JP2012197100A - Lid material - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、物品を密封する容器の蓋材に関し、特に、使用時に内部に入れた水や湯などの液体を外部に排出させるための排出孔を露出させる必要がある蓋材に関する。 The present invention relates to a lid for a container that seals an article, and more particularly to a lid that needs to expose a discharge hole for discharging a liquid such as water or hot water that has been put inside during use.
カップ麺等を収納する容器は、喫食時には容器が食器としての役割を果すように設計されており、これらの容器の蓋材としては、内部に収納された食品の保存安定性を保証するだけでなく、それ以外のさまざまな機能が必要とされている。 Containers that store cup noodles, etc. are designed so that they serve as tableware when eating, and as a lid for these containers, it is only necessary to guarantee the storage stability of the food stored inside. There are many other functions that are needed.
通常、蓋材の表面には、内容物を特定すると共に、購買意欲を高めるために必要な絵柄を印刷手段によって表現することが行われる。蓋材の絵柄表現において、蓋材表面への絵柄表現のみならず、容器から蓋材を捲り上げた際に露出する蓋材内面にも印刷表現を加えることにより、限られた製品表面積における表示可能領域を広げることが出来る。これにより、キャンペーン表示等の表記を付与することが出来、商品価値を高め、消費者へのＰＲ効果を強化できる。この「裏刷り」の手法は、特に紙／アルミニウム箔（以下ＡＬと略す）／シーラントの構成を備えた即席麺容器蓋材において、ＡＬ内面への印刷加工により多用されている。 Usually, on the surface of the lid member, the contents are specified and a picture necessary for increasing the willingness to purchase is expressed by printing means. In the expression of the lid material, not only the pattern expression on the surface of the lid material but also display on the limited product surface area by adding the printed expression to the inner surface of the lid material exposed when the lid material is lifted from the container. The area can be expanded. Thereby, notation such as a campaign display can be given, the product value can be increased, and the PR effect for consumers can be enhanced. This “back printing” technique is frequently used by printing on the inner surface of the AL, particularly in an instant noodle container lid having a paper / aluminum foil (hereinafter abbreviated as AL) / sealant structure.
しかしながら一方の問題点として、インキ層が容器のシールフランジに掛かる位置に設けられている場合、容器から蓋材を剥離除去する際、ＡＬとインキ層の界面剥離もしくはインキ層の凝集破壊が発生すると同時に、シーラント層が破断し、インキ層以下の層が容器フランジ部に取られインキ層が露出することにより、外観や衛生性が損なわれるという問題が発生する。特に破断強度が２０Ｎ／１５ｍｍ以下のシーラント層を用いた場合では、この様な現象が顕著に発生する傾向がある。 However, as one problem, when the ink layer is provided at a position that hangs on the seal flange of the container, when the cover material is peeled and removed from the container, interfacial peeling between the AL and the ink layer or cohesive failure of the ink layer occurs. At the same time, the sealant layer is broken, and the layers below the ink layer are taken on the container flange portion to expose the ink layer, thereby causing a problem that appearance and hygiene are impaired. In particular, when a sealant layer having a breaking strength of 20 N / 15 mm or less is used, such a phenomenon tends to occur remarkably.
この問題に対し、蓋材表面への絵柄印刷と同時にＡＬ内面の容器フランジを除外した領域のみに印刷を付与する、表裏同時印刷の手法で本問題を回避することが出来るが、印刷加工機の表裏振り分け加工では色数の制約があり、裏面または表面の加飾表現が制約されるという問題がある。 This problem can be avoided by using the front and back simultaneous printing method, in which printing is applied only to the area excluding the container flange on the inner surface of the AL at the same time as the pattern printing on the lid material surface. There is a problem that the number of colors is restricted in the front / back sorting process, and the decorative expression on the back side or the front side is restricted.
一方、焼きそば、スパゲッティ等のように、使用時に熱湯を注ぎ、所定の調理時間経過後に内部の湯を捨ててから喫食するような食品を収納する容器の蓋材としては、蓋材の一部分を剥離することにより、湯切り用の孔が出現するような、いわゆる湯切り蓋材が用いられている。 On the other hand, as a lid for containers that contain foods such as fried noodles, spaghetti, etc., where hot water is poured during use and the internal hot water is discarded after a predetermined cooking time has elapsed, a portion of the lid is peeled off. By doing so, a so-called hot water lid member is used in which a hot water drain hole appears.
このタイプの蓋材の代表例として、本出願人の出願になる特許文献１に記載された即席食品容器の湯切孔付蓋材は、表面シートと呼ばれる上シートと、その下層をなす下シートの間の一部の領域に、易剥離剤を塗布して易剥離層を形成し、易剥離領域の上シートを剥離除去することにより、下シートに設けた湯切り孔を露出させる機構を有する蓋材である。この蓋材においては、上シート表面に設けた製品絵柄に対し、上シート裏面の所定の位置に易剥離剤を表裏同時印刷により塗工する必要がある。
As a representative example of this type of lid material, an instant food container lid material with a hot water hole described in
特許文献１に記載された湯切孔付蓋材において、上シートの表裏同時印刷後に、下シートとしてアルミニウム箔を貼り合せ、上述のごとく、このＡＬ表面に印刷絵柄を施そうとした場合、蓋材内面の容器フランジに掛からない領域のみに絵柄を設ける手法としては、上シート表面の絵柄ピッチを追尾した追い刷り印刷加工技術があるが、追尾する絵柄との印刷ピッチのズレ量が大きい為、印刷可能な領域が狭く、印刷スピードが上がらない、ピッチ調整ロスが多いなどの加工上の問題によりコスト高となる傾向がある。
In the lid material with a hot water hole described in
また、下シート内面に表絵柄のピッチに関係のない連続絵柄印刷を設けた場合、特に易剥離領域の上シートを剥離除去した後の下シートのみの領域では、容器から蓋材を剥離する際、非剥離領域と比べ総厚が薄い為、局所的に剥離角度が鋭角になり、内面インキ部に剥離応力がかかり易く、インキ以下の層の容器への転移がより一層起こり易いという問題がある。 In addition, when continuous pattern printing that is not related to the pitch of the front pattern is provided on the inner surface of the lower sheet, particularly when the lid sheet is peeled from the container in the area of the lower sheet only after the upper sheet is peeled and removed. Since the total thickness is thinner than the non-peeling area, the peeling angle is locally acute, peeling stress is easily applied to the inner surface ink part, and there is a problem that the layer below the ink is more easily transferred to the container. .
また、ＡＬ内面へインキを積層することにより、注湯後の蒸らし時に、シーラントを介してインキ由来の臭気が容器内部に篭り、喫食時にその臭気が顕著に現れるという問題もある。 In addition, by laminating ink on the inner surface of the AL, there is also a problem that when steaming after pouring, the odor derived from the ink spreads inside the container via the sealant, and the odor appears remarkably when eating.
本発明は、上記問題点を解決しようとするものであり、その課題とするところは、特に湯切り機能を有する蓋材において、ロス率を大幅に増やすことなく、製品品質を保ちながら、蓋材裏面への印刷表現可能な領域を広げることが出来、製品価値を高めることを可能とした蓋材を提供することである。 The present invention is intended to solve the above-described problems, and the problem is that the lid material has a hot water draining function, particularly while maintaining the product quality without greatly increasing the loss rate. The object of the present invention is to provide a cover material that can expand the area that can be printed on the back surface and can enhance the product value.
