JP2012162124A - 電動車両 - Google Patents

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Shinji Kawasaki
慎治 川崎
Hidejiro Inui
秀二郎 乾
Hiromi Iwakuma
博美 岩隈
Takahiro Koyama
隆博 小山
Kohei Asai
耕平 浅井
Minehiro Matsuoka
峰弘 松岡
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Abstract

【課題】外部電源のコンセントが車両の前後いずれの位置にあっても,コードを無用に長くする必要がなく,コードの取り回しも容易にできる電動車両を提供する。
【解決手段】車両の進行方向に関し,運転者の乗車位置より前方に配置されたレッグシールド20と,レッグシード20より前方に配置されたフロントカウル30と,車両に搭載されたバッテリと,このバッテリの電力で駆動され,車両を走行させる動力源となるモータとを備え,レッグシールド20に設けられた後部開口27と,後部開口27を開閉する後部リッド28と,フロントカウル30に設けられた前部開口37と,前部開口37を開閉する前部リッド38と,後部開口27と前部開口37とを連通していて,バッテリに充電するための外部電源の端子に接続される車両側端子41が収容された端子収容室31とを備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は,電動車両に関する。より詳しくは,外部電源と車両側の充電用端子との接続構造に関するものである。
従来,電動車両として,例えば特許文献1に見られるような電動車両が知られている。同文献の符号を借りて説明すると,この電動車両は,車両の進行方向(Fr)に関し,運転者の乗車位置より前方に配置されたレッグシールド(49)と,車両に搭載されたバッテリ(40)と,このバッテリ(40)の電力で駆動され,車両を走行させる動力源となるモータ(20)と,前記レッグシールド(49)に設けられた小物入れ用の収納空間(61)と,この収納空間(61)の開口(62)を開閉自在とするリッド(63)と,前記収納空間(61)内に設けられた充電器(66)とを備えている。
この電動車両によれば,充電を行う際には,リッド(63)を開き,充電器(66)が備える充電口(68)に,外部電源の端子を接続することによって,バッテリ(40)を充電することができる。リッド(63)を閉じれば,充電器(66)の防水性を高めることができ,外観性も高めることができる。
特開平04−362486号公報
電動車両に充電を行う際,その充電場所が異なれば,電源(車両にとっての外部電源)のコンセントの位置も異なることが多い。また,一般家庭等における電源のコンセントの位置も様々である。
上述した従来の電動車両は,充電器(66)の収納されている収納空間(61)が,後方にのみ開口しており,充電器(66)の充電口(68)も後方に向いている。
したがって,充電を行う際,外部電源のコンセントが,収納空間(61)の開口(62)よりも後方にある場合にはよいのであるが,外部電源のコンセントが開口(62)よりも前方にある場合には,充電用のコードをレッグシールド(49)回りに迂回させる必要があるために,充電用のコードを長くする必要が生じたり,コードの取り回しも面倒になるという難点があった。
本発明が解決しようとする課題は,外部電源のコンセントが車両の前後いずれの位置にあっても,コードを無用に長くする必要がなく,コードの取り回しも容易にできる電動車両を提供することである。
上記課題を解決するために本発明の電動車両は,車両の進行方向に関し,運転者の乗車位置より前方に配置されたレッグシールドと,このレッグシードより前方に配置されたフロントカウルと,車両に搭載されたバッテリと,このバッテリの電力で駆動され,車両を走行させる動力源となるモータと,を備えた電動車両であって,
前記レッグシールドに設けられた後部開口と,
この後部開口を開閉する後部リッドと,
前記フロントカウルに設けられた前部開口と,
この前部開口を開閉する前部リッドと,
前記後部開口と前部開口とを連通していて,前記バッテリに充電するための外部電源の端子に接続される車両側端子が収容された端子収容室と,
を備えたことを特徴とする。 なお,本願において端子とは,電気回路や電気装置の電流の出入口をなす部材をいい,コンセントやプラグを含む。
