JP2012169765A - 符号化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フレームレートが切り換わる前後で、連続したストリームが生成されるように効率的に符号化を行うことができる符号化装置を提供することを課題とする。
【解決手段】第1の解像度及び第1のフレームレートの第1の画像から第2の解像度及び第2のフレームレートの第2の画像に切り換わる画像を入力する入力部(301)と、入力部に第2の画像が入力されると、入力された第2の画像を第1の画像と解像度及び画角が同じである画像に変換する画像変換部(307)と、入力部に第1の画像が入力されると入力された第1の画像を符号化し、入力部に第2の画像が入力されると画像変換部により変換された画像を符号化する符号化部(305)とを有し、符号化部は、第1の画像から第2の画像に入力部の入力が切り換わると、画像変換部により変換された画像を符号化対象画像とし、その前に入力された第1の画像を符号化参照画像としてフレーム間符号化を行う。
【選択図】図3
【解決手段】第1の解像度及び第1のフレームレートの第1の画像から第2の解像度及び第2のフレームレートの第2の画像に切り換わる画像を入力する入力部(301)と、入力部に第2の画像が入力されると、入力された第2の画像を第1の画像と解像度及び画角が同じである画像に変換する画像変換部(307)と、入力部に第1の画像が入力されると入力された第1の画像を符号化し、入力部に第2の画像が入力されると画像変換部により変換された画像を符号化する符号化部(305)とを有し、符号化部は、第1の画像から第2の画像に入力部の入力が切り換わると、画像変換部により変換された画像を符号化対象画像とし、その前に入力された第1の画像を符号化参照画像としてフレーム間符号化を行う。
【選択図】図3
Description
本発明は、動画像を符号化するための符号化装置に関する。
近年、デジタルカメラやデジタルビデオカメラにはCCDセンサに変わってCMOSセンサが使用されつつある。このCMOSセンサは、CCDセンサに比べて消費電力が少ないことや、データの読み出しが高速であるという利点がある。この点を利用して、CMOSセンサを高速駆動して、多様なフレームレートで動画像を撮像し、記録することが可能となっている。また、センサの画素数も高画素化が進み、解像度に関しても様々な解像度での記録が可能となっている。フレームレートと解像度を任意に選択して撮像可能な撮像装置の構成が特許文献1に開示されている。また、動画像の撮像の途中にフレームレートを切り換える技術が特許文献2に開示されている。
一方、最近のデジタルビデオカメラ等では、記憶媒体にハイビジョン動画を記録するものが主流である。このような機器では、高解像の動画像を効率的に記録するため、MPEG2よりも進化したMPEG4 part-10(ISO/IEC 14496-10):AVC方式で圧縮符号化されたビデオストリームの形態で記録媒体に画像を保存するものが登場している。ここで、MPEG4 part-10:AVCは、別名H.264と呼ばれている。
特許文献1のように、撮像されるフレームレートが高くなると解像度が低下するシステムを前提にした場合、特許文献2のように動画像の途中でフレームレートを変更すると、動画像の途中で解像度が変更されることになる。通常、動画記録中に解像度やフレームレートが変化した場合、切り換わりの前後を別々のビデオストリームとして記録するのが一般的であるが、別々のビデオストリームとなるように符号化処理すると、処理の煩雑化や符号化効率が低下する。
本発明の目的は、フレームレートが切り換わる前後で、連続したストリームが生成されるように効率的に符号化を行うことができる符号化装置を提供することである。
本発明の符号化装置は、第1の解像度及び第1のフレームレートの第1の画像から第2の解像度及び第2のフレームレートの第2の画像に切り換わる画像を入力する入力部と、前記入力部に前記第2の画像が入力されると、前記入力された第2の画像を前記第1の画像と解像度及び画角が同じである画像に変換する画像変換部と、前記入力部に前記第1の画像が入力されると前記入力された第1の画像を符号化し、前記入力部に前記第2の画像が入力されると前記画像変換部により変換された画像を符号化する符号化部とを有し、前記符号化部は、前記第1の画像から前記第2の画像に前記入力部の入力が切り換わると、前記画像変換部により変換された画像を符号化対象画像とし、その前に入力された前記第1の画像を符号化参照画像としてフレーム間符号化を行うことを特徴とする。
本発明によれば、フレームレートが切り換わる前後で、連続したストリームが生成されるように効率的に符号化を行うことができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る符号化装置を図1から図5を用いて説明する。以下、例えば4000画素(4K)×2000画素(2K)の解像度(以降4K解像度と呼ぶ)から2000画素(2K)×1000画素(1K)の解像度(以降2K解像度と呼ぶ)に切り換えながら動画像を符号化して記録する場合を例にして説明する。なお、解像度が切り換わることにより必然的にフレームレートも変化することを前提とし、4K解像度画像のフレームレートを60fps(frame per sec)とすると、2K解像度画像のフレームレートは4倍の240fpsとなる。そのため、符号化を行う解像度は4K解像度、フレームレートは60fpsとなる。各々、第1の実施形態において、図1は符号化シーケンスの説明図、図2はフローチャート、図3は符号化装置のブロック図、図4は画像の生成方法、図5は符号化対象画像と符号化参照画像の関係を図示したものである。また、本実施形態における符号化方式は、MPEGやH.264を始めとしたイントラ符号化とインター符号化(画像を時間方向に並べ替えることを伴う)の両符号化を行う符号化方式である。
