JP2012200837A - 電動ドライバ - Google Patents
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Abstract
【課題】停電中のケーブルに対してのみ動作するようにした電動ドライバを提供する。
【解決手段】電動ドライバ10は、ドライバビット先端部14aと、ドライバビット先端部14aと結合および離間が可能なかつモータ15によって回転されるドライバビット末端部14bと、ドライバビット先端部14aの電圧を検出するための電圧検出部21と、電圧検出部21によって検出された電圧が「ケーブルが停電中である」ことを示す電圧であった場合にのみドライバビット先端部14aとドライバビット末端部14bとを結合させるドライバビット結合/離間手段として機能する円板状部材16、圧縮バネ17、ストッパ18およびストッパ駆動部19とを具備する。
【選択図】図1
【解決手段】電動ドライバ10は、ドライバビット先端部14aと、ドライバビット先端部14aと結合および離間が可能なかつモータ15によって回転されるドライバビット末端部14bと、ドライバビット先端部14aの電圧を検出するための電圧検出部21と、電圧検出部21によって検出された電圧が「ケーブルが停電中である」ことを示す電圧であった場合にのみドライバビット先端部14aとドライバビット末端部14bとを結合させるドライバビット結合/離間手段として機能する円板状部材16、圧縮バネ17、ストッパ18およびストッパ駆動部19とを具備する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電動ドライバに関し、特に、配電盤などの端子台に接続されたケーブルを取り外すのに好適な電動ドライバに関する。
従来、電力会社では、配電盤などの端子台に入力ケーブル、出力ケーブルおよび制御ケーブルなどのケーブル(以下、「作業対象ケーブル」と称する。)を接続する際には、作業対象ケーブルを停電したのち、丸形裸圧着端子(中央に開口部を有する円板状の圧着端子)を作業対象ケーブルの一端に取り付け、ネジを丸形裸圧着端子の開口部に通したのちに手動または電動ドライバを用いてネジを回して端子台のネジ孔に螺合させている。
また、端子台に接続された作業対象ケーブルを取り外す際には、作業対象ケーブルを停電したのち、手動または電動ドライバを用いてネジを逆に回して端子台のネジ孔から抜いている。
また、端子台に接続された作業対象ケーブルを取り外す際には、作業対象ケーブルを停電したのち、手動または電動ドライバを用いてネジを逆に回して端子台のネジ孔から抜いている。
なお、下記の特許文献1には、把手部の先端のドライバビットが接触した端子電位が検電基板を介して振動モータを起動させ、これによって発生する振動を使用者に伝播して電位の存在を確認できるようにすることにより、騒音環境下や白昼屋外での作業でも環境に影響されず確実な検電機能を得ることができる検電用ドライバが開示されている。
また、下記の特許文献2には、導通した締結対象物を固定する締結具を締結する工具と、締結具による締結対象物が固定された時に締結対象物に接触する位置にこの工具に取り付けられ、接触時に締結対象物の電圧を検出可能な電圧検出部とを有し、電圧検出部により電圧が検出されることによって、締結対象物が電気的に接続されたことを確実に確認できるだけでなく、機械的に固定されたことも確実に確認できるようにした電動ドライバが開示されている。
また、下記の特許文献2には、導通した締結対象物を固定する締結具を締結する工具と、締結具による締結対象物が固定された時に締結対象物に接触する位置にこの工具に取り付けられ、接触時に締結対象物の電圧を検出可能な電圧検出部とを有し、電圧検出部により電圧が検出されることによって、締結対象物が電気的に接続されたことを確実に確認できるだけでなく、機械的に固定されたことも確実に確認できるようにした電動ドライバが開示されている。
しかしながら、端子台に接続された作業対象ケーブルを取り外す際には作業対象ケーブルを停電して作業を行うが、端子台には多数本のケーブル(入力ケーブル、出力ケーブルおよび制御ケーブル)が接続されているため、作業員が作業対象ケーブルを誤認して充電中のケーブルのネジに手動または電動ドライバのドライバビットを当ててしまい、システム障害などが発生するという問題があった。
本発明の目的は、停電中のケーブルに対してのみ動作するようにした電動ドライバを提供することにある。
