JP2012203077A - 画像形成装置 - Google Patents

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浩章 梅本
Shigeru Tashiro
茂 田代
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直利 河合
Takayuki Ito
孝幸 伊藤
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Abstract

【課題】薄紙であっても容易に分離可能であり、用紙を傷めることがなく、画像の乱れが生じにくい画像形成装置を提供する。
【解決手段】用紙YSの表面に画像を形成する画像形成装置1であって、用紙YSに接触し、用紙YSに接触した部分を移動することに伴って、当該部分とともに用紙YSを移動させることで用紙YSを搬送する搬送部41と、用紙YSを搬送部41に押しつける分離補助部材47とを備え、分離補助部材47が、搬送部41とともに移動している用紙YSの一部である押しつけ部を、搬送部41に押しつけることにより、押しつけ部と、押しつけ部以外の部分との間に移動速度の差を生じさせることで用紙YSを撓ませ、搬送部41から用紙YSを分離する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、およびこれらの複合機等の電子写真方式を利用した画像形成装置に関する。
画像形成装置は、用紙を搬送する搬送経路において複数のローラを有する。用紙はこれらのローラに接触したり、ローラ間にわたって設置された中間転写ベルト等のベルトに接触して、ローラが回転運動をすることにより搬送経路に沿って移動する。用紙が搬送経路に沿って移動する間に、トナーの転写・定着がなされて、用紙の表面に画像が形成される。
画像形成装置において画像が形成される用紙として推奨されている用紙は、ある程度の厚さを有している。近年は、環境負荷低減の観点から用紙の薄紙化が求められる傾向が高まっているが、用紙の厚さが薄すぎると、用紙がローラやベルトから分離せずに、巻き付いたままになり、紙詰まり等の不具合が生じる可能性がある。
用紙がローラやベルトから分離しなくなる理由は、用紙の厚さが薄くなるほど用紙の剛性が低下するためである。つまり、ローラ等の形状に沿って用紙が変形した際に、その状態からもとの状態に戻ろうとする力が弱いため、その形状を維持してローラ等に付着したままとなるからである。特に、二次転写工程では転写ニップ部において用紙が荷電することから、用紙と中間転写体との間に静電付着力が働くため用紙が分離しにくい。
この問題を解決するために従来の画像形成装置では、中間転写体の曲率を大きくすることで用紙を転写体から分離しやすくしたり、用紙の電荷を除電することで用紙と中間転写体との静電付着力を低減することで用紙を転写体から分離しやすくしている。
しかし、例えば中間転写体に中間転写ベルトを用いる場合は、曲率を大きくすると中間転写ベルトの劣化が促進されるという問題があった。また、用紙の除電を行う場合に、除電を大きくすると分離が容易になるが、トナーと用紙との付着力も低下することになり、画像の乱れが生じる可能性があるという問題があった。
特許文献1には、上記方法によらずに用紙の分離がなされる画像形成装置が開示されている。特許文献1に開示された画像形成装置は、感光体ドラムと転写ロールとの間を用紙が搬送されて、用紙に画像(トナー像)が転写される構成の画像形成装置であり、剥離ロールを備える。剥離ロールは転写ロールより下流に設置され、剥離ロールの回転速度は転写ロールの回転速度よりも遅い。このため、転写ロールから搬送されてきた用紙の先端部は、剥離ロールにより搬送速度が遅くなるため、用紙の前後において搬送速度が異なり、用紙が撓んでループが形成される。ループが形成されることで用紙が分離しやすくなる。
特開平9−269671号公報
