JP2012191838A - 電池パック、電動工具、電池パックと電動工具とを接続するアダプタ、及び、電動工具システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 作業内容に応じた電圧をモータに供給することのできる電動工具システムを提供する。
【解決手段】 電動工具システムは、電池パック1と、モータ21に電力を供給するスーパーキャパシタ8と、電池パック1の電圧を昇圧させてスーパーキャパシタ8に充電する変圧回路5と、を備えたことを特徴としている。
【選択図】図2
【解決手段】 電動工具システムは、電池パック1と、モータ21に電力を供給するスーパーキャパシタ8と、電池パック1の電圧を昇圧させてスーパーキャパシタ8に充電する変圧回路5と、を備えたことを特徴としている。
【選択図】図2
Description
本発明は、電池パック、電動工具、電池パックと電動工具とを接続するアダプタ、及び、電動工具システムに関する。
近年、電池パックから供給される電力により駆動されるモータを備えた電動工具が普及している(例えば、特許文献1参照)。
上記モータは、原則として、固有の定格電圧によって駆動されるものであるが、定格電圧前後の所定範囲内の電圧によっても駆動されることができる。一方で、モータを駆動可能な電圧の範囲は、電動工具による作業内容によって異なる。例えば、高負荷作業を行う場合には、上記範囲は狭くなり、軽低負荷作業を行う場合には、上記範囲は広くなる。
しかしながら、高負荷作業を行う場合には、上記範囲が狭いため、電池パックの電圧は、上記範囲以下の電圧に短期間で低下してしまう。そのため、高負荷作業を行う場合には、電池パックの一充電当たりの作業量が少なくなり、電池パックを頻繁に交換するという労力が発生する。
また、軽負荷作業を行う場合には、上記範囲が広いため、必要以上の電圧が供給されている状況が多くなる。そのため、この場合も、電池パックの容量が軽負荷作業の割には短時間で低下してしまい、電池パックの一充電当たりの作業量が少なくなってしまう。
本発明は、作業内容に応じた電圧を電動工具のモータに供給することのできる、電池パックと電動工具とを接続するアダプタ、及び、電動工具システムを提供しようとするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、モータに電力を供給するキャパシタと、前記二次電池の電圧を昇圧させて前記キャパシタに充電する変圧部と、を備えたことを特徴とする電動工具システムを提供している。
このような構成によれば、過負荷時には、大電圧及び大電流でモータを駆動させることが可能となるので、作業性を向上させることができる。
また、前記変圧部は、前記キャパシタの充電電圧を変更可能であることが好ましい。
このような構成によれば、負荷に応じて異なる電圧でモータを駆動させることが可能となる。
また、前記変圧部は、前記モータにかかる負荷に基づいて前記キャパシタへの充電電圧を変更可能であることが好ましい。
このような構成によれば、負荷に応じて異なる電圧でモータを駆動させることが可能となる。
また、前記変圧部は、任意に前記キャパシタへの充電電圧を変更可能であることが好ましい。
このような構成によれば、モータに加える電圧を任意に設定することが可能となる。
また、前記モータにかかる負荷が第1所定値以上の場合、前記変圧部は前記キャパシタへの充電電圧を前記二次電池の電圧より大きくし、前記モータにかかる負荷が前記第1所定値より小さい第2所定値以下の場合、前記変圧部は前記キャパシタへの充電電圧を前記二次電池の電圧より小さくすることが好ましい。
このような構成によれば、負荷に応じてキャパシタへの充電電圧を変更するため、不要な電力消費を抑制することが可能となる。
また、前記モータへの電力供給を、前記二次電池と前記キャパシタの一方に切り替える切替部を備えたことが好ましい。
このような構成によれば、用途に応じて二次電池からの供給も可能となるため、キャパシタの充電が不要となる。
また、本発明の別の観点によれば、電池パックと、モータを有する電動工具と、充電電圧により充電されるキャパシタと、前記電池パックの電池電圧を前記モータに出力するために前記電池パックと前記モータとの間に配置された第1出力部と、前記キャパシタに充電された前記充電電圧を出力するために前記キャパシタと前記モータとの間に配置された第2出力部と、を有する出力部と、前記出力部の一方にのみ出力動作を許可する制御部と、を備えたことを特徴とする電動工具システムを提供している。
このような構成によれば、2種類の電圧を電動工具のモータに供給することが可能となる。
また、本発明の電動工具システムは、前記電池パックの電池電圧を前記電動工具の定格電圧とは異なる充電電圧に変圧するために前記電池パックと前記キャパシタとの間に配置された変圧部と、出力変更指示を受信する受信部と、を備え、前記受信部が前記出力変更指示を受信した場合には、前記制御部は、前記第2出力部のみに前記出力動作を許可することを特徴としている。
