JP2012149632A - 可変容量型内接歯車ポンプ - Google Patents

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宏明 長縄
Masayuki Miyashita
雅行 宮下
Yoshio Aso
由雄 麻生
Tomoya Terakawa
智也 寺川
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Abstract

【課題】可変容量型内接歯車ポンプの振動を低減して信頼性の向上を図ることができる可変容量型内接歯車ポンプを提供する。
【解決手段】吸入ポートと吐出ポートとポンプ室とを備えるハウジングと、ハウジング内に収容されるアウターロータと、アウターロータを収容する偏心リングと、アウターロータに噛み合うインナーロータと、アウターロータを吸入ポート側に付勢する弾性部材とを備えてなる可変容量型内接歯車ポンプであって、ポンプ室の内径を、偏心リングの外径よりも大きくし、偏心リングの外周とハウジングのポンプ室の内周壁とで構成される空間には液体が満たされており、吐出ポートにおける液体圧力が高くなった際には偏心リングの外周とハウジングのポンプ室の内周壁との近接する部分が所定隙間を維持した状態で、偏心リングが弾性部材の付勢力に抗して吐出ポート側へ移動することで液体の吐出量が可変になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関や自動変速機などにおける潤滑油や作動油などを送り出す可変容量型内接歯車ポンプに関するものである。
従来、この種の可変容量型内接歯車ポンプ(以下、内接歯車ポンプと称する)としては、例えば特許文献1のもののように、ポンプボディ内にカムリングを揺動移動自在に保持し、駆動軸にインナーロータを係合し、インナーロータと噛み合う内接歯型のアウターロータをカムリング内に回転自在に保持したものが知られている。特許文献1に記載のものでは、吐出口の圧力が設定圧力以上に上昇した時、カムリングをポンプボディの内孔内の径方向に揺動移動させることにより、ポンプの歯高さを公転直径としインナーロータの回転中心位置を公転中心として、アウターロータの回転中心位置を公転させる。これによって、ポンプボディに固定して配置された、吸入領域上に相対し位置するインナーロータの外歯とアウターロータの内歯とにより形成される油移送溜まり部の容積を変化させて吐出量を可変にする構成である。
この場合に、カムリングは、内径方向への移動と径方向への揺動とを自在にし得るように、その一端に設けられた溝を、ポンプボディに固定された支持ピンに係合させて、ポンプボディ内に配置されている。またカムリングには一対の切欠きを設け、この切欠きの各々にはシールピンとシールスプリングで構成する液圧シール機構を設け、カムリングの上方向側の側面、並びに、この面に相対するポンプボディの内孔側壁面、及び一対の液圧シール機構より成る制御圧室を構成しており、さらに、前記制御圧室には、制御連接ポートおよび吐出口の近傍に開けられたサイドポートを介し、吐出口での圧力と同一の圧力を持つ油圧が供給されるようにしてある。つまり、シールピンとシールスプリングで構成する液圧シール機構は、常に吐出口での圧力と同一の圧力が作用した状態でカムリングの動きに合わせてポンプボディの内孔側壁面と摺動している。
このため、液圧シール機構は、強度が相当に高い材質にすることが要求されるが、内接歯車ポンプの作動中は常時そのような大きな力が作用するので、耐久性を低くする恐れがあった。
さらに、オイルポンプで発生した油圧により稼動する油圧機器の動きに起因して、オイルポンプ吐出口側に周期的な油圧脈動が発生した際には、制御油圧室と吐出口に連通する吐出領域との圧力脈動が相まって、カムリングに振動が発生し、騒音の増加やさらなる耐久性の低下が懸念される。
特開平8‐159046号公報
そこで本発明は以上の点に着目し、可変容量型内接歯車ポンプの振動を低減して信頼性の向上を図ることを目的としている。
すなわち、本発明の可変容量型内接歯車ポンプは、吸入ポートと吐出ポートとポンプ室とを備えるハウジングと、ハウジング内に収容されるアウターロータと、アウターロータを収容する偏心リングと、アウターロータに噛み合うインナーロータと、アウターロータを吸入ポート側に付勢する弾性部材とを備えてなる可変容量型内接歯車ポンプであって、
ポンプ室の内径を、偏心リングの外径よりも大きくし、偏心リングの外周とハウジングのポンプ室の内周壁とで構成される空間には液体が満たされており、吐出ポートにおける液体圧力が高くなった際には偏心リングの外周とハウジングのポンプ室の内周壁との近接する部分が所定隙間を維持した状態で、偏心リングが弾性部材の付勢力に抗して吐出ポート側へ移動することで液体の吐出量が可変になることを特徴とする。
