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選択された球面収差特性を有する眼科用トーリックレンズ
本発明は、眼科用トーリックレンズに関し、さらに具体的には、選択された球面収差特性を有する眼科用トーリックレンズに関する。
オプティカルゾーンにトーリック面を有する眼科用レンズ(通常、「眼科用トーリックレンズ」と称される)は、乱視に関連する屈折異常を修正するために用いられる。例えば、このようなトーリックレンズは、眼鏡、コンタクト・レンズ、眼内レンズ(IOL)、角膜インレーまたは角膜アンレーとして構成されうる。
このようなレンズにおいて、オプティカルゾーンは、角膜および/または水晶体における乱視を相殺するための円筒補正を提供する。レンズのオプティカルゾーンは、最大光屈折力の頂点および最小光屈折力の頂点を有する。補正が必要な乱視は、通常、近視(近眼)または遠視(遠眼)などの他の屈折異常と関係していることから、眼科用トーリックレンズは、一般に、近視性乱視または遠視性乱視を補正するための球面屈折力で規定される。トーリック・オプティカルゾーンは、水晶体後表面(「背面トーリックレンズ」を達成)または水晶体前表面(「前面トーリックレンズ」を形成)のいずれかの上に形成されうる。
眼科用トーリックレンズは、対応する安定化構造(例えば、眼鏡のフレーム、コンタクト・レンズのバラストまたはIOLの支持部)によって決定される、トーリック面の円柱軸の選択された配向を有するように製造される。前記配向は、本明細書ではオフセットと称される。例えば、この関係は、円柱軸がレンズの垂直軸から離れる角度の度数として表すことができる。眼科用トーリックレンズの処方は、一般に、0度〜180度の範囲にわたり、5または10度の増加で提供されるトーリックレンズを用いて、オフセットを指定する。
要約すれば、光学補正を決定するために、眼科用トーリックレンズの処方は、典型的には、球面屈折力、円筒補正およびオフセットを指定する。加えて、眼科用レンズの処方は、全体的なレンズの直径、ならびにさまざまな他の適合パラメータを指定しうる。例えば、コンタクト・レンズの場合は、ベースカーブも指定されうる。
すべての眼科用レンズなどの眼科用トーリックレンズは、球面収差の量によって特徴付けることができる。球対称なレンズとは異なり、眼科用トーリックレンズは、第1の頂点に沿った球面収差特性を有し、これは、第2の頂点に沿った球面収差特性とは異なっている。
Altmannによって2005年2月11日に出願され、本願と同一の出願人に譲渡された米国特許出願公開第11/057,278号明細書に記載されるように、球対称な(例えば非トーリック)レンズは、固有の球面収差を有しないことが望ましい。言い換えれば、平面波面(例えば、光学的に無限遠の距離における物体に由来する)が、レンズによって屈折されて、像面において、はっきりした焦点を結ぶ。球面収差を有しないレンズは、典型的には視覚系におけるレンズに起こる、視軸からのレンズのずれまたは偏心の量が、コマまたは乱視などの非対称の収差を生じさせないという点において、有利である。
本発明の態様は、トーリック(すなわち回転非対称の)眼科用レンズにおけるゼロの球面収差の達成を対象とする。他の本発明の態様は、たとえ、眼科用トーリックレンズの所定の開口部(例えば、直径5mmの円形開口)の球面収差がゼロまたは実質的にゼロに等しい場合であっても、同一のレンズの小さい開口部(例えば、直径3mmの円形開口)の球面収差はゼロでない場合があるという出願人の発見を利用する。したがって、本発明の態様に従った眼科用トーリックレンズは、第1の比較的大きい開口部についてのゼロの球面収差、および、第2の比較的小さい開口部についてのゼロの球面収差を有する。
本発明のある態様は、第1の直径を有する第1の円形開口についての実質的にゼロの球面収差および第2の直径を有する第2の円形開口についての実質的にゼロの球面収差を有する眼科用トーリックレンズを対象とし、前記第1の直径は少なくとも4mmであり、前記第2の直径は少なくとも3mmであり、前記第1の直径は前記第2の直径より少なくとも0.5mm大きい。
