JP2012114779A - 映像・音声同期方法、映像・音声同期システムおよび映像同期音声調整装置 - Google Patents

映像・音声同期方法、映像・音声同期システムおよび映像同期音声調整装置 Download PDF

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Abstract

【課題】タイムコード非対応の動画可能デジタルカメラにより別記録の音声と同期を行う。
【解決手段】撮影時において、タイムコード対応音声記録装置によりタイムコードに関連付けて音声信号を音声コンテンツとして記録すると共に、音声信号の帯域内に前記タイムコードを重畳した状態のタイムコード重畳音声信号を生成して映像音声記録装置により映像信号と前記タイムコード重畳音声信号とをメインコンテンツとして記録し、再生時において、映像音声再生装置で前記メインコンテンツから再生される前記タイムコード重畳音声信号から復調装置により前記タイムコードを復調し、該復調された前記タイムコードを参照してタイムコード対応音声再生装置により前記音声コンテンツから所定のタイミングで音声信号を再生することで、前記映像信号と前記音声信号とを同期した状態で再生する。
【選択図】図1

Description

本発明は映像・音声同期方法、映像・音声同期システムおよび映像同期音声調整装置に関し、特に、タイムコードに対応しないカメラを用いると共に音声を別記録した場合における映像・音声同期に関する。
従来は、カムコーダで映像を撮影し、これと並行して、音声レコーダで音声を記録している。なお、カムコーダと音声レコーダとは、共に同期したタイムコードを記録可能に構成されている。そして、このタイムコードにより映像と音声とを同期させた状態で撮影すると共に、撮影後に編集することにより、コンテンツを作製している。
なお、このような映像・音声同期編集に関する技術としては、たとえば、以下の特許文献1−2に記載されたものが存在している。
特開2002−320191号公報 特開2010−72641号公報
ところで、近年は一眼レフタイプのデジタルカメラなどで動作撮影機能を有するものが存在している。このような動画撮影機能を有するデジタルカメラの場合、画質が良好であり、かつ、上述したカムコーダより廉価であるという特徴を有している。
このような動画撮影機能を有するデジタルカメラの場合には、動画撮影と音声記録とが可能であるものの、タイムコードを扱うことができない。このため、音声を別に録音した場合でも、タイムコードにより映像と音声とを同期させた状態で編集することができず、また、上述した特許文献1などを適用することもできない。
このため、映像と音声とを別に記録した場合には、コンピュータを用いたノンリニア編集において、映像と音声とのタイミングを合わて同期させつつ編集する作業が必要になる。
すなわち、動画撮影としては廉価かつ高性能なデジタルカメラであるが、別記録の音声を用いて同期編集する場合には不便であった。
また、引用文献2は音声データにURLを埋め込んでおいて、音声データを再生した場合に、この音声に合致した映像を表示させる技術であり、コンピュータで使用することを前提としている。従って、この発明が解決しようとする用途には、そもそも適していない技術である。また、この引用文献2の技術では、音声データ内に、映像の位置を示すデジタルデータを埋め込んでいるため、音声データとしての各種信号処理や各種伝送などを経由するうちに、含まれている映像の位置を示すデジタルデータが破壊されてしまう可能性(耐性の低さ)を有している。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであって、動画撮影機能を有するもののタイムコードを扱えないデジタルカメラを用いて別記録の音声との同期が容易に行える映像・音声同期方法、映像・音声同期システムおよび映像同期音声調整装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決する本発明は、以下に記載するようなものである。
(1)請求項1記載の発明は、撮影時において、タイムコード対応音声記録装置によりタイムコードに関連付けて音声信号を音声コンテンツとして記録すると共に、音声信号の帯域内に前記タイムコードを重畳した状態のタイムコード重畳音声信号を生成して映像音声記録装置により映像信号と前記タイムコード重畳音声信号とをメインコンテンツとして記録し、再生時において、映像音声再生装置で前記メインコンテンツから再生される前記タイムコード重畳音声信号から復調装置により前記タイムコードを復調し、該復調された前記タイムコードを参照してタイムコード対応音声再生装置により前記音声コンテンツから所定のタイミングで音声信号を再生することで、前記映像信号と前記音声信号とを同期した状態で再生する、ことを特徴とする映像・音声同期方法である。
