JP2012133258A - 電子カメラ - Google Patents

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Masayoshi Okamoto
正義 岡本
Hiroshi Sugimoto
浩史 杉本
Hisanori Yonetani
尚紀 米谷
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Abstract

【構成】イメージセンサ16は、フォーカスレンズを通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を出力する。ドライバ18aは、フォーカスレンズから撮像面までの距離を変更する。AF評価回路24は、変更手段の変更処理と並列して撮像手段から出力された被写界像の高周波成分に基づいて複数の合焦点を検出する。CPU26は、検出手段によって検出された複数の合焦点のうち既定条件を満足する特定合焦点に対応して撮像手段から出力された被写界像から格子パターン画像を探索する。CPU26はまた、フォーカスレンズから撮像面までの距離を検出手段によって検出された複数の合焦点のうち特定合焦点と異なる合焦点に対応する距離に設定する処理を探索手段の検知に対応して実行する。
【効果】格子と異なる物体に合焦することができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、電子カメラに関し、特にフォーカスレンズから撮像面までの距離を合焦点に対応する距離に設定する、電子カメラに関する。
この種のカメラの一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、被写体である動物と障害物である檻とが表示された表示画面において、焦点を合わせるべき動物の表示領域の一部に操作者が焦点設定マークを移動させることによって、焦点ポイントが設定される。また、焦点を合わせたくない檻の表示領域の一部に操作者が非焦点設定マークを移動させることによって、非焦点ポイントが設定される。このようにして設定された焦点ポイントに焦点が合うように、撮像レンズが移動された上で撮影が行われる。
特開2006−245792号公報
しかし、背景技術では、焦点ポイントの設定には操作者の操作が必要であり、檻等の格子に合焦することを避けるために、操作性が低下する。また、操作者の誤操作によって格子と異なる物体に合焦できない可能性がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、格子と異なる物体に合焦することができる、電子カメラを提供することである。
この発明に従う電子カメラ(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、フォーカスレンズを通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を出力する撮像手段(16)、フォーカスレンズから撮像面までの距離を変更する変更手段(18a)、変更手段の変更処理と並列して撮像手段から出力された被写界像の高周波成分に基づいて複数の合焦点を検出する検出手段(24)、検出手段によって検出された複数の合焦点のうち既定条件を満足する特定合焦点に対応して撮像手段から出力された被写界像から格子パターン画像を探索する探索手段(S35~S47, S51, S53)、およびフォーカスレンズから撮像面までの距離を検出手段によって検出された複数の合焦点のうち特定合焦点と異なる合焦点に対応する距離に設定する処理を探索手段の検知に対応して実行する第1設定手段(S13, S15, S49)を備える。
好ましくは、既定条件は最至近側に存在するという条件を含む。
好ましくは、探索手段によって探索される格子パターン画像は基準を上回るサイズの格子パターン画像に相当する。
好ましくは、フォーカスレンズから撮像面までの距離を特定合焦点に対応する距離に設定する処理を探索手段の非検知に対応して実行する第2設定手段(S7, S33)をさらに備える。
好ましくは、探索手段は、格子パターンを示す辞書画像と被写界像の一部とを照合する照合手段(S65~S77, S83~S91)、および照合手段の照合結果に基づいて格子パターン画像のサイズを算出する算出手段(S101~S121)を含む。
この発明に従う撮像制御プログラムは、電子カメラ(10)のプロセッサ(26)に、フォーカスレンズを通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を出力する撮像ステップ(16)、フォーカスレンズから撮像面までの距離を変更する変更ステップ(18a)、変更ステップの変更処理と並列して撮像ステップから出力された被写界像の高周波成分に基づいて複数の合焦点を検出する検出ステップ(24)、検出ステップによって検出された複数の合焦点のうち既定条件を満足する特定合焦点に対応して撮像ステップから出力された被写界像から格子パターン画像を探索する探索ステップ(S35~S47, S51, S53)、およびフォーカスレンズから撮像面までの距離を検出ステップによって検出された複数の合焦点のうち特定合焦点と異なる合焦点に対応する距離に設定する処理を探索ステップの検知に対応して実行する第1設定ステップ(S13, S15, S49)を実行させるための、撮像制御プログラムである。
