JP2012172120A - ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ - Google Patents

ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】、配合ゴム全体に占めるステアリン酸などの有機酸あるいは乳化重合SBRの生産工程で添加された乳化剤の剤残渣に含まれる有機酸等の酸性成分の合計量を規定することによって、低発熱性、耐摩耗性に優れたゴム組成物及び該組成物を用いてなる、上記特性を有する空気入りタイヤを提供することを目的とする。
【解決手段】ポリマーの生産工程で添加された有機酸の残渣(A)が含まれるポリマー成分(B)をゴム成分として少なくとも10質量部含み、該ゴム成分100質量部に対して、補強性充填材(C)を10〜150質量部、前記有機酸の残渣(A)と配合時に使用される有機酸(D)との総和が6質量部以下であることを特徴とするゴム組成物である。
【選択図】なし

Description

本発明は、ゴム組成物それを用いたタイヤに関する。さらに詳しくは、本発明は、ヒステリシスロスを低減させ、転がり抵抗が良好で、耐摩耗性に優れたタイヤを与えることが可能なゴム組成物、及びそれを用いた空気入りタイヤに関するものである。
近年、省エネルギーの社会的な要請及び環境問題への関心の高まりに伴う世界的な二酸化炭素排出規制の動きに関連して、自動車の低燃費化及び省資源化につながる耐摩耗性の向上に対する要求はより過酷なものとなりつつある。このような要求に対応するため、タイヤ性能についても転がり抵抗の減少が求められてきている。タイヤの転がり抵抗を下げる手法としては、タイヤ構造の最適化による手法についても検討されてきたものの、ゴム組成物としてより発熱性の低い材料を用いることが最も一般的な手法として行われている。
このような発熱性の低いゴム組成物を得るために、これまで、シリカやカーボンブラックを充填材とするゴム組成物用の変性ゴムの技術開発が多くなされてきた。その中でも特に、有機リチウムを用いたアニオン重合で得られる共役ジエン系重合体の重合活性末端を充填材と相互作用する官能基を含有するアルコキシシラン誘導体で変性する方法が有効なものとして提案されている(例えば、特許文献1、2及び3参照)。
また、スチレン−ブタジエンを乳化重合するに当り、ポリマー中に含まれる乳化剤の量を特定の範囲(1〜3.5phr)に限定することによって耐摩耗性が向上することが開示されている(例えば、特許文献4及び5参照)。
特開2002−103925号公報 WO02/002356パンフレット 特開2004−74960号公報 特表2003−521574号公報 特表2003−521575号公報
本発明は、このような状況下で、配合ゴム全体に占めるステアリン酸などの有機酸あるいは乳化重合SBRの生産工程で添加された乳化剤の残渣に含まれる有機酸等の酸性成分の合計量を規定することによって、低発熱性、耐摩耗性に優れたゴム組成物及び該組成物を用いてなる、上記特性を有する空気入りタイヤを提供することを目的とするものである。
本発明者は、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、配合ゴム全体に占める加硫促進助剤として用いられるステアリン酸などの酸性成分である有機酸あるいは乳化重合スチレン−ブタジエンゴム(E−SBR)等のポリマーの生産工程で添加された有機酸の残渣に含まれる酸性成分である有機酸の総和を配合系全体として規定することによって上記目的を達成し得ることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち本発明は、
[1] ポリマーの生産工程で添加された有機酸の残渣(A)が含まれるポリマー成分(B)をゴム成分として少なくとも10質量部含み、該ゴム成分100質量部に対して、補強性充填材(C)を10〜150質量部、前記有機酸の残渣(A)と配合時に使用される有機酸(D)との総和が6質量部以下であることを特徴とするゴム組成物、
[2] ポリマー成分(B)100質量部に対し、3.5質量部以下の前記(A)成分が含まれる上記[1]のゴム組成物、
[3] ポリマー成分(B)100質量部に対し、1.0質量部以下の前記(A)成分が含まれる上記[2]のゴム組成物、
[4] 前記(B)成分が合成ジエン系ポリマーである上記[1]〜[3]いずれかのゴム組成物、
