JP2012115293A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】炊飯時の炊きむらをなくすことができる炊飯器を提供する。
【解決手段】電磁誘導コイル8は、少なくとも撹拌部材5の発熱体51に対向するように、配置されている。このため、内鍋4に米と水とを入れて炊飯する場合、電磁誘導コイル8の発生する磁界により撹拌部材5の発熱体51が発熱し、この発熱体51の熱により撹拌部材5の直上の水温が上昇する。
【選択図】図2
【解決手段】電磁誘導コイル8は、少なくとも撹拌部材5の発熱体51に対向するように、配置されている。このため、内鍋4に米と水とを入れて炊飯する場合、電磁誘導コイル8の発生する磁界により撹拌部材5の発熱体51が発熱し、この発熱体51の熱により撹拌部材5の直上の水温が上昇する。
【選択図】図2
Description
この発明は、家庭用および業務用の炊飯器に関する。
従来、炊飯器としては、本体と、上記本体に取り付けられる蓋体と、上記本体内に収容されると共に磁性を有する内鍋と、上記内鍋の底部の内側に配置される撹拌羽根と、上記内鍋の底部を貫通して上記撹拌羽根を回転するモータと、上記内鍋の外側に配置される電磁誘導コイルとを備えたものがある(特開2008−18122号公報:特許文献1参照)。
そして、上記内鍋に米と水とを入れて炊飯する場合、上記電磁誘導コイルの発生する磁界により、内鍋を発熱させて、炊飯を行っていた。
しかしながら、上記従来の炊飯器では、上記電磁誘導コイルは、内鍋を発熱させて、炊飯を行っていたので、内鍋の底部の熱は、この底部上に位置する撹拌羽根により、遮られて、撹拌羽根の直上の水温の上昇が悪くなっていた。この結果、炊飯時に炊きむらが発生する問題があった。
そこで、この発明の課題は、炊飯時の炊きむらをなくすことができる炊飯器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の炊飯器は、
本体と、
上記本体に取り付けられる蓋体と、
上記本体内に収容される内鍋と、
上記内鍋の底部の内側に配置される撹拌部材と、
上記内鍋の底部の外側に上記撹拌部材に対向するように配置されると共に上記撹拌部材を磁力によって駆動する駆動用磁石と、
上記駆動用磁石を回転するモータと、
上記内鍋の外側に配置される電磁誘導コイルと
を備え、
上記撹拌部材は、
本体部と、
この本体部の上記内鍋の上記底部側に取り付けられると共に磁性を有する発熱体と
を有し、
上記内鍋の上記底部は、
少なくとも上記撹拌部材に対向すると共に非磁性を有する第1の領域と、
この第1の領域に隣接すると共に磁性を有する第2の領域と
を有し、
上記電磁誘導コイルは、少なくとも上記撹拌部材の上記発熱体に対向するように、配置されていることを特徴としている。
本体と、
上記本体に取り付けられる蓋体と、
上記本体内に収容される内鍋と、
上記内鍋の底部の内側に配置される撹拌部材と、
上記内鍋の底部の外側に上記撹拌部材に対向するように配置されると共に上記撹拌部材を磁力によって駆動する駆動用磁石と、
上記駆動用磁石を回転するモータと、
上記内鍋の外側に配置される電磁誘導コイルと
を備え、
上記撹拌部材は、
本体部と、
この本体部の上記内鍋の上記底部側に取り付けられると共に磁性を有する発熱体と
を有し、
上記内鍋の上記底部は、
少なくとも上記撹拌部材に対向すると共に非磁性を有する第1の領域と、
この第1の領域に隣接すると共に磁性を有する第2の領域と
を有し、
上記電磁誘導コイルは、少なくとも上記撹拌部材の上記発熱体に対向するように、配置されていることを特徴としている。
ここで、上記撹拌部材は、例えば、洗米時や炊飯時に、内鍋内に収容された米と水とを撹拌する。
