JP2012510753A - 統合ipメッセージングサービスにおけるインターワーキングのためのセッションを制御する方法及び装置とそのシステム - Google Patents

統合ipメッセージングサービスにおけるインターワーキングのためのセッションを制御する方法及び装置とそのシステム Download PDF

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Abstract

統合インターネットプロトコル(IP)メッセージング(CPM)サービスに加入した第1のクライアントと上記CPMサービスに加入しない第2のクライアント間のCPMセッションをサポートするためのCPMサーバのセッション制御方法を開示する。上記セッション制御方法は、上記CPMセッションが上記CPMサーバ及びインターワーキング遂行部(IWF)を通して上記第1のクライアントと上記第2のクライアント間で開設された後に、特定のメディアを含むセッション変更要請メッセージを上記第1のクライアントから受信するステップと、上記特定のメディアを含むセッション変更要請メッセージを上記開設されたCPMセッションを通して上記インターワーキング遂行部に送信するステップと、上記特定のメディアを含むセッション変更要請メッセージに対する拒絶の理由を含む応答メッセージを上記インターワーキング遂行部から受信するステップとを有する。

Description

本発明は、統合IPメッセージングサービスと非統合IPメッセージングサービス間のインターワーキングのためのセッションを制御する方法に関し、特に、統合IPメッセージングサービスと非統合IPメッセージングサービス間でセッションを開設する方式で既に開設されたセッションを変更する等のセッションを制御する方法に関する。
既存のモバイル環境において、端末は、ショートメッセージサービス(Short Message Service:以下、“SMS”と称する。)メッセージ、マルチメディアメッセージングサービス(Multimedia Messaging Service:以下、“MMS”と称する。)メッセージなどのようなワンショットメッセージを送信したが、ユーザーは、有線環境でのインスタントメッセンジャーを通して対話しやすいメッセージングサービスを期待している。インスタントメッセージング(instant messaging:以下、“IM”と称する。)サービスは、セッション開設プロトコル(Session Initiation Protocol:以下、“SIP”と称する。)/インターネットプロトコル(Internet Protocol:以下、“IP”と称する。)コア網に基づいて端末及びネットワークに導入された。また、顧客及び企業からのプッシュツートーク(Push to Talk)(例えば、携帯用無線電話機)に対する要求により、SIP/IPコア網に基づくプッシュツートークオーバーセルラー(Push to Talk Over Cellular:以下、“PoC”と称する。)サービス及びシステムが開発されてきた。さらに、企業及び通信事業を含む市場の急速な変化は、ユーザーが自身に受信される様々なタイプのメッセージを統合し処理する必要性を増加させてきた。
このような点を考慮して、モバイルソリューション及びサービスの国際民間標準を制定する標準化団体であるオープンモバイルアライアンス(Open Mobile Alliance:OMA)は、SIP/IPコア網を通して実現される統合IPメッセージング(Converged Internet Protocol(IP)Messaging:以下、“CPM”と称する。)サービスに対する標準技術が最近に開発されてきた。
CPMサービスは、SMS、MMSなどのような既存のメッセージングサービスをIPに基づいて単一サービスに統合し、該統合された単一サービスを提供するIPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem:IMS)基盤メッセージングサービスである。従来のメッセージングサービスは、限定された網及び端末機内だけで送受信が可能であるが、CPMサービスは、端末機の種類、メディアの形態、ネットワークの種類、及びサービスの形態に無関係にIP基盤の統合サービスを提供する。
このようなCPMサービスは、既存のすべてのタイプのメッセージの統合及び処理を可能にしなければならない。したがって、CPMサービスは、SMSメッセージフォーマット、MMSメッセージフォーマット、インスタントメッセージングサービスメッセージフォーマット、non−CPMメッセージフォーマット(例えば、PoC)、及びCPMメッセージフォーマット間の相互変換を要求する。non−CPMメッセージフォーマットとCPMメッセージフォーマット間の相互変換は、インターワーキング(inter-working)と呼ぶ。
CPMサービスは、様々な種類のnon−CPMサービスとのインターワーキングをサポートする。メッセージの発信者及び受信者が異なるネットワーク領域に属している場合には、インターワーキングは、各サービスシナリオにより発信側ネットワークで実行されてもよく、または受信側ネットワークで実行されてもよい。non−CPMサービスとのインターワーキングを提供するために、CPMシステムは、様々なネットワークエンティティを構築しなければならない。CPMシステムを構成するネットワークエンティティの機能及び相互関係は、図1を参照して説明する。
図1は、CPMシステムのエンティティを説明する図である。CPMシステムは、CPMクライアント110、CPMサーバ120、インターワーキング選択部(ISF)130、インターワーキング遂行部(IWF)140、SIP/IPコア網150、及び遠隔SIP/IPコア網151を含む。non−CPMクライアント111及びnon−CPMサーバ160がCPMシステムのエンティティではないとしても、CPMシステムのインターワーキング機能を説明するために図面に示す。
CPMクライアント110は、CPMサービス加入者を意味する。CPMクライアント110は、統合メッセージを生成することによりCPMサーバ120に送信し、他のCPMクライアント又はnon−CPMクライアント111が送信したメッセージをCPMサーバ120から受信する。non−CPMクライアント111は、non−CPMサービスに加入したクライアントであり、対応するnon−CPMサーバ160とのメッセージをやり取りする。
CPMサーバ120は、CPMクライアント110又は他のCPMサーバから受信したメッセージを処理する。このために、CPMサーバ120は、インターワーキングが必要であるか否かを判定する。すなわち、CPMサーバ120は、non−CPMサーバ160との通信のために、この受信したメッセージに対してインターワーキングが必要であるか否かを判定する。
例えば、CPMサーバ120は、インターワーキングが必要であると判定した場合に、この受信したメッセージをISF130に伝達する。他方、CPMサーバ120は、インターワーキングが必要でないと判定した場合に、この受信したメッセージを受信側CPMクライアント又は受信側CPMクライアントが属するCPMサーバに伝達する。すなわち、受信側CPMクライアントがCPMサーバ120と同一のネットワーク領域に属する場合には、この受信したメッセージをこの受信側CPMクライアントに伝達する。しかしながら、受信側CPMクライアントがCPMサーバ120とは異なるネットワーク領域に属する場合には、CPMサーバ120は、この受信したメッセージをこの異なるネットワーク領域のCPMサーバに伝達する。また、CPMサーバ120は、インターワーキングのためにISF130又はIWF140から受信したメッセージをこの受信したメッセージの宛先アドレスに対応するCPMクライアント111に伝達する。
ISF130は、CPMサーバ120から受信したメッセージを受信側に最も効率的に伝達することができるnon−CPMサーバ160を選択し、この受信したメッセージをこの選択したnon−CPMサーバ160とのインターワーキングを実質的に担当するIWF140に伝達する。
IWF140は、non−CPMサービスとの直接的なインターワーキングを提供する機能エンティティであり、CPMサービスのメッセージフォーマットとnon−CPMサービスのメッセージフォーマット間の相互変換を実行した後に、この変換されたメッセージをnon−CPMサーバ160に伝達する。
SIP/IPコア網150は、SIP基盤サービスの制御信号及びこれらのクライアント又はサービスエンティティが生成したメッセージなどを受信者又は他のエンティティに伝達する機能エンティティである。このために、SIP/IPコア網150は、他のプロバイダー領域に属しているSIP/IPコア網とのメッセージのやり取りを行うことができる。
遠隔SIP/IPコア網151は、他のネットワークプロバイダーにより提供され管理されるSIP/IPコア網であり、SIP/IPコア網150と同一の機能を有する。図1には図示していないが、CPMサービス及びnon−CPMサービスを提供するためのエンティティ、装置、及びシステムは、遠隔SIP/IPコア網151で実現されることができる。
non−CPMサーバ160は、CPMサービスを除いたメッセージングサービスを提供する機能をする。non−CPMサーバ160が提供するメッセージングサービスは、SMS、MMS、インスタントメッセージングサービス、及びPoCなどを含む。
図2を参照してインターワーキング動作について説明する。図2は、CPMサービスとnon−CPMサービス間のインターワーキングに対するメッセージ送受信動作を説明する図である。特に、図2は、送信側CPMクライアント110が受信側non−CPMクライアント111にセッション確立を要請し、CPMクライアント110が要請したどのメディアタイプも任意の単一IWFで処理されることができるという仮定下のメッセージ送受信動作を説明する図である。
ステップ201で、CPMクライアント110は、セッション開設の要請のためのINVITEメッセージをCPMサーバ120に送信する。この際に、INVITEメッセージは、セッション開設に関する必要な情報をセッション記述プロトコル(Session Description Protocol:以下、“SDP”と称する。)の形態で含む。
ステップ203で、INVITEメッセージをCPMクライアント110から受信したCPMサーバ120は、受信側クライアントがCPMサービス加入者であり、使用可能な状態にあるか否かをチェックすることにより、インターワーキングが必要であるか否かを判定する。ここで、インターワーキングが必要である場合は、受信側クライアントがnon−CPMクライアントである場合であり、インターワーキングが必要でない場合は、受信側クライアントがCPMクライアントであり、使用可能な状態にある場合であるか、又は受信側クライアントがCPMクライアントであり、使用可能でない状態にある場合である。ここで、受信側クライアントがnon−CPMクライアント111であると仮定する。したがって、ステップ205で、CPMサーバ120は、INVITEメッセージをISF130に伝達する。しかしながら、インターワーキングが必要でない場合には、異なる動作が実行される。すなわち、この受信側クライアントがCPMクライアントであり、使用可能な状態である場合に、INVITEメッセージを受信側CPMクライアントに伝達することによりセッションを開設する。また、受信側クライアントがCPMクライアントであり、使用可能でない状態にある場合には、ユーザーの設定に従ってINVITEメッセージが削除されるか、CPMサーバ120に一時記憶されるか、又はメッセージ伝達のためにnon−CPMサービスを通してISF130に伝達されることができる。しかしながら、このインターワーキングが必要でない場合は図示しなかった。
ステップ207で、ISF130は、受信側クライアントのプレゼンス及びプレファレンス、INVITEメッセージにより要請されたメディアタイプ、受信側クライアントが加入したサービスなどを考慮して、CPMサービスとnon−CPMサービス間のインターワーキングを実行するのに最も適合したIWF140を選択し、ステップ209で、INVITEメッセージをこの選択されたIWF140に伝達する。このプレゼンスは、クライアントが加入したサービスの種類を含む情報を意味し、このプレファレンスは、ユーザー設定などを意味する。
ステップ211で、INVITEメッセージを受信したIWF140は、INVITEメッセージに含まれ、セッション開設が要請されたメディアタイプが自身がサポートすることができるメディアタイプであるか否かを判定する。IWF140がこの要請されたメディアタイプをサポートすることができると仮定すると、ステップ211で、IWF140は、non−CPMサービスに適合したフォーマットに基づいて、この受信したINVITEメッセージをnon−CPMメッセージに変換する。参考までに、INVITEメッセージは、次のように変換される。IWF140でサポート可能なnon−CPMサービスがSIMPLE IM、POCなどのようなSIPに基づくサービスである場合に、INVITE内の特定のヘッダー、パラメータ、又はSDPボディーなどを対応するnon−CPMメッセージフォーマットに適合するように変更し、IWF140でサポート可能なnon−CPMサービスがSMS、MMSなどのようなSIPに基づかないサービスである場合には、INVITEメッセージを対応するnon−CPMサービスのプロトコルに適合したメッセージフォーマットに変換する。
一方、この要請されたメディアタイプのすべてがIWF140でサポートすることができないメディアタイプである場合に、IWF140は、対応する応答メッセージ(例えば、“415 Unsupported Media Type”)をISF130に送信する。“415 Unsupported Media Type”メッセージを受信すると、ISF130は、このメッセージをサービスポリシーによりCPMサーバ120を通して送信側CPMクライアント110に伝達するか、又は他のIWFを選択し、インターワーキングをリトライすることができる。また、要請を受けたメディアタイプの中の一部がIWF140でサポート可能である場合に、サポートされないメディアタイプに対するセッション要請は、このメッセージ変換過程で省略される。
ステップ213で、IWF140は、この変換されたnon−CPMメッセージを対応するnon−CPMサーバ160に伝達し、ステップ215で、この変換されたnon−CPMメッセージを受信側non−CPMクライアント111に順に伝達する。ステップ217及びステップ219で、non−CPMクライアント111は、non−CPMサーバ160から受信したnon−CPMメッセージに応じた応答メッセージをnon−CPMサーバ160を通してIWF140に伝達する。
ステップ221で、IWF140は、non−CPMサーバ160を通して受信した応答メッセージをCPMメッセージフォーマットに適合したメッセージ、例えば、SIPメッセージフォーマットに従うOKメッセージに変換した後に、ステップ223で、この変換された応答メッセージをISF130に伝達する。ステップ225で、ISF130は、この変換された応答メッセージをCPMサーバ120に伝達する。
ステップ227で、CPMサーバ120は、IWF140と許容されたメディアタイプのためのセッションを開設し、ステップ229で、ステップ201のセッション開設メッセージに対する応答メッセージであるOKメッセージを送信側CPMクライアント110に送信する。この後に、ステップ231で、CPMクライアント110は、CPMサーバ120と許容されたメディアタイプの送受信のためのセッションを開設する。