このような構成によれば、作業内容に応じた電圧を電動工具のモータに供給することが可能となる。例えば、高負荷作業を行うような場合に第2出力部から高電圧を出力させることで、電動工具を一時的に高出力で作動させることが可能となる。また、軽負荷作業を行うような場合に第2出力部から低電圧を出力させることで、電池パックの容量低下を抑制し、電池パックの一充電当たりの作業時間を延ばすことが可能となる。
また、本発明の電動工具システムは、前記第2出力部が前記電動工具に電力を供給した回数を記憶する記憶部を更に備え、前記受信部が前記出力変更指示を受信した場合には、前記変圧部は、前記電池パックの電池電圧を前記電動工具の定格電圧よりも大きな電圧に変圧し、前記回数が所定回数以上の場合には、前記第2出力部が前記出力動作を行うことを禁止することを特徴としている。
このような構成によれば、高頻度で強電圧が印加されることによる電動工具の焼損や電池パックの寿命低下を防止することが可能となる。
また、本発明の電動工具システムは、前記第2出力部が前記電動工具に前記充電電圧を継続して供給している時間を計測する計測部を更に備え、前記受信部が前記出力変更指示を受信した場合には、前記変圧部は、前記電池パックの電池電圧を前記電動工具の定格電圧よりも大きな電圧に変圧し、前記制御部は、前記時間が所定時間以上の場合には、前記第2出力部の前記出力動作を停止させることを特徴としている。
このような構成によれば、長時間強電圧が印加されることによる電動工具の焼損や電池パックの寿命低下を防止することが可能となる。
また、本発明の電動工具システムは、前記キャパシタの充電量を報知する充電量報知部を更に備えたことを特徴としている。
このような構成によれば、キャパシタの充電量を認識することができるため、作業性を向上することができると同時に、第2出力部が指定されてから電動工具に電力が出力されるまでの遅延によってユーザに生じる違和感が抑制されている。
また、前記制御部は、前記モータにかかる負荷に基づき前記出力動作を行う出力部を決定することを特徴としている。
このような構成によれば、作業内容に応じた電圧を電動工具に供給することが可能となる。また、高負荷時に、第2出力部からモータに電力を出力するようにすれば、キャパシタにより、モータに流れる大電流に対応することが可能となる。
また、本発明の電動工具システムは、前記電池パックと前記モータとの間に接続されるアダプタを更に備え、前記キャパシタと、前記出力部と、前記制御部とは、前記アダプタ内に収容されていることを特徴としている。
また、本発明の別の観点によれば、電池パックと接続可能な電動工具であって、モータと、充電電圧により充電されるキャパシタと、前記電池パックの電池電圧を前記モータに出力するために前記電池パックと前記モータとの間に配置された第1出力部と、前記キャパシタに充電された前記充電電圧を出力するために前記キャパシタと前記モータとの間に配置された第2出力部と、を有する出力部と、前記出力部の一方にのみ出力動作を許可する制御部と、を備えたことを特徴とする電動工具を提供している。
このような構成によれば、2種類の電圧を電動工具のモータに供給することが可能となる。
また、本発明の別の観点によれば、電動工具のモータと接続可能な電池パックであって、電池と、充電電圧により充電されるキャパシタと、前記電池の電池電圧を前記モータに出力するために前記電池と前記モータとの間に配置された第1出力部と、前記キャパシタに充電された前記充電電圧を出力するために前記キャパシタと前記モータとの間に配置された第2出力部と、を有する出力部と、前記出力部の一方にのみ出力動作を許可する制御部と、を備えたことを特徴とする電池パックを提供している。
このような構成によれば、2種類の電圧を電動工具のモータに供給することが可能となる。
また、本発明の別の観点によれば、電池パックと電動工具のモータとの間に接続可能なアダプタであって、充電電圧により充電されるキャパシタと、前記電池パックの電池電圧を前記モータに出力するために前記電池パックと前記モータとの間に配置された第1出力部と、前記キャパシタに充電された前記充電電圧を出力するために前記キャパシタと前記モータとの間に配置された第2出力部と、を有する出力部と、前記出力部の一方にのみ出力動作を許可する制御部と、を備えたことを特徴とするアダプタを提供している。
このような構成によれば、2種類の電圧を電動工具のモータに供給することが可能となる。
また、本発明の別の観点によれば、電池パックと電動工具のモータとの間に接続可能なアダプタであって、前記モータに接続されるキャパシタと、前記電池パックの電圧を昇圧させて前記キャパシタに充電する変圧部と、を備えたことを特徴とするアダプタを提供している。
このような構成によれば、過負荷時には、大電圧及び大電流モータを駆動させることが可能となるので、作業性を向上させることができる。
また、前記変圧部は、前記キャパシタの充電電圧を変更可能であることが好ましい。
このような構成によれば、負荷に応じて異なる電圧でモータを駆動させることが可能となる。
また、前記変圧部は、前記モータにかかる負荷に基づいて前記キャパシタへの充電電圧を変更可能であることが好ましい。
このような構成によれば、負荷に応じて異なる電圧でモータを駆動させることが可能となる。
