JP2012144366A - クレーン用燃料消費表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クレーン走行がアイドリング状態であるか否かを判定するアイドリング判定手段11と、クレーンの消費燃料を検出する消費燃料検出手段12と、アイドリング判定手段11がアイドリング状態であると判定してからの消費燃料を累積して待機時累積消費燃料を演算する待機時累積消費燃料演算手段13と、アイドリング判定手段11がアイドリング状態であると判定してからの時間を計測して待機継続時間を演算する待機継続時間演算手段14と、待機時累積消費燃料と待機継続時間とを表示するモニタ20とを備える。クレーンのオペレータが無駄に消費した燃料を認識することができ、燃費低減のための運転や操作を促すことができる。
【選択図】図1
Description
しかし、燃料表示装置は、一般車両やショベル(特許文献1)に適用した例があるものの、クレーンに適用した例はない。
第2発明のクレーン用燃料消費表示装置は、第1発明において、前記計測手段は、クレーン走行がアイドリング状態であるか否かを判定するアイドリング判定手段と、クレーンの消費燃料を検出する消費燃料検出手段と、前記アイドリング判定手段がアイドリング状態であると判定してからの前記消費燃料を累積して前記待機時累積消費燃料を演算する待機時累積消費燃料演算手段と、前記アイドリング判定手段がアイドリング状態であると判定してからの時間を計測して前記待機継続時間を演算する待機継続時間演算手段とを備え、前記モニタは、前記待機時累積消費燃料演算手段から前記待機時累積消費燃料が入力され、前記待機継続時間演算手段から前記待機継続時間が入力され、該待機時累積消費燃料と該待機継続時間とを前記モニタに表示する制御を行うモニタ制御手段とを備えることを特徴とする。
第3発明のクレーン用燃料消費表示装置は、第1または第2発明において、前記計測手段は、前記待機時累積消費燃料および前記待機継続時間に加えて、クレーン走行の走行瞬間燃費と走行平均燃費とを計測するものであり、前記モニタは、前記待機時累積消費燃料および前記待機継続時間に加えて、前記走行瞬間燃費と前記走行平均燃費とを表示するものであることを特徴とする。
第4発明のクレーン用燃料消費表示装置は、第3発明において、前記計測手段は、クレーンの消費燃料を検出する消費燃料検出手段と、前記消費燃料から前記走行瞬間燃費を演算する走行瞬間燃費演算手段と、走行状態となった時から現在までの走行距離を計測し、走行状態となった時からの前記消費燃料を累積して走行時累積消費燃料を演算し、該走行距離と該走行時累積消費燃料とから前記走行平均燃費を演算する走行平均燃費演算手段とを備え、前記モニタは、前記走行瞬間燃費演算手段から前記走行瞬間燃費が入力され、前記走行平均燃費演算手段から前記走行平均燃費が入力され、該走行瞬間燃費と該走行平均燃費とを前記モニタに表示する制御を行うモニタ制御手段とを備えることを特徴とする。
第5発明のクレーン用燃料消費表示装置は、第4発明において、前記モニタ制御手段は、前記アイドリング判定手段がアイドリング状態でないと判定している間、前記走行瞬間燃費と前記走行平均燃費とを前記モニタに表示し、前記アイドリング判定手段がアイドリング状態であると判定している間、前記待機時累積消費燃料と前記待機継続時間とを前記モニタに表示するものであることを特徴とする。
第6発明のクレーン用燃料消費表示装置は、第5発明において、前記モニタ制御手段は、前記アイドリング判定手段がアイドリング状態でないと判定している間、前記走行瞬間燃費と前記走行平均燃費とを前記モニタに表示し、前記アイドリング判定手段がアイドリング状態であると判定してから所定時間経過後に、前記待機時累積消費燃料と前記待機継続時間とを前記モニタに表示するものであることを特徴とする。
第7発明のクレーン用燃料消費表示装置は、第2、第4、第5または第6発明において、前記モニタ制御手段は、クレーンのスモールライトが点灯している間、前記モニタの背景を暗色とし、クレーンのスモールライトが消灯している間、前記モニタの背景を明色とするものであることを特徴とする。
第8発明のクレーンは、第1、第2、第3、第4、第5、第6または第7発明のクレーン用燃料消費表示装置を備えることを特徴とする。
第2発明によれば、モニタに待機時累積消費燃料と待機継続時間とを表示するので、クレーンのオペレータが無駄に消費した燃料を認識することができ、燃費低減のための運転や操作を促すことができる。
第3発明によれば、モニタに走行瞬間燃費と走行平均燃費とを表示するので、クレーンのオペレータがリアルタイムに燃費情報を得ることで燃料消費を実感でき、燃費低減のための運転や操作を促すことができる。
