JP2012128053A - 画像表示装置、および画像表示装置の制御方法 - Google Patents

画像表示装置、および画像表示装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体、および記録媒体に記録されている画像情報が他のユーザーに取り出されてしまうのを防止できる画像再生部一体型の画像表示装置、および画像表示装置の制御方法を提供する。
【解決手段】記録媒体に記録されている画像情報を読み出して表示する画像表示装置において、前記記録媒体に記録されている前記画像情報の読み出しを開始してから所定時間経過後に、入力操作部による操作を無効にする。これによって画像表示装置が記録媒体に記録されている画像情報を読み出し再生中に、第三者によって不正に操作されたり、記録媒体を取り出されたりするのを防止できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、記録媒体に記録されている画像情報を読み出し、読み出した画像情報に基づいて画像を表示する画像表示装置、及び画像表示装置の制御方法に関する。
画像を表示する画像表示装置(例えば、プロジェクター)において、DVD等の記録媒体に記録されている画像情報を読み出すための読み出し部を一体的に備えたものが知られている(特許文献1)。このような画像表示装置を用いれば、外部の画像再生装置を接続する必要がなく、記録媒体に記録されている画像情報に基づく画像を容易に鑑賞することができる。
特開2005−99617号公報
しかし、展示会のデモンストレーションなどで上記のような画像表示装置を使う場合、第三者に画像表示装置を操作されないようにあらかじめ本体操作部による操作を無効に設定しておかないと、第三者に画像表示装置を勝手に操作されてしまい、画像の再生を停止されたり、記録媒体を取り出されたりしてしまう恐れがあった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る画像表示装置は、記録媒体に記録されている画像情報を読み出す読み出し部と、前記読み出し部が読み出した前記画像情報に基づいて画像を表示する画像表示部と、入力操作を受け付ける入力操作部と、前記入力操作部が受け付けた前記入力操作に基づいて、当該画像表示装置の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記読み出し部が前記記録媒体に記録されている前記画像情報の読み出しを開始してから所定時間経過後に、前記入力操作部による操作を無効にすることを特徴とする。
本適用例によれば、画像表示装置によって、記録媒体に記録された画像情報の読み出しを開始してから所定時間経過後に本体操作部による操作を無効にするので、展示会などのデモンストレーションにおいて、記録媒体に保存された画像情報の読み出しを開始した後に、都度操作キーによる操作を無効に設定する必要がなく、デモンストレーションの準備をすばやく行えるとともに、デモンストレーション中に第三者に操作されてしまう危険を防止することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に記載の画像表示装置において、当該画像表示装置を遠隔操作するためのリモコンから送信される操作信号を受信する受信部と、前記読み出し部が前記記録媒体に記録されている画像情報の読み出しを開始してから所定時間経過後に、前記入力操作部による操作を無効にし、前記リモコンからの操作信号を受け付ける第1のモード、および前記読み出し部が前記記録媒体に記録されている画像情報の読み出しを開始してから所定時間経過後に、前記入力操作部による操作と前記リモコンから送信される操作信号の両方を無効にする第2のモードのいずれかを設定するモード設定部をさらに備え、前記制御部は、前記モード設定部に設定されたモード設定情報に基づいて、移行する状態を制御することを特徴とする。
本適用例によれば、画像表示装置によって、記録媒体に記録された画像情報の読み出しを開始してから所定時間経過後に本体操作部による操作を無効にし、遠隔操作を行うリモコンによる操作を無効または有効に設定できるので、展示会などのデモンストレーションにおいて、記録媒体に保存された画像情報の読み出しを開始した後に、本体側の操作部で操作されるのを防ぎながら、リモコンにより各種設定・再生操作を行うことができる。また、さらにリモコンによる操作も無効にすることで、近くで他の機材用のリモコンが操作されていた場合、このリモコンの操作信号に反応して画像表示装置が意図しない動作をしてしまうことを防ぐことが可能となる。
[適用例3]上記適用例に記載の画像表示装置において、前記読み出し部が前記記録媒体に記録されている画像情報を繰り返し読み出す範囲を指定する読み出し範囲指定部をさらに備え、前記制御部は、前記読み出し部が前記読み出し範囲指定部で指定された範囲の読み出しを開始してから所定時間経過後に、前記入力操作部による操作を無効にすることを特徴とする。
本適用例によれば、画像表示装置によって、記録媒体に記録された画像情報を繰り返し読み出す範囲を指定し、読み出しを開始してから所定時間経過後に、入力操作を無効にすることにより、デモンストレーションなどで同じ画像情報を繰り返し読み出す指定をするたびに第三者に操作されないようにキー操作を無効に設定する必要がなくなり、デモンストレーションの準備をすばやく行うことが可能となる。
[適用例4]上記適用例に記載の画像表示装置において、当該画像表示装置の動作状態を報知する報知部をさらに備え、前記制御部は、前記入力操作部および前記リモコンによる操作を無効にしているときに前記入力操作部に対する前記入力操作を受け付けると、前記報知部により報知することを特徴とする。
本適用例によれば、画像表示装置によって、記録媒体に記録された画像情報の読み出し中に入力操作を無効にしているときに入力操作を受け付けた場合、報知部によって報知されるので、操作部の故障でなく入力操作を無効にしている状態だと把握しやすくなる。
[適用例5]上記適用例に記載の画像表示装置において、ユーザーの認証を行う認証部をさらに備え、前記制御部は、前記読み出し部が前記記録媒体に記録されている画像情報を読み出しているときに、前記入力操作部による特定操作以外の操作を無効にし、前記特定操作を検出した場合に前記認証部によって認証を行い、当該認証が成立した場合に、前記入力操作部による全ての操作を有効にすることを特徴とする。
本適用例によれば、画像表示装置によって記録媒体に記録された画像情報の読み出し中に、特定操作以外の入力操作を無効にし、特定操作を受け付けたときに認証を行い、認証された場合に以後の入力操作を有効にすることにより、デモンストレーション中などに第三者によって不正に操作無効状態を解除されることを防止し、正規の使用者のみが認証によって操作することが可能となる。
