JP2012142153A - 電池 - Google Patents

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紘之 森本
Iwao Honda
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久雄 岩田
Tetsuya Yamada
哲也 山田
Naoyuki Nagai
直之 長井
Tadashi Yoshida
正 吉田
Kazuhiro Yoshizumi
和洋 吉住
Shinji Ogawa
真司 小川
Yuki Ishii
佑樹 石井
Takeo Ohira
丈夫 大平
Takahiro Okimoto
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Abstract

【課題】負極板と正極板の相対的な位置ずれを抑止(防止)することを可能にし、高性能で信頼性の高い電池を提供する。
【解決手段】略矩形状の第一電極板2と、第一電極板2を内包した袋状セパレータ4と、袋状セパレータ4に重ねて配設される略矩形状の第二電極板1とを備えるとともに、袋状セパレータ4と第二電極板1の互いに向かい合う対向面1a、4a同士に、係止し合って袋状セパレータ4と第二電極板1の位置ずれを防止する係止構造20を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、正極板と負極板とがセパレータを介して積層された電池に関する。
実用上用いられる電池として、高出力なリチウムイオン二次電池がある。このリチウムイオン二次電池の形態としては、略矩形状の正極板と負極板とがセパレータを介して複数積層される積層型と、一対の帯状の正極板と負極板とがセパレータを介して積層された後に捲回される捲回型とに大別されている(以下、正極板と負極板を総称して「電極板」とも称する)。これらの電池を構成する正極板及び負極板は、アルミニウム箔や銅箔等の集電体に、それぞれ正極用、負極用の活物質が塗工されて互いに対向している(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
そして、これらの電池では、互いに対向した面(対向面)間、すなわち負極板の面と正極板の面とで互いに積層方向において重なっている部分の面間でリチウムイオンの授受が主に行われる。
特許第4293247号公報 特開2009−301798号公報
ところで、上記構成からなる従来の電池では、電池の使用時に不測の外力等によって、積層された正極板と負極板との相対位置がずれてしまうことがある。そして、相対位置のずれにより正極板の活物質の塗工面と負極板の活物質の塗工面とが積層方向において重なった部分の面積が減少すると、正極板と負極板の間でリチウムイオンの授受が好適に行えず、所望の電池性能が発揮されなくなってしまう。
また、正極板1と負極板2との相対位置がずれ、リチウムイオンの授受が好適に行えなくなることにより、図13(a)に示すように、リチウム3が正極板1に析出して突起状に成長し、セパレータ4を突き破り、短絡を発生させるおそれが生じる。
さらに、図13(b)に示すように、集電材に塗工した活性物にバリ5が生じている場合があり、正極板1と負極板2との相対位置がずれるとともに、このバリ5がセパレータ4を突き破り、短絡を発生させるおそれが生じる。
本発明の電池は、略矩形状の第一電極板と、前記第一電極板を内包した袋状セパレータと、前記袋状セパレータに重ねて配設される略矩形状の第二電極板とを備えるとともに、前記袋状セパレータと前記第二電極板の互いに向かい合う対向面同士に、係止し合って前記袋状セパレータと前記第二電極板の位置ずれを防止する係止構造を備えていることを特徴とする。
この発明においては、袋状セパレータと第二電極板の互いに向かい合う対向面同士が係止構造によって係止され、この係止構造によって袋状セパレータと第二電極板を位置決めして保持することが可能になり、結果として第一電極板と第二電極板との相対的な位置ずれを抑止(防止)することが可能になる。
本発明の電池においては、袋状セパレータと第二電極板の互いに向かい合う対向面同士が係止構造によって係止されて、第一電極板と第二電極板との相対的な位置ずれを抑止(防止)できるため、第一電極板と第二電極板(正負の電極板)がずれて所望の電池性能が発揮されなくなったり、突起状の析出物やバリがセパレータを突き破って、短絡が生じるおそれを解消することができ、高性能で信頼性の高い電池を提供することが可能になる。