本発明の第1の実施形態に係る符号化装置を図1から図5を用いて説明する。以下、例えば4000画素(4K)×2000画素(2K)の解像度(以降4K解像度と呼ぶ)から2000画素(2K)×1000画素(1K)の解像度(以降2K解像度と呼ぶ)に切り換えながら動画像を符号化して記録する場合を例にして説明する。なお、解像度が切り換わることにより必然的にフレームレートも変化することを前提とし、4K解像度画像のフレームレートを60fps(frame per sec)とすると、2K解像度画像のフレームレートは4倍の240fpsとなる。そのため、符号化を行う解像度は4K解像度、フレームレートは60fpsとなる。各々、第1の実施形態において、図1は符号化シーケンスの説明図、図2はフローチャート、図3は符号化装置のブロック図、図4は画像の生成方法、図5は符号化対象画像と符号化参照画像の関係を図示したものである。また、本実施形態における符号化方式は、MPEGやH.264を始めとしたイントラ符号化とインター符号化(画像を時間方向に並べ替えることを伴う)の両符号化を行う符号化方式である。
イントラ符号化は、フレーム内の情報のみから符号化するフレーム内符号化である。インター符号化は、前・後のフレームとの相関を利用してフレーム間差分を符号化するフレーム間符号化である。MPEGの場合、フレームはIピクチャ、Pピクチャ及びBピクチャから構成される。Iピクチャは、単独でイントラ符号化可能なフレームである。Pピクチャは、前のIピクチャ又はPピクチャの符号化参照画像(符号化参照ピクチャ)からの差分を用いてインター符号化するフレームである。Bピクチャは、前後のIピクチャ又はPピクチャの符号化参照画像からの差分を用いてインター符号化するフレームである。
図1は、デジタルビデオカメラ等の記録装置に搭載される符号化装置である。100は入力画像である。101は符号化画像(並べ替え後)である。103は4K解像度入力画像である。104が4K解像度符号化画像である。110は4K解像度符号化画像104の一部のPピクチャである。105が2K解像度入力画像である。106が2K解像度符号化画像である。107が2K解像度入力画像から4K解像度画像を生成した画像である。108及び109は2K解像度画像から4K解像度画像を生成した画像である。108はPピクチャ、109はBピクチャで符号化した画像とする。また、102は4K解像度から2K解像度に切り換わった解像度切り換わり位置を示す。
また、図3において、301は入力部、302はメモリ、303及び304はスイッチであり、306は解像度判別部である。入力部301は、第1の解像度(4K解像度)及び第1のフレームレート(60fps)の第1の画像103から第2の解像度(2K解像度)及び第2のフレームレート(240fps)の第2の画像105に切り換わる画像を入力する。メモリ302は、入力部301に入力された画像信号を記憶する。スイッチ303は、メモリ302の出力信号を画像変換部307又はスイッチ304に出力する。スイッチ309は、メモリ308の出力信号をスイッチ304又は画像変換部307に出力する。スイッチ304は、スイッチ303又は309の出力信号を符号化部305に出力する。解像度判別部306は、入力部301に入力された画像信号から解像度を判別し、その結果に基づきスイッチ303並びにスイッチ304を制御する。307は画像変換部であり、メモリ302に保持されている画像から新たな解像度の画像を生成し、メモリ308に書き込む。本実施形態では、画像変換部307は、2K解像度画像から4K解像度画像を生成する。308はメモリ、309はスイッチである。画像変換部307は、4K解像度画像が生成されたかどうかの信号を生成し、その信号に基づきスイッチ309を制御する。これらの処理については図4を用いて後述する。305は符号化部であり、スイッチ304で選択入力された画像を符号化する。具体的には、符号化部305は、入力部301に4K解像度画像103が入力されると、入力された4K解像度画像103を符号化し、入力部301に2K解像度画像105が入力されると画像変換部307により変換された画像を符号化する。この時、符号化部305は4K解像度画像を符号化することになる。符号化後のストリームデータは、不図示の記録手段を介して記録媒体に記録される。
次に、図2のフローチャートと図3のシステム図を用いて第1の実施形態における符号化・記録方法を説明する。なお、記録する動画像は図1に示したように、記録中に4K解像度画像から2K解像度画像に切り換わる場合を想定している。ステップS200は本処理の開始を示す。ステップS201において、符号化装置は、外部から記録開始の指示が与えられると、画像を記録するための各種処理を行う。次に、ステップS202において、符号化装置は、フレームカウンタnをゼロに初期化する。次に、ステップS203において、入力部301はnフレーム目の画像を入力し、メモリ302に保持させる。
次に、ステップS204において、解像度判別部306は、nフレーム目の入力画像信号(入力部301からの出力画像信号)に対して解像度の判別を行い、nフレーム目の入力画像が4K解像度であるかを判定する。nフレーム目の入力画像が4K解像度である場合、ステップS205へ移行する。ステップS205では、メモリ302は保持していた画像を読み出し、解像度判別部306はスイッチ303の出力がスイッチ304の入力となるようにスイッチ303を切り換える。また、解像度判別部306は、符号化部305の入力がスイッチ304の出力となるようにスイッチ304を切り換える。これにより、符号化部305は、nフレーム目の4K解像度画像の符号化を行う。その後、ステップS209へ移行する。
