JP2012142722A - 読取装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ADFにおいて、原稿の副走査方向(搬送方向)のサイズを検出する速度を向上させること。
【解決手段】 原稿の副走査方向(搬送方向)のサイズを検出する際に、原稿の主走査方向(搬送方向に直交する方向)のサイズに対応する原稿の副走査方向(搬送方向)の範囲のみを解析する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、読取装置、制御方法、及びプログラムに関する。
デジタル複写機などの画像形成装置における画像形成動作では、原稿の読み取り前に原稿サイズ・向きを検出し、画像の読み取り範囲を確定した後に、読取装置がその範囲の画像の読み取りを実行している。そして、読み取った原稿の画像データを記憶装置に記憶し、必要に応じて記憶装置から画像データを読み出し、読み出した画像データに各種の処理を施した後、その画像データに基づいて画像を転写紙上に形成している。
このように、画像読み取り前に予め原稿サイズ・向きを検出する主な理由としては、以下のことが挙げられる。原稿サイズに応じた画像の読取範囲分のみを読み取る場合に、記憶装置に読み取る画像データを蓄積するだけの空き容量があるか否かのチェックをする為。また、複数の給紙段に異なるサイズの転写紙を収納して、原稿サイズに応じて自動的に給紙段を選択して画像形成を行う場合に、原稿サイズに対応するサイズの転写紙がなければ、読み取りを行う前に警告する為。また、原稿画像を指定された転写紙サイズに合わせて変倍する自動転写紙指定変倍を実行する場合に、変倍率を確定する為に原稿のサイズが予め必要である為。以上が、画像の読み取り前に予め原稿サイズを検出し、画像の読み取り範囲を確定する主な理由である。
ここで、画像形成装置には、原稿を原稿読取位置に自動的に供給するADF(自動原稿給送装置)を備えたものがある。例えば、コンタクトガラス上に原稿を送って原稿画像の読み取りを行うようにしたものが特開平6−035271号公報、特開2003−283765号公報に開示されている。これらの開示された技術によれば、原稿サイズ・向きが混載の場合であっても、原稿画像の読み取り前に原稿サイズを確定することができる。
特開平6−035271号公報 特開2003−283765号公報
原稿を搬送しながら原稿画像の読み取りを行ういわゆる循環タイプの一般的なADFでは、通常モード(原稿サイズ非混載)の場合には、原稿台上に副走査方向(原稿搬送方向)に配設された複数の原稿長さ検出センサにより原稿の長さを検出している。また原稿台上に主走査方向(原稿搬送方向に対して直交する方向)に配設された複数の原稿幅検出センサにより原稿幅を検出しており、これにより、原稿サイズ・向きを原稿画像の読み取り前に確定することができる。
しかしながら、原稿混載モードの場合には、原稿台上の原稿長さ検出センサでは、原稿の長さが判断できない。これに対し例えば、原稿搬送経路中にレジストセンサを設け、原稿の先端がレジストセンサを通過してから原稿の後端がレジストセンサを通過するまでの経過時間により原稿の長さを判断し、原稿サイズを決定するということが行なわれている。
しかし、この場合、レジストセンサと画像読み取り位置が近い為に、原稿の後端がレジストセンサを通過する前に原稿の先端が読み取り位置に到達してしまう。このことにより、レジストセンサにより原稿の後端の検出がされた後に、原稿を循環搬送経路に沿って搬送して原稿読取位置へ再び搬送している。このため、原稿画像読み取り開始までに時間がかかり生産性が低下してしまうという問題がある。
一方で、原稿読取位置までに最大サイズの原稿の長さを判定ができるように原稿搬送経路の距離を長くし、原稿読取位置に原稿の先端が到達する前に原稿の後端がレジストセンサを通過するようにすることが考えられる。しかし、これも原稿画像読み取り開始までに時間がかかり生産性が低下してしまうという問題がある。さらに、この場合には、装置が大型化してしまうという問題がある。
次に検出センサを使わずに画像解析を行うことで、原稿サイズを検出するような構成も考えられる。
この構成では、ADFから読み込んだデータを一旦、メモリにスプールし、そのスプールしたデータに対して有効領域/無効領域の判断を行う。このような構成ではセンサを使用しないため、デバイスの小型化は図れるが、読み込んだ画像を一旦メモリにスプールするため、システムに必要なメモリの容量が増大することと、メモリへのアクセス頻度が高まるため、システムパフォーマンスの低下を及ぼす可能性がある。
