JP2012187786A - 光触媒シート - Google Patents

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Abstract

【課題】耐候性、耐久性に優れた光触媒シートを提供する。
【解決手段】光触媒シート10は、光触媒の含有割合が70から99重量%含み、水系の層形成組成物からなる光触媒層11と、層状無機化合物の含有割合が60重量%以上であり、水系の層形成組成物からなる無機化合物層12と、ポリマーを含むポリマー層13とを、この順で有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光触媒シートに関する。
防汚、セルフクリーニング、消臭等を目的として、光触媒層を備える種々の光触媒シートが提案されている。例えば、熱可塑性フィルムと光触媒層とを含む光触媒シートが提案されている(特許文献1)。このような光触媒シートにおいては、酸化チタンの触媒活性による光触媒シート本体の有機物質の分解を防止するため、多孔質無機不活性物質で酸化チタンを被覆している。また、光触媒シートとして、フィルム基材と有機プライマー層と無機プライマー層と光触媒層とを含む光触媒シートが提案されている(特許文献2)。このような光触媒シートの無機プライマーとしては、光触媒による酸化劣化や紫外線劣化が生じにくいシリコーン系材料で構成されるのが適当であるとされている。しかし、これらの光触媒シート本体の劣化防止策では不十分であり、耐候性、耐久性に問題がある。
特開平11−198294号公報 特開2001−277418号公報
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、耐候性、耐久性に優れた光触媒シートを提供することを主たる目的とする。
本発明の光触媒シートは、光触媒を含む光触媒層と、層状無機化合物を含む無機化合物層と、ポリマーを含むポリマー層とを、この順で有する。
好ましい実施形態においては、上記光触媒層が層状無機化合物を含む。
好ましい実施形態においては、上記光触媒層における光触媒の含有割合が70〜99重量%である。
好ましい実施形態においては、上記光触媒層が水系の光触媒層形成組成物から形成される。
好ましい実施形態においては、上記光触媒層の厚みが0.1〜30μmである。
好ましい実施形態においては、上記無機化合物層の厚みが1〜40μmである。
好ましい実施形態においては、上記無機化合物層における層状無機化合物の含有割合が60重量%以上である。
好ましい実施形態においては、上記無機化合物層が水系の無機化合物層形成組成物から形成される。
好ましい実施形態においては、上記ポリマー層が粘着性を有する。
好ましい実施形態においては、上記ポリマー層が水系のポリマー層形成組成物から形成される。
好ましい実施形態においては、光触媒層形成組成物、無機化合物層形成組成物およびポリマー層形成組成物を多層同時塗工することにより得られる。
本発明によれば、光触媒層とポリマー層との間に層状無機化合物を含む無機化合物層を設けることにより、耐候性、耐久性に極めて優れ得る。具体的には、このような無機化合物層を設けることにより、光触媒がポリマー層に及ぼす悪影響を効果的に防御して、ポリマー層の分解(酸化劣化や紫外線劣化など)を防止することができる。
上述のように、ポリマー層は、無機化合物層により光触媒活性による悪影響から極めて良好に防御されている。したがって、ポリマー層に所望の機能を付与することができる。
本発明の好ましい実施形態による光触媒シートの概略断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
A.光触媒シート
図1は、本発明の好ましい実施形態による光触媒シートの概略断面図である。光触媒シート10は、光触媒層11と無機化合物層12とポリマー層13とを、この順で有する。図示しないが、本発明の光触媒シートは、例えば、光触媒層側に設けられるカバーフィルム、ポリマー層側に設けられる基材フィルム等のその他の部材を有し得る。以下、各層について説明する。
A−1.光触媒層
上記光触媒層は、光触媒を含む。光触媒としては、好ましくは、半導体材料が用いられる。半導体材料としては、例えば、酸化チタン(アナターゼ型、ルチル型、ブルッカイト型)、酸化亜鉛、酸化錫、酸化第二鉄、三酸化二ビスマス、三酸化タングステン、チタン酸ストロンチウム等が挙げられる。これらは、単独で、または2種以上組み合わせて用いられ得る。これらの中でも、好ましくは、アナターゼ型酸化チタンが用いられる。
光触媒の形態としては、好ましくは、粒子状である。粒子の形状は、任意の適切な形状が選択され得る。例えば、真球状や楕円球状などの球状、不定形状、針状、棒状、平板状、薄片状等が挙げられる。粒子は、その表面に、孔や突起などを有していてもよい。また、粒子は、中実体、中空体(バルーン)、多孔質体のいずれであってもよい。
光触媒の平均一次粒子径は、好ましくは2〜200nm、さらに好ましくは5〜100nmである。光触媒の比表面積は、好ましくは10〜400m/g、さらに好ましくは20〜200m/gである。
光触媒は、複合体であってもよい。例えば、酸化チタン粒子表面に被覆層が形成された複合体が挙げられる。
光触媒層における光触媒の含有割合は、任意の適切な値に設定され得る。光触媒層における光触媒の含有割合は、好ましくは70〜99重量%、さらに好ましくは80〜98重量%である。層状無機化合物を含む無機化合物層を設けることにより、このような高い含有割合を達成することができる。
光触媒層は、光触媒以外に、任意の適切な材料を含み得る。代表的には、光触媒層は、バインダー成分を含む。バインダー成分としては、任意の適切な材料が用いられ得る。好ましくは、後述の層状無機化合物である。層状無機化合物を用いることにより、無機化合物層との密着性に優れ、光触媒がポリマー層に及ぼす悪影響をさらに効果的に防御することができる。バインダー成分の含有量は、光触媒100重量部に対して、好ましくは1〜30重量部、さらに好ましくは2〜20重量部である。
光触媒層の厚みは、任意の適切な値に設定され得る。光触媒層の厚みは、好ましくは0.1〜30μm、さらに好ましくは0.2〜20μmである。このような厚みを有することにより、優れた光触媒機能と高い透明性を兼ね備えた光触媒シートを得ることができる。
A−2.無機化合物層
上記無機化合物層は、好ましくは、層状無機化合物を含む。このような構成を採用することにより、耐候性、耐久性に極めて優れ得る。具体的には、光触媒層とポリマー層との間にこのような無機化合物層を設けることにより、光触媒がポリマー層に及ぼす悪影響を効果的に防御して、ポリマー層の分解(酸化劣化や紫外線劣化など)を防止することができる。
