JP2012500366A - 自動車工業のボディ製造において使用される、ダブルピストン機構を備えた圧力空気駆動式の装置 - Google Patents

自動車工業のボディ製造において使用される、ダブルピストン機構を備えた圧力空気駆動式の装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、自動車工業のボディ製造において使用される、緊締、クランプ、センタリング、穿孔、溶接又はクリンチのための、ダブルピストン機構を備えた圧力空気駆動式のエネルギ効率の良い装置に関する。この装置は、圧力下にある流体、特に圧力空気によって駆動される。本発明による装置では、環境に優しく、かつ圧力下にある流体、特に圧力空気の消費を減じることができるのみならず、運転コストを著しく節約することができる。さらにトグルレバージョイント装置(12)及び該トグルレバージョイント装置に接続された装置の旋回角、例えばトグルレバーテンション装置のテンションアームの旋回角を、両方向において無段階式に調節することができ、かつ例えばマイクロスイッチ、誘導式スイッチ、空気力式スイッチ又はリミットスイッチのような、センサ(35)を備えた応答装置を同時に調節することができる。

Description

本発明は、自動車工業のボディ製造において使用される、緊締及び/又はクランプ及び/又はセンタリング又は穿孔又は溶接又はクリンチのための、ダブルピストン機構を備えた圧力空気駆動式のエネルギ効率の良い装置であって、ピストンシリンダユニットとして形成されていて圧力空気が供給される駆動ユニットと、該駆動ユニットに対して同軸的に接続されたヘッドユニット(テンションヘッドとも呼ばれる)とが設けられており、該ヘッドユニット内においてトグルレバージョイント装置が、ヘッドユニットに支承された位置固定の軸に旋回運動可能に配置されている形式のものに関する。
従来の技術
上記形式のトグルレバージョイント装置は、種々様々な構造のものが公知である。
本出願人によるDE19824579C1に開示された上記形式のトグルレバーテンション装置における特別な構成では、駆動ユニット内において、互いに調節可能な2つのピストンがシリンダに対してシールされて、しかしながら底部カバーからは工具を用いて相対的に行程調節可能に形成されている。そのために例えば、底部カバーにおける開口を通して工具を用いてねじが両方向において回転され得るようになっており、これによって底部側の調節ピストンを行程調節することができ、これによって、ピストンロッドが配属されているリングピストンを間接的に移動調節することができる。これによってまた、テンションアームの旋回角が間接的に変化させられる。
同様な構造は、EP1262285A2及びUS6612557B2に開示されている。
DE29811331U1に開示されたトグルレバーテンション装置では、ピストンロッドは2部分から形成されている。一方のピストンロッド部分は連結エレメントを介してトグルレバージョイント装置と結合されていて、ねじとして形成されており、このねじは、第2のピストンロッドの、ねじ山を備えた盲孔内に、深く又は浅くねじ込み可能である。この第2のピストンロッド部分は、シリンダ内に長手方向摺動可能にかつシール作用をもって案内されたピストンと、一体に結合されており、これによってピストンの軸方向における移動調節力を、ピストンロッドを介して、トグルレバージョイントにひいてはテンションアームに伝達する。両ピストンロッド部分のねじ込み長さに応じて、テンションアームの旋回角は変化する。誘導式の位置発信器が同様に設けられており、この場合1つの位置発信器は、トグルレバージョイント装置のトグルレバージョイントと結合されたピストンロッド部分に配属され、かつ舌片として形成された他の位置発信器は、雌ねじ山を備えたピストンロッド部分に配属されている。同様な構成は、DE69810413T2、US6065743及びEP0908272B1に記載されている。US6220588B1にも調節ピストンのこのような軸方向における調節形式が記載されており、これに対してUS6616133B1には、ピストンロッドの段階的な調節形式が示されている。
本出願人によるWO2005/044517A2には、ピストンシリンダユニット内にダブルピストンを備えたトグルレバーテンション装置が開示されており、この場合調節ピストンはリングピストンに対してねじを介して無段階式に調節可能であり、つまり底部カバーから開口を貫いて導入された工具を用いて調節可能である。
底部カバーを貫いて外部から調節することができる、長さ調節可能なピストンロッド部分は、US6612557B2及びEP1262285A2並びにDE10136057C1にも開示されている。
トグルレバージョイントを備えたこのような装置、特にトグルレバージョイントテンション装置の駆動時における欠点としては、次のことが挙げられる。すなわちこの場合空行程(始動行程)中は、作業を実施するのに圧力空気の大部分が不要であり、圧力空気は、単に残っている摩擦力を克服するためにだけ必要であり、そして反対側に位置するリング室における空気量は排気されてしまう。
そこでこのような問題を解決するためにDE102006041707B4における解決策では、エネルギ消費を著しく、例えば40%減じるために、空行程(始動行程)時には著しく僅かな力で、本来の調節シリンダ、ひいてはピストンロッド、トグルレバージョイント装置及びこれに結合された装置部分、例えばテンションアームが駆動されるようになっている。そして切換え制御時に初めて、つまり作業位置において、全圧力空気が調節ピストンに作用して、全力を発揮するようになっている。始動行程中に、リングピストン側に位置する圧力空気は圧力作用面に作用するように、つまり調節ピストンのためのシリンダ室内に導かれ、これによってこの圧力空気は失われず、該圧力空気のエネルギは、調節ピストン及びピストンロッドを駆動するのに利用できるように残される。その結果運転コストは低減される。
このような思想は、本出願人によるDE102008007256B3においても引き続き追求され、つまりエネルギを可能な限り、このようなトグルレバージョイントを備えた装置、特にトグルレバーテンション装置の駆動時に節減しようとする研究がなされている。この場合に考慮しなくてはならないことは次のことである。すなわち、例えばトグルレバーテンション装置又はこれに類したものは、自動車工業のボディ製造時における製造ラインにおいて数多く使用され、その結果通常大量の圧力空気を使用し、そしてこのような大量の圧力空気は、空行程中にはまったく不要である。作業行程もしくは力行程の導入と共に初めて、つまり装置が作業を実施する場合、例えばテンションアームが装置部分をクランプしようとする場合に、もしくは全行程の終了の直前に、装置は全圧力媒体圧によって負荷される。ピストンが圧力によって全負荷されると共に又はその直前に、リング室内に存在するわずかな圧力空気量が逃がされる。同様なことは、WO2007/128437A1に対しても言える。
