JP2012133903A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】不正なリサイクル業者による二次電池の交換を防止する電池パックを提供する。
【解決手段】制御回路は、二次電池の各々の電圧を出力し、二次電池が取り外されたとき異常な電圧を出力する取外し検出部と、取外し検出部からの電圧を検出する電圧検出部と、電圧検出部からの電圧の状態の変化を検出する状態変化検出部と、状態変化検出部により、二次電池の異常な電圧が検出されたとき、状態が変化したことを示す状態変化履歴データを記憶する記憶部と、記憶部に状態変化履歴データが書き込まれている場合、当該電池パックを使用禁止状態にし、記憶部に状態変化履歴データが書き込まれていない場合、当該電池パックを使用可能状態にする状態制御部とを備え、二次電池が取り外されたとき、電池パックを使用不可能状態にことにより、不正に二次電池が取り外されて交換されたとき、その二次電池による外部装置の不具合や故障の原因を取り除くことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池を備える電池パックに関するものである。
近年、ノートパソコンや携帯電話等の電器機器において広く使用されている電池パックは、二次電池の状態を監視し、二次電池を過充電や過放電等から保護する制御回路を備えている。ここで、電池パックは二次電池が寿命に到達すると使用することができなくなるが、制御回路は寿命に到達していないケースが多い。そこで、使用済みの電池パックが備える回路保護基板の電池保護機能の良否を判定し、保護回路基板が電池保護機能を保持している場合は、この保護回路基板に対して新たな二次電池を取り付け、電池パックをリサイクルする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、電池パックの製造元に許可無く二次電池を交換する不正なリサイクル業者も多く存在し、このような業者によって電池パックが交換されると、粗悪な二次電池が取り付けられる可能性が高く、粗悪な電池パックが市場に流通するといった問題が発生する。また、このような、粗悪な電池パックが市場に流出すると、電池パックの製造元は、多大な損害を被ってしまう。
そこで、マイクロコンピュータを用いて二次電池の端子電圧を監視し、端子電圧が通常の使用で用いられる電圧範囲の下限値以下に設定された設定電圧になった場合、履歴データを不揮発性メモリに記憶させ、マイクロコンピュータが再起動されたときに、不揮発性メモリに履歴データが記憶されている場合にのみ、二次電池の使用を可能にするようにした技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。この場合、二次電池が放電して端子電圧が設定電圧以下になる前に、交換のために二次電池が取り外されると、マイクロコンピュータの動作用電源電圧が供給されないために、マイクロコンピュータが停止し、履歴データが不揮発性メモリに記憶されない。そのため、再び二次電池が取り付けられてマイクロコンピュータが起動した場合には、履歴データが不揮発性メモリに記憶されていないため、二次電池の使用が禁止されるようになっている。
特開2003−92152号公報 特開2007−128674号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術では、マイクロコンピュータがEMI(Electro−Magnetic Interference)などにより起動停止してしまったことを検知できない。このような場合、二次電池は不正に取外しを行われたわけではないが、不正にリサイクルされた電池パックであると判断してしまう。そのため、利用者に対して、使用できなくなるという不都合を与えてしまう恐れがあった。
本発明は、このような事情に鑑みて為された発明であり、二次電池が取り外されたときによるマイクロコンピュータの起動停止とEMIなどのノイズによるマイクロコンピュータの起動停止を判断し、不正なリサイクルが行われたかどうかを検出することができる電池パックを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電池パックは、複数の二次電池と制御回路を備える電池パックであって、制御回路は、二次電池の各々の電圧を出力し、二次電池が取り外されたとき異常な電圧を出力する取外し検出部と、取外し検出部からの電圧を検出する電圧検出部と、電圧検出部からの電圧の状態の変化を検出する状態変化検出部と、状態変化検出部により、二次電池の異常な電圧が検出されたとき、状態が変化したことを示す状態変化履歴データを記憶する記憶部と、記憶部に状態変化履歴データが書き込まれている場合、当該電池パックを使用禁止状態にし、記憶部に状態変化履歴データが書き込まれていない場合、当該電池パックを使用可能状態にする状態制御部とを備え、二次電池が取り外されたとき、電池パックを使用不可能状態にする。
