JP2012168071A - 漏電検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】漏電を迅速に検知できる漏電検知装置を提供する。
【解決手段】漏電検知装置100は、カップリングコンデンサC1にパルスを供給するパルス発生器2と、カップリングコンデンサC1の電圧を検出する電圧検出部6と、電圧検出部6が検出した電圧を第1の閾値と比較し、その比較結果に基づいて直流電源Bの漏電の有無を判定する漏電判定部7と、電圧検出部6が検出した電圧を、第1の閾値よりも小さい第2の閾値と比較し、カップリングコンデンサC1の放電によって、検出電圧が第2の閾値未満になったか否かを判定する放電判定部8とを備える。パルス発生器2は、放電判定部8により検出電圧が第2の閾値未満になったと判定された場合に、新たなパルスを立ち上げる。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流電源の漏電を検知する漏電検知装置に関する。
電気自動車においては、モータや車載機器を駆動するための高電圧の直流電源が搭載される。この直流電源は、接地されている車体と電気的に絶縁されているが、何らかの原因で直流電源と車体との間が電気的に接続されると、直流電源から車体を介してグランドへ電流が流れ、漏電(あるいは地絡)が生じる。そこで、この漏電等を検知するための検知装置が、直流電源に付設される。後掲の特許文献1には、電気自動車に搭載される地絡検出装置が記載されている。
特許文献1では、カップリングコンデンサの一端側に直流電源のプラス端子を接続し、カップリングコンデンサの他端側となる測定点に、矩形波パルス信号を印加して、カップリングコンデンサを充電し、このとき測定点に発生する電圧信号を検出して、直流電源の地絡を検出する車両用地絡検出装置において、矩形波パルス信号が第1の位相となる時点で、測定点にて測定される電圧と、矩形波パルス信号が第2の位相となる時点で、測定点にて測定される電圧値との差分を求め、この差分電圧に基づいて、直流電源の地絡を検出する。
特許文献1の地絡検出装置では、カップリングコンデンサに供給されるパルスの周期は常に一定である。カップリングコンデンサへの充電が完了した後は、カップリングコンデンサから放電が開始されるが、放電の開始から、測定点の電圧が0ボルトに下がるまでには、所定時間を要する。パルスが立ち下がってから次のパルスが立ち上がるまでの間隔は、上記放電に要する所定時間以上に設定されている。このため、パルスの立ち下がりや立ち上りのタイミングで電圧を検出して地絡有無の判定を行う場合、パルスの立ち下りから立ち上がりまでの区間が長くなって、判定までに時間を要するという問題がある。
また、後掲の特許文献2には、直流電源の絶縁状態をコンデンサの電圧に基づいて検出する装置が記載されている。この装置では、コンデンサを放電させるリセットスイッチが設けられ、コンデンサの両端電圧が正常動作時の最大電圧を超える場合は、コンデンサの両端電圧が一定電圧まで下がるのを待ち、一定電圧になるとリセットスイッチを投入して、コンデンサを急速放電するようにしている。
特開2003−250201号公報 特開2008−89322号公報
本発明の課題は、直流電源の漏電を検知する漏電検知装置において、漏電の有無を迅速に判定できるようにすることにある。
本発明に係る漏電検知装置は、一端が直流電源に接続されるカップリングコンデンサと、このカップリングコンデンサの他端にパルスを供給するパルス発生器と、上記パルスにより充電されるカップリングコンデンサの電圧を検出する電圧検出部と、この電圧検出部が検出した電圧を第1の閾値と比較し、その比較結果に基づいて直流電源の漏電の有無を判定する漏電判定部と、電圧検出部が検出した電圧を第1の閾値よりも小さい第2の閾値と比較し、カップリングコンデンサの放電によって、検出電圧が第2の閾値未満になったか否かを判定する放電判定部とを備える。そして、パルス発生器は、放電判定部により検出電圧が第2の閾値未満になったと判定された場合に、新たなパルスを立ち上げる。
このようにすると、パルスにより充電されたカップリングコンデンサが、パルスの立ち下がりの時点から放電して、その電圧が第2の閾値未満になると、次のパルスが立ち上がる。このため、パルスの間隔が短くなって、漏電検知を迅速に行うことができる。
