JP2012148063A - ファイバ走査型内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】共焦点光学系と走査型光ファイバとが一体化されたファイバ走査型内視鏡であって、良好な動作効率を持ち、且つ小型であって、観察に適した画像を得ることができるファイバ走査型内視鏡を得る。
【解決手段】第1の固定側ケーシング221は、係合部材格納部250と第1の移動部材格納部260とを有する。第1の移動部材格納部260は、円弧断面を持つ2つの第1の移動側支持板261を有する。第1の移動側支持板261は、第1の移動筒状部材262の一端面から中心軸Xに沿いながら遠位端111に向けて延びる。第1の移動側ケーシング214は、円筒形状を有する第1の主格納部241を有する。第1の主格納部241において近位端側の側面には、略矩形を成す2つの第1の切り欠き242が設けられる。第1の切り欠き242は、中心軸Xに沿って近位端側端部から遠位端111に向けて延びる。第1の移動側支持板261は、第1の切り欠き242と係合する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光学系の光軸上に光ファイバが設けられるファイバ走査型内視鏡に関する。
断層画像を得ることを目的とした共焦点光学系を有する共焦点内視鏡が知られている。共焦点光学系は、観察対象物からの反射光を内視鏡プロセッサに導く光ファイバと、光ファイバの光軸上に設けられて反射光を光ファイバの先端に集光するレンズとを主に備える。温度変化により長さが変わる形状記憶合金が共焦点光学系に接続され、形状記憶合金を加熱することにより共焦点光学系が光軸上で進退して共焦点効果を生じ、これにより観察対象物を観察する(特許文献1)。
他方、内視鏡の遠位端部に格納される走査型光ファイバを備えるファイバ走査型内視鏡が知られている。走査型光ファイバは、照明光を内視鏡プロセッサから被写体に導く光ファイバと、光ファイバの光軸上に設けられて照明光を被写体に集光するレンズとを主に備える(特許文献2)。
特開2004−321792号公報 特開2008−43763号公報
共焦点光学系を効率よく駆動するためには、駆動力を生じる部材を光軸上に配し、光軸上から駆動力を加えることが望ましい。他方、走査型光ファイバでは、光軸上に光ファイバを設けなければならない。しかし、共焦点光学系と走査型光ファイバとを一体化して1つのユニットにする場合、駆動力を生じる部材及び光ファイバ双方を光軸上に設けることができない。駆動力を生じる部材を光軸上から外すと、駆動効率が低下すると共に、内視鏡の径が大きくなる。また、光ファイバを光軸上から外すと、駆動力を生じる部材が光ファイバを躱さなければならないため、ユニットの長さが長くなる。
これらの問題を解決するため、駆動力を生じる部材としてねじり変位型アクチュエータを用いることが考えられる。ねじり変位型アクチュエータは、環状に設けられて内周面にメスねじが切られた圧電素子と、その内周面と係合するオスねじ面を有する係合部材とを主に備える。圧電素子が振動すると、係合部材が回転して軸方向に進退する。進退により生じる力を駆動力として光学系を駆動する。しかし、係合部材は回転しているため、回転力が光学系に伝えられて光学系が回転してしまうおそれがある。光学系が回転すると、観察に適した画像を得られないおそれが生じる。
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、共焦点光学系と走査型光ファイバとが一体化されたファイバ走査型内視鏡であって、良好な動作効率を持ち、且つ小型であって、観察に適した画像を得ることができるファイバ走査型内視鏡を得ることを目的とする。
本願発明によるファイバ走査型内視鏡は、回転軸回りに回転しながら進退する係合部材と、係合部材を格納する固定ケーシングとを有する固定ユニットと、係合部材と係合することによって回転軸方向に進退する移動ユニットと、係合部材及び移動ユニットを貫通しながら回転軸上に設けられる光ファイバとを備え、固定ケーシングは、回転軸方向に延びる固定側回転防止部材を有し、移動ユニットは、回転軸方向に延びて固定側回転防止部材と係合する移動側回転防止部材と、光ファイバの周囲に設けられて光ファイバを径方向に駆動する駆動部材を有することを特徴とする。
