JP2012194649A - 画像処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像処理システムにおける利便性を向上させる。
【解決手段】画像処理システムでは、ユーザは、携帯端末において専用のアプリケーションを起動し、MFPに向けて撮影し、撮影の際の撮影位置および方向をサーバに送信する。これにより、サーバから携帯端末に、当該MFPに接続するための情報が送信される。この情報を利用して、携帯端末は、当該MFPと接続し、当該MFPからメニュー情報を受信し、表示する。なお、当該表示されたメニューに、ユーザの所望のメニューが含まれない場合には、携帯端末においてメニューが作成され、MFPに登録される。
【選択図】図30
【解決手段】画像処理システムでは、ユーザは、携帯端末において専用のアプリケーションを起動し、MFPに向けて撮影し、撮影の際の撮影位置および方向をサーバに送信する。これにより、サーバから携帯端末に、当該MFPに接続するための情報が送信される。この情報を利用して、携帯端末は、当該MFPと接続し、当該MFPからメニュー情報を受信し、表示する。なお、当該表示されたメニューに、ユーザの所望のメニューが含まれない場合には、携帯端末においてメニューが作成され、MFPに登録される。
【選択図】図30
Description
この発明は、画像処理システムに関し、特に、撮影機能を備えた携帯端末を有する画像処理システムに関する。
携帯端末の多機能化に伴い、携帯端末を情報処理装置に連携させて利用するための技術が種々開示されている。
たとえば、特許文献1(特開2010−61296号公報)には、情報処理装置において編集した操作画面を携帯端末に表示させるための技術が開示されている。
また、画像処理装置を含む画像処理システムでは、携帯端末から画像処理装置に印刷用のデータを送信して、画像処理装置に画像処理動作を実行させる技術が実現されている。
ここで、携帯端末のユーザが、画像処理装置への接続方法(アドレス等)を知らない場合には、当該ユーザは、目の前に画像処理装置がある場合であっても、画像処理装置に接続可能な情報処理端末を操作して画像処理装置に動作を実行させる必要があり、煩雑であるという課題があった。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、画像処理システムにおける利便性を向上させることである。
本発明に従った画像処理システムは、携帯端末と、1以上の種類の処理を実行する1以上の画像処理装置と、情報処理装置とを備え、携帯端末は、撮影手段と、当該携帯端末の位置情報および向き情報を取得するための取得手段と、表示手段と、撮影手段での撮影時における位置情報および向き情報を情報処理装置に対して送信するための第1の送信手段とを含み、情報処理装置は、1以上の画像処理装置のそれぞれについて、位置情報、および、当該画像処理装置に接続するための情報である接続用情報を記憶するための第1の記憶手段と、携帯端末から受信した、撮影時における位置情報および向き情報に基づいて、第1の記憶手段に記憶された1以上の画像処理装置から、携帯端末の撮影手段での撮影画像に含まれる画像処理装置である特定の画像処理装置を検索するための検索手段と、特定の画像処理装置の接続用情報を携帯端末に対して送信するための第2の送信手段とを含み、携帯端末は、特定の画像処理装置が実行する処理またはその組合せを特定するためのメニュー情報を作成するための作成手段をさらに含み、第1の送信手段は、特定の画像処理装置に作成手段が作成したメニュー情報を送信し、特定の画像処理装置は、自機のメニュー情報を記憶するための第2の記憶手段と、第1の送信手段からメニュー情報を受信した場合に、第2の記憶手段に記憶されたメニュー情報を、作成手段が作成したメニュー情報を追加するように更新するための更新手段とを含む。
好ましくは、特定の画像処理装置は、更新後の第2の記憶手段に記憶されたメニュー情報を、携帯端末に送信する第3の送信手段をさらに含む。
好ましくは、第2の送信手段は、検索手段が第1の記憶手段に記憶された1以上の画像処理装置から特定の画像処理装置を取得できなかった場合には、携帯端末に、その旨を示す検索失敗情報を送信し、第1の送信手段は、第2の送信手段から検索失敗情報を受信した場合に、特定の画像処理装置の接続用情報を情報処理装置に送信する。
この発明によると、携帯端末において作成されたメニュー情報を、画像処理装置に登録することができるため、画像処理システムにおける利便性を向上させることができる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかる画像処理システムの構成の具体例を示す図である。
図1は、本実施の形態にかかる画像処理システムの構成の具体例を示す図である。
図1を参照して、本実施の形態にかかる画像処理システムは、画像処理装置としてのMFP100と、携帯端末200と、サーバ300とを含む。
画像処理装置は、MFPに限定されず、少なくとも1以上の画像処理機能を有する装置であれば、プリンタやファクシミリ送受信機やコピー機などのその他の装置であってもよい。MFP100は、これら機能を複合的に備えた画像処理装置である。
携帯端末200は、たとえば携帯電話機などが該当し、少なくとも撮影機能と、指示入力機能と、通信機能とを備えていれば、他の装置であってもよい。
サーバは、一般的なパーソナルコンピュータなどから構成されるものであればよい。
MFP100と携帯端末200とは互いに通信可能であり、情報のやり取りを行なう。MFP100と携帯端末200との通信は、無線通信であればどのような通信形態であってもよい。以降の例ではBluetooth(登録商標)を利用した無線通信であるものとするが、その他、赤外線通信や近距離無線通信などであってもよい。
MFP100と携帯端末200とは互いに通信可能であり、情報のやり取りを行なう。MFP100と携帯端末200との通信は、無線通信であればどのような通信形態であってもよい。以降の例ではBluetooth(登録商標)を利用した無線通信であるものとするが、その他、赤外線通信や近距離無線通信などであってもよい。
MFP100とサーバ300とも互いに通信可能であり、情報のやり取りを行なう。MFP100とサーバ300との通信は、有線、無線を問わず、いずれの通信形態であってもよい。本実施の形態にかかる画像処理システムはオフィス環境で用いられることが想定されるため、一例として、有線、または無線のLAN(Local Area Network)にMFP100とサーバ300とが接続され、該ネットワークを介して情報のやり取りを行なう通信形態が挙げられる。
携帯端末200とサーバ300とも互いに通信可能であり、情報のやり取りを行なう。携帯端末200とサーバ300との通信は、無線通信であればどのような通信形態であってもよい。以降の例では電話回線を利用した無線通信であるものとするが、その他、赤外線通信や近距離無線通信などであってもよいし、無線のLANに携帯端末200とサーバ300とが接続されている場合には該ネットワークを介して情報のやり取りを行なう通信形態も挙げられる。
なお、以降の説明において、MFP100と携帯端末200とはBluetooth(登録商標)を利用した無線通信、MFP100とサーバ300とはLANを介した通信、および携帯端末200とサーバ300とは電話回線を利用した無線通信を行なうものと、すなわちそれぞれ異なる通信形態であるものとするが、たとえばすべてLANを介した通信など、同じ通信形態であってもよい。
また、図1には当該画像処理システムにMFP、携帯端末、およびサーバとが各々1つする含まれる構成が示されているが、少なくともMFPおよび携帯端末は複数含まれてもよい。
<動作概要>
本実施の形態にかかる画像処理システムでの動作の概要として、大きくは、MFP情報の登録動作とMFPの操作のための動作とがある。
本実施の形態にかかる画像処理システムでの動作の概要として、大きくは、MFP情報の登録動作とMFPの操作のための動作とがある。