課題
本発明の課題は、冒頭に述べた形式の装置、すなわち自動車工業のボディ製造において使用される、緊締及び/又はクランプ及び/又はセンタリング及び/又は穿孔及び/又は溶接及び/又はクリンチのための、例えば圧力空気によって駆動される装置を改良して、ピストンシリンダユニットの移動行程を、装置の分解なしに簡単に、外部から単純な工具を用いて変化させることができ、しかも駆動エネルギを著しく節約することができ、これにより運転コストひいてはエネルギコストを低減できるようにすることである。
解決策
この課題は請求項1又は2に記載の構成によって解決される。
すなわち前記課題を解決するために請求項1記載の構成では、自動車工業のボディ製造において使用される、緊締、クランプ、センタリング、穿孔、溶接又はクリンチのための、ダブルピストン機構を備えた圧力空気駆動式のエネルギ効率の良い装置において、ピストンシリンダユニットとして形成されていて圧力空気が供給される駆動ユニットと、該駆動ユニットに対して同軸的に接続されたヘッドユニットとが設けられており、該ヘッドユニット内においてトグルレバージョイント装置が、ヘッドユニットに支承された位置固定の軸に旋回運動可能に配置されており、トグルレバージョイント装置が、長さ調節可能でかつ所望の長さにおいてロック可能で駆動ユニットの軸方向に延在している、複数部分から成るピストンロッド部分と結合されており、駆動ユニットのシリンダ内で互いに軸方向間隔をおいて、リングピストンと調節ピストンとが、圧力空気の作用下で長手方向移動可能にかつシール作用をもって案内されおり、リングピストンが、ピストンロッド部分によってジョイントを介してトグルレバージョイント装置と枢着運動可能に結合されており、調節ピストンが第2のピストンロッド部分と連結されており、リングピストンと調節ピストンとの各行程位置及び各調節位置において、リングピストンと調節ピストンとの間に配置されていて該リングピストン及び調節ピストンの調節に応じて増大又は減少するシリンダ室が、圧力空気から遮断されており、リングピストンが制御装置を介して、始動行程(空行程)中に、リングピストンによって押し退けられた圧力空気量を、通路系を介して、調節ピストンの圧力作用を受けるピストン面の調節シリンダ室内に流入制御し、空行程の終了と共に初めて制御弁の操作時に、リングピストンによって押し退けられた残りの圧力空気量が、リングシリンダ室から通路を介して戻し路に接続されており、制御装置の操作時又は操作直後に、全空気圧が、調節ピストンの圧力作用を受けるピストン面を負荷して、力行程を生ぜしめるようにした。
前記課題を解決するために請求項2記載の構成では、自動車工業のボディ製造において使用される、緊締、クランプ、センタリング、穿孔、溶接又はクリンチのための、ダブルピストン機構を備えた圧力空気駆動式のエネルギ効率の良い装置において、ピストンシリンダユニットとして形成されていて圧力空気が供給される駆動ユニットと、該駆動ユニットに対して同軸的に接続されたヘッドユニットとが設けられており、該ヘッドユニット内においてトグルレバージョイント装置が、ヘッドユニットに支承された位置固定の軸に旋回運動可能に配置されており、トグルレバージョイント装置が、長さ調節可能でかつ所望の長さにおいてロック可能でピストンシリンダユニットの軸方向に延在している、複数部分から成るピストンロッド部分と結合されており、駆動ユニットのシリンダ内で互いに軸方向間隔をおいて、リングピストンと調節ピストンとが、圧力空気の作用下で長手方向移動可能にかつシール作用をもって案内されおり、リングピストンが、ピストンロッド部分によってジョイントを介してトグルレバージョイント装置と枢着運動可能に結合されており、調節ピストンが第2のピストンロッド部分と連結されており、リングピストンと調節ピストンとの各行程位置及び各調節位置において、リングピストンと調節ピストンとの間に配置されていて該リングピストン及び調節ピストンの調節に応じて増大又は減少するシリンダ室が、圧力空気から遮断されており、リングピストンが制御装置を介して、空行程中に、リングピストンによって押し退けられた圧力空気量を、通路系を介して、調節ピストンの圧力作用を受けるピストン面のシリンダ室内に流入制御し、空行程の終了と共に初めて制御弁の操作時に、リングピストンによって押し退けられた残りの圧力空気量が、リングシリンダ室から通路を介して戻し路に接続されており、制御装置の操作時又は操作直後に、全空気圧が、調節ピストンの圧力作用を受けるピストン面を負荷して、力行程を生ぜしめ、開放位置及び作業位置、例えばトグルレバーテンション装置のテンションアームのテンション位置を検出する、誘導式スイッチ、リミットスイッチ、マイクロスイッチ、空気力式スイッチのようなセンサ装置が、設けられており、調節ピストンによって、トグルレバージョイント装置の旋回角の調節と一緒に、ひいては例えばテンションアーム又はこれに類したものの旋回角の調節と一緒に、調節ピストンと場合によっては間接的に連結された接続舌片の緩衝ポジションが調節可能であり、これに対して第2の接続舌片が、トグルレバージョイント装置に配属されたピストンロッド部分と結合されているようにした。
本発明の利点
図1に示された解決策では、ピストンシリンダユニットにダブルピストンが配属されていて、ダブルピストンのうちの一方のピストンはリングピストンとして形成され、かつ他方のピストンは調節ピストンとして形成されている。リングピストンは、ピストンロッド部分と結合されていて、このピストンロッド部分はトグルレバージョイント装置と動力を伝達するように連結されており、これによって軸方向の調節運動は、トグルレバージョイント装置に配属された装置部分、例えばテンションレバーに、旋回運動として伝達される。リングピストンは制御装置を制御するのに対して、調節ピストンを介して、例えば六角レンチのような工具を用いて、シリンダの底部カバーにおける開口を通して、例えばねじとして形成された第2のピストンロッド部分を、一方又は他方の方向に回転させることができる。これによってリングピストン及び調節ピストンの有効な移動調節行程が変えられ、これにより間接的に、トグルレバージョイント装置及びこれに連結された装置部分の旋回角が変化させられる。これによって、例えばテンションアームの旋回角を外部から変化させることができる。
