JP2012220103A - 貯氷庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯氷庫から放出される氷に含まれる粉氷量の低減を図る貯氷庫を提供することを課題とする。
【解決手段】貯氷庫101は、内部の氷を外部に放出するための氷取込口5cを有する貯氷庫本体1と、貯氷庫本体1内に設けられ、回転シャフト7a並びに回転シャフト7aから延びる氷押送部材7f、螺旋バー7b、第一氷攪拌バー7c、第二氷攪拌バー7d、及び第三氷攪拌バー7gを有する第一アジテータ7と、貯氷庫本体1の底部にあるコールドプレート4と間隔をあけて貯氷庫本体1内に設けられ、氷押送部材7fから氷取込口5cに向かう方向に延びる氷案内部材6とを備える。氷押送部材7fは、氷案内部材6が延びる方向に向かって回転シャフト7aと共に回転して氷取込口5cに氷を送る。螺旋バー7b、第一氷攪拌バー7c、第二氷攪拌バー7d、及び第三氷攪拌バー7gは、回転シャフト7aの軸方向に垂直な方向で氷押送部材7fより突出する。
【選択図】図1

Description

この発明は貯氷庫に係り、特に、飲料と共に氷を供給する飲料ディスペンサ又は氷ディスペンサの貯氷庫に関する。
例えば特許文献1には、氷ディスペンサにおいて、底部が円弧状になった貯氷室に回転自在な氷押送部材が設けられ、円弧状の底部の周方向に氷案内溝が形成され、氷案内溝に氷放出口が設けられた構成が記載されている。さらに、氷案内溝は、回転する氷押送部材の端部が氷案内溝に臨むように形成されている。
特開2005−214566号公報
しかしながら、特許文献1の氷ディスペンサは、氷押送部材がその端部を氷案内溝内に沿わせて回転することによって、貯氷室の氷片を氷放出口から放出させる構成であるため、氷押送部材と氷案内溝との間で氷片が圧縮されて粉砕することで発生する粉氷の量が多くなる。さらに、氷押送部材は、放出すべき氷片と共に氷案内溝内の粉氷を氷放出口から放出する。このため、特許文献1の氷ディスペンサでは、利用者に供給される氷の品質が低下するという問題がある。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、貯氷庫から放出され利用者に供給される氷に含まれる粉氷量の低減を図る、飲料と共に氷を供給する飲料ディスペンサ又は氷ディスペンサの貯氷庫を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る貯氷庫は、内部の氷を外部に放出するための氷放出口を有する貯氷庫本体と、貯氷庫本体内に設けられ、回転シャフト並びに回転シャフトから延びる氷押送部材及び突出部材を有するアジテータと、貯氷庫本体の底部と間隔をあけて貯氷庫本体内に設けられ、氷押送部材から氷放出口に向かう方向に延びる氷案内部とを備え、氷押送部材は、氷案内部が延びる方向に向かって回転シャフトと共に回転して氷放出口に氷を送り、突出部材が、回転シャフトの軸方向に垂直な方向で氷押送部材より突出する。
アジテータの回転シャフトは、略水平方向に延び、氷案内部は、互いに間隔をあけて設けられ、アジテータの氷押送部材の両側のそれぞれから氷放出口の両側のそれぞれに向かう方向に延びる第一ガイド部材及び第二ガイド部材と、貯氷庫本体の底部と間隔をあけて氷放出口に設けられ、第一ガイド部材から第二ガイド部材にわたって延在する氷案内板とを有し、氷押送部材は、第一ガイド部材及び第二ガイド部材が延びる方向に向かって回転してもよい。
アジテータの氷押送部材は、回転シャフトから放射状に突出し、アジテータの突出部材は、回転シャフトを螺旋状に取り囲む螺旋状部材と、回転シャフトから突出する氷攪拌部材とを含み、螺旋状部材は、回転シャフトの軸方向に垂直な方向で氷攪拌部材より突出せず、氷押送部材は、回転シャフトの軸方向に垂直な方向で螺旋状部材より突出しないものであってもよい。
この発明に係る貯氷庫によれば、貯氷庫から放出される氷に含まれる粉氷量の低減を図ることが可能になる。