一部の実施の形態では、前記第1の開口部と前記第2の開口部との実質的にゼロの球面収差は、546nmの光で達成される。一部の実施の形態では、前記第1の直径は少なくとも4.5mmであり、前記第2の直径は少なくとも3.5mmである。一部の実施の形態では、第1の開口部および第2の開口部は、共に、波の10分の1未満の大きさの球面収差を有する(すなわち、波の正の10分の1〜 波の負の10分の1の範囲)。
一部の実施の形態では、レンズは、後部オプティカルゾーンおよび前部オプティカルゾーンを有し、前記後部オプティカルゾーンおよび前記前部オプティカルゾーンのうち少なくとも1つがトーリックであり、前記トーリックレンズのオプティカルゾーンは両面非球面である。一部の実施の形態では、トーリックレンズのオプティカルゾーンの少なくとも1つの頂点は、偶数の非球面項(spheric terms)を含む。トーリックレンズのオプティカルゾーンの頂点の少なくとも1つは、偶数の非球面項のみを含みうる。
一部の実施の形態では、レンズは眼内レンズである。一部の実施の形態では、レンズはコンタクト・レンズである。
本発明の別の態様は、第1のトーリック面、および第2の表面を含む眼科用レンズを対象とし、前記第1の表面および前記第2の表面のうち少なくとも1つは、頂点において非球面であり、レンズは、4mm未満のすべての円形のオプティカルゾーンの直径について実質的にゼロの球面収差を有する。
一部の実施の形態では、実質的にゼロの球面収差は、546nmの光で達成される。一部の実施の形態では、レンズは、4.5mm未満のすべての円形のオプティカルゾーンの直径について、実質的にゼロの球面収差を有する。一部の実施の形態では、レンズは、5.0mm未満のすべての円形のオプティカルゾーンの直径について、実質的にゼロの球面収差を有する。一部の実施の形態では、球面収差は、4mm未満のすべての円形のオプティカルゾーンの直径について、波の20分の1の大きさを有する。
一部の実施の形態では、非球面の頂点は、トーリック面の頂点である。一部の実施の形態では、非球面の頂点は、回転対称表面の頂点である。
一部の実施の形態では、トーリック面は両面非球面である。
一部の実施の形態では、トーリック面の少なくとも1つの頂点は、偶数の非球面項を含む。一部の実施の形態では、トーリック面は、偶数の非球面項のみを含む。
一部の実施の形態では、レンズは眼内レンズである。一部の実施の形態では、レンズはコンタクト・レンズである。
さらに本発明の別の態様は、一連の眼科用レンズを対象とし、各レンズは、前記一連の眼科用レンズにおける他のレンズと同一の球面屈折力、および特有のシリンドリカルパワーを有する。一連の眼科用レンズにおける各レンズは、(i)第1のトーリック面、および(ii)第2の表面を含む。レンズが4mm未満のすべての円形のオプティカルゾーンの直径について実質的にゼロの球面収差を有するように、第1の表面および第2の表面のうち少なくとも1つは、頂点において非球面である。一連の眼科用レンズにおけるレンズは、上述の任意のレンズと同様に構成されうる。
本明細書に記載される寸法とは、完成したレンズの寸法のことをいう。例えば、レンズは十分に硬化される、および/または、レンズは十分に水和される。
コンタクト・レンズの実施の形態において、「有効なベース曲率」という用語は、周辺部を含めたレンズ光学部の全後部表面にわたって計算した、後部表面の曲率の平均半径を意味するように規定される。
本明細書では「実質的にゼロの球面収差」という用語は、可視帯における、波の正の10分の1負の10分の1長さ(すなわち、波の10分の1の大きさ)の範囲を意味する。実質的にゼロの収差は、ヒトの眼が最も高い感度を有するおおよその波長である、546nmの光に生じることが典型的には有利であることが認識されよう。しかしながら、実質的にゼロの球面収差は、可視帯(400〜700nm)における任意の適切な波長、または全可視帯について達成されて差し支えない。
本発明の実例となる、非限定的な実施の形態は、例として、添付の図面に関連して説明され、ここで、同一の参照番号は、異なる図における同一または同様の構成要素を指定するのに用いられる。
