JP2012123207A - 露光装置及び露光方法 - Google Patents

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Kosei Kamaishi
孝生 釜石
Satoshi Uehara
聡 植原
Michiko HATAKEYAMA
理子 畠山
Fumio Kataoka
文雄 片岡
Yasuhiro Yoshitake
康裕 吉武
Ryoji Nemoto
亮二 根本
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Abstract

【課題】マスクを透過した線状の露光光により基板を走査して、基板上の配向膜に配向領域を形成する際、タクトタイムを短縮してスループットを向上させる。
【解決手段】露光光照射装置内30において、ラインジェネレータ34により作成した線状の露光光を、ポリゴンミラー36の複数の反射面で反射して、ポリゴンミラー36とマスク2との間に配置した、線状の露光光が伸びる方向に細長い開口を形成する遮光板39へ照射する。ポリゴンミラー36を回転して、ポリゴンミラー36の複数の反射面で反射されて遮光板39の開口を通過し、マスク2を透過した線状の露光光により、基板1の一部の領域を繰り返し走査しながら、チャック10及びマスクホルダ20と、露光光照射装置30とを相対的に移動して、基板1の走査領域を移動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶ディスプレイ装置の製造において、高分子物質を含む配向膜へ直線偏光の露光光を照射して、配向膜に液晶の配列方向を整える配向特性を付与する配向膜の露光装置及び露光方法に係り、特に、フォトマスク(以下、「マスク」と称す)を用いて、1つの基板上の配向膜に複数の異なる配向領域を形成する配向膜の露光装置及び露光方法に関する。
アクティブマトリクス駆動方式の液晶ディスプレイ装置は、TFT(Thin Film Transistor)基板とカラーフィルタ基板との間に液晶を封入して製造され、TFT基板及びカラーフィルタ基板の表面には、液晶の配列方向を整えるための配向膜が形成されている。配向膜に液晶の配列方向を整える配向特性を付与する処理は、従来、配向膜の表面を布で擦る「ラビング法」により行われていたが、近年、ポリイミド等の高分子化合物から成る配向膜や、重合体(ポリマー)等の高分子物質を含む配向膜へ直線偏光の紫外光を照射する「光配向法」が開発されている。
光配向法においては、配向膜にプレチルト角を発現させる方法として、直線偏光の紫外光を配向膜へ斜めに照射する方法と、等間隔に配置された複数の線状の露光光により基板を走査して、露光光のコントラストに時間的な変化を与える方法とがある。後者の方法は、線状の露光光による基板の走査方向を変更して、配向膜に付与する配向特性のプレチルト方向を変えることができる。また、線状の露光光の数と走査速度を変更して、露光光のコントラストが変化する回数及び周期を調節することにより、配向膜に付与する配向特性のプレチルト角を制御することができる。例えば、特許文献1には、ポリマー膜表面とスリット板とを相対的に移動させながら、ポリマー膜表面にスリット板を介して露光を行い、ポリマー膜表面に配向特性を付与する技術が開示されている。
特許文献2には、液晶表示装置の視野角拡大、表示品位の向上及びコントラストの向上を図るために、液晶層を挟む一対の基板において、各基板上の配向膜を、プレチルト方向が約180°異なる2つの配向領域に各々分割し、一方の基板上の配向領域の境界と他方の基板上の配向領域の境界とが略直交するように両基板を貼り合わせて、4つの配向状態の領域を形成する技術が開示されている。
特開2003−295188号公報 特開平11−352486号公報
特許文献2に記載の様に、1つの基板上の配向膜に複数の異なる配向領域を形成する場合、プレチルト方向が異なる配向領域毎に露光を行う必要があり、そのためには、露光する配向領域以外の領域を覆うマスクが必要となる。マスクを用いて1つの基板上の配向膜に複数の異なる配向領域を形成する場合、等間隔に配置された複数の線状の露光光により基板を走査する方法では、スリット板等の線状の露光光を作成する装置、またはマスク及び基板を物理的に移動する必要があるため、走査速度を上げるのに限界があって、タクトタイムが長くなるという問題がある。
本発明の課題は、マスクを透過した線状の露光光により基板を走査して、基板上の配向膜に配向領域を形成する際、タクトタイムを短縮してスループットを向上させることである。
