JP2012130490A - 昇降収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納棚の所定位置での停止操作及び昇降操作をスムーズに行うことができる昇降収納装置を提供する。
【解決手段】少なくとも天板及び両側板を有するとともに底面側に開口部を有した外箱2と、少なくとも底板、両側板及び背板を有するとともに底板から下方に突出する取手4を有し、前記外箱内に収納された位置と該外箱の開口部から下方に向けて突出した位置との間を昇降自在とされた収納棚3とを備えた昇降収納装置1であって、前記収納棚の両側板31,31の外面31bには、ハウジング50の内外を出没自在に構成されたストッパ凸部51を有したストッパ部材5が設けられるとともに、外箱の両側板21,21の内面21aには、突出した状態の前記ストッパ凸部を係止する凹部6が設けられており、前記取手は、前記ストッパ凸部と前記凹部との係止状態を解除するロック解除手段7を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、外箱と収納棚とを備えた昇降収納装置に関する。
従来よりキッチンスペース等の高所に取り付けられる外箱と、この外箱内に収納させた位置と該外箱の下面側の開口から下方に突出させた位置とに昇降自在とされた収納棚とを備えた昇降収納装置が知られている。
例えば下記特許文献1に記載の昇降収納装置は、所定位置で収納棚を停止させるためのロック機構を備え、このロック機構によるロック状態を解除すると、収納棚を上下に昇降自在とすることができるように構成されている。
特開2004−305491号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のロック機構は、収納棚を昇降させるための取手とは別に設けられた操作部を操作することにより、ロック状態を解除する構成となっている。
したがって、ロック状態を解除するときには、取手と操作部とを握り、操作部を取手側に接近させる操作を要するため、両手で操作する必要があり、ロック解除操作が煩わしいという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、収納棚の所定位置での停止操作及び昇降操作をスムーズに行うことができる昇降収納装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る昇降収納装置は、少なくとも天板及び両側板を有するとともに底面側に開口部を有した外箱と、少なくとも底板、両側板及び背板を有するとともに底板から下方に突出する取手を有し、前記外箱内に収納された位置と該外箱の開口部から突出した位置との間を昇降自在とされた収納棚とを備えた昇降収納装置であって、前記収納棚の両側板の外面には、ハウジングの内外を出没自在に構成されたストッパ凸部を有したストッパ部材が設けられるとともに、前記外箱の両側板の内面には、突出した状態の前記ストッパ凸部を係止し前記収納棚の昇降を停止する凹部が設けられており、前記取手は、前記ストッパ凸部と前記凹部との係止状態を解除するロック解除手段を備えていることを特徴とする。
また本発明において、前記ストッパ凸部は、前記ハウジング外へ突出する方向に常時付勢する付勢手段を備えるとともに、前記凹部は、外箱の両側板の内面の上端と下端のそれぞれに設けられているものとしてもよい。
さらに本発明において、前記ストッパ部材は、前記ロック解除手段の操作によって下降する操作中継部材を備え、前記ストッパ凸部は、前記操作中継部材の下降に連動して前記ハウジング内に没する構造とされているものとしてもよい。
そして本発明において、前記ストッパ部材は、前記操作中継部材と前記ストッパ凸部との連動を解除する解除トリガを備え、前記凹部近傍には、前記解除トリガに当接する解除ピンが設けられているものとしてもよい。
本発明に係る昇降収納装置によれば、収納棚の所定位置での停止操作及び昇降操作をスムーズに行うことができる。