本発明の態様に従ったレンズの平面図。 線1B−1Bに沿って切り取った図1Aのレンズの概略的断面図。 線1C−1Cに沿って切り取った図1Aのレンズの第2の概略的断面図。 本発明の態様にしたがったレンズのコンタクト・レンズの実施の形態の一例の概略的断面図。
上記のように、本発明の態様は、眼科用トーリックレンズの所定の開口部(例えば、5mmの円形開口)の球面収差はゼロまたは実質的にゼロに等しくなりうるが、同一のレンズの、より小さい開口部(例えば、3mm 円形開口)の球面収差はゼロではない場合がありうるという出願人の発見を利用する。この思いがけない事象は、トーリックレンズの比較的複雑な形状に起因して生じる。本発明の態様にしたがった眼科用トーリックレンズは、第1の比較的大きい開口部についてのゼロの球面収差、および比較的小さい開口部についてのゼロの球面収差を提供するように選択された非球面の表面を有する。
図1A〜1Cは、本発明の態様に従った眼科用トーリックレンズ1の一例となる実施の形態の概略図である。例証される実施の形態では、後部表面3の後部中央ゾーン11(本明細書では後部オプティカルゾーンとも称される)は、トーリックである。後部中央ゾーンは、後部表面の光学的に補正された部分である。後部表面3は、中央ゾーン11を取り囲む周辺ゾーン12を含む。一部の実施の形態では、混合領域2は、中央ゾーン11と周辺ゾーン12の間に存在する。混合領域は、中央ゾーンが周辺ゾーン12に直接隣接した場合に生じるであろう移行よりも、中央ゾーン11から周辺ゾーン12へのさらに段階的な移行を提供する、非光学的に補正された領域である。
図1Bに例証するように、眼科用トーリックレンズ1の前部表面4の中央ゾーン21は、球面屈折力を有する。前部表面4は、中央ゾーン21を取り囲む、少なくとも1つの周辺曲線22を含む。中央ゾーン21は、中央ゾーン11と組み合わせて、視力について適切に補正された画像を生じるように適合される。
例証される実施の形態において、眼科用トーリックレンズ1の後部表面3の中央ゾーン11は、両面非球面である。すなわち、表面は、トーリック面の最大光屈折力の頂点および最小光屈折力の頂点のそれぞれに非球面項が存在するように構成される。非球面項は、頂点間の領域において一体化され、従来技術を使用して滑らかな表面を形成する。本発明の態様によれば、レンズは、4mm未満のすべてのオプティカルゾーンの直径について、実質的にゼロの球面収差を有する。これらのオプティカルゾーンは、典型的には光学軸OAの中央に位置しているが、必ずしもそうである必要はない。
一部の事例では、すべての直径について適切な球面収差が達成されたことの確認は、円形開口の球面収差を測定することによって行うことができ(レンズの光学軸の中央に位置する)、開口部は、最大直径と最小直径の間の直径を有する。例えば、5mmの最大直径を有するレンズでは、適切な球面収差がすべての直径について達成されたことの確認は、直径5mmの円形開口、直径4mmの円形開口および直径3mmの円形開口について球面収差を測定し、実質的にゼロの球面収差がそれぞれについて達成されていることを確認することによって行うことができる。適切な球面収差性能の確認は、設計ソフトウェアを使用して、および/または、製造後に計測技術を使用して、レンズを設計する間に行うことができる。一部の事例では、これらのレンズについて、適切な球面収差がすべての直径について達成されることの確認は、直径5mmの円形開口、直径4.5mmの円形開口、直径4mmの円形開口、直径3.5mmの円形開口、および直径3mmの円形開口の球面収差を測定し、実質的にゼロの球面収差が各開口部について達成されたことを確認することによって、行うことができる。典型的な環境下では、3mm未満の開口部直径について、レンズは近軸領域において実用的に動作し、球面収差は無視できるほど小さい。
典型的には、レンズは、546ナノメートル(nm)(すなわち、明所視条件における最大感度のおおよその波長)の光について実質的にゼロの球面収差を有するように規定される。しかしながら、レンズは、波長または、可視帯内(すなわち、約400〜800nm)の任意の適切な波長における帯域幅で、設計されうる。典型的には、球面収差は、(選択された波長の)正の10分の1の波〜負の10分の1の波の範囲であることが有利である。一部の実施の形態では、球面収差は、正の15分の1の波〜負の15分の1の波の範囲、または正の25分の1の波〜負の25分の1の波の範囲である。
