JP2012128804A - 操作受付装置、操作受付方法および操作受付プログラム - Google Patents

操作受付装置、操作受付方法および操作受付プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの意図に即して表示面に指が接触しなくても操作を受け付ける技術の提供。
【解決手段】表示面に対する指の接触および接近を検出し、前記表示面に表示された第1操作アイコンの表示領域に対して接触することなく所定距離よりも近くに指が接近した期間が所定期間以上継続した場合に、前記表示面に平行に操作方向が表されるように操作体を描写した第2操作アイコンを当該第1操作アイコンの代わりに表示させ、前記第2操作アイコンが表示される期間において前記操作方向に指が移動した場合に、前記第2操作アイコンに対応付けられた操作指示を受け付ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、操作受付装置、操作受付方法および操作受付プログラムに関する。
指の接触のみならず指の接近も検出可能なタッチパネルディスプレイが知られている(特許文献1、参照)。特許文献1においては、タッチパネルディスプレイ上に表示されたアイコンに対する指の接近が検出された場合に、当該アイコンを拡大表示させることにより、当該アイコンに対して指を接触させやすくしている。
特開2010−67125号公報
しかしながら、タッチパネルディスプレイが指の接近も検出可能であるにも拘わらず、指が接触しない限り操作指示を受け付けないため、指によってタッチパネルディスプレイに汚れや傷が付くことは避けられない。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたものであり、ユーザの意図に即して表示面に指が接触しなくても操作指示を受け付ける技術を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明において、検出手段は、表示面に対する指の接触および接近を検出する。表示制御手段は、表示面に表示された第1操作アイコンの表示領域に対して接触することなく所定距離よりも近くに指が接近した期間が所定期間以上継続した場合に、第2操作アイコンを当該第1操作アイコンの代わりに表示させる。この第2操作アイコンは、表示面に平行に操作方向が表されるように操作体を描写したアイコンである。操作受付手段は、第2操作アイコンが表示される期間において操作方向に指が移動した場合に、第2操作アイコンに対応付けられた操作指示を受け付ける。
以上の構成において、操作受付手段は、第2操作アイコンが表示される期間において、表示面に平行な操作方向に指が移動することにより操作指示を受け付けるため、表示面に指が接触しなくても操作指示を受け付けることができる。また、表示面に平行に操作方向が表されるように操作体を描写した第2操作アイコンが表示されるため、ユーザは表示面に平行な操作方向の指の移動により操作指示が受付可能であると認識できる。すなわち、ユーザは、指を接触させることなく操作指示が受付可能であると認識できる。また、ユーザは、第2操作アイコンを見て指を移動させるべき方向を認識できる。すなわち、ユーザは、第2操作アイコンが示す操作体を操作方向に操作するように指を移動させることにより、第2操作アイコンに対応付けられた操作指示を入力することができる。また、表示制御手段は第1操作アイコンの表示領域に対して接触することなく指が接近した期間が所定期間以上継続した場合に第2操作アイコンを表示させるため、操作受付手段は表示面に対する指の接触を避けようとしているユーザの意図に即した非接触の操作受付手法により操作指示を受け付けることができる。
ここで、検出手段は、表示面に対する指の接触および接近を電磁気的手法により検出してもよいし、光学的手法により検出してもよい。第2操作アイコンが示す操作体は操作方向に特定性を有するものであればよく、例えば各種形状のスイッチやボタンやレバーや引き込み式の紐であってもよい。第2操作アイコンは、少なくとも操作体を描写した画像であればよく、操作体以外の周辺部を併せて描写した画像であってもよい。例えば、操作体としてのスイッチとともに、スイッチ支持部材を描写した第2操作アイコンを表示させてもよい。また、第2操作アイコンは、操作体およびその操作方向が認識可能な程度に操作体を描写した画像であればよく、必ずしも操作体の大きさや色や模様を正確に表現しなくてもよい。また、操作体の操作方向は表示面に対して平行な2次元平面上にて表現可能な方向であればよく、例えば直線状の軌跡を示す方向であってもよいし、円弧等の曲線状の軌跡を示す方向であってもよい。