しかしながら、上述した従来のCPMシステムでのインターワーキング動作は、次のような問題点を有する。ステップ211で説明したように、CPMクライアント110により要請されるメディアタイプの中の一部だけがIWF140でサポートされる場合に、サポートされないメディアタイプに対してインターワーキングが実行されないために、CPMサービスが提供されることができない。これは、CPMサービスの品質を低下させる要因となるので、このような制約を最小化する必要がある。
そこで、本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、CPMシステムで特定のIWFによりサポートされないメディアタイプに対してもインターワーキングをサポートすることができる方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、CPMシステムで特定のIWFによりサポートされないメディアタイプに対して他のIWFを選択する方法を提供することにある。
本発明のまた他の目的は、CPMシステムでメディアタイプに従って異なるIWFとセッションを開設し、開設されたセッションを制御する方法を提供することにある。
本発明のさらにまた他の目的は、CPMシステムでメディアタイプに従って異なるIWFとセッションが開設された場合に、新たなメディアをこの開設されたセッションに付加することによりこのセッションを変更する方法を提供することにある。
本発明のさらなる他の目的は、CPMシステムでメディアタイプに従って異なるIWFとセッションが開設された場合に、この開設されたセッションに含まれたメディアを削除することによりこのセッションを変更する方法を提供することにある。
本発明のさらにその他の目的は、CPMシステムでメディアタイプに従って異なるIWFとセッションが開設された場合に、この開設されたセッションに含まれたメディアを削除し、新たなメディアをこの開設されたセッションに付加することによりこのセッションを変更する方法を提供することにある。
上記のような目的を達成するために、本発明の一態様によれば、統合インターネットプロトコル(IP)メッセージング(CPM)サービスに加入した第1のクライアントと上記CPMサービスに加入しない第2のクライアント間のCPMセッションをサポートするためのCPMサーバのセッション制御方法を提供する。上記セッション制御方法は、上記CPMセッションが上記CPMサーバ及びインターワーキング遂行部(IWF)を通して上記第1のクライアントと上記第2のクライアント間で開設された後に、特定のメディアを含むセッション変更要請メッセージを上記第1のクライアントから受信するステップと、上記特定のメディアを含むセッション変更要請メッセージを上記開設されたCPMセッションを通して上記インターワーキング遂行部に送信するステップと、上記特定のメディアを含むセッション変更要請メッセージに対する拒絶の理由を含む応答メッセージを上記インターワーキング遂行部から受信するステップとを有することを特徴とする。
上記セッション制御方法は、上記応答メッセージに含まれた拒絶の理由が上記特定のメディアが上記IWFによりサポートされないものである場合に、上記拒絶された特定のメディアに対するセッション要請をインターワーキング選択部(ISF)に送信するステップをさらに有することを特徴とする。
本発明の他の態様によれば、統合インターネットプロトコル(IP)メッセージング(CPM)サービスに加入した第1のクライアントと上記CPMサービスに加入しない第2のクライアント間のCPMセッションをサポートするためのインターワーキング遂行部(IWF)のセッション制御方法を提供する。上記セッション制御方法は、上記CPMセッションが上記CPMサーバ及び上記インターワーキング遂行部を通して上記第1のクライアントと上記第2のクライアント間で開設された後に、特定のメディアを含むセッション変更要請メッセージを上記CPMサーバを通して上記第1のクライアントから受信するステップと、上記特定のメディアが上記インターワーキング遂行部によりサポートされない場合に、上記特定のメディアが上記インターワーキング遂行部によりサポートされないとの拒絶の理由を含む応答メッセージを上記CPMサーバに送信するステップとを有することを特徴とする。
本発明のさらに他の態様によれば、統合インターネットプロトコル(IP)メッセージング(CPM)サービスに加入した第1のクライアントと上記CPMサービスに加入しない第2のクライアント間のCPMセッションをサポートするためのインターワーキング装置を提供する。上記インターワーキング装置は、少なくとも1つのメディアのそれぞれをサポートし、インターワーキング遂行部(IWF)によりサポートされないメディアに対するインターワーキング要請を受信する場合に、対応するメディアが上記インターワーキング遂行部によりサポートされないとの拒絶の理由を生成する少なくとも1つのインターワーキング遂行部と、上記CPMセッションが上記CPMサーバ及び上記インターワーキング遂行部を通して上記第1のクライアントと上記第2のクライアント間で開設された後に、特定のメディアを含むセッション変更要請メッセージを上記CPMサーバを通して上記第1のクライアントから受信した場合、上記特定のメディアのインターワーキングを担当するエンティティを上記少なくとも1つのインターワーキング遂行部の中から選択するインターワーキング選択部(ISF)とを有することを特徴とする。
上記インターワーキング装置は、上記特定のメディアが上記インターワーキング遂行部によりサポートされないとの拒絶の理由を上記インターワーキング遂行部から受信する場合、上記インターワーキング選択部に上記特定のメディアのインターワーキングを担当するエンティティを再選択することを指示する制御部をさらに有することを特徴とする。
本発明のさらなる他の態様によれば、統合インターネットプロトコル(IP)メッセージング(CPM)サービスに加入した第1のクライアントと上記CPMサービスに加入しない第2のクライアント間のCPMセッションをサポートするためのCPMサーバのセッション制御方法を提供する。上記セッション制御方法は、特定のメディアを含むセッション開設メッセージを第1のクライアントから受信するステップと、上記特定のメディアを含むセッション開設メッセージをインターワーキング選択部(ISF)を通してインターワーキング遂行部(IWF)に送信するステップと、上記インターワーキング選択部を通して上記セッション開設メッセージに対する拒絶の理由を含む応答メッセージを上記インターワーキング遂行部から受信するステップとを有することを特徴とする。
上記セッション制御方法は、上記拒絶の理由が、上記インターワーキング遂行部により上記特定のメディアがサポートされないものである場合に、上記特定のメディアを含むセッション開設メッセージを上記インターワーキング選択部に再送信するステップをさらに有することを特徴とする。
本発明のさらにまた他の態様によれば、統合インターネットプロトコル(IP)メッセージング(CPM)サービスに加入した第1のクライアントと上記CPMサービスに加入しない第2のクライアント間のCPMセッションをサポートするためのインターワーキング遂行部(IWF)のセッション制御方法を提供する。上記セッション制御方法は、特定のメディアを含むセッション開設要請メッセージを上記CPMサーバを通して上記第1のクライアントから受信するステップと、上記特定のメディアが上記インターワーキング遂行部によりサポートされない場合に、上記特定のメディアが上記インターワーキング遂行部によりサポートされないとの拒絶の理由を含む応答メッセージを上記CPMサーバに送信するステップとを有することを特徴とする。
本発明のさらにその他の態様によれば、統合インターネットプロトコル(IP)メッセージング(CPM)サービスに加入した第1のクライアントと上記CPMサービスに加入しない第2のクライアント間のCPMセッションをサポートするためのインターワーキング装置を提供する。上記インターワーキング装置は、少なくとも1つのメディアのそれぞれをサポートし、インターワーキング遂行部(IWF)によりサポートされないメディアに対するインターワーキング要請を受信する場合に、対応するメディアが上記インターワーキング遂行部によりサポートされないとの拒絶の理由を生成する少なくとも1つのインターワーキング遂行部と、上記特定のメディアを含むセッション開設要請メッセージを上記CPMサーバを通して上記第1のクライアントから受信した場合に、上記特定のメディアのインターワーキングを担当するエンティティを上記少なくとも1つのインターワーキング遂行部の中から選択するインターワーキング選択部(ISF)とを有することを特徴とする。
上記インターワーキング装置は、上記特定のメディアが上記インターワーキング遂行部によりサポートされないとの拒絶の理由を上記インターワーキング遂行部から受信した場合に、上記インターワーキング選択部に上記特定のメディアのインターワーキングを担当するエンティティを再選択することを指示する制御部をさらに有することを特徴とする。
特に、インターワーキングが必要な場合に、CPMサーバは、受信側クライアントが加入した複数のnon−CPMサービスのインターワーキングを同時に実行することにより、CPMクライアントが1つのセッションで様々なメディアタイプのやり取りを行うことができ、non−CPMクライアントが様々なメッセージサービスを同時に用いてCPMクライアントとメディアを交換することができる。したがって、メッセージサービスに対するユーザーの満足度を高めることができる。
CPMシステムのエンティティを説明する図である。 CPMサービスとnon−CPMサービス間のインターワーキングに対するメッセージ送受信動作を説明する図である。 本発明の第1の実施形態に従ってCPMシステムのプロキシモードでセッションを開設する動作を説明するメッセージフロー図である。 本発明の第1の実施形態に従ってCPMシステムのプロキシモードでセッションを開設する動作を説明するメッセージフロー図である。 本発明の第1の実施形態に従ってプロキシモードでIWFの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に従ってプロキシモードでCPMサーバの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に従ってプロキシモードで新たなメディアタイプをすでに開設されたセッションに付加する動作を説明するメッセージフロー図である。 本発明の第2の実施形態に従ってプロキシモードで新たなメディアタイプをすでに開設されたセッションに付加する動作を説明するメッセージフロー図である。 本発明の第3の実施形態に従ってプロキシモードで特定のメディアタイプをすでに開設されたセッションから削除することによりすでに開設されたセッションを変更する動作を説明するメッセージフロー図である。 本発明の第4の実施形態に従ってプロキシモードで新たなメディアタイプをすでに開設されたセッションに付加する同時に、既存のメディアタイプをすでに開設されたセッションから削除することによりすでに開設されたセッションを変更する動作を説明するメッセージフロー図である。 本発明の第4の実施形態に従ってプロキシモードで新たなメディアタイプをすでに開設されたセッションに付加する同時に、既存のメディアタイプをすでに開設されたセッションから削除することによりすでに開設されたセッションを変更する動作を説明するメッセージフロー図である。 本発明の第2乃至第4の実施形態に従ってプロキシモードでセッション変更要請メッセージを受信したCPMサーバの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2乃至第4の実施形態に従ってプロキシモードで応答メッセージをIWFから受信するCPMサーバの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2乃至第4の実施形態に従ってプロキシモードで応答メッセージをIWFから受信するCPMサーバの動作を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施形態に従ってCPMシステムのB2BUAモードでセッションを開設する動作を説明するメッセージフロー図である。 本発明の第5の実施形態に従ってCPMシステムのB2BUAモードでセッションを開設する動作を説明するメッセージフロー図である。 本発明の第6の実施形態に従ってB2BUAモードで特定のメディアタイプを変更することによりすでに開設されたセッションを変更する動作を説明するメッセージフロー図である。 本発明の第6の実施形態に従ってB2BUAモードで特定のメディアタイプを変更することによりすでに開設されたセッションを変更する動作を説明するメッセージフロー図である。 本発明の第1の実施形態に従ってISFがメッセージボディー部分の修正が許容されないプロキシモードで動作する際にセッションを開設する他の動作を説明するメッセージフロー図である。 本発明の第1の実施形態に従ってISFがメッセージボディー部分の修正が許容されないプロキシモードで動作する際にセッションを開設する他の動作を説明するメッセージフロー図である。 本発明の第5の実施形態に従ってISFがB2BUAモードで動作する際にセッションを開設する他の動作を説明するメッセージフロー図である。 本発明の第5の実施形態に従ってISFがB2BUAモードで動作する際にセッションを開設する他の動作を説明するメッセージフロー図である。 本発明の第2の実施形態に従ってISFがプロキシモードで動作する際に新たなメディアタイプをすでに開設されたセッションに付加する動作を説明するメッセージフロー図である。 本発明の第2の実施形態に従ってISFがプロキシモードで動作する際に新たなメディアタイプをすでに開設されたセッションに付加する動作を説明するメッセージフロー図である。
以下、本発明の望ましい実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。図面中、同一の構成要素及び部分には、可能な限り同一の符号及び番号を共通使用するものとする。また、下記の説明において、本発明に関連した公知の機能又は構成に関する具体的な説明が本発明の要旨を不明にすると判断された場合には、その詳細な説明を省略する。さらに、本発明による動作を理解するために必須的な部分のみが説明され、必須的な部分ではない説明は、本発明の要旨を不明にすると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
本発明の説明に先立って、本発明の統合インターネットプロトコル(IP)メッセージング(CPM)システムで適用されるインターワーキング選択部(ISF)及びインターワーキング遂行部(IWF)について詳細に説明する。
本発明において、ISFは、CPMシステムの構築環境に従ってCPMサーバ又はIWFに含まれてもよく、又は独立したエンティティとして実現されてもよい。あるいは、ISF及びIWFは、1つの装置として実現されてもよい。
また、ISFは、CPMシステムのメッセージ処理方式に従ってプロキシ(Proxy)モードで動作してもよく、又はバック・ツー・バックユーザーエージェント(Back-to-Back User Agent;以下、“B2BUA”と称する。)モードで動作してもよい。
このプロキシモードにおいて、ISFの主要動作は、IWF選択、メッセージ伝達などを含む。このメッセージ伝達は、CPMサーバから受信したメッセージを選択したIWFに伝達し、IWFから受信した応答メッセージをCPMサーバに伝達する動作などを意味する。また、この受信したメッセージを伝達する際に、ISFが受信したメッセージの特定のヘッダーフィールド又はパラメータなどを変更するように許容することができる。しかしながら、一般的に、メッセージボディー部分は、修正されるように許容されない。それにもかかわらず、CPMシステムの設計に従ってプロキシモードで動作してもメッセージボディー部分を修正できるようにする例外的な場合が発生し得るために、本発明は、メッセージボディー部分の修正が許容される場合と許容されない場合に対してISFが異なって動作することを提案する。しかしながら、メッセージボディー部分が修正されるように許容されるプロキシモードの場合に、IWFは、開設されたセッション上に位置せず、したがって、この開設されたセッションを通して伝達されるメディアは、IWFを通過しない。