本発明の一実施形態に係る昇降収納装置の一例を模式的に示す概略的斜視図である。 (a)は同昇降収納装置の収納棚を模式的に示す概略的斜視図であり、(b)は同昇降収納装置を模式的に示す概略斜視図である。 同昇降収納装置の収納棚に設けられるストッパ部材を模式的に示す概略的斜視図である。 図3に示すストッパ部材の概略的分解斜視図である。 (a)、(b)は、いずれも同昇降収納装置の昇降動作状態を説明するための概略断面図である。 (a)、(b)は、いずれも同昇降収納装置の昇降動作状態を説明するための概略断面図である。 同昇降収納装置に設けられたロック解除手段について説明するために一部を露出させた状態を示す模式的斜視図である。 同昇降収納装置に設けられたロック解除手段について説明するために各構成部材を示した模式的分解斜視図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
本実施形態に係る昇降収納装置1は、例えばキッチンスペース等の天井際等の高所に取り付けられる外箱2と、食器や調理器具等の収納物が収納され底板33から下方に突出する取手4を有した収納棚3とを備えている。
収納棚3の両側板31,31の外面31bには、ハウジング50の内外を出没自在に構成されたストッパ凸部51を有したストッパ部材5が設けられている。外箱2の両側板21,21の内面21aには、突出した状態のストッパ凸部51を係止し収納棚3の昇降を停止する凹部6が設けられている。取手4は、ストッパ凸部51と凹部6とが係止され収納棚3の昇降を停止する状態(以下、ロック状態という)を解除するロック解除手段7を備えている。
以下、詳しく説明する。
なお、図では外箱2に設けられる前板の図示を省略している。
外箱2は、図1に示すように、天板20と左右の側板21,21と背板22と前板(不図示)とによって箱形状とされ、下面側に下向きに開口した開口部23(図1・X部拡大図参照)を有している。ここでは、外箱2に設けられる前板の図示を省略しているが、前板はなくてもよい。また前板は、左右の側板21,21の手前下端部間に架け渡されるように設けられた幕板としてもよいし、前面側にも前方に向けて開口した開口部を有し、この開口部を開閉自在に覆う開閉扉としてもよい。さらに開閉自在とされた開閉扉に代えて、引き違いの引戸等を開閉扉として設けるようにしてもよいし、前板の前面側を化粧面とされた化粧前板によって覆うようにしてもよい。
収納棚3は、図1、図2に示すように、天板30と左右の側板31,31と背板32と底板33とによって前面側に開口する開口部34を有した箱形状とされている。この収納棚3は、外箱2内に収納された位置(収納位置・図2(b)参照)と外箱2の開口部23から突出した位置(下降位置・図1参照)との間を昇降自在とされている。また、この収納棚3には、収納棚3を昇降させる際に操作される取手4が底板33から下方に突出するように設けられている。取手4は、両側板31,31のそれぞれ回動自在に支持される一対の連結部材41,41と、この一対の連結部材間41,41に横向きに接続された取手本体40とを有している。そしてさらに取手本体40の中央には、ストッパ凸部51と凹部6との係止状態、すなわちロック状態を解除するロック解除手段7を構成するレバー70と、レバーカバー71とが設けられている。
なお、収納棚3としては、図例のように線状部材からなるラック状のものを内部に設けてもよいし、棚板や網状のラックを設けたものとしてもよい。ロック解除手段7については、後に詳しく説明する。図1、図2(a)における41a、41bは、連結部材41を構成する機構を覆うカバー部材である。
収納棚3の高さ寸法は、図1に示すように、外箱2内に収容された状態において、外箱2の内側空間の高さ方向の略全体に亘って納まるよう該内側空間の高さ寸法よりも僅かに小さい寸法とされている。また、この収納棚3の奥行寸法(前後方向の寸法)は、外箱2の背板22及び前板(不図示)によって区画された前後方向の寸法よりも僅かに小さい寸法とされている。また、この収納棚3の幅寸法(左右方向の寸法)は、外箱2の左右の側板21,21の内側のそれぞれに設置された吊下昇降機構ユニット10,10(図1参照)間に納まるような寸法とされている。
吊下昇降機構ユニット10,10は、収納棚3を外箱2に対して上下方向に昇降自在に案内するとともに吊り下げる吊下昇降機構部として機能する。これら吊下昇降機構ユニット10,10は、収納棚3が収納された状態における収納棚3の左右の側板31,31の外面31bと外箱2の左右の側板21,21の内面21aとの間の空間にそれぞれ配設されている。これら吊下昇降機構ユニット10,10は、左右一対とされ、略同様の構成とされている。