この発明に従う撮像制御方法は、電子カメラによって実行される撮像制御方法であって、フォーカスレンズを通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を出力する撮像ステップ(16)、フォーカスレンズから撮像面までの距離を変更する変更ステップ(18a)、変更ステップの変更処理と並列して撮像ステップから出力された被写界像の高周波成分に基づいて複数の合焦点を検出する検出ステップ(24)、検出ステップによって検出された複数の合焦点のうち既定条件を満足する特定合焦点に対応して撮像ステップから出力された被写界像から格子パターン画像を探索する探索ステップ(S35~S47, S51, S53)、およびフォーカスレンズから撮像面までの距離を検出ステップによって検出された複数の合焦点のうち特定合焦点と異なる合焦点に対応する距離に設定する処理を探索ステップの検知に対応して実行する第1設定ステップ(S13, S15, S49)を備える。
この発明に従う外部制御プログラムは、メモリ(44)に保存された内部制御プログラムに従う処理を実行するプロセッサ(26)を備える電子カメラ(10)に供給される外部制御プログラムであって、フォーカスレンズを通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を出力する撮像ステップ(16)、フォーカスレンズから撮像面までの距離を変更する変更ステップ(18a)、変更ステップの変更処理と並列して撮像ステップから出力された被写界像の高周波成分に基づいて複数の合焦点を検出する検出ステップ(24)、検出ステップによって検出された複数の合焦点のうち既定条件を満足する特定合焦点に対応して撮像ステップから出力された被写界像から格子パターン画像を探索する探索ステップ(S35~S47, S51, S53)、およびフォーカスレンズから撮像面までの距離を検出ステップによって検出された複数の合焦点のうち特定合焦点と異なる合焦点に対応する距離に設定する処理を探索ステップの検知に対応して実行する第1設定ステップ(S13, S15, S49)を内部制御プログラムと協働してプロセッサに実行させるための、外部制御プログラムである。
この発明に従う電子カメラは、外部制御プログラムを受信する受信手段(46)、および受信手段によって受信された外部制御プログラムとメモリ(44)に保存された内部制御プログラムとに従う処理を実行するプロセッサ(26)を備える電子カメラ(10)であって、外部制御プログラムは、フォーカスレンズを通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を出力する撮像ステップ(16)、フォーカスレンズから撮像面までの距離を変更する変更ステップ(18a)、変更ステップの変更処理と並列して撮像ステップから出力された被写界像の高周波成分に基づいて複数の合焦点を検出する検出ステップ(24)、検出ステップによって検出された複数の合焦点のうち既定条件を満足する特定合焦点に対応して撮像ステップから出力された被写界像から格子パターン画像を探索する探索ステップ(S35~S47, S51, S53)、およびフォーカスレンズから撮像面までの距離を検出ステップによって検出された複数の合焦点のうち特定合焦点と異なる合焦点に対応する距離に設定する処理を探索ステップの検知に対応して実行する第1設定ステップ(S13, S15, S49)を内部制御プログラムと協働して実行するプログラムに相当する。
特定合焦点に対応する被写界像から格子パターン画像が検知されると、フォーカスレンズから撮像面までの距離は、特定合焦点と異なる合焦点に対応する距離に設定される。これによって、格子と異なる物体にフォーカスを合わせることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施例の基本的構成を示すブロック図である。 この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 撮像面における評価エリアの割り当て状態の一例を示す図解図である。 フォーカスレンズの位置と取り込まれたAF評価値との関係を示す図解図である。 指定パターン検出処理において参照されるパターン辞書の構成の一例を示す図解図である。 指定パターン検出処理において参照されるレジスタの一例を示す図解図である。 指定パターン検出処理において参照される他のレジスタの一例を示す図解図である。 指定パターン検出処理において用いられるパターン検出枠の一例を示す図解図である。 パターン検出タスクにおける指定パターン検出処理の一部を示す図解図である。 パターン検出タスクにおいて捉えられた格子状の障害物を表す画像の一例を示す図解図である。 サイズ算出処理において参照されるレジスタの一例を示す図解図である。 サイズ算出処理において参照される他のレジスタの一例を示す図解図である。 パターン検出タスクにおけるサイズ算出処理の一部を示す図解図である。 パターン検出タスクにおけるサイズ算出処理の他の一部を示す図解図である。 撮像タスクにおいて捉えられた被写界像の一例を示す図解図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 この発明の他の実施例の構成を示すブロック図である。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
[基本的構成]
図1を参照して、この実施例の電子カメラは、基本的に次のように構成される。撮像手段1は、フォーカスレンズを通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を出力する。変更手段2は、フォーカスレンズから撮像面までの距離を変更する。検出手段3は、変更手段の変更処理と並列して撮像手段から出力された被写界像の高周波成分に基づいて複数の合焦点を検出する。探索手段4は、検出手段によって検出された複数の合焦点のうち既定条件を満足する特定合焦点に対応して撮像手段から出力された被写界像から格子パターン画像を探索する。第1設定手段5は、フォーカスレンズから撮像面までの距離を検出手段によって検出された複数の合焦点のうち特定合焦点と異なる合焦点に対応する距離に設定する処理を探索手段の検知に対応して実行する。