固定ケーシングは円筒形状であって、固定側回転防止部材は、固定ケーシングの一部が回転軸に沿って移動ユニットへ向けて伸びる板状部材であって、移動側回転防止部材は、固定ケーシングの周方向における固定側回転防止部材の幅と略同じ長さの幅の切り欠きであって、固定側回転防止部材が移動側回転防止部材と係合することにより、固定ユニットに対する移動ユニットの回転を抑制することが好ましい。
固定ケーシングは円筒形状であって、固定側回転防止部材は、固定ケーシングの側面に開口する孔であって、移動側回転防止部材は、回転軸に対して所定の角度で移動ユニットから突出する棒状部材であって、固定側回転防止部材が移動側回転防止部材と係合することにより、固定ユニットに対する移動ユニットの回転を抑制することが好ましい。
固定ケーシングは円柱形状であって、固定側回転防止部材は、固定ケーシングの平面に開口する孔であって、移動側回転防止部材は、回転軸に対して平行な角度で移動ユニットから突出する棒状部材であって、固定側回転防止部材が移動側回転防止部材と係合することにより、固定ユニットに対する移動ユニットの回転を抑制することが好ましい。
固定ユニットは、環状に設けられて内側面に雌ねじが切られた振動部材を更に備え、係合部材は、振動部材の内側面と係合する雄ねじと、振動部材の中心軸上に貫通する第1の管状部とを有し、移動ユニットは、係合部材の軸方向において係合部材と係合する移動部材と、移動部材を係合部材に押しつけるように弾性力を加える弾性部材とを有し、移動部材は、係合部材と係合したときに第1の管状部と同軸となるように移動部材を貫通する第2の管状部を備え、光ファイバは、第1の管状部及び第2の管状部の内部を貫通して設けられ、振動部材が生じる振動によって係合部材が回転しながら軸方向に進退することが好ましい。
移動部材に接続される光学ユニットを更に備え、光ファイバは光学ユニットの光軸上に設けられることが好ましい。
本発明によれば、共焦点光学系と走査型光ファイバとが一体化されたファイバ走査型内視鏡であって、良好な動作効率を持ち、且つ小型であって、観察に適した画像を得ることができるファイバ走査型内視鏡を得る。
第1の実施形態によるファイバ走査型内視鏡を示す図である。 ファイバ走査型内視鏡の遠位端部の一部を概略的に示した断面図である。 ファイバ走査型内視鏡の遠位端部の一部斜視図である。 ファイバ走査型内視鏡の遠位端部の一部断面図である。 ファイバ走査型内視鏡の遠位端部の一部分解図である。 第2の実施形態によるファイバ走査型内視鏡の遠位端部の一部斜視図である。 ファイバ走査型内視鏡の遠位端部の一部断面図である。 第3の実施形態によるファイバ走査型内視鏡の遠位端部の一部斜視図である。 ファイバ走査型内視鏡の遠位端部の一部断面図である。 第4の実施形態によるファイバ走査型内視鏡の遠位端部の一部斜視図である。 ファイバ走査型内視鏡の遠位端部の一部断面図である。
以下、本発明の第1の実施形態による内視鏡装置100について添付図面を参照して説明する。
図1を用いて内視鏡装置100の概略について説明する。
内視鏡装置100は、図示しない内視鏡プロセッサに接続して使用されるものであって、被験者の体内に挿入される可撓部110と、術者が保持する操作部120と、内視鏡装置100と内視鏡プロセッサとを接続するコネクタ130とを主に備える。
可撓部110の遠位端111は被験者の体内に挿入され、近位端112は操作部120に接続される。可撓部110の遠位端111には図示しない撮像素子及び共焦点ユニット200が格納される。共焦点ユニット200は、共焦点画像を得るために用いられるレーザ光を光ファイバ213に出射すると共に、光ファイバ213の先端部を所定の方向に動かして、観察対象物に向けてレーザ光を走査する。光ファイバ213は、光ファイバの遠位端111側端部で被写体からの反射光を受光して共焦点ユニット200まで伝送する。撮像素子は、白色光を用いて観察対象物を撮像して、得られた画像を内視鏡プロセッサに送信する。内視鏡プロセッサは受信した画像をモニタに表示する。