本構成によって、不正に二次電池が取り外されて交換されたとき、その二次電池による外部装置の不具合や故障の原因を取り除くことができる。
本発明による電池パックによれば、不正なリサイクル業者による二次電池の交換を防止することができる。加えて、EMIなどのノイズによる想定しないマイクロコンピュータの起動停止に関して不正なリサイクルがされたことを検出しないようにできる。
本発明の実施の形態1による電池パックのブロック図である。 電池パックが下限電圧履歴データを書き込む処理を示したフローチャートである。 電源回路が稼働を開始するときの処理を示すフローチャートである。 外部接続装置が下限電圧履歴データの有無を判定する処理を示すフローチャートである。 実施の形態2による電池パックのブロック図である。 電池パックの稼働開始時の処理を示したフローチャートである。 電池パックが開始履歴データの有無を判定する処理を示すフローチャートである。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1による電池パック1の構成を示したブロック図である。電池パック1は、制御回路2、二次電池ブロック3、電源回路4、端子T1,T2、及び通信端子T5、ダイオードD1,D2を備えている。端子T1,T2及び通信端子T5の各々には、外部接続装置100の端子T3,T4及び通信端子T6が接続され、これにより外部接続装置100と電池パック1が電気的に接続される。
端子T1,T2は充放電端子であり、通信端子T5は、外部接続装置100と種々のデータを送受信するための端子である。ダイオードD1はアノードが通電スイッチ21に接続され、カソードが電源回路4に接続されている。ダイオードD2は、アノードが端子T1に接続され、カソードが電源回路4に接続されている。
二次電池ブロック3は、直列接続された3個の電池セル31〜33を備える。電池セル31〜33は、リチウムイオン二次電池、燃料電池、ニッケルカドミウム二次電池等の二次電池から構成される。なお、二次電池ブロック3を構成する電池セルの個数は、3個に限定されず、4個以上の電池セルから構成してもよいし、2個の電池セルから構成してもよい。
制御回路2は、通電スイッチ21、演算部22、記憶部23、電圧検出部24、電流検出部25、及び通信部26、取外し検出部27を備えている。通電スイッチ21は、FET等の可逆式のスイッチ又は温度ヒューズ等の非可逆式のスイッチから構成され、演算部22の制御の下、オン又はオフし、オフ状態において二次電池ブロック3及び端子T1間を開放し、オン状態において二次電池ブロック3及び端子T1間を電気的に接続する。
電圧検出部24は、A/D変換器等から構成され、電池セル31〜33の各々の端子間の電圧を検出し、デジタルの検出データに変換して演算部22に出力する。電流検出部25は、電流センサから構成され、二次電池ブロック3の負極及び端子T2間に接続され、二次電池ブロック3に通電される充電電流、或いは放電電流を検出し、検出データを演算部22に出力する。
取外し検出部27はダイオードD3、D4とR1、R2で構成されている。通常、電圧検出部24はVPより電源を取得している。しかし、不正リサイクル防止のために例えばVPが切断された場合はD3を通じてVMから電源を取得することができる。そして、VMから電源を取得する一方、電圧検出部24ではVPの電位が抵抗R1によって異常電圧を検出する。この異常電圧を検出した際に演算部22のデータ書込部222は記憶部23に取外し履歴データを書き込み不正な取外しが行われたことを認識する。電圧検出部24のGNDはVGを基準としており、VGが取り外された場合はD4を介してVLを電圧検出部24のGNDとする。そして、電圧検出部24ではVGの電位が抵抗R2によって異常電圧を検出する。これにより取外しが行われたと判断し、演算部22のデータ書込部222は記憶部23に取外し履歴データを書き込み取外しが行われたことを認識する。
演算部22は、種々の処理を実行するCPU(中央演算処理装置)及びCPUの作業領域として用いられるRAM(ランダムアクセスメモリ)等から構成され、記憶部23に記憶された制御プログラムを実行することで電池パック1を制御する。ここで、演算部22は、電圧検出部24により検出された二次電池ブロック3の電圧と、電流検出部25により検出された電流とを用いて二次電池ブロック3の残容量を算出する機能、並びに二次電池ブロック3を過充電、過放電、及び過電流から保護する機能を備える。
特に本実施の形態では、演算部22は、状態変化検出部221、データ書込部222、状態制御部223、操作指令判定部224、及びデータ消去部225の機能を備えている。これらの機能は、演算部22が記憶部23に書き込まれた制御プログラムを実行することで実現される。