[適用例6]上記適用例に記載の画像表示装置において、前記入力操作部による操作を無効にしているときに操作無効フラグをセットし、前記入力操作部による操作を有効にしているときに前記操作無効フラグをクリアするフラグ設定部をさらに備え、前記制御部は、前記入力操作部に対する電源オン操作を受け付けたときに前記操作無効フラグがセットされていた場合、前記入力操作部に対する入力操作を無効にすることを特徴とする。
本適用例によれば、画像表示装置によって、記録媒体に記録された画像情報の読み出し中に入力操作を無効にしている状態で商用電源を切断された場合でも、電源再投入時に操作無効状態を継続できるので、デモンストレーション中に停電があった場合や第三者によって不正に電源を切断された場合に、記録媒体に記録された画像情報の読み出しを行わず、操作無効状態を解除されることを防止することが可能となる。
[適用例7]本適用例に係る画像表示装置の制御方法は、記録媒体に記録されている画像情報を読み出す読み出し部と、前記読み出し部が読み出した前記画像情報に基づいて画像を表示する画像表示部と、入力操作を受け付ける入力操作部と、前記入力操作部が受け付けた前記入力操作に基づいて、当該画像表示装置の動作を制御する制御部と、を備えた画像表示装置の制御方法であって、前記読み出し部が前記記録媒体に記録されている前記画像情報の読み出しを開始するステップと、前記読み出し部が前記画像情報の読み出しを開始してから所定時間経過後に、前記制御部が前記入力操作部による操作を無効にするステップと、を有することを特徴とする。
本適用例によれば、画像表示装置の制御方法によって、読み出し部が記録媒体に記録された画像情報の読み出しを開始してから所定時間経過後に制御部が入力操作部による操作を無効にするので、展示会などのデモンストレーションにおいて、記録媒体に保存された画像情報の読み出しを開始した後に、都度操作キーによる操作を無効に設定する必要がなく、デモンストレーションの準備をすばやく行えるとともに、デモ中に第三者に操作されてしまう危険を防止することが可能となる。
プロジェクターの斜視図。 プロジェクターの回路構成を示すブロック図。 実施形態1のプロジェクターの動作を示すフローチャート。 変形例1のプロジェクターの動作を示すフローチャート。 変形例2のプロジェクターの動作を示すフローチャート。 変形例3のプロジェクターの動作を示すフローチャート。 変形例4のプロジェクターの動作を示すフローチャート。 変形例5のプロジェクターの動作を示すフローチャート。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態であるプロジェクターについて説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態における特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のプロジェクターの斜視図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、外装を構成する筐体2によって装置本体が覆われた構成を有している。筐体2の前面2fには、外部のスクリーン等に画像(画像光)を投写する投写レンズ13が露出しており、投写レンズ13の下側には、記録媒体であるDVDメディアを挿入するためのディスクスロット3が設けられている。また、筐体2の前面2fには、リモートコントローラー(リモコンとも称する)23から送信される操作信号を受信するための操作信号受信部24が配置されている。
筐体2には、複数の操作キー(操作ボタン)を備えて構成される本体操作部22が設けられており、プロジェクター1に対して各種指示を行うことが可能になっている。本体操作部22を構成する複数の操作キーのうち、ディスクスロット3からDVDメディアを排出するための操作キー(イジェクトキー)は、筐体2の前面2f(ディスクスロット3の近傍)に配置されており、それ以外の操作キーは、筐体2の上面2tに配置されている。また、リモコン23にも、本体操作部22と同様、プロジェクター1に対して各種指示を行うための複数の操作キーが備えられており、プロジェクター1を遠隔操作することが可能になっている。
図2は、本実施形態のプロジェクターの回路構成を示すブロック図である。
図2に示すように、プロジェクター1は、画像投写部10、制御部20、記憶部21、光源制御部37、本体操作部22、操作信号受信部24、入力端子25、報知部26、入力選択部33、DVD再生部27、画像処理部34、OSD処理部35、電源部36、電源端子4等で構成されており、これらは図示しない筐体2の内部に収容されている。
画像投写部10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R、12G、12B、投写光学系としての投写レンズ13、液晶駆動部14等を含んでいる。画像投写部10は、光源11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R、12G、12Bで変調して画像光を形成し、この画像光を投写レンズ13から投写することによってスクリーンSC等に画像を表示する。画像投写部10は、本発明における画像表示部に相当する。
光源11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R、12G、12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成されている。光源11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R、12G、12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R、12G、12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R、12G、12Bには、マトリックス状に配列された複数の画素(図示せず)が形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。液晶駆動部14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R、12G、12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ13によってスクリーンSC等に拡大投写される。
上記実施形態では、光源としてランプを用いて投写するプロジェクター1を例示したが、本発明は光源としてLED(Light emitting diode)光源やレーザー光源などを用いて投写するプロジェクターにも適用することができる。なお、上記の実施形態では、画像投写部10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R、12G、12Bを用いた透過型液晶方式の投写光学系を例示したが、反射型液晶表示方式やマイクロミラーデバイス方式(ライトスイッチ表示方式)など、他の表示方式の光変調装置を採用しても良い。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶部21に記憶されている制御プログラム(図示せず)に従って動作することによりプロジェクター1の動作を統括制御する。つまり、制御部20は、記憶部21とともにコンピューターとして機能する。また、制御部20には、時間の計測を行うためのタイマー20aが備えられている。
