JP2012209096A - 電池パック - Google Patents

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良浩 大都
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尚紀 福迫
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Abstract

【課題】電池パックにおいて、ケーブルの長さや本数を削減しコストを低減する。
【解決手段】電池パックの電池ユニットを2つの電池ユニット10a、10bに分割し、機器ユニット12を電池ユニット10a、10bの間に配設して一対のエンドプレート14で一体的に挟持する。機器ユニット12の側面には凹凸を形成して電池ユニット10a、10bを冷却する冷媒が通る空間を形成して機器ユニット12を効率的に冷却する。電池ユニット10a、10bと機器ユニット12との間はバスバー20,22で接続し、ケーブルを削減する。
【選択図】図4

Description

本発明は電池パックに関し、特に電池ユニットと機器ユニットを備える電池パックの構造に関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車等に搭載される、角型ニッケル水素電池等を用いた電池パックは、複数の角型電池モジュールをエンドプレート、拘束ロッド等により拘束した電池ユニット(あるいは電池スタック)と、電池の状態を監視する機器や車両側との接続/遮断を制御する機器を備える機器ユニットから構成される。
図7に、従来の電池パックの構成を示す。電池ユニット10は、複数の単電池(セル)を互いに直列接続してなる電池モジュールを、複数個積層して構成される。複数個積層された電池モジュールの両端には樹脂製のエンドプレート14が配置され、さらに拘束ロッド16で電池モジュールが拘束される。
電池ユニット10とは別に、電池ユニット10に近接して機器ユニット12が配置される。機器ユニット12には、リレー、プリチャージリレー、抵抗、電流センサ、電池モニタ等の各種機器が搭載され、電池ユニット10と機器ユニット12との間にはケーブル18が接続される。なお、ケーブル18には、具体的には電池ユニット10内におけるケーブル、電池ユニット10と機器ユニット12との間のケーブル、機器ユニット12内のケーブル、及び機器ユニット12と車両側の制御装置との間のケーブルがある。
電池ユニット10と機器ユニット12は、ケース(筐体)1内に収容され、ケース1の端部には冷却ダクト20が接続される。冷却ダクト20は冷却ファン22に接続され、空気等の冷媒が冷却ダクト20を介してケース1内に供給される。
なお、下記の文献には、過電流または加熱保護素子と電子部品を装着したプリント基板を、電池とともにケース内に収納した電池パックの小型化及び高容量化を図ることを目的として、保護素子を隣り合う角型電池の間に介挿し、保護素子の介挿により形成された電池間の空間に、フレキシブルプリント基板に装着した電子部品を配する構成が開示されている。
実開平4−101373号公報
角型ニッケル水素電池は、内圧上昇による電池損傷の防止や冷却性能の向上、長寿命の実現等の観点から電池のみを拘束した電池ユニットと、機器ユニットとを別体として構成しているが、電池ユニットと機器ユニットとの間では電池状態の監視や制御のために多数のケーブルが必要となり結果として複雑な構成となってしまう。このため、コストが増加するだけでなく電池パックの重量も増大してしまう。また、製造工程での組み付け作業も煩雑化して作業時間が長くなる問題もある。さらに、車両に搭載する場合を考慮すると、機器ユニットの搭載位置がスペース上問題となる場合もある。
上記の従来技術では、保護素子を隣り合う角型電池の間に介挿することが開示されているが、角型電池を全体として一体化するための拘束については開示されていない。また、保護素子の冷却についても開示されておらず、さらに電池と機器とを接続するケーブルについても考慮されていない。
本発明の目的は、電池ユニットと機器ユニットを備える電池パックにおいて、接続するケーブルの低減と簡素化を図るとともに、機器ユニットを効率的に動作させる構造を提供することにある。
本発明は、電池ユニットと、前記電池ユニットに接続された機器ユニットとを備え、前記電池ユニットは第1電池ユニット及び第2電池ユニットに分割され、前記機器ユニットは前記第1電池ユニットと前記第2ユニットとの間に配設され、前記第1電池ユニットと前記機器ユニットと前記第2電池ユニットとが互いに一体的に固定されていることを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、前記第1電池ユニットと前記機器ユニットと前記第2電池ユニットとを一体的に挟持する一対のエンドプレートをさらに備える。前記一対のエンドプレートは、金属とすることができる。