本発明は、ADFにおいて、原稿の副走査方向(搬送方向)のサイズを検出する速度を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る読取装置は、原稿を搬送する搬送手段と、前記原稿の主走査方向のサイズを検知する第1の検知手段と、前記第1の検知手段により検知されたサイズに応じて、前記原稿の副走査方向のサイズ検知する際に解析すべき副走査方向の範囲を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された範囲を解析することによって、前記原稿の副走査方向のサイズを検知する第2の検知手段と、前記原稿を前記第1の検知手段により検知されたサイズで主走査し前記第2の検知手段により検知されたサイズで副走査することによって、当該原稿を読み取る読取手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ADFにおいて、原稿の副走査方向(搬送方向)のサイズを検出する速度を向上させることが可能となる。
コントローラの構成例を示すブロック図である。 複写機の概観例を示す図である。 スキャナ部の構造例を示す図である。 操作ユニットの構成例を示す図である。 スキャナIF画像処理部の構成例を示すブロック図である。 本実施例におけるADFから原稿を読み取る際の処理フロー図である。 本実施例における定型サイズとしてサポートする例である。 本実施例における既知の主走査サイズから候補となる副走査サイズを列挙する一例である。 本実施例におけるライン解析を行う際の処理フロー図である。 本実施例における原稿の副走査サイズを決定する際の処理フロー図である。 本実施例におけるライン解析を行う際の画素毎の解析方法を示した図および式である。
〔第1の実施形態〕
図1は、第1の実施形態に係る複写機の外観図である。
プリント部120は、画像データに基づき用紙に画像を印刷する。なお、第1の実施形態において、印刷方式は電子写真方式であるが、印刷方式は他の印刷方式であってもよい。
用紙カセット121、122、123には、プリント部120により印刷される前の用紙が保持される。
排紙トレイ124には、プリント部120により印字された後の用紙が排出される。
スキャナ部140は、原稿を読み取り画像データを入力する。原稿は、原稿フィーダ141の原稿トレイ142にセットすることにより読み取られる。スキャナ部140は、原稿フィーダ141のトレイ142から原稿を1枚ずつ流して原稿の読み取りを行う(以下、この動作モードを原稿流し読みモードと呼ぶ。)。また、スキャナ部140は、後述する原稿台の上に原稿を置くことで原稿の読み取りを行うこともできる(以下、この動作モードを原稿固定読みモードと呼ぶ。)。
操作部160は、プリント部120における印刷の指示やスキャナ部140における読み取りの指示等の各種操作を、ユーザから受け付ける。
図2は、第1の実施形態に係るスキャナ部140の主要構成及び読取動作を示す概略図である。
原稿100は、照明ランプ1402により照射され、その反射光は、ミラー1403、1404、1405を経て、レンズ1406によりCCDセンサ1407上に結像される。CCDセンサ1407に入力された反射光はセンサによって電気信号に変換され、その画素の電気信号は図示しないA/D変換器によってデジタルデータに変換され、コントローラ200に画素信号Dinとして入力される。第1ミラーユニット1409は照明ランプ1402、ミラー1403を含み、第2ミラーユニット1410はミラー1404、1405を含む。
原稿流し定読みモードにおける読取動作は、次の通りである。原稿100は、トレイ142上に置かれる。原稿100は、駆動ローラ1401により、トレイ142から原稿台ガラス1400上を通って矢印の方向へ等速で搬送される。原稿流し読みモードでは、第1ミラーユニット1409と第2ミラーユニット1410は移動せず固定させ、原稿を読み取る。流し読みモードでは、トレイ142上にセットした原稿は自動で次々に読み取られるため、大量の原稿を連続して高速に読み取ることが可能である。本実施形態では、この搬送路中に、原稿の両端を検知するためにあるセンサ1411により、搬送方向と直行する方向の原稿の幅を検知する。即ち、本実施形態では、搬送方向に対する原稿の長さを検知するためのセンサは設けないので、搬送距離の短縮が可能となる。
原稿固定読みモードにおける読取動作は、次の通りである。原稿100は、原稿台ガラス1400上に置かれる。第1ミラーユニット1409及び第2ミラーユニット1410は、モータ1408により駆動される。第1ミラーユニット1409が速度vで移動し、第2ミラーユニット1410が速度1/2vで移動することにより、原稿100を走査する。
図3は、第1の実施形態に係る操作部160の構成を示す図である。
液晶操作パネル161は、液晶とタッチパネルを組み合わせたものであり、操作画面を表示するとともに、ユーザにより表示キーが押されると、その情報をコントローラ200に送られる。
