JP2012226177A - 表示制御装置、マルチディスプレイシステム、光量補正方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents

表示制御装置、マルチディスプレイシステム、光量補正方法、プログラム、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の液晶表示装置を配列したマルチディスプレイシステムにおいて違和感のある画像が表示されることを抑制する。
【解決手段】表示制御装置150は、複数の液晶表示装置を有するマルチディスプレイシステム100を制御するものであり、光量算出部161および光量補正部162を有している。光量算出部161は、液晶表示装置における各エリアのバックライトの光量を、当該エリアにて表示される画像の画像データに応じて算出するものである。光量補正部162は、液晶表示装置における各エリアのバックライトの光量を、当該エリアの隣の隣接エリアのバックライトの光量に応じて補正するものである。さらに、光量補正部162は、第1液晶表示装置の第1エリアの隣に、第2液晶表示装置の第2エリアが存在するような場合、第1エリアのバックライトの光量を、前記第2エリアのバックライトの光量に応じて補正する。
【選択図】図8

Description

本発明は、複数の液晶表示装置を配列してなるマルチディスプレイシステムに関するものである。
従来から、画像表示手段として透過型の液晶表示装置が知られている。液晶表示装置に取り付けられている液晶パネルは自発光デバイスではないため、液晶表示装置にはバックライト装置が必要になる。
また、従来は、冷陰極蛍光ランプ(CCFL)を光源としたバックライト装置が使用されてきたが、最近では、冷陰極蛍光ランプが有する問題点(水銀による環境汚染、遅い応答速度)の無い、LEDを光源としたバックライト装置が多用されている。
さらに、LEDを光源としたバックライト装置によれば、冷陰極蛍光ランプが有する問題点を解決できるだけではなく、ローカルディミング(エリア制御)などの部分駆動を実現でき、画像のコントラスト比を高めることができる。以下、ローカルディミングについて説明する。
ローカルディミングとは、液晶パネルを複数のエリア(調光エリア)に分割して、分割された各エリア別に、画像データの輝度成分に基づいて、バックライトの光量を調整する処理を意味する。すなわち、ローカルディミングを行う液晶表示装置では、明るい画像を表示させるエリアに対応するバックライトの光量を多く、暗い画像を表示させるエリアに対応するバックライトの光量を少なくできる。これにより、明るい画像領域をより明るく、暗い画像領域をより暗くできるため、コントラスト比の高い画像を表示できる。
しかし、ローカルディミングを行う液晶表示装置では、例えば、互いに隣り合うエリアのうち、一方のエリアで白色画像と黒色画像とを表示し、他方のエリアで黒色画像のみを表示するような場合、下記の不都合が生じる。すなわち、白色画像と黒色画像とを表示するエリアでは、バックライトの光量は白色画像(高輝度成分の画像)に応じた値に調整される一方、黒色画像のみを表示するエリアでは、バックライトの光量は黒色画像(低輝度成分の画像)に応じた値に調整される。それゆえ、一方のエリアで表示される黒色の明るさと他方のエリアで表示される黒色の明るさとが異なってしまい、その結果エリア間の境界が顕著になり、違和感のある画像を表示してしまうという不都合が生じる。そこで、このような不都合を抑制するために、ローカルディミングの手法に基づいて各エリアの光量を算出した後、隣接するエリアとの間で光量の差が大き過ぎるエリアが生じないように、各エリアのバックライトの光量を補正する処理(以下「光量補正」と称す)を行う液晶表示装置が提案されている。なお、このような光量補正の一例が、特許文献1に開示されている。
特開2010−020961号公報([0032]〜[0036]) 特開2010−066715号公報 特開2009−169196号公報
また、最近では、複数の液晶表示装置を配列したマルチディスプレイシステムが多用されているが、マルチディスプレイシステムでは前述の光量補正を適切に行えないという問題が生じる。この問題を以下にて説明する。
マルチディスプレイシステムでは、バックライトの光量を演算する制御回路(ICチップ)は液晶表示装置毎に取り付けられている。したがって、マルチディスプレイシステムでは、ローカルディミングに基づくバックライト装置の光量の演算、および、前記の光量補正は、液晶表示装置毎に行われる。
つまり、各液晶表示装置の各制御回路は、自装置にて表示される画像の画像データを参照して自装置内の各エリアの光量を算出し、その後、隣接するエリアとの間で光量の差が大き過ぎるエリアが生じないように自装置内の各エリアの光量を補正している。すなわち、各液晶表示装置の各制御部は、自装置の各エリアの光量と隣の液晶表示装置の各エリアの光量との差や比を考慮することなく、自装置の各エリアの光量を補正している。それゆえ、例えば、第1液晶表示装置の第1エリアと第2液晶表示装置の第2エリアとが両液晶表示装置の境界を挟んで互いに隣接しているマルチディスプレイシステムにおいて、前記の光量補正が行われた結果、第1エリアにおいて100%の光量にて黒色を表示すると共に第2エリアにおいて0%の光量にて黒色を表示するというような事が生じる可能性がある。このような事が生じると、第1液晶表示装置と第2液晶表示装置との境界を挟んで隣接し合う前記第1エリアと前記第2エリアとで同じ色(黒色)を表示しているにもかかわらず、前記第1エリアの黒色の明るさと第2エリアの黒色の明るさとが大幅に異なってしまい、その結果、マルチディスプレイシステム全体として違和感のある画像を表示してしまうという問題が生じる。
本発明は、以上の問題に鑑みてなされたものであり、複数の液晶表示装置を配列したマルチディスプレイシステムにおいて違和感のある画像が表示されることを抑制することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、複数の調光エリアを有しており調光エリア毎にバックライトの光量調整が可能な液晶表示装置を複数備えたマルチディスプレイシステムを制御する表示制御装置であって、調光エリア毎に、前記調光エリアにて表示される画像の画像データに基づいて前記調光エリアのバックライトの光量を求める光量出力部と、前記調光エリアのバックライトの光量を、この調光エリアの隣の調光エリアである隣接エリアのバックライトの光量に応じて補正する光量補正部とを備え、前記光量補正部は、第1液晶表示装置の第1調光エリアの隣に、第2液晶表示装置の第2調光エリアが存在する場合、前記第1調光エリアのバックライトの光量を、前記第2調光エリアのバックライトの光量に応じて補正することを特徴とする。
本発明の構成によれば、調光エリアのバックライトの光量を、この調光エリアに隣接する調光エリアのバックライトの光量に応じて補正できる。特に、本発明では、ある液晶表示装置とその隣の液晶表示装置との境界を挟んで互いに隣接し合う調光エリア同士においても、一方の調光エリアのバックライトの光量を、他方の調光エリアのバックライトの光量に応じて補正できる。