このような構成によれば、偏心リングの外周とハウジングポンプ室の内周壁とで構成される空間のうち、偏心リングの外周とハウジングポンプ室の内周壁との近接する部分を境にした両空間に満たされる液体によって偏心リングの振動が抑制される。また偏心リングの外周とハウジングポンプ室の内周壁との近接する部分の所定隙間を調整することにより、当該近接する部分を流通するオイルの量を調整でき、偏心リングの振動に対して所望の減衰力を得ることができる。よってオイルポンプの振動を低減した信頼性の高い構造を実現することが可能になる。
本発明は、以上説明したような構成であり、吐出ポートにおける液体圧力が高くなった際には偏心リングの外周とハウジングのポンプ室の内周壁との近接する部分が所定隙間を維持した状態で、偏心リングが弾性部材の付勢力に抗して吐出ポート側へ移動することで、オイルポンプの振動を低減した信頼性の高い構造にすることができる。
本発明の実施形態の内部構成を示す平面図。 同実施形態のポンプ室の平面形状を説明する図。 同実施形態の断面図。 同実施形態のポンプカバーの平面図。 同実施形態の吐出量が最少となる場合の内部構成を示す平面図。 本発明の第二の実施形態の内部構成を示す平面図。 同第二の実施形態のダンパー機構を示す断面図。 同第二の実施形態の図4相当図。 本発明の第三の実施形態の内部構成を示す平面図。 第三の実施形態の変形例を示す図9相当図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態の可変容量型の内接歯車ポンプ100は、自動車のエンジンに取り付けられてクランク軸1により駆動されるもので、エンジンの潤滑系統に潤滑油を供給するものである。内接歯車ポンプ100は、吸入ポート2と吐出ポート3とポンプ室4とを備えるハウジング5と、ハウジング5内に収容されるアウターロータ6と、アウターロータ6に噛み合うインナーロータ7と、アウターロータ6の外周に嵌められる偏心リング8と、アウターロータ6を吸入ポート2側に付勢する弾性部材であるスプリング9とを備えている。
ハウジング5は、アウターロータ6、インナーロータ7及びスプリング9を収容するケース部10と、そのケース部10を閉じるようにして取り付けられるカバー部11とを備えている。ケース部10は、そのほぼ中央位置に、アウターロータ6、インナーロータ7及び偏心リング8を収容するポンプ室4を備えるとともに、スプリング9を収納するスプリング室13を備える。これに加えて、ケース部10は、図示しないストレーナが接続される吸入部14に連通する連通孔15と、連通孔15からスプリング室13に潤滑油を導く導入路16とを備えている。また、連通孔15に通じポンプ室4の吸入ポート2側に潤滑油を導く導入路51を備えている。
ポンプ室4は、その平面形状を、中心の異なる複数の円弧を連続させた形状をしている。すなわち、図2は、ポンプ室4の平面形状を作図的に示すものである。同図において、第一区間17は、インナーロータ7の回転中心18からアウターロータ6の偏倚した回転中心すなわちアウターロータ6の初期位置22における初期中心23までの距離と偏心リング8の外側円の半径と偏心リング8の外周とハウジング5のポンプ室4の内周壁41との間に設けた所定隙間52を合計した長さをポンプ室半径20として、インナーロータ7の回転中心18を中心とする円弧で形成する。第二区間21は、アウターロータ6が初期位置22にある場合のアウターロータ6の初期中心23を中心とする偏心リング8の外側円の半径の円弧で形成する。第三区間24は、アウターロータ6が初期位置22にある場合のアウターロータ6の初期中心23を中心とする偏心リング8の外側円の半径の円弧とアウターロータ6が90°移動位置26にある場合のアウターロータ6の移動中心27を中心とする偏心リング8の外側円の半径の円弧とを重ね合わせ、外側にある円弧をつなぐ形状に形成する。これによりアウターロータ6が初期位置22から90°移動位置26以外へ移動することを防止する。第四区間25は、アウターロータ6が90°移動位置26にある場合のアウターロータ6の移動中心27を中心とする偏心リング8の外側円の半径の円弧で形成する。そしてこれらの円弧を接続することで、ポンプ室4の内周壁41の平面形状が形成される。
