JP2012220151A - 送風機取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】送風機のメンテナンス性を確保しつつ電動機のコギング回転数での異音の発生を抑制することができる送風機取付構造を提供する。
【解決手段】空気調和機の箱状ケーシング5内に配設された支持板4に取り付けられた状態の送風機3をケーシング外に取り出すためのメンテナンス用開口6が、ケーシングの側板5cに形成されており、前記メンテナンス用開口の開口高は、前記ケーシング内の天井高よりも低くされている。前記支持板の高さは、前記ケーシング内の天井高よりも低くされている。前記支持板の上端部及び下端部は、それぞれ前記ケーシングの天板内面5a及び底板内面5eに取り付けられており、且つ、前記支持板の上端部及び下端部の少なくとも一方が、前記ケーシングの天板内面及び/又は底板内面に固定された取付板7を介して当該ケーシングの天板内面及び/又は底板内面に取り付けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は送風機取付構造に関する。さらに詳しくは、空気調和機のケーシング内に送風機を取り付ける構造に関する。
空気調和機のケーシング内に送風機を取り付ける場合、従来、支持板や支持架台を用いて当該送風機をケーシング内に取り付けることが行われている(例えば、特許文献1〜2参照)。この場合、送風機の電動機は防振ゴムを介して前記支持板や支持架台に取り付けられる。
ところで、送風機は長期間に亘り使用する間に故障したり破損したりすることがあるため、定期的にメンテナンスをする必要がある。この場合、例えば天井裏スペースに配設される空気調和機の中には、送風機の配設箇所付近のケーシング側板にメンテナンス用の開口を形成しておき、メンテナンス時には、支持板に取り付けられた状態の送風機を当該開口から外部に取り出してメンテナンスを行うタイプのものがある。
かかるメンテナンス用の開口の開口高は、ケーシングの強度(特に、メンテナンス用の開口が形成される側板の強度)を確保するために、当該ケーシング内の天井高と同じ高さにされることはなく、通常、当該天井高よりも低くされている。すなわち、開口の上縁及び下縁に、それぞれ上壁部及び下壁部が設けられるように開口の大きさが設定される(図1のW1(上壁部)及びW2(下壁部)参照)。
この場合、送風機が取り付けられる支持板の高さをケーシング内の天井高と同じにすると、送風機を取り出す際に、当該支持板の上下端が前記メンテナンス用の開口の上壁部又は下壁部に当たるため、当該支持板を開口から取り出すことができないか、又は取り出すのが非常に困難であるので、支持板の高さは、ケーシング内の天井高よりも低くされている。そして、支持板の下部をケーシングの底板に脱着自在に固設し、支持板の側部をケーシングの側板に脱着自在に固設している。
特開平10−110699号公報 実開平6−2025号公報
しかしながら、前述した空気調和機では、送風機を取り付けた支持板の上端部が、当該空気調和機のケーシングの天板から離間しており、他の部材に固定されていないフリーな状態であるため、電動機のコギング回転数で発生する異音が大きくなるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、送風機のメンテナンス性を確保しつつ電動機のコギング回転数での異音の発生を抑制することができる送風機取付構造を提供することを目的としている。
(1)本発明の送風機取付構造(以下、単に「取付構造」ともいう)は、羽根車及び電動機を備えた送風機が取り付けられた支持板を空気調和機の箱状ケーシング内に配設する送風機取付構造であって、
前記ケーシングの側板には、前記支持板に取り付けられた状態の送風機をケーシング外に取り出すためのメンテナンス用開口が形成されており、
前記メンテナンス用開口の開口高は、前記ケーシング内の天井高よりも低くされており、
前記支持板の高さは、前記ケーシング内の天井高よりも低くされており、
前記支持板の上端部及び下端部は、それぞれ前記ケーシングの天板内面及び底板内面に取り付けられており、且つ、