複数部分から成るピストンロッドの軸方向長さの調節による、このような旋回角の容易かつ有利な適合は、本発明によれば制御装置によって補足される。すなわちリングピストンがこの制御装置を切換え制御しない時点までは(この切換え制御は調節行程の終了直前に行われる)、調節ピストンのシリンダ室を満たすためには比較的僅かな流体量しか必要ではない。なぜならばリングピストンは当該行程中に、該リングピストンによって押し退けられた流体量を、通路系を介して、調節ピストンの圧力作用を受ける室に供給し、その結果、押し退けられた流体量が失われることはないからである。始動行程中には、ピストンロッドの容量によって規定された圧力空気量だけを利用するだけで、始動行程を実施することができる。そのためには比較的僅かなエネルギしか必要がない。それというのはこの場合、比較的小さな摩擦力と、取付け位置に応じて重力とを、組み込まれた装置部分によって克服するだけでよいからである。つまり緊締作業又はその他の作業は、始動行程(空行程)中には、まだ実施する必要がないからである。そして制御装置がリングピストンによって切換え制御された時に初めて(この切換え制御は始動行程の終了直前に行うことができる)、リング室内に存在する僅かな圧力空気量が排気される。同時に圧力空気の全圧力が調節ピストンの圧力作用を受けるピストン面、つまり調節ピストンの受圧面に作用し、これにより、例えば緊締、クリンチ、溶接又はこれに類した作業に必要な高い作業力を生ぜしめる。
このようにして全体として運転コストは著しく節約され、この節約の値は、該当する装置及びピストン行程の大きさに応じて、例えばトグルレバーテンション装置では、約66%ほどである。例えばトグルレバーテンション装置であるこのような装置が、製造ラインにおいて100個使用されると仮定すると、エネルギコスト、ひいては運転コストの節約は著しいものになる。
従って本発明によって、例えばテンションアームの旋回角を外部から装置の分解なしに簡単に調節できるのみならず、消費を減じることにより運転コストを節約することができる、トグルレバージョイント装置を備えた装置が得られる。
請求項2記載の構成による前記課題の第2の解決策では、マイクロスイッチ、リミットスイッチ又は空気力式スイッチ又は誘導式スイッチを備えたユニットとして形成された応答装置が設けられ、このような応答装置を装置では、同様に、外部から簡単に旋回角を無段階式に変化させることでき、かつ装置の経済的な運転が可能であり、しかもトグルレバージョイント装置の旋回角、ひいては例えばテンションアームの旋回角の変化と同時に、応答装置の緩衝ポジション(Bedaempfungsposition)を調節することができる。これは同一の運動によって、つまり1つのピストンロッド部分に対する回転運動によって行われ、その結果トグルレバージョイント装置の旋回角の変化後においては、センサ装置の長い調節作業又は調整作業はもはや必要ない。
本発明のその他の構成
本発明のその他の構成は、請求項3〜14に記載されている。
請求項3には極めて有利な実施形態が記載されており、この実施形態では、それぞれの切換え制御通路及び供給通路は装置自体の壁の中に位置しているので、外側に位置するホース管路は存在しない。そして切換え制御通路及び供給通路は、例えば底部カバー内に配置されていても、又はヘッド部分と本来のシリンダとの間に位置する壁に配置されていても、又はシリンダ壁自体の中を延びていてもよい。これによってこれらの通路は、外方に向かって損傷及び汚れに対して保護され、例えばトグルレバーテンション装置である装置の全体寸法を変化させることもない。
制御ピストンが壁に配置されていて、該壁が、リングピストンの、圧力作用を受けるシリンダ室を、例えばトグルレバーテンション装置のテンションヘッドであるヘッド部分の内室から切り離していると、特に有利である。この場合、リングピストンが制御装置特に制御ピストンを操作して該制御ピストンを切換え制御して、この制御ピストンを切換え制御する前に、リングピストンの始動行程を十分に利用することができる。その結果同時に全圧力媒体圧、特に空気圧は、調節ピストンの圧力作用を受けるピストン面に作用し、そして例えばトグルレバーテンション装置のテンションレバーに対する緊締力を生ぜしめる(請求項4)。
請求項5によれば、調節ピストンが操作部材と結合されていて、該操作部材が端部に接続舌片を有している。これによって、調節ピストンの行程調節時に同時に操作部材を介して接続舌片も調節することができ、その結果センサ装置は同時に新たな行程に調節される。
請求項6によれば、操作部材がロッドとして形成されていて、該ロッドがリングピストンと、ヘッド部分の内室を駆動ユニットのシリンダから切り離している壁とを、シール作用をもって貫通している。
請求項7に記載された有利な構成では、センサ装置がカセットとして形成されていて、開口を貫いて、例えばテンションヘッドであるヘッド部分の背側に配置されている。装置自体は、4つのすべての側に、ねじ山を備えた適宜な盲孔を備えていることができ、その結果装置は必要な場合には、4つのすべての側において、装置の背側においても、固定されることができ、このことは自動車工業のボディ製造時における生産ラインのために特に有利である。
本発明の特に有利な構成は請求項8に記載されている。なぜならば、このような構成によって、トグルレバージョイント装置の旋回角を確実に変化させることができるからである。そしてこれにより、例えば溶接電極の調節時に接近運動距離を精密に変化させることができるのみならず、ダブルピストンシリンダユニットのどのような行程の後で、溶接時における全プレス力を、互いに溶接される部分に対してもたらすべきなのかを、正確に規定することも可能になる。同様なことは、クリンチにおいても、又は例えばトグルレバーテンション装置を用いた緊締時にも言える。
請求項9には、構造的に簡単に実現することができる特に有利な実施形態が記載されており、また請求項10には、請求項9に記載されたのとは逆の実施形態が記載されている。
請求項11記載の有利な構成では、調節ピストンの、底部に向けられた側に、ブレーキピストンが配置されていて、このブレーキピストンが開放位置において、シリンダの底部カバーにおけるブレーキ室にシールされて係合するようになっている。
請求項12によれば、ピストンシリンダユニットの底部に、閉鎖可能な開口が配置されていて、この開口を通して、例えば六角レンチのような適宜な工具が挿入可能であり、この工具は、ブレーキピストンの対応する切欠きに係合して、所属のピストンロッド部分を一方又は他方の方向に回転させることができる。
請求項13記載の構成では、リングピストンと調節ピストンとの間におけるシリンダ室が、ピストンロッドに設けられた孔と、ピストンロッド又はピストンロッド部分内を延びている通路とを介して、ヘッド部分の内室に接続されており、これによって事実上外部に空気抜きされている。それというのは、この内室は気密にシールされていないからである。
調節ピストンの圧力作用側に向けられたシリンダ室は、絞り孔を介して、例えば圧力空気である流体のための供給通路に接続されている。この供給通路は通路系に接続されていて、この通路系はまたリングピストンのリング側に通じていて、同時にブレーキ室とも流体を導くように接続されている。このブレーキ室は、ブレーキピストンが進入してシール部材を通過した後で、調節ピストンの圧力作用側に配属されたシリンダ室から、閉鎖される。
