａ、３９ｂ、３９ｃ、３９ｄとを有している。これらの面を識別するのを容易にするために、各側面の参照番号を２つの位置で使用している。対応して、上部セグメントと想定することができる第２セグメント４５は、４つの側面４７ａ、４７ｂ、４７ｃ、４７ｄと、端部切削エッジ５０ａ、５０ｂ、５０ｃ、５０ｄを画定する関連するコーナー４９ａ、４９ｂ、４９ｃ、４９ｄとを有している。

図２に示すように、第１セグメント３５は、中心軸５７を中心に第２セグメント４５に対して角度Ｘ、半径方向にずれている。Ｘは、１〜４度の範囲であってもよく、本明細書に示すように、およそ２．５度である。

６０として識別し図２Ｂに拡大している丸で囲んだ部分に注意を向けると、本発明の重要な特徴は、工具ホルダが、互いにずれている第１セグメント３５のコーナー３９ａと第２セグメント４５のコーナー４９ａとを収容する方法である。

図３に示すように、切削インサート２５の第１セグメント３５は、全体深さＤの半分である深さＤ／２を有している。第２セグメント４５もまた、全体深さＤの半分である深さＤ／２を有している。

インサート２５は、ポケット２０内に３つの位置で支持されている。この第１面は、平面６４と同一であるがインサートの反対側にある平面であり、ポケット２０の床部７０に支持されている。さらに、切削インサート２５上に４つの取付面７５ａ、７５ｂ、７５ｃ、７５ｄがあり、それらは、他の２つの面を提供するように、ポケット２０の第１側面８２および第２側面８４から延在する支持パッド７８、８０に取り付けられるのに適している。支持パッド８０を軸方向支持パッドと呼ぶことも可能であり、それは、それがフライス盤１０の長手方向軸１５に沿って負荷を支持するためである。さらに、支持パッド７８を接線方向支持パッドと呼ぶことも可能であり、それは、それが長手方向軸１５に対して接線方向の負荷を支持するためである。切削インサート２５の取付面７５ａ、７５ｂ、７５ｃ、７５ｄは、第１セグメント３５と第２セグメント４５との間に位置する第３セグメント７６を画定する。

ポケット７０は、その中に保持されるように意図されている切削インサート２５の全体的な形状および深さを有しており、２つの側面７８、８０は交差してポケットコーナー８６を画定している。上述したように、インサート２５に対するポケット２０内の支持面は、ポケット床部７０、支持パッド７８および支持パッド８０である。工具ホルダが図１に示すフライス盤である場合、機械加工作業中に生成される力の大部分は、コーナー４９ｃを介して支持パッド７８に伝達され、二次的な力は支持パッド８０に伝達される。

ポケット２０の床部７０内に、インサート２５の中心ボア９０内を通過するインサート保持ねじ（図示せず）を受け入れるためのねじ切りボア８８（図３）があることが留意されるべきである。概して、インサートねじは、インサート２５をポケット２０内に配置するように意図されており、金属加工作業によってもたらされる著しい力を吸収するようには意図されていない。その結果、切削作業中に生成される力の大部分は、支持パッド７８、８０に加えられ、これら支持パッド７８、８０の各々が、インサート２５の関連する取付面７５ａ、７５ｂの可能な限り広い表面積に接触することが非常に重要である。言い換えれば、２つの支持パッド７８、８０が可能な限り長く、同時に、切削インサート３５のコーナー３９ａおよび４９ａ等のインサートコーナーに必要なクリアランスが提供されることが重要である。

図３に注意を向けると、切削インサート２５がポケット内に取り付けられ、支持パッド７８および支持パッド８０が切削インサート２５の適切な取付面７５ａ、７５ｂに係合するために、ポケット２０は、切削インサート２５のコーナー（５０ａを図示）に対して逃げ領域を有している必要がある。１つのコーナー８６をすでに識別している。図２Ｂは、ポケット２０のコーナー８６内に位置する切削インサート２５の部分を示す。

