JP2012157476A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用者の身体に対するフィット性に優れ、***液の漏れを起こし難い吸収性物品を提供すること。
【解決手段】本発明の吸収性物品1は、吸収性コア40を具備している。吸収性コア40に、該吸収性コア40を厚み方向に貫通しておらず且つ該吸収性コア40の肌対向面40a側又は非肌対向面40b側に開口部50を有する、スリット5が吸収性物品1の縦方向に延びて形成されている。スリット5は、該スリット5の幅が吸収性コア40の肌対向面40a側から非肌対向面40b側に向かって漸次増加又は減少している部分を有しており、該スリット5の幅が相対的に広い側に、該スリット5の前記開口部50が存している。
【選択図】図2

Description

本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品に関する。
使い捨ておむつ等の吸収性物品として、肌対向面を形成する液透過性の表面シート、非肌対向面を形成する液不透過性の裏面シート及びこれら両シート間に配置された吸収体を具備するものが知られている。また、吸収体として、木材パルプ等の親水性繊維及び/又は吸水性ポリマーを含む吸収性コアと、該吸収性コアを被覆するコアラップシートとを含んで構成されているものが知られている。
また、吸収性やフィット性の向上等を目的として、吸収性コアに、該吸収性コアの形成材料が存していないか又は相対的に少ない部分(溝や貫通孔等)を形成する技術が知られている。例えば特許文献1には、セルロース繊維からなる吸収性コアを部分的に圧縮して、貯蔵部及びチャネルを形成することで、成人の全尿***量を吸収保持できるようにした吸収構造体が記載されている。
また特許文献2には、着用者の身体に対するフィット性の向上を目的として、吸収性コアの肌対向面及び非肌対向面それぞれに、該吸収性コアの長手方向に沿う、断面視矩形形状の溝を形成することが記載されている。特許文献2によれば、斯かる溝が形成された吸収性コアは、着用者の股下部に配された場合に該溝に沿って折れ曲がるため、フィット性に優れるとされている。
また特許文献3には、吸収性物品の着用時に吸収体(吸収性コア)が着用者側に盛り上がるような不適切な縒れを防止するために、吸収性コアに、該吸収性コアを厚み方向に貫通し且つ該吸収性コアの長手方向に連続的又は不連続的に延びる開口部を形成することが記載されている。
特開昭59−207150号公報 特開2004−41311号公報 特開2007−215688号公報
吸収性コア(吸収体)を具備する使い捨ておむつは、所定の厚みがあり所定の剛性を有しているため、股下部等の身体各部にフィット性良く装着させることは簡単ではない。おむつがフィット性良く身体に装着されず、身体とおむつとの間に隙間が生じると、その隙間の程度によっては***液が外部に漏れ出すおそれがある。特許文献1〜3に記載の如き従来の吸収性物品は、着用者の身体に対するフィット性が十分とは言えず、改良の余地がある。
従って本発明の課題は、着用者の身体に対するフィット性に優れ、***液の漏れを起こし難い吸収性物品を提供することにある。
本発明は、吸収性コアを具備する吸収性物品であって、前記吸収性コアに、該吸収性コアを厚み方向に貫通しておらず且つ該吸収性コアの肌対向面側又は非肌対向面側に開口部を有する、スリットが吸収性物品の縦方向に延びて形成されており、前記スリットは、該スリットの幅が前記吸収性コアの肌対向面側から非肌対向面側に向かって漸次増加又は減少している部分を有しており、該スリットの幅が相対的に広い側に、該スリットの前記開口部が存している吸収性物品を提供することにより、前記課題を解決したものである。
本発明によれば、着用者の身体に対するフィット性に優れ、***液の漏れを起こし難い吸収性物品が提供される。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態としての使い捨ておむつの一例を示す図であり、各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた状態を示す肌対向面側(表面シート側)の模式平面図である。 図2は、図1のI−I線断面(幅方向の断面)を示す模式断面図である。 図3は、図1に示す使い捨ておむつの着用状態の模式図である。 図4(a)及び図4(b)は、それぞれ、本発明に係るスリットの他の実施形態の幅方向の模式断面図である。 図5は、本発明に係る吸収体の他の実施形態の幅方向の模式断面図である。
