JP2012181859A - 遠隔監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御盤の環境の健全性を監視したり、将来の異常を推定したり、その異常の原因となっている環境要素を推定したり、その対策を支援したりすることが可能な遠隔監視装置を得る。
【解決手段】制御盤CC内部の設置環境を測定する環境センサ群91〜93、CC内部に実装された各種機器の物理量を測定する物理センサ群71〜74、CC内部の電子制御装置10、20の内部故障を検出する内部故障検出センサ、91〜93及び71〜74で測定されたデータ並びに内部故障検出センサからの内部情報をCC外部に送受信可能な無線通信システムで、かつCCは離隔した位置に実装され、通信システムを介して得られる各種センサからの測定データを取り込み可能な無線通信システムを備え、CCからの設置環境に対する測定データの変化及びCCからの物理量に対する測定データの変化並びに内部故障検出センサからの内部情報の変化と、予め記憶された環境基準に関する知識ベースとの相関からCCの環境の健全性を監視するもの。
【選択図】図5

Description

本発明は、監視対象が例えばプラント機器用電子制御盤のごとき制御盤の設置環境を、これとは離隔した場所で監視可能な遠隔監視装置に関する。
一般に、電子装置に付属させるセンサシステムには、予め対象装置内で計測すべき箇所や異常を観測する箇所が決まっているところにセンサを置き決まった情報のみを収集する監視システムがあるが、これらの実例として特許文献1、特許文献2がある。
また電子制御装置の異常時にその原因の特定を行う機能をもつ監視システムの実例としては特開平5−223867「電磁環境計測器」を挙げる。
特開平10−227400号公報「遠隔監視システム」 特開平5− 223867号公報「電磁環境計測器」
電子制御装置や電動機ドライブ装置を含む電子盤あるいはドライブ盤以下「盤」は新規導入以降長期間運用されるため、その設置周囲の環境が設置当時からさまざま変化していることが多く故障や異常の原因になることがある。
1)電源線が制御信号線付近に敷設されると信号線へのノイズとなる。
2)動力線が電子盤近辺を通過することで電子制御装置の電源へのノイズとなる。
3)インバータ機器が電子盤付近に設置されると電源装置および制御信号線へのノイズとなる。
4)ドライブ盤が出すノイズが自分の制御や通信機能を阻害する。
5)振動を伴う機器が設置されると振動に制限のある機器の故障原因となったり、信号接続部での接触不良原因となる。
6)空調が変わると湿度低にて静電気による放電が発生しやすくなり電子制御装置を直接破壊したり、温度高にて電子部品のタイミングが変りノイズによる影響を受けやすくなる
こういった環境の変化により盤に故障や停止が発生した場合は、その故障が装置を構成する部品の偶発故障に起因するものか、設置している環境を原因として部品故障や誤動作を生じているかを判断することが難しい。例えば制御に用いている直流電源電圧の変動で電子制御装置がダウンする場合、温度高で電源装置の平滑コンデンサの電解液蒸発が加速されたことによるリップルの増大なのか、電源出力に誘導ノイズが重畳したものか、電源のAC入力にノイズが混入しかつ電源装置のアース処理が不十分なためにDC出力側にリップルが乗ったのか、電源装置アースの不良で蓄電された電荷が湿度低下時に空中放電して発生した電磁波によるものなのかなど複数の原因が考えられる。またノイズでもモータ動作による誘導電流、インバータによるノイズ、リレーやスイッチの入切りで発生する誘導ノイズなどが考えられ、そのどれであっても対策が異なる。
もしこれが常に観測できている異常現象であれば通常のオシロスコープなどの測定器に適切なプローブを取付けてその環境の物理量を測定することが可能で、その原因となる環境を特定し、その対策を実施し、効果を確認することが可能である。しかし、例えば電子制御装置動作中、外部の高電圧接点の動作などによる瞬間ノイズが影響するような場合、その発生頻度が1年に一度以下というケースがある。
こういったトラブルを的確に観測するためには長期間の監視、更に原因となりそうな複数箇所での複数要因の測定が必要である。
そして要因となる環境の測定に関しては、その測定対象や測定箇所の追加や変更も必要となる。
また、電子制御装置やドライブ装置自身がまだ異常状態には至っていなくても、外部からのノイズや振動で制御電源が何らかの影響を受けていたりする場合、あるいはその影響が時間を経て大きくなっていたりするような「異常発生予備軍」的な兆候が見られる場合、それを示すことで事前の対応を支援することも必要である。
そしてセンサを設けて測定している環境データ上や電子制御装置あるいはドライブ装置以下「装置」)自身の電源電圧やアース電流に装置故障となるようなレベルでない程度の変化であっても、装置はIOアクセスでバス異常を瞬時検出しリトライで正常復帰していたり、メモリが1ビットエラーを起こし、ECC機能で復帰していたり、ディスク装置が振動などの影響でセクタ異常を発生し代替シリンダ処置をしていたりする場合がある。これらはその時点で装置にとって重大な異常をもたらすものではないがストレスを与えていることには変わりなく、将来の故障につながる可能性がある。こうしたボディブロー的な環境要素もその発見を支援し、見つけ次第排除する必要がある。
また環境データ上でなんらかの変化が発生した場合、計測している装置の制御電圧やアース電流、電子基板温度あるいは内部で検出されるIOバスの状態には特に異常が確認できない場合でも、電子論理回路でのタイミングへの影響が瞬時の出力逆転を生じたりバッファICの瞬時故障を生じ、それがプロセス制御で「期待しない制御結果」を起こす場合がある。こういった場合、環境データの変化や装置の制御電圧などの情報、装置内部で検出されるIOバスエラーの情報や装置自信の異常情報とプロセスの時系列的な情報とを混在させて表示させることで該「期待しない制御結果」となんらかの関係がないのかなどを確認できることも保守上必要である。