この発明の実施の形態に係る貯氷庫の斜視図であり、貯氷庫の内部が見えるように1つの側壁を透明にしたものである。 図1の貯氷庫の正面図である。 図1の貯氷庫の内部を斜め上方から見た図である。
実施の形態
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
まず、この発明の実施の形態に係る貯氷庫101の構成を説明する。
図1には、貯氷庫101が示されており、本実施の形態では、貯氷庫101は、製氷装置を備え且つ飲料と共に氷片を注出する飲料ディスペンサに付属するものとして説明する。さらに、図1では、貯氷庫101の貯氷庫本体1における紙面上で手前側の側壁の一つを透明にし、内部が見えるように示されている。
また、図2には、透明な側壁側からみた図1の貯氷庫101の正面図が示されている。
図1及び図2をあわせて参照すると、貯氷庫101は、略直方体状の箱状の形状をもち且つ上部で開放された筐体2と、筐体2の開放された上部を閉じる蓋体3とを有し、筐体2及び蓋体3は、貯氷庫本体1を構成している。そして、筐体2及び蓋体3は、その内部に貯氷室1aを形成している。また、筐体2は、底壁2aと底壁2aから上方に延びる4つの側壁2b〜2eとによって構成され、側壁2b〜2eはこれらの上部で形成する開口が蓋体3によって閉じられている。なお、図1及び図2では側壁2cが透明になっている。
ここで、底壁2aから蓋体3に向かう方向を上方と呼び、蓋体3から底壁2aに向かう方向を下方と呼ぶ。
貯氷室1aの内部では、筐体2の側壁2bから側壁2bに対向する側壁2dに向かって底壁2aの方向に下降するように傾斜して延在する板状のコールドプレート4が、底壁2a全体にわたって設けられ、貯氷室1aの底部を構成している。コールドプレート4は、内部を飲料の原液及び飲料に使用する炭酸水が流通するように構成されている。そして、貯氷庫本体1の外部の図示しないポンプによって送られる飲料の原液及び炭酸水が、コールドプレート4内を通過する際に、貯氷室1aの内部の氷によって冷却され、その後、飲料として混ぜ合わされて図示しない飲料注出口から飲料ディスペンサの利用者に供給される。
また、コールドプレート4の蓋体3側となる上面4aからは、筒状のカバー5aの中に螺旋状のスクリュ5bを有する氷搬送装置5が、蓋体3を貫通して上方に延びている。氷搬送装置5は、図示しないディスペンサの氷注出口に連通している。また、筐体2の外部上方には、スクリュ5bをその中心軸の周りに回転させるための図示しないモータが設けられている。
また、氷搬送装置5のカバー5aには、周囲の氷片をカバー5aの内側に取り込むための氷取込口5cが形成されている。そして、氷取込口5cは、コールドプレート4より上方の蓋体3側にコールドプレート4と間隔をあけて設けられている。よって、回転するスクリュ5bは、氷取込口5cからカバー5aの内部に流入する氷片を蓋体3の方向に向かって上方に搬送し、さらに、図示しない氷注出口から飲料ディスペンサの利用者に氷片を供給する。
ここで、氷取込口5cは、氷放出口を構成している。
さらに、貯氷室1aの内部には、コールドプレート4の蓋体3側である上方に、側壁2bから側壁2dに向かって延びる氷案内部材6が設けられている。
氷案内部材6は、氷搬送装置5の氷取込口5cの位置を通るように配置されており、氷取込口5cの位置で氷搬送装置5のカバー5a及び氷取込口5cを取り囲む板状の氷案内板6cと、カバー5aの両側つまり氷取込口5cの両側で互いに間隔をあけて氷案内板6cから一体に延び且つL字形断面の部材からなる第一ガイドバー6a及び第二ガイドバー6bとを有している。さらに、第一ガイドバー6a及び第二ガイドバー6bは、貯氷室1aの底部を構成するコールドプレート4と間隔をあけてその上方に位置し、筐体2の側壁2bから側壁2dにわたって延在している。そして、氷案内板6cは、コールドプレート4と間隔をあけてその上方に位置し、第一ガイドバー6aから第二ガイドバー6bにわたって延在して第一ガイドバー6aと第二ガイドバー6bとを連結している。
