JP2012144348A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した斜行補正を行うことのできるシート搬送装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数の搬送ローラ対503A,503Bとレジストローラ対501との間に設けられ、搬送されるシートSの斜行方向を検知するためのレジ前シート検知センサ対502a,502bからの信号に基づいて挟持圧変更部505a,505bを制御し、複数の搬送ローラ対503A,503Bのうち斜行したシートSの先行する側に位置する搬送ローラ対503Aの挟持圧を、遅れた側に位置する搬送ローラ対503Bの挟持圧よりも小さくするようする。
【選択図】図3

Description

本発明は、シート搬送装置及び画像形成装置に関し、特にシートの斜行を補正するための構成に関する。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置においては、画像形成部にシートを搬送すると共に、画像形成部に搬送するシートの斜行を補正する斜行補正部を備えた斜行補正機構を有するシート搬送装置を備えたものがある。
ここで、このような斜行補正機構としては、斜行補正部として、シートの斜行を補正すると共に、画像形成部で形成された画像とシート先端との位置合わせを行うレジストローラ対を用いるものがある。そして、シートの斜行を補正する際には、まず停止しているレジストローラ対のニップ部に、上流側の搬送ローラ対により搬送されるシートの先端を突き当てるようにしている。
これにより、シートが撓み、シートの剛度(剛性)によりシート先端がレジストローラ対のニップ線に沿うようになり、シートの斜行が補正される。なお、この後、レジストローラ対の回転を開始するタイミングを調整することにより、画像形成部で形成された画像とシート先端との位置合わせを行う。
しかし、この構成の斜行補正機構において、シートが厚紙等の剛性の大きなシートの場合、例えばレジストローラ対のニップ部にシートを突き当てると、シートの先端がレジストローラ対のニップ部を突き抜ける場合がある。この場合、シートの先端位置がずれて斜行補正が不十分になる。また、シートが薄紙等の剛性の小さなシートの場合には、撓みがうまく形成できず、シートに座屈が発生する。このように、シートの種類によって斜行補正能力にばらつきが生じる。
そこで、従来は、ループ形成にかかわるガイドを前奥(シート搬送方向と直交する幅方向)で揺動可能とし、この揺動ガイドにより、斜行により前奥でループ量が変化しても一定の押圧力をシートに付加するようにしたものがある(特許文献1参照)。
また、レジストローラ対と搬送ローラの間にシートの剛度を検知するセンサを設けるようにしたものがある。そして、このセンサの検知結果、すなわちセンサが検知したシートの剛度に応じて搬送ローラの紙送り量を制御してループ量を調整し、レジストローラ対への当接力のばらつきを抑えるようにしたものがある(特許文献2参照)。
なお、このような斜行補正機構では、搬送ローラとレジストローラ対の間に回動可能な規制板を設け、この規制板をシートの厚さに応じて回動させ、シートのレジストローラ対への当接角度を調節するようにしている。また、規制板に設けられた圧検知センサにより、ループ形成時のシートの剛度の強さを検出して搬送ローラの紙送り量を制御することにより、レジストローラ対への当接力を均一にするようにしている。
特開平07−267427号公報 特開平07−117899号公報
ところで、このような斜行補正機構を備えた従来のシート搬送装置において、揺動ガイドを用いた斜行補正機構は、シートがレジストローラ対に当接してループを形成する時に、ガイド板が揺動するという構成である。しかし、このような構成では、シートのループ部分に対して幅方向に均等の押圧力が発生するだけであり、シートのループの小さい側、すなわち斜行したシートの遅れた側を強く押すことはできない。
このため、シートの斜行量が大きな場合、斜行したシートがレジストローラ対に当接した際、シートの先行した側だけがレジストローラ対のニップを突き抜けてしまうような現象が発生する。また、シートの幅方向全面に揺動ガイドが接触するため、シートの、小さいループ側にもシートと揺動ガイドの間に摩擦抵抗が生じるようになる。この結果、小さいループ側をレジストローラ対に突き当てる力が、大きいループ側をレジストローラ対に突き当てる力よりも弱くなり、シート先端全てをレジストローラに突き当てることができない。