これら吊下昇降機構ユニット10,10は、収納棚3の昇降を案内する昇降案内部11と、収納棚20を吊り下げる吊下機構部(不図示)とをそれぞれに備えている。
図中、11aはガイドレールであり、複数のスライド部材と組み合わせて構成され、上記したように収納棚3が上述の収納位置と下降位置との間を昇降し得るように構成されている。
吊下機構部の構成は特に限定されるものではない。例えば、外箱2の左右の側板21,21の内面21aのそれぞれに配設され、収納棚3を外箱2に対して吊り下げる紐状部材としての吊下ベルト(帯状部材)を巻装した巻取ドラムをそれぞれに備えたものとしてもよい。
なお、図2(a)では、収納棚3の昇降を案内する昇降案内部11の図示を省略している。
次に収納棚3の昇降操作及び所定位置での停止操作に関する機構について説明する。
ストッパ部材5は、略箱状に形成されたハウジング50の内外を出没自在に構成されたストッパ部51と、ハウジング50外へ突出する方向に常時付勢する付勢手段56(図5、図6参照)とを備えている。
またストッパ部材5は、ロック解除手段7の操作によって下降する操作中継部材53と、操作中継部材53とストッパ凸部51との連動を解除する解除トリガ55とを備えている。
ストッパ部材5は、収納棚3の両側板31,31の外面31bにおける上方端部のそれぞれに取り付けられている。ストッパ部材5は、操作中継部材53と、後記するストッパ連結部材46とを連結させるため、図1及び図2(a)に示すように取手4の連結部材41の取り付け位置の延長線上に設けられている。
ストッパ部材5を構成する各部材を収容するハウジング50は、略箱状のケースからなり、収納棚3の両側板31,31と向かいあう面(開口部50e)と底面とが開口状態とされるハウジング本体50aと、開口部50eを塞ぐカバー部50bとを備えている。
ハウジング本体50a内は、上方と下方とで分かれて構成されており、上方にはストッパ凸部51が設けられ、下方にはリリース部54等が収容される。カバー部50bは開口部50eのうち、下方側の開口を塞ぐように形成されている。カバー部50bの前面中央位置の両端近傍部位には、開口部50cが設けられており、ここには、図3に示すように後記する解除トリガ55の先端55aが突出した状態で設けられる。
ハウジング本体50aのカバー部50bが設けられる側を前面とみたとき、その左右両側面上方には、スライド部52のスライド溝52aが露出してみえる開口窓50aaが略方形に形成されている。またその内方には、後記するスライダピン51cの動きを規制し誘導する誘導溝50dが形成されている。この誘導溝50dが、図4〜図6に示すように横方向に略平行に形成されているため、誘導溝50dに係止されたスライダピン51cは誘導溝50dに沿って平行移動し、ストッパ凸部51をハウジング50の内外に出没自在とすることができる。またスライダピン51cは、斜め下さがりに形成されたスライダ部52のスライダ溝52aにも係止されているため、ストッパ凸部51の前後の平行移動に伴い、スライダ部52を上下動させることができる(図5〜図6参照)。
ストッパ凸部51は、ハウジング50内に収容され横方向にスライド移動する本体部51dと、突出時にはハウジング50から外箱2の両側板21,21の内面21a方向に突き出た状態となる突出部51eとを備えている。
突出部51eは、ハウジング本体50aの開口部50eにおいて、カバー部50bで閉塞された上方側から出没自在に設けられる。
突出部51eの突出方向先端には、回転自在に構成されたローラ部51aが複数設けられており、図例のものは、ローラ部51aを2つ設けた例を示している。
ローラ部51aは、中央に貫通孔が形成された円筒体からなり、その貫通孔には、両端が軸支された棒状の軸体が挿通され、回転自在とされている。
これによれば、収納箱3を上下に昇降させる際には、このローラ部51aが外箱2の両側板21,21の内面21aに接触した状態で回転しスムーズに昇降されることができる。
またストッパ凸部51の上面には、図4に示すように複数の案内ローラ部51bが設けられているものとしてもよい。なお、案内ローラ部51bは、ローラ部51aと同様に軸体によって軸支され回転自在に構成されている。