この発明の炊飯器によれば、上記電磁誘導コイルは、少なくとも上記撹拌部材の上記発熱体に対向するように、配置されているので、内鍋に米と水とを入れて炊飯する場合、電磁誘導コイルの発生する磁界により撹拌部材の発熱体が発熱し、この発熱体の熱により撹拌部材の直上の水温が上昇する。このように、上記撹拌部材の直上の水温の上昇がよくなり、炊飯時の炊きむらをなくすことができる。
また、一実施形態の炊飯器では、上記電磁誘導コイルは、上記撹拌部材の上記発熱体、および、上記内鍋の上記底部の上記第2の領域に対向するように、配置されている。
この実施形態の炊飯器によれば、上記電磁誘導コイルは、上記撹拌部材の上記発熱体、および、上記内鍋の上記底部の上記第2の領域に対向するように、配置されているので、電磁誘導コイルは、撹拌部材の発熱体、および、内鍋の底部の第2の領域の両方を誘導加熱する。したがって、電磁誘導コイルにより効率よく炊飯することができる。
また、一実施形態の炊飯器では、上記撹拌部材の上記本体部は、熱伝導性を有し、上記本体部と上記発熱体とは、接触している。
この実施形態の炊飯器によれば、上記撹拌部材の上記本体部は、熱伝導性を有し、上記本体部と上記発熱体とは、接触しているので、電磁誘導コイルにより発熱した発熱体の熱を本体部に伝達できて、本体部全体で、撹拌部材の直上の水温を一層確実に上昇できる。
また、一実施形態の炊飯器では、
上記撹拌部材は、
上記本体部に取り付けられると共に非熱伝導性を有する保持部と、
上記保持部に保持されると共に上記駆動用磁石の磁力により引き付けられる従動用磁石と
を有する。
上記撹拌部材は、
上記本体部に取り付けられると共に非熱伝導性を有する保持部と、
上記保持部に保持されると共に上記駆動用磁石の磁力により引き付けられる従動用磁石と
を有する。
この実施形態の炊飯器によれば、上記撹拌部材は、非熱伝導性を有する上記保持部と、上記保持部に保持される上記従動用磁石とを有するので、従動用磁石は、非熱伝導性の保持部により、電磁誘導コイルにより発熱した発熱体の熱から遮蔽される。このため、従動用磁石は、発熱体の熱を伝達されず、従動用磁石がキュリー点の低い磁石であっても、従動用磁石は発熱体の熱により減磁することがなく、撹拌部材は、安定した撹拌性能を確保できる。
また、一実施形態の炊飯器では、
上記撹拌部材は、上記内鍋の上記底部に直交する回転軸を中心として、回転し、
上記発熱体は、上記従動用磁石よりも、上記回転軸から離隔した位置にあり、
上記電磁誘導コイルは、上記駆動用磁石よりも、上記回転軸から離隔した位置にあり、
上記電磁誘導コイルは、上記従動用磁石よりも、上記回転軸から離隔した位置にある。
上記撹拌部材は、上記内鍋の上記底部に直交する回転軸を中心として、回転し、
上記発熱体は、上記従動用磁石よりも、上記回転軸から離隔した位置にあり、
上記電磁誘導コイルは、上記駆動用磁石よりも、上記回転軸から離隔した位置にあり、
上記電磁誘導コイルは、上記従動用磁石よりも、上記回転軸から離隔した位置にある。
この実施形態の炊飯器によれば、上記発熱体は、上記従動用磁石よりも、上記回転軸から離隔し、上記電磁誘導コイルは、上記駆動用磁石よりも、上記回転軸から離隔し、上記電磁誘導コイルは、上記従動用磁石よりも、上記回転軸から離隔しているので、電磁誘導コイルの磁界により、駆動用磁石および従動用磁石を発熱させることがなくて、駆動用磁石および従動用磁石の減磁を防止し、また、駆動用磁石の磁力により、従動用磁石を確実に引き付けることができ、また、電磁誘導コイルの磁界により、発熱体を確実に発熱させることができる。
この発明の炊飯器によれば、上記電磁誘導コイルは、少なくとも上記撹拌部材の上記発熱体に対向するように、配置されているので、撹拌部材の直上の水温の上昇がよくなり、炊飯時の炊きむらをなくすことができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の炊飯器の第1実施形態である縦断面図を示している。図1に示すように、この炊飯器は、本体1と、この本体1に開閉可能に取り付けられる蓋体2と、この本体1内に収容される外鍋3と、この外釜3内に取り外し自在に収容される内鍋4とを有する。この内鍋4内には、米と水との混合物Mが入れられ、この混合物Mは、内鍋4内で、洗米されてから炊飯される。