特許文献1は、通常の制御装置が制御する被制御対象の物理量を測定するセンサシステムについて記載され、これはホストCPUと、センサを有する複数の監視装置との通信手段を備えている。これは現場に設置している監視装置は他の監視装置を中継してホストCPUと通信が行うことを特徴とした発明であり、ホストCPUから監視装置への命令を順次無線を通じて伝えたり、ホストCPUは各監視装置から順次送られてくるデータをモニタリングしたり検討したりして、CRTにデータまたはその処理結果を出力表示する。監視装置が多数の監視対象に設置されCPUに近い監視装置から順番に並んでつぎつぎに通信が行われるようになっている。その一実施例としてパイプラインを監視する装置の一つの監視装置が記載され、監視装置にはITV、圧力センサ、温度センサ、振動センサ、音響センサ、歪ゲージなど各種センサが取り付けられている。
この装置は複数のセンサを一つの監視装置に設けそれを無線あるいは有線にてホストCPUに情報を伝えているが、その測定された箇所での物理量を単純に送信すること、あるいはそこで観測された複数の物理量同士の演算から得られる加工データの送信が目的でありそこで観測されたある物理量が異常であった場合その異常の原因がどこから発生したか、そこで観測される物理量、例えばこの監視装置に電磁波センサがあったとしてもそれで計測された現象が他の監視装置のどこかの測定値に影響をあたえるか与えないかの推定を行えない。それは、監視装置が 特定の監視対象に沿って配置されるためであり、監視対象に環境からの影響が出る場合その原因は対象から離れた場所、特に電磁波あるいは熱のように特定の監視対象に沿うのではなく、ある空間を通じて影響を与えるというケースを扱えないからである。またその環境データが制御自身にどういう影響を与えるか推定する仕組みを持たないからである。
特許文献2は、電子制御装置の異常とその環境から来る原因の特定を行うセンサシステムについて記載されている。具体的には、電子制御装置を格納する建屋と、その電子制御装置が異常を起こしたことを検出するセンサの異常検出トリガ信号をもとに外部電磁妨害波による異常を前提に、電磁妨害波を測定しそれを特定するセンサから成り立っている。このセンサシステムでは電磁妨害波をトリガにより記憶しその波形、そのピーク値、周波数成分、予め設定したレベル以上の波形数などの波形データを取得することができる。このシステムにより該電子制御装置に異常を生じさせる電磁妨害波が例えばアマチュア無線やCB無線によるものであるとの特定まで可能とすることができる。
しかし、異常を発生せしめる原因が電子制御装置の電源部の電圧リップルである可能性や、建屋の別な場所にある誘導ノイズ発生源、あるいは全く異なる建屋でのノイズが電源経由で到来し、あたかも妨害電磁波と同様の現象を起こさせるケースや、妨害電磁波が空中や信号線に沿って電子制御装置に異常を生じさせているのか、温度や振動の影響で妨害電磁波の影響を受けやすくなっているのかなど特定ができない。これは該電子制御装置の内部にてその測定ができないためである。また明示はされてはいないがその原因として、妨害電磁波測定装置が大きく、建屋はもとより電子制御装置の内部に設置できないからである。
本発明は前述の問題点を克服するためになされたもので、制御盤の健全性を監視したり、その計測データから将来の異常を推定したり、頻度の少ない異常が発生する盤においてその異常の原因となっている環境要素を推定したり、その対策を支援したりすることが可能な遠隔監視装置を得ることを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に対応する発明は、監視対象である制御盤内部に実装された各種機器の設置環境を測定する環境センサ群と、前記監視対象である制御盤内部に実装された各種機器の電圧等の物理量を測定する物理センサ群と、前記制御盤を構成している電子装置の内部故障を検出する内部故障検出センサと、
前記環境センサ群及び前記物理センサ群で測定されたデータ並びに前記内部故障検出センサからの内部情報を前記制御盤外部に送受信可能な無線通信システムを備え、
前記制御盤とは離隔した位置に実装され、前記無線通信システムを介して得られる各種センサからの測定データを取り込み可能な無線通信システムを備え、
前記監視対象からの設置環境に対する測定データの変化及び前記監視対象からの物理量に対する測定データの変化並びに前記内部故障検出センサからの内部情報の変化と、予め記憶された環境基準に関する知識ベースとの相関から前記制御盤の環境の健全性を監視する監視装置とを具備したことを特徴とする遠隔監視装置である。
本発明の遠隔監視装置では、制御盤内に異常が発生した場合、該盤内外の任意位置に備え長期間バッテリで動作する小型のセンサが盤内外の温度、湿度、振動、電磁波などの設置環境情報と装置自身の制御電源電圧やアース電流、電子基板温度などを測定し、かつ装置内のIOバス異常やメモリ異常、通信バス異常などの情報とともに、予め用意された推論ベースに沿って要因を推定することができる。
また、本発明の遠隔監視装置では、制御盤に異常が発生していない場合でも測定する環境データが装置に影響を与える閾値の近傍の値を示す場合改善が必要であることを告知する。また測定する環境データが経年的に悪化してゆく場合に将来の装置の異常を推定することができるし、寿命に影響を与えるような環境データが連続的に観測されている場合も同じく将来の装置の異常を推定することができる。
更に、制御盤の電子装置がなんらかのプロセス制御を行っている際に制御上「期待しない制御結果」が生じたと仮定し、その場合装置での異常や装置の制御電源電圧などの測定値が異常値でなく、また装置内部でのIOバスやメモリ、通信に異常が無い場合でも環境異常の情報とプロセス制御の制御データを組合わせて表示することにより電子論理回路での瞬時の論理逆転や監視されていないメモリの瞬時故障などが盤内外の環境変化により生じたのかどうかを人間に推定させる機能を得ることができる。
