JP2012155879A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】灯室内での高温の空気の対流を遮断して光源ユニットへの熱的悪影響を防ぐことができる車両用灯具を提供すること。
【解決手段】ハウジング2とその開口部を覆うアウタレンズ3によって画成される灯室4内の上下に上部光源ユニット5と下部光源ユニット6を収容して成るヘッドランプ(車両用灯具)1において、前記上部光源ユニット5のインナレンズ9によって灯室4の上部に密閉空間Sを形成し、該密閉空間S内にLED(光源)8を収容するとともに、前記ハウジング2の上部に前記密閉空間Sと外部とを連通させる通気孔11を形成する。又、前記インナレンズ9の端縁を前記ハウジング2の内面に形成された凹部2bに差し込み、その差し込み部をパッキン10によって気密にシールする。更に、前記ハウジング2に形成された前記通気孔11に呼吸キャップ12を被着する。
【選択図】図1
【解決手段】ハウジング2とその開口部を覆うアウタレンズ3によって画成される灯室4内の上下に上部光源ユニット5と下部光源ユニット6を収容して成るヘッドランプ(車両用灯具)1において、前記上部光源ユニット5のインナレンズ9によって灯室4の上部に密閉空間Sを形成し、該密閉空間S内にLED(光源)8を収容するとともに、前記ハウジング2の上部に前記密閉空間Sと外部とを連通させる通気孔11を形成する。又、前記インナレンズ9の端縁を前記ハウジング2の内面に形成された凹部2bに差し込み、その差し込み部をパッキン10によって気密にシールする。更に、前記ハウジング2に形成された前記通気孔11に呼吸キャップ12を被着する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ハウジングとその開口部を覆うアウタレンズによって画成される灯室内の上下に上部光源ユニットと下部光源ユニットを収容して成る車両用灯具に関するものである。
ヘッドランプやリヤコンビネーションランプ等の車両用灯具には、ハウジングとその開口部を覆うアウタレンズによって画成される灯室内の上下に上部光源ユニットと下部光源ユニットを収容して成るものがある(例えば、特許文献1参照)。斯かる車両用灯具の一例を図2に示す。
図2はヘッドランプ101の要部の破断側面図であり、ハウジング102とその開口部を覆うアウタレンズ103によって画成される灯室104内の上下には上部光源ユニット105と下部光源ユニット106が収容されている。ここで、上部光源ユニット105は、光源としてLED(発光ダイオード)108を使用するものであって、その前方はインナレンズ109によって覆われている。又、下部光源ユニット106はプロジェクタ型のユニットであって、光源であるバルブ113、該バルブ113から出射する光を車両前方へと反射させるリフレクタ114、バルブ113の前方に配されたインナレンズ115等を含んで構成されている。
そして、灯室104内の上部光源ユニット105と下部光源ユニット106との間には遮熱板116が配されており、バルブ113によって暖められた高温の空気の上部光源ユニット105側への対流が遮熱板116によって遮断される構造が採用されている。
しかしながら、図2に示す従来のヘッドランプ101においては、高温の空気の上部光源ユニット105側への対流を遮熱板116によって完全に遮断することは不可能であって、長時間が経過すると上部光源ユニット105が熱的悪影響を受けるという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的とする処は、灯室内での高温の空気の対流を遮断して光源ユニットへの熱的悪影響を防ぐことができる車両用灯具を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ハウジングとその開口部を覆うアウタレンズによって画成される灯室内の上下に上部光源ユニットと下部光源ユニットを収容して成る車両用灯具において、前記上部光源ユニットのインナレンズによって灯室上部に密閉空間を形成し、該密閉空間内に光源を収容するとともに、前記ハウジングの上部に前記密閉空間と外部とを連通させる通気孔を形成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記インナレンズの端縁を前記ハウジングの内面に形成された凹部に差し込み、その差し込み部をパッキンによって気密にシールしたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記ハウジングに形成された前記通気孔に呼吸キャップを被着したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、上部光源ユニットのインナレンズによって灯室上部に密閉空間を形成したため、下部光源ユニットの点灯によって暖められた高温の空気が密閉空間へと対流することがなく、長時間が経過しても密閉空間の光源が熱的悪影響を受けることがない。又、密閉空間はハウジングに形成された通気孔を介して外部と連通しているため、密閉空間内が換気され、その温度上昇が低く抑えられる。
請求項2記載の発明によれば、インナレンズの端縁をハウジングの内面に形成された凹部に差し込み、その差し込み部をパッキンによって気密にシールしたため、高温の空気の密閉空間への侵入が確実に防がれる。
請求項3記載の発明によれば、呼吸キャップの空気だけを通す機能によって密閉空間が換気されてその温度上昇が抑えられるとともに、水の侵入を防ぐ呼吸キャップの機能によって密閉空間への水の侵入が確実に防がれる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る車両用灯具の一形態としてのヘッドランプの破断側面図であり、図示のヘッドランプ1は、不図示の車両前端の左右に設けられるものであって、ハウジング2とその開口部を覆うアウタレンズ3によって画成される灯室4内の上下に上部光源ユニット5と下部光源ユニット6を収容して構成されている。
上記ハウジング2は、樹脂にて一体成形され、その開口部の周縁には断面横U字状の嵌合凹部2aが形成されている。又、前記アウタレンズ3は、透明樹脂によって一体成形されており、その周縁に車両後方に向かって一体に突出する凸部3aはハウジング2の前記嵌合凹部2aに車両前方(図1の左方)から嵌め込まれ、その嵌め込み部がホットメルト7によって接着されることによって該アウタレンズ3がハウジング2に接合一体化されている。