B2BUAモードにおいて、ISFの主要動作は、IWF選択を含み、付加的に、CPMサーバに対してIWFとして機能し、IWFに対してCPMサーバとして機能するユーザーエージェント(User Agent;以下、“UA”と称する。)を含む。UAは、次のように機能する。ISFがCPMサーバから任意のメッセージを受信する場合に、UAは、これに対応する新たなメッセージを生成し、該生成したメッセージをCPMサーバに送信する。したがって、IWFに対して、ISFは、CPMサーバのUAとして機能する。一方、ISFがIWFから任意のメッセージを受信する場合に、ISFは、これに対応する新たなメッセージを生成し、該生成したメッセージをCPMサーバに送信する。したがって、CPMサーバに対して、ISFは、IWFのUAとして機能する。このように、B2BUAモードにおいて、ISFは、UAとして機能することによりセッションを通して伝達されるメディアのフローを制御することができる。また、B2BUAモードにおいて、ISFは、開設されたセッション上に位置し、したがって、この開設されたセッションを通して伝達されるメディアは、IWFを通過する。
一方、CPMシステムの実現により、1つの特定のnon−CPMサービスとのインターワーキングを制御するための個別のIWFは、non−CPMサービスごとに備えられるか、又は1つのIWFは、すべてのnon−CPMサービス又は複数のnon−CPMサービスとのインターワーキングを制御することができる。本明細書において、個別のIWFが各non−CPMサービスに対して備えられるネットワーク環境を仮定して本発明の実施形態を説明する。
まず、本発明の実施形態による最初のセッションを開設する実施形態の内容は次のようである。
CPMクライアントは、メディアに対するセッション要請をCPMサーバに送信する。インターワーキングが必要である場合に、CPMサーバは、このセッション要請をISFに伝達し、ISFは、適切なIWFを選択し、このセッション要請を該選択されたIWFに伝達する。IWFは、このセッション要請を許容するか否かを決定し、このセッション要請に対する応答を送信する。IWFがこのセッション要請を拒絶する場合に、IWFは、この拒絶の内容を含んで応答する。
このセッション要請が拒絶される理由の中で、受信側クライアントの通知により拒絶される場合には、拒絶されたセッションをさらに要請する必要がない。これは、他のIWFがセッション要請がなされたメディアをサポートする場合にも、相手クライアントがさらにセッション要請を拒絶するためである。しかしながら、このセッション要請の拒絶に対する理由が、IWFがセッション要請がなされたメディアをサポートすることができないものである場合には、このセッション要請をこのメディアをサポートする他のIWFに伝達することによりセッションが開設されることができる。
したがって、IWFがセッション要請に応じて、拒絶の内容、すなわち、拒絶の主体又は拒絶の理由に関する情報を含む場合に、拒絶されたセッションを転送するか否かは、拒絶の内容に従って判定されることができる。CPMクライアントが複数のメディアに対するセッション要請を送信し、この要請されたメディアの中の一部が拒絶される場合には、拒絶の内容は、この拒絶されたメディアに関する情報を含む。一例として、このセッション要請を転送するか否かは、CPMサーバ又はISFにより決定される。
すでに生成されたセッションを変更する実施形態の内容は、次のようである。このセッション変更は、新たなメディアをセッションに付加する場合、セッションに含まれたメディアを削除する場合、セッションから既存のメディアを削除し、新たなメディアをこのセッションに付加し、既存のメディアタイプを変更する等の場合に大別することができる。この場合には、セッション開設要請がなされたものでなく、セッション変更要請がなされたものである。IWFは、新たなメディアを付加するためのセッション要請を拒絶する場合に、拒絶の内容を含む応答を送信し、CPMサーバは、この拒絶の内容を考慮してどのようにセッションを変更するかを決定する。これに関する具体的な説明は後述する。
本発明は、“プロキシモード”及び“B2BUA”モードで実施されることができ、本発明の実施形態は、本発明の主要概念に基づいて説明される。
本発明の第1の実施形態において、図3乃至図6、図19及び図20を参照して、プロキシモードで複数のメディアに対する初期セッションを開設する動作について説明する。
本発明の第2の実施形態において、図7及び図8、図23及び図24を参照して、プロキシモードで新たなメディアタイプを付加することによりすでに開設されたセッションを変更する動作について説明する。
本発明の第3の実施形態において、図9を参照して、プロキシモードですでに開設されたセッションから特定のメディアタイプを削除することによりすでに開設されたセッションを変更する動作について説明する。
本発明の第4の実施形態において、図10及び図11を参照して、プロキシモードで特定のメディアタイプを変更することによりすでに開設されたセッションを変更する動作について説明する。
本発明の第5の実施形態において、図15及び図16、図21及び図22を参照して、B2BUAモードで複数のメディアに対する初期セッションを開設する動作について説明する。
本発明の第6の実施形態において、図17及び図18を参照して、B2BUAモードで特定のメディアタイプを変更することによりすでに開設されたセッションを変更する動作について説明する。
ISF:プロキシモード
A.メッセージボディー部分の修正が許容されない場合
図3及び図4は、本発明の第1の実施形態に従ってISFがメッセージボディー部分の修正が許容されないプロキシモードで動作する際にセッションを開設する動作を示すメッセージフロー図である。図3及び図4の動作は、次の状況を仮定する。
(1)CPMクライアント110は、第1のメディア及び第2のメディアを含むセッションを開設しようとする。
(2)受信側クライアントは、non−CPMクライアントであり、第1のnon−CPMサービス、第2のnon−CPMサービス、及び第3のnon−CPMサービスに加入する。
(3)第1のIWF141は、第1のnon−CPMサービスとのインターワーキングを実行し、第2のIWF142は、第2のnon−CPMサービスとのインターワーキングを実行し、第3のIWF143は、第3のnon−CPMサービスとのインターワーキングを実行する。
(4)第1のメディアは、第1のnon−CPMサービスによりサポートされるが、第2のメディアは、第1のnon−CPMサービスによりサポートされない。これは、第1のIWF141に対しても同一である。
(5)第2のメディアは、第2のnon−CPMサービスによりサポートされるが、第1のメディアは、第2のnon−CPMサービスによりサポートされない。これは、第2のIWF142に対しても同一である。
(6)第1のメディア及び第2のメディアは、第3のnon−CPMサービスによりサポートされない。これは、第3のIWF143に対しても同一である。
図3において、それぞれのIWFから受信側non−CPMクライアントへのセッション開設要請の伝達及びこれに対する応答を受信するステップは省略した。
ステップ301で、CPMクライアント110は、セッション開設要請メッセージ(INVITE)をCPMサーバ120に送信する。ステップ303で、このセッション開設要請メッセージを受信すると、CPMサーバ120は、セッション開設のためにインターワーキングが必要であるか否かを判定する。図3において、受信側クライアントがnon−CPMクライアントであるので、インターワーキングが必要である。したがって、ステップ305で、CPMサーバ120は、このセッション開設要請メッセージをISF130に送信する。
ステップ307で、ISF130は、受信側クライアントのプレファレンス(preference)及びプレゼンス(presence)、セッション開設が要請されたメディアタイプ、受信側クライアントが加入したサービス、サービスポリシーなどを含む情報に基づいてセッション開設を実行するのに最も適合したIWFを選択する。ステップ307で、ISF130が第3のIWF143を選択すると仮定した。
ステップ309で、ISF130は、セッション開設要請メッセージを第3のIWF143に送信する。ステップ311で、第3のIWF143は、第1のメディア及び第2のメディアをサポートしないためにこのセッション開設要請に対する拒絶応答メッセージを生成し返送する。ステップ313で、ISF130は、この受信した拒絶応答メッセージをCPMサーバ120に伝達する。この拒絶応答メッセージは、拒絶の内容、例えば、拒絶の理由、拒絶の主体、及び拒絶されたメディアの中の少なくとも1つ以上の情報を含む。
特定のコード番号は、この拒絶の内容をこの拒絶応答メッセージに含ませるために使用することができる。すべてのSIP応答メッセージは、各応答メッセージに対応するSIP要請メッセージの処理結果、エラーの原因などに従って変わり得る固有のコード番号を含む。例えば、セッション開設要請又はメディア付加要請のようなSIP要請メッセージがIWFにより拒絶される場合に、コード番号“488”は、対応する応答メッセージに含まれることができ、SIP要請メッセージが受信側クライアントにより拒絶される場合に、コード番号“606”は、対応する応答メッセージに含まれることができる。これらのコード番号は、一例であるだけで、コード番号は、システム実現に従って変更可能である。しかしながら、CPMサーバ120がコード番号だけで正確な判定を下すことができない場合が発生し得る。これは、複数のメディアタイプをサポートするセッションの開設を要請した場合に、複数のメディアの中の一部は、ユーザーにより拒絶され、これらの一部は、IWFにより拒絶される場合である。この場合に、拒絶された各メディアに対する拒絶の内容が直接的又は間接的に応答メッセージに明示されなければならない。各メディアに対する拒絶の内容を明示する拒絶応答メッセージのフォーマットについては、表1乃至表3で後述する。
ステップ315で、CPMサーバ120は、このセッション要請がIWFにより拒絶される拒絶応答メッセージのコード番号から認識することができ、この拒絶されたセッションを開設するためのリトライが許容されるか否かをチェックする。図3において、セッション開設要請を行うためのリトライが許容されると仮定する。したがって、ステップ317で、CPMサーバ120は、セッション開設をリトライするためにセッション開設要請メッセージをISF130に送信する。
ステップ319で、ISF130は、適合したIWFを選択する。もちろん、前のセッション要請に対する拒絶応答メッセージを返送したIWF、すなわち、第3のIWF143は選択されない。ステップ319で、ISF130は、第1のIWF141を選択すると仮定する。したがって、ステップ321で、ISF130は、セッション開設要請メッセージを第1のIWF141に伝達する。
第1のメディアが第1のIWF141によりサポートされ、第2のメディアが第1のIWF141によりサポートされないと仮定したので、第1のIWF141は、第1のメディアに対するセッションの開設を受諾することができる。したがって、ステップ323で、第1のIWF141は、セッション開設要請に対する受諾応答メッセージ(200 OK)を生成し返送する。他方、第2のメディアが第1のIWF141により拒絶されるために、第1のIWF141は、後述するセッション開設要請に対する部分受諾応答メッセージを構成する方法に従って、第2のメディアが第1のIWF141により拒絶されることを知らせる情報をこの応答メッセージに含む。
ステップ325で、ISF130は、受信した応答メッセージをCPMサーバ120に伝達する。ステップ327で、第1のメディアを含むセッションは、CPMサーバ120と第1のIWF141間で開設される。
ステップ329で、CPMサーバ120は、第1のIWF141により拒絶された第2のメディアに対するセッション開設要請メッセージを生成した後に、ステップ331で、この生成したセッション開設要請メッセージをISF130に送信する。ステップ333で、ISF130は、要請を受けたセッション開設を実行するのに最も適合したIWFを選択する。もちろん、ISF130は、第2のメディアを含む前のセッション要請に対する拒絶応答メッセージを返送した第1のIWF141を選択しない。
ステップ333で、ISF130が第2のIWF142を選択すると仮定する。したがって、ステップ335で、ISF130は、セッション開設要請メッセージを第2のIWF142に送信する。ステップ337で、第2のIWF142は、セッション開設要請に対する受諾応答メッセージ(200 OK)を生成し返送する。ステップ339で、ISF130は、受信した応答メッセージをCPMサーバ120に伝達する。この後に、ステップ341で、第2のメディアを含むセッションは、CPMサーバ120と第2のIWF142間で開設される。
ステップ343で、CPMサーバ120は、ステップ301で受信したセッション開設要請メッセージに対する応答メッセージを生成し、該生成した応答メッセージをCPMクライアント110に返送する。この際に、この応答メッセージは、第1のメディアを含むセッション及び第2のメディアを含むセッションがすべて受諾されたという内容を含む。この後に、ステップ345で、第1のメディアと第2のメディアとを含むセッションは、CPMクライアント110とCPMサーバ120間で開設される。
図3及び図4において、ISF130及び第1乃至第3のIWF141、142、143は、1つのインターワーキング部として実現されることができる。このような1つのインターワーキング部は、制御部(図示せず)を含む。このような装置構成の場合に、ISF130は、第1のメディア及び第2のメディアを含むセッション開設要請メッセージ(INVITE)をCPMサーバ120から受信し、第1及び第2のメディアのインターワーキングを担当するためのIWFを選択することができる。ISF130が第3のIWF143を選択する場合に、ISF130は、メディア開設要請メッセージを第3のIWF143に送信する。上述したように、第3のIWF143は、第1及び第2のメディアをサポートすることができない。したがって、第3のIWF143は、第1及び第2のメディアが第3のIWF143の原因により拒絶されたことを示す拒絶の内容を制御部(図示せず)に伝達する。このような拒絶の理由に基づいて、制御部は、第1及び第2のメディアのためのIWFを再選択することをISF130に指示し、ISF130は、制御部の指示に従ってIWFを再選択することができる。他の例として、制御部は、拒絶の理由に基づいてIWFを再選択するように構成されてもよい。
図19及び図20は、本発明の第1の実施形態に従ってISFがメッセージボディー部分の修正が許容されないプロキシモードで動作する際にセッションを開設する動作を示すメッセージフロー図である。