層状無機化合物は、好ましくは、水を代表とする分散媒に分散し得、分散媒中で剥離し得る化合物である。層状無機化合物としては、層状粘土鉱物、層状ケイ酸塩、層状ポリケイ酸、層状複水酸化物、層状リン酸塩、チタン・ニオブ酸塩や六ニオブ酸塩もしくはモリブデン酸塩といった層状遷移金属酸素酸塩、層状マンガン酸化物、層状コバルト酸化物等が挙げられる。これらの中でも、好ましくは、層状粘土鉱物が用いられる。分散媒に良好に分散し得るからである。
層状粘土鉱物としては、例えば、雲母;モンモリロナイト、バイデライト、ヘクトライト、サポナイト、ノントロナイト、スチーブンサイト等のスメクタイト;バーミキュライト;ベントナイト;カネマイト、ケニアナイト、マカナイト等の二次元結晶性の層状ケイ酸ナトリウム等が挙げられる。層状粘土鉱物は、天然粘土でもよいし、合成粘土でもよい。これらは、単独で、または2種以上組み合わせて用いられ得る。
層状無機化合物は、例えば、分散媒に応じて、有機化合物により処理されていてもよい。有機化合物としては、例えば、有機カチオン性化合物などが挙げられる。有機カチオン性化合物としては、例えば、4級アンモニウム塩や4級ホスニウム塩などのカチオン基を有するカチオン性界面活性剤などが挙げられる。カチオン性界面活性剤は、プロピレンオキサイド骨格、エチレンオキサイド骨格、アルキル骨格などに、4級アンモニウム塩や4級ホスニウム塩等のカチオン性基を有する。このようなカチオン性基は、好ましくは、ハロゲン化物イオン(例えば、塩化物イオンなど)などにより4級塩を形成している。
4級アンモニウム塩を有するカチオン性界面活性剤としては、例えば、ラウリルトリメチルアンモニウム塩、ステアリルトリメチルアンモニウム塩、トリオクチルアンモニウム塩、ジステアリルジメチルアンモニウム塩、ジステアリルジベンジルアンモニウム塩などや、メチルジエチルプロピレンオキサイド骨格を有するアンモニウム塩などが挙げられる。
4級ホスホニウム塩を有するカチオン性界面活性剤としては、例えば、ドデシルトリフェニルホスホニウム塩、メチルトリフェニルホスホニウム塩、ラウリルトリメチルホスホニウム塩、ステアリルトリメチルホスホニウム塩、ジステアリルシジメチルホスホニウム塩、ジステアリルベンジルホスホニウム塩などが挙げられる。
層状無機化合物の粒子径は、任意の適切な値に設定され得る。例えば、層状無機化合物を希薄溶液中に分散させたときの一次粒子径は、レーザー散乱法や動的光散乱法におけるメジアン径で、好ましくは5nm〜10μmであり、より好ましくは6nm〜5μmであり、さらに好ましくは7nm〜1μmである。層状粘土鉱物の粒子径は大きくなるにつれて透明性に問題を生じるおそれがあることから、一次粒子径の平均値は、好ましくは5μm以下であり、より好ましくは5nm〜5μmである。
層状無機化合物の厚みは、好ましくは0.1〜100nm、さらに好ましくは0.2〜50nmである。層状無機化合物のアスペクト比は、好ましくは2〜5000、さらに好ましくは5〜2000である。
無機化合物層は、層状無機化合物以外に、その他の成分を含み得る。無機化合物層における層状無機化合物の含有割合は、任意の適切な値に設定され得る。無機化合物層における層状無機化合物の含有割合は、好ましくは60重量%以上、さらに好ましくは80重量%以上、特に好ましくは90重量%以上である。このような高い含有割合であることが、本発明の特徴の一つである。
無機化合物層の厚みは、任意の適切な値に設定され得る。無機化合物層の厚みは、好ましくは1〜40μm、さらに好ましくは2〜30μmである。このような厚みを有することにより、優れた耐候性、耐久性と高い透明性を兼ね備えた光触媒シートを得ることができる。
A−3.ポリマー層
ポリマー層は、各種ポリマーを、好ましくは80重量%以上、より好ましくは90重量%以上、さらに好ましくは95重量%以上、特に好ましくは98重量%以上、最も好ましくは実質的に100重量%含む。
ポリマー層中のポリマーとしては、例えば、アクリル系樹脂;ウレタン系樹脂;ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の、α−オレフィンをモノマー成分とするオレフィン系樹脂;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル系樹脂;酢酸ビニル系樹脂;ポリフェニレンスルフィド(PPS);ポリアミド(ナイロン)、全芳香族ポリアミド(アラミド)等のアミド系樹脂;ポリイミド系樹脂;ポリエーテルエーテルケトン(PEEK);エポキシ樹脂;オキセタン系樹脂;ビニルエーテル系樹脂;天然ゴム;合成ゴム;などが挙げられる。ポリマー層中のポリマーとしては、好ましくは、アクリル系モノマーを含むモノマー成分を重合して得られるアクリル系樹脂である。
ポリマー層中のポリマーは、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。
ポリマー層中のポリマーを得るために用い得るモノマー成分は、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。
ポリマー層中のポリマーを得るために用い得るモノマー成分としては、任意の適切なモノマー成分を採用し得る。
ポリマー層中のポリマーを得るために用い得るモノマー成分としては、例えば、単官能性モノマー、多官能性モノマー、極性基含有モノマー、その他の共重合性モノマーなどが挙げられる。ポリマー層中のポリマーを得るために用い得るモノマー成分中の、単官能性モノマー、多官能性モノマー、極性基含有モノマー、その他の共重合性モノマーなどの各モノマー成分の含有割合としては、得られるポリマーの目標物性に応じて、任意の適切な含有割合を採用し得る。
単官能性モノマーとしては、重合性基を1つのみ有する重合性モノマーであれば、任意の適切な単官能性モノマーを採用し得る。単官能性モノマーは、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。
単官能性モノマーとしては、好ましくは、アクリル系モノマーである。アクリル系モノマーとしては、好ましくは、アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルが挙げられる。アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。なお、「(メタ)アクリル」とは、「アクリル」及び/又は「メタクリル」を表す。
アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、直鎖または分岐鎖状のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル、環状のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルなどが挙げられる。なお、ここでいう(メタ)アクリル酸アルキルエステルとは、単官能(メタ)アクリル酸アルキルエステルを意味する。
直鎖または分岐鎖状のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸s−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸イソペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ)アクリル酸ペンタデシル、(メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル、(メタ)アクリル酸ノナデシル、(メタ)アクリル酸エイコシルなどの、アルキル基の炭素数が1〜20の(メタ)アクリル酸アルキルエステルなどが挙げられる。これらの中でも、好ましくは、アルキル基の炭素数が2〜14の(メタ)アクリル酸アルキルエステルであり、より好ましくは、アルキル基の炭素数が2〜10の(メタ)アクリル酸アルキルエステルである。
環状のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、シクロペンチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
多官能性モノマーとしては、任意の適切な多官能性モノマーを採用し得る。多官能性モノマーを採用することにより、得られるポリマーに架橋構造を付与することができる。多官能性モノマーは、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。
多官能性モノマーとしては、例えば、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタントリ(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、ビニル(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレートなどが挙げられる。これらの中でも、反応性が高く、優れた耐シガレット性を発現し得る点で、好ましくはアクリレート系の多官能性モノマーであり、より好ましくは、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレートである。
極性基含有モノマーとしては、任意の適切な極性基含有モノマーを採用し得る。極性基含有モノマーを採用することにより、得られるポリマーの凝集力を向上させることが可能となったり、接着力を向上させることが可能となったりする。極性基含有モノマーは、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。
極性基含有モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イソクロトン酸などのカルボキシル基含有モノマーまたはその無水物(無水マレイン酸など);(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシブチル等の(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキル、ビニルアルコール、アリルアルコールなどの水酸基含有モノマー;(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミドなどのアミド基含有モノマー;(メタ)アクリル酸アミノエチル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸t−ブチルアミノエチルなどのアミノ基含有モノマー;(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸メチルグリシジルなどのグリシジル基含有モノマー;アクリロニトリルやメタクリロニトリルなどのシアノ基含有モノマー;N−ビニル−2−ピロリドン、(メタ)アクリロイルモルホリンの他、N−ビニルピリジン、N−ビニルピペリドン、N−ビニルピリミジン、N−ビニルピペラジン、N−ビニルピロール、N−ビニルイミダゾール、N−ビニルオキサゾール等の複素環含有ビニル系モノマー;(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチルなどの(メタ)アクリル酸アルコキシアルキル系モノマー;ビニルスルホン酸ナトリウムなどのスルホン酸基含有モノマー;2−ヒドロキシエチルアクリロイルフォスフェートなどのリン酸基含有モノマー;シクロヘキシルマレイミド、イソプロピルマレイミドなどのイミド基含有モノマー;2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートなどのイソシアネート基含有モノマー;などが挙げられる。極性基含有モノマーとしては、好ましくは、カルボキシル基含有モノマーまたはその無水物であり、より好ましくは、アクリル酸である。
その他の共重合性モノマーとしては、任意の適切なその他の共重合性モノマーを採用し得る。その他の共重合性モノマーを採用することにより、得られるポリマーの凝集力を向上させることが可能となったり、接着力を向上させることが可能となったりする。その他の共重合性モノマーは、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。
その他の共重合性モノマーとしては、例えば、フェニル(メタ)アクリレート等の芳香族炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルなどの(メタ)アクリル酸アルキルエステル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル類;スチレン、ビニルトルエンなどの芳香族ビニル化合物;エチレン、ブタジエン、イソプレン、イソブチレンなどのオレフィン又はジエン類;ビニルアルキルエーテルなどのビニルエーテル類;塩化ビニル;(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチルなどの(メタ)アクリル酸アルコキシアルキル系モノマー;ビニルスルホン酸ナトリウムなどのスルホン酸基含有モノマー;2−ヒドロキシエチルアクリロイルホスフェートなどのリン酸基含有モノマー;シクロヘキシルマレイミド、イソプロピルマレイミドなどのイミド基含有モノマー;2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートなどのイソシアネート基含有モノマー;フッ素原子含有(メタ)アクリレート;ケイ素原子含有(メタ)アクリレート;などが挙げられる。
