JP2012226696A - 印刷ドライバー及び印刷指令装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス性がよく、禁則設定を利用しやすい印刷ドライバーを提供する。
【解決手段】印刷ドライバー40は、ユーザーPC30へのインストール時において、XMLで記述されている機能情報から同一階層の要素をソートしたバイナリデータである機能情報44へ変換したり、XMLで記述されている禁則情報から多次元配列したバイナリデータである禁則情報45へ変換したりし、変換後の機能情報44及び禁則情報45を設定ファイル43に保存する。その後、表示出力モジュール41により、この保存した設定ファイル43を利用して禁則条件を判定し、判定結果を印刷設定表示画面として表示出力する。禁則情報45には、禁則設定の多い印刷媒体サイズ及び印刷媒体種別を含むものとしてもよい。また、プリンター20の機能ごとに多次元配列した禁則情報45をHDD35に保存するものとしてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷ドライバー及び印刷指令装置に関する。
従来、印刷ドライバーとしては、プリンター内に印刷ドライバーの設定情報を保持し、ユーザー単位で印刷ドライバーの設定情報を管理し、必要なときに印刷ドライバーの設定情報をユーザーが使用するコンピューター(PC)に提供するものとし、異なるPC間における同一ユーザーに対する印刷ドライバーの設定情報の流用や、PCに依存しない印刷ドライバーの設定情報の管理や故障や誤動作による設定情報の損失からの容易な回復を図るものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−231930号公報
ところで、特許文献1などの印刷ドライバーは、印刷設定において、例えば、フチなし印刷が可能なサイズが限定されているなど、一方が選択されると他方が選択できない禁則条件がある場合がある。このような禁則設定についても利用しやすくすることが望まれていた。その一方で、設定ファイルのメンテナンス性を高めることも望まれている。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、メンテナンス性がよく、禁則設定を利用しやすい印刷ドライバー及び印刷指令装置を提供することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の印刷ドライバーは、
印刷装置の印刷処理に関する情報処理を実行する印刷ドライバーであって、
印刷に関する禁則設定が構造化言語で記述されている構造化データから多次元配列したバイナリデータである禁則設定データへ変換し、該変換した禁則設定データを記憶手段に保存させる変換記憶モジュールと、
前記保存した禁則設定データを利用して禁則条件を判定し該判定結果を出力する出力モジュールと、
を備えたものである。
この印刷ドライバーでは、印刷に関する禁則設定が構造化言語で記述されている構造化データから多次元配列したバイナリデータである禁則設定データへ変換し、該変換した禁則設定データを保存し、この保存した禁則設定データを利用して禁則条件を判定し、判定結果を出力する。例えば、構造化データを用いる際は、バイナリデータへ変換して利用しなければならないが、予め多次元配列したバイナリデータへ変換しておくため、より利用しやすい。また、構造化言語で記述された構造化データを元に用いるため、管理しやすくメンテナンス性がよい。なお、この印刷ドライバーは、コンピューターが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピューターから別のコンピューターへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。この印刷ドライバーを一つのコンピューターに実行させるか又は複数のコンピューターに各ステップを分担して実行させるものとしてもよい。また、構造化言語で記述されている構造化データは、マークアップ言語で記述されているものとしてもよい。こうすれば、タグの内容などを書き換えればよいから、禁則設定の管理をより容易に行うことができる。ここで、マークアップ言語としては、XML、XHTMLなどが挙げられる。
本発明の印刷ドライバーにおいて、前記変換記憶モジュールは、印刷媒体サイズ及び印刷媒体種別を含む前記禁則設定が記述されている構造体データを変換するものとしてもよい。印刷媒体に関する設定は、禁則設定が多いため、本発明を適用する意義が高い。
