JP2012172945A - 空調機システム - Google Patents

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Abstract

【課題】スケジュール運転の開始時刻になった時、強制的に予め定められたスケジュールの運転内容に従うのでなく、できるだけユーザーの快適性を重視した運転が可能なスケジュール運転機能を備えた空調機システムを提供する。
【解決手段】集中管理装置は、時間帯毎に規定したスケジュールデータを順次記憶したスケジュールテーブルを備えている。そして、あるスケジュール運転をしている間に、リモコンによって指示された設定温度に関する変更情報を監視する。そして、指示された設定温度による室内機の運転が所定時間以上継続された場合、指示された設定温度を継続設定温度として記憶する。そして、あるスケジュール運転の終了時刻以降に開始される次のスケジュールの開始時刻になった時に、継続設定温度が記憶されている場合、継続設定温度を次のスケジュール運転における設定温度として運転する。
【選択図】図4

Description

本発明は、室内機を予め定めた時刻ごとに決められた運転内容に従って運転するスケジュール運転に係わり、より詳細には、スケジュールに従った空調運転におけるユーザーの不快感を低減させた空調機システムに関する。
従来、空調機システムは多数の室内機が設置されており、これらの運用を効率よく行うためにスケジュール運転を行っている。このような空調機システムでは、中央監視装置と、これに通信接続された複数の室内機を備えており、室内機の運転制御を行うため、対象室内機とその運転モード(冷房/暖房など)や設定温度を予め時刻ごとに設定して中央監視装置にスケジュールとして記憶している。そして、中央監視装置では時刻を監視して、スケジュールに記憶した時刻になった時、記憶されている内容に従って各室内機に対して運転指示を与えるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
なお、スケジュールで設定した時刻になると該当する室内機は強制的にその設定内容で空調運転されるが、スケジュールで設定された次の時刻になるまでは、各室内機に備えられた個別リモコンや複数の室内機をグループとして一括管理するグループリモコンで任意の運転(運転モードや設定温度、運転開始/停止など)を行うことができるようになっている。
しかしながら、このようなスケジュール運転は、例えば一週間単位で繰り返される運転を基本としているため、季節や日時によって異なる天候、外気温や湿度の変化には対応していない。このため、スケジュールで規定された設定温度で運転が開始された後、この設定温度では不快と感じたユーザーがリモコンで快適な設定温度に変更したとしても、次のスケジュール時刻になった時、予めスケジュールで定められた設定温度が再設定されるため、ユーザーが不快に感じると共に、再度、リモコンによる設定温度の指定操作を行う必要があった。
また、同様に、スケジュール運転中にユーザーが暑すぎ/寒すぎを感じて室内機の運転を停止した場合でも次のスケジュール運転が開始されると、予めスケジュールで定められた設定温度により運転が開始されるため、ユーザーが不快に感じる場合があった。
特開2008−101799号公報(第5頁、図3)
本発明は以上述べた問題点を解決し、スケジュール運転の開始時刻になった時、強制的に予め定められたスケジュールの運転内容に従うのでなく、できるだけユーザーの快適性を重視した運転が可能なスケジュール運転機能を備えた空調機システムを提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、請求項1に係わる発明は、複数の室内機と、同室内機を運転制御するリモコンと、前記室内機の運転状態を監視すると共に、予め定めたスケジュールデータに従って前記室内機を運転する集中管理装置とを備えた空調機システムであって、
前記集中管理装置は、前記室内機の識別情報と設定温度と運転開始時刻と運転停止時刻とを含む複数のスケジュールデータを記憶させたスケジュールテーブルを備え、
前記スケジュールテーブルは第1設定温度と第1運転開始時刻と第1運転終了時刻とを含む第1スケジュールデータと、第2設定温度と第2運転開始時刻と第2運転終了時刻とを含む第2スケジュールデータとを含み、かつ、前記第2運転開始時刻は前記第1運転終了時刻以降の時刻として記憶され、
前記集中管理装置は、前記室内機が前記第1スケジュールデータによる運転中に前記リモコンによって前記第1設定温度が変更された場合、同変更された設定温度による運転時間を監視し、同運転時間が所定の運転時間以上継続された場合、