このように形成した第一区間〜第四区間17、21、24、25を、滑らかに連続させることにより、ポンプ室4の内周壁41形状(平面視)を形成する。したがって、ポンプ室4の内径は、偏心リング8の外形より大きいものである。なお、初期位置22とは、吐出ポート3側の潤滑油の圧力が低く、スプリング9の付勢力により偏心リング8したがってアウターロータ6が後述する吸入ポート2側に付勢されている場合に、アウターロータ6が留まっている位置である。又、90°移動位置26とは、後述する吐出ポート3側の潤滑油の圧力が最大になった場合に、アウターロータ6がスプリング9の付勢力に抗して移動した際の位置である。ここで、53はアウターロータ6の回転中心の移動軌跡である。アウターロータ6は、インナーロータ7の回転中心18からアウターロータ6の偏倚した回転中心すなわちアウターロータ6の初期位置22における初期中心23までの距離を公転半径としインナーロータ7の中心を公転中心として初期位置から90°移動位置まで公転する。
スプリング室13は、スプリング9を収容するもので、そのポンプ室4側の端部には、スプリング9の端部に設けられる押圧板28を収容する小室29を備えている。このスプリング室13の小室29に導入路16の一端が接続され、初期位置22にアウターロータ6がある場合に、押圧板28のスプリング9側に潤滑油が導入される。スプリング室13は、ポンプ室4と連通している。これにより、ポンプ室4の内周壁41と偏心リング8の外周面との間には潤滑油が存在することになる。また、ポンプ室4の内周壁41のうち吸入ポート2側に設けた導入路51により90°移動位置26にアウターロータ6がある場合やアウターロータ6が初期位置から90°移動位置に到る途中の位置にある場合においても、ポンプ室4の内周壁41と偏心リング8の外周面との間には潤滑油が存在することになる。なお、図示しないが、導入路51には例えばオリフィスで構成されるダンパー機構を設け、アウターロータ6が初期位置から90°移動位置へと移動する際にアウターロータ6に生じる振動を防止する構造としてもよい。
カバー部11は、そのケース部10に対向する第一面に、インナーロータ7のための軸孔30の周囲に設けられる吸入ポート2と吐出ポート3とを備え、第一面に背向する第二面に、吸入ポート2に吸入部14を介して吸入する潤滑油を導く吸入通路31と、吐出ポート3から潤滑油を吐出部32に導く吐出通路33とを備えている。吸入ポート2は、吸入通路31と吸入孔34により連通しており、また吐出ポート3は吐出通路33と吐出孔35により連通している。
アウターロータ6は、外形を真円とするもので、内歯歯車である。これに対して、インナーロータ7は、アウターロータ6の内歯に噛み合う外歯歯車であり、歯数はアウターロータ6のそれより一つ少ない。偏心リング8は、外形がほぼ真円の円環状のもので、内径をアウターロータ6の外径とほぼ同一としている。偏心リング8のスプリング室13に対応する位置には、スプリング室13方向に膨らむ膨出部36が形成してあり、スプリング9先端の押圧板28に密着するように構成してある。膨出部36は小室29に入り込むものである。なお、押圧板28は偏心リング8と一体的に形成してもよい。
このような構成において、スプリング室13にスプリング9を挿入し、ポンプ室4に偏心リング8を外周に嵌めたアウターロータ6を入れ、そのアウターロータ6の内側にインナーロータ7を挿入する。この状態でカバー部11をケース部10に固定して、ポンプ室4を実質的に閉じる。インナーロータ7は、クランク軸1に接続されるものである。
このようにして組み立てられて、アウターロータ6が初期位置である状態では、アウターロータ6の内歯とインナーロータ7の外歯とが、吸入ポート2の吸入孔34側の端部と吐出ポート3の吐出孔35側の端部とが対向する間にある部分において完全に噛み合う。このアウターロータ6の初期位置22においては、吸入ポート2の吸入孔34側の端部とは反対側の端部の方向に、インナーロータ7の回転中心から所定距離離れてアウターロータ6の回転中心の初期中心23が位置する。
この初期位置22において、偏心リング8の外周は、第三区間24のほぼ中間点54から、第二区間21のほぼ全部にかけてポンプ室4の内周壁41に接触している。この実施形態では、インナーロータ7が、図1において、反時計回転方向に回転するものである。初期位置においては、インナーロータ7とアウターロータ6とは、上述したように一歯のみが完全に隙間なく噛み合い、他の内歯及び外歯との間には空隙42が形成される。初期位置22において静止している状態では、空隙42は、その噛み合い箇所43から回転方向に移動するにしたがって大きく、つまり吸入ポート2に沿って大きくなり、噛み合い箇所43と対向する位置において最大となる。そして、空隙42が最大になる位置からさらに回転方向に移動するにしたがって、つまり吐出ポート3に沿って移動するにしたがって小さくなる。