図19及び図20の動作を図3及び図4の動作と比較すると、図3及び図4のCPMサーバ120は、第1のIWF141及び第2のIWF142から応答メッセージをすべて受信した後に、この受信した応答メッセージを結合することにより、この結合した応答メッセージをCPMクライアント110に送信し、他方、図19及び図20のCPMサーバ120は、それぞれのIWFから受信した応答メッセージを個別的に処理するという点で、この2つの動作が相互に異なる。すなわち、図19及び図20において、CPMサーバ120は、インターワーキングを最初に実行するIWF、すなわち、第1のIWF141から受信した応答メッセージに基づいてCPMクライアント110と優先的にセッションを開設する。CPMサーバ120が二次的にインターワーキングを実行するIWF、すなわち、第2のIWF142から受諾応答メッセージを受信する場合には、CPMサーバ120は、第2のIWF142により追加で受諾されたメディアをCPMサーバ120とCPMクライアント110間ですでに開設されたセッションに付加する。また、図19及び図20の動作は、受信側クライアントが第3のnon−CPMサービスに加入していない点を除いては、図3の動作と同一の状況を仮定したのである。したがって、図19及び図20の動作は、上述した差を除外しては、図3及び図4の動作と実質的に同一である。以下、図19及び図20の動作について説明する。
ステップ1301で、CPMクライアント110は、セッション開設要請メッセージ(INVITE)をCPMサーバ120に送信する。ステップ1303で、セッション開設要請メッセージを受信すると、CPMサーバ120は、インターワーキングがセッション開設のために必要であるか否かを判定する。図19及び図20において、受信側クライアントがnon−CPMクライアントであるのでインターワーキングが必要である。したがって、ステップ1305で、CPMサーバ120は、セッション開設要請メッセージをISF130に送信する。
ステップ1307で、ISF130は、受信側クライアントのプレファレンス及びプレゼンス、セッション開設が要請されたメディアタイプ、受信側クライアントが加入したサービス、サービスポリシーなどを含む情報に基づいて、セッション開設を実行するのに最も適合したIWFを選択する。ステップ1307で、ISF130が第1のIWF141を選択したものと仮定する。
ステップ1309で、ISF130は、セッション開設要請メッセージを第1のIWF141に送信する。ステップ1311で、第1のIWF141が第1のメディアをサポートするため、第1のIWF141は、セッション開設要請メッセージに対する応答メッセージとして“200 OK”を生成し返送する。ステップ1313で、ISF130は、この受信した応答メッセージをCPMサーバ120に伝達する。ステップ1311で、第1のIWF141は、第1のメディアが受信側ユーザーにより許諾され、第2のメディアがサポートされないことによりIWFにより自動で拒絶されることを示す応答メッセージ内容を含ませる。
ステップ1315で、受諾された第1のメディアに対するセッションがCPMサーバ120と第1のIWF141間で開設される。ステップ1317で、CPMサーバ120は、拒絶された第2のメディアに対する新規セッション開設要請を生成した後に、ステップ1319で、該生成された要請をISF130に送信する。ステップ1315で、第1のメディアセッションは、CPMサーバ120の動作方式によりステップ1317の後に開設されることができる。
ステップ1321で、CPMサーバ120は、ステップ1301で受信したセッション開設要請に対する応答メッセージとして“200 OK”をCPMクライアント110に送信する。この応答メッセージは、第1のメディアが受諾され、第2のメディアが拒絶されたという単純な内容を含むことができる。ステップ1321で、この応答メッセージがCPMクライアント110に伝達される実際の時点は、CPMサーバ120の動作方式に従って変わり得る。言い換えれば、CPMサーバ120は、ステップ1319で送信した新規セッション開設要請に対する応答メッセージを受信するために所定の時間の間に待機するか、又はこの応答メッセージをISF130から最初に受信し次第、CPMクライアント110に送信することができる。図19及び図20は、後者の場合を仮定して示す。前者の場合には、新規セッション開設要請に対する応答メッセージが定められた時間の間に受信される場合に、CPMサーバ120は、図3及び図4の動作と同様に、これらの応答メッセージを総合した後に、最終的に応答メッセージをCPMクライアント110に送信する。定められた時間を越えて新規セッション開設要請に対する応答メッセージが受信される場合に、CPMサーバ120は、まず、最初に受信した応答メッセージをCPMクライアント220に送信することにより受諾されたメディアに対するセッションを開設した後に、新規セッション開設要請に対する応答メッセージの内容に従って開設されたセッションを修正するか又はそのまま保持する。
ステップ1323で、第1のメディアセッションは、CPMクライアント110とCPMサーバ120間で開設される。
ステップ1325で、ISF130は、受信した新規セッション開設要請を実行するのに適合したIWFを選択し、このセッション開設要請を該選択したIWFに送信する。図20において、ISF130が第2のIWF142を選択すると仮定する。ステップ1327で、ISF130は、このセッション開設要請メッセージを第2のIWF142に送信する。ステップ1329で、第2のIWF142が第2のメディアをサポートするため、第2のIWF142は、セッション開設要請メッセージに対する応答メッセージとして“200 OK”を生成し返送する。ステップ1331で、ISF130は、この受信した応答メッセージをCPMサーバ120に伝達する。
ステップ1333で、第2のメディアセッションは、CPMサーバ120と第2のIWF142間で開設される。
ステップ1335で、CPMサーバ120は、セッション変更要請をCPMクライアント110に送信する。このセッション変更要請は、第2のメディアセッションをCPMクライアント110とCPMサーバ120間で開設された第1のメディアセッションに付加する要請である。
ステップ1337で、CPMクライアント110は、セッション変更要請に対する受諾応答メッセージとして“200 OK”をCPMサーバ120に送信する。ステップ1339で、CPMクライアント110とCPMサーバ120間で開設されたセッションは、第1のメディアと第2のメディアとをすべて含むように変更される。
図5は、本発明の第1の実施形態によるプロキシモードでのIWFの動作を示すフローチャートである。このような動作において、IWFは、セッション開設要請に対する応答メッセージを返送するための動作を実行する。
ステップ401で、IWFは、セッション開設要請が拒絶されるか否かをチェックし、このセッション開設要請が拒絶される場合には、ステップ403に進む。ステップ403で、セッション開設要請が拒絶されたため、IWFは、拒絶応答メッセージを生成した後に、該生成した拒絶応答メッセージをISFに返送する。返送された応答メッセージは、IWFを通してCPMサーバに送信される。IWFは、拒絶の理由に従って〔RFC3261〕で定義する拒絶応答メッセージ生成する。ステップ401で、このセッション開設要請が受諾された(すなわち、拒絶されない)場合に、IWFは、ステップ405に進む。ステップ405で、IWFは、このセッションがこの要請されたメディアのすべて又は一部に対して受諾されるか否かをチェックする。このセッションがこの要請されたメディアの一部のみに対して受諾される場合には、IWFは、ステップ407に進む。
ステップ407で、IWFは、受諾応答メッセージ(200 OK)を生成した後に、該生成した受諾応答メッセージをISFに返送する。これに関連して、IWFは、この拒絶されたメディアタイプがIWFにより拒絶されるか又は受信側クライアントにより拒絶されるかを明示する情報を応答メッセージに含ませる。このような情報を応答メッセージに表現する方法は、以下に説明する。
ステップ405で、このセッションがこの要請されたメディアのすべてに対して受諾される場合に、IWFは、ステップ409に進み、受諾応答メッセージ(200 OK)を生成した後に、該生成した受諾応答メッセージをISFに返送する。
ステップ407で、この要請されたメディアの一部が拒絶される場合に、IWFは、拒絶の理由を応答メッセージに含ませる。本発明において、メディアに対するセッション開設要請の拒絶理由は、2つのカテゴリーに区分される。第1のカテゴリーは、この要請が受信側クライアントから与えられた通知により拒絶される場合に対応し、第2のカテゴリーは、IWFがサポートされないメディアを拒絶する場合に対応する。本発明において、IWFは、メディアに対する拒絶の理由を応答メッセージに含ませることにより、拒絶されたメディアタイプに対するセッション開設をリトライすることができるようにする。
本発明では、セッション開設が拒絶されたメディアに対する拒絶の理由又は拒絶の主体に関する情報を応答メッセージに含ませる方法として、3種類のケースを提供する。
ケース1は、表1で説明する。
Figure 2012510753
ケース1において、セッション開設が拒絶されたメディアに対する拒絶の理由又は拒絶の主体に関する情報を表現する“rejected-by”SDP属性を定義する。メディアレベルの属性を示す“rejected-by”は、対応するメディアタイプに対するセッション開設を拒絶する主体の識別値を有する。本発明において、“user”又は“network”を属性値として示す。実際の実現において、この属性値は、他の値に変更されるか又は置き換えられてもよい。属性値“user”は、受信側クライアントがメディアに対するセッション開設要請を拒絶する場合を示し、属性値“network”は、IWF又は受信側クライアントのnon−CPMサーバが対応するメディアをサポートすることができないためにメディアに対するセッション開設要請を拒絶する場合を示す。
ビデオのメディアラインでのポート番号(m=video 0 RTP/AVP 98 99)が0に設定されるために、ビデオがどの理由でも拒絶されることが表1からわかる。属性値“rejected-by”が“network”に設定されている事実から、この要請されたメディアタイプがIWFによりサポートされず、したがって、IWFがセッション要請を拒絶することを確認することができる。
セッション開設要請に加えて、拒絶されたメディアタイプに対する拒絶の主体又は理由に関する情報を明示する上記の動作は、新たなメディアをすでに開設されたセッションに付加するための要請に対して同一の方式でIWFにより実行されることができる。
ケース2は、表2で説明する。
Figure 2012510753
ケース2において、IWFは、自身がサポートするメディアタイプを応答メッセージに表現する。このために、IWFは、〔RFC 3840〕メディア特性タグの中で自身がサポートするメディアの特性タグを応答メッセージに含ませる。表2において、IWFは、オーディオメディア及びビデオメディアをサポートするために、オーディオタグ及びビデオタグを“Contact”ヘッダーに含ませる。
ケース2に従って生成された応答メッセージがセッション開設が拒絶されたメディアタイプに対応するメディアタグを含む場合に、対応するメディアは、受信側クライアントにより拒絶されたものと見なされる。しかしながら、応答メッセージが拒絶されたメディアタイプに対応するメディアタグを含まない場合に、対応するメディアは、IWFにより拒絶されたものと見なされる。
ケース3は、表3で説明する。
Figure 2012510753
ケース3において、IWFは、サポートするメディア情報をSDPパラメータとして応答メッセージに含ませる。SDPパラメータを用いてSIP UAケイパビリティー情報を伝達する方法は、〔RFC 3264〕に定義されている。IWFがSDPパラメータを用いて自身がサポートするメディアタイプに関する情報を伝達するために、応答メッセージは、2つのSDPボディーを含む。
SDPモードの中の1つは、セッション開設要請に対する受諾又は拒絶を表現するためのSDPボディー(SDPアンサー)であり、他の1つは、IWFがサポートするメディアに関する情報を含むSDPボディーである。本発明において、後者を前者と区別するために、“capability”は、後者の“Content-Disposition”ヘッダー値として定義される。“capability”は、対応するSDPボディーがSDPアンサー(Answer)でなく、SIP UAのケイパビリティー情報を表現することを示す。
表3において、“Content-Disposition”ヘッダー値が“capability”に設定されたSDPボディー部分は、IWFのケイパビリティーを表現する。表3において、IWFのケイパビリティーに対応するSDPボディーは、IWFによりサポートされるオーディオメディア及びビデオメディア、各メディアに対してサポート可能なコーデック情報などを示す。
ケース3に従って生成された応答メッセージでIWFがサポートするメディアタイプが拒絶される場合に、このメディアタイプは、受信側クライアントにより拒絶されるものと見なされる。しかしながら、IWFがサポートしないメディアタイプが拒絶される場合には、このメディアタイプは、IWFにより拒絶されるものと見なされる。
図6は、図3及び図4で説明したように、本発明の第1の実施形態に従ってISFがメッセージボディー部分の修正が受諾されないプロキシモードで動作する際に、CPMサーバの動作を説明するフローチャートである。
従来技術に従って、セッション開設要請メッセージをCPMクライアントから受信すると、CPMサーバは、インターワーキングを実行する必要があるか否かを判定した後に、インターワーキングを実行する必要がある場合には、このセッション開設要請メッセージをISFに送信する。すなわち、CPMサーバは、インターワーキングが必要ではない場合に、このセッション開設要請メッセージを受信側クライアントのアドレスに送信し、インターワーキングが必要である場合には、このセッション開設要請メッセージをISFを通して対応するIWFに送信する。
本発明の第1の実施形態において、CPMサーバは、セッション開設要請メッセージを処理するために従来の技術と同一の方法で動作する。しかしながら、CPMサーバは、セッション開設要請メッセージに対する応答メッセージをISFから受信するという点で従来技術と異なる方式で動作する。すなわち、セッション開設が要請されたメディアの中でIWFにより拒絶されたメディアが存在する場合に、CPMサーバは、この応答メッセージに含まれた拒絶の内容に従って拒絶されたメディアに対するセッション開設をリトライする。
ステップ501で、CPMサーバは、セッション開設要請メッセージに対する応答メッセージをISFから受信する。ステップ503で、この応答メッセージが受諾応答メッセージ(200 OK)である場合に、CPMサーバは、ステップ505に進み、ISFと受諾されたメディアを含むセッションを開設する。ステップ507で、CPMは、セッション開設を要請したメディアタイプの中から、IWFの属性、すなわち、IWFがサポートしないメディアタイプにより拒絶されたメディアタイプが存在するか否かを判定する。拒絶されたメディアタイプが存在する場合には、CPMサーバは、ステップ511に進み、拒絶されたメディアタイプが存在しない場合には、CPMサーバは、ステップ509に進む。
IWFの属性により拒絶されたメディアタイプが存在しない場合は、セッション開設を要請したメディアタイプがすべて受諾された場合に対応するか、又は一部のメディアタイプが受信側クライアントにより拒絶される場合に対応する。したがって、ステップ509で、CPMサーバは、セッション開設要請メッセージに対する応答メッセージを生成し、該生成した応答メッセージをこのセッション開設要請メッセージを送信したCPMクライアントに返送する。
ステップ511で、CPMサーバは、IWFの属性により拒絶されたメディアタイプに対してセッション開設要請メッセージ(INVITE)を再生成する。ステップ513で、CPMサーバは、この再生成したセッション開設要請メッセージをISFに送信し、ステップ501に戻り、このセッション開設要請に対する応答メッセージをISFから受信する。