また、シートの剛度を検知するセンサを設ける斜行補正機構は、シートのレジストローラ対への当接角度を調節することはできても、斜行量が大きい厚紙等のシートの先行側の突き抜けを防止することができない。さらに、圧力センサを備えると共に、規制板を変位可能に設ける必要があり、この結果、部品点数が増加すると共に、構造が複雑になり、コストが高くなる。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、安定した斜行補正を行うことのできるシート搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、搬送されてくるシートの先端が当接してシートの斜行を補正する斜行補正部を備えたシート搬送装置において、シート搬送方向と直交する幅方向に並設され、前記斜行補正部に向けてシートを挟持しながら搬送する複数の搬送ローラ対と、前記複数の搬送ローラ対と前記斜行補正部との間に設けられ、搬送されるシートの先端を検知する検知部と、前記複数の搬送ローラ対の、各搬送ローラ対の挟持圧を変更する挟持圧変更部と、前記検知部からの信号に基づき、シートの斜行方向を判断し、前記複数の搬送ローラ対のうち斜行したシートの先行する側に位置する前記搬送ローラ対の挟持圧を、斜行したシートの遅れた側に位置する前記搬送ローラ対の挟持圧よりも小さくするよう前記挟持圧変更部を制御する制御部と、を備えることを特徴とするものである。
本発明のように、斜行したシートの先行する側に位置する搬送ローラ対の挟持圧を、遅れた側に位置する搬送ローラ対の挟持圧よりも小さくするようすることにより、安定した斜行補正を行うことができる。
本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の一例であるカラー複写機の概略構成を示す図。 上記シート搬送装置に設けられた斜行補正機構の構成を示す側面図。 上記斜行補正機構の平面図。 上記斜行補正機構に設けられた挟持圧変更部の構成を説明する図。 上記シート搬送装置の制御ブロック図。 上記斜行補正機構のシートの斜行補正動作を説明するフローチャート。 上記挟持圧変更部の他の構成を説明する図。 本発明の第2の実施の形態に係るシート搬送装置に設けられた斜行補正機構の構成を説明する図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳しく説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の一例であるカラー複写機の概略構成を示す図である。
図1において、200はカラー複写機、201はカラー複写機本体(以下、装置本体という)である。この装置本体201には画像形成部202、シートSを給送する給紙部203、給紙部203から給送されたシートSを搬送するシート搬送装置204が設けられている。また、装置本体201の上部にはリーダ部205が設けられている。
ここで、リーダ部205は、原稿台ガラス31と、原稿台ガラス31に対して開閉可能な原稿圧着板32と、原稿Oの画像面を照射する光源等を備え、原稿を走査する移動光学系33と、光電変換素子(固体撮像素子)であるCCD34を備えている。
また、画像形成部202には、不図示のモータにより反時計回りの方向に回転する像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、感光体ドラムという)、帯電器2、レーザスキャナ3が配設されている。また、画像形成部202には、感光体ドラム上の残トナーをクリーニングするクリーナ装置7、現像ユニット401等が配設されている。
感光体ドラム1は反時計回りに所定の速度で回転駆動され、その表面が帯電手段としての帯電器2により所定の極性・電位に一様に帯電される。また、レーザスキャナ3は、レーザ出力部、ポリゴンミラー、結像レンズ、折り返しミラー等を有し、不図示の画像処理部から入力される画像情報信号に対応して変調されたレーザ光(光信号)を出力し、回転する感光体ドラム1の帯電処理面を走査露光する。そして、このようにレーザスキャナ3によって走査露光することにより、感光体ドラム1の表面に静電潜像が形成される。