[5] 前記(B)成分が、乳化重合により得られる合成ジエン系ポリマーである上記[4]のゴム組成物、
[6] 前記(B)成分が、乳化重合より得られるスチレン−ブタジエン共重合体(E−SBR)である上記[5]のゴム組成物、
[7] 前記(C)成分が、カーボンブラック及び/又はシリカを含む上記[1]のゴム組成物、
[8] 前記(C)成分が、ゴム成分100質量部に対して、55質量部未満のカーボンブラックを含む上記[7]のゴム組成物、
[9] 前記(C)成分が、40質量部未満のシリカを含む上記[7]のゴム組成物、
[10] 前記(D)成分が脂肪酸類を含む上記[1]のゴム組成物、
[11] 前記(D)成分がステアリン酸を含む上記[10]のゴム組成物、
[12] 前記(A)成分のポリマーの生産工程で添加された有機酸の残渣が、脂肪酸類、樹脂酸類、石炭酸類、ロジン酸類の中から選ばれる少なくとも1種を含む上記[1]のゴム組成物、
[13] 前記(A)成分のポリマーの生産工程で添加された有機酸の残渣が、脂肪酸類の金属塩、樹脂酸類の金属塩、石炭酸類の金属塩、ロジン酸類の金属塩を含む上記[1]のゴム組成物、
[14] 前記金属塩を構成する金属が、アルカリ金属又はアルカリ土類金属である上記[13]のゴム組成物、
[15] 硫黄架橋性である上記[1]〜[14]いずれかのゴム組成物、
[16] 前記(D)成分以外の、硫黄、加硫促進剤、軟化剤、スコーチ防止剤、老化防止剤、粘着付与剤、発泡剤、発泡助剤、樹脂の中から選ばれる配合剤を配合して得られる上記[1]〜[15]いずれかのゴム組成物、及び
[17] 上記[1]〜[16]いずれかのゴム組成物をトレッド部材又はサイドウォール部材として用いたことを特徴とするタイヤ、
を提供するものである。
本発明によれば、配合ゴム全体に占めるステアリン酸などの有機酸あるいは乳化重合SBRの生産工程で添加された乳化剤の剤残渣に含まれる有機酸等の酸性成分の合計量を規定することによって、空気入りタイヤの低発熱性、耐摩耗性を改良することができる。
すなわち、上記酸性成分の使用量を抑制することにより低発熱性、耐摩耗性を改良することができる。
まず、本発明のゴム組成物について説明する。
[ゴム組成物]
本発明のゴム組成物は、ポリマーの生産工程で添加された有機酸の残渣(A)成分が含まれるポリマー成分(B)をゴム成分として少なくとも10質量部含み、該ゴム成分100質量部に対して、補強性充填材(C)を10〜150質量部、前記有機酸の残渣(A)と配合時に使用される有機酸(D)との総和が6質量部以下であることを特徴とする。
前記総和の下限値については特に限定しないが、通常0.1質量部程度ある。配合系全体に占める有機酸の残渣(A)成分と有機酸(D)成分の総和を上記範囲に規定することで本発明の効果を奏することができる。
(A)成分の有機酸残渣はポリマー成分(B)100質量部に対して、3.5質量部以下、より好ましくは3.0質量部以下、さらに好ましくは1.0質量部以下である。
また、(A)成分と(D)成分の総和については、ポリマー成分(B)をゴム成分として少なくとも10質量部含み、該ゴム成分100質量部に対して6質量部以下、好ましくは3.5質量部以下、より好ましくは2.7質量部以下、特に好ましくは1.8質量部以下である。
(ポリマーの生産工程で添加された有機酸の残渣(A))
タイヤのトレッドには汎用合成ゴムとしてスチレンブタジエンゴムが使用されている。このスチレンブタジエンの重合方法は、水を媒体とした石鹸ミセルで重合する乳化乳合スチレンブタジエンゴム(E−SBR)、及び炭化水素化合物を媒体として重合する溶液重合スチレンブタジエンゴム(S−SBR)に大別される。
E−SBRは水を媒体として石鹸でスチレンとブタジエンとを乳化して共重合させる乳化重合法によって製造される。重合温度によってホット重合法とコールド重合法(レドックス触媒)とに分けられるが、現在E−SBRの大部分が、コールド重合法で製造されている。
コールド重合法では5℃で重合率60%まで反応させる。乳化剤として不均化ロジン酸石鹸用いるのがコールド重合法の特徴で、重合速度も速く、ゴムの接着性が改善され加工性に優れる。しかし、ゴムが着色する欠点があるため非汚染性のゴムには脂肪酸石鹸との併用系も広く用いられている。
通常使用されているE−SBR中には、これらの石鹸が有機酸の残渣(A)として含まれている。これらの有機酸の残渣(A)は混合工程での加工性を良くするという目的で積極的には取り除かれてはおらず、通常4〜8%の有機酸が残渣として含まれている。