ここで、氷案内部材6は、氷案内部を構成し、第一ガイドバー6a及び第二ガイドバー6bはそれぞれ、第一ガイド部材及び第二ガイド部材を構成している。
また、貯氷室1aの内部には、氷案内部材6の上方に、第一アジテータ7が設けられている。
第一アジテータ7は、筐体2の側壁2cから側壁2cに対向する側壁2eに向かって略水平方向に延びる回転シャフト7aと、回転シャフト7aと間隔をあけて回転シャフト7aの周りを螺旋状に延びて取り囲む棒状の螺旋バー7bとを有している。さらに、第一アジテータ7は、回転シャフト7aの略水平な軸方向と垂直な方向つまり径方向に回転シャフト7aを貫通して延びて螺旋バー7bの側壁2c側の端部を回転シャフト7aに連結する第一氷攪拌バー7cと、回転シャフト7aをその径方向に貫通して延びて螺旋バー7bの側壁2e側の端部を回転シャフト7aに連結する第二氷攪拌バー7dと、第一氷攪拌バー7c及び第二氷攪拌バー7dの間で回転シャフト7aをその径方向に貫通して延びて螺旋バー7bを回転シャフト7aに連結する連結バー7eとを有している。
第一氷攪拌バー7c及び第二氷攪拌バー7dはそれぞれ、一方の端部を螺旋バー7bと連結させ、回転シャフト7aを挟んで反対側の他方の端部を螺旋バー7bと連結させずに螺旋バー7bが形成する螺旋より径方向外側に突出させている。また、連結バー7eは、その両端を螺旋バー7bと連結させている。よって、第一氷攪拌バー7c及び第二氷攪拌バー7dは、回転シャフト7aと共に回転する際に描く軌跡が、螺旋バー7bが回転する際に描く軌跡より、回転シャフト7aの径方向で大きくなっている。
ここで、螺旋バー7bは突出部材の螺旋状部材を構成し、第一氷攪拌バー7c及び第二氷攪拌バー7dは突出部材の氷攪拌部材を構成している。
また、第一アジテータ7は、螺旋バー7bと側壁2eとの間で回転シャフト7aからその径方向に一体に突出する4つの氷押送部材7fと、氷押送部材7fと側壁2eとの間で回転シャフト7aからその径方向に一体に突出し先端が鉤状になった棒状の第三氷攪拌バー7g(図3参照)とを有している。
4つの氷押送部材7fは回転シャフト7aの周りに環状に配置されて放射状に突出している。さらに、氷押送部材7fのそれぞれは、回転シャフト7aからその径方向に延びる棒状の第一部材7f1と、第一部材7f1の先端から第一部材7f1に垂直な両方向に延びる棒状の第二部材7f2とによって構成されており、T字形の形状を有している。そして、氷押送部材7fは、回転シャフト7aと共に回転する第二部材7f2が描く軌跡が、螺旋バー7b、第一氷攪拌バー7c、第二氷攪拌バー7d及び第三氷攪拌バー7gが回転する際に描く軌跡の内側となるように形成されている。つまり、氷押送部材7fは、螺旋バー7b、第一氷攪拌バー7c、第二氷攪拌バー7d及び第三氷攪拌バー7gより回転シャフト7aの径方向に突出しないように形成されており、コールドプレート4との間に間隙を有している。
また、第三氷攪拌バー7gは、第一氷攪拌バー7c及び第二氷攪拌バー7dと同様に、先端の鉤状部分を、螺旋バー7bが形成する螺旋より径方向外側に突出させており、回転シャフト7aと共に回転する第三氷攪拌バー7gが描く軌跡が、螺旋バー7bが回転する際に描く軌跡より、回転シャフト7aの径方向で大きくなっている。
ここで、第三氷攪拌バー7gは突出部材の氷攪拌部材を構成している。
さらに、図3を参照すると、氷押送部材7fはそれぞれ、氷案内部材6の第一ガイドバー6a及び第二ガイドバー6bの間の間隙の上方に位置するように、回転シャフト7aに設けられている。換言すれば、第一ガイドバー6a及び第二ガイドバー6bはそれぞれ、氷押送部材7fの両側のそれぞれの下方から氷搬送装置5の氷取込口5cの両側のそれぞれに向かう方向に延びている。
