JP2012501883A - ジェット性能 - Google Patents

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Abstract

とりわけ、インク噴射のため、システムは、ジェットを少なくとも25本有するプリントヘッド及びジェットの全てについて画像情報を同時に取り込むための撮像デバイスを備え、取り込まれた画像情報はジェットのそれぞれの性能の解析に有用である。

Description

本開示はジェット性能に関する。
インクジェットプリンタから噴射されたインクで基板上に形成された画像または産品の品質はプリンタのプリントヘッド内のジェットの性能による影響を受け得る。いくつかのプリントヘッドでは、ジェットがプリンタの処理方向とは異なる、例えば直交する、方向に一列ないしさらに多くの列に配置されている。それぞれのジェットはインクを受け取って加圧するポンピングチャンバ及びポンピングチャンバから基板にインクを噴射するためのノズルを有する。それぞれのポンピングチャンバに付帯する圧電素子に作動電圧を印加することにより、プリントされるべき画像に関する情報に基づいてインク液滴を噴射させることができる。
一般に、それぞれの列内のジェットは同等であり、列に沿って隣り合うジェットの対のそれぞれは等しい間隔で隔てられる。ジェットのそれぞれの列の長さは約1インチ(25.4mm)〜約3インチ(76.2mm)とすることができ、それぞれの列は、例えば、少なくとも25本のジェットまたは50本のジェットないし約500本までのジェットを有することができる。噴射されるインク液滴のそれぞれは、ジェットの諸元及びジェットに印加される電圧に基づいて、約2ピコリットル〜約100ピコリットルの大きさを有し得る。
一般に、ジェットは、特定の範囲内の噴射周波数で特定の作動電圧に応答して1つの大きさのインク液滴を噴射するために構成される。電圧が変化するかまたはジェットがその周波数範囲を外れた周波数で作動させられると、ジェットの性能が低下し、動作が停止することさえあり得る。それぞれが、ある噴射周波数範囲内の特定の作動電圧に応答して、いくつかの異なる大きさのインク液滴を噴射するためにジェットが構成されることもある。様々なタイプのプリントヘッド及びジェットの議論は、例えば、特許文献1,2,3,4及び5に与えられている。これらの特許文献は全て本明細書に参照として含まれる。
意図された作動電圧において、また意図された周波数範囲内で、ジェットが駆動される場合であっても、インク液滴(及び得られるプリント)の品位は、ジェットの製造欠陥または一時的機能不良(例えば、気泡、またはノズルへのインク付着)によって劣化し得る。一時的機能不良は補正できることもある。
ジェットの性能はいくつかの方法で測ることができる。一手法では、ジェットが噴射するインク液滴の定量可能な特性、例えば、インク液滴の大きさ、速度または飛跡が解析される。別の手法では、ジェットの性能が同じ列の他のジェットの性能と比較される。例えば、作動時のジェットの応答が他のジェットに対して比較され、あるいは噴射されたインク液滴の速度が他のジェットで噴射されたインク液滴に対して比較される。性能はジェットがプリントする画像または産品、例えば、ジェットでプリントされたドットが基板上に意図された大きさ及び形状で意図された位置に現れるか否か、あるいはジェットでプリントされた線が直線であり、意図された太さを有しているか否かに関する情報を解析することによっても測ることができる。
図1A及び1Bに示されるように、ステップアンドリピート方式プリントにおいては、それぞれが(全ては示されていない)一列ないしさらに多くの列のジェット14を収める、(全ては示されていない)1つないしさらに多くのプリントヘッド12を有する、プリンタ10が、静止している基板18上に線16をプリントする。プリントヘッド12はレール20に沿って(処理方向yに)基板18の幅にかけてスキャンし、ジェット14の列に平行な(x方向の)連続するドット22で線16をプリントする。この例において、それぞれの線16はジェット列における1つのジェット14に対応し、x方向に沿う線16の密度は列内のジェット14の密度に依存する。基板18は次いでx方向に沿って1ステップ移動し、プリントヘッド12が基板18にかけてプリントプロセスを反復する。
図1Bを参照すれば、単パス方式プリントにおいては、それぞれが(全ては示されていない)1つないしさらに多くの列のジェット28を収める、(全ては示されていない)1つないしさらに多くのプリントヘッド34を有する、静止プリンタ24が基板26上のプリントされることが意図されている画像の幅(x方向)をカバーし、線30を連続的にプリントする。プリンタ24は、基板26が処理方向yに沿ってジェット28の下を通過するときにジェット列(x方向)に平行な、連続するドット32の列をプリントする。
米国特許第5265315号明細書 米国特許第7052117号明細書 米国特許出願第10/800467号明細書(出願日:2004年3月15日) 米国特許出願第11/652325号明細書(出願日:2007年1月11日) 米国特許出願第12/125648号明細書(出願日:2008年5月22日)
一態様において、インクの噴射のため、システムは、ジェットを少なくとも25本有するプリントヘッド及びジェットの全てについて画像情報を同時に取り込むための撮像デバイスを備え、取り込まれる画像情報はジェットのそれぞれの性能の解析に有用である。