スタートキー162は、原稿の読み取りや画像の印刷を開始させる指示や、その他機能を開始させる指示を入力するために用いられる。スタートキーには、緑色と赤色の2色のLEDが組み込まれ、緑色点灯時には開始可能を示し、赤色点灯時には開始不可であることを示す。
ストップキー163は、稼動中の動作を停止させる指示を入力するために用いられる。
ハードキー群164には、テンキー、クリアキー、リセットキー、ガイドキー、ユーザーモードキー等が設けられる。
図4は、第1の実施形態に係る複写機の構成を示すブロック図である。
コントローラ200は、LAN10、ケーブル11、公衆回線12、プリント部120、スキャナ部140、操作部160と接続され、複写機の動作を統括的に制御するとともに、画像データやデバイス情報の入出力制御を行う。
CPU2100は、複写機全体を制御するプロセッサであり、ROM2120に記憶された制御プログラム等に基づいて、接続中の各種デバイスとのアクセスを統括的に制御する。さらに、CPU2100は、コントローラ200内部で行われる各種処理についても統括的に制御する。
RAM2110は、システムワークメモリであり、画像データや後述するゴミ検知処理に必要なデータ等を一時記憶する。
ROM2120は、ブートROMであり、システムのブートプログラムを格納する。
HDD2130は、ハードディスクドライブであり、主に、コンピュータを起動・動作させるために必要なシステムソフトウェアや画像データ等を格納する。なお、これらのデータは、HDD2130に限らず、電源が切れても記憶保持可能な記憶媒体に格納してもよい。
LANC2200は、LAN10に接続され、ユーザPC20との間で出力用画像データの入出力や機器制御に関わる情報の入出力を行う。
ローカルIF2210は、ケーブル11接続され、ユーザPC21との間で出力用画像データの入出力や機器制御に関わる情報の入出力を行う。
MODEM2220は、公衆回線12に接続され、出力用画像データの入出力や機器制御に関わる情報の入出力を行う。
プリンタIF画像処理部2300は、プリンタ120に接続され、プリンタ120と通信を行う。また、プリンタIF画像処理部2300は、画像データの同期系/非同期系の変換やプリント出力のための画像処理を行う。
スキャナIF画像処理部2400は、スキャナ部140に接続され、スキャナ部140と通信を行う。また、スキャナIF画像処理部2400は、画像データの同期系/非同期系の変換や後述するゴミ検知処理やゴミ補正処理等の画像処理を行う。なお、スキャナIF画像処理部2400の詳細は、図5を用いて後述する。
操作部IF2500は、操作部160に接続され、操作部160に表示するデータをコントローラ200から操作部160に出力し、ユーザが操作部160にて入力した情報を操作部160からコントローラ200に入力する。
図5は、第1の実施形態に係るスキャナIF画像処理部2400の構成を示すブロック図である。
スキャナIF画像処理部2400には、スキャナ部140が出力するDinの画素信号(図2参照)が入力される。
シェーディング補正部2410は、公知の技術を用いて、画像が一様な明るさになるように、光学系や撮像系の特性による輝度ムラに対して補正処理を施す。シェーディング補正処理の施された画素信号Dshは、後段(ガンマ補正部2420,サイズ検知部2440)に出力される。
ガンマ補正部2420は、公知の技術を用いて、読み取り素子と機器との間の色特性の差を補正する。ガンマ補正処理の施された画素信号Dgは、後段(フィルタ処理部2430)へ出力される。
フィルタ処理部2430は、公知の技術を用いて、読み取り素子の状態や環境によって発生する画像データのノイズを抑制する。フィルタ処理の施された画素信号Dfは、後段(遍倍処理部2450)へ出力される。
サイズ検知部2440は、入力されてきた画像データを画素毎にデジタル強度を解析し、原稿の終端かどうかの判断を行い、原稿のサイズを決定する。原稿のサイズSは、他のモジュール(ガンマ補正部2420,フィルタ処理部2430,遍倍処理部2450)に通知される。
遍倍処理部2450は、公知の技術を用いて、読み取り原稿と出力原稿のサイズから遍倍率を算出し、出力原稿のサイズに合うように、画像データの遍倍を行う。遍倍処理を施された画像信号Doutは、DMAC(不図示)に転送され、次の処理部へと送られる。
図6は、第1の実施形態に係る複写機の読取動作を示すフローチャートである。なお、図6に示すフローチャートの動作は、CPU2100がROM2120に記憶されたプログラムをRAM2110に読み出し実行することにより実現される。
図6では、定型のサイズとしてA5、A4、A3、B5、B4、がある場合を例に説明するが、定型のサイズとしてこれら以外のサイズを追加してもよい。
まず、センサ1411により、原稿の主走査方向のサイズを検知する(S0101)。