また、前記変圧部は、任意に前記キャパシタへの充電電圧を変更可能であることが好ましい。
このような構成によれば、モータに加える電圧を任意に設定することが可能となる。
また、前記モータへの電力供給を、前記二次電池と前記キャパシタの一方に切り替える切替部を備えたことが好ましい。
このような構成によれば、用途に応じて二次電池からの電力供給も可能となるため、キャパシタの充電が不要となる。
本発明のアダプタ、及び、電動工具システムによれば、作業内容に応じた電圧を電動工具のモータに供給することが可能となる。
以下、本発明の第1の実施の形態による電池パック1、電動工具2、及び、アダプタ3について、図1から図6を参照して説明する。
本実施の形態では、電池パック1の接続部と電動工具2の接続部とは、互いに接続可能な形状となっており、電池パック1を直接電動工具2に接続することも可能であるが、図1に示すように、電池パック1と電動工具2とは、アダプタ3によって接続されているものとする。
図2に示すように、電池パック1は、4本のリチウム素電池11a−11dが直列に接続された組電池11を備えている。本実施の形態では、各リチウム素電池は、3.6Vの定格電圧を有しているため、電池パック1は、14.4Vの公称電圧を有するものとする。また、電池パック1は、組電池11の正極に接続されたプラス端子12と、組電池11の負極に接続されたマイナス端子13と、組電池11の温度に応じた信号を出力する温度検出素子14と、素電池の数(本実施の形態では、4本)に応じた信号を出力する識別素子15と、温度検出素子14に接続された温度端子16と、識別素子15に接続された識別端子17と、を備えている。
図1及び図2に示すように、電動工具2は、モータ21と、モータ21に直列に接続されたトリガスイッチ22と、を備えており、トリガスイッチ22がオンされるとアダプタ3を介して電池パック1からモータ21に電力が供給されるように構成されている。電動工具2は、一般的な定格電圧14.4V用のコードレス電動工具、例えばドライバドリルであり、公称電圧14.4Vの電池パック1が接続されることで正常に動作する。
また、図2に示すように、電動工具2は、モータ21の一端に接続されたプラス端子23と、モータ21の他端に接続されたマイナス端子24と、モータ21の温度に応じた信号を出力する温度検出素子25と、電動工具2(モータ21)の定格電圧(本実施の形態では、14.4V)に応じた信号を出力する識別素子26と、温度検出素子25に接続された温度端子27と、識別素子26に接続された識別端子28と、を備えている。
図3に示すように、アダプタ3は、下側ケース41と上側ケース42とから構成されるケース4を備えており、また、ケース4には、通常端子4a(第1出力部)及び変圧端子4b(第2出力部)と、変圧回路5(変換部)と、コントローラ6(変換部、記憶部、禁止部、計測部、停止部)と、電流検出抵抗7と、スーパーキャパシタ8と、切替スイッチ9と、保護IC10と、が収納されている(図2参照)。
図4に示すように、下側ケース41には、電池パック1のプラス端子12と接続される下側プラス端子41aと、電池パック1のマイナス端子13と接続される下側マイナス端子41bと、電池パック1の温度端子16と接続される温度端子41cと、電池パック1の識別端子17と接続される識別端子41dと、を備えている。
図5に示すように、上側ケース42には、電動工具2のプラス端子23と接続される上側プラス端子42aと、電動工具2のマイナス端子24と接続される上側マイナス端子42bと、電動工具2の温度端子27と接続される温度端子42cと、電動工具2の識別端子28と接続される識別端子42dと、を備えている。
また、図6に示すように、下側ケース41と上側ケース42の接合部付近には、電動工具2へ出力する電圧を増加させるための“強”ボタン43(入力部)と、電動工具2へ出力する電圧を減少させるための“弱”ボタン44(入力部)と、スーパーキャパシタ8の満充電を報知する満充電報知部45と、を備えた表示部40が設けられている。
次に、図2を参照して、電池パック1、電動工具2、及び、アダプタ3の電気的構成について説明する。
変圧回路5は、DC/DCコンバータ又はスイッチング回路から構成され、電池パック1から下側プラス端子41aを介して供給された電圧を変圧して変圧端子4bに出力する。一方、電池パック1から下側プラス端子41aに出力された電圧は、通常端子4aにも出力されている。
コントローラ6は、電池パック1の温度検出素子14から入力された温度信号に基づき電池パック1(組電池11)の温度を識別し、電池パック1の温度が所定値以上であった場合に、電池パック1の保護のために、保護IC10により回路を遮断させて電動工具2への電力の供給を停止させる。
また、コントローラ6は、電動工具2の温度検出素子25から入力された温度信号に基づき電動工具2(モータ21)の温度を識別し、電動工具2(モータ21)の温度が所定値以上であった場合に、モータ21の保護のために、保護IC10により回路を遮断させて電動工具2への電力の供給を停止させる。