以上に説明した初期位置22から、インナーロータ7が回転すると、ストレーナ、吸入部14、吸入孔34及び吸入通路31を介して吸入ポート2に潤滑油が導かれ、吸入ポート2の位置にある空隙42に入る。空隙42に吸入された潤滑油は、空隙42が吐出ポート3の位置まで移動することにより、空隙42の容積が小さくなることで、吐出孔35及び吐出通路33を介して吐出部32からエンジンの潤滑系統に吐出される。このようにして、潤滑油を潤滑系統に供給することにより、潤滑状態に応じて吐出部32側において潤滑油の油圧が上昇する。
油圧の上昇に伴って、吐出ポート3内の油圧が上昇し、その結果、吐出ポート3に接続されている空隙42内の圧力が上昇する。これにより、アウターロータ6は、内歯と外歯とが完全に噛み合う噛み合い箇所43を支点として、インナーロータ7とアウターロータ6との偏心量を公転半径とし、インナーロータ7の回転中心を公転中心としてスプリング9の弾性力に抗してインナーロータ7と同じ回転方向に移動する。この場合、偏心リング8の外周壁がポンプ室4の内周壁41のうち第一区間17に近接する部分が所定隙間52を維持した状態で回転方向に移動しながら、アウターロータ6が移動するものである。このようにしてアウターロータ6が90°移動位置26に向かって移動することにより、吸入ポート2の位置にある空隙42が小さくなっていく。つまり、吸入ポート2の位置の空隙42の容積が減少し、吸入する潤滑油の油量、したがって吐出する油量(吐出量)が減少していく。
そして、さらに吐出ポート3内の油圧が上昇して最大になると、アウターロータ6は90°移動位置26に到達する。この間、つまり初期位置22から90°移動位置26へ移動する間、偏心リング8は、ポンプ室4の内周壁41の第一区間17に所定隙間52を維持した状態で近接しており、最終的にはアウターロータ6が90°移動位置26にある状態で第三区間24のほぼ中間点54から第四区間25の内周壁41にほぼ密着する。アウターロータ6が90°移動位置26に達した状態では、吸入ポート2の位置にある空隙42が最少になるため、吸入量が最少となって吐出量が最少となる。このため、潤滑系統における潤滑油の消費量が降下するのに対応して、吐出ポート3側における圧力も降下し、アウターロータ6はスプリング9の弾性力により初期位置22に向かって付勢される。
このように、吐出ポート3側の圧力が上昇することにより、噛み合い箇所43を支点とする回転力がアウターロータ6に作用し、アウターロータ6がインナーロータ7と同じ方向に回転する。これにより偏心リング8がスプリング9の弾性力に抗して移動する。この場合に、ポンプ室4の内周壁41のうち、第一区間17の形状が、偏心リング8の外周円の半径とインナーロータ7の回転中心18から初期位置22におけるアウターロータ6の初期中心23までの距離と偏心リング8の外周とハウジング5のポンプ室4の内周壁41との間に設けた所定隙間52を合計して得られる距離を半径として、インナーロータ7の回転中心18を中心とする円弧であるので、偏心リング8とポンプ室4の内周壁41の第一区間17との近接する部分が吐出ポート3側に向かって移動する。
したがって、従来のもののように、シールピンとシールスプリングで構成する液圧シール機構を必要としない。さらに、偏心リング8が初期位置22から90°移動位置26まで移動する途中の中間位置にあるときにおいては、偏心リング8の外周とハウジング5のポンプ室4の内周壁41とで構成される空間のうち、偏心リング8の外周とハウジング5のポンプ室4の内周壁41との近接する部分を境にした両空間すなわち、偏心リング8の外周とポンプ室4の内周壁41とで構成される両空間に満たされる潤滑油などの液体によって偏心リング8の振動が抑制される。また偏心リング8の外周とハウジングポンプ室4の内周壁との近接する部分の所定隙間52を調整することにより、当該近接する部分を流通するオイルの量を調整でき、偏心リング8の振動に対して所望の減衰力を得ることができる。さらに、第三区間24の中間点54と偏心リング8との隙間の距離を適宜調整することで、偏心リング8が移動する際に当該隙間を流通するオイルの量も調整できるので偏心リング8の振動に対して所望の減衰力を得ることができる。なお、第三区間24の中間点54と偏心リング8とは接触することがあっても構わない。このため、内接歯車ポンプ100の基本的な構成要素の耐久性や強度を変更することなく、信頼性を向上させることができる。しかも、液圧シール機構なる部材自体及び取付に要するコストを削減することができるので、製造コストを低減することができる。