(2)請求項2記載の発明は、音声信号の帯域内にタイムコードを重畳した状態のタイムコード重畳音声信号を生成するタイムコード対応音声調整装置と、前記タイムコードに関連付けて音声信号を記録するタイムコード対応音声記録装置と、前記タイムコードに対応せず映像信号と音声信号とを記録する映像音声記録装置と、を用いて、撮影時において、前記タイムコード対応音声記録装置により前記タイムコードに対応して前記音声信号を音声コンテンツとして記録すると共に、前記映像音声記録装置により前記映像信号と前記タイムコード重畳音声信号とをメインコンテンツとして記録し、前記メインコンテンツから前記映像信号と前記音声信号とを再生する映像音声再生装置と、前記タイムコード重畳音声信号から前記タイムコードを復調する復調装置と、前記タイムコードに応じて音声コンテンツから音声信号を再生するタイムコード対応音声再生装置と、を用いて、再生時において、前記映像音声再生装置で前記メインコンテンツから再生されるタイムコード重畳音声信号から前記復調装置により前記タイムコードを復調し、該復調された前記タイムコードを参照して前記タイムコード対応音声再生装置により前記音声コンテンツから所定のタイミングで音声信号を再生することで、前記映像信号と前記音声信号とを同期した状態で再生する、ことを特徴とする映像・音声同期システムである。
(3)請求項3記載の発明は、音声信号の帯域内にタイムコードを重畳した状態のタイムコード重畳音声信号を生成するタイムコード対応音声調整装置と、前記タイムコードに関連付けて音声信号を記録するタイムコード対応音声記録装置と、前記タイムコードに対応せず映像信号と音声信号とを記録する映像音声記録装置と、を用いて、撮影時において、前記タイムコード対応音声記録装置により前記タイムコードに対応して前記音声信号を音声コンテンツとして記録すると共に、前記映像音声記録装置により前記映像信号と前記タイムコード重畳音声信号とをメインコンテンツとして記録し、前記メインコンテンツから前記映像信号と前記音声信号とを再生する映像音声再生装置と、前記タイムコード重畳音声信号から前記タイムコードを復調する復調装置と、前記タイムコードに応じて音声コンテンツから音声信号を再生するタイムコード対応音声再生装置と、前記映像信号と前記音声信号とを編集する編集装置と、を用いて、編集用再生時において、前記映像音声再生装置で前記メインコンテンツから再生されるタイムコード重畳音声信号から前記復調装置により前記タイムコードを復調し、該復調された前記タイムコードを参照して前記タイムコード対応音声再生装置により前記音声コンテンツから所定のタイミングで音声信号を再生し、前記映像音声再生装置により前記メインコンテンツから再生される前記映像信号と前記タイムコード対応音声再生装置から再生される前記音声信号とを用いて前記編集装置で編集する、ことを特徴とする映像・音声同期システムである。
(4)請求項4記載の発明は、前記タイムコード対応音声調整装置は、前記タイムコードを変調して、前記音声信号の帯域内の高域側に重畳する、ことを特徴とする請求項2−3に記載の映像・音声同期システムである。
(5)請求項5記載の発明は、撮影時において、タイムコード対応音声記録装置によりタイムコードに関連付けて音声信号を音声コンテンツとして記録すると共に、音声信号の帯域内に前記タイムコードを重畳した状態のタイムコード重畳音声信号を生成して映像音声記録装置により映像信号と前記タイムコード重畳音声信号とをメインコンテンツとして記録し、再生時において、映像音声再生装置で前記メインコンテンツから再生される前記タイムコード重畳音声信号から復調装置により前記タイムコードを復調し、該復調された前記タイムコードを参照してタイムコード対応音声再生装置により前記音声コンテンツから所定のタイミングで音声信号を再生することで、前記映像信号と前記音声信号とを同期した状態で再生する、映像・音声同期システムで使用される音声調整装置であって、撮影時において、前記タイムコードを変調して、前記音声信号の帯域内の高域側に重畳することを特徴とする映像同期音声調整装置である。
本発明によれば、以下のような効果が得られる。
