JP2012128358A - 光コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズと、レンズを支持するレンズ支持部と、レンズ支持部の後方に位置する基部とを備え、光ファイバと接続される光コネクタ装置について、レンズと光ファイバとの軸ズレ量を直接測定可能とする。
【解決手段】測定台と前記測定台の上方に位置するカメラとを備えた測定器によってレンズと光ファイバとの位置関係を測定する。基部に、測定台に搭載されうる第1被搭載面及び第2被搭載面と、光ファイバを収容する収容部とを備える。収容部は、収容した光ファイバと当接する第1当接面と第2当接面とを備えて、前後方向に延びている。第1当接面は、第1被搭載面と直交する面内に位置しており、測定台に第1被搭載面を搭載したときに第1当接面の位置をカメラによって特定可能である。第2当接面は、第2被搭載面と直交する面内に位置しており、測定台に第2被搭載面を搭載したときに第2当接面の位置をカメラによって特定可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバを収容する収容部とその光ファイバに対して光学的に結合されるレンズとを有する光コネクタ装置に関する。
この種の光コネクタ装置としては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1の光コネクタ装置は、図13に示すように、光ファイバを収容するファイバガイド溝が形成されたファイバ保持部と、レンズが形成されたレンズ形成部とを備えている。レンズとファイバガイド溝には位置的な対応付けがなされている。特許文献1によれば、このレンズとファイバガイド溝の対応付けにより、光ファイバとレンズとの位置合わせを簡易な組立工程にて行うことができるとされている。
特開2007−41222号公報
モールド品として光コネクタ装置を製造すると、その製造工程において光コネクタ装置に少なくとも部分的に反りや段差が生じてしまうことがある。かかる反りや段差によるレンズと光ファイバとの位置ズレ(軸ズレ)の問題点は、特許文献1の光コネクタ装置においても生じ得る。従って、レンズと光ファイバとの位置ズレ量(軸ズレ量)を測定する必要があるが、特に高さ方向の軸ズレ量を視認することは困難であり、光量の減衰量を測定する等により軸ズレ量を間接的に評価することになる。しかしながら、かかる評価には時間がかかり、コスト的にも問題がある。
本発明は、軸ズレ量を直接測定可能な光コネクタ装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、第1の光コネクタ装置として、レンズと、前記レンズを支持するレンズ支持部と、前記レンズ支持部の後方に位置する基部とを備え、光ファイバと接続される光コネクタ装置であって、
測定台と前記測定台の上方に位置するカメラとを備えた測定器によって前記レンズと前記光ファイバとの位置関係を測定可能な光コネクタ装置であり、
前記基部は、前記測定台に搭載されうる第1被搭載面及び第2被搭載面と、前記光ファイバを収容する収容部とを備えており、
前記収容部は、収容した前記光ファイバと当接する第1当接面と第2当接面とを備えて、前後方向に延びており、
前記第1当接面は、前記第1被搭載面と直交する面内に位置しており、前記測定台に前記第1被搭載面を搭載したときに前記第1当接面の位置を前記カメラによって特定可能であり、
前記第2当接面は、前記第2被搭載面と直交する面内に位置しており、前記測定台に前記第2被搭載面を搭載したときに前記第2当接面の位置を前記カメラによって特定可能である
光コネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第2の光コネクタ装置として、第1の光コネクタ装置であって、
前記レンズは、前記レンズ支持部の前方に突出した凸レンズであり、
前記レンズの光軸中心は、前記測定台に前記第1被搭載面を搭載したときにも、前記測定台に前記第2被搭載面を搭載したときにも、前記カメラによって特定可能である
光コネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第3の光コネクタ装置として、第1又は第2の光コネクタ装置であって、
前記レンズ支持部は、前記レンズの光軸中心を示す示唆部を備えており、
前記示唆部は、前記測定台に前記第1被搭載面を搭載したとき、又は、前記測定台に前記第2被搭載面を搭載したときに、前記カメラによって特定可能である
光コネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第4の光コネクタ装置として、第1乃至第3のいずれかの光コネクタ装置であって、