ここで「MFP情報」とは、サーバ300に登録される当該画像処理システムに含まれるMFPに関する情報を指し、当該MFP100の位置を特定する情報である位置情報と、通信のための情報である通信情報と、搭載され使用可能な機能を特定する情報である機能情報とが含まれる。その具体例は後述する。サーバ300に記憶されている複数のMFP情報を以降の説明では「MFPリスト」とも称する。
MFP情報の登録動作はMFPの操作のための動作に先立って行なわれるものであって、所定のタイミングでMFP100の情報をサーバ300に登録する、またはサーバ300に登録されているMFP100の情報を最新の情報に更新する動作を指す。
MFPの操作のための動作は携帯端末200を用いてMFP100に備えられる機能を利用してMFP100に画像処理を実行させるための操作を行なう動作を指す。図2は、本実施の形態にかかる画像処理システムでの動作の概要を説明するための図である。図2を用いて、画像処理システムにおけるMFP100の操作のための動作について説明する。
図2を参照して、携帯端末200を携帯したユーザは、操作対象のMFP100に携帯端末200を向けて撮影する(図2の(1))。これにより、携帯端末200の表示画面には操作対象のMFP100が写った撮影画像が表示されることになる。さらに、その撮影画像に重ねて、MFP100で使用可能な機能が選択可能にタグで表示される(図2の(2))。ユーザはそのタグの内から使用する機能を表わしたタグを選択する。
なお、ここでの「タグ」とは、タッチパネルに表示される選択肢を指し、図2の(2)に表わされたような、操作対象とする機能が表記され、元の画像に重ねて操作対象とするMFP100の画像付近に表示されて、タッチされることで、その機能の操作を行なうことが指示されるものを指す。
たとえば、ユーザに対応付けた記憶領域に記憶されている画像データを処理する機能であるボックス機能を示すタグが選択(タッチ)されると(図2の(2)で「タッチ」)、携帯端末200の表示画面は、MFP100のボックス機能を操作するための画面に切り替わる(図2の(3))。その画面において、処理対象の画像データが選択されると(図2の(3)で「タッチ」)、携帯端末200の表示画面は、さらに、当該画像データの処理方法を選択するための画面に切り替わる(図2の(4))。そして、その画面において処理方法が選択されると(図2の(4)で「タッチ」)、その操作に基づいた画像処理がMFP100で実行される。
以下、これらの動作を行なうための、それぞれの装置構成について説明する。
<MFPの構成>
図3は、MFP100のハードウェア構成の具体例を示す図である。
<MFPの構成>
図3は、MFP100のハードウェア構成の具体例を示す図である。
図3を参照して、MFP100は、全体を制御するための演算装置であるCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM(Random Access Memory)12と、図示しない原稿台に載置された原稿を光学的に読み取って画像データを得るためのスキャナ13と、画像データを印刷用紙上に固定するためのプリンタ14と、情報を表示したり当該MFP100に対する操作入力を受付けたりするためのタッチパネルを含んだ操作パネル15と、画像データを保存するためのメモリ16と、Bluetooth(登録商標)を利用した無線通信を制御するための通信コントローラ17と、LANを介した通信の制御するためのネットワークコントローラ18とを含む。
図4は、操作パネル15の構成の具体例を示す図である。
図4を参照して、操作パネル15は、タッチパネル51と操作キー群52とを含む。タッチパネル51は、液晶表示装置などの表示装置と光学式タッチパネルや静電容量タッチパネルなどの位置指示装置とが重なって構成され、操作画面を表示して、その操作画面上の指示位置を特定する。CPU10は予め記憶されている画面表示をさせるためのデータに基づいてタッチパネル51に操作画面を表示させる。
図4を参照して、操作パネル15は、タッチパネル51と操作キー群52とを含む。タッチパネル51は、液晶表示装置などの表示装置と光学式タッチパネルや静電容量タッチパネルなどの位置指示装置とが重なって構成され、操作画面を表示して、その操作画面上の指示位置を特定する。CPU10は予め記憶されている画面表示をさせるためのデータに基づいてタッチパネル51に操作画面を表示させる。
操作キー群52には、テンキー521、ジョブのスタートを指示するためのスタートキー522、起動させるモードを選択するためのモード選択キー523が含まれる。さらに、モード選択キー523には、それぞれ、LED(Light Emitting Diode)等を内蔵した、選択されていることを示す表示ランプ523Aが含まれる。
特定されたタッチパネル51上での指示位置(タッチされた位置)や、押下されたキーを示す操作信号はCPU10に入力される。CPU10は押下されたキー、または表示している操作画面と指示位置とから操作内容を特定し、それに基づいて処理を実行する。
<携帯端末の構成>
図5は、携帯端末200のハードウェア構成の具体例を示す図である。
図5は、携帯端末200のハードウェア構成の具体例を示す図である。
図5を参照して、携帯端末200は、全体を制御するための演算装置であるCPU20と、CPU20で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM21と、CPU20でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM22と、磁気センサを含んで当該携帯端末200の向きを検出するための電子コンパス23と、GPS(Global Positioning System)信号または基地局からの位置信号を受信して当該携帯端末の位置情報を取得するためのGPSコントローラ24と、情報を表示したり当該携帯端末200に対する操作入力を受付けたりするためのタッチパネルを含んだ操作パネル25と、カメラ26と、図示しない基地局と通信することによる電話回線を介した通信を制御するための第1通信コントローラ27と、Bluetooth(登録商標)を利用した無線通信を制御するための第2通信コントローラ28と、電話帳データなどを記憶するためメモリ29とを含む。
操作パネル25は、MFP100の操作パネル15と同様の構成であってよい。すなわち、一例として、液晶表示装置などの表示装置と光学式タッチパネルや静電容量タッチパネルなどの位置指示装置とが重なって構成されたタッチパネルと、操作キーとを含む。
CPU200は予め記憶されている画面表示をさせるためのデータに基づいてタッチパネルに操作画面を表示させる。タッチパネルでは操作画面上の指示位置が特定され、その位置を示す操作信号がCPU20に入力される。また、押下されたキーを示す操作信号がCPU20に入力される。CPU20は押下されたキー、または表示している操作画面と指示位置とから操作内容を特定し、それに基づいて処理を実行する。
また、電子コンパス23およびGPSコントローラ24は、取得した当該携帯端末200の向きや位置情報を示す信号をCPU20に入力する。
<サーバの構成>
図6は、サーバ300のハードウェア構成の具体例を示す図である。
図6は、サーバ300のハードウェア構成の具体例を示す図である。
図6を参照して、サーバ300は上述のように一般的なコンピュータ等によって構成されるものであり、一例として、全体を制御するための演算装置であるCPU30と、CPU30で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM31と、CPU30でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM32と、MFP情報などを記憶するためのHD(Hard Disk)33と、電話回線を介した通信を制御するための通信コントローラ34と、LANを介した通信の制御するためのネットワークコントローラ35とを含む。
<機能構成>
当該画像処理システムにおいて動作概要に説明されたような動作を実現するための、各装置の機能構成を説明する。
当該画像処理システムにおいて動作概要に説明されたような動作を実現するための、各装置の機能構成を説明する。