それゆえ、ある液晶表示装置内の隣接し合う調光エリア同士において、輝度成分の平均値等が同一または近似する画像部分を表示する際に、この隣接し合うエリア同士で明るさが大幅に異なることを抑制でき、また、ある液晶表示装置とその隣の液晶表示装置との境界を挟んで互いに隣接し合う調光エリア同士において、輝度成分の平均値等が同一または近似する画像部分を表示する際に、この隣接し合うエリア同士で明るさが大幅に異なることを抑制できる。よって、複数の液晶表示装置を配列したマルチディスプレイシステムにおいて違和感のある画像が表示されることを抑制できる。
また、本発明の表示制御装置において、前記光量補正部は、互いに隣り合う調光エリア同士のバックライトの光量差の最高値が抑制されるように、前記補正を行うようになっていてもよい。
さらに、本発明の表示制御装置において、前記光量補正部は、互いに隣り合う2つの調光エリアにおける各光量のうちの小さい方の光量が大きい方の光量の1/n倍未満(n>1)にならないように、前記補正を行うようになっていてもよい。
また、本発明の表示制御装置において、前記光量補正部は、前記マルチディスプレイシステムに含まれる全ての調光エリアを順に注目エリアとして扱い、前記注目エリアの隣に位置する各隣接エリアのバックライトの光量のなかで最も大きな光量を隣接光量とし、前記注目エリアのバックライトの光量が前記隣接光量の1/n倍よりも小さいか否かを判定し、前記注目エリアのバックライトの光量が前記隣接光量の1/n倍よりも小さくない場合、前記注目エリアのバックライトの光量を補正せず、前記注目エリアのバックライトの光量が前記隣接光量の1/n倍よりも小さい場合、前記注目エリアのバックライト光量を前記隣接光量の1/n倍の値に補正するようになっていてもよい。
また、本発明は、前記した表示制御装置を有し、前記液晶表示装置を複数備えたマルチディスプレイシステムであってもよい。さらに、本発明のマルチディスプレイシステムは、前記表示制御装置は、前記光量出力部および前記光量補正部による処理の終了後、液晶表示装置毎に、各液晶表示装置に含まれる調光エリアのバックライトの光量値を示した光量データを各液晶表示装置に送信する送信部を備え、前記液晶表示装置は、前記表示制御装置から送られてきた光量データに応じて各調光エリアのバックライトの光量を調整するようになっていることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するために、本発明は、複数の調光エリアを有しており調光エリア毎にバックライトの光量調整が可能な液晶表示装置を複数備えたマルチディスプレイシステムにおける各調光エリアの光量を補正する光量補正方法であって、調光エリア毎に、前記調光エリアにて表示される画像の画像データに基づいて前記調光エリアのバックライトの光量を求める光量出力工程と、前記調光エリアのバックライトの光量を、この調光エリアの隣の調光エリアである隣接エリアのバックライトの光量に応じて補正する光量補正工程とを備え、前記光量補正工程では、第1液晶表示装置の第1調光エリアの隣に、第2液晶表示装置の第2調光エリアが存在する場合、前記第1調光エリアのバックライトの光量を、前記第2調光エリアのバックライトの光量に応じて補正することを特徴とする。
また、本発明の表示制御装置はコンピュータによって実現されてもよく、この場合、コンピュータを前記表示制御装置の各部として機能させるプログラム、および、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明によれば、複数の液晶表示装置を配列したマルチディスプレイシステムにおいて違和感のある画像が表示されることを抑制できる。
バックライトの光量調整を行わないタイプの液晶表示装置と、バックライトの光量調整が可能なタイプの液晶表示装置とを説明するための図である。 ローカルディミングを実行しないタイプの液晶表示装置と、ローカルディミングを実行可能なタイプの液晶表示装置とを説明するための図である。 ローカルディミングを実行可能なタイプの液晶表示装置における問題点を説明するための図である。 ローカルディミングの手法に基づいて光量を算出した後、各エリアの光量を補正するタイプの液晶表示装置を説明するための図である。 マルチディスプレイシステムにおけるローカルディミングを説明するための図である。 マルチディスプレイシステムにおいて、ローカルディミングを行い、且つ光量補正を行う場合の問題点を説明するための図である。 本実施形態のマルチディスプレイシステムのコンセプトを説明するための図である。 本実施形態のマルチディスプレイシステムの構成を示す模式図である。 本実施形態のマルチディスプレイシステムにおいて、システム全体で表示させる画像の画像データに基づいて各エリアの光量を算出する事を示す図である。 本実施形態のマルチディスプレイシステムにおいて、各エリアの光量を、隣接エリアの光量に応じて補正する光量補正を行っている事を示す図である。 本実施形態のマルチディスプレイシステムにおいて、光量補正した後の光量を示す光量データを表示制御装置から各液晶表示装置へ送信する事を示す図である。 本実施形態のマルチディスプレイシステムにおいて、各液晶表示装置が表示制御装置から受信した光量データに応じてバックライト装置を駆動する事を示す図である。 ローカルディミングに基づいて各エリアの光量を算出した後に行われる光量補正処理の流れを示したフローチャートである。
[本実施形態のコンセプト]
まず、本願の発明者が本実施形態のマルチディスプレイシステムを構築するに至った経緯、および、本実施形態のマルチディスプレイシステムのコンセプトを図1〜図7,図13を用いて以下説明する。
図1に示す第1タイプの液晶表示装置のように、バックライト装置の光量調整ができない場合、黒色画像(黒のベタ画像)を表示するときであっても100%の光量でバックライト装置を点灯し続けなければならない。このため、黒色画像を表示している場合であっても、液晶パネルの各画素からバックライト装置の光が僅かに漏れ、この光の漏れが原因で黒色画像の輝度がゼロにならず、いわゆる黒浮きが発生することになる。これに対し、バックライト装置の光量調整を行える第2タイプの液晶表示装置によれば、図1に示すように、黒色のベタ画像を表示するときにはバックライト装置の光量を0%に調整できる(つまりバックライトを点灯しない)。これにより、いわゆる黒浮きのない、引き締まった黒色画像(輝度がゼロ)を表示できるようになる。それゆえ、バックライト装置の光量調整ができない第1タイプの液晶表示装置よりも、バックライト装置の光量調整が可能な第2タイプの液晶表示装置の方が好ましい。なお、本実施形態において、バックライト装置の光量は、出力光量の最高値を100とした場合の百分率で示され、その単位は%で表される。