以下、本発明の吸収性物品について、その好ましい一実施形態である使い捨ておむつに基づき図面を参照しながら説明する。本実施形態のおむつ1は、図1及び図2に示すように、一方向Xに長い形状の吸収性コア40を具備している。吸収性コア40は、コアラップシート41で被覆されて吸収体4を構成している。
更に説明すると、本実施形態のおむつ1は、いわゆる展開型の使い捨ておむつであり、図1及び図2に示すように、肌対向面を形成する液透過性の表面シート2、非肌対向面を形成する液不透過性ないし撥水性(以下、これらを総称して液不透過性という)の裏面シート3、及び両シート2,3間に配置された液保持性の吸収体4を具備している。表面シート2、裏面シート3及び吸収体4は、何れも、一方向(縦方向)Xに長い縦長の形状を有している。表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ、吸収体4よりも大きな寸法を有し、吸収体4の周縁から外方に延出している。表面シート2は、図2に示すように、その幅方向(横方向)Yの寸法が、裏面シート3の幅方向(横方向)Yの寸法よりも小さくなっている。
おむつ1は、図1に示すように、長手方向(縦方向)Xに、着用時に着用者の背側に配される背側部Aと、着用時に着用者の腹側に配される腹側部Bと、着用時に着用者の股下の配される股下部Cとを有している。股下部Cは、着用時に着用者の***部に対向配置される***部対向部を含んでおり、おむつ1の長手方向Xの中央部に位置している。おむつ1は、股下部Cの両側縁が内向きの円弧状に湾曲しており、図1に示す如き平面視において、長手方向Xの中央部が内方に括れた砂時計状の形状となっている。
本明細書において、肌対向面は、吸収性物品(使い捨ておむつ)又はその構成部材(例えば吸収性コア40)における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、非肌対向面は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に肌側とは反対側(着衣側)に向けられる面である。また、長手方向(縦方向)は、吸収性物品又はその構成部材の長辺に沿う方向であり、幅方向(横方向)は、該長手方向と直交する方向である。図中、符号Xで示す方向は、おむつ1(吸収性コア40)の長手方向(縦方向)であり、符号Yで示す方向は、おむつ1(吸収性コア40)の幅方向(横方向)である。
吸収体4を構成する液保持性の吸収性コア40は、股下部Cの両側縁が内向きの円弧状に湾曲しており、図1に示す如き平面視において、長手方向Xの中央部が内方に括れた砂時計状の形状となっている。また、吸収体4を構成するコアラップシート41は、1枚の連続したシートであり、図2に示すように、吸収性コア40の肌対向面40aの全域を被覆し、且つ吸収性コア40の長手方向Xに沿う両側縁部から幅方向Yの外方に延出し、その延出部が、吸収性コア40の下方に巻き下げられて、吸収性コア40の非肌対向面40bの全域を被覆している。吸収性コア40とコアラップシート41との間は、ホットメルト型接着剤等の公知の接合手段により接合されていても良い。
図1及び図2に示すように、おむつ1の長手方向Xに沿う両側部それぞれには、一側縁部に糸状の弾性部材61が伸張状態で固定されているサイドシート62が配されており、着用時における股下部Cには、一対の立体ギャザーが形成される。また、着用者の脚周りに配される左右のレッグ部における表面シート2と裏面シート3との間には、糸状の弾性部材63が長手方向Xに沿って伸張状態で配されており、着用時におけるレッグ部には、弾性部材63の収縮により、一対のレッグギャザーが形成される。また、背側部A及び腹側部Bそれぞれのウエスト部(長手方向Xの端部)における表面シート2と裏面シート3との間には、帯状の弾性部材64が幅方向Yに沿って伸張状態で配されてウエストギャザーが形成されている。一対のサイドシート62,62、表面シート2、吸収体4、弾性部材63,64及び裏面シート3は、ホットメルト型接着剤等の公知の接合手段により互いに接合されている。