なお、上記実施形態においては、ハウジング5を、エンジンとは個別の部材で構成するものを説明したが、エンジンのシリンダブロックと、シリンダブロックに取り付けられるチェーンカバーとでハウジングを構成するものであってよい。又、CVT等の自動変速機等に潤滑油や作動油を供給する場合にあっては、それらのシャーシの一部に組み込むようにするものであってよい。
上記実施形態にあっては、クランク軸1に接続してインナーロータ7を回転させるものを説明したが、上述の自動変速機等に組み合わせる場合では、インナーロータ7を電動機により回転させるものであってもよい。このような電動機によりインナーロータ7を回転させる電動式の内接歯車ポンプをエンジンのために用いるものであってもよい。
次に、本発明の第二の実施形態について、図6〜8に説明する。なお、上記実施形態(以下、第一の実施形態と称する)と同一のものについては同じ符号を付して、その説明を省略する。
この第二の実施形態にあっては、偏心リング8の外周とポンプ室4の内周壁41とで構成される空間が、ダンパー機構DMに連通し、偏心リング8の外周とポンプ室4の内周壁41との間に偏心リング8と嵌合するシールブロックSBを、第一の実施形態における第三区間24の中間点54に相当する位置に、コイルバネすなわちスプリング9の軸線方向に移動可能に設けている。
ダンパー機構DMは、偏心リング8が移動するときに偏心リング8とポンプ室4との間に形成される空間の容積が変化することにより、その空間に満たされる潤滑油により偏心リング8の振動を減衰するものである。ダンパー機構DMは、図7に示すように、オリフィスD1と逆止弁D2とで構成される。この第二の実施形態では、ダンパー機構DMを有するため、カバー部11の吸入通路31が延長してある。オリフィスD1は、カバー部11の裏側に形成される吸入延長通路D3に連通する。オリフィスD1からさらに延長された吸入通路31の端部には、逆止弁D2に連通する出口孔D4が設けてある。
逆止弁D2は、図8に示すように、吸入延長通路D3の端部に設けられた入口孔D5に連通している内径が異なり連続する弁孔D6と、その弁孔D6の大なる内径の部分(太径部分)D61に移動可能に入れられ小なる内径の部分(細径部分)D62には入らない直径の球体D7とで構成される。内接歯車ポンプ100が組み立てられた際に、導入路51と連通する弁孔D6の細径部分D62には入口孔D5が連通し、太径部分D61には出口孔D4が連通する。
従って、内接歯車ポンプ100の吐出圧力が高くなり、進角側にアウターロータ6が移動すると、吸入ポート側空間R1と連通する導入路51の油圧が吸入ポート2側の圧力より低くなり、球体D7が細径部分D62に吸い付けられて、出口孔D4から入口孔D5に潤滑油が流れることを禁止する。一方、内接歯車ポンプ100の吐出圧力が低くなり、進角側とは反対側にアウターロータ6が移動すると、吸入ポート側空間R1と連通する導入路51の油圧が吸入ポート2側の圧力より高くなり、球体D7が太径部分D61の端部に移動することで、潤滑油が入口孔D5から出口孔D4に流れる。
従って、この逆止弁D2にあっては、ポンプ室4から吸入通路31にのみ潤滑油を流通させる。このようなダンパー機構DMは、アウターロータ6が油圧の上がる方向(進角)に移動する場合に抵抗となり、その逆に油圧が下がってアウターロータ6が逆方向に移動する場合に抵抗が低下するように機能する。
シールブロックSBは、第三区間24の中間点54より外側のケース部10に設けられる平面形状が一辺の開いた四角形状の凹部S1内に配置される。シールブロックSBは、その中央部に、スプリング9の軸線と直交する方向に開いた嵌合部S2を備えている。この嵌合部S2の相対する内面には、潤滑油内の異物を閉じ込める役割及びオイル溜まりとして当該箇所の潤滑を改善する役割を持つトラップS3がそれぞれ設けてある。また、スプリング9の軸線方向に相対する凹部S1の内側面に相対して、シールブロックSBが凹部S1の内側面に密着することを妨げる半球状の突起S4を、シールブロックSBの外面に設けている。さらに、スプリング9の軸線方向と平行な凹部S1の内奥面に相対するシールブロックSBの外面には、嵌合部S2の内面と同様に、オイルスラッジなどの潤滑油内の異物を閉じ込める役割及びオイル溜まりとして当該箇所の潤滑を改善する役割を持つトラップS5が2カ所に設けてある。
凹部S1は、シールブロックSBがスプリング9の軸線方向に移動するのに十分な内法寸法を有している。すなわち、この凹部S1のスプリング9の軸線方向の内法寸法は、シールブロックSBが、初期位置22から90°移動位置26までの偏心リング8の移動に対応して移動し、初期位置22において一方の突起S4が凹部S1の一方の内壁に接触し、90°移動位置において他方の突起S4が凹部S1の他方の内壁に接触する寸法にしてある。