また、近年では、液晶パネルを複数のエリア(調光エリア)に分割すると共に、分割された各エリアの画像データに基づいて各エリア別にバックライト装置の光量を調整するローカルディミングを行うことの可能な液晶表示装置が多用されることになった。具体的には、各エリア毎に、表示される画像の画像データの輝度成分の統計値(平均値、中央値等)を算出し、この統計値に応じてバックライト装置の光量を算出するようになっている。なお、輝度成分(Y)とは、画像データに示される画像の明るさを示す値であって、画像データにおけるR値、B値、G値から算出される値である。
なお、本明細書において、単に輝度と称す場合、実際に表示されている画像の明るさを示す尺度を意味する(例えば測光値)。これに対し、輝度成分と称す場合、画像データから算出される、画像の明るさを示す値を意味する。
つぎに、前記のローカルディミングのメリットを、図2を参照して以下説明する。図2に示す第3タイプの液晶表示装置のようにローカルディミングを行わない場合、黒色画像と白色画像(白色のベタ画像)とが混在する画像を表示するとき、白色画像に対して照射される光量と同一光量で黒色画像に対してもバックライト装置の光を照射することになるため、黒色画像にて黒浮きが生じてしまう。それゆえ、ローカルディミングを行わない第3タイプの液晶表示装置にて表示される画像はコントラスト感が不足気味になる。これに対し、図2に示す第4タイプの液晶表示装置のようにローカルディミングを行う場合、黒色画像と白色画像とが混在する画像を表示するとき、白色画像に対しては100%の光量でバックライト装置の光を照射する一方で黒色画像に対してはバックライト装置の光を照射しないという制御が可能になる。それゆえ、図2に示すように、ローカルディミングを実行可能な第4タイプの液晶表示装置は、前述の第3タイプの液晶表示装置よりも、コントラスト比の高い画像を表示できる。また、ローカルディミングを実行可能な第4タイプの液晶表示装置は、前述の第3タイプの液晶表示装置よりも、バックライトの発光量を減少させることができ、消費電力を減らすことが可能である。
ところが、ローカルディミングは、コントラスト比の高い画像を表示できるというメリットを有する一方で、デメリットも有している。以下ではこのデメリットを図3に基づいて説明する。
図3に示すように、第4タイプの液晶表示装置における各エリアのうち、中央のエリアにて白色画像と黒色画像とが混在している画像を表示し、他のエリアにて黒色画像のみを表示する場合を想定する。この場合、図3に示すように、第4タイプの液晶表示装置では、ローカルディミングによって、中央のエリアの光量が100%に決定され、他エリアの光量が0%に決定される。それゆえ、第4タイプの液晶表示装置では、図3の符号10に示すように、中央エリアの黒色の輝度と他エリアの黒色の輝度とが大幅に異なり、エリア間の境界が顕在化した違和感のある画像が表示されてしまうというデメリットが生じることになる。なお、ローカルディミングを行わない第3タイプの液晶表示装置では、エリア別に光量調整を行わないため、図3の符号20に示すように、エリア間の境界が顕在化した違和感のある画像を表示するというデメリットは生じないが、前述のとおりコントラスト感が不足気味というデメリットを有する。
これに対し、コントラスト比の高い画像を表示しつつ、ローカルディミングのデメリットを抑制するためには、ローカルディミングの手法に基づいて各エリアの光量を算出した後、隣接するエリアとの間で光量の差が大きすぎるエリアが生じないように、各エリアの光量(バックライト装置の光量)を補正する処理を行えばよい。以下ではこの補正について詳細に説明する。
図3および図4に示す第4タイプの液晶表示装置のローカルディミングのように、互いに隣り合う2つのエリアのうち、一方のエリアの光量を最高値(100%)に決定する一方で、他方のエリアの光量を最低値(0%)に決定してしまうと、エリア間の境界が顕在化してしまう。特に、図3および図4に示すように、第4タイプの液晶表示装置では、中央エリアおよびその隣のエリアで黒色画像を表示しているにもかかわらず、中央エリアの光量を最高値(100%)に決定する一方でその隣のエリアの光量を最低値(0%)に決定しているため、中央エリアの黒色の輝度とその隣のエリアの黒色の輝度とが大幅に異なってしまい、違和感の有る画像が表示されることになる。
そこで、図4に示す第5タイプの液晶表示装置のように、ローカルディミングの手法に基づいて各エリアの光量を算出した後、隣接するエリアとの間で光量の差が大きすぎるようなエリアが生じないように、各エリアの光量を補正すれば、ローカルディミングのデメリットを克服できる。以下では、この補正を光量補正と称し、光量補正の処理の流れを図13のフローチャートに基づいて説明する。
前記の第5タイプの液晶表示装置の制御部(ICチップ)は、図13に示される処理の実行前に、まず、ローカルディミングによって、各エリアの画像データの輝度成分の統計値(平均値等)に基づいて、各エリアの光量を算出する。ここで、算出された各エリアの光量を図4の符号30に示す。各エリアの光量の算出後、前記制御部は、図13に示すように、全てのエリアのうちのいずれか1つのエリアを注目エリアとして決定する(S1)。
つぎに、前記制御部は、注目エリアに隣接する各隣接エリアの各光量のうち、最も大きな光量の1/2の値(最も大きな光量値の半分の値)を算出する(S2)。但し、算出値に小数点未満の値が含まれる場合、小数点以下の値は切り上げられる。
なお、隣接エリアとは、注目エリアの右隣に存在する右エリア、注目エリアの左隣に存在する左エリア、注目エリアの上隣に存在する上エリア、注目エリアの下隣に存在する下エリアの4つのエリアを意味する。但し、表示パネルの端部に位置するエリアが注目エリアの場合、左エリア、右エリア、上エリア、下エリアのうち、1つまたは2つが存在しないため、隣接エリアは2つまたは3つになる。例えば、図4の符号aのエリアが注目エリアの場合、符号bのエリア、符号cのエリア、符号dのエリア、符号eのエリアが隣接エリアとなる。また、図4の符号cのエリアが注目エリアの場合、符号aのエリア、符号fのエリア、符号gのエリアが隣接エリアになる。
したがって、例えば、符号aのエリアが注目エリアの場合、4つの隣接エリアのいずれも光量が0であるため、S2の算出値は0になる。また、例えば、符号cのエリアが注目エリアの場合、3つの隣接エリアの各々の光量値うち、最も大きな光量は100であるため、S2の算出値は50になる。
S2の後、前記制御部は、注目エリアの光量がS2にて算出された値より小さいか否かを判定する(S3)。
注目エリアの光量がS2にて算出された値より小さくないと判定された場合、つまり注目エリアの光量がS2にて算出された値と等しいまたはS2にて算出された値より大きいと判定された場合、前記制御部は、注目エリアに対して「補正無」を示すラベルを対応付けて(S4)、処理をS7に移行する。
これに対し、注目エリアの光量がS2にて算出された値より小さいと判定された場合、前記制御部は、注目エリアの光量を補正する(S5)。具体的に、前記制御部は、S5において、注目エリアの光量を、S2にて算出された値に補正する。したがって、図4に示す符号cのエリアが注目エリアの場合、注目エリアの光量は0から50に補正されることになる。S5の後、前記制御部は、注目エリアに対して「補正済」を示すラベルを対応付けて(S6)、処理をS7に移行する。