本発明の配向膜の露光装置は、基板を支持するチャックと、マスクを保持するマスクホルダと、直線偏光の露光光を照射する露光光照射装置とを備え、マスクと基板との間に微小なギャップを設け、露光光照射装置から照射された直線偏光の露光光を、マスクを通して基板へ照射して、基板に塗布された配向膜に液晶の配列方向を整える配向特性を付与する配向膜の露光装置において、チャック及びマスクホルダと、露光光照射装置とを相対的に移動する移動手段を備え、露光光照射装置が、線状の露光光を作成するラインジェネレータと、ラインジェネレータにより作成された線状の露光光を反射する複数の反射面を有するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーとマスクとの間に配置され、線状の露光光が伸びる方向に細長い開口を形成する遮光板とを備え、ポリゴンミラーを回転して、ポリゴンミラーの複数の反射面で反射されて遮光板の開口を通過し、マスクを透過した線状の露光光により、基板の一部の領域を繰り返し走査しながら、移動手段によりチャック及びマスクホルダと露光光照射装置とを相対的に移動して、基板の走査領域を移動するものである。
また、本発明の配向膜の露光方法は、基板をチャックで支持し、マスクをマスクホルダで保持し、マスクと基板との間に微小なギャップを設け、露光光照射装置から照射された直線偏光の露光光を、マスクを通して基板へ照射して、基板に塗布された配向膜に液晶の配列方向を整える配向特性を付与する配向膜の露光方法であって、露光光照射装置内において、ラインジェネレータにより作成した線状の露光光を、ポリゴンミラーの複数の反射面で反射して、ポリゴンミラーとマスクとの間に配置した、線状の露光光が伸びる方向に細長い開口を形成する遮光板へ照射し、ポリゴンミラーを回転して、ポリゴンミラーの複数の反射面で反射されて遮光板の開口を通過し、マスクを透過した線状の露光光により、基板の一部の領域を繰り返し走査しながら、チャック及びマスクホルダと、露光光照射装置とを相対的に移動して、基板の走査領域を移動するものである。
回転するポリゴンミラーの複数の反射面で反射された線状の露光光により、基板の一部の領域の走査が高速で繰り返し行われ、かつ、それと並行して、チャック及びマスクホルダと、露光光照射装置との相対的な移動により、基板の走査領域が移動されるので、基板の走査方向の幅全体に渡って、線状の露光光による基板の走査が迅速に行われ、タクトタイムが短縮してスループットが向上する。また、ポリゴンミラーを逆方向へ回転して、線状の露光光による基板の走査方向を変更することができる。さらに、ポリゴンミラーの反射面の数又は回転速度を変更して、露光光のコントラストが変化する回数及び周期を調節し、配向膜に付与する配向特性のプレチルト角を制御することができる。
さらに、本発明の配向膜の露光装置は、露光光照射装置が、ポリゴンミラーの複数の反射面で反射された線状の露光光を、遮光板の開口を通して、マスクへほぼ垂直に照射するものである。また、本発明の配向膜の露光方法は、ポリゴンミラーの複数の反射面で反射された線状の露光光を、遮光板の開口を通して、マスクへほぼ垂直に照射するものである。露光光がマスクから基板へほぼ垂直に照射されるので、露光精度が低下することなく、配向領域が高精度に形成される。
あるいは、本発明の配向膜の露光装置は、露光光照射装置が、ポリゴンミラーの複数の反射面で反射された線状の露光光を、遮光板の開口を通して、マスクへ斜めに照射するものである。また、本発明の配向膜の露光方法は、ポリゴンミラーの複数の反射面で反射された線状の露光光を、遮光板の開口を通して、マスクへ斜めに照射するものである。露光光がマスクを通して基板へ斜めに照射されるので、プレチルト角がより効果的に発現する。
さらに、本発明の配向膜の露光装置は、露光光照射装置が、ポリゴンミラーを複数備え、各ポリゴンミラーが、各ポリゴンミラーの複数の反射面で反射されて遮光板の開口を通過し、マスクを透過した線状の露光光による基板の走査領域が、移動手段によるチャック及びマスクホルダと露光光照射装置との相対的な移動に伴って、移動方向と直交する方向に並ぶ様に配置されたものである。また、本発明の配向膜の露光方法は、露光光照射装置に、ポリゴンミラーを複数設け、各ポリゴンミラーを、各ポリゴンミラーの複数の反射面で反射されて遮光板の開口を通過し、マスクを透過した線状の露光光による基板の走査領域が、チャック及びマスクホルダと露光光照射装置との相対的な移動に伴って、移動方向と直交する方向に並ぶ様に配置するものである。移動方向と直交する方向において、複数の線状の露光光により基板の走査が並行して行われ、タクトタイムがさらに短縮して、スループットがさらに向上する。