前記第1当接面と前記第2当接面とは直交しており、これにより、前記収容部に前記第1当接面と前記第2当接面との接続部が形成されている
光コネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第5の光コネクタ装置として、第4の光コネクタ装置であって、
前記接続部の近傍に、前記基部を貫通する吸引孔が形成されている
光コネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第6の光コネクタ装置として、第1乃至第5のいずれかの光コネクタ装置であって、
仮保持部材を更に備えており、
前記仮保持部材は、前記基部に固定される固定部と、仮保持面とを備えており、
前記仮保持面は、前記固定部が前記基部に固定された状態において、前記第1当接面と前記第2当接面の双方に斜交する面内を前後方向に延びており、前記収容部に収容された前記光ファイバを前記第1当接面及び前記第2当接面に向けて押し付ける
光コネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第7の光コネクタ装置として、第1乃至第6のいずれかの光コネクタ装置であって、
前記レンズ支持部と前記基部とは一体形成されており、
前記レンズ支持部は、前面及び後面を有する略板状の形状を有しており、
前記レンズは、前記前面上に形成されており、
前記基部は、前後方向に延びる第1板部と第2板部とを略L字状に組み合わせた形状を有しており、
前記第1板部の対向する面の一方が前記第1当接面であり、他方が前記第2被搭載面であり、
前記第2板部の対向する面の一方が前記第2当接面であり、他方が前記第1被搭載面である
光コネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第8の光コネクタ装置として、第1乃至第7のいずれかの光コネクタ装置であって、
前記基部は、前記第1被搭載面と前記第2被搭載面の少なくとも一方から突出する凸部を備えている
光コネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第9の光コネクタ装置として、第1乃至第6のいずれかの光コネクタ装置であって、
前記基部には2以上の前記収容部が形成されている
光コネクタ装置が得られる。
また、本発明によれば、第10の光コネクタ装置として、第9の光コネクタ装置であって、
前記基部は前記第2被搭載面を2面備えており、
前記第2当接面は、2面の前記第2被搭載面の双方と直交する面内に位置している
光コネクタ装置が得られる。
本発明によれば、光コネクタ装置を測定台に搭載したときに、測定台の上方に位置するカメラによって、光ファイバと当接する第1当接面と第2当接面の位置を特定することができることから、光コネクタ装置における左右方向及び上下方向の軸ズレ量を直接的に測定することができる。
本発明の実施の形態による光コネクタ装置を、第1被搭載面が測定台に搭載された状態で示す斜視図である。なお、カメラと測定台とは模式的に示している。 図1の光コネクタ装置を示す上面図である。 図1の光コネクタ装置を示す背面図である。 図1の光コネクタ装置を、第2被搭載面が測定台に搭載された状態で示す上面図である。 図4の光コネクタ装置を示す背面図である。 図1の光コネクタ装置の収容部に収容された光ファイバと押付部材とを示す背面図である。 本発明の実施の形態による吸引孔を備えた光コネクタ装置を示す上面図である。 図7の光コネクタ装置のVIII−VIII線に沿った断面図である。 図7の光コネクタ装置のIX−IX線に沿った断面図である。 図1の光コネクタ装置の収容部に収容された光ファイバと仮保持部材とを示す背面図である。 本発明の実施の形態による凸部を備えた光コネクタ装置を示す背面図である。 本発明の実施の形態による2以上の収容部を備えた光コネクタ装置を示す背面図である。 従来の光コネクタ装置を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態(以下「本実施形態」という。)について図面を使用して説明する。
図1及び図2に示されるように、本実施形態による光コネクタ装置10は、レンズ20と、レンズ20を支持するレンズ支持部30と、レンズ支持部30の後方(−X方向)に位置する基部40とを備えており、光ファイバ60と接続される。レンズ支持部30と基部40とは、例えば絶縁性材料によって一体形成してもよいし、別体で成型した後に組み立ててもよい。図1から理解されるように、レンズ20と光ファイバ60との位置関係は、測定台71と測定台71の上方に位置するカメラ72とを備えた測定器70によって測定される。