ステップS204において、nフレーム目の入力画像が4K解像度でない場合は、ステップS206へ移行する。ステップS206では、解像度判別部306は、スイッチ303の出力が画像変換部307の入力となるようにスイッチ303を切り換え、スイッチ309の出力がスイッチ304の出力となるようにスイッチ304を切り換える。なお、本実施形態で使用している符号化方式は、インター符号化を行うためにフレームの並べ替え後に符号化を行うこととなる。ステップS204において、nフレーム目の入力画像が4K解像度でない場合、このフレームで入力画像の解像度が4K解像度から2K解像度に切り換わったことを意味する。そこで、ステップS204からステップS206に移行し、画像変換部307は、2K解像度画像から4K解像度画像を生成する処理を行い、ステップS207に移行する。
画像変換部307における4K解像度画像の生成処理について、図1、図4、図5を用いて説明する。図1において、画像変換部307は、2K解像度入力画像105から4K解像度画像107に変換する。画像変換された1枚の4K解像度画像107は、2K解像度画像105の4枚分に相当する。そのため、2K解像度画像105を4枚使用することで、1枚の4K解像度画像107が生成される。フレームの並べ替えを行った4K解像度画像108は、符号化対象画像(符号化対象ピクチャ)としてPピクチャで符号化すると、符号化参照画像は110となる。また、4K解像度画像109は符号化対象画像としてBピクチャで符号化すると、108及び110の両方を符号化参照画像とすることになる。
次に、4K解像度画像の生成と符号化方法について説明する。図4において、401から404は2K解像度画像、405は4K解像度画像であり、各画像の四角は画素を意味する。4K解像度画像405は、4枚の2K解像度画像401〜404を使って生成される。具体的には、4K解像度画像405は、2K解像度画像401〜404の各画像の画素を田の字に配置することで生成され。画素を田の字に配置することを下記に説明する。401から404の画像の解像度は2K解像度画像、405の画像の解像度は4K解像度画像であるため、画像405の解像度は画像401〜404の解像度の2×2倍となる。画像変換部307は、画像401〜404に対して、各画像の同一座標の画素を集めて、2×2の画素領域を構成し、2×2画素領域を座標毎に配置することで、画像405を生成する。
ここで、画像108を符号化する場合、符号化参照画像110は図5における501であり、符号化対象画像108は502となる。この場合、符号化対象画像502は符号化参照画像501と解像度は同じで画角が同じ画像となる。そのため、インター符号化時における動きベクトルが小さくなることと画角が同じことで差分が小さくなりやすいため、符号化効率が向上する。一方、画素を田の字に配置するのではなく、503のように各画像を田の字に配置することで生成した場合、解像度は符号化参照画像501と同じになるが画角が異なる画像となる。そのため、インター符号化時における動きベクトルが大きくなることと画角が違うため符号化効率が低下する。
そこで、本実施形態の画像変換部307は、入力部301に2K解像度画像105が入力されると、入力された2K解像度画像105を4K解像度画像103と解像度及び画角が同じである画像に変換する。具体的には、画像変換部307は、2K解像度画像105が4K解像度画像103に対して解像度が低くかつフレームレートが高い場合には、複数枚の2K解像度画像401を用いて4K解像度画像103と解像度及び画角が同じである1枚の画像405を生成する。
入力部301は、第1の解像度及び第1のフレームレートの第1の画像(4K解像度画像)から第2の解像度及び第2のフレームレートの第2の画像(2K解像度画像)に切り換わる画像を入力する。M及びNがそれぞれ2以上の整数であり、第2の画像の解像度が第1の画像の解像度の1/(M×N)倍であり、第2の画像のフレームレートが第1の画像のフレームレートのM×N倍である。例えば、Mが2であり、Nが2である。この場合、画像変換部307は、M×N枚の第2の画像401〜404の各画像の同一座標の画素を集めてM×Nの画素領域を構成し、M×Nの画素領域を各座標に配置することにより、第1の画像と解像度及び画角が同じである1枚の画像405を生成する。
尚、符号化対象画像109はBピクチャであるため、符号化参照画像は時間的に前方にある画像110と後方にある画像108を符号化参照画像とすることが可能であるが、画角が同じ画像110のみを符号化参照画像として符号化前に決定しても良い。
図2のステップS207において、符号化装置は、4枚の2K解像度画像が入力されることにより4K解像度画像が生成されたか否かをチェックする。4K解像度画像が生成された場合、ステップS205に移行する。ステップS205では、符号化部305は、4K解像度画像を符号化し、ステップS209へ移行する。画像変換部307は上記の様に、各2K解像度画像に対して画素を田の字に配置して4K解像度画像を生成するため、4枚の2K解像度画像が必要となる。画像変換部307は、4K解像度画像が生成されたかどうかの信号を生成し、その信号に基づきメモリ308及びスイッチ309を制御する。
ステップS207において、4K解像度画像が生成されていない場合、ステップS208に移行し、画像変換部307は現在の入力画像をメモリ308に蓄え、スイッチ309の出力を画像変換部307の入力と接続する。また、符号化装置は、フレームカウンタnをインクリメントし、ステップS203に移行し、次の2K解像度画像を入力し、4K解像度画像の生成を行う処理を繰り返す。一方、ステップS207において、4K解像度画像が生成された場合、ステップS205に移行し、メモリ308には4K解像度画像が蓄えられているため、画像変換部307はスイッチ309の出力をスイッチ304の入力に切り換える。符号化部305は、4K解像度画像を符号化する。符号化部705は、4K解像度画像103から2K解像度画像105に入力部301の入力が切り換わると、以下の処理を行うことができる。すなわち、符号化部705は、画像変換部307により変換された画像108を符号化対象画像とし、その前に入力された4K解像度画像110を符号化参照画像としてフレーム間符号化を行うことができる。その後、ステップS209へ移行する。