実施形態は以下の特徴の内の1つないしさらに多くを有することができる。プリントヘッドはジェットを少なくとも100本有する。プリントヘッドはジェットを少なくとも200本有する。撮像デバイスは線走査型カメラを含む。撮像デバイスは直線上に配置されたピクセルを有し、それぞれのピクセルは約2μm〜約10μmの分解能を有する。撮像デバイスは約2000ピクセル〜約12000ピクセルを有する。撮像デバイスは少なくとも約5kHzの最高周波数で画像を撮る。撮像デバイスは約30メガピクセル/秒〜約50メガピクセル/秒のレートで画像情報を転送する。システムは、ジェットがインク液滴をその上に噴射する基板も備え、画像情報は、ジェットと基板の間の領域において、噴射されるインク液滴画素がその領域を通過する間に取り込まれる。それぞれのジェットの性能は、対応するジェットから噴射される液滴の速度、液滴の大きさ、液滴の形状、液滴の飛跡及び、噴射方向に直交する方向での、液滴とその隣の液滴の間隔の内の少なくとも1つを含む。撮像デバイスはジェットから噴射される液滴の飛跡から約50mm〜約200mmに配置される。システムは、それぞれのジェットがインク液滴をその上に噴射して線をプリントする基板も備え、画像情報はプリントされた線の情報である。ジェットの性能は線の直線性及び線の太さを含む。撮像デバイスは基板から約50mm〜約200mmに配置される。撮像デバイスはプリントヘッドに対して静止している。ジェットの内の少なくともいくつかは一列に配置される。システムは撮像デバイスで生成された画像を処理し、ジェットの性能を評価するためのデバイスも備える。システムはインク噴射中のジェットの性能に基づいてプリントヘッドのアスペクトを自動的に調節するための制御機構も備える。
別の態様において、インク噴射に用いるため、方法は、連続する期間においてインクジェットから噴射されたインク液滴の一部についての画像情報をそれぞれ取り込む少なくとも2つの部分画像に基づいて合成液滴画像を生成する工程を含み、それぞれの期間は画像情報取込期間である。
実施形態は以下の特徴の内の1つないしさらに多くを有することができる。液滴はジェットから噴射される連続液滴である。部分画像はジェットの噴射周波数とは異なる撮像周波数で生成される。液滴の部分画像はジェットの噴射方向に沿って合成される。方法は合成液滴画像に基づくインク液滴速度の計算によりジェットの性能を測定する工程も含む。方法は、別の合成液滴の別の画像を生成する工程並びに合成液滴の画像及び別の合成液滴の別の画像に基づくインク液滴飛跡の計算によりジェットの性能を測定する工程も含む。方法は測定されたジェット性能に基づいてジェットのアスペクトを調節する工程も含む。ジェットは25本より多くのジェットを有するプリントヘッド内に含まれ、方法はそれぞれのジェットから噴射されるインク液滴の一部についての画像情報をそれぞれ取り込む少なくとも2つの部分画像に基づいて合成液滴画像を同時に生成する工程も含む。それぞれの画像スライスは約2μm〜約10μmの分解能を有する。
別の態様において、ジェットを少なくとも25本収めるプリントヘッド内のジェットの性能の測定に用いるため、方法はジェットのそれぞれの性能の解析に用いるためにジェットの全てについて画像情報を同時に取り込む工程を含む。
実施形態は以下の特徴の内の1つないしさらに多くを有することができる。取り込む工程はそれぞれのジェットから噴射されるインク液滴を同時に撮像する工程を含む。取り込む工程は線走査型カメラを用いてなされる。線走査型カメラは約8000〜約12000の直線上に配置されたピクセルを有し、それぞれのピクセルは約2μm〜約10μmの分解能を有する。方法は約30メガピクセル/秒〜約50メガピクセル/秒のレートで画像情報を送り出す工程も含む。ジェットは一列に配置され、取り込む工程はジェット列がインク液滴を噴射する周波数とは異なる周波数で行われる。取り込む工程は、ジェットの噴射方向に沿い、時間シーケンスにしたがって画像情報を合成する工程も含む。方法は取り込む工程に基づいてプリントヘッドにフィードバックを送る工程及びフィードバックに基づいてプリントヘッドのアスペクトを調節する工程も含む。ジェットは基板上にインク液滴を噴射して第1の画像を形成し、取り込む工程は第1の画像に基づいて第2の画像を形成する工程を含む。第2の画像を形成する工程は線走査型カメラを用いて第1の画像をスキャンする工程を含む。線走査型カメラは第1の画像の形成中に第1の画像をスキャンする。第1の画像は線を含み、ジェットのそれぞれの性能を解析する工程は第2の画像に基づいてそれぞれの線の直線性または幅を解析する工程を含む。
別の態様において、インクジェットからのインクの噴射に用いるため、方法は連続する期間においてインクジェットから噴射される液滴の全てには満たない部分の画像を取り込む工程を含み、それぞれの期間は、画像を取り込み、取り込まれた画像を用いてインクジェットから噴射される液滴のそれぞれの特徴に関する情報を推定する期間である。部分は約1/10〜約1/2である。
上記及びその他の態様及び特徴は、またそれらの組合せは、方法、装置、システム、機能を実施するための手段、及びその他の態様で表すことができる。
その他の特徴及び利点は以下の詳細な説明から、また特許請求の範囲から、明らかであろう。