図7は、MFP100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図7に示される各機能は、CPU10がROM11に記憶されるプログラムを読み出してRAM12上で実行することで、主にCPU10に形成される機能である。しかしながら、少なくとも一部の機能が図3に示されたハードウェア構成によって形成されてもよい。
図7を参照して、上記動作を実現するための機能としてMFP100は、操作パネル15や他の装置からの指示入力を受付けるための指示入力部101と、操作パネル15や図3に示されないGPS機能を備える場合には該機能からの自身の位置情報の入力を受付けるための位置情報入力部102と、LAN上のアドレスおよびBluetooth(登録商標)を利用した無線通信におけるアドレスの入力を受付けるためのアドレス入力部103と、位置情報入力部102で受付けた位置情報を記憶するための位置情報記憶部104と、アドレス入力部103で受付けたアドレスを通信情報として記憶するための通信情報記憶部105と、当該MFP100の備える機能を管理し各機能での動作を実行させるための機能管理部106と、当該MFP100の位置情報、通信情報、および実行可能な機能の変化を検出するための検出部107と、当該MFP100の位置情報、通信情報、および機能情報をMFP情報としてサーバ300に送信してサーバ300のMFPリストに登録または更新するための更新部108と、後述する携帯端末200からの要求に応じて予め記憶されている操作画面のデータのうちの必要な操作画面データを送信するための画面送信部109と、携帯端末200からの指示内容を特定するための指示特定部110とを含む。
指示特定部110の指示内容を特定する方法は、自身の備える操作パネル15において操作画面に沿ってタッチ指示を受付けた場合にその指示内容を特定する方法と同様である。すなわち、指示特定部110は、携帯端末200からの指示位置を特定する信号と送信した画面データとに基づいて、指示位置が操作画面上のどの位置であるかを特定して、予め記憶されている画面上の位置と指示内容との対応を参照して、特定された位置に対応し
た指示内容を決定する。
た指示内容を決定する。
図8は、携帯端末200の機能構成の具体例を示すブロック図である。図8に示される各機能は、CPU20がROM21に記憶されるプログラムを読み出してRAM22上で実行することで、主にCPU20に形成される機能である。しかしながら、少なくとも一部の機能が図5に示されたハードウェア構成によって形成されてもよい。
図8を参照して、上記動作を実現するための機能として携帯端末200は、操作パネル25からの指示入力を受付けるための指示入力部201と、操作パネル25からの撮影指示に応じて当該携帯端末200の位置情報を取得するための位置取得部202と、操作パネル25からの撮影指示に応じて当該携帯端末200の向きを取得するための向き取得部203と、操作パネル25からの撮影指示に応じてカメラ26による撮影を実行して撮影された画像データを取得するための画像取得部204と、操作パネル25からの撮影指示に応じて取得された位置情報と向き情報と共にサーバ300に対してMFP情報を要求するためのサーバ要求部205と、該要求に応じてサーバ300から操作対象とするMFP100のMFP情報を取得するためのMFP情報取得部206と、撮影して得られた画像データとMFP情報とに基づいて画像データに選択可能なタグを合成して画面データを生成するための生成部207と、画面データを操作パネル25に表示する処理を実行するための表示処理部208と、該画面データに基づいた表示画面における指示位置を特定する操作信号をMFP100に送信するための送信部210と、その信号に応じてMFP100から送信される画面データを取得するための画面取得部209とを含む。
なお、位置取得部202および向き取得部203は、操作パネル25からの撮影指示に応じてそれぞれ位置情報および向き情報を取得するものであるため、その情報は、それぞれ、撮影位置の情報および撮影方向の情報となり得る。そこで、以降の説明では、上記プログラムに従って携帯端末200からサーバ300に送信される位置情報および向き情報を、それぞれ、撮影位置情報および撮影方向情報とも称する。
図9は、サーバ300の機能構成の具体例を示すブロック図である。図9に示される各機能は、CPU30がROM31に記憶されるプログラムを読み出してRAM32上で実行することで、主にCPU30に形成される機能である。しかしながら、少なくとも一部の機能が図6に示されたハードウェア構成によって形成されてもよい。
図9を参照して、上記動作を実現するための機能としてサーバ300は、MFP100からMFP情報の入力を受付けるためのMFP情報入力部301と、HD33の所定領域にあるMFPリストに入力された上記MFP情報を記憶し、または更新するためのMFP情報記憶部302と、携帯端末200からMFP情報の要求と共に撮影位置および撮影方向の入力を受付けるための携帯情報入力部303と、MFPリストの各位置情報を参照して、携帯端末200の撮影位置および撮影方向に基づいて当該携帯端末200の撮影画像に存在するMFPを検索するための検索部304と、検索されたMFP100のMFP情報を携帯端末200に対して送信するための送信部305とを含む。
<MFP情報の登録についての動作フロー>
図10は、MFP情報の登録動作を行なうMFP100での動作の具体例を示すフローチャートである。図10のフローチャートに示される動作は、CPU10がROM11に記憶されるプログラムを読み出してRAM12上で実行することによって実現される。
図10は、MFP情報の登録動作を行なうMFP100での動作の具体例を示すフローチャートである。図10のフローチャートに示される動作は、CPU10がROM11に記憶されるプログラムを読み出してRAM12上で実行することによって実現される。
ここで、MFP情報の登録はユーザ操作によって行なわれる「手動登録」と予め規定された所定のタイミングでユーザ操作なしに自動的に行なわれる「自動登録」とがあるものとし、いずれの方法を採用するかは、予め管理者などによってMFP100に設定されて
いるものとする。CPU10はその設定を記憶している。
いるものとする。CPU10はその設定を記憶している。
図10を参照して、「手動登録」が設定されている場合(ステップS101でYES)、ステップS103でCPU10は、操作パネル15からの操作信号に従って予め規定されているMFP情報登録動作を実行する。詳しくは、CPU10は、操作パネル15からの操作信号に従ってMFP情報としての位置情報や通信情報や機能情報の入力を受付けて、それらを記憶する。そして、その情報をサーバ300に対してMFP情報として送信する。
一方、「自動登録」が設定されている場合(ステップS101でNO)、CPU10は、位置情報、通信情報、および機能情報を、それぞれ、所定のタイミングで検出する。所定のタイミングとは、たとえば、当該MFP100が設置されたタイミングや、ネットワークの通信が確立したタイミングや、所定の時間間隔、などが該当する。CPU10は、位置情報、通信情報、または機能情報を検出した時点で(ステップS105でYES)、記憶されているそれらと比較して変化の有無を確認する。そして、変化があったことが検出されると(ステップS107でYES)、ステップS109でCPU10は、予め規定されているMFP情報登録動作を実行する。詳しくは、CPU10は、記憶されている位置情報、通信情報、および機能情報のうち変化があったと検出された情報を最新の情報に更新した後、MFP情報をサーバ300に送信する。ここでは、MFP情報のうちの変化のあった情報のみを送信してもよいし、MFP情報すべてを送信してもよい。
サーバ300では、MFP100からMFP情報を受信すると、HD33の所定領域に記憶されているMFPリストを更新する。具体的には、MFPリストにMFP100のMFP情報が登録されていない場合には、受信したMFP情報を新規に登録する。すでに登録がある場合には、受信したMFP情報で更新する。
この登録動作が行なわれることで、画像処理システムに含まれるMFPそれぞれの位置、アドレス、および搭載されて使用可能な機能がサーバ300に登録されることになる。