記憶部21は、フラッシュメモリーやFeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等の書き換え可能な不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶部21には、プロジェクター1の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクター1の動作条件等を規定する各種設定データ等が記憶されている。
本実施形態では設定データとして、操作無効フラグ21a、及び操作モード情報21bが記憶部21に記憶される。操作無効フラグ21aは、本体操作部22の操作キーによる操作が有効か無効かを示す情報であり、操作モード情報21bは、本体操作部22の操作キーによる操作が無効な状態でリモコン23による操作を有効・無効のいずれかにするかを示す情報である。なお、以下の説明では本体操作部22の操作キーによる操作が無効な状態を「操作無効状態」とも称する。
また制御部20は、操作無効フラグ21aを設定するフラグ設定部、及び操作モード情報21bを設定するモード設定部として動作する。操作モード情報21bは、本発明におけるモード設定情報に相当する。記憶部21にはまた、操作無効状態を解除するための暗証番号等が記憶されている。暗証番号はユーザーによって適宜設定可能になっており、その設定結果は記憶部21に反映される。
本体操作部22は、上述したように複数の操作キーを備えており、ユーザーからの入力操作(操作キーによる操作)を受け付ける入力操作部に相当するものである。またリモコン23も、本体操作部22と同様に複数の操作キーを備えており、ユーザーからの入力操作(操作キーによる操作)を受け付ける。
複数の操作キーには、上述したイジェクトキーの他に、電源のオンとオフとを切り替えるための電源キーや、DVDメディアMの再生を開始させるための再生キー、DVDメディアMの再生を停止させるための停止キー、画像情報の入力元(入力ソース)を切り替えるための入力切替キー等が含まれ、これらは、本体操作部22及びリモコン23の双方に備えられている。また、設定メニュー等を重畳表示させるためのメニューキー、設定メニュー等で項目の選択に用いられる方向キー(上下左右に対応する4つの操作キー)、選択された項目を確定させる決定キー、動作の取り消し等を行うための取消キー、暗証番号を入力するための数字キー(0〜9に対応する10個の操作キー)等は、リモコン23にのみ備えられている。
ユーザーが本体操作部22の各種操作キーを操作すると、本体操作部22は、ユーザーの操作内容(操作された操作キー)に応じた操作信号を制御部20に出力する。また、ユーザーがリモコン23の各種操作キーを操作すると、リモコン23は、ユーザーの操作内容に応じた赤外線の操作信号を発し、操作信号受信部24がこれを受信して制御部20に伝達する。
入力端子25には、パーソナルコンピューターやビデオ再生装置等、外部の画像出力装置から、各種形式の画像情報がケーブル(図示せず)を介して入力される。入力端子25に入力された画像情報は、入力選択部33に供給される。
入力選択部33は、入力端子25から入力される画像情報(外部入力画像情報)と、DVD再生部27から入力される画像情報(DVD画像情報)のいずれか一方を、制御部20の指示に基づいて選択し、選択した画像情報を画像処理部34に出力する。
ユーザーが、本体操作部22或いはリモコン23に備わる入力切替キーを操作して所望の画像情報を指定すると、制御部20は、指定された画像情報が画像処理部34に出力されるよう、入力選択部33に指示をする。つまり、入力選択部33は、外部入力画像情報に基づく画像(外部入力画像)を投写(表示)する状態と、DVD再生部27によって再生されたDVD画像情報に基づく画像(DVD画像)を投写(表示)する状態とを、ユーザーの入力操作に応じて切り替えることができる。
DVD再生部27は、記録媒体としてのDVDメディアMに記録された画像情報を読み出す読み出し部に相当するものであり、装着センサー28、メディア搬送部29、挿入センサー30、データ読取部31、及びデータ処理部32等を含んで構成されている。
挿入センサー30は、ディスクスロット3の近傍に配置され、DVDメディアMの一部がディスクスロット3に挿入されたことを検出して制御部20に通知する。
メディア搬送部29は、DVDメディアMを搬送するための搬送ローラー、及び搬送ローラーを回転駆動する駆動モーター(いずれも図示せず)等によって構成され、制御部20の指示に基づいて、DVD再生部27内におけるDVDメディアMの搬送を行う。具体的には、ユーザーがDVDメディアMの一部をディスクスロット3に挿入し、挿入センサー30がこの挿入を検出すると、制御部20は、メディア搬送部29に指示をして、DVDメディアMを内部に引き込んでターンテーブル(図示せず)上に装着させる。また、ユーザーによりイジェクトキーが操作されると、制御部20は、メディア搬送部29に指示をして、ターンテーブルからDVDメディアMを離脱させ、DVDメディアMをディスクスロット3から排出させる。
装着センサー28は、ターンテーブルの近傍に配置され、ターンテーブルにDVDメディアMが装着されていることを検出して制御部20に通知する。
データ読取部31は、制御部20の指示に基づいて、ターンテーブル上に装着されたDVDメディアMをスピンドルモーター(図示せず)で回転させるとともに、光ピックアップ(図示せず)を走査して、DVDメディアMに記録されているデータストリームを順次読み取る。このデータストリームは、符号化された画像情報や音声情報が多重化された情報であり、データ読取部31によって読み取られたデータストリームは、データ処理部32に順次出力される。
データ処理部32は、デマルチプレクサーやデコーダー等で構成され、制御部20の指示に基づいて、データ読取部31から入力されるデータストリームを画像情報と音声情報とに分離する処理や、分離した画像情報及び音声情報をデコード(復号化)する処理等を行う。データ処理部32は、復号化された画像情報を入力選択部33に出力し、復号化された音声情報を図示しない音声出力手段に出力する。なお、DVD再生部27が、DVDメディアMからデータストリームを読み取って、このデータストリームに基づく画像情報を出力することを、本明細書では「画像情報を再生する」又は「DVDを再生する」と表記する。
制御部20は、本体操作部22又はリモコン23が再生キーの操作を受け付けると、DVD再生部27に指示をして、画像情報の再生を開始させ、本体操作部22又はリモコン23が停止キーの操作を受け付けると、DVD再生部27に指示をして、画像情報の再生を停止させる。