図1Aは(比例尺で描かれていない)プリンタの簡略な上面図である。 図1Bは(比例尺で描かれていない)プリンタの簡略な上面図である。 図2は(比例尺で描かれていない)ジェット性能測定のためのシステムの簡略な側面図である。 図2Aは(比例尺で描かれていない)ジェット性能測定のためのシステムの簡略な正面図である。 図2Bは(比例尺で描かれていない)図2のシステムの一部の簡略な拡大側面図である。 図2Cは画像スライスの略図である。 図3は写真である。 図3Aは噴射周波数範囲及び液滴速度範囲の格子である。 図3Bは写真である。 図3Cは写真である。 図4Aは写真である。 図4Bは写真である。 図5Aはブロック図である。 図5Bはブロック図である。
ジェットの性能は、ステップアンドリピート方式プリンタ及び単パス方式プリンタのいずれについても、本明細書に説明されるシステムによって測定、解析、評価及び改良することができる。作業は、設計または製造中に、またジェットが作動させられる前に行うことができ、プリントジョブの実行の間に実施するに十分迅速に終わらせることができる。いくつかの場合には、プリントジョブ中にオンザフライで連続実施することが可能であり得る。この結果、インクジェットの設計、製造、保守及び動作(及びプリントされる画像の品位)を向上させることができる。
図2を参照すれば、いくつかの例において、線走査型カメラ36が(図1Aまたは図1Bのプリントヘッド12または34のような)プリントヘッド40から噴射されるインク液滴44の画像を取り込み、画像情報からプリントヘッド40内のジェット42の性能が決定される。この例において、プリントヘッド40及び基板38は図1Bのプリントヘッド34及び基板26の配置と同様に配置される。この場合、性能測定の目的のため、基板38はx方向に平行な軸線48を中心にして回転しているドラム46の表面45である。ジェット42は軸線48の上方で軸線48に平行に一列になっており、基板38の上方の距離H(例えば、約1mm〜約20mmまたは約1mmから約10mm)にある。表面45は、基板38上に噴射されたインクが清掃され、例えば拭われて、再使用され得るように、インクを吸収しない材料、例えば金属とすることができる。その他の基板、例えばロール送出し−ロール巻取り式ウエブを用いることもできる。
線走査型カメラ36はジェット42の直下の、噴射された液滴44がそこを通過する、領域43に焦点を合わせて、空中にある液滴44の画像を撮る。線走査型カメラ36は、液滴がカメラによって焦点が合わせられて撮像され得るように、ジェットと軸48の間の線から水平距離dにあり、ジェット42のほぼ下で垂直距離lにある。距離dは、例えば、少なくとも約40mm、50mm、60mm、70mm、または80mm、及び/または約200mm、180mm、150mm、130mm、または100mmまでであり、距離lは、例えば、ジェット42がプリンタ内で使用されているときのジェット42から基板までの距離と同様の、約1mm〜約5mmである。いくつかの実施形態において、レンズ(図示せず)を線走査型カメラ36の前面に配置して液滴の合焦点像を形成することができ、領域43を照らしてインク液滴の撮像を補助するために、例えばカメラ36に対向させて、光源50を配置することができる。
図2Aを参照すれば、線走査型カメラ36は、与えられた時点においてプリントヘッド40の全ジェット42から噴射されるインク液滴44の全てをそれぞれが取り込む高分解能画像を撮ることができ、高周波数で連続画像の取込みを反復することができる。線走査型カメラ36は直線にまたジェット42の列に平行に配置された約8000〜約12000のピクセル52を有する。それぞれのピクセル52は約2μm〜約10μmの分解能を有する。図に示される例において、線走査型カメラ36は、それぞれのピクセルの最高分解能において、約12cmまでの長さL及び約10μmまでの幅wを有する画像を撮ることができ、カメラを通っている全ジェット42からの全インク液滴を同時に捕らえることができる。例えば、少なくとも5kHz,6kHz,7kHz,または8kHz,及び/または約12kHz,11kHz,または10kHzまでの、最高周波数fで、複数の画像を連続して撮ることができ、約30メガピクセル/秒〜約50メガピクセル/秒、例えば、40メガピクセル/秒(それぞれのピクセル毎に8ビットまたは1バイトの情報)のレートで画像情報を送り出すことができる。液滴44の特徴に関する情報を画像情報から抽き出すことができ、プリントヘッド40に対するジェット性能特性測定を短期間内に、例えば数秒で終わらせることができ、個々のジェットの他のジェットに対する性能に関する情報を得ることもできる。線走査型カメラ36は(カナダ国ウォータールー(Waterloo)の)Dalasa Corpから入手できる品番がP2-23-08k-40のカメラとすることができる。
ジェット性能測定中、ドット32の列(図1B)をプリントするため、全ジェット42が最高噴射周波数fで送り出される選ばれた電圧によって作動させられる。最高噴射周波数fは約2kHz〜約100kHz,例えば約5kHz〜約10kHzである。それぞれのジェットのポンピングチャンバに印加される電圧は約10V〜約100V,例えば約20V〜約80Vであり、様々な速度、例えば約2m/秒〜約20m/秒で基板に向かう液滴を発生させることができる。いくつかの実施形態において、異なる電圧によって、または最高噴射周波数fより低い周波数で、異なるジェット42を作動させることができる。連続線30以外のパターンを基板38上に形成することができる。