図11は、サーバ300に記憶されるMFPリストの具体例を示す図である。図11を参照して、MFPリストには画像処理システムに含まれるMFPごとに、位置情報として緯度、経度および高度が、通信情報としてサーバ300と通信するためのアドレスであるIPアドレスおよび携帯端末200と通信するためのアドレスであるBluetooth(登録商標)アドレスが、ならびに機能情報としてボックス機能およびスキャン機能それぞれの有無が登録されている。
MFP情報は図11に示されたものには限定されない。たとえば、位置情報には高度が含まれていなくてもよい。また、通信情報は、他の形態の通信を行なう場合にはその通信形態に応じたアドレスであってよい。また、機能情報として他の機能のそれぞれの有無が含まれてもよい。また、後述するようなユーザ認証を行なう場合には、ユーザごとの機能の使用の可否が含まれてもよい。
なお、以上の説明では、MFP100からMFP情報がサーバ300に送信されることによってMFPリストに登録、更新されるものとしているが、サーバ300が入力装置を有する場合、たとえば当該画像処理システムの管理者等によって、サーバ300に直接MFP情報を入力するようにしてもよい。また、MFP100に接続された図示しない通信端末からサーバ300に対してMFP情報が送信されてもよい。なお、この場合、MFP100はサーバ300と通信可能でなくてもよく、MFP100に接続された上記通信端末がサーバ300と通信可能であればよい。
<MFPの操作のための動作についての動作フロー>
図12は、MFPの操作のための動作の流れを表わしたシーケンス図である。図12の左端はMFP100での処理の流れを表わし、中央は携帯端末200での処理の流れを表わし、右端はサーバ300での処理の流れを表わしている。それぞれの動作は、各装置のCPUがROMに記憶されているプログラムを読み出してRAM上で実行することによって実現される。
図12は、MFPの操作のための動作の流れを表わしたシーケンス図である。図12の左端はMFP100での処理の流れを表わし、中央は携帯端末200での処理の流れを表わし、右端はサーバ300での処理の流れを表わしている。それぞれの動作は、各装置のCPUがROMに記憶されているプログラムを読み出してRAM上で実行することによって実現される。
図12を参照して、携帯端末200においてMFP操作用のアプリケーションが起動された状態において(ステップS1)、カメラ26での撮影が行なわれると(ステップS3)、携帯端末200での撮影位置および撮影方向を特定する情報がサーバ300に対して送信され、該当するMFP情報が要求される(ステップS3−1)。
サーバ300では携帯端末200からの要求を受付けると、記憶されているMFPリストの各位置情報を参照して、携帯端末200の撮影位置から撮影方向に所定範囲内に位置しているMFPのMFP情報を検索する(ステップS5)。そして、該当するMFP情報を携帯端末200に送信する(ステップS5−1)。携帯端末200では該アプリケーションによって、カメラ26からの画像データに受信したMFP情報に含まれる機能情報で特定された機能を選択するためのタグが合成され、合成された画像が操作パネル25に表示される(ステップS7)。
携帯端末200の操作パネル25に表示される画像上でタグが選択(タッチ)されると(ステップS9)、選択されたタグに対応した機能を特定する情報と共に画面の要求がMFP100に対してなされる(ステップS9−1)。
MFP100は、要求元の携帯端末200に対して要求された機能による処理を操作するための画面データを送信する(ステップS11)。ここでは、予め自身の操作パネル15に表示するために記憶されている画面データを携帯端末200に送信してもよいし、携帯端末200用に記憶されている該当する画面データを送信してもよいし、要求元の携帯端末200から自身を特定する情報も送信された場合には予め自身の操作パネル15に表示するために記憶されている画面データを携帯端末200の情報に基づいて解像度変換等を行なって送信してもよい。
なお、ここでは画面データそのものがMFP100から携帯端末200に送信されるものとしているが、携帯端末200で起動している上記プログラムが操作画面を生成する機能を有する場合には、該操作画面に必要な情報のみMFP100から携帯端末200に送信され、それに基づいて携帯端末200で画面データが生成されてもよい。
携帯端末200では送信された画面データに基づいて操作画面が表示される。そして、その画面に沿ってタッチ操作がされると(ステップS13)、指示された位置を特定する情報を操作信号としてMFP100に送信される(ステップS13−1)。ここで送信される操作信号としては、一例として、操作パネル25上で指示された位置の表示された画面に対する相対位置で特定した操作信号が挙げられる。なお、他の例として、携帯端末200で実行されるアプリケーションがMFP100からの画面データを解析する機能を備える場合、操作パネル25上で指示された位置に該当した操作内容を特定し、その内容を示す操作信号をMFP100に送信するようにしてもよい。
MFP100は、携帯端末200に送信した画面データと受信した操作信号で表わされる指示された位置とに基づいて操作内容を特定する(ステップS15)。このとき、選択された機能の実行までにさらに操作が必要な場合には、自身の当該機能を実行するためのプログラムに従って次の操作画面のための画面データを送信する。この場合、当該機能の実行に至るまで上記ステップS11〜S15の動作が繰り返される。
そして、当該機能の実行に必要なすべての操作が特定されると、MFP100ではその操作に従って当該機能による画像処理が実行される(ステップS17)。
なお、携帯端末200で起動している上記プログラムが制御信号を生成する機能を有する場合には、画面データと操作パネル25上で指示された位置とに応じてMFP100に対する制御信号を生成して、上記ステップS13−1で上記操作信号に替えて制御信号を送信してもよい。この場合、MFP100では携帯端末200からの制御信号に従って画像処理を実行する。
以降、携帯端末200における動作をフローチャートを用いて詳細に説明する。図13、図14、および図15は、MFPの操作のための動作を行なう携帯端末200での動作の具体例を示すフローチャートである。図13は撮影画像に重ねてタグを表示するための動作を表わしたフローチャートであり、図14は操作対象の機能としてボックス機能が選択された場合の動作を表わしたフローチャートであり、図15は操作対象の機能としてスキャン機能が選択された場合の動作を表わしたフローチャートである。図13、図14、および図15のフローチャートに示される動作は、CPU20がROM21に記憶される上記MFP操作用のアプリケーションに対応したプログラムを読み出してRAM22上で実行することによって実現される。
図13を参照して、CPU20がMFP操作用のアプリケーションを実行している状態であって(ステップS201でYES)、カメラ26で撮影中である場合(ステップS203でYES)、ステップS205でCPU20は、サーバ300に対して撮影位置および撮影方向を表わす情報を送信して、該当するMFPのMFP情報の送信を要求する。
図18は、携帯端末200からサーバ300に対して送信される情報の一例を示す図である。図18には、XML(Extensible Markup Language)形式で書かれた記述が記載されている。
図18を参照して、当該記述では、MFP情報の送信を要求するために送信される撮影位置と撮影方向を特定する情報が、<reqinfo>タグに囲まれて書かれている。つまり、当該タグは、当該文書が、MFP情報の送信を要求するものであることを意味する。また、当該記述では、緯度情報(34.858893(北緯34度858分893秒を意味する))が<gps-xpos>タグで囲まれて書かれ、経度情報(135.725031(東経135度725分031秒
を意味する))が<gps-ypos>タグで囲まれて書かれ、これらは、<gps>タグで囲まれて書かれている。つまり、<gps>タグで囲まれた情報が、撮影位置を特定する情報の一例として示されている。そして、角度情報(232.000005)が<dir>タグで囲まれて書かれている。つまり、当該角度情報が、撮影方向を特定する情報の一例として示されている。