特定合焦点に対応する被写界像から格子パターン画像が検知されると、フォーカスレンズから撮像面までの距離は、特定合焦点と異なる合焦点に対応する距離に設定される。これによって、格子と異なる物体にフォーカスを合わせることができる。
[実施例]
図2を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、ドライバ18aおよび18bによってそれぞれ駆動されるフォーカスレンズ12および絞りユニット14を含む。これらの部材を経た被写界の光学像は、イメージセンサ16の撮像面に照射され、光電変換を施される。これによって、被写界像を表す電荷が生成される。
電源が投入されると、CPU26は、動画取り込み処理を実行するべく、撮像タスクの下で露光動作および電荷読み出し動作の繰り返しをドライバ18cに命令する。ドライバ18cは、図示しないSG(Signal Generator)から周期的に発生する垂直同期信号Vsyncに応答して、撮像面を露光し、かつ撮像面で生成された電荷をラスタ走査態様で読み出す。イメージセンサ16からは、読み出された電荷に基づく生画像データが周期的に出力される。
前処理回路20は、イメージセンサ16から出力された生画像データにディジタルクランプ,画素欠陥補正,ゲイン制御などの処理を施す。これらの処理を施された生画像データは、メモリ制御回路22を通してSDRAM32の生画像エリア32aに書き込まれる。
後処理回路34は、生画像エリア32aに格納された生画像データをメモリ制御回路30を通して読み出し、読み出された生画像データに色分離処理,白バランス調整処理およびYUV変換処理を施す。後処理回路34はさらに、YUV形式に従う画像データに対して表示用のズーム処理を実行する。この結果、YUV形式に従う表示画像データおよび探索画像データが個別に作成される。表示画像データは、メモリ制御回路30によってSDRAM32の表示画像エリア32bに書き込まれる。探索画像データは、メモリ制御回路30によってSDRAM32の探索画像エリア32cに書き込まれる。
LCDドライバ36は、表示画像エリア32bに格納された表示画像データをメモリ制御回路30を通して繰り返し読み出し、読み出された画像データに基づいてLCDモニタ38を駆動する。この結果、被写界のリアルタイム動画像(スルー画像)がモニタ画面に表示される。
図3を参照して、撮像面の中央には評価エリアEVAが割り当てられる。評価エリアEVAは水平方向および垂直方向の各々において16分割され、256個の分割エリアが評価エリアEVAを形成する。また、前処理回路20は、上述した処理に加えて、生画像データを簡易的にYデータおよびRGBデータに変換する。
AE評価回路22は、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に、前処理回路20によって生成されたYデータのうち評価エリアに属するYデータを分割エリア毎に積分する。これによって、256個の積分値つまり256個のAE評価値が、垂直同期信号Vsyncに応答してAE評価回路22から出力される。
AF評価回路24は、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に、前処理回路20から出力されたYデータのうち同じ評価エリアに属するYデータの高域周波数成分を抽出し、抽出された高域周波数成分を分割エリア毎に積分する。これによって、256個の積分値つまり256個のAF評価値が、垂直同期信号Vsyncに応答してAF評価回路24から出力される。
シャッタボタン28shが非操作状態のとき、CPU26は、AE評価回路22からの出力に基づく簡易AE処理を撮像タスクの下で実行し、適正EV値を算出する。算出された適正EV値を定義する絞り量および露光時間はドライバ18bおよび18cにそれぞれ設定され、この結果、スルー画像の明るさが適度に調整される。
シャッタボタン28shが半押しされると、CPU26は、撮像タスクの下で第1AF処理を実行する。第1AF処理においては、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に、CPU26はフォーカスレンズ12の既定幅の移動をドライバ18aに命令する。ドライバ18aは、至近端から無限端へ既定幅ずつフォーカスレンズ12を移動する。また、AF評価回路24から出力されたAF評価値が、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に取り込まれる。
フォーカスレンズ12が無限端まで移動すると、至近端から無限端までのフォーカスレンズ12の各々の位置におけるAF評価値の中から最大値を求めることにより、最大値を示すレンズ位置が合焦点として検出される。このようにして発見された合焦点はドライバ18aに設定され、ドライバ18aはフォーカスレンズ12を合焦点に配置する。この結果、スルー画像の鮮鋭度が向上する。
図4を参照して、曲線CVは、至近端から無限端までのフォーカスレンズ12の各々の位置におけるAF評価値を表す。曲線CVによると、フォーカスレンズ12の位置がAFP1であるときにAF評価値は最大値MV1を示すので、レンズ位置AFP1が合焦点として検出される。よって、フォーカスレンズ12はレンズ位置AFP1に配置される。
第1AF処理が完了すると、CPU26は、被写体の至近側に存在する金網およびネット等の格子状の障害物に合焦されているか否かを判別するべく、パターン検出タスクを起動する。パターン検出タスクの下ではまず、フラグFLGendが“0”に初期設定される。ここで、フラグFLGendは、パターン検出タスクが完了したか否かを識別するためのフラグである。“0”がタスクの実行中を示す一方、“1”がタスクの完了を示す。
