JP2012134678A - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホワイトバランスゲインが滑らかに変化するような被写体や輝度値が急激に変化する被写体であっても正確にホワイトバランスゲインを算出すること。
【解決手段】本発明に係る撮像装置は、フラッシュ非発光時の第1の撮像画像と、フラッシュ発光時の第2の撮像画像とが同一サイズとなるように第2の撮像画像を縮小して第3の撮像画像とする画像縮小部と、第1及び第2の撮像画像の露光制御値に基づき露光差分値を算出する露光差分値算出部と、第1の撮像画像及び露光差分値を乗算した第3の撮像画像の信号値に基づき第1のフラッシュ反射量を算出する第1フラッシュ反射量算出部と、カラーバランス又は輝度値に基づく線形補間処理の何れか一方を選択し、選択した線形補間処理により第2のフラッシュ反射量を算出するフラッシュ反射量補間部と、第2のフラッシュ反射量に基づきホワイトバランスゲインを算出するホワイトバランスゲイン算出部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置及び撮像方法に関する。
デジタルスチルカメラ等のデジタル撮像装置(電子的撮像装置)において、様々な色温度の光源のもとであっても白色を正確に映し出すようにするために、ホワイトバランス補正処理と呼ばれる補正処理が実施される。従来のホワイトバランス補正処理では、画像を構成する全ての画素に対して、同一のホワイトバランスゲインを一律に適用することが行われる。
例えば定常光(環境光)が暗い状況下では、露光不足を解消するためにフラッシュを発光させて撮影を行う。かかる際において、定常光とフラッシュ光とが混合されている状況下でのホワイトバランスゲインは、フラッシュの発光量等に応じて算出される。
このような状況下において、デジタルスチルカメラに近い距離にある被写体は、適切なホワイトバランスへと補正することが可能であるが、デジタルスチルカメラから遠い距離にある被写体は、フラッシュ光よりも定常光の依存度が高くなる。そのため、定常光が蛍光灯などの場合、定常光とフラッシュ光との色温度差が大きくなる。その結果、白い被写体が黄色く映し出されるといった、不適切なホワイトバランス補正処理が実施されてしまうという問題が発生することとなる。
かかる問題を解決して画像全体を適切なホワイトバランスとするために、フラッシュ発光画像とフラッシュ非発光画像とを比較することでフラッシュ反射量を算出し、算出したフラッシュ反射量から最適なホワイトバランスゲインを画素単位で算出することが行われている。
例えば、以下の特許文献1では、フラッシュ発光画像とフラッシュ非発光画像の画像サイズが異なる場合に、フラッシュ発光画像及びフラッシュ非発光画像の輝度値を比較し、補間対象画素の輝度値に近い画素の色温度条件に基づいてホワイトバランスゲインを算出する技術が開示されている。
特開2002−369211号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている方法では、ホワイトバランスゲインが滑らかに変化するような被写体や輝度値が急激に変化する被写体では画素間で色の変化が大きくなり、不自然な画像となってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ホワイトバランスゲインが滑らかに変化するような被写体や輝度値が急激に変化する被写体であっても、正確にホワイトバランスゲインを算出することが可能な、撮像装置及び撮像方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、フラッシュ非発光時に撮像された第1の撮像画像と、当該第1の撮像画像よりも画素数が多く、フラッシュ発光時に撮像された第2の撮像画像と、を生成する撮像部と、前記第1の撮像画像と前記第2の撮像画像とが同一の画像サイズとなるように前記第2の撮像画像を縮小して、第3の撮像画像を生成する画像縮小部と、前記第1の撮像画像の露光制御値及び前記第2の撮像画像の露光制御値に基づいて、第1の撮像画像と第2の撮像画像との間の露光差分値を算出する露光差分値算出部と、前記第1の撮像画像の信号値と、前記露光差分値を乗算した前記第3の撮像画像の信号値とに基づいて、画素単位で第1のフラッシュ反射量を算出する第1フラッシュ反射量算出部と、色信号値から算出したカラーバランスに基づく線形補間処理、又は、輝度値に基づく線形補間処理の何れか一方を選択するとともに、選択した前記線形補間処理により前記第1のフラッシュ反射量を補間拡大し、第2のフラッシュ反射量を算出するフラッシュ反射量補間部と、算出された前記第2のフラッシュ反射量に基づいて、前記第2の撮像画像に対してホワイトバランス補正処理を実施する際に用いられるホワイトバランスゲインを画素単位で算出するホワイトバランスゲイン算出部と、を備える撮像装置が提供される。
かかる構成によれば、輝度値だけでなくカラーバランスを使用することによりフラッシュ反射量を適切に補間することが可能となる。その結果、ホワイトバランスゲインが滑らかに変化するような被写体や輝度値が急激に変化する被写体であっても、正確にホワイトバランスゲインを算出することができる。
前記撮像装置は、算出された前記ホワイトバランスゲインを前記第2の撮像画像の全画素に対して適用し、前記第2の撮像画像のホワイトバランスを補正するホワイトバランス制御部を更に備えることが好ましい。これにより、適切に算出されたホワイトバランスゲインを用いて、ホワイトバランス補正処理を正確に実施することが可能となる。
前記フラッシュ反射量補間部は、前記第2の撮像画像を構成する各画素の輝度値の差分を算出する輝度差分算出部と、前記第2の撮像画像を構成する各画素の色信号値の差分を算出するカラーバランス算出部と、前記輝度差分算出部により算出された前記輝度値の差分と、前記カラーバランス算出部により算出された前記色信号値の差分とに基づいて、各画素の信号値の類似度合いを所定の閾値に基づいて判断し、前記第1のフラッシュ反射量の補間拡大に利用する信号を選択する補間信号選択部と、前記補間信号選択部により選択された前記補間拡大に利用する信号に基づいて前記第1のフラッシュ反射量を線形補間により補間拡大して、第2のフラッシュ反射量を算出する第2フラッシュ反射量算出部と、を更に備えることが好ましい。これにより、ホワイトバランスゲインを算出する際に利用される第2のフラッシュ反射量をより適切に算出することが可能となる。
前記補間信号選択部は、前記輝度値の差分が第1の閾値以上である場合には、前記補間拡大に利用する信号として前記輝度値を選択し、前記輝度値の差分が前記第1の閾値未満である場合には、前記補間拡大に利用する信号として前記色信号値を選択することが好ましい。これにより、輝度値が類似した値となっている場合であっても、色信号値を利用することで正確にホワイトバランスゲインを算出することができる。