を意味する))が<gps-ypos>タグで囲まれて書かれ、これらは、<gps>タグで囲まれて書かれている。つまり、<gps>タグで囲まれた情報が、撮影位置を特定する情報の一例として示されている。そして、角度情報(232.000005)が<dir>タグで囲まれて書かれている。つまり、当該角度情報が、撮影方向を特定する情報の一例として示されている。
サーバ300から応答を受信し(ステップS207でYES)、かつ、その応答がMFP情報であった場合(ステップS209でNO)、CPU20はMFP情報の機能情報で特定された機能を選択するためのタグを撮影されて得られた画像データに合成して表示するための処理を実行する。
具体的には、機能情報においてボックス機能の使用が可能であることが示されている場合(ステップS211でYES)、ステップS213でCPU20は、MFP情報に含まれたMFPの位置情報に基づいて撮影されて得られた画像データ中のMFPの表示位置を算出し、その位置またはその近傍にボックス機能に対する操作の開始を指示するためのタグを合成して表示させる。図2の(2)の画面例では、予め「BOXあり」と記載されたタグの画像データを記憶しており、算出された位置に当該画像データを合成して画面データを生成し、操作パネル25に表示させる。
機能情報においてスキャン機能の使用が可能であることが示されている場合(ステップS215でYES)、ステップS217でCPU20は、MFP情報に含まれたMFPの位置情報に基づいて撮影されて得られた画像データ中のMFPの表示位置を算出し、その位置またはその近傍にスキャン機能に対する操作の開始を指示するためのタグを合成して表示させる。図2の(2)の画面例では、予め「スキャン」と記載されたタグの画像データを記憶しており、算出された位置に当該画像データを合成して画面データを生成し、操作パネル25に表示させる。
次に、図14を参照して、表示されたタグのうちのボックス機能を表わしたタグが選択された場合(ステップS301でYES)、ステップS303でCPU20は、MFP情報の通信情報からMFP100のBluetooth(登録商標)アドレスを読み出し、MFP100とBluetooth(登録商標)を利用した通信を開始する。そして、ステップS305でボックス機能による処理を操作するための画面データをMFP100に対して送信する。
MFP100から該当の画面データを受信すると、ステップS307でCPU20は操作パネル25に画面データに基づいた操作画面を表示させる。その操作画面に基づいた操作、つまり操作画面上のタッチ操作を受付けると(ステップS309でYES、かつステップS311でNO)、ステップS313でCPU20は、その操作画面における指定された位置を特定する信号を操作信号としてMFP100に対して送信する。
その後、動作は上記ステップS305に戻り、以降の動作が操作終了するまで繰り返される(ステップS311でYES)。すなわち、操作画面上のタッチ操作を受付けるたびにその操作画面における指定された位置を特定する信号が操作信号としてMFP100に対して送信され、MFP100からは次の画面データが送信される。これによって、図2の(3),(4)に表わされたようにボックス機能での操作を入力するための操作画面が遷移し、ボックス機能による処理に必要な操作を携帯端末200の操作パネル25で受付けることになる。本実施の形態では、MFP100から携帯端末200に送信される、操作画面を表示させるための情報(画面データまたは画面データを表示させるために必要なデータ)によって、画像処理装置が実行する処理を特定するためのメニュー情報が構成される。
なお、表示されたタグのうちのスキャン機能を表わしたタグが選択された場合にもCPU20では図14に表わされた動作と同様の動作が行なわれる。具体的には、図15を参照して、表示されたタグのうちのスキャン機能を表わしたタグが選択された場合(ステップS401でYES)、ステップS403でCPU20は、MFP情報の通信情報からMFP100のBluetooth(登録商標)アドレスを読み出し、MFP100とBluetooth(登録商標)を利用した通信を開始する。そして、ステップS405でスキャン機能による処理を操作するための画面データをMFP100に対して送信する。
MFP100から該当の画面データを受信すると、ステップS407でCPU20は操作パネル25に画面データに基づいた操作画面を表示させる。その操作画面に基づいた操作、つまり操作画面上のタッチ操作を受付けると(ステップS409でYES、かつステップS411でNO)、ステップS413でCPU20は、その操作画面における指定された位置を特定する信号を操作信号としてMFP100に対して送信する。
その後、動作は上記ステップS405に戻り、以降の動作が操作終了するまで繰り返される(ステップS411でYES)。すなわち、操作画面上のタッチ操作を受付けるたびにその操作画面における指定された位置を特定する信号が操作信号としてMFP100に対して送信され、MFP100からは次の画面データが送信される。これによって、図2の(3),(4)と同様にスキャン機能での操作を入力するための操作画面が遷移し、スキャン機能による処理に必要な操作を携帯端末200の操作パネル25で受付けることになる。
<実施の形態の効果>
本実施の形態にかかる画像処理システムにおける以上の動作が行なわれることで、動作概要で説明されたような、携帯端末200を用いたMFP100の操作が可能となる。
本実施の形態にかかる画像処理システムにおける以上の動作が行なわれることで、動作概要で説明されたような、携帯端末200を用いたMFP100の操作が可能となる。
上の例ではMFP100の機能としてボックス機能およびスキャン機能を備える例を挙げているが、昨今のMFPの高機能化に伴い、より多くの機能が搭載され使用可能となっている。その場合、MFP100の操作パネル15に表示される操作画面にはそれら機能のうちから操作対象とする機能を選択させるための選択肢が多く表示されたり、その機能における操作のための選択肢が多く表示されたりして、不慣れなユーザにとっては操作がし難い操作画面となる場合がある。また、MFPに搭載される機能や使用可能な機能はMFPごとに異なる場合があるため、不慣れなユーザにとっては操作対象とするMFPで所望する機能が使用可能であるか否かをすぐに判別できない場合もある。
そういった場合に本実施の形態にかかる画像処理システムでは、使用に慣れた携帯端末200において専用のアプリケーションを起動し、MFPに向けて撮影することによって当該MFPで使用可能な機能がタグとなって表示される。さらに、そのタグを選択することで、操作対象とする機能の操作画面が携帯端末200の操作パネル25に表示されて、その画面で操作入力を行なうことでMFP100の操作を行なうことが可能となる。
これにより、ユーザは、使用可能な機能が一目でわかり、さらに、容易にその機能の操作を行なうことができる。また、MFP100が離れた位置にあった場合であってもそこまで移動することなく携帯している携帯端末200でその操作が可能となる。
<変形例(1)>
MFP100では機能の使用に当たってユーザ認証が行なわれてもよい。この場合について、変形例として説明する。
MFP100では機能の使用に当たってユーザ認証が行なわれてもよい。この場合について、変形例として説明する。
図16は、変形例にかかるMFP100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図16に示される各機能もまた、CPU10がROM11に記憶されるプログラムを読み出してRAM12上で実行することで、主にCPU10に形成される機能である。しかしながら、少なくとも一部の機能が図3に示されたハードウェア構成によって形成されてもよい。
図16を参照して、上記動作を実現するための機能として変形例にかかるMFP100は、図7に示された各機能に加えて、ログイン情報の入力を受付けるためのログイン情報入力部111とユーザ認証を行なうための認証部112とをさらに含む。