また、本発明の他の実施形態では、前記機器ユニットの前記第1電池ユニットと当接する面及び前記第2電池ユニットと当接する面にはそれぞれ凹凸が形成され、前記一対のエンドプレートで一体的に挟持された場合に前記機器ユニットと前記第1電池ユニットとの間、及び前記機器ユニットと前記第2電池ユニットとの間に空間が形成される。
また、本発明の他の実施形態では、さらに、前記第1電池ユニットと前記機器ユニットと前記第2電池ユニットとを収容するケースと、前記ケースに接続され、冷媒を前記ケース内に供給する冷却ダクトとを備える。
また、本発明の他の実施形態では、前記第1電池ユニットと前記機器ユニットとの間、及び前記機器ユニットと前記第2電池ユニットとの間は、バスバーにより電気的に接続される。
また、本発明の他の実施形態では、前記第1電池ユニット及び前記第2電池ユニットは、互いに直列に接続される複数の電池から構成され、前記第1電池ユニットと前記機器ユニットとの間を接続するバスバーは、前記第1電池ユニットを構成する複数の電池を互いに直列に接続するためのバスバーと共通化され、前記第2電池ユニットと前記機器ユニットとの間を接続するバスバーは、前記第2電池ユニットを構成する複数の電池を互いに直列に接続するためのバスバーと共通化される。
また、本発明のさらに他の実施形態では、前記第1電池ユニット及び前記第2電池ユニットは、互いに直列に接続される複数の電池から構成され、前記第1電池ユニットの正極端子及び負極端子は、前記複数の電池のうち前記機器ユニット側に位置する電池の正極端子及び負極端子から構成され、前記第2電池ユニットの正極端子及び負極端子は、前記複数の電池のうち前記機器ユニット側に位置する電池の正極端子及び負極端子から構成される。
本発明によれば、電池ユニット間に機器ユニットを配設することで、電池ユニットと機器ユニット間の接続が容易化され、ケーブル長が短縮するとともにケーブルの本数も削減される。また、電池ユニットを挟持するエンドプレートにより機器ユニットも同時に挟持されるため、エンドプレートを金属とすることで機器ユニットに対する電磁ノイズの影響を低減できる。さらに、電池ユニット間に機器ユニットを配設することで、電池ユニットを冷却するための冷媒をそのまま用いて機器ユニットを冷却することができる。
実施形態の基本構成図である。 従来装置の基本構成図である。 実施形態の構成図である。 実施形態の分解斜視図である。 実施形態の機器ユニットの構成図である。 他の実施形態における電池ユニットの配置図である。 従来装置の構成図である。 他の実施形態の構成図である。 さらに他の実施形態の構成図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。但し、以下の実施形態は例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
まず、本実施形態の基本概念について説明する。
図1に、本実施形態における電池パックの基本構成を示す。本実施形態における電池パックも、電池ユニット(あるいは電池スタック)10と機器ユニット12から構成されるが、その配置が従来と異なる。すなわち、電池ユニット10は、第1の電池ユニット10aと第2の電池ユニット10bの2つから構成され、機器ユニット12は、電池ユニット10aと電池ユニット10bとの間に配設される。
電池ユニット10aと電池ユニット10bは、電池ユニット10aの端部に設けられたエンドプレートと、電池ユニット10bの反対側の端部に設けられたエンドプレートを一対のエンドプレートとし、拘束ロッドで拘束することで一体化されるが、この際に、機器ユニット12も電池ユニット10aと電池ユニット10bとの間に配設され、電池ユニット10a、10bとともに一体化される。すなわち、電池ユニット10a、機器ユニット12、電池ユニット10bは、ともに両端に配置された一対のエンドプレートで挟持され、かつ、拘束ロッドで一体的に拘束される。エンドプレート及び拘束ロッドで一体化された電池ユニット10a、機器ユニット12、電池ユニット10bは、共通のケース1内に収容される。
機器ユニット12は、電池ユニット10aと電池ユニット10bとの間に配設されるが、その表面、具体的には機器ユニット12の側面であって、電池ユニット10aとの当接面、及び電池ユニット10bとの当接面には凹凸が形成される。凹凸は点状であってもよく、あるいは線状であってもよい。同様に、電池ユニット10aの側面であって機器ユニット12との当接面にも凹凸が形成され、かつ、電池ユニット10bの側面であって機器ユニット12との当接面にも凹凸が形成される。機器ユニット12を電池ユニット10aと電池ユニット10bとの間に配設した場合、機器ユニット12の側面に形成された凹凸の凸部と、電池ユニット10aの側面に形成された凹凸の凸部、及び電池ユニット10bの側面に形成された凹凸の凸部がそれぞれ当接し、結果として、機器ユニット12と電池ユニット10aとの間、及び機器ユニット12と電池ユニット10bとの間には、凹部で形成される空間が存在する。