現像ユニット401は、矢印Aで示す反時計回りに回転するロータリー41と、ロータリー41に装着されたフルカラー現像のためのブラック用現像器4及び不図示のイエロー用、マゼンタ用、シアン用現像器の4色の現像器を有している。さらに、現像ユニット401は、後述するクリア単色モードの際に使用される例えば色の付いていないトナーであるクリアトナーを有するクリア現像器を有している。
また、この現像ユニット401は、ロータリー41が所定の制御タイミングにて所定の角度、矢印方向に回転することにより、各色現像器が感光体ドラム1と対向する現像位置に切り換えられて配置される。そして、各色現像器により、1色毎、静電潜像を現像することにより感光体ドラム上にトナー画像が順次形成される。なお、この現像ユニット401は、不図示のトナーカートリッジ部より現像剤としてのトナーを必要時随時補給されるべく、補給パイプ400を備えている。
図1において、8は4色のトナー画像を重ねて転写した後、シートSへ画像を転写する無端状の中間転写ベルト5、感光体ドラム1上に現像された各色のトナー画像を中間転写ベルト5に転写するための1次転写ローラ6等を備えた中間転写ベルトユニットである。ここで、中間転写ベルト5は可撓性を有する誘電材製のエンドレスベルトであり、複数のローラ5a〜5g間に懸回張設されている。なお、この中間転写ベルト5は、例えばローラ5aを駆動ローラとして、感光体ドラム1の回転速度とほぼ同じ速度で時計回りに回転駆動される。
また、この中間転写ベルト5の外面はローラ5b,5c間において感光体ドラム1に接触しており、この接触部が1次転写ニップ部T1である。そして、この1次転写ニップ部T1において、中間転写ベルト5の感光体ドラム1側と反対側に1次転写ローラ6が、中間転写ベルト5の内面に接して配設されている。
この1次転写ローラ6には、1次転写電圧が印加されるようになっており、この1次転写電圧の印加により、感光体ドラム1上に現像された各色のトナー画像が中間転写ベルト5に転写される。なお、この中間転写ベルト5上の残留トナーは、中間転写ベルト5を清掃する清掃部であるベルトクリーニングユニット16により掻き落とされるようになっている。
また、15は中間転写ベルト5からシートSへトナー画像を転写する2次転写外ローラであり、この2次転写外ローラ15は中間転写ベルト5に対して不図示の加圧制御機構により接離可能に設けられている。なお、この2次転写外ローラ15は、シートSへトナー画像を転写する際には、中間転写ベルト5が懸回張設されているローラ5a〜5gの内の1つのローラ5gに対して中間転写ベルト5を挟んで圧接する第1の位置に移動する。
そして、このように第1位置に移動することにより、中間転写ベルト5の外面との間に2次転写ニップ部T2が形成される。また、2次転写外ローラ15は、シートSへのトナー画像の転写を行わない待機時には、中間転写ベルト5の外面から離間した第2位置に移動する。なお、2次転写ニップ部T2の下流側には、シート上の未定着画像を定着する定着部18が設けられている。
給紙部203には、シートSを収容して装置本体201に着脱自在な給紙カセット81〜84が設けられている。この給紙カセット81〜84に収納されたシートSはピックアップローラ11により送り出されるようになっている。また、この給紙部203は、マルチ手差しトレイ85を備えており、マルチ手差しトレイ85に収納されたシートはピックアップローラ11等により送り出されるようになっている。
また、シート搬送装置204は、レジストローラ対501と、後述するようにトナー画像が転写されたシートを定着部18に搬送する搬送ベルトユニット17を備えている。ここで、レジストローラ対501は、シートSの姿勢位置精度を高め、中間転写ベルト上のトナー画像に合わせてシートSをタイミングよく送り出すためのものであり、2次転写ニップ部T2の上流側に設けられている。なお、300は、カラー複写機200の画像形成動作及び後述する斜行補正機構500の斜行補正動作を制御する演算制御部であるCPUである。
次に、このような構成のカラー複写機200の画像形成動作について説明する。
移動光学系33が原稿Oを照らしながら移動し、原稿Oの画像面を走査する。そして、この原稿走査光がCCD34に結像されてRGB(レッド・グリーン・ブルー)の三原色で色分解読取りされる。