装着センサー28、及び挿入センサー30は、例えば、メカニカルスイッチ、光センサー、磁気センサー等の各種検出手段を用いて構成することができる。また、装着センサー28に関しては、上記光ピックアップが受光する反射光の信号レベルによってDVDメディアMの装着の有無を検出する態様とすることも可能である。
画像処理部34は、入力選択部33から入力される画像情報を、液晶ライトバルブ12R、12G、12Bの各画素の階調を表す画像情報、即ち各画素に印加する駆動電圧を規定するための画像情報に変換する。さらに、画像処理部34は、制御部20の指示に基づいて、変換した画像情報に対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等を調整するための画質調整処理等を行う。画像処理部34で画質調整等がなされた画像情報は、OSD処理部35に出力される。
OSD処理部35は、制御部20の指示に基づいて、投写画像(外部入力画像又はDVD画像)上に、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を重畳して表示するための処理を行う。OSD処理部35は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。
制御部20が、OSD画像の重畳表示を指示すると、OSD処理部35は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、投写画像上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像処理部34から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。OSD画像情報が合成された画像情報は、液晶駆動部14に出力される。なお、制御部20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理部35は、画像処理部34から入力される画像情報を、そのまま液晶駆動部14に出力する。
液晶駆動部14は、OSD処理部35から入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ12R、12G、12Bを駆動すると、液晶ライトバルブ12R、12G、12Bは、画像情報に応じた画像を形成し、この画像が投写レンズ13から投写される。
電源部36には、AC100V等の商用電源が電源端子4を介して外部から供給される。電源部36は、商用電源(交流電源)を所定の電圧の直流電源に変換して、プロジェクター1の各部に電力を供給する。また、電源部36は、制御部20の指示に基づいて、画像の投写に必要な電力(動作電力)を各部に供給する状態(電源オン状態)と、動作電力の供給を停止して、電源をオンにするための操作を待機する状態(スタンバイ状態)とを切り替えることができる。
光源制御部37は、制御部20の指示に基づいて、光源11に対する電力の供給と停止とを制御し、光源11の点灯及び消灯を切り替える。
報知部26は、LED(発光ダイオード)などで構成され、制御部20の指示に基づいて、その表示状態を切り替えることにより、プロジェクター1の動作状態を報知する。具体的には本体操作部22による操作が無効に設定されている状態で本体操作部22の入力操作を検出した場合にLEDの点滅などにより報知する。
本実施形態のプロジェクター1は、上記のように構成されているため、電源端子4に電源ケーブル(図示せず)が接続され、電源部36に商用電源が供給されると、電源部36は、少なくとも制御部20、記憶部21、本体操作部22、及び操作信号受信部24に電力(スタンバイ電力)の供給を行い、制御部20は、この電力供給を受けて、制御プログラムに従った動作を開始する。
商用電源が供給された直後には、プロジェクター1は、スタンバイ状態(「電源オフ状態」ともいう。)であり、光源11を消灯させた状態を維持している。そして、本体操作部22又はリモコン23に備わる電源キーがユーザーにより操作されると、制御部20は、電源部36に指示をして、各部への動作電力の供給を開始させ、プロジェクター1を電源オン状態に移行させる。
プロジェクター1が電源オン状態に移行すると、制御部20は、光源制御部37に指示をして光源11を点灯させる。そして、ユーザーが画像出力装置とプロジェクター1(入力端子25)を接続して、画像出力装置からの画像情報の出力を開始させると、入力端子25に外部入力画像情報が入力される。そして、ユーザーが必要に応じて入力切替キーを操作して外部入力画像情報を指定すると、画像投写部10から外部入力画像が投写される。
一方、ユーザーがDVDメディアMをディスクスロット3に挿入すると、DVD再生部27は、DVD画像情報の再生を開始し、画像投写部10からDVD画像が投写される。また、DVD画像情報の再生が行われている状態で停止キーが操作されると、DVD再生部27は、DVD画像情報の再生を停止する。
次に、本実施形態のプロジェクター1の動作を図3のフローチャートを用いて説明する。
図3に示すように、まずプロジェクター1が本体操作部22またはリモコン23の電源オン操作などにより起動すると(ステップS101)、制御部20はDVD再生部27にDVDメディアMが装着されているか確認する(ステップS102)。DVDメディアMが装着されている場合(ステップS102:Y)はステップS104に移行する。DVDメディアMが装着されていない場合(ステップS102:N)はステップS103に移行する。
ステップS103において制御部20は、DVD再生部27がDVDメディアMの挿入を検出しているか調べる。DVD再生部27がDVDメディアMの挿入を検出した場合(ステップS103:Y)はステップS104に移行し、DVDメディアMの挿入を検出していない場合(ステップS103:N)は本ステップを繰り返す。
ステップS104において制御部20はDVD再生部27に装着されているDVDメディアMに記録された画像情報の再生を開始し、ステップS105に移行する。
ステップS105において制御部20はタイマー20aによる計時を開始し、ステップS106に移行する。
ステップS106において制御部20は、本体操作部22またはリモコン23から操作信号を受信したか否かを調べる。換言すれば、本体操作部22またはリモコン23が操作されたか否かを検出する。操作信号を受信した場合(ステップS106:Y)はステップS108に移行し、操作信号を受信していない場合(ステップS106:N)はステップS107に移行する。
ステップS107において制御部20は、タイマー20aが所定時間経過したか調べる。所定時間経過していなければ(ステップS107:N)ステップS106へ移行し、所定時間経過していれば(ステップS107:Y)ステップS120に移行する。
ステップS120において制御部20は、本体操作部22による操作を無効にする。換言すれば、制御部20は、DVD再生部27がDVDに記録されている画像情報の読み出しを開始してから所定時間経過後に、本体操作部22による操作を無効にする。そして、ステップS110に移行する。