前記上部光源ユニット5は、光源としてLED8を使用するものであって、LED8は透明なインナレンズ9によって画成された密閉空間Sに収容されている。ここで、インナレンズ9は、その後端縁がハウジング2の上部内面に形成された凹部に差し込まれ、その差し込み部がパッキン10によって気密にシールされることによって灯室4内の上部に前記密閉空間Sが形成されている。
又、ハウジング2の上部には、密閉空間Sと外部とを連通させる通気孔11が形成されており、該通気孔11には呼吸キャップ12が被着されている。ここで、呼吸キャップ12は空気のみを通過させ、空気以外の水等の通過を阻止する機能を果たすものである。
他方、前記下部光源ユニット6は、プロジェクタ型のユニットであって、光源であるバルブ13、該バルブ13から出射する光を車両前方へと反射させるリフレクタ14、バルブ13の前方に配されたインナレンズ15等を含んで構成されている。
而して、本実施の形態に係るヘッドランプ1においては、上部光源ユニット5のインナレンズ9によって灯室4の上部に密閉空間Sを形成したため、下部光源ユニット6のバルブ13の点灯によって暖められた高温の空気が密閉空間Sへと対流することがなく、長時間が経過しても密閉空間Sに収容されたLED8が熱的悪影響を受けることがない。そして、密閉空間Sはハウジング2に形成された通気孔11を介して外部と連通しているため、密閉空間S内が換気され、その温度上昇が低く抑えられる。又、本実施の形態では、ハウジング2に形成された前記通気孔11に呼吸キャップ12を被着したため、該呼吸キャップ12の空気だけを通す機能によって密閉空間Sが換気されてその温度上昇が抑えられるとともに、水の侵入を防ぐ呼吸キャップ12の機能によって密閉空間Sへの水の侵入が確実に防がれる。
更に、本実施の形態に係るヘッドランプ1によれば、インナレンズ9の端縁をハウジング2の内面に形成された凹部2bに差し込み、その差し込み部をパッキン10によって気密にシールしたため、高温の空気の密閉空間Sへの侵入が確実に防がれるという効果が得られる。
尚、以上は本発明をヘッドランプに対して適用した形態について説明したが、本発明は、ヘッドランプ以外の他の任意の車両用灯具に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 ヘッドランプ(車両用灯具)
2 ハウジング
2a ハウジングの嵌合凹部
2b ハウジングの凹部
3 アウタレンズ
3a アウタレンズの凸部
4 灯室
5 上部光源ユニット
6 下部光源ユニット
7 ホットメルト
8 LED(光源)
9 インナレンズ
10 パッキン
11 通気孔
12 呼吸キャップ
13 バルブ
14 リフレクタ
15 インナレンズ
S 密閉空間
2 ハウジング
2a ハウジングの嵌合凹部
2b ハウジングの凹部
3 アウタレンズ
3a アウタレンズの凸部
4 灯室
5 上部光源ユニット
6 下部光源ユニット
7 ホットメルト
8 LED(光源)
9 インナレンズ
10 パッキン
11 通気孔
12 呼吸キャップ
13 バルブ
14 リフレクタ
15 インナレンズ
S 密閉空間
Claims (3)
- ハウジングとその開口部を覆うアウタレンズによって画成される灯室内の上下に上部光源ユニットと下部光源ユニットを収容して成る車両用灯具において、
前記上部光源ユニットのインナレンズによって灯室上部に密閉空間を形成し、該密閉空間内に光源を収容するとともに、前記ハウジングの上部に前記密閉空間と外部とを連通させる通気孔を形成したことを特徴とする車両用灯具。 - 前記インナレンズの端縁を前記ハウジングの内面に形成された凹部に差し込み、その差し込み部をパッキンによって気密にシールしたことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
- 前記ハウジングに形成された前記通気孔に呼吸キャップを被着したことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011011611A JP2012155879A (ja) | 2011-01-24 | 2011-01-24 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011011611A JP2012155879A (ja) | 2011-01-24 | 2011-01-24 | 車両用灯具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012155879A true JP2012155879A (ja) | 2012-08-16 |
Family
ID=46837425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011011611A Pending JP2012155879A (ja) | 2011-01-24 | 2011-01-24 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2012155879A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017212100A (ja) * | 2016-05-25 | 2017-11-30 | 市光工業株式会社 | 車両用灯具 |
WO2019007430A1 (en) * | 2017-07-07 | 2019-01-10 | Valeo Ichikoh (China) Auto Lighting Co. Ltd | VEHICLE LAMP AND MOTOR VEHICLE HAVING THE SAME |
-
2011
- 2011-01-24 JP JP2011011611A patent/JP2012155879A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019007430A1 (en) * | 2017-07-07 | 2019-01-10 | Valeo Ichikoh (China) Auto Lighting Co. Ltd | VEHICLE LAMP AND MOTOR VEHICLE HAVING THE SAME |
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