この後、読取られたRGBの各信号は不図示の画像処理部に入力され、画像処理部において種々の画像処理が施された後、レーザスキャナ3に画像情報信号として出力される。そして、レーザスキャナ3は、この画像情報信号を光信号に変調し、この変調した光信号を1色目の光信号としてレンズ及び各反射ミラーを経て感光体ドラム上に照射する。なお、このとき感光体ドラム1は、予め帯電器2により所定の極性・電位に一様に帯電されており、光信号が照射されることによって静電潜像が形成される。
次に、現像ユニット401内に配された複数の現像器のうち選択された1色目の色に対応した現像器により静電潜像が現像され、1色目のトナー画像が形成される。この後、感光体ドラム上に形成されたトナー画像は1次転写ニップ部T1において1次転写ローラ6により中間転写ベルト5上に転写される。
ここで、カラーモードの場合には、トナー画像が転写された中間転写ベルト5は次のトナー画像が形成転写されるよう更に回転する。なお、この間、現像ユニット401は次の指定カラーの現像器を感光体ドラム1に対向するよう矢印B方向に90°回転し、次の静電潜像を現像する準備をする。
そして、このようにして1色目の1次転写が終わった後、以降、1色目同様、2色目、3色目、4色目と潜像、現像、1次転写を繰り返すことにより中間転写ベルト5上に各色のトナー画像が順次重ねられていく。
一方、このような画像形成動作に並行して所定の制御タイミングで、給紙カセット81〜84、或いはマルチ手差しトレイ85のうち、予め選択された、例えば給紙カセット81のピックアップローラ11が駆動される。これにより、給紙カセット81に収容されたシートSが1枚分離されて送り出され、この後、シートパス13を経て搬送ローラ対503及びレジストローラ対501を備えた斜行補正機構500に送られる。
なお、搬送ローラ対503からシートを搬送する際、レジストローラ対501は停止しており、このように停止した状態のレジストローラ対501に搬送されてくるシートSが当接することにより、シートSの斜行が補正される。この後、レジストローラ対501により、タイミングが合わされて中間転写ベルト5と2次転写外ローラ15とにより構成される2次転写ニップ部T2に送られる。なお、このとき、2次転写外ローラ15は所定の制御タイミングで第1位置に移動している。
次に、シートSは、この2次転写ニップ部T2を挟持搬送される。そして、この間、2次転写外ローラ15に所定の2次転写電圧が印加されることにより中間転写ベルト5上の複数色からなるトナー画像がシートS上に静電的に一括転写され、シートS上には未定着のトナー画像が形成(転写)される。
次に、このように2次転写ニップ部T2に送られ、2次転写外ローラ15によりトナー画像が転写されたシートSは、中間転写ベルト5の面から分離して搬送ベルトユニット17によって定着部18へ搬送される。そして、この定着部18において加熱及び加圧されることにより、未定着トナー画像がシートS上に融着されて定着画像となる。この後、トナー画像が定着されたシートSは搬送パス19を通って排紙ローラ対82に搬送され、排紙ローラ対82により、排紙トレイ20上に排出される。
ここで、本カラー複写機200は、後述する厚紙モードの他、両面プリントモード及び多重プリントモードが選択可能となっている。このため、再度シートSに画像を転写、定着させる際のシート搬送パス25,26を備えている。そして、両面プリントモードや多重プリントモードが選択された場合、シート搬送パス25,26により、定着部18を出た片面画像形成済み又は1回目画像形成済みのシートを表裏反転、もしくは表裏反転させないで2次転写ニップ部T2へ再搬送する。
例えば、両面プリントモードが選択された場合には、まず定着部18を出たシートは、切換部材26にてシート搬送パス21へ導かれ、この後、反転ローラ22にて反転する。これにより、シートは、シート後端側を先端として切換部材27の切り換えにより図中右方向へ搬送され、デカーラ23に搬送される。次に、デカーラ23にてカールが補正され、この後、幅方向の位置を横レジ検知センサ24にて検知され、シート搬送パス25へと送られる。