例えば、両面非球面の表面は、双円錐となるように選択されうる(すなわち、式1に示す円錐項は、最大光屈折力および最小光屈折力の各頂点について選択される)。あるいは、両面非球面の表面は、円錐および式2に示す偶数の非球面項、または任意の他の適切な非球面の構造(例えば偶数の非球面項のみなど)を含むように選択することができ、
Figure 2012504785
ここで、zconicは円錐表面のたるみであり;cは前記表面の曲率であり;kは円錐定数であり;rは動径座標である。k=0の場合、表面は球面になるであろう。
Figure 2012504785
ここで、各αnは所定の多項式の項に対応する係数の項である。
式2は、円錐の項および偶数の多項式の項を含むことが認識されよう。式1および2のそれぞれにおいてz(r)(すなわち、たるみ)は、トーリック面のxおよびyの関数として変化するであろうことも認識されよう。偶数の非球面項を含む本発明の実施の形態では、αn項の少なくとも1つはゼロではない。αn項の数は、ゼロではないが、選択された性能を達成するのに必要最小限になり、各αnの大きさが可能な限り小さくなるように選択されることが、典型的には望ましいことが理解されよう。前記項の数および大きさをそのように調整することにより、感度の分散は低減され、レンズの製造可能性および検査は簡易化されうる。
一部の実施の形態では、レンズは、偶数の非球面項のみを有する表面を含むことも理解されよう。さらには、偶数の多項式項は、レンズの選択された収差性能を達成するのに必要なすべてでありうるが、一部の実施の形態では、奇数の多項式項を加えてもよいことが認識されるべきである。例えば、奇数の非球面項は、分散が起こりうるコンタクト・レンズの実施の形態と共に適切に用いられうる。
例証される実施の形態において、後部表面3は、両面非球面のトーリック面であり、表面が適切な球面の屈折力を提供するように、基本的な球面の形状と組み合わされる。前部中央ゾーン21の曲率は、前部中央ゾーン21が、後部中央ゾーン11と組み合わされて、レンズの所望の球面屈折力を提供するように選択される。
例証される実施の形態において、レンズは、5mm未満のすべてのオプティカルゾーンの直径について実質的にゼロの球面収差を達成するように、後部表面上(すなわち、トーリック面上)の両面非球面の表面を用いて設定され;前部表面は球面状である。トーリック面が後部表面に位置する他の実施の形態では、両面非球面の表面は、前部表面上にのみ位置しうる。両面非球面の表面がトーリック面と反対の表面にのみ位置する場合には、レンズは2つの非球面の表面を有することが認識されよう。一部の実施の形態では、これらの構造は、例えば、2つの複雑な表面を有することに関連する、製造の複雑さの理由から、望ましくないであろう。
例証したレンズは、本発明の態様に従ったトーリックの後部表面を有するが、前部および/または後部表面もトーリックでありうることが認識されるべきである。
一部の実施の形態では、トーリック面および非トーリック面は共に、非球面の構成要素を有する。一部の実施の形態では、非トーリック面は、1つの頂点において実質的にゼロの球面収差を提供するように選択することができ、非球面項は、最大光屈折力の頂点および最小光屈折力の頂点の両方において表面が一体化されて、実質的にゼロの球面収差を達成するように、トーリック面上のもう一方の頂点に提供することができる。一部の実施の形態では、非球面の構成要素は非トーリック面の第1の頂点にのみ提供され、トーリック面の第2の頂点は球面状である。これらの実施の形態では、非球面と、球面の表面の曲率の組合せは、第1の頂点において、適切なオプティカルゾーンの直径について、実質的にゼロの球面収差を達成し;トーリック面の第2の頂点における球面の曲率と、第2の頂点における球面の表面の曲率の組合せは、第2の頂点における、すべての適切なオプティカルゾーンの直径について、実質的にゼロの球面収差を達成する。
