JP2012123080A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外観部に凸凹形状やレンズの駆動を制御するための操作手段を有するレンズ鏡筒において光学性能を落とすことなく凸凹形状や操作手段の位相を選択的に固定できるレンズ鏡筒を提供すること。
【解決手段】レンズを保持するレンズ保持枠と周方向にその他の位相とは異なる形状もしくはレンズの駆動を制御するための操作手段を有する、レンズ保持枠の外側に配置された筒部材と筒部材をレンズ保持枠に対して回転させ、複数の位相から選択的に固定する固定手段を有するレンズ鏡筒において、筒部材には第1の係合部、前記レンズ保持枠には第2の係合部が設けられ、第1、第2の係合部の少なくとも一方は複数設けられており固定手段は第1、第2の係合部に対して光軸に垂直な方向から挿入される係合部材と係合部材の前記方向の移動を規制する規制部材とを備えることを特徴とする構成とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は特定の位相においてその他の位相と異なる特徴(例えば凸凹形状やレンズの駆動を制御するための操作手段)を外観部に有するレンズ鏡筒に関し、特に前記特徴を有する箇所の位相の調整を行った後に固定する構造を備えたレンズ鏡筒に関するものである。なお、本明細書での用語「凸凹形状」とは、表面が周囲よりも出っ張っている、もしくは周囲よりもくぼんでいる形状のことを意味している。
従来、レンズ鏡筒の外観部、すなわち操作者が操作できる箇所にレンズの駆動を制御するための操作手段(例えば検知スイッチ)や指かかりを良くするための凸凹形状が設けられたレンズ鏡筒が知られている。例えば、オートフォーカスもしくは手ぶれ補正機能を備えているレンズ鏡筒では、撮影中に前記操作手段を操作することでオートフォーカス動作を停止させたり、手ぶれ補正機能の動作の可否を選択したりすることが可能である。
また、撮影時の各種姿勢でも前記操作手段を操作できるよう、レンズ鏡筒の周方向4箇所に操作手段を設けたものがある。
その他、レンズ鏡筒の外観部に凸凹形状を持たせて撮影時の操作性を向上させたり、特定の位相のみの外観を凸にし、その箇所に内部構造を配置することで省スペース化を図ったりする方法が知られている。
しかしながら、撮影者の個人差(例えばレンズのホールディングの仕方や手の大きさ)、撮影条件の差(主に手持ちで撮影、一脚を使用、三脚を使用するなど)によっては、撮影者を満足させる位置に操作手段や凸凹形状が配置されていないことがあった。
これらの問題点に対して、特許文献1ではレンズ鏡筒に固定された固定筒とレンズ鏡筒の外観部材(本明細書では以降、これを筒部材という)の位相を調整した後に固定する方法が開示されている。具体的には、固定筒、筒部材の一方に複数の係合部、もう一方に固定部を設け、固定具で固定するというものである。
特開平09−005605号公報
上述の特許文献1に開示された従来技術では、筒部材の位相調整を行った後に固定する手段を持つため、撮影者の個人差・撮影条件に応じた微調整が可能である。
しかしながら、前記固定筒がレンズを保持するレンズ保持枠の場合には適用範囲が限られる場合がある。その理由はレンズ保持枠と筒部材が固定手段で固定されることでレンズ保持枠が変形し、光学保持精度の低下やレンズの変形による光学性能の低下が懸念されるためである。
そこで、本発明の目的は外観部に凸凹形状やレンズの駆動を制御するための操作手段を有するレンズ鏡筒において、光学性能を落とすことなく前記凸凹形状や操作手段の位相を選択的に固定できるレンズ鏡筒を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、
レンズを保持するレンズ保持枠と、
周方向にその他の位相とは異なる形状もしくはレンズの駆動を制御するための操作手段を有する、前記レンズ保持枠の外側に配置された筒部材と、
前記筒部材を前記レンズ保持枠に対して回転させ、複数の位相から選択的に固定する固定手段を有するレンズ鏡筒において、
前記筒部材には第1の係合部、前記レンズ保持枠には第2の係合部が設けられ、前記第1の係合部、前記第2の係合部の少なくとも一方は複数設けられており、