さらに、電池ユニット10a、機器ユニット12、電池ユニット10bを両側から挟持する一対のエンドプレートは、従来のように樹脂ではなく、金属から構成される。
図2に、比較のため、従来の電池パックの構成を示す。電池ユニット10に近接して機器ユニット12が配設される。電池ユニット10は両端の樹脂製エンドプレート及び拘束ロッドで拘束され、機器ユニット12は電池ユニット10とは別個にケースに収容される。電池ユニット10及び機器ユニット12は共通のケース1に収容される。
本実施形態の電池パックは以上のような構成であり、機器ユニット12を電池ユニット10aと電池ユニット10bとの間に配設することで、電池ユニット10と機器ユニット12との間に接続されるケーブルの長さを短縮でき、かつ、従来構成ではケーブルを用いていた箇所をバスバーで置換することができるのでケーブル本数を削減することができる。また、機器ユニット12も電池ユニット10a、10bの拘束時に同時に拘束されるので、電池パックの製造工程が簡易化される。また、電池ユニット10a、10bの両端に配設されるエンドプレートを金属とすることで、外部からの電磁ノイズを遮断し、機器ユニット12への電磁ノイズの混入を効果的に防止できる。すなわち、機器ユニットへの電磁ノイズの混入を防止するための別個の金属板を付加的に配設する必要がなく、エンドプレートを電磁ノイズの遮蔽手段として援用することが可能である。さらに、機器ユニット12は、電池ユニット10aと電池ユニット10bとの間に配設され、かつ、電池ユニット10aと機器ユニット12との間、及び機器ユニット12と電池ユニット10bとの間には凹凸の凹部により空間が形成されているため、電池ユニット10a及び電池ユニット10bを冷却するための冷媒により機器ユニット12を同時に冷却することが可能である。すなわち、冷媒は、電池ユニット10aを構成する電池モジュール間に流れ、電池ユニット10bを構成する電池モジュール間に流れるとともに、電池ユニット10aと機器ユニット12との間、及び機器ユニット12と電池ユニット10bとの間にも流れるため、機器ユニット12を電池ユニット10とは別の冷媒で冷却する必要がなく、効率的に冷却することができる。また、機器ユニット12の温度の最適範囲は、電池ユニット10a、10bの温度の最適範囲より広いため、電池ユニット10a、10bの温度を最適範囲に制御することで、機器ユニット12も好適な温度範囲とすることができる。なお、電池ユニット10a、10bを構成するニッケル水素電池は、低温において電気抵抗が増大するため、周囲環境が低温の場合には加熱して用いる必要があるところ、熱源として機能し得る機器ユニット12が電池ユニット10aと電池ユニット10bに当接して存在するため、周囲環境が低温時において電池ユニット10a、10bを機器ユニット12により効率的に加熱できる効果もある。また、機器ユニット12が電池ユニット10a、10bの間にあり、さらに外側にエンドプレート14が設けられていることにより、機器ユニット12を外部の衝撃(特にエンドプレート14側からの衝撃)から保護することができる。また、第1電池ユニット10a、機器ユニット12、第2電池ユニット10bとを一体的にエンドプレート14で挟持することにより、図1の紙面左右方向の長さを短くすることができ、小型化を実現できる。
以下、本実施形態の電池パックの構成を具体的に説明する。
図3に、本実施形態の電池パックの構成を示す。また、図4に、本実施形態の電池パックの分解斜視図を示す。
電池ユニット10は、電池ユニット10aと電池ユニット10bから構成される。電池ユニット10aは、複数の単電池(セル)を直列接続して構成される電池モジュールを複数個積層して構成される。例えば、1つの電池モジュールには6個の単電池が直列接続され、14個の電池モジュールを積層して電池ユニット10aが構成される。電池ユニット10bについても同様である。
機器ユニット12は、電池ユニット10aと電池ユニット10bとの間に配設される。電池ユニット10aの端部には鉄等の金属からなるエンドプレート14が配設され、電池ユニット10bの端部にも鉄等の金属からなるエンドプレート14が配設され、これら一対のエンドプレート14で電池ユニット10a、機器ユニット12、電池ユニット10bが挟持される。