特許文献1に開示された画像形成装置においては、用紙は剥離ロールと感光ドラムとに挟まれながら搬送されるが、その際に用紙の全面が剥離ロールに接触することになる。それにより、用紙に傷が生じる可能性がある。また、剥離ロールと感光ドラム間に生じる電圧により、用紙におけるトナーの付着力が低下して、用紙に形成された画像が乱れる可能性がある。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされた発明であり、その目的は、用紙が薄紙であっても容易に分離可能であり、用紙を傷めることがなく、画像の乱れが生じにくい画像形成装置を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、用紙の表面に画像を形成する画像形成装置であって、前記用紙に接触し、前記用紙に接触した部分が移動することに伴って、当該部分とともに前記用紙を移動させることで前記用紙を搬送する搬送部と、前記用紙を前記搬送部に押しつける分離補助部材とを備え、前記分離補助部材が、前記搬送部とともに移動している前記用紙の一部である押しつけ部を、前記搬送部に押しつけることにより、前記押しつけ部と、前記押しつけ部以外の部分との間に移動速度の差を生じさせることで前記用紙を撓ませ、前記搬送部から前記用紙を分離することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、用紙が薄紙であっても容易に分離可能であり、用紙を傷めることがなく、画像の乱れが生じにくいという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略の内部構成を示す図である。 実施形態1に係る画像形成装置の一部である二次転写ローラ付近を拡大して示す図である。 実施形態1に係る画像形成装置の分離用カムの動作に関する制御系を示すブロック図である。 複数の分離用カムを有する構成を示す図である。 分離用カムの動作を示す工程図である。 実施形態1に係る画像形成装置の他の構成について説明するための図であり、二次転写ローラ付近の拡大図である。 実施形態2に係る画像形成装置の一部である二次転写ローラ付近を拡大して示す図である。 分離用スティックの動作を示す工程図である。 本発明に係る他の実施形態に係る分離用カムとローラの構成について示す図である。
(実施形態1)
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の概略の内部構成を示す図であり、図2は実施形態1に係る画像形成装置1の一部である二次転写ローラ付近45を拡大して示す図である。図1において二次転写ローラ45付近については、スペースの関係上、部材の記載を省略し、詳細は図2に示している。
図1に示すように、画像形成装置1は、タンデム型のプリントエンジンを内蔵した電子写真方式のフルカラー画像形成装置である。画像形成装置1は、一般に複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)と呼ばれる装置であって、コピー、ネットワークプリンティング(PCプリント)、ファックス、およびスキャナなどの機能を集約した装置である。画像形成装置1は、例えば、直接あるいはネットワークを介してコンピュータに接続されていて、コンピュータから用紙YSの表面に形成する画像のデータが送られ、その画像を用紙YSに形成する。
画像形成装置1は、画像形成部20および給紙部60等を備えている。
給紙部60は、各サイズの用紙YSを貯留するための給紙カセット61と、給紙カセット61に貯留されている用紙YSを1枚ずつ取り出して、用紙YSが搬送される経路である搬送路HRへと送るローラ群62〜66と、用紙YSの厚さまたは剛性を検出する用紙検出部10とを備えている。なお、給紙カセット61に用紙YSがない場合や、給紙カセット61がセットされていない場合には、操作パネル(図示せず)に警告表示がなされ、操作者に知らせることとしてもよい。給紙部60から送られた用紙YSは搬送路HRに沿って矢印M1方向に進む。
ローラ群62〜66は、給紙カセットから用紙YSを取り出すピックアップローラ62と、ピックアップローラ62によって取り出された用紙YSを搬送路HRへと送る給紙ローラ63と、給紙ローラ63に対して用紙YSを挟んで対向する位置に設置され、用紙YSが複数枚重なった状態で搬送路HRへと送られることを防ぐために、用紙YSを一枚ずつに分離する分離ローラ64と、一枚ずつ送られてくる用紙YSを搬送路HRに沿って送る搬送ローラ対65と、用紙YSを一時待機させた後、所定のタイミングで画像形成部20に供給するレジストローラ対66とを備えている。搬送ローラ対65およびレジストローラ対66は、それぞれ互いに対向するローラにより構成されている。