上記の課題を解決するための手段として、請求項１に記載の発明は、容器本体の開口部の縁に沿って形成されたフランジに剥離可能に密着して被せる蓋材であって、前記フランジの外形と略同等の大きさを有し、前記開口部及び前記フランジを一体に覆うシート状の蓋本体と、前記フランジの外側に位置するように前記蓋本体に一体に延設され且つ当該蓋本体を前記開口部から分離するときに使用する第１のプルタブと、前記蓋本体に一体に延設され且つ当該容器本体から液体を排出させる排出孔を当該蓋本体に出現させるときに使用する第２のプルタブとを備え、前記蓋本体、前記第１のプルタブ、及び前記第２のプルタブは、少なくとも、下面を前記フランジに剥離可能に密着させる下シートと、この下シートの上面に積層され且つ上面を当該蓋本体の表面とする上シートとを備えた積層体で構成され、前記第２のプルタブの根本部分を横断する両側のそれぞれに位置する前記下シートの外縁の２点を結ぶように前記下シートの下面から当該下シートを貫通する第１のハーフカットが形成され、この第１のハーフカットを開始線として前記蓋本体の面上の内方に向かって延びる部分的な領域に、前記下シートの下面から当該下シートを貫通するように、前記容器本体内の液体の複数の排出孔にそれぞれ対応した所望形状を有し且つ当該領域内で所望の配列を有する複数の排出孔用ハーフカットが形成され、前記第２のプルタブに引き剥がし動作により、前記排出孔用ハーフカットが付された前記下シートの部分を前記上シートの前記部分的な領域の部分に付着させた状態で、当該上シートの当該部分的な領域の部分を前記下シートから剥離可能にしたことを特徴とする蓋材において、前記下シートの積層構成が、最内層から、シーラント層、透明延伸フィルム層、アルミニウム箔層の順に積層され、該透明延伸フィルム層とアルミニウム箔層の間に裏面印刷絵柄を形成する裏面インキ層が積層されていることを特徴とする蓋材である。
As a means for solving the above-mentioned problems, the invention according to
前記透明延伸フィルムとして用いるフィルム基材は、破断強度が１５０ＭＰａ（ＪＩＳ
Ｋ７１２７）以上、ヘイズ１０％（ＪＩＳ Ｋ７１１２）以下であることが好ましい。
The film substrate used as the transparent stretched film has a breaking strength of 150 MPa (JIS
K7127) to 10% haze (JIS K7112) is preferable.
また、請求項２に記載の発明は、前記下シートに積層されている透明延伸フィルムが二
軸延伸ポリエチレンテレフタレート（以下ＰＥＴと略す）樹脂フィルムであることを特徴とする請求項１に記載の蓋材である。
In the invention described in
また、請求項３に記載の発明は、前記下シートの透明延伸フィルム層とアルミニウム箔層の間に積層されている裏面インキ層により形成されている裏面印刷絵柄がエンドレス柄であり、前記フランジに掛かる領域にも裏面インキ層が積層されていることを特徴とする請求項１または２に記載の蓋材である。
Further, the invention according to
本発明の請求項１に記載の蓋材は、以上のような構成であるので、蓋材裏面側を修飾する裏面インキ層が、透明延伸フィルム層を介してシーラント層と積層されている為、インキの臭気が容器内に放出されることを回避し、特に上述の性能の破断強度を有するフィルム基材を用いることにより、開封時の応力でフィルム層が破断せず、インキ以下の積層部が容器のシールフランジ部に転移することも回避できる。その為、印刷可能な領域も広がり、製品のＰＲ効果も改善可能となる。また、易剥離領域の下シートが透明延伸フィルムを積層することにより基材強度が強化される為、容器から蓋材を剥離除去する際にも、下シートの一部が容器上に残留することなく、確実に蓋材を分離除去することが出来る。
Since the lid according to
また、請求項２に記載の発明において、透明延伸フィルム層の基材を二軸延伸ＰＥＴ樹脂フィルムにすることにより、上述の破断強度、ヘイズを確実に確保でき、内面からの絵柄の視認性、下材強化を確実に確保することが可能となる。また、二軸延伸ＰＥＴフィルムは、印刷基材、中間ラミネート基材としても優れ、ガスバリア性によりインキ臭気の隠蔽も可能であり、更に耐熱性にも優れる為、本用途に的確な基材である。
Moreover, in the invention of
また、請求項３に記載の発明において、下シートの透明延伸フィルム層とアルミニウム箔層の間に積層されている裏面インキ層により形成されている裏面印刷絵柄がエンドレス柄であり、フランジに掛かる領域にも裏面インキ層が積層されている場合においては、上シートの表絵柄とは関与しない印刷加工が可能となり、表裏同時刷り時の色数の制約がなく印刷表現の自由度が改善される。また表絵柄を追尾した追い刷り印刷を不要とし、ロス率を低減できる。
Further, in the invention according to
本発明によれば、湯切り機能を有する蓋材において、印刷表現の自由度を大幅に改善することができ、且つ容器からの分離適性も改善することができる。このため、使い勝手がよく、かつ、安全性を損なうことなく製品価値を向上した液体排出孔付きの容器の蓋材を提供できる。 According to the present invention, in a lid member having a hot water draining function, the degree of freedom in printing expression can be greatly improved, and the suitability for separation from a container can also be improved. Therefore, it is possible to provide a lid for a container with a liquid discharge hole that is easy to use and has improved product value without impairing safety.
図１、図２を参照しながら、本発明に係る蓋材の第１の実施形態について説明する。図
１は、本発明に係る蓋材の一実施態様を平面で透視した平面説明図である。図２は、図１のＸ−Ｘ’線に沿った断面を示した断面模式図であり、図２（Ａ）は、上シートを剥離する前の状態を、図２（Ｂ）は、上シートを剥離した後の状態をそれぞれ示す。
A first embodiment of a lid material according to the present invention will be described with reference to FIGS. 1 and 2. FIG. 1 is a plan explanatory view of one embodiment of a lid according to the present invention seen through in a plane. FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing a cross-section along the line XX ′ in FIG. 1. FIG. 2A shows a state before the upper sheet is peeled, and FIG. The state after peeling a sheet | seat is each shown.
図１に示された容器（ＣＴ）は、焼きそばやスパゲッティなどのように、湯熱による調理をした後に、湯切り操作をする即席食品のためのプラスチック製の容器である。この容器（ＣＴ）は、事前に焼きそばやスパゲッティなどの食品を乾燥状態で収めた容器本体（ＢＤ）と、この容器本体（ＢＤ）の上面を成す開口部（ＯＰ）のフランジ（ＦＬ）に剥離可能に密着させた蓋材（１）とを備えている。 The container (CT) shown in FIG. 1 is a plastic container for instant foods such as fried noodles, spaghetti, etc. that is cooked with hot water and then drained. This container (CT) is peeled off in advance into a container body (BD) containing food such as fried noodles and spaghetti in a dry state, and a flange (FL) of an opening (OP) forming the upper surface of the container body (BD). A lid member (1) which is brought into close contact with it.
図１に示すように、容器本体（ＢＤ）の開口部（ＯＰ）を周回するフランジ（ＦＬ）は、外縁（ａ）と内縁（ｂ）とを有する。蓋材（１）は、容器本体の開口部のフランジの外縁（a）とほぼ同じ外形を有する蓋本体（２）と、その端縁に延設された１つ又は複数の開封用プルタブ（３）（第１のプルタブ）と、湯切り用プルタブ（４）（第２のプルタブ）を有する。図１では、１つの開封用プルタブ（３）と、１つの湯切り用プルタブ（４）とを示す。 As shown in FIG. 1, the flange (FL) that goes around the opening (OP) of the container body (BD) has an outer edge (a) and an inner edge (b). The lid member (1) includes a lid body (2) having substantially the same outer shape as the outer edge (a) of the flange of the opening of the container body, and one or more opening pull tabs (3 ) (First pull tab) and a hot water drain pull tab (4) (second pull tab). In FIG. 1, one opening pull tab (3) and one hot water drain pull tab (4) are shown.