さらに、本発明の配向膜の露光装置は、露光光照射装置が、ポリゴンミラーの向きを変える方向転換装置を備え、ポリゴンミラーの回転方向を変え、また方向転換装置によりポリゴンミラーの向きを変えて、線状の露光光による基板の走査方向を変更し、かつ、移動手段によるチャック及びマスクホルダと露光光照射装置との相対的な移動方向を変えて、配向膜に付与する配向特性のプレチルト方向を変更するものである。また、本発明の配向膜の露光方法は、露光光照射装置に、ポリゴンミラーの向きを変える方向転換装置を設け、ポリゴンミラーの回転方向を変え、また方向転換装置によりポリゴンミラーの向きを変えて、線状の露光光による基板の走査方向を変更し、かつ、チャック及びマスクホルダと露光光照射装置との相対的な移動方向を変えて、配向膜に付与する配向特性のプレチルト方向を変更するものである。線状の露光光による基板の走査方向と、チャック及びマスクホルダと露光光照射装置との相対的な移動方向とを組み合わせて、1つの基板上の配向膜に3種類以上の異なる配向領域を形成することができる。
本発明によれば、ポリゴンミラーを回転して、ポリゴンミラーの複数の反射面で反射されて遮光板の開口を通過し、マスクを透過した線状の露光光により、基板の一部の領域を繰り返し走査しながら、チャック及びマスクホルダと、露光光照射装置とを相対的に移動して、基板の走査領域を移動することにより、マスクを透過した線状の露光光により基板を走査して、基板上の配向膜に配向領域を形成する際、タクトタイムを短縮してスループットを向上させることができる。また、ポリゴンミラーを逆方向へ回転して、線状の露光光による基板の走査方向を変更することができる。さらに、ポリゴンミラーの反射面の数又は回転速度を変更して、露光光のコントラストが変化する回数及び周期を調節し、配向膜に付与する配向特性のプレチルト角を制御することができる。
さらに、本発明によれば、ポリゴンミラーの複数の反射面で反射された線状の露光光を、遮光板の開口を通して、マスクへほぼ垂直に照射することにより、露光精度を低下させることなく、配向領域を高精度に形成することができる。
あるいは、本発明によれば、ポリゴンミラーの複数の反射面で反射された線状の露光光を、遮光板の開口を通して、マスクへ斜めに照射することにより、露光光をマスクを通して基板へ斜めに照射して、プレチルト角をより効果的に発現させることができる。
さらに、本発明によれば、露光光照射装置に、ポリゴンミラーを複数設け、各ポリゴンミラーを、各ポリゴンミラーの複数の反射面で反射されて遮光板の開口を通過し、マスクを透過した線状の露光光による基板の走査領域が、チャック及びマスクホルダと露光光照射装置との相対的な移動に伴って、移動方向と直交する方向に並ぶ様に配置することにより、タクトタイムをさらに短縮して、スループットをさらに向上させることができる。
さらに、本発明によれば、露光光照射装置に、ポリゴンミラーの向きを変える方向転換装置を設け、ポリゴンミラーの回転方向を変え、また方向転換装置によりポリゴンミラーの向きを変えて、線状の露光光による基板の走査方向を変更し、かつ、チャック及びマスクホルダと露光光照射装置との相対的な移動方向を変えて、配向膜に付与する配向特性のプレチルト方向を変更することにより、線状の露光光による基板の走査方向と、チャック及びマスクホルダと露光光照射装置との相対的な移動方向とを組み合わせて、1つの基板上の配向膜に3種類以上の異なる配向領域を形成することができる。
本発明の一実施の形態による配向膜の露光装置の概略構成を示す図である。 露光光照射装置の動作を説明する図である。 露光光照射装置の動作を説明する図である。 本発明の一実施の形態による配向膜の露光方法を説明する図である。 本発明の一実施の形態による配向膜の露光方法を説明する図である。 本発明の他の実施の形態による配向膜の露光方法を説明する図である。 本発明の他の実施の形態による配向膜の露光方法を説明する図である。 本発明の他の実施の形態による配向膜の露光装置の露光光照射装置の一部を示す図である。 図8に示した配向膜の露光装置における基板の走査領域を示す図である。 本発明のさらに他の実施の形態による配向膜の露光装置の概略構成を示す図である。 図10に示した配向膜の露光装置の動作を説明する図である。
図1は、本発明の一実施の形態による配向膜の露光装置の概略構成を示す図である。露光装置は、ベース3、Xガイド4、Xステージ5、Yガイド6、Yステージ7、θステージ8、チャック支持台9、チャック10、マスクホルダ20、露光光照射装置30、光源制御装置40、電源41、光学系駆動回路50、移動装置51、ステージ駆動回路60、及び主制御装置70を含んで構成されている。露光装置は、これらの他に、基板1をチャック10へ搬入し、また基板1をチャック10から搬出する基板搬送ロボット、装置内の温度管理を行う温度制御ユニット等を備えている。