更に、コントローラ6は、電流検出抵抗7によって検出されたモータ21に流れる電流が所定以上であった場合にも、過電流を防止するために、保護IC10により回路を遮断させて電動工具2への電力の供給を停止させる。
スーパーキャパシタ8は、変圧端子4b(変圧回路5の出力端子)と上側マイナス端子42bとの間に接続されている。スーパーキャパシタ8は、1個当たり2〜3Vの容量を有する電気二重層キャパシタを4個直列に接続したものであるため、変圧回路5から出力された電圧を充電可能である。
切替スイッチ9は、上側プラス端子42aに接続されており、切替スイッチ9を切り替えることにより、上側プラス端子42aは、通常端子4a又は変圧端子4bに接続される。
ここで、本実施の形態のコントローラ6は、変圧回路5による変圧量及び変圧された電圧の出力を制御するための変圧・切替制御を行う。
変圧・切替制御では、コントローラ6は、“強”ボタン43がオンされている場合には、電動工具2の定格電圧よりも大きな電圧(例えば、15.8V)(以下、強電圧)が電動工具2に出力されるように制御し、“弱”ボタン44がオンされている場合には、電動工具2の定格電圧よりも小さな電圧(例えば、13.0V)(以下、弱電圧)が電動工具2に出力されるように制御する。
図7のフローチャートを用いて、変圧・切替制御について詳細に説明する。図7のフローチャートは、アダプタ3に電池パック1と電動工具2の両方が接続された時に開始する。
まず、コントローラ6は、“強”ボタン43又は“弱”ボタン44がオンされているか否かを判断する(S101)。
“強”ボタン43又は“弱”ボタン44のいずれもオンされていない場合には(S101:NO)、上側プラス端子42aが通常端子4aと接続されるように切替スイッチ9を切り替える(S102)。これにより、“強”ボタン43及び“弱”ボタン44のいずれもオンされていない場合には、電動工具2には、電池パック1の電圧がそのまま供給されることとなる。
一方、“強”ボタン43がオンされている場合には(S101:“強”ボタン)、電池パック1から供給された電圧を強電圧に変圧するように変圧回路5を制御し(S103)、スーパーキャパシタ8が強電圧により満充電となった時に(S104:YES)、上側プラス端子42aが変圧端子4bと接続されるように切替スイッチ9を切り替える(S105)。これにより、“強”ボタン43がオンされている場合には、電動工具2には、スーパーキャパシタ8に充電された強電圧が出力されることとなる。
また、“弱”ボタン44がオンされている場合には(S101:“弱”ボタン)、電池パック1から供給された電圧を弱電圧に変圧するように変圧回路5を制御し(S106)、スーパーキャパシタ8が弱電圧により満充電となった時に(S104:YES)、上側プラス端子42aが変圧端子4bと接続されるように切替スイッチ9を切り替える(S105)。これにより、“弱”ボタン44がオンされている場合には、電動工具2には、スーパーキャパシタ8に充電された弱電圧が出力されることとなる。
このような構成により、ユーザは、高負荷作業を行うような場合に“強”ボタン43をオンさせることで、電動工具2を一時的に高出力で作動させることが可能となる。また、電池パック1の容量が低下した場合にも、“強”ボタン43をオンさせることで、一時的に電動工具2を作動させることが可能となるので、電池パック1を交換する頻度を減少させることができる。
ここで、上記実施の形態において、スーパーキャパシタ8を備えない構成も考えられるが、そのような構成とした場合には、高負荷時のモータ21のロックにより生じる大電流に対応するためには、変圧回路5の規模を大きくする必要がある。
しかしながら、本実施の形態では、変圧回路5によって変圧された電圧をスーパーキャパシタ8を介して電動工具2に出力するので、変圧回路5の規模を大きくすることなく、高負荷時の大電流に対応することが可能となる。
また、本実施の形態のコントローラ6は、“強”ボタン43のオン継続時間、及び、オン回数を記憶し、オン継続時間が所定時間を超えた場合、及び、オン回数が所定回数を超えた場合には、上側プラス端子42aが通常端子4aと接続されるように切替スイッチ9を切り替える制御も行う。これにより、長時間又は高頻度で強電圧が印加されることによるモータ21の焼損や電池パック1の寿命低下を防止することが可能となる。
また、本実施の形態では、コントローラ6は、強電圧によりスーパーキャパシタ8が満充電となった時に、上側プラス端子42aが変圧端子4bと接続されるように切替スイッチ9を切り替えるので、“強”ボタン43をオンしてから電動工具2に強電圧が出力されるまでには多少の遅延が生じ、ユーザに違和感を生じさせる虞がある。そこで、本実施の形態では、満充電報知部45においてスーパーキャパシタ8の満充電を報知することにより、このような違和感が生じることを抑制している。
また、上記したように、ユーザは、軽負荷作業を行うような場合に“弱”ボタン44をオンさせることで、電動工具2に必要以上の電圧が供給されて電池パック1の容量が短時間で低下してしまい、軽負荷作業の割には、電池パック1の一充電当たりの作業量が少なくなることを防止することが可能となる。また、キャパシタ8の容量がなくなった場合には切替スイッチ9を電池パック1側に切り替えて電池パック1から放電し、その間にキャパシタ8を充電するようにすればよい。