また、図1及び図2に戻り、第一アジテータ7の回転シャフト7aは、貯氷庫本体1の外部の図示しないモータと接続されており、第一アジテータ7は、モータの回転駆動力によって回転シャフト7aを中心に回転する。このとき、第一アジテータ7は、回転シャフト7aから突出する螺旋バー7b、第一氷攪拌バー7c、第二氷攪拌バー7d及び第三氷攪拌バー7g、並びに氷押送部材7fを、回転シャフト7aを中心に回転させる。
また、筐体2の側壁2dにおいて、第一アジテータ7より上方となる蓋体3の近傍には、図示しない製氷装置によって製氷された氷片を貯氷室1aの内部に導入するための矩形筒状の氷供給管8が設けられている。氷供給管8は、貯氷室1aの内部では、筐体2の側壁2b側の端部、及び底壁2a側の下部が開放されている。このため、貯氷室1aの内部では、氷供給管8を通って供給される氷片は、側壁2bの方向である前方且つ下方に向かって氷供給管8から放出される。
また、蓋体3には、氷供給管8に比較的近い位置に、貯氷室1aの内部に蓄積された氷の高さを検出するための満氷検知スイッチ9が設けられている。満氷検知スイッチ9は、貯氷室1aの内部に筐体2の底壁2aに向かって突出する回動自在なスイッチ端子9aを有し、貯氷庫本体1の外部で図示しない飲料ディスペンサの制御装置に電気的に接続されている。
スイッチ端子9aは、通常時は底壁2aに向かって延び、側壁2b又は側壁2dの方向への押圧力が加えられると回動することができ、加えられた押圧力が除去されると元の状態に戻り再び下方に向く。このため、貯氷室1aの内部に氷が蓄積されて氷の高さが高くなると、高くなった氷がスイッチ端子9aを回動させる。このとき、満氷検知スイッチ9は、図示しない飲料ディスペンサの制御装置にスイッチ端子9aの動作を示す信号を送信し、この信号を受信した制御装置は、貯氷室1a内の氷の蓄積量が所定量以上つまり満氷であると判定し、製氷を停止する。その後、氷の蓄積量が少なくなると、スイッチ端子9aが通常の状態に戻り、製氷可能となる。
また、蓋体3には、満氷検知スイッチ9に比較的近い位置に、第二アジテータ10が設けられている。
第二アジテータ10は、蓋体3に取り付けられて貯氷庫本体1の外部に突出するアクチュエータ10cと、貯氷室1aの内部においてアクチュエータ10cから筐体2の底壁2aに向かって延びる棒状の攪拌軸10aと、攪拌軸10aの下端から攪拌軸10aに垂直に両方向に延びる棒状の攪拌棒10bとを有している。よって、攪拌軸10a及び攪拌棒10bは一体となってT字状の部材を形成している。そして、攪拌棒10bは、満氷検知スイッチ9のスイッチ端子9aより筐体2の底壁2aに近い低い位置であり且つ第一アジテータ7より蓋体3に近い高い位置に配置されている。
そして、第二アジテータ10は、アクチュエータ10cの回転駆動力によって、攪拌軸10aを中心として攪拌棒10bを回転させる。つまり、第二アジテータ10は、蓋体3から筐体2の底壁2aに向かう方向に延びる軸を中心に、攪拌軸10aから突出する攪拌棒10bを回転させて、貯氷室1a内の氷片を攪拌することができる。
次に、この発明の実施の形態に係る貯氷庫101の動作を説明する。
図1及び図2をあわせて参照すると、利用者によって図示しない飲料ディスペンサに飲料の提供が要求されたとき、飲料ディスペンサでは、貯氷庫101から氷片を放出して利用者に供給するために、貯氷室1a内の氷搬送装置5のスクリュ5bが回転駆動される。同時に、貯氷室1a内の第一アジテータ7が図2の紙面上において反時計回りである方向Pへ回転駆動される。さらに、蓋体3に取り付けられた第二アジテータ10も回転駆動される。
このとき、貯氷室1a内では、氷搬送装置5の氷取込口5cにおけるスクリュ5b周辺の氷片が回転するスクリュ5bによってカバー5a内を上方に搬送され、図示しない氷注出口から飲料ディスペンサの利用者に供給される。同時に、回転する第一アジテータ7では、図3に示すように、螺旋バー7bが貯氷室1a内の氷を氷案内部材6の第一ガイドバー6a及び第二ガイドバー6bの間の間隙に向かって送り、コールドプレート4の上方にある第一ガイドバー6a及び第二ガイドバー6bの間の氷片を、回転する氷押送部材7fが第一ガイドバー6a及び第二ガイドバー6bに沿って氷案内板6cに向かって押し送り、それによって、氷片が、氷案内板6c上に連続的に送られ、さらに氷搬送装置5のカバー5aの氷取込口5c内に連続的に送られる。