前記固定手段は前記第1の係合部及び前記第2の係合部に対して光軸に垂直な方向から挿入される係合部材と、係合部材の前記方向の移動を規制する規制部材とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、外観部に凸凹形状やレンズの駆動を制御するための操作手段を有するレンズ鏡筒において、光学性能を落とすことなく前記凸凹形状や操作手段の位相を選択的に固定できるレンズ鏡筒を提供することができる。
本発明のレンズ鏡筒をレンズ交換式一眼レフカメラに適用した時の実施例1の要部断面図 図1の実施例1における筒部材の固定に関連する構成の分解斜視図 図1の実施例1における筒部材の固定に関連する構成の要部断面図 図1の実施例2における筒部材の固定に関連する構成の要部断面図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1にかかわるレンズ鏡筒(交換レンズ)をレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ(撮像装置)に適用したときの要部断面図である。
図1では、レンズ光軸(撮影光軸、以下光軸という)AXLの方向をZ方向とし、レンズ光軸AXLに対して直交する方向であって、撮像面6に平行な2方向のうち横方向をX方向、縦方向をY方向としている。
1はカメラボディ(以下、単にカメラという)である。2はカメラ1に着脱可能に装着された交換レンズである。まず、カメラ1の構造について説明する。図1で示した状態において、メインミラー3は交換レンズ2からの光束の光路上に配置され、その光束の一部を反射してファインダ光学系(7、8)に導き、かつ残りの光束を透過させる。
メインミラー3の背後(像側)にはサブミラー4が配置されており、メインミラー3を透過した光束を反射して焦点検出ユニット5に導く。なお、メインミラー3およびサブミラー4は不図示の駆動機構により上記光路から一体的に退避することが可能となっている。
焦点検出ユニット5は、いわゆる公知の位相差検出方式での焦点検出(交換レンズ2の焦点状態の検出)を行う機能を持つ。
焦点検出ユニット5は、入射した光束を2つの光束に分割するセパレータレンズと、分割した光束で各々被写体像を再結像させる2つのレンズを有する。更に結像した2つの被写体像をそれぞれ光電変換するCCDセンサ等のラインセンサ等から構成されている。なお、ラインセンサは、被写体の縦方向(Y方向)と横方向(X方向)の像位置を検出するよう十字型に配置されている。
6はCCDセンサ又はCMOSセンサにより構成される撮像素子であり、この撮像素子6の受光面(撮像面)上には交換レンズ2からの光束による物体像(像)が結像する。撮像素子6は、結像した被写体像を光電変換し、撮像信号を出力する。また、不図示の電子制御式フォーカルプレーンシャッタにより撮像素子6の露光量を制御する。
ファインダ光学系は、像反転手段としてのペンタプリズム7と、接眼レンズ8とを有している。9はディスプレイパネルであり、撮像素子6の信号を入力とした不図示の信号処理部から出力される画像やその他様々な撮影情報を表示する機能を持つ。
交換レンズ2は被写体側から像側へ順に、固定レンズとしての第1レンズユニット101、フォーカスレンズとしての第2レンズユニット102、固定レンズとしての第3レンズユニット103を有する。さらに、防振レンズとしての第4レンズユニット104、固定レンズとしての第5レンズユニット105、第6レンズユニット106を有している。
絞りユニット107は第3レンズユニット103の前側(被写体側)に配置されており、交換レンズ2内を通過してカメラ1側に至る光束の光量を調節する。なお、上記レンズユニット101〜106および絞りユニット107は撮影光学系の一部を構成している。
第2レンズユニット102は、フォーカスユニット108からの駆動力を受けて光軸AXL上を移動して焦点調節を行う。
第4レンズユニット104は、防振ユニット109からの駆動力を受けて、光軸に対して垂直な平面内で駆動する。
第6レンズユニット106はY方向に抜き差し可能であり、必要に応じて偏光フィルタ等に変更することが可能である。
本実施例の交換レンズ2は単一焦点距離の撮影レンズであるが、ズーム機能を有するズームレンズであっても良い。
次に、交換レンズ2(レンズ鏡筒)の構造について説明する。