ステップS209において、外部から記録終了の指示が与えられた場合は、ステップS210に移行して本処理を終了する。一方、記録終了の指示が与えられなければ、ステップS208に移行し、符号化装置は、フレームカウンタnをインクリメントし、ステップS203に移行する。その後は上述した処理を繰り返すことになる。
また、この場合、外部から記録終了の指示が与えられたフレームが4K解像度画像の生成途中である場合、4K解像度画像が生成されず符号化が行われないので、画像の入力を待ってから実際の記録動作を停止する形態でも良い。若しくは、生成途中の4K解像度画像に対して符号化を行わない(つまり画像の破棄を行う)形態でも良い。また、第1の実施形態では、4K解像度画像から2K解像度画像へ解像度が変化する場合を例に挙げたが、解像度はこれに限ったものではない。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、解像度の高い画像(4K解像度画像)を符号化の基準とした例を示した。本発明の第2の実施形態では、解像度が低い画像を符号化の基準とした場合について、図6のフローチャートと図7の符号化装置のブロック図を用いて説明する。第2の実施形態は、2K解像度から4K解像度に切り換えながら動画像を符号化して記録する場合を例にとり、図7に基づいて説明する。この場合、符号化を行う解像度は2K解像度となる。第2の実施形態は、2K解像度から4K解像度に切り換えて画像を符号化して記録する場合を例にとり、図1から図4に基づいて説明する。なお、解像度が切り換わることにより必然的にフレームレートも変化することを前提とし、2K解像度画像のフレームレートを240fps(frame per sec)とすると、4K解像度画像のフレームレートは1/4倍の60fpsとなる。そのため、符号化を行う解像度は2K解像度、フレームレートは240fpsとなる。また、本実施形態における符号化方式は、MPEGやH.264を始めとしたイントラ符号化とインター符号化(画像を時間方向に並べ替ることを伴う)の両符号化を行う符号化方式である。
第1の実施形態では、解像度の高い画像(4K解像度画像)を符号化の基準とした例を示した。本発明の第2の実施形態では、解像度が低い画像を符号化の基準とした場合について、図6のフローチャートと図7の符号化装置のブロック図を用いて説明する。第2の実施形態は、2K解像度から4K解像度に切り換えながら動画像を符号化して記録する場合を例にとり、図7に基づいて説明する。この場合、符号化を行う解像度は2K解像度となる。第2の実施形態は、2K解像度から4K解像度に切り換えて画像を符号化して記録する場合を例にとり、図1から図4に基づいて説明する。なお、解像度が切り換わることにより必然的にフレームレートも変化することを前提とし、2K解像度画像のフレームレートを240fps(frame per sec)とすると、4K解像度画像のフレームレートは1/4倍の60fpsとなる。そのため、符号化を行う解像度は2K解像度、フレームレートは240fpsとなる。また、本実施形態における符号化方式は、MPEGやH.264を始めとしたイントラ符号化とインター符号化(画像を時間方向に並べ替ることを伴う)の両符号化を行う符号化方式である。
図7において、701は入力部、702はメモリ、703及び704はスイッチであり、706は解像度判別部である。入力部701は、第1の解像度(2K解像度)及び第1のフレームレート(240fps)の第1の画像から第2の解像度(4K解像度)及び第2のフレームレート(60fps)の第2の画像に切り換わる画像を入力する。メモリ702は、入力部700に入力された画像信号を記憶する。スイッチ703は、メモリ702の出力信号を画像変換部707又はスイッチ704に出力する。スイッチ704は、スイッチ703又はメモリ708の出力信号を符号化部705に出力する。解像度判別部706は、入力部700に入力された画像信号から解像度を判別し、その結果に基づきスイッチ703及び704を制御する。707は画像変換部であり、メモリ702に保持されている画像から新たな解像度の画像を生成し、メモリ708に書き込む。本実施形態では、画像変換部707は、4K解像度画像から2K解像度画像を生成する。708はメモリであり、画像変換部707により生成された2K解像度画像を保持しておく。また、画像変換部707は、メモリ708を制御して、保持されている2K解像度画像の読み出しを切り換える。705は符号化部であり、スイッチ704で選択入力された画像を符号化する。具体的には、符号化部705は、入力部701に2K解像度画像が入力されると入力された2K解像度画像を符号化し、入力部701に4K解像度画像が入力されると画像変換部707により変換された画像を符号化する。この時、符号化部705は、2K解像度画像を符号化することになる。
次に、図6のフローチャートと図7のシステム図を用いて第2の実施形態における符号化・記録方法を説明する。なお、記録する動画像は、記録中に2K解像度画像から4K解像度画像に切り換わる場合を想定している。ステップS600は本処理の開始を示す。ステップS601において、符号化装置は、外部から記録開始の指示が与えられると、画像を記録するための各種処理を行う。ステップS602において、符号化装置は、フレームカウンタnをゼロに初期化する。次に、ステップS603において、入力部701はnフレーム目の画像を入力し、メモリ702に保持させる。