図1は、この発明の炊飯器の第1実施形態である縦断面図を示している。図1に示すように、この炊飯器は、本体1と、この本体1に開閉可能に取り付けられる蓋体2と、この本体1内に収容される外鍋3と、この外釜3内に取り外し自在に収容される内鍋4とを有する。この内鍋4内には、米と水との混合物Mが入れられ、この混合物Mは、内鍋4内で、洗米されてから炊飯される。
上記内鍋4の底部40の内側には、撹拌部材5が配置される。内鍋4の底部40の外側には、撹拌部材5に対向するように、駆動用磁石6が配置される。この駆動用磁石6は、撹拌部材5を磁力によって駆動する。この駆動用磁石6は、モータ7のシャフトに取り付けられ、モータ7は、駆動用磁石6を回転する。
そして、上記モータ7の回転を上記駆動用磁石6の磁力を介して上記内鍋4内の上記撹拌部材5に伝達し、撹拌部材5が、回転することで、内鍋4内に(白抜きの矢印に示すように)水流を生じさせる。撹拌部材5は、例えば、洗米時や炊飯時に、内鍋4内に収容された米と水とを撹拌する。炊飯初期の撹拌部材5の回転により水温が均一となって、炊きむらのない良好な炊飯が可能となる。
上記内鍋4の外側には、電磁誘導コイル8が配置される。内鍋4の外側には、底部40に接触する温度センサ9が配置される。上記電磁誘導コイル8は、この温度センサ9の出力に基づいて、制御される。
図2に示すように、上記内鍋4の上記底部40は、少なくとも上記撹拌部材5に対向すると共に非磁性を有する第1の領域41と、この第1の領域41に隣接すると共に磁性を有する第2の領域42とを有する。
上記内鍋4は、非磁性材45および磁性材46(いわゆるクラッド材)によって、構成されている。非磁性材45は、内鍋4の内面に位置し、磁性材46は、内鍋4の外面に位置する。内鍋4の底部40の中央部は、非磁性材45のみにより構成され、非磁性を有する。内鍋4の底部40の外周部は、非磁性材45および磁性材46により構成され、磁性を有する。つまり、内鍋4の底部40の中央部が、上記第1の領域41に相当し、内鍋4の底部40の外周部が、上記第2の領域42に相当する。
上記内鍋4の底部40の中央部には、内鍋4の内面に向けて突出された凸部47が形成されている。この凸部47は、撹拌部材5の軸として用いられる。つまり、撹拌部材5は、内鍋4の底部40に直交する回転軸を中心として、回転する。この撹拌部材5の回転軸は、モータ7のシャフトの回転軸に一致している。
上記凸部47の外面側の凹みには、非磁性カバー10が嵌合している。この非磁性カバー10は、駆動用磁石6を位置決めすると共に、駆動用磁石6およびモータ7を電磁誘導コイル8の電磁波から遮蔽する。
上記撹拌部材5は、カップ状に形成され、撹拌部材5のカップ状の内面に、上記内鍋4の上記凸部47が嵌め込まれる。撹拌部材5は、本体部50と発熱体51と保持部52と従動用磁石53とを有する。
上記本体部50は、熱伝導性を有し、例えばアルミ等から構成される。本体部50は、カップ状に形成される。上記発熱体51は、本体部50の内鍋4の底部40側に取り付けられる。本体部50と発熱体51とは、接触している。発熱体51は、磁性を有し、例えばステンレス等から構成され、内鍋4内にあってもさび等が発生することがない。
上記保持部52は、上記カップ状の本体部40の内面に取り付けられる。保持部52は、非熱伝導性を有し、例えば摩擦抵抗の小さいフッ素樹脂等から構成される。保持部52には凹みが形成され、この凹みに内鍋4の凸部47が嵌合される。保持部52としてフッ素樹脂を用いることで、保持部52と凸部47との間で摩擦の少ない良好な軸嵌合が形成される。