この電動車両によれば,車両に搭載されたバッテリの電力で駆動されるモータの動力で走行でき,走行時には,フロントカウルによる整流作用が得られるとともに,レッグシールドによる雨風泥よけ等の作用が得られる。充電時には,外部電源の端子と車両側端子とを接続することでバッテリに充電することができる。
そして,車両側端子は,レッグシールドに設けられた後部開口とフロントカウルに設けられた前部開口とを連通している端子収容室に収容されているので,充電時には,後部開口または前部開口を通じて外部電源の端子と車両側端子とを接続することができる。すなわち,外部電源が端子収容室より前側にある場合には,前部開口を通じて外部電源の端子と車両側端子とを接続することができ,外部電源が端子収容室より後側にある場合には,後部開口を通じて外部電源の端子と車両側端子とを接続することができる。
したがって,この発明の電動車両によれば,外部電源の端子が車両の前後いずれの位置にあっても,充電用のコードが無用に長くなることを防止できるとともに,コードの取り回しも容易にできる。
しかも,後部開口には該後部開口を開閉する後部リッドが設けられ,前部開口には該前部開口を開閉する前部リッドが設けられているので,否充電時には,両リッドを閉じることによって,端子収容室に収容されている車両側端子を液滴や塵埃から保護することができる。
望ましくは,前記後部リッドの後方に物品を収容可能なインナーラックを設け,前記後部リッドおよびインナーラックを覆う施錠可能な収納リッドを設ける。
このように構成すると,インナーラックに物品を収納できるとともに,施錠可能な収納リッドを開けなければ後部リッドを開けることができなくなるため,悪戯防止を図ることができる。
また望ましくは,前記端子収容室を通る充電用コードをホールドする凹部を,前記レッグシールド,後部リッド,フロントカウル,前部リッド,収納リッドの内の少なくとも1つに設ける。
このように構成すると,上記少なくとも1つの凹部を通る充電用コードについては,該コードの状態を固定させることができるため,安定した充電状態を得ることが可能となる。
また望ましくは,前記端子収容室の上部に当該端子収容室を照らすライトを設ける。
このように構成すると,暗がりでも作業がしやすくなる。
また望ましくは,前記前部リッドを開けるための操作部を前記インナーラック内に設ける。
このように構成すると,施錠可能な収納リッドを開けなければ,操作部を操作して前部リッドを開けることができなくなるため,悪戯防止を図ることができる。しかも,操作部は,インナーラック内にあるため,外観に操作部が露出せず,外観性を向上させることができる。
本発明に係る電動車両の一実施の形態を示す正面図。 同じく右側面図。 同じく部分省略拡大右側面図。 同じく要部の内部構造を示す断面図。 同実施の形態におけるインナーラックを後方から見た図。 同実施の形態の部分省略拡大正面図。 充電システムの一例を示すブロック図。 充電システムの他の例を示すブロック図。 変形例の要部の内部構造を示す断面図。 前部リッドの変形例を示す断面図。
以下,本発明に係る電動車両の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1,図2に示すように,この実施の形態の電動車両1は,鞍乗型車両,より詳しくはスクータ型の電動車両である。
主として図2に示すように,この電動車両1は,車両1の進行方向Frに関し,運転者の乗車位置Sより前方に配置されたレッグシールド20と,このレッグシード20より前方に配置されたフロントカウル30と,車両1に搭載されたバッテリ40と,このバッテリ40の電力で駆動され,車両1を走行させる動力源となるモータ50とを備えている。
この車両1の車体フレーム10は,ヘッドパイプ11と,該ヘッドパイプ11から後下がりに延びるダウンフレーム13と,該ダウンフレーム13の下部に連結されて後方に延びる左右一対のアンダーフレーム14と,それらアンダーフレーム14の後部から一体に連なって後上がりに延びる左右一対のリヤフレーム14rとを備えている。リヤフレーム14rの上部には運転者が座るシート2が設けられている。
アンダーフレーム14の後部には,左右一対のブラケット14bが一体に設けられ,このブラケット14b,14bに架設して設けられたピボット軸15によって,スイングアーム16が揺動自在に支持されている。スイングアーム16の後部にモータ50が内蔵されており,このモータ50によって,スイングアーム16の後部に支持された後輪WRが回転駆動される。