前記補間信号選択部は、前記輝度値の差分が前記第1の閾値未満であり、かつ、前記カラーバランス算出部により算出されたR信号値の差分が第2の閾値以上である場合には、前記補間拡大に利用する信号として前記R信号値を選択し、前記輝度値の差分が前記第1の閾値未満であり、かつ、前記カラーバランス算出部により算出されたB信号値の差分が前記第2の閾値以上である場合には、前記補間拡大に利用する信号として前記B信号値を選択し、前記輝度値の差分が前記第1の閾値未満であり、かつ、前記カラーバランス算出部により算出された前記R信号値及び前記B信号値の差分がそれぞれ前記第2の閾値以上である場合には、前記補間拡大に利用する信号として前記R信号値及び前記B信号値の双方を選択し、前記輝度値の差分が前記第1の閾値未満であり、かつ、前記カラーバランス算出部により算出された前記R信号値及び前記B信号値の差分がそれぞれ前記第2の閾値未満である場合には、前記補間拡大に利用する信号として前記輝度値を選択することが好ましい。これにより、輝度値が類似した値となっている場合であっても、色信号値を利用することで正確にホワイトバランスゲインを算出することができる。
前記第2フラッシュ反射量算出部は、前記補間信号選択部により前記R信号値及び前記B信号値の双方が選択された場合に、それぞれの信号値に基づく補間拡大結果の平均値を算出し、当該平均値を前記第2のフラッシュ反射量とすることが好ましい。これにより、より正確にホワイトバランスゲインを算出することが可能となる。
前記第1のフラッシュ反射量及び前記第2のフラッシュ反射量は、ベイヤ画像におけるR,G,G,Bの4画素を一つの画素とみなして算出されてもよく、ベイヤ色補間処理により周辺画素を補間して一つの画素(R,G,B)として算出されてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、フラッシュ非発光時に撮像された第1の撮像画像と、当該第1の撮像画像よりも画素数が多く、フラッシュ発光時に撮像された第2の撮像画像と、を生成する撮像ステップと、前記第1の撮像画像と前記第2の撮像画像とが同一の画像サイズとなるように前記第2の撮像画像を縮小して、第3の撮像画像を生成する画像縮小ステップと、前記第1の撮像画像の露光制御値及び前記第2の撮像画像の露光制御値に基づいて、第1の撮像画像と第2の撮像画像との間の露光差分値を算出する露光差分値算出ステップと、前記第1の撮像画像の信号値と、前記露光差分値を乗算した前記第3の撮像画像の信号値とに基づいて、画素単位で第1のフラッシュ反射量を算出する第1フラッシュ反射量算出ステップと、色信号値から算出したカラーバランスに基づく線形補間処理、又は、輝度値に基づく線形補間処理の何れか一方を選択するとともに、選択した前記線形補間処理により前記第1のフラッシュ反射量を補間拡大し、第2のフラッシュ反射量を算出するフラッシュ反射量補間ステップと、算出された前記第2のフラッシュ反射量に基づいて、前記第2の撮像画像に対してホワイトバランス補正処理を実施する際に用いられるホワイトバランスゲインを画素単位で算出するホワイトバランスゲイン算出ステップと、
を含む撮像方法が提供される。
かかる構成によれば、輝度値だけでなくカラーバランスを使用することによりフラッシュ反射量を適切に補間することが可能となる。その結果、ホワイトバランスゲインが滑らかに変化するような被写体や輝度値が急激に変化する被写体であっても、正確にホワイトバランスゲインを算出することができる。
以上説明したように本発明によれば、輝度値だけでなくカラーバランスを使用することによりフラッシュ反射量を適切に補間することが可能となり、ホワイトバランスゲインが滑らかに変化するような被写体や輝度値が急激に変化する被写体であっても、正確にホワイトバランスゲインを算出することができる。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の構成を示したブロック図である。 フラッシュ非発光撮影により撮像される画像を示した説明図である。 フラッシュ発光撮影により撮像される画像を示した説明図である。 ベイヤ型配列を有する撮像素子を示した説明図である。 撮像画像縮小処理の一例を示した説明図である。 同実施形態に係る補間参照画素について説明するための説明図である。 同実施形態に係る補間対象画素について説明するための説明図である。 同実施形態に係る補間参照画素について説明するための説明図である。 同実施形態に係る補間信号選択処理について説明するための説明図である。 同実施形態に係る補間信号選択処理について説明するための説明図である。 同実施形態に係るフラッシュ反射量補間拡大処理について説明するための説明図である。 同実施形態に係るフラッシュ反射量補間拡大処理について説明するための説明図である。 同実施形態に係るフラッシュ反射量補間拡大処理について説明するための説明図である。 同実施形態に係るフラッシュ反射量補間拡大処理について説明するための説明図である。 同実施形態に係る撮像方法の流れの一例を示した流れ図である。 同実施形態に係る撮像方法の流れの一例を示した流れ図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
<撮像装置の画像処理パイプラインについて>
以下の実施形態では、撮像装置の一例としてデジタルスチルカメラを例にとって、本実施形態に係る撮像装置で実施される画像処理パイプラインについて、図1を参照しながら簡単に説明する。図1は、本実施形態に係る撮像装置の画像処理パイプラインの構成を示したブロック図である。
本実施形態に係る撮像装置10は、図1に示したように、撮像部101、信号処理部102、前処理部103、画像メモリ104、適正AE算出部105、マルチAWB処理部106、後処理部107、RGB−YCC変換部108、データ圧縮部109、メモリカードインタフェース110及びメモリカード111を主に備える。
撮像部101は、図1に示したように、被写体からの光を集光するレンズ121と、絞り122と、シャッター123と、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の撮像素子124と、露光制御部125と、フラッシュ126と、を主に備える。
レンズ121を透過した光は、絞り122及びシャッター123の動作タイミングに合わせて撮像素子124に結像し、撮像素子124の各画素から、結像した光に関する出力信号が出力される。また、露光制御部125は、絞り122、シャッター123、撮像素子124及びフラッシュ126の動作タイミングを制御しており、フラッシュ126を発光させながら被写体を撮像したり、フラッシュ126を発光させないで被写体を撮像したりする制御を行っている。
信号処理部102は、撮像部101の撮像素子124から出力された出力信号に対して信号処理を行う処理部である。この信号処理部102は、出力信号に対して色分離処理を行う色分離部131と、出力信号に対してA/D変換処理を行うA/D変換部132と、を主に備える。色分離部131とA/D変換部132とは、互いに連携しながら、出力信号に対して信号処理を実施する。これらの処理が行われることで、撮像素子124から出力された出力信号はRGB画像信号となる。