第1操作アイコンの表示領域に対する所定距離は、表示面に対して垂直な方向の距離のみで規定されてもよいし、表示面に対して垂直な方向の距離と平行な方向の距離の双方によって規定されてもよい。例えば、表示面に対して垂直な方向において第1所定距離よりも近く、かつ、第1操作アイコンの表示領域に対して表示面に対して平行な方向において第2所定距離よりも近くに指が接近している期間が所定期間以上である場合に、第2操作アイコンを表示させてもよい。また、所定期間の長さは、ユーザが指を接触させることなく操作指示を入力しようとしていると見なすことができる期間の長さとするのが望ましく、固定長であってもよいし、ユーザの設定や過去の操作履歴等に応じた可変長であってもよい。
操作受付手段は、第1操作アイコンが表示される期間において、表示面における第1操作アイコンの表示領域に指が接触した場合に、当該第1操作アイコンに対応付けられた操作指示を受け付けてもよい。すなわち、第1操作アイコンが表示される期間と、第2操作アイコンが表示される期間とで、操作受付手法を切り替えるようにしてもよい。これにより、ユーザは、好みの操作方法を選択できる。第1操作アイコンの表示領域に対して指が接近した期間が所定期間以上継続した場合に、当該第1操作アイコンの代わりに第2操作アイコンが表示されるが、第1操作アイコンへの指の接近をもってユーザが第1操作アイコンに対応付けられた操作指示の入力を希望していると推定できる。従って、第1操作アイコンの代わりに第2操作アイコンを表示し、当該第2操作アイコンが示す操作方向に指が移動した場合には、当該第1操作アイコンと同一の操作指示を受け付けるのが望ましい。むろん、第2操作アイコンに第1操作アイコンと異なる操作指示を対応付けることにより、操作受付手法とともに操作指示を切り替えてもよい。
さらに、表示制御手段は、第1操作アイコンの表示領域に対して操作方向の上流側から指が接近した場合に、第2操作アイコンを表示させるようにしてもよい。これにより、第1操作アイコンに対して指が接近している場合において、指が接近した位置からそのまま操作方向の下流側へ指を移動させることにより操作指示を入力することができる。
また、同一の操作体を互いに異なる方向から見て描写した第1操作アイコンと第2操作アイコンとを表示させてもよい。これにより、ユーザは、第1操作アイコンと第2操作アイコンとに対して同一の操作指示が対応付けられていることが認識できる。
なお、本発明のように、第1操作アイコンの表示領域に対して接触することなく指が接近した場合に、第2操作アイコンを当該第1操作アイコンの代わりに表示させ、表示面に平行な操作方向に指が移動した場合に操作指示を受け付ける手法は、この処理を行う方法やプログラムとしても適用可能である。また、本発明の手法を適用した操作受付装置、方法、プログラムは、単独の装置として実現される場合もあれば、複数の装置として実現される場合もある。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、操作受付装置を制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
ナビゲーション装置を示すブロック図である。 (2A),(2B)は表示面における表示を示す図である。 操作受付処理のフローチャートである。 他の実施形態にかかる表示面における表示を示す図である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)ナビゲーション装置の構成:
(2)操作受付処理:
(3)他の実施形態:
(1)ナビゲーション装置の構成:
図1は、本発明の一実施形態にかかる操作受付装置を含むナビゲーション装置10を示すブロック図である。図1に示すように、ナビゲーション装置10は車両Cに備えられ制御部11と記録媒体12とを備える。制御部11は、図示しないCPUとROMとRAM等を備え、CPUは記録媒体12に記録された図示しないプログラムデータを読み出してナビゲーションプログラム100を実行する。車両CにはUI(User Interface)デバイス20が備えられ、UIデバイス20はナビゲーション装置10によって制御される。