状態変化検出部221は、電圧検出部24から出力された検出データを用いて、二次電池ブロック3を構成する少なくとも1つの電池セルの電圧が予め定められた下限電圧以下になったことを、電池パック1の状態の変化として検出する。ここで、下限電圧は、ユーザが電池パックの充電を数ヶ月間、全く行わない場合に到達する電圧であり、一般ユーザが電池パックを普通に使用している場合は到達しない電圧である。例えば、電池セル31〜33の満充電時の電圧の20%以下などと設定することができる。また。状態変化検出部221は電圧検出部24から出力された検出データを用いて二次電池ブロック3が制御回路2から取り外されたことを、電池パック1の状態の変化として検出する。
データ書込部222は、状態変化検出部221が少なくとも1つの電池セルの電圧が下限電圧以下になったことを検出したとき、下限電圧履歴データを記憶部23に書き込み、書き込み処理が終了したとき、電源回路4に電池パックの稼働を停止させる信号を出力する。
また、データ書込部222は、電池パック1の稼働が開始されたとき、記憶部23に下限電圧履歴データが書き込まれていない場合は、記憶部23に下限電圧履歴データを書き込む。
また、データ書込部222は状態変化検出部221が、二次電池ブロック3が制御回路2から取り外されたことを検出したとき、取外し履歴データを記憶部23に書き込む。
更に、データ書込部222は、操作指令判定部224により、外部接続装置100を用いて入力された操作指令が記憶部23に下限電圧履歴データを書き込むための書込指令であると判定された場合、記憶部23に下限電圧履歴データを書き込む。
状態制御部223は、記憶部23に下限電圧履歴データが書き込まれている場合もしくは取外し履歴データが書き込まれている場合、通電スイッチ21をオフさせる、又は電源回路4に電池パック1の稼働を停止させ、電池パック1を使用禁止状態にする。また、状態制御部223は、記憶部23に下限電圧履歴データが書き込まれていない場合および取外し履歴が書き込まれていない場合、通電スイッチ21をオンさせ、電池パック1を使用可能状態にする。
操作指令判定部224は、外部接続装置100を用いてオペレータにより入力された操作指令を通信部26が受信したとき、受信した操作指令が下限電圧履歴データを消去するための消去指令であるか否か、又は下限電圧履歴データを書き込むための書込指令であるか否かを判定する。
データ消去部225は、電源回路4の稼働が開始されたとき、記憶部23に下限電圧履歴データが書き込まれている場合は、記憶部23から下限電圧履歴データを消去する。また、データ消去部225は、操作指令判定部224により、外部接続装置100を用いて入力された操作指令が下限電圧履歴データを消去するための消去指令であると判定されたとき、記憶部23から下限電圧履歴データを消去する。
通信部26は、通信端子T5を介して外部接続装置100から種々のデータを受信すると共に、外部接続装置100に対して種々のデータを送信する。具体的には、通信部26は、演算部22が算出した二次電池ブロック3の残容量を示すデータを送信したり、外部接続装置100からオペレータが入力した操作指令を受信したりする。
記憶部23は、EPROM等の書き換え可能な不揮発性の記憶装置から構成され、電池パック1を制御するための制御プログラムを記憶していると共に、データ書込部222によって書き込まれた下限電圧履歴データ等を記憶する。
電源回路4は、二次電池ブロック3又は外部接続装置100からの電力を安定化させて、制御回路2に供給し、電池パック1を稼働させる。ここで、電源回路4は、状態変化検出部221が少なくとも1つの電池セルの電圧が下限電圧以下になったことを検出して、データ書込部222が記憶部23に下限電圧履歴データを書き込んだとき、稼働を停止し、演算部22に対して供給される電力を遮断する。一方、電源回路4は稼働を停止しているときに、外部接続装置100が接続され、端子T1,T2に所定レベルの電圧が印加されたとき、稼働を開始し制御回路2に対して電力供給を開始する。なお、電源回路4は、二次電池ブロック3が取り外されて、電源回路4への電力供給が停止されたときも稼働を停止し、制御回路2への電力供給を停止する。
ここで、電池パック1は、電源回路4が稼働した状態で出荷されることが一般的であり、また、一般ユーザも、少なくとも1つの電池セルが下限電圧以下になるまで電池パック1を使用することは稀であるため、一般ユーザが所持している電池パック1の電源回路4の稼働の停止は稀にしか起こらない。
外部接続装置100は、二次電池ブロック3を充電する充電装置、或いは負荷装置から構成される。また、外部接続装置100は通信機能を備え、通信端子T6を介して電池パック1に対して種々のデータを送信したり、電池パック1から種々のデータを受信したりする。負荷装置としては、ノート型のパーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA、電動工具等の装置を採用することができる。