蓋材（１）は、図２のように、下シート（５）とこれを被覆する上シート（６）が接着層（７）を介して積層される。
剥離剤を用いる場合、下シート（５）と上シート（６）との層間の特定の局所部分に塗布することにより形成された剥離層（８）が設けられている。この剥離層（８）は、図１の例では、仮想線（ＩＬ）で囲まれた部分に形成されており、この部分領域は剥離領域（Ａ）として設定される。このため、この剥離領域（Ａ）はそれ以外の非剥離領域（Ｂ）に面上で隣接し且つ当該領域（Ｂ）に囲まれるように位置している。
As shown in FIG. 2, the lid (1) is formed by laminating a lower sheet (5) and an upper sheet (6) covering the lower sheet (5) via an adhesive layer (7).
When the release agent is used, a release layer (8) formed by applying a specific local portion between the lower sheet (5) and the upper sheet (6) is provided. In the example of FIG. 1, the release layer (8) is formed in a portion surrounded by an imaginary line (IL), and this partial region is set as a release region (A). For this reason, this peeling area | region (A) is located on the surface adjacent to other non-peeling area | regions (B), and is located so that the said area | region (B) may be enclosed.
剥離剤を用いずに、接着層（７）と異なる樹脂の層を、下シート（５）あるいは上シート（６）の接着層（７）側に設けて、下シート（５）と上シート（６）を完全接着させず、剥離可能に積層した構成としてもよい。これにより、剥離層（８）を省略してもよい。 Without using a release agent, a resin layer different from the adhesive layer (7) is provided on the adhesive layer (7) side of the lower sheet (5) or the upper sheet (6), and the lower sheet (5) and the upper sheet ( It is good also as a structure laminated | stacked so that peeling may not be carried out completely but 6). Thereby, the release layer (8) may be omitted.
たとえば、下シート（５）を、ＰＥＴフィルムのコロナ処理面に接着剤を介して、アルミニウム箔を積層し、このＰＥＴフィルム面にシーラント層を積層した層構成とし、この下シート（５）のアルミニウム箔面に、紙の表面に絵柄印刷を施した上シート（６）の裏面に、剥離層（８）を用いずに、接着層（７）となる低密度ポリエチレン樹脂を押出し、サンドイッチラミネーション法により積層してもよい。これにより、蓋材の下シート（５）と上シート（６）は完全接着せずに、剥離可能に積層した構成となる。 For example, the lower sheet (5) has a layer structure in which an aluminum foil is laminated on the corona-treated surface of the PET film via an adhesive, and a sealant layer is laminated on the PET film surface. On the foil surface, a low-density polyethylene resin that becomes the adhesive layer (7) is extruded on the back surface of the upper sheet (6) on which the pattern is printed on the paper surface, without using the release layer (8). You may laminate. Thus, the lower sheet (5) and the upper sheet (6) of the lid material are laminated in a peelable manner without being completely bonded.
また、図１のように、湯切り用プルタブ（４）を挟んだ蓋材（１）の両側の外縁から蓋材（１）の中心点（Ｏ）を含む中心域の方へ平行に伸び、屈曲あるいは湾曲して接続されて一本となる、所謂、半切りと呼ばれる線状の部分剥離用ハーフカット（９）（第２のハーフカット）が、上シート（６）を切断して接着層（７）に至るように設けられている。 Moreover, as shown in FIG. 1, it extends in parallel toward the center area including the center point (O) of the lid member (1) from the outer edges of both sides of the lid member (1) across the pull tab (4) for hot water cutting, A linear partial peeling half-cut (9) (second half-cut) called a half-cut, which is connected by bending or curving, cuts the upper sheet (6) to form an adhesive layer (7) is provided.
さらに、湯切り用プルタブ（４）の近傍の蓋本体（２）には、下シート（５）を切断して接着層（７）に至るプルタブ用ハーフカット（１０）（第１のハーフカット）が、部分剥離用ハーフカット（９）と、蓋材（１）の外縁との２つの交点（１１ａ）、（１１ｂ）を結ぶ線分（ｃ）よりも、湯切り用プルタブ（４）の寄りに、プルタブ用ハーフカット（１０）の両側の蓋材（１）の外縁の２点（１０ａ）、（１０ｂ）を結ぶように設けられている。 Further, the lid body (2) in the vicinity of the hot water pull tab (4) has a pull tab half cut (10) (first half cut) that cuts the lower sheet (5) and reaches the adhesive layer (7). Is closer to the pull tab (4) than the line segment (c) connecting the two intersections (11a) and (11b) between the half-cut for partial peeling (9) and the outer edge of the lid (1) Are provided so as to connect two points (10a) and (10b) of the outer edge of the lid member (1) on both sides of the pull tab half cut (10).
２分線（ＰＧ）は、この２点（１０ａ）、（１０ｂ）間の長さを等分に２分している。このプルタブ用ハーフカット（１０）は、本実施形態では直線であって、フランジ（ＦＬ
）の外縁（a）に接する接線として形成されている。しかしながら、これに限られずに、このハーフカット（１０）は外縁（ａ）に対して、その当接位置から若干前後した直線であってもよいし、また外縁（ａ）の丸みに沿った湾曲した半切りであってもよい。
The bisector (PG) bisects the length between the two points (10a) and (10b). This pull tab half cut (10) is straight in this embodiment, and has a flange (FL
) Is formed as a tangent line in contact with the outer edge (a). However, without being limited thereto, the half cut (10) may be a straight line slightly back and forth from the contact position with respect to the outer edge (a), or may be curved along the roundness of the outer edge (a). It may be a half cut.
また、剥離領域（Ａ）の一部である、部分剥離用ハーフカット（９）と２つの交点（１１ａ）、（１１ｂ）を結ぶ線分（ｃ）で囲まれた領域の内部には、下面から下シート（５）を切断し接着層（７）に到達する複数の湯切り孔用ハーフカット（１２）（排出孔用ハーフカット）が設けられている。この複数の湯切り孔用ハーフカット（１２）の形状は平面視において矩形状を成している。剥離剤を用いる構成では、これらのハーフカット（１２）の平面視時の矩形に位置合わせして接着層（７）が夫々形成されている。このため、個々のハーフカット（１２）で囲まれる矩形状の領域（平面視の領域）は、剥離領域（Ａ）の内部に更に細かい矩形状の非剥離領域（Ｃ）が形成されている。 In addition, a part of the peeling area (A), a partial peeling half-cut (9), and an area surrounded by a line segment (c) connecting the two intersections (11a) and (11b) have a lower surface A plurality of hot water cut hole half cuts (12) (discharge hole half cuts) that cut the lower sheet (5) and reach the adhesive layer (7) are provided. The shape of the plurality of hot water cut hole half-cuts (12) is rectangular in plan view. In the configuration using the release agent, the adhesive layers (7) are respectively formed in alignment with the rectangles when these half-cuts (12) are viewed in plan. For this reason, in the rectangular area (area in plan view) surrounded by the individual half cuts (12), a finer rectangular non-peeling area (C) is formed inside the peeling area (A).
以上のことから、本実施形態に係る蓋材（１）では、その主要な構成として、湯切り用プルタブ（４）の根本部分を横断する両側のそれぞれに位置する、下シート（５）の外縁の２点（１０ａ）、（１０ｂ）を結ぶように下シート（５）の下面からプルタブ用ハーフカット（１０）が形成される。 From the above, in the lid member (1) according to the present embodiment, the outer edge of the lower sheet (5), which is located on each of both sides crossing the root portion of the hot water cutting pull tab (4), is the main component. The pull tab half cut (10) is formed from the lower surface of the lower sheet (5) so as to connect the two points (10a) and (10b).