UIデバイス20は、平面状の表示面20aとディスプレイドライバ20bと信号変換器20cとを備える。表示面20aは、LCDディスプレイ20a2上に透明電極フィルム20a1を積層することにより形成される。LCDディスプレイ20a2は、制御部11から出力される画像データに応じてディスプレイドライバ20bが生成する駆動信号に基づいてバックパネルと液晶素子とを駆動させることにより、各種表示を行う。
透明電極フィルム20a1は、表示面20a上の各アドレスに配置された複数の透明電極を備え、各透明電極は信号変換器20cに接続されている。信号変換器20cは、表示面20aと指との距離に応じた静電容量に依存して透明電極に流れる微弱電流の電流値を検出し、当該電流値が所定の第1閾値よりも大きい場合に透明電極に対してユーザの指が所定距離よりも近くに接近している接近状態であると判定する。さらに、信号変換器20cは、透明電極に流れる微弱電流の電流値が所定の第2閾値(>第1閾値)よりも大きい場合には、接近状態ではなく、透明電極に対してユーザの指が接触している接触状態であると判定する。一方、信号変換器20cは、透明電極に流れる微弱電流の電流値が第1閾値以下である場合には透明電極に対してユーザの指が接近も接触もしていない非接近状態であると判定する。なお、透明電極に流れる微弱電流の電流値が第1閾値となる場合における指と表示面20aとの距離が所定距離(例えば、10mm)に相当する。なお、所定距離は一定値に限らず、湿度や指の発汗状態等に依存してもよい。
信号変換器20cは、電流値に基づく指の状態(接近状態,接触状態,非接近状態)と、当該電流値を検出した透明電極のアドレスとを対応付けて示す検出データを生成し、制御部11に出力する。記録媒体12には、各種プログラムの他に表示制御データ12aと受付操作データ12bとが記録されている。表示制御データ12aには、LCDディスプレイ20a2にて表示を行うためにディスプレイドライバ20bに出力する画像データが含まれる。受付操作データ12bは、UIデバイス20の表示面20a上における指の状態と、当該指の状態が検出された場合に受け付ける操作指示との対応関係を規定したデータである。
ナビゲーションプログラム100は、検出部110と表示制御部200と操作受付部120とナビゲーション部140とを含む。検出部110は、表示面20aに対する指の接触および接近を検出する機能を制御部11に実行させるモジュールである。検出部110の機能により制御部11は、信号変換器20cから出力された接近状態を示す検出データに対応付けられたアドレスに基づいて接近状態における指の接近位置を特定する。さらに、検出部110の機能により制御部11は、信号変換器20cから出力された接触状態を示す検出データに対応付けられたアドレスに基づいて指の接触位置を検出する。さらに、制御部11は、指の接近位置の経時変化に基づいて接近状態における指の移動方向を特定する。また、検出部110の機能により制御部11は、信号変換器20cから出力された検出データに基づいて、表示面20aにおける第1操作アイコンの表示領域に対して接触することなく所定距離よりも近くに指が接近している期間を接近維持期間として計測する。すなわち、検出部110の機能により制御部11は、信号変換器20cから第1操作アイコンの表示領域内の接近位置にて接近状態となっていることを示す検出データが継続して出力されている期間を接近維持期間として計測する。
表示制御部200は、表示面20aに表示された第1操作アイコンの表示領域に対して接触することなく所定距離よりも近くに指が接近した期間が所定期間以上継続した場合に、表示面20aに平行に操作方向が表されるように操作体を描写した第2操作アイコンを当該第1操作アイコンの代わりに表示させる機能を制御部11に実行させるモジュールである。すなわち、表示制御部200の機能により制御部11は、信号変換器20cからの検出データに基づいて計測された接近維持期間が所定期間以上となっており、かつ、当該接近維持期間における指の接近位置が表示面20aにおける第1操作アイコンの表示領域に属する場合に、当該表示領域にて表示させるアイコンを第1操作アイコンから第2操作アイコンへと切り替える。なお、表示制御部200の機能により制御部11は、接近維持期間が所定期間よりも短い場合(接近維持期間が0の場合も含む)には、第1操作アイコンを表示させる。
図2A,2Bは表示面20aにおける第1操作アイコンA1と第2操作アイコンA2との例を示している。表示制御データ12aには第1操作アイコンA1と第2操作アイコンA2とを表示させる表示領域R1,R2を特定する情報、および、当該表示領域R1,R2に表示させる第1操作アイコンA1と第2操作アイコンA2の画像データが記録されている。表示制御部200の機能により制御部11は、表示領域R1,R2のそれぞれにおいて、第1操作アイコンA1と第2操作アイコンA2とを択一的に表示させる。