両アンダーフレーム14,14間には,モータ50に電力を供給するための,前記バッテリ40を内蔵したバッテリケース40Cが両アンダーフレーム14,14で支持されるようにして配置されている。バッテリ40としては,例えば72Vの高電圧バッテリを用いることができる。
ヘッドパイプ11には,ステアリングシャフト12が回動可能に支持されている。ステアリングシャフト12の下部にはボトムプレート12bを介して左右一対のフロントフォーク12fが設けられ,これらフロントフォーク12f,12fの先端に前輪WFが回転可能に支持されている。
ステアリングシャフト12の上部には左右一対のハンドルバー12hが設けられ,それらハンドルバー12hにはハンドルグリップ12gが設けられている。
したがって,運転者はシート2に座り,ハンドルグリップ12gを握って車両1を運転することができる。
車体フレーム10は,該車体フレーム10とともに車体を構成する合成樹脂製の車体カバー10Cで覆われている。
車体カバー10Cは,前記ヘッドパイプ11を前方から覆う前記フロントカウル30と,前記シート2に座った運転者の脚部を前方から覆うようにして前記フロントカウル30に連なる前記レッグシールド20と,前記シート2に座った運転者の足を載せるようにして前記レッグシールド20の下部に連なるとともに前記バッテリケース40Cを上方から覆う低床フロア21と,前記両アンダーフレーム14,14を両側から覆うようにして前記低床フロア21の両側から垂下される左右一対のフロアサイドカバー22と,これら両フロアサイドカバー22の下縁同士を結ぶアンダーカバー23と,前記シート2の下方を前方から覆うようにして低床フロア21の後端から立ち上がるシート下前部カバー24と,前記シート2の下方を両側から覆うようにして前記シート下前部カバー24の両側に連なる左右一対のサイドカバー25と,前記後輪WRを上方から覆って前記両サイドカバー25に連なるリヤカバー26とを備えている。
図1〜図6,主として図4に示すように,この実施の形態の電動車両1は,上記車体カバー10Cにおいて,前記レッグシールド20に設けられた後部開口27と,この後部開口27を開閉する後部リッド28と,前記フロントカウル30に設けられた前部開口37と,この前部開口37を開閉する前部リッド38と,前記後部開口27と前部開口37とを連通していて,前記バッテリ40に充電するための外部電源の端子に接続される車両側端子41が収容された端子収容室31とを備えている。
この電動車両1によれば,車両1に搭載されたバッテリ40の電力で駆動されるモータ50の動力で走行でき,走行時には,フロントカウル30による整流作用が得られるとともに,レッグシールド20による雨風泥よけ等の作用が得られる。充電時には,外部電源の端子60または47c(図7または図8参照)と車両側端子41とを接続することでバッテリ40に充電することができる。
図1〜図6に示す車両側端子41は,コードリール42から引き出し可能なコード43の先端に取り付けられており,後部開口27または前部開口37を通じて車外に引き出し可能である。コードリール42における他方のコード(前記コード43と電気的に接続されているコード)44は,充電器45およびコード45c(図2,図7参照)を介してバッテリ40に接続されている。
図7は充電システムの一例を示すブロック図である。同図からも分かるように,外部電源の端子であるコンセント60に車両側端子41を接続することでバッテリ40に充電することができる。コードリール42の構造は,公知の構造(例えばコードの自動巻取り機構を有する構造等))を作用することができる。充電器45は公知の充電器を用いることができる。
端子収容室31は,車両側端子41を引き出すべく,手を入れることができる大きさおよび形状であれば適宜の大きさおよび形状とすることができる。この実施の形態では,端子収容室31は,レッグシールド20の一部を前方に凹ますことで形成した後述するインナーラック70の前方右上部(図5参照)を,さらに前方に略角筒状に延設した筒状部31rと,正面視でこの筒状部31rと対応するフロントカウル30における部位を後方に略角筒状に延設した筒状部31fとで構成されている。両筒状部31f,31rの間において,両筒状部の底部同士の間には,車両側端子41を受ける受け部材34が設けられている。
例えば図9に示すように,車両側端子41は,引き出し不能とすることもできる。