本発明に係る漏電検知装置は、パルスが立ち下がった後、検出電圧が第2の閾値未満にならない状態が一定時間継続した場合に、異常が発生したと判定する異常判定部を備えていてもよい。
これによると、回路の故障等によって、カップリングコンデンサが正常に放電できない場合に、異常を検出することができる。
また、本発明に係る漏電検知装置は、パルスが立ち下がった後、次のパルスが立ち上がるまでの間に、カップリングコンデンサの電荷を強制的に放電させる放電回路を備えているのが好ましい。
これによると、カップリングコンデンサの電荷を放電回路を介して急速に放電させることができるので、パルスの間隔がさらに短くなって、漏電検知をより迅速に行うことができる。
また、本発明に係る漏電検知装置では、パルスが立ち上がってから、カップリングコンデンサの電圧が飽和するまでの間の所定時刻で、漏電判定部が漏電の有無を判定するのが好ましい。
これによると、カップリングコンデンサが飽和する前の時点で、漏電判定部による漏電有無判定が可能となり、漏電検知をより迅速に行うことができる。
また、本発明に係る漏電検知装置では、パルス発生器から新たなパルスが出力される度に、漏電判定部が漏電の有無を判定するのが好ましい。
これによると、漏電判定の回数を増やして、漏電検知をより迅速に行うことができる。
本発明の漏電検知装置によれば、カップリングコンデンサの電圧が第2の閾値未満になると、次のパルスが立ち上がるので、パルスの間隔が短くなって、漏電を迅速に検知することができる。
本発明の実施形態に係る漏電検知装置を示した回路図である。 漏電時および非漏電時における検出電圧の波形図である。 漏電検知装置の動作を説明するタイミングチャートである。 異常判定を説明するタイミングチャートである。 他の実施形態に係る漏電検知装置の動作を説明するタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。ここでは、本発明を電気自動車に搭載される漏電検知装置に適用した場合を例に挙げる。
図1に示すように、漏電検知装置100は、制御部1、パルス発生器2、放電回路3、放電回路4、メモリ5、抵抗R1〜R3、コンデンサC1、C2を備えている。
制御部1は、CPUから構成されており、電圧検出部6、漏電判定部7、放電判定部8、異常判定部9およびタイマ10を有している。パルス発生器2は、制御部1からの指令に基づき、所定周波数のパルスを生成する。抵抗R1は、パルス発生器2の出力側に接続されている。抵抗R1には、抵抗R2が直列に接続されている。抵抗R2の値は、抵抗R1の値と比較して十分に小さい。コンデンサC1の一端は、直流電源Bの負極に接続されており、コンデンサC1の他端は、抵抗R2に接続されている。このコンデンサC1は、漏電検知装置100と直流電源Bとを直流的に分離するカップリングコンデンサである。直流電源Bの正極は図示しない負荷に接続されている。直流電源BとグランドG(車体)との間には、浮遊容量Coが存在する。
放電回路3は、トランジスタQ1、抵抗R4、抵抗R5からなる。トランジスタQ1のコレクタは、抵抗R1と抵抗R2との接続点に接続されている。トランジスタQ1のエミッタは、接地されている。トランジスタQ1のベースは、抵抗R4を介して、制御部1に接続されている。抵抗R5は、トランジスタQ1のベースとエミッタとにまたがって接続されている。この放電回路3は、後述するように、カップリングコンデンサC1および浮遊容量Coの電荷を、矢印の経路で強制的に放電するための回路である。
抵抗R3の一端は、抵抗R1と抵抗R2との接続点に接続されている。抵抗R3の他端は、制御部1に接続されている。コンデンサC2は、抵抗R3の他端とグランドとの間に接続されている。このコンデンサC2は、フィルタ用のコンデンサであって、抵抗R3とともに、制御部1に入力される電圧のノイズを除去するフィルタ回路を構成する。
放電回路4は、トランジスタQ2、抵抗R6〜R8からなる。トランジスタQ2のコレクタは、抵抗R6を介して、抵抗R3とコンデンサC2との接続点に接続されている。トランジスタQ2のエミッタは、接地されている。トランジスタQ2のベースは、抵抗R7を介して、制御部1に接続されている。抵抗R8は、トランジスタQ2のベースとエミッタとにまたがって接続されている。この放電回路4は、後述するように、コンデンサC2の電荷を矢印の経路で強制的に放電するための回路である。