S7において、前記制御部は、液晶表示装置の全てのエリアに対して、「補正無」のラベルおよび「補正済」のラベルのうちのいずれかが対応付けられているか否かを判定する。そして、前記制御部は、全てのエリアに対して「補正無」のラベルおよび「補正済」のラベルのうちのいずれかが対応付けられていないと判定した場合(S7にてNO)、注目エリアを、「補正無」のラベルおよび「補正済」のラベルのいずれも対応付けられていないエリアに変更し(S8)、S2以降の処理を再度繰り返す。これにより、全てのエリアが注目エリアにされた履歴を有するようになるまでS2〜S7の処理が繰り返されることになる。また、前記制御部は、液晶表示装置の全てのエリアに対して「補正無」のラベルおよび「補正済」のラベルのうちのいずれかが対応付けられていると判定した場合(S7にてYES)、処理をS9に移行する。
S9において、前記制御部は、「補正済」のラベルが対応付けられたエリアが存在するか否かを判定する。そして、前記制御部は、「補正済」のラベルが対応付けられたエリアが存在すると判定した場合(S9にてYES)、全てのエリアに対応付けられている全てのラベルを消去し(S10)、S1以降の処理を再度繰り返す。これに対し、前記制御部は、「補正済」のラベルが対応付けられたエリアが存在しないと判定した場合、図13のフローチャートに示される処理を終了する。これにより、第5タイプの液晶表示装置に含まれる全てのエリアの各々を1回づつ注目エリアとして扱い、全てのエリアの各々に対してS2〜S7を順次施す工程を1工程とする場合、1工程の間に少なくとも1つの注目エリアにて光量の補正が行われた場合は前記の1工程を再度繰り返し、1工程の間に1度も光量の補正が行われなかった場合は処理を終了することになる。これにより、1工程の間に少なくとも1つのエリアにおいて光量の補正が行われている間は図13の処理が継続され、1工程の間に光量値の補正が行われたエリアがなかった場合に図13の処理が終了するようになっている。
図13に示される処理が行われる結果、第5タイプの液晶表示装置のバックライト装置の光量は、図4の符号30に示される値から符号40に示される値に補正されることになる。つまり、中央エリアと隣接エリアとの光量差が100から50に抑制され、また、中央エリアと隣接エリア以外のエリアとの光量差も100から75に抑制されている。それゆえ、中央エリアと中央エリア以外のエリアとの間で黒色の輝度の差が抑制された画像を表示できることになり、ローカルディミングのデメリットを克服できる。さらに、コントラスト感の不足も抑制される。
言い換えると、以上の光量補正が行われる結果、互いに隣り合うエリア同士のバックライトの光量差の最高値(絶対値)が補正前よりも補正後の方が小さくなるように補正されることになる。さらに、互いに隣り合うエリア同士の各光量において小さい方の光量が大きい方の光量の半分未満にならないように、第5タイプの液晶表示装置に含まれる各エリアの光量が補正されることになる。その結果、各エリアの位置を横軸にして各エリアの光量を縦軸にしたヒストグラムを想定した場合、前記光量補正前は前記ヒストグラムにおける光量変化が急峻であるが(図4の符号30)、前記光量補正後は前記ヒストグラムにおける光量変化が滑らかになる(図4の符号40)。これにより、互いに隣り合うエリア間での大きな輝度差が抑制された画像を表示できることになり、ローカルディミングのデメリットを克服できる。
つぎに、複数の液晶表示装置を配列したマルチディスプレイシステムにおけるローカルディミングについて説明する。
図5に示すように、バックライトの光量調整が可能であるもののローカルディミングを行わない液晶表示装置を複数配列した第1タイプのマルチディスプレイシステムと、ローカルディミングを行える液晶表示装置を複数配列した第2タイプのマルチディスプレイシステムとがあるものとする(なお、両システムとも、マトリクス状に9個の液晶表示装置を配列してなるものである)。
そして、両方のマルチディスプレイシステムにおいて、中央に位置する液晶表示装置における中央エリアのみ白色画像が表示され、中央に位置する液晶表示装置の他のエリアおよび他の液晶表示装置には黒色画像が表示されている場合を想定する。
この場合、図5に示すように、第1タイプのマルチディスプレイシステムでは、中央の液晶表示装置の光量は、黒色画像を表示するエリアがあるにもかかわらず全エリアにおいて100%に決定され、黒色画像を表示する他の液晶表示装置の光量値は0%に決定される。それゆえ、第1タイプのマルチディスプレイシステムでは、図5の符号61に示すように、中央の液晶表示装置の黒色の輝度と他の液晶表示装置の黒色の輝度とが異なり、システム全体で違和感のある画像が表示されてしまうというデメリットが生じることになる。
これに対し、ローカルディミングを行える第2タイプのマルチディスプレイシステムでは、中央の液晶表示装置において、白色画像を表示するエリアに対するバックライト装置の光量を100%にする一方、黒色画像を表示するエリアに対してはバックライトを照射せず(光量が0%)、黒色画像のみを表示する他の液晶表示装置でもバックライトを照射しないといった制御が可能になる。それゆえ、図5の符号70に示すように、第2タイプのマルチディスプレイシステムでは、中央の液晶表示装置の黒色の輝度と別の液晶表示装置の黒色の輝度とが同じになり、図5の符号61に示す画像のような違和感が生じない。それゆえ、マルチディスプレイシステムにおいても、単体の液晶表示装置と同様、ローカルディミングを導入する方が好ましい。
但し、マルチディスプレイシステムにおいて単にローカルディミングを導入しただけでは、図4の第4タイプの液晶表示装置にて生じている問題点と同じ問題点が生じることになる。つまり、マルチディスプレイシステムに含まれる1つの液晶表示装置に属する複数エリアのうち、1つのエリアにおいて白色と黒色とが混在する画像を表示し、他のエリアにおいては黒色画像のみを表示するような場合、図4の符号60に示されるような違和感のある画像を表示してしまうという問題が生じる。そこで、このような問題を生じさせないために、マルチディスプレイシステムにおいても、図4に示す第5タイプの液晶表示装置と同様に、前記の光量補正を行うべきものと考えられる。
ところが、マルチディスプレイシステムにおいて、単純に前記の光量補正を行うだけでは別の問題が生じることになる。以下では当該問題を説明する。通常のマルチディスプレイシステムでは、バックライトの光量を演算する制御部(ICチップ)は液晶表示装置毎に取り付けられている。したがって、通常のマルチディスプレイシステムにおいて、ローカルディミングにおける光量の演算、および、前記の光量補正は、液晶表示装置毎に行われる。つまり、各液晶表示装置の各制御部は、自装置にて表示される画像の画像データを参照して自装置内の各エリアの光量を算出し、その後、自装置内の各エリアの光量を参照して自装置内の各エリアの光量を補正している。
言い換えると、各液晶表示装置は、自装置以外の液晶表示装置の画像データや光量値を入力しないため、各液晶表示装置の各制御部は、自装置以外の液晶表示装置の各エリアの光量値を参照できない。それゆえ、各液晶表示装置の各制御部は、自装置の各エリアの光量値と隣の液晶表示装置の各エリアの光量値との差や比を考慮することなく、自装置の各エリアの光量値を補正していることになる。