上記従動用磁石53は、上記保持部52に保持される。従動用磁石53は、上記駆動用磁石6の磁力により引き付けられる。ここで、図2と図3に示すように、従動用磁石53は、周方向に6つ配置され、この6つの従動用磁石53は、保持部52に保持されるアウターヨーク12に固定される。駆動用磁石6は、周方向に6つ配置され、この6つの駆動用磁石6は、モータ7のシャフトに連結されたインナーヨーク11に固定される。6つの従動用磁石53は、6つの駆動用磁石6の径方向外側に対向して位置している。このように、6つの従動用磁石53と6つの駆動用磁石6とは、非接触の磁気カップリングを構成する。
図2に示すように、上記内鍋4の上記凸部47の中央の外面には、磁性板48が取り付けられている。上記撹拌部材5の中央には、脱落防止用マグネット54が取り付けられている。脱落防止用マグネット54は、磁性板48に吸引して、撹拌部材5は、凸部47から容易に脱落しない。
上記電磁誘導コイル8は、上記撹拌部材5の上記発熱体51、および、上記内鍋4の上記底部40の上記第2の領域42に対向するように、配置されている。つまり、電磁誘導コイル8は、このコイル8の発生する磁界により、撹拌部材5の発熱体51、および、内鍋4の底部40の第2の領域42の両方を誘導加熱する。
上記発熱体51は、上記従動用磁石53よりも、上記撹拌部材5の上記回転軸から離隔した位置にある。上記電磁誘導コイル8は、上記駆動用磁石6よりも、撹拌部材5の回転軸から離隔した位置にある。電磁誘導コイル8は、上記従動用磁石53よりも、撹拌部材5の回転軸から離隔した位置にある。
図4Aと図4Bに示すように、上記撹拌部材5の本体部50の上面は、全体として凸曲面に形成され、この凸曲面に部分的に、凹部50aが形成されている。この凹部50aは、周方向に4つ配置されている。上記凹部50aは、凹曲面を形成し、例えばしゃもじの外周面に沿った形状を有し、しゃもじが入り易い大きさに形成されている。
具体的に述べると、上記凹部50aは、撹拌部材5の回転軸に直交する方向の切断面において、凹溝を形成する。凹部50aは、撹拌部材5の本体部50の外周端に近づくにつれて除々に広がるように、形成されている。つまり、撹拌部材5には、突起物としての羽根がない。このため、しゃもじでご飯をよそうときに撹拌部材5が邪魔になることがなく、また、撹拌部材5に付着したご飯をしゃもじで容易に取り除くことができる。また、撹拌部材5の凹部50aにより、米と水とを効率よく撹拌することができ、さらに、凹部50a内に入り込んだご飯をしゃもじで取り除くことができる。また、撹拌部材5を小型化にできて、撹拌部材5の熱容量を小さくすることができる。
図4Cに示すように、上記撹拌部材5の底面には、環状の上記発熱体51と環状の上記保持部52とが露出している。発熱体51は、リング部材であり、本体部50の底面に、ねじにて固定されている。
次に、上記構成の炊飯器の作用について説明する。
まず、図1に示すように、内鍋4内に米と水との混合物Mを入れる。そして、モータ7により駆動用磁石6を回転し、駆動用磁石6と従動用磁石53との吸引力により、撹拌部材5を回転して、混合物Mの洗米を行う。
その後、図2に示すように、電磁誘導コイル8から磁界を発生し、この磁界により、撹拌部材5の発熱体51を発熱する。この発熱体51の熱により撹拌部材5の直上の水温が上昇する。同時に、電磁誘導コイル8の磁界により、内鍋4の底部40の第2の領域42を誘導加熱する。
このとき、上記撹拌部材5の上記本体部50は、熱伝導性を有し、本体部50と発熱体51とは、接触しているので、電磁誘導コイル8により発熱した発熱体51の熱を本体部50に伝達できて、本体部50全体で、撹拌部材5の直上の水温を一層確実に上昇できる。
また、上記従動用磁石53は、非熱伝導性の保持部52により、電磁誘導コイル8により発熱した発熱体51の熱から遮蔽される。このため、従動用磁石53は、発熱体51の熱を伝達されず、従動用磁石53がキュリー点の低い磁石であっても、従動用磁石53は発熱体51の熱により減磁することがなく、撹拌部材5は、安定した撹拌性能を確保できる。