用紙検出部10は例えば電気的または物理的に用紙YSの厚さまたは剛性を検出するセンサとすればよい。用紙検出部10としては、例えば、用紙YSに電圧を印加し、その際に流れる電流値に基づいて用紙YSの厚さを検出する構造とすればよい。また、搬送路HRにおいて、用紙YSを撓ませてループを形成し、用紙YSがもとの形状に戻ろうとする力を検出することで用紙YSの剛性を検出する用紙検出部10を用いてもよい。また、超音波を用いることで用紙YSの厚さを測定することも可能である。
なお、用紙YSとしては、紙、プラスチックシート、その他の記録媒体を用いることが可能である。画像形成装置1においては、特に、一般的に薄紙と呼ばれている用紙YSを使用することができる。ここで、薄紙とは普通紙よりも厚さが薄くて剛性が低い用紙YSであって、その坪量が64g/m2よりも小さい用紙YS、さらには坪量が60g/m2よりも小さい用紙をいう。
画像形成部20は、電子写真方式によって用紙上に画像を形成するものであって、イメージングユニットU、中間転写部40および定着部50を備えている。
イメージングユニットUとして、Y(イエロー)、M(マジェンダ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色のイメージングユニットUY、UM、UC、UKが設けられ、この順で中間転写ベルト41に沿って配置されている。各イメージングユニットUには、感光体ドラム21、帯電チャージャ22、感光体ドラム21の表面を露光して静電潜像を形成する露光部23、静電潜像を各色のトナーで現像してトナー像を形成する現像部24、トナー像を中間転写ベルト41に転写(一次転写)するための転写チャージャ25、図示しない転写ローラ、および感光体ドラム21の表面をクリーニングするクリーナ26などが設けられる。
これらのイメージングユニットUで形成された各色のトナー像(トナー画像)が、矢印M2方向に走行する中間転写ベルト41上の同じ位置に重ね合わされて転写され、合成される。
図2も合わせて参照し、中間転写部40について説明する。中間転写ベルト41を走行可能に支持する複数のローラ42、43、44が設けられる。ローラ44に対向する位置に、二次転写ローラ45が設けられる。二次転写ローラ45は、中間転写ベルト41に対して接離可能に設けられており、中間転写ベルト41に圧接することによって転写ニップ部を形成する。また、二次転写ローラ45には、転写のためのバイアス電圧が印加される。
二次転写ローラ45の下流側には除電器46が設けられている。除電器46により用紙YSに除電のための電圧が印加される。さらに楕円状の分離用カム(分離補助部材)47が設けられている。分離用カム47は、用紙YSが薄紙の場合に中間転写ベルト41から分離するように補助する部材である。分離用カム47の表面はゴム等の弾性体により形成されている。分離用カム47の全体がゴム等により構成されていてもよいが、例えば、樹脂等の周りにゴム等が積層されることにより構成されていてもよい。用紙YSと接触する箇所についてはゴム等の弾性体とすればよい。したがって、分離用カム47は、用紙YSに接触する分離用カム47の先端のみがゴム等により構成されていてもよい。
転写ニップ部には、中間転写ベルト41の走行と同期して用紙YSが給送されてきて、転写ニップ部において、中間転写ベルト41上に形成されたトナー像が用紙YS上に転写(二次転写)される。トナー像が転写された用紙YSは除電器46により除電される。分離用カム47は所定のタイミングで回転し、回転の途中で先端が中間転写ベルト41上の用紙YSに接触し、用紙YSを中間転写ベルト41に押しつける。
分離用カム47が用紙YSを中間転写ベルト41に押しつけている状態においては、分離用カム47の進行方向(移動方向)と、中間転写ベルト41の走行方向(移動方向)とは、略同一方向である。分離用カム47の先端の移動速度は中間転写ベルト41の移動速度よりも若干遅い速度とすればよい。分離用カム47は回転をしているので、用紙YSを中間転写ベルト41に押しつけた後に、分離用カム47の先端は用紙YSから離間していく。