次に、サイズ検知部2440により、S0101で検知された原稿の主走査方向のサイズが定形長であるか否か判断する(S0102)。例えば、S0101で検知された原稿の主走査方向のサイズが図9のX1,X2,X3の何れかとほぼ等しかった場合、S0101で検知された原稿の主走査方向のサイズが定形長であると判断する。S0101で検知された原稿の主走査方向のサイズが定形長であると判断された場合、S0103に移行する。S0101で検知された原稿の主走査方向のサイズが定形長でないと判断された場合、S0110に移行する。
S0102で、S0101で検知された原稿の主走査方向のサイズが定形長であると判断された場合、特定のラインに対して原稿の終端を検出するための解析を実行する(S0103〜S0109)。
まず、S0101で検知されたサイズを原稿の主走査方向のサイズとして各画像処理モジュールに設定する(S0103)。例えば、S0101で検知された原稿の主走査方向のサイズが図9のX2であった場合、X2を原稿の主走査方向のサイズとして各画像処理モジュールに設定する。
次に、S0107で原稿の終端を検出するための解析を実行するラインの範囲を決定する(S0104)。S0104の詳細は、図7を用いて後述する。
次に、原稿を1ライン読み取り画像データを入力する(S0105)。
次に、S0105で読み取ったラインがS0104で決定した原稿の終端を検出するための解析を実行するラインであるか否かを判断する(S0106)。例えば、原稿の主走査方向のサイズがX2のとき、S0105で読み取ったラインが図8のy1〜y2又はy3〜y4であった場合、S0105で読み取ったラインがS0104で決定した原稿の終端を検出するための解析を実行するラインであると判断する。S0106で、S0105で読み取ったラインがS0104で決定した原稿の終端を検出するための解析を実行するラインであると判断された場合、S0107に移行する。S0106で、S0105で読み取ったラインがS0104で決定した原稿の終端を検出するための解析を実行するラインでないと判断された場合、S0108に移行する。
次に、S0105で読み取ったラインに対して原稿の終端を検出するための解析を実行する(S0107)。S0107の詳細は、図8を用いて後述する。
次に、S0107で解析を実行した結果S0105で読み取ったラインが原稿の終端として検出されたか否かを判断する(S0108)。S0108で、S0107で解析を実行した結果S0105で読み取ったラインが原稿の終端として検出されたと判断された場合、処理を終了する。S0108で、S0107で解析を実行した結果S0105で読み取ったラインが原稿の終端として検出されなかったと判断された場合、S0109に移行する。
次に、S0105で読み取ったラインで原稿の読み取りが全ラインに対して終了したか否かを判断する(S0109)。S0109で、S0105で読み取ったラインで原稿の読み取りが全ラインに対して終了したと判断された場合、処理を終了する。S0109で、S0105で読み取ったラインで原稿の読み取りが全ラインに対して終了していないと判断された場合、S0105に移行する。
なお、S0109からS0105に移行する際には、読み取るラインが1つ次のラインとなる。
S0102で、S0101で検知された原稿の主走査方向のサイズが定形長でないと判断された場合、全部のラインに対して原稿の終端を検出するための解析を実行する(S0110〜S0113)。
まず、原稿を1ライン読み取り画像データを入力する(S0110)。
次に、S0110で読み取ったラインに対して原稿の終端を検出するための解析を実行する(S0111)。S0111の詳細は、図8を用いて後述する。
次に、S0111で解析を実行した結果S0110で読み取ったラインが原稿の終端として検出されたか否かを判断する(S0112)。S0112で、S0111で解析を実行した結果S0110で読み取ったラインが原稿の終端として検出されたと判断された場合、処理を終了する。S0112で、S0111で解析を実行した結果S0110で読み取ったラインが原稿の終端として検出されなかったと判断された場合、S0113に移行する。
次に、S0110で読み取ったラインで原稿の読み取りが全ラインに対して終了したか否かを判断する(S0113)。S0113で、S0110で読み取ったラインで原稿の読み取りが全ラインに対して終了したと判断された場合、処理を終了する。S0113で、S0110で読み取ったラインで原稿の読み取りが全ラインに対して終了していないと判断された場合、S0110に移行する。
なお、S0113からS0110に移行する際には、読み取るラインが1つ次のラインとなる。
図7は、第1の実施形態に係る解析ラインの範囲の決定(S0104)の詳細を示すフローチャートである。なお、図7に示すフローチャートの動作は、CPU2100がROM2120に記憶されたプログラムをRAM2110に読み出し実行することにより実現される。
まず、S0103で設定された原稿の主走査方向のサイズを確認する(S0201)。