前記支持板の上端部及び下端部の少なくとも一方が、前記ケーシングの天板内面及び/又は底板内面に固定された取付板を介して当該ケーシングの天板内面及び/又は底板内面に取り付けられていることを特徴としている。
本発明の取付構造では、送風機が取り付けられた支持板の上端部及び下端部は、それぞれ空気調和機の箱状ケーシングの天板内面及び底板内面に取り付けられており、且つ、支持板の上端部及び下端部の少なくとも一方が、ケーシングの天板内面及び/又は底板内面に固設された取付板を介して当該ケーシングの天板内面及び/又は底板内面に取り付けられている。したがって、支持板の上端部及び下端部がケーシングに取り付けられ、固定された状態になるので、電動機のコギング回転数での異音の発生を抑制することができる。また、支持板の高さは前記ケーシング内の天井高よりも低くされているので、メンテナンス時には、送風機を取り付けた状態の支持板をメンテナンス用開口から外部に取り出すことができる。
(2)前記(1)の取付構造において、前記支持板の高さが、前記メンテナンス用開口の開口高よりも低くされていてもよい。この場合、支持板を傾けなくても、そのままの姿勢でメンテナンス用開口から簡単に外部に取り出すことができる。
(3)前記(1)又は(2)の取付構造において、前記支持板が断面L字状の板材からなり、当該板材の短辺部がケーシングの底板に脱着可能に取り付けられ、且つ、当該板材の長辺部の上端部がケーシングの天板内面に固定された取付板に脱着可能に取り付けられていてもよい。この場合、断面L字状の板材の長辺部の上端部を取付板から取り外し、当該板材の短辺部をケーシングの底板から取り外した状態で、前記短辺部を利用して、支持板を滑らすようにして移動させることができるので、当該支持板を簡単にメンテナンス用開口から外部に取り出すことができる。
(4)前記(1)〜(3)の取付構造において、前記ケーシングの側板の内面にはガイド用凸条(8)が設けられており、前記支持板に固定された、羽根車収容のためのケースの一部であって前記側板と対向する部材に、前記ガイド用凸条を収容可能な切り欠きが形成されていてもよい。この場合、ケーシングの側板内面に設けられたガイド用凸条を支持板の切り欠きに収容させた状態で当該支持板を移動させることができ、簡単に支持板を移動させることができる。
(5)前記(1)〜(4)の取付構造において、前記電動機が、第1防振ゴムを介してベース部に取り付けられており、当該ベース部が、第2防振ゴムを介して前記支持板に取り付けられていてもよい。この場合、ベース部と支持板との間にも防振ゴムを設けることで、電動機からの振動の伝搬を一層低減させることができる。
本発明の取付構造によれば、送風機のメンテナンス性を確保しつつ電動機のコギング回転数での異音の発生を抑制することができる。
本発明の送風機取付構造が適用される空気調和機の一例の平面断面図である。 図1に示される空気調和機の側面断面図である。 図1に示される空気調和機の冷媒回路を示す概略図である。 図1に示される空気調和機の冷媒回路を示す概略図である。 本発明の取付構造の一実施の形態の断面説明図である。 図5に示される取付構造の斜視説明図である。 図5に示される取付構造の部分分解斜視図である。 図5に示される取付構造の部分分解斜視図である。 図5に示される取付構造の側面説明図である。 支持板の他の例の説明図である。 電動機の二重防振構造の説明図である。 支持板の位置決め手段の一例の説明図であり、(a)は水平断面説明図、(b)は斜視説明図である。 支持板の位置決め手段の他の例の説明図であり、(a)は水平断面説明図、(b)は斜視説明図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の取付構造の実施の形態を詳細に説明する。
〔空気調和機の全体構成〕
まず、本発明の取付構造が適用される空気調和機の一例の全体構成を説明する。図1は、かかる空気調和機の一例の平面断面図であり、図2は、図1に示される空気調和機の側面断面図である。