図9に示す構造では,車両側端子41は,端子収容室31内において,軸41aにより,仮想線で示すように前後方向に回動可能に設けられている。この車両側端子41は,コード46により,バッテリ40に接続されている。図8は充電システムの他の例を示すブロック図である。図示の充電システムは,車両1とは別に,充電器47が用意される。充電器47は公知の充電器を採用でき,例えば家庭用電源のコンセント60に接続されるプラグ47pと,車両側端子41に接続されるコネクタ47cとを備えている。同図からも分かるように,コンセント60に充電器47のプラグ47pを接続し,充電器47のコネクタ47cに車両側端子41を接続することでバッテリ40に充電することができる。
したがって,図8に示すような充電システムにおいては,充電器47のコネクタ47cが,車両1にとっての「外部電源の端子」である。
なお,充電器47のコネクタ47cを車両側端子41に接続する際には,コネクタ47cを前部開口37または後部開口27から端子収容室31内に入れて車両側端子41と接続する。コネクタ47cを前部開口37から入れた際には車両側端子41を前側に回動させることができ,また後部開口27から入れた際には車両側端子41を後側に回動させることができるので,いずれの場合にもコネクタ47cと車両側端子41とを容易に接続することができる。
また,図8および図9に示す車両側端子41を,図4に示した車両側端子41と同様にコードリール42から引き出し可能に構成することもでき,その場合には,車両側端子41を後部開口27または前部開口37から車外(端子収容室31外)に引き出して,充電器47のコネクタ47cと接続することができる。
図8に示すような充電システムを用いると,車両1に充電器47を搭載する必要がなくなるので,車両1の小型軽量化を図ることができる。
以上の説明からも分かるように,この実施の形態によれば,車両側端子41は,レッグシールド20に設けられた後部開口27とフロントカウル30に設けられた前部開口37とを連通している端子収容室31に収容されているので,充電時には,後部開口27または前部開口37を通じて外部電源の端子60(または47c。以下同じ)と車両側端子41とを接続することができる。すなわち,外部電源が端子収容室31より前側にある場合には,前部開口37を通じて外部電源の端子60と車両側端子41とを接続することができ,外部電源が端子収容室31より後側にある場合には,後部開口27を通じて外部電源の端子60と車両側端子41とを接続することができる。
したがって,この実施の形態の電動車両1によれば,外部電源の端子60が車両1の前後いずれの位置にあっても,コードが無用に長くなることを防止できるとともに,コードの取り回しも容易にできる。
しかも,後部開口27には該後部開口27を開閉する後部リッド28が設けられ,前部開口37には該前部開口37を開閉する前部リッド38が設けられているので,否充電時には,両リッド28,38を閉じることによって,端子収容室31に収容されている車両側端子41を液滴や塵埃から保護することができる。
図示の後部リッド28はレッグシールド20に対し,軸28aで回動可能に設けられている。端子収容室31の上部には,後部リッド28の上部28bと当接する当接部31tが設けられている。後部リッド28の上部28bと端子収容室31の当接部31tとの間には,クリック感をもって係脱する公知の係合部を設けることができる。後部リッド28には摘み部28pを設けることが望ましい。前部リッド38も後部リッド28と同様に構成することができるが,この実施の形態では,異なる構成としているので,その構成については後述する。
図2〜図5,主として図4に示すように,この実施の形態では,後部リッド28の後方に物品B(図4参照)を収容可能なインナーラック70を設け,後部リッド28およびインナーラック70を覆う施錠可能な収納リッド71を設けてある。
このように構成すると,インナーラック70に物品Bを収納できるとともに,施錠可能な収納リッド71を開けなければ後部リッド28を開けることができなくなるため,悪戯防止を図ることができる。
図3に示すように,収納リッド71は,前述したダウンフレーム13に設けられた支持部13bに軸72で回動可能に取り付けられている。収納リッド71の両側部には,前記軸72を中心とする円弧状のガイドプレート73,73(図3において手前側のもののみ図示)が一体に設けられており,これらガイドプレート73,73が,図5に示すように,レッグシールド20において,インナーラック70の両側に設けられたガイド口74,74に挿入されていることによって,収納リッド71の開閉が案内される。図3に示すように,ガイドプレート73の先端(73f)はフック状に屈曲しており,そのフック部73fが,前記開口74の上部74bに裏面側から当接することによって,収納リッド71の開く範囲が,図3に仮想線で示すように規定されている。