ステップ503で、このセッション開設要請が受諾されない場合に、CPMサーバは、ステップ515に進み、このセッション開設要請が受信側クライアントにより拒絶されるか否かをチェックする。このセッション開設要請が受信側クライアントにより拒絶される場合には、CPMサーバは、ステップ509に進み、このセッション開設要請が受信側クライアントにより拒絶されない場合には、CPMサーバは、ステップ517に進む。
ステップ517で、CPMサーバは、予め定義されたコード番号を介してセッション開設要請が拒絶された理由を把握することによりセッション開設要請がリトライされることができるか否かをチェックする。この際に、セッション開設要請をリトライするか否かは、このセッション開設要請の拒絶に対する理由を考慮して決定される。また、CPMサーバは、このセッション開設要請のリトライがサービスポリシーに従って受諾されるか否か、リトライの限定された回数が超過されるか否かなどを考慮することができる。このセッション開設要請のリトライが受諾される場合には、CPMサーバは、ステップ513に進み、拒絶されたメディアに対するセッション開設要請メッセージをISFに再送する。しかしながら、このセッション開設要請のリトライが受諾されない場合には、CPMサーバは、ステップ509に進み、応答メッセージをCPMクライアントに返送する。
インターワーキングを通してCPMクライアントとnon−CPMクライアント間でセッションが開設された後に、このセッションは、CPMクライアントの要請で変更されなければならない。以下、本発明の実施形態によるすでに開設されたセッションを変更する動作について説明する。
セッション変更は、以下のケース(1)乃至ケース(3)を含む。(1)新たなメディアをすでに開設されたセッションに付加する場合であり、これは、図7及び図8の本発明の第2の実施形態として説明される。(2)すでに開設されたセッションに含まれたメディアを削除する場合であり、これは、図9の第3の実施形態として説明される。(3)すでに開設されたセッションのメディアタイプを変更する場合、すなわち、既存のメディアを削除する同時に新たなメディアを付加する場合であり、これは、図10及び図11の本発明の第4の実施形態として説明される。
CPMクライアントは、CPMサーバがセッション変更要請メッセージをCPMサーバに送信することによりセッションを変更するように要請する。上述した3つのシナリオによると、このセッション変更要請メッセージは、ケース(1)では、メディア付加要請メッセージにフォーマット変更され得、ケース(2)では、メディア削除要請メッセージにフォーマット変更され得、ケース(3)では、メディア変更要請メッセージにフォーマット変更され得る。
図7及び図8は、本発明の第2の実施形態に従ってISFがメッセージボディー部分の修正が許容されないプロキシモードで動作する際にすでに開設されたセッションに新たなメディアタイプを付加する動作を説明するメッセージフロー図である。図7及び図8の動作は、次のような状況を仮定する。
(1)第1のメディア及び第2のメディアを含むセッションは、CPMクライアントとCPMサーバ間で開設される。
(2)第1のメディアを受信側クライアントと送受信するために、CPMサーバは、第1のIWFと第1のメディアを含むセッションを開設した。
(3)第2のメディアを受信側クライアントと送受信するために、CPMサーバは、第2のIWFと第2のメディアを含むセッションを開設した。
(4)第1のIWF及び第2のIWFは、第3のメディアをサポートしない。また、第1のIWFは、第4のメディアをサポートする。
(5)第3のIWFは、第3のメディアをサポートし、第3のnon−CPMサービスとのインターワーキングを実行する。
(6)受信側クライアントは、第3のメディアをサポートする第3のnon−CPMサービスに加入する。
ステップ601で、CPMクライアント110は、第3のメディア及び第4のメディアを付加するためのメディア付加要請メッセージをCPMクライアント110とCPMサーバ120間で開設された(第1のメディア+第2のメディア)セッションに送信する。このメディア付加要請メッセージは、第1のメディア、第2のメディア、第3のメディア、及び第4のメディアに対するSDPパラメータを含む。
ステップ603で、CPMクライアント110とCPMサーバ120間で開設された(第1のメディア+第2のメディア)セッションに接続されたメディアセッションは、CPMサーバ120と第1のIWF141間で開設された第1のメディアセッション及びCPMサーバ120と第2のIWF142間で開設された第2のメディアセッションである。
ステップ603で、CPMサーバ120は、第1のメディアセッション及び第2のメディアセッションの中の1つを選択する。ステップ603で、CPMサーバ120は、第1のメディアセッションを選択すると仮定する。ステップ605で、CPMサーバ120は、メディア付加要請メッセージ(Re−INVITE)を第1のメディアセッションが接続された第1のIWF141に送信する。このメディア付加要請メッセージは、第1のメディア、第3のメディア、及び第4のメディアに対するSDPパラメータを含む。
ステップ607で、第1のIWF141が、メディア付加要請メッセージに含まれた第1のメディア及び第4のメディアは受諾するが、第1のIWF141が第3のメディアをサポートすることができないために、第3のメディアは拒絶する。したがって、第1のIWF141は、このような内容を含む応答メッセージ(200 OK)をCPMサーバ120に返送する。これに関連して、この応答メッセージの内容は、第1のIWF141の属性により第3のメディアが拒絶されることを示す情報を含む。ステップ609で、CPMサーバ120と第1のIWF141間で開設されたセッションは、第1のメディア及び第4のメディアを含むように変更される。
ステップ611で、CPMサーバ120は、第1のIWF141の属性により拒絶された第3のメディアに対するメディア付加要請をリトライする。すなわち、CPMサーバ120は、第3のメディアをまだメディア付加要請が試みられない第2のセッションに付加するようにトライする。このために、CPMサーバ120は、第3のメディアを第2のセッションに付加するためのメディア付加要請メッセージ(Re−INVITE)を生成し、ステップ613で、該生成したメディア付加要請メッセージを第2のIWF142に送信する。このメディア付加要請メッセージは、第2のメディア及び第3のメディアに対するSDPパラメータを含む。
ステップ615で、第2のメディアが既存のセッションに含まれているために、第2のIWF142が、メディア付加要請メッセージに含まれた第2のメディアは受諾するが、第3のメディアをサポートすることができないために、第3のメディアは拒絶する。したがって、ステップ617で、第2のIWF142は、このような拒絶の内容を含む応答メッセージ(200 OK)を生成し返送する。これに関連して、この応答メッセージの拒絶の内容は、第3のメディアが第2のIWF142の属性により拒絶されることを示す情報を含む。
ステップ617で、第1及び第2のIWF141、142により拒絶された第3のメディアに対して付加され得るセッションがこれ以上存在しないので、CPMサーバ120は、第3のメディアに対するセッション開設要請メッセージを生成し、ステップ619で、該生成したセッション開設要請メッセージに対してインターワーキングが必要であるか否かを判定する。インターワーキングが必要であると仮定すると、ステップ621で、CPMサーバ120は、このセッション開設要請メッセージをISF130に送信する。
ステップ623で、ISF130は、セッション開設要請メッセージを処理するのに最も適合したIWFを選択する。第3のIWF143を選択すると仮定すると、ステップ625で、ISF130は、このセッション開設要請メッセージを第3のIWF143に送信し、ステップ627で、第3のIWF143は、受諾応答メッセージを生成した後に返送する。ステップ629で、ISF130は、応答メッセージをCPMサーバ120に伝達する。ステップ631で、第3のメディアを含むセッションは、CPMサーバ120と第3のIWF143間で開設される。ステップ633で、CPMサーバ120は、このメディア付加要請メッセージに対する応答メッセージを生成した後に、該生成した応答メッセージをCPMクライアント110に返送する。ステップ635で、CPMクライアント110とCPMサーバ120間で開設された既存のセッションは、第1のメディア、第2のメディア、第3のメディア、及び第4のメディアを含むように変更される。
図7及び図8において、ISF130及び第1乃至第3のIWF141、142、143は、1つのインターワーキング部として実現されてもよい。このような1つのインターワーキング部は、制御部(図示せず)を含む。このような装置構成の場合に、ISF130は、第3及び第4のメディアを付加するためのメディア付加要請メッセージをCPMサーバ120から受信し、この要請された第3及び第4のメディアのインターワーキングを制御するためのIWFを選択することができる。ISF130が第1のIWF141を選択する場合に、メディア付加要請メッセージを第1のIWF141に送信する。上述したように、第1のIWF141は、第3のメディアをサポートすることができない。したがって、第1のIWF141は、第3のメディアが第1のIWF141の原因により拒絶されたことを示す拒絶の内容を制御部(図示せず)に伝達する。このような拒絶の原因に基づいて、制御部は、第3のメディアのためのIWFを再選択することをISF130に指示し、ISF130は、制御部の指示に従ってIWFを再選択することができる。他の例として、制御部は、拒絶の原因に基づいてIWFを再選択するように構成されてもよい。
上記の動作において、CPMサーバ120は、ステップ603で、CPMサーバ120が複数のIWFとメディアセッションを開設した場合にも、メディア付加要請メッセージを任意の1つのIWFに送信するように反復する。しかしながら、CPMサーバ120の動作方式により、CPMサーバ120は、CPMサーバ120とメディアセッションが開設されたそれぞれのIWFにメディア付加要請メッセージを同時に送信することができる。しかしながら、これは、同一のメディアに対する付加要請が相互に異なるIWFにより同時に受諾される場合が発生し得るので、CPMサーバ120は、受信されたすべての応答メッセージをチェックすることにより同一のメディアが相互に異なるIWFに同時に付加されないようにしなければならない。
したがって、同一のメディアが重複して付加されることを防止するための方法として、CPMサーバ120は、応答メッセージがメディア付加要請を送信したすべてのIWFから受信されるまで待機し、その結果、同一のメディアが相互に異なるIWFに同時に付加されないようにすることができる。あるいは、CPMサーバ120は、1つのIWFから最初に受信したOK応答メッセージを処理し、他のIWFから後で受信したOK応答メッセージにより同一のメディアが重複して付加される場合には、セッション終了要請メッセージ(BYE)又はメディア削除要請メッセージ(Re−INVITE)を生成した後に、この生成したメッセージを対応するIWFに送信することにより同一のメディアが重複して付加されることを防止することができる。
図23及び図24は、本発明の第2の実施形態に従ってISFがメッセージボディー部分の修正が許容されないプロキシモードで動作する際に新たなメディアタイプをすでに開設されたセッションに付加する動作を説明するメッセージフロー図である。図23及び図24の動作は、CPMサーバがメディア付加要請を関連したすべてのIWFに同時に送信することを試みる点で図7及び図8の動作と異なる。
図23及び図24の動作は、次のような状況を除いては、図7及び図8と同一の状況を仮定する。
(1)第1のIWF及び第2のIWFは、第3のメディアをサポートしない。
(2)第1のIWF及び第2のIWFは、第4のメディアをサポートする。
ステップ1501で、CPMクライアント110は、第3のメディア及び第4のメディアをCPMクライアント110とCPMサーバ120間で開設された(第1のメディア+第2のメディア)セッションに付加するためのメディア付加要請メッセージを送信する。このメディア付加要請メッセージは、第1のメディア、第2のメディア、第3のメディア、及び第4のメディアに対するSDPパラメータを含む。
ステップ1503で、CPMクライアント110とCPMサーバ120間で開設された(第1のメディア+第2のメディア)セッションに接続されたメディアセッションは、CPMサーバ120と第1のIWF141間で開設された第1のメディアセッション及びCPMサーバ120と第2のIWF142間で開設された第2のメディアセッションである。
ステップ1503で、CPMサーバ120は、メディア付加要請メッセージ(Re−INVITE)を第1のメディアセッションが接続された第1のIWF141に送信する。このメディア付加要請メッセージは、第1のメディア、第3のメディア、及び第4のメディアに対するSDPパラメータを含む。
ステップ1505で、CPMサーバ120は、メディア付加要請メッセージ(Re−INVITE)を第2のメディアセッションが接続された第2のIWF142に送信する。このメディア付加要請メッセージは、第2のメディア、第3のメディア、及び第4のメディアに対するSDPパラメータを含む。
ステップ1507で、第1のIWF141が、メディア付加要請メッセージに含まれた第1のメディア及び第4のメディアは受諾するが、IWF141が第3のメディアをサポートすることができないために、第3のメディアは拒絶する。したがって、第1のIWF141は、このような内容を含む応答メッセージ(200 OK)をCPMサーバ120に返送する。これに関連して、この応答メッセージの内容は、第1のIWF141の属性により第3のメディアが拒絶されることを示す情報を含む。ステップ1509で、CPMサーバ120と第1のIWF141間で開設されたセッションは、第1のメディア及び第4のメディアを含むように変更される。
ステップ1511で、第2のIWF142が、メディア付加要請メッセージに含まれた第2のメディア及び第4のメディアは受諾するが、IWF142が第3のメディアをサポートすることができないために、第3のメディアは拒絶する。したがって、ステップ1513で、第2のIWF142は、このような内容を含む応答メッセージ(200 OK)を生成し返送する。これに関連して、この応答メッセージの内容は、第2のIWF142の属性により第3のメディアが拒絶されることを示す情報を含む。ステッ1513で、CPMサーバ120と第2のIWF142間で開設されたセッションは、第1のメディア及び第4のメディアを含むように変更される。
上述したステップを実行した結果として、第3のメディアは、第1のIWF141及び第2のIWF142に同時に付加される。したがって、重複して付加された第3のメディアを除去するために、CPMサーバ120は、後で付加された第3のメディアを削除するためのメディア削除要請メッセージ(Re−INVITE)を生成し、該生成したメディア削除要請メッセージを第2のIWF142に送信する。
ステップ1517で、第2のIWF142は、このメディア削除要請メッセージに応じて受諾応答メッセージをCPMサーバ120に送信する。ステップ1519で、CPMサーバ120と第2のIWF142間で開設されたセッションは、第3のメディアがこのセッションから削除され、第2のメディアだけがこのセッションに含まれるように変更される。
後続ステップの説明は、図7及び図8ですでに説明したために省略する。
しかしながら、図23及び図24で説明したようなCPMサーバ120の動作は、CPMサーバ120の実現に従って少し変わり得る。例えば、図23及び図24において、CPMサーバ120は、応答メッセージを第1のIWF141及び第2のIWF142から受信するが、サーバの実現方式又は設定に従って、CPMサーバ120は、OK応答メッセージを第1のIWF141から受信したが、応答メッセージを第2のIWF142から受信していない限り、SIP UPDATEメッセージ又はSIP CANCELメッセージを第2のIWF142に送信してもよい。