次に、ステップS604において、解像度判別部706は、nフレーム目の入力画像信号(入力部701からの出力画像信号)に対して解像度の判別を行い、nフレーム目の入力画像が2K解像度であるかを判定する。nフレーム目の入力画像が2K解像度である場合、ステップS605へ移行する。ステップS605では、解像度判別部706は、メモリ702に保持されていた画像を読み出し、スイッチ703の出力がスイッチ704の入力となるようにスイッチ703を切り換える。また、解像度判別部706は、符号化部705の入力がスイッチ703の出力となるようにスイッチ704を切り換える。これにより、符号化部705は、nフレーム目の2K解像度画像の符号化を行うことになる。
ステップS604において、nフレーム目の入力画像が2K解像度でない場合は、ステップS606へ移行する。ステップS606では、解像度判別部706は、スイッチ703の出力が画像変換部707の入力となるようにスイッチ703を切り換え、メモリ708の出力がスイッチ704の出力となるようにスイッチ704を切り換える。なお、本実施形態で使用している符号化方式は、インター符号化を行うためにフレームの並べ替え後に符号化を行うこととなる。ステップS604において、nフレーム目の入力画像が2K解像度でない場合、このフレームで入力画像の解像度が2K解像度から4K解像度に切り換わったことを意味する。そこで、ステップS604からステップS606に移行し、画像変換部707は、4K解像度画像から2K解像度画像を生成する処理を行い、ステップS607に移行する。
画像変換部707における2K解像度画像の生成処理は、第1の実施形態における処理と逆の処理となる。図4において、401〜404は2K解像度画像、405は4K解像度画像であり、各画像の四角は画素を意味する。画像変換部707は、4枚の2K解像度画像401〜404の4枚を生成するのに1枚の4K解像度画像405を使う。具体的には、画像変換部707は、4K解像度画像405の各画素を田の字に配置することにより、4枚の2K解像度画像401〜404を生成する。画素の田の字に配置することを下記に説明する。画像405の解像度は4K解像度画像、画像401〜404の解像度は2K解像度画像であるため、画像401〜404の解像度は画像405の解像度の1/4倍となる。画像変換部707は、画像405内の2×2画素領域を構成する画素を、画像401〜404の同一座標に配置することにより、4枚の画像401〜404を生成する。
各2K解像度画像401〜404は、4K解像度画像405の画素を田の字に間引くことにより生成される。そのため、生成される2K解像度画像401〜404は、それより前に入力された2K解像度画像と解像度が同じで画角が同じ画像となる。そのため、インター符号化時における動きベクトルが小さくなることと画角が同じことで差分が小さくなりやすいため、符号化効率が向上する。一方、画素を田の字に間引くのではなく、各画像を4分割することで生成した場合、解像度は符号化参照画像と同じになるが画角が異なる画像となる。そのため、インター符号化時における動きベクトルが大きくなることと画角が違うため符号化効率が低下する。
そこで、本実施形態の画像変換部707は、入力部701に2K解像度画像が入力されると、入力された2K解像度画像を4K解像度画像と解像度及び画角が同じである画像に変換する。具体的には、画像変換部707は、4K解像度画像が2K解像度画像に対して解像度が高くかつフレームレートが低い場合には、1枚の4K解像度画像405を用いて2K解像度画像と解像度及び画角が同じである複数枚の画像401〜404を生成する。
入力部701は、第1の解像度及び第1のフレームレートの第1の画像(2K解像度画像)から第2の解像度及び第2のフレームレートの第2の画像(4K解像度画像)に切り換わる画像を入力する。M及びNがそれぞれ2以上の整数であり、第2の画像の解像度が第1の画像の解像度のM×N倍であり、第2の画像のフレームレートが第1の画像のフレームレートの1/(M×N)倍である。例えば、Mが2であり、Nが2である。その場合、画像変換部707は、1枚の第1の画像405の各M×Nの画素領域を画素単位に分割してM×N枚の各画像の座標に配置することにより、第1の画像と解像度及び画角が同じであるM×N枚の画像401〜404を生成する。
図6のステップS607において、符号化部705は、2K解像度画像を符号化する。次に、ステップS608において、符号化装置は、4K解像度画像から生成された2K解像度画像の符号化が終了したかを判定し、終了していない場合、ステップS607に移行して引き続き2K解像度画像の符号化を行う。この際、符号化部705が入力する画像は、メモリ708の読み出しアドレスを制御することで実現する。ステップS608において、2K解像度画像の符号化が終了した場合、ステップS609に移行する。
ステップS609において、符号化装置は、外部から記録終了の指示が与えられた場合は、ステップS611に移行して本処理を終了する。一方、記録終了の指示が与えられなければ、ステップS610に移行し、符号化装置は、フレームカウンタnをインクリメントし、ステップS603に移行する。その後は上述した処理を繰り返すことになる。
第2の実施形態では、2K解像度画像から4K解像度画像へ解像度が変化する場合を例にあげたが、解像度はこれに限ったものではない。第1及び第2の実施形態によれば、解像度やフレームレートが切り換わる前後で、連続したストリームが生成されるように効率的に符号化を行うことができる。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態によるデジタルビデオカメラ等の記録装置に搭載される符号化装置であって、記録フレームレートを切り換え可能な本実施形態の符号化装置の構成図である。図8を用いて記録フレームレートを切り換えた符号化装置の符号化処理について説明する。