また、回転シャフト7aと共に回転する第一氷攪拌バー7c及び第二氷攪拌バー7dは、螺旋バー7bの径方向外側の氷を攪拌することで、氷案内部材6に氷を送ることによって密度が粗になった螺旋バー7bの内側及び周囲に氷を供給し、貯氷室1a内の氷の密度を均一化する。回転シャフト7aと共に回転する第三氷攪拌バー7gは、第二ガイドバー6b周辺の氷を攪拌することで、氷取込口5cに氷片を送ることによって密度が粗になった氷押送部材7f、第一ガイドバー6a及び第二ガイドバー6bの周囲に氷を供給し、貯氷室1a内の氷の密度を均一化する。
また、図1及び図2に戻り、第二アジテータ10では、攪拌軸10aを中心に回転する攪拌棒10bが、第一アジテータ7の外側上方の貯氷室1a内に堆積した氷を攪拌して崩すことで第一アジテータ7に氷を供給し、貯氷室1a内の氷の密度を均一化する。
そしてまた、利用者への氷片の供給と同時に、飲料の原液又は炭酸水が、図示しないポンプによってコールドプレート4に送られ、コールドプレート4内を通過する際に貯氷室1a内の氷によって冷却されて利用者に供給される。
利用者への飲料及び氷片の供給完了後、氷搬送装置5のスクリュ5b、第一アジテータ7及び第二アジテータ10が停止される。
また、飲料ディスペンサでは、貯氷室1a内の氷の量が所定量より少なくなると製氷が行われ、氷供給管8を介して貯氷室1a内に、製氷された氷片が供給される。このとき、第二アジテータ10が回転され、回転する第二アジテータ10は、貯氷室1a内に堆積する氷片を攪拌して崩し、氷供給管8及び満氷検知スイッチ9の近傍に氷片が山状に高く堆積するのを防ぐ。
上述で説明したように、この発明に係る貯氷庫101は、内部の氷を外部に放出するための氷取込口5cを有する貯氷庫本体1と、貯氷庫本体1内に設けられ、回転シャフト7a並びに回転シャフト7aから延びる氷押送部材7f、螺旋バー7b、第一氷攪拌バー7c、第二氷攪拌バー7d、及び第三氷攪拌バー7gを有する第一アジテータ7と、貯氷庫本体1の底部にあるコールドプレート4と間隔をあけて貯氷庫本体1内に設けられ、氷押送部材7fから氷取込口5cに向かう方向に延びる氷案内部材6とを備える。氷押送部材7fは、氷案内部材6が延びる方向に向かって回転シャフト7aと共に回転して氷取込口5cに氷を送る。螺旋バー7b、第一氷攪拌バー7c、第二氷攪拌バー7d、及び第三氷攪拌バー7gは、回転シャフト7aの軸方向に垂直な方向で氷押送部材7fより突出する。
このとき、氷押送部材7fは、氷を氷案内部材6に沿って送ることができるため、押し送る際の氷の拡散が抑えられ、氷を氷取込口5cに効率的に送ることができる。また、氷押送部材7fは、螺旋バー7b、第一氷攪拌バー7c、第二氷攪拌バー7d、及び第三氷攪拌バー7gより回転シャフト7aの軸方向に垂直な方向で突出していないため、貯氷庫本体1の底部のコールドプレート4との間に間隔を有している。このため、氷押送部材7fは、氷片を押し送る際、コールドプレート4に対して圧縮して粉砕する氷片の量を少なく抑えることができると共に、コールドプレート4の上面4aに堆積した粉氷を押し送ることなく粉氷の上方の氷片を氷取込口5cに送ることができる。さらに、氷案内部材6がコールドプレート4との間に間隙を有しているため、氷押送部材7fによって氷案内部材6に沿って送られる氷も、コールドプレート4上の粉氷ではなくその上方の氷片となる。従って、貯氷庫101は、貯氷庫101の氷を効率的に送り出すことを可能にすると共に貯氷庫101から放出される氷片に含まれる粉氷量を低減することを可能にする。