本発明の印刷ドライバーにおいて、前記変換記憶モジュールは、前記印刷ドライバーを前記印刷装置へ印刷指令する印刷指令装置へインストールする際に前記構造化データを前記禁則設定データへ変換するものとしてもよい。こうすれば、禁則設定はその後に変更されることが少ないため、インストール時に変換しておくことにより、その後利用しやすい。
本発明の印刷ドライバーにおいて、前記変換記憶モジュールは、前記印刷装置の機能ごとに多次元配列した禁則設定データを保存させるものとしてもよい。こうすれば、機能ごとに禁則設定データを用いることができるため、利用しやすい。
本発明の印刷ドライバーにおいて、前記変換記憶モジュールは、前記構造化データに含まれる前記印刷装置の機能情報を含む要素木構造の同一階層の要素が連続するようソートをかけてバイナリデータである機能情報データへ変換し、該変換した機能情報データを前記記憶手段に保存させるものとしてもよい。こうすれば、構造化データからバイナリデータに変換した機能情報を利用しやすい。
本発明の印刷指令装置は、
印刷装置の印刷処理に関する情報処理を実行する印刷指令装置であって、
データを記憶する記憶手段と、
印刷に関する禁則設定が構造化言語で記述されている構造化データから多次元配列したバイナリデータである禁則設定データへ変換し、該変換した禁則設定データを前記記憶手段に保存させる変換記憶手段と、
前記保存した禁則設定データを利用して禁則条件を判定し該判定結果を出力する出力手段と、
を備えたものである。
この印刷指令装置では、上述した印刷ドライバーと同様に、構造化言語で記述された構造化データを元に用いるため、管理しやすくメンテナンス性がよいし、予め多次元配列したバイナリデータに変換しておくので、禁則設定を利用しやすい。なお、この印刷指令装置において、上述した印刷ドライバーの種々の態様を採用してもよいし、また、上述した印刷ドライバーの各機能を実現するような構成を追加してもよい。
本発明の印刷指令装置の制御方法は、
印刷装置の印刷処理に関する情報処理を実行する印刷指令装置の制御方法であって、
(a)印刷に関する禁則設定が構造化言語で記述されている構造化データから多次元配列したバイナリデータである禁則設定データへ変換し、該変換した禁則設定データを記憶手段に保存させるステップと、
(b)前記ステップ(a)で保存した禁則設定データを利用して禁則条件を判定し該判定結果を出力するステップと、
を含むものである。
この印刷指令装置の制御方法では、上述した印刷ドライバーと同様に、構造化言語で記述された構造化データを元に用いるため、管理しやすくメンテナンス性がよいし、予め多次元配列したバイナリデータに変換しておくので、禁則設定を利用しやすい。なお、この印刷指令装置の制御方法において、上述した印刷ドライバーの種々の態様を採用してもよいし、また、上述した印刷ドライバーの各機能を実現するようなステップを追加してもよい。
プリンターシステム10の構成の概略の一例を示す構成図。 XMLによる構造化データである設定ファイルの説明図。 機能情報変換処理ルーチンの一例を示すフローチャート。 機能情報のバイナリデータへの変換の概念図。 禁則情報変換処理ルーチンの一例を示すフローチャート。 禁則情報のバイナリデータへの変換の概念図。 印刷設定表示画面70の説明図。
次に、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態であるプリンターシステム10の構成の概略を示す構成図である。本実施形態のプリンターシステム10は、図1に示すように、大判印刷可能に構成されたプリンター20と、印刷設定画面を表示出力し印刷ジョブをプリンター20へ出力する印刷指令装置としての機能を有するユーザーパソコン(PC)30とを備えている。
プリンター20は、装置全体をコントロールするコントローラー21と着色剤としてのインクを印刷媒体Sに吐出する印刷機構25とを備えている。コントローラー21は、各種処理プログラムを記憶したフラッシュメモリー23と一時的にデータを記憶するRAM24とを備え、CPU22を中心とするマイクロプロセッサーとして構成されている。印刷機構25は、キャリッジ軸に沿って左右(主走査方向)に往復動するキャリッジ26と、各色のインクに圧力をかけノズルからインク滴を吐出する印刷ヘッド27と、各色のインクを収容しこの収容したインクを印刷ヘッドへ供給するインクカートリッジ28とを備えている。印刷ヘッド27は、圧電素子に電圧をかけることによりこの圧電素子を変形させてインクを加圧する方式によりインクを吐出するものとした。なお、印刷ヘッドは、ヒーターによりインクを加圧して印刷媒体Sに向かって吐出する方式を採用してもよい。インクカートリッジ28は、シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(K)などの各色のインクを個別に収容している。