請求項14には有利な実施形態が記載されている。
ピストンシリンダユニットのシリンダの内室は、調節ピストン及びリングピストンの外周部と同様に非円形、例えば扁平楕円形に、形成されていてもよい。扁平楕円形というのはこの場合、長い側が方形の辺であり、狭い側が円弧又は曲線で接続されている形状のことを意味している。これによってリングピストン及び調節ピストンは、シリンダ内において回動不能に配置されている。
調節ピストンに配属されているピストンロッドは、調節ピストンに対して形状結合式又は摩擦力結合式に結合されている。この結合は、底部カバーにおける孔を通して貫通案内される工具によって、ピストンロッド部分の軸方向調節を目的として、ロック解除又は解消又は克服されることができる。ピストンロッド部分と調節ピストンとの間におけるこのような形式のロック又は連結は、少なくとも1つのピンや球のような係止体を用いて、又は例えばリングパッキンのようなシール部材によって、相応な予負荷をもって、又は錠止装置によって行うことができ、そしてこれらは、工具によって外部から解除される。
次に図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
トグルレバーテンション装置として形成された本発明による装置の開放位置を示す縦断面図であって、リングピストンと調節ピストンとが底部カバーの領域における終端位置を占めていて、両方のピストンロッド部分が最大のねじ込み深さをもって互いに螺合されている状態を示す図である。 調節ピストンとリングピストンとがほぼ中間の行程領域を占めていて、両ピストンロッド部分が互いに部分的にねじ込まれている、装置の中間位置を示す縦断面図である。 両ピストンロッド部分が図2に示された状態よりも浅いねじ込み深さをもって螺合していて、リングピストンが、制御ピストンとして形成された制御装置を長手方向移動によって迂回制御している、装置のテンション位置を示す縦断面図である。
図面には、本発明をトグルレバーテンション装置(Kniehebelspannvorrichtung)に使用した場合の実施形態が示されており、このトグルレバーテンション装置は、自動車工業のボディ製造において特に有利に使用される。全体を符号1で示された、テンションヘッドとして形成されたヘッドユニットには、ピストンシリンダユニットとして形成された駆動ユニット2が接続されている。図面においてテンションヘッド1と駆動ユニット2とは同一斜線で材料的に一体に示されているが、しかしながらテンションヘッド1と駆動ユニット2とは別個の構成ユニットを形成していて、例えばねじ(図示せず)によって互いに結合されていてもよい。ヘッドユニット1と駆動ユニット2、特にそのシリンダ3とは、軽金属、特にアルミニウム合金から成っていることができる。駆動ユニット2は壁4によってヘッドユニット1から隔てられて示されている。この壁4はカバーとして形成されていることができ、この壁4も、図示のように同様に材料的に一体に構成されている代わりに、機能的に一体にシリンダ3及び/又はヘッドユニット1と、ねじ又はこれに類したものによって結合されていてもよい(図示せず)。シリンダ3の、ヘッドユニット1とは反対側の底部は、図面では同様に材料的に一体に示された底部カバー5によって閉鎖されて形成されており、この底部カバー5は必要とあればねじ又はこれに類したもの(図示せず)によってシリンダ3と液密につまり液体に対するシール作用をもって、特に壁4のように圧力媒体に対してシール作用をもって、シリンダ3と結合されていることができる。相応なシール部材は図示されていない。シリンダ3は少なくとも内部に、有利にはしかしながらまた外側においても、真円形に、つまり円筒形に形成されていることができる。しかしながらまた、シリンダに、それとは異なった形状を、例えば横断面で見て内側及び外側が方形の形状を、又はいわゆる扁平卵形(flachoval)又は楕円形(elliptisch)の形状を、与えることも可能である。この場合例えば横断面形状において、方形辺は円弧又は直線によって内側及び外側が形成され、これに対して方形の狭幅側は円弧又は曲線区分によって示されている。このようにして僅かな横断面寸法が生ぜしめられ、その結果このような装置は特に狭い製造ラインにおいて相互に組み付けることができ、これによって例えば溶接ポイント又はクランプアームを互いに密に隣接して取り付けることができる。
シリンダ3内には、軸方向において相前後して配置された2つのピストンが配置されており、そのうちの一方のピストン、つまり底部カバー5に向けられたピストンは、調節ピストン6として形成されていて、ヘッドユニット1に向けられた他方のピストンは、リングピストン7として形成されている。調節ピストン6及びリングピストン7は、シールエレメント8;9によってシリンダ3の内壁10に対して、流体密につまり流体に対してシール作用をもって、特に圧力空気密に、シールされて形成されている。圧力媒体の圧力負荷に応じて、調節ピストン6とリングピストン7とは同方向にかつ一緒に、共通の中心軸線11の延在方向で、つまり同軸的に、Xの方向か又はYの方向に移動させられる。
図面から分かるように、調節ピストン6及びリングピストン7の方向Xもしくは方向Yにおける行程運動を、トグルレバージョイント装置12にジョイント13を用いて伝達するピストンロッドは、2部分から形成されている。ジョイント13は図示の実施形態では旋回ジョイントとして形成されていて、その運動をトグルレバージョイント装置12のリンクエレメントを介して、ハウジング固定の軸14に伝達し、この軸14には、駆動装置によって運動可能な装置部分、例えばテンションアーム15が連結されており、このテンションアーム15はトグルレバージョイント装置12の運動に応じて、Aの方向又はBの方向に旋回させられる。テンションアーム15の代わりにこの実施形態において、溶接ジョー、マンドレルもしくは心棒又はクリンチ工具が設けられていてもよい。例えばテンションアーム5と一緒に作用する対応受け(ジョー(Kiefer)とも呼ばれる)は、図面を見易くするために図示されていない。このような対応受けとテンションアーム15との間には、例えば金属薄板のような装置部分又は、特に自動車製造の車体構造において見られるような構成グループが、緊締されて保持され、そしてこのような装置部分又は構成グループの緊締保持は、点溶接、クリンチ又は接着によって互いに結合されるまで、続けられる。