これによれば、ストッパ凸部51のハウジング50内外の出没をスムーズに行うことができる。
本体部51dの左右の側面には、後記するスライダ溝52aに係止されるスライダピン51cが左右横方向に突出して形成されている。また本体部51dの後方には、ハウジング50内に収容されるように付勢手段56が設けられており、付勢手段56としては例えば圧縮バネなどが用いられる。この付勢手段56は、ロック解除手段7の操作によって下降する操作中継部材53に連動して圧縮されるように構成されており、付勢手段56の付勢力は、圧縮バネを圧縮させるための操作中継部材53の必要操作力を考慮して設定されることが望ましい。また付勢手段56は、操作中継部材53とストッパ凸部51の連動が解除されると、付勢手段56の付勢力によって、ストッパ凸部51が「ロック待機状態」となるように構成される。
すなわち、これにより、ロック解除手段7の操作によってストッパ凸部51を没した状態とすることができ、ロック状態を解除することができる。
なお、「ロック待機状態」については、後に詳しく説明する。
本体部51dの左右の両側部には、両側部のそれぞれを囲むようにスライダ部52が設けられている。
スライダ部52の本体部51dと対向するそれぞれの側面には、突出部51eの突出方向とは反対側の上方の角部近傍から斜め下方向に向かって形成されたスライダ溝52aが形成されている。またスライダ部52の本体部51dと対向するそれぞれの側面には、後記するリリース軸54aが挿通される挿通孔52bが形成されている。
ストッパ凸部51の下方には、スライダ部52内に収容されるリリース部54と、ロック解除手段7と連動する操作中継部材53の上端部と、リリース部54を回動させるよう押圧する解除トリガ55とが配設されている。
操作中継部材53は、図4等に示すように平板の棒状に形成され、上方側はリリース部54の下方に形成された係止部54bが係止される係止開口部53aが形成され、下方側はストッパ連結部材46と連結するための連結孔53bが形成されている。
リリース部54は、棒状のリリース軸54aに軸支され、回動自在に構成されるとともに、リリース部54に押圧力が加わっても元の位置に戻す方向に付勢する付勢手段(不図示)を備えている。リリース部54は、収納棚3のロック状態においては、操作中継部材53の係止開口部53aに係止され、操作中継部材53とスライダ部52とが連動するように構成されている。またリリース部54は、解除トリガ55によってリリース部54が押圧されると、リリース部54が回転して操作中継部材53との締結が解除されるように構成されている。
リリース部54の付勢手段としては、巻きばね等が用いられる。これにより、ロック解除手段7の操作により下降した操作中継部材53が再び元の位置に戻ると、リリース部54に所定の元の一に戻る付勢力が働く。したがって、操作中継部材53とスライダ部52と連動が確保される。
すなわち、以上により、リリース部54が操作中継部材53の係止開口部53aに係止されているときは、操作中継部材53の動きに伴ってスライダ部52も上下動する。一方、リリース部54が操作中継部材53の係止開口部53aに係止されていないときは、スライダ部52は操作中継部材53と連動せずフリーの状態となる。
解除トリガ55は、カバー部50bの開口部50cから突出して設けられるとともに後記する突出ピン8によって押圧される先端55aと、ハウジング50内に設けられ突出ピン8によって押圧されるとリリース部54を押し込む後端55bとを備えている。
解除トリガ55の形状、構成は、図例のものに限定されるものではないが、開口部50cから抜け出ることなく、突出ピン8及びリリース部54の押圧によって略平行に動くよう構成されているものであればよい。
外箱2の左右の両側板21,21の内面21aには、収納棚3の昇降に伴い上下動するストッパ部5のストッパ凸部51が略垂直に移動するようにガイドするストッパガイドレール9が設けられている。
またこの内面21aには、突出した状態のストッパ凸部51を係止し収納棚3の昇降を停止する凹部6が設けられており、凹部6は、外箱2の両側板の内面21aの上端と下端のそれぞれに取り付けられている(図1、図5〜図6参照)。この凹部6が設けられる位置が、収納棚3の上端の停止位置になる。