図3に示すように,収納リッド71には,施錠手段としてこの車両1のキーKが挿入されることで回動操作可能となるシリンダ錠75が設けられている。シリンダ錠75は,キーKの回動操作に伴って回動するフック75fを備えている。一方,図3および図5に示すように,ヘッドパイプ11には,取付部11bが設けられており,この取付部11bに,前記フック75fの掛け止め部材11f(図3)が固定されている。
したがって,収納リッド71は,これを閉じてシリンダ錠75のフック75fを掛け止め部材11fに係合させることで施錠可能であり,キーKを回動操作してフック75fと掛け止め部材11fとの係合を解除することにより,施錠を解除して,図3に仮想線で示すように開くことができる。
なお,図3において,11sはフロントカウル30を固定するためのステーであり,ヘッドパイプ11に一体的に固定されている。
望ましくは,端子収容室31を通る充電用コード43等をホールドする凹部を,レッグシールド20,後部リッド28,フロントカウル30,前部リッド38,収納リッド71の内の少なくとも1つに設ける。
このように構成すると,上記少なくとも1つの凹部を通る充電用コードについては,該コードの状態を安定化させることができるため,安定した充電状態を得ることが可能となる。
この実施の形態では,図3,図5に示すように,レッグシールド20における,収納リッド71の下縁部71b(図3)と対向する段部20b(図5)の左右に,収納リッド71の下縁部71bとの間でコードを保持する凹部20c,20cを設けてある。図5に示すように,レッグシールド20と後部リッド28との間に同様の凹部28c,28cを設けることもできるし,図6に示すように,フロントカウル30と前部リッド38との間に同様の凹部30c,30cを設けることもできる。
図4,図5に示すように,この実施の形態では,端子収容室31の上部にライト31Lを設けてある。
このように構成すると,暗がりでも作業,特に端子同士の接続作業等がしやすくなる。
ライト31LはLEDで構成することができる。ライト31Lの電源はバッテリ40からとることができる。
主として図4〜図6に示すように,この実施の形態では,前部リッド38を開けるための操作部80が前記インナーラック70内に設けられている。
このように構成すると,施錠可能な収納リッド71を開けなければ,操作部80を操作して前部リッド38を開けることができなくなるため,悪戯防止を図ることができる。しかも,操作部80は,インナーラック70内にあるため,外観に操作部80が露出せず,外観性を向上させることができる。
操作部80と前部リッド38との間には,操作部80の操作と前部リッド38の回動作とを連動させる連動機構81が設けられている。連動機構81は適宜の機構を採用することができる。この実施の形態の連動機構81は,レッグシールド20に対して軸82で回動可能に支持されたレバー83と,前部リッド38に設けられた係合部38fと係脱するフック部84fおよび該フック部と一体のアーム部84aを有するフック部材84と,このフック部材84のアーム部84aと前記レバー83の一端83aとを連結する連結部材85とを有し,前記レバー83の他端83bが,操作部80の先端80cに連結されている。
操作部80は,押しボタン状のものであり,レッグシールド20に設けられた穴20hに対して前後方向(図4における矢印X方向)にスライド可能に設けられている。
前部リッド38は,フロントカウル30に対し,軸32で回動可能に設けられている。前部リッド38は,図示しないリッド付勢手段(例えば軸32回りに設けた捩りバネ)によって常時開方向(図4において反時計回り)に付勢されているが,前記係合部38fが前記フック部材84のフック部84fと係合していることによって,その開動作が規制されている。
一方,連動機構81の適所には,前記フック部84fを前記係合部38fと係合させる方向にフック部材84を常時付勢しているフック付勢部材(例えばレバー83を軸82回りに反時計方向へ付勢するようにレバー83とレッグシールド20との間に設けられた引っ張りバネ)が設けられている。
したがって,操作部80を押すと,レバー83が上記フック付勢部材に抗して時計方向へ回動し,連結部材85が後方へスライドし,フック部材84が反時計方向へ回動してそのフック部84fによる前部リッド38の係合部38fに対する係合が解除され,前部リッド38が前記リッド付勢部材による付勢力で開くこととなる。