また、湯切り用プルタブ（４）の根本部分の両側において当該根本部分からそれぞれ等距離のフランジの外縁（ａ）の上の２つの位置であって、前記２点（１０ａ）、（１０ｂ）よりも湯切り用プルタブ（１０）から離れた２つの起点（１１ａ）、（１１ｂ）からそれぞれ蓋本体（２）の面上の内方に向かって延びて相互に合流して部分的な領域を当該蓋本体（２）に画成するように上シート（６）の上面から部分剥離用ハーフカット（９）が形成される。 Further, two positions on the outer edge (a) of the flange at equal distances from the root part on both sides of the base part of the hot water pull tab (4), from the two points (10a) and (10b) Also extending from the two starting points (11a) and (11b) away from the hot water drain pull tab (10) toward the inside of the surface of the lid body (2) and joining each other, the partial region is A partial peeling half-cut (9) is formed from the upper surface of the upper sheet (6) so as to define the lid body (2).
さらに、部分剥離用ハーフカット（９）で画成された部分的な領域において前記下シートの下面から当該下シートを貫通するように、複数の湯切り孔（１２Ａ）にそれぞれ対応した形状を有し且つ当該領域内で所望の配列を有する複数の湯切り孔用ハーフカット（１２）が形成される。 Further, in a partial area defined by the partial peeling half-cut (9), there is a shape corresponding to each of the plurality of hot water cutting holes (12A) so as to penetrate the lower sheet from the lower surface of the lower sheet. In addition, a plurality of hot water cut hole half cuts (12) having a desired arrangement in the region are formed.
このため、湯切り用プルタブ（４）の引き剥がし動作により、湯切り孔用ハーフカット（１２）が付された下シート（５）の部分を上シート（６）の前記部分的な領域の部分に付着させた状態で、当該上シート（６）のプルタブ用ハーフカット（１０）、フランジ（ＦＬ）の外縁上の２点（１０ａ）、（１０ｂ）それぞれから２つの起点（１１ａ）、（１１ｂ）のそれぞれに至る当該外縁の一部、及び、部分剥離用ハーフカット（９）で囲まれる閉領域の部分が当該湯切り用プルタブ（４）と共に下シート（５）から部分的に剥離可能になっている。 For this reason, the portion of the lower sheet (5) to which the half cut (12) for hot water cut holes is attached is removed from the partial area of the upper sheet (6) by the peeling operation of the hot water cut pull tab (4). Two starting points (11a), (11b) from two points (10a), (10b) on the outer edge of the pull tab half cut (10) and flange (FL) of the upper sheet (6). ) And a part of the closed region surrounded by the partial peeling half-cut (9) can be partially peeled from the lower sheet (5) together with the hot-water pulling tab (4). It has become.
そこで、図２に示すように、湯切り時にユーザは湯切り用プルタブ（４）をめくるように引き上げる。この引き上げ動作により、プルタブ用ハーフカット（１０）の部分で湯切り用プルタブ（４）（上下シート６、５）が蓋体（１）から分離可能になっている。
Therefore, as shown in FIG. 2, the user pulls up the hot water pull tab (4) so as to turn over. By this pulling-up operation, the hot water cutting pull tab (4) (upper and
次に下シート（５）の構成について記述する。図３（Ａ）は、図１、２に示した実施態様における蓋材の層構成を示した断面模式図である。下シート（５）は少なくとも、天面よりアルミニウム箔層（２３）、裏面印刷絵柄を付与する裏面インキ層（２４）、透明延伸フィルム層（２６）を積層している。この順序で積層していることにより、プルタブ（３）より開口し注湯作業を行なう際、もしくは排湯作業が終わり喫食する際に蓋を容器から剥離除去する際に、蓋内面に透明延伸フィルム層（２６）、シーラント層（２７）を介して裏面印刷絵柄を見ることが出来る。 Next, the configuration of the lower sheet (5) will be described. FIG. 3A is a schematic cross-sectional view showing the layer structure of the lid member in the embodiment shown in FIGS. The lower sheet (5) has at least an aluminum foil layer (23), a back ink layer (24) for providing a back printed pattern, and a transparent stretched film layer (26) laminated from the top surface. By laminating in this order, a transparent stretched film is formed on the inner surface of the lid when the lid is peeled off from the container at the time of pouring by opening from the pull tab (3) or when the draining operation is finished. A back printed pattern can be seen through the layer (26) and the sealant layer (27).
本実施形態に係る蓋材（１）を製造する方法は、以下のとおりである。
まず、紙（２２）の表面に表面印刷絵柄（２１）を印刷すると同時に裏面に剥離剤を印刷し剥離層（８）形成する。剥離剤は、部分剥離用ハーフカット（９）とプルタブ用ハーフカット（１０）とその間の蓋材（１）の外縁で囲まれた範囲に、湯切り孔用ハーフカット（１２）で囲まれた部分を塗りつぶさないように塗布する。必要に応じて、剥離剤が紙に吸収されて、剥離効果がなくならないように、あらかじめ、目止剤を剥離剤が印刷される面に塗布してもよい。
The method for producing the lid (1) according to this embodiment is as follows.
First, the surface printed pattern (21) is printed on the surface of the paper (22), and at the same time, a release agent is printed on the back surface to form a release layer (8). The release agent was surrounded by a half cut for hot water cut holes (12) in a range surrounded by the outer edge of the partial cut half cut (9), the pull tab half cut (10) and the lid (1) therebetween. Apply so as not to fill the area. If necessary, a sealant may be applied to the surface on which the release agent is printed in advance so that the release agent is not absorbed by the paper and the release effect is not lost.
次に、下シート（５）に積層する透明延伸フィルム（２６）に、裏面印刷絵柄となる裏面インキ層（２４）を形成した後、接着剤層（２５）を介してアルミニウム箔（２３）とラミネート加工を行なう。そしてアルミニウム箔面を接着層（７）となるポリエチレン樹脂を用いて、サンドイッチラミネーションにより、剥離層（８）が印刷された紙（２２）の裏面に積層する。次に、この積層した透明延伸フィルム面にシーラント層（２７）を設ける。 Next, on the transparent stretched film (26) laminated on the lower sheet (5), after forming the back ink layer (24) to be the back printed pattern, the aluminum foil (23) and the adhesive layer (25) are interposed therebetween. Laminating is performed. And the aluminum foil surface is laminated | stacked on the back surface of the paper (22) with which the peeling layer (8) was printed by sandwich lamination using the polyethylene resin used as an adhesive layer (7). Next, a sealant layer (27) is provided on the laminated transparent stretched film surface.
このようにして、アルミニウム箔層（２３）、裏面インキ層（２４）、透明延伸フィルム層（２６）、シーラント層（２７）からなる下シート（５）と、これを被覆する表面インキ層（２１）と紙層（２２）からなる上シート（６）が、剥離層（８）や、接着層（７）となるポリエチレン樹脂を介して積層され、蓋材（１）の積層体が出来上る。 Thus, the lower sheet (5) comprising the aluminum foil layer (23), the back ink layer (24), the transparent stretched film layer (26), and the sealant layer (27), and the surface ink layer (21 ) And a paper layer (22) are laminated via a release layer (8) and a polyethylene resin to be an adhesive layer (7), and a laminate of the lid material (1) is completed.
次に、ロータリーダイカッターにより下シート（５）を切断して、接着層（７）まで、あるいは、紙層（２２）の途中までのハーフカット加工を行い、プルタブ用ハーフカット（１０）と湯切り孔用ハーフカット（１２）を設ける。 Next, the lower sheet (5) is cut by a rotary die cutter, and half-cut processing is performed up to the adhesive layer (7) or the middle of the paper layer (22). A cut half-cut (12) is provided.