次に、S2101で確認した原稿の主走査方向のサイズが図9のX1に対応するサイズであるか否かを判断する(S0202)。S0202で、S2101で確認した原稿の主走査方向のサイズが図9のX1に対応するサイズであると判断された場合、S0203に移行する。S0202で、S2101で確認した原稿の主走査方向のサイズが図9のX1に対応するサイズでないと判断された場合、S0204に移行する。
S0202で、S2101で確認した原稿の主走査方向のサイズが図9のX1に対応するサイズであると判断された場合、図9のY1とY4を原稿の副走査方向のサイズの候補として設定する(S0203)。S0203は、原稿がA5横又はA4縦だったときに対応する。
S0202で、S2101で確認した原稿の主走査方向のサイズが図9のX1に対応するサイズでないと判断された場合、S2101で確認した原稿の主走査方向のサイズが図9のX2に対応するサイズであるか否かを判断する(S0204)。S0204で、S2101で確認した原稿の主走査方向のサイズが図9のX2に対応するサイズであると判断された場合、S0205に移行する。S0204で、S2101で確認した原稿の主走査方向のサイズが図9のX2に対応するサイズでないと判断された場合、S0206に移行する。
S0204で、S2101で確認した原稿の主走査方向のサイズが図9のX2に対応するサイズであると判断された場合、図9のY2とY5を原稿の副走査方向のサイズの候補として設定する(S0205)。S0205は、原稿がB5横又はB4縦だったときに対応する。
S0204で、S2101で確認した原稿の主走査方向のサイズが図9のX2に対応するサイズでないと判断された場合、図9のY3とY4を原稿の副走査方向のサイズの候補として設定する(S0206)。S0203は、原稿がA4横又はA3縦だったときに対応する。
次に、S0203、S0205又はS0206で設定された原稿の副走査方向のサイズの候補に基づき、それらの近傍のラインをS0107で原稿の終端を検出するための解析を実行するラインの範囲として決定する(S0207)。例えば、S0205で図9のY2とY5が原稿の副走査方向のサイズの候補として設定された場合、図10のy1〜y2又はy3〜y4をS0107で原稿の終端を検出するための解析を実行するラインとして決定する。
図8は、第1の実施形態に係る1ライン解析(S0107、S0111)の詳細を示すフローチャートである。なお、図8に示すフローチャートの動作は、CPU2100がROM2120に記憶されたプログラムをRAM2110に読み出し実行することにより実現される。
まず、図11の式(1)のr(1ライン目を解析する際に用いる値)を設定する(S0301)。例えば、白板を読み取ったときの輝度値をrに設定する。
次に、図11の式(3)のR(ある画素とその隣接画素との輝度値の差分の閾値)を設定する(S0302)。例えば、白色の輝度値と黒色の輝度値の差分の80%をRに設定する。
次に、図11の式(4)のP(ある画素とその隣接画素との輝度値の差分の閾値以上であるときにインクリメントする累積値の閾値を示す値)を設定する(S0303)。例えば、読取解像度が300dpiである場合に100と設定する。
次に、解析ラインの中の1画素を抽出する(S0304)。例えば、nライン目のm番目の画素を抽出する。
次に、S0304で抽出した1画素の輝度値とその画素に隣接する画素の輝度値との差分を算出する(S0305)。この算出を実行する際には、図11の式(1)又は式(2)を用いる。式(1)は、S0304で抽出した画素が解析ライン範囲の1番目のラインの画素である場合に用いる。例えば、図11のd(m、1)のラインを解析する場合に用いる。式(2)は、S0304で抽出した画素が解析ライン範囲の2番目以降のラインの画素である場合に用いる。例えば、図11のd(m、2)以降のラインを解析する場合に用いる。
次に、S0305で算出した差分g(m,n)が閾値R以上か否かを判断する(S0306)。差分g(m,n)が閾値R以上である場合には、S0307に移行する。差分g(m,n)が閾値R以上でない場合には、S0309に移行する。
S0306でYESだった場合、累積値Cをインクリメントする(S0307)。すなわち、S307は式(3)に対応する。
次に、S0307でインクリメントした累積値Cが閾値P以上か否かを判断する(S0308)。累積値Cが閾値P以上である場合には、S0310に移行する。累積値Cが閾値P以上でない場合には、S0309に移行する。
S0306でNO又はS0308でNOだった場合、1ライン分の解析が終了したか否かを判断する(S0309)。1ライン分の解析が終了した場合には、メインルーチンに戻る。1ライン分の解析が終了していない場合には、S304に移行する。
S0308でYESだった場合、原稿の副走査方向(搬送方向)の終端を検出したと決定し、メインルーチンに戻る。