前記室内機の運転が前記第2スケジュールデータにより開始された時、前記第2設定温度の代わりに前記変更された設定温度を用いてスケジュール運転することを特徴とする。
また、請求項2に係わる発明は、前記集中管理装置は、前記室内機が前記第1スケジュールデータを用いてスケジュール運転をしている間に、前記リモコンによる設定温度変更を前記運転状態により監視し、前記リモコンによる設定温度変更がない場合、前記第2設定温度の代わりに前記第1設定温度を用いてスケジュール運転することを特徴とする。
以上の手段を用いることにより、本発明による空調機システムによれば、複数のスケジュール運転が順次行われる場合、ユーザーが意図して変更した設定温度で室内機を継続的に運転したとき、この設定温度を次のスケジュール運転に継続使用することができるため、スケジュールで一義的に決定された設定温度の代わりにユーザーが実際に使用して快適と思われる設定温度をスケジュールを跨いで使用できるので、運転スケジュールが変わってもユーザーが快適な温度に再設定する必要がなく、操作性や快適性を向上させることができる。
本発明による空調機システムの実施例を示すブロック図である。 本発明による集中管理装置を示すブロック図である。 集中管理装置の記憶部に記憶されているスケジュールを説明する説明図である。 本発明による設定温度の取り扱いを説明する動作原理図である。 本発明による設定温度の取り扱いにおいて、運転停止の期間がある場合を説明する動作原理図である。 本発明による集中管理装置の制御部の動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空調機システムのブロック図である。この空調機システムは、集中管理装置1と複数の冷媒系統A、及び冷媒系統Bに接続された各機器で構成されている。
冷媒系統Aは室外機10と、この室外機10に図示しない冷媒管で接続された6台の室内機20〜室内機70とで構成されている。また、この冷媒系統A内の室内機をグループ化して制御するグループリモコン12が備えられている。
また、冷媒系統Bには室外機80と、図示しないが冷媒系統Aと同様な複数の室内機やグループリモコンが備えられている。そして、空調機システムには、このシステム内のすべての機器を制御する集中管理装置1が備えられており、この集中管理装置1とシステム内のすべての機器は通信線2で接続されている。従って空調機システム内の各機器は相互に通信を行うことができる。
空調機システムでは任意の機器と通信を行うため各機器固有のアドレスを備えている。例えば集中管理装置1は#99であり、室外機10は#00、室外機80は#10、室内機20から室内機70まで順に#01から#06が、また、グループリモコン12は#08、がそれぞれ割り当てられている。このようなアドレスの割り当てはシステムの設置時に行われる。そして、空調機システム内の全ての室内機や室外機やグループリモコンのアドレスは集中管理装置1に記憶されている。
なお、室内機20〜50までの4台はまとめてグループ1としてグループリモコン12で一括制御され、室内機60と室内機70とはグループ2としてグループリモコン12で一括制御される。従ってスケジュール運転を行う場合はこれらのグループごとに室内機が運転制御されることになる。
なお、各室内機には個別リモコンが設けられておらず、全ての操作はグループリモコン12を介して行われる。以降の説明で室内機の設定温度や運転に関する指示をユーザーが行う場合はすべてこのグループリモコン12を用いた操作になる。
図2は集中管理装置1のブロック図である。
集中管理装置1は、種々の指示操作を受け付けるキー操作部1cと、指示された操作の内容や、室内機の設定状態や運転状態を表示する表示部1aと、種々のデータを記憶する記憶部1kと、通信線2を介して他の機器と通信を行う通信部1iと、これらを制御する制御部1jとを備えている。なお、記憶部1kには後述するスケジュールテーブルが記憶されている。なお、制御部1jには時計が内蔵されており、現在の時刻を参照できるようになっている。
集中管理装置1は、管理者の指示操作を受け付けて各室内機や室外機を制御すると共に、各室内機や室外機から逐次送信される状態データを受信して記憶し、これを表示部1aに表示するようになっている。また、集中管理装置1にはスケジュール機能が備えられており、運転対象である室内機に対して一週間単位で予め指定した運転を行うようになっている。なお、集中管理装置1はスケジュールの内容をキー操作部1cを介して入力し、このスケジュールをスケジュールテーブルとして記憶部1kに記憶する。