なお、このデカーラ23は、シートが再度2次転写ニップ部T2に送られる際、下向き(上凸形態)のカールになる様、カール補正の向きが設定されている。これは、シートが逆の上向き(下凸形態)にカールした場合、シート先端がニップ部入り口に引っかかる、或いは入り難い、搬送され難い、ニップへのシートの入りと出の際のシートの跳ねが大きい等が原因の二次転写不良(画像不良)が生じるためである。
また、横レジ検知センサ24にて検知されたシート端部の位置情報は、裏面の画像の主走査方向の書き込み位置の補正用に用いられる。これにより、両面搬送パス中にシートの主走査方向の位置に変動が生じても、1面目の画像とほぼ同じ主走査位置に画像を形成することが可能となる。この後、シートSは再度定着部18を通過し、搬送パス19を経由し、排紙ローラ対82を経由し、排紙トレイ20上に排出される。
なお、シートを反転し表裏逆向きに排出する際には、切換部材26によりシートをシート搬送パス21へ導く。次に、反転ローラ22にてシートを反転し、シート後端側を先端として切換部材28にて反転パス30へ搬送し、この後、デカーラ29にてカール補正され、排紙トレイ20上に排出される。なお、デカーラ29は、排紙トレイ上に下向きのカールを形成して排出するように設定されている。ここで、下向きのカールを形成し排出するのは、排紙トレイ20上のシートの積載状態を良好に保つ為である。
また、デカーラ29は、シートを反転し、表裏逆向きに排出する際に使用する搬送パス中に設けられている。そして、このデカーラ29は、反転ローラ22にて反転された後、切換部材27を作動させず図中上方へ反転搬送した後、切換部材28にて排紙ローラ側にシート搬送向きを切り替え、排紙トレイ上に下向きのカールを形成し排出する役割を有する。なお、このようにシートに下向きのカールを形成し、排出するのは排紙トレイ20上のシートの積載状態を良好に保つためである。
図2は、斜行補正機構500の構成を示す側面図、図3は、その平面図である。図2及び図3に示すように、斜行補正機構500は、斜行補正部であるレジストローラ対501と、シートをレジストローラ対501に向けて挟持搬送する搬送ローラ対503(503a,503b)とを備えている。また、搬送ローラ対503により、停止しているレジストローラ対501に搬送されたシートが上方に撓み(ループ)を形成することができるように配置された上ガイド504を備えている。
さらに、搬送ローラ対503とレジストローラ対501との間の、シート搬送方向と直交する幅方向の両側である前奥に取付けられた2つのレジ前シート検知センサ対502(502a,502b)を備えている。なお、本実施の形態においては、2つのレジ前シート検知センサ対502により、後述するように、搬送されるシートの斜行方向を検知するようにしているが、幅方向に検知部としてラインセンサを設けることによってもシートの斜行方向を検知することができる。
搬送ローラ対503は、幅方向に2つ並設されている。そして、この2つの搬送ローラ対503A,503Bをそれぞれ構成する2つのローラ503a,503bのうち、上方のローラ503aは、下方のローラ503bに対して挟持圧(圧接圧)が変更可能に圧接している。そして、この上方のローラ503aの下方のローラ503bに対する挟持圧は、搬送ローラ対503A,503Bに対してそれぞれ設けられた挟持圧変更部505(505a,505b)により変更可能となっている。
この挟持圧変更部505は、図4に示すように上方のローラ503aの搬送ローラ軸509を支持する軸受510を下方に付勢するバネ506と、バネ506を支持する支持部材507と、支持部材507を下方に押圧するカム508を備えている。そして、カム508を、カム駆動モータM1により駆動して回転させ、バネ506に抗して支持部材507及び軸受510を上下方向に移動させることにより上方のローラ503aの下方のローラ503bに対する挟持圧(圧接圧)を変更することができる。
なお、本実施の形態においては、2つの挟持圧変更部505a,505bを独立して作動させるようにしており、これにより幅方向に並設された搬送ローラ対503A,503Bの、各搬送ローラ対503A,503Bの挟持圧を独立して変化させることができる。そして、このように搬送ローラ対503A,503Bの挟持圧を独立して変化させることにより、搬送ローラ対503A,503Bのシート搬送力を幅方向において変化させることができる。