例示されている空気調和機は、室内の除湿と加湿とを切り換えて行うことが可能な調湿外気処理機100とされている。この調湿外気処理機100は、天井埋込型であり、ビルなどの建物Bの天井裏のスペースSに設置される。
調湿外気処理機100は、直方体形状(箱状)に形成されたケーシング5と、このケーシング5内に収容された圧縮機14、熱交換器15、送風機3、ダンパー17等を備えている。また、調湿外気処理機100は、圧縮機14や熱交換器15を含む冷媒回路25(図3〜4参照)を備えている。ケーシング5の天板5a又は側板5b,5c,5dは、建物Bの天井スラブの下面にボルトや吊り具等の固定具を用いて取付固定される。ケーシング5の前側板(図1における左側の側板)5bには、室内の空気をケーシング5内に取り入れるための第1吸込口18aと、室外の空気をケーシング5内に取り入れるための第2吸込口18bとが左右に並べて設けられている。ケーシング5の左右側板(図1における上下の側板)5dの後部側には、ケーシング5から室内へ空気を吹き出すための第1吹出口19aと、ケーシング5から室外へ空気を吹き出すための第2吹出口19bとが設けられている。第1,第2吸込口18a,18b、第1,第2吹出口19a,19bには、それぞれ室内や室外に繋がるダクト(図示省略)が接続されている。
熱交換器15は、ケーシング5内における前後方向の中間位置に左右に並べて2つ設けられている。熱交換器15は、冷媒配管とフィンとを有するフィン・アンド・チューブ型であり、前後方向の寸法に比べて上下方向寸法及び左右方向寸法が大きく形成され、略垂直に起立した姿勢で配置されている。熱交換器15の表面にはゼオライト等の吸着剤が担持されている。吸着剤は、冷媒によって冷却又は加熱され、熱交換器15を通過する空気と接触することによって、空気に含まれる水分を吸着し又は吸着した水分を空気中に放出するようになっている。
ケーシング5内の熱交換器15の前側及び後側には、それぞれ区画壁22a,22bが設けられている。ケーシング5の右側板5dには、蓋体23によって開閉可能とされた点検口24が設けられている。点検口24は、熱交換器15の側方位置に配置されており、この点検口24を介して熱交換器15がケーシング13の内部に挿入されて取り付けられるようになっている。
送風機3は、後側の区画壁22bよりも後方に配置され、第1吹出口19aに対応して配置された第1送風機3aと、第2吹出口19bに対応して配置された第2送風機3bとを備えている。そして、第1,第2送風機3a,3bの作動によって第1,第2吸込口18a,18bから第1、第2吹出口19a,19bへ流れる空気流が形成される。送風機3は、後述する支持板によってケーシング5に脱着可能に取り付けられている。
ダンパー17は、前後の区画壁22a,22b等に設けられ、ケーシング5内の空気の流れを切り換える機能を有している。具体的に、ダンパー17は、図1に実線矢印で示す流れと、点線矢印で示す流れとに空気流を切り換える。なお、図1において、符号49はケーシング5内の空気流が熱交換器15を通過することなく当該熱交換器15の周囲から漏れるのを防止するための側部シール部材であり、熱交換器15の上部及び下部には、図示していないが、同じ目的のための上側シール部材及び下側シール部材が配設されている。
〔冷媒回路の構成〕
次に、図3を参照して冷媒回路の構成について説明する。
冷媒回路25は、圧縮機14と、四方切換弁27と、第1熱交換器15aと、第2熱交換器15bと、膨張弁28と、これらを接続して冷媒の流路を形成する冷媒配管26とを備えている。四方切換弁27は、その第1のポートが圧縮機14の高圧側に接続され、その第2のポートが圧縮機14の低圧側に接続されている。また、四方切換弁27の第3のポートから第4のポートに向かって順に、第1熱交換器15a、膨張弁28、及び第2熱交換器15bが配置されている。
四方切換弁27は、第1のポートが第3のポートに連通し且つ第2のポートが第4のポートに連通する第1の状態(図3(a)に示す状態)と、第1のポートが第4のポートに連通し且つ第2のポートが第3のポートに連通する第2の状態(図3(b)に示す状態)とに切り換えられる。