本実施形態の第1操作アイコンA1と第2操作アイコンA2とは、操作体としての押込ボタンを描写した画像に、操作指示(実行,取消)を示す文字を付記した画像である。第1操作アイコンA1は押込ボタンをキートップ側から見て描写した画像であり、押込ボタンの押込方向は表示面20aに接近する方向に表される。一方、第2操作アイコンA2は第1操作アイコンA1が示す押込ボタンと同一の押込ボタンをキー側方、すなわち押込方向に直交する方向から見て描写した画像であり、押込ボタンの押込方向は表示面20aに平行な操作方向に表される。本実施形態では、車両Cがほぼ水平方向に走行する場合に、表示面20aがほぼ鉛直となるようにUIデバイス20が搭載されており、押込ボタンの押込方向は搭載状態の表示面20a上の画面下方向(操作方向)に表される。表示制御部200の機能により制御部11は、表示制御データ12aに記録された第1操作アイコンA1と第2操作アイコンA2の画像データおよび表示領域に基づいて第1操作アイコンA1と第2操作アイコンA2とを表示させる。
なお、図2Aは押込ボタンを示す2個の第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2のいずれにも指が接近していない状態を示す。一方、図2Bは押込ボタン(実行)を表す第1操作アイコンA1の表示領域R1に指が接近したことにより、当該第1操作アイコンA1の代わりに、第2操作アイコンA2が表示されている状態を示す。
操作受付部120は、第2操作アイコンA2が表示される期間において操作方向に指が移動した場合に、第2操作アイコンA2に対応付けられた操作指示を受け付ける機能を制御部11に実行させるモジュールである。すなわち、操作受付部120の機能により制御部11は、表示面20aに第2操作アイコンA2が表示されている期間において当該第2操作アイコンA2が示す押込ボタンの押込方向に対応する画面下方向に指が移動した場合に、第2操作アイコンA2に対応付けられた操作指示を受け付ける。なお、指の移動方向は、信号変換器20cから出力された接近状態を示す検出データに対応付けられたアドレスの経時変化に基づいて特定できる。なお、操作受付部120の機能により制御部11は、第2操作アイコンA2に対応付けられた操作指示を受付操作データ12bに基づいて特定する。
また、操作受付部120の機能により制御部11は、第1操作アイコンA1が表示される期間において表示面20aにおける第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2に指が接触した場合に、当該第1操作アイコンA1の代わりに表示される第2操作アイコンA2に対応付けられた操作指示と同一の操作指示を受け付ける。すなわち、受付操作データ12bにおいては、図2Aの状態と図2Bの状態にわたって同一の表示領域R1に表示される第1操作アイコンA1と第2操作アイコンA2とについて同一の操作指示(実行)が対応付けられている。
以上の構成において、第2操作アイコンA2を表示させる期間において表示面20aに平行な操作方向に指が移動すれば、操作受付部120の機能により制御部11は、表示面20aに指が接触しなくても操作指示を受け付けることができる。また、表示面20aに平行に操作方向が表されるように操作体を描写した第2操作アイコンA2が表示されるため、ユーザは表示面20aに垂直方向の指の移動を伴う接触式の操作指示が受付可能であるのではなく、表示面20aに平行な操作方向の指の移動による操作指示が受付可能であると認識できる。すなわち、ユーザは、指を接触させることなく操作指示が受付可能であると認識できる。さらに、ユーザは、第2操作アイコンA2を見て指を移動させるべき方向を認識できる。すなわち、ユーザは、第2操作アイコンA2が示す操作体を操作方向に操作するように指を移動させることにより、第2操作アイコンA2に対応付けられた操作指示を入力することができる。また、表示制御部200の機能により制御部11は第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2に対して接触することなく指が接近した期間が所定期間以上継続した場合に第2操作アイコンA2を表示させるため、操作受付部120の機能により制御部11は表示面に対する指の接触を避けようとしているユーザの意図に即した操作受付手法により操作指示を受け付けることができる。