図1及び図2に示されるように、レンズ支持部30は、前面31及び後面32を有する略板状の形状を有している。図2から理解されるように、レンズ20は、レンズ支持部30の前面31上に形成されている。詳しくは、レンズ20は、レンズ支持部30の前方(X方向)に突出した凸レンズであり、レンズ支持部30と一体形成されている。レンズ支持部30の上面33には、2つの示唆部34が形成されている。本実施形態による示唆部34は、前後方向(X方向)に沿って前面31から後面32まで延びる凹部であり、X方向から見ると矩形状の形状を有している。示唆部34は、X方向に沿って延びる側壁34aと側壁34bとを備えており、側壁(34a、34b)は上下方向(Z方向)と平行な面内に位置している。従って、示唆部34の側壁(34a、34b)のそれぞれは、上方から見たときにX方向に沿って延びる1本の線として特定することができる。示唆部34はレンズ20の光軸中心を挟むように設けられている。詳しくは、レンズ20の光軸は、2つの側壁34aの中間地点を側壁34aと平行に延びており、同様に、2つの側壁34bの中間地点を側壁34bと平行に延びている。換言すれば、示唆部34はレンズ20の光軸中心を示している。
図1に示されるように、基部40は、前後方向に延びる第1板部41と第2板部42とを略L字状に組み合わせた形状を有している。第1板部41は、左右方向(Y方向)に対向する第1当接面441と第2被搭載面432とを備えており、第2板部42は、上下方向に対向する第2当接面442と第1被搭載面431とを備えている。図2及び図3に示されるように、光コネクタ装置10に光ファイバ60を接続する際、光ファイバ60は、前後方向に延びるように、かつ第1当接面441及び第2当接面442と当接するように基部40に収容される。換言すれば、基部40は、光ファイバ60を収容する収容部44を備えており、収容部44は、収容した光ファイバ60と当接する第1当接面441と第2当接面442とを備えて、前後方向に延びている。なお、光ファイバ60は、接着剤等(図示せず)により、収容部44内に固着される。
図1乃至図5から理解されるように、レンズ20と光ファイバ60との位置関係について、第1被搭載面431を測定台71上に搭載した状態での測定と、第2被搭載面432を測定台71上に搭載した状態での測定が行われる。即ち、第1被搭載面431と第2被搭載面432とは、レンズ20と光ファイバ60との位置関係を測定する際に測定台71に搭載されうる面である。第1当接面441は、第1被搭載面431と直交する面内に位置しており、第2当接面442と対向する方向(図1において+Z方向)には第1当接面441を遮蔽する部材が設けられていない。従って、第1当接面441は、第1被搭載面431を測定台71に搭載して上方から見たときに、X方向に延びる1本の線として特定することができる。換言すれば、測定台71に第1被搭載面431を搭載したとき、第1当接面441の位置をカメラ72によって特定可能である。同様に、第2当接面442は、第2被搭載面432と直交する面内に位置しており、第1当接面441と対向する方向(図1において+Y方向)には第2当接面442を遮蔽する部材が設けられていない。従って、測定台71に第2被搭載面432を搭載したときに第2当接面442の位置をカメラ72によって特定可能である。
光コネクタ装置10を一体成型により作製する場合、レンズ20及びレンズ支持部30からなるレンズ側部位を作る金型(金型1)と、基部40からなるファイバ側部位を作るための金型(金型2)とを用いて成型する。金型1と金型2とを合わせる際に、例えば、金型同士の合わせ目の位置がずれた状態で樹脂が注入された場合や、成型後の光コネクタ装置10に反りや段差が生じてしまった場合、光コネクタ装置10のレンズ20の光軸と、収容部44に収容・固着された光ファイバ60の光軸とがずれる「軸ズレ」を起こす恐れがある。レンズ側部位とファイバ側部位とを別体で成型した後に両者を組み立てることにより光コネクタ装置10を作製する場合についても、軸ズレにより光コネクタ装置10の性能が著しく損なわれてしまう恐れがある。このような軸ズレは、作製された光コネクタ装置10のレンズ側部位とファイバ側部位の寸法や、互いの位置関係が、加工公差などにより設計値(理想値)とは異なることに起因するものであり、製作上避けることができない。