ケーシング5の内部において、第1,第2熱交換器15a,15bの上流側における空気の流通経路は、室内空気が第1熱交換器15aへ送られ且つ室外空気が第2熱交換器15bへ送られる状態(図3(a)に示す状態)と、室内空気が第2熱交換器15bへ送られ且つ室外空気が第1熱交換器15aへ送られる状態(図3(b)に示す状態)とにダンパー17(図1参照)によって切り換えられる。また、第1,第2熱交換器15a,15bの下流側における空気の流通経路は、第1熱交換器15aを通過した空気が第2送風機3bへ送られ且つ第2熱交換器15bを通過した空気が第1送風機3aへ送られる状態(図3(a)に示す状態)と、第1熱交換器15aを通過した空気が第1送風機3aへ送られ且つ第2熱交換器15bを通過した空気が第2送風機3bへ送られる状態(図3(b)に示す状態)とにダンパー17によって切り換えられる。
調湿外気処理機100は、除湿運転及び加湿運転の何れにおいても、冷媒回路25で冷媒を循環させることによって蒸気圧縮冷凍サイクルを行う。
〔調湿運転について〕
(除湿運転)
調湿外気処理機100の除湿運転について、図3を参照しながら説明する。除湿運転は、次の第1動作と第2動作を所定の時間毎(例えば3分間毎)に切り換えて行うことによって実施される。
第1動作では、四方切換弁27が図3(a)に示す第1の状態に設定され、膨張弁28の開度が適宜調節される。そして、圧縮機14から吐出された冷媒は、第1熱交換器15、膨張弁28、第2熱交換器15bを経て圧縮機14に戻される。これにより、第1熱交換器15aが凝縮器として動作し、第2熱交換器15bが蒸発器として動作する。第1熱交換器15aでは、その表面に担持された吸着剤が冷媒によって加熱され、第2熱交換器15bでは、その表面に担持された吸着剤が冷媒によって冷却される。
室内の空気は、第1熱交換器15aへ送られ、第1熱交換器15aを通過するときに吸着材に吸着された水分が放出されることによって加湿される。加湿された空気は、第2送風機3bに吸い込まれて室外に排出される。一方、室外の空気は、第2熱交換器15bへ送られ、第2熱交換器15bを通過するときに空気中の水分が吸着剤に吸着され、除湿される。除湿された空気は、第1送風機3aに吸い込まれて室内に供給される。
第2動作では、四方切換弁27が図3(b)に示す第2の状態に設定され、膨張弁28の開度が適宜調節される。そして、圧縮機14から吐出された冷媒は、第2熱交換器15b、膨張弁28、第1熱交換器15aを経て圧縮機14に戻される。これにより、第2熱交換器15bが凝縮器として動作し、第1熱交換器15aが蒸発器として動作する。第2熱交換器15bでは、その表面に担持された吸着剤が冷媒によって加熱され、第1熱交換器15aでは、その表面に担持された吸着剤が冷媒によって冷却される。
室内の空気は、第2熱交換器15bへ送られ、第2熱交換器15bを通過するときに吸着剤に吸着された水分が放出されることによって加湿される。加湿された空気は、第2送風機3bに吸い込まれて室外に排出される。一方、室外の空気は、第1熱交換器15aへ送られ、第1熱交換器15aを通過するときに空気中の水分が吸着材に吸着され、除湿される。除湿された空気は、第1送風機3aに吸い込まれて室内に供給される。
(加湿運転)
調湿外気処理機100の加湿運転について、図4を参照しながら説明する。加湿運転は、次の第3動作と第4動作を所定の時間毎(例えば3分間毎)に切り換えて行うことによって実施される。
第3動作では、四方切換弁27が図4(a)に示す第1の状態に設定され、膨張弁28の開度が適宜調節される。そして、圧縮機14から吐出された冷媒は、第1熱交換器15a、膨張弁28、第2熱交換器15bを経て圧縮機14に戻される。これにより、第1熱交換器15aが凝縮器として動作し、第2熱交換器15bが蒸発器として動作する。第1熱交換器15aでは、その表面に担持された吸着剤が冷媒によって加熱され、第2熱交換器15bでは、その表面に担持された吸着剤が冷媒によって冷却される。