また同様に、上シート（６）を切断して、接着層（７）までのハーフカット加工を行い、部分剥離用ハーフカット（９）を設ける。次に、蓋材（１）の外形に打ち抜いて、枚葉の蓋材（１）が得られる。尚、ハーフカット加工と、外形の打ち抜きは同時に行ってもよい。 Similarly, the upper sheet (6) is cut, and half-cut processing up to the adhesive layer (7) is performed to provide a partial peeling half-cut (9). Next, the cover material (1) is punched into the outer shape to obtain a single-sheet cover material (1). Note that half-cutting and punching of the outer shape may be performed simultaneously.
本例の蓋材（１）の製造に用いられる紙としては、坪量５０ｇ／ｍ２〜１５０ｇ／ｍ２の紙が好ましく用いられる。紙の種類は、絵柄印刷を施す表面が白色で多色印刷適正を有するものが好ましく、印刷用下地コート層が積層された、両アート紙、片アート紙、あるいは、両コート紙、片コート紙などを好適に使用することができる。また、純白ロールなども用いることができる。
The paper used in the manufacture of the cover material of the present Example (1), a paper having a basis weight of 50g / m 2 ~150g /
坪量が５０ｇ／ｍ２未満の場合は、剛性や機械的強度がやや不足し、１５０ｇ／ｍ２を超える場合は、剛性は既に充分であり、それ以上の必要性がなく、ヒートシールに時間を要し、紙の層間強度の低下、開封時の紙の折れ易さの低下などもあるため好ましくない。 When the basis weight is less than 50 g / m 2 , the rigidity and mechanical strength are slightly insufficient. When the basis weight is more than 150 g / m 2 , the rigidity is already sufficient and there is no need for more, and time is required for heat sealing. This is not preferable because there is a decrease in the interlaminar strength of the paper and a decrease in the ease of folding of the paper at the time of opening.
上シートおよび下シートの絵柄印刷には、紙用のグラビアインキ、フレキソインキ、オフセットインキなどを用いて、それぞれのインキの印刷方式で設けることができる。また、箔押しなどで金属光沢部分を設けてもよい。また、特に上シート表面の絵柄印刷では、保護ニスを表面に塗布したり、ポリエチレンテレフタレートフィルムなどの延伸フィルムを表面に積層したりしてもよい。 For pattern printing of the upper sheet and the lower sheet, gravure ink for paper, flexographic ink, offset ink, and the like can be used for each ink printing method. Moreover, you may provide a metallic luster part by foil stamping. In particular, in pattern printing on the upper sheet surface, a protective varnish may be applied to the surface, or a stretched film such as a polyethylene terephthalate film may be laminated on the surface.
また、使用する剥離層（８）の材質は、特に限定されず、上シート（６）と下シート（５）を剥離可能とすればよい。例えば、ウレタン系樹脂やポリアミド系樹脂などの熱可塑性樹脂、もしくは、硝化綿系樹脂、ワックスなどを主成分とする剥離剤を使用できる。 Moreover, the material of the peeling layer (8) to be used is not specifically limited, What is necessary is just to be able to peel the upper sheet (6) and the lower sheet (5). For example, a release agent mainly composed of a thermoplastic resin such as urethane resin or polyamide resin, or a nitrified cotton resin or wax can be used.
下シート（５）としては、厚さが６μｍから２５μｍの軟質アルミニウム箔を好適に使
用できる。このアルミニウム箔の厚さが６μｍ未満の場合、カール発生により加工適性、使用適性が得られにくく、また注湯時に必要な開口保持性も低下する。反対に２５μｍを超えると、出来上がった蓋材（１）の腰が強くなり過ぎ、手を切ったり、ハーフカット加工で刃が入りにくく、コストも過剰になる。
As the lower sheet (5), a soft aluminum foil having a thickness of 6 μm to 25 μm can be suitably used. When the thickness of the aluminum foil is less than 6 μm, it is difficult to obtain processability and suitability for use due to the occurrence of curling, and the opening retention required for pouring is lowered. On the other hand, if it exceeds 25 μm, the finished lid (1) becomes too firm, making it difficult to cut the hand or half-cut the blade, and the cost becomes excessive.
剥離剤が印刷された紙の裏面とアルミニウム箔面の積層に用いる接着層（７）としては、ポリエチレン樹脂の他、低密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレンと酸のコポリマー樹脂、合成ゴムの何れか一以上を主体とする熱可塑性樹脂が好ましく使用できる。また、接着層（７）として、熱可塑性樹脂ではなく、ウェットラミネート用接着剤、ドライラミネート用接着剤、ノンソルベントラミネート用接着剤、ホットメルト剤を使用してもよい。 As the adhesive layer (7) used for laminating the back surface of the paper printed with the release agent and the aluminum foil surface, in addition to polyethylene resin, low-density polyethylene resin, linear low-density polyethylene resin, polypropylene resin, ethylene-vinyl acetate A thermoplastic resin mainly composed of at least one of a copolymer resin, an ethylene / acid copolymer resin, and a synthetic rubber can be preferably used. Further, as the adhesive layer (7), not a thermoplastic resin but an adhesive for wet lamination, an adhesive for dry lamination, an adhesive for non-solvent lamination, or a hot melt agent may be used.
透明延伸フィルム（２６）としては、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）などのポリエステル樹脂フィルム、セロファン、一軸延伸ポリプロピレン樹脂フィルム、二軸延伸ポリプロピレン（ＯＰＰ）樹脂フィルム、二軸延伸ポリアミド樹脂フィルム等のフィルム材料が挙げられるが、加工適性、耐熱性、基材強度上ＰＥＴ樹脂フィルムが最良である。 Examples of the transparent stretched film (26) include film materials such as polyester resin films such as polyethylene terephthalate (PET), cellophane, uniaxially stretched polypropylene resin film, biaxially stretched polypropylene (OPP) resin film, and biaxially stretched polyamide resin film. However, a PET resin film is the best in terms of processability, heat resistance, and substrate strength.
シーラント層（２７）は、単層でも多層でもよいが、シーラント層（２７）の最内面は、低密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−メタクリル酸共重合体樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体樹脂などの酸コポリマー樹脂を主成分としたイージーピールシーラント樹脂層であることが好ましい。これらのシーラント層の素材は、いずれにしても被着体容器の少なくとも開口周縁部の接合面側の素材に応じて選択される。 The sealant layer (27) may be a single layer or multiple layers, but the innermost surface of the sealant layer (27) is a low density polyethylene resin, a linear low density polyethylene resin, an ethylene-vinyl acetate copolymer resin, ethylene-methacrylic. An easy peel sealant resin layer mainly composed of an acid copolymer resin such as an acid copolymer resin or an ethylene-acrylic acid copolymer resin is preferred. In any case, the material of these sealant layers is selected according to the material on the bonding surface side of at least the opening peripheral portion of the adherend container.
本発明の蓋材（１）は、以上のような構成であるので、湯切り用プルタブ（４）を持って、排湯口を現すために上シート（６）を剥がすときに、下シート（５）を切ってしまい、剥離領域の下シート（５）を容器本体から剥がしてしまうことがない。 Since the lid | cover material (1) of this invention is the above structures, when peeling the upper sheet | seat (6) in order to show the hot water outlet with the pull tab (4) for hot water cutting, ), And the lower sheet (5) in the peeling region is not peeled off from the container body.
図３（Ｂ）は、本発明に係る蓋材の他の実施態様における層構成を示した断面模式図である。本実施態様においては、剥離剤を用いない。 FIG. 3 (B) is a schematic cross-sectional view showing a layer structure in another embodiment of the lid member according to the present invention. In this embodiment, no release agent is used.