ステップS108において制御部20は、タイマー20aの計時を停止し、ステップS106で受信した操作信号に対応する処理を行い(ステップS109)、ステップS105に移行する。
ステップS110において制御部20は、リモコン23から操作信号を受信したか調べる。操作信号を受信した場合(ステップS110:Y)は、受信した操作信号に対応する処理を行い(ステップS111)、ステップS110に移行する。操作信号を受信していない場合は本ステップを繰り返す。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、DVDメディアMに記録された画像情報の再生を開始してから所定時間経過後に、本体操作部22の入力操作を無効にする。これによって、展示会などのデモンストレーションにおいて、DVDメディアMに記録された画像情報の再生を開始した後に、都度操作キーによる操作を無効に設定する必要がなく、デモンストレーションの準備をすばやく行えるとともに、デモンストレーション中に第三者に操作されてしまう危険を防止することが可能となる。
(変形例1)
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
上記実施形態では、DVDメディアMに記録された画像情報の再生を開始してから所定時間経過後に本体操作部22の入力操作を無効にしているが、このときにリモコン23による操作を有効にするか、リモコン23による操作も無効とするかを選択できるようにしてもよい。
本変形例のプロジェクター1の動作を図4のフローチャートを用いて説明する。
図4に示すように、まずプロジェクター1が本体操作部22またはリモコン23の電源オン操作などにより起動すると(ステップS201)、制御部20はDVD再生部27にDVDメディアMが装着されているか確認する(ステップS202)。DVDメディアMが装着されている場合(ステップS202:Y)はステップS204に移行する。DVDメディアMが装着されていない場合(ステップS202:N)はステップS203に移行する。
ステップS203において制御部20は、DVD再生部27がDVDメディアMの挿入を検出しているか調べる。DVDメディアMの挿入を検出した場合(ステップS203:Y)はステップS204に移行し、DVDメディアMの挿入を検出していない場合(ステップS203:N)は本ステップを繰り返す。
ステップS204において制御部20はDVD再生部27に装着されているDVDメディアMに記録された画像情報の再生を開始し、ステップS205に移行する。
ステップS205において制御部20はタイマー20aによる計時を開始し、ステップS206に移行する。
ステップS206において制御部20は、本体操作部22またはリモコン23から操作信号を受信したか調べる。操作信号を受信した場合(ステップS206:Y)はステップS208に移行し、操作信号を受信していない場合(ステップS206:N)はステップS207に移行する。
ステップS207において制御部20は、タイマー20aが所定時間経過したか調べる。所定時間経過していなければ(ステップS207:N)ステップS206に移行し、所定時間経過していれば(ステップS207:Y)ステップS220に移行し、本体操作部22およびリモコン操作部の操作を無効にする(第1のモード)。そして、ステップS210に移行する。
ステップS208において制御部20は、タイマー20aの計時を停止し、ステップS206で受信した操作信号に対応する処理を行い(ステップS209)、ステップS205に移行する。
ステップS210において制御部20はリモコン23から操作信号を受信したか調べる。操作信号を受信した場合(ステップS210:Y)は、ステップS211に移行する。操作信号を受信していない場合(ステップS210:N)は本ステップを繰り返す。
ステップS211において制御部20は記憶部21に記憶されたモード設定情報としての操作モード情報21bに基づき、リモコン23による操作が有効かどうかを調べる。
リモコン23による操作が有効な場合(ステップS211:Y)、制御部20は、プロジェクター1が本体操作部22による操作を無効にし、リモコン23からの操作信号を受け付ける第1のモードであると判断し、ステップS210で受信した操作信号に対応する処理を行い(ステップS212)、ステップS210に移行する。
リモコン23による操作が無効な場合(ステップS211:N)、制御部20は、リモコン23の操作を無効とする(ステップS221)。そして、制御部20は、プロジェクター1が本体操作部22による操作とリモコン23から送信される操作信号の両方を無効にする第2のモードであると判断し、ステップS210に移行する。
以上説明したように、本変形例のプロジェクター1によれば、DVDメディアMに記録された画像情報の再生を開始してから所定時間経過後に、本体操作部22の入力操作を無効にする。さらにリモコン23による操作を有効にするか無効にするかを選択できる。これによって、デモンストレーション中に、他の機材のリモコンによる操作に反応してプロジェクター1が意図しない動作をしてしまうのを防止することが可能となる。
(変形例2)
上記実施形態ではDVDメディアMに記録された画像情報の再生を開始してから所定時間経過後に入力操作を無効にしているが、DVDメディアMに記録された画像情報のうち、繰り返し再生をする範囲を指定した後、所定時間経過後に本体操作部22による入力操作を無効にするようにしてもよい。
本変形例のプロジェクター1の動作を図5のフローチャートを用いて説明する。
図5に示すように、まずプロジェクター1が本体操作部22またはリモコン23の電源オン操作などにより起動すると(ステップS301)、制御部20はDVD再生部27にDVDメディアMが装着されているか確認する(ステップS302)。DVDメディアMが装着されている場合(ステップS302:Y)はステップS304に移行する。DVDメディアMが装着されていない場合(ステップS302:N)、ステップS303に移行する。
ステップS303において制御部20は、DVD再生部27がDVDメディアMの挿入を検出しているか調べる。DVDメディアMの挿入を検出した場合(ステップS303:Y)はステップS304に移行し、DVDメディアMの挿入を検出していない場合(ステップS303:N)は本ステップを繰り返す。
ステップS304において制御部20は、DVD再生部27に装着されているDVDメディアMに記録された画像情報の再生を開始し、ステップS305に移行する。
ステップS305において制御部20は、本体操作部22またはリモコン23から操作信号を受信したか調べる。操作信号を受信した場合(ステップS305:Y)はステップS306に移行し、操作信号を受信していない場合(ステップS305:N)は本ステップを繰り返す。