なお、以下に説明する実施の形態におけるXY方向は例示であって、X方向とY方向とを入れ替えてもよい。
図1において、チャック10は、基板1の配向膜の露光を行う露光位置にある。露光位置から離れたロード/アンロード位置において、図示しない基板搬送ロボットにより、基板1がチャック10へ搬入され、また基板1がチャック10から搬出される。チャック10への基板1のロード及びチャック10からの基板1のアンロードは、チャック10に設けた複数の突き上げピンを用いて行われる。突き上げピンは、チャック10の内部に収納されており、チャック10の内部から上昇して、基板1をチャック10にロードする際、基板搬送ロボットから基板1を受け取り、基板1をチャック10からアンロードする際、基板搬送ロボットへ基板1を受け渡す。チャック10は、基板1の裏面を真空吸着して支持する。基板1の表面には、重合体(ポリマー)等の高分子物質を含む配向膜が塗布されている。
チャック10は、チャック支持台9を介してθステージ8に搭載されており、θステージ8の下にはYステージ7及びXステージ5が設けられている。Xステージ5は、ベース3に設けられたXガイド4に搭載され、Xガイド4に沿ってX方向(図1の図面横方向)へ移動する。Yステージ7は、Xステージ5に設けられたYガイド6に搭載され、Yガイド6に沿ってY方向(図1の図面奥行き方向)へ移動する。θステージ8は、Yステージ7に搭載され、θ方向へ回転する。チャック支持台9は、θステージ8に搭載され、チャック10を複数箇所で支持する。Xステージ5、Yステージ7、及びθステージ8には、ボールねじ及びモータや、リニアモータ等の図示しない駆動機構が設けられており、各駆動機構は、ステージ駆動回路60により駆動される。
Xステージ5のX方向への移動及びYステージ7のY方向への移動により、チャック10は、ロード/アンロード位置と露光位置との間を移動される。ロード/アンロード位置において、Xステージ5のX方向への移動、Yステージ7のY方向への移動、及びθステージ8のθ方向への回転により、チャック10に搭載された基板1のプリアライメントが行われる。露光位置において、図示しないZ−チルト機構により、後述するマスクホルダ20をZ方向(図1の図面上下方向)へ移動及びチルトすることによって、マスク2と基板1とのギャップ合わせが行われる。そして、Xステージ5のX方向への移動、Yステージ7のY方向への移動、及びθステージ8のθ方向への回転により、マスク2と基板1との位置合わせが行われる。主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、Xステージ5のX方向への移動、Yステージ7のY方向への移動、及びθステージ8のθ方向へ回転を行う。
なお、本実施の形態では、マスクホルダ20をZ方向へ移動及びチルトすることにより、マスク2と基板1とのギャップ合わせを行っているが、チャック支持台9にZ−チルト機構を設けて、チャック10をZ方向へ移動及びチルトすることにより、マスク2と基板1とのギャップ合わせを行ってもよい。
露光位置の上空には、マスク2を保持するマスクホルダ20が設置されている。マスクホルダ20には、露光光が通過する開口が設けられており、マスクホルダ20の下面の開口の周囲には、図示しない吸着溝が設けられている。マスクホルダ20は、図示しない吸着溝により、マスク2の周辺部を真空吸着して、マスク2をその下面に保持する。露光光照射装置30から照射された露光光がマスク2を透過して基板1へ照射されることにより、基板1の配向膜の露光が行われる。
露光光照射装置30は、ランプ31、集光鏡32、光ファイバー33、ラインジェネレータ34、偏光子35、ポリゴンミラー36、モータ37、コリメートレンズ38、及び遮光板39を含んで構成されている。ランプ31には、水銀ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ等の様に、高圧ガスをバルブ内に封入した放電型のランプが使用されている。ランプ31の周囲には、ランプ31から発生した光を集光する集光鏡32が設けられている。ランプ31から発生した光は、集光鏡32により集光され、光ファイバー33へ入射する。
なお、ランプ31の代わりに、発光ダイオード(LED)やレーザー光源を用いてもよい。その場合、集光鏡32が不要となり、発光ダイオード又はレーザー光源からの光を直接光ファイバー33へ入射する。
光ファイバー33から射出された光は、ラインジェネレータ34へ入射する。ラインジェネレータ34は、光ファイバー33から射出されたビーム状の光を引き伸ばして、図1の図面手前方向及び図面奥行き方向に伸びる線状の露光光を作成する。ラインジェネレータ34により作成された線状の露光光は、偏光子35を透過して直線偏光となり、ポリゴンミラー36へ照射される。ポリゴンミラー36は、ラインジェネレータ34により作成された線状の露光光を反射する複数の反射面を有し、モータ37により回転される。ポリゴンミラーの複数の反射面で反射された線状の露光光は、コリメートレンズ38を透過して平行光線束となる。