更に、外部接続装置100は、制御部101、通電スイッチ102、及び入力部103を備えている。制御部101は、外部接続装置100全体の制御を司る。通電スイッチ102は、FET等の可逆式のスイッチ又は温度ヒューズ等の非可逆式のスイッチから構成され、制御部101の制御の下、オン又はオフする。入力部103は、記憶部23に下限電圧履歴データを書き込むためのオペレータからの書込指令又は消去するためのオペレータからの消去指令を受け付ける。
なお、本実施の形態では、端子T1,T2、通信端子T5、及び通信部26が受付部の一例に相当する。
次に、実施の形態1の電池パック1による下限電圧履歴データの書き込み処理について図2のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップS1において、状態変化検出部221が二次電池ブロック3を構成する少なくとも1つの電池セルの電圧が所定の下限電圧以下になったかどうかを確認する(ステップS1)。ステップS1において、所定の下限電圧以下になったことを検出した場合(ステップS1でYES)、データ書込部222は、記憶部23に下限電圧履歴データを書き込む(ステップS2)。一方、ステップS1において、状態変化検出部221が、二次電池ブロック3を構成する少なくとも1つの電池セルの電圧が下限電圧以下になったことを検出しない場合(ステップS1でNO)、処理をステップS1に戻す。
そして、データ書込部222は、電源回路4に対して電池パック1の稼働の停止を指示する信号を出力し、電源回路4は稼働を停止して、制御回路2への電力供給を停止する(ステップS3)。
次に、実施の形態1の電池パック1による取外し履歴データの書き込み処理について図3のフローチャートを用いて説明する。まず、状態変化検出部221が、二次電池ブロック3の電池セル31〜33の何れかが制御回路2より取り外されたかどうかを確認する(ステップS11)。ここでは、状態変化検出部221が、電圧検出部24から出力された検出データを用いて、二次電池ブロック3を構成する少なくとも1つの電池セルの電圧が予め定められた下限電圧以下になったことで、電池セルが取り外されたと検出する。ステップS11において、電池セルの何れかが取り外されたと検出した場合(ステップS11でYES)、データ書込部222は、記憶部23に取外し履歴データを書き込む(ステップS12)。一方、ステップS11において、状態変化検出部221が、二次電池ブロック3が制御回路2より取り外されたことを検出しない場合(ステップS11でNO)、処理をステップS11に戻す。
次に、図4を用いて、電源回路4の稼働開始時の処理について説明する。なお、このフローチャートの処理が実行される前、電源回路4は稼働を停止していたものとする。まず、端子T1,T2及び通信端子T5に外部接続装置100の端子T3,T4及び通信端子T6が接続され、電源回路4に所定レベル以上の電圧が印加されると、電源回路4は稼働を開始して制御回路2への電力供給を開始する(ステップS21)。
データ書込部222又はデータ消去部225は記憶部23に下限電圧履歴データが記憶されているか否かを判定し(ステップS22)、データ書込部222又は記憶部23に取外し履歴データが記憶されているか否かを判定する(ステップS23)。そして、記憶部23に下限電圧履歴データが記憶されているかどうかを確認する(ステップS24)。ステップS24において、下限電圧履歴データが記憶されている場合(ステップS24でYES)、データ消去部225は、二次電池ブロック3を使用可能状態にするために、記憶部23に記憶されている下限電圧履歴データを消去する(ステップS25)。
状態制御部223は、記憶部23に下限電圧履歴データおよび取外し履歴データが書き込まれていないため、通電スイッチ21をオンして電池パック1を使用可能状態にする(ステップS26)。ここで、状態制御部223は、例えば記憶部23に下限電圧履歴データが書き込まれているか否かの判定を一定時間毎に行う。
ステップS24において、記憶部23に下限電圧履歴データが記憶されていない場合(ステップS24でNO)、記憶部23に取外し履歴データが記憶されているかどうかを確認する(ステップS27)。ステップS27において、取外し履歴データが記憶されていない場合(ステップS27でYES)、データ書込部222は、記憶部23に下限電圧履歴データを書き込む(ステップS28)。状態制御部223は、記憶部23に下限電圧履歴データが書き込まれているため、通電スイッチ21をオフして電池パック1を使用禁状態にする(ステップS29)。ここで、状態制御部223は、電源回路4に電池パック1の稼働を停止させることで、電池パック1を使用禁止状態にしてもよい。また、ステップS27において、記憶部23に取外し履歴データが記憶されていない場合(ステップS27でNO)、二次電池ブロック3が制御回路2より不正に取り外されていないと判断し、電池パック1を使用可能状態にする。