次に、図8から図11を参照して以下、本発明の第2の実施の形態による電池パック1、電動工具2、及び、アダプタ3について、説明する。なお、第1の実施の形態と同一の部材には、同一の番号を付し、その説明を省略する。
モータは、原則として、固有の定格電圧によって駆動されるものであるが、定格電圧前後の所定範囲内の電圧によっても駆動されることができる。その一方で、従来の電動工具では、負荷の大小に関わらず、モータに供給される電圧は一定であった。
そのため、例えば、電動工具に接続されたドライバによって小ネジを締結するような軽負荷作業時には、必要以上の電力がモータに供給されることにより、電力を浪費していた。
また、例えば、電動工具に接続されたドリルによる穿孔作業の終盤には、負荷が低下することによりモータに流れる電流も減少するが(図8参照)、このような場合であっても、従来の電動工具では、モータに供給される電圧が一定であったため、電力を浪費していた。なお、図8において、時間1秒時の急激な電流の増加は、トリガスイッチ22をオンさせた状態であり、トリガスイッチ22のオン時に起動電流が流れ、その後負荷に応じて電流が変化する。
更に、例えば、電動工具に接続されたドリルが被加工部材に一時的にひっかかったような場合(ロックした場合)には、負荷が増大することによりモータに流れる電流も増加するが、このような場合であっても、従来の電動工具では、モータに供給される電圧が一定であったため、一時的なひっかかりを解消するのに時間を要したり、場合によっては、過電流と判断されてモータへの電力の供給が停止されていた。
そこで、本実施の形態のコントローラ6は、モータ21にかかる負荷に基づき電動工具2に出力する電圧を制御する電圧制御を行う。
詳細には、モータ21に流れる電流が上限値(本実施の形態では、35A)より大きかった場合に、電動工具2の定格電圧よりも大きな電圧(本実施の形態では、15.8V)(以下、強電圧)が電動工具2に出力されるように変圧回路5及び切替スイッチ9を制御する(図9における高圧モード)。
また、モータ21に流れる電流が下限値(本実施の形態では、10A)より小さかった場合には、電動工具2の定格電圧よりも小さな電圧(本実施の形態では、13.0V)(以下、弱電圧)が電動工具2に出力されるように変圧回路5及び切替スイッチ9を制御する(図9における低圧モード)。
なお、図9は、電動工具2(ドライバドリル)を使用したネジ締め作業時の電流変化を示している。時間1秒時の急激な電流の増加は、トリガスイッチ22をオンさせた状態であり、トリガスイッチ22のオン時にモータの起動電流(60A程度)が流れ、その後負荷に応じて電流が変化する。電流が35Aを超えたら高圧モード、10Aより下がったら低圧モード、10Aから35Aの間であれば通常モードとして動作する。また、モータ起動時の起動電流がモード切替に影響しないように、モータ起動から所定時間、例えば0.4秒は後述する電流判別は行わないようにしている。
また、本実施の形態では、図10に示すように、下側ケース41と上側ケース42の接合部付近には、第1の実施の形態における表示部40の替わりに、スーパーキャパシタ8の充電量を表示する充電量表示部140(表示部)が設けられている。
続いて、図11のフローチャートを用いて、コントローラ6により行われる電圧制御について説明する。図11のフローチャートは、アダプタ3に電池パック1と電動工具2の両方が接続された時に開始する。
まず、例えば、電池パック1の定格電圧が14.4V、電動工具2の定格電圧が18.0Vの場合、入力される電圧が小さく十分なトルクが得られない可能性がある。
そこで、本実施の形態では、まず、電動工具2に定格電圧が供給されるように、電池パック1から供給される電圧を自動的に変圧する制御を行う。
詳細には、コントローラ6は、電池パック1の識別素子15から電池パック1の公称電圧を、電動工具2の識別素子26から電動工具2の定格電圧を取得した上で(S201)、両者が一致しているか否かを判断する(S202)。
両者が一致していない場合には(S202:NO)、電池パック1から供給された電圧を定格電圧に変圧するように変圧回路5を制御した上で(S203)、上側プラス端子42aが変圧端子4bに接続されるように切替スイッチ9を切り替える(S204)。これにより、公称電圧と定格電圧とが一致していない場合であっても、電動工具2に定格電圧を供給することが可能となる。
例えば、電池パック1の定格電圧が14.4V、電動工具2の定格電圧が18.0Vの場合、変圧せずに使用することができるが、出力が得にくいため、変圧回路5で電池電圧14.4Vを18.0Vに昇圧させる。逆に、電池電圧が18.0V、工具定格が14.4Vの場合には、工具定格電圧より大きい電圧が長時間印加されると電動工具2(モータ21)を壊してしまう可能性があるため、変圧回路5で電池電圧18.0Vを14.4Vに降圧して出力する。