ユーザーPC30は、ユーザーが使用する印刷指令装置として構成されたパソコンである。このユーザーPC30は、各種制御を実行するCPU32や各種制御プログラムを記憶するフラッシュメモリー33、データを一時記憶するRAM34などを備えたコントローラー31と、各種アプリケーションプログラムや各種データファイルを記憶する大容量メモリーであるHDD35と、プリンター20などの外部機器と通信を行うインターフェイス(I/F)36とを備えている。HDD35には、印刷設定や印刷実行を行う印刷ドライバー40や、印刷実行時に利用されるスプールシステム48、実行プログラムであるアプリケーションプログラム49(例えば文書編集プログラム)などが記憶されている。
また、ユーザーPC30は、ユーザーが各種指令を入力するキーボード及びマウス等の入力装置37や、各種情報を画面表示するディスプレイ38などを備えている。このユーザーPC30は、ディスプレイ38に表示されたカーソル等をユーザーが入力装置37を介して入力操作するとその入力操作に応じた動作を実行する機能を有している。コントローラー31やHDD35、I/F36、入力装置37及びディスプレイ38は、バス39によって電気的に接続され、各種制御信号やデータのやり取りができるよう構成されている。このユーザーPC30は、インストールされたプログラムによりプリンター20に対して印刷処理を指令したりプリンター20の情報を表示したりする。
ここで、HDD35に記憶されている印刷ドライバー40について説明する。印刷ドライバー40は、プリンター20の印刷設定及び印刷実行に用いられる。この印刷ドライバー40は、印刷設定に関する画面を表示制御する表示出力モジュール41や、画像データを変換し印刷データを生成する印刷データ作成モジュール42、プリンター20の利用可能な機能の情報が格納されている設定ファイル43、設定表示画面などに表示する表示画像が格納されているUIリソーススクリプト44、マークアップ言語で記述されたファイルからバイナリデータである設定ファイル43へ変換する変換記憶モジュール47などにより構成されている。表示出力モジュール41は、ディスプレイ38に表示される印刷処理に関する表示画面を制御するプログラムである。この表示出力モジュール41は、保存されている禁則情報45を利用して禁則条件を判定し、この判定結果を表示出力する機能を備えている。印刷データ作成モジュール42は、アプリケーションプログラム49などから印刷対象の画像データを取得し、プリンター20で印刷可能な印刷データを生成する機能を有している。設定ファイル43は、マークアップ言語で記述されたファイルからインストール時にバイナリデータに変換されたデータであり、プリンター20の利用可能な機能を含む機能情報44と、プリンター20での禁則設定を含む禁則情報45とが格納されている。機能情報44は、印刷用紙サイズや印刷用紙種別の情報や、両面印刷、フチなし印刷、コピーなどプリンター20が利用可能な印刷機能の情報などを格納している。この機能情報44は、機能情報を含むツリー構造の同一階層の要素が連続するようソートされたバイナリデータである。禁則情報45は、上記利用可能な機能のうち、利用可能とならない複数の機能の要素の組み合わせに関する情報などを多次元配列したバイナリデータとして格納している。禁則情報45は、要素として印刷用紙サイズや印刷用紙種別などを含んでいる。設定ファイル43の生成については詳しくは後述する。UIリソーススクリプト44は、オブジェクトの画像や、配置位置、大きさなどの情報を複数格納している。また、テキスト(文字列)、メッセージなども格納している。このように、印刷ドライバー40では、機種に応じて設定ファイル43やUIリソーススクリプト44を差し替えればいいように、ローカライズされている。変換記憶モジュール47は、印刷に関する機能設定がマークアップ言語で記述されている構造化データに含まれるプリンター20の機能情報を含む要素ツリーの同一階層の要素が連続するようソートをかけて、バイナリデータである機能情報44へ変換し、変換した機能情報44をHDD35に保存させる機能を有している。また、変換記憶モジュール47は、印刷に関する禁則設定がマークアップ言語で記述されている構造化データからプリンター20の機能ごとに多次元配列したバイナリデータである禁則情報45へ変換し、変換した機能情報44や禁則情報45をHDD35に保存させる機能を有している。