上述のように、ポリマー層は、上記無機化合物層により光触媒活性による悪影響から極めて良好に防御されている。したがって、ポリマー層に所望の機能を付与することができる。このことは、本発明の特徴の一つである。
ポリマー層に付与する機能としては、例えば、粘着性が挙げられる。この場合、ポリマー層は粘着剤層として機能し得る。具体的には、ポリマーの選択により粘着性を付与することができる。アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、オキセタン系樹脂、ビニルエーテル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂は、それぞれ、アクリル系感圧性接着剤(アクリル系粘着剤)のベースポリマー、エポキシ系感圧性接着剤(エポキシ系粘着剤)のベースポリマー、オキセタン系感圧性接着剤(オキセタン系粘着剤)のベースポリマー、ビニルエーテル系感圧性接着剤(ビニルエーテル系粘着剤)のベースポリマー、ウレタン系感圧性接着剤(ウレタン系粘着剤)のベースポリマー、ポリエステル系感圧性接着剤(ポリエステル系粘着剤)のベースポリマー等として機能し得る。
別の具体例としては、ポリマー層に硬い物性を付与することができる。この場合、ポリマー層は基材層として機能し得る。
各モノマー成分の含有割合は、目的に応じて、任意の適切な含有割合に設定し得る。例えば、ポリマー層に粘着性が求められる場合、モノマー成分全量に対する(メタ)アクリル酸アルキルエステルの含有割合は、好ましくは70重量%以上であり、より好ましくは80重量%以上である。
ポリマー層に硬い物性が求められる場合(例えば、フィルム用途など)、モノマー成分全量に対する(メタ)アクリル酸アルキルエステルの含有割合は、好ましくは95重量%以下であり、より好ましくは0.01〜95重量%であり、さらに好ましくは1〜70重量%である。
ポリマー層に粘着性が求められる場合、モノマー成分全量に対する多官能性モノマーの含有割合は、好ましくは2重量%以下であり、より好ましくは0.01〜2重量%であり、さらに好ましくは0.02〜1重量%である。多官能性モノマーの含有割合が、モノマー成分全量に対して2重量%を超えると、凝集力が高くなりすぎ、脆くなりすぎる点で不具合を生じるおそれがある。一方、多官能性モノマーの含有割合が、モノマー成分全量に対して0.01重量%未満であると、多官能性モノマーを用いる目的を達成できないおそれがある。
ポリマー層に硬い物性が求められる場合、モノマー成分全量に対する多官能性モノマーの含有割合は、好ましくは95重量%以下であり、より好ましくは0.01〜95重量%であり、さらに好ましくは1〜70重量%である。多官能性モノマーの含有割合が、モノマー成分全量に対して95重量%を超えると、重合時の硬化収縮が大きくなり、均一なフィルム状あるいはシート状の光触媒シートを得られなくなるおそれや、得られる光触媒シートが脆くなりすぎるおそれがある。一方、多官能性モノマーの含有割合が、モノマー成分全量に対して0.01重量%未満であると、十分な耐溶媒性や耐熱性を有する光触媒シートが得られなくなるおそれがある。
ポリマー層に粘着性が求められる場合、モノマー成分全量に対する極性基含有モノマーの含有割合は、好ましくは30重量%以下であり、より好ましくは1〜30重量%であり、さらに好ましくは2〜20重量%である。極性基含有モノマーの含有割合が、モノマー成分全量に対して30重量%を超えると、得られるポリマーの凝集力が高くなりすぎ、例えば、ポリマー層が硬くなりすぎ、密着性が低下するおそれがある。一方、極性基含有モノマーの含有割合が、モノマー成分全量に対して1重量%未満であると、得られるポリマーの凝集力が低下し、高いせん断力が得られないおそれがある。
ポリマー層に硬い物性が求められる場合、モノマー成分全量に対する極性基含有モノマーの含有割合は、好ましくは95重量%以下であり、より好ましくは0.01〜95重量%であり、さらに好ましくは1〜70重量%である。極性基含有モノマーの含有割合が、モノマー成分全量に対して95重量%を超えると、例えば、耐水性などが不十分となり、使用環境(湿気、水分など)に対する光触媒シートの品質変化が大きくなるおそれがある。一方、極性基含有モノマーの使用割合が、モノマー成分全量に対して0.01重量%以下であると、硬い物性を得る場合には、ガラス転移温度(Tg)の高い(メタ)アクリル酸エステル(例えばイソボルニルアクリレートなど)や多官能性モノマーなどの添加量が多くなり、得られる光触媒シートが脆くなりすぎるおそれがある。
ポリマー層の厚みは、その機能等に応じて任意の適切な値に設定され得る。ポリマー層の厚みは、好ましくは1〜1000μm、さらに好ましくは5〜500μmである。
ポリマー層のゲル分率は、その機能等に応じて任意の適切な値に設定され得る。ポリマー層に高い架橋度(例えば、ゲル分率が90重量%以上)を持たせることにより、例えば、得られる光触媒シートに十分な耐熱性や耐溶剤性を付与することができる。ポリマー層に低い架橋度(例えば、ゲル分率が10重量%以下)を持たせることにより、例えば、得られる光触媒シートに十分な柔軟性や応力緩和性を付与することができる。
なお、上記ゲル分率は、例えば、測定対象物をテトラフルオロエチレン性のメッシュであるテミッシュ(例えば、日東電工社製)で包み、酢酸エチル中に1週間浸した後に当該測定対象物を乾燥させた時の重量変化量から算出することができる。
ポリマー層として硬い層(例えば、100%モジュラスが100N/cm以上である層)を用いる場合、例えば、当該ポリマー層を支持体(基材層)として用いることができる。ポリマー層として軟らかい層(例えば、100%モジュラスが30N/cm以下である層)を用いる場合、例えば、当該ポリマー層を粘着剤層として用いることができる。
A−4.その他