本実施形態によれば、上述した光コネクタ装置10の構造を利用することにより、成型後の光コネクタ装置10に生じた軸ズレの大きさ(軸ズレ量)を測定することができる。本実施形態においては、左右方向の軸ズレ量と、上下方向の軸ズレ量とをそれぞれ測定する。以下、測定方法について説明する。以降の説明において、軸ズレ量を含めて光軸の方向についての左右方向及び上下方向は、第1被搭載面431を底面として光コネクタ装置10を設置した場合の相対的方向であり、各図における左右方向及び上下方向とは一致しない場合がある。また、図2乃至図5にはレンズ20との位置関係を示すために光ファイバ60を表示しているが、本実施形態によれば、光ファイバ60を収容しない状態で軸ズレ量を測定することができる。
左右方向の軸ズレ量は、図2及び図3に示されるように、第1被搭載面431を測定台71に搭載した状態で測定する。具体的には、カメラ72によって、例えば示唆部34の2つの側壁34aの位置を測定(特定)し、その中間点を算出することでレンズ20の光軸AXの左右方向の位置を得る。また、カメラ72によって、第1当接面441の位置を測定(特定)し、測定された位置から光ファイバ60の半径rだけ離れた位置を算出することで、光ファイバ60の光軸AX´の左右方向の位置を得ることができる。得られた光軸AXと光軸AX´の位置を比較することで、左右方向の軸ズレ量を評価することができる。
上下方向の軸ズレ量は、図4及び図5に示されるように、第2被搭載面432を測定台71に搭載した状態で測定する。具体的には、上方から見たときのレンズ20のエッジと前面31とが接触する2つの点をカメラ72によって測定(特定)する。2つの点の中心点を算出することで、レンズ20の光軸AXの上下方向の位置を得る。また、カメラ72によって、第2当接面442の位置を測定(特定)し、測定された位置から光ファイバ60の半径rだけ離れた位置を算出することで、光ファイバ60の光軸AX´の上下方向の位置を得ることができる。光軸AXと光軸AX´の位置を対比することで、上下方向の軸ズレ量を評価することができる。
以上の説明から理解できるように、本発明による光コネクタ装置10は、光ファイバ60を収容することなく、カメラ72と測定台71とを備えた測定器70により、軸ズレ量を直接的に測定することができる。なお、以上の説明では、光軸AXの左右方向の位置は示唆部34を使用して測定し、光軸AXの上下方向の位置は前面31からのレンズ20の突出部分を使用して測定しているが、レンズ支持部30の側面35にも示唆部34を設け、上下方向の位置を示唆部34によって測定してもよい。換言すれば、示唆部34は、測定台71に第1被搭載面431を搭載したとき、又は、測定台71に第2被搭載面432を搭載したときに、カメラ72によって特定可能に設ければよい。また、レンズ20の光軸中心は、測定台71に第1被搭載面431を搭載したときにも、測定台71に第2被搭載面432を搭載したときにも、カメラ72によって特定可能である。従って、上面33に示唆部34を設けず、光軸AXの左右方向の位置を前面31からのレンズ20の突出部によって測定することもできる。また、示唆部34の形状は図1に示した形状に限られない。
図1に示されるように、本実施形態においては、第1当接面441と第2当接面442とは直交しており、これにより、収容部44に第1当接面441と第2当接面442との接続部(接続線)444が形成されている。一方、第1当接面441と第1被搭載面431とが直交し、第2当接面442と第2被搭載面432とが直交する光コネクタ装置10において、第1当接面441と第2当接面442とを斜交させる(例えば鋭角で交差させる)ことも可能である。
本発明による基部40は、第1板部41と第2板部42とが切り離された形状に形成し、接続部444を備えない形状とすることもできる。また、本実施形態においては、第1当接面441と第2当接面442とが線で接続しているが、接続部444は、例えば曲面であってもよい。さらに、第1被搭載面431を測定台71に搭載して上方から見たとき、第1当接面441の一部が遮蔽されていてもよく、第2被搭載面432を測定台71に搭載して上方から見たとき、第2当接面442の一部が遮蔽されていてもよい。即ち、第1当接面441のうち光ファイバ60と当接する部分の位置を、光軸AX´の左右方向の位置を算出可能な程度に上方から特定することができ、第2当接面442のうち光ファイバ60と当接する部分の位置を、光軸AX´の上下方向の位置を算出可能な程度に上方から特定できればよい。