前処置部103は、信号処理部102から出力されたRGB画像信号に対して、前処理を施す処理部である。この前処理部103は、図1に示したように、黒レベル補正部141、欠陥画素補正部142、シェーディング補正部143及びAE評価値算出部144を主に備える。信号処理部102から出力されたRGB画像信号は、黒レベル補正部141による黒レベル補正処理により黒レベルが一定となるように補正され、欠陥画素補正部142により、画素欠陥がRGB画像信号中に存在する場合に画素欠陥周辺の情報に基づいて情報が補間される。また、信号処理部102から出力されたRGB画像信号は、シェーディング補正部143により、画像の周辺等に発生する輝度落ち等に起因する画像の輝度差が補正される。AE評価値算出部144は、これらの補正が行われたRGB画像信号に基づいて、AE評価値を算出する。AE評価値算出部144により算出されたAE評価値は、適正AE算出部105に出力される。また、上述の補正が行われたRGB画像信号は、画像メモリ104及び後処理部107に出力される。
画像メモリ104は、前処理部103による各種の前処理が施されたRGB信号を記憶部する記憶部の一例である。この画像メモリ104は、フラッシュ非発光時に撮像された撮像画像を記憶する第1撮像記憶部151と、フラッシュ発光時に撮像された撮像画像を記憶する第2撮像記憶部152と、を有している。後述するマルチAWB(オートホワイトバランス)処理部106及び後処理部107は、かかる画像メモリ104が記憶している各撮像画像を利用して、それぞれの処理部における処理を実施することが可能である。
適正AE算出部105は、前処理部103のAE評価値算出部144から出力されたAE評価値に基づいて、撮像条件に適したAE値を算出する。適正AE算出部105は、算出したAE値を、撮像部101の露光制御部125及びマルチAWB処理部106に出力する。これにより、露光制御部125は、取得したAE値に基づいて絞り122、シャッター123、撮像素子124及びフラッシュ126の露光制御を行うことが可能となる。
マルチAWB処理部106は、適正AE算出部105が算出したAE値と、画像メモリ104に記憶されているフラッシュ非発光時に撮像された撮像画像及びフラッシュ発光時に撮像された撮像画像と、を利用して、ホワイトバランス補正処理に用いられるホワイトバランスゲインを算出する処理部である。マルチAWB処理部106は、算出したホワイトバランスゲインを、後述する後処理部107のホワイトバランス制御部176に出力する。
このマルチAWB処理部106は、図1に示したように、画像縮小部161、露光差分値算出部162、第1フラッシュ反射量算出部163、フラッシュ反射量補間部164、推定光源色算出部169及びホワイトバランスゲイン算出部170を有している。また、フラッシュ反射量補間部164は、更に、輝度差分算出部165、カラーバランス算出部166、補間信号選択部167及び第2フラッシュ反射量算出部168を有している。
マルチAWB処理部106で実施されるホワイトバランスゲインの算出処理については、以下で改めて詳細に説明する。
後処理部107は、前処理部103により前処理が施されたRGB画像信号に対して、各種の後処理を実施する処理部である。この後処理部107は、RGB画像信号に対してデモザイク処理(ベイヤ色補間処理)を実施するデモザイク処理部171と、RGB画像信号に対してエッジ強調処理を実施するエッジ強調処理部172と、RGB画像信号に対して色補正処理を実施する色補正処理部173と、RGB画像信号に対してガンマ補正を実施するガンマ補正処理部174と、RGB画像信号のノイズリダクション処理(ノイズ低減処理)を実施するノイズリダクション処理部175と、RGB画像信号に対してホワイトバランス補正処理を実施するホワイトバランス制御部176と、を更に備える。ここで、ホワイトバランス制御部176には、本実施形態に係るマルチAWB処理部106により算出されたホワイトバランスゲインが入力され、ホワイトバランス制御部176は、算出されたホワイトバランスゲインを用いて、RGB画像信号に対してホワイトバランス補正処理を実施する。
これらの処理部により各種の後処理を施されたRGB画像信号は、RGB−YCC変換部108に出力される。RGB−YCC変換部108は、RGB画像信号をYCC画像信号へと変換する処理部である。かかる変換処理により、撮像された画像の色空間がRGB色空間からYCC(YCrCb)色空間へと変換されることとなる。変換後のYCC画像信号は、データ圧縮部109へと出力される。
データ圧縮部109は、YCC画像信号を、必要に応じてJPEG等の各種の圧縮形式で圧縮する処理部である。必要に応じて圧縮されたYCC画像信号は、メモリカードインタフェース110を介してメモリカード111に記録される。
以上、図1を参照しながら、本実施形態に係る撮像装置10の画像処理パイプラインについて、簡単に説明した。
<ホワイトバランスゲインの算出処理について>
続いて、図1〜図13を参照しながら、本実施形態に係るマルチAWB処理部106で実施されるホワイトバランスゲインの算出処理について、詳細に説明する。本実施形態に係るマルチAWB処理部106は、以下で説明するような処理を実施することで、ホワイトバランスゲインが滑らかに変化するような被写体、輝度値が急激に変化する被写体、エッジなどの境界が存在する被写体、輝度値が滑らかに変化しており、輝度値がほぼ同じ値にも関わらず色温度が変化している被写体、といった各種の被写体について、フラッシュ発光時のホワイトバランス補正処理に利用される適切なホワイトバランスゲインを、正確に算出することができる。
まず、図2A、図2B及び図3を参照しながら、マルチAWB処理部106に入力される撮像画像及び当該撮像画像における画素の取り扱いについて、簡単に説明する。図2Aは、フラッシュ非発光撮影により撮像される画像を示した説明図であり、図2Bは、フラッシュ発光撮影により撮像される画像を示した説明図である。図3は、ベイヤ型配列を有する撮像素子を示した説明図である。
本実施形態に係るマルチAWB処理部106には、入力信号として、第1の撮像画像の一例であるフラッシュ非発光時に撮像された撮像画像(以下、フラッシュ非発光撮像画像とも称する。)と、第2の撮像画像の一例であるフラッシュ発光時に撮像された撮像画像(以下、フラッシュ発光撮像画像とも称する。)と、が入力される。ここで、図2Aに示したようなフラッシュ非発光撮像画像は、ライブビュー画像のように間引き処理等によって、図2Bに示したようなフラッシュ発光撮像画像よりも画像サイズが小さい画像となっている。
また、マルチAWB処理部106は、後述するように、入力された撮像画像の画像信号から推定光源色を算出するが、マルチAWB処理部106は、かかる処理において、フラッシュ非発光撮像画像のRGB画像信号を、RGB別(色別)に全画面分積分し、フラッシュが発光していない定常光のみの場合の推定光源色(R/G、B/G)を算出する。また、マルチAWB処理部106は、定常光がなくフラッシュ光のみで撮像した場合の推定光源色を既知の値としてROM等の各種メモリに保持しており、適宜各種メモリから読みだして処理に利用することができる。