室内の空気は、第2熱交換器15bへ送られ、第2熱交換器15bを通過するときに空気中の水分が吸着剤に吸着されることによって除湿される。除湿された空気は、第2送風機3bに吸い込まれて室外に排出される。一方、室外の空気は、第1熱交換器15aへ送られ、第1熱交換器15aを通過するときに吸着剤に吸着された水分が放出されることによって加湿される。加湿された空気は、第1送風機3aに吸い込まれて室内に供給される。
第4動作では、四方切換弁27が図4(b)に示す第2の状態に設定され、膨張弁28の開度が適宜調節される。そして、圧縮機14から吐出された冷媒は、第2熱交換器15b、膨張弁28、第1熱交換器15aを経て圧縮機14に戻される。これにより、第2熱交換器15bが凝縮器として動作し、第1熱交換器15aが蒸発器として動作する。第1熱交換器15aでは、その表面に担持された吸着剤が冷媒によって冷却され、第2熱交換器15bでは、その表面に担持された吸着剤が冷媒によって加熱される。
室内の空気は、第1熱交換器15aへ送られ、第1熱交換器15aを通過するときに空気中の水分が吸着材に吸着されることによって除湿される。除湿された空気は、第2送風機3bに吸い込まれて室外に排出される。一方、室外の空気は、第2熱交換器15bへ送られ、第2熱交換器15bを通過するときに吸着剤に吸着された水分が放出されることによって加湿される。加湿された空気は、第1送風機3aに吸い込まれて室内に供給される。
以上の動作により、調湿外気処理機100は、除湿運転と加湿運転とが可能である。空気中に含まれる水分は熱交換器15a,15bの吸着剤に吸着されたのち、再び空気に放出されるため、ケーシング5内で滴下して蓄積されることがない。したがって、熱交換器15の下方にはドレンパンを設ける必要がなく、ドレン水を処理する構造も不要である。
〔送風機の取付構造〕
次に送風機3のケーシング5への取付構造について詳細に説明する。図5は、本発明の取付構造の一実施の形態の断面説明図であり、図6は、本実施の形態に係る取付構造の斜視説明図であり、図7〜8は、図5に示される取付構造の部分分解斜視図である。
送風機3は羽根車1及び電動機2を備えており、支持板4によってケーシング5に脱着可能に固設されている。より詳細には、電動機2が第1防振ゴム10を介してベース部11に固定され、このベース部11が支持板4に固定され、さらにこの支持板4がケーシング5に固定されている。
支持板4は、断面L字状の板材からなり、金属板を切断及び折り曲げ加工することで作製することができる。支持板4は、短辺部4aと長辺部4bとを有しており、長辺部4bの両側部が折り曲げられて補強部30(図5参照)を構成している。そして、この補強部30に前記ベース部11が固定されている。
支持板4の短辺部4aは、ネジやボルトなどの固着手段によってケーシング5の底板5eに脱着可能に取り付けられ、長辺部4bの上端部は、ケーシング5の天板5aの内面に固定された取付板7に、同じくネジやボルトなどの固着手段によって脱着可能に取り付けられている。
取付板7は、図8に示されるように、断面L字状の部材からなり、その短辺部7aがケーシング5の天板5aの内面に固定されている。
支持板4の片面(電動機2が配設される側と反対側の面)には、羽根車1を収容するケース20の一部を構成する部材20bが固設されており、この部材20bとケース本体20aとでケース20が構成されている。ケース20は、円形の吸引口31と矩形の吐出口32を有しており、吐出口32は、前記第1吹出口19aに接続されている。
ケーシング5の側板(後側板)5cには、図5に示されるように、支持板4に取り付けされた状態の送風機3をケーシング外に取り出すためのメンテナンス用開口6が形成されている。より詳細には、支持板4に取り付けされた状態の送風機3及びこの送風機3の羽根車1を収容するケース20が一体となってケーシング外に取り出される。前記メンテナンス用開口6は、通常運転時には、図示しない蓋部材により閉止されている。図5は、分かりやすくするために、かかる蓋部材の図示を省略している。