図6に示されるように、光ファイバ60を収容部44に収容する際に、押付面82を備えた押付部材80を使用することができる。図6(a)及び図6(b)から理解されるように、押付面82を収容部44内に挿入したとき、押付面82は第1当接面441と第2当接面442の双方に斜交するように前後方向に延びる。図6(a)に示されるように、光ファイバ60を第2当接面442の上に設置して押付面82を押し付けると、光ファイバ60は第2当接面442に当接したまま第1当接面441の方に押される。図6(b)に示されるように、光ファイバ60は第2当接面442上をスライドして第1当接面441と当接し、これによって光ファイバ60が収容部44の所定位置に収容される。以上のように、光ファイバ60の接着・固定時に押付部材80を使用することにより、光ファイバ60が自らの弾力によって所定位置からズレることを防止することができる。以上の説明から理解できるように、本発明によれば、軸ズレ量の評価及び組立てを容易に行うことができ、製作コストの低減が可能である。
図7乃至図9に示されるように、接続部444の近傍に、基部40を貫通する吸引孔445を形成してもよい。本実施形態においては、2本の吸引孔445が接続部444と第1被搭載面431の間を貫通している。図8から理解されるように、光ファイバ60を吸引孔445の近傍に設置して、吸引孔445の第1被搭載面431側からエア吸引すると、光ファイバ60は第2当接面442に当接したまま第1当接面441に向けて移動する。その結果、光ファイバ60は第1当接面441と当接し、これによって光ファイバ60が収容部44の所定位置に収容される。吸引孔445を設けることにより、光ファイバ60を容易に所定位置に収容できると共に、光ファイバ60の位置決め精度が向上する。吸引孔445は、接続部444と第2被搭載面432の間に設けてもよい。また吸引孔445は必要な本数だけ設ければよい。
図10に示されるように、光コネクタ装置10に、更に仮保持部材50を備えてもよい。本実施形態による仮保持部材50は、基部40に固定される固定部51と、仮保持面52とを備えている。詳しくは、仮保持部材50は2つの固定部51を備えており、それぞれが第1被搭載面431又は第2被搭載面432と係止される。仮保持面52は、固定部51が基部40に固定された状態において、第1当接面441と第2当接面442の双方に斜交する面内を前後方向に延びている。以上のように構成された仮保持面52は、収容部44に収容された光ファイバ60を第1当接面441及び第2当接面442に向けて押し付け、これによって、光ファイバ60を収容部44の内部に仮保持することができる。
図11に示されるように、基部40に凸部45を設けてもよい。図示した凸部45は、第1被搭載面431から突出しているが、第2被搭載面432から突出させてもよい。換言すれば、基部40に、第1被搭載面431と第2被搭載面432の少なくとも一方から突出する凸部45を備えることができる。凸部45を備えることで、測定台71に凹凸がある場合にも、第1当接面441と第2当接面442とを垂直面上(Z方向に平行な面上)に配置して測定することができる。なお、図11に示した押付部材80は、押付面82に加えて2つの固定部81を備えており、2つの固定部81のそれぞれは、第1当接面441と第2当接面442に押し付けて固定される。このように、押付部材80に固定部81を備えることで、押付部材80を仮保持部材50としても機能させることもできる。
図12に示されるように、基部40に2以上の収容部44を形成してもよい。図12に示した基部40は、4つの収容部44を備えており、各収容部44に光ファイバ60が収容される。基部40はY方向において対向する2つの第2被搭載面432を備えており、各収容部44の第2当接面442は、2面の第2被搭載面432の双方と直交する面内に位置している。図12に示した光コネクタ装置10については、第1被搭載面431を測定台71に搭載した状態と、右側の第2被搭載面432を測定台71に搭載した状態と、左側の第2被搭載面432を測定台71に搭載した状態の3つの状態で軸ズレ量を計測することで、全ての収容部44の軸ズレ量を測定することができる。基部40に2以上の収容部44を形成する場合、例えば図12の中心線CLの右側半分だけの形状(収容部44を2つ備える形状)とすることもできる。なお、図12に示される押付部材80は、押付面82の両端部に2つの固定部81を備えており、2つの固定部81のそれぞれは、第1当接面441と第2当接面442に押し付けて固定することができる。
10 光コネクタ装置
20 レンズ
30 レンズ支持部
31 前面
32 後面
33 上面
34 示唆部
34a,34b 側壁
35 側面
40 基部
41 第1板部
42 第2板部
431 第1被搭載面
432 第2被搭載面
44 収容部
441 第1当接面
442 第2当接面
444 接続部(接続線)
445 吸引孔
45 凸部
50 仮保持部材
51 固定部
52 仮保持面
60 光ファイバ
70 測定器