ここで、本実施形態に係るマルチAWB処理部106では、画素単位ごとにホワイトバランスゲインが算出されることとなる。この際、マルチAWB処理部106は、フラッシュ発光撮像画像及びフラッシュ非発光撮像画像において、図3に示したように、R,G,G,Bの四つの画素21を一組としたベイヤユニット23を1画素とみなしたり、ベイヤ色補間(デモザイク)処理によって、ベイヤ画像におけるR,G,G,Bの四つの画素から各色(R,G,B)一つずつの画素を生成したりする。
以下では、図1及び図4〜図13を参照しながら、本実施形態に係るマルチAWB処理部106で実施されるホワイトバランスゲインの算出処理について、詳細に説明する。
マルチAWB処理部106にフラッシュ非発光撮像画像(第1の撮像画像)及びフラッシュ発光撮像画像(第2の撮像画像)が入力されると、画像縮小部161は、まず、フラッシュ発光撮像画像に対して縮小処理を施して、第三の撮像画像(以下、フラッシュ発光縮小画像とも称する。)を生成する。この縮小処理は、フラッシュ発光縮小画像の画像サイズが、フラッシュ非発光撮像画像の画像サイズと同一となるように行われる。
フラッシュ発光縮小画像の生成に利用される画像縮小処理は、適宜公知の方法を選択することが可能であるが、例えば図4に示したような間引き処理を利用する。図4は、間引き処理を説明するための説明図である。図4では、縮小前の画像(図4の左側の画像)を2分の1に間引く場合について図示している。画像縮小部161は、間引き前の画像を縦横2分の1に間引く場合、図4において太線枠内の4つの画素のうち、ある1画素(図4の場合は、4つの画素のうち左上に位置する画素)のみを抜き出して、抜き出した画素を順に配列していく。これにより、図4の右側に示したような、縦横が2分の1に縮小された画像が生成されることとなる。図4では、2分の1に間引く場合について説明したが、間引き前の画像を縦横3分の1、4分の1に間引く場合であっても、同様に処理を行うことが可能である。
画像縮小部161は、フラッシュ発光撮像画像に対して間引き処理する際に、フラッシュ非発光撮像画像がどのように間引かれているかに応じて、間引き方法を変更する。図4では、太線枠内の左上画素(C11,C13,C15・・・)を残すような間引きを行ったが、フラッシュ非発光撮像画像の間引き方法が図4の太線枠内の画素すべての平均値とするような間引きである場合には、フラッシュ発光縮小画像も同様に平均値を算出するように間引きを行う必要がある。
画像縮小部161は、このようにしてフラッシュ発光撮像画像を縮小してフラッシュ発光縮小画像を生成すると、得られた結果を、露光差分値算出部162に出力する。
このとき、図2Aに示したようなフラッシュ非発光撮像画像を撮像するときの露光制御値と、図2Bに示すようなフラッシュ発光撮像画像を撮像するときの露光制御値が一致していない場合には、露光差分値算出部162は、各露光制御値の差分を考慮する。ここで、露光制御値には、以下の式101に示す関係があることが知られている。ここで、以下の式101において、TVはシャッタースピードを表し、AVは絞り値を表し、SVは感度を表し、BVは被写体輝度を表している。また、下記式101のそれぞれの値は、APEX値で表現されている。
Figure 2012134678
・・・(式101)
そこで、露光差分値算出部162は、各撮像画像の露光制御値が異なる場合には、以下の式102及び式103を用いて、被写体輝度を算出する。ここで、以下に示した式102は、フラッシュ非発光撮像画像の被写体輝度値BVを算出するための式であり、以下に示した式103は、フラッシュ発光縮小画像の被写体輝度値BVを算出するための式である。
Figure 2012134678
・・・(式102)
Figure 2012134678
・・・(式103)
露光差分値算出部162は、式102及び式103に基づく被写体輝度値の算出を終了すると、得られた算出結果を利用して、以下の式104に基づいて差分BVdiffを算出する。このとき、フラッシュ非発光撮像画像の露光制御値とフラッシュ発光撮像画像の露光制御値とが一致している場合には、以下の式104に示す差分BVdiffの値は0となる。
Figure 2012134678
・・・(式104)
露光差分値算出部162は、差分BVdiffを算出すると、続いて以下の式105を利用して、露光差分値Lfを算出する。
Figure 2012134678
・・・(式105)
露光差分値算出部162は、露光差分値Lfを算出すると、得られた算出結果を第1フラッシュ反射量算出部163に出力する。
第1フラッシュ反射量算出部163は、フラッシュ非発光撮像画像の信号値と、露光差分値を乗算したフラッシュ発光縮小画像の信号値とに基づいて、画素単位で第1のフラッシュ反射量Ratioを算出する。この第1のフラッシュ反射量Ratioは、フラッシュ非発光撮像画像における定常光量を1としたときの相対値として算出されるものであり、信号値として輝度値を利用した場合には以下の式106で表される。
Figure 2012134678
・・・(式106)
ここで、以下の式106において、Yは、フラッシュ非発光撮像画像における各画素の輝度値であり、Yは、フラッシュ発光縮小画像における各画素の輝度値である。
また、色信号値の一つであるG(グリーン)信号値は輝度値Yとほぼ同じ値となるため、第1フラッシュ反射量算出部163は、上記式106において輝度値Yの代わりにG信号値を利用して、第1のフラッシュ反射量を算出してもよい。
第1フラッシュ反射量算出部163は、第1のフラッシュ反射量を算出すると、得られた算出結果を、フラッシュ反射量補間部164に出力する。
フラッシュ反射量補間部164は、色信号値から算出したカラーバランスに基づく線形補間処理、又は、輝度値に基づく線形補間処理の何れか一方を選択するとともに、選択した線形補間処理により第1のフラッシュ反射量を補間拡大し、第2のフラッシュ反射量を算出する。
すなわち、フラッシュ反射量補間部164は、フラッシュ発光縮小画像の画像サイズからフラッシュ発光撮像画像の画像サイズへと画像拡大を行う。この画像拡大処理の際に、フラッシュ反射量補間部164は、フラッシュ発光縮小画像の輝度値及びカラーバランスと、第1フラッシュ反射量算出部163により算出された第1のフラッシュ反射量と、に基づいて、第1のフラッシュ反射量を補間拡大し、各画素の輝度値及びカラーバランスに基づいた第2のフラッシュ反射量を算出する。
ここで、図5〜図7を参照しながら、フラッシュ発光縮小画像の画素と、フラッシュ発光撮像画像の画素との関係について、具体的に説明する。
図5では、フラッシュ発光縮小画像(第3の撮像画像)における補間参照画素を白く表している。フラッシュ発光縮小画像は、フラッシュ発光撮像画像を縮小した画像であるため、フラッシュ発光縮小画像の画像サイズをフラッシュ発光撮像画像の画像サイズへと拡大するためには、画素を補間しなくてはならない。ここで、図5で示したフラッシュ発光縮小画像を、図6に示したフラッシュ発光撮像画像へと拡大する際には、図6において斜線で示した画素については、第1のフラッシュ反射量が算出されていない。そのため、図6において斜線で示した画素が、補間対象となる画素(補間対象画素)となる。