まず、紙（２２）の表面に表面印刷絵柄（２１）を形成し上シート（６）を得る。次に、下シートに積層する透明延伸フィルム（２６）に裏面印刷絵柄を形成する裏面インキ層（２４）を印刷し、接着層（２５）を介してアルミニウム箔（２３）とラミネート加工を行なう。そしてアルミニウム箔面を接着層（７）となるポリエチレン樹脂を用いて、サンドイッチラミネーションにより、上シート（６）の紙層（２２）面に積層する。次に、透明延伸フィルム（２６）面にシーラント層（２７）を設ける。 First, a surface printed pattern (21) is formed on the surface of paper (22) to obtain an upper sheet (6). Next, the back ink layer (24) for forming the back printed pattern is printed on the transparent stretched film (26) laminated on the lower sheet, and the aluminum foil (23) is laminated through the adhesive layer (25). The aluminum foil surface is laminated on the paper layer (22) surface of the upper sheet (6) by sandwich lamination using a polyethylene resin that becomes the adhesive layer (7). Next, a sealant layer (27) is provided on the surface of the transparent stretched film (26).
このようにして、アルミニウム箔層（２３）、裏面インキ層（裏面印刷絵柄）（２４）、透明延伸フィルム層（２６）、シーラント層（２７）からなる下シート（５）と、これを被覆する、表面インキ層（表面印刷絵柄）（２１）、紙層（２２）からなる上シート（６）が、接着層（７）となるポリエチレン樹脂を介して積層され、蓋材（１）の積層体ができる。 In this way, the lower sheet (5) comprising the aluminum foil layer (23), the back ink layer (back printed pattern) (24), the transparent stretched film layer (26), and the sealant layer (27) is covered. The upper sheet (6) composed of a surface ink layer (surface printed pattern) (21) and a paper layer (22) is laminated via a polyethylene resin serving as an adhesive layer (7), and a laminate of the lid material (1) Can do.
剥離剤を用いない場合、下シート（５）とこれを被覆する上シート（６）が、全領域にわたりほぼ均一な接着力で剥離可能に積層されている。なお、後述するように、この下シート（５）と上シート（６）との間には、界面剥離による剥離界面（２０）が形成される。つまり、この界面剥離による剥離界面（２０）を以って上シート（５）及び下シート（６）が相互に積層されている。 When the release agent is not used, the lower sheet (5) and the upper sheet (6) covering the lower sheet (5) are laminated so as to be peeled with a substantially uniform adhesive force over the entire region. As will be described later, a peeling interface (20) is formed between the lower sheet (5) and the upper sheet (6) by interfacial peeling. That is, the upper sheet (5) and the lower sheet (6) are laminated on each other with the peeling interface (20) by this interfacial peeling.
この剥離方式の場合、上シート（６）と下シート（５）の接着強度が製品全面に及び剥離可能となっている為、湯切り部のみ剥離させる手法として、剥離領域（Ａ）と非剥離領域（Ｂ）とを区分する位置に、上シート（６）を垂直方向に貫通する部分剥離用ハーフカット（９）が配置されていることが必須となる。 In the case of this peeling method, the adhesive strength between the upper sheet (6) and the lower sheet (5) can be peeled over the entire surface of the product. It is essential that a partial peeling half-cut (9) penetrating the upper sheet (6) in the vertical direction is disposed at a position that separates the region (B).
上シート（６）と下シート（５）の接着界面において、一方の側は二軸延伸フィルムもしくはアルミニウム箔であり、他の側はポリオレフィン系の接着性樹脂である構成とする。これにより、適度な剥離性を安定して発揮させる事が可能となる。この場合、どちらが上シート側に来るか、下シート側に来るかは、目的とする層構成に応じてどちらの場合もあり得る。またこの場合、二軸延伸フィルムもしくはアルミニウム箔の前記接着性樹脂との接着界面側一面に、剥離強度を高めるためのコーティング層を積層することにより、剥離性をさらに最適に設定することが可能となる。 In the adhesion interface between the upper sheet (6) and the lower sheet (5), one side is a biaxially stretched film or an aluminum foil, and the other side is a polyolefin-based adhesive resin. Thereby, it is possible to stably exhibit appropriate peelability. In this case, whichever comes to the upper sheet side or the lower sheet side can be either case depending on the target layer configuration. In this case, the peelability can be further optimally set by laminating a coating layer for increasing the peel strength on the one side of the adhesive interface with the adhesive resin of the biaxially stretched film or aluminum foil. Become.
ポリオレフィン系の接着性樹脂としては、低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）樹脂、高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）樹脂、ポリプロピレン（ＰＰ）樹脂、ポリオレフィン系エラストマー等のポリオレフィン系樹脂が用いられる。 Polyolefin-based adhesive resins include low-density polyethylene (LDPE) resin, high-density polyethylene (HDPE) resin, linear low-density polyethylene (LLDPE) resin, polypropylene (PP) resin, polyolefin-based resin such as polyolefin-based elastomer Is used.
二軸延伸フィルムとしては、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）樹脂フィルム、二軸延伸ＰＰ樹脂フィルム（ＯＰＰ）、二軸延伸ナイロンフィルム等が用いられる。 As the biaxially stretched film, a biaxially stretched polyethylene terephthalate (PET) resin film, a biaxially stretched PP resin film (OPP), a biaxially stretched nylon film, or the like is used.
図３（Ｃ）は、本発明に係る蓋材の他の実施態様における層構成を示した断面模式図である。本実施形態に係る蓋材（１）を製造する方法について、以下に述べる。 FIG. 3C is a schematic cross-sectional view showing a layer structure in another embodiment of the lid member according to the present invention. A method for manufacturing the lid member (1) according to this embodiment will be described below.
まず、紙（２２）と二軸延伸フィルム（２８）をラミネートし、紙（２２）の表面に表面印刷絵柄（２１）を形成し上シート（６）を得る。次に、下シートに積層する透明延伸フィルム（２６）に裏面印刷絵柄（２４）を印刷し、アルミニウム箔（２３）とラミネート加工を行なう。そしてアルミニウム箔面を接着層（７）となるポリエチレン樹脂を用いて、サンドイッチラミネーションにより、上シート（６）の二軸延伸フィルム（２８）面に積層する。次に、この積層した透明延伸フィルム（２６）面にシーラント層（２７）を設ける。 First, a paper (22) and a biaxially stretched film (28) are laminated, a surface printed pattern (21) is formed on the surface of the paper (22), and an upper sheet (6) is obtained. Next, the back printed pattern (24) is printed on the transparent stretched film (26) to be laminated on the lower sheet, and the aluminum foil (23) is laminated. Then, the aluminum foil surface is laminated on the biaxially stretched film (28) surface of the upper sheet (6) by sandwich lamination using a polyethylene resin as the adhesive layer (7). Next, a sealant layer (27) is provided on the surface of the laminated transparent stretched film (26).
このようにして、アルミニウム箔層（２３）、裏面インキ層（裏面印刷絵柄）（２４）、透明延伸フィルム層（２６）、シーラント層（２７）からなる下シート（５）と、これを被覆する、表面インキ層（表面印刷絵柄）（２１）、紙層（２２）、二軸延伸フィルム層（２８）からなる上シート（６）が、接着層（７）となるポリエチレン樹脂を介して積層され、蓋材（１）の積層体ができる。
以下、実施例に基づき、本発明に係る蓋材について、さらに詳細に説明する。
In this way, the lower sheet (5) comprising the aluminum foil layer (23), the back ink layer (back printed pattern) (24), the transparent stretched film layer (26), and the sealant layer (27) is covered. The upper sheet (6) composed of a surface ink layer (surface printed pattern) (21), a paper layer (22), and a biaxially stretched film layer (28) is laminated via a polyethylene resin that serves as an adhesive layer (7). A laminate of the lid material (1) can be obtained.
Hereinafter, based on an Example, the lid | cover material which concerns on this invention is demonstrated still in detail.