第１セグメント３５のコーナー３９ａは切削インサートの下半分のみに存在し、第２セグメント４５のコーナー４９ａは切削インサート２５の上半分のみに存在するため、図３に示すように、工具ホルダ２０のコーナー８６を、支持パッド８０の長さに対する影響を最小限にして、インサートのこの一意のコーナー形状に一致するように彫刻することができる。特に、ポケットコーナー８６内に主深逃げ領域１００が位置し、それは、第１セグメント３５のセグメントコーナー３９ａ（図２Ｂ）と関連し、切削インサート２５の深さＤまで実質的に延在している。これを図６にも示す。重要なことには、セグメント４５のコーナー４９ａ（図２Ｂ）を収容するために主深逃げ領域１００を拡大するのではなく、同じポケットコーナー８６内に主浅逃げ領域１１０が配置され、コーナー４９ａと関連している。これを図７にも示す。この主浅逃げ領域１１０は、第２セグメント４５のコーナー４９ａのみを収容するように彫刻されており、図３に示すようにインサート２５全体の深さの半分であるコーナー４９ａの深さまでしか延在していない。

このように、第２支持パッド８０の長さが最大化され、同時に、コーナー４９ａに対して逃げ領域１１０が提供される。主浅逃げ領域１１０の深さが、支持パッド８０の長さを最大化するために支持パッド８０までしか延在していないことが理解されるべきである。こうした収容部がない場合、主浅逃げ領域１１０はポケット２０の深さ全体に延在し、主浅逃げ領域１１０の真下の支持パッドの部分を除去することになる。

その結果、コーナー８６は、実質的にインサート２５の深さ全体に延在する主深逃げ領域１００と、インサート２５の部分的な深さまで延在する、主深逃げ領域１００に隣接する主浅逃げ領域１１０とを有する、二重逃げ領域を有する。

図３に注意を向けると、各支持パッド７８、８０は、長さに沿って延在し、ポケット２０のそのそれぞれの側面８２、８４から突出してパッド７８、８０に隣接する凹部１０４ａ、１０４ｂ、１０６ａ、１０６ｂを画定することにより、切削インサート２５に対して追加のクリアランスを提供する。

図４に注意を向けると、主浅逃げ領域１１０は、支持パッド８０と距離Ｎだけ重なっており、距離Ｎは、支持パッド８０の長さＬのおよそ１０〜２０パーセントである。好ましい実施形態では、主浅逃げ領域１１０は、支持パッド８０の長さＬのおよそ１５パーセントにわたって支持パッド８０と重なっている。

図４に示すように、支持パッド８０の長さＬは、主浅逃げ領域１１０を越えて主深逃げ領域１００まで延在している。主深逃げ領域１００は、工具ホルダ１０の本体１２内まで延在する略円筒状ボア１０２であり、ドリルを利用して単純に製造することができる。一方、主浅逃げ領域１１０は広がった形状を有しており、エンドミルを用いて製造することができる。

簡単に図２に戻ると、第１セグメント３５および第２セグメント４５は互いに対して角度がずれているが、さらに、関連する取付面７５ｃから測定して角度Ｘ／２だけ第３セグメント７６に対して角度がずれている。

本明細書に示すように、ポケット２０は、４つの壁を有する切削インサート２５に適合する２つの壁７８、８０を有している。本発明は、４つの側面を有する切削インサートに限定されず、適切に変更して、少なくとも３つの側面を有するインサートに適合することも可能であることが理解されるべきである。

ここまで説明したことは、ポケット２０内に第１セグメント３５のコーナー３７ａおよび第２のセグメント４５のコーナー４９ａを収容することであるが、本工具ホルダ設計は、インサートコーナーの２つの追加の対を収容することも可能である。特に、図３および図４に焦点を合わせると、二次深逃げ領域１２０が、ポケット２０内で、ポケットコーナー８６の反対側で支持パッド８０に隣接して延在している。二次深逃げ領域１２０は、ポケット２０内に保持されるように意図された切削インサート２５の全体深さＤに実質的に延在する。

さらに、二次浅逃げ領域１３０が、工具ホルダ１０内でポケットコーナー８６の反対側で支持パッド７８に隣接して延在している。二次浅逃げ領域１３０は、第２セグメント４５の深さＤ／２までしか延在していない。

二次浅逃げ領域１３０は、支持パッド７８の長さＬ’のおよそ１０〜２０パーセントである距離Ｎ’だけ支持パッド７８に重なっている。好ましくは、二次浅逃げ領域１３０は、およそ１５パーセント重なっている。