そこで、フラッシュ反射量補間部164は、フラッシュ発光縮小画像のある画素に着目し、着目した画素の上下左右及び斜め方向に隣り合う画素を、補間参照画素として取り扱う。すなわち、図7に示したフラッシュ発光縮小画像においては、図中で(1)、(2)及び(3)で示した位置関係にある画素を、補間参照画素として取り扱う。ここで、図7において(1)の位置関係にある補間参照画素が、着目している画素の斜め方向で隣接する補間参照画素に対応しており、(2)の位置関係にある補間参照画素が、着目している画素の左右方向で隣接している補間参照画素に対応しており、(3)の位置関係にある補間参照画素が、着目している画素の上下方向で隣接している補間参照画素に対応している。この際、図7では、補間参照画素を着目している画素に隣り合う画素としたが、補間参照画素は、着目している画素と1画素以上離隔している画素であってもよい。
以下では、フラッシュ反射量補間部164が備える各処理部の機能について、詳細に説明する。
まず、フラッシュ反射量補間部164が備える輝度差分算出部165は、フラッシュ発光縮小画素において、第1のフラッシュ反射量が算出されている画素を選択し、選択した画素に対して、図7において(1)、(2)、(3)の位置関係に存在している画素(すなわち、補間参照画素)について、以下の式107で表される輝度差分Ydiffを算出する。このような輝度差分Ydiffの算出は、フラッシュ発光縮小画像を構成する各画素に対して実施される。ここで、下記式107において、Yが着目している画素の輝度値であり、Yが補間参照画素の輝度値である。
Figure 2012134678
・・・(式107)
その後、輝度差分算出部165は、算出した2画素間での輝度値の差分のうち、差分の値が一番大きくなった2画素を選択する。輝度差分算出部165は、選択した2つの画素に関する情報を、後述するカラーバランス算出部166及び補間信号選択部167に出力するとともに、選択した2画素間の輝度値の差分Ydiffの値を補間信号選択部167に出力する。
なお、先述のように、色信号値の一つであるG(グリーン)信号値は輝度値Yとほぼ同じ値となるため、輝度差分算出部165は、下記式108に示したように、輝度値Yの代わりにG信号値を利用して輝度差分Ydiffに対応する値であるGdiffを算出し、画素の選択を行っても良い。
Figure 2012134678
・・・(式108)
カラーバランス算出部166は、輝度差分算出部165によって選択された2つの画素間におけるカラーバランスを算出する。ここで、本実施形態に係るカラーバランス算出部166は、色信号値の一種であるR(レッド)信号値及びB(ブルー)信号値を利用して、以下の式109及び式110によりカラーバランスRdiff及びBdiffを算出する。以下の式109及び式110から明らかなように、カラーバランスRdiffは、R信号値の差分の絶対値であり、カラーバランスBdiffは、B信号値の差分の絶対値である。
Figure 2012134678
・・・(式109)
Figure 2012134678
・・・(式110)
カラーバランス算出部166は、式109及び式110に基づいてカラーバランスを算出すると、算出したカラーバランスを、補間信号選択部167に出力する。
なお、上記説明では、カラーバランス算出部166は、輝度差分算出部165により選択された2画素についてカラーバランスの算出処理を行ったが、輝度差分算出部165における輝度差分の算出処理と同様にして、フラッシュ発光縮小画像を構成する各画素について式109及び式110で表されるカラーバランスを算出し、カラーバランス(差分値)の値が一番大きくなる上記2つのカラーバランスの組み合わせを選択してもよい。
補間信号選択部167は、輝度差分算出部165により算出された輝度値の差分と、カラーバランス算出部166により算出された色信号値の差分(R信号値の差分、B信号値の差分)とに基づいて、各画素の信号値の類似度合いを所定の閾値に基づいて判断し、第1のフラッシュ反射量の補間拡大に利用する信号を選択する。
以下、補間信号選択部167が実施する補間信号の選択処理について、図8及び図9を参照しながら、具体的に説明する。
補間信号選択部167は、輝度値の差分と、色信号値の差分とを利用して、輝度差分算出部165やカラーバランス算出部166で選択された2つの画素の信号値の類似度合い(すなわち、信号値が近い値か否か)を、まず判断する。
以下では、まず、輝度値の差分に着目した判断方法について説明する。
図8の左側に示した図のように、輝度値の差分が0に近い値であれば、選択された2画素の輝度値は互いに近い値を有しており、図8の右側に示した図のように、輝度値の差分が大きい値であれば、選択された2画素の輝度値は、離れた値であることが分かる。そこで、ノイズ等の影響を考慮してある程度の幅を持たせた閾値(第1の閾値)を予め調整によって定めておいた上で、補間信号選択部167は、この第1の閾値と輝度値の差分とを比較する。
補間信号選択部167は、第1の閾値より輝度値の差分が大きい場合(輝度値の差分が第1の閾値以上である場合)には、選択した各画素の輝度値が離れていると判断できるため、輝度値を、第1のフラッシュ反射量の補間に用いる信号として選択する。
他方、補間信号選択部167は、輝度値の差分が第1の閾値よりも小さい(輝度値の差分が第1の閾値未満である場合)には、選択した各画素の輝度値が近い値となっていると判断できる。そのため、補間信号選択部167は、色信号値の差分を利用して、以下のような判定処理を実施する。すなわち、ノイズ等の影響を考慮してある程度の幅を持たせた閾値(第2の閾値)を予め調整によって定めておいた上で、補間信号選択部167は、この第2の閾値と、色信号値の差分(R信号値の差分及びB信号値の差分)とを比較する。
この際、図9に示したように、補間参照画素1と補間参照画素2の輝度値の差分が第1の閾値未満であり、B信号値の差分が第2の閾値未満であり、R信号値の差分が第2の閾値以上であった場合には、補間信号選択部167は、R信号値を、第1のフラッシュ反射量の補間に用いる信号として選択する。
また、図9とは逆に、補間参照画素1と補間参照画素2の輝度値の差分が第1の閾値未満であり、B信号値の差分が第2の閾値以上であり、R信号値の差分が第2の閾値未満であった場合には、補間信号選択部167は、B信号値を、第1のフラッシュ反射量の補間に用いる信号として選択する。
また、補間参照画素1と補間参照画素2の輝度値の差分が第1の閾値未満であり、B信号値の差分及びR信号値の差分がそれぞれ第2の閾値以上であった場合には、補間信号選択部167は、R信号値及びB信号値の双方を、第1のフラッシュ反射量の補間に用いる信号として選択する。