機器ユニット12の側面のうち、電池ユニット10a、10bに当接する面には凹凸が形成され、電池ユニット10a、10bに当接した場合に電池ユニット10aと機器ユニット12との間、及び機器ユニット12と電池ユニット10bとの間に空間を形成する。機器ユニット12には、正極側端子及び負極側端子が設けられ、さらにコネクタ端子が設けられる。
図4の分解斜視図に示すように、電池ユニット10aの電池モジュールは、端子60としての正極端子(+)及び負極端子(−)が交互になるように配置され、これらの端子間をバスバー20で接続する。また、電池ユニット10aの端部の端子(これを正極端子とする)と、機器ユニット12の正極側端子も同一のバスバー20で接続する。従来においては、電池ユニット10と機器ユニット12が互いに離間しているため、電池ユニット10の端部の正極端子と機器ユニット12とを接続するためにケーブルを用いているが、本実施形態では電池ユニット10aと機器ユニット12とは当接しているため、ケーブルではなく電池ユニット10aの端子同士を接続するバスバー20をそのまま援用して電池ユニット10aと機器ユニット12とを接続できるため、ケーブルを削減することができる。また、電池ユニット10bの電池モジュールも、正極端子(+)及び負極端子(−)が交互になるように配置され、これらの端子間をバスバー22で接続する。電池ユニット10bの端部の端子(これを負極端子とする)と、機器ユニット12の負極側端子も同一のバスバー22で接続する。従来においては、電池ユニット10と機器ユニット12が互いに離間しているため、電池ユニット10の端部の負極端子と機器ユニット12とを接続するためにケーブルを用いているが、本実施形態では電池ユニット10bと機器ユニット12とは当接しているため、ケーブルではなく電池ユニット10bの端子同士を接続するバスバー22をそのまま援用して電池ユニット10bと機器ユニット12とを接続できるため、ケーブルを削減することができる。結果として、本実施形態では、電池ユニット10と機器ユニット12とを接続するケーブルを合計2本削減することができる。バスバー20及びバスバー22にはそれぞれセンサ信号線が設けられ、コネクタ24に終端する。コネクタ24は、機器ユニット12側のコネクタに挿入され接続される。電池ユニット10aの端部であって、機器ユニット12とは反対側の端部は、ケーブル26を用いてサービスプラグ28に接続される。また、電池ユニット10bの端部であって、機器ユニット12とは反対側の端部は、ケーブル30を用いてサービスプラグ28に接続される。動作状態においては、サービスプラグ28は閉成されており、電池ユニット10aと電池ユニット10bは互いに直列接続された状態にある。異常時や保守点検時にはサービスプラグ28を開放することで、電池ユニット10aと電池ユニット10bとの接続が遮断される。
また、電池ユニット10a側に冷却ダクト20を介して冷却ファン22が接続され、電池ユニット10a、機器ユニット12、及び電池ユニット10bに冷媒を供給する。
車両に搭載する場合、例えば図4に示すように、電池ユニット10a、機器ユニット12、電池ユニット10bの配列方向を車両の車幅方向として搭載する、図において、Frは車両前方方向、RHは車幅方向の右側を示す。UPRは鉛直上方を示す。このように搭載することで、機器ユニット12は丁度車幅方向の中央部分に位置することとなり、車両ボディの底部がフロア側に向けて鉛直上方に突出している場合にはこの突出部に対応させて機器ユニット12を鉛直上方側に偏移させることもできる。
図5に、機器ユニット12の内部構成を示す。機器ユニット12は、電池ユニット10a、10bの状態を監視するECU12aを備える。ECU12aには、電池ユニット10a、10bの電圧を検出する電圧センサ11からの電圧信号が供給されるとともに、電池ユニット10a、10bの温度を検出する温度センサ13からの温度信号が供給される。また、機器ユニット12には電流センサ12bが設けられ、電池ユニット10a、10bの電流を検出する。電流センサ12bからの電流信号もECU12aに供給される。機器ユニット12には、さらに抵抗12c及び各種リレー12d、12e、12fが設けられる。ECU12aは、電池ユニット10a、10bの状態を監視し、リレー12d、12e、12fのオン/オフを制御する。電池ユニット10a、10bと機器ユニット12との接続は、上記の通りバスバー20、22で行われる。