図8は、本発明の第3の実施形態によるデジタルビデオカメラ等の記録装置に搭載される符号化装置であって、記録フレームレートを切り換え可能な本実施形態の符号化装置の構成図である。図8を用いて記録フレームレートを切り換えた符号化装置の符号化処理について説明する。
まず、操作部805及びフレームレート切り換え部804について説明する。805は操作部であり、使用者のキー入力等の操作をフレームレート切り換え部804へと通知する。804はフレームレート切り換え部であり、記録中のフレームレート設定を、画像入力部801、画像信号処理部802及び符号化部803に対して通知する。
次に、符号化処理について説明する。801は画像入力部であり、撮像素子より画像を入力する。802は画像信号処理部であり、画像入力部801より入力された画像に対して、必要に応じて画像を処理する。803は符号化部であり、画像信号処理部802より入力された画像をMPEGやH.264等の圧縮符号化方法により符号化する。
図9は、通常フレームレート時の入力画像と符号化部803の動き予測の参照関係を示す図である。901は入力画像の間隔であり、この場合は例として30Pフレーム間隔としている。902は入力画像の拡大図である。903は各ピクチャの動き予測の参照関係を矢印で示している。通常フレームレート時は、符号化部803は、画像入力部801より入力された画像を符号化しており、画像信号処理部802は特に処理を行っていない。
次に、高速フレームレート記録について説明する。操作部805より高速フレームレート設定の操作がなされると、フレームレート切り換え部804は画像入力部801、画像信号処理部802、符号化部803に対して、高速フレームレートの指示を通知する。
画像入力部801は、フレームレート切り換え部804より高速フレームレートの指示を受けると、撮像素子より入力する画像信号の画素数を縮小し、フレームレートを上げて画像信号を入力する。すなわち、画像入力部801は、フレームレート切り換え部804によりフレームレートの切り換えが指示されると、撮像素子から、第1のフレームレートの画像入力から第2のフレームレートの画像入力に切り換える。画像入力部801は、フレームレート切り換え部804により低いフレームレートから高いフレームレートへの切り換えが指示されると、第1のフレームレート及び第1の解像度の画像入力から第2のフレームレート及び第2の解像度の画像入力に切り換える。ここで、第2のフレームレートは第1のフレームレートより高く、第2の解像度は第1の解像度より低い。
画像信号処理部802は、フレームレート切り換え部804より高速フレームレートの指示を受けると、画素数を縮小した画像の上下左右に、縮小前の画像の解像度になるように任意の色情報を持つ画素領域を付加した第2の入力画像を符号化部803へと出力する。符号化部803は、フレームレート切り換え部804より高速フレームレートの指示を受けると、上記第2の入力画像を順に符号化する。
なお、付加される画素領域は、上記に限定されない。画像信号処理部802は、フレームレート切り換え部804によりフレームレートの切り換えが指示された後、第2の解像度の画像が第1の解像度になるように、第2の解像度の画像に特定の画素領域を付加する。符号化部803は、フレームレート切り換え部804によりフレームレートの切り換えが指示された後、画像信号処理部802により画素領域が付加された画像を符号化する。
図10は、高速フレームレート時の入力画像と符号化部803の動き予測の参照関係を示す図である。1001は入力画像の間隔であり、この場合は例として120Pフレーム間隔と、通常よりも高速フレームレートとしている。1002は入力画像の拡大図である。1003は各ピクチャの動き予測の参照関係を矢印で示している。図10のように、高速フレームレート時は、図9の通常フレームレート時と比較して、入力画像の画素数、及びフレームレートが異なっている。図10は、図9に対して、符号化部803の動き予測の参照関係については、Pピクチャ(片方向予測)、及びBピクチャ(双方向予測)ともに同じである。
次に、フレームレート切り換え時の符号化処理について説明する。フレームレート切り換え部804は、操作部805よりフレームレートの切り換えが通知されると、画像の入力、及び符号化がGOPの切れ目であるタイミングで、画像入力部801、及び符号化部803へと操作部805より通知されたフレームレートを指示する。ここで、GOP(Group Of Picture)は、符号化の一つの単位であり、複数ピクチャの組み合わせのグループである。すなわち、フレームレート切り換え部804は、符号化のGOP単位でフレームレートの切り換えを指示する。
図11は、符号化部803の処理を示すフローチャートである。図11を用いて、フレームレート切り換え時の符号化部803の処理について説明する。ステップS1101では、符号化部803は、フレームレート切り換え部804からフレームレートの指示を入力する。次に、ステップS1102では、符号化部803は、フレームレート切り換え部804からのフレームレート変更の指示の有無に応じて分岐する。フレームレート変更の指示があればステップS1103へ、そうでなければステップS1104へと分岐する。ステップS1103では、符号化部803は、IDR(Instantaneous Decoder Refresh)ピクチャとして画像を符号化する。ステップS1104では、符号化部803は、IDRフラグを0にし、非IDRピクチャとして通常通りに画像を符号化する。Pピクチャ及びBピクチャは、IDRピクチャをまたいで符号化参照画像を指定することができないように定められている。