また、貯氷庫101において、第一アジテータ7の回転シャフト7aは、略水平方向に延びる。さらに、氷案内部材6は、互いに間隔をあけて設けられ、第一アジテータ7の氷押送部材7fの両側のそれぞれから氷取込口5cの両側のそれぞれに向かう方向に延びる第一ガイドバー6a及び第二ガイドバー6bと、貯氷庫本体1の底部のコールドプレート4と間隔をあけて氷取込口5cに設けられ、第一ガイドバー6aから第二ガイドバー6bにわたって延在する氷案内板6cとを有する。そして、氷押送部材7fは、第一ガイドバー6a及び第二ガイドバー6bが延びる方向に向かって回転する。
これにより、氷押送部材7fによって押し送られる氷片は、第一ガイドバー6a及び第二ガイドバー6bによって氷押送部材7fの両側への拡散が抑えられつつ、第一ガイドバー6a及び第二ガイドバー6bに沿って氷案内板6cに移動させられ、そして、氷取込口5cに流入する。さらに、氷案内板6cはコールドプレート4と間隔をあけてその上方に設けられるため、氷案内板6cに送られる氷は、コールドプレート4の上方にある粒が大きく含有する粉氷量が少ない氷片である。よって、貯氷庫101では、氷取込口5cに送られ貯氷庫101から放出される氷に含まれる粉氷量を低減し氷の品質を向上させることが可能になる。
また、貯氷庫101において、第一アジテータ7の氷押送部材7fは、回転シャフト7aから放射状に突出し、第一アジテータ7の螺旋バー7bは、回転シャフト7aを螺旋状に取り囲み、第一アジテータ7の第一氷攪拌バー7c、第二氷攪拌バー7d及び第三氷攪拌バー7gは、回転シャフト7aから突出し、螺旋バー7bは、回転シャフト7aの軸方向に垂直な方向で第一氷攪拌バー7c、第二氷攪拌バー7d及び第三氷攪拌バー7gより突出せず、氷押送部材7fは、回転シャフト7aの軸方向に垂直な方向で螺旋バー7bより突出しない。
このとき、螺旋バー7bは、回転することによって貯氷室1a内の氷を氷案内部材6に送り、第一氷攪拌バー7c、第二氷攪拌バー7d及び第三氷攪拌バー7gは、回転することによって貯氷室1a内の氷を攪拌して崩し、氷押送部材7f及び螺旋バー7bが氷を送ることによってできる空隙を氷で埋める。よって、貯氷室1a内での氷のアーチングを防ぐと共に貯氷庫101から氷を安定して送り出すことができる。さらに、第一氷攪拌バー7c、第二氷攪拌バー7d又は第三氷攪拌バー7gが、回転シャフト7aの軸方向に垂直な方向で最も突出する構成であるため、氷を送る氷押送部材7f及び螺旋バー7bが、コールドプレート4との間で氷片を圧縮して粉砕する量を低減することが可能になる。
また、回転シャフト7a上において、氷押送部材7fを挟んで一方の側に第一氷攪拌バー7c、第二氷攪拌バー7d及び螺旋バー7bを配置し、他方の側に第三氷攪拌バー7gを配置することによって、螺旋バー7bの長さを短くすることができる。これによって、螺旋バー7bが発生する粉氷量を低減することが可能になる。
また、貯氷庫101では、コールドプレート4内を飲料の原液等が流通する際、コールドプレート4の上面4aの氷が融解し、そして、氷搬送装置5が氷を搬出することで、コールドプレート4近傍の貯氷室1aの底部の氷が減少する。また、貯氷室1a内の氷は、供給されてから時間が経過するに従いその表面が融解して氷同士がくっつき、重力の作用のみでは崩れにくくなる。このため、貯氷室1aの底部に氷が無い状態が発生する可能性があるが、回転シャフト7aに第一氷攪拌バー7c、第二氷攪拌バー7d及び第三氷攪拌バー7gを設け一体に回転させることによって、くっついた氷をほぐし、貯氷室1aの底部に氷を供給することができる。
また、貯氷庫101において、貯氷庫本体1の蓋体3から貯氷室1a内に延びる第二アジテータ10が設けられている。つまり、第二アジテータ10は、第一アジテータ7の上方に間隔あけて設けられ、その回転方向が、第一アジテータ7の回転方向に対して垂直であり異なっている。よって、第一氷攪拌バー7c、第二氷攪拌バー7d及び第三氷攪拌バー7gが攪拌できない上方で表面の融解でくっついた氷を、第二アジテータ10でほぐし崩すことができる。さらに、第一アジテータ7と回転方向が異なる第二アジテータ10は、第一アジテータ7で崩すことができない氷に対して異なる方向の力を加えることができるため、氷を効果的にほぐし崩すことができる。