図1は、本発明の遠隔監視装置の概略構成を示す図である。 図2は、図1の監視対象の1例であるプラント制御盤の概略構成を示す図である。 図3は、図1のセンサの1例を説明するためブロック図である。 図4は、本発明の遠隔監視装置の実施例1の盤環境の健全性を判断するアルゴリズム図である。 図5は、図1の監視対象の2例であるプラント制御盤の概略構成を示す図である。 図6は、本発明の遠隔監視装置の実施例2の盤環境の健全性を判断するアルゴリズム図である。 図7は、本発明の遠隔監視装置の実施例3の盤環境の経年的な影響を判断するアルゴリズム図である。 図8は、本発明の遠隔監視装置の実施例4の盤異常時に原因を推定するアルゴリズム図である。 図9は、本発明の遠隔監視装置の実施例5の盤異常時に原因を推定するアルゴリズム図である。 図10は、本発明の遠隔監視装置の実施例6の対策を支援するためのアルゴリズム図である。 図11は、本発明の遠隔監視装置の実施例6の対策を支援するためのアルゴリズム図である。 図12は、本発明の遠隔監視装置の実施例7の説明図でプロセスデータと制御盤の環境情報を同時に表示するシステムの構成図である。
以下、本発明の遠隔監視装置の実施例について、図面を参照して説明する。図1は、遠隔監視装置の概略構成を示す図で、監視対象であるプラント機器制御盤(以下単に盤と称する)CCと、盤CCに対して遠隔地に配設され、無線通信により盤CCの環境情報及び物理情報を取込み、盤CCを監視する監視装置例えばコンピュータシステムPCからなり、コンピュータシステムPCは、制御手段CPUと、表示制御手段DCと、知識ベースが格納されたデータベースDBと、表示手段DSPからなっている。
ここで、知識ベースは、例えばある代表的な電子盤を複数個準備し、それらに環境ノイズを与えて実験して得られた結果をある程度数値化したものと、シミュレーションを行った結果との一致した値から環境に対する影響度を求めてできたものを基準としたものである。例えば、電磁波の場合、その発生源はモータなどの誘導装置、インバータなどの電源装置、静電気の空中放電、リレーなどの誘導器具の入切り、電波を用いる装置などが考えられ、それらの各々での電流波形や周波数成分、繰り返し要素有無などで特徴がある。一方、それら電磁波が装置に影響をあたえる場合、その経路は電源線、アース線、入出力信号線、空中経由あるいはそれら組み合わせが考えられるが、空中での伝播では盤の形状による吸収と反射はその周波数帯により異なる。また長期の連続した環境異常のうち電子デバイスに微小ではあっても蓄積的にダメージ与える場合も条件と期間がそれぞれ異なる。そして電子制御装置が異常となるための要因としては、根本の要因以外にノイズフィルタの容量不足、ノイズフィルタの故障、ノイズフィルタのアース線容量不足、同アース線の接続不良、信号線のシールドにおけるアース処置の間違い、空中を伝わる電磁波に対する装置自身の遮蔽不足が挙げられる。そういった知識を予め知識ベースとして持つ。なお知識ベースは独立したロジック群、独立した推論エンジン、アルゴリズム上での直接実行表現など実現方式は問わない。
[実施例1]
図1、図2、図3、図4を用いて実施例1を説明する。
図2は、電子盤内の構成と配置した複数のセンサを、電子盤内を透過した形式で図示した一配置例である。10は電子制御装置、11はAC電源装置(以下電源装置と称する)、12は電子基板、121は電子基板12上に配設した放熱フィンを有する部品である。
20は別の電子制御装置、21は電子制御装置20におけるAC電源装置(以下電源装置と称する)、22は電子制御装置20における電子基板、221は電子基板22上に配設した放熱フィンを有する部品である。
31はノイズフィルタ、32は受電部、33はACケーブル、34は電子制御装置10のアース線、35は電子制御装置20のアース線、36はノイズフィルタのアース線、40はアースバー、41は接地線である。
51は電源装置11のAC受電端子の交流電圧を測定するAC電圧センサ、52は制御電源装置21の出力電圧である制御電源電圧を測定する制御電源電圧センサ、53は電子基板12上における部品121の表面温度を測定する温度センサである。
61は電源装置21のAC受電端子の交流電圧を測定する電圧センサ、62は電源装置21の出力電圧である制御電源電圧を測定する電圧センサ、63は電子基板22上における部品221の表面温度を測定する温度センサである。
71は電子制御装置10のアース電流を測定するアース電流センサ、72は電子制御装置20のアース電流を測定するアース電流センサ、73はノイズフィルタのアース電流を測定するノイズフィルタのアース電流センサ、74は接地線のアース電流を測定する接地線のアース電流センサである。80は受電部にて受電AC入力の電圧を測定する電圧センサである。
90は電子盤内に1台設置され他のセンサのデータを無線経由で収集するとともに、電子盤内を代表する点にて盤内温度、盤内湿度、振動、加速度を測定し、他センサのデータとともに盤外にデータを送信する無線中継器兼温度湿度振動加速度センサ(以下無線中継器センサと称する)である。無線中継器センサ90は1秒〜1分程度の間隔でデータ収集を行う無線中継器に付属するセンサであり、それ以外のセンサは数n秒〜数μ秒周期でデータを測定し、設定された複数段階の閾値を越えたあるいは設定された条件を満たしたときに一定時間データを収集する機能を有している。
前述のセンサ51〜53、61〜63、71〜74、80、90〜93は、いずれも図3に示すようにバッテリ部1と、無線回路及びアンテナを含む送受信部2と、センサ部3と、制御部4と、記憶部5とを備え、制御部4が与えられた周期あるいはイベントにて、センサ部3からデータを入力し、記憶部5に蓄積するとともにセンサ部3からのデータに、測定時刻を付けて送信し、盤内環境で送信失敗の場合を想定しデータは一定期間の蓄積ができるとともに送信のリトライの機能を有する。90の中継器兼センサもそれ以外のセンサも同様の動作を行う。