図12は、画像入力部801より入力された画像と、符号化部803の動き予測の参照関係を示す図である。図12を用いて、フレームレート切り換え時の符号化処理について説明する。1201は入力画像の間隔であり、例として30Pと120Pフレーム間隔が途中で切り換わっている場合を示している。1202は入力画像の拡大図である。1203は各ピクチャの動き予測の参照関係を矢印で示している。1204はフレームレートの切り換えのタイミングであり、GOP境界である。入力画像の画素数の切り換わりは、GOP境界1204で行われている。
符号化部の動き予測の参照関係は、下記の通りである。B0’及びB1’ピクチャは、I2’ピクチャがIDRピクチャであるため、前方予測が出来ず後方予測のみである。B3’及びB4’ピクチャは、I2’とP5’ピクチャの双方向予測が可能である。P5’ピクチャは、I2’ピクチャの片方向予測が可能である。
図12の例では、通常フレームレートから高速フレームレートへの切り換えについて示したが、高速フレームレートから通常フレームレートへの切り換えについても同様である。
符号化部803は、フレームレート切り換え部804によりフレームレートの切り換えが指示されると、フレームレートの切り換え後の画像を符号化対象画像としてフレームレート切り換え前の画像を符号化参照画像としたフレーム間符号化を禁止する。この際、符号化部803は、フレームレートの切り換え後の画像のフレーム内符号化、又はフレームレートの切り換え後の画像を符号化対象画像としてフレームレート切り換え後の他の画像を符号化参照画像としたフレーム間符号化を行う。具体的には、符号化部803は、フレームレートの切り換え直後の画像をIDRピクチャとして符号化することにより、フレームレートの切り換え後の画像を符号化対象画像としてフレームレート切り換え前の画像を符号化参照画像としたフレーム間符号化を禁止する。
以上のように、記録中にフレームレートを切り換える場合に、フレームレートの切り換えをGOP単位にすることで、入力画像の画素数をGOP単位に切り換える。また、フレームレート切り換え直後にIDRピクチャとして画像を符号化することで、直前GOPへの参照を禁止し、画素数が異なる入力画像と符号化参照画像の符号化を発生させないことが出来る。そのため、入力画像と符号化参照画像の画素数が異なることに起因する画質の劣化を抑え、ユーザーに好適な画像を提供することが出来る。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態は、第3の実施形態の符号化部803の処理を変更し、第3の実施形態と同様の効果を図るものであり、その他のブロックについては同様の構成である。以下、本実施形態が第3の実施形態と異なる点を説明する。図13は、第4の実施形態の符号化部803の処理を示すフローチャートである。図13を用いて、フレームレート切り換え時の符号化部803の処理について説明する。ステップS1301では、符号化部803は、フレームレート切り換え部804からフレームレートの指示を入力する。次に、ステップS1302では、符号化部803は、フレームレート切り換え部804からのフレームレート変更の指示の有無に応じて分岐する。フレームレート変更の指示があればステップS1303へ、そうでなければステップS1304へと分岐する。ステップS1303では、符号化部803は、ClosedGOPフラグを1にして画像を符号化し、直前GOPへの参照を禁止する。ステップS1304では、符号化部803は、ClosedGOPフラグを0にして画像を符号化し、直前GOPへの参照を許可する。
本発明の第4の実施形態は、第3の実施形態の符号化部803の処理を変更し、第3の実施形態と同様の効果を図るものであり、その他のブロックについては同様の構成である。以下、本実施形態が第3の実施形態と異なる点を説明する。図13は、第4の実施形態の符号化部803の処理を示すフローチャートである。図13を用いて、フレームレート切り換え時の符号化部803の処理について説明する。ステップS1301では、符号化部803は、フレームレート切り換え部804からフレームレートの指示を入力する。次に、ステップS1302では、符号化部803は、フレームレート切り換え部804からのフレームレート変更の指示の有無に応じて分岐する。フレームレート変更の指示があればステップS1303へ、そうでなければステップS1304へと分岐する。ステップS1303では、符号化部803は、ClosedGOPフラグを1にして画像を符号化し、直前GOPへの参照を禁止する。ステップS1304では、符号化部803は、ClosedGOPフラグを0にして画像を符号化し、直前GOPへの参照を許可する。
符号化部803は、フレームレート切り換え部804によりフレームレートの切り換えが指示されると、フレームレートの切り換え後の画像を符号化対象画像としてフレームレート切り換え前の画像を符号化参照画像としたフレーム間符号化を禁止する。この際、符号化部803は、フレームレートの切り換え後の画像のフレーム内符号化、又はフレームレートの切り換え後の画像を符号化対象画像としてフレームレート切り換え後の他の画像を符号化参照画像としたフレーム間符号化を行う。符号化部803は、ClosedGOPフラグを1にしてフレームレートの切り換え直後の画像を符号化することによりフレームレートの切り換え後の画像を符号化対象画像としてフレームレート切り換え前の画像を符号化参照画像としたフレーム間符号化を禁止する。
以上のように、フレームレートの切り換え時において、直前GOPへの参照を禁止し、画素数が異なる入力画像と符号化参照画像の符号化を発生させないことが出来る。そのため、入力画像と符号化参照画像の画素数が異なることに起因する画質の劣化を抑え、ユーザーに好適な画像を提供することが出来る。
第3及び第4の実施形態によれば、フレームレートの切り換わり時に、その切り換えタイミングと符号化の制御を適切に行う事で、画質の劣化を防ぎ、効率よく符号化を行うことができる。