ポリゴンミラー36とマスクホルダ20に保持されたマスク2との間には、遮光板39が配置されている。図2及び図3は、露光光照射装置の動作を説明する図である。図2及び図3に示す様に、2つの遮光板39の間には、線状の露光光が伸びる方向に細長い開口が形成されている。コリメートレンズ38を透過した線状の露光光は、遮光板39へ照射され、遮光板39の開口を通過した線状の露光光は、マスク2へ照射される。
図2において、ポリゴンミラー36を矢印Aで示す方向へ回転したとき、ポリゴンミラー36の複数の反射面で反射されて遮光板39の開口を通過した線状の露光光30aは、矢印Bで示す方向へ移動する。そして、ポリゴンミラー36の回転に伴い、ポリゴンミラー36の反射面が切り替わって、線状の露光光30aの矢印Bで示す方向への移動が高速で繰り返し行われる。また、図3において、ポリゴンミラー36を矢印Cで示す方向へ回転したとき、ポリゴンミラー36の複数の反射面で反射されて遮光板39の開口を通過した線状の露光光30aは、矢印Dで示す方向へ移動する。そして、ポリゴンミラー36の回転に伴い、ポリゴンミラー36の反射面が切り替わって、線状の露光光30aの矢印Dで示す方向への移動が高速で繰り返し行われる。
図1において、光源制御装置40は、主制御装置70の制御により、電源41からランプ31へ供給される電力を制御して、露光光の照度を調節する。移動装置51は、マスクホルダ20の上空で、露光光照射装置30をXY方向へ移動する。移動装置51には、ボールねじ及びモータや、リニアモータ等の図示しない駆動機構が設けられており、駆動機構は、光学系駆動回路50により駆動される。光学系駆動回路50は、主制御装置70の制御により、移動装置51の駆動機構を駆動し、またモータ37を駆動する。
図4及び図5は、本発明の一実施の形態による配向膜の露光方法を説明する図である。図4において、露光光照射装置30は、モータ37によりポリゴンミラー36を矢印Aで示す方向へ回転する。ポリゴンミラー36の複数の反射面で反射されて遮光板39の開口を通過した線状の露光光は、マスク2へ照射され、マスク2を透過した線状の露光光により、基板1の一部の領域が繰り返し走査される。そして、この走査と並行して、移動装置51により、露光光照射装置30を矢印Eで示す方向へ移動し、線状の露光光による基板1の走査領域30bを、走査方向へ移動する。
配向膜にプレチルト方向が反対側の配向領域を形成する場合、図5において、露光光照射装置30は、モータ37によりポリゴンミラー36を矢印Cで示す方向へ回転する。そして、移動装置51により、露光光照射装置30を矢印Fで示す方向へ移動する。ポリゴンミラー36を逆方向へ回転する簡単な操作で、線状の露光光による基板1の走査方向が変更される。
なお、本実施の形態では、移動装置51により露光光照射装置30を移動しているが、露光光照射装置30を移動する代わりに、チャック10及びマスクホルダ20を移動して、チャック10及びマスクホルダ20と、露光光照射装置30とを相対的に移動してもよい。
回転するポリゴンミラー36の複数の反射面で反射された線状の露光光により、基板1の一部の領域の走査が高速で繰り返し行われ、かつ、それと並行して、チャック10及びマスクホルダ20と、露光光照射装置30との相対的な移動により、基板1の走査領域が移動されるので、基板1の走査方向の幅全体に渡って、線状の露光光による基板1の走査が迅速に行われ、タクトタイムが短縮してスループットが向上する。また、ポリゴンミラー36を逆方向へ回転して、線状の露光光による基板の走査方向を変更することができる。さらに、ポリゴンミラー36の反射面の数又は回転速度を変更して、露光光のコントラストが変化する回数及び周期を調節し、配向膜に付与する配向特性のプレチルト角を制御することができる。
本実施の形態では、露光光照射装置30において、遮光板39の開口の位置及び開口の走査方向の幅を調節することにより、ポリゴンミラー36の複数の反射面で反射された線状の露光光を、遮光板39の開口を通して、マスク2へほぼ垂直に照射している。露光光がマスク2から基板1へほぼ垂直に照射されるので、露光精度が低下することなく、配向領域が高精度に形成される。
図6及び図7は、本発明の他の実施の形態による配向膜の露光方法を説明する図である。本実施の形態では、露光光照射装置30において、遮光板39の開口の位置及び開口の走査方向の幅を調節することにより、ポリゴンミラー36の複数の反射面で反射された線状の露光光を、遮光板39の開口を通して、マスク2へ斜めに照射している。露光光がマスク2を通して基板1へ斜めに照射されるので、プレチルト角がより効果的に発現する。