次に、印刷ドライバー40をユーザーPC30へインストールする際の動作について説明する。図2は、XMLによる構造化データである設定ファイルの説明図である。図3は、CPU32によって実行される機能情報変換処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。この印刷ドライバー40は、表示出力モジュール41や印刷データ作成モジュール42のほか、XMLにより記述された構造化データ50が含まれてユーザーなどに提供されている。この構造化データ50には、プリンター20がサポートしている機能の情報を記述した機能情報52と、機能の組み合わせにより利用できない禁則設定を含む禁則情報54とが格納されている。印刷ドライバー40では、インストール時に構造化データ50をバイナリデータの設定ファイル43へ変換して保存するように設定されている。ます、この構造化データ50の内容及び処理について以下説明する。
機能情報52は、例えば、図2に示す書式で、プリンター20に応じた印刷機能に関する情報を、ノードツリーの形式で保持している。図2に示すように、例えば、「ModelInfo」はプリンター20の機種情報が保持されるタグであり、「FunctionInfo」はプリンター20の印刷機能に関する情報が保持されるタグである。また、「fid」はファンクション(機能)IDであり、例えば、給紙装置や用紙サイズなど、印刷機能ごとに番号が対応付けられている。「eid」はエレメント(要素)IDであり、各機能の要素ごとに番号が対応付けられている。例えば、用紙種別の「fid」であるとき、例えば普通紙や、光沢紙などが要素として挙げられ、これらの要素ごとに固有の「eid」が対応付けられている。また、禁則情報54は、図2に示す形式で、機能ID及び要素IDを用いて、XMLベースの論理積、論理和の形式で禁則条件が格納されている。
続いて、このような構造化データ50をユーザーPC30へインストールする際の動作について説明する。ユーザーは、提供された印刷ドライバー40の記録媒体(例えばCDなど)をユーザーPC30にセットし、印刷ドライバーのインストール処理を開始する。すると、図3に示す機能情報変換処理ルーチン及び図5に示す禁則情報変換処理ルーチンが実行される。CPU32は、機能情報変換処理ルーチン及び禁則情報変換処理ルーチンを、変換記憶モジュール47の機能を用いて実行する。
機能情報変換処理ルーチンを実行すると、CPU32は、まず構造化データ50から機能情報52の先頭要素(ルートノード)のデータを取得し(ステップS100)、バイナリデータとなるデータ構造体配列に格納する(ステップS110)。続いて、下位要素があるか否かを判定し(ステップS120)、下位要素があるときには、下位要素を列挙してソートし、上位要素に対応付けてデータ構造体配列に格納する(ステップS130)。ここで、上位要素と下位要素との対応づけは、例えば、固有のインデックス情報を両者に付与することにより行うものとしてもよい。続いて、更に下位要素があるか否かを判定し(ステップS140)、更に下位要素があるときには、ステップS130で、更なる下位要素を列挙してソートし、上位要素に対応付けてデータ構造体配列に格納する処理を繰り返す。一方、ステップS140及びステップS120で下位要素がないときには、変換後のバイナリデータであるデータ構造体配列(機能情報44)を設定ファイル43に格納してHDD35に保存し(ステップS150)、そのままこのルーチンを終了する。
図4は、機能情報のバイナリデータへの変換の概念図である。図4に示すように、機能情報52では、各タグにより、上位から下位へ各階層の要素が格納されている。ここでは、上位要素に対応する順で、同一階層の要素が連続するよう各要素をソートするものとした。ソート順は、機能情報52の降順としてもよいし、昇順としてもよいが、ここでは、降順にソートするものとした。また、図4のバイナリデータである機能情報44の各矢印に示すように、上位要素と下位要素との対応づけを行っている。このため、バイナリデータのデータ構造体配列をメモリ空間に保存して、目的のレベルの先頭ノードのメモリアドレスから順番にデータ構造配列をアクセスすることによって、サポート機能や目的の機能の選択肢を高速に列挙することができる。また、データ検索の際には、該当する階層の先頭要素からクイックソートアルゴリズムを使用した処理を実行することにより、高速に目的要素を発見することができる。