この発明では、撮影時において、タイムコード対応音声記録装置によりタイムコードに関連付けて音声信号を音声コンテンツとして記録すると共に、音声信号の帯域内にタイムコードを重畳した状態のタイムコード重畳音声信号を生成して映像音声記録装置により映像信号とタイムコード重畳音声信号とをメインコンテンツとして記録する。
そして、再生時において、映像音声再生装置でメインコンテンツから再生されるタイムコード重畳音声信号から復調装置によりタイムコードを復調し、該復調されたタイムコードを参照してタイムコード対応音声再生装置により音声コンテンツから所定のタイミングで音声信号を再生することで、映像信号と同期した状態で音声信号を再生できる。
この場合、映像音声再生装置によりメインコンテンツから再生される映像信号と、並行して映像音声再生装置で再生されるタイムコード重畳音声信号から抽出されたタイムコードに同期してタイムコード対応音声再生装置から再生される音声信号とは、同期した状態になっている。この結果、動画撮影機能を有するもののタイムコードを扱えないデジタルカメラを用いて撮影した場合であっても、撮影時に別記録した音声との同期が容易に行えるようになる。
なお、映像音声記録装置のメインコンテンツとして記録されるタイムコード重畳音声信号においてタイムコードは変調された状態で音声信号にアナログ形式で埋め込まれているため、各種信号処理や各種伝送などによる損失は最小限であって、十分な耐性を有している。
また、映像音声記録装置で記録されたメインコンテンツは、音声信号がタイムコード重畳音声信号になっているものの、タイムコードが変調された状態で音声信号の高域側に埋め込まれているため、タイムコードに対応しない映像音声再生装置とモニタとを用いた視聴の際にも何ら問題なく、従来と同様に映像と音声の視聴が可能である。
本発明の実施形態の映像・音声同期システムの構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の映像・音声同期システムの構成を示す構成図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
〈撮影時のシステム構成〉
図1は本発明の実施形態の映像・音声同期システムにおける主要部のシステム構成を模式的に示す構成図である。
ここで、図1(a)は実施形態の映像・音声同期システムの撮影時における主要部のシステム構成を模式的に示す構成図である。なお、この図1(a)の映像・音声同期システムにより、映像・音声同期方法の撮影が実行される。また、図1(b)は実施形態の映像・音声同期システムの編集時における主要部のシステム構成を模式的に示す構成図である。なお、この図1(b)の映像・音声同期システムにより、映像・音声同期方法の編集が実行される。なお、図中において、タイムコードをTCと表記している。
図1(a)において、マイク10は、撮影時において撮影対象の音声から音声信号を生成するもので、音声信号はタイムコード対応音声調整装置200の音声入力端子に供給される。
タイムコード生成装置50は、撮影や編集において映像と音声の同期に必要となるタイムコード(TC)を生成するもので、生成したタイムコードはタイムコード対応音声調整装置200のタイムコード入力端子に供給される。
映像音声記録装置100は、撮像により前記映像信号と前記音声信号とをメインコンテンツとして記録するものであり、音声信号用にはマイク入力端子を備えるもので、タイムコードに対応せず、動画撮影機能を有するデジタルカメラや民生用のビデオカメラなどが該当する。
タイムコード対応音声調整装置200は、請求項における映像同期音声調整装置であり、音声信号の帯域内にタイムコードを重畳した状態のタイムコード重畳音声信号を生成するもので、タイムコード重畳音声信号は映像音声記録装置100のマイク入力端子に供給される。
タイムコード対応音声記録装置300は、タイムコード生成装置50やタイムコード対応音声調整装置200で生成されたタイムコードとマイク10で生成された音声信号とを関連付けた状態で、音声信号を音声コンテンツとして記録する。
ここで、映像音声記録装置100は、映像音声記録に関する制御を行う制御部101と、各種操作入力を受付けると共に状態表示を行う操作表示部105と、撮像の際に被写体像を結像させるレンズ部110と、レンズ部110により結像された被写体像を映像信号に変換する撮像部120と、音声信号と映像信号とを処理してメインコンテンツを生成する信号処理部130と、メインコンテンツを記憶する記憶部140と、を備えて構成されている。
なお、以上の構成において、レンズ部110は、映像音声記録装置100と一体であってもよいし、映像音声記録装置100に対して着脱式の構成であってもよい。