一方、溶液重合のジエン系ゴム等には通常上記残渣は含まれておらず、ゴム組成物として溶液重合のジエン系ゴムを使用する場合には通常、加硫促進助剤としてステアリン酸などの有機酸(D)が配合剤として使用される。ゴム成分として乳化重合で得られたジエン系ゴムと溶液重合で得られたジエン系ゴムを混合して用いる場合は、ポリマーの生産工程で添加された有機酸の残渣(A)と配合時に添加された有機酸(D)も混合されることになり、その混合された(A)成分と(D)成分の総和をコントロールし、ポリマーの生産工程で添加された有機酸の残渣(A)を有効に使用することが重要となる。
例えば、ゴム成分として(S−SBR)50質量部とE−SBRを50質量部を混合した場合、S−SBRには有機酸が含まれていないが、E−SBRの有機酸の残渣(A)がゴム成分100質量部に換算して、有機酸を0.1〜6質量部の範囲内であれば配合系には新たに加硫促進助剤としてステアリン酸を加えなくても本発明の範囲内であり、(A)成分の有機酸を加硫促進助剤として活用することができる。
また、(D)成分の量と(A)成分の量の総和が、0.1〜6質量部の範囲内であれば、本発明の範囲内である。
(ポリマー成分(B))
ポリマーの生産工程で添加された有機酸の残渣(A)の量は、ポリマー成分(B)100質量部に対して3.5質量部以下含まれることが好ましく、1.0質量部以下含まれることがより好ましい。その下限値について特に制限はないが通常0.1質量部程度である。
ポリマー成分(B)100質量部に対する(A)成分の含有量を上記範囲にすることによってゴム組成物の低発熱性を確保し、耐摩耗性を向上させることができる。
ポリマー成分(B)が、合成ジエン系ポリマーであることが好ましい。
上記共役ジエン化合物としては、例えば1.3−ブタジエン;イソプレン:1.3−ペンタジエン:2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン:2−フェニルー1,3−ブタジエン:1、3−ヘキサジエンなどが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、二種以上組み合わせて用いてもよいが、これらの中で、1、3−ブタジエン、イソプレン及び2,3−ジメチル−1,3−ブタジエンが特に好ましい。
また、これらの共役ジエン化合物との共重合に用いられる芳香族ビニル化合物としては、例えばスチレン:α−メチルスチレン:1−ビニルナフタレン;3−ビニルトルエン;エチルビニルベンゼン:ジビニルベンゼン:4−シクロへキシルスチレン;2,4,6−トリメチルスチレンなどが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよいが、これらの中で、スチレンが特に好ましい。
以上のようにポリマー成分(B)はコールド重合法の乳化重合で得られた合成ジエン系ポリマーであるスチレンブタジエン共重合体(E−SBR)であることがより好ましい。
(補強性充填材(C))
本発明のゴム組成物は、補強性充填剤としてシリカ及び/又はカーボンブラックを含有することが好ましい。
上記シリカとしては特に制限はなく、従来ゴムの補強性充填剤として慣用されているものの中から任意に選択して用いることができる。
このシリカとしては、例えば湿式シリカ(含水ケイ酸)、乾式シリカ(無水ケイ酸)、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウムなどが挙げられるが、中でも破壊特性の改良効果並びにウェットグリップ性の両立効果が最も顕著である湿式シリカが好ましい。
カーボンブラックとしても特に制限はなく、例えばSRF、GPF、FEF、HAF、1SAF、SAFなどが用いられ、ヨウ素吸着量(IA)が60mg/g以上、かつジブチルフタレート吸油量(DBP)が80ml/100g以上のカーボンブラックが好ましい。
カーボンブラックを用いることにより、グリップ性能および耐破壊特性の改良効果は大きくなるが、耐摩耗性に優れるHAF、ISAF、SAFが特に好ましい。
シリカ及び/又はカーボンブラックは、1種用いてもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。