また、図1に示すように、おむつ1の背側部Aの長手方向Xに沿う両側縁部には、一対のファスニングテープ8,8が設けられている。より具体的には、背側部A及び腹側部Bそれぞれの長手方向Xに沿う両側部には、吸収体4の長手方向Xに沿う両側縁部から幅方向Yの外方に延出する一対のサイドフラップ7,7が形成されており、背側部Aの一対のサイドフラップ7それぞれに、ファスニングテープ8が幅方向Yの外方に延出して取り付けられている。ファスニングテープ8には、機械的面ファスナーのオス部材からなる止着部81が取り付けられている。
また、おむつ1の腹側部Bの非肌対向面には、機械的面ファスナーのメス部材からなる被止着領域9が形成されている。被止着領域9は、裏面シート3の非肌対向面に、機械的面ファスナーのメス部材を公知の接合手段(例えば、接着剤やヒートシール等)で接合固定して形成されており、ファスニングテープ8の止着部81を着脱自在に止着可能である。
本実施形態のおむつ1の主たる特長の1つとして、吸収性コア40に特定形状のスリット5が形成されている点が挙げられる。即ち、吸収性コア40には、図1及び図2に示すように、吸収性コア40を厚み方向に貫通しておらず且つ吸収性コア40の非肌対向面40b側に開口部50を有する、スリット5が、吸収性コア40の長手方向Xに延びて形成されている。吸収性コア40には、長手方向Xに延びる連続直線状(矩形形状)のスリット5が、吸収性コア40の幅方向Yに所定間隔を置いて複数本(2本)形成されている。これら2本のスリット5,5は互いに平行で且つ長手方向Xの長さが等しく、吸収性コア40を幅方向Yに二分する仮想直線(図示せず)を挟んで左右対称に形成されている。2本のスリット5,5の間隔は、好ましくは10〜50mmである。
スリット5は、図2に示すように、その幅W4(図1参照、スリット5の延びる方向Xと直交する方向Yの長さ)が吸収性コア40の肌対向面40a側から非肌対向面40b側に向かって漸次増加している部分を有しており、その幅W4が相対的に広い側の厚み方向(スリット5の深さ方向)端部に、開口部50が存している。本実施形態におけるスリット5は、図2に示す如き幅方向Yの断面視において(等脚)台形形状をしており、該スリット5の全域において、その幅W4が肌対向面40a側から非肌対向面40b側に向かって漸次増加している。スリット5の幅W4が、このように肌対向面40a側から非肌対向面40b側に向かって漸次増加していると、例えば幅W4が吸収性コア40の厚み方向に変化していない場合(例えばスリット5の断面視形状が矩形形状である場合)に比して、後述するように吸収性コア40(おむつ1)が、スリット5を折曲線としてその幅W4が相対的に広い側(非肌対向面40b側)により折れ曲がりやすくなる(図3参照)。
スリット5は、少なくとも股下部C(前記***部対向部)に形成される。本実施形態におけるスリット5は、図1に示すように、吸収性コア40の腹側部B側の長手方向端部近傍から股下部C(前記***部対向部)を通って背側部Aの股下部C寄りの部位に亘って連続して直線的に延びており、腹側部B及び股下部Cに比して背側部Aにおける長さが短くなっており、股下部Cを含んで腹側部B側に偏倚している。本実施形態におけるスリット5の斯かる形成位置は、尿が***される領域及びその近傍に対応したものである。
スリット5は、吸収性コア40の製造時における、吸収性コア40の形成材料(木材パルプ等の繊維材料、吸水性ポリマーの粒子等)の堆積工程において、吸収性コア40の形成材料の堆積を意図的に阻害して形成された部位であり、スリット5には、吸収性コア40の形成材料は実質的に存在しない。「スリットに形成材料が実質的に存在しない」とは、スリット5に吸収性コア40の形成材料が意図せずに少量存している(吸収性コア40におけるスリット5の周辺部の坪量よりも低坪量で存している)場合を含む。
スリット5を有する吸収性コア40は、従来公知の吸収性コアの製造方法に従って製造することができ、例えば、空気流に乗せて供給した吸収性コア40の形成材料を、回転ドラムの外周面に形成された成形型上に吸引して堆積させて吸収性コア40を得る方法において、該成形型として所定パターンの成形型(例えば、スリット5に対応する部位が周辺部に比して上方に突出している成形型)を用いることで得られ、こうして得られた吸収性コア40における、形成材料が堆積していない部分(形成材料が実質的に存在していない部分)がスリット5である。