以上のシールブロックSBに対して、偏心リング8の外周には、嵌合突起P1が設けてある。嵌合突起P1は、スプリング9の軸線方向に対して垂直な方向に突出するもので、嵌合部S2のスプリング9の軸線方向の内法寸法とほぼ同じ厚み寸法を有している。加えて、嵌合突起P1の基端P2は、補強のために膨出部36と同様に、凹部S1に向かって膨らんでいる。この嵌合突起P1が嵌合部S2に嵌合した場合に、嵌合突起P1の先端部と嵌合部S2の奥壁との間には、シールブロックSBが接している凹部S1の内奥面から離れないように、吐出部32における潤滑油の油圧である吐出圧が導入される圧力空間S6が形成してある。
このような構成において、内接歯車ポンプ100が作動した場合、つまりインナーロータ7が回転した場合のインナーロータ7、アウターロータ6及び偏心リング8の作動は、第一の実施形態と同様であるので、説明を省略する。以下においては、シールブロックSBの作動について説明する。
まず、インナーロータ7が回転して吐出圧が上昇すると、アウターロータ6及び偏心リング8が初期位置22から90°移動位置26に向かって移動する。この間、偏心リング8は、圧力空間S6にかかる吐出圧により、ポンプ室4の内周壁41に向けて付勢される。これと同時に、シールブロックSBは、一方の突起S4が凹部S1の一方の内側壁に接触していた状態から、凹部S1の内奥壁に押し付けられた状態で、凹部S1の他方の内側壁に向かって摺動移動する。図6における、円弧状の矢印はインナーロータ7の回転方向を直線の矢印はシールブロックSBの移動方向を示す。
このようにインナーロータ7が回転し、吐出圧が増減するに応じて、偏心リング8の外周面とポンプ室4の内周壁41との間の空間は変化する。この場合に、第一の実施形態における中間点54を境界として第一及び第二区間17、21側の吸入ポート側空間R1と、第四区間25側のスプリング側空間R2とは、シールブロックSBと嵌合突起P1とにより連通することなく完全に分離される。
第一の実施形態においては、中間点54と偏心リング8との間に隙間が設定されていることにより、ごく僅かではあるが潤滑油が吸入ポート側空間R1からスプリング側空間R2に流通することがある。このように、潤滑油が隙間を介して両空間R1、R2を移動すると、第二の実施形態において説明したダンパー機構DMがある場合に、本来、ダンパー機構DMに送られるべき潤滑油の量が減少し、ダンパー効果が弱められることがある。あるいは、中間点54は、図2に示すように、尖った形状になっているため、経年変化により摩耗した場合には、同様にダンパー効果を弱めることがある。
これに対して、この第二の実施形態では、吸入ポート側空間R1とスプリング側空間R2とがシールブロックSBと嵌合突起P1とで、偏心リング8が移動している間、完全に分離される。従って、吸入ポート側空間R1にある潤滑油がスプリング側空間R2に流入することなく潤滑油を確実にダンパー機構DMに送られる。つまり、シールブロックSBが凹部S1内において内奥壁に密着して移動するために、偏心リング8が凹部S1を介して潤滑油が上記両空間R1、R2を往来することを妨げる。これに加えて、シールブロックSBの嵌合部S2に、嵌合突起P1が往復動可能に嵌合しているので、嵌合突起P1が両空間R1、R2への潤滑油の往来を妨げるものとなる。
吸入ポート側空間R1の潤滑油は、吐出圧の変動によりアウターロータ6が振動する場合に、アウターロータ6が進角側とは反対に振動すると導入路51から入口孔D5を介して逆止弁D2に流入する。一方、これとは逆に、進角側にアウターロータ6が振動すると、吸入ポート側空間R1の油圧がそれ以前より低くなり、オリフィスD1を介して吸入ポート側空間R1に潤滑油が流入する。なお、スプリング側空間R2にある潤滑油は、導入路16を介して連通孔15に還流する。
このように、インナーロータ7の振動により吸気ポート側空間R1内の潤滑油の油圧が変動しても、潤滑油が確実にダンパー機構DMに送られるので、上述したダンパー効果が弱められることはない。従って、ダンパー機構DMが作動することより、吸入ポート側空間R1の油圧が調整され、内接歯車ポンプ100の振動を低減することができ、雑音振動特性を向上させることができる。
また、シールブロックSBが凹部S1内でスプリング9の軸線に平行に移動することで、偏心リング8はスプリング9の軸線方向にスプリング9に対する姿勢を変えずに移動するので、偏心リング8に設けた押圧板28に偏って押圧力がかかることがなくなり、押圧板28がスプリング9の軸線に対して特定の方向に傾くことがない。従って、スプリング9が湾曲するような状態にはならないため、スプリング9の弾性力が変動することがなく、アウターロータ6の可変量を安定して制御することができる。しかもスプリング9が湾曲しないので、スプリング9の耐久性を向上させることができる。