図5は、本実施の形態に係るシート搬送装置204の制御ブロック図である。図5に示すように、レジ前シート検知センサ対502を構成するレジ前シート検知センサ(前側)502aと、レジ前シート検知センサ(奥側)502bの検知信号は、CPU300に入力される。また、このCPU300(演算制御部)には、挟持圧変更部505a,505bに設けられたカム駆動モータM1と、レジストローラ対501を駆動するレジストローラ駆動モータM2が接続されている。
そして、シート搬送路を通過するシートの先端(シート搬送方向下流側端)を、レジ前シート検知センサ(前側)502a及びレジ前シート検知センサ(奥側)502bにより検知するようにしている。制御部であるCPU300は、この2つ(複数)のセンサ502a,505bからの検知信号、すなわちセンサ502a,505bのシート検知タイミングに基づいてシートの斜行方向を判断する。
ここで、この後、斜行したシートが停止しているレジストローラ対501に当接すると、シートは撓みながらレジストローラ対501のニップに倣うようになるが、斜行量が大きな場合、シートの先行した側が、遅れた側に比べて大きなループを形成するようになる。この結果、シートの先行した側がレジストローラ対501を突き抜けてしまう場合がある。
そこで、本実施の形態においては、CPU300は判断したシートの斜行方向に応じて斜行したシートの先行する側に位置する搬送ローラ対503の挟持圧を、斜行したシートの遅れた側に位置する搬送ローラ対503の挟持圧よりも小さくする。例えば、CPU300は、シートの先行する側に位置する搬送ローラ対503の挟持圧変更部505を作動させ、搬送ローラ対503の挟持圧を低減するようにしている。これにより、停止しているレジストローラ対501に斜行したシートを、ループの小さい側を大きい側よりも強く押し付けることができ、この結果、シート先端がレジストローラ対501のニップに倣いやすくなる。
次に、このような本実施の形態に係る斜行補正機構500のシートの斜行補正動作について図6に示すフローチャートを用いて説明する。画像形成動作が開始されると、第1〜第4の給紙カセット81〜84、或いはマルチ手差しトレイ85の複数の給紙部のいずれか、或いは両面印刷時に、シート搬送パス25から搬送されたシートSが搬送ローラ対503に搬送される。そして、シートSは搬送ローラ対503よってレジストローラ対501に向けて搬送される(S001)。
この際、シート先端が、搬送ローラ対503とレジストローラ対501の途中に配置されたシート検知センサ502を通過する(S002)。そして、シート先端を検知したセンサ502a,505bから信号がCPU300に入力され、CPU300は、それぞれのセンサ502a,505bのシート検知タイミングによってシートの斜行方向を判断する。ここで、CPU300は、このようにして判断したシートの斜行方向に応じて幅方向前側、奥側の搬送ローラ対503A,503Bの挟持圧を独立して解除、あるいはシートと搬送ローラ対503A,503Bがスリップする圧まで挟持圧を低減させる。
例えば、レジ前シート検知センサ(前側)502aが先にシートを検知すると(S003のY)、CPU300は、シートの先行する側に位置する搬送ローラ対503Bの挟持圧を低減するよう挟持圧変更部505aを作動させる。具体的には、前側カム駆動モータM1aを駆動する(S004)。また、図3に示すような斜行状態(斜行方向)でシートSが搬送されてきた場合、レジ前シート検知センサ(奥側)502bが先にシートを検知する。そして、レジ前シート検知センサ(奥側)502bが先にシートを検知すると(S003のN)、CPU300は、シートの先行する側に位置する搬送ローラ対503Bの挟持圧を低減するよう挟持圧変更部505bを作動させる。具体的には、前側カム駆動モータM1bを駆動する(S005)。
そして、このように搬送ローラ対503の挟持圧を解除あるいは低減させた後、搬送ローラ対503によりシートをレジストローラ対501のニップまで搬送する。これにより、シートは斜行したまま、先端の前側あるいは奥側のどちらかが先に停止状態のレジストローラ対501のニップに当接する(S006)。この後、シートの剛度によってシート先端がレジストローラ対501のニップに倣いながら上ガイド504の下方でループを形成する(S007)。