シリカ及び/又はカーボンブラックは、ゴム成分100質量部に対して、10〜150質量部配合されることが必要であり、補強性とそれによる諸物性の改良効果の観点から25〜100質量部がさらに好ましい。カーボンブラック及び/又はシリカの量を上記範囲にすることによって混練作業性などの工場作業性に優れ、ゴム組成物として、所望の耐摩耗性を得ることができる。
本発明のゴム組成物においては、補強用充填剤としてシリカを用いる場合、その補強性及び低発熱性をさらに向上させる目的で、シランカップリッグ剤を配合することができる。
このシランカップリング剤としては、例えばビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−卜)エトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシー)ルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラン、3−トリメトキシシリルプロピル−N、N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピル−N、N−−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリエトキシシーリルエチル−N、N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾリルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、ビス(3−ジエトキシメチルシリルプロピル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルジメトキシメチルシラン、ジメトキシメチルシリルプロピル−N、N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、ジメトキシメチルシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィドなどが挙げられるが、これらの中で補強性改善効果などの点から、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ポリスルフィドおよび3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアジルテトラスルフィドが好適である。
これらのシランカップリング剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。
(配合時に使用される有機酸(D))
上記配合時に使用される有機酸(D)成分として高級脂肪酸類がゴム工業において一般的に使用され、加硫促進助剤として使用されるステアリン酸が特に好ましい。
上記、加硫促進助剤は、硫黄加硫系に金属酸化物(主に亜鉛華)及び脂肪酸(主にステアリン酸)の組み合わせで使用され、加硫促進剤を活性にし、加硫(架橋)効率を向上するために使用する。
前記(A)成分のポリマーの生産工程で乳化材として添加された有機酸の残渣は、脂肪酸類、樹脂酸類(ロジン酸)、石炭酸類が用いられる。
脂肪酸類としては、脂肪酸石鹸、例えば、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸又はオレイン酸が挙げられ、樹脂酸類(ロジン酸として知られる)は、アビエチン酸、ネオアビエチン酸、パラストリンサン酸、ピマール酸、イソピマール酸又はデヒドロアビエチン酸等の有機酸を含む化合物が挙げられる。これらの中の樹脂酸はトールロジン、ガムロジン、ウッドロジン中に含まれる天然の樹脂酸であり、上記E−SBRの合成に使用される乳化剤は主にロジン酸石鹸単独又はロジン酸と脂肪酸の混合石鹸が用いられる。また、石炭酸類としてはフェノール系樹脂類が挙げられる。
また、前記(A)成分のポリマーの生産工程で添加された有機酸の残渣は、乳化剤として用いられ、炭素数12以上の高級脂肪酸類の金属塩、樹脂酸類の金属塩(ロジン酸類の金属塩)、石炭酸類の金属塩も用いることができる。前記金属塩を構成する金属がアルカリ金属またはアルカリ土類金属である。特に合成ゴム用乳化剤としては不均化ロジン酸石鹸が用いられアルカリ金属のナトリウム塩、カリウム塩の物が用いられる。
しかしながら、本発明の目的(低発熱性及び体摩耗性の向上)を達成するためにはE−SBR中に含まれる上記有機酸の残渣(A)成分の量は少ないほうが好ましい。