また、タイムコード対応音声調整装置200は、マイク10からの音声信号に所定の音質調整を行う音声調整部210と、音声調整部210で音質調整された音声信号に対して後述するタイムコード重畳に適した状態になるように音質補正を行う音質補正部220と、タイムコードを生成するタイムコード生成部230と、タイムコード生成部230からのタイムコードとタイムコード生成装置50からのタイムコードとを選択的に通過させるセレクタ240と、セレクタ240からのタイムコードを所定の変調方式で変調して変調タイムコードを生成する変調器250と、変調器250からの変調タイムコードと音質補正部220からの音声信号とを重畳してタイムコード重畳音声を生成する混合器260と、を備えて構成されている。
ここでは、音声調整部210で音質調整された音声信号がタイムコード対応音声記録装置300の音声入力端子に供給され、セレクタ240からのタイムコードがタイムコード対応音声記録装置300のタイムコード入力端子に供給され、混合器260からのタイムコード重畳音声信号が映像音声記録装置100のマイク入力端子に供給される。
なお、音声調整部210を経由せずにマイク10からの音声信号がタイムコード対応音声記録装置300の音声入力端子に供給されてもよい。また、セレクタ240を経由せずに、タイムコード生成部230からのタイムコードや、タイムコード生成装置50からのタイムコードが、タイムコード対応音声記録装置300のタイムコード入力端子に供給されていてもよい。また、音声調整部210と音質補正部220とをまとめることも可能である。
なお、以上の構成において、タイムコード生成装置50とタイムコード生成部230とは、少なくともどちらか一方が存在していればよい。ここで、タイムコード生成装置50とタイムコード生成部230とのどちらか一方だけが存在する場合には、セレクタ240が不要になる。
また、タイムコード対応音声記録装置300は、タイムコードと音声信号とを関連付ける処理と記憶の制御を行う制御部301と、タイムコードと音声信号とを関連付けた状態に信号処理して音声コンテンツを生成する信号処理部330と、関連付けられたタイムコードと音声信号とを音声コンテンツによる音声コンテンツを記憶する記憶部340と、を備えて構成されている。
なお、従来の撮影システムと異なる点は、従来使用していたタイムコードに対応可能なカムコーダの代わりにタイムコード非対応の映像音声記録装置100を用いること、および、タイムコード対応音声調整装置200を音声信号系統に挿入していることである。
また、図1(b)において、映像音声再生装置400は、メインコンテンツを再生して映像信号と音声信号とを出力するもので、タイムコードに対応せず、動画再生機能を有するプレーヤ、あるいは、デジタルカメラや民生用のビデオカメラなどの再生機能が該当する。
復調装置600は、映像音声再生装置400からの音声信号の帯域内に重畳されているタイムコードを復調して抽出して出力するもので、復調したタイムコードはタイムコード対応音声再生装置700のタイムコード入力端子に供給される。なお、この復調装置600は、単体で存在していてもよいが、タイムコード対応音声調整装置200と一体に構成されていてもよい。
タイムコード対応音声再生装置700は、供給されるタイムコードに応じて音声コンテンツから音声信号を再生する再生装置であり、再生された音声信号は編集装置800の音声入力端子に供給される。
編集装置800は、映像音声再生装置400からの映像信号を映像入力端子に受け、タイムコード対応音声再生装置700からの音声信号を音声入力端子に受け、映像信号と音声信号とを用いて編集作業を行う装置である。
ここで、映像音声再生装置400は、メインコンテンツ再生を制御する制御部401と、メインコンテンツ再生の際に信号処理をする信号処理部430と、メインコンテンツを記憶する記憶部440と、を備えて構成されている。
また、タイムコード対応音声再生装置700は、供給されるタイムコードに応じて音声コンテンツから音声信号を再生する信号処理を行う信号処理部730と、音声コンテンツを記憶する記憶部740と、を備えて構成されている。
また、編集装置800は、編集作業を制御する制御部801と、編集作業の操作がなされる操作表示部805と、メインコンテンツ編集の際に信号処理をする編集処理部830と、編集により生成されたメインコンテンツを記憶する記憶部840と、を備えて構成されている。
なお、従来の編集システムと異なる点は、従来使用していたタイムコードに対応可能な映像音声再生装置の代わりにタイムコード非対応の映像音声再生装置400を用いること、および、復調装置600を音声信号系統に挿入していることである。