交換レンズ2において、21は外装環であり、カメラ1に着脱可能なマウント38に固定される。22は固定筒であり、外装環21に固定される。23は中間筒であり、固定筒22に固定される。
24は案内筒であり、案内溝24a、フォーカスユニット108との取り付け部(不図示)を備える。案内溝24aはフォーカス用の第2群鏡筒32の直進案内を行う。また、案内筒24は締結等の方法でフォーカスユニット108に固定される。
25はカム筒であり、カム溝25a、フォーカスユニット108の出力部と係合する溝部(不図示)を有する。カム筒25は案内筒24の外径側に配置され、前・後端の2箇所で径嵌合し、不図示の規制部材によってカム筒25は案内筒24に対して回転可能に保持される。
フォーカスユニット108を駆動すると、フォーカスユニット108の出力部である不図示のキー部が光軸まわりに回転する。さらに、前記キー部とカム筒25に備えられた溝部(不図示)が係合し、カム筒25に回転を伝達する。カム筒25の回転により、第2群鏡筒32はカムフォロア26を介して案内溝24aとカム溝25aの相対関係に従いながら光軸方向に移動する。以上がカムフォロア26の機能である。
31は第1群鏡筒(請求項におけるレンズ保持枠)であり、フォーカスユニット108との当接部31a、保護リング52との取り付け部31bを備える。さらに、スイッチリング51と係合する溝部31c、第2の再生リングホルダ50の取り付け部31d、第1の再生リングホルダ49との取り付け部31eを備える。
32はフォーカス用の第2群鏡筒であり、カムフォロア26を固定する座部32aを備える。
33は固定の第3群鏡筒であり、不図示のコロを介して固定筒22に固定される取り付け部(不図示)を有する。
34は防振用の第4群鏡筒であり、防振ユニット109の駆動部(不図示)により光軸に垂直な平面内でシフトすることで手振れ補正を行う機能を有する。
35は固定の第5群鏡筒であり、固定筒22との取り付け部(不図示)を有する。
36は固定の第6群鏡筒であり、フィルタホルダ57に対してY方向へ抜き差し可能となっている。
なお、第1群鏡筒31〜第6群鏡筒36はそれぞれ第1レンズユニット101〜第6レンズユニット106の構成部品である。
107は絞りユニットであり、第3群鏡筒33の物体側(被写体側)に配置され、複数の絞り羽根、駆動部材及びカバー部材(不図示)から構成される。不図示のフレキシブルプリント基板は、その一端が絞りユニット107に接続され、他方が電気回路基板37に接続されている。電気回路基板37からの駆動信号により、前記絞り羽根は駆動され通過光束を規制する。
防振ユニット109は、光軸に垂直な平面内でシフトすることで手振れの補正を行う第5群鏡筒35(可動部)と第5群鏡筒35を駆動させる駆動部(不図示)を有する。さらに、不図示のフレキシブルプリント基板は、その一端が防振ユニット109の前記駆動部に接続され、他方が電気回路基板37に接続されている。電気回路基板37からの駆動信号により、第5群鏡筒35は駆動される。
電気回路基板37は、レンズ内において種々の駆動のための演算およびカメラとの情報伝達の処理を行う。
40は接点部材で、その片端が電気回路基板37に接続されている接点部(不図示)を有し、カメラ本体に取り付けた時にカメラ本体の接点部と接触して、カメラ本体との情報伝達を行うようになっている。
フォーカスユニット108は不図示の駆動源と、キー部(不図示)、角速度を検出するセンサが実装された部材の取り付け部(不図示)を備える。また、前記駆動源と電気回路基板37とは、フレキシブルプリント基板等で接続されていて電気回路基板37からの駆動信号により駆動される。
47は再生リングであり、第1の再生リングホルダ49に対して回転可能に保持される。再生リング47は予め定められた回転角のみ回転し、不図示の弾性部材によって前記回転角の中点位置に復帰するよう付勢されている。さらに、不図示の検知スイッチにより再生リング47の回転を検知すると、予めセットしておいたフォーカス位置に対して復帰する機能を有する。
49は第1の再生リングホルダであり、第1群鏡筒31の取り付け部31eに対して締結等の方法で固定され、再生リング47を回転可能に保持する機能を有する。
50は第2の再生リングホルダであり、第1群鏡筒31の取り付け部31dに対して締結等の方法で固定される。