ここで、この際、シートの幅方向で先行している側の搬送ローラ対503の挟持圧を解圧、あるいは低減させていることにより、幅方向で、ループの小さい側が大きい側よりも強くレジストローラ対501のニップに押し付けられる。これにより、シート先端がレジストローラ対501のニップに倣いやすくなり、斜行量が大きな場合でも、シートの斜行を補正することができる。
次に、このようにシートの斜行を補正した後、所定のタイミングで挟持圧変更部505を作動させ、シートの先行する側に位置する搬送ローラ対503の挟持圧を元の大きさに戻す(S008)。そして、このように搬送ローラ対503の挟持圧を戻した後に、タイミングに合わせてレジストローラ対501を駆動し(S009)、シートを2次転写部へ搬送する。
このように、本実施の形態においては、斜行したシートの先行する側に位置する搬送ローラ対の挟持圧を、遅れた側に位置する搬送ローラ対の挟持圧よりも小さくするようにしている。これにより、ループ形成時に、ループが小さい側にループが大きい側の搬送力よりも大きな搬送力を与えることができ、シート先端がレジストローラ対501のニップに倣わせやすくなる。この結果、安定したループを形成することができ、安定した斜行補正を行うことができる。
なお、本実施の形態に係るカラー複写機200は、剛性の大きな厚紙に対して画像を形成する厚紙モードを備えている。そして、厚紙モードの場合は、ユーザーが、画像形成されるシートのサイズや坪量等の情報を設定する。あるいは、搬送パス中に設けられた、紙厚検知センサによって、画像形成されるシートの厚さを検知する。
そして、設定されたシートのサイズや坪量等の情報や、検知されたシートの厚さにより、例えばシートが厚紙(坪量106g/mm以上)と判断した場合には、シート先端がレジストローラ先端に達する前に、搬送ローラの挟持圧を一様に低減させる。これにより、厚紙がレジストローラに当接する際の、剛度による先端突き抜けを防止することが可能となり、シート厚による斜行補正能力のばらつきを軽減することができる。
以上説明したように、本実施の形態においては、シートの斜行補正を行う際に、並設された搬送ローラのシート挟持圧をシートの斜行方向によって独立して変化させることにより、ループ形成時に、ループが小さい側のみに搬送力を与えることができる。これにより、シート先端をレジストローラ対、あるいはシャッタ部材の母線上にならわせやすくなり、安定したループ形成、ひいては斜行補正を行うことが可能となる。
なお、これまでの説明において、挟持圧変更部505としては、カムを回転させることにより搬送ローラ対503の挟持圧を変化させる構成について説明してきたが、本発明は、これに限らない。例えば、図7に示すように、ソレノイド514を、搬送ローラ軸509を支持する軸受510とリンクさせ、ソレノイドのON/OFFにより、揺動軸512aを中心にリンク部材512を揺動させ、搬送ローラ対503の挟持圧を変化させるようにしても良い。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図8は、本実施の形態に係るシート搬送装置に設けられた斜行補正機構の構成を説明する図である。なお、図8において、既述した図2と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図8において、520は搬送ローラ対であり、この搬送ローラ対520を構成するローラ521,522のうちの上方のローラ521の軸521aには斜行補正部であるシャッタ部材515が回転可能に取り付けられている。ここで、このシャッタ部材515は、搬送ローラ対503から搬送されたシートに当接する当接部521bを備えると共に、不図示の付勢部材により、シート搬送方向と逆方向に付勢されている。
そして、搬送ローラ対503により搬送されたシートSの先端がシャッタ部材515の当接部521bに突き当たると、シートSは撓んでループを形成しながらシャッタ部材515を押圧する。この結果、シートの先端が撓みながらシャッタ部材515に倣うようになり、シートの斜行が補正される。なお、このように斜行が補正された後、シートは、シャッタ部材515を付勢力に抗してシートと当接する位置から、シートに接触しながらシートを通過させる位置に移動させながら通過していく。
ここで、斜行量が大きな場合、シートの先行した側が、遅れた側に比べて大きなループを形成するようになる。この結果、シートの先端がシャッタ部材515に倣う前にシャッタ部材515を回転させてしまう場合がある。そこで、本実施の形態においても、シートの先行する側に位置する搬送ローラ対503の挟持圧変更部505を作動させ、搬送ローラ対503の挟持圧を低減するようにしている。