二次電池を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る電池(電池積層体)及び係止構造を示す側断面図である。 図2のX1−X1線矢視図であり、正極板を示す正面図である。 図2のX2−X2線矢視図であり、負極板を内包したセパレータを示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係る電池(電池積層体)及び係止構造を示す側断面図である。 本発明の第2実施形態に係る電池(電池積層体)及び係止構造を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る係止構造及び負極板を内包したセパレータを示す正面図である。 本発明の第3実施形態に係る電池(電池積層体)及び係止構造を示す側断面図である。 本発明の第3実施形態に係る電池(電池積層体)を示す正面図である。 本発明の第3実施形態に係る電池(電池積層体)の変形例を示す正面図である。 本発明の第4実施形態に係る電池(電池積層体)を示す正面図である。 セパレータと正極板の対向面を高摩擦化処理する方法を示す図である。 リチウム析出物や活物質のバリがセパレータを突き破った状態を示す図である。
以下、図1から図4を参照し、本発明の第1実施形態に係る電池について説明する。なお、本実施形態では、電池がリチウムイオン二次電池であるものとして説明を行う。また、本実施形態では、本発明に係る第一電極板を負極板、第二電極板を正極板として説明を行うが、本発明は第一電極板が正極板、第二電極板が負極板であってもよい。
本実施形態の電池Aは、図1に示すように、複数の正極板(第二電極板)1と、複数の負極板(第一電極板)2と、それぞれの正極板1とそれぞれの負極板2との間に配置されるセパレータ(複数の負極板2のそれぞれを覆う袋状セパレータ4)と、不図示の電解液と、これらを収納する電池缶6とを備えている。
正極板1は、アルミニウム箔を略矩形状に加工した集電体に、例えば3元系材料LiNixCoyMnzO(x+y+z=1)で構成される正極活物質を塗工した正極板本体7と、この正極板本体の端部から伸びる正極タブ8とを備えている。
負極板2は、銅箔を略矩形状に加工した集電体に、例えばカーボン材料(人造黒鉛等)で構成される負極活物質を塗工した負極板本体9と、この負極板2の端部から伸びる負極タブ10とを備えている。
正極板本体7と正極タブ8は、上記した正極活物質が正極板本体7に塗工された後に、打ち抜き型で打ち抜くことによって一体形成される。同様に、負極板本体9と負極タブ10についても、上記した負極活物質が負極板本体9に塗工された後に、打ち抜き型で打ち抜くことによって一体形成される。なお、正極タブ8と負極タブ10とを総称して、電極タブと称する。
セパレータ4は、多孔質のポリエチレン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂等で形成されている。また、本実施形態では、セパレータ4が、負極板本体9よりやや面積の大きい略矩形の形状の第一セパレータ11と、第一セパレータ11と実質的に同じ形状の第二セパレータ12とで、負極板本体9を挟みこんだ上、第一および第二セパレータ11、12の4辺をヒートシーラーで融着(熱により溶融された後に、加圧により接着されること)することで形成される。これにより、負極板2の負極板本体9が袋状に形成されたセパレータ4に内包される。また、このとき、負極タブ10の一部がセパレータ4から露出している。
そして、これら正極板1と、負極板2を内包したセパレータ4とを重ねて複数積層することで、電極積層体13が形成される。なお、図示は省略したが、電極積層体13の両端の電極板は袋状のセパレータ4に内包された負極板2であり、電池缶6との短絡を防止している。
また、正極タブ8は、電池缶6の一面に固定されている正極端子14とリード15を介して電気的に接続され、負極板2の負極タブ10は、電池缶6の上記一面に固定されている負極端子16とリード15を介して電気的に接続される。
一方、本実施形態の電池Aは、上記のように正極板1と負極板2とセパレータ4と電解液と電池缶6を備えるとともに、図2から図4に示すように、正極板1とセパレータ4の互いに向かい合う対向面1a、4a同士に、係止し合って正極板1とセパレータ4の位置ずれを防止する係止構造20を備えている。
また、本実施形態において、この係止構造20は、セパレータ4の対向面4aに一端を接続して突設された鉤状の第1係止片20aと、正極板1の対向面1aに一端を接続して突設された鉤状の第2係止片20bとで構成されている。これら第1及び第2係止片20a、20bは、正極板1とセパレータ4を互いの対向面1a、4aが向き合う所定位置に配設するとともに互いにかみ合って係合するように、正極板1とセパレータ4の対向面1a、4aの所定位置に設けられている。また、第1及び第2係止片20a、20bは、正極板1とセパレータ4の対向面1a、4aにそれぞれ3つ(3箇所)以上設けられていることが好ましく、本実施形態では正極板1とセパレータ4の対向面1a、4aにそれぞれ、4つずつ設けられている。