二次転写された後に中間転写ベルト41上に残留したトナーは、クリーナ46によって除去される。
定着部50には、定着ローラ51、加熱ローラ52および用紙搬送ガイド53などが設けられる。二次転写によってトナー像が形成された用紙YSは、用紙搬送ガイド53に案内されて搬送路HR上を搬送され、定着ローラ51と加熱ローラ52との間を通過することによって定着される。定着された用紙YSは、搬送路HR上を搬送されてトレイ70上に排出される。
次に図3を用いて、画像形成装置1の分離用カム47の動作に関する制御系について説明する。図3は実施形態1に係る画像形成装置1の分離用カム47の動作に関する制御系を示すブロック図である。図3に示すように、画像形成装置1は、制御部100、用紙検出部10、分離用カム47および分離用カム47を回転させるための駆動部80を備えている。
分離用カム47は、回転軸472と、回転軸472の端部に設けられた歯車471とを備えている。駆動部80は回転運動が可能なモータ等とすればよく、回転軸には歯車81が設置されている。歯車81は分離用カム47の歯車472とかみ合っていて、駆動部80が駆動することにより分離用カム47が回転する。
制御部100はCPU、半導体メモリおよび磁気記憶装置等からなる記憶部、制御用回路、種々のインタフェースなどからなる通信部などから構成されていて、分離用カム47の動作を含め、画像形成装置1の各部の動作を制御している。用紙検出部10は、搬送路HRに沿って送られてくる用紙YSの厚さまたは剛性を検出し、その検出値を制御部100に送る。制御部100は用紙YSの厚さまたは剛性の検出値により、用紙YSが普通紙か薄紙かを判断する。
制御部100は普通紙および薄紙に対応する用紙YSの厚さまたは剛性による検出値に関するデータを予め格納しておけばよい。これら格納しているデータと、用紙検出部10による検出値とを比較することで、搬送路HRに沿って進んでいる用紙YSが普通紙であるか薄紙であるかを判断すればよい。なお、格納しておくデータは、実際に測定することにより求めればよい。
制御部100は用紙YSが普通紙であると判断した場合には駆動部80には駆動信号を送らなくてもよい。用紙YSが普通紙である場合には分離用カム47を用いなくとも、用紙YSは中間転写ベルト41から自然に分離し、定着部50へと送られる。
制御部100は用紙YSが薄紙であると判断した場合には駆動部80に駆動信号を送り、分離用カム47を回転させる。分離用カム47の回転速度は一定とし、回転の途中で分離用カム47の先端が用紙YSを中間転写ベルト41に押しつけるようなタイミングで分離用カム47を回転させるよう、制御部100が駆動部80を制御する。用紙YSはその先端部(押しつけ部)Y1が分離用カム47の先端により中間転写ベルト41に押しつけられる。分離用カム47の表面は弾性体であり、分離用カム47の先端が変形しながら用紙YSを中間転写ベルト41に押しつけるような状態となり、用紙YSと分離用カム47との間には大きな摩擦力が生じる。
上述したように、分離用カム47の先端の移動速度は中間転写ベルト41の移動速度よりも若干遅いため、分離用カム47に押さえつけられることで、用紙YSの先端部Y1の移動速度は中間転写ベルト41の移動速度よりも遅くなる。そのため、用紙YSの先端部Y1と、先端部Y1以外の先端部Y1より後ろの部分との移動速度に差が生じ、用紙YSは撓んでループが形成される。これにより、用紙YSと中間転写ベルト41との付着力が減少し、用紙YSは中間転写ベルト41から分離する。
なお、分離用カム47の先端が用紙YSを介して中間転写ベルト41を押さえつけることになるが、用紙YSと中間転写ベルト41との間の摩擦力は、分離用カム47と用紙YSとの間の摩擦力に比べるとかなり小さく、分離用カム47により中間転写ベルト41の走行には影響がない。
分離用カム47は一定速度で回転していることから、分離用カム47の先端はすぐに用紙YSから離れる。そのため、用紙YSは、先端部Y1でしか分離用カム47と接触することはなく、用紙YSが分離用カム47により傷つけられる可能性は低い。
用紙YSの先端部Y1は、例えば、用紙の端から3mm以内の箇所であり、分離用カム47は用紙YSとは先端部Y1でしか接触しない。つまり、用紙YSにおいてトナー像が転写されている部分に分離用カム47が接触することはない。それにより、用紙YSの画像が乱れるという問題が生じる可能性はほとんどない。