なお、第1〜第4の実施形態は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、カメラ、インターフェース機器、液晶パネル等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
301 入力部、302 メモリ、303,304 スイッチ、305 符号化部、306 解像度判定部、307 画像変換部、308 メモリ、309 スイッチ
Claims (9)
- 第1の解像度及び第1のフレームレートの第1の画像から第2の解像度及び第2のフレームレートの第2の画像に切り換わる画像を入力する入力部と、
前記入力部に前記第2の画像が入力されると、前記入力された第2の画像を前記第1の画像と解像度及び画角が同じである画像に変換する画像変換部と、
前記入力部に前記第1の画像が入力されると前記入力された第1の画像を符号化し、前記入力部に前記第2の画像が入力されると前記画像変換部により変換された画像を符号化する符号化部とを有し、
前記符号化部は、前記第1の画像から前記第2の画像に前記入力部の入力が切り換わると、前記画像変換部により変換された画像を符号化対象画像とし、その前に入力された前記第1の画像を符号化参照画像としてフレーム間符号化を行うことを特徴とする符号化装置。 - 前記画像変換部は、前記第2の画像が前記第1の画像に対して解像度が低くかつフレームレートが高い場合には、複数枚の前記第2の画像を用いて前記第1の画像と解像度及び画角が同じである1枚の画像を生成することを特徴とする請求項1記載の符号化装置。
- M及びNがそれぞれ2以上の整数であり、前記第2の画像の解像度が前記第1の画像の解像度の1/(M×N)倍であり、前記第2の画像のフレームレートが前記第1の画像のフレームレートのM×N倍である場合、前記画像変換部は、M×N枚の前記第2の画像の各画像の同一座標の画素を集めてM×Nの画素領域を構成し、前記M×Nの画素領域を各座標に配置することにより、前記第1の画像と解像度及び画角が同じである1枚の画像を生成することを特徴とする請求項1又は2記載の符号化装置。
- 前記画像変換部は、前記第2の画像が前記第1の画像に対して解像度が高くかつフレームレートが低い場合には、1枚の前記第2の画像を用いて前記第1の画像と解像度及び画角が同じである複数枚の画像を生成することを特徴とする請求項1記載の符号化装置。
- M及びNがそれぞれ2以上の整数であり、前記第2の画像の解像度が前記第1の画像の解像度のM×N倍であり、前記第2の画像のフレームレートが前記第1の画像のフレームレートの1/(M×N)倍である場合、前記画像変換部は、1枚の前記第1の画像の各M×Nの画素領域を画素単位に分割してM×N枚の各画像の座標に配置することにより、前記第1の画像と解像度及び画角が同じであるM×N枚の画像を生成することを特徴とする請求項1又は4記載の符号化装置。
- 画像を入力する入力部と、
前記入力部に入力された画像の符号化を行う符号化部と、
符号化のGOP単位でフレームレートの切り換えを指示するフレームレート切り換え部とを有し、
前記入力部は、前記フレームレート切り換え部によりフレームレートの切り換えが指示されると、第1のフレームレートの画像入力から第2のフレームレートの画像入力に切り換え、
前記符号化部は、前記フレームレート切り換え部によりフレームレートの切り換えが指示されると、前記フレームレートの切り換え後の画像を符号化対象画像として前記フレームレート切り換え前の画像を符号化参照画像としたフレーム間符号化を禁止し、前記フレームレートの切り換え後の画像のフレーム内符号化、又は前記フレームレートの切り換え後の画像を符号化対象画像として前記フレームレート切り換え後の他の画像を符号化参照画像としたフレーム間符号化を行うことを特徴とする符号化装置。 - 前記符号化部は、前記フレームレート切り換え部によりフレームレートの切り換えが指示されると、前記フレームレートの切り換え直後の画像をIDRピクチャとして符号化することにより、前記フレームレートの切り換え後の画像を符号化対象画像として前記フレームレート切り換え前の画像を符号化参照画像としたフレーム間符号化を禁止することを特徴とする請求項6記載の符号化装置。
- 前記符号化部は、前記フレームレート切り換え部によりフレームレートの切り換えが指示されると、ClosedGOPフラグを1にして前記フレームレートの切り換え直後の画像を符号化することにより、前記フレームレートの切り換え後の画像を符号化対象画像として前記フレームレート切り換え前の画像を符号化参照画像としたフレーム間符号化を禁止することを特徴とする請求項6記載の符号化装置。
- 前記入力部は、前記フレームレート切り換え部により低いフレームレートから高いフレームレートへの切り換えが指示されると、前記第1のフレームレート及び第1の解像度の画像入力から前記第2のフレームレート及び第2の解像度の画像入力に切り換え、
前記第2のフレームレートは前記第1のフレームレートより高く、
前記第2の解像度は前記第1の解像度より低く、
さらに、前記フレームレート切り換え部によりフレームレートの切り換えが指示された後、前記第2の解像度の画像が前記第1の解像度になるように、前記第2の解像度の画像に特定の画素領域を付加する画像信号処理部を有し、
前記符号化部は、前記フレームレート切り換え部によりフレームレートの切り換えが指示された後、前記画像信号処理部により前記画素領域が付加された画像を符号化することを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の符号化装置。
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