本発明の電動ドライバは、停電中のケーブルに対する作業に使用するための電動ドライバ(10)であって、ドライバビット先端部(14a)と、該ドライバビット先端部と結合および離間が可能な、かつ、モータ(15)によって回転されるドライバビット末端部(14b)と、前記ドライバビット先端部に印加されている電圧を検出するための電圧検出部(21)と、該電圧検出部によって検出された電圧が「ケーブルが停電中である」ことを示す電圧であった場合には、前記ドライバビット先端部と前記ドライバビット末端部とを結合させるとともに、該電圧検出部によって検出された電圧が「ケーブルが停電中でない」ことを示す電圧であった場合には、前記ドライバビット先端部と前記ドライバビット末端部とを離間させるドライバビット結合/離間手段(16〜19)とを具備することを特徴とする。
ここで、前記ドライバビット先端部と前記ドライバビット末端部とが離間している状態では外部から見えるが該ドライバビット先端部と該ドライバビット末端部とが結合している状態では外部から見えない該ドライバビット先端部の部分の外周面に、結合確認用マーク(A)が付けられていてもよい。
前記ドライバビット先端部の末端面に、係合凹部が形成されており、前記ドライバビット末端部の先端面に、前記ドライバビット先端部の係合凹部と係合する係合凸部が形成されていてもよい。
前記電圧検出部において前記ドライバビット先端部と接地点との間の電圧を検出するためのアース線(23)をさらに具備してもよい。
前記ドライバビット結合/離間手段が、前記ドライバビット先端部の外周面に取り付けられた円板状部材(16)と、末端が前記円板状部材の前面に固定されるとともに前記ドライバビット先端部の周方向に沿って前記ドライバビット先端部と一緒に回転可能に取り付けられた圧縮コイルバネ(17)と、該圧縮コイルバネによって前記円板状部材が付勢されてスライドすることを防ぐためのストッパ(18)と、前記電圧検出部における検出結果に応じて前記ストッパを前記ドライバビット先端部の長手方向に沿ってスライドさせるためのストッパ駆動部(19)とを備えてもよい。
ここで、前記ドライバビット先端部と前記ドライバビット末端部とが離間している状態では外部から見えるが該ドライバビット先端部と該ドライバビット末端部とが結合している状態では外部から見えない該ドライバビット先端部の部分の外周面に、結合確認用マーク(A)が付けられていてもよい。
前記ドライバビット先端部の末端面に、係合凹部が形成されており、前記ドライバビット末端部の先端面に、前記ドライバビット先端部の係合凹部と係合する係合凸部が形成されていてもよい。
前記電圧検出部において前記ドライバビット先端部と接地点との間の電圧を検出するためのアース線(23)をさらに具備してもよい。
前記ドライバビット結合/離間手段が、前記ドライバビット先端部の外周面に取り付けられた円板状部材(16)と、末端が前記円板状部材の前面に固定されるとともに前記ドライバビット先端部の周方向に沿って前記ドライバビット先端部と一緒に回転可能に取り付けられた圧縮コイルバネ(17)と、該圧縮コイルバネによって前記円板状部材が付勢されてスライドすることを防ぐためのストッパ(18)と、前記電圧検出部における検出結果に応じて前記ストッパを前記ドライバビット先端部の長手方向に沿ってスライドさせるためのストッパ駆動部(19)とを備えてもよい。
本発明の電動ドライバは、以下の効果を奏する。
(1)検出したドライバビット先端部の電圧が「ケーブルが停電中である」ことを示す電圧であった場合にのみドライバビット先端部とドライバビット末端部とを結合させることにより、停電中のケーブルに対してのみ動作させるようにすることができる。
(2)作業員の作業対象ケーブルの誤認に起因するシステム障害などを防止することができる。
(1)検出したドライバビット先端部の電圧が「ケーブルが停電中である」ことを示す電圧であった場合にのみドライバビット先端部とドライバビット末端部とを結合させることにより、停電中のケーブルに対してのみ動作させるようにすることができる。
(2)作業員の作業対象ケーブルの誤認に起因するシステム障害などを防止することができる。
上記の目的を、ドライバビットをドライバビット先端部とドライバビット末端部とに分離するとともに、ドライバビット先端部の電圧を検出し、検出した電圧が「ケーブルが停電中である」ことを示す電圧であった場合にはドライバビット先端部とドライバビット末端部とを結合させるが、検出した電圧が「ケーブルが停電中でない」ことを示す電圧であった場合にはドライバビット先端部とドライバビット末端部とを離間させることにより実現した。