上記各層は、任意の適切な添加剤を含んでいても良い。このような添加剤としては、例えば、界面活性剤(例えば、イオン性界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤など)、架橋剤(例えば、ポリイソシアネート系架橋剤、シリコーン系架橋剤、エポキシ系架橋剤、アルキルエーテル化メラミン系架橋剤など)、可塑剤、充填剤、老化防止剤、酸化防止剤、着色剤(顔料や染料など)、難燃剤、溶剤(有機溶剤)などが挙げられる。
上記カバーフィルムは、剥離性を有していても良い。カバーフィルムとしては、酸素を透過し難い薄葉体であれば、任意の適切なカバーフィルムが採用され得る。例えば、任意の適切な剥離紙などが挙げられる。カバーフィルムとしては、具体的には、例えば、離型処理剤(剥離処理剤)による離型処理層(剥離処理層)を少なくとも一方の表面に有する基材、フッ素系ポリマー(例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体、クロロフルオロエチレン・フッ化ビニリデン共重合体など)からなる低接着性基材、無極性ポリマー(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂など)からなる低接着性基材などが挙げられる。離型処理層を少なくとも一方の表面に有する基材は、離型処理層表面を離型面として利用することができる。低接着性基材は、両面を離型面として利用することができる。
離型処理層を少なくとも一方の表面に有する基材に用い得る基材としては、ポリエステルフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム等)、オレフィン系樹脂フィルム(ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等)、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリイミドフィルム、ポリアミドフィルム(ナイロンフィルム)、レーヨンフィルムなどのプラスチック系フィルム;紙類(上質紙、和紙、クラフト紙、グラシン紙、合成紙、トップコート紙など);これらをラミネートや共押し出しなどにより複層化したもの(2〜3層の複合体);などが挙げられる。このような基材としては、透明性の高いプラスチック系フィルムが好ましく、ポリエチレンテレフタレートフィルムが特に好ましい。
離型処理層を少なくとも一方の表面に有する基材に用い得る離型処理剤としては、例えば、シリコーン系離型処理剤、フッ素系離型処理剤、長鎖アルキル系離型処理剤などが挙げられる。離型処理剤は、1種のみを用いても良いし、2種以上を用いても良い。
カバーフィルムの厚みとしては、任意の適切な厚みが採用され得る。カバーフィルムの厚みとしては、取り扱い易さと経済性の点から、例えば、好ましくは12〜250μmであり、より好ましくは20〜200μmである。
カバーフィルムは、単層であっても良いし、2層以上の積層体であっても良い。
上記基材フィルムとしては、例えば、紙などの紙系基材;布、不織布、ネットなどの繊維系基材;金属箔、金属板などの金属系基材;プラスチックのフィルムやシートなどのプラスチック系基材;ゴムシートなどのゴム系基材;発泡シートなどの発泡体;これらの積層体(例えば、プラスチック系基材と他の基材との積層体や、プラスチックフィルム(またはシート)同士の積層体など);などが挙げられる。このような基材としては、好ましくは、プラスチックのフィルムやシートなどのプラスチック系基材である。このようなプラスチックとしては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のα−オレフィンをモノマー成分とするオレフィン系樹脂;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル系樹脂;ポリ塩化ビニル(PVC);酢酸ビニル系樹脂;ポリフェニレンスルフィド(PPS);ポリアミド(ナイロン)、全芳香族ポリアミド(アラミド)等のアミド系樹脂;ポリイミド系樹脂;ポリエーテルエーテルケトン(PEEK);などが挙げられる。このようなプラスチックは、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。
基材フィルムは、例えば、ポリマー層を活性エネルギー線により硬化して形成する場合は、活性エネルギー線の透過を阻害しないものが好ましい。
1つの実施形態においては、基材フィルム表面に、離型処理が施されていることが好ましい。別の実施形態においては、基材フィルム表面は、例えば、ポリマー層との密着性を高めるため、任意の適切な表面処理が施されていることが好ましい。このような表面処理としては、例えば、コロナ処理、クロム酸処理、オゾン暴露、火炎暴露、高圧電撃暴露、イオン化放射線処理等の化学的または物理的方法による酸化処理や、下塗り剤や剥離剤等によるコーティング処理などが挙げられる。
基材フィルムの厚みとしては、強度や柔軟性、使用目的などに応じて、任意の適切な厚みに設定し得る。基材フィルムの厚みは、好ましくは400μm以下であり、より好ましくは1〜350μmであり、さらに好ましくは10〜300μmである。
基材フィルムは、単層であっても良いし、2層以上の積層体であっても良い。
A−5.透明性
本発明の光触媒シートは、透明性に優れ得る。好ましくは、実質的に透明であり、全光線透過率が、好ましくは60%以上であり、より好ましくは70%以上であり、さらに好ましくは80%以上であり、特に好ましくは90%以上である。また、ヘイズは、好ましくは20%以下であり、より好ましくは10%以下であり、さらに好ましくは5%以下である。
B.製造方法
本発明の光触媒シートは、例えば、基材フィルム、カバーフィルム等の支持体上に、光触媒層形成組成物、無機化合物層形成組成物およびポリマー層形成組成物を塗布することにより得られる。塗布された各層形成組成物に対しては、必要に応じて、乾燥および/または硬化(例えば、光による硬化)処理を施してもよい。
B−1.光触媒層形成組成物
上記光触媒層形成組成物は光触媒を含み、必要に応じてその他の成分(バインダー成分、添加剤など)を含み得る。光触媒形成組成物は、代表的には、光触媒の分散液である。光触媒の分散媒としては、任意の適切な分散媒を採用し得る。
光触媒形成組成物は、水系であってもよいし、溶剤系であってもよいが、水系であることが好ましい。取り扱い性に優れ得るからである。この場合、上記分散媒は、好ましくは、水、または、水と他の分散媒との混合物である。他の分散媒としては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、トルエン等が挙げられる。