図3はこのようにして記憶部1kに記憶されたスケジュールテーブルを説明する説明図である。図3(1)はグループ1のためのスケジュールテーブルであり、図3(2)はグループ2のためのスケジュールテーブルを示している。それぞれのスケジュールテーブルに記憶されている時刻が来ると対象機器に記載されているグループに属する室内機が、運転モード、設定温度、運転の各設定内容に従って制御される。また、スケジュールテーブルに記憶されている次の時刻が来ると直前の運転は停止され、次のスケジュール運転が開始される。このため、スケジュール運転における終了時刻は次のスケジュール運転の開始時刻と同じである。
実際には、スケジュールテーブルに記憶されている時刻に対象機器で示されるグループに属する各室内機宛にスケジュールテーブルに記憶されているデータが運転指示のデータとして集中管理装置1から送信される。
なお、各スケジュールテーブルには継続設定温度が各スケジュール時間帯ごとに記憶されるようになっている。継続設定温度については後で詳細に説明する。
図3(1)のスケジュールテーブルは、対象機器の項目にグループ1が記憶され、8:00までは運転停止、8:00から設定温度:24℃で冷房運転を、10:00からは設定温度を26℃に、そして、17:00からは設定温度を28℃にしてそれぞれ運転を開始し、22:00以降は対象機器の運転を停止するように設定されている。なお、グループ1は室内機20〜50全体を示す識別子である。
図3(2)のスケジュールテーブルは、対象機器の項目にグループ2が記憶され、9:00までは運転停止、9:00から設定温度:22℃で暖房運転を開始し、12:00に運転を停止する。そして、13:00から設定温度:22℃で暖房運転を開始し、15:00から設定温度:25℃にし、17:00から運転停止、22:00以降も運転停止するように設定されている。なお、グループ2は室内機60〜70全体を示す識別子である。
なお、本実施例ではある時間帯と対応する運転データ、例えば図3のスケジュールテーブルの時刻ごとに規定された対象機器、運転モード、設定温度、運転の各項目内の一連のデータをスケジュールデータと呼称し、ある時間帯のスケジュールデータを第1スケジュールデータと定義した場合、この第1スケジュールデータの時間帯よりも時間的に後になるデータを第2スケジュールデータと呼称する。
例えば図3(1)のスケジュールテーブルで、時刻が8:00のスケジュールデータを仮に第1スケジュールデータと定義した場合、この時刻以降のスケジュールデータ、例えば時刻が10:00のスケジュールデータが第2スケジュールデータになる。
また、例えば、図3(2)のスケジュールテーブルで、時刻が9:00のスケジュールデータを仮に第1スケジュールデータと定義した場合、運転が停止される時刻が12:00のスケジュールデータを除いた、時刻が12:00以降のスケジュールデータ、例えば時刻が13:00のスケジュールデータが第2スケジュールデータになる。なお、運転が停止された状態となる、時刻が12:00のスケジュールデータは除外される。
従来のスケジュール運転の場合、集中管理装置1の制御部1jは常に現在の時刻を監視し、記憶部1kに記憶されているスケジュールテーブルにおける各時刻になると、その時刻で対応する対象機器に対して、スケジュールテーブルで規定されている運転モード、設定温度、運転(停止/開始)の各運転項目の内容を指示データとして送信する。
本発明の場合、集中管理装置1はユーザーの設定温度の操作や、室内機の運転停止/開始を各室内機からの状態データを受信することで監視しており、ユーザーによる設定温度の変更が発生し、その温度での運転が所定時間、この実施例では1時間以上続いた場合、その設定温度がユーザーにとって快適であると判断し、対応するスケジュールテーブルの継続設定温度の項目に現在使用している設定温度を記憶する。
そして、次の時刻のスケジュール開始時点で、スケジュールテーブルに記憶した設定温度でなく、前回のスケジュール運転中に快適と判断した設定温度、つまり、スケジュールテーブルの前回スケジュールにおける継続設定温度の値を用いて運転を開始する。
ここで記憶された継続設定温度は、新たな設定温度の変更による運転が所定期間だけ続くと、その都度更新されて記憶される。
次にこのスケジュール運転を具体的に説明する。
図4は本発明による設定温度の取り扱いを説明する動作原理図である。図4において横軸は時間を示し、縦軸にはスケジュールの設定温度、実際の設定温度、室温の項目をそれぞれ示している。