ステップS306において制御部20は、ステップS305で受信した操作信号がDVDメディアMの繰り返し再生範囲を指定するものか調べる。繰り返し再生範囲が指定されている場合(ステップS306:Y)はステップS308に移行し、繰り返し再生範囲が指定されていない場合(ステップS306:N)は、ステップS305で受信した操作信号に対応する処理を行い(ステップS307)、ステップS305に移行する。
ステップS308において制御部20は、DVD再生部27に装着されているDVDメディアMに記録された画像情報のうち、ステップS306で指定された繰り返し再生範囲の繰り返し再生を開始し、ステップS309に移行する。
ステップS309において制御部20は、タイマー20aによる計時を開始し、ステップS310に移行する。
ステップS310において制御部20は、本体操作部22またはリモコン23から操作信号を受信したか調べる。操作信号を受信した場合(ステップS310:Y)はステップS312に移行し、操作信号を受信していない場合(ステップS310:N)はステップS311に移行する。
ステップS311において制御部20は、タイマー20aが所定時間経過したか調べる。所定時間経過していなければ(ステップS311:N)ステップS310へ移行し、所定時間経過していれば(ステップS311:Y)、ステップS320に移行し、本体操作部22による操作を無効にする。そして、ステップS314に移行する。
ステップS312において制御部20は、タイマー20aの計時を停止し、ステップS310で受信した操作信号に対応する処理を行い(ステップS313)、ステップS309に移行する。
ステップS314において制御部20は、リモコン23から操作信号を受信したか調べる。操作信号を受信した場合(ステップS314:Y)は、受信した操作信号に対応する処理を行い(ステップS315)、ステップS314に移行する。操作信号を受信していない場合(ステップS314:N)は本ステップを繰り返す。
以上説明したように、本変形例のプロジェクター1によればDVDメディアMに記録された画像情報のうち、繰り返し再生する範囲を指定し、再生を開始してから所定時間経過後に、入力操作を無効にすることにより、デモンストレーションなどで同じ画像情報を繰り返し再生する指定をするたびに、第三者に操作されないようにキー操作を無効に設定する必要がなくなり、デモンストレーションの準備をすばやく行うことが可能となる。
(変形例3)
上記実施形態および変形例ではDVDメディアMに記録された画像情報の再生を開始してから所定時間経過後に本体操作部22の入力操作を無効にしているが、入力操作が無効の状態で本体操作部22またはリモコン23による操作を受信した場合、報知部26のLED(発光ダイオード)などによって報知するようにしてもよい。
本変形例のプロジェクター1の動作を図6のフローチャートを用いて説明する。
図6に示すように、まずプロジェクター1が本体操作部22またはリモコン23の電源オン操作などにより起動すると(ステップS401)、制御部20はDVD再生部27にDVDメディアMが装着されているか確認する(ステップS402)。DVDメディアMが装着されている場合(ステップS402:Y)はステップS404に移行する。DVDメディアMが装着されていない場合(ステップS402:N)、ステップS403に移行する。
ステップS403において制御部20は、DVD再生部27がDVDメディアMの挿入を検出しているか調べる。DVDメディアMの挿入を検出した場合(ステップS403:Y)はステップS404に移行し、DVDメディアMの挿入を検出していない場合(ステップS403:N)は本ステップを繰り返す。
ステップS404において制御部20は、DVD再生部27に装着されているDVDメディアMに記録された画像情報の再生を開始し、ステップS405に移行する。
ステップS405において制御部20は、タイマー20aによる計時を開始し、ステップS406に移行する。
ステップS406において制御部20は、本体操作部22またはリモコン23から操作信号を受信したか調べる。操作信号を受信した場合(ステップS406:Y)はステップS408に移行し、操作信号を受信していない場合(ステップS406:N)はステップS407に移行する。
ステップS407において制御部20は、タイマー20aが所定時間経過したか調べる。所定時間経過していなければ(ステップS407:N)ステップS406に移行し、所定時間経過していれば(ステップS407:Y)、ステップS420に移行し、本体操作部22による操作を無効にする。そして、ステップS410に移行する。
ステップS408において制御部20は、タイマー20aの計時を停止し、ステップS406で受信した操作信号に対応する処理を行い(ステップS409)、ステップS405に移行する。
ステップS410において制御部20は、本体操作部22から操作信号を受信したか調べる。操作信号を受信した場合(ステップS410:Y)は、報知部26により操作禁止であることを報知し(ステップS411)、ステップS410に移行する。操作信号を受信していない場合(ステップS410:N)はステップS412に移行する。
ステップS412において制御部20は、リモコン23から操作信号を受信したか調べる。操作信号を受信した場合(ステップS412:Y)は、ステップS413に移行する。操作信号を受信していない場合(ステップS412:N)はステップS410に移行する。
ステップS413において制御部20は、記憶部21に記憶された操作モード情報21bに基づき、リモコン23による操作が有効かどうかを調べる。
リモコン23による操作が有効な場合(ステップS413:Y)は、制御部20はプロジェクター1が本体操作部22による操作を無効にし(フロー図示は省略する)、リモコン23からの操作信号を受け付ける第1のモードであると判断し、ステップS412で受信した操作信号に対応する処理を行い(ステップS414)、ステップS410に移行する。
リモコン23による操作が無効な場合(ステップS413:N)は、制御部20はプロジェクター1が本体操作部22による操作とリモコン23から送信される操作信号の両方を無効にする第2のモードであると判断し、報知部26により操作禁止であることを報知し(ステップS415)、ステップS410に移行する。
以上説明したように、本変形例のプロジェクター1によれば、DVDメディアMに記録された画像情報の再生中に入力操作を無効にしているときに入力操作を受け付けた場合、報知部26によって報知されるので、本体操作部22またはリモコン23の故障ではなく入力操作を無効にしている状態だと把握しやすくなる。
(変形例4)
上記実施形態および変形例において、本体操作部22またはリモコン23に対する特定操作のみ受け付け、特定操作を検出した場合に暗証番号などの認証画面を表示し、認証された場合に入力操作を再度有効に設定するようにしてもよい。この場合の特定操作とは、例えばメニューキーの長押し、メニューキーと選択キーの同時押し、など通常の操作と異なる操作があげられる。
本変形例のプロジェクター1の動作を図7のフローチャートを用いて説明する。