さらに、本実施形態では、第1係止片20aがセパレータ4と同じ材料を用いて形成され、第2係止片20bが正極板1と同じ材料を用いて形成されている。また、第1係止片20aはセパレータ4に、第2係止片20bは正極板1にそれぞれ、一端を超音波溶接などによって接続されている。
そして、このように構成した係止構造20を備える本実施形態の電池Aにおいては、セパレータ4の対向面4aに設けられた第1係止片20aと、正極板1の対向面1aに設けられた第2係止片20bとが正極板1とセパレータ4を所定位置に配設するとともに係合し、正極板1とセパレータ4の互いに向かい合う対向面1a、4a同士が係止される。
これにより、正極板1と、負極板2を内包したセパレータ4とを重ねて電極積層体13を形成した際に、確実に隣り合うセパレータ4と正極板1を位置決め保持することが可能になり、結果として負極板2と正極板1の相対的な位置ずれを抑止(防止)することが可能になる。
したがって、従来のように負極板2と正極板1がずれて所望の電池性能が発揮されなくなったり、突起状のリチウム析出物3や活物質のバリ5がセパレータ4を突き破って、短絡が生じるおそれを解消することができ、高性能で信頼性の高い電池Aを提供することが可能になる。
以上、本発明に係る電池の第1実施形態について説明したが、本発明は上記の第1実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本発明に係る係止構造20の第1係止片20aと第2係止片20bは、互いに係合可能な鉤状に形成されていればよく、図2から図4に示した形状に限定する必要はない。また、これら第1係止片20aと第2係止片20bの数、設置位置、設置方法、材質等についても特に限定を必要としない。
また、本実施形態では、電池Aがリチウムイオン二次電池であるものとして説明を行ったが、本発明は、リチウムイオン二次電池以外の他の二次電池や、一次電池など、セパレータ4を介して正極板1と負極板2とが積層されるあらゆる電池に適用可能である。
次に、図1、図5から図7を参照し、本発明の第2実施形態に係る電池について説明する。ここで、本実施形態では、第1実施形態に対し係止構造の構成のみが異なり、他の構成は第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と同様の構成に対して同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の係止構造21は、図5から図7に示すように、セパレータ4及び負極板2(第一電極板)に貫通形成された第1貫通孔22と、正極板1(第二電極板)に貫通形成された第2貫通孔23と、例えば樹脂棒などの絶縁性を有する棒状の係止部材24とで構成されている。
また、第1貫通孔22と第2貫通孔23は、正極板1とセパレータ4を互いの対向面1a、4aが向き合う所定位置に配設した状態で連通するように、正極板1とセパレータ4の対向面1a、4aの所定位置に開口形成されている。なお、第1貫通孔22と第2貫通孔23は、一つの極1、2に対して3箇所以上設けられていることが好ましく、本実施形態では、第1貫通孔22と第2貫通孔23がそれぞれ、正極板1とセパレータ4(及び負極板2)の対向面1a、4aの各コーナー側に形成され、一つの極に対して4つずつ設けられている。
また、セパレータ4及び負極板2に貫通形成した第1貫通孔22は、その内周縁を熱溶着して(すなわち、負極板2を挟んで両側のセパレータ4同士を熱溶着させて)、第1貫通孔22を形成する負極板2の内周縁が露出しないよう処理されている。
そして、複数の正極板1と、負極板2を内包したセパレータ4とを重ねて複数積層すると、各正極板1に形成された第2貫通孔23と、各負極板2及びセパレータ4に形成された第1貫通孔22とが連通する。また、この連通した第1貫通孔22と第2貫通孔23に係止部材24を挿通する。
これにより、本実施形態の電極Bにおいては、係止部材24で串刺しにした形で電極積層体13が形成され、確実に正極板1とセパレータ4を係止部材24によって位置決め保持することができ、正極板1と負極板2の相対的な位置ずれを抑止(防止)することが可能になる。
よって、第1実施形態と同様、従来のように負極板2と正極板1がずれて所望の電池性能が発揮されなくなったり、突起状の析出物3やバリ5がセパレータ4を突き破って、短絡が生じるおそれを解消することができ、高性能で信頼性の高い電池Bを提供することが可能になる。