一方のピストンロッド部分16は図示の実施形態では、摩擦力結合式(kraftschluessig)に調節ピストン6と結合されていて、その外側にねじ山17を有しており、つまり一種のねじスピンドルとして形成されている。このピストンロッド部分16と調節ピストン6との間における摩擦力結合式の結合部は、主として、ピストンロッド部分16の1区分の表面と、調節ピストン6に配属されたシールエレメント18との間における摩擦力結合式の結合部によって形成され、シールエレメント18は例えばリングパッキンとして形成されていることができる。このような結合形式の代わりにしかしながらまた、結合を形状結合式(formschluessig)に、例えばボールスナッパ(Kugelschnaepper)の形式で、ピンを用いた形状結合式のロックによって、ねじ、差込みロック又はこれに類したものによって、行うことも可能である。
他方のピストンロッド部分19は長手方向軸線方向において盲孔20を備えており、この盲孔20は雌ねじ山21を有していて、この雌ねじ山21に、ピストンロッド部分16は方向X又は方向Yでつまり軸方向で深く又は浅くねじ込み可能である。これによって調節ピストン6とリングピストン7との間の軸方向間隔は相応に、例えば無段階式に変化させられる。
ピストンロッド部分16は調節ピストン6に貫通係合していて、底部カバー5に向けられた長さ区分にブレーキピストン22を備えており、このブレーキピストン22は軸方向に、例えば多角形レンチのような適宜な工具を係合させるための切欠き23を有している。底部カバー5には閉鎖可能な開口24が配置されており、この開口を通して工具がブレーキピストン22の切欠き23内に導入可能であり、これによってブレーキピストン22を、ひいてはピストンロッド部分16をその長手方向軸線を中心において一方又は他方の方向に回転させること、ひいては調節ピストン6とリングピストン7との間の間隔を変化させることができる。これによって方向Xもしくは方向Yにおける相応な行程変化が生ぜしめられ、ひいてはトグルレバージョイント装置12の旋回角及び該トグルレバージョイント装置12に配属された装置部分、例えばテンションアーム15の旋回角が、方向A又は方向Bにおいて相応に変化させられる。
開口24は底部カバー5におけるブレーキ室25に開口し、底部カバー5にはシールエレメント26が配属されていて、このシールエレメント26は、ブレーキ室25内へのブレーキピストン22の進入時にブレーキ室25をシールする。シールエレメント26は、ブレーキ室25が流体、特に圧力空気によって圧力媒体圧を負荷された場合に、圧力空気を調節シリンダ室27内には流入させるが、しかしながら逆方向ではシールするように、構成されていることができる。リングピストン7に配属されていて、流体圧、特に圧力空気によって負荷される、他方のリングシリンダ室は、符号28で示されている。シリンダ室29はそれに対していかなる位置においても流体圧によって負荷されず、横方向通路60及び長手方向通路30を介して盲孔20に孔31を介して接続されており、これによって常にヘッド部分1の内室32に通気されている。このヘッド部分1はピストンロッド部分16及びトグルレバージョイント装置12並びにジョイントを外方に向かって汚れ及び水分に対して保護して、カプセル状に包み込んでいる。そのためにヘッド部分1は、複数の、特に2つのサンドイッチ状にかつシールされて互いに重なり合って位置するハウジング部分、特にハウジング半部から成っていることができ、これらのハウジング半部は適宜な形式で、特にねじ(図示せず)によって互いに解離可能に結合されている。
ピストンロッド部分19は、シールエレメント33によってシールされて流体密につまり流体に対するシール作用をもって壁4を貫通係合し、内室32内に接続舌片34を備えていて、この接続舌片34は、適宜なマイクロスイッチ、誘導式スイッチ又はこれに類したものを備えていることができるセンサ装置35を緩衝する。マイクロスイッチ又はその他のセンサエレメントは、方向Xもしくは方向Yにおいて定置に、又はしかしながらまた、断続的に又は無段階式に調節可能であるか、又は全長にわたって緩衝可能なエレメントを有している。センサ装置35には適宜な電機部材又は電子部材36が配属されており、この部材36は値を、離れて位置する監視ユニット、例えばコンピュータに送り、このコンピュータは、個々の装置の流体圧負荷のためのシーケンス制御装置に接続されかつ配置されている(図示せず)。センサ装置35は切欠き、特に長手方向スリットを貫いて、装置の背側に配置されていて、長手方向スリットを可能な限り塵埃及び水分に対してシール作用をもって覆っている。センサ装置35はしかしながらまた適宜な開口を貫いて内室32内に導入可能であってもよい。図示の実施形態では、互いに間隔をおいて位置する2つのマイクロスイッチ37;38が示されており、これらのマイクロスイッチ37,38は、誘導式のスイッチとして形成されていて、両マイクロスイッチ37,38を介して例えばテンションアーム15である装置部分の個々の位置を検出することができ、つまりテンションアーム15が例えば開放位置を占めているのか又は閉鎖位置(作業位置)を占めているのかを、検出することができる。
図面から分かるように、シリンダ壁に長手方向通路39が設けられていて、この長手方向通路39は流体を導くように横方向通路40に接続されており、さらに、底部カバー5に配置された通路41に接続されており、この通路41はブレーキ室25と、場合によっては絞り孔を介して流体を導くように、接続されている。通路41は、底部カバー5の延在方向でシールエレメント26の後ろにおいてブレーキ室25内に開口していて、流体供給兼排出部に接続されており、このことは横方向通路40を介して行うことができる。この流体供給兼排出部は、例えば圧力空気である流体の供給及び場合によっては排出のために働く。ブレーキ室25は閉鎖栓体42を介して流体に対してシール作用をもって外方に向かってシールされている。この閉鎖栓体42が除去されると、通路が、ひいては調節シリンダ室27も通気され、工具を用いて、ブレーキピストン22における切欠き23にアクセスすることが可能になる。
長手方向通路39は、横方向通路40を介して調節シリンダ室27に開口している。横方向通路40は、適宜な流体供給兼排出系に接続されている(図示せず)。この流体は、作業シリンダを運転する場合に使用される液圧媒体液、圧力空気又は準液体(Quasifluessigkeit)であってよい。しかしながら、自動車工業のボディ製造においては圧力空気を使用すると有利である。それというのは、圧力空気は至る所で工場において、特に生産ラインにおいて使用することができるからである。