センサは、例えば、電子制御装置と電子制御装置のすきまに配置できる程度のものが望ましく、また電磁波要因によりセンサ自身が影響を受けないようにするため、センサの電源は電源線を用いず、バッテリにより長期に測定できるものが望ましい。センサは、以上述べた点以外に、次のような機能を備えていることが望ましい。
1)個々のセンサデータの収集も電磁波ノイズの影響をうける信号線をもちいず無線により外部に伝達する機能を持つ。
2)電子盤1面に配置するセンサはその測定目的や電子盤構造により任意の場所に複数個を配置できる。
3)これらセンサの取得するデータは温度や湿度の振動の変化を生じさせないため、扉を開閉することなく外部に取り出す機能を持つ。
4)正確なデータを取得するため、センサに付属するプローブなどは出来る限り短くする。
5)環境異常発生時にセンサデータが送信できない場合のため一定期間データをセンサ内部に蓄え送信機能が回復してから再度送信できる機能を持つ。
図4は無線中継器経由で収集したデータを基に異常を発生させた箇所を推定する推論ベースでのアルゴリズム例である。
次に図示されない盤近傍あるいは盤内に設置された、モータ駆動用インバータ電源装置の電磁波ノイズがAC電源入力経由で盤内に混入し、その結果電子制御装置の電源電圧が異常となった場合を想定して動作を説明する。
電磁波ノイズがAC電源に混入すると、AC電圧センサ80はそれを検出して無線中継器センサ90に送る。また受電部近傍の電磁波センサ91は検出した電流データを無線中継器センサ90に送る。
AC電源に混入したノイズはノイズフィルタ31にて減衰し、アース線36を経由して電流がアースバー40を経由して接地線41に流れる。ノイズフィルタの出力側の電圧センサ51、61はAC電源線でのノイズが減衰したため異常という段階の閾値では検知しない。
AC受電部から混入したノイズが空中を経由して電源装置11の出力に重畳し、電源装置11の出力部の電圧センサ52にて異常電圧を検出しそのデータが無線中継器センサ90に送られる。同時に電子制御装置10の近傍の電磁波センサ92は異常段階として検出した電流波形を無線中継器センサ90に送る。
センサ80、52、90、91、92以外のセンサは異常段階では特になにも検出していないが影響を受けていることを示すデータを無線中継器センサ90に送る。無線中継器センサ90は盤内の温度、湿度、振動のデータを図4の推定フローを実行する図1のPCに送るとともに、電圧センサ80、52からの異常段階を超えたデータ、その他各センサで検出された値が各閾値を越えたデータをPCに送る。
PCでは図4のフローチャートに示す以下の順にて異常の箇所を推定する。
AC受電部での電圧センサ80での異常データによりAC電源異常を検出し(S1)、PC画面に出力する(S2)。
AC受電部近傍の電磁波センサ91の電流の値より電磁波ノイズでの異常を検出し(S3)、PC画面に出力する(S4)。
電子制御装置20の近傍の電磁波センサ92の電流の値より電磁波ノイズでの異常を検出し(S5)、PC画面に出力する(S6)。
電子制御装置10の電源制御装置の出力部の電圧センサ52の電圧値より電源異常を検出し(S7)、PC画面に出力する(S8)。
S1、S3、S5、S7より電子盤の健全性を損なう異常検出の事象が近い時刻に複数発生したこと(S9)、また2つの電磁波センサ91、92の電流の波形が類似であることをPC画面に出力する(S10)。2つの電磁波センサ91、92の周波数成分が類似であることをPC画面に出力する(S11)。制御電源電圧の異常は他の異常と相関(相互に関係がある現象)が強いことをPC画面に出力する(S12)。
以上述べた実施例1によれば、盤内の機器に影響をあたえる盤環境と装置の異常の関係を明確に示すことができるという効果がある。
[実施例2]
図5、図6を用いて実施例2を説明する。
図5は図2の電子制御装置10、20の内部情報を出力する送信部98、99を設けたものであり、これ以外は図2と同じで、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。図6は電子制御装置の内部情報を含め無線中継器経由で収集したデータを基に環境の変化と内部で検出された低レベルの異常を相関させ電子盤あるいは電子制御装置の健全性を推定し支援を行う場合のアルゴリズム例である。
次に動作について説明する。
電磁波ノイズがAC電源に混入すると、AC電源の電圧センサ80が異常を検出し(S1)、無線中継器センサ90に送ると共にPC画面に出力する(S2)。また受電部近傍の電磁波センサ91は異常を検出し(S3)、無線中継器センサ90に送ると共にPC画面に出力する(S4)。AC電源に混入したノイズはノイズフィルタ31にて減衰し、アース線36を経由して電流がアースバー40経由接地線41に流れる。
ノイズフィルタの出力側の電圧センサ51、61はAC電源線でのノイズが減衰したため異常という段階の閾値では検知しない。AC受電部から混入したノイズが空中を経由して電源装置11の出力に重畳し、電源装置11の出力部の制御電源電圧センサ52にて異常ではないレベルでの電圧変化を検出しそのデータが無線中継器センサ90に送られる。
同時に電子制御装置10の近傍の電磁波センサ92は異常ではない段階として検出した電流波形を無線中継器センサ90に送る。
電子制御装置10、20は送信部98、99から定周期にて無線中継器センサ90にメモリの軽故障、IOバスの軽故障、ディスクの軽故障の情報を送っている。
電圧センサ80、52、無線中継器センサ90、電磁波センサ91、92以外のセンサも異常段階では特になにも検出していないが影響を受けていることを示すデータを無線中継器センサ90に送る。無線中継器センサ90は盤内の温度、湿度、振動のデータとともに送信部99からのデータを一緒に図6の推定フローを実行する図示されていないPCに送るとともに、電圧センサ80、52からの異常ではない段階のデータ、その他各センサで検出された各閾値を越えたデータをPCに送る。