また、本実施形態の電極Bにおいては、係止部材24で串刺しにした形で電極積層体13が形成されるため、電極積層体13の強度を増大させることも可能になる。
以上、本発明に係る電池の第2実施形態について説明したが、本発明は上記の第2実施形態に限定されるものではなく、第1実施形態の変更例を含め、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本発明に係る係止構造21の第1貫通孔22と第2貫通孔23は、互いに連通するように形成されていればよく、また、係止部材24は互いに連通した第1貫通孔22と第2貫通孔23に挿通可能に形成されていればよく、第1貫通孔22及び第2貫通孔23と、係止部材24の形状、数、設置位置等は特に限定を必要としない。
次に、図8及び図9を参照し、本発明の第3実施形態に係る電池について説明する。本実施形態では、第1及び第2実施形態に対して係止構造の構成のみが異なるため、第1及び第2実施形態と同様の構成に対して同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の係止構造25は、図8及び図9に示すように、セパレータ4の対向面4aに形成された係止凸部26と、正極板1の対向面1aに形成された係止凹部27とで構成されている。
そして、これら係止凸部26と係止凹部27は、正極板1とセパレータ4を互いの対向面1a、4aが向き合う所定位置に配設するとともに互いに係合するように、正極板1とセパレータ4の対向面1a、4aの所定位置に設けられている。また、係止凸部26と係止凹部27は、正極板1とセパレータ4の対向面1a、4aにそれぞれ3つ(3箇所)以上設けられていることが好ましく、本実施形態では正極板1とセパレータ4の対向面1a、4aにそれぞれ、4つずつ設けられている。
また、係止凸部26は、セパレータ4と同じ材料(材質)であっても異なる材料であってもよく、例えばセパレータ4を熱で溶かしながら形成したり、突起体を熱溶着して形成すればよい。一方、係止凹部27は、例えば正極板1をプレス加工して形成すればよい。
そして、このように構成した係止構造25を備える本実施形態の電池Cにおいては、セパレータ4の対向面4aに設けられた係止凸部26と、正極板1の対向面1aに設けられた係止凹部27とが、セパレータ4と正極板1を所定位置に配設するとともに係合し、互いに係合した係止凸部26と係止凹部27によってセパレータ4と正極板1の互いに向かい合う対向面1a、4a同士が係止される。
これにより、正極板1と、負極板2を内包したセパレータ4とを重ねて電極積層体13を形成した際に、確実に隣り合うセパレータ4と正極板1を位置決め保持することが可能になり、負極板2と正極板1の相対的な位置ずれを抑止(防止)することが可能になる。
したがって、第1及び第2実施形態と同様、従来のように負極板2と正極板1がずれて所望の電池性能が発揮されなくなったり、突起状の析出物3やバリ5がセパレータ4を突き破って、短絡が生じるおそれを解消することができ、高性能で信頼性の高い電池Cを提供することが可能になる。
以上、本発明に係る電池の第3実施形態について説明したが、本発明は上記の第3実施形態に限定されるものではなく、第1及び第2実施形態の変更例を含め、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本発明に係る係止構造25の係止凸部26と係止凹部27は、セパレータ4と正極板1を所定位置に配設するとともに係合して、セパレータ4と正極板1の互いに向かい合う対向面1a、4a同士を係止することが可能であれば、その形状、数、設置位置、材質等は特に限定を必要としない。例えば、負極タブ10に係止凹部27、正極タブ8に係止凸部26を設けるようにしてもよい。
また、図10に示すように、正極板1を切り欠きして係止凹部27を形成し、この切り欠きの係止凹部26にセパレータ4に形成した係止凸部26が引っかかることで、セパレータ4と正極板1の互いに向かい合う対向面1a、4a同士を係止するように構成してもよい。
次に、図11及び図12を参照し、本発明の第4実施形態に係る電池について説明する。本実施形態は、第1から第3実施形態に対して係止構造の構成のみが異なるため、第1から第3実施形態と同様の構成に対して同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態では、正極板1とセパレータ4を、互いの対向面1a、4a同士を接触させて積層して電極積層体13が形成されている。そして、本実施形態の係止構造30は、図11及び図12に示すように、セパレータ4と正極板1のそれぞれの対向面1a、4aを凹凸状に形成し高摩擦化処理して構成されている。