操作受付部120の機能により制御部11は、第1操作アイコンA1が表示される期間において、表示面20aにおける第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2に指が接触した場合に、当該第1操作アイコンA1に対応付けられた操作指示を受け付ける。すなわち、第1操作アイコンA1が表示される期間と、第2操作アイコンA2が表示される期間とで、操作受付手法を切り替える。これにより、ユーザは、好みの操作方法を選択できる。第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2に対して指が接近した期間が所定期間以上継続した場合に、当該第1操作アイコンA1の代わりに第2操作アイコンA2が表示されるが、第1操作アイコンA1への指の接近をもってユーザが第1操作アイコンA1に対応付けられた操作指示の入力を希望していると推定できる。従って、第1操作アイコンA1の代わりに第2操作アイコンA2を表示し、当該第2操作アイコンA2が示す操作方向に指が移動した場合に、当該第1操作アイコンA1と同一の操作指示を受け付けることにより、ユーザの意図に沿うことができる。
また、表示制御部200の機能により制御部11は、同一の操作体を互いに異なる方向から見て描写した第1操作アイコンA1と第2操作アイコンA2とを表示させる。これにより、ユーザは、第1操作アイコンA1と第2操作アイコンA2とに対して同一の操作指示が対応付けられていることが認識できる。仮に、第1操作アイコンA1が押込ボタンを表し、第2操作アイコンA2が操作レバーを表すとした場合には、ユーザは第1操作アイコンA1と第2操作アイコンA2とに互いに無関係の操作指示が対応付けられていると認識することとなる。
(2)操作受付処理:
図3は、本実施形態の操作受付処理のフローチャートである。操作受付処理は所定の実行周期(例えば20ミリ秒)ごとに繰り返して実行するループ処理である。まず、ステップS100において、表示制御部200の機能により制御部11は、第1操作アイコンA1を表示領域R1,R2に表示させる。例えば、操作受付処理はナビゲーション装置10の電源を投入したことを受けて開始し、電源投入時の初期状態として第1操作アイコンA1を表示領域R1,R2に表示させた状態とする。むろん、初期状態として第2操作アイコンA2を表示領域R1,R2に表示させた状態としてもよい。
ステップS110において、制御部11は実行周期が経過したか否かを判定し、実行周期が経過するまで待機する。実行周期が経過した場合、ステップS120において検出部110の機能により制御部11は、信号変換器20cから検出データを取得する。制御部11は、検出データに基づいて表示面20aに対する指の状態(接近状態,接触状態,非接近状態)を特定するとともに、接触状態における指の接触位置と、接近状態における指の移動方向と、接近状態が継続する期間である接近維持期間とを特定できる。なお、操作受付処理はループ処理であるため、指の移動方向は前回のステップS120にて検出された接近位置と、今回のステップS120にて検出された接近位置との比較により特定できる。本実施形態では、前回のステップS120にて検出された接近位置よりも、今回のステップS120にて検出された接近位置が表示面20aの画面下方にある状態が所定周期連続(例えば5回)した場合に、指の移動方向が画面下方向であると特定する。また、接近維持期間は、ステップS120にて接近状態が検出される状態が連続する周期を計数することにより特定できる。
ステップS130において、検出部110の機能により制御部11は、表示面20aにおいて第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2に対して指が接触している否かを判定する。操作受付処理の初期の段階では第1操作アイコンA1が表示領域R1,R2に表示されることとする。また、制御部11は、第2操作アイコンA2が表示されている期間において表示領域R1,R2に指が接触しても、第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2に対して指が接触しているとは判定しない。第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2に対して指が接触している場合には、ステップS180において操作受付部120の機能により制御部11は、表示領域R1,R2が接触された第1操作アイコンA1に対応付けられた操作指示を受け付け、ステップS110に戻る。