図５は、図１に示す第１端部１７からポケット２０内を上方に見ている、フライス盤１０の一部の端面図である。支持パッド８０を、支持パッド８２に対して略垂直であるように示しており、ポケット床部２０内をねじ切りボア８８が貫通している。凹部１０４ａおよび凹部１０４ｂを、凹部１０６ａおよび１０６ｂとともに示す。主浅逃げ領域１１０の深さに対する主深逃げ領域１００の深さを、この図からより理解することができる。

図６は、図４と類似しているが、ポケット２０内に切削インサート２５が取り付けられている図を示す。図６はまた、図３に示す平面５５に沿った切削インサート２５の断面も示す。その結果、切削インサート２５の第１セグメント３５のみを示す。特に重要なのは、切削インサート２５のセグメント３５のコーナー３９ａに、主深逃げ領域１００によって適切なクリアランスが提供されているということである。

図７に注意を向けると、ポケット２０内に切削インサート２５全体を示しており、側面４７ａのコーナー４９ａを、主深逃げ領域１００のみでは収容することができず、追加の逃げ領域が必要であることが明らかとなる。この理由で、主浅逃げ領域１１０が存在し、さらに、主浅逃げ領域１１０の深さは、図３に示すように支持パッド８０の側面まで延在する。

工具ホルダ１０を、フライス盤に関して説明したが、本明細書で説明する設計を、回転応用に用いられる固定式工具ホルダのポケットに容易に適合させることができることが理解されるべきである。

ここまで述べてきたように、概して平面である取付面７５ａ、７５ｂ、７５ｃ、７５ｄは、それぞれの支持パッド７８、８０と接触するように設計されており、平面６４（反対側）は、ポケット２０の床部７０と接触するように設計されている。製造公差のために、それぞれの取付面７５ａ、７５ｂ、７５ｃ、７５ｄと支持パッド７８、８０との間の完全な接触を達成することは困難である。したがって、本発明の別の実施形態は、支持パッド７８、８０とインサート２５の側面４７ａ、４７ｂ、４７ｃ、４７ｄのそれぞれの取付面７５ａ、７５ｂ、７５ｃ、７５ｄとの間に３点接触を提供する設計に関する。特に、図８に注意を向けると、長手方向軸１５に対して垂直な支持パッド１８０は、支持パッド１８０の２つの端部１８４、１８５間に窪み１８２を有している。窪み１８２の位置を、２つの端部１８４、１８５の間の中心に配置することができる。しかしながら、窪み１８２の主な目的は、ここで窪み１８２によって画定される支持パッド部分１８７、１８９において強制的に接触させることである。そうすることにより、切削インサート２５の関連する取付面７５ａ、７５ｂ、７５ｃ、７５ｄ（図３）が、支持パッド１８０の２つの所定位置で支持されることになる。さらに、長手方向軸１５に対して平行な支持パッド１９０は、***したままである単一支持パッド部分１９７を越えてパッド１９０の大部分に沿って延在する窪み１９２を有している。このように、支持パッド１８０および支持パッド１９０は、切削インサート２５の取付面７５ａ、７５ｂ、７５ｃ、７５ｄに３点接触を提供する。

図９は、切削インサート２２５の異なる実施形態を示し、そこでは取付面２７５ａ、２７５ｂ、２７５ｃ、２７５ｄが分割されている。特に、取付面２７５ａ、２７５ｂ、２７５ｃ、２７５ｄのすべてを代表する取付面２７５ｃに関して、取付面部分２７７ｃと別の取付面部分２７９ｃとそれらの間の窪み２８１ｃとがある。取付面２７７ｃ、２７９ｃ間に窪み２８１ｃを設けることにより、切削インサート２２５の取付面２７５ｃとポケット２０の関連する支持パッド７８、８０（図３）との接触が取付面２７７ｃ、２７９ｃで発生する。実際には、取付面２７５ａおよび２７５ｂが支持パッド７８、８０と接触するが、取付面２７５ｃが見えるためそれについて説明することを留意されたい。これにより、ポケット２０内でインサート２２５が振動する原因となり得る切削インサート２２５とポケット２０との間の不均一な表面接触の可能性が最小限になる。