図2Bを参照すれば、線走査型カメラ36は噴射方向zに沿う撮像範囲Iを有する。インク液滴44が撮像範囲内のどこかにあれば、線走査型カメラが撮る画像に液滴の少なくともいくらかの部分を捕らえることができる。撮像範囲Iは(液滴が実質的に丸いと仮定して)それぞれの液滴の直径D約2倍+幅wである(液滴は他の形状、例えば長い尾をもつ丸い液滴を有することができる)。上で説明したように、それぞれの液滴44は約1ピコリットル〜約100ピコリットルないしさらに大きく、よってそれぞれの液滴44の直径Dは約10μm及び/または約50μmまでであり、線走査型カメラ36の撮像幅wより大きい。したがって、液滴44が線走査型カメラ36の撮像範囲Iを通って線走査型カメラが画像を撮るときには、液滴44の一部、例えば約1/10ないし約1/2以下までしか、画像に捕らえられない。撮像範囲Iは液滴44の形状に基づいて変えることができる。
線走査型カメラ36の撮像周波数fはnfまたは1/(nf)とすることができる。ここで、nは正の整数であり、fはジェット42の列の噴射周波数である。液滴44の速度及び線走査型カメラ36とジェット42の間の垂直距離Lは、1つのジェット42からの1つの液滴44の少なくとも一部を画像スライスの形態の画像56に捕らえることができるように、調節することができる。あるジェットから噴射される連続または不連続の液滴の連続像を取り込むことによって、液滴の画像スライスを取り込むことができ、画像スライス56を噴射方向zに沿って「積み重ねる」ことができる。
例えば、特定の1つのジェットからの撮像された液滴44が、図2Cの画像54において、積み重ねられた合成スライスとして示される。第1の液滴44aの一部が時刻tにおいて撮像され、同じジェットからの第2の液滴42bの同じ部分が時刻tに撮像される。ここでt−tは連続する画像の時間間隔である。この(撮像周波数fが噴射周波数fのn倍または1/nである)手法においては、それぞれの画像スライス56上の液滴44の撮像された小部分はおそらくジェット性能の解析においてそれほど有効ではないであろう。さらに、ジェット42のいくつかからの液滴は、適切に撮像されているジェットに対するそれらのジェットの応答遅延または異なるジェットからのインク液滴44の速度差のため、画像に捕らえ損ねることがあり得る。
線走査型カメラ36の撮像周波数fは、2fより小さく、ただし1/(nf)とは異なるようにすることができる。線走査型カメラ36の(撮像周波数の逆数である)撮像間隔Tと噴射間隔の倍数nT(Tはジェット42の列の噴射周波数の逆数)の間の時間差ΔTを、組み合わせて合成液滴画像にすることができる複数の画像スライス56を生成するために導入することができる。合成液滴画像は、単一液滴の画像ではなく、単一ジェットから与えられた作動電圧を用いて一定の噴射周波数で噴射された液滴は同じ特徴を有する傾向をもつであろうという仮定に基づいて表される液滴44の特徴である。時間差ΔTは、I/液滴速度の分数、例えば、1/2,1/4,1/10またはその他の分数となるように選ぶことができる。線走査型カメラ36は、時刻ゼロにおけるそれぞれのジェットから第1の液滴を噴射するためのジェット42の列の作動と同時に撮像を開始することができ、mT後の液滴44の位置を(m+1)番目の画像スライスとして捕らえることができる。ここでm=0,1,2,…である。
k=1,2,…として、TがkTより小さいが(k−1/2)Tよりは大きい、例えば、Tが198マイクロ秒、Tが200マイクロ秒で、ΔTが2マイクロ秒である場合、1つのジェットからの第1の液滴44cの一部が、図2Cの画像58に示される、時刻tに撮られた画像スライス56に捕らえられる。引き続いて、線走査型カメラ36が時刻tから1T後の時刻tに画像を撮ると、同じジェットからの第2の液滴44dが撮像範囲を通るが、第2の液滴44dは第1の液滴44cの、第1の液滴44cが撮像範囲に対して撮像された、位置の直上(2マイクロ秒×液滴44dの速度の位置)にある。同様に、時間差ΔTにより、連続する液滴44e〜44iの異なる部分が連続する画像スライスによって捕らえられる。これらの画像スライスを噴射方向zに沿って積み重ねると、液滴44c〜44iのそれぞれの部分が1つの大きな合成液滴60を生成する。それぞれのジェット42が実質的に同等の特徴を有する液滴を噴射すると仮定すれば、合成液滴60は液滴44c〜44iのそれぞれの特徴を良好に表すことができる。それぞれの液滴の大きさ及び形状は合成液滴60の画像から計算することができる。kが1より大きい別の例においても、画像スライス56と同様の連続画像スライスを用いて合成液滴60と同様の合成液滴を生成することができるが、それぞれの連続スライスは同じジェットから噴射されてはいるが(少なくとも時間(k−1)Tだけ隔てられた)不連続な液滴の1つを捕らえている。
ジェット42からの液滴の速度は、図2Cの積み重ねられた画像スライスの画像情報から得ることができる、液滴がジェット42から撮像範囲Iに飛び込むまでの時間で垂直距離Lを除すことによって計算することができる。例えば、いかなる瞬間にもそれぞれのジェット42から多くとも1つの液滴44がジェット42とカメラ36の間の垂直距離間を飛行しているように、線走査型カメラ36とジェット42が調節されていれば、図2Cの画像58または62を用い、L/(ΔT×(t/T−1))として特定のジェット42からの液滴の速度を計算することができる。一般に、そのような配置のための条件は、ジェット42と基板38の間の液滴の総飛行時間よりもTが大きいとき、すなわち液滴速度が高く噴射周波数が低いときに満たされる。1つより多くの液滴がジェット42と基板38(図2)の間を飛行している状況において、液滴の速度はL/(ΔT×(t/T−1))から計算された値を処理することによって得ることができる。例えばそれぞれのジェット42について計算された値を、例えば、約2m/秒〜約20m/秒のような、妥当な範囲に値があるように制限するために、フィルタリングすることができ、あるいは1つより多くの合成液滴、例えば約10個の合成液滴から計算され、フィルタリングされた、複数の値を平均することができる。合成液滴の画像に基づいて液滴速度を計算するために他のアルゴリズムを用いることもできる。それぞれのジェットについて得られた液滴速度は高い、例えば変動範囲が1%以内の、精度を有することができる。