次に、図5に示した禁則情報変換処理ルーチンについて説明する。この機能情報変換処理ルーチンを実行すると、CPU32は、構造化データ50から、禁則情報54の禁則条件の要素を取得し(ステップS200)、選択肢の要素を列挙する(ステップS210)。続いて、目的の機能の要素があるか否かを判定し(ステップS220)、目的の機能要素があるときには、この機能要素を要素データに仮保存し(ステップS230)、ステップS200以降の処理を行う。図6は、禁則情報のバイナリデータへの変換の概念図である。図6に示すように、このステップS200〜S220の処理では、機能要素の全体の禁則条件を禁則情報54から取得し、所定の機能ID順に、禁則条件を要素データ56に格納する処理を行う。この要素データ56は、バイナリデータに変換する際に禁則条件を確認するために用いる仮データである。ここでは、一例として、機能ID=1の選択肢が要素ID=E11,E12,E13であり、機能ID=2の選択肢が要素ID=E21,E22であり、機能ID=3の選択肢が要素ID=E31,E32である場合について説明する。
ステップS220で目的の機能要素がない場合、即ち、すべての機能要素について上記処理を行ったときには、CPU32は、仮保存されている要素データに存在する機能IDを列挙し(ステップS240)、列挙した機能IDからバイナリデータとなる多次元データ配列を作成し、禁則条件を初期化する処理を行う(ステップS250)。ここでは、各機能ごとに多次元データ配列を作成するものとした。図6において、例えば、禁則条件X1には、機能ID=1,2の組み合わせがあり、禁則条件X2には、機能ID=1,2,3の組み合わせがあり、禁則条件X3には、機能ID=2,3の組み合わせがあるものとする。このとき、各禁則条件に対し、機能IDごとの各要素IDを列挙し多次元データ配列(マトリクス)を生成し、その組み合わせごとに対して初期値「0」の禁則情報を設ける。この禁則情報は、例えば、禁則有りのとき、値「1」に設定するものとした。
続いて、CPU32は、禁則条件を設定する機能要素を抽出し(ステップS260)、禁則条件に合致したか否かを仮保存した要素データの内容に基づいて判定し(ステップS270)、禁則条件に合致したとき、即ち、禁則有りであるときには、禁則情報に値「1」をセットすることで禁則有りに設定する一方(ステップS280)、禁則条件に合致しない場合はそのまま未処理の機能要素があるか否かを判定する(ステップS290)。未処理の機能要素があるときには、ステップS260以降の処理を実行する。一方、未処理の機能要素がないときには、生成したバイナリデータとしての多次元データ配列(禁則情報45)を設定ファイル43に格納することにより保存し(ステップS300)、このルーチンを終了する。
例えば、図6に示すように、禁則条件X1では、要素E11以外と要素E21との組み合わせ、及び要素E12と要素E21との組み合わせが禁則有りである場合、ステップS260〜S290の処理では、要素E12と要素21との組み合わせ及び要素E13と要素E21との組み合わせの禁則情報を値「1」に設定するのである。このように、各要素の組み合わせに対して禁則情報を設定した設定ファイル43を保存するのである。
次に、設定ファイル43を利用して印刷設定を行う場合について説明する。図7は、印刷設定表示画面70の説明図である。ユーザーにより、アプリケーションプログラム49などにおいて、印刷設定の画面表示が選択されると、CPU32は、禁則情報45をRAM34に展開すると共に、表示出力モジュール41の機能により印刷設定表示画面70を表示する。この印刷設定表示画面70には、図7に示すように、用紙種類などに関する第1プルダウンメニュー72や、色補正に関する第1チェックボックス73、給紙方法などに関する第1コンボボックス74、フチなし印刷に関する第2チェックボックス75、選択内容を決定する入力ボタン76などが配置されている。このプリンター20の印刷設定において、例えば、フチなし印刷は、A4サイズ、L版サイズ及びハガキサイズの印刷媒体Sだけが対応し、その他のサイズではフチなし印刷ができない、という禁則条件が存在するものとする。