本発明の特定の実施形態について詳細に説明したが、当業者には、本開示の全教示に鑑みてそれら詳細に対するさまざまな変更形態および代替形態を発展させることができることが理解されよう。本明細書に記載した目下好ましい実施形態は、本発明の範囲に関して限定するものではなく単に例示するものであることが意図されており、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲およびそのありとあらゆる等価物の完全な範囲に与えられる。

Claims (25)

1. 金属加工作業で使用される工具ホルダであって、深さを有しかつ中心面を中心に第１セグメントおよび対向する第２セグメントを有し、中心軸がそれらを貫通するオンエッジ型切削インサートを保持するように適合され、各セグメントが、少なくとも３つの側面と、端部切削エッジを画定する関連するコーナーとを有し、各セグメントが互いに対して半径方向にずれている、工具ホルダであって、
   ａ）長手方向軸に沿って延在しかつ第１端部を有する本体と、
   ｂ）前記第１端部内に延在するポケットであって、少なくとも２つの側面と、その内部に保持されるように意図された前記切削インサートの全体的な形状および深さとを有し、前記少なくとも２つの側面がポケットコーナーを画定するように交差するポケットと、
   ｃ）前記ポケットコーナー内に位置しかつ前記第１セグメントのセグメントコーナーに関連する主深逃げ領域であって、前記ポケット内に保持されるように意図された前記切削インサートの深さまで実質的に延在する主深逃げ領域と、
   ｄ）同じポケットコーナー内に位置しかつ前記第２セグメントのセグメントコーナーに関連する主浅逃げ領域であって、前記第２セグメントの前記セグメントコーナーのみを収容するように適合され、前記第２セグメントの深さまでしか延在しない主浅逃げ領域と、
   ｅ）前記第１セグメントと前記第２セグメントとの間に第３セグメントを画定する前記ポケットの前記少なくとも２つの側面の各々から延在する支持パッドと、
   を具備する工具ホルダ。
2. 各支持パッドが、長さに沿って延在し、かつ前記切削インサートのセグメントにクリアランスを提供するように、前記パッドに隣接する凹部を画定するように側面から突出する、請求項１に記載の工具ホルダ。
3. 前記主浅逃げ領域の深さが、前記支持パッドまで延在する、請求項１に記載の工具ホルダ。
4. 前記主浅逃げ領域が、前記主深逃げ領域とともに、前記第２セグメントコーナーを収容するような形状である、請求項１に記載の工具ホルダ。
5. 前記主浅逃げ領域が、前記支持パッドの長さのおよそ１０〜２０パーセントにわたって前記支持パッドに重なる、請求項１に記載の工具ホルダ。
6. 二次浅逃げ領域が、前記支持パッドの長さのおよそ１５パーセントにわたって前記支持パッドに重なる、請求項５に記載の工具ホルダ。
7. 前記支持パッドの長さが、前記主浅逃げ領域を越えて前記主深逃げ領域まで延在する、請求項１に記載の工具ホルダ。
8. 前記主深逃げ領域が、前記工具ホルダ本体内に延在する略円筒状ボアである、請求項１に記載の工具ホルダ。
9. 前記第１セグメントおよび前記第２セグメントが、前記第３セグメントに対して１〜４度の角度で半径方向にずれている、請求項１に記載の工具ホルダ。
10. 前記第１セグメントおよび前記第２セグメントが、前記第３セグメントに対して２．５度の角度で半径方向にずれている、請求項９に記載の工具ホルダ。
11. 前記ポケットが、４つの側面を有する切削インサートを収容するように２つの壁を有する、請求項１に記載の工具ホルダ。
12. 前記支持パッドに沿って前記主浅逃げ領域の反対側に二次深逃げ領域をさらに有し、前記二次深逃げ領域が、前記ポケット内に保持されるように意図された切削インサートの深さ全体に実質的に延在する、請求項１に記載の工具ホルダ。
13. 前記支持パッドに沿って前記主深逃げ領域の端部の反対側に二次浅逃げ領域をさらに有し、前記二次浅逃げ領域が前記第２セグメントの深さまでしか延在しない、請求項１２に記載の工具ホルダ。
14. 前記二次浅逃げ領域が、前記支持パッドの長さのおよそ１０〜２０パーセントにわたって前記支持パッドに重なる、請求項１３に記載の工具ホルダ。
15. 前記二次浅逃げ領域が、前記支持パッドの長さのおよそ１５パーセントにわたって前記支持パッドに重なる、請求項１４に記載の工具ホルダ。