71 測定台
72 カメラ
80 押付部材
81 固定部
82 押付面

Claims (10)

  1. レンズと、前記レンズを支持するレンズ支持部と、前記レンズ支持部の後方に位置する基部とを備え、光ファイバと接続される光コネクタ装置であって、
    測定台と前記測定台の上方に位置するカメラとを備えた測定器によって前記レンズと前記光ファイバとの位置関係を測定可能な光コネクタ装置であり、
    前記基部は、前記測定台に搭載されうる第1被搭載面及び第2被搭載面と、前記光ファイバを収容する収容部とを備えており、
    前記収容部は、収容した前記光ファイバと当接する第1当接面と第2当接面とを備えて、前後方向に延びており、
    前記第1当接面は、前記第1被搭載面と直交する面内に位置しており、前記測定台に前記第1被搭載面を搭載したときに前記第1当接面の位置を前記カメラによって特定可能であり、
    前記第2当接面は、前記第2被搭載面と直交する面内に位置しており、前記測定台に前記第2被搭載面を搭載したときに前記第2当接面の位置を前記カメラによって特定可能である
    光コネクタ装置。
  2. 請求項1に記載の光コネクタ装置であって、
    前記レンズは、前記レンズ支持部の前方に突出した凸レンズであり、
    前記レンズの光軸中心は、前記測定台に前記第1被搭載面を搭載したときにも、前記測定台に前記第2被搭載面を搭載したときにも、前記カメラによって特定可能である
    光コネクタ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の光コネクタ装置であって、
    前記レンズ支持部は、前記レンズの光軸中心を示す示唆部を備えており、
    前記示唆部は、前記測定台に前記第1被搭載面を搭載したとき、又は、前記測定台に前記第2被搭載面を搭載したときに、前記カメラによって特定可能である
    光コネクタ装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の光コネクタ装置であって、
    前記第1当接面と前記第2当接面とは直交しており、これにより、前記収容部に前記第1当接面と前記第2当接面との接続部が形成されている
    光コネクタ装置。
  5. 請求項4記載の光コネクタ装置であって、
    前記接続部の近傍に、前記基部を貫通する吸引孔が形成されている
    光コネクタ装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の光コネクタ装置であって、
    仮保持部材を更に備えており、
    前記仮保持部材は、前記基部に固定される固定部と、仮保持面とを備えており、
    前記仮保持面は、前記固定部が前記基部に固定された状態において、前記第1当接面と前記第2当接面の双方に斜交する面内を前後方向に延びており、前記収容部に収容された前記光ファイバを前記第1当接面及び前記第2当接面に向けて押し付ける
    光コネクタ装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の光コネクタ装置であって、
    前記レンズ支持部と前記基部とは一体形成されており、
    前記レンズ支持部は、前面及び後面を有する略板状の形状を有しており、
    前記レンズは、前記前面上に形成されており、
    前記基部は、前後方向に延びる第1板部と第2板部とを略L字状に組み合わせた形状を有しており、
    前記第1板部の対向する面の一方が前記第1当接面であり、他方が前記第2被搭載面であり、
    前記第2板部の対向する面の一方が前記第2当接面であり、他方が前記第1被搭載面である
    光コネクタ装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の光コネクタ装置であって、
    前記基部は、前記第1被搭載面と前記第2被搭載面の少なくとも一方から突出する凸部を備えている
    光コネクタ装置。
  9. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の光コネクタ装置であって、
    前記基部には2以上の前記収容部が形成されている
    光コネクタ装置。
  10. 請求項9に記載の光コネクタ装置であって、
    前記基部は前記第2被搭載面を2面備えており、
    前記第2当接面は、2面の前記第2被搭載面の双方と直交する面内に位置している
    光コネクタ装置。
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