図4のスケジュールの設定温度は、図3(1)スケジュールテーブル(グループ1)で規定された設定温度を示している。従ってグループ1の各室内機に対して、8:00から24℃、10:00から26℃、17:00から28℃、の各設定温度で冷房運転を開始するように記憶されている。なお、22:00〜翌朝8:00までは運転停止となっている。
図4の実際の設定温度の項目は、スケジュールで規定された設定温度に対してユーザーが操作した設定温度の変更により、実際に室内機が運転に用いた設定温度の変化を示している。集中管理装置1はスケジュールテーブルで記憶された8:00になったため、設定温度:24℃で運転を開始する。この時間帯のスケジュール運転中にユーザーが寒いと感じて設定温度を26℃に変更している。この変更情報は該当室内機から集中管理装置1へ状態データとして送信される。
集中管理装置1は各室内機から送信される状態データを常に監視している。この場合、ユーザーが設定温度を変更した時間から次のスケジュール時間になるまでが所定時間、例えば1時間以内であるため、集中管理装置1はこの操作によってユーザーが快適になったか判断できないので、このスケジュール運転の終了時刻である10:00になったとき、この時間帯、8:00〜10:00と対応するスケジュールテーブルの継続設定温度の項目をクリアする。
集中管理装置1は、次のスケジュールテーブルで記憶された10:00になった時に、前回のスケジュールにおけるスケジュールテーブルの継続設定温度の項目を確認する。
この継続設定温度の項目の内容は前述したようにクリアされているため、集中管理装置1はスケジュール通りに設定温度を26℃にして運転を開始(継続)する。
この後、約50分経過したときにユーザーが暑いと感じて、グループリモコン12を用いて設定温度を26℃から25℃に変更するが、涼しくなったため、再度、設定温度を25℃から26℃へ変更する。ユーザーの操作による設定温度:25℃の期間は40分程度である。そして26℃で約50分運転した後、ユーザーの操作により設定温度が27℃に変更され、その後1時間以上その温度のまま運転されている。図4の室温の項目は設定温度の変更による室温の変化を示している。
以上説明したように、図4の例ではユーザーによる設定温度26℃と25℃での運転期間は、所定時間(1時間)未満である。このような場合、集中管理装置1はユーザーによる前回の設定温度変更が行われ、そして次の設定温度変更が行われた時、ユーザーが快適であるとは判断しない。このためスケジュールテーブルの該当時間帯の継続温度の項目をクリアする。
一方、ユーザーによる前回の設定温度変更(27℃)が行われ、そして、その設定温度で所定時間(1時間)以上運転が継続された時、所定時間の終わりに集中管理装置1はユーザーが快適であると判断し、スケジュールテーブルの該当時間帯の継続温度の項目に現在の設定温度を記憶する。図4の例では10:00以降にユーザーによる設定温度変更があり、以降は変更がないため、図3(1)のスケジュールテーブルの継続温度の項は10:00以降すべて27℃になる。
図5は本発明による設定温度の取り扱いを説明する別の動作原理図である。図5において横軸は時間を示し、縦軸にはスケジュールの運転指示、実際の運転指示、室温の項目をそれぞれ示している。
図5のスケジュールの運転内容は図3(2)スケジュールテーブル(グループ2)で規定された運転指示を示している。従ってグループ2の各室内機に対して、9:00から22℃で12:00まで、13:00から22℃で15:00まで、15:00から25℃で17:00まで、暖房運転を実行するように規定されている。なお、12:00から13:00、及び17:00から22:00までと、22:00から翌朝9:00までは運転停止となっている。
図5の実際の運転指示の項目は、スケジュールで規定された運転に対してユーザーが操作した運転状態の変更により、実際に室内機が運転された状態を示している。集中管理装置1はスケジュールテーブルで規定された9:00になったため、設定温度:22℃で運転を開始する。そして、スケジュールテーブルで規定された12:00になったため、運転を停止する。
この時、集中管理装置1は、9:00〜12:00までの期間中にユーザーによる設定温度の変更がなかったためユーザーが快適であったと判断し、この期間で使用した設定温度:22℃を次回のスケジュール運転で使用するため、この設定温度:22℃をスケジュールテーブルの9:00〜12:00に対応する継続設定温度の項目に記憶する。
次にスケジュールテーブルで規定された13:00になったため、集中管理装置1は前回のスケジュールの継続設定温度の項目をチェックし、設定温度値が記憶されているため、その値を今回のスケジュール運転の設定温度:22℃として運転を開始する。