SIP CANCELメッセージは、付加されるすべてのメディアが第1のIWF141により受諾される場合に送信され、このメッセージの目的は、第2のIWF142に送信したメディア付加要請メッセージを取り消すことにある。
SIP UPDATEメッセージは、第1のIWF141に追加されるように要請されたメディアの中の一部だけが受諾され、他の一部が拒絶される場合に使用されることができ、このメッセージの目的は、第2のIWF142に送信されたメディア付加要請メッセージから第1のIWF141により受諾されたメディアを削除することにある。
図9は、本発明の第3の実施形態に従ってISFがメッセージボディー部分の修正が許容されないプロキシモードで動作する際に特定のメディアタイプを削除することによりすでに開設されたセッションを変更する動作を説明するメッセージフロー図である。図9は、図7及び図8の動作を通して付加された第3のメディア及び第4のメディアがさらに削除される状況を仮定する。
ステップ701で、CPMクライアント110は、CPMクライアント110とCPMサーバ120間で開設されたセッションから第3のメディア及び第4のメディアを削除するためのメディア削除要請メッセージをCPMサーバ120に送信する。この際に、このメディア削除要請メッセージは、第1のメディア及び第2のメディアに対するSDPパラメータを含む。
ステップ703で、CPMサーバ120は、このメディア削除要請に対するターゲットセッションを選択する。すなわち、CPMサーバ120は、第3のメディアを削除するために、CPMサーバ120と第3のIWF143間で開設された第3のメディアセッションを選択し、第4のメディアを削除するために、CPMサーバ120と第1のIWF141間で開設された(第1のメディア+第4のメディア)セッションを選択する。
ステップ705で、CPMサーバ120は、この選択された(第1のメディア+第4のメディア)セッションから第4のメディアを削除するためのメディア削除要請メッセージを生成した後に、該生成したメディア削除要請メッセージを第1のIWFに送信する。ステップ707で、CPMサーバ120は、この選択された第3のメディアセッションに第3のメディアの削除を要請するメディア削除要請メッセージを生成しなければならない。しかしながら、第3のメディアセッションが第3のメディア以外のメディアを含まないために、CPMサーバ120は、セッション終了メッセージ(BYE)を生成した後に、このセッション終了メッセージを第3のIWF143に送信する。
ステップ709で、第1のIWF141は、第4のメディア削除要請に対する受諾応答メッセージを生成した後に、この受諾応答メッセージをCPMサーバ120に返送する。ステップ711で、第4のメディアは、CPMサーバ120と第1のIWF141間で開設された(第1のメディア+第4のメディア)セッションから削除される。ステップ713で、第3のIWF143は、ステップ707で受信したセッション終了要請に対する受諾応答メッセージを生成した後に、該受諾応答メッセージをCPMサーバ120に返送する。ステップ715で、CPMサーバ120と第3のIWF143間で開設された第3のメディアセッションが終了する。
ステップ717で、CPMサーバ120は、ステップ701で受信したメディア削除要請に対する応答メッセージを生成した後に、該応答メッセージをCPMクライアント110に送信する。ステップ719で、第3のメディア及び第4のメディアは、CPMクライアント110とCPMサーバ120間で開設された(第1のメディア+第2のメディア+第3のメディア+第4のメディア)セッションから削除される。
図10及び図11は、本発明の第4の実施形態に従ってISFがメッセージボディー部分の修正が許容されないプロキシモードで動作する際に新たなメディアをセッションに付加し、既存のメディアをこのセッションから同時に削除することによりすでに開設されたセッションを変更する動作を説明するメッセージフロー図である。すなわち、図10及び図11の動作は、特定のメディアタイプを変更する動作に対応し、図10及び図11は、第3のメディア及び第4のメディアを図3及び図4の動作を通して開設されたセッションに付加し、第2のメディアをこのセッションから削除する状況を仮定する。
ステップ801で、CPMクライアント110は、第3のメディア及び第4のメディアをCPMクライアント110とCPMサーバ120間で開設されたセッションに付加し、第2のメディアをCPMクライアント110とCPMサーバ120間で開設されたセッションから削除するためのメディア変更要請メッセージをCPMサーバ120に送信する。この際に、このメディア変更要請メッセージは、第1のメディア、第3のメディア、及び第4のメディアに対するSDPパラメータを含む。
ステップ803で、CPMサーバ120は、メディア削除要請のためのターゲットセッションを選択する。すなわち、CPMサーバ120は、第2のメディアの削除のために、CPMサーバ120と第2のIWF142間で開設された第2のメディアセッションを選択する。ステップ805で、CPMサーバ120は、選択した第2のメディアセッションに対して第3のメディア及び第4のメディアを付加し、第2のメディアをこの選択した第2のメディアセッションから削除するためのセッション変更要請メッセージを生成し、該セッション変更要請メッセージを第2のIWF142に送信する。この際に、このセッション変更要請メッセージは、第3のメディア及び第4のメディアに対するSDPパラメータを含む。
ステップ807で、第2のIWF142は、第3のメディア及び第4のメディアをサポートすることができないために、拒絶応答メッセージを返送する。ステップ809で、CPMサーバ120は、第2のメディア削除要請メッセージをさらに生成し、第2のメディア削除要請メッセージを第2のIWF142に送信することができる。しかしながら、第2のメディアセッションが削除対象である第2のメディアを除いた他のメディアを含まないために、CPMサーバ120は、メディア削除要請メッセージの代わりにセッション終了要請メッセージ(BYE)を第2のIWF142に送信する。ステップ811で、第2のIWF142は、受諾応答メッセージをこのセッション終了要請メッセージに返送する。ステップ813で、CPMサーバ120と第2のIWF142間で開設された第2のメディアセッションが終了する。
ステップ815で、第3のメディア及び第4のメディアを第2のセッションに付加することが第2のIWF142の属性により拒絶されるので、CPMサーバ120は、第3のメディア及び第4のメディアをメディア付加要請をまだ送信していない第1のメディアセッションに付加するためのメディア付加要請メッセージを生成した後に、ステップ817で、該生成したメディア付加要請メッセージを第1のIWF141に送信する。この際に、このメディア付加要請メッセージは、第1のメディア、第3のメディア、及び第4のメディアに対するSDPパラメータを含む。
ステップ819で、第1のIWF141が第1のメディア及び第4のメディアをサポートする一方、第3のメディアをサポートしないために、第1のIWF141が、第1のメディア及び第4のメディアは受諾するが、第3のメディアは拒絶する。したがって、第1のIWF141は、このような拒絶の内容を含む応答メッセージを返送する。すなわち、この応答メッセージは、第3のメディアが第1のIWF141の属性により拒絶されることを示す情報を含む。第1のメディア及び第4のメディアが受諾されたために、ステップ821で、第1のメディアセッションは、第1のメディア及び第4のメディアを含むように変更される。
ステップ823で、CPMサーバ120は、第1又は第2のIWF141、142の属性により拒絶された第3のメディアに対する付加要請をリトライする。しかしながら、CPMサーバ120がすでに開設されたセッションに対してメディア付加を要請したために、CPMサーバ120は、メディア付加要請メッセージの代わりに、第3のメディアに対するセッション開設要請メッセージを生成する。この後に、ステップ825で、CPMサーバ120は、該生成したセッション開設要請メッセージに対してインターワーキングが必要であるか否かを判定する。図10及び図11において、インターワーキングが必要であると仮定する。
ステップ827で、CPMサーバ120は、第3のメディアに対するセッション開設要請メッセージをISF130に送信する。ステップ829で、ISF130は、セッション開設に最も適合したIWFを選択する。ここでは、第3のメディアをサポートする第3のIWF143を選択したものと仮定する。ステップ831で、ISF130は、セッション開設要請メッセージを第3のIWF143に送信する。ステップ833で、第3のIWF143は、セッション開設要請に対する受諾応答メッセージを生成し、該受諾応答メッセージをISF130に返送する。ステップ835で、ISF130は、この応答メッセージをCPMサーバ120に伝達した後に、ステップ837で、第3のメディアセッションは、CPMサーバ120と第3のIWF143間で開設される。
ステップ839で、CPMサーバ120は、ステップ801で受信したセッション変更要請メッセージ(第3及び第4のメディアの付加及び第2のメディアの削除のためのメッセージ)に対する応答メッセージを生成した後に、該応答メッセージをCPMクライアント110に返送する。この際に、この応答メッセージは、CPMクライアント110のすべての要請が受諾されることを示す内容を含む。ステップ841で、CPMクライアント110とCPMサーバ120間のセッションは、第1のメディア、第3のメディア、及び第4のメディアを含むように変更される。
以下、本発明の第2乃至第4の実施形態においてCPMサーバの動作を説明する。図12に示す動作は、CPMサーバがCPMクライアントからセッション変更要請メッセージを受信する場合に対応し、図13及び図14に示す動作は、CPMサーバがIWFからセッション変更要請に対する応答メッセージを受信する場合に対応する。
図12は、本発明の第2乃至第4の実施形態に従って、ISFがメッセージボディー部分の修正が許容されないプロキシモードで動作する際に、セッション変更要請メッセージを受信したCPMサーバの動作を説明するフローチャートである。
ステップ901で、CPMサーバは、セッション変更要請メッセージ(Re−INVITE)をCPMクライアントから受信する。このセッション変更要請メッセージは、変更されるセッションがCPMクライアントとCPMサーバ間で開設されたセッションであることを示す情報を含む。ステップ903で、CPMサーバは、受信側クライアントにマッピングされるセッションの中からセッション変更要請に対するターゲットメディアセッションを選択する。この際に、このセッション変更要請に対して幾つかのターゲットメディアセッションが存在する場合には、CPMサーバは、幾つかのメディアセッションを即座に選択する。例えば、このセッション変更要請が幾つかのメディアタイプのメディアの削除又はメディアタイプの変更に対する要請であり、要請されたメディアが1つのメディアセッションにすべて含まれない場合に、この要請されたメディアを含むそれぞれのメディアセッションがすべて選択されることができる。
CPMサーバがこのメディアセッションを選択する場合に、次のように動作することができる。
CPMクライアントからのセッション変更要請がメディア付加要請である場合に、CPMサーバは、セッション開設の際にIWFから返送された応答メッセージに含まれた内容を記憶した後に、この内容を活用することができる。すなわち、IWFからの応答メッセージが表2又は表3に示すように対応するIWFがサポートするメディアタイプに関する情報を含む場合に、CPMサーバは、対応するメディアタイプに関する情報を記憶した後に、このメディア付加要請メッセージで要請されたメディアが対応するIWFによりサポートされるか否かをチェックし、この要請されたメディアを付加するターゲットメディアセッションを選択するために、この情報を活用することができる。このセッション変更要請が特定のメディアに対するメディア削除要請であるか、又は特定のメディアを他のメディアに変更するための要請である場合に、CPMサーバは、どのメディアが現在のメディアセッションに含まれるかが分かるために、このメディアセッションを即座に選択することができる。
ステップ905で、CPMサーバは、この選択したメディアセッションに適合した形態に合うようにセッション変更要請メッセージを生成し、このセッション変更要請メッセージを対応するメディアセッションに参加するIWFに送信する。幾つかのメディアセッションが変更されるメディアセッションとして選択される場合に、CPMサーバは、幾つかのメディアセッションに対するセッション変更要請メッセージを生成し、このセッション変更要請メッセージを対応するIWFに送信する。
このセッション変更要請がメディア削除要請であり、この選択されたメディアセッションがこの要請されたメディア以外のメディアを含む場合に、CPMサーバは、メディア削除要請メッセージ(Re−INVITE)を生成し、このメディア削除要請メッセージを対応するIWFに送信する。しかしながら、この選択されたメディアセッションがこの要請されたメディア以外のメディアを含まない場合に、CPMサーバは、この選択されたメディアセッションに対するセッション終了要請メッセージ(BYE)を生成した後に、このセッション終了要請メッセージを対応するIWFに送信する。
図13及び図14は、本発明の第2乃至第4の実施形態に従って、ISFがメッセージボディー部分の修正が許容されないプロキシモードで動作する際に、応答メッセージをIWFから受信するCPMサーバの動作を説明するフローチャートである。図13及び図14において、セッション変更要請メッセージに含まれたメディア付加要請は、受信側クライアント又はIWFの属性により拒絶されることができるが、メディア削除要請及びメディアタイプ変更要請は、受信側クライアントのみによって拒絶されることができると仮定する。
ステップ1001で、CPMサーバ120は、セッション変更要請に対する応答メッセージをISF130から受信する。ステップ1003で、CPMサーバ120は、この応答メッセージがメディア付加要請を含むセッション変更要請に対する応答である場合に、ステップ1005に進む。このメディア付加要請を含むセッション変更要請は、新たなメディアの付加だけを要請する場合又はメディアタイプの変更を要請する場合を意味する。ステップ1005で、この応答メッセージが受諾応答メッセージ(200 OK)である場合に、CPMサーバ120は、ステップ1007に進み、この要請されたメディアが付加されるように対応するメディアセッションを変更する。しかしながら、この応答メッセージが受諾応答メッセージではない場合に、CPMサーバ120は、ステップ1025に進む。
ステップ1009で、この要請されたメディアの中でIWFの属性により拒絶されるメディアがある場合に、CPMサーバ120は、ステップ1011に進む。そうでなければ、CPMサーバ120は、ステップ1023に進み、CPMクライアントからのセッション変更要請に対する応答メッセージを生成し、この応答メッセージをCPMクライアントに返送する。
ステップ1011で、CPMサーバ120に接続されたメディアセッションの中でまだメディアセッション変更要請が送信されないメディアセッションが存在する場合に、CPMサーバ120は、ステップ1013に進む。ステップ1013で、CPMサーバは、まだメディアセッション変更要請が送信されないメディアセッションの中で任意の1つのメディアセッションを選択し、この選択したメディアセッションに適合した形態で拒絶されたメディアに対するメディア付加要請メッセージを生成する。ステップ1015で、CPMサーバは、この生成したメディア付加要請メッセージをこの選択したIWFに送信する。この後に、CPMサーバは、この送信されたメディア付加要請メッセージに対する応答メッセージを処理するために、ステップ1001に戻る。