また、上記発熱体51は、上記従動用磁石53よりも、上記回転軸から離隔し、上記電磁誘導コイル8は、上記駆動用磁石6よりも、上記回転軸から離隔し、上記電磁誘導コイル8は、上記従動用磁石53よりも、上記回転軸から離隔しているので、電磁誘導コイル8の磁界により、駆動用磁石6および従動用磁石53を発熱させることがなくて、駆動用磁石6および従動用磁石53の減磁を防止し、また、駆動用磁石6の磁力により、従動用磁石53を確実に引き付けることができ、また、電磁誘導コイル8の磁界により、発熱体51を確実に発熱させることができる。
このように、電磁誘導コイル8により撹拌部材5および内鍋4を加熱し、内鍋4内の水の温度を上昇して、米を炊く。なお、炊飯初期の撹拌部材5の回転により、内鍋4内の水温が均一となって、炊きむらのない良好な炊飯が可能となる。
上記構成の炊飯器によれば、上記電磁誘導コイル8は、少なくとも上記撹拌部材5の上記発熱体51に対向するように、配置されているので、内鍋4に米と水とを入れて炊飯する場合、電磁誘導コイル8の発生する磁界により撹拌部材5の発熱体51が発熱し、この発熱体51の熱により撹拌部材5の直上の水温が上昇する。このように、撹拌部材5の直上の水温の上昇がよくなり、炊飯時の炊きむらをなくすことができる。
(第2の実施形態)
図5Aと図5Bは、この発明の炊飯器の第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、撹拌部材の構成が相違する。なお、この第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の符号は、上記第1の実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図5Aと図5Bは、この発明の炊飯器の第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、撹拌部材の構成が相違する。なお、この第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の符号は、上記第1の実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図5Aと図5Bに示すように、撹拌部材5Aは、本体部50の底面の外周に沿って、リング状の発熱体51Aを有している。したがって、発熱体51Aを従動用磁石53から離隔することができて、発熱体51Aから発生する熱や、(図2参照の)電磁誘導コイル8の磁界から、従動用磁石53を遠ざけることができる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記第1と上記第2の実施形態のそれぞれの特徴点を様々に組み合わせてもよい。また、撹拌部材の発熱体のみに対向する第1の電磁誘導コイルと、内鍋の磁性体を有する第2の領域のみに対向する第2の電磁誘導コイルとを設け、撹拌部材の発熱体と内鍋とを別の電磁誘導コイルで加熱するようにしてもよい。また、内鍋を、電磁誘導コイルでなく、ヒータで加熱するようにしてもよい。また、内鍋の側方に、他の電磁誘導コイルを設けてもよい。
また、撹拌部材に突起物としての羽根を設けてもよい。また、撹拌部材に、従動用磁石を設けずに、磁性部材を設けるようにしてもよい。また、内鍋の底部に凸部を設けずに、内鍋の底部を平坦としてもよく、この場合、駆動用磁石と従動用磁石とは、ラジアル方向でなく、アキシャル方向に対向するように、位置する。
1 本体
2 蓋体
3 外鍋
4 内鍋
40 底部
41 第1の領域
42 第2の領域
5,5A 撹拌部材
50 本体部
51,51A 発熱体
52 保持部
53 従動用磁石
6 駆動用磁石
7 モータ
8 電磁誘導コイル
M 米と水との混合物
2 蓋体
3 外鍋
4 内鍋
40 底部
41 第1の領域
42 第2の領域