また、分離用カム47は用紙YSの画像が形成されない面に接触して、用紙YSを押しつけることとすればよい。それにより、画像に乱れが生じる可能性がさらに低くなる。
分離用カム47の先端の移動速度は、中間転写ベルト41の走行速度等により決定すればよい。用紙YSが中間転写ベルト41から分離するには十分なループが形成されるように、移動速度を適宜決定すればよい。
分離用カム47を回転させる動力源として駆動部80を用いたが、新たに駆動部80を設けずにローラ等を駆動させるために用いている動力源から駆動力を取り出して分離用カム47を回転させることとしてもよい。これにより、新たに駆動部80を設ける必要がなく、画像形成装置1の大型化や高コスト化を抑制することができる。ただし、ローラ等を回転させるために用いている動力源から駆動力を取り出す場合には歯車を増やさねばならないうえ、分離用カム47は所定のタイミングで回転するので、動力を歯車471につなげたり、切ったりする必要があることから、機構がさらに複雑になる可能性がある。
また、画像形成装置1においては、用紙検出部10を備えていなくてもよく、その場合には操作者が給紙部60に貯留させる用紙YSの厚さまたは剛性を手動で設定できる設定部を設けることとすればよい。設定部から制御部100に用紙YSの厚さまたは剛性に関する信号が送られ、制御部100がそれに応じて駆動部80を制御することとすればよい。
また、給紙部60は、用紙YSの厚さまたは剛性に応じて異なる給紙カセット61を挿入する機構としてもよい。操作者は使用する用紙YSに応じて給紙カセット61を使い分け、この給紙カセット61は例えば突起部を有し、カセットごとに異なる位置に突起部があり、給紙カセット61を挿入することにより、当該突起部が所定のスイッチ等を押下し、それにより制御部100に挿入された給紙カセット61に設置された用紙YSの厚さまたは剛性に関する信号が送られることとしてもよい。
分離用カム47は用紙YSにループを形成することができる構成であればよく、図3で示したように分離用カム47が1つであっても用紙YSにループを形成することが可能である。また、ループは用紙YSの搬送方向の先頭部(先端部Y1)であれば、特にどの位置に形成しても用紙YSの分離がなされる。
また、分離用カム47を複数用いる構成としてもよい。図4は複数の分離用カム47を有する構成を示す図である。図4に示すように、分離用カム47が複数である構成にしてもよい。回転軸472が回転することですべての分離用カム47が同時に回転し、同一のタイミングで用紙YSに接触することとすればよい。分離用カム47を複数用いることで、より確実にループを形成し用紙YSの中間転写ベルト41からの分離を確実に行うことができる。
次に、図5を用いて分離用カム47の動作についてより具体的に説明する。図5は分離用カム47の動作を示す工程図である。図5(A)〜図5(D)は、分離用カム47の動作を示す第1〜第4工程図である。
図5(A)に示すように、中間転写ベルト41の走行と同期して薄紙である用紙YSが給送されてきて、バイアス電圧が印加され二次転写ローラ45と中間転写ベルト41との間に用紙YSが給送され、中間転写ベルト41上に形成されたトナー像が用紙YS上に転写される。トナー像が転写された用紙YSは除電器46により除電され、中間転写ベルト41に付着して、中間転写ベルト41と一体となって搬送される。
用紙検出部10の検出値により薄紙である用紙YSが搬送されていると判断した制御部100により、分離用カム47が回転するように駆動部80へ駆動信号が送られる。駆動部80が駆動信号に基づいて動作することで分離用カム47が一定の速度で回転し始め、分離用カム47の先端は変形しながら用紙YSの先端部Y1を中間転写ベルト41に押しつける。
次に、図5(B)に示すように、分離用カム47は一定の速度で回転し続けるが、中間転写ベルト41の走行速度の方が早いため、分離用カム47により押しつけられている用紙YSの先端部Y1に比べて、先端部Y1以外の部分の方が早く進むことになり、用紙YSが撓んでループが形成される。