以下、本発明の電動ドライバの実施例について図面を参照して説明する。
本発明の一実施例による電動ドライバ10は、110Vの直流回路に使用されている作業対象ケーブル(正極側は+55V、負極側は−55V)について使用するものであり、図1に示すように、ハウジング本体11と、グリップ部12と、トリガ13と、ドライバビット先端部14aと、ドライバビット末端部14bと、モータ15と、円板状部材16と、圧縮コイルバネ17と、ストッパ18と、ストッパ駆動部19と、モータ駆動部20と、電圧検出部21と、電源コード22と、アース線23とを具備する。
本発明の一実施例による電動ドライバ10は、110Vの直流回路に使用されている作業対象ケーブル(正極側は+55V、負極側は−55V)について使用するものであり、図1に示すように、ハウジング本体11と、グリップ部12と、トリガ13と、ドライバビット先端部14aと、ドライバビット末端部14bと、モータ15と、円板状部材16と、圧縮コイルバネ17と、ストッパ18と、ストッパ駆動部19と、モータ駆動部20と、電圧検出部21と、電源コード22と、アース線23とを具備する。
ここで、ハウジング本体11およびグリップ部12は樹脂性材料から構成されている。
また、グリップ部12は、ハウジング本体11の後部下側にハウジング本体11と一体的に設けられており、グリップ部13の前面の付け根近傍にはトリガ13が取り付けられている。
また、グリップ部12は、ハウジング本体11の後部下側にハウジング本体11と一体的に設けられており、グリップ部13の前面の付け根近傍にはトリガ13が取り付けられている。
電動ドライバ10は、ドライバビットがドライバビット先端部14aとドライバビット末端部14bとに分離されている点で、従来の電動ドライバと相違している。
ドライバビット先端部14aおよびドライバビット末端部14bは、導電性材料から構成されている。
ハウジング本体11の前面には、ドライバビット先端部14aを貫通させるための貫通孔が形成されており、ドライバビット先端部14aの先端部分はハウジング本体11の前面から突出されている。
ドライバビット末端部14bをモータ15によって回転させるために、ドライバビット末端部14bの末端は、モータ15の駆動軸に取り付けられている。
ドライバビット先端部14aの末端面には、係合凹部が形成されており、ドライバビット末端部14bの先端面には、ドライバビット先端部14aの係合凹部と係合する矩形体形状の係合凸部が形成されている。これにより、ドライバビット先端部14aをその長手方向に沿って図1図示左方向にスライドさせてドライバビット先端部14aの係合凹部とのドライバビット末端部14bの係合凸部とを係合させると、ドライバビット先端部14aとドライバビット末端部14bとを結合させることができ、反対に、ドライバビット先端部14aをその長手方向に沿って図1図示右方向にスライドさせてドライバビット先端部14aの係合凹部とのドライバビット末端部14bの係合凸部とを離すと、ドライバビット先端部14aとドライバビット末端部14bとを離間させることができる。
ドライバビット先端部14aおよびドライバビット末端部14bは、導電性材料から構成されている。
ハウジング本体11の前面には、ドライバビット先端部14aを貫通させるための貫通孔が形成されており、ドライバビット先端部14aの先端部分はハウジング本体11の前面から突出されている。
ドライバビット末端部14bをモータ15によって回転させるために、ドライバビット末端部14bの末端は、モータ15の駆動軸に取り付けられている。
ドライバビット先端部14aの末端面には、係合凹部が形成されており、ドライバビット末端部14bの先端面には、ドライバビット先端部14aの係合凹部と係合する矩形体形状の係合凸部が形成されている。これにより、ドライバビット先端部14aをその長手方向に沿って図1図示左方向にスライドさせてドライバビット先端部14aの係合凹部とのドライバビット末端部14bの係合凸部とを係合させると、ドライバビット先端部14aとドライバビット末端部14bとを結合させることができ、反対に、ドライバビット先端部14aをその長手方向に沿って図1図示右方向にスライドさせてドライバビット先端部14aの係合凹部とのドライバビット末端部14bの係合凸部とを離すと、ドライバビット先端部14aとドライバビット末端部14bとを離間させることができる。