ここで、ユーザーが暑いと感じて、スケジュール運転の途中で室内機の運転をグループリモコン12を用いて停止させている。このため室温は徐々に低下する。
一方、集中管理装置1は15:00になったため、設定温度:25℃で運転を開始しようとするが、直前のスケジュール運転でユーザーによる設定温度の変更が1時間以上ないため、集中管理装置1はユーザーは快適であると判断し、直前の運転で使用した設定温度:22℃を用いて15:00からの運転を開始する。
この場合、室温が22℃以下であれば通常の暖房運転を行うが、前回の運転を停止してから室温が22℃以下になっていないため、室内機は熱交換を行わないサーモオフ運転状態になる。そして、室温を監視して室温が22℃以下になってから通常の運転を開始する。もちろん、スケジュール運転開始前に室温が22℃以下になっていたら、室内機は即座に通常の運転を開始する。
このように期間ごとに運転するスケジュールの間に室内機の停止期間があったとしても、ユーザーが感じた快適な設定温度を次のスケジュール運転で継続使用することで、室内の快適性を維持できる。
一方、集中管理装置1はスケジュールテーブルで規定された17:00になったため、室内機の運転を停止する。
この17:00以降、例えば19:00にユーザーの操作によって室内機が運転開始された場合、前述したように直前のスケジュール運転で使用された設定温度が継続して使用される。従って設定温度:22℃で運転される。そして、集中管理装置1はスケジュールテーブルで規定された22:00になったため、グループ2の室内機の運転を停止する。
図5の例では9:00以降でユーザーによる設定温度変更がないため、図3(2)のスケジュールテーブルの継続温度の項は9:00以降すべて22℃になる。
以上説明したように、複数のスケジュール運転が順次行われる場合、ユーザーが意図して変更した設定温度で室内機を継続的に運転したとき、この設定温度を次のスケジュール運転に継続使用することができるため、スケジュールで一義的に決定された設定温度の代わりにユーザーが実際に使用して快適と思われる設定温度をスケジュールを跨いで使用できるので、運転スケジュールが変わってもユーザーが快適な温度に再設定する必要がなく、操作性や快適性を向上させることができる。
次に、集中管理装置1における室内機のスケジュール運転の動作を図6に示す制御部1jの制御フローチャートを用いて説明する。この図6に記載のSTはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を、また、YはYesを、NはNoをそれぞれ表している。
なお、スケジュールの内容はキー操作部1cを介して予め入力され、記憶部1kにスケジュールテーブルとして記憶されているものとする。
まず最初に制御部1jは、通信部1iを介して各室内機からの状態データを受信する。そしてこの受信データの中にスケジュールテーブルで規定された室内機が含まれるか確認し、該当する室内機からの状態データである場合はデータ内の情報を参照し、室内機の操作があるか確認する(ST1)。前述したように、状態データには送信元アドレス、運転モード、設定温度、運転(開始/停止)が含まれるため、同一送信元の前回の状態データと今回受信した状態データとを比較することにより、室内機に対して操作が行われたか否かと、その操作内容を確認できる。
室内機の操作がない場合(ST1−N)、現在の時刻と記憶部1kに記憶されているスケジュールテーブルの時刻とを比較し、スケジュール開始時刻になったか確認する(ST2)。スケジュール開始時刻でない場合(ST2−N)、同様にスケジュール終了時刻か確認する(ST3)。スケジュール終了時刻の場合(ST3−Y)、室内機の運転を停止し(ST4)、そしてST1へジャンプする。スケジュール終了時刻でない場合(ST3−N)、ST1へジャンプする。なお、室内機の運転を停止する場合は、該当する室内機のアドレス宛に運転停止の指示データを通信部1iを介して送信する。
一方、スケジュール開始時刻の場合(ST2−Y)、前回スケジュール運転で設定温度変更がなかったか確認する(ST14)。前回スケジュール運転で設定温度変更がなかった場合(ST14−Y)、スケジュールで規定された温度をユーザーが快適と感じていたことになるため、スケジュールテーブルの継続設定温度の項目に室内機の現在の設定温度を記憶する(ST15)。そしてST5へジャンプする。