以上のように、本発明では、ADFでの原稿の読み取りにおいて、原稿の副走査方向(搬送方向)のサイズを検出する際に、主走査方向のサイズに対応する副走査方向の範囲のみを解析する。
これにより、消費電力の抑制にもつながる。具体的には、図10に示すように、ラインの解析を行わない時にはサイズ検知部2440への電力供給を停止させるようにすればよい。
本発明によれば、ADFにおいて、原稿の副走査方向(搬送方向)のサイズを検出する速度を向上させることが可能となる。
また、搬送方向の原稿サイズを検知するためにセンサを設ける必要がなく、デジタルデータの解析により機能を実現するので、センサの削減及び原稿搬送経路の距離を短縮し、装置の小型化を実現することが可能となる。
また、デジタルデータを解析する際に必要最低限の範囲のみを解析するため、低消費電力化に有効となる。
〔他の実施形態〕
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。
即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (7)

  1. 原稿を搬送する搬送手段と、
    前記原稿の主走査方向のサイズを検知する第1の検知手段と、
    前記第1の検知手段により検知されたサイズに応じて、前記原稿の副走査方向のサイズ検知する際に解析すべき副走査方向の範囲を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された範囲を解析することによって、前記原稿の副走査方向のサイズを検知する第2の検知手段と、
    前記原稿を前記第1の検知手段により検知されたサイズで主走査し前記第2の検知手段により検知されたサイズで副走査することによって、当該原稿を読み取る読取手段と
    を有することを特徴とする読取装置。
  2. 前記第2の検知手段は、前記第1の検知手段により検知されたサイズが定型サイズであった場合に、前記決定手段により決定された範囲を解析することによって、前記原稿の副走査方向のサイズを検知することを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
  3. 前記第2の検知手段は、前記第1の検知手段により検知されたサイズが定型サイズでなかった場合に、副走査方向の全範囲を解析することによって、前記原稿の副走査方向のサイズを検知することを特徴とする請求項1又は2に記載の読取装置。
  4. 前記第2の検知手段は、前記読取手段が前記原稿の前記決定手段により決定された範囲を読み取っている間に、電力が供給されることを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の読取装置。
  5. 前記第2の検知手段は、前記読取手段が前記原稿の前記決定手段により決定された範囲以外の部分を読み取っている間に、電力が供給されないことを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の読取装置。
  6. 読取装置の制御方法であって、
    原稿を搬送する搬送工程と、
    前記原稿の主走査方向のサイズを検知する第1の検知工程と、
    前記第1の検知工程により検知されたサイズに応じて、前記原稿の副走査方向のサイズ検知する際に解析すべき副走査方向の範囲を決定する決定工程と、
    前記決定工程により決定された範囲を解析することによって、前記原稿の副走査方向のサイズを検知する第2の検知工程と、
    前記原稿を前記第1の検知工程により検知されたサイズで主走査し前記第2の検知工程により検知されたサイズで副走査することによって、当該原稿を読み取る読取工程と
    を有することを特徴とする制御方法。
  7. 読取装置に、
    原稿を搬送する搬送工程と、
    前記原稿の主走査方向のサイズを検知する第1の検知工程と、
    前記第1の検知工程により検知されたサイズに応じて、前記原稿の副走査方向のサイズ検知する際に解析すべき副走査方向の範囲を決定する決定工程と、
    前記決定工程により決定された範囲を解析することによって、前記原稿の副走査方向のサイズを検知する第2の検知工程と、
    前記原稿を前記第1の検知工程により検知されたサイズで主走査し前記第2の検知工程により検知されたサイズで副走査することによって、当該原稿を読み取る読取工程と
    を実行させるためのプログラム。
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JP2014030087A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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