図1に示すようにドライバビット先端部14aとドライバビット末端部14bとが離間している状態ではハウジング本体11の前面から突出して外部から見えるが図2に示すようにドライバビット先端部14aとドライバビット末端部14bと結合している状態ではハウジング本体11内に収納されて外部から見えないドライバビット先端部14aの部分の外周面には、結合確認用マークAが付けられている。
円板状部材16は、ドライバビット先端部14aのハウジング本体11内に収容された部分の外周面に取り付けられている。
圧縮コイルバネ17の末端は、円板状部材16の前面に固定されている。圧縮コイルバネ17の先端は、ハウジング本体11の前面の内面に、ドライバビット先端部14aがその長手方向を回転軸として回転すると円板状部材16と一緒に回転するように取り付けられている。これにより、圧縮コイルバネ17は、ドライバビット先端部14aがモータ15によって回転されると、ドライバビット先端部14aの周方向に沿ってドライバビット先端部14aと一緒に回転する。
圧縮コイルバネ17の末端は、円板状部材16の前面に固定されている。圧縮コイルバネ17の先端は、ハウジング本体11の前面の内面に、ドライバビット先端部14aがその長手方向を回転軸として回転すると円板状部材16と一緒に回転するように取り付けられている。これにより、圧縮コイルバネ17は、ドライバビット先端部14aがモータ15によって回転されると、ドライバビット先端部14aの周方向に沿ってドライバビット先端部14aと一緒に回転する。
ストッパ18は、ドライバビット先端部14aをその長手方向に沿ってスライド可能にさせるとともに、圧縮コイルバネ17によって円板状部材16が付勢されてスライドすることを防ぐためのものである。
ストッパ駆動部19は、電圧検出部21から入力されるストッパ駆動部制御信号に応じてストッパ18をドライバビット先端部14aの長手方向に沿ってスライドさせるためのものである。
ストッパ駆動部19は、電圧検出部21から入力されるストッパ駆動部制御信号に応じてストッパ18をドライバビット先端部14aの長手方向に沿ってスライドさせるためのものである。
電圧検出部21は、ドライバビット先端部14aと接地点との間の直流電圧が0Vか否か(すなわち、ドライバビット先端部14aの電圧が作業対象ケーブルが停電中であることを示す電圧であるか否か)を検出して、検出結果に応じてストッパ駆動部制御信号をストッパ駆動部19に出力する。そのため、電圧検出部21には、アース線23が接続されている。
すなわち、ドライバビット先端部14aと接地点との間の直流電圧が0Vであると、電圧検出部21は、ストッパ18をモータ15側にスライドさせるように指示するストッパ駆動部制御信号をストッパ駆動部19に出力する。これにより、圧縮コイルバネ17が伸びて、円板状部材16がモータ15側に押される結果、ドライバビット先端部14aがモータ15側にスライドされて、図2に示すようにドライバビット先端部14aの係合凹部とドライバビット末端部14bの係合凸部とを係合させることができる。
このとき、ドライバビット末端部14bの係合凸部は矩形体形状をしているため、ストッパ18をスライドさせてもドライバビット先端部14aの係合凹部と係合しない場合があるが、モータ15によってドライバビット末端部14bが回転されると、ドライバビット先端部14aの係合凹部とドライバビット末端部14bの係合凸部とが合致して係合するので、問題ない。
一方、ドライバビット先端部14aに印加されている直流電圧が0V以外であると、電圧検出部21は、ストッパ駆動部19を駆動してストッパ18をハウジング本体11の前面側にスライドさせるように指示するストッパ駆動部制御信号をストッパ駆動部19に出力する。これにより、円板状部材16がストッパ18によってハウジング本体11の前面側に押される結果、圧縮コイルバネ17の付勢力に抗してドライバビット先端部14aがハウジング本体11の前面側にスライドされて、図1に示すようにドライバビット先端部14aの係合凹部とドライバビット末端部14bの係合凸部とを離すことができる。