図7に示すように、まずプロジェクター1が本体操作部22またはリモコン23の電源オン操作などにより起動すると(ステップS501)、制御部20はDVD再生部27にDVDメディアMが装着されているか確認する(ステップS502)。DVDメディアMが装着されている場合(ステップS502:Y)はステップS504に移行する。DVDメディアMが装着されていない場合(ステップS502:N)、ステップS503に移行する。
ステップS503において制御部20は、DVD再生部27がDVDメディアMの挿入を検出しているか調べる。DVDメディアMの挿入を検出した場合(ステップS503:Y)はステップS504に移行し、DVDメディアMの挿入を検出していない場合(ステップS503:N)は本ステップを繰り返す。
ステップS504において制御部20は、DVD再生部27に装着されているDVDメディアMに記録された画像情報の再生を開始し、ステップS505に移行する。
ステップS505において制御部20は、タイマー20aによる計時を開始し、ステップS506に移行する。
ステップS506において制御部20は、本体操作部22またはリモコン23から操作信号を受信したか調べる。操作信号を受信した場合(ステップS506:Y)はステップS508に移行し、操作信号を受信していない場合(ステップS506:N)はステップS507に移行する。
ステップS507において制御部20は、タイマー20aが所定時間経過したか調べる。所定時間経過していなければ(ステップS507:N)ステップS506に移行し、所定時間経過していれば(ステップS507:Y)ステップS510に移行する。
ステップS508において制御部20は、タイマー20aの計時を停止し、ステップS506で受信した操作信号に対応する処理を行い(ステップS509)、ステップS505に移行する。
ステップS510において制御部20は、操作無効フラグ21aをセットし、ステップS511に移行する。操作無効フラグ21aがセットされた場合、プロジェクター1は本体操作部22による特定操作以外の操作が無効になる。換言すれば制御部20は、DVD再生部27がDVDメディアMに記録されている画像情報を読み出しているときに、本体操作部22部による特定操作以外の操作を無効にする。
ステップS511において制御部20は、本体操作部22またはリモコン23から操作信号を受信したか調べる。操作信号を受信した場合(ステップS511:Y)は、ステップS512に移行する。操作信号を受信していない場合(ステップS511:N)は本ステップを繰り返す。
ステップS512において制御部20は、操作無効フラグ21aがセットされているか調べる。操作無効フラグ21aがセットされている場合は(ステップS512:Y)ステップS514に移行し、操作無効フラグ21aがセットされていない場合(ステップS512:N)は、ステップS511で受信した操作信号に対応する処理を行い(ステップS513)、ステップS511に移行する。
ステップS514において制御部20は、ステップS511で受信した操作信号が特定操作か調べる。特定操作の場合は(ステップS514:Y)、ステップS515に移行する。特定操作でない場合は(ステップS514:N)、ステップS511に移行する。
ステップS515において制御部20は、OSD処理部35によって認証画面を表示させ、暗証番号入力による認証を行う。
次に制御部20は認証が正しいかどうか調べ(ステップS516)、認証が正しかった(認証が成立した)場合は(ステップS516:Y)、操作無効フラグ21aをクリアして入力操作を有効に設定し(ステップS517)、ステップS511に移行する。操作無効フラグ21aがクリアされることで、本体操作部22による全ての操作が有効になる。
認証が正しくなかった(認証が不成立)場合は(ステップS516:N)、OSD処理部35によって所定時間、警告表示を行い(ステップS518)、ステップS511に移行する。
以上説明したように、本変形例のプロジェクター1によれば、DVDメディアMに記録された画像情報の再生中に特定操作以外の入力操作を無効にし、特定操作を受け付けたときに認証を行い、認証された場合に以後の入力操作を有効にすることにより、デモンストレーション中などに第三者によって不正に操作無効状態を解除されることを防止し、正規の使用者のみが認証によって操作することが可能となる。
(変形例5)
上記実施形態および変形例において、操作無効フラグ21aを電源オフ時に保存し、起動時に入力操作が無効だった場合、DVDメディアMに記録された画像情報の再生を行うことなく、操作無効状態を継続するようにしてもよい。
本変形例のプロジェクター1の動作を図8のフローチャートを用いて説明する。
図8に示すように、まずプロジェクター1が本体操作部22またはリモコン23の電源オン操作などにより起動すると(ステップS601)、ステップS602に移行する。
ステップS602において制御部20は、操作無効フラグ21aがセットされているか調べる。操作無効フラグ21aがセットされている場合(ステップS602:Y)はステップS612に移行し、操作無効フラグ21aがセットされていない場合(ステップS602:N)はステップS603に移行する。
ステップS603において制御部20は、DVD再生部27にDVDメディアMが装着されているか確認する。DVDメディアMが装着されている場合(ステップS603:Y)はステップS605に移行する。DVDメディアMが装着されていない場合(ステップS603:N)、ステップS604に移行する。
ステップS604において制御部20は、DVD再生部27がDVDメディアMの挿入を検出しているか調べる。DVDメディアMの挿入を検出した場合(ステップS604:Y)はステップS605に移行し、DVDメディアMの挿入を検出していない場合(ステップS604:N)は本ステップを繰り返す。
ステップS605において制御部20は、DVD再生部27に装着されているDVDメディアMに記録された画像情報の再生を開始し、ステップS606に移行する。
ステップS606において制御部20は、タイマー20aによる計時を開始し、ステップS607に移行する。
ステップS607において制御部20は、本体操作部22またはリモコン23から操作信号を受信したか調べる。操作信号を受信した場合(ステップS607:Y)はステップS609に移行し、操作信号を受信していない場合(ステップS607:N)はステップS608に移行する。
ステップS608において制御部20は、タイマー20aが所定時間経過したか調べる。所定時間経過していなければ(ステップS608:N)ステップS607に移行し、所定時間経過していれば(ステップS608:Y)ステップS611に移行する。
ステップS609において制御部20は、タイマー20aの計時を停止し、ステップS607で受信した操作信号に対応する処理を行い(ステップS610)、ステップS606に移行する。
ステップS611において制御部20は、記憶部21の操作無効フラグ21aをセットし、ステップS612に移行する。