前述したように、スリット5は、吸収性コア40を厚み方向に貫通していない非貫通型のスリットであり、従って、スリット5とコアラップシート41における、吸収性コア40の肌対向面40aを被覆する部位との間〔即ち、吸収性コア40における、該吸収性コア40の厚み方向にスリット5と隣接する部位(開口部50の反対側)〕には、吸収性コア40の形成材料が堆積して開口部対向部40cを形成している。開口部対向部40cは、吸収性コア40におけるスリット5以外の他の部位と同様に、吸収性コア40の製造時において厚み方向に圧縮されておらず、従って圧密化されていない。つまり、吸収性コア40において圧密化されていない部位は、スリット5と、該スリット5の開口部50の反対側に位置する、開口部対向部40cである。
圧密化されていない開口部対向部40cは、前述した吸収性コア40の製造方法において、吸収性コア40の形成材料を意図的に堆積させずにスリット5を形成することによって得られるものであり、斯かるスリット形成方法以外の方法、例えば、スリットを有していない吸収性コアを製造し、該吸収性コアの所定部位にエンボス加工や型抜き加工や切削加工等の後加工を施してスリットを形成する方法では得られない。これらの後加工は、吸収性コアを少なからず厚み方向に圧縮するため、該後加工を経て得られたスリットと厚み方向に隣接する、開口部対向部は、該後加工によって圧密化されてしまうためである。
スリット5による作用効果の1つとして、おむつ1の着用者の身体に対するフィット性の向上が挙げられる。即ち、おむつ1(吸収性コア40)、特にスリット5が偏倚存在している、腹側部Bから股下部Cにかけての領域(おむつ1の前方領域)は、図3に示すように、おむつ1の着用状態において、着用者10の大腿部等によって幅方向Yに圧縮されたとき等に、長手方向Xに延びる2本のスリット5,5よりも幅方向Yの外方に位置する部位(外側部)が、スリット5を折曲線として(折曲線がスリット5と重なるように)おむつ1の非肌対向面側に折れ曲がり、それによっておむつ1が、着用者10の股下部の肌10aに密着性良く追従するように変形するため、良好なフィット性が得られる。つまり、スリット5は、おむつ1(吸収性コア40)の可撓軸として機能する。
仮に、スリット5が、特許文献3に記載の開口部のように、吸収性コア40を厚み方向に貫通する貫通型のスリットである場合でも、前述した可撓軸としての機能を果たすことは可能であると考えられるが、その場合には、貫通型のスリットにおいて吸収性コアの連続性が絶たれてしまうため、吸収性コアの保形性が低下する、液拡散性やリウエット性能が阻害される、等の不都合が生じるおそれがある。これに対し、本実施形態に係るスリット5は、前述したように非貫通型のスリットであり、吸収性コア40における、スリット5と吸収性コア40の厚み方向に隣接する部位には、吸収性コア40の形成材料が堆積していて開口部対向部40cを形成しているため、吸収性コア40の連続性が維持されており、前記不都合は生じない。
また、開口部対向部40cが存していてもそれが圧密化されている場合〔開口部対向部40cが、吸収性コア40におけるスリット5以外の他の部位(例えば、後述する開口部対向部40cの周辺部)よりも高密度である場合〕には、圧密化された開口部対向部40cは剛性が高く硬いため、その硬い開口部対向部40C及びそれと厚み方向に隣接するスリット5では、おむつ1(吸収性コア40)は折れ曲がりにくく、結果的に、スリット5から外れた位置に折曲線が形成されて折れ曲がり、設計通りには折れ曲がらない場合がある。このような場合、フィット性の向上効果が期待通りには得られないおそれがあるが、本実施形態における開口部対向部40cは、前述したように圧密化されておらず、開口部対向部40cの密度D1は、吸収性コア40における開口部対向部40cの周辺部(スリット5を除いて、吸収性コア40における開口部対向部40cから5mm以内の領域)の密度D2と同じか、それよりも低いため、開口部対向部40cでの折り曲げが阻害されるおそれはない。
尚、圧密化されていない開口部対向部40cがその周辺部よりも低密度になる理由は次の通りである。即ち、吸収性コア40の製造時におけるスリット5(開口部対向部40c)の形成後の搬送工程等において、搬送ロール等の各種ロールによって吸収性コア40全体にその厚み方向に圧力がかかった場合に、開口部対向部40cの周辺部は、該圧力によってある程度圧縮されて密度が高まる場合があるのに対し、開口部対向部40cは、その周辺部に比して実質厚み(吸収性コア40の形成材料の堆積厚み)が小さく薄いため、該圧力をほとんど受けず、実質的に圧縮されない。つまり、吸収性コア40の製造時において、開口部対向部40cの密度は実質的に変化しないのに対し、その周辺部の密度は、搬送時の圧縮等によって高まる場合があり、その場合は、開口部対向部40cの密度は相対的に低くなるのである。