変形例においては、機能管理部106は搭載され使用可能な機能を記憶すると共に、機能ごとに使用を許可するユーザの情報、またはユーザごとに使用を許可する機能の情報であるユーザ情報を記憶する。
図17は、変形例にかかる画像処理システムでの、MFPの操作のための動作の流れを表わしたシーケンス図である。図17に表わされた動作の流れでは、図12に示された動作の流れに加えて、ステップS10で表わされたユーザ認証のための動作がさらに行なわれる点が異なる。
詳しくは、変形例にかかる画像処理システムでは、上記ステップS9での携帯端末200で機能の選択がなされて、ステップS9−1で選択されたタグに対応した機能を特定する情報と共に画面の要求がMFP100に対してなされると、MFP100では、選択された機能がユーザ認証が必要であるものか否かが判断される。そして、ユーザ認証が必要である場合に、ステップS10のユーザ認証のための動作が行なわれる。
すなわち、ユーザ認証が必要である場合、ステップS10−1でMFP100は、要求された画面データに替えて、ユーザ認証に用いるログイン情報を入力するための画面データを携帯端末200に対して送信する。ステップS10−2でその画面に沿ってログイン情報の入力を受付けると、ステップS10−3でMFP100は記憶されているユーザ情報を参照して、選択された機能の使用の可否を判断する。そして、使用が可と判断された場合、つまり当該機能についてのユーザ認証に成功した場合に、ステップS11で要求された画面データを携帯端末200に対して送信する。
このようにすることで、たとえばボックス機能などのユーザ認証が必要な機能についてもセキュリティを確保しつつ操作性を高めることができる。
なお、この変形例では、ログイン情報の入力を受付けるものとしているが、MFP100が携帯端末200のBluetooth(登録商標)アドレスとユーザ情報との対応関係を記憶しておき、上記ステップS9−1の携帯端末200からMFP100に対して画面データが要求されたときに、そのアドレスに基づいてユーザ認証が行なわれてもよい。または、このようなユーザ認証に替えて、MFP100と携帯端末200との間でBluetooth(登録商標)を利用した通信でのパスキー(PINコード)を用いた認証が行なわれてもよい。
<変形例(2)>
(MFPのメニューの表示)
サーバ300は、画像処理システムに含まれるMFPのそれぞれについて、上記したMFPの位置情報や機能情報(図11のMFPリスト)の他に、それらの性能を示す情報およびその時点でのMFPの状態を示す情報を記憶し、そして、携帯端末200からMFP情報の要求を受けると(ステップS3−1)、ステップS5−1で、該当するMFP情報とともに、これらの情報を携帯端末200に送信してもよい。図19は、HD33に記憶される、MFP100の性能を示す情報の一例を示す図である。
(MFPのメニューの表示)
サーバ300は、画像処理システムに含まれるMFPのそれぞれについて、上記したMFPの位置情報や機能情報(図11のMFPリスト)の他に、それらの性能を示す情報およびその時点でのMFPの状態を示す情報を記憶し、そして、携帯端末200からMFP情報の要求を受けると(ステップS3−1)、ステップS5−1で、該当するMFP情報とともに、これらの情報を携帯端末200に送信してもよい。図19は、HD33に記憶される、MFP100の性能を示す情報の一例を示す図である。
図19を参照して、各MFP100の性能を示す情報は、たとえばテーブル形式で記憶される。当該テーブルには、各MFP100の型番、製造メーカ、印字速度(白黒、カラーのそれぞれについての、1分当たりの印字枚数)が、MFP名に関連付けられて示されている。
図20は、本変形例におけるMFP情報の送信(S5−1)の際に、サーバ300から携帯端末100へ送信される情報の具体例を示す図である。
図20には、XML文書が示されている。当該XML文書は、<mfpinfo>タグで囲まれた記述となっている。当該タグは、携帯端末200からのMFP情報の検索の依頼に対する返信であることを示している。
図20の記述は、図18を参照して説明したように、携帯端末200から送信された撮影位置および撮影方向を特定する情報(<gps>タグと<dir>タグのそれぞれに囲まれた情報)を含み、さらに、MFP情報および性能を示す情報(<model>タグで囲まれた情報)を含む。
具体的には、図20の記述は、<main>タグで囲まれた型番を特定する情報、<maker>タグで囲まれたMFP100の製造メーカを特定する情報、<speed>タグで囲まれた白黒の印字速度を特定する情報、<speed-c>タグで囲まれたカラーの印字速度を特定する情報、<productid>タグで囲まれたMFP名を特定する情報、および、当該MFP100に接続するための情報(接続用情報)を含む。接続用情報は、当該MFP100のIPアドレス(<ipaddress>タグで囲まれた情報)およびBluetooth(登録商標)アドレス(<bladdress>タグで囲まれた情報)を含む。
また、図20の記述は、<status>タグで囲まれたMFP100のその時点での状態を特定する情報を含む。MFP100では、既存のMFP100と同様に、その時点で、自機が画像処理動作(印刷、スキャン、ボックス印刷等)を可能な状態にあるか否かを判断できる。本変形例では、MFP100は、当該判断結果を、MFP情報とともにサーバ300へ送信する。そして、サーバ300は、当該情報を、携帯端末200へ送信する。
サーバ300のCPU30は、図11を参照して説明したMFPリストおよび図19を参照して説明した情報に基づいて、図20に示したデータを生成する。
図20を参照して説明したデータを受信すると、携帯端末200では、カメラで撮影した画像とともに、当該MFPの性能等が、操作パネル25に表示される。図21は、このときに表示される画面の一例を示す図である。
図21を参照して、画面500には、カメラ26で撮影された画像とともに、検索結果であるMFP100の性能を示す画面501および当該MFP100の状態を示す画面502が表示されている。本変形例では、操作パネル25の画面502に対して操作がなされると、サーバ300から取得した接続用情報(図20の<ipaddress>タグ内のIPアドレスまたは<bladdress>タグ内のBluetooth(登録商標)アドレス)を用いて、MFP100に対して、当該MFP100が有する機能のメニューを表示する画面データを要求する情報が送信される。
図22は、このときに携帯端末200からMFP100へ送信されるデータの一例を示す図である。<reqmenu>タグは、メニューを表示する画面データを要求するためのタグである。
(機能のメニューの表示)
図22では、<reqmenu>タグによって、当該データが、MFPの上記の画面データを要求する情報であることを示している。そして、<productid>タグが、対象となるMFP100を特定するための情報を示している。<productid>内には、MFP名が記載されている。
図22では、<reqmenu>タグによって、当該データが、MFPの上記の画面データを要求する情報であることを示している。そして、<productid>タグが、対象となるMFP100を特定するための情報を示している。<productid>内には、MFP名が記載されている。
携帯端末200からの上記データの送信に応じて、MFP100から携帯端末200に対して、MFP100のメニューを選択させるための画面データが送信される。
ここで、MFP100のメニューとは、MFP100が実行できる画像処理動作またはその組合せである。
図23は、このような画面データの一例を示す図である。また、図24は、このような画面データに基づいて、携帯端末200の操作パネル25において表示される画面の一例を示す図である。
図24の画面510には、カメラ26によって撮影された画像とともに、MFP100の機能を選択するための画面510Aが表示されている。画面510では、画面510Aは、カメラ26の撮像画像においてMFP100の存在領域以外の領域に表示されている。このように、画面510Aが撮像画像中のMFP100と重ならないように表示されるのは、たとえば、CPU10が、撮像画像に対してパターン認識することにより撮像画像中のMFPの存在位置を特定し、当該特定された位置を避けて画面510Aを配置するように表示用のデータを作成することにより、実現される。