図2を用いて共焦点ユニット200の構成について説明する。
共焦点ユニット200は、共焦点ユニット200の先端に設けられる第1の移動側ユニット210と、第1の移動側ユニット210を内部に格納する第1の固定側ユニット220とを備える。
第1の固定側ユニット220は、内視鏡の遠位端111に固定される第1の固定側ケーシング221と、第1の固定側ケーシング221内部に格納される移動部材222と、移動部材222を付勢する弾性部材であるバネ223と、振動部材を成す移動用アクチュエータ224と、移動用アクチュエータ224と係合する係合部材225とを備える。
第1の固定側ケーシング221は、円筒形状を有する第1の格納部271及び第2の格納部236を同軸に接続して成る。第1の格納部271の外周と第2の格納部236の外周は同じ直径を有する。第1の格納部271の側壁の厚さは第2の格納部236の厚さよりも薄い。第2の格納部236の両端には円形壁が設けられ、円形壁の一部は、軸方向に開口する。第1の格納部271に対向する円形壁に第1の開口233が開口し、他方の円形壁に第2の開口234が開口する。第1の格納部271は、第1の開口233を介して第2の格納部236と繋がる。第1の格納部271において、遠位端111側の端部には円形壁が設けられ、円形壁の一部は、軸方向に開口して第3の開口215を成す。第3の開口215には、カバーガラス216が嵌め込まれる。第1の格納部271は、内部に第1の固定側ケーシングを格納する。
第1の開口233は円筒状の内側面を有し、一定の直径を保ちながら第1の固定側ケーシング221の軸方向に所定の長さまで延びる。第2の開口234は円筒状の内側面を有し、一定の直径を保ちながら第1の固定側ケーシング221の軸方向に所定の長さまで延びる。第1の固定側ケーシング221の軸方向に第1の開口233が伸びる長さは、第2の開口234が伸びる長さよりも短い。そして、第1の開口233と第2の開口234との間には、第1の開口233及び第2の開口234の直径よりも長い直径を有する第2の格納部236が設けられる。
移動用アクチュエータ224は圧電素子から成る。第2の開口234の内側面に、複数の移動用アクチュエータ224が周方向に並べられ、ねじり変位型圧電アクチュエータを構成する。移動用アクチュエータ224の内周面226には雌ねじが切られる。移動用アクチュエータ224の近位端112側端部にハーネス237が接続される。ハーネス237は可撓部110を経て内視鏡プロセッサから電力を移動用アクチュエータ224に供給する。第1の固定側ケーシング221の外側面は可撓部110の内部に固定される。
係合部材225は、雄ねじが切られた外周面を持つ円柱形状の係合軸部227と、係合軸部227よりも長い径を有する略円柱形状である係合頭部228とを有する。係合軸部227と係合頭部228は、係合部材225の中心軸Xと同軸となるように接合される。係合軸部227に設けられた雄ねじが、移動用アクチュエータ224の内周面226に設けられた雌ねじと係合する。これにより、係合部材225は中心軸Xに沿って回転する。係合頭部228において、係合軸部227とは反対側の円形平面の周囲は、所定の曲率半径で丸められる。係合部材225の中心軸X上に、第1の管状部229が設けられる。第1の管状部229は円筒形状であって、光ファイバ213の直径よりも大きな内径を有する。
移動部材222は、円柱形状の移動軸部230と、移動軸部230よりも長い径を有する円柱形状である移動頭部231とを有する。移動軸部230と移動頭部231は、移動部材222の中心軸Xと同軸となるように接合される。移動部材222の中心軸X上に、第2の管状部232が設けられる。第2の管状部232は円筒形状であって、光ファイバ213の直径よりも大きな内径を有する。
移動軸部230は、第1の開口233の内周と係合し、中心軸Xに沿って進退可能である。移動部材222は、係合部材225と同軸となるように、かつ移動頭部231と係合頭部228とが係合するように配置される。移動部材222と係合部材225とが同軸であるため、第1の管状部229と第2の管状部232とが一直線上に並べられる。移動軸部230の先端には、階段状に径が細くなる細径部238が設けられる。