PCでは図6に示すアルゴリズム例にて異常の箇所を推定する。
AC受電部での電圧センサ80での異常データによりAC電源異常を検出し(S1)、PC画面に出力する(S2)。
AC受電部近傍の電磁波センサ91の電流の値より電磁波ノイズでの異常を検出し(S3)、PC画面に出力する(S4)。
下側の電子制御装置20内ステータスにより内部で軽故障を検出し(S21)、これをPC画面に出力する(S22)。この場合、センサ80、91の異常検出と、S21の電子制御装置20に内部系故障の軽故障検出の時刻が近いことをPC画面に出力する(S23)。電子制御装置20の内部軽故障と電磁波センサ91の検出の異常と相関が強いことをPC画面に表示する(S24)。他のセンサで同時刻近傍で変化を検出したことをそれぞれPC画面に出力する(S25)。
このようにS23〜S25と、S1、S3、S21の時刻が近いことより電子盤の健全性を損なう事象とそれに伴う電子装置内での軽故障現象の発生に関係があること、異常ではないが、電磁波センサ92のノイズが、電磁波センサ91と波形や周波数成分で同類であること、異常ではないが他のセンサでもなんらかの変動を検出したことをPC画面に出力することから、実施例1に比べ、装置に明確な故障が発生しなくても装置内部になんらかの影響を与えていることが明確にできる効果がある。
なお相関を調べる組合せや同時性の判断は図示されていない知識ベースによるが、知識ベースは独立したロジック群、独立した推論エンジン、アルゴリズム上に直接表現など 実現方式は問わない。
[実施例3]
図5および図7用いて実施例3を説明する。
図7は図6のアルゴリズムに加え、該状態が継続的に発生していることを判定して将来の異常発生や電子盤自体の経年的故障を推定するアルゴリズム例である。図7での各動作は図6と同一番号は同じ動作である。
次に動作について説明する。この場合の電磁波ノイズの混入や電子盤内での検出動作、中継器からPCへの送信動作は実施例2と同じであるとする。実施例2において、電圧センサ80が異常検出(S1)及び電磁波センサ91が異常検出(S3)並びに内部故障検出センサが電子装置20に内部で軽故障を検出(S21)した場合、80、91が異常検出と、20の内部が軽故障の検出の時刻が近いことをPC画面に出力する(S23)。そして、
電子装置20の内部軽故障と電磁波センサ91の検出の異常と相関が強いことをPC画面に出力する(S24)。さらに、電磁波センサ91、電圧センサ80、内部故障検出センサ以外に制御盤の内部に配設された他のセンサが異常となった時刻近傍で変化したことをそれぞれPC画面に出力する(S25)。ここまでは、図6の実施例2と同じである。その後に、
「電磁波強度がある一定以上」かつ「発生継続期間が一定以上」かと判断し(S26)、この判断通りになったら、電子装置20が将来故障する可能性をPC画面に出力する(S27)。
なお相関を調べる組合せや同時性の判断、将来の故障に関与する要因や判断のための継続時間は図示されていない
知識ベースによるが、知識ベースは独立したロジック群、独立した推論エンジン、アルゴリズム上での直接表現など実現方式は問わない。
またセンサの動作は実施例1と同様である。
以上述べた実施例3は、実施例1、実施例2に比べ電子装置にただちに影響を与えない環境ではあってもそれが繰り返される場合に電磁波による電子デバイスへの長期の影響を警告することができる効果がある。
[実施例4]
図2、図8を用いて実施例4を説明する。
図2の説明は実施例1と同じであり省略する。
次に図示されない近傍あるいは盤内に設置された、モータ駆動用インバータ電源装置の電磁波ノイズがAC電源入力経由で盤内に混入し、そのノイズがラインフィルタのアース不良が原因で電子制御装置の電源が異常な出力を出す場合を想定して動作を説明する。
電磁波ノイズがAC電源に混入するとAC電源の電圧センサ80はそれを検出して無線中継器センサ90に送る。また受電部近傍の電磁波センサ91は検出した電流データを無線中継器センサ90に送る。
この場合、AC電源に混入したノイズはノイズフィルタ31を経由するが、アース線36とアースバー40に接触不良があり、ノイズ電流がアースバー40を経由して接地線41に流れないものとする。ノイズフィルタ31の出力側の電圧センサ51、61はAC電源線でのノイズが減衰していないため異常の閾値で検知し無線中継器センサ90に情報を送る。AC受電部から混入したノイズはさらに電源装置11、21の出力部の電圧センサ52、62にて異常電圧を検出しそのデータを無線中継器センサ90に送る。同時に電子制御装置10、20の近傍の電磁波センサ92、93は異常段階として検出した電流波形を無線中継器センサ90に送る。
このときノイズフィルタのアース電流センサ73は何も検知していないが、電子制御装置20の電源装置のアース電流センサ71、72は電源のフィルタ作用に起因するノイズ電流を検出し無線中継器センサ90に送る。
他の電磁波センサ92、93も何らかの情報を無線中継器センサ90に送る。
無線中継器センサ90は盤内の温度、湿度、振動のデータを図4の推定フローを実行する図示されていないPCに送るとともに、各センサで検出された各閾値を越えたデータをPCに送る。
PCでは図8に示すアルゴリズム例にて異常の箇所を推定する。
AC受電部での電圧センサ80での異常データによりAC電源異常を検出し(S1)、PC画面に出力する(S2)。
AC受電部近傍の電磁波センサ91の電流の値から電磁波ノイズでの異常を検出し(S3)、PC画面に出力する(S4)と同時に、電磁波センサ91の電流の周波数成分からインバータノイズ混入を判断する(S31)。
AC電圧センサ51により電子制御装置10の電源のAC電圧に異常があること(S32)、AC電圧センサ61により電子制御装置20の電源のAC電圧に異常があること(S34)、およびノイズフィルタアース電流が流れていないことによりノイズフィルタ異常を仮定する(S36)。なお、S32、S34で異常検出した場合には、これらをPC画面に出力する(S33、S35)。