以上のように、シールブロックSBを用いるものとしては、図9に示す構成のものであってもよい。なお、この第三の実施形態においても、第二の実施形態と同様に、第一の実施形態と同一の構成については同じ符号を付して、その説明を省略する。加えて、内接歯車ポンプ100が作動した場合、つまりインナーロータ7が回転された場合のインナーロータ7、アウターロータ6及び偏心リング8の作動は、第一の実施形態と同様であるので、説明を省略する。以下においては、第二の実施形態と同様に、シールブロックSBの作動について説明する。
この第三の実施形態では、シールブロックSB2が、スプリング9の軸線と垂直な方向において開いている平面形状が円弧形の凹部S11内で揺動する構成である。すなわち、シールブロックSB2は、第二の実施形態のものとは異なり、平面形状が一部切り取り円形をしている。そして、第二の実施形態のものと同様に、シールブロックSB2は、その中央部に、スプリング9の軸線と直交する方向に開いた嵌合部S12を備え、その嵌合部S12の相対する内面には、潤滑油内の異物を閉じ込める役割及びオイル溜まりとして当該箇所の潤滑を改善する役割を持つトラップS13がそれぞれ設けてある。また、凹部S11とほぼ密着する外周面には、嵌合部S12の内面と同様に、潤滑油内の異物を閉じ込める役割及びオイル溜まりとして当該箇所の潤滑を改善する役割を持つトラップS15が3カ所に設けてある。
凹部S11は、スプリング9の軸線とほぼ垂直な開口部分を備えている。開口部分の寸法は、シールブロックSB2の最大外形寸法より小さく設定してある。従って、凹部S11に回転可能に嵌入されたシールブロックSB2は、内接歯車ポンプ100の作動中に凹部S11内から抜け出ることはない。
このようなシールブロックSB2と凹部S11に対して、偏心リング8には、上記第二の実施形態と同様に、嵌合突起P11が設けてある。この嵌合突起P11は、スプリング9の軸線方向に対して垂直な方向に突出するもので、嵌合部S12のスプリング9の軸線方向の内法寸法とほぼ同じ厚み寸法を有している。この嵌合突起P11が嵌合部S12に嵌合した場合に、嵌合突起P11の先端部と嵌合部S12の奥壁との間に満たされる潤滑油が圧縮されることで、アウターロータ6及び偏心リング8の円滑な移動が阻害されないように、空間S16の圧力を凹部S11の底面に形成された導入油路S17を介してスプリング側空間R2に逃がしている。
このような構成において、内接歯車ポンプ100が作動する場合、インナーロータ7の回転に対応して偏心リング8が移動すると、シールブロックSB2が揺動する。つまり、この第三の実施形態では、シールブロックSB2が一部切り取り円形をしているため、シールブロックSB2は切り取り部分以外の外周面が凹部S11の内周面に密着した状態で、一部切り取り円形の中心点を中心にして回転(時計回転方向と反時計回転方向)する。このシールブロックSB2の回転により、嵌合突起P11が揺動する。
上述したシールブロックSB2の作動が第二の実施形態と異なるものの、シールブロックSB2に嵌合突起P11が往復動可能に嵌合しているので、作動油のシール性については第二の実施形態と同じ効果を奏するものである。
さらに、この第三の実施形態では、シールブロックSB2の形状が第二の実施形態とは異なっており、その形状の違いにより凹部S11内でのシールブロックSB2の動きが異なる。このため、凹部S11やシールブロックSB2の嵌合部S12に潤滑油の異物が凹部S11に侵入し、シールブロックSB2の動きが低下したとしても、シールブロックSB2の中心点を支点として偏心リング8が移動するものである。それゆえ、そのようなシールブロックSB2の動きが偏心リング8の作動に及ぼす影響が少なく、内接歯車ポンプ100を安定して作動させることができる。
また、シールブロックSB2を支点として、言い換えればシールブロックSB2が凹部S11内で正逆方向に回転して偏心リング8が移動する構造であるので、シールブロックSB2自体の移動が、第二の実施形態に比べて少ない。従って、シールブロックSB2と凹部S11との摩耗が少なく、また摩耗したところでシールブロックSB2が凹部S11の奥側の内周面に向けて付勢されているので、シール機能の低下を少なくすることができる。
この第三の実施形態では、凹部S11の入り口の開口寸法より大きな最大外形寸法を有するシールブロックSB2を説明したが、第三の実施形態のようにシールブロックSB3が揺動する構成のものにあっては、図10に示す変形例のものであってもよい。