次に、フラグFLGptnが“0”に初期設定される。ここで、フラグFLGptnは、障害物に合焦されているか否かを識別するためのフラグである。“0”が障害物に合焦されていないことを示す一方、“1”が障害物に合焦されたことを示す。
パターン検出タスクの下でCPU26は、第1AF処理で設定された合焦点に対応した被写界像から格子状の障害物を探索するべく、指定パターン検出処理を実行する。このような指定パターン検出処理のために、図5に示すパターン辞書PDC,図6に示す検出結果レジスタRGST1,図7に示す検出数レジスタRGST2,および図8に示す複数のパターン検出枠PD,PD,PD,…が準備される。
パターン辞書PDCには複数の格子状パターンの特徴量が収められる。検出結果レジスタRGST1は指定パターン検出処理で検出された格子画像の情報を保持するためのレジスタに相当し、検出された格子画像の位置(格子画像が検出された時点のパターン検出枠PDの位置)を記述するカラムと検出された格子画像のサイズ(格子画像が検出された時点のパターン検出枠PDのサイズ)を記述するカラムとによって形成される。検出数レジスタRGST2は指定パターン検出処理で検出された格子画像の数を保持するためのレジスタに相当する。
パターン検出枠PDは、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に、探索画像エリア32cに割り当てられた探索エリア上をラスタ走査態様で移動する(図9参照)。パターン検出枠PDのサイズは、ラスタ走査が終了する毎に最大サイズSZmaxから最小サイズSZminまで“5”刻みで縮小される。
また、変数Nが“1”〜“Nmax”の各々に設定され、格子状の障害物に合焦されていると判断されるまでNmax回を限度として、指定パターン検出処理が繰り返し実行される。なお、“Nmax”は、パターン辞書PDCに格納された辞書の総数に相当する。
指定パターン検出処理ではまず、検出結果レジスタRGST1および検出数レジスタRGST2を初期化すべく、各々の登録内容がクリアされる。次に、評価エリアEVAの全域が格子画像の探索エリアとして設定される。また、パターン検出枠PDのサイズの可変範囲を定義するべく、最大サイズSZmaxが“200”に設定され、最小サイズSZminが“20”に設定される。
パターン検出枠PDに属する一部の探索画像データは、メモリ制御回路30を通して探索画像エリア32cから読み出される。読み出された探索画像データの特徴量は、パターン辞書PDCに収められたN番目の特徴量と照合される。閾値REF2以上の照合度が得られると、格子画像が検出されたものとみなされ、現時点のパターン検出枠PDの位置およびサイズが検出結果レジスタRGST1に登録される。また、検出数レジスタRGST2に登録された数がインクリメントされる。
図10に示す画像上において探索処理が実行された場合は、図5に示すパターン辞書PDCの1番目のカラムが参照され、パターン検出枠PD1によって、格子模様の金網で構成される柵FCの一部が検出される。また、パターン検出枠PD1の位置およびサイズが検出結果レジスタRGST1に登録される。
指定パターン検出処理が完了すると、パターン検出タスクの下でCPU26は、検出結果レジスタRGST1および検出数レジスタRGST2を参照して、格子画像が分布する領域のサイズを算出するべく、サイズ算出処理を実行する。このようなサイズ算出処理のために、図11に示すサイズ積算レジスタRGST3および図12に示す重複判定レジスタRGST4が準備される。
サイズ積算レジスタRGST3は、格子画像が分布する領域のサイズを積算するためのレジスタに相当する。重複判定レジスタRGST4は格子画像が分布する領域の情報を保持するためのレジスタに相当し、他の格子画像の領域と重複しない格子画像の領域の位置およびサイズの各々を記述するカラムによって形成される。
サイズ算出処理ではまず、サイズ積算レジスタRGST3および重複判定レジスタRGST4を初期化すべく、各々の登録内容がクリアされる。また、変数Mが“1”に初期設定され、変数Mの可変範囲を定義するべく、検出数レジスタRGST2の登録内容が示す値に最大値Mmaxが設定される。
次に、変数Mが“1”〜“Mmax”の各々に設定され、M番目に登録された位置およびサイズが検出結果レジスタRGST1から読み出される。読み出された位置およびサイズが示す格子画像の領域は、重複判定レジスタRGST4に登録された各々の領域と比較され、いずれの領域とも重複しない領域が含まれるか否かが判別される。
非重複領域があったときは、サイズ積算レジスタRGST3の登録内容が示すサイズに非重複領域のサイズが加算され、サイズ積算レジスタRGST3が更新される。また、非重複領域の位置およびサイズが重複判定レジスタRGST4に登録される。
図13に示す例によると、重複判定レジスタRGST4には領域AR1〜AR6の各々の位置およびサイズが登録されている。この例において、検出結果レジスタRGST1から読み出された位置およびサイズが枠GF1に囲まれた領域を示す場合は、枠GF1に囲まれた領域のうち斜線部分が領域AR2,領域AR3,または領域AR6と重複している。この場合、枠NF1に囲まれた領域は領域AR1〜AR6のいずれとも重複しない。よって、枠NF1に囲まれた領域の位置およびサイズが重複判定レジスタRGST4に登録される。
図14に示す例によると、重複判定レジスタRGST4には領域AR1〜AR8の各々の位置およびサイズが登録されている。この例において、検出結果レジスタRGST1から読み出された位置およびサイズが枠GF2に囲まれた領域を示す場合は、枠GF2に囲まれた領域の全てが領域AR1と重複している。よって、枠GF2に囲まれた領域が読み出されたときには、サイズ積算レジスタRGST3および重複判定レジスタRGST4は更新されない。