以上のように、本実施形態では、電池ユニット10を2つの電池ユニット10a、10bに分割し、電池ユニット10aと電池ユニット10bとの間に機器ユニット12を配設することで、電池ユニット10a、10bと機器ユニット12間の電気的接続に用いるケーブルの長さを短縮できるとともに、ケーブルの本数を削減することができる。また、機器ユニット12を電池ユニット10a、10bと同時に冷媒により冷却することができる。また、サービスプラグ28も機器ユニット12と同様にケース1内に収容することで、サービスプラグのヒューズが発する熱で電池ユニット10a、10bを加熱することも可能となり、周囲環境が低温時(例えば−30℃程度)における電池ユニット10a、10bの抵抗値上昇を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態では電池ユニット10a、10bをそれぞれ構成する複数の電池モジュールの正極及び負極を交互に配置しているが(図4参照)、複数の電池モジュールの正極及び負極が2個連続して同じ向きになるように配置してもよい。
図6に、この場合の電池ユニット10aの配置を示す。図6(b)は電池ユニット10aの平面図であり、図6(a)、(c)はそれぞれ電池ユニット10aの右側面図及び左側面図であって、電池ユニット10aを構成する複数の電池モジュールの端子を接続する様子を示したものである。12個の電池モジュールm1、m2、・・・、m12を積層して電池ユニット10aが構成されるものとする。各電池モジュールの両端には正極端子(+)及び負極端子(−)が形成されるが、2個連続して端子の極が同一となるように配置する。すなわち、電池モジュールm1は図において上方に負極端子、下方に正極端子が位置するように配置し、電池モジュールm2は電池モジュールm1と反対に上方に正極端子、下方に負極端子が位置するように配置する。また、電池モジュールm3は、電池モジュールm2と同一方向に配置する。また、電池モジュールm4は、電池モジュールm3と反対の向きに配置する。電池モジュールm5は、電池モジュールm4と同一方向に配置する。以下同様にして2個連続して同一方向となるように配置する。電池モジュールm12は、電池モジュールm11と反対の向きであって、電池モジュールm1と同一方向に配置する。電池モジュールm12は、機器ユニット12側に位置する端部の電池モジュールである。
そして、電池モジュールm1〜m12の端子同士をバスバー20で接続する際に、以下のように接続する。すなわち、電池モジュールm12の負極端子と電池モジュールm10の正極端子を接続し、電池モジュールm10の負極端子を電池モジュールm8の正極端子に接続する。また、電池モジュールm8の負極端子を電池モジュールm6の正極端子に接続し、電池モジュールm6の負極端子を電池モジュールm4の正極端子に接続する。また、電池モジュールm4の負極端子を電池モジュールm2の正極端子に接続し、電池モジュールm2の負極端子を電池モジュールm1の正極端子に接続する。
一方、電池モジュールm1の負極端子を他方のバスバー20で電池モジュールm3の正極端子に接続し、電池モジュールm3の負極端子を電池モジュールm5の正極端子に接続する。また、電池モジュールm5の負極端子を電池モジュールm7の正極端子に接続し、電池モジュールm7の負極端子を電池モジュールm9の正極端子に接続する。電池モジュールm9の負極端子は電池モジュールm11の正極端子に接続する。
以上のようにして、電池モジュールm1〜電池モジュールm12が互いに直列にバスバー20で接続される。すなわち、電池モジュールm12を起点とすると、
電池モジュールm12→電池モジュールm10→電池モジュールm8→電池モジュールm6→電池モジュールm4→電池モジュールm2→電池モジュールm1→電池モジュールm3→電池モジュールm5→電池モジュールm7→電池モジュールm9→電池モジュールm11
の順に直列接続される。そして、電池モジュールm11の負極端子50と電池モジュールm12の正極端子52は同一方向に隣接して存在することとなり、例えば電池モジュールm12の正極端子52を隣接する機器ユニット12に接続するとともに、電池モジュールm11の負極端子50をケーブル26でサービスプラグ28に接続する際のケーブル26の長さを短縮できる。電池ユニット10bについても同様である。電池ユニット10aの正極端子52及び負極端子50を機器ユニット12側に位置する電池モジュールm11、m12の正極端子及び負極端子でそれぞれ構成することで正極端子と負極端子をともに機器ユニット12側に偏在させ、かつ、同様に電池ユニット10bの正極端子及び負極端子もともに機器ユニット12側に偏在させることで、電池ユニット10a、10bと機器ユニット12との接続が一層容易化される。
なお、上記実施形態では、電池モジュールの端子が横に突出しているが、図8に示すように、端子62が上方向に突出した電池モジュールを用いてもよい。図8(a)は正面図、図8(b)は右側面図である。本発明では、機器ユニットを電池ユニットの間に配置し、エンドプレート14で挟持することにより図1紙面左右方向の長さを短くすることができるが、端子62を上方向に突出させることにより、図1紙面上下方向の長さも短くすることができ、さらなる小型化を実現することができる。