以上説明したように実施の形態1の電池パック1によれば、二次電池ブロック3を構成する電池セル31〜33のうち、いずれかの電池セルの電圧が下限電圧以下となり電池パック1の稼働が停止される際、データ書込部222は記憶部23に下限電圧履歴データを書き込む。また、制御回路2が二次電池ブロック3より取り外された場合それを検出し、データ書込部222は記憶部23に取外し履歴データを書き込む。
そのため、電池セル31〜33のいずれかの電圧が下限電圧以下となる前に電池パック1から二次電池ブロック3が取り外された場合は、記憶部23には下限電圧履歴データが書き込まれることなく電源回路4は稼働を停止する。加えて、取外し検出部により二次電池ブロック3が制御回路2より取り外されたことを検出し記憶部23に取外し履歴データが記憶される。
そして、電源回路4の稼働が開始されるとき、記憶部23に下限電圧履歴データが書き込まれておらず、かつ、記憶部23に取外し履歴データが書き込まれている場合、データ書込部222は、記憶部23に下限電圧履歴データを書き込み、二次電池ブロック3を使用禁止状態にする。
一方、電源回路4の稼働が開始されるとき、記憶部23に下限電圧履歴データが書き込まれておらず、かつ、記憶部23に取外し履歴データが書き込まれていない場合、電池パック1を使用可能状態にする。
また、電源回路4の稼働が開始されるとき、記憶部23に下限電圧履歴データが書き込まれている場合は、データ消去部225は記憶部23から下限電圧履歴データを消去して、電池パック1を使用可能状態にする。
また、EMIなどのノイズによりマイクロコンピュータの起動が停止した場合、次回起動時に下限電圧履歴データが書き込まれていないが、取外し履歴データが書き込まれていないため、電池パック1を使用可能とすることができ、不正なリサイクルを行っていない場合における誤動作を回避することができる。
なお、新品の電池パック1は、下限電圧履歴データが書き込まれていないため、使用禁止状態となっているが、これを防止するために、新品の電池パック1を出荷する前に、この電池パック1に外部接続装置100を接続し、外部接続装置100から書込指令を入力して、記憶部23に下限電圧履歴データを書き込ませ、電源回路4の稼働を開始させてから新品の電池パック1を出荷すればよい。
(実施の形態2)
次に実施の形態2による電池パック1aについて説明する。実施の形態2による電池パック1aは、稼働停止時に下限電圧履歴データを書き込む代わりに、稼働開始時に開始履歴データを書き込むことを特徴とする。図5は、実施の形態2による電池パック1aのブロック図を示している。なお、実施の形態2の電池パック1aにおいて実施の形態1と同一のものは同一の符号を付し説明を省略する。
状態変化検出部221aは、外部接続装置100が接続され、端子T1,T2に所定の電圧が印加され、電源回路4が稼働を開始し、制御回路2に電力供給を開始したとき、電池パック1aの状態が変化したと判定する。
データ書込部222aは、状態変化検出部221aにより電源回路4の稼働開始が検出されたとき、記憶部23に稼働が開始したことを示す開始履歴データを書き込む。
データ消去部225aは、操作指令判定部224aによりオペレータからの操作指令が開始履歴データを消去するための消去指令であると判定されたとき、記憶部23から開始履歴データを消去する。
操作指令判定部224aは、外部接続装置100を用いてオペレータにより入力された操作指令を通信部26が受信したとき、受信した操作指令が開始履歴データを消去するための消去指令であるか否かを判定する。
次に、実施の形態2による電池パック1aの動作について説明する。図6は、電池パック1aの起動時の処理を示したフローチャートである。なお、このフローチャートの処理が実行される前、電池パック1は稼働が停止されていたものとする。
まず、状態変化検出部221aは、端子T1,T2及び通信端子T5に外部接続装置100の端子T3,T4及び通信端子T6が接続され、電源回路4により制御回路2に電力供給が開始されたことを検出する(ステップS31)。
データ書込部222aは、記憶部23に開始履歴データを書き込む(ステップS32)。データ消去部225aは、操作指令判定部224aにより外部接続装置100から送信された操作指令が開始履歴データを消去するための消去指令であるかどうかを判定する(ステップS33)。ステップS33において、消去指令であると判定されると(ステップS33でYES)、記憶部23から開始履歴データを消去する。一方、ステップS33において、データ消去部225aは、通信部26が外部接続装置100からの開始履歴データの消去指令を受信しない場合(ステップS33でNO)、処理を終了させる。
図7は、電源回路4の稼働開始時の処理を示したフローチャートである。まず、状態制御部223は、記憶部23に開始履歴データが書き込まれているか否かを判定する(ステップS41)。ステップS41において、開始履歴データが書き込まれている場合(ステップS41でYES)、次に取外し履歴データが記憶部23に書き込まれているか否かを判定する(ステップS42)。ステップS42にて取外し履歴データが書き込まれている場合(ステップS42にてYES)、通電スイッチ21をオフにして、電池パック1aを使用禁止状態にする(ステップS43)。