移動頭部231と第1の固定側ケーシング221との間に、バネ223が設けられる。バネ223は、移動頭部231を係合部材225に向けて付勢する。これにより移動頭部231が係合頭部228と常に係合する。
移動軸部230の先端には、円筒形状の接合軸235が移動軸部230と同軸となるように設けられる。接合軸235は円筒形状を有し、内周は、光ファイバ213の直径と略同じ内径を有する。また、接合軸235の外周は、移動軸部230の直径と略同じ直径を有する。接合軸235は、第1の移動側ユニット210に接続される。
第1の管状部229の内周に光ファイバ213が遊びを持って挿通され、第2の管状部232及び接合軸235の内周に光ファイバ213が固定される。これにより、係合部材225、移動部材222の中心軸Xと光ファイバ213の光軸とが一致する。
第1の移動側ユニット210は、円筒形状の第1の移動側ケーシング214と、第1の移動側ユニット210の先端に設けられる光学レンズ211と、光学レンズ211の後端に設けられる走査用アクチュエータ212とを備える。第1の移動側ケーシング214は、内周に光学レンズ211及び走査用アクチュエータ212を格納する。
走査用アクチュエータ212は、光ファイバ213の周囲に設けられる圧電素子であって、光ファイバ213の先端を動かして任意の方向に向ける。光学レンズ211は複数のレンズから成り、その光軸が光ファイバ213の光軸と一致するように設けられる。光ファイバ213の先端から出射した光は、光学レンズ211を介して被写体に照射される。
次に、共焦点ユニット200の動作について説明する。
移動用アクチュエータ224が所定のパターンで振動すると、振動によって係合部材225が回転し、遠位端111に向けて突出する。このとき、第1の管状部229の内周に光ファイバ213は遊びを持って挿通されているため、光ファイバ213は回転しない。遠位端111に向けて突出した係合頭部228が移動頭部231を押すと、バネ223の付勢力に抗して、移動部材222が遠位端111に向けて移動する。すると、移動部材222に接続された接合軸235及び第1の移動側ユニット210が遠位端111に向けて移動する。これにより、遠位端111から離れた位置に共焦点面Xが移動する。
遠位端111に向けて突出したときとは異なるパターンで移動用アクチュエータ224が振動すると、振動によって係合部材225が回転し、遠位端111から離れていく。係合頭部228が遠位端111から離れると、係合頭部228と係合する移動頭部231は、バネ223によって付勢されて、係合頭部228と共に遠位端111から離れる。すると、移動部材222に接続された接合軸235及び第1の移動側ユニット210が遠位端111から離れる。これにより、遠位端111に近接した位置に共焦点面Xが移動する。
これにより、第1の移動側ユニット210は、遠位端111から共焦点面Xまでの距離を変更することができる。また、移動体側ユニットに設けられた走査用アクチュエータ212が光ファイバ213の先端を駆動して、ファイバ走査型内視鏡の機能を実現する。
次に、図3から5を用いて第1の固定側ケーシング221及び第1の移動側ケーシング214の詳細について説明する。図3から5において、説明のため第1の格納部271が省略される。
第1の固定側ケーシング221は、移動用アクチュエータ224を格納するアクチュエータ格納部240と、係合部材225を格納する係合部材格納部250と、移動部材222を格納する第1の移動部材格納部260とから成る。これらの部材は、遠位端111側から、第1の移動部材格納部260、係合部材格納部250、そしてアクチュエータ格納部240の順に並べられる。
アクチュエータ格納部240は、四角筒状であって、内周側に移動用アクチュエータ224を格納する。外周面は、4つのH型形状を有するパネルを接続して成る。