したがって、図例のものは、図1に示した状態が、収納棚3が外箱2の開口部23から最も突出した状態の停止位置(下限位置)といえる一方、図2(b)に示した状態が、収納棚3が、外箱2内に収納された状態の停止位置(上限位置)といえる。
これにより、収納棚3を上方位置、下方位置でロック状態とすることができる。
凹部6の近傍には、収納棚3の両側面31,31に突出した突出ピン8が設けられている。突出ピン8は、側面視して略三角形状に形成されており、その頂点8aが収納棚3の移動により移動してきた解除ピン55の先端55aに当接して押圧するようにストッパガイドレール9に沿うように隣接して設けられる。
次に収納棚3のロック状態を解除に関するロック解除機構について説明する。
なお、図7、図8は、各機構を説明するため、連結部材41のカバー部41a,41bの図示、図7ではレバーカバー71の図示を省略している。
ロック解除手段7は、取手4の取手本体40に一体に形成されている。取手本体40は中空円筒のパイプからなり、その両端に内装されるパイプ保持部75で保持されるとともに、その中央部位は切りかかれ(図8参照)、その切り欠き部位にレバー70が設けられている。レバー70は、下方に設けた圧縮バネ(不図示)により常時上方に付勢力が働いており、レバーカバー71と干渉して保持されている。
取手本体40内には、棒状の連結パイプ74が設けられ、連結パイプのレバー70側端部はレバートリガ72、他端部は回転リンク43が締結されている。連結パイプ74は、連結パイプ74を回動可能な状態に保持する軸受部73と、レバー70が使用者の手によって握られて下方向にスライドすると干渉して連結パイプ74を中心として回転するレバートリガ72とを備えている。
連結部材41は、収納棚3の両側板31,31の下端部に取り付けられた略方形状で薄板体の台座ベース44に取り付けられている。台座ベース44の下側角部には、バネ性を有した樹脂材料等からなるパイプ台座保持部材45が設けられる。また台座ベース44の所定位置(図例では下方側略中央)には、パイプ台座部42を回動自在に保持するための留め具が挿通される貫通孔44aが形成されている。
連結部材41は、取手本体40や連結パイプ74等を保持するパイプ台座部42と、回転リンク43と、ストッパ連結部材46と、リンク連結バー47とを備えている。
パイプ台座部42は、薄状のプレート体からなり、その下端部は連結パイプ74が保持され、その他端部は、台座ベース44に回動自在な状態に保持されている。パイプ台座部42の上端部には、パイプ台座部42の回動中心となり台座ベース44に保持される留め具が挿通される貫通孔42aが形成されている。またパイプ台座部42の上端縁は凹状部42cが形成されている。
なお、取手4の構成は、図例のものに限定されるものではないが、ここに示すように取手本体40が上述の機構により、底板33から略垂直に突出した操作位置と底板33に近接させた収納位置とで回動自在とすることができるものとしてもよい。
図例のものは、パイプ台座部42に形成された係止部42d,42Eがパイプ台座保持部材45に形成された被係止部45aに係止されることで操作位置及び収納位置で取手本体40が保持される。このとき、係止部42d,42eは、被係止部45aに押し当てられた状態で係止されるため、取手本体40の操作位置及び収納位置の状態を保持できる。
回転リンク43は、連結パイプ74と締結されており、レバー70が下方向にスライドすると、レバートリガ72が回転し、連結パイプ74を介して回転リンク43が回転するよう構成されている。すなわち回転リンク43のパイプ台座部42との連結部位は、レバー70の動きを伝えるための回転中心を構成している。
ストッパ連結部材46は、平板の棒状に形成され、上端部は上述の操作中継部材53と連結され、下端部はパイプ台座部42の凹状部42cに嵌合するように形成されている。ストッパ連結部材46の下端部には、リンク連結バー47の鉤状上端部47aが引掛けられる突起部46bが設けられている。