ステップ1011で、このメディアセッション変更要請がまだ送信されていないメディアセッションが存在しない場合に、CPMサーバは、ステップ1029に進む。ステップ1029で、CPMサーバ120は、IWFの属性により拒絶されたメディアに関するセッション開設要請メッセージ(INVITE)を生成する。ステップ1031で、この生成したセッション開設要請メッセージに対してインターワーキングが必要であるか否かを判定する。インターワーキングが必要である場合に、CPMサーバは、ステップ1033に進み、このセッション開設要請メッセージをISF130に送信する。インターワーキングが必要でない場合に、CPMサーバは、ステップ1035に進む。
インターワーキングが必要でないということは、受信側クライアントがCPMクライアントであることを意味するので、CPMサーバは、このセッション開設要請メッセージを受信側クライアントのアドレスに送信する。受信側クライアントがCPMサーバ120と同一のネットワーク領域に位置する場合に、このセッション開設要請メッセージは、受信側CPMクライアント110に送信される。しかしながら、受信側クライアントが異なるネットワーク領域に位置する場合に、このセッション開設要請メッセージは、対応するネットワーク領域に属するCPMサーバ120に送信される。この後に、CPMサーバ120がこのセッション開設要請に対する応答メッセージを受信する場合に、CPMサーバ120は、この応答メッセージを処理するためにステップ1001に戻る。
ステップ1003で、この受信した応答メッセージがメディア付加要請を含むセッション変更要請に対する応答メッセージでない場合、すなわち、この受信した応答メッセージがメディア削除要請に対する応答メッセージである場合に、CPMサーバは、ステップ1017に進む。ステップ1017で、この受信した応答メッセージが受諾応答メッセージ(200 OK)である場合、すなわち、このセッション変更要請が受諾される場合に、CPMサーバは、ステップ1019に進み、この受諾された内容、すなわち、メディア削除がターゲットメディアセッションに反映されるようにこのターゲットメディアセッションを変更する。しかしながら、この受信した応答メッセージが拒絶応答メッセージである場合に、CPMサーバは、ステップ1021に進み、既存のセッションをそのまま保持する。ステップ1023で、CPMサーバは、CPMクライアント110からのセッション変更要請に対する応答メッセージを生成し、該応答メッセージをCPMクライアント110に返送する。
ステップ1005で、受信した応答メッセージが拒絶応答メッセージである場合に、CPMサーバは、ステップ1025に進む。ステップ1025で、この拒絶応答がIWFの属性によるものではない場合に、このセッション変更要請をリトライする必要がないので、CPMサーバは、ステップ1021に進み、既存のセッションをそのまま保持する。ステップ1026で、この拒絶応答がIWFの属性によるものである場合に、CPMサーバは、ステップ1026に進む。ステップ1026で、CPMサーバは、この拒絶応答がメディア付加要請に対する拒絶応答であるか又はメディアタイプ変更要請に対する拒絶応答であるかを判定する。メディア付加要請に対する拒絶応答の場合に、CPMサーバは、ステップ1011に進み、メディア付加要請メッセージ又はメディア開設メッセージを作成する。
しかしながら、この拒絶応答がメディアタイプ変更要請に対する拒絶応答である場合に、ステップ1011及びステップ1027が同時に実行される。すなわち、このメディアタイプ変更要請は、新たなメディアを付加し、前のメディアを削除するための要請である。しかしながら、この付加要請に対する新たなメディアがIWFによりサポートされないので、CPMサーバ120は、メディア付加要請及びメディア削除要請を個別に行わなければならない。したがって、ステップ1027で、CPMサーバは、メディア削除要請メッセージを生成し、これを対応するIWFに再送する。同時に、CPMサーバ120は、ステップ1011及び後続ステップに進み、このメディア付加要請を処理する。
B.メッセージボディー部分の修正が許容される場合
メッセージボディー部分の修正が許容されるプロキシモードで動作するIWFは、B2BUAモードで動作するISFと同一の方式で実質的に動作する。しかしながら、B2BUAモードで動作するISFがメッセージをIWFに伝達する前にメッセージのSDPボディーにメディアの宛先アドレス及びポートをIWFのものに設定する一方、B2BUAモードで動作するISFがメッセージボディーを修正することができないために、CPMサーバから受信したSDPボディーをそのまま送信するという点で異なる。ISFがB2BUAモードで動作する際に、セッションの開設及び修正を行う手順について後述する。
ISF:B2BUAモード
IWFがプロキシモードで動作する際に、CPMクライアントにより要請されたすべてのメディアを含む1つのセッションは、CPMクライアントとCPMサーバ間で開設され、幾つかのメディアセッションは、IWFがサポートするメディアタイプに従ってCPMサーバとIWF間で開設されることができる。したがって、1つのセッションは、CPMサーバで幾つかのメディアセッションに分岐する。
IWFがB2BUAモードで動作する際に、CPMクライアントにより要請されたすべてのメディアを含む1つのセッションは、CPMクライアントとCPMサーバ間だけではなく、CPMサーバとISF間で開設される。しかしながら、幾つかのメディアセッションは、IWFがサポートするメディアタイプに従ってISFとIWF間で開設されることができる。したがって、プロキシモードとは異なり、1つのセッションは、ISFで幾つかのメディアセッションに分岐する。
B2BUAモードでの各エンティティは、次のように動作する。
セッション開設又は変更要請メッセージを受信すると、CPMサーバは、インターワーキングが必要であるか否かを判定した後に、インターワーキングが必要な場合には、このセッション開設又は変更要請メッセージをISFに送信する。また、このセッション開設又は変更要請メッセージに対する応答メッセージをISFから受信すると、CPMサーバは、この応答メッセージをCPMクライアントに伝達する。
IWFは、プロキシモードでの動作と同一の方式で動作し、ISFは、プロキシモードでのCPMサーバの動作と実質的に同一の方式で動作する。
図15及び図16は、本発明の第5の実施形態に従ってISFがB2BUAモードで動作する際にセッションを開設する動作を説明するメッセージフロー図である。
ステップ1101で、CPMクライアント110は、第1のメディア及び第2のメディアを含むセッション開設要請メッセージ(INVITE)をCPMサーバ120に送信する。ステップ1103で、CPMサーバ120は、セッション開設のためのインターワーキングが必要であるか否かを判定する。ここで、受信側クライアントがnon−CPMクライアントであると仮定した状態であるから、インターワーキングが必要である。したがって、ステップ1105で、CPMサーバ120は、このセッション開設要請メッセージをISF130に送信する。
ステップ1107で、ISF130は、セッション開設に適合したIWFを選択する。図15及び図16は、第1のメディアをサポートする第1のIWF141を選択したものと仮定する。したがって、ステップ1109で、ISF130は、セッション開設要請メッセージを第1のIWF141に送信する。ステップ1111で、第1のIWF141は、このセッション開設要請に対する受諾応答メッセージ(200 OK)を返送する。この際に、第1のIWF141が第1のメディアをサポートし、他方、第2のメディアをサポートしないために、この受諾応答メッセージは、第2のメディアが第1のIWF141の属性、すなわち、第1のIWF141が特定のメディアをサポートしないために拒絶されることを示す内容を含む。ステップ1113で、第1のメディアを含むメディアセッションは、ISF130と第1のIWF141間で開設される。
ステップ1115で、ISF130は、この拒絶された第2のメディアに対してセッション開設要請のリトライが許容されるか否かをチェックする。ここでは、このセッション開設要請のリトライが許容されると仮定する。したがって、ステップ1117で、ISF130は、拒絶された第2のメディアに対するセッション開設要請メッセージを生成する。ステップ1119で、ISF130は、このセッション開設要請メッセージを送信するIWFとして第2のIWF142を選択した後に、ステップ1121で、このセッション開設要請メッセージを選択された第2のIWF142に送信する。
ステップ1123で、第2のIWF142は、受諾応答メッセージ(200 OK)を返送する。ステップ1125で、第2のメディアを含むメディアセッションは、ISF130と第2のIWF142間で開設される。ステップ1127で、ISF130は、ステップ1105で受信したセッション開設要請に対する応答メッセージを生成し、この応答メッセージをCPMサーバ120に返送する。この際に、この応答メッセージは、第1のメディア及び第2のメディアがすべて受諾されたことを示す内容を含む。ステップ1129で、第1のメディア及び第2のメディアを含むセッションは、CPMサーバ120とISF130間で開設される。ステップ1131で、CPMサーバ120は、ステップ1101で受信したセッション開設要請に対する応答メッセージを生成し、該応答メッセージをCPMクライアント110に返送する。この際に、この応答メッセージは、第1のメディア及び第2のメディアがすべて受諾されることを示す内容を含む。ステップ1133で、第1のメディア及び第2のメディアを含むセッションは、CPMクライアント110とCPMサーバ120間で開設される。
図21及び図22は、本発明の第5の実施形態に従ってISFがB2BUAモードで動作する際にセッションを開設する他の動作を説明するメッセージフロー図である。図5において、ISF130は、応答メッセージをそれぞれのIWFからすべて受信した後に、これを1つの応答メッセージに統合し、この1つの応答メッセージをCPMサーバ120に伝達した後に、最終的にセッションを開設する。これに反して、図21及び図22において、ISF130は、最初にインターワーキングを実行するIWF(第1のIWF)から受信した応答メッセージに基づいて、優先的にCPMサーバ120とセッションを開設する。その後に、受諾応答メッセージが二次的にインターワーキングを実行するIWF(第2のIWF)から受信される場合には、ISF130は、ISF130とCPMサーバ120間で、そして、CPMサーバ120とCPMクライアント110間で、第2のIWFにより追加で受諾されたメディアをすでに開設されたセッションに付加する。したがって、このような特性を除いては、図21及び図22での残りのステップは、図5のステップと同一である。
ステップ1401で、CPMクライアント110は、第1のメディア及び第2のメディアを含むセッション開設要請メッセージ(INVITE)をCPMサーバ120に送信する。ステップ1403で、CPMサーバ120は、セッション開設のためにインターワーキングが必要であるか否かを判定する。受信側クライアントがnon−CPMクライアントであると仮定するので、インターワーキングが必要である。したがって、ステップ1405で、CPMサーバ120は、このセッション開設要請メッセージをISF130に送信する。
ステップ1407で、ISF130は、受信側クライアントのプレファレンス及びプレゼンス、セッション開設が要請されたメディアタイプ、受信側クライアントが加入したサービス、サービスポリシーなどを含む情報に基づいて、セッション開設を実行するのに最も適合したIWFを選択する。ステップ1407で、ISF130が第1のIWF141を選択するものと仮定する。
ステップ1409で、ISF130は、セッション開設要請メッセージを第1のIWF141に送信する。ステップ1411で、第1のIWF141は、第1のメディアをサポートするため、このセッション開設要請に対する受諾応答メッセージとして“200 OK”を生成し返送する。ステップ1413で、受諾されたメディアに対するセッションは、ISF130と第1のIWF141間で開設される。ステップ1411で、第1のIWF141は、第1のメディアが受信側ユーザーにより受諾され、第1のIWF141によりメディアがサポートされないために、第2のメディアが自動で拒絶されることを示す内容をこの応答メッセージに含ませる。
ステップ1415で、ISF130は、この応答メッセージをCPMサーバ120に送信する。ステップ1417で、第1のメディアセッションは、CPMサーバ120と第1のIWF141間で開設される。ここで、ISF130がこの応答メッセージをCPMサーバ120に送信する時点は、ISF130の動作モードに従って変わり得る。言い換えれば、ISF130は、ステップ1429で送信される新規セッション開設要請に対する応答メッセージを受信するために所定の時間の間に待機するか、又は第1のIWF141から最初に応答メッセージを受信し次第、この応答メッセージをCPMサーバ120に送信してもよい。図21及び図22は、後者の場合を仮定する。前者の場合には、この新規セッション開設要請に対する応答メッセージが定められた時間の間に受信される場合に、ISF130は、図15及び図16の動作と同様に、これらの応答メッセージを統合した後に、最終的に、この応答メッセージをCPMサーバ120に送信する。この新規セッション開設要請に対する応答メッセージが定められた時間を過ぎて受信される場合に、ISF130は、まず、受信された応答メッセージをCPMサーバ120に送信することにより、受諾されたメディアに対してセッションを開設した後に、この新規セッション開設要請に対する応答メッセージの内容に従って開設されたセッションを修正するか又はそのまま保持する。
ステップ1419で、CPMサーバ120は、応答メッセージをCPMクライアント110に送信し、ステップ1421で、第1のメディアセッションは、CPMクライアント110とCPMサーバ120間で開設される。
ステップ1423で、ISF130は、第1のIWF141により自動で拒絶された第2のメディアに対してセッション開設要請のリトライが許容されるか否かをチェックした後に、許容される場合には、ISF130は、ステップ1425で、第2のメディアに対する新規セッション開設要請を作成し、ステップ1427で、新規セッション開設要請を処理するのに最も適合したIWFを選択する。ここで、ISF130が第2のメディアタイプをサポートする第2のIWF142を選択すると仮定する。ステップ1429で、ISF130は、新規セッション開設要請を第2のIWF142に送信する。
ステップ1431で、第2のIWF142は、受諾応答メッセージとして“200 OK”をISF130に送信する。ステップ1433で、第2のメディアセッションは、ISF130と第2のIWF142間で開設される。
ステップ1435で、ISF130は、セッション変更要請をCPMサーバ120に送信する。ステップ1435でのセッション変更要請は、CPMサーバ120とISF130間で開設された第1のメディアセッションに第2のメディアを付加するための要請である。
ステップ1437で、CPMサーバ120は、セッション変更要請をCPMクライアント110に送信する。ステップ1437でのセッション変更要請は、CPMクライアント110とCPMサーバ120間で開設された第1のメディアセッションに第2のメディアを付加するための要請である。