係合部材格納部250は、弓形断面を持つ2つのアクチュエータ支持板251と、円筒形状を有する係合筒状部材252とから成る。アクチュエータ支持板251は、係合筒状部材252からアクチュエータ格納部240に向けて延びる。アクチュエータ支持板251の外側面と係合筒状部材252の外側面は面一である。
第1の移動部材格納部260は、円弧断面を持つ2つの第1の移動側支持板261と、円筒形状を有する第1の移動筒状部材262とから成る。第1の移動筒状部材262は、中心軸Xと同軸に配置される。
第1の移動側支持板261は、第1の移動筒状部材262の一端面から中心軸Xに沿いながら遠位端111に向けて延びる。第1の移動側支持板261の外側面と第1の移動筒状部材262の外側面は面一である。2つの第1の移動側支持板261は、中心軸Xを通る平面に対して互いに対称である。
第1の移動側ケーシング214は、円筒形状を有する第1の主格納部241と、同じく円筒形状を有する接合軸235とから主に構成される。第1の主格納部241及び接合軸235は中心軸Xと同軸に配置される。
第1の主格納部241において、遠位端111側の端面は環形状を有し、近位端側の端面は接合軸235と結合する。近位端側の端面は中心軸X上に穴を有し、接合軸235の内周面と貫通する。第1の主格納部241において近位端側の側面には、略矩形を成す2つの第1の切り欠き242が設けられる。第1の切り欠き242は、中心軸Xに沿って近位端側端部から遠位端111に向けて延びる。中心軸Xに対して直角方向から見たとき、第1の切り欠き242は外周面から内周面まで貫通する。2つの第1の切り欠き242は、中心軸Xを通る平面に対して互いに対称である。接合軸235は、細径部238の外周直径と略同じ内周直径を有する接合軸内周面243を備える。
アクチュエータ格納部240は、2つのアクチュエータ支持部に挟まれて固定される。係合部材225は移動用アクチュエータ224にねじ込まれ、係合頭部228は、係合筒状部材252の内周面を貫通する。
係合頭部228は、移動頭部231と係合する。移動頭部231に接続された移動軸部230は、バネ223及び第1の開口233の内周を貫通する。そして、第1の移動部材格納部260の端面が係合筒状部材252の端面と係合して接続される。このとき、移動軸部230の先端、つまり細径部238が第1の開口233から遠位端111に向けて突出し、接合軸内周面243と嵌合して結合される。
第1の移動側支持板261は、中心軸Xに沿って摺動自在となるように、第1の切り欠き242と係合する。これにより、第1の移動側ケーシング214は、第1の固定側ケーシング221に対し中心軸Xに沿って移動可能となる。
本実施形態によれば、係合部材225が回転したときに移動部材222が回転しようとしても、第1の移動部材格納部260及び第1の移動側ケーシング214が回転を抑止して、光学レンズ211や光ファイバ213が回転することを防止する。
さらに、移動用アクチュエータ224及び走査用アクチュエータ212を光ファイバ213の軸上に同時に設けるとともに、光ファイバ213を曲げることなく設けることができる。このため、内視鏡装置100の大きさを小型にし、かつ光ファイバ213の伝送効率を維持しながら、共焦点光学系と走査型光ファイバとを一体化することができる。
また、移動用アクチュエータ224は、第1の固定側ユニット220に固定されているため可撓部110に対して移動しない。そのため、移動用アクチュエータ224に接続されたハーネス237に、移動による破損を防止するための構成を設ける必要がない。
そして、走査用アクチュエータ212を第1の移動側ユニット210の中心軸X上、すなわち重心軸上に設けることが可能となる。第1の移動側ユニット210を移動させるとき、可撓部110の傾きの影響を受けて、第1の移動側ユニット210の移動にムラが生じることがある。しかし、走査用アクチュエータ212を第1の移動側ユニット210の重心軸上に設けることにより、移動のムラを減少させることができる。
次に、第2の実施形態による第2の内視鏡装置について図6及び7を用いて説明する。本実施形態による第2の内視鏡装置は、第2の移動部材格納部760及び第2の移動側ケーシング714の形状のみが第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略し、第2の移動部材格納部760及び第2の移動側ケーシング714について説明する。図6及び7において、説明のため第1の格納部271が省略される。