図8は、本発明の他の実施の形態による配向膜の露光装置の露光光照射装置の一部を示す図である。本実施の形態では、露光光照射装置30に、ラインジェネレータ34、偏光子35、ポリゴンミラー36、及びコリメートレンズ38が複数設けられている。各ポリゴンミラー36は、各ポリゴンミラー36の複数の反射面で反射されて遮光板39の開口を通過し、マスク2を透過した線状の露光光による基板1の走査領域30bが、移動装置51によるチャック10及びマスクホルダ20と露光光照射装置30との相対的な移動に伴って、移動方向と直交する方向に並ぶ様に配置されている。
図9は、図8に示した配向膜の露光装置における基板の走査領域を示す図である。図9に実線で示した各走査領域30bは、移動装置51によるチャック10及びマスクホルダ20と露光光照射装置30との相対的な移動に伴い、図9に破線で示す様に移動して、移動方向と直交する方向に並ぶ。移動方向と直交する方向において、複数の線状の露光光により基板1の走査が並行して行われ、タクトタイムがさらに短縮して、スループットがさらに向上する。なお、図9では、走査領域30bがY方向に6つ並んでいるが、本発明はこれに限るものではない。また、図9では、各走査領域30bがY方向において半分ずつ重なっているが、本発明はこれに限るものではない。
図10は、本発明のさらに他の実施の形態による配向膜の露光装置の概略構成を示す図である。本実施の形態の配向膜の露光装置では、露光光照射装置30に、ポリゴンミラー36の向きを変える方向転換装置52が設けられている。方向転換装置52には、ラインジェネレータ34、偏光子35及びポリゴンミラー36を搭載して回転する回転台と、回転台を駆動するボールねじ及びモータ等の駆動機構が設けられている。光学系駆動回路50は、主制御装置70の制御により、方向転換装置52の駆動機構を駆動する。
図11は、図10に示した配向膜の露光装置の動作を説明する図である。本実施の形態による配向膜の露光装置は、1つの基板上の配向膜に、プレチルト方向がほぼ90度ずつ異なる4種類の配向領域を形成するものである。図11(a)において、配向領域1aを露光するときは、他の配向領域1b,1c,1dがマスク2により覆われる。露光光照射装置30は、ポリゴンミラー36の複数の反射面で反射されて遮光板39の開口を通過した線状の露光光30aの移動方向が、矢印B1で示す方向と成る様に、方向転換装置52によりポリゴンミラー36の向きを45度回転する。そして、回転するポリゴンミラー36の複数の反射面で反射されて遮光板39の開口を通過し、マスク2を透過した線状の露光光により、基板1の一部の配向領域1aを繰り返し走査しながら、移動装置51により、露光光照射装置30を矢印Eで示す方向へ移動する。このとき、配向膜の性質等に応じて、プレチルト方向が露光光の進行方向に沿う場合、配向領域1aには、プレチルト方向が矢印で示す図面右斜め下側となる配向特性が付与される。
図11(b)において、配向領域1bを露光するときは、他の配向領域1a,1c,1dがマスク2により覆われる。露光光照射装置30は、ポリゴンミラー36の複数の反射面で反射されて遮光板39の開口を通過した線状の露光光30aの移動方向が、矢印D1で示す方向と成る様に、ポリゴンミラー36を逆方向へ回転する。そして、回転するポリゴンミラー36の複数の反射面で反射されて遮光板39の開口を通過し、マスク2を透過した線状の露光光により、基板1の一部の配向領域1bを繰り返し走査しながら、移動装置51により、露光光照射装置30を矢印Fで示す方向へ移動する。このとき、配向膜の性質等に応じて、プレチルト方向が露光光の進行方向に沿う場合、配向領域1bには、プレチルト方向が矢印で示す図面左斜め上側となる配向特性が付与される。
図11(c)において、配向領域1cを露光するときは、他の配向領域1a,1b,1dがマスク2により覆われる。露光光照射装置30は、ポリゴンミラー36の複数の反射面で反射されて遮光板39の開口を通過した線状の露光光30aの移動方向が、矢印B2で示す方向と成る様に、方向転換装置52によりポリゴンミラー36の向きを90度回転する。そして、回転するポリゴンミラー36の複数の反射面で反射されて遮光板39の開口を通過し、マスク2を透過した線状の露光光により、基板1の一部の配向領域1cを繰り返し走査しながら、移動装置51により、露光光照射装置30を矢印Eで示す方向へ移動する。このとき、配向膜の性質等に応じて、プレチルト方向が露光光の進行方向に沿う場合、配向領域1cには、プレチルト方向が矢印で示す図面右斜め上側となる配向特性が付与される。