すなわち、ドライバビット先端部14aと接地点との間の直流電圧が0Vであると、電圧検出部21は、ストッパ18をモータ15側にスライドさせるように指示するストッパ駆動部制御信号をストッパ駆動部19に出力する。これにより、圧縮コイルバネ17が伸びて、円板状部材16がモータ15側に押される結果、ドライバビット先端部14aがモータ15側にスライドされて、図2に示すようにドライバビット先端部14aの係合凹部とドライバビット末端部14bの係合凸部とを係合させることができる。
このとき、ドライバビット末端部14bの係合凸部は矩形体形状をしているため、ストッパ18をスライドさせてもドライバビット先端部14aの係合凹部と係合しない場合があるが、モータ15によってドライバビット末端部14bが回転されると、ドライバビット先端部14aの係合凹部とドライバビット末端部14bの係合凸部とが合致して係合するので、問題ない。
一方、ドライバビット先端部14aに印加されている直流電圧が0V以外であると、電圧検出部21は、ストッパ駆動部19を駆動してストッパ18をハウジング本体11の前面側にスライドさせるように指示するストッパ駆動部制御信号をストッパ駆動部19に出力する。これにより、円板状部材16がストッパ18によってハウジング本体11の前面側に押される結果、圧縮コイルバネ17の付勢力に抗してドライバビット先端部14aがハウジング本体11の前面側にスライドされて、図1に示すようにドライバビット先端部14aの係合凹部とドライバビット末端部14bの係合凸部とを離すことができる。
モータ駆動部20は、電源コード22を介して供給される交流電圧をモータ駆動用直流電圧に変換するとともに、トリガ13が引かれるとモータ駆動用直流電圧をモータ15に供給してドライバビット末端部14bを回転させるためのものである。
次に、電動ドライバ10を使用して、端子台に接続された作業対象ケーブルを取り外す際の手順について説明する。
作業員は、電源コード22を電源に接続するとともに、アース線23を接地する。
その後、作業員は、電動ドライバ10のドライバビット先端部14aの先端を作業対象ケーブルのネジに押し当てる。
作業員は、電源コード22を電源に接続するとともに、アース線23を接地する。
その後、作業員は、電動ドライバ10のドライバビット先端部14aの先端を作業対象ケーブルのネジに押し当てる。
このとき、作業員が作業対象ケーブルを誤認していない場合には、作業対象ケーブルは停電中であるため、ドライバビット先端部14aには0Vの直流電圧が印加される。
その結果、電圧検出部21ではドライバビット先端部14aと接地点との間の直流電圧=0Vと検出されるため、電圧検出部21は、ストッパ18をモータ15側にスライドさせるように指示するストッパ駆動部制御信号をストッパ駆動部19に出力する。
これにより、ストッパ18はストッパ駆動部19によってモータ15側にスライドされて、ドライバビット先端部14aとドライバビット末端部14bとが結合されるため、作業員がトリガ13を引くと、モータ駆動部20によってモータ15が駆動され、ドライバビット末端部14bが回転されることによりドライバビット先端部14aも回転されて、作業対象ケーブルのネジを回転させることができる。
その結果、電圧検出部21ではドライバビット先端部14aと接地点との間の直流電圧=0Vと検出されるため、電圧検出部21は、ストッパ18をモータ15側にスライドさせるように指示するストッパ駆動部制御信号をストッパ駆動部19に出力する。
これにより、ストッパ18はストッパ駆動部19によってモータ15側にスライドされて、ドライバビット先端部14aとドライバビット末端部14bとが結合されるため、作業員がトリガ13を引くと、モータ駆動部20によってモータ15が駆動され、ドライバビット末端部14bが回転されることによりドライバビット先端部14aも回転されて、作業対象ケーブルのネジを回転させることができる。
一方、作業員が作業対象ケーブルを誤認して充電中のケーブルのネジにドライバビット先端部14aの先端を押し当てると、ドライバビット先端部14aには+55Vまたは−55Vの直流電圧が印加される。
その結果、電圧検出部21ではドライバビット先端部14aと接地点との間の直流電圧=+55Vまたは−55Vと検出されるため、電圧検出部21は、ストッパ18をモータ15と反対側にスライドさせるように指示するストッパ駆動部制御信号をストッパ駆動部19に出力する。