5,5A 撹拌部材
50 本体部
51,51A 発熱体
52 保持部
53 従動用磁石
6 駆動用磁石
7 モータ
8 電磁誘導コイル
M 米と水との混合物
Claims (5)
- 本体と、
上記本体に取り付けられる蓋体と、
上記本体内に収容される内鍋と、
上記内鍋の底部の内側に配置される撹拌部材と、
上記内鍋の底部の外側に上記撹拌部材に対向するように配置されると共に上記撹拌部材を磁力によって駆動する駆動用磁石と、
上記駆動用磁石を回転するモータと、
上記内鍋の外側に配置される電磁誘導コイルと
を備え、
上記撹拌部材は、
本体部と、
この本体部の上記内鍋の上記底部側に取り付けられると共に磁性を有する発熱体と
を有し、
上記内鍋の上記底部は、
少なくとも上記撹拌部材に対向すると共に非磁性を有する第1の領域と、
この第1の領域に隣接すると共に磁性を有する第2の領域と
を有し、
上記電磁誘導コイルは、少なくとも上記撹拌部材の上記発熱体に対向するように、配置されていることを特徴とする炊飯器。 - 請求項1に記載の炊飯器において、
上記電磁誘導コイルは、上記撹拌部材の上記発熱体、および、上記内鍋の上記底部の上記第2の領域に対向するように、配置されていることを特徴とする炊飯器。 - 請求項1または2に記載の炊飯器において、
上記撹拌部材の上記本体部は、熱伝導性を有し、上記本体部と上記発熱体とは、接触していることを特徴とする炊飯器。 - 請求項1から3の何れか一つに記載の炊飯器において、
上記撹拌部材は、
上記本体部に取り付けられると共に非熱伝導性を有する保持部と、
上記保持部に保持されると共に上記駆動用磁石の磁力により引き付けられる従動用磁石と
を有することを特徴とする炊飯器。 - 請求項4に記載の炊飯器において、
上記撹拌部材は、上記内鍋の上記底部に直交する回転軸を中心として、回転し、
上記発熱体は、上記従動用磁石よりも、上記回転軸から離隔した位置にあり、
上記電磁誘導コイルは、上記駆動用磁石よりも、上記回転軸から離隔した位置にあり、
上記電磁誘導コイルは、上記従動用磁石よりも、上記回転軸から離隔した位置にあることを特徴とする炊飯器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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---|---|---|---|
JP2010264921A JP2012115293A (ja) | 2010-11-29 | 2010-11-29 | 炊飯器 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012115293A true JP2012115293A (ja) | 2012-06-21 |
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JP (1) | JP2012115293A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106580134A (zh) * | 2015-10-17 | 2017-04-26 | 梁长府 | 一种食物料理机的发热机构 |
CN114468754A (zh) * | 2020-10-26 | 2022-05-13 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 一种烹饪器具 |
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2010
- 2010-11-29 JP JP2010264921A patent/JP2012115293A/ja active Pending
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