検出結果レジスタRGST1に登録された全ての領域についてサイズ算出処理が完了したとき、サイズ積算レジスタRGST3の値は格子画像が分布する領域のサイズを示す。このようにして算出された格子画像分布領域のサイズに基づいて、評価エリアEVAの全域において格子画像分布領域が占める割合が算出される。算出された割合が閾値REF1以上であると、格子状の障害物に合焦されているものとみなされる。よってフラグFLGptnが“1”に設定される。その後にフラグFLGendが“1”に設定されて、パターン検出タスクが完了する。
パターン辞書PDCに収められたいずれの特徴量を用いても格子画像分布領域が占める割合が閾値REF1未満であったときは、格子状の障害物には合焦されていないものとみなされる。この場合、フラグFLGptnは“0”を維持する一方、フラグFLGendが“1”に設定されて、パターン検出タスクが完了する。
パターン検出タスクの完了後にフラグFLGptnが“1”に設定されていたときは、第1AF処理において格子状の障害物の位置を基準として合焦点が設定されている。図10に示す例によると、被写体がライオンLNであるにも関わらず、第1AF処理によってライオンLNの至近側に存在する柵FCの位置を基準として合焦点が設定されている。このような場合CPU26は、第1AF処理によって設定された合焦点とは異なる合焦点を設定するべく、第2AF処理を実行する。
第2AF処理においては、第1AF処理によって配置された位置から既定距離(例えば1m)無限側に離れた位置を開始位置として、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に、CPU26はフォーカスレンズ12の既定幅の移動をドライバ18aに命令する。ドライバ18aは、開始位置から無限端へ既定幅ずつフォーカスレンズ12を移動する。また、AF評価回路24から出力されたAF評価値が、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に取り込まれる。
フォーカスレンズ12が無限端まで移動すると、開始位置から無限端までのフォーカスレンズ12の各々の位置におけるAF評価値の中から最大値を求めることにより、最大値を示すレンズ位置が新たな合焦点として検出される。このようにして発見された合焦点はドライバ18aに設定され、ドライバ18aはフォーカスレンズ12を新たな合焦点に配置する。この結果、障害物とは異なる物体に合焦される。
図4を参照して、最大値MV1を示すレンズ位置AFP1が第1AF処理において合焦点として検出された。レンズ位置AFP1から既定距離無限側に離れた位置から無限端までの間において、フォーカスレンズ12の位置がAFP2であるときにAF評価値は最大値MV2を示す。よって、第2AF処理においてはレンズ位置AFP2が合焦点として検出され、フォーカスレンズ12はレンズ位置AFP2に配置される。
図10に示す例のように第1AF処理によって柵FCの位置を基準として合焦点が設定された場合は、第2AF処理によって柵FCの無限側のライオンLNの位置を基準として合焦点が設定される。フォーカスレンズ12は新たに設定された合焦点に配置される。この結果、図15に示す被写界像がイメージセンサ16から出力され、被写界像における柵FCの鮮鋭度が低下する一方、ライオンLNの鮮鋭度が向上する。
第2AF処理が完了するとCPU26は、AE評価回路22からの出力に基づく厳格AE処理を撮像タスクの下で実行し、適正EV値を算出する。算出された最適EV値を定義する絞り量および露光時間は、上述と同様、ドライバ18bおよび18cにそれぞれ設定され、この結果、スルー画像の明るさが厳格に調整される。
シャッタボタン28shが全押しされると、静止画取り込み処理および記録処理が実行される。シャッタボタン28shが全押しされた時点の1フレームの画像データは、静止画取り込み処理によってSDRAM32の静止画エリア32dに取り込まれる。取り込まれた1フレームの画像データは、記録処理に関連して起動したI/F40によって静止画エリア32dから読み出され、ファイル形式で記録媒体42に記録される。
CPU26は、図16に示す撮像タスクおよび図18に示すパターン検出タスクを含む複数のタスクを並列的に実行する。なお、これらのタスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ44に記憶される。
図16を参照して、ステップS1では動画取り込み処理を実行する。この結果、被写界を表すスルー画像がLCDモニタ38に表示される。ステップS3ではシャッタボタン28shが半押しされたか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS5に進み、簡易AE処理を実行する。この結果、スルー画像の明るさが適度に調整される。
ステップS3の判別結果がNOからYESに更新されると、ステップS7で第1AF処理を実行する。第1AF処理においては、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に、フォーカスレンズ12が至近端から無限端へ既定幅ずつ移動され、AF評価回路24から出力されるAF評価値が取り込まれる。フォーカスレンズ12が無限端まで移動されると、至近端から無限端までのフォーカスレンズ12の各々の位置におけるAF評価値の中から最大値を求めることにより、最大値を示すレンズ位置が合焦点として検出される。フォーカスレンズ12は、このようにして発見された合焦点に配置される。この結果、スルー画像の鮮鋭度が向上する。