画面510Aは、「通常印刷」として定義されるメニューを選択するためのボタン511と、「2in1印刷」として定義されるメニューを選択するためのボタン512と、「両面印刷」として定義されるメニューを選択するためのボタン513と、「裏紙印刷」として定義されるメニューを選択するためのボタン514とを含む。
図23に示された記述において、<form>タグに囲まれた情報が、画面510Aを表示するための情報に相当する。そして、その中で、<INPUT type=submit value=通常印刷 name=btnPrint>は、ボタン511を表示させるための情報であり、<INPUT type=submit value=2in1印刷 name=btnPrint>は、ボタン512を表示させるための情報であり、<INPUT type=submit value=両面印刷 name=btnPrint>は、ボタン511を表示させるための情報であり、そして、<INPUT type=submit value=裏紙印刷 name=btnPrint>は、ボタン512を表示させるための情報である。
MFP100のCPU10は、図23に示した画面データを、メモリ16に記憶された登録メニューデータベースを参照して作成する。図25は、登録メニューデータベースの記憶内容の一例を模式的に示す図である。
図25を参照して、登録メニューデータベースでは、登録メニュー名に関連付けられて、メニューの処理内容が記憶されている。登録メニューデータベースに登録される各メニューの処理内容(当該メニューが実行されることによって実現される処理内容)は、具体的な処理内容を特定できる情報であるが、図25では、「(通常印刷の処理内容)」というように、具体的な内容は省略されて示されている。たとえば、「通常印刷」の処理内容とは、等倍で1枚印刷処理を行なうものであり、「2in1印刷」の処理内容とは、2枚の原稿を1枚の用紙に印刷させるものであり、「両面印刷」の処理内容とは、記録紙の表裏両面に原稿の画像を印刷するものであり、「裏紙印刷」の処理内容とは、MFP100において裏紙用の給紙カセットにセットされた記録紙に原稿の画像を印刷するものである。
携帯端末200において、ボタン511〜514のいずれかに対してタッチ操作がなされると、各ボタンに対応したメニューの実行を指示する情報が、携帯端末200からMFP100へと送信される。これに応じて、MFP100は、指示されたメニューを実行する。
一方、携帯端末200において、新たなメニューを編集する操作も可能である。たとえば、携帯端末200において、「2in1−Dup−Staple」というメニュー名を付されたメニューが、編集により作成されたとする。また、当該メニューの処理内容は、2枚の原稿を1枚の記録紙に印刷し(2in1)、そのような印刷態様を記録紙の表裏両面に対して行ない(Dup)、そして、印刷後の記録紙に対する綴じ処理を行なうこと(Staple)であるとする。
そして、携帯端末200において、編集後のメニューをMFP100に送信する旨の操作がなされると、CPU20は、第2通信コントローラ28を介して、MFP100に対して当該メニューを登録するための情報を送信する。図26は、このときに送信される情報の一例を示す図である。
図26を参照して、<addmenu>は、メニューの登録を指示するためのコマンドである。<menuname>は、メニュー名を指定するためのコマンドである。<menuprocess>は、メニューの処理内容を示すコマンドである。図26では、具体的な処理内容の記述は、省略されている。
図26に示されたような情報を受信すると、MFP100のCPU10は、入力されたメニューを追加するように、登録メニューデータベースを更新する。図27は、図26に示された情報を受信したことによって更新された登録メニューデータベースの一例を示す図である。
図27を参照して、図25に示された登録メニューデータベースと比較すると、図27の登録メニューデータベースでは、「2in1−Dup−Staple」という登録メニュー名のメニューが追加されている。これにより、次回以降、携帯端末200から、図22に示されたような情報がMFP100に送信されると、CPU10は、図23に示されたようなデータに、さらに、「2in1−Dup−Staple」という登録メニュー名のメニューを指示するためのボタンを追加されたデータを、携帯端末200へ送信する。
図28は、図23に示されたデータに対して、「2in1−Dup−Staple」という登録メニュー名のメニューを指示するためのボタンを追加されたデータの一例を示す図である。また、図29は、図28に示された画面データに基づいて、携帯端末200の操作パネル25において表示される画面の一例を示す図である。
図29の画面510では、図24の画面510と比較して、画面510A内に、「2in1−Dup−Staple」というメニューを追加するためのボタン515が追加されている。また、図28のデータでは、図23のデータと比較して、ボタン515を表示するための記述(<INPUT type=submit value=2in1−Dup−Staple name=btnPrint>)が追加されている。
なお、MFP100のCPU10は、図26を参照して説明した、メニューを登録するための情報を受信し、登録メニューデータベースを更新したときに、メニューを登録するための情報に対する返信として、携帯端末200に対して、図28に示したような情報を送信しても良い。これにより、携帯端末200では、メニューを登録する操作が行なわれた後、しばらくすると、図29に示された画面が表示される。
図30は、以上説明した本変形例における動作の流れを表したシーケンス図である。
図30を参照して、本変形例では、ステップS1〜ステップS11は、図12を参照して説明した例と同様に実行される。つまり、携帯端末200においてMFP操作用のアプリケーションが起動され(ステップS1)、カメラ26での撮影が行なわれると(ステップS3)、携帯端末200での撮影位置および撮影方向を特定する情報がサーバ300に対して送信され、該当するMFP情報が要求される(ステップS3−1)。
図30を参照して、本変形例では、ステップS1〜ステップS11は、図12を参照して説明した例と同様に実行される。つまり、携帯端末200においてMFP操作用のアプリケーションが起動され(ステップS1)、カメラ26での撮影が行なわれると(ステップS3)、携帯端末200での撮影位置および撮影方向を特定する情報がサーバ300に対して送信され、該当するMFP情報が要求される(ステップS3−1)。
サーバ300では携帯端末200からの要求を受付けると、記憶されているMFPリストの各位置情報を参照して、携帯端末200の撮影位置から撮影方向に所定範囲内に位置しているMFPのMFP情報を検索する(ステップS5)。そして、該当するMFP情報を携帯端末200に送信する(ステップS5−1)。携帯端末200では該アプリケーションによって、カメラ26からの画像データに受信したMFP情報に含まれる機能情報で特定された機能を選択するためのタグが合成され、合成された画像が操作パネル25に表示される(ステップS7)。
携帯端末200の操作パネル25に表示される画像上で、MFP100のメニューを要求する操作がなされると(ステップS9)、MFP100に対して当該MFP100に登録されているメニューの要求がなされる(ステップS9−1,図22)。
MFP100は、要求元の携帯端末200に対して、メニューを含む画面データを送信する(ステップS11,図23)。
これにより、携帯端末200では、メニュー画面が表示される(ステップS11−1,図24)。
そして、携帯端末200において、メニュー画面に好みのメニューが含まれていない等の理由から、メニューを編集する処理がなされ(ステップS21)、そして、MFP100に対して編集後のメニューの登録が要求される(ステップS21−1,図26)。