よって、例えば、図6に示す第3タイプのマルチディスプレイシステムのように、ローカルディミングおよび前記光量補正が行われたにもかかわらず、中央の液晶表示装置95のエリアAにて50%の光量値にて黒色を表示すると共に、隣の液晶表示装置90に属しており前記エリアAの隣に位置するエリアBにて0%の光量値にて黒色を表示するというような事が起こる。これは、エリアBを有する液晶表示装置90の制御部は、エリアBに隣り合う各エリアの各光量のうち、自装置(液晶表示装置90)に属する各エリアの光量(0%)を参照できるものの、自装置(液晶表示装置90)の隣に位置する液晶表示装置95に属するエリアAの光量(50%)を参照できず、ひいてはエリアAの光量に基づいてエリアBの光量を補正できないからである。
そして、このような事が生じると、図6または図7の符号80にて示すように、ある液晶表示装置で表示される黒色の輝度と別の液晶表示装置にて表示される黒色の輝度とが大幅に異なってしまい、その結果、マルチディスプレイシステム全体で違和感のある画像を表示してしまうという問題が生じることになる。
そこで、本実施形態のマルチディスプレイシステムでは、液晶表示装置毎に独立して前記光量補正を行うのではなく、各液晶表示装置の各エリアの光量補正を行う際に、互いに異なる液晶表示装置に属し且つこれら液晶表示装置の間の境界を跨いで隣り合っているエリア同士については、互いの光量を参照して互いの光量を補正できるようにする。つまり、注目エリアに隣接する各隣接エリアに、注目エリアの属する液晶表示装置と同じ液晶表示装置に属する隣接エリアと、注目エリアの属する液晶表示装置の隣りの液晶表示装置に属する隣接エリアとが含まれている場合、注目エリアの属する液晶表示装置と同じ液晶表示装置に属する隣接エリアの光量のみならず、注目エリアの属する液晶表示装置の隣りの液晶表示装置に属する隣接エリアの光量をも参照して、注目エリアの光量を補正できるようにする。具体的には、図13に示す工程において、注目エリアに隣接する各隣接エリアのうちの1つまたは2つが注目エリアの属する液晶表示装置の隣の液晶表示装置に属しているような場合、注目エリアと同じ液晶表示装置に属する隣接エリアの光量のみならず、注目エリアの属する液晶表示装置の隣の液晶表示装置に属している隣接エリアの光量をも参照して、S2およびS3の処理を行う。
これにより、図7の符号35に示すように、本実施形態では、隣接し合う液晶表示装置間の光量差が緩和されるように光量補正されるため、隣接し合う液晶表示装置間での黒色の輝度の相違を緩和でき、マルチディスプレイシステム全体で表示される画像の違和感を抑制できる。
[本実施形態のシステムの構成]
つぎに、本実施形態のマルチディスプレイシステムの構成および処理内容を、図8〜図13に基づいて以下説明する。
図8に示すように、本実施形態のマルチディスプレイシステム100は、マトリクス状に配列されている液晶表示装置110、120、130、140と、これら液晶表示装置110、120、130、140に通信可能に接続されている表示制御装置150とを備えている。なお、表示制御装置150と、液晶表示装置110、120、130、140とは、LAN(Local Area Network)またはRS232−C等の周知の通信手段によって通信可能に接続されている。
液晶表示装置110、120、130、140は、各々、透過型の液晶表示装置であり、マトリクス状に配列している9つのエリアに分割され、エリア毎にバックライトの光量調整が可能になっている。
なお、図8に示すように、液晶表示装置110は、エリア(1-1)〜(1-9)の9つのエリアを有し、液晶表示装置120は、エリア(2-1)〜(2-9)の9つのエリアを有し、液晶表示装置130は、エリア(3-1)〜(3-9)の9つのエリアを有し、液晶表示装置140は、エリア(4-1)〜(4-9)の9つのエリアを有している。
そして、液晶表示装置110は液晶表示装置120、130と隣り合い、液晶表示装置120は液晶表示装置110、140と隣り合い、液晶表示装置130は液晶表示装置110、140と隣り合い、液晶表示装置140は液晶表示装置120、130と隣り合っている。
表示制御装置150は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、このプロセッサに実行させるプログラムを格納するROM、このプロセッサの作業領域となるRAM、各種データを保存するハードディスク等からなり、液晶表示装置110、120、130、140の各々を制御するコンピュータである。
表示制御装置150は、図8に示すように、画像処理部160と、光量算出部161と、光量補正部162と、送信部163とを備えている。そして、システム全体で表示する画像の画像データ(映像信号)が外部のPC等から表示制御装置150に送られてくると、この画像データは、画像処理部160および光量算出部161の各々に入力するようになっている。
画像処理部160は、マルチディスプレイシステム100全体で表示される画像の画像データを入力すると、入力した画像データを4つに分割し、分割した各画像の各画像データを各液晶表示装置110、120、130、140に送信するようになっている。すなわち、画像処理部160は、一つの画像を、左上領域の画像と右上領域の画像と左下領域の画像と右下領域の画像とに分割する。そして、画像処理部160は、左上領域の画像の画像データを液晶表示装置110に送信し、左下領域の画像の画像データを液晶表示装置130に送信し、右上領域の画像の画像データを液晶表示装置120に送信し、右下領域の画像の画像データを液晶表示装置140に送信する。
なお、本実施形態では、以上にて説明したように、画像を分割する分割処理を画像処理部160が行っているが、この分割処理は図8のPCにて行われてもよい。この場合、PCが、マルチディスプレイシステム100全体で表示される画像を4つに分割し、当該分割にて得られる4つの画像データを全て表示制御装置150に送信し、当該4つの画像データが画像処理部160および光量算出部161に入力し、画像処理部160が各液晶表示装置110、120、130、140に各画像データを送信するようになっている。或いは、PCが、マルチディスプレイシステム100全体で表示される画像を4つに分割し、当該分割にて得られる4つの画像データを全て表示制御装置150に送信し、且つ、各画像データを各液晶表示装置110、120、130、140に送信するようになっていてもよい(この場合、画像処理部160は不要である)。
光量算出部(光量出力部)161は、マルチディスプレイシステム100全体で表示される画像の画像データ(分割される前の画像の画像データ)を入力すると、この画像データに基づいて、各液晶表示装置110、120、130、140に属する各エリアのバックライトの光量を算出する処理を行う(ローカルディミングの手法に基づく光量算出を行う)。