次に、図5(C)に示すように、分離用カム47の先端は中間転写ベルト41から離間していき、用紙YSは分離用カム47により中間転写ベルト41に押しつけられることはなくなる。用紙YSはループが形成されたことにより中間転写ベルト41から離れる。
次に、図5(D)に示すように、用紙YSは搬送路HRに沿って、図示していない定着部へと進んでいく。分離用カム47は、搬送路HRに対してほぼ平行となる位置まで回転して停止する。分離用カム47がこの状態まで回転することで、用紙YSの進行が分離用カム47により阻害されることがない。次の薄紙である用紙YSが搬送されてくるまで、分離用カム47はこの位置で待機する。そして、再び、薄紙である用紙YSが給送された場合に、分離用カム47が回転を始める。
上述した実施形態1に係る画像形成装置1によれば、分離用カム47を用いることで、用紙YSが薄紙であっても中間転写ベルト41に巻きつくことなく、分離することができるので、普通紙だけでなく、薄紙の用紙YSに画像を形成することができる。
分離用カム47は用紙YSの先端部Y1のみに接触するだけであることから、分離用カム47により用紙YSが傷つくことがない。また、用紙YSのトナー像が形成されている部分に分離用カム47が接触することもないので、画像が乱れるという問題も生じにくい。
また、用紙YSが薄紙か普通紙かの判断を行い、それに応じて分離カム47を用いるかどうかを画像形成装置1により自動で行うことができるので、操作者の手間を省くことができる。なお、用紙検出部10を用いない構成とすることもでき、その場合は薄紙か普通紙かの指定は操作者が手動で設定することとなるが、それにより用紙検出部10が不要となるため、低コスト化および小型化が可能になる。
上述した画像形成装置1において、用紙YSの前方からエアを吹き付けるノズル48を備えることとしてもよい。それにより、より確実に中間転写ベルト41から用紙YSを分離することができる。
図6は実施形態1に係る画像形成装置の他の構成について説明するための図であり、二次転写ローラ45付近の拡大図である。図6に示すように、画像形成装置1がノズル48を備えることとすればよい。ノズル48はコンプレッサ等のエア供給源にチューブにより連結されていて、用紙YSがループを形成し、用紙YSを押さえていた分離用カム47が、用紙YSから離れ始めるタイミング(分離用カム47による用紙YSの押しつけを解除するタイミング)で用紙YSの先端付近に前方から、中間転写ベルト41に沿うようにエアを吹き付けるようにすればよい。中間転写ベルト41と用紙YSとの間にエアが入り分離が促進される。
(実施形態2)
実施形態1に係る画像形成装置1では、中間転写ベルト41に付着した薄紙である用紙YSの先端部Y1を、回転運動を行う分離用カム47により押さえることで、用紙YSにループを形成し中間転写ベルト41からの分離を促すこととした。
画像形成装置1Bの概略の内部構成は、図1に示すとおりである。
図7は実施形態2に係る画像形成装置1Bの一部である二次転写ローラ45付近を拡大して示す図である。実施形態2に係る画像形成装置1Bは、実施形態1に係る画像形成装置1の分離用カム47の代わりに分離用スティック49を用いた構成である。実施形態2に係る画像形成装置1Bは、分離用カム47に代えて分離用スティック49を用いる点が実施形態1に係る画像形成装置1と異なり、それ以外はほぼ同一である。そこで、異なる点である分離用スティック49について説明し、実施形態1に係る画像形成装置1と同一の点については説明を省略する。
画像形成装置では、分離用カム47の代わりに、往復運動を行う分離用スティック(分離用補助部材)49を用いて、中間転写ベルト41に付着した薄紙である用紙YSの先端部Y1を押さえて用紙YSにループを形成し、中間転写ベルト41からの用紙YSの分離を促す。
図7に示すように、分離用スティック49は、中間転写ベルト41に接近・離間する往復運動が可能である。中間転写ベルト41に接触する、分離用スティック49の先端491は弾性体であるゴム等により構成されている。分離用スティック49の本体部492は先端491よりも硬質な樹脂により構成されることとすればよい。
分離用スティック49の往復運動は、モータ等の駆動部80により行われることとすればよい。駆動部80が回転駆動するものであれば、回転運動を往復運動に変換する機構を備えることとすればよい。