また、補間参照画素1と補間参照画素2の輝度値の差分が第1の閾値未満であり、B信号値の差分及びR信号値の差分がそれぞれ第2の閾値未満であった場合には、補間信号選択部167は、輝度値を、第1のフラッシュ反射量の補間に用いる信号として選択する。
補間信号選択部167は、このようにして選択した拡大補間に用いる信号に関する選択結果を、第2フラッシュ反射量算出部168に出力する。
第2フラッシュ反射量算出部168は、補間信号選択部167により選択された補間信号に基づいて第1のフラッシュ反射量を線形補間により補間拡大して、第2のフラッシュ反射量を算出する。以下、図10〜図12を参照しながら、第2フラッシュ反射量の算出処理について、具体的に説明する。
まず、図10を参照しながら、輝度値に基づいて第2のフラッシュ反射量を算出する方法について説明する。
2つの補間参照画素の輝度値及び補間対象画素の輝度値は、フラッシュ発光撮像画像の画像データを参照することで把握することが可能であり、2つの補間参照画素の第1のフラッシュ反射量は、上記式106により算出されている。そこで、第2フラッシュ反射量算出部168は、図10に示したように、補間対象画素の輝度値Yと補間参照画素1の輝度値Yとの差分αと、補間参照画素1と補間参照画素2との輝度値の差分(α+β)と、を利用して線形補間処理を行うことで、補間対象画素のフラッシュ反射量(すなわち、第2のフラッシュ反射量)を算出する。具体的には、第2フラッシュ反射量算出部168は、以下の式111を利用して、補間対象画素の第2のフラッシュ反射量を算出する。
Figure 2012134678
・・・(式111)
ここで、上記式111の左辺に示した値Ratioが補間対象画素の第2のフラッシュ反射量であり、上記式111の右辺に示した輝度値Yが補間対象画素の輝度値である。また、Y及びRatioは、それぞれ補間参照画素1の輝度値及び第1のフラッシュ反射量であり、Y及びRatioは、それぞれ補間参照画素2の輝度値及び第1のフラッシュ反射量である。
図11は、R信号値を利用して第2のフラッシュ反射量を算出する方法について示している。かかる場合においても、輝度値に基づく第2のフラッシュ反射量の算出方法と同様にして、以下の式112に基づき補間対象画素の第2のフラッシュ反射量を算出する。
Figure 2012134678
・・・(式112)
ここで、上記式112の左辺に示した値Ratioが補間対象画素の第2のフラッシュ反射量であり、上記式112の右辺に示したRが補間対象画素のR信号値である。また、R及びRatioは、それぞれ補間参照画素1のR信号値及び第1のフラッシュ反射量であり、R及びRatioは、それぞれ補間参照画素2のR信号値及び第1のフラッシュ反射量である。
図12は、B信号値を利用して第2のフラッシュ反射量を算出する方法について示している。かかる場合においても、輝度値に基づく第2のフラッシュ反射量の算出方法と同様にして、以下の式113に基づき補間対象画素の第2のフラッシュ反射量を算出する。
Figure 2012134678
・・・(式113)
ここで、上記式113の左辺に示した値Ratioが補間対象画素の第2のフラッシュ反射量であり、上記式113の右辺に示したBが補間対象画素のB信号値である。また、B及びRatioは、それぞれ補間参照画素1のB信号値及び第1のフラッシュ反射量であり、B及びRatioは、それぞれ補間参照画素2のB信号値及び第1のフラッシュ反射量である。
また、R信号値及びB信号値をともに利用して第2のフラッシュ反射量を算出する場合、第2フラッシュ反射量算出部168は、式112及び式113を利用してそれぞれ第2のフラッシュ反射量を算出した後に、得られた算出結果の平均値を算出し、得られた平均値を、補間対象画素の第2のフラッシュ反射量とする。
第2フラッシュ反射量算出部168は、このようにして、フラッシュ発光撮像画像の画像サイズの全画素についてフラッシュ反射量を算出すると、得られた算出結果を、推定光源色算出部169に出力する。
このように、本実施形態に係るフラッシュ反射量補間部164では、色温度が大きく変わっているにもかかわらず輝度値が変化しない場合においては、画素の各輝度値がほぼ同じ値かどうかを判定することで、輝度値を用いた補間により間違った第2のフラッシュ反射量を算出してしまうことを防止することができる。また、本実施形態に係るフラッシュ反射量補間部164は、色温度が大きく変わっているにもかかわらず輝度値が変化しない場合であっても、輝度値の代わりにカラーバランスを使用することで、正確な第2のフラッシュ反射量を算出することができる。
また、以上説明したような算出方法を用いることで、例えば図13のように補間対象画素が補間参照画素間に複数存在し、輝度値が滑らかに推移する場合、被写体にエッジがあるような色温度差の大きい境界が発生する場合、及び、光源の境界であるにもかかわらず輝度に差がない場合においても、適切な補間処理を実施し、正確にフラッシュ反射率を算出することが可能となる。
再び図1に戻って、マルチAWB処理部106が有する推定光源色算出部169について説明する。
推定光源色算出部169は、第2フラッシュ反射量算出部168が算出した第2のフラッシュ反射量を利用して、フラッシュ光の推定光源色(CB)と、定常光(環境光)の推定光源色(CB)とを線形補間して、対象画素の推定光源色(CB)を算出する。この際、推定光源色算出部169は、下記の式114及び式115に示したように、R画像信号の推定光源色CBと、B画像信号の推定光源色CBとを、それぞれ個別に算出する。なお、下記式114及び式115において、Ratioは第2のフラッシュ反射量を表している。
Figure 2012134678
・・・(式114)
Figure 2012134678
・・・(式115)
推定光源色算出部169は、上記式114及び式115に基づく推定光源色の算出処理を全画素に対して実施し、得られた結果をホワイトバランスゲイン算出部170に出力する。
ホワイトバランスゲイン算出部170は、第2のフラッシュ反射量に基づいて算出された推定光源色を利用して、フラッシュ発光撮像画像に対してホワイトバランス補正処理を実施する際に用いられるホワイトバランスゲインを、画素単位で算出する。
具体的には、ホワイトバランスゲイン算出部170は、上記式114及び式115に基づいて算出した推定光源色CBR及びCBBを利用し、下記式116及び式117に基づいて、対象画素のホワイトバランスゲイン(WBGain,WBGain)を算出する。
Figure 2012134678
・・・(式116)
Figure 2012134678
・・・(式117)
ホワイトバランスゲイン算出部170は、上記式116及び式117に基づくホワイトバランスゲインの算出処理を全画素に対して実施し、得られた結果を、後処理部107のホワイトバランス制御部176に出力する。
本実施形態に係るマルチAWB処理部106は、以上説明したような処理を実施することで、フラッシュ非発光撮像画像とフラッシュ発光撮像画像の画像サイズが異なる場合であっても、フラッシュ光と定常光とが混在している状況下において、適切なホワイトバランスゲインを、画素単位で算出することが可能となる。