これに応じて、MFP100は、登録メニューデータベースを更新し(ステップS23,図27)、そして、更新後の登録メニューデータベースに従ったメニューを含む画面データを携帯端末200へ送信する(ステップS25,図28)。
これに応じて、携帯端末200は、更新後の登録メニューデータベースに従ったメニューを含むが画面を表示する(ステップS25−1,図29)。
本変形例の画像処理システムでは、ユーザは、使用に慣れた携帯端末200において専用のアプリケーションを起動し、MFPに向けて撮影することによって、当該MFPに登録されているメニューを表示させることができる。なお、当該表示されたメニューに、ユーザの所望のメニューが含まれない場合には、携帯端末200においてメニューを作成してMFPに登録することができる。
これにより、ユーザは、目の前のMFPを、自己の使い勝手の良い態様にカスタマイズして、操作することができる。
なお、MFPでは、登録メニューデータベースを、ユーザごとに記憶していてもよい。この場合、MFPは、ステップS9−1(図30)において、画面の要求元であるユーザを特定し、そして、ステップS11では、当該ユーザに関連付けられた登録メニューデータベースに記憶されたメニューの画面を、要求元の携帯端末200へ送信する。
<変形例(3)>
本変形例は、ステップS5におけるMFP情報の検索の際に、MFPリストから所望のMFPを検索できなかった場合に対応する。
本変形例は、ステップS5におけるMFP情報の検索の際に、MFPリストから所望のMFPを検索できなかった場合に対応する。
図31は、本変形例におけるシステムの動作の流れを示すシーケンス図である。
図31を参照して、本変形例では、携帯端末200においてMFP操作用のアプリケーションが起動され(ステップS1)、カメラ26での撮影が行なわれると(ステップS3)、携帯端末200での撮影位置および撮影方向を特定する情報がサーバ300に対して送信され、該当するMFP情報が要求される(ステップS3−1)。
図31を参照して、本変形例では、携帯端末200においてMFP操作用のアプリケーションが起動され(ステップS1)、カメラ26での撮影が行なわれると(ステップS3)、携帯端末200での撮影位置および撮影方向を特定する情報がサーバ300に対して送信され、該当するMFP情報が要求される(ステップS3−1)。
サーバ300では携帯端末200からの要求を受付けると、サーバ300において記憶されているMFPリストの各位置情報を参照して、携帯端末200の撮影位置から撮影方向に所定範囲内に位置しているMFPのMFP情報を検索する(ステップS5)。
このとき、サーバ300に記憶されているMFP情報において、携帯端末200の撮影位置から撮影方向に所定範囲内に位置しているMFPが含まれない場合には、サーバ300のCPU30は、携帯端末200に対して、その旨の情報(図31では「MFP情報なし」)を送信する(ステップS5−2)。
これに応じて、携帯端末200では、その旨をユーザに報知するために、そのことを示すメッセージまたは画像が表示される。これにより、携帯端末200のユーザは、撮影したMFP100に接続するための接続用情報(IPアドレス、Bluetooth(登録商標)アドレス、等)を、何らかの方法(たとえば、他のユーザに問い合わせる、等)で取得する。そして、取得した接続用情報が入力されることにより、携帯端末200は、接続用情報を取得する(ステップS31)。
そして、そのように取得した接続用情報を利用して、携帯端末200のCPU20は、MFP100に対して、当該MFP100のMFP情報を要求する情報を送信する(ステップS33)。
これに応じて、MFP100のCPU10は、要求元である携帯端末200に対して、自機の位置情報、通信情報、機能情報を含む情報を送信する(ステップS35)。
これに応じて、携帯端末200のCPU20は、たとえば、MFP100から受信した当該MFP100の位置情報等を操作パネル25に表示する(ステップS37)。なお、ステップS35においてMFP100が携帯端末200に対して送信する情報には、図20を参照して説明したような、MFP100の型番等の情報が含まれても良い。このような場合には、ステップS37において携帯端末200において表示される画面には、図32に画面500として示されるように、MFP100の型番等も含まれる。
なお、CPU20は、ステップS37において携帯端末200において表示される画面に、図32に示されるように、MFP100から取得した位置情報、通信情報、機能情報を含むMFP情報を、サーバ300に送信するためのボタン550を含める。そして、携帯端末200では、ボタン550が操作されると、サーバ300に対して、上記のようにMFP100から取得したMFP情報の登録を要求する情報が送信される(ステップS39)。
これに応じて、サーバ300のCPU30は、MFPリストを、ステップS39において携帯端末200が送信したMFP情報を追加するように更新する(ステップS41)。
これにより、これ以降、携帯端末200が、本変形例において対象となったMFP100を撮影し、当該撮影における撮影位置および撮影方向を特定する情報をサーバ300へ送信すると、サーバ300は、更新後のMFPリストからMFP100を特定することができるようになる。そして、サーバ300は、図30のステップS5−1として示されているように、特定されたMFP100のMFP情報を携帯端末200へ送信する。
今回開示された各実施の形態およびその変形例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、各実施の形態および各変形例は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施することを意図される。
10,20,30 CPU、100 MFP、200 携帯端末、202 位置取得部、203 向き取得部、300 サーバ。
Claims (3)
- 携帯端末と、1以上の種類の処理を実行する1以上の画像処理装置と、情報処理装置とを備え、
前記携帯端末は、
撮影手段と、
当該携帯端末の位置情報および向き情報を取得するための取得手段と、
表示手段と、
前記撮影手段での撮影時における位置情報および向き情報を前記情報処理装置に対して送信するための第1の送信手段とを含み、
前記情報処理装置は、
1以上の画像処理装置のそれぞれについて、位置情報、および、当該画像処理装置に接続するための情報である接続用情報を記憶するための第1の記憶手段と、
前記携帯端末から受信した、撮影時における位置情報および向き情報に基づいて、前記第1の記憶手段に記憶された1以上の画像処理装置から、前記携帯端末の前記撮影手段での撮影画像に含まれる画像処理装置である特定の画像処理装置を検索するための検索手段と、
前記特定の画像処理装置の前記接続用情報を前記携帯端末に対して送信するための第2の送信手段とを含み、
前記携帯端末は、
前記特定の画像処理装置が実行する処理またはその組合せを特定するためのメニュー情報を作成するための作成手段をさらに含み、
前記第1の送信手段は、前記特定の画像処理装置に前記作成手段が作成したメニュー情報を送信し、
前記特定の画像処理装置は、
自機の前記メニュー情報を記憶するための第2の記憶手段と、
前記第1の送信手段からメニュー情報を受信した場合に、前記第2の記憶手段に記憶されたメニュー情報を、前記作成手段が作成したメニュー情報を追加するように更新するための更新手段とを含む、画像処理システム。 - 前記特定の画像処理装置は、更新後の前記第2の記憶手段に記憶された前記メニュー情報を、前記携帯端末に送信する第3の送信手段をさらに含む、請求項1に記載の画像処理システム。
- 前記第2の送信手段は、前記検索手段が前記第1の記憶手段に記憶された1以上の画像処理装置から前記特定の画像処理装置を取得できなかった場合には、前記携帯端末に、その旨を示す検索失敗情報を送信し、
前記第1の送信手段は、前記第2の送信手段から前記検索失敗情報を受信した場合に、前記特定の画像処理装置の前記接続用情報を前記情報処理装置に送信する、請求項1または請求項2に記載の画像処理システム。
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