ユーザーがカーソル71により第1コンボボックス74を操作し用紙サイズとして上記「その他のサイズ」を選択した場合、印刷ドライバー40では、禁則情報45の「禁則有り」の情報に応じて、フチなし印刷ができないものと判定し、第2チェックボックス75を入力できない態様で表示出力するのである(図7下段参照)。このように、バイナリデータであり、各機能ごとにマトリックス化された禁則情報45を用いて、印刷設定を行うのである。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のHDD35が本発明の記憶手段に相当し、変換記憶モジュール47が変換記憶モジュールに相当し、表示出力モジュール41が出力モジュールに相当する。また、マークアップ言語であるXMLが構造化言語に相当し、構造化データ50が構造化データに相当し、禁則情報45が禁則設定データに相当し、機能情報44が機能情報データに相当する。なお、本実施形態では、ユーザーPC30の動作を説明することにより本発明の印刷指令装置の一例も明らかにしている。
以上詳述した本実施形態の印刷ドライバー40によれば、XMLで記述されている機能情報52から同一階層の要素をソートしたバイナリデータである機能情報44へ変換したり、XMLで記述されている禁則情報54から多次元配列したバイナリデータである禁則情報45へ変換したりし、変換後の機能情報44及び禁則情報45を設定ファイル43に保存する。その後、この保存した設定ファイル43を利用して禁則条件を判定し、判定結果を表示出力する。例えば、構造化データ50の禁則情報54を用いる際は、バイナリデータへ変換して利用しなければならないが、予め多次元配列したバイナリデータへ変換しておくため、より禁則情報45が利用しやすい。また、マークアップ言語で記述された構造化データ50を元に用いるため、管理しやすくメンテナンス性がよい。更に、同一階層の要素がソートされており、構造化データから変換したバイナリデータである機能情報44を利用しやすい。
また、禁則情報45には、禁則設定の多い印刷媒体サイズ及び印刷媒体種別を含むため、本発明を適用する意義が高い。更に、印刷ドライバー40をユーザーPC30へインストールする際に構造化データ50を設定ファイル43へ変換するため、その後に変更されることが少ない機能情報44や禁則情報45をインストール時に変換しておくことにより、その後利用しやすい。更にまた、プリンター20の機能ごとに多次元配列した禁則情報45をHDD35に保存するため、機能ごとに禁則情報45を用いることができ、利用しやすい。
また、マークアップ言語で記述された構造化データ50をそのまま利用しようとすると、パーサなどを介することを要し、処理に時間がかかることがある。例えば、アプリケーションプログラム49から印刷設定についての問合せが幾度にも及ぶときには、印刷設定及び印刷処理が極めて低速になってしまうことがある。ここでは、予めバイナリデータに変換しておき、変換後の設定ファイル43を利用するため、より処理の高速化を図ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、設定ファイル43の機能情報44をもバイナリデータに変換するものとしたが、これを省略してもよい。禁則情報45をバイナリデータに変換するものとすれば、禁則情報をより利用しやすくすることはできる。
上述した実施形態では、構造化言語をXMLとしたが、特にこれに限定されない。例えば、構造化言語をマークアップ言語としてもよいし、XMLをXHTMLなどとしてもよい。
上述した実施形態では、禁則情報45には、印刷媒体サイズ及び印刷媒体種別を含むものとしたが、印刷機能に関する要素であれば特にこれに限定されず、例えば、これらのうちいずれか一方を省略してもよいし、これ以外の要素を含むものとしてもよい。
上述した実施形態では、印刷ドライバー40をユーザーPC30へインストールする際に構造化データ50から設定ファイル43への変換を行うものとしたが、予めバイナリデータである設定ファイル43に変更しておくものとすれば、特にこれに限定されない。
上述した実施形態では、プリンター20の機能ごとに多次元配列した禁則情報45を保存するものとしたが、多次元配列したバイナリデータに変換、保存するものとすれば、特にこれに限定されない。
上述した実施形態では、表示出力モジュール41は、禁則情報45を利用して禁則条件の判定結果を印刷設定表示画面70に表示出力するものとしたが、特にこれに限定されない。