後処理部107のホワイトバランス制御部176は、フラッシュ発光撮像画像の各画素値に対して、以下の式118及び式119に基づいて、ホワイトバランスゲインを乗算する。これにより、ホワイトバランス制御部176は、フラッシュ光と定常光とが混在している撮像環境下で撮像された撮像画像に対しても、適切なホワイトバランス補正処理を実施することが可能となる。
Figure 2012134678
・・・(式118)
Figure 2012134678
・・・(式119)
以上説明したように、本実施形態に係る撮像装置10では、フラッシュ非発光撮像画像とフラッシュ発光撮像画像の画像サイズが異なる場合であっても、画素の輝度値及びカラーバランスに基づいて拡大補間処理を実施することにより、定常光とフラッシュ光とが混在する状況下に対しても適切なホワイトバランスゲインを算出することができる。
<撮像方法の流れについて>
続いて、図14A及び図14Bを参照しながら、本実施形態に係る撮像装置10で実施される撮像方法の流れについて、その一例を簡単に説明する。図14A及び図14Bは、本実施形態に係る撮像方法の流れの一例を示した流れ図である。
まず、撮像装置10の撮像部101は、フラッシュを発光させない状態で被写体を撮像し、フラッシュ非発光撮像画像を取得する(ステップS101)。生成されたフラッシュ非発光撮像画像は、信号処理部102による各種の信号処理及び前処理部103による各種の前処理を施された後に、そのRGB画像信号が、画像メモリ104の第1撮像記憶部151に保存される(ステップS103)。
次に、撮像装置10の撮像部101は、フラッシュを発光させた状態で被写体を撮像し、フラッシュ発光撮像画像を取得する(ステップS105)。生成されたフラッシュ発光撮像画像は、信号処理部102による各種の信号処理及び前処理部103による各種の前処理を施された後に、そのRGB画像信号が、画像メモリ104の第2撮像記憶部152に保存される(ステップS107)。
続いて、マルチAWB処理部106は、第1撮像記憶部151からフラッシュ非発光撮像画像を取得するとともに、第2撮像記憶部152からフラッシュ発光撮像画像を取得する。その後、マルチAWB処理部106の画像縮小部161は、フラッシュ発光撮像画像をフラッシュ非発光撮像画像の画像サイズに縮小して(ステップS109)、フラッシュ発光縮小画像を生成する。
その後、マルチAWB処理部106は、露光差分値算出部162により露光差分値を算出した後に、第1フラッシュ反射量算出部163によりフラッシュ反射量(第1のフラッシュ反射量)を算出する(ステップS111)。マルチAWB処理部106は、全ての画像に対して第1のフラッシュ反射量の算出処理が終了したか否かを判断し(ステップS113)、処理が終了していない場合には、ステップS111を再実施する。
次に、マルチAWB処理部106の輝度差分算出部165及びカラーバランス算出部166は、補間対象画素を選択し、差分絶対値(すなわち、輝度値の差分、並びに、色信号値(R信号値及びB信号値)の差分)を算出し(ステップS115)、補間信号選択部167に出力する。補間信号選択部167は、輝度値の差分絶対値が第1の閾値未満か否かを判断する(ステップS117)。
ここで、輝度値の差分絶対値が第1の閾値未満であった場合には、補間信号選択部167は、拡大補間のために利用する信号として色信号値を選択し、第2フラッシュ反射量算出部168は、色信号値(画像のカラーバランス)を基に対象画素のフラッシュ反射量(第2フラッシュ反射量)の補間を行う(ステップS119)。その後、マルチAWB処理部106は、後述するステップS123を実施する。
また、輝度値の差分絶対値が第1の閾値以上であった場合には、補間信号選択部167は、拡大補間のために利用する信号として輝度値を選択し、第2フラッシュ反射量算出部168は、画像の輝度値(又は、G信号値)を基に対象画素のフラッシュ反射量(第2フラッシュ反射量)の補間を行う(ステップS121)。その後、マルチAWB処理部106は、後述するステップS123を実施する。
続いて、マルチAWB処理部106は、全ての画素に対して補間処理が終了したか否かを判断する(ステップS123)。補間処理が終了している場合には、マルチAWB処理部106は、後述するステップS125を実施する。また、補間処理が終了していない場合には、マルチAWB処理部106は、再びステップS115に戻って処理を継続する。
全ての画素に対して補間処理が終了すると、マルチAWB処理部106の推定光源色算出部169は、算出された第2のフラッシュ反射量に基づいて、フラッシュ光と定常光の推定光源色を線形補間により算出する(ステップS125)。その後、マルチAWB処理部106のホワイトバランスゲイン算出部170は、算出された推定光源色に基づいて、ホワイトバランスゲインを算出する(ステップS127)。
その後、マルチAWB処理部106は、全ての画素に対してホワイトバランスゲインの算出処理が終了したか否かを判断する(ステップS129)。算出処理が終了している場合には、マルチAWB処理部106は、算出した全てのホワイトバランスゲインを、後処理部107のホワイトバランス制御部176に出力して、処理を終了する。他方、ホワイトバランスゲインの算出処理が終了していない場合には、マルチAWB処理部106は、再びステップS125に戻って処理を継続する。
以上、図14A及び図14Bを参照しながら、本実施形態に係る撮像装置10で実施される撮像方法の流れの一例について、簡単に説明した。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る撮像装置及び撮像方法によれば、フラッシュ発光撮像画像の輝度値だけでなく、カラーバランスを使用することにより、フラッシュ反射量を適切に補間することが可能となる。これにより、輝度値がほぼ同じ値になっていて、色温度が大きく変化する境界であっても、フラッシュ反射量を適切に補間することができる。
その結果、輝度値や距離によらず適切なホワイトバランスゲインを算出することができ、不適切なホワイトバランスゲインによる被写体のエッジ周辺の色つきを低減することができるため、画素単位に行うホワイトバランス補正処理を、従来技術より好適に行うことができる撮像装置及び撮像方法を提供することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 撮像装置
101 撮像部
102 信号処理部
103 前処理部
104 画像メモリ
105 適正AE算出部
106 マルチAWB処理部
107 後処理部
108 RGB−YCC変換部
109 データ圧縮部
110 メモリカードインタフェース
111 メモリカード
121 レンズ
122 絞り
123 シャッター
124 撮像素子
125 露光制御部
126 フラッシュ
131 色分離部
132 A/D変換部
141 黒レベル補正部
142 欠陥画素補正部
143 シェーディング補正部
144 AE評価値算出部
151 第1撮像記憶部
152 第2撮像記憶部
161 画像縮小部
162 露光差分値算出部
163 第1フラッシュ反射量算出部