すなわち、光量算出部161は、図8に示すエリア(1-1)〜(1-9)、エリア(2-1)〜(2-9)、エリア(3-1)〜(3-9)、エリア(4-1)〜(4-9)毎に、表示される画像データの輝度成分の統計値(例えば平均値)を算出し、当該輝度成分の統計値に応じてバックライトの光量を算出する。
具体的には、輝度成分が低いほど暗く、輝度成分が高いほど明るいため、輝度成分の統計値が高いエリア(明るいエリア)ほど高値の光量が算出され、輝度成分の統計値が低いエリア(暗いエリア)ほど低値の光量が算出されるような変換式を予め記憶しておく。そして、光量算出部161は、入力した画像データを用いて、エリア毎の輝度成分の統計値を求め、求めた輝度成分の統計値と前記変換式とを用いて、エリア毎の光量を出力(算出)する。これにより、輝度成分の統計値(平均値等)が高いエリアほど高値の光量が出力され、輝度成分の統計値が低いエリアほど低値の光量が算出される。例えば、光量算出部161は、エリア(4-5)が白色になり、エリア(4-5)以外の全エリアが黒色になるような画像(元画像)の画像データを入力したものとする。この場合、光量算出部161は、図9に示すように、エリア(4-5)の光量の値として100%を算出し、エリア(4-5)以外の各々の光量の値として0%を算出する。なお、図9において、光量算出部161、光量補正部162、画像処理部160、送信部163は、省略されているが、実際には表示制御装置150の内部に備えられている。また、後述する図10〜図12においても、図9と同様、光量算出部161、光量補正部162、画像処理部160、送信部163は、省略されているが、実際には表示制御装置150の内部に備えられている。
なお、本実施形態では、前記の変換式によって光量を算出するようになっているが、このような変換式の代わりに、輝度成分の統計値(平均値等)が高いほど高値の光量が出力され且つ輝度成分の統計値(平均値等)が低いほど低値の光量が出力されるような変換テーブルが用いられてもよい。
光量補正部162は、図9に示されるように各エリアの光量が光量算出部161によって算出された後、図13に示される光量補正を行う。但し、本実施形態では、図4の第5タイプの液晶表示装置や図6に示される第3タイプのマルチディスプレイシステムとは異なり、図13のS2において、注目エリアの属する液晶表示装置だけではなく、注目エリアの属する液晶表示装置の隣の液晶表示装置にも、注目エリアに隣接する隣接エリアが存在する場合、注目エリアの属する液晶表示装置に含まれる前記隣接エリアの光量値と、注目エリアの属する液晶表示装置の隣の液晶表示装置に含まれる前記隣接エリアの光量値とを参照するようになっている。また、本実施形態における光量補正では、図4の第5タイプの液晶表示装置の光量補正と比べて、僅かに異なる点がある。そこで、以下では、図13を用いて本実施形態のマルチディスプレイシステム100における光量補正の手順を説明する。
まず、光量補正部162は、マルチディスプレイシステム100の全てのエリア(1-1)〜(1-9)、(2-1)〜(2-9)、(3-1)〜(3-9)、(4-1)〜(4-9)のうち、いずれか1つのエリアを注目エリアとして決定する(S1)。
つぎに、光量補正部162は、注目エリアに隣接する各隣接エリアの各光量のうち、最も大きな光量の1/2の値(最も大きな光量値の半分の値)を算出する(S2)。但し、算出値に小数点未満の値が含まれる場合、小数点以下の値は切り上げられる。例えば、各隣接エリアの各光量のうち、最も大きな光量が「25」の場合、「12.5」の値が算出されるが、「12.5」は「13」に切り上げられる。
なお、隣接エリアとは、注目エリアの右隣に存在する右エリア、注目エリアの左隣に存在する左エリア、注目エリアの上隣に存在する上エリア、注目エリアの下隣に存在する下エリアの4つのエリアを意味する。
また、注目エリアの属する液晶表示装置の隣の液晶表示装置にも注目エリアに隣接するエリアがある場合、当該エリアも隣接エリアとして扱われる。例えば、図8に示すエリア(1-8)が注目エリアである場合、エリア(1-5)(1-7)(1-9)の他、エリア(3-2)も隣接エリアになる。また、エリア(1-9)が注目エリアである場合、エリア(1-6)(1-8)の他、エリア(2-7)(3-3)も隣接エリアになる。また、例えば、エリア(2-7)が注目エリアの場合、エリア(2-4)(2-8)の他、エリア(1-9)(4-1)も隣接エリアになり、エリア(4-2)が注目エリアの場合、エリア(4-1)(4-3)(4-5)の他、エリア(2-8)も隣接エリアになる。
なお、マルチディスプレイシステム100の端部に位置するエリアが注目エリアの場合、左エリア、右エリア、上エリア、下エリアのうち、1つまたは2つが存在しないため、隣接エリアは2つまたは3つになる。例えば、図8のエリア(1-1)が注目エリアの場合、エリア(1-2)(1-4)のみが隣接エリアであり、図8のエリア(1-4)が注目エリアの場合、エリア(1-1)(1-5)(1-7)のみが隣接エリアである。
S2の後、光量補正部162は、注目エリアの光量がS2にて算出された値より小さいか否かを判定する(S3)。注目エリアの光量がS2にて算出された値より小さくないと判定された場合、つまり注目エリアの光量がS2にて算出された値と等しいまたはS2にて算出された値より大きいと判定された場合、光量補正部162は、注目エリアに対して「補正無」を示すラベルを対応付けて(S4)、処理をS7に移行する。
これに対し、注目エリアの光量がS2にて算出された値より小さいと判定された場合、光量補正部162は、注目エリアの光量を補正する(S5)。具体的に、光量補正部162は、S5において、注目エリアの光量を、S2にて算出された値に補正する。S5の後、光量補正部162は、注目エリアに対して「補正済」を示すラベルを対応付けて(S6)、処理をS7に移行する。
S7において、光量補正部162は、マルチディスプレイシステム100に含まれる全てのエリア(1-1)〜(1-9)、(2-1)〜(2-9)、(3-1)〜(3-9)、(4-1)〜(4-9)に、「補正無」のラベルおよび「補正済」のラベルのうちのいずれかが対応付けられているか否かを判定する。そして、光量補正部162は、全てのエリアに対して「補正無」のラベルおよび「補正済」のラベルのうちのいずれかが対応付けられていないと判定した場合(S7にてNO)、注目エリアを、「補正無」のラベルおよび「補正済」のラベルのいずれも対応付けられていないエリアに変更し(S8)、S2以降の処理を再度繰り返す。これにより、マルチディスプレイシステム100に含まれる全てのエリアが注目エリアにされた履歴を有するようになるまでS2〜S7の処理が繰り返されることになる。また、光量補正部162は、マルチディスプレイシステム100に含まれる全てのエリアに対して「補正無」のラベルおよび「補正済」のラベルのうちのいずれかが対応付けられていると判定した場合(S7にてYES)、処理をS9に移行する。