ステップS9では、パターン検出タスクを起動する。フラグFLGendは、パターン検出タスクの下で“0”に初期設定され、パターン検出タスクが完了したときに“1”に更新される。ステップS11では、このようなフラグFLG_endが“1”を示すか否かを繰り返し判別し、判別結果がNOからYESに更新されるとステップS13に進む。
フラグFLG_ptnは、パターン検出タスクの下で“0”に初期設定され、障害物に合焦されたと判断されたときに“1”に更新される。ステップS13では、このようなフラグFLG_ptnが“1”を示すか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS17に進む一方、判別結果がYESであればステップS15の処理を経てステップS17に進む。
ステップS15では第2AF処理を実行する。第2AF処理においては、第1AF処理によって配置された位置から既定距離無限側に離れた位置を開始位置として、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に、フォーカスレンズ12が無限端へ既定幅ずつ移動され、AF評価回路24から出力されるAF評価値が取り込まれる。フォーカスレンズ12が無限端まで移動されると、開始位置から無限端までのフォーカスレンズ12の各々の位置におけるAF評価値の中から最大値を求めることにより、最大値を示すレンズ位置が新たな合焦点として検出される。フォーカスレンズ12は、このようにして発見された新たな合焦点に配置される。この結果、本来の被写体の鮮鋭度が向上する。
ステップS17では厳格なAE処理を実行する。この結果、スルー画像の明るさが厳格に調整される。ステップS19ではシャッタボタン28shが全押しされたか否かを繰り返し判別し、判別結果がNOであれば、ステップS21でシャッタボタン28shが解除されたか否かを判別する。ステップS21の判別結果がNOであればステップS19に戻る一方、ステップS21の判別結果がYESであればステップS3に戻る。
ステップS19の判別結果がYESであれば、ステップS23で静止画取り込み処理を実行する。これによって、シャッタボタン28shが全押しされた直後の1フレームの画像データがSDRAM32の静止画エリア32dに取り込まれる。
ステップS25では記録処理を実行する。ステップS23で取り込まれた1フレームの画像データは、記録処理によって記録媒体42に記録される。記録処理が完了すると、その後にステップS3に戻る。
図18を参照して、ステップS31ではフラグFLGendを“0”に初期設定し、ステップS33ではフラグFLGptnを“0”に初期設定する。ステップS35では変数Nを“1”に設定し、ステップS37では変数Nの可変範囲を定義するべく最大値Nmaxをパターン辞書PDCに格納された辞書の総数に設定する。
ステップS39では、ステップS7の第1AF処理で設定された合焦点に対応した被写界像から格子状の障害物を探索するべく、指定パターン検出処理を実行する。ステップS41では検出結果レジスタRGST1に登録があるか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS51に進む一方、判別結果がYESであればステップS43に進む。
ステップS43では、格子画像が分布する領域のサイズを算出するべく、サイズ算出処理を実行する。ステップS45では、ステップS43で算出された格子画像分布領域のサイズに基づいて、評価エリアEVAの全域において格子画像分布領域が占める割合を算出する。
ステップS47では、ステップS45で算出された割合が閾値REF1以上であるか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS51に進む一方、判別結果がYESであればステップS49に進む。ステップS49では、格子状の障害物に合焦されていることを表明するべくフラグFLGptnを“1”に設定し、その後にステップS55に進む。
ステップS51では変数Nをインクリメントし、ステップS53では変数NがNmaxを超えたか否かを判別する。判別結果がNOであればステップS39に戻る一方、判別結果がYESであればステップS55に進む。ステップS55ではフラグFLGendを“1”に設定し、その後に処理が完了する。
ステップS39の指定パターン検出処理は、図20に示すサブルーチンに従って実行される。ステップS61では検出結果レジスタRGST1を初期化するべく登録内容をクリアし、ステップS63では検出数レジスタRGST2を初期化するべく登録内容をクリアする。
ステップS65では評価エリアEVAの全域を探索エリアとして設定する。ステップS67では、パターン検出枠PDのサイズの可変範囲を定義するべく、最大サイズSZmaxを“200”に設定し、最小SZminを“20”に設定する。ステップS69ではパターン検出枠PDのサイズを“SZmax”に設定し、ステップS71でパターン検出枠PDを探索エリアの左上位置に配置する。
ステップS73ではパターン検出枠PDに属する一部の画像データを読み出し、読み出された画像データの特徴量を算出する。算出された画像データの特徴量は、パターン辞書PDCに収められたN番目の特徴量とステップS75で照合される。ステップS77では照合度が閾値REF2以上であるか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS83に進む一方、判別結果がYESであればステップS79およびステップS81の処理を経てステップS83に進む。
ステップS79では現時点のパターン検出枠PDの位置およびサイズを検出結果レジスタRGST1に登録し、ステップS81では検出数レジスタRGST2に登録された数をインクリメントする。