メモリ5は、ROMやRAM等からなり、記憶部を構成する。このメモリ5には、後述する閾値V1(第1の閾値)および閾値V2(第2の閾値)が記憶されている。
制御部1において、電圧検出部6は、抵抗R1、R2の接続点nから抵抗R3およびコンデンサC2を介して、制御部1に取り込まれた電圧に基づいて、カップリングコンデンサC1の電圧を検出する。
漏電判定部7は、電圧検出部6が検出した電圧を、閾値V1と比較し、その比較結果に基づいて漏電の有無を判定する。
放電判定部8は、電圧検出部6が検出した電圧を、閾値V1よりも小さい閾値V2と比較し、カップリングコンデンサC1の放電によって、電圧が閾値V2未満になったか否かを判定する。
異常判定部9は、カップリングコンデンサC1の放電に異常が発生した場合に、当該異常を判定する。
タイマ10は、パルス発生器2から出力されるパルスが立ち下がった時点から、カップリングコンデンサC1の電圧が閾値V2未満になるまでの時間を計測する。
次に、上述した構成からなる漏電検知装置100の動作について説明する。
パルス発生器2から出力されるパルスは、抵抗R1および抵抗R2を介して、カップリングコンデンサC1に供給される。このパルスによりカップリングコンデンサC1が充電され(このとき、浮遊容量Coも充電される)、n点の電位が上昇する。このn点の電位は、抵抗R3およびコンデンサC2を介して、制御部1に入力される。電圧検出部6は、この入力電圧に基づいて、カップリングコンデンサC1の電圧を検出する。この検出された電圧を、以下では「検出電圧」という。
直流電源BからグランドGへの漏電が生じていない場合は、図2の実線に示すように、検出電圧は急峻に上昇する。このため、時刻toでパルスが立ち上がってから、時刻t1でパルスが立ち下がるまでの間に、検出電圧は閾値V1を超える。一方、直流電源BからグランドGへの漏電が生じている場合は、図2の破線に示すように、検出電圧は、漏電インピーダンスに基づく時定数の影響により、緩やかに上昇する。このため、時刻toから時刻t1までの間に、検出電圧は閾値V1を超えない。
電圧検出部6は、パルスが立ち下がる時刻t1において、カップリングコンデンサC1の電圧を検出する。この時刻t1は、パルスが立ち上がってから、カップリングコンデンサC1の電圧が飽和するまでの間で、あらかじめ設定された時刻である。漏電が生じていない場合は、検出電圧はVaとなり、漏電が生じている場合は、検出電圧はVbとなる。漏電判定部7は、検出電圧と閾値V1とを比較し、検出電圧が閾値V1以上(Va)であれば、漏電なしと判定し、検出電圧が閾値V1未満(Vb)であれば、漏電ありと判定する。
なお、パルスが立ち下がる時刻t1では、制御部1から放電回路3、4に制御信号が出力される。この制御信号により、放電回路3、4のトランジスタQ1、Q2はそれぞれ導通状態となる。このため、カップリングコンデンサC1および浮遊容量Coの充電電荷は、トランジスタQ1を通して放電され、コンデンサC2の充電電荷は、トランジスタQ2を通して放電される。その結果、検出電圧は、図2のように時刻t1以降は減少する。
以上が、漏電検知の基本的な動作である。次に、図3を参照しながら、漏電検知装置100の動作をさらに詳しく説明する。
パルス発生器2は、図3(a)に示すように、t1のパルス幅をもったパルスを出力する。このパルスにより充電されるカップリングコンデンサC1の電圧は、 図3(c)のように変化する。そして、パルスの立ち下りのタイミングXで、電圧検出部6がカップリングコンデンサC1の電圧を検出するとともに、漏電判定部7が検出電圧と閾値V1(第1の閾値)とを比較して、漏電有無の判定を行う。
また、パルスの立ち下りのタイミングXで、制御部1(図1)から放電回路3と放電回路4へ同時に制御信号が出力され、放電回路3、4のトランジスタQ1、Q2が、図3(b)に示すように同時にONとなる。すなわち、放電回路3、4が同時に動作を開始する。これによって、前述したように、カップリングコンデンサC1の電荷は、トランジスタQ1を通して放電され、コンデンサC2の電荷は、トランジスタQ2を通して放電される。そして、次のパルスの立ち上がりのタイミングで、放電回路3、4のトランジスタQ1、Q2は同時にOFFとなる。