S204の後、又は、S202で、公称電圧と定格電圧とが一致していた場合には(S202:YES)、モータ21に流れる電流が上限値より大きいか否かを判断する(S205)。詳細には、コントローラ6は、0.1秒毎に電流値の平均値を算出しており、その平均値が35Aより大きいか否かを判断する。
電流が上限値より大きかった場合には(S205:YES)、高負荷状態であると考えられる。従って、この場合には、電池パック1から供給された電圧を強電圧(15.8V)に変圧するように変圧回路5を制御した上で(S206)、上側プラス端子42aが変圧端子4bに接続されるように切替スイッチ9を切り替える(S207)(図9における高圧モード)。
これにより、モータ21に大きな電流が流れている場合には、電動工具2には、スーパーキャパシタ8に充電された強電圧(15.8V)が出力されることとなるので、電動工具2に接続されたドリルが被加工部材に一時的にひっかかったような場合(ロックした場合)に、電動工具2を一時的に高出力で作動させることが可能となる。
なお、本実施の形態では、コントローラ6は、強電圧の継続時間、及び、切替回数を記憶し、継続時間が所定時間を超えた場合、及び、切替回数が所定回数を超えた場合には、上側プラス端子42aが通常端子4aと接続されるように切替スイッチ9を切り替える。これにより、長時間又は高頻度で強電圧が印加されることによるモータ21の焼損や電池パック1の寿命低下を防止することが可能となる。
一方、電流が上限値以下であった場合には(S205:NO)、電流が下限値より小さいか否かを判断する(S208)。
電流が下限値より小さかった場合には(S208:YES)、低負荷状態であると考えられる。従って、この場合には、電池パック1から供給された電圧を弱電圧(13.0V)に変圧するように変圧回路5を制御した上で(S209)、上側プラス端子42aが変圧端子4bに接続されるように切替スイッチ9を切り替える(S207)(図9における低圧モード)。
これにより、モータ21に小さな電流が流れている場合には、電動工具2には、スーパーキャパシタ8に充電された弱電圧が出力されることとなるので、穿孔作業の終盤や小ネジの締結作業のような軽負荷作業時に、電動工具2に必要以上の電圧が供給されることを防止することが可能となる。
なお、本実施の形態では、電流値の平均値を3秒毎に取得し、取得した平均値が10Aより小さくなった回数が10回以上であった場合に、低負荷状態であると判断するが、必ずしもこのような基準である必要はなく、例えば、1回でも電流値の平均値が10Aより小さくなった時に低負荷状態と判断すれば、より高精度に作業内容に応じた制御を行うことが可能となる。
一方、電流が下限値以上であった場合には(S208:NO)、上側プラス端子42aが通常端子4aに接続されるように切替スイッチ9を切り替える(S210)。なお、S204で変圧端子4bに切り替えられた場合には、S208でNOとなっても変圧端子4bから出力することとなる。
上記したように、本実施の形態によるアダプタ3では、モータ21にかかる負荷に基づき電動工具2に出力する電圧を制御する電圧制御を行うので、作業内容に応じた電圧をモータ21に供給することが可能となる。
特に、モータ21に大きな電流が流れている場合には、電動工具2には、スーパーキャパシタ8に充電された強電圧が出力されることとなるので、電動工具2に接続されたドリルが被加工部材に一時的にひっかかったような場合に、電動工具2を一時的に高出力で作動させることが可能となる。
一方、モータ21に小さな電流が流れている場合には、電動工具2には、スーパーキャパシタ8に充電された弱電圧が出力されることとなるので、穿孔作業の終盤や小ネジの締結作業のような軽負荷作業時に、電動工具2に必要以上の電圧が供給されることを防止することが可能となる。
また、本実施の形態によるアダプタ3では、強電圧の継続時間、及び、切替回数を記憶し、継続時間が所定時間を超えた場合、及び、切替回数が所定回数を超えた場合には、上側プラス端子42aが通常端子4aと接続されるように切替スイッチ9を切り替えるので、長時間又は高頻度で強電圧が印加されることによるモータ21の焼損や電池パック1の寿命低下を防止することが可能となる。
また、本実施の形態によるアダプタ3では、スーパーキャパシタ8に充電された電力量を表示するので、キャパシタの充電量を認識することができるため、作業性を向上させることができる。
尚、本発明の電動工具は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
例えば、上記実施の形態において、通常端子4a及び変圧端子4b、変圧回路5、コントローラ6、電流検出抵抗7、スーパーキャパシタ8、切替スイッチ9、保護IC10、及び、表示部40は、アダプタ3に設けられていたが、必ずしも全てがアダプタ3に設けられている必要はなく、電池パック1、電動工具2、及び、アダプタ3からなる電動工具システム内に設けられていればよい。
また、電池パック1の接続部と電動工具2の接続部とが互いに接続可能な形状を有している場合や、電池パック1の公称電圧と電動工具2の定格電圧が同一である場合には、アダプタ3は必要ではなく、その場合には、通常端子4a及び変圧端子4b、変圧回路5、コントローラ6、電流検出抵抗7、スーパーキャパシタ8、切替スイッチ9、保護IC10、及び、表示部40は、電池パック1、及び、電動工具2からなる電動工具システム内に設けられていればよい。