k=1,2,3,…として、TがkTより大きいが(k+1/2)Tよりは小さい場合には、連続または不連続の液滴44j〜44pのそれぞれの液滴が、それぞれの液滴の画像が撮られた瞬間において撮像範囲Iに対して直前の液滴の位置の下方(2マイクロ秒×液滴44bの速度の位置)にあることを除いて、合成液滴64の画像62を合成液滴60の画像58と同様の態様で生成することができる。同じ仮定に基づいて、合成液滴64で表される液滴の速度、大きさ及び形状を計算することができる。
合成液滴60または64の画像58または62を生成するために用いられる画像スライス56の総数は、適する時間差ΔTを選択することによって選ぶことができる。それぞれの液滴は線走査型カメラ36の撮像範囲を約(2D+w)/(液滴速度)の時間内に通る。合成液滴を生成するためにq枚の連続画像スライス内にq個の連続または不連続の液滴を捕らえるため、時間差ΔTを(2D+w)/(液滴速度×q)に選ぶことができる。ジェットの性能測定に先立ち、液滴の速度を評価することができる。
線走査型カメラ36の撮像範囲Iを通る連続または不連続の液滴44c〜44iまたは44j〜44pの最終液滴44iまたは44pを取り込んだ後も、時刻tにおいて液滴44c'または44j'の一部が画像スライスに取り込まれるまで、後続する1つないしさらに多くの液滴が撮像されずに撮像範囲を通ることができる。以降の液滴44d'〜44i'または44k'〜44p'の一部を画像スライス56'に取り込むことができ、合成液滴60'及び64'の画像を生成することができる。与えられたジェットから噴射された液滴から生成された合成液滴60及び60'または64及び64'(あるいはさらに多くの合成液滴)の画像は、そのジェットからの液滴の飛跡を測定するために用いることができる。飛跡測定は高い、例えば1ミリラジアンのオーダーの、精度を有することができる。
図3を参照すれば、プリントヘッド40の32本のジェット(水平軸におけるジェット番号15〜46)の幅をカバーする、積み重ね画像スライス56(例示であり、比例拡縮されていない)でつくられた部分画像66が、プリントヘッド40のジェット42の全て、例えば256本のジェットの幅をカバーする、全幅積み重ね画像スライスから抜き取られ、目視観察及び解析のために拡大されて示されている。ジェット42の列の噴射周波数は約5kHzである。図に示されるほとんどのジェットのそれぞれに対して、2ないし3個の合成液滴の画像が、それぞれ、約12枚の画像スライス56または12個の液滴から、生成される。プリントヘッドの全ジェットからの液滴を表す画像は迅速に形成することができ、例えば100枚の画像スライス56を約20ミリ秒で取り込むことができる。部分画像66の解析及びプリントヘッド40のジェット性能の評価を容易にするために、撮像後プロセス、例えば画像鮮鋭化のためのフィルタリング、直線性基準線68の配置及び/またはジェットID70の配置を行うことができる。
プリントヘッド40のジェット性能に関する、上述したような噴射液滴の速度、大きさ及び形状以外の、情報を部分画像66から得ることができる。例えば、微弱で不安定なジェットJ18及びJ29並びに欠落したジェットJ37及びJ45が識別される。例えばジェットJ16及びJ20の始動時応答及び噴射液滴速度は、例えばジェットJ32及びJ36の応答及び速度とは異なっている。さらに、対応するジェットの対の間隔を示す、隣り合うジェットから噴射された液滴の様々な対の間隔は全て同じとはなってはいない。例えば、ジェットJ27から噴射された液滴はJ28から噴射された液滴よりもJ26から噴射された液滴に近づいている。ジェットの性能に関するその他の有用な情報も部分画像66から抽き出すことができる。ジェット性能測定からの情報は、プリントヘッド40の設計、製造、保守及び適用に使用することができる。
高品位の性能が達成される噴射周波数及び液滴速度の範囲を識別するため、あるいは設計で意図された噴射周波数及び液滴速度の範囲内でジェットが高品位の性能を実際に示すか否かを判定するため、選ばれた噴射周波数及び(ジェットに印加される電圧を選択することで選ばれた)液滴速度におけるプリントヘッド40内のジェットの性能をそれぞれが測定している、複数の、部分画像66のような画像を生成することができる。例えば、図3Aを参照すれば、それぞれの格子点76は、5kHz〜200kHzの範囲内の1つの噴射周波数及び2m/秒〜20m/秒の範囲内の1つの液滴速度を表す。例えば、高電圧で作動させて液滴を高速度で噴射する場合の低品位のジェット性能を、液滴、例えば合成液滴80及び82が長い尾84及び86を引いている、図3Bの部分画像78に識別することができる。プリントヘッド40に対し、図3Aのそれぞれの格子点76について部分画像66のような画像を1枚生成することができ、最適性能範囲74、例えば、10kHz〜25kHz及び12m/秒〜18m/秒を、プリントヘッドの全ジェットについて識別することができる。