本発明の態様に従ったレンズの追加の態様は、第1の直径を有する第1の開口部の実質的にゼロの球面収差および第2の直径を有する第2の開口部の実質的にゼロの球面収差によって特徴付けられる、眼科用トーリックレンズを対象とする。これらの態様によれば、第1の直径は少なくとも4mmであり、第2の直径は少なくとも3mmである。また、これらの態様によれば、第1の直径は第2の直径より少なくとも0.5mm大きい。一部の実施の形態では、第1の直径は少なくとも4.5mmであり、第2の直径は少なくとも3.5mmである。これらの実施の形態では、第1の直径は第2の直径より少なくとも0.5mm大きい。一部の実施の形態では、第1の直径は少なくとも5mmであり、第2の直径は少なくとも4mmである。これらの実施の形態では、第1の直径は第2の直径より少なくとも0.5mm大きい。
図2は、本発明の態様に従ったトーリック・コンタクト・レンズ200の実施の形態の一例を概略的に例証している。例証される実施の形態において、後部表面203の中央ゾーン211(本明細書では後部オプティカルゾーンとも称される)は円環状のレンズ/トーリックである、すなわち、このゾーンは、所望の円筒補正を提供する表面を有し、球面屈折力を含みうる。後部表面203は、中心トーリックゾーン211を取り囲む、周辺領域212を備えている。
コンタクト・レンズ 実施の形態では、周辺領域を含めた周辺表面は、眼の表面に適合するように構成される。混合領域213は、周辺領域212と中心トーリックゾーン211との間に配置されうる。混合領域は、中心トーリックゾーンが周辺領域212に直接隣接した場合に生じるであろう移行よりも、中心トーリックゾーン211から周辺領域212までさらに段階的な移行を提供する、非光学的に補正された領域である。これらの混合領域は、装着者の快適性を改善するために加えられて差し支えない。
レンズ200の前部表面204の中央ゾーン221は球面である。中央ゾーン221の曲率は、中央ゾーン221が、中央ゾーン211と共に、レンズの所望の球面屈折力を提供するように選択される。前部表面204は、中央ゾーン221を取り囲む少なくとも1つの周辺曲線222を備えている。例証するレンズは、本発明の態様に従って、上述のようなトーリックの後部表面を有するが、前部および/または後部表面はトーリックであって差し支えないことが認識されるべきである。また上述のように、適切な球面収差の補正を達成するために、1つ以上の非球面項が前部および/または後部表面に加えられうる。
また、上述のように、トーリック・コンタクト・レンズには、レンズが眼における所望の回転配向を維持するように、安定化構造が備わっている。例えば、レンズ200は、プリズムバラスト225を含んでもよく、ここで、周辺部224は、レンズ周辺部のバラスト225を含む、対向する周辺部とは異なる厚さを有する(このタイプのトーリックレンズを眼に入れると、プリズムバラストが下方に配置されることから、バラスト225は、レンズの「底」部になる)。バラストは、本明細書では「バラスト軸」と称される軸に対して配向される。上述のように、眼科用トーリックレンズの処方は、選択角度によって、トーリックゾーンの円柱軸からのバラスト軸のオフセットを定義する。「オフセット」という用語は、円柱軸がバラスト軸と一致するレンズを説明する、0度または180度の角度も含む。
本発明の態様に従った、球面収差の補正を有するレンズのセットは、有用であろう。例えば、このようなセットは、一連の眼科用レンズを含んで差し支えなく、各レンズは前記一連の眼科用レンズにおける他のレンズと同一の球面屈折力、および特有のシリンドリカルパワーを有する。このようなセットにおける各レンズは、(i)第1のトーリック面、および(ii)第2の表面を含んでもよく;第1の表面および第2の表面のうち少なくとも1つは、頂点において非球面である。一部のこのような実施の形態では、これらのレンズは、4mm未満のすべての円形のオプティカルゾーンの直径について、実質的にゼロの球面収差を有するように構成される。
セットの他のこれらの実施の形態では、これらのレンズは、第1の直径を有する第1の円形開口の実質的にゼロの球面収差および第2の直径を有する第2の円形開口の実質的にゼロの球面収差を有するように構成される。これらの実施の形態では、第1の直径は少なくとも4mmであり、第2の直径は少なくとも3mmであり、前記第1の直径は前記第2の直径より少なくとも0.5mm大きい。