ステップS130にて第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2に対して指が接触していないと判定された場合には、ステップS140において検出部110の機能により制御部11は、第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2に対する接近維持期間が所定期間(例えば1秒)以上であるか否かを判定する。すなわち、ステップS130〜S140においては、第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2に対して指が接触せず、かつ、所定距離よりも近くに指が接近している接近維持期間が所定期間以上継続しているか否かが判定される。
ステップS140において所定距離よりも近くに指が接近している接近維持期間が所定期間以上継続していないと判定された場合には、表示制御部200の機能により制御部11は、ステップS150にて第1操作アイコンA1を表示領域R1,R2に表示させ、ステップS110へ戻る。すでに第1操作アイコンA1を表示させていた場合には第1操作アイコンA1の表示を継続し、第2操作アイコンA2を表示させていた場合には第1操作アイコンA1へと表示を切り替え、ステップS110に戻る。
一方、ステップS140において第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2に対して所定距離よりも近くに指が接近している接近維持期間が所定期間以上継続したと判定された場合には、ステップS160において表示制御部200の機能により制御部11は、指が接近している表示領域R1,R2において第2操作アイコンA2を表示させる。すでに第2操作アイコンA2を表示させていた場合には第2操作アイコンA2の表示を継続し、第1操作アイコンA1を表示させていた場合には第2操作アイコンA2へと表示を切り替える。
第2操作アイコンA2を表示させると、検出部110の機能により制御部11は、ステップS170にて第2操作アイコンA2の表示領域R1,R2上にて画面下方向(操作方向)に指が移動したか否かを判定する。すなわち、前回のステップS120にて検出された接近位置よりも、今回のステップS120にて検出された接近位置が第2操作アイコンA2の表示領域R1,R2内において画面下方(操作方向の下流側)にある状態が所定周期連続した場合に、指の移動方向が画面下方向に移動したと判定する。
ステップS170において第2操作アイコンA2の表示領域R1,R2上にて指が画面下方向に移動したと判定された場合、操作受付部120の機能により制御部11はステップS180にて、画面下方向への指の移動が検出された表示領域R1,R2に表示された第2操作アイコンA2に対応付けられた操作指示を受け付け、ステップS110に戻る。一方、ステップS170において第2操作アイコンA2の表示領域上にて指が画面下方向に移動していないと判定された場合、第2操作アイコンA2を表示させた状態を維持して、ステップS110に戻る。
以上の操作受付処理を繰り返して実行した場合のナビゲーション装置10の動作を図2A,2Bの例を用いて以下説明する。まず、図2Aのように表示領域R1,R2において第1操作アイコンA1が表示されている期間において、第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2に指を接触させると、指が接触した表示領域R1,R2に表示された第1操作アイコンA1に対応付けられた操作指示(実行または取消)が受け付けられる(S120,S130[Y],S180)。同様に、図2Bのように表示領域R2において第1操作アイコンA1が表示されている期間において、表示領域R2に指を接触させると、指が接触した表示領域R2に表示された第1操作アイコンA1に対応付けられた操作指示(取消)が受け付けられる。第1操作アイコンA1に対応付けられた操作指示を受け付けると、ナビゲーション部140の機能により制御部11は、目的地検索、経路探索、経路案内、地図表示等の各種ナビゲーション機能を実行またはその取消を行う。