メンテナンス用開口6の開口高rは、ケーシング5の強度(特に、メンテナンス用開口6が形成される側板5cの強度)を確保するために、当該ケーシング内の天井高Rと同じ高さにされることはなく、通常、当該天井高Rよりも低くされている。すなわち、メンテナンス用開口6の上縁及び下縁に、それぞれ高さW1の上壁部33及び高さW2の下壁部34が設けられるように開口の大きさが設定されており、R=W1+r+W2とされている。なお、W1とW2は同じ寸法であってもよいし、互いに異なる寸法であってもよい。W1及びW2の値は、ケーシング5のサイズや当該ケーシング5を構成する部材の強度などにより異なるが、通常、15±5mm程度である。
支持板4の高さhは、ケーシング5の天板高Rよりも低くされており、更に、本実施の形態では、メンテナンス用開口6の開口高rよりも低くされている。ケーシング5の天板高Rと支持板4の高さhとの差(R−h)は、本発明において特に限定されるものではないが、通常、20〜40mm程度が目安である。この値が小さすぎると、送風機3を取り付けた状態の支持板4をケーシング外に取り出す作業が難しくなる。
本実施の形態では、支持板4の上端部及び下端部がケーシング5に取り付けられ、固定された状態になるので、電動機2のコギング回転数での異音の発生を抑制することができる。また、支持板4の高さhは前記ケーシング内の天井高Rよりも低くされているので、メンテナンス時には、送風機3を取り付けた状態の支持板4をメンテナンス用開口6から外部に取り出すことができる。また、本実施の形態では、支持板4の高さhが、メンテナンス用開口6の開口高rよりも低くされているので、ケーシング5から取り外した支持板4を傾けなくても、そのままの姿勢でメンテナンス用開口6から簡単に外部に取り出すことができる。
また、支持板4を断面L字状の板材で構成し、当該板材の短辺部4aをケーシング5の底板5eに脱着可能に取り付けているので、前記板材の長辺部4bの上端部を取付板7から取り外し、当該板材の短辺部4aをケーシング5の底板5eから取り外した状態で、前記短辺部4aを利用して、支持板4を滑らすようにして移動させることができる。これにより、支持板4を簡単にメンテナンス用開口6から外部に取り出すことができる。
〔その他の変形例〕
なお、本発明の取付構造は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内において種々の変形ないし変更が可能である。例えば、前述した実施の形態では、支持板4の短辺部4aを摺動させることにより当該支持板4をメンテナンス用開口6から取り出し易くしているが、これに加えて、又はこれとは別に、図10に示されるように、ケーシング5の側板5dの内面にガイド用凸条8を設けるとともに、当該側板5dと対向するケースの部材20bの側面20b1(図6参照)に、前記ガイド用凸条8を収容可能な切り欠き9を形成してもよい。この場合、ガイド用凸条8を部材20bの側面20b1の切り欠き9に収容させた状態で当該支持板4を移動させることができ、簡単に支持板4を移動させることができる。なお、ケースの部材20bに側面20b1を設けない場合は、ケースの部材20bの側縁(側板5dと対向する側縁)に切り欠き9を形成することができる。
また、前述した実施の形態では、送風機3の電動機2を取り付けたベース部11を支持板4に直接固定しているが、図11に示されるように、第2防振ゴム12を介してベース部11を支持板4に固定することもできる。この場合、ベース部11と支持板4との間にも防振ゴムを設けることで、電動機2からの振動の伝搬を一層低減させることができる。
また、前述した実施の形態では、支持板4の上端部を取付板7を介してケーシング5の天板5aに脱着可能に固定しているが、支持板4の下端部を取付板を介してケーシング5の底板5eに脱着可能に固定することもできる。さらに、支持板4の上端部を取付板を介してケーシング5の天板5aに脱着可能に固定するとともに、支持板4の下端部を他の取付板を介してケーシング5の底板5eに脱着可能に固定することもできる。
また、前述した実施の形態では、取付板7を断面L字状の部材で構成しているが、支持板4をケーシング5の天板5a又は底板5eに固定するための中間部材として機能することができる限り、帯板や角筒体など他の形状の部材で支持板を構成してもよい。