上述した実施形態では、ユーザーPC30を本発明の印刷指令装置として説明したが、プリンター20の禁則情報45を用いるものであれば特にこれに限定されない。また、印刷ドライバー40の態様で説明したが、印刷指令装置の制御方法の態様としてもよい。
10 プリンターシステム、20 プリンター、21 コントローラー、22 CPU、23 フラッシュメモリー、24 RAM、25 印刷機構、30 ユーザーパソコン(PC)、31 コントローラー、32 CPU、33 フラッシュメモリー、34 RAM、35 HDD、36 インターフェイス(I/F)、37 入力装置、38 ディスプレイ、39 バス、40 印刷ドライバー、41 表示出力モジュール、42 印刷データ作成モジュール、43 設定ファイル、44 機能情報、45 禁則情報、46 UIリソーススクリプト、47 変換記憶モジュール、48 スプールシステム、49 アプリケーションプログラム、50 構造化データ、52 機能情報、54 禁則情報、56 要素データ、70 印刷設定表示画面、71 カーソル、72 第1プルダウンメニュー、73 第1チェックボックス、74 第1コンボボックス、75 第2チェックボックス、76 入力ボタン、S 印刷媒体。

Claims (6)

  1. 印刷装置の印刷処理に関する情報処理を実行する印刷ドライバーであって、
    印刷に関する禁則設定が構造化言語で記述されている構造化データから多次元配列したバイナリデータである禁則設定データへ変換し、該変換した禁則設定データを記憶手段に保存させる変換記憶モジュールと、
    前記保存した禁則設定データを利用して禁則条件を判定し該判定結果を出力する出力モジュールと、
    を備えた印刷ドライバー。
  2. 前記変換記憶モジュールは、印刷媒体サイズ及び印刷媒体種別を含む前記禁則設定が記述されている構造体データを変換する、請求項1に記載の印刷ドライバー。
  3. 前記変換記憶モジュールは、前記印刷ドライバーを前記印刷装置へ印刷指令する印刷指令装置へインストールする際に前記構造化データを前記禁則設定データへ変換する、請求項1又は2に記載の印刷ドライバー。
  4. 前記変換記憶モジュールは、前記印刷装置の機能ごとに多次元配列した禁則設定データを保存させる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷ドライバー。
  5. 前記変換記憶モジュールは、前記構造化データに含まれる前記印刷装置の機能情報を含む要素木構造の同一階層の要素が連続するようソートをかけてバイナリデータである機能情報データへ変換し、該変換した機能情報データを前記記憶手段に保存させる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷ドライバー。
  6. 印刷装置の印刷処理に関する情報処理を実行する印刷指令装置であって、
    データを記憶する記憶手段と、
    印刷に関する禁則設定が構造化言語で記述されている構造化データから多次元配列したバイナリデータである禁則設定データへ変換し、該変換した禁則設定データを前記記憶手段に保存させる変換記憶手段と、
    前記保存した禁則設定データを利用して禁則条件を判定し該判定結果を出力する出力手段と、
    を備えた印刷指令装置。
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JP5641159B1 (ja) * 2014-03-20 2014-12-17 富士ゼロックス株式会社 印刷指示装置、印刷システム、およびプログラム
JP5692456B1 (ja) * 2014-10-15 2015-04-01 富士ゼロックス株式会社 指示装置
US9652189B2 (en) 2014-05-08 2017-05-16 Konica Minolta, Inc. Non-transitory computer-readable storage medium storing printer driver causing computing device to perform prohibition processing, and print control method of the printer driver

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