図2Aのように表示領域R1,R2において第1操作アイコンA1が表示されている期間において、第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2に対して指が接触せず、かつ、所定距離よりも近くに指が接近している接近維持期間が初めて所定期間以上となった場合には、表示領域R1,R2に表示されていた第1操作アイコンA1から第2操作アイコンA2へと表示が切り替わる(S120,S130[N],S140[Y],S160)。以降、接近維持期間が継続する限り、第2操作アイコンA2の表示が継続することとなる。なお、第2操作アイコンA2へと表示が切り替わった以降においては、第2操作アイコンA2の表示領域R1,R2に対して指が接触するか所定距離以上離れることをもって接近維持期間が終了する。接近維持期間が終了した場合には第1操作アイコンA1へと表示が切り替えられることとなる(S120,S130[N],S140[N],S150)。
第2操作アイコンA2が表示される期間においては、第2操作アイコンA2の表示領域R1,R2上にて指が画面下方向に移動したか否かが判定され(S170)、指が画面下方向に移動した場合には第2操作アイコンA2に対応付けられた操作指示が受け付けられる(S120,S130[N],S140[Y],S170[Y],S180)。例えば、図2Bにおいて第2操作アイコンA2の表示領域R1上にて指が画面下方向に移動した場合には、当該第2操作アイコンA2に対応する操作指示(実行)が受け付けられる。第2操作アイコンA2に対応付けられた操作指示を受け付けると、ナビゲーション部140の機能により制御部11は、各種ナビゲーション機能を実行またはその取消を行う。
(3)他の実施形態:
第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2に対して、表示面20aに平方な方向において指が所定距離よりも近くに接近しているか否かに基づいて表示領域R1,R2にて第2操作アイコンA2を表示させてもよい。図4は、本実施形態において指の接近を検出する範囲を示す図である。同図において、前記実施形態と同様に第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2が示されており、当該第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2の画面上方向に隣接する隣接領域H1,H2が示されている。本実施形態において、表示制御部200の機能により制御部11は、表示面20aに対して垂直方向に所定距離(第1所定距離)よりも近くに指が接近し、かつ、第1操作アイコンA1の表示領域R1,R2の上端に対して表示面20aの平行な方向において所定距離(第2所定距離:隣接領域H1,H2の上下幅)よりも近くに指が接近している場合に、表示領域R1,R2にて第2操作アイコンA2を表示させる
本実施形態において表示領域R1,R2に表示される第2操作アイコンA2は、図2Bに示す第2操作アイコンA2と同様に押込ボタンの押込方向を画面下方向に表す。すなわち、表示制御部200の機能により制御部11は、第1操作アイコンA2の表示領域R1,R2に対して画面下方向へと向かう操作方向の上流側、すなわち画面上側にある隣接領域H1,H2上から指が接近した場合に、第2操作アイコンA2を表示させる。このようにすることにより、ユーザは、隣接領域H1,H2上からそのまま表示領域R1,R2に向かって指を移動させることにより、指を画面下方向に移動させ、第2操作アイコンA2に対応付けられた操作指示を入力することができる。隣接領域H1,H2上に指を接近させた状態が所定期間以上継続した場合、ユーザは表示領域R1,R2に指を接触させて操作するのではなく、隣接領域H1,H2上から指を接触させることなく画面下方向に移動させて操作することを意図しているものと推定でき、ユーザの意図に即した操作受付手法により操作指示を受け付けることができる。
ここで、検出部110の機能により制御部11は、表示面20aに対する指の接触および接近を静電容量方式以外の他の電磁気的手法により検出してもよいし、光学的手法により検出してもよい。第2操作アイコンA2が示す操作体は機械的に操作され操作方向に特定性を有するものであればよく、例えば各種形状のスイッチやレバーや引き込み式の紐であってもよい。第2操作アイコンA2は、少なくとも操作体を描写した画像であればよく、操作体以外の周辺部を併せて描写した画像であってもよい。例えば、操作体としてのスイッチとともに、スイッチ支持部材を描写した第2操作アイコンA2を表示させてもよい。また、第2操作アイコンA2は、操作体およびその操作方向が認識可能な程度に描写した画像であればよく、必ずしも操作体の大きさや色や模様を正確に表現しなくてもよい。また、操作体の操作方向は表示面に対して平行な2次元平面上にて表現可能な方向であればよく、例えば直線状の軌跡を示す方向であってもよいし、円弧等の曲線状の軌跡を示す方向であってもよい。さらに、操作方向に沿った指の移動量に応じて操作体が徐々に操作される様子を第2操作アイコンA2にて表現してもよい。