前回スケジュール運転で設定温度変更があった場合(ST14−N)、次にスケジュールテーブルの継続設定温度項目に継続設定温度値があるか確認する(ST5)。スケジュールテーブルの継続設定温度項目に継続設定温度値がある場合(ST5−Y)、次のスケジュール運転での設定温度に、スケジュールテーブルに記憶している現在のスケジュール時間帯の継続設定温度を用いて次のスケジュール運転を開始する(ST6)。そしてST1へジャンプする。室内機の運転を開始する場合は、該当する室内機のアドレス宛に運転開始、運転モード、設定温度(継続設定温度)を1つの指示データとして通信部1iを介して送信する。
スケジュールテーブルの継続設定温度項目に継続設定温度値がない場合(ST5−N)、次のスケジュール運転での設定温度を、スケジュールテーブルに記憶している設定温度にして次のスケジュール運転を開始する(ST7)。そしてST1へジャンプする。室内機の運転を開始する場合は、該当する室内機のアドレス宛に運転開始、運転モード、設定温度(スケジュールテーブルの設定温度)を1つの指示データとして通信部1iを介して送信する。
一方、室内機の操作がある場合(ST1−Y)、その操作は運転停止操作か確認する(ST8)、運転停止操作の場合(ST8−Y)、ST4へジャンプする。運転停止操作でない場合(ST8−N )、次に運転開始操作か確認する(ST9)、運転開始操作の場合(ST9−Y)、ST14へジャンプする。運転開始操作でない場合(ST9−N )、この操作は設定温度操作か確認する(ST10)。設定温度操作でない場合(ST10−N)、ST1へジャンプする。
設定温度操作の場合(ST10−Y)、同一のスケジュール時間内で前回操作から1時間(所定時間)以上経過したか確認する(ST11)。同一のスケジュール時間内で前回操作から1時間(所定時間)以上経過した場合(ST11−Y)、スケジュールテーブルの継続設定温度の項目に室内機の現在の設定温度を記憶する(ST13)。そしてST1へジャンプする。同一のスケジュール時間内で前回操作から1時間(所定時間)以上経過してない場合(ST11−N)、スケジュールテーブルの継続設定温度の項目をクリアする(ST12)。そしてST1へジャンプする。
なお、本実施例では設定温度のみに着目してユーザーの快適性を判断しているが、これに限るものでなく、運転モードの変更や風量の変更などの項目もユーザーの快適性の判断に使用できるため、設定温度に加味して快適性を判断してもよい。
また、本実施例ではユーザーが快適と思われる設定温度を継続設定温度として記憶しているが、これに限るものでなく、ユーザーが快適と思われる設定温度に書き換えた新たなスケジュールテーブルを作成し、このテーブルに従ってスケジュール運転を行うようにしてもよい。
さらに、本実施例では全ての操作はグループリモコン12を介して行われるように記載しているが、これに限るものでなく、グループリモコン12の代わりに各室内機に備えられた個別リモコンを用いてもよい。
1 集中管理装置
1a 表示部
1c キー操作部
1i 通信部
1j 制御部
1k 記憶部
2 通信線
10、80 室外機
12 グループリモコン
20、30、40、50、60、70 室内機

Claims (2)

  1. 複数の室内機と、同室内機を運転制御するリモコンと、前記室内機の運転状態を監視すると共に、予め定めたスケジュールデータに従って前記室内機を運転する集中管理装置とを備えた空調機システムであって、
    前記集中管理装置は、前記室内機の識別情報と設定温度と運転開始時刻と運転停止時刻とを含む複数のスケジュールデータを記憶させたスケジュールテーブルを備え、
    前記スケジュールテーブルは第1設定温度と第1運転開始時刻と第1運転終了時刻とを含む第1スケジュールデータと、第2設定温度と第2運転開始時刻と第2運転終了時刻とを含む第2スケジュールデータとを含み、かつ、前記第2運転開始時刻は前記第1運転終了時刻以降の時刻として記憶され、
    前記集中管理装置は、前記室内機が前記第1スケジュールデータによる運転中に前記リモコンによって前記第1設定温度が変更された場合、同変更された設定温度による運転時間を監視し、同運転時間が所定の運転時間以上継続された場合、
    前記室内機の運転が前記第2スケジュールデータにより開始された時、前記第2設定温度の代わりに前記変更された設定温度を用いてスケジュール運転することを特徴とする空調機システム。
  2. 前記集中管理装置は、前記室内機が前記第1スケジュールデータを用いてスケジュール運転をしている間に、前記リモコンによる設定温度変更を前記運転状態により監視し、前記リモコンによる設定温度変更がない場合、前記第2設定温度の代わりに前記第1設定温度を用いてスケジュール運転することを特徴とする請求項1記載の空調機システム。
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