リンク連結バー47は、平板体からなり、その上端部側は略直角に曲がった鉤状上端部47aとされ、下端部47bは回転リンク43と回転・スライド自在に締結されている。したがって、レバー70の操作によって回転リンク43が回転するとリンク連結バー47は下方にスライドするとともに、鉤状上端部47aに引っ掛けられたストッパ連結部材46も下方にスライドする。そしてストッパ連結部材46と連結している操作中継部材53も下方にスライドすることとなり、ロック解除操作がなされることとなる。
次に、図5、図6を参照しながら、上述のように構成された昇降収納装置1の収納棚3の昇降操作及び所定位置での停止操作、ロック解除操作について説明する。
なお、以下では、収納棚3を下降位置(図1参照)から収納位置(図2(b)参照)へ上昇させる場合について説明する。
まず図5(a)は、ストッパ凸部51と凹部6とが係止され収納棚3の昇降を停止する状態、すなわち「ロック状態」を示しており、収納棚3は外箱2の開口部23から突出した下降位置(図1の状態)となっている。
このとき、ストップ凸部51はハウジング50が突出した状態になっており、スライダピン51cはスライダ溝52aの下方位置52aaに位置している。またスライドピン51cは、誘導溝50dにおいては外箱2の側板21側に位置している。さらにこのとき、リリース部54は、操作中継部材53に係止されスライダ部52と操作中継部材53とは連動状態にある。
したがって、この下降位置に収納棚3があるときには、収納棚3に食器や調理器具等の収納物を収納することができる。
図5(b)は、ストッパ凸部51と凹部6との係止が解除された「ロック解除状態」を示している。
図5(a)の状態で取手本体40に設けられたレバー70を使用者が手で握ると、レバー70が下方に押圧される。すると、レバートリガ72と干渉して連結パイプ74が回転する。連結パイプ74が回転すると回転リンク43が回転し、回転リンク43が回転するとリンク連結バー47が下方にスライドする。これに連動してストッパ連結部材46が下方にスライドし、さらにこれに連結された操作中継部材53が下方にスライドする(図5(b)のd2矢印方向参照)。そしてこれに連動してスライダ部52が下方に引っ張られストッパ凸部51がハウジング50内に引き込まれ(図5(b)のd1矢印方向参照)、凹部6の係止が解除される。
このとき、スライドピン51cはスライダ溝52aの上方位置52abに移動している。またスライドピン51cは、誘導溝50dにおいては収納棚3の側板31側に移動している。さらにこのとき、リリース部54は、まだ操作中継部材53に係止されスライダ部52と操作中継部材53とは連動状態にある。
図6(a)は、リリース部54と操作中継部材53との連動状態を解除する「ロックリリース開始状態」を示している。
ロック状態が解除された後、使用者が取手4を持って上方向へ力をかけるとスムーズに収納棚3を上昇させることができる。収納棚3を少し上昇させると、突出ピン8に解除トリガ55の先端55aが当たって解除トリガ55が押し込まれ、これによりリリース部54が解除トリガ55によって押され、リリース部54が回動し、操作中継部材53とスライダ部52との係止状態が図6(a)に示すように解除される。
このときのスライドピン51cの係止位置は図5(b)と同様である。
図6(b)は、ストッパ凸部51と凹部6とが係止され収納棚3の昇降を停止する状態になるのを待機している、すなわち「ロック待機状態」を示している。
図6(a)に示すように操作中継部材53とスライダ部52との係止状態が解除されると、ストッパ凸部51に付勢手段56が作用してハウジング50外へ突出する方向へ付勢する付勢力が働く((図6(b)のd3矢印方向参照)。これにより、ストッパ凸部51は図6(b)ストッパガイドレール9の表面に摺接した状態で収納棚3の上昇に伴いスライドする。このようにストッパ凸部51には常時ハウジング50外へ突出する方向に付勢されているので、凹部6に到達すれば、「ロック状態」にすることができる。また収納棚3を一旦上昇させた後、上方の凹部6に至る前に再び下降位置で収納棚3を停止させたい場合でもなんら支障なく昇降停止操作を行うことができる。