ステップS83ではパターン検出枠PDが探索エリアの右下位置に到達したか否かを判別し、判別結果がNOであれば、ステップS85でパターン検出枠PDを既定量だけラスタ方向に移動させ、その後にステップS73に戻る。判別結果がYESであれば、パターン検出枠PDのサイズが“SZmin”以下であるか否かをステップS87で判別する。ステップS87の判別結果がNOであれば、ステップS89でパターン検出枠PDのサイズを“5”だけ縮小させ、ステップS91でパターン検出枠PDを探索エリアの左上位置に配置し、その後にステップS73に戻る。ステップS87の判別結果がYESであれば上階層のルーチンに復帰する。
ステップS43のサイズ算出処理は、図22に示すサブルーチンに従って実行される。ステップS101ではサイズ積算レジスタRGST3を初期化するべく登録内容をクリアし、ステップS103では重複判定レジスタRGST4を初期化するべく登録内容をクリアする。
ステップS105では変数Mを“1”に設定し、ステップS107では、変数Mの可変範囲を定義するべく、検出数レジスタRGST2の登録内容が示す値に最大値Mmaxを設定する。
ステップS109では、検出結果レジスタRGST1のM番目に登録された位置およびサイズを読み出す。読み出された位置およびサイズが示す格子画像の領域は、重複判定レジスタRGST4に登録された各々の領域とステップS111で比較される。比較の結果、重複判定レジスタRGST4に登録されたいずれの領域とも重複しない領域が、ステップS109で読み出された位置およびサイズが示す領域に含まれるか否かを、ステップS113で判別する。
判別結果がNOであればステップS119に進む一方、判別結果がYESであればステップS115およびステップS117の処理を経てステップS119に進む。ステップS115では、サイズ積算レジスタRGST3の登録内容が示すサイズに非重複領域のサイズを加算し、サイズ積算レジスタRGST3を更新する。ステップS117では、非重複領域の位置およびサイズを重複判定レジスタRGST4に登録する。
ステップS119では変数Mをインクリメントし、ステップS121では変数MがMmaxを超えたか否かを判別する。判別結果がNOであればステップS109に戻る一方、判別結果がYESであれば上階層のルーチンに復帰する。
以上の説明から分かるように、イメージセンサ16は、フォーカスレンズを通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を出力する。ドライバ18aは、フォーカスレンズから撮像面までの距離を変更する。AF評価回路24は、変更手段の変更処理と並列して撮像手段から出力された被写界像の高周波成分に基づいて複数の合焦点を検出する。CPU26は、検出手段によって検出された複数の合焦点のうち既定条件を満足する特定合焦点に対応して撮像手段から出力された被写界像から格子パターン画像を探索する。CPU26はまた、フォーカスレンズから撮像面までの距離を検出手段によって検出された複数の合焦点のうち特定合焦点と異なる合焦点に対応する距離に設定する処理を探索手段の検知に対応して実行する。
このように、特定合焦点に対応する被写界像から格子パターン画像が検知されると、フォーカスレンズから撮像面までの距離は、特定合焦点と異なる合焦点に対応する距離に設定される。これによって、格子と異なる物体にフォーカスを合わせることができる。
なお、この実施例では、マルチタスクOSおよびこれによって実行される複数のタスクに相当する制御プログラムは、フラッシュメモリ44に予め記憶される。しかし、外部サーバに接続するための通信I/F46を図24に示す要領でディジタルカメラ10に設け、一部の制御プログラムを内部制御プログラムとしてフラッシュメモリ44に当初から準備する一方、他の一部の制御プログラムを外部制御プログラムとして外部サーバから取得するようにしてもよい。この場合、上述の動作は、内部制御プログラムおよび外部制御プログラムの協働によって実現される。
また、この実施例では、CPU26によって実行される処理を、図16〜図17に示す撮像タスクおよび図18〜図19に示すパターン検出タスクを含む複数のタスクに区分するようにしている。しかし、これらのタスクをさらに複数の小タスクに区分してもよく、さらには区分された複数の小タスクの一部を他のタスクに統合するようにしてもよい。また、転送タスクを複数の小タスクに区分する場合、その全部または一部を外部サーバから取得するようにしてもよい。
また、この実施例では、ディジタルスチルカメラを用いて説明したが、本発明は、ディジタルビデオカメラ,携帯電話端末またはスマートフォンなどにも適用することができる。
10 …ディジタルカメラ
16 …イメージセンサ
22 …AE評価回路
24 …AF評価回路
26 …CPU
32 …SDRAM
44 …フラッシュメモリ

Claims (9)

  1. フォーカスレンズを通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を出力する撮像手段、
    前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を変更する変更手段、
    前記変更手段の変更処理と並列して前記撮像手段から出力された被写界像の高周波成分に基づいて複数の合焦点を検出する検出手段、
    前記検出手段によって検出された複数の合焦点のうち既定条件を満足する特定合焦点に対応して前記撮像手段から出力された被写界像から格子パターン画像を探索する探索手段、および
    前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を前記検出手段によって検出された複数の合焦点のうち前記特定合焦点と異なる合焦点に対応する距離に設定する処理を前記探索手段の検知に対応して実行する第1設定手段を備える、電子カメラ。