51はスイッチリング(請求項における筒部材)であり、第1群鏡筒31の溝部31cと係合する突起部51aによって第1群鏡筒31に対して回転可能に保持される。後述する係合部材(不図示)によりスイッチリング51と第1群鏡筒31は固定される。また、スイッチリング51には不図示の操作手段(請求項におけるレンズの駆動を制御するための操作手段)が設けられている。前記操作手段でユーザーの操作を検知するとオートフォーカスの実行・停止、手ぶれ補正機能の実行・停止等、予めカメラで設定しておいた機能を提供する。
52は保護リングであり、第1群鏡筒31との取り付け部52a、フード等のアクセサリを装着するためのツバ部52bを有している。
このような構成のレンズ鏡筒において、不図示のレリーズボタンの操作がなされると、オートフォーカス、露出決定動作の後、撮像素子の露光及び取得された画像の記録動作がなされる。
以上が個々の部材の説明である。
次に、本実施例のレンズ鏡筒に関わる主な部品の相互関係について説明する。
[実施例1]
以下、図2及び図3を参照して、本発明の第1の実施例によるレンズ鏡筒の構成について説明する。
図2及び図3はそれぞれ図1に示したレンズ鏡筒2の一部分の分解斜視図、要部断面図である。図には上述した第1群鏡筒31、スイッチリング51、係合部材59、規制部材60、操作手段61の関係を示している。
操作手段61は押圧スイッチであり、レンズの駆動を制御する目的で備えられる。また、操作手段61は90°ごとに4箇所設けられ、フレキシブルプリント基板上に実装された状態でスイッチリング51に固定される。さらに、操作手段61は前記フレキシブルプリント基板にはんだ付けされたリード線62で直列に接続され、電気回路基板37に接続される。
スイッチリングゴム58は前記操作手段61を覆うように配置される。撮影者が操作手段61を操作すると前述の通りオートフォーカスの実行・停止、手ぶれ補正機能の実行・停止等、予めカメラで設定しておいた機能を提供する。また、スイッチリング51の外径側には防塵部材63が配置されており、第2の再生リングホルダ50の内径側とスイッチリング51の外径で挟まれることで防塵及び防滴機能を提供する。
本実施例におけるスイッチリング51の固定方法について以下に説明する。
第1群鏡筒31には溝として形成された複数の第2の係合部31f、スイッチリング51には穴として形成された第1の係合部51b、固定部51cが設けられている。
第1の係合部51bと第2の係合部31fとを合わせた状態で係合部材59を光軸に垂直な方向から挿入することで第1群鏡筒31とスイッチリング51の位相方向を規制する。本実施例では係合部材59は円柱形状とし、第1の係合部51b、第2の係合部31fに対してガタのない状態、すなわち円柱の径が第1の係合部51bの径及び第2の係合部31fの幅以上となる設定にしている。
前述したようにスイッチリング51は第1群鏡筒31に対して定位置回転するようになっているので、係合部材59の挿入で第1群鏡筒31とスイッチリング51は光軸方向、位相方向共に規制され固定される。また、規制部材60を前記固定部51cに固定することにより、係合部材59がラジアル方向に移動し係合が外れることを防止する。本実施例では規制部材60は締結部材であり、ねじ部よりも径の大きいフランジ部(ねじ頭)の一部で係合部材59と当接するようにしている。
第1群鏡筒31に対するスイッチリング51の位相調整を選択的に行えるようにするために、第2の係合部31fは複数設けられている。本実施例の場合には第2の係合部31f−1から31f−8までの8個を設けているので、係合部材59が係合する箇所を選ぶことで8個の位相から選択的に固定することが可能である。
さらに、本実施例では係合部材59は周方向に4箇所設けることで(図2には4箇所のうちの2箇所が示されている)、外部からの負荷に対する信頼性を上げている。
本実施例ではスイッチリング51に設けた1つの第1の係合部51bに対して選択的に設定される複数の第2の係合部31fがある場合について説明したが、反対の関係、すなわち1つの第2の係合部31fに対して複数の第1の係合部51bがあってもよい。
本実施例の効果について以下に説明する。