第2の固定側ケーシング721は、移動用アクチュエータ224を格納するアクチュエータ格納部240と、係合部材225を格納する係合部材格納部250と、移動部材222を格納する第2の移動部材格納部760とから成る。これらの部材は、遠位端111側から、第2の移動部材格納部760、係合部材格納部250、そしてアクチュエータ格納部240の順に並べられる。
第2の移動部材格納部760は、弓形断面を持つ2つの第2の移動側支持板761と、円筒形状を有する第2の移動筒状部材762とから成る。第2の移動筒状部材762は、中心軸Xと同軸に配置される。
第2の移動側支持板761は、第2の移動筒状部材762の一端面から中心軸Xに沿いながら遠位端111に向けて延びる。第2の移動側支持板761の外側面と第2の移動筒状部材762の外側面は面一である。2つの第2の移動側支持板761は、中心軸Xを通る平面に対して互いに対称である。
第2の移動側ケーシング714は、円筒形状を有する第2の主格納部741と、同じく円筒形状を有する接合軸235とから主に構成される。第2の主格納部741及び接合軸235は中心軸Xと同軸に配置される。
第2の主格納部741において、遠位端111側の端面は環形状を有し、近位端側の端面は接合軸235と結合する。近位端側の端面は中心軸X上に穴を有し、接合軸235の内周面と貫通する。第2の主格納部741における近位端側では、外周面の一部が軸方向に削ぎ落とされて2つの第2の切り欠き742が形成される。中心軸Xに対して直角方向から見たとき、第2の切り欠き742は長方形を成しており、内周面に貫通しない。第2の切り欠き742は、中心軸Xに沿って近位端側端部から遠位端111に向けて延びる。2つの第2の切り欠き742は、中心軸Xを通る平面に対して互いに対称である。接合軸235は、細径部238の外周直径と略同じ内周直径を有する接合軸内周面243を備える。
第2の移動側支持板761は、中心軸Xに沿って摺動自在となるように、第2の切り欠き742と係合する。これにより、第2の移動側ケーシング714は、第2の固定側ケーシング721に対し中心軸Xに沿って移動可能となる。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得る。また、第2の切り欠き742は、第2の主格納部741の外周面から内周面まで貫通しないため、第2の主格納部741の強度を保つことができる。
次に、第3の実施形態による第3の内視鏡装置について図8及び9を用いて説明する。本実施形態による第3の内視鏡装置は、第3の移動部材格納部860及び第3の移動側ケーシング814の形状のみが第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略し、第3の移動部材格納部860及び第3の移動側ケーシング814について説明する。図8及び9において、説明のため第1の格納部271が省略される。
第3の固定側ケーシング821は、移動用アクチュエータ224を格納するアクチュエータ格納部240と、係合部材225を格納する係合部材格納部250と、移動部材222を格納する第3の移動部材格納部860とから成る。これらの部材は、遠位端111側から、第3の移動部材格納部860、係合部材格納部250、そしてアクチュエータ格納部240の順に並べられる。
第3の移動部材格納部860は、円筒形状を有する第3の移動筒状部材862から成る。第3の移動筒状部材862は、中心軸Xと同軸に配置される。第3の移動筒状部材862は、内周面から外周面まで径方向に貫通し、かつ軸方向に延びるスリット861を備える。