また、前述した実施の形態において、メンテナンス後の送風機が取り付けられた支持板(この支持板には、送風機の羽根車を収容するケースが固定されている)をメンテナンス用開口からケーシング内の所定位置に容易に配置させるために、ケーシングの側板の内面に位置決め手段を配設しておくことができる。ケーシング内を移動する支持板は、この位置決め手段と係合することで、ケーシング内の所定位置に配置される。かかる位置決め手段としては、例えば図12に示されるビス40や図13に示される断面Z字状の起立片41などを用いることができる。図12に示されるビス40は、その頭部40aがケーシング5の内側に来るように当該ケーシング5の側板5dに取り付けられる。そして、このビス40のネジ部40bが、羽根車を収容するケース20の部材20bに形成された切り欠き42に係合する。また、図13に示される起立片41の場合は、その縦片41aが、同じく羽根車を収容するケース20の部材20bに形成された切り欠き42に係合する。
また、前述した実施の形態では、天井裏に配設される調湿外気処理機(空気調和機)のケーシング内に配設される送風機を対象としているが、ケーシングから取り出してメンテナンスすることを前提とする限り、他の用途又は機能の空気調和機における送風機にも本発明の取付構造を適用することが可能である。
1 羽根車
2 電動機
3 送風機
3a 第1送風機
3b 第2送風機
4 支持板
4a 短辺部
4b 長辺部
5 ケーシング
5a 天板
5b 前側板
5c 後側板
5d 左右側板
5e 底板
6 メンテナンス用開口
7 取付板
8 ガイド用凸条
9 切り欠き
10 第1防振ゴム
11 ベース部
12 第2防振ゴム
14 圧縮機
15 熱交換器
17 ダンパー
20 ケース
26 冷媒配管
27 四方切換弁
28 膨張弁
100 調湿外気処理機(空気調和機)
W1 上部壁
W2 下部壁

Claims (5)

  1. 羽根車(1)及び電動機(2)を備えた送風機(3)が取り付けられた支持板(4)を空気調和機の箱状ケーシング(5)内に配設する送風機取付構造であって、
    前記ケーシング(5)の側板(5c)には、前記支持板(4)に取り付けられた状態の送風機(3)をケーシング外に取り出すためのメンテナンス用開口(6)が形成されており、
    前記メンテナンス用開口(6)の開口高(r)は、前記ケーシング内の天井高(R)よりも低くされており、
    前記支持板(4)の高さ(h)は、前記ケーシング内の天井高(R)よりも低くされており、
    前記支持板(4)の上端部及び下端部は、それぞれ前記ケーシング(5)の天板内面及び底板内面に取り付けられており、且つ、
    前記支持板(4)の上端部及び下端部の少なくとも一方が、前記ケーシング(5)の天板内面及び/又は底板内面に固定された取付板(7)を介して当該ケーシング(5)の天板内面及び/又は底板内面に取り付けられていることを特徴とする、送風機取付構造。
  2. 前記支持板(4)の高さ(h)が、前記メンテナンス用開口(6)の開口高(r)よりも低くされている、請求項1に記載の送風機取付構造。
  3. 前記支持板(4)が断面L字状の板材からなり、当該板材の短辺部(4a)がケーシング(5)の底板(5e)に脱着可能に取り付けられ、且つ、当該板材の長辺部(4b)の上端部がケーシングの天板内面に固定された取付板(7)に脱着可能に取り付けられている、請求項1又は2に記載の送風機取付構造。
  4. 前記ケーシング(5)の側板(5d)の内面にはガイド用凸条(8)が設けられており、前記支持板(4)に固定された、羽根車(1)収容のためのケース(20)の一部であって前記側板(5d)と対向する部材に、前記ガイド用凸条(8)を収容可能な切り欠き(9)が形成されている、請求項1〜3のいずれかに記載の送風機取付構造。
  5. 前記電動機(2)が、第1防振ゴム(10)を介してベース部(11)に取り付けられており、当該ベース部(11)が、第2防振ゴム(12)を介して前記支持板(4)に取り付けられている、請求項1〜4のいずれかに記載の送風機取付構造。
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