なお,前部リッド38を閉じると,その係合部38fがフック部材84を反時計方向へ回動させながらフック部84fを乗り越えるようにしてフック部84fと係合し,これによって全ての部材が原位置(図4に示す位置)に復帰する。
図5,図6に示すように,連動機構81は,端子収容室31の外側,すなわち,端子収容室31を形成している筒状部31f,31rの外側に設けられている。
図4において,33はフロントカウル30と前部リッド38との間に設けられたリップシールである。同様のリップシールは,レッグシールド20と収納リッド71との間にも設けることができる。
図10は前部リッド38の変形例を示す図である。
図10に示す前部リッド38は,フロントカウル30に対し,軸32で回動可能に設けられている。フロントカウル30と前部リッド38との間にはリップシール33が設けられている。前部リッド38の上部とフロントカウル30との間には,その接合部30cを左右方向全域に亘って覆うカバー35が設けられている。カバー35はフラップ状であり,フロントカウル30に対し,軸35aで回動可能に設けられている。軸35a回りには捩りバネ35cが設けられており,この捩りバネ35cによってカバー35は,閉じ方向(図10において反時計方向)に付勢されている。カバー35の裏面には,前記接合部30cに密着して当該接合部30cを覆うシールラバー36が一体的に設けられている。
このような構成によると,端子収容室31内に液滴等が最も侵入しやすい上記接合部30cのシール性を向上させることができる。
なお,前部リッド38は,カバー35を時計方向に開くことによって,反時計方向へ開くことができる。前部リッド38には摘み38pを設けることができる。
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく,本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
S 乗車位置
1 電動車両
10
20 レッグシールド
20c 凹部
27 後部開口
28 後部リッド
30 フロントカウル
31 端子収容室
31L ライト
37 前部開口
38 前部リッド
40 バッテリ
41 車両側端子
43 充電用コード
50 モータ
70 インナーラック
71 収納リッド
80 操作部

Claims (5)

  1. 車両の進行方向に関し,運転者の乗車位置より前方に配置されたレッグシールド(20)と,このレッグシード(20)より前方に配置されたフロントカウル(30)と,車両に搭載されたバッテリ(40)と,このバッテリ(40)の電力で駆動され,車両を走行させる動力源となるモータ(50)と,を備えた電動車両であって,
    前記レッグシールド(20)に設けられた後部開口(27)と,
    この後部開口(27)を開閉する後部リッド(28)と,
    前記フロントカウル(30)に設けられた前部開口(37)と,
    この前部開口(37)を開閉する前部リッド(38)と,
    前記後部開口(27)と前部開口(37)とを連通していて,前記バッテリ(40)に充電するための外部電源の端子に接続される車両側端子(41)が収容された端子収容室(31)と,
    を備えたことを特徴とする電動車両。
  2. 前記後部リッド(28)の後方に物品を収容可能なインナーラック(70)を設け,前記後部リッド(28)およびインナーラック(70)を覆う施錠可能な収納リッド(71)を設けたことを特徴とする請求項1記載の電動車両。
  3. 前記端子収容室(31)を通る充電用コード(43)をホールドする凹部(20c,28c,30c)を,前記レッグシールド(20),後部リッド(28),フロントカウル(30),前部リッド(38),収納リッド(71)の内の少なくとも1つに設けたことを特徴とする請求項1または2記載の電動車両。
  4. 前記端子収容室(31)の上部に当該端子収容室を照らすライト(31L)を設けたことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の電動車両。
  5. 前記前部リッド(38)を開けるための操作部(80)を前記インナーラック(70)内に設けたことを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか一項に記載の電動車両。
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