次の光学的処方は、本発明の態様に従ったレンズの実施例を提供する。例証の目的で、下記の実施例には20ジオプターのレンズが用いられ;任意の適切な光屈折力を使用して差し支えない。すべての結果は、Zemax光学設計ソフトウェア、バージョン2007年1月22日を使用してコンピューター計算される。Zemax設計ソフトウェアは、米国ワシントン州ベルビュー所在のZemax Development Corporationから市販されている。
実施例1
表1は、各レンズが20ジオプターの球面屈折力を有し、各レンズが特有のシリンドリカルパワーを有する本発明の態様に従った一連のレンズの例を例証している。レンズのシリンドリカルパワーは後部表面に提供される。レンズの各表面は、最大光屈折力の頂点についての適切な円錐定数および最小光屈折力の頂点についての適切な円錐定数を有する。表2に示すように、各レンズについて、3mm、4mmおよび5mmの直径を有する開口部では、それぞれ、546ナノメートルにおける球面収差は実質的にゼロに等しい。
Figure 2012504785
Figure 2012504785
実施例2
表3は、レンズが20ジオプターの球面屈折力を有し、2.00ジオプターのシリンドリカルパワーを有する本発明の態様に従ったレンズの例を例証している。シリンドリカルパワーは後部表面に提供される。レンズの前部表面は、最大光屈折力の頂点および最小光屈折力の頂点について、偶数の非球面項(α)および適切な円錐定数の項(k)を有する。表4に示すように、3mm、4mmおよび5mmの直径を有する開口部では、それぞれ、546ナノメートルにおける球面収差は実質的にゼロに等しい。
Figure 2012504785
Figure 2012504785
実施例3
表5は、本発明の態様に従った一連のレンズの一例を示しており、ここで、各レンズは、20ジオプターの球面屈折力および2ジオプターのシリンドリカルパワーを有する。表6に示すように、各レンズについて、それぞれ、3mm、4mmおよび5mmの直径を有する開口部では、球面収差は、546ナノメートルにおいて実質的にゼロに等しい。表5および6は、(i)回転対称の(すなわち、非トーリック)表面、(ii)トーリック面の最も大きい光屈折力の頂点、および(iii)トーリック面の最も小さい光屈折力の頂点のうち1つ以上について、非球面項(例えば、円錐項)を選択することによって、レンズを、適切な球面収差性能を有するように設計することができる。表5の第1のレンズでは、非トーリック面における円錐項に加えて、トーリック面の1つの頂点は、トーリック項を有する。表5の第2のレンズでは、非トーリック面のみが円錐項を有する。表5の第3のレンズでは、非トーリック面に円錐項は存在せず、トーリック面の両頂点は、トーリック項を有する。表5は、上述のように、円錐項のレンズを示しているが、偶数および/または非球面の項を採用した場合には、レンズは、同様の球面収差性能を達成できたであろう。
Figure 2012504785
Figure 2012504785
本発明の概念および多くの典型的な実施の形態について説明してきたが、本発明がさまざまな方法で実現されうること、および、そのような人々にとって、変更ならびに改善が容易に想起されることは、当業者にとって明らかであろう。よって、実施の形態は、限定されることは意図されておらず、単なる例として存在する。本発明は、添付の特許請求の範囲およびその等価物によってのみ限定される。

Claims (23)

  1. 眼科用トーリックレンズであって、
    546nmの光において、前記レンズが、
    第1の直径を有する第1の円形開口の実質的にゼロの球面収差と、
    第2の直径を有する第2の円形開口の実質的にゼロの球面収差と
    を有するように選択された曲率を有し、
    前記第1の直径が少なくとも4mmであり、
    前記第2の直径が少なくとも3mmであり、
    前記第1の直径が前記第2の直径より少なくとも0.5mm大きい、レンズ。
  2. 前記第1の開口部および前記第2の開口部の実質的にゼロの球面収差が、546nmの光で達成されることを特徴とする請求項1記載のレンズ。