さらに、電池ユニット10a、10b、機器ユニット12の上下に冷却空間があり、上から下(または下から上)に冷却媒体を通して冷却する場合、端子62が上方向にあることにより、端子62及び端子62に接続されているバスバーやケーブルを効率的に冷却することができる。端子62及び端子62に接続されているバスバーやケーブルは、電気が流れることにより熱を持つため、冷却することは重要である。
なお、電池ユニットの端子62を上方向に突出させる場合、機器ユニット12の端子も上方向に突出させればより効果的である。また、端子62が下方向に突出する場合も、上方向に突出する場合と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施形態では、6個の単電池(セル)を直列接続して構成される電池モジュールを複数積層して電池ユニットとしているが、これに限られるわけではない。例えば、図9に示すように、単電池を複数個(図では5個)直列接続して第1、第2電池ユニット10a、10bとしてもよい。
また、上記実施形態では、エンドプレート14により、電池ユニット10a、10b、機器ユニット12を互いに一体的に固定しているが、図9に示すように、バンド15を用いて第1、第2電池ユニットを機器ユニット12側へ押し付けるようにして互いに一体的に固定してもよい。図9(a)は平面図、図9(b)は側面図である。
10、10a、10b 電池ユニット、12 機器ユニット、14 エンドプレート、15 バンド、16 拘束ロッド、18 ケーブル、20,22 バスバー、60,62 端子。

Claims (8)

  1. 電池ユニットと、
    前記電池ユニットに接続された機器ユニットと、
    を備え、
    前記電池ユニットは第1電池ユニット及び第2電池ユニットに分割され、
    前記機器ユニットは前記第1電池ユニットと前記第2ユニットとの間に配設され、
    前記第1電池ユニットと前記機器ユニットと前記第2電池ユニットとが互いに一体的に固定されていることを特徴とする電池パック。
  2. 請求項1記載の電池パックにおいて、
    前記第1電池ユニットと前記機器ユニットと前記第2電池ユニットとを一体的に挟持する一対のエンドプレートをさらに備えることを特徴とする電池パック。
  3. 請求項2記載の電池パックにおいて、
    前記一対のエンドプレートは、金属からなることを特徴とする電池パック。
  4. 請求項2記載の電池パックにおいて、
    前記機器ユニットの前記第1電池ユニットと当接する面及び前記第2電池ユニットと当接する面にはそれぞれ凹凸が形成され、
    前記一対のエンドプレートで一体的に挟持された場合に前記機器ユニットと前記第1電池ユニットとの間、及び前記機器ユニットと前記第2電池ユニットとの間に空間が形成される
    ことを特徴とする電池パック。
  5. 請求項4記載の電池パックにおいて、さらに、
    前記第1電池ユニットと前記機器ユニットと前記第2電池ユニットとを収容するケースと、
    前記ケースに接続され、冷媒を前記ケース内に供給する冷却ダクトと、
    を備えることを特徴とする電池パック。
  6. 請求項1記載の電池パックにおいて、
    前記第1電池ユニットと前記機器ユニットとの間、及び前記機器ユニットと前記第2電池ユニットとの間は、バスバーにより電気的に接続される
    ことを特徴とする電池パック。
  7. 請求項6記載の電池パックにおいて、
    前記第1電池ユニット及び前記第2電池ユニットは、互いに直列に接続される複数の電池から構成され、
    前記第1電池ユニットと前記機器ユニットとの間を接続するバスバーは、前記第1電池ユニットを構成する複数の電池を互いに直列に接続するためのバスバーと共通化され、かつ、前記第2電池ユニットと前記機器ユニットとの間を接続するバスバーは、前記第2電池ユニットを構成する複数の電池を互いに直列に接続するためのバスバーと共通化される
    ことを特徴とする電池パック。
  8. 請求項6記載の電池パックにおいて、
    前記第1電池ユニット及び前記第2電池ユニットは、互いに直列に接続される複数の電池から構成され、
    前記第1電池ユニットの正極端子及び負極端子は、前記複数の電池のうち前記機器ユニット側に位置する電池の正極端子及び負極端子から構成され、
    前記第2電池ユニットの正極端子及び負極端子は、前記複数の電池のうち前記機器ユニット側に位置する電池の正極端子及び負極端子から構成される
    ことを特徴とする電池パック。
JP2011073088A 2011-03-29 2011-03-29 電池パック Withdrawn JP2012209096A (ja)

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