例えば、電池パック1の接続部と電動工具2の接続部とが互いに接続可能な形状を有している場合、アダプタ3を備えずに、図12及び図13に示すように、電池パック1内にアダプタ3の構成が含まれていてもよい。電池パック1には、組電池11、温度検出素子14の他に、変換回路5、コントローラ6、スーパーキャパシタ8、切替スイッチ9、表示部40等、アダプタ3の構成が含まれている。この場合、アダプタに電池パック1の情報を知らせる必要はないため識別素子15は不要となる。
また、図14及び図15に示すように、電動工具2内にアダプタ3の構成が含まれていてもよい。電動工具2には、モータ21、トリガスイッチ22、温度検出素子25、識別素子26の他に、変換回路5、コントローラ6、スーパーキャパシタ8、切替スイッチ9、表示部40等、アダプタ3の構成が含まれている。モータ21がブラシレスモータの場合にはコントローラ6によってモータ21を制御するようにしてもよい。具体的にはコントローラ6によってモータを制御する複数のスイッチング素子(例えば6個のFET)を制御するようにしてもよい。
なお、保護IC10は、電池パック1や電動工具2を保護できればよいため、アダプタ3に設ける必要はなく電池パック1や電動工具2に設けてもよい。保護IC10が組電池11の各素電池11a−11dの電圧を監視する場合には電池パック1に設けることが好ましい。保護IC10は過放電や過充電を検出した際に電流経路を遮断するように構成されており電池パック1や電動工具2を保護している。また、電池パック1内にアダプタ機能を持たせた場合、コントローラ6によって組電池11の各素電池の電圧を監視し、過放電保護や過充電保護、過電流保護を行うようにしてもよい。コントローラ6で異常状態を検出したら電流経路に設けた遮断手段(スイッチング素子となるFET)を遮断するようにすればよい。
また、第1の実施の形態においては、強ボタン43あるいは弱ボタン44が押された回数により、変圧電圧を変更するようにしても良く、この場合には、電動工具2の作業状態により適した出力を得ることができる。さらに、切替スイッチ9を自動ではなく手動で切り替えるようにし、作業に応じて任意に切り替えるようにしても良い。
さらに、第2の実施の形態と同様に第1の実施の形態においても、コントローラ6が電池パック1の識別素子15及び電動工具2の識別素子26の信号に応じて自動的に電池パック1及び電動工具2の公称電圧を識別して変圧回路5を制御することもできる。
さらに、コントローラ6が電池パック1の温度検出素子14及び電動工具2の温度検出素子25の信号に応じて自動的に変圧回路5の変圧動作を制御するようにしても良い。
例えば、電池パック1又は電動工具2の温度が高い場合には、たとえ強ボタン43が押されていてもスーパーキャパシタ8への充電を停止し、表示部40の満充電報知部45を点滅させて、高温待機状態を報知するようにしても良い。このようにすれば、高温による電池パック1または電動工具2の寿命低下を抑制することができる。
また、第2の実施の形態では、モータ21に流れる電流に基づき負荷を判断したが、温度検出素子14及び25からの信号や、モータ21の回転数等、他の要素に基づき負荷を判断してもよい。
また、スーパーキャパシタ8は、太陽電池等の電池パック1以外の他の電源からの電力により充電されてもよい。
1 電池パック
2 電動工具
3 アダプタ
4a 通常端子
4b 変圧端子
5 変圧回路
6 コントローラ
8 スーパーキャパシタ
21 モータ
43 強ボタン
44 弱ボタン
2 電動工具
3 アダプタ
4a 通常端子
4b 変圧端子
5 変圧回路
6 コントローラ
8 スーパーキャパシタ
21 モータ
43 強ボタン
44 弱ボタン
Claims (21)
- 二次電池と、
モータに電力を供給するキャパシタと、
前記二次電池の電圧を昇圧させて前記キャパシタに充電する変圧部と、
を備えたことを特徴とする電動工具システム。 - 前記変圧部は、前記キャパシタの充電電圧を変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の電動工具システム。
- 前記変圧部は、前記モータにかかる負荷に基づいて前記キャパシタへの充電電圧を変更可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具システム。
- 前記変圧部は、任意に前記キャパシタへの充電電圧を変更可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具システム。
- 前記モータにかかる負荷が第1所定値以上の場合、前記変圧部は前記キャパシタへの充電電圧を前記二次電池の電圧より大きくし、
前記モータにかかる負荷が前記第1所定値より小さい第2所定値以下の場合、前記変圧部は前記キャパシタへの充電電圧を前記二次電池の電圧より小さくすることを特徴とする請求項3に記載の電動工具システム。 - 前記モータへの電力供給を、前記二次電池と前記キャパシタの一方に切り替える切替部を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電動工具システム。