本発明のゴム組成物は硫黄架橋性であり、加硫系として硫黄や加硫促進剤、加硫促進助剤が配合される。中でも加硫促進助剤は加硫促進剤を活性化し促進反応をさらに促進させる。酸化亜鉛(亜鉛華)を代表とする金属酸化物、ステアリン酸を代表とする脂肪酸があり、いずれもジエン系ゴムの場合は必ずといってよいくらい配合される。
本発明において上記ステアリン酸は、配合時に使用される代表的な有機酸(D)として用いられる。
(その他のゴム成分(E))
ポリマー成分(B)以外のゴム成分としては、溶液重合のジエン系合成ゴム、天然ゴム等が好ましい。溶液重合ジエン系合成ゴムとしては、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエン共重合体ゴム(SBR)、ポリイソプレンゴム等が挙げられる。これら溶液重合ジエン系合成ゴムは通常未変性のものが用いられるが変性されたジエン系ゴムも好ましく用いることができる。
また、天然ゴムをその他のゴム成分として用いる場合、天然ゴム中に含まれる有機酸は配合系全体に含まれる有機酸として計算の中に加えることができる。その総和が本発明で規定する範囲にある限り、天然ゴムもその他のゴム成分として好ましく用いることができる。
(ゴム組成物の調製、用途)
本発明に係るゴム組成物には、本発明の効果が損なわれない範囲で、所望により、通常ゴム工業界で用いられる各種薬品、例えば硫黄、加硫促進剤、軟化剤、プロセス油、老化防止剤、スコーチ防止剤、亜鉛華、粘着防止剤、発泡剤、発泡助剤及び樹脂などを含有させることができる。
また、本発明のゴム組成物は、ロールなどの開放式混練機、バンバリーミキサーなどの密閉式混練機などの混練り機を用いて混練りすることによって得られ、成形加工後に加硫を行ない、各種ゴム製品に適用可能である。例えば、タイヤトレッド、アンダートレッド、カーカス、サイドウォールサイド補強ゴム及びビードフィラーなどのタイヤ用途に用いることができるが、特に、低発熱性、耐摩耗性、破壊強度のバランスに優れた、低燃費用タイヤ、大型タイヤ、高性能タイヤのトレッド用ゴムとして好適に使用される。
[タイヤ]
本発明のタイヤは、前述した本発明の硫黄架橋性ゴム組成物をタイヤ部材に用いたことを特徴とする。タイヤ部材としては、トレッド、ベーストレット、サイドウォール、サイド補強ゴム及びビードフィラーを好ましく挙げることができ、これらのいずれかに、本発明の硫黄架橋性ゴム組成物を用いることができるが、特にトレッドに用いることが好ましい。
本発明の硫黄架橋性ゴム組成物をトレッドに用いたタイヤは、転がり抵抗が低く低燃費性に優れると共に、破壊特性及び耐摩耗性が優れる。なお、本発明のタイヤに充填する気体としては、通常の或いは酸素分圧を変えた空気、又は窒素等の不活性ガスが挙げられる。本発明のゴム組成物をトレッドに用いる場合は、例えばトレッド用部材に押出し加工され、タイヤ成形機上で通常の方法により貼り付け成形され、生タイヤが成形される。この生タイヤを加硫機中で加熱加圧して、タイヤが得られる。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではない。
加硫後のゴム組成物の損失正接(tanδ)と耐摩耗性及びE−SBR中に残存する有機酸量を下記の方法により測定及び評価した。
(1)損失正接(tanδ)
米国レオメトリックス社製の動的スペクトロメーターを使用し、引張動歪1%、周波数10Hz、50℃の条件で測定し、コントロールのtanδの逆数を100として指数表示した。指数の値が大きいほど、低発熱性に優れることを示す。測定結果を第2表に示す。
(2)耐摩耗性
ランボーン型摩耗試験機を用い、室温におけるスリップ率が25%の摩耗量を測定し、コントロールの摩耗量の逆数を100として指数表示した。指数の大きいほど、耐摩耗性に優れていることを示す。測定結果を第2表に示す。
(3)E−SBR中の有機酸量の測定
JIS K6237:2001に準拠して測定した。実施例で用いた非油展SBR#1500は6.39質量部の有機酸を含んでいた。
製造実施例1
<溶液重合S−SBRの製造>
乾燥し、窒素置換した800mLの耐圧ガラス容器に、1,3−ブタジエンのシクロヘキサン溶液及びスチレンのシクロヘキサン溶液を、1,3−ブタジエン60g及びスチレン15gとなるように加え、2,2−ジテトラヒドロフリルプロパン0.70mmolを加え、更にn−ブチルリチウム(BuLi)0.70mmolを加えた後、50℃の温水浴中で1.5時間重合反応を行なった。この際の重合転化率は、ほぼ100%であった。
<重合後処理>