長手方向通路39は他方の端部から間隔をおいて、壁4に配置された分岐通路43と流体を流すように接続されており、これに対して長手方向通路39はその端部においてさらに、通路区分44と流体を流すように接続されており、この通路区分44は、通路45に流体を流すように開口している。壁4には別の通路46が配置されており、この通路46は円筒形の孔47に開口している。この通路46には室通路48が接続していて、この室通路48は一端で、流体を流すように孔47と接続され、かつ他端で室45に開口している。円筒形の孔47には制御装置が配置されており、この制御装置は図示の実施形態ではスプールもしくはピストンスライダ49を有しており、このピストンスライダ49は長手方向摺動可能にかつシール作用をもって円筒形の孔47内において案内されていて、ピストンスライダ49はその長手方向における一区分がリングシリンダ室28内に進入していて、かつピストン50を備えた室45内において長手方向摺動可能にかつシール作用をもって案内されている。ピストン50のためのシールエレメントは、図面を簡略化するために示されていない。室45はこれによって2つのシリンダ室51,52に分割されており、この場合一方のシリンダ室には室通路48が流体を導くように開口しており、これに対して反対側に位置する他方のシリンダ室には、通路区分44が流体を導くように開口している。ピストンスライダ49は長手方向通路53を有しており、この長手方向通路53は、図示の実施形態ではピストンスライダ49の長手方向軸線に対して同軸的に、該ピストンスライダ49の全長の一部にわたって延在しており、さらに長手方向軸線に対して直交して延びていて長手方向通路53に接続された、流体を導く分岐通路54を有している。
符号55で、ロッドとして形成された操作装置が示されており、この操作装置55は接続舌片56を操作するために働く。操作装置として働くロッド55は、調節ピストン6と一体に、例えばねじ山57によってしっかりと、しかしながら解離可能にけつごうされていて、壁4を貫通しかつシールエレメント58によってシールされており、そして調節ピストン6のそれぞれの位置においてヘッド部分1の内室32内に進入する。調節ピストン6が、ピストンロッド部分19の雌ねじ山21内におけるピストンロッド部分16の深い又は浅いさらなるねじ込みによって調節されると、これによってまた接続舌片56の適正な調節が行われ、その結果トグルレバージョイント装置12の旋回角の調節、及びこれに結合された装置部分、例えば方向AもしくはBにおけるテンションアーム15の旋回角の調節と共に、同時にセンサ装置も適正に調節される。接続舌片34はそれとは異なり、必要とあれば常に位置固定にピストンロッド部分19と結合されていることができる。ピストンシリンダユニットの旋回角の調節時には単にピストンロッド部分16だけが、一方又は他方の方向に回転するので、調節ピストン6はシリンダ3に対するその角度位置を変化させない。このことは特に、内壁10が非円形、例えば方形、楕円形、正方形又はこれに類した形に形成されている場合に言える。これによってセンサ装置35に対する接続舌片56の相対位置が維持され、相対位置に関する後調整の必要がない。
図示された実施形態の作用形式は以下の通りである:
例えば図2に示された部材の位置において、横方向通路40は、図示されていない流体源、例えば圧力空気源に接続されており、この流体源もしくは圧力空気源は、圧力下にある流体、例えば圧力空気を供給する。これによって調節シリンダ室27は圧力媒体圧、特に圧力空気によって満たされる。同時にこの圧力媒体圧は、長手方向通路39と分岐通路43とピストンスライダ49における分岐通路54とピストンスライダ49における長手方向通路53とを介して、リングシリンダ室28内にも伝わり、該リングシリンダ室28を圧力媒体圧、特に空気圧によって負荷する。リングシリンダ室28における圧力作用を受けるピストン面は、調節シリンダ室27における圧力作用面よりも小さいので、圧力差が生じ、この圧力差は、図示の部材の位置では方向Yに、つまり閉鎖位置に、ひいてはテンションアーム15を方向Aに旋回させる。
テンションアーム15の代わりに他の装置部分、例えば緊締、プレス、接合、打抜き、エンボス加工、穿孔又は溶接時に必要である他の装置部分を、相応に駆動することも可能である。空行程時、つまり準備行程もしく始動行程(Anstellhub)時において、摩擦力及び場合によっては重量抵抗を克服するためには僅かな駆動力しか必要としない。その結果空行程(始動行程)時において、必要な駆動エネルギは駆動ユニットにおける圧力作用面に相応して、例えば約70%又はそれ以上が減じられる。このことはまた、圧力作用を受けるピストン面の選択によっても、例えばピストンロッド部分19の横断面を相応に変化させることによって、規定することができる。
調節ピストン6及びリングピストン7のさらなる移動時に、リングピストン7がピストンスライダ49の端面に衝突すると、ピストンスライダ49はその長手方向軸線の方向で同様にリングピストン7の行程方向において壁4内において移動させられ、このピストンスライダ49の移動は、図3に示された位置が得られるまで続く。この位置において分岐通路43はリングシリンダ室28から遮断されていて、ピストンスライダ49における長手方向通路53と分岐通路54とを介して、通路46に流体を導くように接続されており、これによってリングシリンダ室28は戻し管路に接続されて、通気もしくは排気される。この戻し又は排気は、逆向きの行程方向において、再び圧力媒体圧の供給のため、特に圧力空気の供給のために必要になる。
方向Yにおける始動行程(空行程)中に、リングピストン7から押し退けられた流体量は、ピストンスライダ49における長手方向通路53及び分岐通路43を介して、長手方向通路39に供給され、この長手方向通路39から横方向通路40及び場合によっては通路41を介して、調節シリンダ室27に供給される。その結果空行程中には、リングピストン7から押し退けられた駆動用の流体量は、失われるのではなく、単に駆動のために差を埋めるだけでよく、この差は、リングピストン7に対する調節ピストン6の調節に応じて、ひいてはピストンロッド部分19内へのピストンロッド部分19のねじ込み長さの調節に応じて、変化させることができる。
ピストンロッド部分16,19が方向Yに移動させられると、流体供給のため、特に圧力空気供給のための制御装置(図示せず)によって、横方向通路40は圧力媒体圧によって負荷され、この圧力媒体圧は図3に示された部材の位置では、長手方向通路39、通路46及び長手方向通路53を介してリングシリンダ室28内に達する。この圧力媒体圧は室通路48を介してピストン50の下の室45内にも達し、ピストンスライダ49を図3に示された位置に保つ。ピストンロッド部分16,19及びリングピストン7並びに調節ピストン6は、これによって方向Yに移動し、トグルレバージョイント装置12を方向Bに旋回させ、その結果トグルレバージョイント装置12に連結されたテンションアーム15又はこれに類したものも同様に方向Bに運動し、つまり開放位置に旋回する。テンションアームでは例えば旋回角は方向AもしくはBにおいて0〜135°又はそれ以上である。部材はこの場合、ブレーキピストン22がブレーキ室25内に進入し、シールエレメント26がこれによって調節シリンダ室27を遮断するまで、運動する。その後では、流体は単に絞り孔(図示せず)を介して通路41;40内に逃げ、戻し路に供給されることしかできない。調節シリンダ室27内における圧力媒体、例えば圧力空気の流出は、これによって遅らされて行われるので、装置のソフトな始動もしくは開放運動が行われ、その結果調節ピストン6が底部カバー5に激しく当接することは回避される。