第3の移動側ケーシング814は、円筒形状を有する第3の主格納部841と、同じく円筒形状を有する接合軸235とから主に構成される。第3の主格納部841及び接合軸235は中心軸Xと同軸に配置される。接合軸235の外側面から直角に係合突起842が突出する。係合突起842は円柱形状を有し、その突出する長さは第3の移動筒状部材862の径方向厚さと略同じである。第3の固定側ケーシング821と第3の移動側ケーシング814とが組み立てられたとき、係合突起842はスリット861に挿入される。そして、第3の移動側ケーシング814が中心軸Xに沿って進退するとき、係合突起842は、スリット861の内壁に案内されて中心軸Xに沿ってスリット861内で進退する。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得る。また、第1の切り欠き242及び第2の切り欠き742が設けられないため、第3の主格納部841の強度を保つことができる。
次に、第4の実施形態による第4の内視鏡装置について図10及び11を用いて説明する。本実施形態による第4の内視鏡装置は、第4の移動部材格納部960及び第4の移動側ケーシング914の形状のみが第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略し、第4の移動部材格納部960及び第4の移動側ケーシング914について説明する。図10及び11において、説明のため第1の格納部271が省略される。
第4の固定側ケーシング921は、移動用アクチュエータ224を格納するアクチュエータ格納部240と、係合部材225を格納する係合部材格納部250と、移動部材222を格納する第4の移動部材格納部960とから成る。これらの部材は、遠位端111側から、第4の移動部材格納部960、係合部材格納部250、そしてアクチュエータ格納部240の順に並べられる。
第4の移動部材格納部960は、円筒形状を有する第4の移動筒状部材962から成る。第4の移動筒状部材962は、中心軸Xと同軸に配置される。円筒形状を有する2本のスライド棒961が、第4の移動筒状部材962において遠位端111に近い端部から中心軸Xに沿って遠位端111に向けて延びる。2本のスライド棒961は、中心軸Xを通る平面に対して互いに対称となる位置に設けられる。
第4の移動側ケーシング914は、円筒形状を有する第4の主格納部941と、同じく円筒形状を有する接合軸235とから主に構成される。第4の主格納部941及び接合軸235は中心軸Xと同軸に配置される。円筒形状を有する2本のスライド穴942が、第4の主格納部941の近位端側端部から中心軸Xに沿って遠位端111に向けて延びる。それらが延びる長さは、中心軸Xに沿った方向に対するスライド棒961の長さよりもわずかに長い。2本のスライド穴942は、中心軸Xを通る平面に対して互いに対称となる位置に設けられる。
第4の固定側ケーシング921と第4の移動側ケーシング914とが組み立てられたとき、スライド棒961はスライド穴942に挿入される。そして、第4の移動側ケーシング914が中心軸Xに沿って進退するとき、スライド棒961は、スライド穴942に案内されて中心軸Xに沿って進退する。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得る。また、第4の移動側ケーシング914が中心軸Xに正確に沿いながら進退することができる。
なお、いずれの実施形態においても、移動頭部231、移動軸部230、第1の格納部271、及び第2の格納部236は円筒形状でなくても良い。
なお、いずれの実施形態においても、第1の格納部271の外周と第2の格納部236の外周は同じ直径でなくてもよく、第1の格納部271の側壁の厚さが第2の格納部236の厚さよりも薄くなくてもよい。
なお、いずれの実施形態においても、係合頭部228が設けられなくてもよい。
100 内視鏡装置
110 可撓部
111 遠位端
112 近位端
120 操作部
130 コネクタ
200 共焦点ユニット
210 第1の移動側ユニット
211 光学レンズ
212 走査用アクチュエータ
213 光ファイバ
214 第1の移動側ケーシング
216 カバーガラス
220 第1の固定側ユニット
221 第1の固定側ケーシング
222 移動部材
223 バネ
224 移動用アクチュエータ
225 係合部材
226 内周面
227 係合軸部
228 係合頭部
229 第1の管状部