また、スリット5による作用効果の他の1つとして、***液の吸収性の向上が挙げられる。即ち、吸収性コア40に、吸収性コア40の形成材料が実質的に存在していないスリット5が吸収性コア40の長手方向Xに延びて形成されていることにより、股下部Cの前記***部対向部に局所的に***された、軟便等の***液は、スリット5を導通路として吸収性コア40の長手方向Xに速やかに拡散するため、吸収性コア40において***液を実質的に吸収する部分が増加し、それにより尿や軟便等のウエットバック(表面シート2を透過した***液が吸収体4に保持されずに表面シート2上に逆戻りする現象)が低減される。また、特に初期の***においては、スリット5はその初期の***液を一時的に貯蔵する貯蔵部として機能するため、軟便等の***液の吸収性が向上する。
また、本実施形態においては、吸収性コア40におけるスリット5の形成部位の肌対向面40a側に、吸収性コア40の形成材料が堆積して形成された、圧密化されていない開口部対向部40cが存しているため、表面シート2及びコアラップシート41を順次透過して吸収性コア40の肌対向面40a上に到達した***液は、開口部対向部40cにて幅方向Yに拡散され、それによって、吸収性コア40全体を***液の吸収保持に利用することが可能となり、尿や軟便等のウエットバックの低減効果が一層向上する。
仮に、開口部対向部40cが存していなければ、即ちスリット5が吸収性コア40を厚み方向に貫通するものである場合には、その貫通型のスリット5において***液の幅方向Yへの拡散が分断されてしまうため、吸収性コア40の利用効率の向上効果はあまり望めない。また、開口部対向部40cが存していてもそれが圧密化されている場合〔開口部対向部40cが、吸収性コア40におけるスリット5以外の他の部位(例えば開口部対向部40cの周辺部)よりも高密度である場合〕には、液の拡散がすばやく行われず、圧密化されている部位の液拡散が遅滞するため、同様に***液の幅方向Yへの拡散効果は得られない。
スリット5による前述した作用効果をより確実に奏させるようにする観点から、スリット5の幅W4(図1参照)は、好ましくは1〜20mm、更に好ましくは1〜10mmである。また、スリット5における最も幅W4が狭い部分の幅W4sは、好ましくは1〜10mm、更に好ましくは1〜5mmである。また、同様の観点から、股下部C(前記***部対向部)における吸収性コア40の幅方向Yの全幅W0に対する、股下部Cに存する全てのスリット5における最も狭い部分の幅W4sの合計W50の割合(W50/W0)は、好ましくは0.02〜0.3、更に好ましくは0.05〜0.25である。
おむつ1における各部の形成材料について説明すると、表面シート2及び裏面シート3としては、当該技術分野において従来用いられている各種のものを用いることができる。表面シート2としては、不織布や開孔フィルム等の各種液透過性のシート材を用いることができる。裏面シート3としては、透湿性を有しない樹脂フィルムや、微細孔を有し、透湿性を有する樹脂フィルム、撥水不織布等の不織布、これらと他のシートとのラミネート体等の各種液不透過性ないし撥水性のものを用いることができる。また、サイドシート62としては、裏面シート3と同様のものを用いることができる。
吸収性コア40としては、例えば、木材パルプ、合繊繊維等の親水性繊維からなる繊維集合体、又は該繊維集合体に粒子状の吸水性ポリマーを保持させたもの等を用いることができる。吸収性コア40の密度は、好ましくは0.03〜0.2g/cm3、更に好ましくは0.06〜0.15g/cm3である。吸収性コア40の密度が前記範囲にあると、柔らかく且つ液吸収性に優れる吸収体4(吸収性コア40)が得られる。コアラップシート41としては、例えば、ティッシュペーパー等の紙や各種不織布、開孔フィルム等の液透過性のシート材を用いることができる。
本実施形態のおむつ1は、公知の展開型の使い捨ておむつと同様に使用される。本実施形態のおむつ1は、前述したスリット5の可撓軸としての機能により、その着用中に図3に示す如く、スリット5を折曲線として柔軟に曲げ変形するため、着用者の身体に対するフィット性に優れている。また、本実施形態のおむつ1は、前述したスリット5の***液に対する透液・拡散機能により、***液の吸収性にも優れており、フィット性の向上に起因する防漏性の向上と相俟って、高い漏れ防止性を発揮し得る。