カップリングコンデンサC1が放電を開始した時点から、電圧検出部6により検出される電圧は、図3(c)のように低下してゆく。そして、この検出電圧が閾値V2(第2の閾値)未満になったことが放電判定部8により判定されると、その時点で、制御部1は、次のパルスが出力されるようにパルス発生器2を制御する。これにより、カップリングコンデンサC1の電圧がV2未満になった時点で、新たなパルスが立ち上がることになる。
このようにして、本実施形態では、パルスにより充電されたカップリングコンデンサC1が、パルスの立ち下がりの時点から放電して、その電圧が閾値V2未満になった時点で、次のパルスが立ち上がる。このため、パルスの間隔T1が短くなって、漏電検知を迅速に行うことができる。
図3(d)は、閾値V2を設けない場合のパルス出力を示しており、この場合は、カップリングコンデンサC1の電圧が0ボルトになった後に、次のパルスが立ち上がる。このため、パルスの間隔T0が長くなって、漏電検知までに時間がかかる。
また、本実施形態では、パルスの周期は固定ではなく、カップリングコンデンサC1の放電状態により変化する。すなわち、直流電源BからグランドGへの漏電が発生すると、漏電インピーダンスのために、図3(c)のようにカップリングコンデンサC1の放電時間が長くなり、それに応じてパルスの間隔T1’も長くなる。したがって、この区間T1’でカップリングコンデンサC1の電荷はほぼ放電され、カップリングコンデンサC1の検出電圧は、閾値V2未満まで低下する。カップリングコンデンサC1に電荷が十分残っている状態で次のパルスが発生すると、コンデンサC1が再充電され、検出電圧が閾値V1を超えて「漏電なし」と誤判定されるおそれがある。このため、本実施形態では、カップリングコンデンサC1の放電状態を、閾値V2に基づいて確認したうえで、次のパルスを立ち上げている。
また、本実施形態では、放電回路3を設けて、パルスが立ち下がった後、次のパルスが立ち上がるまでの間に、カップリングコンデンサC1の電荷を、トランジスタQ1を通して強制的に放電させるようにしている。このため、カップリングコンデンサC1を急速に放電させることができるので、パルスの間隔を短くして、漏電検知をより迅速に行うことができる。
さらに、本実施形態では、前述したように、パルスが立ち上がってから、カップリングコンデンサC1の電圧が飽和するまでの間の所定時刻(図2のt1)において、漏電判定部7が漏電の有無を判定する。本実施形態の場合、カップリングコンデンサC1の電圧が飽和する前に、パルスが立ち下がるので、カップリングコンデンサC1の充電はそれ以上行われない。そして、パルスが立ち下がった時点で、漏電判定部7が漏電の有無を判定する。このため、カップリングコンデンサC1が飽和する前の時点で、漏電判定部7による漏電有無判定が可能となり、漏電検知をより迅速に行うことができる。
また、本実施形態では、図3からわかるように、パルス発生器2から新たなパルスが出力される度に、漏電判定部7により漏電の有無が判定される。このため、漏電判定の回数を増やして、漏電検知をより迅速に行うことができる。
次に、異常判定部9による異常判定について、図4を参照して説明する。
前述したように、タイマ10は、パルスが立ち下がった時点から、カップリングコンデンサC1の電圧が閾値V2未満になるまでの時間を計測する。そして、図4(c)のように、検出電圧が閾値V2未満にならない状態が一定時間τだけ継続したと放電判定部8が判定した場合に、異常判定部9は、カップリングコンデンサC1の放電が正常に行われず、異常が発生したと判定する。
異常の原因としては、放電回路3の故障(例えば、トランジスタQ1の故障)等が考えられる。異常判定部9が異常を判定すると、制御部1は、異常信号を出力するなどの処理を行う。このようにして、カップリングコンデンサC1が正常に放電できない場合に、異常を検出することができる。
以上の実施形態では、カップリングコンデンサC1の電荷を強制的に放電させるための放電回路3を設けた例を示した。しかしながら、本発明は、放電回路3を設けない場合にも適用することができる。