これにより、ストッパ18はストッパ駆動部19によってモータ15と反対側にスライドされて、ドライバビット先端部14aとドライバビット末端部14bとが離間するため、作業員がトリガ13を引くと、モータ駆動部20によってモータ15が駆動されて、ドライバビット末端部14bが回転されるが、ドライバビット先端部14aは回転しないので、充電中のケーブルのネジを回転させることはできない。
その結果、電圧検出部21ではドライバビット先端部14aと接地点との間の直流電圧=+55Vまたは−55Vと検出されるため、電圧検出部21は、ストッパ18をモータ15と反対側にスライドさせるように指示するストッパ駆動部制御信号をストッパ駆動部19に出力する。
これにより、ストッパ18はストッパ駆動部19によってモータ15と反対側にスライドされて、ドライバビット先端部14aとドライバビット末端部14bとが離間するため、作業員がトリガ13を引くと、モータ駆動部20によってモータ15が駆動されて、ドライバビット末端部14bが回転されるが、ドライバビット先端部14aは回転しないので、充電中のケーブルのネジを回転させることはできない。
このとき、作業員は、電動ドライバ10を使用する際には、ドライバビット先端部14aの先端がネジにきちんと押し当たるか確認するために、ドライバビット先端部14aの先端部分を見て作業を行うので、結合確認用マークAがハウジング本体11から突出しているか否かを容易に確認することができる。したがって、作業員は、ドライバビット先端部14aの先端をネジに押し当てたのちに、結合確認用マークAがハウジング本体11から突出しているか否かを確認することにより、作業対象ケーブルを誤認したか否かを確認することができる。
また、結合確認用マークAがハウジング本体11から突出しているか否かを作業員が確認し忘れた場合でも、作業員がトリガ13を引いてもドライバビット先端部14aは回転しないため、その理由を結合確認用マークAがハウジング本体11から突出しているか否かを調べることにより、作業員は誤って充電中のケーブルのネジにドライバビット先端部14aの先端を押し当てたことを確認することができる。
また、結合確認用マークAがハウジング本体11から突出しているか否かを作業員が確認し忘れた場合でも、作業員がトリガ13を引いてもドライバビット先端部14aは回転しないため、その理由を結合確認用マークAがハウジング本体11から突出しているか否かを調べることにより、作業員は誤って充電中のケーブルのネジにドライバビット先端部14aの先端を押し当てたことを確認することができる。
以上の説明では、ドライバビット末端部14bの係合凸部を矩形体形状としたが、十字状形状などとしてもよい。
10 電動ドライバ
11 ハウジング本体
12 グリップ部
13 トリガ
14a ドライバビット先端部
14b ドライバビット末端部
15 モータ
16 円板状部材
17 圧縮コイルバネ
18 ストッパ
19 ストッパ駆動部
20 モータ駆動部
21 電圧検出部
22 電源コード
23 アース線
A 結合確認用マーク
11 ハウジング本体
12 グリップ部
13 トリガ
14a ドライバビット先端部
14b ドライバビット末端部
15 モータ
16 円板状部材
17 圧縮コイルバネ
18 ストッパ
19 ストッパ駆動部
20 モータ駆動部
21 電圧検出部
22 電源コード
23 アース線
A 結合確認用マーク
Claims (5)
- 停電中のケーブルに対する作業に使用するための電動ドライバ(10)であって、
ドライバビット先端部(14a)と、
該ドライバビット先端部と結合および離間が可能な、かつ、モータ(15)によって回転されるドライバビット末端部(14b)と、
前記ドライバビット先端部の電圧を検出するための電圧検出部(21)と、
該電圧検出部によって検出された電圧が「ケーブルが停電中である」ことを示す電圧であった場合には、前記ドライバビット先端部と前記ドライバビット末端部とを結合させるとともに、該電圧検出部によって検出された電圧が「ケーブルが停電中でない」ことを示す電圧であった場合には、前記ドライバビット先端部と前記ドライバビット末端部とを離間させるドライバビット結合/離間手段(16〜19)と、
を具備することを特徴とする、電動ドライバ。 - 前記ドライバビット先端部と前記ドライバビット末端部とが離間している状態では外部から見えるが該ドライバビット先端部と該ドライバビット末端部とが結合している状態では外部から見えない該ドライバビット先端部の部分の外周面に、結合確認用マーク(A)が付けられていることを特徴とする、請求項1記載の電動ドライバ。