図4及び図5には、本発明の吸収性物品の他の実施形態の要部が示されている。後述する他の実施形態については、前述した実施形態と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、前述した実施形態についての説明が適宜適用される。
図4(a)及び図4(b)には、本発明に係るスリットの他の実施形態が示されている。図4(a)に示すスリット5Aは、前記実施形態の断面視台形形状のスリット5と同様に、スリット5Aの幅が吸収性コアの肌対向面40a側から非肌対向面40b側に向かって漸次増加している部分を有しており、スリット5Aの幅が相対的に広い側に、スリット5Aの開口部50が存しているものである。スリット5Aは、幅方向Yの断面視において、半円の頂部に(等脚)台形形状の突出部が連接された形状をしている。
一方、図4(b)に示すスリット5Bは、幅方向Yの断面視形状が前記実施形態のスリット5と同様に(等脚)台形形状であるが、その幅の変化がスリット5とは逆になっている。即ち、スリット5Bは、その幅が吸収性コア40の肌対向面40a側から非肌対向面40b側に向かって漸次減少している部分を有しており、スリット5Bの幅が相対的に広い側に、スリット5Bの開口部50が存している。図4(b)に示す開口部対向部40cは、吸収性コア40の非肌対向面40b側に存しており、開口部50よりも裏面シート3(図4では図示せず)に近い。
図5には、本発明に係る吸収体の他の実施形態が示されている。前記実施形態における吸収体4は、吸収性コア40を1層含む単層構造であったが、図5に示す吸収体4Aは、吸収性コア40を複数層(2層)含む複層構造である。吸収体4Aを含んで構成される吸収性物品によっても、前記実施形態と同様の効果が奏される。
本発明は、前記実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。例えば、前記実施形態では、吸収性コア40の長手方向Xに延びるスリット5は、股下部Cを含んで腹側部B側に偏倚していたが、股下部Cのみに形成されていても良く、あるいは股下部Cを含んで背側部A側に偏倚していても良く、あるいは吸収性コア40の長手方向Xの特定部位に偏倚させずに、該長手方向Xの全長に亘って連続的に形成されていても良い。また、スリット5の本数は特に制限されず、例えば吸収性コア40の幅方向Yの中央(吸収性コア40を幅方向Yに二分する仮想直線上)に1本形成しても良い。また、本発明に係るスリットの延びる方向は、吸収性コア(吸収性物品)の長手方向に制限されず、幅方向であっても良い。
また、前記実施形態では、コアラップシート41は1枚の連続したシートであり、該シートを吸収性コア40に沿って折り曲げて、吸収性コア40の長手方向Xの両端面を除く、吸収性コア40の表面の全域を被覆していたが、これに代えて、2枚のコアラップシート41を用い、一方で吸収性コア40の肌対向面40aを被覆し、他方で非肌対向面40bを被覆しても良い。
また、表面シート2と吸収体4との間に、サブレイヤーシートが介在配置されていても良い。サブレイヤーシートは、おむつ1の液吸収能を補強し、吸収体4に吸収された液が表面シート2側に戻る現象(ウエットバック)を低減させる効果がある。サブレイヤーシートとしては、木材パルプ等の親水性繊維を主体とするシート(親水性繊維の含有量が好ましくは90質量%以上のシート)を用いることができ、該シートとしては、例えば、紙、不織布、ウエブ等が挙げられる。サブレイヤーシートの配置形態は特に制限されず、背側部Aから股下部Cに亘って配置しても良く、あるいは腹側部Bから股下部Cに亘って配置しても良く、あるいは股下部Cのみに配置しても良い。
また、本発明は、前記実施形態の如きファスニングテープを有する展開型の使い捨ておむつの他、予めパンツ型に形成されたパンツ型の使い捨ておむつにも適用でき、更には、生理用ナプキン、失禁パッド等にも適用できる。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明は斯かる実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