以下の材料を使用して、蓋材を作製した。
上シート：片アート紙（王子製紙（株）製：坪量１０４．９ｇ／ｍ２）
下シート：二軸延伸ＰＥＴフィルム（東レフィルム加工社製：Ｐ６０、厚さ１２μｍ）に裏面インキ層による裏面印刷絵柄を付与した基材とアルミニウム箔（三菱アルミニウム社製：厚さ１５μｍ）とをドライラミネートした積層体。
シーラント層：接着性ポリオレフィン系樹脂（三井・デュポンポリケミカル（株）製：ＶＮ５０３、厚さ１０μｍ）およびエチレン−メタクリル酸共重合体樹脂（三井・デュポンポリケミカル（株）製：Ｎ１１０８Ｃ、厚さ１０μｍ）を溶融押出により共押出した積層体。
目止剥離層：
＜ポリアミドワニスの調整＞軟化点が１０５℃〜１１１℃であるポリアミド樹脂（花王（株）製：レオマイドＳ−２１１０ＰＬ）３０部をトルエン５０部、イソプロピルアルコール２０部に混合溶解させて、固形分３０％の試験用ポリアミドワニス（樹脂Ａ）を得た。＜ニトロセルロースワニスの調整＞平均重合度が５０であるニトロセルロース（旭化成（株）製：１／８Ｈ）３０部を、酢酸エチル３０部とイソプロピルアルコール４０部に混合溶解させて、固形分３０％の試験用ニトロセルロースワニス（樹脂Ｂ）を得た。樹脂Ａと樹脂Ｂとを重量％で７：３の割合で混合し、目止剥離層を得た。
The lid material was produced using the following materials.
Upper sheet: piece art paper (Oji Paper Co., Ltd. product: basis weight 104.9 g / m 2 )
Lower sheet: A biaxially stretched PET film (Toray Film Processing Co., Ltd .: P60,
Sealant layer: Adhesive polyolefin-based resin (Mitsui / DuPont Polychemical Co., Ltd .: VN503,
Eye peel layer:
<Preparation of polyamide varnish> 30 parts of a polyamide resin having a softening point of 105 ° C. to 111 ° C. (manufactured by Kao Corporation: Rheamide S-2110PL) is mixed and dissolved in 50 parts of toluene and 20 parts of isopropyl alcohol to obtain a solid content of 30 % Polyamide varnish for test (resin A) was obtained. <Preparation of nitrocellulose varnish> 30 parts of nitrocellulose (Asahi Kasei Co., Ltd .: 1 / 8H) having an average degree of polymerization of 50 are mixed and dissolved in 30 parts of ethyl acetate and 40 parts of isopropyl alcohol to obtain a solid content of 30%. The nitrocellulose varnish for test (Resin B) was obtained. Resin A and Resin B were mixed in a weight ratio of 7: 3 to obtain a sealing release layer.
本実施例に係る湯切り孔付き蓋材の作製は以下の手順により行った。まず、片アート紙のコート剤で処理されている面に絵柄の印刷を施し、片アート紙のコート剤で処理されていない面の剥離領域内に目止剥離層を塗工した。
ただし後述する湯切り孔内は、目止剥離層を塗工しない。続いて、二軸延伸ＰＥＴフィルムに製品ピッチを伴わない連続絵柄の印刷を施し、その印刷面とアルミニウムとをドライラミネートして作製した。続いて片アート紙の剥離層塗工面と基材層のアルミニウム面とを、溶融押出温度を３２０℃に設定した押出ラミネート法によって低密度ポリエチレン（三井化学（株）製：ミラソン）を厚さ２０μｍで貼り合わせた。続いて、溶融押出により基材層のＰＥＴフィルム面に共押出でシーラント層を積層した。
The lid member with a hot water cut hole according to this example was produced according to the following procedure. First, a pattern was printed on the surface of the piece of art paper that had been treated with the coating agent, and an eye-peeling layer was applied in the peeling region of the side of the piece of art paper that had not been treated with the coating agent.
However, the sealing release layer is not applied in the hot water cutting hole described later. Subsequently, the biaxially stretched PET film was printed with a continuous pattern without a product pitch, and the printed surface and aluminum were dry laminated. Subsequently, a low density polyethylene (Mitsui Chemicals Co., Ltd .: Mirason) is formed to a thickness of 20 μm by an extrusion laminating method in which the release layer coating surface of the piece of art paper and the aluminum surface of the base material layer are set to a melt extrusion temperature of 320 ° C. I stuck together. Subsequently, a sealant layer was laminated by coextrusion on the PET film surface of the base material layer by melt extrusion.
ロータリーダイカッターにより、シーラント層側から上シートまでのハーフカット加工で湯切り孔とプルタブ用ハーフカットとを形成した。また、同加工機で上シート側から低密度ポリエチレン層までのハーフカット加工で連続線の部分剥離用ハーフカットを形成した。部分剥離用ハーフカット内に湯切り孔が形成されている。
湯切り用プルタブを剥離領域に設け、開封用プルタブは湯切り用プルタブの対角位置で非剥離領域が隣接する外周縁に設けるように、抜き加工により、湯切り孔付き蓋の形状を得た。
With a rotary die cutter, a hot water cutting hole and a pull tab half cut were formed by a half cut process from the sealant layer side to the upper sheet. Moreover, the half-cut for partial peeling of a continuous line was formed by the half-cut process from the upper sheet side to a low density polyethylene layer with the same processing machine. A hot water hole is formed in the half-cut for partial peeling.
The shape of the lid with a hot water cut hole was obtained by punching so that a hot water pull pull tab was provided in the peeling area, and the opening pull tab was provided at the outer peripheral edge adjacent to the non-peeling area at the diagonal position of the hot water pull tab. .
上シートの紙の非印刷面に二軸延伸フィルムとしてＰＥＴフィルム（東レ（株）製：Ｅ５１００、厚さ１２μｍ）をドライラミネートにより積層した。このＰＥＴ面とアルミニウム箔をルーダー加工によりラミネート加工した後、上シートの紙の表面およびアルミニウム箔の裏面に表裏同時印刷加工を行ない、裏面側の印刷は容器フランジ部を除外した箇所に施した。このアルミニウム箔印刷面に対し、透明延伸フィルムとしてＰＥＴフィルム（東レフィルム加工社製：Ｐ６０、厚さ１２μｍ）を積層した。これ以外は実施例１と同様とし、蓋材を作成した。
＜比較例１＞
A PET film (Toray Industries, Inc .: E5100,
<Comparative Example 1>
実施例１において、下シートの積層でＰＥＴフィルム印刷面を裏面側に配置した。これ以外は実施例１と同様の構成とし、蓋材を作成した。
＜比較例２＞
In Example 1, the PET film printing surface was arranged on the back side in the lamination of the lower sheet. Except this, it was set as the structure similar to Example 1, and the cover material was created.
<Comparative example 2>
実施例２において、下シートにＰＥＴフィルムを積層せず、これ以外は実施例２と同様の構成とし、蓋材を作成した。
以上の蓋材の構成をまとめたものを表１に示す。
In Example 2, a PET film was not laminated on the lower sheet, and other than this, the configuration was the same as in Example 2, and a lid material was created.
Table 1 shows a summary of the configuration of the lid material described above.
〔評価方法〕
実施例および比較例の湯切り孔付き蓋材を使用した容器で、開封用プルタブから湯切り孔付き蓋材を剥がして、湯を標線まで３００ｍｌ注ぎ、３分間再封して蒸らした後、剥離領
域の上シートを分離して湯切り孔を露出させた後、容器を９０°傾けて湯切りを行った。その後、以下の評価を行った。結果を表２に示す。
１）臭気：開封時、インキ臭気なし（○印）と、インキ臭気あり（×印）との２つの態様で評価した。
２）剥離適性：容器へのインキ以下の層の転移なし（○印）と、そうでない場合（×印）との２つの態様で評価した。
〔Evaluation methods〕
In the container using the lid material with a hot water hole in Examples and Comparative Examples, peel off the lid material with a hot water hole from the pull tab for opening, pour 300 ml of hot water to the marked line, reseal and steam for 3 minutes, After separating the upper sheet of the peeling region to expose the hot water cutting hole, the container was tilted 90 ° to perform hot water cutting. Then, the following evaluation was performed. The results are shown in Table 2.