図11(d)において、配向領域1dを露光するときは、他の配向領域1a,1b,1cがマスク2により覆われる。露光光照射装置30は、ポリゴンミラー36の複数の反射面で反射されて遮光板39の開口を通過した線状の露光光30aの移動方向が、矢印D2で示す方向と成る様に、ポリゴンミラー36を逆方向へ回転する。そして、回転するポリゴンミラー36の複数の反射面で反射されて遮光板39の開口を通過し、マスク2を透過した線状の露光光により、基板1の一部の配向領域1dを繰り返し走査しながら、移動装置51により、露光光照射装置30を矢印Fで示す方向へ移動する。このとき、配向膜の性質等に応じて、プレチルト方向が露光光の進行方向に沿う場合、配向領域1dには、プレチルト方向が矢印で示す図面左斜め下側となる配向特性が付与される。
以上説明した実施の形態によれば、ポリゴンミラー36を回転して、ポリゴンミラー36の複数の反射面で反射されて遮光板39の開口を通過し、マスク2を透過した線状の露光光により、基板1の一部の領域を繰り返し走査しながら、チャック10及びマスクホルダ20と、露光光照射装置30とを相対的に移動して、基板1の走査領域を移動することにより、マスク2を透過した線状の露光光により基板1を走査して、基板1上の配向膜に配向領域を形成する際、タクトタイムを短縮してスループットを向上させることができる。また、ポリゴンミラー36を逆方向へ回転して、線状の露光光による基板1の走査方向を変更することができる。さらに、ポリゴンミラー36の反射面の数又は回転速度を変更して、露光光のコントラストが変化する回数及び周期を調節し、配向膜に付与する配向特性のプレチルト角を制御することができる。
さらに、図4及び図5に示した実施の形態によれば、ポリゴンミラー36の複数の反射面で反射された線状の露光光を、遮光板39の開口を通して、マスク2へほぼ垂直に照射することにより、露光精度を低下させることなく、配向領域を高精度に形成することができる。
あるいは、図6及び図7に示した実施の形態によれば、ポリゴンミラー36の複数の反射面で反射された線状の露光光を、遮光板39の開口を通して、マスク2へ斜めに照射することにより、露光光をマスク2を通して基板1へ斜めに照射して、プレチルト角をより効果的に発現させることができる。
さらに、図8及び図9に示した実施の形態によれば、露光光照射装置30に、ポリゴンミラー36を複数設け、各ポリゴンミラー36を、各ポリゴンミラー36の複数の反射面で反射されて遮光板39の開口を通過し、マスク2を透過した線状の露光光による基板1の走査領域が、チャック10及びマスクホルダ20と露光光照射装置30との相対的な移動に伴って、移動方向と直交する方向に並ぶ様に配置することにより、タクトタイムをさらに短縮して、スループットをさらに向上させることができる。
さらに、図10及び図11に示した実施の形態によれば、露光光照射装置30に、ポリゴンミラー36の向きを変える方向転換装置52を設け、ポリゴンミラー36の回転方向を変え、また方向転換装置52によりポリゴンミラー36の向きを変えて、線状の露光光による基板1の走査方向を変更し、かつ、チャック10及びマスクホルダ20と露光光照射装置30との相対的な移動方向を変えて、配向膜に付与する配向特性のプレチルト方向を変更することにより、線状の露光光による基板1の走査方向と、チャック10及びマスクホルダ20と露光光照射装置30との相対的な移動方向とを組み合わせて、1つの基板上の配向膜に4種類の異なる配向領域を形成することができる。
1 基板
1a,1b,1c,1d 配向領域
2 マスク
3 ベース
4 Xガイド
5 Xステージ
6 Yガイド
7 Yステージ
8 θステージ
9 チャック支持台
10 チャック
20 マスクホルダ
30 露光光照射装置
31 ランプ
32 集光鏡
33 光ファイバー
34 ラインジェネレータ
35 偏光子
36 ポリゴンミラー
37 モータ
38 コリメートレンズ
39 遮光板
40 光源制御装置
41 電源
50 光学系駆動回路
51 移動装置
52 方向転換装置
60 ステージ駆動回路
70 主制御装置

Claims (10)

  1. 基板を支持するチャックと、マスクを保持するマスクホルダと、直線偏光の露光光を照射する露光光照射装置とを備え、マスクと基板との間に微小なギャップを設け、前記露光光照射装置から照射された直線偏光の露光光を、マスクを通して基板へ照射して、基板に塗布された配向膜に液晶の配列方向を整える配向特性を付与する配向膜の露光装置において、
    前記チャック及び前記マスクホルダと、前記露光光照射装置とを相対的に移動する移動手段を備え、