光触媒層形成組成物における光触媒の濃度は、好ましくは1〜50重量%、さらに好ましくは2〜40重量%である。
光触媒層形成組成物は、好ましくは、層状無機化合物(特に、層状粘土鉱物)を含む。層状無機化合物を含有させることにより光触媒層形成組成物が増粘し得る。その結果、光触媒層形成組成物の塗工性が向上し、光触媒層を良好に形成することができる。
光触媒層形成組成物の調製方法としては、任意の適切な方法を採用し得る。例えば、光触媒、分散媒、必要に応じてその他の成分(バインダー成分、添加剤など)を混合して、撹拌、超音波分散などによって均一分散させる方法が挙げられる。
B−2.無機化合物層形成組成物
上記無機化合物層形成組成物は層状無機化合物を含み、必要に応じてその他の成分(添加剤など)を含み得る。光触媒形成組成物は、代表的には、層状無機化合物の分散液である。層状無機化合物の分散媒としては、任意の適切な分散媒を採用し得る。
無機化合物層形成組成物は、水系であってもよいし、溶剤系であってもよいが、水系であることが好ましい。取り扱い性に優れ得るからである。この場合、上記分散媒は、好ましくは、水、または、水と他の分散媒との混合物である。他の分散媒としては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、トルエン等が挙げられる。
無機化合物層形成組成物における層状無機化合物の濃度は、好ましくは0.5〜50重量%、さらに好ましくは1〜40重量%である。
無機化合物層形成組成物の調製方法としては、任意の適切な方法を採用し得る。例えば、層状無機化合物、分散媒、必要に応じてその他の成分(添加剤など)を混合して、撹拌、超音波分散などによって均一分散させる方法が挙げられる。
B−3.ポリマー層形成組成物
1つの実施形態においては、上記ポリマー層形成組成物はポリマーを含み、必要に応じてその他の成分(添加剤など)を含み得る。ポリマーは、ポリマーを得るために用いられるモノマー成分を重合できる方法であれば、任意の適切な重合方法によって得ることができる。重合に際し、代表的には、重合開始剤が用いられる。
重合開始剤としては、例えば、光重合開始剤、熱重合開始剤などが挙げられる。重合開始剤は、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。
光重合開始剤としては、任意の適切な光重合開始剤を採用し得る。光重合開始剤としては、例えば、ベンゾインエーテル系光重合開始剤、アセトフェノン系光重合開始剤、α−ケトール系光重合開始剤、芳香族スルホニルクロリド系光重合開始剤、光活性オキシム系光重合開始剤、ベンゾイン系光重合開始剤、ベンジル系光重合開始剤、ベンゾフェノン系光重合開始剤、ケタール系光重合開始剤、チオキサントン系光重合開始剤などが挙げられる。光重合開始剤は、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。
ケタール系光重合開始剤としては、例えば、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン(例えば、商品名「イルガキュア651」(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)など)などが挙げられる。アセトフェノン系光重合開始剤としては、例えば、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(例えば、商品名「イルガキュア184」(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)など)、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−(t−ブチル)ジクロロアセトフェノンなどが挙げられる。ベンゾインエーテル系光重合開始剤としては、例えば、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテルなどが挙げられる。アシルホスフィンオキサイド系光重合開始剤としては、例えば、商品名「ルシリンTPO」(BASF社製)などが挙げられる。α−ケトール系光重合開始剤としては、例えば、2−メチル−2−ヒドロキシプロピオフェノン、1−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−2−メチルプロパン−1−オンなどが挙げられる。芳香族スルホニルクロリド系光重合開始剤としては、例えば、2−ナフタレンスルホニルクロライドなどが挙げられる。光活性オキシム系光重合開始剤としては、例えば、1−フェニル−1,1−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)−オキシムなどが挙げられる。ベンゾイン系光重合開始剤には、例えば、ベンゾインなどが含まれる。ベンジル系光重合開始剤としては、例えば、ベンジルなどが挙げられる。ベンゾフェノン系光重合開始剤としては、例えば、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、3、3′−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、ポリビニルベンゾフェノン、α−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンなどが挙げられる。チオキサントン系光重合開始剤には、例えば、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−メチルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、ドデシルチオキサントンなどが挙げられる。
光重合開始剤の使用量としては、例えば、モノマー成分100重量部に対して、好ましくは5重量部以下であり、より好ましくは0.01〜5重量部であり、さらに好ましくは0.05〜3重量部である。