S9において、光量補正部162は、「補正済」のラベルが対応付けられたエリアが存在するか否かを判定する。そして、光量補正部162は、「補正済」のラベルが対応付けられたエリアが存在すると判定した場合(S9にてYES)、マルチディスプレイシステム100に含まれる全てのエリアに対応付けられている全てのラベルを消去し(S10)、S1以降の処理を再度繰り返す。これに対し、光量補正部162は、「補正済」のラベルが対応付けられたエリアが存在しないと判定した場合、図13のフローチャートに示される処理を終了する。これにより、マルチディスプレイシステム100に含まれる全てのエリアの各々を1回づつ注目エリアとして扱い、全てのエリアの各々に対してS2〜S7を順次施す工程を1工程とする場合、1工程の間に少なくとも1つの注目エリアにて光量の補正が行われた場合は前記の1工程を再度繰り返し、1工程の間に1度も光量の補正が行われなかった場合は処理を終了することになる。よって、1工程の間に少なくとも1つのエリアにおいて光量の補正が行われている間は図13の処理が継続され、1工程の間に光量値の補正が行われたエリアがなかった場合に図13の処理が終了するようになっている。
光量補正部162が、図13に示される処理を行った結果、図10に示すように、各エリアの光量は符号191に示される初期値から符号192に示される値に補正されることになる。つまり、図8、図9、図10に示すように、エリア(4-5)の光量の初期値が100であるので、エリア(4-5)に隣接するエリア(4-4)の光量値は0から50に補正されることになる。さらに、本実施形態では、注目エリアの隣接エリアが注目エリアの属する液晶表示装置の隣の液晶表示装置にある場合であっても、S2において、その隣接エリアの光量も参照するようになっている。それゆえ、液晶表示装置130のエリア(3-6)の光量は、隣の液晶表示装置140のエリア(4-4)の光量の1/2の値である25に補正されていることになる。
つまり、本実施形態のマルチディスプレイシステム100では、互いに隣り合うエリア同士の各光量において小さい方の光量が大きい方の光量の半分未満にならないように、各エリアの光量が補正されている。これにより、互いに隣接し合うエリア間の黒色の輝度の大きな相違を緩和できる。特に、本実施形態のマルチディスプレイシステム100によれば、ある液晶表示装置とその隣の液晶表示装置との境界を挟んで互いに隣接し合うエリア同士においても、小さい方の光量が大きい方の光量の半分未満にならないように、各エリアの光量が補正されている。それゆえ、ある液晶表示装置とその隣の液晶表示装置との境界を挟んで互いに隣接し合うエリア同士の黒色の輝度の相違をも緩和できる。
図13に示される処理の後、つまり光量算出部161および光量補正部162による処理の後、表示制御装置150の送信部163は、図11に示すように、各エリアの光量を示す光量データを、各エリアの属する液晶表示装置に送信するようになっている。つまり、送信部163は、図11に示すように、エリア(1-1)〜(1-9)の光量を示す光量データを液晶表示装置110に送信し、エリア(2-1)〜(2-9)の光量を示す光量データを液晶表示装置120に送信し、エリア(3-1)〜(3-9)の光量を示す光量データを液晶表示装置130に送信し、エリア(4-1)〜(4-9)の光量を示す光量データを液晶表示装置140に送信する。
その後、図12に示すように、各液晶表示装置110、120、130、140は、表示制御装置150の送信部163から受信した光量データに示される光量に基づいて各エリアのバックライトを駆動する。つまり、各液晶表示装置110、120、130、140は、光量算出部161によって算出され、且つ、必要に応じて光量補正部162によって補正された後の光量を示す光量データに応じて、エリア毎のバックライト装置を駆動し、画像処理部160から受信した画像データに応じた画像を表示する。
以上のように、本実施形態の表示制御装置150は、複数のエリアを有しており調光エリア毎にバックライトの光量調整が可能な液晶表示装置を複数備えたマルチディスプレイシステム100を制御するコンピュータである。そして、表示制御装置150は、光量算出部161と光量補正部162とを有している。
光量算出部161は、各エリアのバックライトの光量を、各エリアにて表示される画像データに基づいて算出するものである。光量補正部162は、マルチディスプレイシステム100に含まれる全てのエリアを順に注目エリアとして扱っていき、注目エリアのバックライトの光量を、注目エリアの隣に位置する隣接エリアのバックライトの光量に応じて補正するようになっている。特に、光量補正部162は、例えば、第1液晶表示装置の第1エリア(第1調光エリア)が注目エリアになっており、第1エリアの隣に、第2液晶表示装置の第2エリア(第2調光エリア)が存在するような場合、注目エリアのバックライトの光量を、前記第2エリアのバックライトの光量に応じて補正することがある。
それゆえ、ある液晶表示装置内の隣接し合うエリア同士にて同一または近似する輝度成分の画像データの画像を表示する際に、この隣接し合うエリア同士で輝度が大幅に異なることを抑制でき、また、ある液晶表示装置とその隣の液晶表示装置との境界を挟んで互いに隣接し合うエリア同士にて同一または近似する輝度成分の画像データの画像を表示する際に、この隣接し合うエリア同士で輝度が大幅に異なることを抑制できる。よって、図7の符号35に示すように、同一の液晶表示装置内の隣接するエリア間での黒色の輝度の相違を緩和でき、且つ、隣接し合う液晶表示装置間での黒色の輝度の相違を緩和できるため、マルチディスプレイシステム全体で表示される画像の違和感を抑制できる。
より具体的に説明すると、本実施形態のマルチディスプレイシステム100において、図13に示される処理が行われる結果、互いに隣り合うエリア同士のバックライトの光量差の最高値(絶対値)が補正前よりも補正後の方が小さくなるように補正されることになる(図10に示すように、前記光量補正前は前記最高値が100であるが、前記光量補正後は前記最高値が50になっている)。また、互いに隣り合うエリア同士の各光量において小さい方の光量が大きい方の光量の半分未満にならないように、各エリアの光量が補正されることになる。その結果、各エリアの位置を横軸にして各エリアの光量を縦軸にしたヒストグラムを想定した場合、前記光量補正前は前記ヒストグラムにおける光量変化が急峻であるが(図10の初期値を参照)、前記光量補正後は前記ヒストグラムにおける光量変化が滑らかになる(図10の補正後の光量データを参照)。これにより、互いに隣り合うエリア間での大きな輝度差が抑制された画像を表示できることになり、ローカルディミングのデメリットを克服できる。
また、本実施形態の光量補正部162は、前記注目エリアの隣に位置する各隣接エリアのバックライトの光量のなかで最も大きな光量を隣接光量とし、前記注目エリアのバックライトの光量が前記隣接光量の1/n倍(n=2)よりも小さいか否かを判定している(S3)。そして、光量補正部162は、前記注目エリアのバックライトの光量が前記隣接光量の1/n倍よりも小さくない場合、注目エリアのバックライトの光量を補正せず(S4)、注目エリアのバックライトの光量が前記隣接光量の1/n倍よりも小さい場合、注目エリアのバックライト光量を前記隣接光量の1/n倍の値に補正している(S7)。これにより、互いに隣り合う2つのエリアにおける各光量のうちの小さい方の光量が大きい方の光量の1/n倍未満にならないように、各エリアの光量補正を行うことができる。但し、前記のnの値は2に限られるものではなく、1より大きな値であればよい。