第4発明によれば、モニタに走行瞬間燃費と走行平均燃費とを表示するので、クレーンのオペレータがリアルタイムに燃費情報を得ることで燃料消費を実感でき、燃費低減のための運転や操作を促すことができる。
第5発明によれば、クレーンがアイドリング状態となるたびに、モニタに待機時累積消費燃料と待機継続時間とを表示するので、クレーンのオペレータが無駄に消費した燃料を認識することができ、燃費低減のための運転や操作を促すことができる。
第6発明によれば、クレーンの走行速度が0となってから所定時間経過後にアイドリング状態と判定するので、信号待ちなどで画面が切り替わらず、不必要にアイドリングストップを促すことを防止できる。
第7発明によれば、クレーンのスモールライトが点灯している間モニタの背景を暗色とするので、夜間走行中にモニタの画像が運転室のガラスに映り込むことを軽減し、画面の見やすさや、安全性を向上できる。
第8発明によれば、クレーンに備えられたモニタに待機時累積消費燃料、待機継続時間、走行瞬間燃費および走行平均燃費を表示するので、クレーンのオペレータが無駄に消費した燃料を認識することができ、燃費低減のための運転や操作を促すことができる。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るクレーン用燃料消費表示装置Aは、待機時累積消費燃料、待機継続時間、走行瞬間燃費および走行平均燃費を計測する計測手段10と、その計測手段10により計測された待機時累積消費燃料、待機継続時間、走行瞬間燃費および走行平均燃費を表示するモニタ20とを備える。また、計測手段10は、アイドリング判定手段11、消費燃料検出手段12、待機時累積消費燃料演算手段13、待機継続時間演算手段14、走行瞬間燃費演算手段15および走行平均燃費演算手段16とからなる。さらに、計測手段10とモニタ20との間にはモニタ制御手段21が設けられている。
このクレーン用燃料消費表示装置Aは、移動式クレーンに設けられる。特にモニタ20は移動式クレーンの運転室に設けられ、オペレータがモニタ20に表示された画像を確認できるようになっている。
アイドリング判定手段11には、クレーンの電装系を接続するワイヤーハーネスが接続されており、クレーンの走行速度およびシフトポジションの状態が入力されている。
なお、待機時累積消費燃料演算手段13は、クレーン走行がアイドリング状態から走行状態になったときに、待機時累積消費燃料を0に戻す。
なお、待機継続時間演算手段14は、クレーン走行がアイドリング状態から走行状態になったときに、待機継続時間を0に戻す。
なお、走行瞬間燃費演算手段15にエンジンコントロールユニットを接続し、エンジンコントロールユニットから得られる瞬間燃費(L/h)と、車速(km/h)とから走行瞬間燃費を演算するようにしてもよい。
なお、走行平均燃費演算手段16にエンジンコントロールユニットを接続し、エンジンコントロールユニットから得られるODO値から前述の走行距離を演算し、エンジンコントロールユニットから得られる瞬間燃費を累積して前述の走行時累積消費燃料を演算し、走行距離と走行時累積消費燃料とから走行平均燃費を演算するようにしてもよい。
さらになお、走行平均燃費演算手段16は、走行状態からアイドリング状態になったときに、走行平均燃費を0に戻す。
そして、アイドリング状態でない間、走行瞬間燃費と走行平均燃費とをモニタ20に表示し、アイドリング状態である間、待機時累積消費燃料と待機継続時間とをモニタ20に表示する制御を行う。
図2に示すように、走行時すなわちパワーテイクオフ装置が切の状態で、走行中には、モニタ20にはクレーン走行通常画面100が表示されている。クレーン走行通常画面100には、走行瞬間燃費バーグラフ101と走行平均燃費102が表示されている。
走行瞬間燃費バーグラフ101は、走行瞬間燃費をバーグラフとして表示するものである。また、走行瞬間燃費バーグラフ101および走行平均燃費102の単位は、km/Lの他に、mile/G、L/100kmとしてもよい。これらの単位は、クレーンの仕向け地により切り替える単位系に連動させて変更すればよい。
クレーン走行待機画面200には、走行瞬間燃費バーグラフ101と走行平均燃費102に加えて、待機時累積消費燃料201、待機継続時間202およびアイドリング状態であることを示す待機中アイコン203が表示される。また、走行瞬間燃費バーグラフ101は、アイドリング状態は無駄な燃料消費であることを示すため、全てグレーで表示する。そして、走行平均燃費102は空欄となる。その余の構成は、クレーン走行通常画面100と同様である。
このようにすれば、信号待ちなどでクレーン走行待機画面200に切り換わることを防止でき、不必要にアイドリングストップを促すことを防止できる。
具体的には、モニタ20はその背景を変更できるようになっている。モニタ制御手段21には、ワイヤーハーネスが接続されておりクレーンのスモールライトが点灯しているか消灯しているかを認識できるようになっている。そして、モニタ制御手段21はスモールライトが点灯している間、モニタ20の背景を黒色に切り替える。