また、映像音声再生装置400としては、タイムコード非対応で十分であるが、タイムコードの機能を使用しない状態でタイムコード対応の装置を用いることも可能である。
また、以上の記憶部140、340、440、740、840については、半導体メモリ、ハードディスク装置、磁気記憶媒体など、各種の記憶媒体を用いることが可能である。また、メインコンテンツや音声コンテンツの移動は、機器の有線あるいは無線の接続、記憶媒体そのものの挿抜移動、などいずれの手法を用いてもよい。
〈撮影時のシステム動作〉
まず、撮影の準備として、マイク10、従来のカムコーダの代わりとなる映像音声記録装置100、タイムコード対応音声調整装置200、タイムコード対応音声記録装置300、を用意する。なお、タイムコード生成装置50は必要に応じて用意すればよい。
ここで、マイク10をタイムコード対応音声調整装置200のマイク入力端子に接続する。また、タイムコード対応音声調整装置200のタイムコード出力をタイムコード対応音声記録装置300のタイムコード入力端子に接続し、タイムコード対応音声調整装置200の音声出力をタイムコード対応音声記録装置300の音声入力端子に接続し、タイムコード対応音声調整装置200のタイムコード重畳音声信号を映像音声記録装置100のマイク入力端子に接続する。なお、タイムコード対応音声調整装置200のセレクタ240は、外部タイムコード(タイムコード生成装置50)か内部タイムコード(タイムコード生成部230)か、いずれかの側に設定しておく。
撮影が開始されると、被写体像は映像信号として記憶部140内にメインコンテンツとして記録される。
また、マイク10で捕らえられた音は、音声調整部210で音質調整された後に、タイムコード対応音声調整装置200から出力されるタイムコードと共に、タイムコード対応音声記録装置300で音声コンテンツとして記録される。ここで、タイムコード対応音声記録装置300は、音声専用の記録装置であり、高音質な状態で記録される。
これと並行して、セレクタ240を通過したタイムコード生成装置50もしくはタイムコード生成部230からのタイムコードが、変調器250でアナログ周波数変調(FM)方式、または周波数シフト(FSK)方式など各種変調方式で変調されることで音声信号の帯域(たとえば、20Hz〜20kHz)内の高域側(15〜19kHz程度の中いずれかの範囲)に変調信号成分が存在するような変調タイムコードとされて、混合器260で変調タイムコードと音声信号が混合されてタイムコード重畳音声信号が生成される。なお、このタイムコード重畳音声信号を生成する際に、上記変調信号成分の周波数付近の音声信号成分を音質補正部220で予め除去あるいは低減しておく。
このタイムコード重畳音声信号は、タイムコード対応音声調整装置200から出力されて、映像音声記録装置100のマイク入力端子に供給され、映像信号と共にメインコンテンツとして記憶部140に記憶される。
すなわち、映像信号とタイムコード重畳音声信号とがメインコンテンツとして映像音声記録装置100に記録される。また、並行して、音声信号がタイムコードと関連付けられてタイムコード対応音声記録装置300に音声コンテンツとして記録される。
なお、映像音声記録装置100のメインコンテンツとして記録されるタイムコード重畳音声信号は、信号処理部130において、圧縮処理やフィルタ処理など各種信号処理が施される場合がある。そのような場合であっても、タイムコードは変調された状態で音声信号にアナログ形式で埋め込まれているため、各種信号処理や各種伝送などによる損失は最小限であって、十分な耐性を有している。
〈単独視聴時のシステム動作〉
ところで、映像音声記録装置100で記録されたメインコンテンツについて、編集前においてプレビューとして視聴されることがある。
図2はプレビューとして編集前のメインコンテンツが単独視聴される状態を示すシステム構成図である。
この場合には、映像音声再生装置400とモニタ900とが従来同様に接続される。なお、映像音声再生装置400として、映像音声記録装置100の再生機能を用いることも可能である。
ここで、映像音声記録装置100で記録されたメインコンテンツは、映像音声再生装置400の記憶部440に格納される。そして、映像音声再生装置400でメインコンテンツから再生される映像信号は、モニタ900の信号処理部930で信号処理されてディスプレイ980で表示される。
これと並行して、映像音声再生装置400でメインコンテンツから再生される音声信号は、モニタ900の信号処理部930で信号処理されてスピーカ990から音声出力される。