いくつかの実施形態において、異なるジェットには異なる作動電圧が印加されているときにジェットの性能が測定される。例えば、図3Cの部分画像88は、高速度の、それぞれが高電圧で作動された奇数番号のジェットから噴射された合成液滴90と、低速度の、それぞれが低電圧で作動された偶数番号のジェットから噴射された合成液滴92を示す。合成液滴90は合成液滴92より長い尾を引いている。ジェットの2つのセットに印加される高電圧及び低電圧を独立に調節して、その範囲内では全ジェットが高品位で動作する、最適作動電圧範囲(したがって最適液滴速度範囲)を見いだすことができる。
上述したようにジェットの性能を測定するためにジェットから噴射されたインク液滴をモニタする代わりに、噴射されたインク液滴によって基板上に形成される出力、例えば画像をモニタすることでジェット性能を測定することもできる。いくつかの実施形態において、空中のインク液滴及びインク液滴によって形成される出力の両者を同時にモニタすることでジェット性能を測定することができる。
図4Aを参照すれば、図1Aのインクジェットプリンタ10または図1Bのインクジェットプリンタ24を用いて、それぞれのジェット14または28がそれぞれのジェット列の噴射周波数でインク液滴を噴射するように作動されたときに基板、例えば紙の上に、平行線100を含む画像94が形成される。画像94の分解能を維持し、線100のそれぞれの様相を拡大している画像96が、先に説明したように線走査型カメラ36を用いて生成される。詳しくは、画像94の上方約50mm〜約100mmに配置された線走査型カメラ36が線100に平行な方向に沿って画像94をスキャンして、カメラのスキャン方向に沿って積み重ねられた、連続する画像スライス(図示せず)を生成する。画像96は線100のそれぞれの直線性及び/または線幅を解析するために用いることができる。そのような解析を容易にするため、画像96には妨害、例えばその上に線100が形成される紙基板の表面模様がないことが望ましい。
図4Bを参照すれば、画像94の処理された、例えばフィルタリングされた、画像98に基づいて、画像96の生成と同様の態様で線走査型カメラ36を用いて、画像102が生成される。図3の部分画像66と同様に、画像102も、画像の解析を補助するためにジェットID106及び直線性基準線108を含めるように処理される。処理された画像102のサンプル部分104はIDが144〜169のジェットによってプリントされた線100を示す。プリントされたそれぞれの線の品位、例えば直線性及び幅は十字(’+')110を用いて格付けされている。十字110が中心基準線108に近いほど、プリントされた線100がより直線に近く、したがって対応するジェットの性能品位がより高いことを示す。例えば、ジェット156でプリントされた線は劣悪な直線性を示し、垂直方向高くに配置された十字110がジェット156の劣悪な性能を示す。
ジェットで形成される出力のモニタリングは、図3Aに関して論じた異なる噴射周波数及び液滴速度での液滴モニタリングにおける線走査型カメラ36の適用と同様の、プリントヘッドの噴射周波数及び液滴速度の最適範囲の策定にも用いることができる。出力のモニタリングにおける線走査型カメラ36の使用により、プリントヘッドのそれぞれのジェットの性能の同時高速解析が可能になる。
上述したジェット性能測定は、図1Aのプリンタ10または図1Bのプリンタ24がプリントジョブを実行しているときに行うこともできる。図5Aを参照すれば、線走査型カメラ36は、プリントジョブを実行しているステップアンドリピート方式プリンタまたは単パス方式プリンタのプリントヘッド40に対して静止させられていて、図2,2A及び2Bで説明した態様と同様の態様で、プリントヘッド40によって噴射されるインク液滴44をモニタする。線走査型カメラ36で生成される画像はプロセッサ114で処理されてプリントヘッド40内のジェットの性能の測定値にされる。測定値は、ユーザの査閲のため、ユーザインターフェース116,例えばコンピュータスクリーンに送り出すことができる。ユーザは、例えばジェット性能を向上させるためのプリントヘッドの保守のためにプリントジョブを一時的に停止させて、プリントヘッドのステータスまたはアスペクトを調節することができる。測定値は、プリントジョブの以降の部分、例えば以降のページのプリントにおけるジェット性能を向上させるため、調節、例えば1つないしさらに多くの特定のジェットに関わる作動電圧の変更を、プリントジョブを中断させずに行うことができるように、プリントヘッド40の制御機構(図示せず)にフィードバックとして送ることもできる。
図5Bを参照すれば、図5Aの線走査型カメラ36,プロセッサ114及びユーザインターフェース116は、基板118上のプリントヘッド40の出力をモニタして、上で説明したようにプリントヘッド40のジェットの性能を測定するために用いることもできる。線走査型カメラ36は、線走査型カメラ36が基板118上のプリントヘッド40による出力の形成と実質的に同期する態様で出力の画像を生成するように、プリントジョブの処理方向に沿ってプリントヘッド40内のジェット列と平行に、またジェット列の背後に(下流に)配置される(プリントヘッド40が単パス方式プリンタ内にある場合は基板118がy方向に移動し、プリントヘッド40がステップアンドリピート方式プリンタ内にある場合はプリントヘッド40と線走査型カメラ36がy方向に沿って移動する)。プリントヘッド40のステータスまたはアスペクトの補正または調節は、ジェット性能の測定値に基づいて、プリントプロセスを中断せずに行うことができる。