図1及び図2に示すおむつ1と同様の基本構成を有する展開型の使い捨ておむつを作製し、これを実施例1のサンプルとした。表面シートとしては、着用者の肌側に向けられる上層と吸収体側に配される下層とを有し且つ該表面シートの肌対向面に着用者の肌側に向けて突出する凸部及び凹部がそれぞれ多数形成されている、2層構成の凹凸表面シートを用いた。この2層構成の凹凸表面シートにおける上層及び下層として、それぞれ、坪量18g/m2の液透過性のエアースルー不織布を用い、該上層については、該エアースルー不織布にエンボス加工によって凹凸を付与したものを用いた。凹凸付与後の上層の坪量は23.5g/m2であった。この2層構成の凹凸表面シートにおいて、凹凸を有する上層と凹凸を有さない下層とは、多数の凹部の底部それぞれにおいて部分的に接合されており、各凹部の底部は、上層と下層との接合部となっている。また、上層は、凹部の底部(接合部)以外の部分において着用者の肌側に向けて突出して凸部を形成しており、該凸部内には空間が形成されている。裏面シートとしては、坪量20g/m2の液不透過性且つ透湿性のポリエチレン製樹脂フィルム(炭酸カルシウム配合)を用いた。吸収性コアとしては、繊維集合体に粒子状の吸水性ポリマーを保持させたものとして、フラッフパルプ200g/m2と吸水性ポリマー186g/m2との均一混合物からなる総坪量386g/m2の吸収性コアを用いた。この吸収性コアの長手方向の全長は360mm、幅方向の全長(最大長さ)は110mmであった。スリットは、吸収性コアの製造時において、前述したように、所定の成形型を用いて所定部位に吸収性コアの形成材料を意図的に堆積させないようにすることで形成し、た図2に示す如き幅方向の断面視において(等脚)台形形状をしており、該スリットの全域において、その幅が肌対向面側から非肌対向面側に向かって漸次増加している。コアラップシートとしては、坪量13.5g/m2の液透過性の台紙を用いた。
〔比較例1〕
実施例1において、吸収性コアにスリットを形成しなかった以外は、実施例1と同様にして展開型の使い捨ておむつを作製し、比較例1のサンプルとした。
〔比較例2〕
比較例1と同様にしてスリットを有していない吸収性コアを製造し、公知のエンボス加工により、該吸収性コアの所定部位を厚み方向に圧縮してスリットを形成した。こうして形成された吸収性コアにおける、スリットの開口部と対向する部位(前記開口部対向部)は圧密化されていて、その周辺部よりも密度が高くなっている。また、スリットは、図2に示す如き幅方向の断面視において矩形形状をしており、該スリットの全域において、その幅が吸収性コアの厚み方向に変化していない。以上の点以外は実施例1と同様にして展開型の使い捨ておむつを作製し、比較例2のサンプルとした。
〔比較例3〕
実施例1において、吸収性コアのスリットを、該吸収性コアを厚み方向に貫通する貫通型のスリットとし、前記開口部対向部を有さない吸収性コアを用いた以外は、実施例1と同様にして展開型の使い捨ておむつを作成し、比較例3のサンプルとした。
〔評価〕
実施例及び比較例の各サンプル(使い捨ておむつ)について、下記方法に従って、曲げ剛性、ウエットバック量、尿吸収時間を評価した。それらの結果を下記表1に示す。
<曲げ剛性>
ハンドルオ・メーターを用いて測定サンプルの曲げ剛性を測定した。ハンドルオ・メーターの測定値が小さい程、当該測定サンプルは折れ曲がりやすく(前述した、スリットを折曲線とした曲げ変形が起こりやすく)、柔軟で装着しやすさやフィット性が良好であることを示す。ハンドルオ・メーターによる曲げ剛性の測定方法は次の通りである。サンプルであるおむつから立体ギャザーを取り除いて吸収体と略同幅の測定サンプルを作製し、該測定サンプルを、幅20mmの溝が刻まれたハンドルオ・メーターの支持台上に、該測定サンプルの長手方向が該溝と直交するように配置する。そして、測定サンプル(吸収体)の中央を厚み2mmのブレードで押し、該測定サンプルが折れ曲がるのに要する力を測定する。測定サンプルの中央の3点の平均値を測定値とする。ハンドルオ・メーターとしては、大栄科学精機製作所製、風合い試験機(ハンドルオ・メーター法)、HOM−3型を用いることができる。
<ウエットバック量及び尿吸収時間>