この変形例にあっては、シールブロックSB3が、第三の実施形態と同様に、偏心リング8側の端部に嵌合部S22を備えるとともに、嵌合部S22に背向する端部に平面形状が半円形状の揺動部S28を備えてなる構成である。この変形例においても、嵌合部S22と嵌合突起P21の先端との間には圧力空間S26が設けられる。そして、このシールブロックSB2の揺動部S28に対応して、凹部S21は、揺動部S28と接触する部分の奥内壁S29が凹湾曲面となっている。つまり、凹部S21の入り口の開口寸法は、第三の実施形態のように、シールブロックSB2の外形寸法(平面形状における幅寸法)より小さくはなく、奥内壁S29からポンプ室4に向けて拡がるほぼ放物線形状の平面形状をしている。
このような構成であるので、第三の実施形態と同様に、揺動部S28を中心にシールブロックSB2が揺動して、偏心リング8の移動に対応するものである。従って、作動油のシールすること、及びその作動により、第三の実施形態と同様の効果を奏するものである。また、凹部S21がポンプ室4に向かって拡がる形状をしているので、それにより凹部S21内に異物が侵入しても溜まりにくいものである。その他、内接歯車ポンプ100としての機能及び作用は、上述した点以外は、上記それぞれの実施形態と同様である。
なお、本発明は、上記それぞれの実施形態に限定されるものではない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
上記実施形態においては、オリフィスD1と逆止弁D2とを並列に設けて、ダンパー機構としたが、逆止弁D2又はオリフィスD1を廃止することも可能である。この場合、逆止弁を廃止したものでは、アウターロータ6が進角とは反対側に振動するときも内接歯車ポンプ100の振動を低減することができる。またオリフィスを廃止する場合、偏心リング8の外周とハウジングポンプ室4の内周壁との近接する部分の所定隙間52を調整することにより、当該近接する部分を流通する潤滑油の量を調整すればよい。
本発明の活用例として、内燃機関、自動変速機、パワーステアリング等の油圧機器等に使用するものが挙げられる。
2…吸入ポート
3…吐出ポート
4…ポンプ室
5…ハウジング
6…アウターロータ
7…インナーロータ
8…偏心リング
9…スプリング
41…内周壁
SB…シールブロック
DM…ダンパー機構

Claims (3)

  1. 吸入ポートと吐出ポートとポンプ室とを備えるハウジングと、ハウジング内に収容されるアウターロータと、アウターロータを収容する偏心リングと、アウターロータに噛み合うインナーロータと、アウターロータを吸入ポート側に付勢する弾性部材とを備えてなる可変容量型内接歯車ポンプであって、
    ポンプ室の内径を、偏心リングの外径よりも大きくし、
    偏心リングの外周とハウジングのポンプ室の内周壁とで構成される空間には液体が満たされており、
    吐出ポートにおける液体圧力が高くなった際には偏心リングの外周とハウジングのポンプ室の内周壁との近接する部分が所定隙間を維持した状態で、偏心リングが弾性部材の付勢力に抗して吐出ポート側へ移動することで液体の吐出量が可変になる可変容量型内接歯車ポンプ。
  2. 弾性部材がコイルバネであり、コイルバネに対応して偏心リングにバネ用座面を設け、
    偏心リングの外周とポンプ室の内周壁とで構成される空間が、ダンパー機構に連通し、
    偏心リングの外周とポンプ室の内周壁との間に偏心リングと嵌合するシールブロックをコイルバネの軸線方向に移動可能に設けてなる請求項1記載の可変容量型内接歯車ポンプ。
  3. 偏心リングの外周とポンプ室の内周壁とで構成される空間が、ダンパー機構に連通し、
    偏心リングの外周とポンプ室の内周壁との間に偏心リングと嵌合するシールブロックを設けてなり、
    シールブロックを支点として偏心リングが移動する請求項1記載の可変容量型内接歯車ポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015227666A (ja) * 2012-11-30 2015-12-17 株式会社山田製作所 内接歯車式ポンプ
JP2015227665A (ja) * 2015-09-17 2015-12-17 株式会社山田製作所 内接歯車式ポンプ
KR101662553B1 (ko) * 2015-09-11 2016-10-06 현대자동차주식회사 베인펌프

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