一方、ステップS41において、状態制御部223は、記憶部23に開始履歴データが書き込まれていない場合(ステップS41でNO)や、ステップS42において、状態制御部223は記憶部23に取外し履歴データが書き込まれていなかった場合(ステップS42にてNO)の場合、通電スイッチ21をオンし、電池パック1aを使用可能状態にする(ステップS44)。
以上、説明したように、実施の形態2による電池パック1aによれば、電池パック1aのリサイクル工程において、二次電池ブロック3が交換され、電池パック1aの稼働が開始されたとき、記憶部23に開始履歴データが書き込まれる。そして、状態制御部223は開始履歴データが記憶部23に書き込まれている場合は、電池パック1aを使用禁止状態にし、開始履歴データが記憶部23に書き込まれていないかつ、取外し履歴データが書き込まれている場合は、電池パック1aを使用可能状態にする。
ここで、電池パック1aの製造元は、正規のリサイクル業者のみに開始履歴データの消去指令を教えるようにする。これにより、正規のリサイクル業者は、リサイクル工程において、二次電池ブロック3を交換して電源回路4の稼働を開始させたときに記憶部23に書き込まれた開始履歴データを消去して、電池パック1aを出荷することができる。
一方、不正なリサイクル業者は、上記消去指令を知らないため、リサイクル工程において、電源回路4の稼働を開始させたときに記憶部23に書き込まれた開始履歴データを消去して電池パック1aを出荷することができない。そのため、不正なリサイクル業者による二次電池ブロック3の交換を防止することができる。
また、EMIなどのノイズによりマイクロコンピュータの起動が停止した場合、次回起動時に開始履歴データが書き込まれていたとしても、取外し履歴データが書き込まれていないため、電池パック1aを使用可能とすることができ、不正なリサイクルを行っていない場合における誤動作を回避することができる。
本発明によれば、不正な業者による二次電池ブロックの交換を防止することができるため、携帯電話やノートパソコン等の装置に対して有用な電池パックを提供することができる。
1,1a 電池パック
2 制御回路
3 二次電池ブロック
4 電源回路
21 通電スイッチ
22 演算部
221,221a 状態変化検出部
222,222a データ書込部
223 状態制御部
224,224a 操作指令判定部
225,225a データ消去部
23 記憶部
24 電圧検出部
25 電流検出部
26 通信部
27 取外し検出部
31,32,33 電池セル
100 外部接続装置
101 制御部
102 通電スイッチ
103 入力部
T1,T2,T3,T4 端子
T5,T6 通信端子

Claims (4)

  1. 複数の二次電池と制御回路を備える電池パックであって、
    前記制御回路は、
    前記二次電池の各々の電圧を出力し、前記二次電池が取り外されたとき異常な電圧を出力する取外し検出部と、
    前記取外し検出部からの電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部からの電圧の状態の変化を検出する状態変化検出部と、
    前記状態変化検出部により、前記二次電池の異常な電圧が検出されたとき、状態が変化したことを示す状態変化履歴データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に前記状態変化履歴データが書き込まれている場合、当該電池パックを使用禁止状態にし、前記記憶部に前記状態変化履歴データが書き込まれていない場合、当該電池パックを使用可能状態にする状態制御部とを備えることを特徴とする電池パック。
  2. 前記状態変化検出部は、前記二次電池の電圧が、電池パックの通常使用時における前記二次電池の電圧範囲の下限電圧以下となったとき、下限電圧履歴データとして前記記憶部に書き込み、
    前記記憶部に前記履歴データが書き込まれている場合、前記状態制御部は、当該電池パックを使用可能状態にすることを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記取外し検出部は、前記電圧検出部が前記二次電池の電圧を検出する配線に抵抗とダイオードの並列回路を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  4. 前記状態変化検出部は、外部装置が接続されて制御回路に電源供給が開始されたとき、前記記憶部に開始履歴データを記録し、外部装置からオペレータからの操作指示で開始履歴データを消去することを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
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