熱重合開始剤としては、例えば、アゾ系重合開始剤(例えば、2,2´−アゾビスイソブチロニトリル、2,2´−アゾビス−2−メチルブチロニトリル、2,2´−アゾビス(2−メチルプロピオン酸)ジメチル、4,4´−アゾビス−4−シアノバレリアン酸、アゾビスイソバレロニトリル、2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロライド、2,2´−アゾビス[2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロライド、2,2´−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)二硫酸塩、2,2´−アゾビス(N,N´−ジメチレンイソブチルアミジン)ジヒドロクロライド、2,2’−アゾビス[N−(2−カルボキシエチル)−2−メチルプロピオンアミジン]ハイドレートなど)、過酸化物系重合開始剤(例えば、ジベンゾイルペルオキシド、tert−ブチルペルマレエートなど)、レドックス系重合開始剤(例えば、有機過酸化物/バナジウム化合物;有機過酸化物/ジメチルアニリン;ナフテン酸金属塩/ブチルアルデヒド、アニリンあるいはアセチルブチロラクトン;等の組み合わせなど)などが挙げられる。
熱重合開始剤の使用量としては、例えば、モノマー成分100重量部に対して、好ましくは5重量部以下であり、より好ましくは0.01〜5重量部であり、さらに好ましくは0.05〜3重量部である。
熱重合開始剤としてレドックス系重合開始剤を用いれば、常温で重合させることが可能である。
重合工程は、例えば、光照射により行うことができる。光源、照射エネルギー、照射方法、照射時間などの条件については、任意の適切な条件を採用し得る。
光照射に用いる活性エネルギー線としては、例えば、α線、β線、γ線、中性子線、電子線などの電離性放射線や、紫外線などが挙げられる。好ましくは紫外線である。
活性エネルギー線の照射としては、例えば、ブラックライトランプ、ケミカルランプ、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプなどによる照射が挙げられる。
重合工程においては加熱を施しても良い。加熱方法としては、任意の適切な加熱方法を採用し得る。加熱方法としては、例えば、電熱ヒーターを用いた加熱方法、赤外線などの電磁波を用いた加熱方法などが挙げられる。
ポリマー層形成組成物としては、任意の適切な形態を採用し得る。例えば、ポリマーの分散液、ポリマーの溶液等が挙げられる。ポリマー層形成組成物は、水系であってもよいし、溶剤系であってもよいが、水系であることが好ましい。取り扱い性に優れ得るからである。
上記ポリマーの分散液は、例えば、上記モノマー成分を乳化重合することにより調製することができる。乳化重合では、任意の適切な乳化剤を採用し得る。乳化剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウムなどのアニオン系乳化剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルなどのノニオン系乳化剤などが挙げられる。
乳化重合の方法としては、任意の適切な方法を採用し得る。例えば、モノマー成分、乳化剤、重合開始剤、水性媒体を一括添加して重合する方法や、いわゆるモノマー滴下法、プレエマルジョン法等が挙げられる。
乳化剤の使用量は、任意の適切な値に設定し得る。乳化剤の配合量は、モノマー成分100重量部に対して、好ましくは0.1〜10重量部であり、より好ましくは0.5〜5重量部である。上記水性媒体としては、通常、水が用いられ、必要に応じて低級アルコールやケトン等の親水性溶媒を併用することができる。
塗布時のポリマー分散液のポリマー濃度は、好ましくは15〜70重量%であり、より好ましくは20〜65重量%である。
ポリマーの分散液は、任意の適切なpH調整剤(例えば、アンモニア水)を添加することにより、pHが調整されていてもよい。ポリマー分散液のpHは、好ましくは7〜10である。このようなpHに調整することにより、分散液の機械的安定性や貯蔵安定性が向上し、例えば、塗布時に凝集物の発生が抑制されて、平滑な塗布面を得ることができる。
上記ポリマーの溶液は、例えば、上記モノマー成分を溶液重合することにより調製することができる。溶液重合では、任意の適切な溶剤を採用し得る。溶剤としては、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル類;トルエン、ベンゼン等の芳香族炭化水素類;n−ヘキサン、n−ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素類;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類などの有機溶剤が挙げられる。溶剤は、単独でまたは2種以上組み合わせて使用することができる。
塗布時のポリマー溶液のポリマー濃度は、好ましくは1〜60重量%であり、より好ましくは5〜50重量%である。
ポリマー層形成組成物は、塗布される際、アクリルゴム、増粘性添加剤などの各種ポリマーを配合することや、モノマー成分を加熱や光照射などにより一部重合させることにより塗布に適した粘度に調整されていてもよい。
B−4.積層体の形成
各層の積層体(光触媒シート)は、任意の適切な方法により形成し得る。好ましくは、上述のように、基材フィルム、カバーフィルム等の支持体上に、光触媒層形成組成物、無機化合物層形成組成物およびポリマー層形成組成物を塗布することにより得られる。具体的には、各層形成組成物を支持体上に多層同時塗工により形成する方法;支持体上にポリマー層形成組成物(光触媒層形成組成物)を塗布・乾燥した後、無機化合物層形成組成物を塗布・乾燥し、次いで、光触媒層形成組成物(ポリマー層形成組成物)を塗布・乾燥する方法;予め、別々の支持体に形成された各層を貼り合わせる方法;これらを組み合わせる方法が挙げられる。好ましくは、各層形成組成物を多層同時塗工により形成する方法が用いられる。生産性により優れるからである。ここで、「多層同時塗工」とは、2つ以上の塗工液を、同時または実質的に同時に塗布して多層構造を形成する方法である。「実質的に同時に」の具体例としては、各層形成組成物を乾燥させることなく殆ど同時に塗布する方法が挙げられる。
光触媒層形成組成物、無機化合物層形成組成物およびポリマー層形成組成物の形態は、それぞれ、同じであってもよいし、異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。層間の密着性が優れ得るからである。中でも、各層形成組成物が水系であり、これらを多層同時塗工することが好ましい。層間の密着性が極めて優れ得るからである。
塗布方法は、任意の適切な方法を採用し得る。例えば、任意の適切なコーターを用いる方法が挙げられる。コーターとしては、例えば、コンマロールコーター、ダイロールコーター、グラビアロールコーター、リバースロールコーター、キスロールコーター、ディップロールコーター、バーコーター、ナイフコーター、スプレーコーターなどが挙げられる。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