なお、モニタ20をバックライトの輝度を変更できるようにし、スモールライトが点灯している間、モニタ20のバックライトの輝度を暗くするようにしてもよい。
このようにすることで、夜間走行中にモニタの画像が運転室のガラスに映り込むことを軽減し、画面の見やすさや、安全性を向上できる。
このとき、停車時、すなわちクレーンの走行速度が0であり、かつクレーンのシフトポジションがニュートラルである時のみ輝度調整ボタンの操作を受け付けるようにすれば、オペレータが運転中に輝度調整ボタンを操作することがなくなり、安全性が向上する。
なお、この場合、クレーンのパワーテイクオフ装置の入切操作では、輝度調整ボタンで調整した輝度を変更しないようにすることが好ましい。
11 アイドリング判定手段
12 消費燃料検出手段
13 待機時累積消費燃料演算手段
14 待機継続時間演算手段
15 走行瞬間燃費演算手段
16 走行平均燃費演算手段
20 モニタ
21 モニタ制御手段
Claims (8)
- 走行時のアイドリングの待機時累積消費燃料と待機継続時間とを計測する計測手段と、
前記計測手段により計測された前記待機時累積消費燃料と前記待機継続時間とを表示するモニタとを備える
ことを特徴とするクレーン用燃料消費表示装置。 - 前記計測手段は、
クレーン走行がアイドリング状態であるか否かを判定するアイドリング判定手段と、
クレーンの消費燃料を検出する消費燃料検出手段と、
前記アイドリング判定手段がアイドリング状態であると判定してからの前記消費燃料を累積して前記待機時累積消費燃料を演算する待機時累積消費燃料演算手段と、
前記アイドリング判定手段がアイドリング状態であると判定してからの時間を計測して前記待機継続時間を演算する待機継続時間演算手段とを備え、
前記モニタは、
前記待機時累積消費燃料演算手段から前記待機時累積消費燃料が入力され、前記待機継続時間演算手段から前記待機継続時間が入力され、該待機時累積消費燃料と該待機継続時間とを前記モニタに表示する制御を行うモニタ制御手段とを備える
ことを特徴とする請求項1記載のクレーン用燃料消費表示装置。 - 前記計測手段は、前記待機時累積消費燃料および前記待機継続時間に加えて、クレーン走行の走行瞬間燃費と走行平均燃費とを計測するものであり、
前記モニタは、前記待機時累積消費燃料および前記待機継続時間に加えて、前記走行瞬間燃費と前記走行平均燃費とを表示するものである
ことを特徴とする請求項1または2記載のクレーン用燃料消費表示装置。 - 前記計測手段は、
クレーンの消費燃料を検出する消費燃料検出手段と、
前記消費燃料から前記走行瞬間燃費を演算する走行瞬間燃費演算手段と、
走行状態となった時から現在までの走行距離を計測し、走行状態となった時からの前記消費燃料を累積して走行時累積消費燃料を演算し、該走行距離と該走行時累積消費燃料とから前記走行平均燃費を演算する走行平均燃費演算手段とを備え、
前記モニタは、
前記走行瞬間燃費演算手段から前記走行瞬間燃費が入力され、前記走行平均燃費演算手段から前記走行平均燃費が入力され、該走行瞬間燃費と該走行平均燃費とを前記モニタに表示する制御を行うモニタ制御手段とを備える
ことを特徴とする請求項3記載のクレーン用燃料消費表示装置。 - 前記モニタ制御手段は、
前記アイドリング判定手段がアイドリング状態でないと判定している間、前記走行瞬間燃費と前記走行平均燃費とを前記モニタに表示し、
前記アイドリング判定手段がアイドリング状態であると判定している間、前記待機時累積消費燃料と前記待機継続時間とを前記モニタに表示するものである
ことを特徴とする請求項4記載のクレーン用燃料消費表示装置。 - 前記モニタ制御手段は、
前記アイドリング判定手段がアイドリング状態でないと判定している間、前記走行瞬間燃費と前記走行平均燃費とを前記モニタに表示し、
前記アイドリング判定手段がアイドリング状態であると判定してから所定時間経過後に、前記待機時累積消費燃料と前記待機継続時間とを前記モニタに表示するものである
ことを特徴とする請求項5記載のクレーン用燃料消費表示装置。 - 前記モニタ制御手段は、
クレーンのスモールライトが点灯している間、前記モニタの背景を暗色とし、
クレーンのスモールライトが消灯している間、前記モニタの背景を明色とするものである
ことを特徴とする請求項2、4、5または6記載のクレーン用燃料消費表示装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6または7記載のクレーン用燃料消費表示装置を備える
ことを特徴とするクレーン。
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