次に、重合反応系に、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール(BHT)のイソプロパノール溶液を加えて重合反応を停止させた。その後、真空乾燥して溶液重合SBR(S−SBR)を得た。得られた溶液重合S−SBRの結合スチレン含量20%及びブタジエン部分の結合ビニル含量が55%であった。
製造実施例2
以下の処方に基いてて乳化剤量の異なるE−SBRを調製した。
ゴム成分100質量部に対して有機酸の残渣量6.39質量部を含む市販のE−SBR「SBR#1500:スチレン含量23.5%、乳化剤ロジン酸石鹸」を約0.5kg、容器下部側面にボールバルブを備えた容量20リットルの円筒型ステンレス容器に入れ、関東化学社製の特級シクロへキサン10リットルを加え、テフロン(登録商標)製の羽付きシャフトを備えたミキサー撹拌機で均一に溶解するまで撹拌させた。この溶液を撹拌させながら0.1NのKOH水溶液を添加し、水相のpHが10〜11の間になるように調製した。この液を13時間撹拌した後に、撹拌を止めて静置した。水相と有機相がおおよそ分離した後、ステンレス容器下部のボールバルブより水相を排出した。次いで、容器の有機相にイオン交換水約3リットルを加えて30分間撹拌した後、水相を排出する操作を5回繰り返すことで、有機相より有機酸成分を排出した。この抽出操作の繰り返しにおいて、5回のイオン交換水添加時に、水相のpHが5〜6の間なるように0.1Nの硫酸を添加し30分間撹拌した後に水相を排出した。その後、容器内の有機相に老化防止剤6PPDを1グラムを加えて十分撹拌した。この後、常法により溶媒を留去し、得られた個体を60℃の真空オーブン内で2.5時間乾燥することで、E−SBR−(1)を得た。乾燥後のポリマーに含まれる有機酸を測定した結果、0.47質量部の有機酸残渣を含んでいた。
製造実施例3
イオン交換水による抽出を3回にした以外は製造実施例と同様にすることで、E−SBR−(2)を得た。乾燥後のポリマーに含まれる有機酸量を測定した結果、1.24質量部の有機酸残渣を含んでいた。
製造実施例4
イオン交換水による抽出を2回にした以外は製造実施例と同様にすることで、E−SBR−(3)を得た。乾燥後のポリマーに含まれる有機酸量を測定した結果、2.21質量部の有機酸残渣を含んでいた。
製造実施例5
イオン交換水による抽出を1回にした以外は製造実施例と同様にすることで、E−SBR−(4)を得た。乾燥後のポリマーに含まれる有機酸量を測定した結果、3.82質量部の有機酸残渣を含んでいた。
ゴム組成物の調製
ゴム成分として製造実施例1で得られたS−SBR、製造実施例2〜5で得られたE−SBR及び「E−SBR#1500」JSR社製を用い、第1表に示す配合組成に基いて各ゴム組成物を調製した。
尚、ゴム成分(B)、ゴム成分(E)、有機酸残渣(A)及びステアリン酸(D)については各第2表〜第6表の記載に基いて配合した。
Figure 2012172120
「注」
*1.カーボンブラック:HAF(N330)、旭カーボン社製「旭#70」
*2.シリカ:東ソー・シリカ製、商標「ニプシルAQ」
*3.シランカップリング剤:ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、デグサ社製、商標「Si69」
*4.老化防止剤:6C(N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、大内新興化学工業社製「ノクラック6C」
*5.加硫促進剤DPG:ジフェニルグアニジン、大内新興化学工業社製「ノクセラーD」
*6.加硫促進剤DM:ジベンゾチアジルジサルファイド、大内新興化学工業社製「ノクセラーDM」
*7.:加硫促進剤CZ:(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、大内新興化学工業社製「ノクセラーCZ」
実施例1〜4、比較例1
(A)有機酸残渣の異なるポリマー成分(B)100質量部に対して、(D)成分のステアリン酸1.3質量部配合しtanδ(低発熱性)、耐摩耗について評価した。評価結果を第2表に示す。
Figure 2012172120
実施例5〜8、比較例2
(A)有機酸残渣の異なるポリマー成分(B)80質量部、その他のポリマー成分(E)20質量部、合計100質量部に対して、(D)成分のステアリン酸1.3質量部配合し、tanδ(低発熱性)、耐摩耗について評価した。評価結果を第3表に示す。