電子制御装置10、20の近傍の電磁波センサ92、93の電流周波数成分が電磁波センサ91と類似であることとその時刻の一致、および制御電源のAC電圧センサ51、61の異常検出の時刻が一致していること電子制御装置10、20のアース電流センサ71、72が有意な電流を計測しているため「AC受電部からインバータによる電磁波ノイズが混入しノイズフィルタ31のアース不良によりそのノイズが電子制御装置10、20の電源の入力に影響を与えた」と推定し故障原因箇所を「ノイズフィルタ31」あるいは「ノイズフィルタアース」と推定しPC画面に推定結果や推定根拠を出力する(S37)。
なお相関を調べる組合せや同時性の判断、原因や故障箇所推定は、図示されていない知識ベースによるが、知識ベースは独立したロジック群、独立した推論エンジン、アルゴリズム上に直接表現など実現方式は問わない。
またセンサの動作は実施例1と同様である。
このように実施例4によれば、盤内および装置の状況を総合的に判断し、原因あるいは原因箇所を推定することができる。
[実施例5]
図5、図9を用いて実施例5を説明する。
図5の説明は実施例2と同じであり省略する。
次に、図示されていない人物が盤内の装置に近づき、人体に蓄電された電荷が電子装置に空中放電した場合を例にとり動作を説明する。
人物が盤の扉を開けることにより、無線中継器センサ90は盤内温度の変化を検出し図示されていないPCに送信する。
人物からの空中放電は電磁波として、電磁波センサ91、92、93にてそれぞれ異常検出し(S41、S43、S45)、無線中継器センサ90を介して図示されていないPC画面にそれぞれ送信される(S42、S44、S46)。
下側の電子制御装置20は送信部99から定周期にて無線中継器センサ90にメモリの軽故障、IOバスの軽故障を検出し(S47)、ディスクの軽故障の情報をPC画面に出力する(S48)。その他のセンサは特に異常な値あるいはなんらかの変化を検出していない。
PCでは図9に示すアルゴリズム例にて異常の箇所を推定する。
電磁波センサ91、92、93により同時刻に電磁波ノイズを検出し(S41、S43、S45)、この結果をPC画面に出力する(S42、S44、S46)。
そして、送信部99により各電磁波センサ91、92、93の異常検出時刻が近いこと、これにより電子装置20内の軽故障の原因が電磁波による可能性が高いことをPC画面に出力する(S49)。さらに、電子装置20内での軽故障の要因が電磁波によるものと推定する(S50)。
電磁波センサ91、92、93による電流波形と周波数成分が類似であること、また静電気空中放電に近く、かつこの現象が、繰り返し発生が認められないため、静電気による静電気空中放電による電磁ノイズと推定する(S51)。アース電流などに変化が無いことより、「直接電子装置20に放電した静電気」であることを推定する(S52)。
電磁波センサ91、92、93の発生時刻に先立ち盤内温度の低下があることより盤扉が開けられたと推定し、「人為的な静電気放電」を推定し、PC画面に推定結果や推定根拠を出力する(S53)。
なお相関を調べる組合せや同時性の判断、原因や故障箇所推定は図示されていない知識ベースによるが、知識ベースは独立したロジック群、独立した推論エンジン、アルゴリズム上に直接表現など実現方式は問わない。
またセンサの動作は実施例1と同様である。
以上述べた実施例5によれば、装置に明確な故障を発生させていなくても装置内部になんらかの影響を与えていることが明確にできる効果がある。
[実施例6]
実施例4、実施例5に付随して実施例6の説明をそれぞれ図10、図11の判断アルゴリズムにて説明する。各異常の発生とセンサの動作、通信の動作はそれぞれ実施例4あるいは実施例5と同じである。
図10は図8に示す対策支援として以下のアルゴリズムを例として追加したものであり、「ノイズフルタ交換あるいはノイズフルタのアース線確認」を支援内容としてPC画面に出力する(S38)。また図11は図9に示す対策支援として以下のアルゴリズムを例として追加したものであり、「湿度が低い場合は適正湿度へのコントロールを、湿度の高低に関わらず、盤に人体アース除去器具の取り付け」を支援としてPC画面に出力したものである(S54)。
なおこの例での支援内容は、各推定原因や推定原因箇所に対して図示されていない知識ベースに基づき表示するものであるが、知識ベースは独立したロジック群、独立した推論エンジン、アルゴリズム上に直接表現など実現方式は問わない。
以上述べた実施例6によれば、実施例4、実施例5にくらべ推定原因からさらに対策を支援できる効果がある。
[実施例7]
図12を用いて実施例7を説明する。
図12中、1101はプロセスデータ表示装置であり、1102は表示部、1103リアルタイムデータ格納用データベース、1104はプロセスデータや制御データを盤から獲得するための通信装置、1106は実施例1から実施例6までで説明済みのセンサ情報を収集し異常個所を推定したり支援を行うPCシステム、1105はPCからセンサ情報および判断情報を収集する通信装置である。
また1107は図2にプロセスデータを送信する通信装置98を追加した盤でありその他は図2と同じであるので、符号を省略している。
次に、図12の動作について説明する。
プロセスデータ表示装置1101は常時プロセスデータを送信する通信装置98、1104を介してリアルタイムでプロセスデータを取得し、リアルタイムデータ格納用データベース1103に格納している。それと同時にPCからセンサ情報及び判断情報を収集する通信装置1105を介して時刻つきの異常発生情報や異常ではないが変化検出の情報を取得し同じくデータベース1103に格納している。
プロセスに異常が発生した場合、プロセス異常の情報、制御データ、プロセスデータを1102にトレンドグラフなどで表示するとともにPCからの情報を重畳して表示する。
人間はそれによりプロセス異常に盤で発生した環境異常や環境変化が影響していること、あるいは影響していないことを判断する。