また、実施の形態の貯氷庫101では、第一氷攪拌バー7c、第二氷攪拌バー7d及び第三氷攪拌バー7gの全てが、螺旋バー7bより回転シャフト7aの径方向に突出する構成であったが、これに限定されるものでなく、螺旋バー7bより回転シャフト7aの径方向に突出しないものを含んでいてもよい。
また、実施の形態の貯氷庫101では、氷案内部材6に氷を送り出すために回転シャフト7aの周りに棒状の螺旋バー7bを設けていたが、これに限定されるものでなく、回転シャフト7aの周りに螺旋状の羽を設け、スクリュとしてもよい。
また、実施の形態の貯氷庫101では、氷押送部材7fは、氷案内部材6の第一ガイドバー6a及び第二ガイドバー6bの間の間隙の上方に位置するように設けられていたが、これに限定されるものでなく、回転したときに第一ガイドバー6a及び第二ガイドバー6bの間又は第一ガイドバー6a及び第二ガイドバー6bの間の間隙の下方に延在するように設けられてもよい。
また、実施の形態の貯氷庫101では、氷取込口5cは、氷搬送装置5に設けられていたが、これに限定されるものでなく、筐体2の側壁2b〜2eに形成された開口であってもよい。
1 貯氷庫本体、1a 貯氷室、2 筐体、3 蓋部、4 コールドプレート(貯氷庫本体の底部)、5 氷搬送装置、5c 氷取込口(氷放出口)、6 氷案内部材(氷案内部)、6a 第一ガイドバー(第一ガイド部材)、6b 第二ガイドバー(第二ガイド部材)、6c 氷案内板、7 アジテータ、7a 回転シャフト、7b 螺旋バー(突出部材、螺旋状部材)、7c 第一氷攪拌バー(突出部材、氷攪拌部材)、7d 第二氷攪拌バー(突出部材、氷攪拌部材)、7f 氷押送部材、7g 第三氷攪拌バー(突出部材、氷攪拌部材)、101 貯氷庫。

Claims (3)

  1. 内部の氷を外部に放出するための氷放出口を有する貯氷庫本体と、
    貯氷庫本体内に設けられ、回転シャフト並びに前記回転シャフトから延びる氷押送部材及び突出部材を有するアジテータと、
    前記貯氷庫本体の底部と間隔をあけて貯氷庫本体内に設けられ、前記氷押送部材から前記氷放出口に向かう方向に延びる氷案内部とを備え、
    前記氷押送部材は、前記氷案内部が延びる方向に向かって前記回転シャフトと共に回転して前記氷放出口に氷を送り、
    前記突出部材が、前記回転シャフトの軸方向に垂直な方向で前記氷押送部材より突出する貯氷庫。
  2. 前記アジテータの前記回転シャフトは、略水平方向に延び、
    前記氷案内部は、
    互いに間隔をあけて設けられ、前記アジテータの前記氷押送部材の両側のそれぞれから前記氷放出口の両側のそれぞれに向かう方向に延びる第一ガイド部材及び第二ガイド部材と、
    前記貯氷庫本体の底部と間隔をあけて前記氷放出口に設けられ、前記第一ガイド部材から前記第二ガイド部材にわたって延在する氷案内板とを有し、
    前記氷押送部材は、前記第一ガイド部材及び前記第二ガイド部材が延びる方向に向かって回転する請求項1に記載の貯氷庫。
  3. 前記アジテータの前記氷押送部材は、前記回転シャフトから放射状に突出し、
    前記アジテータの前記突出部材は、前記回転シャフトを螺旋状に取り囲む螺旋状部材と、前記回転シャフトから突出する氷攪拌部材とを含み、
    前記螺旋状部材は、前記回転シャフトの軸方向に垂直な方向で前記氷攪拌部材より突出せず、
    前記氷押送部材は、前記回転シャフトの軸方向に垂直な方向で前記螺旋状部材より突出しない請求項1または2に記載の貯氷庫。
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