本明細書における実施形態例ではプリント液としてインクが用いられるが、インクは、非画像形成液を含む広範なプリント液及びその他の液体を含める意味合いで用いられている。例えば、3次元モデル造型ペーストを選択的に被着してモデルを造型することができる。生物学的試料を分析トレー上に載せることができる。
線走査型カメラ及び画像を取り込むことができるその他の種類のデバイスを指して、撮像デバイスがときに用いられる。
他の実施形態も、添付される特許請求の範囲内にある。
10,24 プリンタ
12,34,40 プリントヘッド
14,28,42 ジェット
16,30 線
18,26,38 基板
20 レール
22,32 ドット
36 線走査型カメラ
43 撮像領域
44 インク液滴
45 ドラム表面
46 ドラム
48 軸線
50 光源

Claims (41)

  1. インク噴射に用いるためのシステムにおいて、前記システムが、
    ジェットを少なくとも25本有するプリントヘッド、及び
    前記ジェットの全てについての画像情報を同時に取り込むための撮像デバイス、
    を備え、
    前記取り込まれた画像情報が前記ジェットのそれぞれの性能の解析に有用であることを特徴とするシステム。
  2. 前記プリントヘッドがジェットを少なくとも100本有することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記プリントヘッドがジェットを少なくとも200本有することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 前記撮像デバイスが線走査型カメラを含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 前記撮像デバイスが直線上に配置されたピクセルを有し、前記ピクセルのそれぞれが約2μm〜約10μmの分解能を有することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  6. 前記撮像デバイスが約2000ピクセル〜約12000ピクセルを有することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  7. 前記撮像デバイスが少なくとも約5kHzの最高周波数で画像を撮ることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  8. 前記撮像デバイスが約30メガピクセル/秒〜約50メガピクセル/秒のレートで前記画像情報を送り出すことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  9. 前記ジェットがインク液滴をその上に噴射する基板も備え、前記ジェットと前記基板の間の領域において、前記噴射されたインク液滴が前記領域を通過する間に、前記画像情報が取り込まれることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  10. 前記ジェットのそれぞれの前記性能が、対応するジェットから噴射される液滴の速度、前記液滴の大きさ、前記液滴の形状、前記液滴の飛跡、及び噴射方向に直交する方向での前記液滴と前記液滴の隣の液滴の間隔の内の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項9に記載のシステム。
  11. 前記撮像デバイスが、前記ジェットから噴射される液滴の前記飛跡から約50mm〜約200mmに配置されることを特徴とする請求項10に記載のシステム。
  12. 前記システムが、前記ジェットのそれぞれがインク液滴をその上に噴射して線をプリントする基板も備え、前記画像情報が前記プリントされた線の情報であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  13. 前記ジェットの前記性能が前記線の直線性及び前記線の太さを含むことを特徴とする請求項12に記載のシステム。
  14. 前記撮像デバイスが前記基板から約50mm〜約200mmに配置されることを特徴とする請求項12に記載のシステム。
  15. 前記撮像デバイスが前記プリントヘッドに対して静止していることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  16. 前記ジェットの少なくともいくつかが一列に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  17. 前記撮像デバイスによって生成された画像を処理し、前記ジェットの前記性能を評価するためのデバイスも備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  18. インク噴射中に前記ジェットの前記性能に基づいて前記プリントヘッドのアスペクトを自動的に調節するための制御機構も備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  19. インクの噴射に用いる方法において、連続する期間にジェットから噴射されるインク液滴の一部についての画像情報をそれぞれ取り込む少なくとも2つの部分画像に基づいて合成液滴の画像を生成する工程を含み、前記期間のそれぞれが前記画像上の前記取込みの期間であることを特徴とする方法。