実施形態1と同様に、用紙検出部10により検出された検出値が制御部100に送られ、制御部100により搬送されている用紙YSが薄紙であると判断された場合は、制御部100が駆動部80に駆動信号を送り、駆動部80は分離用スティック49に所定のタイミングで所定の運動を行わせる。
図8を用いて分離用スティック49の動作についてより具体的に説明する。図8は分離用スティック49の動作を示す工程図である。図8(A)〜図8(D)は、用紙YSと分離用スティック49との動作を示す第1〜第4工程図である。
図8(A)に示すように、中間転写ベルト41の走行と同期して薄紙である用紙YSが給送されてきて、バイアス電圧が印加され二次転写ローラ45と中間転写ベルト41との間に用紙YSが給送され、中間転写ベルト41上に形成されたトナー像が用紙YS上に転写される。トナー像が転写された用紙YSは除電器46により除電され、中間転写ベルト41に付着して、中間転写ベルト41と一体となって搬送される。
用紙検出部10の検出値により薄紙である用紙YSが搬送されていると判断した制御部100により、分離用スティック49が駆動するように駆動部80へと駆動信号が送られる。駆動部80が駆動信号に基づいて動作することで分離用スティック49が中間転写ベルト41に向かって前進し始め、分離用スティック49の先端491が変形しながら用紙YSの先端部Y1を中間転写ベルト41に押しつける。
次に、図8(B)に示すように、分離用スティック49は用紙YSを中間転写ベルト41に押しつけた状態で一旦停止する。中間転写ベルト41は走行し続けているので、分離用スティック49により押しつけられている用紙YSの先端部Y1に比べて、先端部Y1以外の部分の方が早く進むことになり、用紙YSが撓んでループが形成される。
次に、図8(C)に示すように、所定時間停止していた分離用スティック49が後退し始め、中間転写ベルト41から離間していく。これにより、用紙YSは分離用スティック49により中間転写ベルト41に押しつけられることはなくなる。用紙YSはループが形成されたことにより中間転写ベルト41から離れる。
次に、図8(D)に示すように、用紙YSは搬送路HRに沿って、図示していない定着部へと進んでいく。分離用スティック49は、用紙YSの進行を阻害しないように搬送路HRと交差しない位置まで後退し停止する。次の薄紙である用紙YSが搬送されてくるまで、分離用スティック49はこの位置で待機する。そして、再び、薄紙である用紙YSが給送された場合に、分離用スティック49が前進し始める。
上述した実施形態2に係る画像形成装置1Bによれば、分離用スティック49を用いることで、用紙YSが薄紙であっても中間転写ベルト41に巻きつくことなく、分離することができるので、普通紙だけでなく、薄紙の用紙YSに画像を形成することができる。
分離用スティック49が用紙YSを中間転写ベルト41に押しつけたまま停止している時間は、用紙YSに、分離するのに十分なループが形成される時間とすればよく、中間転写ベルト41の走行速度等に基づいて好ましい値を設定すればよい。
分離用スティック49は用紙YSの先端部Y1のみに接触するだけであることから、分離用スティック49により用紙YSが傷つくことがない。また、用紙YSのトナー像が形成されている部分に分離用スティック49が接触することもないので、画像が乱れるという問題も生じにくい。
また、用紙YSが薄紙か普通紙かの判断を行い、それに応じて分離スティック49を用いるかどうかを画像形成装置1Bにより自動で行うことができるので、操作者の手間を省くことができる。なお、用紙検出部10を用いない構成とすることもでき、その場合は薄紙か普通紙かの指定は操作者が手動で設定することになるが、それにより用紙検出部10が不要となるため、低コスト化および小型化が可能になる。
実施形態2に係る画像形成装置1Bにおいても、用紙YSの前方からエアを吹き付けるノズル48を備えることとしてもよい。それにより、より確実に中間転写ベルト41から用紙YSを分離することができる。
(他の実施形態)
実施形態1および実施形態2の画像形成装置1、1Bは、中間転写ベルト41に薄紙である用紙YSが付着することを防ぐものであった。しかし、分離用カム47または分離用スティック49を設置する場所は、中間転写ベルト41に対する位置に限定されるわけではなく、他のベルトまたはローラ等の用紙YSが付着する可能性のある部材に適用することが可能である。