ここで、図1(a)の本実施形態のシステムにより記録されたメインコンテンツの場合には、音声信号がタイムコード重畳音声信号になっている。このタイムコード重畳音声信号の場合には、タイムコードが変調された状態で音声信号の高域側に埋め込まれているため、このような視聴の際にも何ら問題なく、従来と同様に、通常の音声信号と同様の音声出力が可能である。
また、ここでは、映像音声再生装置400または映像音声記録装置100の再生機能とモニタ900とを接続した状態を示したが、映像音声記録装置100の再生機能と内蔵表示部・内蔵スピーカを用いたプレビューであっても、何ら問題なく従来同様の視聴が可能である。
〈編集時のシステム動作〉
編集時において、映像音声再生装置400からの映像信号を編集装置800の映像入力端子に接続し、映像音声再生装置400からの音声信号出力を復調装置600の復調入力端子に接続する。また、復調装置600の復調出力であるタイムコードをタイムコード対応音声再生装置700の入力端子に接続する。そして、タイムコード対応音声再生装置700から出力される音声信号を編集装置800の音声入力端子に接続する。
ここで、映像音声記録装置100で記録されたメインコンテンツは、映像音声再生装置400の記憶部440に格納されている。また、タイムコード対応音声記録装置300で記録された音声コンテンツは、タイムコード対応音声再生装置700の記憶部740に格納されている。
そして、編集作業が開始されると、操作表示部805からの指示に応じて、制御部801と制御部401との制御により映像音声再生装置400でメインコンテンツから再生される映像信号は、編集装置800の映像入力端子から編集処理部830に取り込まれる。
これと並行して、映像音声再生装置400でメインコンテンツから再生されるタイムコード重畳音声信号は復調装置600で復調されることにより、タイムコード重畳音声信号中に含まれるタイムコードが抽出される。そして、復調されたタイムコードはタイムコード対応音声再生装置700のタイムコード入力端子に供給される。
タイムコード対応音声再生装置700では、供給されるタイムコードを参照して、このタイムコードに同期した状態で音声コンテンツから音声信号を再生する。この音声コンテンツから再生される音声信号は、編集装置800の音声入力端子から編集処理部830に取り込まれる。
以上の動作において、編集装置800に取り込まれる映像信号と音声信号とは、タイムコードによって管理され、同期した状態に保たれている。
この結果、本実施形態によれば、動画撮影機能を有するもののタイムコードを扱えないデジタルカメラ等の映像音声記録装置100を用いて撮影した場合であっても、撮影時にタイムコード対応音声記録装置300に別記録した音声との同期が容易に行えるようになる。
また、本実施形態のメインコンテンツとして記録されるタイムコード重畳音声信号では、タイムコードが変調された状態で音声信号に埋め込まれているため、各種信号処理や各種伝送などに対してある程度の耐性を備えるという特徴をも有している。
〈その他の実施形態〉
以上の構成において、タイムコード対応音声調整装置200、タイムコード対応音声記録装置300、復調装置600、タイムコード対応音声再生装置700については、これらの幾つか或いは全部の装置を一体に構成することも可能である。そして、いずれの場合にも、タイムコード非対応の映像音声記録装置100を用いて、タイムコードに対応した編集が可能になる。
また、以上の構成において、各装置間における映像信号と音声信号の送受信はアナログ形式であってもディジタル形式であってもよく、使用する装置に合わせて適宜選択可能である。
また、以上の具体例の説明では、映像と音声とを同期した状態で編集装置800に供給する具体例を示したが、編集装置800以外の例えば放送用送信機に対して映像と音声とを同期した状態で供給するといった使用も可能である。
10 マイク
50 タイムコード生成装置
200 タイムコード対応音声調整装置
300 タイムコード対応音声記録装置
400 映像音声再生装置
600 復調装置
700 タイムコード対応音声再生装置
800 編集装置

Claims (5)

  1. 撮影時において、タイムコード対応音声記録装置によりタイムコードに関連付けて音声信号を音声コンテンツとして記録すると共に、音声信号の帯域内に前記タイムコードを重畳した状態のタイムコード重畳音声信号を生成して映像音声記録装置により映像信号と前記タイムコード重畳音声信号とをメインコンテンツとして記録し、