ステップ1439で、CPMクライアント110は、セッション変更要請に対する応答メッセージとして“200 OK”をCPMサーバ120に送信する。ステップ1441で、CPMクライアント110とCPMサーバ120間のセッションは、第1のメディア及び第2のメディアを含むように変更される。また、ステップ1443で、CPMサーバ120は、“200 OK”をISF130に送信する。その後に、ステップ1445で、CPMサーバ120とISF130間のセッションは、第1のメディア及び第2のメディアを含むように変更される
一方、本発明の第5の実施形態に従ってISFがセッション開設要請を処理するための図15及び図16の動作は、図6で説明したように、CPMサーバの動作と同一である。しかしながら、B2BUAモードにおいて、図6の動作は、ISFにより実行され、したがって、図6のステップ513及びステップ509は、次のように変更されなければならない。すなわち、ステップ509は、“セッション開設要請に対する応答メッセージを生成し、これをCPMサーバに返送する。”に変更されなければならず、ステップ513は、ステップ511で生成したセッション開設要請メッセージを処理するのに最も適合したIWFを選択し、このセッション開設要請メッセージを選択されたIWFに送信する。
図17及び図18は、本発明の第6の実施形態に従ってISFがB2BUAモードで動作する際に特定のメディアタイプを変更することによりすでに開設されたセッションを変更する動作を説明するメッセージフロー図である。すなわち、図17及び図18は、新規メディア、すなわち、第3のメディア及び第4のメディアが図15及び図16ですでに開設された第1のメディア及び第2のメディアを含むセッションに付加される同時に、第2のメディアがセッションから削除される状況を仮定する。
ステップ1201で、CPMクライアント110は、第3のメディア及び第4のメディアをすでに開設されたセッションに付加し、第2のメディアをこのセッションから削除するためのセッション変更要請メッセージをCPMサーバ120に送信する。
この際に、このセッション変更要請メッセージは、第1のメディア、第3のメディア、及び第4のメディアに対するSDPパラメータを含む。ステップ1203で、CPMサーバ120は、この受信したセッション変更要請メッセージをISF130に伝達する。
ステップ1205で、ISF130は、このセッション変更要請に対するターゲットセッションとして第2のメディアセッションを選択する。ステップ1207で、ISF130は、第2のメディアセッションに適合したセッション変更要請メッセージを生成し、該セッション変更要請メッセージを第2のIWF142に送信する。ステップ1207でのセッション変更要請メッセージは、第3のメディア及び第4のメディアに対するSDPパラメータを含む。ステップ1209で、第2のIWF142は、第3のメディア及び第4のメディアをサポートしないために拒絶応答メッセージを返送する。
ステップ1211で、ISF130は、第2のメディアセッションから第2のメディアを削除するための要請を第2のIWF142に再送信する。この際に、第2のメディアセッションは、第2のメディア以外のメディアを現在含んでいないので、ISF130は、第2のメディアセッションに対するセッション終了要請メッセージ(BYE)を第2のIWF142に送信する。
ステップ1213で、第2のIWF142は、セッション終了要請に対する受諾応答メッセージを返送する。ステップ1215で、ISF130と第2のIWF142間の第2のメディアセッションが終了する。
ステップ1217で、ISF130は、まだメディア付加要請がなされていない第1のメディアセッションにこの拒絶された第3のメディア及び第4のメディアを付加するためのメディア付加要請メッセージを生成した後に、ステップ1219で、この生成したメディア付加要請メッセージを第1のIWF141に送信する。この際に、このメディア付加要請メッセージは、第1のメディア、第3のメディア、及び第4のメディアに対するSDPパラメータを含む。
第1のメディア及び第4のメディアが第1のIWF141によりサポートされ、他方、第3のメディアが第1のIWF141によりサポートされないために、第1のIWF141が、第1のメディア及び第4のメディアは受諾するが、第3のメディアは拒絶する。したがって、ステップ1221で、第1のIWF141は、このような内容を含む応答メッセージを返送する。すなわち、この応答メッセージは、第3のメディアが第1のIWF141の属性により拒絶されることを示す情報を含む。ステップ1223で、第1のメディア及び第4のメディアが受諾されるので、第1のメディアセッションは、第1のメディア及び第4のメディアを含むように変更される。
ステップ1225で、ISF130は、この拒絶された第3のメディアに対するセッション開設要請メッセージをさらに生成する。この生成したセッション開設要請メッセージのインターワーキングのために、ステップ1227で、ISF130は、第3のIWF143を選択し、ステップ1225で生成したセッション開設要請メッセージを第3のIWF143に伝達する。ステップ1231で、第3のIWF143は、セッション開設要請に対する受諾応答メッセージを生成し返送する。ステップ1233で、第3のメディアセッションは、ISF130と第3のIWF143間で開設される。
ステップ1235で、ISF130は、ステップ1203で受信したセッション変更要請に対する受諾応答メッセージを生成し、この受諾応答メッセージをCPMサーバ120に返送する。ステップ1235での応答メッセージは、すべての要請が受諾されることを示す内容を含む。この後に、ステップ1237で、CPMサーバ120とISF130間のセッションは、第1のメディア、第3のメディア、及び第4のメディアを含むように変更される。
ステップ1239で、CPMサーバ120は、ステップ1201で受信したセッション変更要請に対する受諾応答メッセージを生成し、この受諾応答メッセージをCPMクライアント110に返送する。ステップ1239での応答メッセージは、すべての要請が受諾されたことを示す内容を含む。ステップ1241で、CPMクライアント110とCPMサーバ120間のセッションは、第1のメディア、第3のメディア、及び第4のメディアを含むように変更される。
図17及び図18の動作において、ステップ1207乃至ステップ1217は、ISF130の実現に従って変更され得る。言い換えれば、ISF130は、第2のメディアセッションに対するメディア削除要請(Re−INVITE)又はセッション終了要請(BYE)を送信する同時に、第3のメディア及び第4のメディアに対するセッション開設要請(INVITE)を対応するメディアをサポートするIWFに送信することができる。これは、ISF130がそれぞれのIWFによりサポートされるメディアタイプをすでに知っているために可能である。
一方、本発明の第6の実施形態に従ってセッション変更要請を処理するためのISFの動作は、図13及び図14で説明したようなCPMサーバの動作と同一である。しかしながら、ステップ1031は、次のように変更される。図13及び図14でのプロキシモードの場合には、CPMサーバは、インターワーキングが必要であるか否かに従ってステップ1033又はステップ1035に進み、このセッション開設要請メッセージをISF又は受信側クライアントのアドレスに送信する。しかしながら、B2BUAモードにおいて、インターワーキングが必要であるか否かがCPMサーバにより判定されるので、B2BUAモードでのステップ1031は、“ステップ1029で生成したセッション開設要請メッセージの処理に最も適合したIWFを選択し、このセッション開設要請メッセージをこの選択したIWFに送信する。”に変更されなければならない。また、不必要なステップ1033及びステップ1035は削除され、この後に、ISFは、このセッション開設要請メッセージに対する応答メッセージを処理するためにステップ501に戻る。
以上、本発明を具体的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく様々な変更が可能であるということは、当業者には明らかであり、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるべきではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるべきである。
110 CPMクライアント
111 non−CPMクライアント
120 CPMサーバ
130 ISF
140 IWF
160 non−CPMサーバ

Claims (10)

  1. 統合インターネットプロトコル(IP)メッセージング(CPM)サービスに加入した第1のクライアントと前記CPMサービスに加入しない第2のクライアント間のCPMセッションをサポートするためのCPMサーバのセッション制御方法であって、
    前記CPMセッションが前記CPMサーバ及びインターワーキング遂行部(IWF)を通して前記第1のクライアントと前記第2のクライアント間で開設された後に、特定のメディアを含むセッション変更要請メッセージを前記第1のクライアントから受信するステップと、
    前記特定のメディアを含むセッション変更要請メッセージを前記開設されたCPMセッションを通して前記インターワーキング遂行部に送信するステップと、
    前記特定のメディアを含むセッション変更要請メッセージに対する拒絶の理由を含む応答メッセージを前記インターワーキング遂行部から受信するステップと
    を有することを特徴とするCPMサーバのセッション制御方法。
  2. 前記応答メッセージに含まれた拒絶の理由が、前記特定のメディアが前記IWFによりサポートされないものである場合に、前記拒絶された特定のメディアに対するセッション要請をインターワーキング選択部(ISF)に送信するステップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載のCPMサーバのセッション制御方法。
  3. 統合インターネットプロトコル(IP)メッセージング(CPM)サービスに加入した第1のクライアントと前記CPMサービスに加入しない第2のクライアント間のCPMセッションをサポートするためのインターワーキング遂行部(IWF)のセッション制御方法であって、
    前記CPMセッションが前記CPMサーバ及び前記インターワーキング遂行部を通して前記第1のクライアントと前記第2のクライアント間で開設された後に、特定のメディアを含むセッション変更要請メッセージを前記CPMサーバを通して前記第1のクライアントから受信するステップと、
    前記特定のメディアが前記インターワーキング遂行部によりサポートされない場合に、前記特定のメディアが前記インターワーキング遂行部によりサポートされないとの拒絶の理由を含む応答メッセージを前記CPMサーバに送信するステップと
    を有することを特徴とするインターワーキング遂行部のセッション制御方法。
  4. 統合インターネットプロトコル(IP)メッセージング(CPM)サービスに加入した第1のクライアントと前記CPMサービスに加入しない第2のクライアント間のCPMセッションをサポートするためのインターワーキング装置であって、
    少なくとも1つのメディアのそれぞれをサポートし、インターワーキング遂行部(IWF)によりサポートされないメディアに対するインターワーキング要請を受信する場合に、対応するメディアが前記インターワーキング遂行部によりサポートされないとの拒絶の理由を生成する少なくとも1つのインターワーキング遂行部と、
    前記CPMセッションが前記CPMサーバ及び前記インターワーキング遂行部を通して前記第1のクライアントと前記第2のクライアント間で開設された後に、特定のメディアを含むセッション変更要請メッセージを前記CPMサーバを通して前記第1のクライアントから受信した場合、前記特定のメディアのインターワーキングを担当するエンティティを前記少なくとも1つのインターワーキング遂行部の中から選択するインターワーキング選択部(ISF)と
    を有することを特徴とするインターワーキング装置。
  5. 前記特定のメディアが前記インターワーキング遂行部によりサポートされないとの拒絶の理由を前記インターワーキング遂行部から受信する場合、前記インターワーキング選択部に前記特定のメディアのインターワーキングを担当するエンティティを再選択することを指示する制御部をさらに有することを特徴とする請求項4に記載のインターワーキング装置。
  6. 統合インターネットプロトコル(IP)メッセージング(CPM)サービスに加入した第1のクライアントと前記CPMサービスに加入しない第2のクライアント間のCPMセッションをサポートするためのCPMサーバのセッション制御方法であって、
    特定のメディアを含むセッション開設メッセージを第1のクライアントから受信するステップと、
    前記特定のメディアを含むセッション開設メッセージをインターワーキング選択部(ISF)を通してインターワーキング遂行部(IWF)に送信するステップと、
    前記インターワーキング選択部を通して前記セッション開設メッセージに対する拒絶の理由を含む応答メッセージを前記インターワーキング遂行部から受信するステップと
    を有することを特徴とするCPMサーバのセッション制御方法。
  7. 前記拒絶の理由が、前記インターワーキング遂行部により前記特定のメディアがサポートされないものである場合に、前記特定のメディアを含むセッション開設メッセージを前記インターワーキング選択部に再送信するステップをさらに有することを特徴とする請求項6に記載のCPMサーバのセッション制御方法。
  8. 統合インターネットプロトコル(IP)メッセージング(CPM)サービスに加入した第1のクライアントと前記CPMサービスに加入しない第2のクライアント間のCPMセッションをサポートするためのインターワーキング遂行部(IWF)のセッション制御方法であって、
    特定のメディアを含むセッション開設要請メッセージを前記CPMサーバを通して前記第1のクライアントから受信するステップと、
    前記特定のメディアが前記インターワーキング遂行部によりサポートされない場合に、前記特定のメディアが前記インターワーキング遂行部によりサポートされないとの拒絶の理由を含む応答メッセージを前記CPMサーバに送信するステップと
    を有することを特徴とするインターワーキング遂行部のセッション制御方法。
  9. 統合インターネットプロトコル(IP)メッセージング(CPM)サービスに加入した第1のクライアントと前記CPMサービスに加入しない第2のクライアント間のCPMセッションをサポートするためのインターワーキング装置であって、
    少なくとも1つのメディアのそれぞれをサポートし、インターワーキング遂行部(IWF)によりサポートされないメディアに対するインターワーキング要請を受信する場合に、対応するメディアが前記インターワーキング遂行部によりサポートされないとの拒絶の理由を生成する少なくとも1つのインターワーキング遂行部と、
    前記特定のメディアを含むセッション開設要請メッセージを前記CPMサーバを通して前記第1のクライアントから受信した場合に、前記特定のメディアのインターワーキングを担当するエンティティを前記少なくとも1つのインターワーキング遂行部の中から選択するインターワーキング選択部(ISF)と
    を有することを特徴とするインターワーキング装置。
  10. 前記特定のメディアが前記インターワーキング遂行部によりサポートされないとの拒絶の理由を前記インターワーキング遂行部から受信した場合に、前記インターワーキング選択部に前記特定のメディアのインターワーキングを担当するエンティティを再選択することを指示する制御部をさらに有することを特徴とする請求項9に記載のインターワーキング装置。
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