方向Xにおける部材の運動が望まれると(空行程、始動行程)、流体圧、例えば圧力空気圧が再び横方向通路40、分岐通路43に通じる長手方向通路39、及び通路区分44を介して伝えられ、ピストン50を負荷し、次いで既に述べた作業サイクルを繰り返すことができる。それというのはこの場合ピストンスライダ49は図1に示された位置において方向Xに移動させられるからであり、この方向Xでの移動は、ピストンスライダ49が再びリングピストン7によって図3に示された制御位置を占めるまで、続けられる。
上に述べたことから明らかなように、ピストンスライダ49の操作時には全圧力媒体圧が調節ピストン6の圧力作用面に対して作用する。始動行程時には、ピストンロッドによってリング室内に規定された圧力媒体量だけが、常に圧力媒体源によって、例えば圧力空気発生器によって補足され、その結果運転コストを節減することができる。圧力媒体、特に圧力空気における極めて僅かな残留量だけが、排気される。トグルレバージョイント装置又はこれに類したものの始動行程時には、つまり単に、克服する必要のある摩擦力及び場合によっては慣性力だけを、克服すればよい。これによって、技術的な出力データ及び寸法が同じ場合、流体消費、特に圧力空気消費は、平均的に少なくとも50%減じられる。本発明による装置は従って、公害を出さない、エネルギ効率の良い駆動を達成すると共に、トグルレバージョイント装置を介して駆動される部材を移動させることができる行程ひいては角度を、読出し装置もしくは応答装置(Abfragevorrichtung)を同時に調節して、外部から、装置の分解なしに両方向において無段階式に変化させることができ、かつその都度所望の位置を得ることができ、しかもこの場合応答装置を旋回角の調節時に後調整する必要はない。
符号60で横方向通路が示され、符号58;59は、ロッド55を圧力媒体密に、つまり圧力媒体に対するシール作用をもって貫通案内するためのシールエレメントを示し、符号61は、コネクタであり、センサ装置55が読み出すデータを離れたデータ集合箇所に送信するためのコネクタを示している。
1 テンションユニット、テンションヘッド、 2 駆動ユニット、 3 シリンダ、 4 壁、 5 底部カバー、 6 調節ピストン、 7 リングピストン、 8 シールエレメント、 9 シールエレメント、 10 内壁、 11 中心線、 12 トグルレバージョイント装置、 13 ジョイント、 14 軸(ハウジング固定の)、 15 装置部分、テンションアーム、センタリング心棒、溶接ジョー、クリンチ工具、 16 ピストンロッド部分、 17 ねじ山、 18 シールエレメント、 19 ピストンロッド部分、 20 盲孔、 21 雌ねじ山、 22 ブレーキピストン、 23 切欠き、 24 開口、 25 ブレーキ室、 26 シールエレメント、 27 調節シリンダ室、 28 リングシリンダ室、 29 シリンダ室、 30 長手方向通路、 31 孔、 32 内室、 33 シールエレメント、 34 接続舌片、 35 センサ装置、 36 部材、 37 マイクロスイッチ、 38 マイクロスイッチ、 39 長手方向通路、 40 横方向通路、 41 通路、 42 閉鎖栓体、 43 分岐通路、 44 通路区分、 45 室、 46 通路、 47 孔(円筒形の)、 48 室通路、 49 ピストンスライダ、制御装置、 50 ピストン、 51 シリンダ室、 52 シリンダ室、 53 長手方向通路、 54 分岐通路、 55 ロッド、操作部材、 56 接続舌片、 57 ねじ山、 58 シールエレメント、 59 シールエレメント、 60 横方向通路、 61 コネクタ、 X 行程方向、 Y 行程方向、 A 旋回方向、 B 旋回方向
文献リスト
Figure 2012500366

Claims (14)

  1. 自動車工業のボディ製造において使用される、緊締、クランプ、センタリング、穿孔、溶接又はクリンチのための、ダブルピストン機構を備えた圧力空気駆動式のエネルギ効率の良い装置であって、ピストンシリンダユニットとして形成されていて圧力空気が供給される駆動ユニット(2)と、該駆動ユニット(2)に対して同軸的に接続されたヘッドユニット(1)とが設けられており、該ヘッドユニット(1)内においてトグルレバージョイント装置(12)が、ヘッドユニット(1)に支承された位置固定の軸(14)に旋回運動可能に配置されており、トグルレバージョイント装置(12)が、長さ調節可能でかつ所望の長さにおいてロック可能で駆動ユニット(2)の軸方向に延在している、複数部分から成るピストンロッド部分(16,19)と結合されており、駆動ユニット(2)のシリンダ(3)内で互いに軸方向間隔をおいて、リングピストン(7)と調節ピストン(6)とが、圧力空気の作用下で長手方向移動可能にかつシール作用をもって案内されおり、リングピストン(7)が、ピストンロッド部分(19)によってジョイント(13)を介してトグルレバージョイント装置(12)と枢着運動可能に結合されており、調節ピストン(6)が第2のピストンロッド部分(16)と連結されており、リングピストン(7)と調節ピストン(6)との各行程位置及び各調節位置において、リングピストン(7)と調節ピストン(6)との間に配置されていて該リングピストン(7)及び調節ピストン(6)の調節に応じて増大又は減少するシリンダ室(29)が、圧力空気から遮断されており、リングピストン(7)が制御装置(49)を介して、始動行程(空行程)中に、リングピストン(7)によって押し退けられた圧力空気量を通路系(39)を介して、調節ピストン(6)の圧力作用を受けるピストン面の調節シリンダ室(27)内に流入制御し、空行程の終了と共に初めて制御弁(49)の操作時に、リングピストン(7)によって押し退けられた残りの圧力空気量が、リングシリンダ室(28)から通路を介して戻し路に接続されており、制御装置(49)の操作時又は操作直後に、全空気圧が、調節ピストン(6)の圧力作用を受けるピストン面を負荷して、力行程を生ぜしめることを特徴とする、自動車工業のボディ製造において使用される、ダブルピストン機構を備えた圧力空気駆動式の装置。