図6(b)に示す「ロック待機状態」から上方の凹部6にストッパ凸部51が係止されると図5(a)に示すような「ロック状態」となり、収納棚3は図2(b)に示す収納位置で停止する。そして、使用者による取手4の操作が解除されレバー70から手が離れると操作中継部材53は、レバー70に設けられた圧縮バネの上方に働く付勢力によって、上方にスライドする。そしてリリース部54の付勢手段が作用してリリース部54がリリース軸54aを回転軸として回動し、係止部54bが係止開口部53aに係止され、操作中継部材53とスライダ部52とが連結状態となる。したがって、上方に形成された凹部6においても図5(a)と同じ状態の「ロック状態」が実現できる。
なお、ここでは収納棚3を下降位置(図1参照)から収納位置(図2(b)参照)へ上昇させた場合について説明した。しかし、収納位置から下降位置に収納棚3を下降させる場合も、ロック解除手段7による解除でロック状態を解除することができることはいうまでもない。
以上の構成によれば、収納棚3の積載重量や積載重量の変動にかかわらず、収納位置、下降位置で収納棚3を停止させることができる。停止状態の収納棚3を昇降させるときには、取手4に設けられたロック解除手段7を握ればロック状態が解除されるので、片手でロック状態の解除操作が行え、そのまま収納棚3を上方あるいは下方にスライドさせれば昇降操作を行える。したがって、収納棚の昇降操作及び所定位置での停止操作をスムーズに行うことができ、使用性のよい昇降収納装置1を実現できる。またストッパ部材5は収納棚3の両側板31,31の外面31bに設けられているため、安全に収納棚3を所定の位置で停止させることができ、安全性もよい昇降収納装置1とすることができる。
以上、本実施形態に係る昇降収納装置1の形状、構成は図例に限定されるものではない。また収納棚3のロック機構、ロック解除手段7の構成も図例に限定されるものではなく、凹部6の形成位置、突出ピン8の設置位置も図例に限定されるものではない。さらに昇降収納装置1は、キッチンのフロアキャビネット等の上方の壁面に設けられ、収納庫として使用されるものとしてもよいし、食器乾燥庫に適用されたものとしてもよい。そしてキッチンに設置される昇降収納装置1に限定されずリビングなどに設置されるものであってもよいことは言うまでもない。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
1 昇降収納装置
2 外箱
21 側板
21a 内面
3 収納棚
31 側板
31b 外面
4 取手
5 ストッパ部材
50 ハウジング
51 ストッパ凸部51
6 凹部
7 ロック解除手段

Claims (4)

  1. 少なくとも天板及び両側板を有するとともに底面側に開口部を有した外箱と、
    少なくとも底板、両側板及び背板を有するとともに底板から下方に突出する取手を有し、前記外箱内に収納された位置と該外箱の開口部から下方に向けて突出した位置との間を昇降自在とされた収納棚とを備えた昇降収納装置であって、
    前記収納棚の両側板の外面には、ハウジングの内外を出没自在に構成されたストッパ凸部を有したストッパ部材が設けられるとともに、前記外箱の両側板の内面には、突出した状態の前記ストッパ凸部を係止する凹部が設けられており、
    前記取手は、前記ストッパ凸部と前記凹部との係止状態を解除するロック解除手段を備えていることを特徴とする昇降収納装置。
  2. 請求項1において、
    前記ストッパ凸部は、前記ハウジング外へ突出する方向に常時付勢する付勢手段を備えるとともに、前記凹部は、外箱の両側板の内面の上端と下端のそれぞれに設けられていることを特徴とする昇降収納装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記ストッパ部材は、前記ロック解除手段の操作によって下降する操作中継部材を備え、前記ストッパ凸部は、前記操作中継部材の下降に連動して前記ハウジング内に没する構造とされていることを特徴とする昇降収納装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項において、
    前記ストッパ部材は、前記操作中継部材と前記ストッパ凸部との連動を解除する解除トリガを備え、
    前記凹部近傍には、前記解除トリガに当接する解除ピンが設けられていることを特徴とする昇降収納装置。
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