(光触媒層形成組成物の調製)
アナターゼ型酸化チタン水分散体(スラリー)(商品名「TKD−801」、テイカ株式会社製、固形分:17重量%)の固形分75重量部に対し、親水性スメクタイト(商品名「ルーセンタイトSWN」、コープケミカル社製)の水分散液(10重量%)を固形分で25重量部添加して光触媒層形成組成物を調製した。
なお、ルーセンタイトSWN(コープケミカル社製)の粒子径は、25%平均一次粒子径約19nm、50%平均一次粒子径約30nm、99%一次粒子径約100nmで、厚みは約1nmであり、アスペクト比は約30である。
(無機化合物層形成組成物)
親水性スメクタイト(商品名「ルーセンタイトSWN」、コープケミカル社製)の水分散液(5重量%)を無機化合物層形成組成物として用いた。
(ポリマー層形成組成物の調製)
アクリル酸ブチル95重量部、アクリル酸5重量部および1−ドデカンチオール0.05重量部を、ポリオキシエチレンアルキル硫酸アンモニウム(商品名「ハイテノールLA−16」、第一工業製薬株式会社製)1重量部を添加した水90重量部に加えて乳化することにより、モノマー乳化物を調製した。
冷却管、窒素導入管、温度計および撹拌機を備えた反応容器に、水44重量部およびポリオキシエチレンアルキル硫酸アンモニウム(商品名「ハイテノールLA−16」、第一工業製薬株式会社製)2重量を添加したところに、得られたモノマー乳化物の1/4量を加えて1時間窒素置換を行った後、60℃に昇温して2,2’−アゾビス[N−(2−カルボキシエチル)−2−メチルプロピオンアミジン]ハイドレート(商品名「VA−057」、和光純薬工業株式会社製)0.1重量部を加えて1時間重合を行った。その後、モノマー乳化物の残りの3/4量を3時間かけて反応容器内に滴下し、3時間熟成を行った後、10%アンモニア水を添加して、pH8に調整することにより、ポリマー層形成組成物を調製した。
[実施例1]
PETシート(商品名「ルミラーS−10」、東レ株式会社製)上に、アプリケーターを用いて、光触媒層形成組成物、無機化合物層形成組成物およびポリマー層形成組成物をこの順に乾燥させることなく同時に塗布した後、100℃にて10分間乾燥した。その後、ポリマー層表面に、剥離ライナー(商品名「MRN38」、三菱化学ポリエステルフィルム株式会社製)をローラーで貼り合わせPETシートを剥離して光触媒シートを作製した。
得られた光触媒シートの各層の厚み(乾燥後)は、光触媒層:5μm、無機化合物層:12μm、ポリマー層30μmであった。また、得られた光触媒シートは、目視で透明であった。
[実施例2]
剥離ライナー(商品名「MRN38」、三菱化学ポリエステルフィルム株式会社製)上に、アプリケーターを用いてポリマー層形成組成物を塗布した後、100℃にて3分間乾燥してポリマー層を形成した。
ポリマー層上に、アプリケーターを用いて無機化合物層形成組成物を塗布した後、100℃にて10分間乾燥して無機化合物層を形成した。
無機化合物層上に、#5マイヤーバーを用いて光触媒層形成組成物を塗布した後、100℃にて3分間乾燥して光触媒層を形成した。
このようにして、光触媒シートを作製した。各層の厚み(乾燥後)は、光触媒層:5μm、無機化合物層:11μm、ポリマー層32μmであった。また、得られた光触媒シートは、目視で透明であった。
(比較例1)
無機化合物層形成組成物を塗布しなかったこと以外は実施例1と同様にして、光触媒シートを作製した。得られた光触媒シートは、目視で透明であった。
(比較例2)
無機化合物層形成組成物を塗布して無機化合物層を形成しなかったこと以外は実施例2と同様にして、光触媒シートを作製した。得られた光触媒シートは、目視で透明であった。
各実施例および比較例の光触媒シートについて下記評価を行った。評価結果を表1に示す。
1.有機物分解性
得られた光触媒シートの光触媒層側に、オレイン酸をウエスにて塗布した。この光触媒シートに対し、ブラックライト(照度:2mW/cm)で72時間光を照射し、照射前後の光触媒層表面の水の接触角を測定することにより、有機物分解性を評価した。
2.外観変化
得られた光触媒シートに対し、ブラックライト(照度:2mW/cm)で72時間光を照射し、照射前後の光触媒シートの色の変化を目視で観察した。
Figure 2012187786
各実施例および比較例において、オレイン酸の分解が認められた。
比較例1,2ではブラックライトの照射により光触媒シートの変色が確認されたのに対し、実施例1,2では変色は確認されなかった。
本発明の光触媒シートは、各種の基体上に設けられ、幅広い用途に適用され得る。例えば、外壁、内壁等に使用されるセルフクリーニングフィルム、脱臭フィルム、セルフクリーニング機能付きの防眩フィルムや反射防止フィルム等が挙げられる。
10 光触媒シート
11 光触媒層
12 無機化合物層
13 ポリマー層

Claims (11)

  1. 光触媒を含む光触媒層と、
    層状無機化合物を含む無機化合物層と、
    ポリマーを含むポリマー層と
    を、この順で有する、光触媒シート。
  2. 前記光触媒層が層状無機化合物を含む、請求項1に記載の光触媒シート。
  3. 前記光触媒層における光触媒の含有割合が70〜99重量%である、請求項1または2に記載の光触媒シート。
  4. 前記光触媒層が水系の光触媒層形成組成物から形成される、請求項1から3のいずれかに記載の光触媒シート。
  5. 前記光触媒層の厚みが0.1〜30μmである、請求項1から4のいずれかに記載の光触媒シート。
  6. 前記無機化合物層の厚みが1〜40μmである、請求項1から5のいずれかに記載の光触媒シート。
  7. 前記無機化合物層における層状無機化合物の含有割合が60重量%以上である、請求項1から6のいずれかに記載の光触媒シート。
  8. 前記無機化合物層が水系の無機化合物層形成組成物から形成される、請求項1から7のいずれかに記載の光触媒シート。
  9. 前記ポリマー層が粘着性を有する、請求項1から8のいずれかに記載の光触媒シート。
  10. 前記ポリマー層が水系のポリマー層形成組成物から形成される、請求項1から9のいずれかに記載の光触媒シート。
  11. 光触媒層形成組成物、無機化合物層形成組成物およびポリマー層形成組成物を多層同時塗工することにより得られる、請求項1から10のいずれかに記載の光触媒シート。
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