第2操作アイコンA2を表示させるために指の接近状態が継続するべき所定期間の長さは、ユーザが指を接触させることなく操作指示を入力しようとしていると判断できる期間の長さとするのが望ましく、固定長であってもよいし、ユーザの設定や過去の操作履歴等に応じた可変長であってもよい。なお、第2操作アイコンに、同一の表示領域R1,R2に表示される第1操作アイコンと異なる操作指示を対応付けることにより、操作受付手法とともに操作指示の内容を切り替えてもよい。なお、ナビゲーション機能に関する操作指示を例示したが、例えばカーオーディオ等の他の車載装置や車両本体の機能に関する操作指示を受け付けるようにしてもよい。
10…ナビゲーション装置、11…制御部、20…UIデバイス、20a…表示面、20a1…透明電極フィルム、20a2…LCDディスプレイ、20b…ディスプレイドライバ、20c…信号変換器、12…記録媒体、12a…表示制御データ、12b…受付操作データ、100…ナビゲーションプログラム、110…検出部、200…表示制御部、120…操作受付部、140…ナビゲーション部、A1…第1操作アイコン、A2…第2操作アイコン、C…車両、H1,H2…隣接領域、R1,R2…表示領域。


Claims (6)

  1. 表示面に対する指の接触および接近を検出する検出手段と、
    前記表示面に表示された第1操作アイコンの表示領域に対して接触することなく所定距離よりも近くに指が接近した期間が所定期間以上継続した場合に、前記表示面に平行に操作方向が表されるように操作体を描写した第2操作アイコンを当該第1操作アイコンの代わりに表示させる表示制御手段と、
    前記第2操作アイコンが表示される期間において前記操作方向に指が移動した場合に、前記第2操作アイコンに対応付けられた操作指示を受け付ける操作受付手段と、
    を備える操作受付装置。
  2. 前記操作受付手段は、前記第1操作アイコンが表示される期間において前記表示面における前記第1操作アイコンの表示領域に指が接触した場合に、前記第1操作アイコンに対応付けられた操作指示を受け付ける、
    請求項1に記載の操作受付装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記第1操作アイコンの表示領域に対して前記操作方向の上流側から指が接近した場合に、前記第2操作アイコンを表示させる、
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の操作受付装置。
  4. 前記表示制御手段は、同一の前記操作体を互いに異なる方向から見て描写した前記第1操作アイコンと前記第2操作アイコンとを表示させる、
    請求項2または請求項3のいずれかに記載の操作受付装置。
  5. 表示面に対する指の接触および接近を検出する検出工程と、
    前記表示面に表示された第1操作アイコンの表示領域に対して接触することなく所定距離よりも近くに指が接近した期間が所定期間以上継続した場合に、前記表示面に平行に操作方向が表されるように操作体を描写した第2操作アイコンを当該第1操作アイコンの代わりに表示させる表示制御工程と、
    前記第2操作アイコンが表示される期間において前記操作方向に指が移動した場合に、前記第2操作アイコンに対応付けられた操作指示を受け付ける操作受付工程と、
    を含む操作受付方法。
  6. 表示面に対する指の接触および接近を検出する検出機能と、
    前記表示面に表示された第1操作アイコンの表示領域に対して接触することなく所定距離よりも近くに指が接近した期間が所定期間以上継続した場合に、前記表示面に平行に操作方向が表されるように操作体を描写した第2操作アイコンを当該第1操作アイコンの代わりに表示させる表示制御機能と、
    前記第2操作アイコンが表示される期間において前記操作方向に指が移動した場合に、前記第2操作アイコンに対応付けられた操作指示を受け付ける操作受付機能と、
    をコンピュータに実行させる操作受付プログラム。
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