230 移動軸部
231 移動頭部
232 第2の管状部
233 第1の開口
234 第2の開口
235 接合軸
236 第2の格納部
237 ハーネス
238 細径部
240 アクチュエータ格納部
241 第1の主格納部
242 第1の切り欠き
243 接合軸内周面
250 係合部材格納部
251 アクチュエータ支持板
252 係合筒状部材
260 第1の移動部材格納部
261 第1の移動側支持板
262 第1の移動筒状部材
271 第1の格納部

Claims (6)

  1. 回転軸回りに回転しながら進退する係合部材と、前記係合部材を格納する固定ケーシングとを有する固定ユニットと、
    前記係合部材と係合することによって回転軸方向に進退する移動ユニットと、
    前記係合部材及び前記移動ユニットを貫通しながら前記回転軸上に設けられる光ファイバとを備え、
    前記固定ケーシングは、回転軸方向に延びる固定側回転防止部材を有し、
    前記移動ユニットは、回転軸方向に延びて前記固定側回転防止部材と係合する移動側回転防止部材と、前記光ファイバの周囲に設けられて前記光ファイバを径方向に駆動する駆動部材を有するファイバ走査型内視鏡。
  2. 前記固定ケーシングは円筒形状であって、前記固定側回転防止部材は、前記固定ケーシングの一部が回転軸に沿って前記移動ユニットへ向けて伸びる板状部材であって、
    前記移動側回転防止部材は、前記固定ケーシングの周方向における前記固定側回転防止部材の幅と略同じ長さの幅の切り欠きであって、
    前記固定側回転防止部材が前記移動側回転防止部材と係合することにより、前記固定ユニットに対する前記移動ユニットの回転を抑制する請求項1に記載のファイバ走査型内視鏡。
  3. 前記固定ケーシングは円筒形状であって、前記固定側回転防止部材は、前記固定ケーシングの側面に開口する孔であって、
    前記移動側回転防止部材は、前記回転軸に対して所定の角度で前記移動ユニットから突出する棒状部材であって、
    前記固定側回転防止部材が前記移動側回転防止部材と係合することにより、前記固定ユニットに対する前記移動ユニットの回転を抑制する請求項1に記載のファイバ走査型内視鏡。
  4. 前記固定ケーシングは円柱形状であって、前記固定側回転防止部材は、前記固定ケーシングの平面に開口する孔であって、
    前記移動側回転防止部材は、前記回転軸に対して平行な角度で前記移動ユニットから突出する棒状部材であって、
    前記固定側回転防止部材が前記移動側回転防止部材と係合することにより、前記固定ユニットに対する前記移動ユニットの回転を抑制する請求項1に記載のファイバ走査型内視鏡。
  5. 前記固定ユニットは、環状に設けられて内側面に雌ねじが切られた振動部材を更に備え、
    前記係合部材は、前記振動部材の内側面と係合する雄ねじと、前記振動部材の中心軸上に貫通する第1の管状部とを有し、
    前記移動ユニットは、前記係合部材の軸方向において前記係合部材と係合する移動部材と、前記移動部材を前記係合部材に押しつけるように弾性力を加える弾性部材とを有し、
    前記移動部材は、前記係合部材と係合したときに前記第1の管状部と同軸となるように前記移動部材を貫通する第2の管状部を備え、
    前記光ファイバは、前記第1の管状部及び前記第2の管状部の内部を貫通して設けられ、
    前記振動部材が生じる振動によって前記係合部材が回転しながら軸方向に進退する請求項2から4のいずれか1に記載のファイバ走査型内視鏡。
  6. 前記移動部材に接続される光学ユニットを更に備え、前記光ファイバは前記光学ユニットの光軸上に設けられる請求項5に記載のファイバ走査型内視鏡。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014117325A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Hoya Corp 内視鏡の共焦点スキャナ
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