実施例7によれば、プロセス異常と盤の環境の関係が明確にできる効果がある。
CPU…制御手段ホスト、CC…プラント機器制御盤、PC…コンピュータシステム、
DC…表示制御手段、DB…データベース、DSP…表示手段、AC…受電手段、1…バッテリ部、2…送受信部、3…センサ部、4…制御部、5…記憶部、10、20…電子制御装置、11、21…電源装置、12、22…電子基板、21…制御電源装置、31…ノイズフィルタ、36…アース線、40…アースバー、41…接地線、51、52、61、80…電圧センサ、63…温度センサ、71、72、73…アース電流センサ、90…無線中継器センサ、91、92、93…電磁波センサ、98…通信装置、99…送信部、1103…リアルタイムデータ格納用データベース、1104、1105…通信装置、121、221…部品。

Claims (12)

  1. 監視対象である制御盤内部に実装された各種機器の設置環境を測定する環境センサ群と、前記監視対象である制御盤内部に実装された各種機器の電圧等の物理量を測定する物理センサ群と、前記制御盤を構成している電子装置の内部故障を検出する内部故障検出センサと、
    前記環境センサ群及び前記物理センサ群で測定されたデータ並びに前記内部故障検出センサからの内部情報を前記制御盤外部に送受信可能な無線通信システムを備え、
    前記制御盤とは離隔した位置に実装され、前記無線通信システムを介して得られる各種センサからの測定データを取り込み可能な無線通信システムを備え、
    前記監視対象からの設置環境に対する測定データの変化及び前記監視対象からの物理量に対する測定データの変化並びに前記内部故障検出センサからの内部情報の変化と、予め記憶された環境基準に関する知識ベースとの相関から前記制御盤の環境の健全性を監視する監視装置とを具備したことを特徴とする遠隔監視装置。
  2. 前記監視装置は、前記環境センサ群としては電磁波センサであり、前記物理センサ群としては前記制御盤内部に存在する主電源の電圧を測定する電圧センサであり、前記内部故障検出センサとしては前記制御盤を構成している電子装置の内部故障を検出するものであり、
    前記電圧センサによる測定データが異常及び前記電磁波センサによる測定データが異常並びに前記内部故障検出センサが検出した前記制御盤を構成する電子装置の内部情報が異常となった時刻が近く、しかも前記内部故障検出センサの異常検出と前記電磁波センサの異常検出との相関が強いときで、前記電磁波センサ、前記電圧センサ、前記内部故障検出センサ以外に前記制御盤の内部に配設された他のセンサが前記異常となった時刻近傍で変化したことを検出することを特徴とする請求項1に記載の遠隔監視装置。
  3. 前記電圧センサによる測定データが異常検出及び前記電磁波センサによる測定データが異常検出並びに前記内部故障検出センサが故障検出した時間が、一定以上継続していることを検出し、前記制御盤の健全性を損なう事象が前記制御盤を構成している電子装置内の故障現象と相関し、前記電磁波の強度が前記電子装置を故障に至らせるレベルである場合、将来における前記電子装置の故障の可能性を、前記監視装置に出力することを特徴とする請求項2に記載の遠隔監視装置。
  4. 監視対象である制御盤内部に実装された各種機器の設置環境を測定する複数の環境センサ群と、前記監視対象である制御盤内部に実装された各種機器の電圧、アース等の物理量を測定する複数の物理センサ群と、前記環境センサ群及び前記物理センサ群で測定されたデータを前記制御盤外部に送受信可能な無線通信システムを備え、
    前記制御盤とは離隔した位置に実装され、前記無線通信システムを介して得られる各種センサからの測定データを取り込み可能な無線通信システムを備え、前記監視対象からの設置環境に対する複数の測定データの相互作用に関する知識ベースに基づき、環境情報の変化と、前記制御盤を構成する電子装置の内部情報を含む前記電子装置の情報の変化の相関から、前記電子装置に異常を生じた原因個所を推定する監視装置とを具備したことを特徴とする遠隔監視装置。
  5. 前記監視装置は、前記環境センサ群としては電磁波センサであり、前記物理センサ群としては前記制御盤内部に存在する主電源の電圧を測定する複数の電圧センサ及び前記制御盤に配設されるアースバーに流れる電流を測定するアース電流センサと、電源に設けられるノイズフィルタに流れる電流を測定するアース電流センサであり、
    前記電圧センサの一つによる測定データが異常及び前記電磁波センサによる測定データが異常のとき、電磁波がインバータノイズと判断し、前記電圧センサの残りの測定データが異常のときに、前記アース電流センサの検出値が0であり、前記ノイズフィルタの異常を仮定し、前記電磁波センサのいくつかの電流周波数成分が前記電磁波センサの一つと類似し、かつその時刻と前記電圧センサの異常検出時刻が一致し、かつ前記アース電流センサが有意な電流を計測しているため前記ノイズフィルタの不動作を推定し、前記ノイズフィルタの故障あるいは前記ノイズフィルタのアース不良を判定することを特徴とする請求項4に記載の遠隔監視装置。
  6. 監視対象である制御盤内部に実装された各種機器の設置環境を測定する環境センサ群と、前記監視対象である制御盤内部に実装された各種機器のアースの物理量、制御盤内温度を測定する複数の物理センサ群と、前記制御盤を構成している電子装置の内部故障を検出する内部故障検出センサと、前記環境センサ群で測定されたデータ及び前記物理センサ群で測定されたデータ並びに前記内部故障検出センサからの内部情報を前記制御盤外部に送受信可能な無線通信システムを備え、
    前記制御盤とは離隔した位置に実装され、前記無線通信システムを介して得られる各種センサからの測定データを取り込み可能な無線通信システムを備え、
    各環境の変化の相互作用に関する知識ベースに基づき環境情報の変化と内部情報を含む装置情報の変化の相関から前記電子制御装置に異常を生じた原因箇所を推定することを特徴とする遠隔監視装置。