図9は本発明に係る他の実施形態に係る分離用カムとローラの構成について示す図である。図9に示すように、定着部50に分離用カム47Bを設け、加熱ローラ52に用紙YSを押しつけることにより、用紙YSの巻きつきを抑制し、分離を促すこととしてもよい。
上記本発明に係る実施形態に係る画像形成装置1、1Bによれば、用紙YSが薄紙である場合には、分離用カム47、47Bまたは分離用スティック49を用いて、用紙YSが中間転写ベルト41等から分離しやすくするため、薄紙であっても使用することができる。また、用紙YSの傷みや画像の乱れが生じにくい。
上に述べた実施形態において、画像形成装置1、1Bの全体または各部の構造、形状、寸法、個数、材質、組成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1、1B 画像形成装置
10 用紙検出部
47 分離用カム(分離用補助部材)
49 分離用スティック(分離用補助部材)
41 中間転写ベルト(搬送部)
48 ノズル
YS 用紙
Y1 先端部(押しつけ部)
HR 搬送路
100 制御部

Claims (8)

  1. 用紙の表面に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記用紙に接触し、前記用紙に接触した部分が移動することに伴って、当該部分とともに前記用紙を移動させることで前記用紙を搬送する搬送部と、
    前記用紙を前記搬送部に押しつける分離補助部材とを備え、
    前記分離補助部材が、前記搬送部とともに移動している前記用紙の一部である押しつけ部を、前記搬送部に押しつけることにより、前記押しつけ部と、前記押しつけ部以外の部分との間に移動速度の差を生じさせることで前記用紙を撓ませ、前記搬送部から前記用紙を分離する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記分離補助部材と前記用紙との間の摩擦力が、前記搬送部と前記用紙との間の摩擦力よりも大きい、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記分離補助部材は、前記用紙において前記画像が形成されない面に接触している、
    請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記押しつけ部は、前記用紙の先端部分である、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記分離補助部材はカムであり、
    前記カムが回転運動をすることで、前記カムの先端により前記用紙を前記搬送部に押しつけ、
    前記カムが前記用紙を押しつけている状態における前記カムの先端の移動方向と前記搬送部の移動方向は略同一方向であり、前記カムの先端の移動速度が前記搬送部の移動速度に比べて遅い、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記用紙の前方から前記用紙にエアを吹き付けるノズルを備え、
    前記用紙が撓んだ後に、前記分離補助部材は前記用紙を前記搬送部に押しつけることを解除し、前記ノズルが前記用紙にエアを吹き付ける、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記分離補助部材の動作を制御する制御部と、
    前記用紙の厚さまたは剛性を検出する用紙検出部とを備え、
    前記制御部は、前記用紙検出部により検出した前記用紙の厚さまたは剛性に基づいて、前記分離補助部材の動作を制御する、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記搬送部が中間転写ベルトであり、
    前記中間転写ベルトにより前記用紙にトナー像が転写された後に、
    前記分離補助部材が前記用紙を前記中間転写ベルトに押しつける、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
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