スイッチリング51と第1群鏡筒31の固定を係合部材59にて行うようにしたので、固定によって光軸に垂直な方向の負荷が働かず第1群鏡筒31が変形しにくくなる。これにより、第1群鏡筒31が保持している1群レンズユニット101の変形や光学保持精度の変化が原因で生じる光学性能の低下を抑えることができる。
さらに、規制部材60はビスの頭部で抑える構造としているため、係合部材59を通して働く負荷は頭部に対して1方向のみとなる。時計回り・反時計回りの負荷がスイッチリング51に加わった際、スイッチリング51と第1群鏡筒31を光軸に垂直な方向から締結部材で固定した場合には前記締結部材が首を振り締結が緩む場合があるが、本実施例の場合は同様の負荷に対しての信頼性が高い。
また、図3から分かるように係合部材59の係合部と規制部材60のねじ部は光軸に垂直な方向でオーバーラップしている。このことは、係合部材59自身にねじ部を設け光軸に垂直な方向の抜け止め機能も持たせた場合には、同一のスペースだと係合する幅が短くなることを意味している。その他、第1群鏡筒31側は係合させてスイッチリング51側には係合させず締結のみという方法もあるが、上述したようにスイッチリングに働く負荷によって締結が緩み係合が外れることがある。このように係合部材59と規制部材60の2部材に分けることによって外部からの負荷に対する信頼性を上げることが可能となる。
[実施例2]
本実施例2によるレンズ鏡筒の要部断面図を図4に示す。本実施例では、実施例1であるレンズ鏡筒2の係合部材59の形状を変更している。
実施例1では係合部材59を円柱形状としていたが、本実施例では円筒形状としている。
これにより、係合部材5の弾性変形の領域を広くとることができるので圧入設定にした場合でも塑性変形しにくく、ガタなく固定することが可能となる。さらに組立性という観点からみた場合、円筒形状の中空部分に工具をかけて係合部材59を外せるのでメンテナンスが容易にできる。
本実施例では係合部材59を円筒形状としたが、例えば割りピンでも同様の効果が期待できる。
さらに実施例1、実施例2は操作手段61が設けられた筒部材51の位相を選択的に固定する方法について説明したが、凸凹形状を設けた場合でも同様の構成をとることができる。特にレンズ鏡筒2がカメラ1に比べて大きい超望遠レンズの場合には、撮影姿勢を切り替える際にカメラのグリップとレンズ側の凸凹形状を指かかりとすることで撮影姿勢の切り替えが容易にできる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
31 :第1群鏡筒(レンズ保持枠)
31f :第2の係合部
50 :第2の再生リングホルダ
51 :スイッチリング(筒部材)
51b :第1の係合部
51c :固定部
58 :スイッチリングゴム
59 :係合部材
60 :規制部材
61 :操作手段
101 :第1レンズユニット

Claims (4)

  1. レンズを保持するレンズ保持枠と、
    周方向にその他の位相とは異なる形状もしくはレンズの駆動を制御するための操作手段を有する、前記レンズ保持枠の外側に配置された筒部材と、
    前記筒部材を前記レンズ保持枠に対して回転させ、複数の位相から選択的に固定する固定手段を有するレンズ鏡筒において、
    前記筒部材には第1の係合部、前記レンズ保持枠には第2の係合部が設けられ、前記第1の係合部、前記第2の係合部の少なくとも一方は複数設けられており、
    前記固定手段は前記第1の係合部及び前記第2の係合部に対して光軸に垂直な方向から挿入される係合部材と、係合部材の前記方向の移動を規制する規制部材とを備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記係合部材は中空の円筒形状であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記係合部材は前記第1の係合部及び前記第2の係合部に圧入して固定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記規制部材は前記筒部材に締結される締結部材であり、且つ
    締結部材の頭部で係合部材のラジアル方向の移動を規制することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
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