なお、本実施形態では、バックライト装置の光量を、出力光量の最高値を100とした場合の百分率(%)で表した。しかし、これに限定されるものではなく、例えば、出力光量の最高値を1として、1以下の小数(小数点第N位までの値)で示してもよい。但し、この場合、図13のS2において、算出値における小数点以下が切り上げられるのではなく、算出値の小数点第N+1位以下の値が切り上げられることになる。例えば、バックライト装置の光量を小数点第2位までの値(0.00)で表す場合、図13のS2において、「0.225」が算出されると、「0.225」は「0.23」に切り上げられる。
なお、本実施形態では、注目エリアの光量を、隣接光量(注目エリアに隣接する各隣接エリアの各光量のなかで最も大きな光量)の1/n倍になるように補正しているが、このような補正に限定されるものではない。要は、隣接エリアの光量に応じて注目エリアの光量を補正するようになっていればよく、注目エリアの光量を前記隣接光量の1/n倍になるように補正するという形態に限られるものではない。例えば、前記隣接光量の値に応じた閾値を設定し、注目エリアの光量と前記隣接光量との差分が当該閾値を超えていると判定した場合、前記差分が閾値と同値になるように注目エリアの光量を加算するようになっていてもよい。また、注目エリアの光量と前記隣接光量との差分が閾値を超えていると判定した場合、注目エリアの光量と前記隣接光量との平均値を、注目エリアの補正後光量にするというようになっていてもよい。
また、光量補正の内容(形態)が演算式を用いる事が好ましいものである場合、演算式を用いて補正値を出力するように設定され、補正用テーブルを用いる事が好ましいものである場合、補正用テーブルを用いて補正値を出力するように設定される。
また、以上にて示したように表示制御装置150はコンピュータである。そして、表示制御装置150に含まれる各部(画像処理部160、光量算出部161、光量補正部162)における各種処理は、プログラムをコンピュータに実行させることによって行われる。このプログラムは、例えばCD−ROMなどのリムーバブルメディア(コンピュータ読み取り可能な記録媒体)に記録されているものを読み出して使用する形態であってもよいし、ハードディスクなどにインストールされたものを読み出して使用する形態であってもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、複数の液晶表示装置を配列してなるマルチディスプレイシステムに利用できる。
100 マルチディスプレイシステム
110 液晶表示装置
120 液晶表示装置
130 液晶表示装置
140 液晶表示装置
150 表示制御装置
160 画像処理部
161 光量算出部(光量出力部)
162 光量補正部

Claims (9)

  1. 複数の調光エリアを有しており調光エリア毎にバックライトの光量調整が可能な液晶表示装置を複数備えたマルチディスプレイシステムを制御する表示制御装置であって、
    調光エリア毎に、前記調光エリアにて表示される画像の画像データに基づいて前記調光エリアのバックライトの光量を求める光量出力部と、
    前記調光エリアのバックライトの光量を、この調光エリアの隣の調光エリアである隣接エリアのバックライトの光量に応じて補正する光量補正部とを備え、
    前記光量補正部は、第1液晶表示装置の第1調光エリアの隣に、第2液晶表示装置の第2調光エリアが存在する場合、前記第1調光エリアのバックライトの光量を、前記第2調光エリアのバックライトの光量に応じて補正することを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記光量補正部は、互いに隣り合う調光エリア同士のバックライトの光量差の最高値が抑制されるように、前記補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記光量補正部は、互いに隣り合う2つの調光エリアにおける各光量のうちの小さい方の光量が大きい方の光量の1/n倍未満(n>1)にならないように、前記補正を行うことを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記光量補正部は、
    前記マルチディスプレイシステムに含まれる全ての調光エリアを順に注目エリアとして扱い、
    前記注目エリアの隣に位置する各隣接エリアのバックライトの光量のなかで最も大きな光量を隣接光量とし、前記注目エリアのバックライトの光量が前記隣接光量の1/n倍よりも小さいか否かを判定し、
    前記注目エリアのバックライトの光量が前記隣接光量の1/n倍よりも小さくない場合、前記注目エリアのバックライトの光量を補正せず、前記注目エリアのバックライトの光量が前記隣接光量の1/n倍よりも小さい場合、前記注目エリアのバックライト光量を前記隣接光量の1/n倍の値に補正することを特徴とする請求項3に記載の表示制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の表示制御装置を有し、前記液晶表示装置を複数備えたことを特徴とするマルチディスプレイシステム。
  6. 前記表示制御装置は、前記光量出力部および前記光量補正部による処理の終了後、液晶表示装置毎に、各液晶表示装置に含まれる調光エリアのバックライトの光量値を示した光量データを各液晶表示装置に送信する送信部を備え、
    前記液晶表示装置は、前記表示制御装置から送られてきた光量データに応じて各調光エリアのバックライトの光量を調整するようになっていることを特徴とする請求項5に記載のマルチディスプレイシステム。
  7. 複数の調光エリアを有しており調光エリア毎にバックライトの光量調整が可能な液晶表示装置を複数備えたマルチディスプレイシステムにおける各調光エリアの光量を補正する光量補正方法であって、
    調光エリア毎に、前記調光エリアにて表示される画像の画像データに基づいて前記調光エリアのバックライトの光量を求める光量出力工程と、
    前記調光エリアのバックライトの光量を、この調光エリアの隣の調光エリアである隣接エリアのバックライトの光量に応じて補正する光量補正工程とを備え、
    前記光量補正工程では、第1液晶表示装置の第1調光エリアの隣に、第2液晶表示装置の第2調光エリアが存在する場合、前記第1調光エリアのバックライトの光量を、前記第2調光エリアのバックライトの光量に応じて補正することを特徴とする光量補正方法。
  8. コンピュータを、請求項1から4のいずれか1項に記載の表示制御装置の各部として機能させるプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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