ここで、本実施形態では、図12(a)、(b)に示すように、セパレータ4で内包された負極板2と正極板1をそれぞれ、ローラー面を凹凸状に形成した一対のローラー31、32の間に通すことによって、セパレータ4と正極板1のそれぞれの対向面1a、4aに微細突起33を形成し、セパレータ4と正極板1のそれぞれの対向面1a、4aを凹凸状に形成して高摩擦化処理する。
そして、このように構成した係止構造30を備える本実施形態の電池Dにおいては、セパレータ4と正極板1の互いに接触する対向面1a、4a同士が高摩擦化処理されていることによって、確実にセパレータ4と正極板1を摩擦力で位置決め保持することができ、負極板2と正極板1の相対的な位置ずれを抑止(防止)することが可能になる。
よって、本実施形態においても、従来のように負極板2と正極板1がずれて所望の電池性能が発揮されなくなったり、突起状の析出物3やバリ5がセパレータ4を突き破って、短絡が生じるおそれを解消することができ、高性能で信頼性の高い電池Dを提供することが可能になる。
以上、本発明に係る電池の第4実施形態について説明したが、本発明は上記の第4実施形態に限定されるものではなく、第1から第3実施形態の変更例を含め、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、セパレータ4で内包された負極板2と正極板1をそれぞれ、ローラー面を凹凸状に形成した一対のローラー31、32の間に通すことによって、セパレータ4と正極板1の対向面1a、4aを高摩擦化処理するものとしたが、適宜他の手法を用いてセパレータ4と正極板1のそれぞれの対向面1a、4aを凹凸状に形成することで、高摩擦化処理を施すようにしてもよい。
1 正極板(第二電極板)
1a 対向面
2 負極板(第一電極板)
3 リチウムの析出物
4 セパレータ
4a 対向面
5 活物質のバリ
6 電池缶
7 正極板本体
8 正極タブ
9 負極板本体
10 負極板タブ
11 第一セパレータ
12 第二セパレータ
13 電極積層体
14 正極端子
15 リード
16 負極端子
20 係止構造
20a 第1係止片
20b 第2係止片
21 係止構造
22 第1貫通孔
23 第2貫通孔
24 係止部材
25 係止構造
26 係止凸部
27 係止凹部
30 係止構造
31 ローラー
32 ローラー
33 微細突起
A 電池
B 電池
C 電池
D 電池

Claims (5)

  1. 略矩形状の第一電極板と、
    前記第一電極板を内包した袋状セパレータと、
    前記袋状セパレータに重ねて配設される略矩形状の第二電極板とを備えるとともに、
    前記袋状セパレータと前記第二電極板の互いに向かい合う対向面同士に、係止し合って前記袋状セパレータと前記第二電極板の位置ずれを防止する係止構造を備えていることを特徴とする電池。
  2. 請求項1記載の電池において、
    前記係止構造が、前記袋状セパレータの対向面に一端を接続して突設された鉤状の第1係止片と、
    前記第二電極板の対向面に一端を接続して突設され、前記袋状セパレータと前記第二電極板を互いの対向面が向き合う所定位置に配設するとともに前記第1係止片に係合する鉤状の第2係止片とを備えてなることを特徴とする電池。
  3. 請求項1記載の電池において、
    前記係止構造が、前記袋状セパレータ及び前記第一電極板に貫通形成された第1貫通孔と、
    前記第二電極板に貫通形成され、前記袋状セパレータと前記第二電極板を互いの対向面が向き合う所定位置に配設するとともに前記第1貫通孔に連通する第2貫通孔と、
    互いに連通した前記第1貫通孔と前記第2貫通孔に挿通して前記袋状セパレータと前記第二電極板の対向面同士を係止する絶縁性の係止部材とを備えてなることを特徴とする電池。
  4. 請求項1記載の電池において、
    前記係止構造が、前記袋状セパレータの対向面と前記第二電極板の対向面に形成され、前記袋状セパレータと前記第二電極板を互いの対向面が向き合う所定位置に配設するとともに係合する係止凸部と係止凹部を備えてなることを特徴とする電池。
  5. 請求項1記載の電池において、
    前記第二電極板が前記対向面同士を接触させて前記袋状セパレータに積層して配設され、
    前記係止構造が、前記袋状セパレータと前記第二電極板のそれぞれの対向面を凹凸状に形成し高摩擦化処理してなることを特徴とする電池。
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