16. 前記長手方向軸に対して垂直な前記支持パッドが２つの端部間に窪みを有し、それにより前記２つの端部が前記切削インサートに対する支持を提供する、請求項１に記載の工具ホルダ。
17. 前記長手方向軸に対して垂直な支持パッドが、前記２つの端部の間の中心に位置する窪みを有する、請求項１６に記載の工具ホルダ。
18. 前記長手方向軸に対して平行な支持パッドが、前記ポケットコーナーに最も近い前記端部に窪みを有し、それにより前記ポケット内に固定される切削インサートに３点接触を提供する、請求項１７に記載の工具ホルダ。
19. 前記ポケット内に前記切削インサートを保持する取付ねじを受け入れる、前記ポケットの床部内に延在するねじ切りボアをさらに有する、請求項１に記載の工具ホルダ。
20. フライス盤である、請求項２に記載の工具ホルダ。
21. 金属加工作業で使用される工具ホルダであって、
    ａ）第１端部を有する本体であって、長手方向軸に沿って延在する本体と、
    ｂ）前記第１端部内に延在するポケットであって、その内部に保持されるように意図されたオンエッジ型切削インサートの全体的な形状および深さを有し、ポケット床部と、前記ポケット床部から上方に延在する少なくとも第１内壁および第２内壁とを有するポケットと、
    を具備し、
    ｃ）前記第１内壁および前記第２内壁が、コーナー領域を形成するように交差し、前記コーナー領域が、内部に取り付けられかつ２つの半径方向にずれた切削エッジを有する切削インサートのコーナーに対して逃げを提供するように、前記ポケットの深さ内に延在する二重逃げ領域を有し、
    ｄ）前記二重逃げ領域が、前記インサートの深さ全体に実質的に延在する第１逃げ領域と、前記インサートの深さの一部まで延在する前記第１逃げ領域に隣接する第２逃げ領域とを有し、
    ｅ）前記第１セグメントと前記第２セグメントとの間の第３セグメントであって、前記第１セグメントの側面および前記第２セグメントの側面に対応する側面を有し、前記第１セグメントおよび前記第２セグメントが前記第３セグメントに対して半径方向にずれており、前記側面が前記切削インサートの適合する取付面と係合するように適合された支持パッドを画定する第３セグメント
    を具備する工具ホルダ。
22. フライス盤である、請求項２に記載の工具ホルダ。
23. 金属加工作業で使用される工具ホルダアセンブリであって、
    ａ）深さを有しかつ中心面を中心に第１セグメントおよび対向する第２セグメントを有し、中心軸がそれらを貫通する、オンエッジ型切削インサートであって、各セグメントが、少なくとも３つの側面と、切削エッジを画定する関連するコーナーとを有し、各セグメントが互いに対して半径方向にずれている切削インサートと、
    ｂ）長手方向軸に沿って延在しかつ第１端部を有する本体と、
    ｃ）前記第１端部内に延在するポケットであって、少なくとも２つの側面と、その内部に保持されるように意図された前記切削インサートの全体的な形状および深さとを有し、前記少なくとも２つの側面がポケットコーナーを画定するように交差するポケットと、
    ｄ）前記ポケットコーナー内に位置しかつ前記第１セグメントのセグメントコーナーに関連する主深逃げ領域であって、前記ポケット内に保持されるように意図された前記切削インサートの深さまで実質的に延在する主深逃げ領域と、
    ｅ）同じポケットコーナー内に位置しかつ前記第２セグメントのセグメントコーナーに関連する主浅逃げ領域であって、前記第２セグメントの前記セグメントコーナーのみを収容するように適合され、前記第２セグメントの深さまでしか延在しない第２逃げ領域と、
    ｆ）前記第１セグメントと前記第２セグメントとの間に第３セグメントを画定する前記ポケットの前記少なくとも２つの側面の各々から延在する支持パッドと、
    を具備する工具ホルダアセンブリ。
24. 前記工具ホルダ支持パッドが、既知の位置で切削インサートとの接触を提供するように窪みを有する、請求項２３に記載の工具ホルダアセンブリ。
25. 前記切削インサート取付面が、既知の位置で前記工具ホルダの前記ポケットとの接触を提供するように窪みを有する、請求項２３に記載の工具ホルダアセンブリ。

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