ステップS612において制御部20は、本体操作部22またはリモコン23から操作信号を受信したか調べる。操作信号を受信した場合(ステップS612:Y)は、ステップS613に移行する。操作信号を受信していない場合(ステップS612:N)は本ステップを繰り返す。
ステップS613において制御部20は、操作無効フラグ21aがセットされているか調べる。操作無効フラグ21aがセットされている場合(ステップS613:Y)はステップS615に移行し、操作無効フラグ21aがセットされていない場合(ステップS613:N)は、ステップS612で受信した操作信号に対応する処理を行い(ステップS614)、ステップS612に移行する。
ステップS615において制御部20は、ステップS612で受信した操作信号が特定操作か調べる。特定操作の場合(ステップS615:Y)は、ステップS616に移行する。特定操作でない場合(ステップS615:N)は、ステップS612に移行する。
ステップS616において制御部20は、OSD処理部35によって認証画面を表示させ、暗証番号入力を行う。
次に制御部20は認証が正しいかどうか調べ(ステップS617)、認証が正しかった場合(ステップS617:Y)は、操作無効フラグ21aをクリアして入力操作を有効に設定し(ステップS618)、ステップS612に移行する。
認証が正しくなかった場合(ステップS617:N)は、OSD処理部35によって所定時間、警告表示を行い(ステップS619)、ステップS612に移行する。
以上説明したように、本変形例のプロジェクター1によれば、電源オフ時に操作無効フラグ21aが保存されるので、入力操作を無効にしている状態で商用電源を切断された場合でも、電源再投入時に操作無効状態を継続できる。よって、デモンストレーション中に停電があった場合や、第三者によって不正に電源を切断された場合に、DVDメディアMに記録された画像情報の再生を行わず、操作無効状態を解除されることを防止することが可能となる。
1…プロジェクター、2…筐体、3…ディスクスロット、4…電源端子、10…画像投写部、11…光源、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…液晶駆動部、20…制御部、21…記憶部、22…本体操作部、23…リモコン、24…操作信号受信部、25…入力端子、26…報知部、27…DVD再生部、28…装着センサー、29…メディア搬送部、30…挿入センサー、31…データ読取部、32…データ処理部、33…入力選択部、34…画像処理部、35…OSD処理部、37…光源制御部。

Claims (7)

  1. 記録媒体に記録されている画像情報を読み出す読み出し部と、
    前記読み出し部が読み出した前記画像情報に基づいて画像を表示する画像表示部と、
    入力操作を受け付ける入力操作部と、
    前記入力操作部が受け付けた前記入力操作に基づいて、当該画像表示装置の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記読み出し部が前記記録媒体に記録されている前記画像情報の読み出しを開始してから所定時間経過後に、前記入力操作部による操作を無効にすることを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    当該画像表示装置を遠隔操作するためのリモコンから送信される操作信号を受信する受信部と、
    前記読み出し部が前記記録媒体に記録されている画像情報の読み出しを開始してから所定時間経過後に、前記入力操作部による操作を無効にし、前記リモコンからの操作信号を受け付ける第1のモード、および前記読み出し部が前記記録媒体に記録されている画像情報の読み出しを開始してから所定時間経過後に、前記入力操作部による操作と前記リモコンから送信される操作信号の両方を無効にする第2のモードのいずれかを設定するモード設定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記モード設定部に設定されたモード設定情報に基づいて、移行する状態を制御することを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記読み出し部が前記記録媒体に記録されている画像情報を繰り返し読み出す範囲を指定する読み出し範囲指定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記読み出し部が前記読み出し範囲指定部で指定された範囲の読み出しを開始してから所定時間経過後に、前記入力操作部による操作を無効にすることを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像表示装置であって、
    当該画像表示装置の動作状態を報知する報知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記入力操作部および前記リモコンによる操作を無効にしているときに前記入力操作部に対する前記入力操作を受け付けると、前記報知部により報知することを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像表示装置であって、
    ユーザーの認証を行う認証部をさらに備え、
    前記制御部は、前記読み出し部が前記記録媒体に記録されている画像情報を読み出しているときに、前記入力操作部による特定操作以外の操作を無効にし、前記特定操作を検出した場合に前記認証部によって認証を行い、当該認証が成立した場合に、前記入力操作部による全ての操作を有効にすることを特徴とする画像表示装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の画像表示装置であって、
    前記入力操作部による操作を無効にしているときに操作無効フラグをセットし、前記入力操作部による操作を有効にしているときに前記操作無効フラグをクリアするフラグ設定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記入力操作部に対する電源オン操作を受け付けたときに前記操作無効フラグがセットされていた場合、前記入力操作部に対する入力操作を無効にすることを特徴とする、画像表示装置。
  7. 記録媒体に記録されている画像情報を読み出す読み出し部と、
    前記読み出し部が読み出した前記画像情報に基づいて画像を表示する画像表示部と、
    入力操作を受け付ける入力操作部と、
    前記入力操作部が受け付けた前記入力操作に基づいて、当該画像表示装置の動作を制御する制御部と、を備えた画像表示装置の制御方法であって、
    前記読み出し部が前記記録媒体に記録されている前記画像情報の読み出しを開始するステップと、
    前記読み出し部が前記画像情報の読み出しを開始してから所定時間経過後に、前記制御部が前記入力操作部による操作を無効にするステップと、を有することを特徴とする画像表示装置の制御方法。
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