  7. 前記監視装置は、前記環境センサ群としては電磁波センサであり、前記物理センサ群としてはアース電流を測定するアース電流センサ及び制御盤内の温度を測定する温度センサであり、前記内部故障検出センサとしては前記制御盤を構成している電子装置の内部故障を検出するものであり、前記電磁波センサが全て異常検出を行い、かつ前記内部故障検出センサが故障を検出したときであって、前記電磁波センサの異常検出と前記内部故障検出センサの故障検出時刻が近いときはこれを出力すると共に、前記内部故障検出センサの故障原因は電磁波によるものと推定し、さらに前記前記電磁波センサの全ての電流波形と周波数成分が類似でかつその静電気空中放電に近くかつ繰り返し発生が認められないときは、静電気空中放電による電磁波ノイズと推定し、前記アース電流センサの測定データに変化がないとき、「前記電子装置に直接放電した静電気」と推定し、前記温度センサの測定データの低下が事前にしていたときは、前記制御盤に有する扉が開けられた状況で発生したことと判断し、「人為的な静電気放電」と推定し、これを出力することを特徴とする請求項6に記載の遠隔監視装置。
  8. 監視対象である制御盤内部に実装された各種機器の設置環境を測定する複数の環境センサ群と、前記監視対象である制御盤内部に実装された各種機器の電圧、アース等の物理量を測定する複数の物理センサ群と、前記環境センサ群及び前記物理センサ群で測定されたデータを前記制御盤外部に送受信可能な無線通信システムを備え、
    前記制御盤とは離隔した位置に実装され、前記無線通信システムを介して得られる各種センサからの測定データを取り込み可能な無線通信システムを備え、前記監視対象からの設置環境に対する複数の測定データの相互作用に関する知識ベースに基づき、環境情報の変化と、前記制御盤を構成する電子装置の内部情報を含む前記電子装置の情報の変化の相関から、前記電子装置に異常を生じた原因個所を推定しかつその対策を支援する監視装置とを具備したことを特徴とする遠隔監視装置。
  9. 前記監視装置は、前記環境センサ群としては電磁波センサであり、前記物理センサ群としては前記制御盤内部に存在する主電源の電圧を測定する複数の電圧センサ及び前記制御盤に配設されるアースバーに流れる電流を測定するアース電流センサと、電源に設けられるノイズフィルタに流れる電流を測定するアース電流センサであり、
    前記電圧センサの一つによる測定データが異常及び前記電磁波センサによる測定データが異常のとき、電磁波がインバータノイズと判断し、前記電圧センサの残りの測定データが異常のときに、前記アース電流センサの検出値が0であり、前記ノイズフィルタの異常を仮定し、前記電磁波センサのいくつかの電流周波数成分が前記電磁波センサの一つと類似し、かつその時刻と前記電圧センサの異常検出時刻が一致し、かつ前記アース電流センサが有意な電流を計測しているため前記ノイズフィルタの不動作を推定し、前記ノイズフィルタの故障あるいは前記ノイズフィルタのアース不良を判定し、次に「ノイズフィルタ交換あるいはノイズフィルタのアース線確認」を支援内容とすることを特徴とする請求項8に記載の遠隔監視装置。
  10. 監視対象である制御盤内部に実装された各種機器の設置環境を測定する環境センサ群と、前記監視対象である制御盤内部に実装された各種機器のアースの物理量、制御盤内温度を測定する複数の物理センサ群と、前記制御盤を構成している電子装置の内部故障を検出する内部故障検出センサと、前記環境センサ群で測定されたデータ及び前記物理センサ群で測定されたデータ並びに前記内部故障検出センサからの内部情報を前記制御盤外部に送受信可能な無線通信システムを備え、
    前記制御盤とは離隔した位置に実装され、前記無線通信システムを介して得られる各種センサからの測定データを取り込み可能な無線通信システムを備え、
    各環境の変化の相互作用に関する知識ベースに基づき環境情報の変化と内部情報を含む装置情報の変化の相関から前記電子制御装置に異常を生じた原因箇所を推定しかつその対策を支援することを特徴とする遠隔監視装置。
  11. 前記監視装置は、前記環境センサ群としては電磁波センサであり、前記物理センサ群としてはアース電流を測定するアース電流センサ及び制御盤内の温度、湿度を測定する温度センサであり、前記内部故障検出センサとしては前記制御盤を構成している電子装置の内部故障を検出するものであり、前記電磁波センサが全て異常検出を行い、かつ前記内部故障検出センサが故障を検出したときであって、前記電磁波センサの異常検出と前記内部故障検出センサの故障検出時刻が近いときはこれを出力すると共に、前記内部故障検出センサの故障原因は電磁波によるものと推定し、さらに前記前記電磁波センサの全ての電流波形と周波数成分が類似でかつその静電気空中放電に近くかつ繰り返し発生が認められないときは、静電気空中放電による電磁波ノイズと推定し、前記アース電流センサの測定データに変化がないとき、「前記電子装置に直接放電した静電気」と推定し、前記温度センサの測定データの低下が事前にしていたときは、前記制御盤に有する扉が開けられた状況で発生したことと判断し、「人為的な静電気放電」と推定し、さらに「前記湿度センサの測定値が低い場合は適正湿度へのコントロールを、湿度の高低に関わらず、制御盤に人体アース除去器具の取り付け」を支援として出力することを特徴とする請求項10に記載の遠隔監視装置。
  12. 前記監視装置で得られる環境情報とプロセスの時系列データとを混在して表示し、プロセス制御の誤動作、あるいは誤不動作が発生した場合、前記環境情報から得られる変化や内部情報を含む前記監視装置の情報から得られる変化がその異常に影響していないかを確認できる機能を有することを特徴とする請求項1乃至11の何れか一つに記載の遠隔監視装置。
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