Figure 2012172120
実施例9〜10、比較例3
(A)有機酸残渣の異なるポリマー成分(B)20質量部、その他のポリマー成分(E)80質量部、合計100質量部に対して、(D)成分のステアリン酸5.0質量部配合し、tanδ(低発熱性)、耐摩耗について評価した。評価結果を第4表に示す。
Figure 2012172120
実施例11〜13、比較例4
(A)有機酸残渣0.47質量部のポリマー成分(B)100質量部に対して、(D)成分のステアリン酸を変量させ、tanδ(低発熱性)、耐摩耗について評価した。評価結果を第5表に示す。
Figure 2012172120
実施例14〜17、比較例5
(A)有機酸残渣の異なるポリマー成分(B)100質量部に対して、(D)成分のステアリン酸を配合することなしに、tanδ(低発熱性)、耐摩耗について評価した。評価結果を第6表に示す。
Figure 2012172120
第2表〜第6表に示すように、本発明の実施例は比較例対比低発熱性(tanδ)及び耐摩耗性に優れることがわかる。特に(A)成分が1.0質量部以下、及び(A)成分と(D)成分の総和が1.8質量部以下のものが両性能とも優れていることが分かる。
本発明のゴム組成物は、配合ゴム全体に占めるステアリン酸などの有機酸あるいは乳化重合SBRの生産工程で添加された乳化剤の剤残渣に含まれる有機酸等の酸性成分の合計量を規定することによって、低発熱性、耐摩耗性に優れたタイヤを与えることができる。
本発明のタイヤは、上記性状を有することから、乗用車用ラジアルタイヤ、軽乗用車用ラジアルタイヤ、軽トラック用ラジアルタイヤ、トラック・バス用ラジアルタイヤ、建設車両用タイヤ等の各種空気入りタイヤに好適に用いられる。

Claims (17)

  1. ポリマーの生産工程で添加された有機酸の残渣(A)が含まれるポリマー成分(B)をゴム成分として少なくとも10質量部含み、該ゴム成分100質量部に対して、補強性充填材(C)を10〜150質量部、前記有機酸の残渣(A)と配合時に使用される有機酸(D)との総和が6質量部以下であることを特徴とするゴム組成物。
  2. ポリマー成分(B)100質量部に対し、3.5質量部以下の前記(A)成分が含まれる請求項1に記載のゴム組成物。
  3. ポリマー成分(B)100質量部に対し、1.0質量部以下の前記(A)成分が含まれる請求項2に記載のゴム組成物。
  4. 前記(B)成分が合成ジエン系ポリマーである請求項1〜3のいずれかに記載のゴム組成物。
  5. 前記(B)成分が、乳化重合により得られる合成ジエン系ポリマーである請求項4に記載のゴム組成物。
  6. 前記(B)成分が、乳化重合より得られるスチレン−ブタジエン共重合体(E−SBR)である請求項5に記載のゴム組成物。
  7. 前記(C)成分が、カーボンブラック及び/又はシリカを含む請求項1に記載のゴム組成物。
  8. 前記(C)成分が、ゴム成分100質量部に対して、55質量部未満のカーボンブラックを含む請求項7に記載のゴム組成物。
  9. 前記(C)成分が、40質量部未満のシリカを含む請求項7に記載のゴム組成物。
  10. 前記(D)成分が脂肪酸類を含む請求項1に記載のゴム組成物。
  11. 前記(D)成分がステアリン酸を含む請求項10に記載のゴム組成物。
  12. 前記(A)成分のポリマーの生産工程で添加された有機酸の残渣が、脂肪酸類、樹脂酸類、石炭酸類、ロジン酸類の中から選ばれる少なくとも1種を含む請求項1に記載のゴム組成物。
  13. 前記(A)成分のポリマーの生産工程で添加された有機酸の残渣が、脂肪酸類の金属塩、樹脂酸類の金属塩、石炭酸類の金属塩、ロジン酸類の金属塩を含む請求項 1に記載のゴム組成物。
  14. 前記金属塩を構成する金属が、アルカリ金属又はアルカリ土類金属である請求項13に記載のゴム組成物。
  15. 硫黄架橋性である請求項1〜14のいずれかに記載のゴム組成物。
  16. 前記(D)成分以外の、硫黄、加硫促進剤、軟化剤、スコーチ防止剤、老化防止剤、粘着付与剤、発泡剤、発泡助剤、樹脂の中から選ばれる配合剤を配合して得られる請求項1〜15のいずれかに記載のゴム組成物。
  17. 請求項1〜16のいずれかに記載のゴム組成物をトレッド部材又はサイドウォール部材として用いたことを特徴とするタイヤ。
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