使い捨ておむつを平面状に拡げ、表面シートを上に向けて水平面上に固定した状態で、おむつの表面シート上に、円筒状の注入部の付いたアクリル板をのせ、更にそのアクリル板上に錘をのせ、吸収体部分に対して2kPa(20gf/cm2)の荷重を加えた。アクリル板に設けられた注入部は、内径36mmの円筒(高さ53mm)状をなし、アクリル板には、長手方向の1/3の部分、幅方向の中心軸に、該円筒状注入部の中心軸線が一致し、該円筒状注入部の内部とアクリル板の表面シート対向面との間を連通する内径36mmの貫通孔が形成されている。おむつの吸収性コアを覆っているコアラップシートの長手方向の腹側部分の先端から123mmの位置にアクリル板の円筒状注入部の中心軸が来るように配置し、人工尿30gを注入して吸収させ、10分間放置し、更に人工尿30gを注入して吸収させた。斯かる人工尿の注入操作を3回繰り返し、合計90gの人工尿をおむつに吸収させた。次いで、おむつにおける人工尿の吸収部位上にToyo Roshi Kaisha,Ltd製(10cm×10cm)の4Aろ紙20枚重ね、更にその上に荷重を2分間加えて、おむつに吸収させた人工尿をろ紙に吸収させた。荷重は10cm×10cmの面積に3.5kgが加わるようにした。2分経過後荷重を取り除き、人工尿を吸収したろ紙の重量を測定した。この重量から人工尿吸収前のろ紙の重量を差し引き、その値をウエットバック量とした。また、ウエットバック量の測定において、3回目の人工尿の注入時間(注入開始から全量がおむつに吸収されるまでの時間)を尿吸収時間とした。ウエットバック量が少ないほど、また尿吸収時間が短いほど、***液の吸収性に優れ高評価となる。
人工尿の組成は次の通り。尿素1.94質量%、塩化ナトリウム0.7954質量%、硫酸マグネシウム(七水和物)0.11058質量%、塩化カルシウム(二水和物)0.06208質量%、硫酸カリウム0.19788質量%、ポリオキシエチレンラウリルエーテル0.0035質量%及びイオン交換水(残量)。
Figure 2012157476
表1に示す結果から明らかなように、実施例の使い捨ておむつは、各比較例の使い捨ておむつに比してウエットバック量が少なく且つ尿吸収時間が短く、また、曲げ剛性が低く柔らかいためフィット性が良好な吸収性物品であることがわかる。比較例1の使い捨ておむつは、主として吸収性コアにスリットが形成されていないため、***液に対する透液・拡散機能に乏しく、そのためウエットバック量が多く且つ尿吸収時間が長く、また前述した、スリットを折曲線とした曲げ変形を起こし得ないため、曲げ剛性が高く柔軟性・フィット性に劣る。比較例2の使い捨ておむつは、吸収性コアにスリットが形成されているものの、そのスリットの幅方向の断面視形状が矩形形状であってその幅が吸収性コアの厚み方向において不変であるため、曲げ剛性が高く柔軟性・フィット性に劣る。加えて、比較例2の使い捨ておむつは、スリットがエンボス加工により形成されていることに起因して開口部対向部が圧密化されているため、スリットを折曲線とした曲げ変形が起こり難く、また、周辺部よりも高密度な開口部対向部で液拡散が遅滞しやすいため、ウエットバック量が多く且つ尿吸収時間が長い。比較例3の使い捨ておむつは、吸収性コアに形成されたスリットが貫通型であるため、尿吸収時間は短い(尿吸収速度は速い)が、ウエットバック量が多く、***液の吸収性が良好とは言い難い。以上のことから、吸収性コアに非貫通型のスリットを形成し且つ該スリットの幅方向の断面視形状を台形形状とすること、及びスリットの開口部対向部を圧密化しないことが、おむつのフィット性及び漏れ防止性の両特性の向上を図る上で有効であることがわかる。
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4,4A 吸収体
5,5A,5B スリット
40 吸収性コア
40a 吸収性コアの肌対向面
40b 吸収性コアの非肌対向面
40c コア材料堆積部
41 コアラップシート
50 スリットの開口部

Claims (3)

  1. 吸収性コアを具備する吸収性物品であって、
    前記吸収性コアに、該吸収性コアを厚み方向に貫通しておらず且つ該吸収性コアの肌対向面側又は非肌対向面側に開口部を有する、スリットが吸収性物品の縦方向に延びて形成されており、
    前記スリットは、該スリットの幅が前記吸収性コアの肌対向面側から非肌対向面側に向かって漸次増加又は減少している部分を有しており、該スリットの幅が相対的に広い側に、該スリットの前記開口部が存している吸収性物品。
  2. 前記スリットは、連続直線状のスリットであり、吸収性物品の横方向に所定間隔を置いて複数本形成されている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記吸収性コアにおける、該吸収性コアの厚み方向に前記スリットと隣接する部位は、圧密化されていない請求項1又は2記載の吸収性物品。
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