  2. 前記既定条件は最至近側に存在するという条件を含む、請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記探索手段によって探索される格子パターン画像は基準を上回るサイズの格子パターン画像に相当する、請求項1または2記載の電子カメラ。
  4. 前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を前記特定合焦点に対応する距離に設定する処理を前記探索手段の非検知に対応して実行する第2設定手段をさらに備える、請求項1ないし3のいずれかに記載の電子カメラ。
  5. 前記探索手段は、格子パターンを示す辞書画像と前記被写界像の一部とを照合する照合手段、および前記照合手段の照合結果に基づいて前記格子パターン画像のサイズを算出する算出手段を含む、請求項1ないし4のいずれかに記載の電子カメラ。
  6. 電子カメラのプロセッサに、
    フォーカスレンズを通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を出力する撮像ステップ、
    前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を変更する変更ステップ、
    前記変更ステップの変更処理と並列して前記撮像ステップから出力された被写界像の高周波成分に基づいて複数の合焦点を検出する検出ステップ、
    前記検出ステップによって検出された複数の合焦点のうち既定条件を満足する特定合焦点に対応して前記撮像ステップから出力された被写界像から格子パターン画像を探索する探索ステップ、および
    前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を前記検出ステップによって検出された複数の合焦点のうち前記特定合焦点と異なる合焦点に対応する距離に設定する処理を前記探索ステップの検知に対応して実行する第1設定ステップを実行させるための、撮像制御プログラム。
  7. 電子カメラによって実行される撮像制御方法であって、
    フォーカスレンズを通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を出力する撮像ステップ、
    前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を変更する変更ステップ、
    前記変更ステップの変更処理と並列して前記撮像ステップから出力された被写界像の高周波成分に基づいて複数の合焦点を検出する検出ステップ、
    前記検出ステップによって検出された複数の合焦点のうち既定条件を満足する特定合焦点に対応して前記撮像ステップから出力された被写界像から格子パターン画像を探索する探索ステップ、および
    前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を前記検出ステップによって検出された複数の合焦点のうち前記特定合焦点と異なる合焦点に対応する距離に設定する処理を前記探索ステップの検知に対応して実行する第1設定ステップを備える、撮像制御方法。
  8. メモリに保存された内部制御プログラムに従う処理を実行するプロセッサを備える電子カメラに供給される外部制御プログラムであって、
    フォーカスレンズを通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を出力する撮像ステップ、
    前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を変更する変更ステップ、
    前記変更ステップの変更処理と並列して前記撮像ステップから出力された被写界像の高周波成分に基づいて複数の合焦点を検出する検出ステップ、
    前記検出ステップによって検出された複数の合焦点のうち既定条件を満足する特定合焦点に対応して前記撮像ステップから出力された被写界像から格子パターン画像を探索する探索ステップ、および
    前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を前記検出ステップによって検出された複数の合焦点のうち前記特定合焦点と異なる合焦点に対応する距離に設定する処理を前記探索ステップの検知に対応して実行する第1設定ステップを前記内部制御プログラムと協働して前記プロセッサに実行させるための、外部制御プログラム。
  9. 外部制御プログラムを受信する受信手段、および
    前記受信手段によって受信された外部制御プログラムとメモリに保存された内部制御プログラムとに従う処理を実行するプロセッサを備える電子カメラであって、
    前記外部制御プログラムは、
    フォーカスレンズを通して被写界を捉える撮像面を有し、被写界像を出力する撮像ステップ、
    前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を変更する変更ステップ、
    前記変更ステップの変更処理と並列して前記撮像ステップから出力された被写界像の高周波成分に基づいて複数の合焦点を検出する検出ステップ、
    前記検出ステップによって検出された複数の合焦点のうち既定条件を満足する特定合焦点に対応して前記撮像ステップから出力された被写界像から格子パターン画像を探索する探索ステップ、および
    前記フォーカスレンズから前記撮像面までの距離を前記検出ステップによって検出された複数の合焦点のうち前記特定合焦点と異なる合焦点に対応する距離に設定する処理を前記探索ステップの検知に対応して実行する第1設定ステップを前記内部制御プログラムと協働して実行するプログラムに相当する、電子カメラ。
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