  3. 前記第1の直径が少なくとも4.5mmであり、前記第2の直径が少なくとも3.5mmであることを特徴とする請求項1記載のレンズ。
  4. 前記第1の開口部および前記第2の開口部の両方が、波の10分の1未満の大きさの球面収差を有することを特徴とする請求項1記載のレンズ。
  5. 前記レンズが、後部オプティカルゾーンおよび前部オプティカルゾーンを有し、
    前記後部オプティカルゾーンおよび前記前部オプティカルゾーンのうち少なくとも1つがトーリックであり、
    前記トーリック・オプティカルゾーンが両面非球面であることを特徴とする請求項1記載のレンズ。
  6. 前記レンズが、後部オプティカルゾーンおよび前部オプティカルゾーンを有し、
    前記後部オプティカルゾーンおよび前記前部オプティカルゾーンのうち少なくとも1つがトーリックであり、
    前記トーリック・オプティカルゾーンの少なくとも1つの頂点が、偶数の非球面項を含むことを特徴とする請求項1記載のレンズ。
  7. 前記トーリック・オプティカルゾーンの少なくとも1つの頂点が、偶数の非球面項のみを含むことを特徴とする請求項6記載のレンズ。
  8. 前記レンズが眼内レンズであることを特徴とする請求項1記載のレンズ。
  9. 前記レンズがコンタクト・レンズであることを特徴とする請求項1記載のレンズ。
  10. 第1のトーリック面と、
    第2の表面と、
    を含む眼科用レンズであって、
    前記第1の表面および前記第2の表面のうち少なくとも1つが、頂点において非球面であり、
    前記レンズの表面の曲率が、546nmの波長の光において、前記レンズが4mm未満のすべての円形のオプティカルゾーンの直径について実質的にゼロの球面収差を有するように選択された
    レンズ。
  11. 前記実質的にゼロの球面収差が、546nmの光で達成されることを特徴とする請求項10記載のレンズ。
  12. 前記レンズが、4.5mm未満のすべての円形のオプティカルゾーンの直径について、実質的にゼロの球面収差を有することを特徴とする請求項10記載のレンズ。
  13. 前記レンズが、5.0mm未満のすべての円形のオプティカルゾーンの直径について、実質的にゼロの球面収差を有することを特徴とする請求項10記載のレンズ。
  14. 前記球面収差が、4mm未満のすべての円形のオプティカルゾーンの直径について、波の20分の1の大きさを有することを特徴とする請求項10記載のレンズ。
  15. 前記頂点が、トーリック面の頂点であることを特徴とする請求項10記載のレンズ。
  16. 前記頂点が、回転対称表面の頂点であることを特徴とする請求項10記載のレンズ。
  17. 前記トーリック面が両面非球面であることを特徴とする請求項10記載のレンズ。
  18. 前記トーリック面の少なくとも1つの頂点が、偶数の非球面項を含むことを特徴とする請求項10記載のレンズ。
  19. 前記トーリック面が、偶数の非球面項のみを含むことを特徴とする請求項18記載のレンズ。
  20. 前記トーリック面の少なくとも1つの頂点が、奇数の非球面項のみを含むことを特徴とする請求項10記載のレンズ。
  21. 前記レンズが眼内レンズであることを特徴とする請求項10記載のレンズ。
  22. 前記レンズがコンタクト・レンズであることを特徴とする請求項10記載のレンズ。
  23. 一連の眼科用レンズであって、
    各レンズが、前記一連の眼科用レンズにおける他のレンズと同一の球面屈折力、および特有のシリンドリカルパワーを有し、
    各レンズが(i)第1のトーリック面および(ii)第2の表面を含み、
    前記第1の表面および前記第2の表面のうち少なくとも1つが、頂点において非球面であり、
    前記レンズの表面の曲率が、546nmの波長の光において、前記レンズが4mm未満のすべての円形のオプティカルゾーンの直径について実質的にゼロの球面収差を有するように選択された
    一連の眼科用レンズ。
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