- 電池パックと、
モータを有する電動工具と、
充電電圧により充電されるキャパシタと、
前記電池パックの電池電圧を前記モータに出力するために前記電池パックと前記モータとの間に配置された第1出力部と、前記キャパシタに充電された前記充電電圧を出力するために前記キャパシタと前記モータとの間に配置された第2出力部と、を有する出力部と、
前記出力部の一方にのみ出力動作を許可する制御部と、
を備えたことを特徴とする電動工具システム。 - 前記電池パックの電池電圧を前記電動工具の定格電圧とは異なる充電電圧に変圧するために前記電池パックと前記キャパシタとの間に配置された変圧部と、
出力変更指示を受信する受信部と、
を備え、
前記受信部が前記出力変更指示を受信した場合には、前記制御部は、前記第2出力部のみに前記出力動作を許可することを特徴とする請求項7に記載の電動工具システム。 - 前記第2出力部が前記電動工具に電力を供給した回数を記憶する記憶部を更に備え、
前記受信部が前記出力変更指示を受信した場合には、前記変圧部は、前記電池パックの電池電圧を前記電動工具の定格電圧よりも大きな電圧に変圧し、
前記回数が所定回数以上の場合には、前記第2出力部が前記出力動作を行うことを禁止することを特徴とする請求項8に記載の電動工具システム。 - 前記第2出力部が前記電動工具に前記充電電圧を継続して供給している時間を計測する計測部を更に備え、
前記受信部が前記出力変更指示を受信した場合には、前記変圧部は、前記電池パックの電池電圧を前記電動工具の定格電圧よりも大きな電圧に変圧し、
前記制御部は、前記時間が所定時間以上の場合には、前記第2出力部の前記出力動作を停止させることを特徴とする請求項8又は9に記載の電動工具システム。 - 前記キャパシタの充電量を報知する充電量報知部を更に備えたことを特徴とする請求項7から10のいずれか一項に記載の電動工具システム。
- 前記制御部は、前記モータにかかる負荷に基づき前記出力動作を行う出力部を決定することを特徴とする請求項7から11のいずれか一項に記載の電動工具システム。
- 前記電池パックと前記モータとの間に接続されるアダプタを更に備え、
前記キャパシタと、前記出力部と、前記制御部とは、前記アダプタ内に収容されていることを特徴とする請求項7から12のいずれか一項に記載の電動工具システム。 - 電池パックと接続可能な電動工具であって、
モータと、
充電電圧により充電されるキャパシタと、
前記電池パックの電池電圧を前記モータに出力するために前記電池パックと前記モータとの間に配置された第1出力部と、前記キャパシタに充電された前記充電電圧を出力するために前記キャパシタと前記モータとの間に配置された第2出力部と、を有する出力部と、
前記出力部の一方にのみ出力動作を許可する制御部と、
を備えたことを特徴とする電動工具。 - 電動工具のモータと接続可能な電池パックであって、
電池と、
充電電圧により充電されるキャパシタと、
前記電池の電池電圧を前記モータに出力するために前記電池と前記モータとの間に配置された第1出力部と、前記キャパシタに充電された前記充電電圧を出力するために前記キャパシタと前記モータとの間に配置された第2出力部と、を有する出力部と、
前記出力部の一方にのみ出力動作を許可する制御部と、
を備えたことを特徴とする電池パック。 - 電池パックと電動工具のモータとの間に接続可能なアダプタであって、
充電電圧により充電されるキャパシタと、
前記電池パックの電池電圧を前記モータに出力するために前記電池パックと前記モータとの間に配置された第1出力部と、前記キャパシタに充電された前記充電電圧を出力するために前記キャパシタと前記モータとの間に配置された第2出力部と、を有する出力部と、
前記出力部の一方にのみ出力動作を許可する制御部と、
を備えたことを特徴とするアダプタ。 - 電池パックと電動工具のモータとの間に接続可能なアダプタであって、
前記モータに接続されるキャパシタと、
前記電池パックの電圧を昇圧させて前記キャパシタに充電する変圧部と、
を備えたことを特徴とするアダプタ。 - 前記変圧部は、前記キャパシタの充電電圧を変更可能であることを特徴とする請求項17に記載のアダプタ。
- 前記変圧部は、前記モータにかかる負荷に基づいて前記キャパシタへの充電電圧を変更可能であることを特徴とする請求項17又は18に記載のアダプタ。
- 前記変圧部は、任意に前記キャパシタへの充電電圧を変更可能であることを特徴とする請求項17又は19に記載の電動工具システム。
- 前記モータへの電力供給を、前記二次電池と前記キャパシタの一方に切り替える切替部を備えたことを特徴とする請求項17から20のいずれか一項に記載のアダプタ。
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Legal Events
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