    前記露光光照射装置は、線状の露光光を作成するラインジェネレータと、該ラインジェネレータにより作成された線状の露光光を反射する複数の反射面を有するポリゴンミラーと、該ポリゴンミラーとマスクとの間に配置され、線状の露光光が伸びる方向に細長い開口を形成する遮光板とを備え、
    前記ポリゴンミラーを回転して、前記ポリゴンミラーの複数の反射面で反射されて前記遮光板の開口を通過し、マスクを透過した線状の露光光により、基板の一部の領域を繰り返し走査しながら、前記移動手段により前記チャック及び前記マスクホルダと前記露光光照射装置とを相対的に移動して、基板の走査領域を移動することを特徴とする配向膜の露光装置。
  2. 前記露光光照射装置は、前記ポリゴンミラーの複数の反射面で反射された線状の露光光を、前記遮光板の開口を通して、マスクへほぼ垂直に照射することを特徴とする請求項1に記載の配向膜の露光装置。
  3. 前記露光光照射装置は、前記ポリゴンミラーの複数の反射面で反射された線状の露光光を、前記遮光板の開口を通して、マスクへ斜めに照射することを特徴とする請求項1に記載の配向膜の露光装置。
  4. 前記露光光照射装置は、前記ポリゴンミラーを複数備え、
    各ポリゴンミラーは、各ポリゴンミラーの複数の反射面で反射されて前記遮光板の開口を通過し、マスクを透過した線状の露光光による基板の走査領域が、前記移動手段による前記チャック及び前記マスクホルダと前記露光光照射装置との相対的な移動に伴って、移動方向と直交する方向に並ぶ様に配置されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の配向膜の露光装置。
  5. 前記露光光照射装置は、前記ポリゴンミラーの向きを変える方向転換装置を備え、
    前記ポリゴンミラーの回転方向を変え、また前記方向転換装置により前記ポリゴンミラーの向きを変えて、線状の露光光による基板の走査方向を変更し、かつ、前記移動手段による前記チャック及び前記マスクホルダと前記露光光照射装置との相対的な移動方向を変えて、配向膜に付与する配向特性のプレチルト方向を変更することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の配向膜の露光装置。
  6. 基板をチャックで支持し、マスクをマスクホルダで保持し、マスクと基板との間に微小なギャップを設け、露光光照射装置から照射された直線偏光の露光光を、マスクを通して基板へ照射して、基板に塗布された配向膜に液晶の配列方向を整える配向特性を付与する配向膜の露光方法であって、
    露光光照射装置内において、ラインジェネレータにより作成した線状の露光光を、ポリゴンミラーの複数の反射面で反射して、ポリゴンミラーとマスクとの間に配置した、線状の露光光が伸びる方向に細長い開口を形成する遮光板へ照射し、
    ポリゴンミラーを回転して、ポリゴンミラーの複数の反射面で反射されて遮光板の開口を通過し、マスクを透過した線状の露光光により、基板の一部の領域を繰り返し走査しながら、チャック及びマスクホルダと、露光光照射装置とを相対的に移動して、基板の走査領域を移動することを特徴とする配向膜の露光方法。
  7. ポリゴンミラーの複数の反射面で反射された線状の露光光を、遮光板の開口を通して、マスクへほぼ垂直に照射することを特徴とする請求項6に記載の配向膜の露光方法。
  8. ポリゴンミラーの複数の反射面で反射された線状の露光光を、遮光板の開口を通して、マスクへ斜めに照射することを特徴とする請求項6に記載の配向膜の露光方法。
  9. 露光光照射装置に、ポリゴンミラーを複数設け、
    各ポリゴンミラーを、各ポリゴンミラーの複数の反射面で反射されて遮光板の開口を通過し、マスクを透過した線状の露光光による基板の走査領域が、チャック及びマスクホルダと露光光照射装置との相対的な移動に伴って、移動方向と直交する方向に並ぶ様に配置することを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか一項に記載の配向膜の露光方法。
  10. 露光光照射装置に、ポリゴンミラーの向きを変える方向転換装置を設け、
    ポリゴンミラーの回転方向を変え、また方向転換装置によりポリゴンミラーの向きを変えて、線状の露光光による基板の走査方向を変更し、かつ、チャック及びマスクホルダと露光光照射装置との相対的な移動方向を変えて、配向膜に付与する配向特性のプレチルト方向を変更することを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか一項に記載の配向膜の露光方法。
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