これにより、シートと当接する位置に停止しているシャッタ部材515に斜行したシートを、ループの小さい側を大きい側よりも強く押し付けることができ、この結果、シート先端がシャッタ部材515に倣いやすくなる。この結果、高精度にシートの斜行を補正することができる。
200…カラー複写機、201…カラー複写機本体、202…画像形成部、204…シート搬送装置、300…CPU、500…斜行補正機構、501…レジストローラ対、502(502a,502b)…レジ前シート検知センサ対、503(503A,503B)…搬送ローラ対、505(505a,505b)…挟持圧変更部、515…シャッタ部材、520…搬送ローラ対、S…シート

Claims (7)

  1. 搬送されてくるシートの先端が当接してシートの斜行を補正する斜行補正部を備えたシート搬送装置において、
    シート搬送方向と直交する幅方向に並設され、前記斜行補正部に向けてシートを挟持しながら搬送する複数の搬送ローラ対と、
    前記複数の搬送ローラ対と前記斜行補正部との間に設けられ、搬送されるシートの先端を検知する検知部と、
    前記複数の搬送ローラ対の、各搬送ローラ対の挟持圧を変更する挟持圧変更部と、
    前記検知部からの信号に基づき、シートの斜行方向を判断し、前記複数の搬送ローラ対のうち斜行したシートの先行する側に位置する前記搬送ローラ対の挟持圧を、斜行したシートの遅れた側に位置する前記搬送ローラ対の挟持圧よりも小さくするよう前記挟持圧変更部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記検知部は、幅方向に並設され、搬送されるシートのシート搬送方向下流側端を検知する複数の検知センサにより構成され、
    前記制御部は、前記複数の検知センサの検知タイミングに応じてシートの斜行方向を判断し、前記挟持圧変更部を制御することを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記挟持圧変更部は、前記複数の搬送ローラ対の挟持圧を独立して変更可能であることを特徴とする請求項1又は2記載のシート搬送装置。
  4. 前記斜行補正部は、停止した状態で前記複数の搬送ローラにより搬送されたシートと当接し、シートを撓ませながらシートの斜行を補正するレジストローラ対であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記斜行補正部は、前記複数の搬送ローラにより搬送されたシートと当接する当接部を有し、前記当接部に当接したシートを撓ませながらシートの斜行を補正し、斜行が補正されたシートにより押圧されて回転しながらシートを通過させるシャッタ部材であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 剛性の大きなシートを搬送するモードを備え、
    前記モードが選択されたときには、前記斜行補正部にシートが達する前に、前記複数の搬送ローラ対の挟持圧を小さくすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 画像形成部と、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014065553A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Konica Minolta Inc 画像形成装置
US10209662B2 (en) 2016-01-06 2019-02-19 Hp Printing Korea Co., Ltd. Scanner apparatus, image forming apparatus employing the same, and skew correction method
JP2021100873A (ja) * 2019-12-24 2021-07-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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