164 フラッシュ反射量補間部
165 輝度差分算出部
166 カラーバランス算出部
167 補間信号選択部
168 第2フラッシュ反射量算出部
169 推定光源色算出部
170 ホワイトバランスゲイン算出部
171 デモザイク処理部
172 エッジ強調処理部
173 色補正処理部
174 ガンマ補正処理部
175 ノイズリダクション処理部
176 ホワイトバランス制御部

Claims (9)

  1. フラッシュ非発光時に撮像された第1の撮像画像と、当該第1の撮像画像よりも画素数が多く、フラッシュ発光時に撮像された第2の撮像画像と、を生成する撮像部と、
    前記第1の撮像画像と前記第2の撮像画像とが同一の画像サイズとなるように前記第2の撮像画像を縮小して、第3の撮像画像を生成する画像縮小部と、
    前記第1の撮像画像の露光制御値及び前記第2の撮像画像の露光制御値に基づいて、第1の撮像画像と第2の撮像画像との間の露光差分値を算出する露光差分値算出部と、
    前記第1の撮像画像の信号値と、前記露光差分値を乗算した前記第3の撮像画像の信号値とに基づいて、画素単位で第1のフラッシュ反射量を算出する第1フラッシュ反射量算出部と、
    色信号値から算出したカラーバランスに基づく線形補間処理、又は、輝度値に基づく線形補間処理の何れか一方を選択するとともに、選択した前記線形補間処理により前記第1のフラッシュ反射量を補間拡大し、第2のフラッシュ反射量を算出するフラッシュ反射量補間部と、
    算出された前記第2のフラッシュ反射量に基づいて、前記第2の撮像画像に対してホワイトバランス補正処理を実施する際に用いられるホワイトバランスゲインを画素単位で算出するホワイトバランスゲイン算出部と、
    を備えることを特徴とする、撮像装置。
  2. 前記撮像装置は、算出された前記ホワイトバランスゲインを前記第2の撮像画像の全画素に対して適用し、前記第2の撮像画像のホワイトバランスを補正するホワイトバランス制御部を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記フラッシュ反射量補間部は、
    前記第2の撮像画像を構成する各画素の輝度値の差分を算出する輝度差分算出部と、
    前記第2の撮像画像を構成する各画素の色信号値の差分を算出するカラーバランス算出部と、
    前記輝度差分算出部により算出された前記輝度値の差分と、前記カラーバランス算出部により算出された前記色信号値の差分とに基づいて、各画素の信号値の類似度合いを所定の閾値に基づいて判断し、前記第1のフラッシュ反射量の補間拡大に利用する信号を選択する補間信号選択部と、
    前記補間信号選択部により選択された前記補間拡大に利用する信号に基づいて前記第1のフラッシュ反射量を線形補間により補間拡大して、第2のフラッシュ反射量を算出する第2フラッシュ反射量算出部と、
    を更に備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記補間信号選択部は、
    前記輝度値の差分が第1の閾値以上である場合には、前記補間拡大に利用する信号として前記輝度値を選択し、
    前記輝度値の差分が前記第1の閾値未満である場合には、前記補間拡大に利用する信号として前記色信号値を選択することを特徴とする、請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記補間信号選択部は、
    前記輝度値の差分が前記第1の閾値未満であり、かつ、前記カラーバランス算出部により算出されたR信号値の差分が第2の閾値以上である場合には、前記補間拡大に利用する信号として前記R信号値を選択し、
    前記輝度値の差分が前記第1の閾値未満であり、かつ、前記カラーバランス算出部により算出されたB信号値の差分が前記第2の閾値以上である場合には、前記補間拡大に利用する信号として前記B信号値を選択し、
    前記輝度値の差分が前記第1の閾値未満であり、かつ、前記カラーバランス算出部により算出された前記R信号値及び前記B信号値の差分がそれぞれ前記第2の閾値以上である場合には、前記補間拡大に利用する信号として前記R信号値及び前記B信号値の双方を選択し、
    前記輝度値の差分が前記第1の閾値未満であり、かつ、前記カラーバランス算出部により算出された前記R信号値及び前記B信号値の差分がそれぞれ前記第2の閾値未満である場合には、前記補間拡大に利用する信号として前記輝度値を選択することを特徴とする、請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記第2フラッシュ反射量算出部は、前記補間信号選択部により前記R信号値及び前記B信号値の双方が選択された場合に、それぞれの信号値に基づく補間拡大結果の平均値を算出し、当該平均値を前記第2のフラッシュ反射量とすることを特徴とする、請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記第1のフラッシュ反射量及び前記第2のフラッシュ反射量は、ベイヤ画像におけるR,G,G,Bの4画素を一つの画素とみなして算出されることを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記第1のフラッシュ反射量及び前記第2のフラッシュ反射量は、ベイヤ色補間処理により周辺画素を補間して一つの画素(R,G,B)として算出されることを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
  9. フラッシュ非発光時に撮像された第1の撮像画像と、当該第1の撮像画像よりも画素数が多く、フラッシュ発光時に撮像された第2の撮像画像と、を生成する撮像ステップと、
    前記第1の撮像画像と前記第2の撮像画像とが同一の画像サイズとなるように前記第2の撮像画像を縮小して、第3の撮像画像を生成する画像縮小ステップと、
    前記第1の撮像画像の露光制御値及び前記第2の撮像画像の露光制御値に基づいて、第1の撮像画像と第2の撮像画像との間の露光差分値を算出する露光差分値算出ステップと、
    前記第1の撮像画像の信号値と、前記露光差分値を乗算した前記第3の撮像画像の信号値とに基づいて、画素単位で第1のフラッシュ反射量を算出する第1フラッシュ反射量算出ステップと、
    色信号値から算出したカラーバランスに基づく線形補間処理、又は、輝度値に基づく線形補間処理の何れか一方を選択するとともに、選択した前記線形補間処理により前記第1のフラッシュ反射量を補間拡大し、第2のフラッシュ反射量を算出するフラッシュ反射量補間ステップと、
    算出された前記第2のフラッシュ反射量に基づいて、前記第2の撮像画像に対してホワイトバランス補正処理を実施する際に用いられるホワイトバランスゲインを画素単位で算出するホワイトバランスゲイン算出ステップと、
    を含むことを特徴とする、撮像方法。
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