    再生時において、映像音声再生装置で前記メインコンテンツから再生される前記タイムコード重畳音声信号から復調装置により前記タイムコードを復調し、該復調された前記タイムコードを参照してタイムコード対応音声再生装置により前記音声コンテンツから所定のタイミングで音声信号を再生することで、前記映像信号と前記音声信号とを同期した状態で再生する、
    ことを特徴とする映像・音声同期方法。
  2. 音声信号の帯域内にタイムコードを重畳した状態のタイムコード重畳音声信号を生成するタイムコード対応音声調整装置と、前記タイムコードに関連付けて音声信号を記録するタイムコード対応音声記録装置と、前記タイムコードに対応せず映像信号と音声信号とを記録する映像音声記録装置と、を用いて、撮影時において、前記タイムコード対応音声記録装置により前記タイムコードに対応して前記音声信号を音声コンテンツとして記録すると共に、前記映像音声記録装置により前記映像信号と前記タイムコード重畳音声信号とをメインコンテンツとして記録し、
    前記メインコンテンツから前記映像信号と前記音声信号とを再生する映像音声再生装置と、前記タイムコード重畳音声信号から前記タイムコードを復調する復調装置と、前記タイムコードに応じて音声コンテンツから音声信号を再生するタイムコード対応音声再生装置と、を用いて、再生時において、前記映像音声再生装置で前記メインコンテンツから再生されるタイムコード重畳音声信号から前記復調装置により前記タイムコードを復調し、該復調された前記タイムコードを参照して前記タイムコード対応音声再生装置により前記音声コンテンツから所定のタイミングで音声信号を再生することで、前記映像信号と前記音声信号とを同期した状態で再生する、
    ことを特徴とする映像・音声同期システム。
  3. 音声信号の帯域内にタイムコードを重畳した状態のタイムコード重畳音声信号を生成するタイムコード対応音声調整装置と、前記タイムコードに関連付けて音声信号を記録するタイムコード対応音声記録装置と、前記タイムコードに対応せず映像信号と音声信号とを記録する映像音声記録装置と、を用いて、撮影時において、前記タイムコード対応音声記録装置により前記タイムコードに対応して前記音声信号を音声コンテンツとして記録すると共に、前記映像音声記録装置により前記映像信号と前記タイムコード重畳音声信号とをメインコンテンツとして記録し、
    前記メインコンテンツから前記映像信号と前記音声信号とを再生する映像音声再生装置と、前記タイムコード重畳音声信号から前記タイムコードを復調する復調装置と、前記タイムコードに応じて音声コンテンツから音声信号を再生するタイムコード対応音声再生装置と、前記映像信号と前記音声信号とを編集する編集装置と、を用いて、編集用再生時において、前記映像音声再生装置で前記メインコンテンツから再生されるタイムコード重畳音声信号から前記復調装置により前記タイムコードを復調し、該復調された前記タイムコードを参照して前記タイムコード対応音声再生装置により前記音声コンテンツから所定のタイミングで音声信号を再生し、前記映像音声再生装置により前記メインコンテンツから再生される前記映像信号と前記タイムコード対応音声再生装置から再生される前記音声信号とを用いて前記編集装置で編集する、
    ことを特徴とする映像・音声同期システム。
  4. 前記タイムコード対応音声調整装置は、前記タイムコードを変調して、前記音声信号の帯域内の高域側に重畳する、
    ことを特徴とする請求項2−3に記載の映像・音声同期システム。
  5. 撮影時において、タイムコード対応音声記録装置によりタイムコードに関連付けて音声信号を音声コンテンツとして記録すると共に、音声信号の帯域内に前記タイムコードを重畳した状態のタイムコード重畳音声信号を生成して映像音声記録装置により映像信号と前記タイムコード重畳音声信号とをメインコンテンツとして記録し、
    再生時において、映像音声再生装置で前記メインコンテンツから再生される前記タイムコード重畳音声信号から復調装置により前記タイムコードを復調し、該復調された前記タイムコードを参照してタイムコード対応音声再生装置により前記音声コンテンツから所定のタイミングで音声信号を再生することで、前記映像信号と前記音声信号とを同期した状態で再生する、映像・音声同期システムで使用される音声調整装置であって、
    撮影時において、前記タイムコードを変調して、前記音声信号の帯域内の高域側に重畳することを特徴とする映像同期音声調整装置。
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