  20. 前記液滴が、前記ジェットから噴射される連続液滴であることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 前記部分画像が、前記ジェットの噴射周波数とは異なる撮像周波数で生成されることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  22. 前記液滴の前記部分画像が前記ジェットの噴射方向に沿って合成されることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  23. 前記合成液滴の前記画像に基づいて前記インク液滴の速度を計算することによって前記ジェットの性能を測定する工程も含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  24. 別の合成液滴の別の画像を生成する工程、並びに前記合成液滴の前記画像及び前記別の合成液滴の前記別の画像に基づいて前記インク液滴の飛跡を計算することによって前記ジェットの性能を測定する工程も含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  25. 前記画像情報に基づいて前記ジェットの性能を測定する工程及び前記ジェットの前記測定された性能に基づいて前記ジェットのアスペクトを調節する工程も含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  26. ジェットを25本より多く有するプリントヘッド内に前記ジェットが含まれ、前記方法が、前記ジェットのそれぞれから噴射されるインク液滴の一部についての画像情報をそれぞれ取り込む少なくとも2つの部分画像に基づいて合成液滴の画像を同時に生成する工程も含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  27. それぞれの画像スライスが約2μm〜約10μmの分解能を有することを特徴とする請求項19に記載の方法。
  28. ジェットを少なくとも25本収めるプリントヘッド内のジェットの性能の測定に用いる方法において、前記方法が前記ジェットのそれぞれの性能の解析に用いるために前記ジェットの全てについて画像情報を同時に取り込む工程を含むことを特徴とする方法。
  29. 前記取り込む工程が、前記ジェットのそれぞれから噴射されるインク液滴を同時に撮像する工程を含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
  30. 前記取り込む工程が線走査型カメラを用いて行われることを特徴とする請求項28に記載の方法。
  31. 前記線走査型カメラが、直線上に配置された約8000〜約12000のピクセルを有し、前記ピクセルのそれぞれが約2μm〜約10μmの分解能を有することを特徴とする請求項30に記載の方法。
  32. 約30メガピクセル/秒〜約50メガピクセル/秒のレートで前記画像情報を送り出す工程も含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
  33. 前記ジェットが一列に配置され、前記ジェット列が前記インク液滴を噴射する周波数とは異なる周波数で前記取り込む工程が行われることを特徴とする請求項28に記載の方法。
  34. 前記ジェットの噴射方向に沿い、時間シーケンスにしたがって前記画像情報を合成する工程も含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
  35. 前記取り込む工程に基づいて前記プリントヘッドにフィードバックを送る工程及び前記フィードバックに基づいて前記プリントヘッドのアスペクトを調節する工程も含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
  36. 前記ジェットが基板上にインク液滴を噴射して第1の画像を形成し、前記取り込む工程が前記第1の画像に基づいて第2の画像を生成する工程を含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
  37. 前記生成する工程が、線走査型カメラを用いて前記第1の画像をスキャンする工程を含むことを特徴とする請求項36に記載の方法。
  38. 前記線走査型カメラが、前記第1の画像の前記形成中に前記第1の画像をスキャンすることを特徴とする請求項37に記載の方法。
  39. 前記第1の画像が線を含み、前記ジェットのそれぞれの前記性能を解析する工程が、前記第2の画像に基づいて前記線のそれぞれの直線性または幅を解析する工程を含むことを特徴とする請求項36に記載の方法。
  40. インクジェットからのインクの噴射に用いる方法において、前記方法が、
    連続する期間に前記ジェットから噴射されるそれぞれの液滴の全てには満たない部分の画像情報を取り込む工程であって、前記期間のそれぞれは前記取り込む工程の期間である工程、及び
    前記インクジェットから噴射される前記液滴のそれぞれの特徴に関する情報を推定するために前記取り込まれた画像を用いる工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  41. 前記部分が約1/10〜約1/2であることを特徴とする請求項40に記載の方法。
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