- 前記ドライバビット先端部の末端面に、係合凹部が形成されており、
前記ドライバビット末端部の先端面に、前記ドライバビット先端部の係合凹部と係合する係合凸部が形成されている、
ことを特徴とする、請求項1または2記載の電動ドライバ。 - 前記電圧検出部において前記ドライバビット先端部と接地点との間の電圧を検出するためのアース線(23)をさらに具備することを特徴とする、請求項1乃至3いずれかに記載の電動ドライバ。
- 前記ドライバビット結合/離間手段が、
前記ドライバビット先端部の外周面に取り付けられた円板状部材(16)と、
末端が前記円板状部材の前面に固定されるとともに前記ドライバビット先端部の周方向に沿って前記ドライバビット先端部と一緒に回転可能に取り付けられた圧縮コイルバネ(17)と、
該圧縮コイルバネによって前記円板状部材が付勢されてスライドすることを防ぐためのストッパ(18)と、
前記電圧検出部における検出結果に応じて前記ストッパを前記ドライバビット先端部の長手方向に沿ってスライドさせるためのストッパ駆動部(19)と、
を備えることを特徴とする、請求項1乃至4いずれかに記載の電動ドライバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011069402A JP2012200837A (ja) | 2011-03-28 | 2011-03-28 | 電動ドライバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011069402A JP2012200837A (ja) | 2011-03-28 | 2011-03-28 | 電動ドライバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012200837A true JP2012200837A (ja) | 2012-10-22 |
Family
ID=47182336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011069402A Withdrawn JP2012200837A (ja) | 2011-03-28 | 2011-03-28 | 電動ドライバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012200837A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101894184B1 (ko) * | 2017-03-17 | 2018-08-31 | 서울과학기술대학교 산학협력단 | 검전 기능이 내장된 래칫 렌치 |
USD996941S1 (en) * | 2021-04-07 | 2023-08-29 | Shanghai Hoto Technology Co., Ltd. | Electric screwdriver |
USD1002314S1 (en) * | 2020-05-15 | 2023-10-24 | Apex Brands, Inc. | Battery powered tool |
-
2011
- 2011-03-28 JP JP2011069402A patent/JP2012200837A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101894184B1 (ko) * | 2017-03-17 | 2018-08-31 | 서울과학기술대학교 산학협력단 | 검전 기능이 내장된 래칫 렌치 |
USD1002314S1 (en) * | 2020-05-15 | 2023-10-24 | Apex Brands, Inc. | Battery powered tool |
USD996941S1 (en) * | 2021-04-07 | 2023-08-29 | Shanghai Hoto Technology Co., Ltd. | Electric screwdriver |
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Legal Events
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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