  2. 自動車工業のボディ製造において使用される、緊締、クランプ、センタリング、穿孔、溶接又はクリンチのための、ダブルピストン機構を備えた圧力空気駆動式のエネルギ効率の良い装置であって、ピストンシリンダユニットとして形成されていて圧力空気が供給される駆動ユニット(2)と、該駆動ユニット(2)に対して同軸的に接続されたヘッドユニット(1)とが設けられており、該ヘッドユニット(1)内においてトグルレバージョイント装置(12)が、ヘッドユニット(1)に支承された位置固定の軸(14)に旋回運動可能に配置されており、トグルレバージョイント装置(12)が、長さ調節可能でかつ所望の長さにおいてロック可能でピストンシリンダユニット(2)の軸方向に延在している、複数部分から成るピストンロッド部分(16,19)と結合されており、駆動ユニット(2)のシリンダ(3)内で互いに軸方向間隔をおいて、リングピストン(7)と調節ピストン(6)とが、圧力空気の作用下で長手方向移動可能にかつシール作用をもって案内されおり、リングピストン(7)が、ピストンロッド部分(19)によってジョイント(13)を介してトグルレバージョイント装置(12)と枢着運動可能に結合されており、調節ピストン(6)が第2のピストンロッド部分(16)と連結されており、リングピストン(7)と調節ピストン(6)との各行程位置及び各調節位置において、リングピストン(7)と調節ピストン(6)との間に配置されていて該リングピストン(7)及び調節ピストン(6)の調節に応じて増大又は減少するシリンダ室(29)が、圧力空気から遮断されており、リングピストン(7)が制御装置(49)を介して、空行程中に、リングピストンによって押し退けられた圧力空気量を、通路系を介して、調節ピストンの圧力作用を受けるピストン面のシリンダ室内に流入制御し、空行程の終了と共に初めて制御弁(49)の操作時に、リングピストン(7)によって押し退けられた残りの圧力空気量が、リングシリンダ室(28)から通路を介して戻し路に接続されており、制御装置(49)の操作時又は操作直後に、全空気圧が、調節ピストン(6)の圧力作用を受けるピストン面を負荷して、力行程を生ぜしめ、開放位置及び作業位置、例えばトグルレバーテンション装置のテンションアームのテンション位置を検出する、誘導式スイッチ、リミットスイッチ、マイクロスイッチ、空気力式スイッチのようなセンサ装置が、設けられており、調節ピストン(6)によって、トグルレバージョイント装置(12)の旋回角の調節と一緒に、ひいては例えばテンションアーム(15)又はこれに類したものの旋回角の調節と一緒に、調節ピストン(6)と場合によっては間接的に連結された接続舌片(56)の緩衝ポジションが調節可能であり、これに対して第2の接続舌片(34)が、トグルレバージョイント装置(12)に配属されたピストンロッド部分(19)と結合されていることを特徴とする、自動車工業のボディ製造において使用される、ダブルピストン機構を備えた圧力空気駆動式の装置。
  3. リングピストン(7)がピストンスライダ(49)と、該ピストンスライダ(49)内に配置された圧力空気を導く通路及び該通路の、装置の壁に配置された通路(39,40)との接続部とを、制御するようになっていて、装置の壁に配置された通路(39,40)が、圧力空気供給及び排出部並びに、圧力作用を受ける面を備えた調節ピストン(6)の調節シリンダ室(27)への迂回路への接続のために働く、請求項1又は2記載の装置。
  4. ピストンスライダ(49)が壁(4)に配置されていて、該壁(4)が、リングピストン(7)のリングシリンダ室(28)を、例えばトグルレバーテンション装置のテンションヘッド(1)であるヘッド部分(1)の内室(32)から、圧力媒体密につまり圧力媒体に対してシール作用をもって、切り離しており、この内室(32)内にトグルレバージョイント装置(12)が、有利には外方に向かって全面的に汚染を防止されてカプセル化されて配置されている、請求項3記載の装置。
  5. 調節ピストン(6)が操作部材(55)と結合されていて、該操作部材(55)が端部に接続舌片(56)を有している、請求項2から4までのいずれか1項記載の装置。
  6. 操作部材がロッド(55)として形成されていて、該ロッド(55)がリングピストン(7)と、ヘッド部分(1)の内室(32)を切り離している壁(4)とを、シール作用をもって貫通している、請求項5記載の装置。
  7. 装置に、カセットとして形成されたセンサ装置(35)が配属されていて、該センサ装置(35)が開口を貫いて、有利にはヘッド部分(1)の背側に配置されており、該開口が外方に向かって可能な限り継ぎ目をシールされてかつ汚染に対してシールされて閉鎖されており、装置が、4つのすべての側に固定装置、特にねじ山を備えた盲孔を有していて、装置が背側からのみならず、残りの3つの側からも必要とあれば交換可能に固定されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。
  8. ピストンロッド部分(16)がねじ山を備えた調節ねじとして、トグルレバージョイント装置(12)の旋回角の調節のために形成されている、請求項1から7までのいずれか1項記載の装置。
  9. トグルレバージョイント装置(12)及びリングピストン(7)と結合されているピストンロッド部分(19)が、盲孔を有していて、該盲孔に雌ねじ山(21)が設けられていて、該雌ねじ山(21)内に、調節ピストン(6)と結合された他方のピストンロッド部分(16)が、雄ねじ山(17)を介して、外部から駆動ユニット(2)の底部カバー(5)を貫いて調節可能であり、かつその都度所望の位置においてロック可能である、請求項1から8までのいずれか1項記載の装置。
  10. 調節ピストン(6)を備えたピストンロッド部分(16)が、ねじ山を備えた盲孔を有していて、該盲孔に、ねじボルトとして形成されたピストンロッド部分を備えたリングピストン(7)が、ねじ山を介して螺合可能であり、かつ駆動ユニット(2)の底部カバー(5)を貫いて調節可能である、請求項1から8までのいずれか1項記載の装置。
  11. 調節ピストン(5)の、ヘッド部分(1)とは反対の側に、ブレーキピストン(22)が設けられていて、該ブレーキピストン(22)が開放位置においてシールされて、底部カバー(5)のブレーキ室(25)内に係合する、請求項1から10までのいずれか1項記載の装置。
  12. 駆動ユニット(2)の底部カバー(5)内に、閉鎖可能な開口(24)が設けられていて、該開口(24)を通して、工具を用いてピストンロッド部分(16,19)が長さ調節可能である、請求項1から11までのいずれか1項記載の装置。
  13. 調節ピストン(6)とリングピストン(7)との間におけるシリンダ室(29)が、ピストンロッド又はピストンロッド部分(16)内を延びていて一端部において孔(31)を介してヘッド部分(1)の内室(32)に開口する長手方向通路(30)によって、空気抜きされている、請求項1から12までのいずれか1項記載の装置。
  14. 調節ピストン(6)と底部カバー(5)との間における調節シリンダ室(27)が、絞り通路を介して流体供給部及び流体排出部に接続され、かつリングシリンダ室(28)に通じる通路系(40,39)に接続され、さらに底部カバー(5)におけるブレーキ室(25)に接続されている、請求項1から13までのいずれか1項記載の装置。
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