1) Odor: At the time of opening, it was evaluated in two modes: no ink odor (◯ mark) and ink odor present (x mark).
2) Peelability: Evaluation was made in two modes: no transfer of the layer below the ink to the container (◯ mark) and not (x mark).
表２から分かるように、この実施形態の特徴に基づいて実施した実施例１、２の湯切り孔の構成によれば、蒸らし後の臭気、剥離適性の何れの評価項目についても満足のできる結果を得た。
従って、本実施形態の湯切り孔の構成を採用すれば、インキ臭気の放出や、インキの容器への転移といった食品容器としての衛生上の問題を発生させることなく、蓋材裏面への印刷表現を容易に行なうことが可能であり、特に追い刷り加工などの製造ロスが大きく複雑な加工を必要とせず、更には分離廃棄適性にも優れた湯切り蓋材を提供することが可能である。
As can be seen from Table 2, according to the configuration of the hot water cutting holes of Examples 1 and 2 carried out based on the characteristics of this embodiment, satisfactory results are obtained for any evaluation items of odor after steaming and peelability. Got.
Therefore, if the configuration of the hot water cutting hole of the present embodiment is adopted, the printing expression on the back surface of the lid material can be achieved without causing the problem of hygiene as a food container such as discharge of ink odor and transfer of ink to the container. Therefore, it is possible to provide a hot water lid material that does not require complicated processing with a large manufacturing loss such as follow-up printing, and that is excellent in separation and disposal suitability.
以上の実施形態及びその変形形態に係る蓋材は、即席食品などの食品容器の蓋材として説明してきた。しかしながら、本発明に係る蓋材は必ずしもこれに限定されるものではなく、容器本体に水や湯、或いは、触媒などの様々な溶液を注入し、それらの液体により内容物を処理した後、その液体だけを、排出孔を介して排出させる構造であればよく、液体の種類や温度、更には内容物に対する処理の態様などが限定されるものではない。 The lid | cover material which concerns on the above embodiment and its modification has been demonstrated as a lid | cover material of food containers, such as instant food. However, the lid according to the present invention is not necessarily limited to this, and after injecting various solutions such as water, hot water, or a catalyst into the container main body and treating the contents with those liquids, Any structure may be used as long as only the liquid is discharged through the discharge hole, and the type and temperature of the liquid, and the manner of processing the contents are not limited.
１・・・蓋材
２・・・蓋本体
３・・・開封用プルタブ（第１のプルタブ）
４・・・湯切り用プルタブ（第２のプルタブ）
５・・・下シート
６・・・上シート
７・・・接着層
８・・・剥離層（剥離剤）
９・・・部分剥離用ハーフカット
１０・・・プルタブ用ハーフカット
１０ａ、１０ｂ・・・外縁の２点
１１ａ、１１ｂ・・・交点
１２・・・湯切り孔用ハーフカット
１２Ａ・・・湯切り孔
２０・・・剥離界面
２１・・・表面インキ層（表面印刷絵柄）
２２・・・紙層（紙）
２３・・・アルミニウム箔層（アルミニウム箔）
２４・・・裏面インキ層（裏面印刷絵柄）
２５・・・接着層
２６・・・透明延伸フィルム層（透明延伸フィルム）
２７・・・シーラント層（シーラント）
２８・・・二軸延伸フィルム層（二軸延伸フィルム）
ＣＴ・・・容器
ＢＤ・・・容器本体
ＯＰ・・・開口部
ＦＬ・・・フランジ
ａ・・・外縁
ｂ・・・内縁
ＩＬ・・・仮想線
Ａ・・・剥離領域
Ｂ・・・非剥離領域
Ｏ・・・中心点
ＰＧ・・・二分線
ｃ・・・線分
DESCRIPTION OF
4 ... Pull tab for hot water drainage (second pull tab)
5 ...
9 ... Partial peeling half cut 10 ... Pull tab half cut 10a, 10b ... Two
22 ... paper layer (paper)
23 ... Aluminum foil layer (aluminum foil)
24 ... Back ink layer (Back printing pattern)
25: Adhesive layer 26: Transparent stretched film layer (transparent stretched film)
27 ... Sealant layer (sealant)
28 ... Biaxially stretched film layer (biaxially stretched film)
CT ... Container BD ... Container body OP ... Opening FL ... Flange a ... Outer edge b ... Inner edge IL ... Virtual line A ... Peeling area B ... Non-peeling Region O ... center point PG ... bisection c ... line segment
Claims (3)
前記蓋本体、前記第１のプルタブ、及び前記第２のプルタブは、少なくとも、下面を前記フランジに剥離可能に密着させる下シートと、この下シートの上面に積層され且つ上面を当該蓋本体の表面とする上シートとを備えた積層体で構成され、
前記第２のプルタブの根本部分を横断する両側のそれぞれに位置する前記下シートの外縁の２点を結ぶように前記下シートの下面から当該下シートを貫通する第１のハーフカットが形成され、
この第１のハーフカットを開始線として前記蓋本体の面上の内方に向かって延びる部分的な領域に、前記下シートの下面から当該下シートを貫通するように、前記容器本体内の液体の複数の排出孔にそれぞれ対応した所望形状を有し且つ当該領域内で所望の配列を有する複数の排出孔用ハーフカットが形成され、
前記第２のプルタブに引き剥がし動作により、前記排出孔用ハーフカットが付された前記下シートの部分を前記上シートの前記部分的な領域の部分に付着させた状態で、当該上シートの当該部分的な領域の部分を前記下シートから剥離可能にしたことを特徴とする蓋材において、
前記下シートの積層構成が、最内層から、シーラント層、透明延伸フィルム層、アルミニウム箔層の順に積層され、該透明延伸フィルム層とアルミニウム箔層の間に裏面印刷絵柄を形成する裏面インキ層が積層されていることを特徴とする蓋材。 A lid member that is peelably attached to a flange formed along the edge of the opening of the container body, and has a size substantially equal to the outer shape of the flange, and the opening and the flange are integrated. A sheet-like lid body that covers the first body, a first pull tab that extends integrally with the lid body so as to be positioned outside the flange and is used when the lid body is separated from the opening, and the lid A second pull tab that extends integrally with the main body and is used when a discharge hole for discharging the liquid from the container main body appears in the lid main body,
The lid main body, the first pull tab, and the second pull tab are at least a lower sheet that has a lower surface that is detachably attached to the flange, and an upper surface that is laminated on the upper surface of the lower sheet, and the upper surface is a surface of the lid main body And a laminate including an upper sheet,
A first half cut penetrating the lower sheet from the lower surface of the lower sheet is formed so as to connect the two points of the outer edge of the lower sheet located on each of both sides crossing the root portion of the second pull tab;
The liquid in the container main body penetrates the lower sheet from the lower surface of the lower sheet into a partial region extending inward on the surface of the lid main body with the first half cut as a starting line. A plurality of discharge hole half cuts having a desired shape corresponding to each of the plurality of discharge holes and having a desired arrangement in the region,
With the peeling operation of the second pull tab, the lower sheet portion to which the discharge hole half cut is attached is attached to the partial region of the upper sheet. In the lid material characterized in that a part of a partial region can be peeled from the lower sheet,
A laminated structure of the lower sheet is laminated in the order of an innermost layer, a sealant layer, a transparent stretched film layer, and an aluminum foil layer, and a back ink layer that forms a back printed pattern between the transparent stretched film layer and the aluminum foil layer A lid material characterized by being laminated.
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