この場合は、図5に示すように、パルスが立ち下がった時点からのカップリングコンデンサC1の放電時間が、放電回路3を設けた場合の放電時間に比べて長くなる。したがって、パルスの間隔T2、T2’は、図3におけるT1、T1’に比べて長くなる。しかし、カップリングコンデンサC1の電圧が閾値V2未満になった時点で、新たなパルスが立ち上がることに変わりはないので、閾値V2を設けない場合と比べると、パルス間隔が短くなって、漏電検知を迅速に行うことができる。
本発明では、以上述べた以外にも種々の実施形態を採用することができる。例えば、図1では、抵抗R3およびコンデンサC2からなるフィルタ回路と、コンデンサC2の電荷を強制的に放電するための放電回路4とを設けた例を示したが、本発明では、フィルタ回路や放電回路4は省略してもよい。
また、前記の実施形態では、パルス発生器2から出力されるパルスの立ち下りのタイミングにおいて、電圧検出部6がカップリングコンデンサC1の電圧を検出し、漏電判定部7が漏電の有無を判定したが、本発明はこれに限定されない。例えば、パルスが立ち下がる前の予め定められた時点で、電圧検出部6による電圧検出および漏電判定部7による漏電有無判定を行ってもよい。
また、前記の実施形態では、カップリングコンデンサC1の電圧が閾値V2未満になった時点で、次のパルスが立ち上がる例を示したが、カップリングコンデンサC1の電圧が閾値V2未満になった時点からわずかに遅れた時点で、次のパルスが立ち上がるようにしてもよい。
また、前記の実施形態では、放電回路3をトランジスタQ1や抵抗R4、R5で構成した例を示したが、放電回路3を、コイルおよび接点を有するリレーで構成してもよい。放電回路4についても同様である。
さらに、前記の実施形態では、車両に搭載される漏電検知装置に本発明を適用した例を挙げたが、本発明は、車両以外の用途に用いられる漏電検知装置にも適用することができる。
1 制御部
2 パルス発生器
3 放電回路
4 放電回路
5 メモリ
6 電圧検出部
7 漏電判定部
8 放電判定部
9 異常判定部
10 タイマ
100 漏電検知装置
C1 カップリングコンデンサ
B 直流電源
G グランド
V1 第1の閾値
V2 第2の閾値

Claims (5)

  1. 一端が直流電源に接続されるカップリングコンデンサと、
    前記カップリングコンデンサの他端にパルスを供給するパルス発生器と、
    前記パルスにより充電される前記カップリングコンデンサの電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部が検出した電圧を第1の閾値と比較し、その比較結果に基づいて前記直流電源の漏電の有無を判定する漏電判定部と、
    を備えた漏電検知装置において、
    前記電圧検出部が検出した電圧を、前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値と比較し、前記カップリングコンデンサの放電によって、前記電圧が前記第2の閾値未満になったか否かを判定する放電判定部をさらに備え、
    前記パルス発生器は、前記放電判定部により前記電圧が前記第2の閾値未満になったと判定された場合に、新たなパルスを立ち上げることを特徴とする漏電検知装置。
  2. 請求項1に記載の漏電検知装置において、
    前記パルスが立ち下がった後、前記放電判定部により、前記電圧が前記第2の閾値未満にならない状態が一定時間継続したと判定された場合に、異常が発生したと判定する異常判定部をさらに備えたことを特徴とする漏電検知装置。
  3. 請求項1に記載の漏電検知装置において、
    前記パルスが立ち下がった後、次のパルスが立ち上がるまでの間に、前記カップリングコンデンサの電荷を強制的に放電させる放電回路をさらに備えたことを特徴とする漏電検知装置。
  4. 請求項1に記載の漏電検知装置において、
    前記漏電判定部は、前記パルスが立ち上がってから、前記カップリングコンデンサの電圧が飽和するまでの間の所定時刻で、漏電の有無を判定することを特徴とする漏電検知装置。
  5. 請求項1に記載の漏電検知装置において、
    前記漏電判定部は、前記パルス発生器から前記新たなパルスが出力される度に、漏電の有無を判定することを特徴とする漏電検知装置。
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