JP2012106270A - レーザブレージング装置およびそのワイヤ切断方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ワイヤ10をレーザ光によって溶融させながらワークWをろう付けするレーザブレージング装置1であって、前記ワークWをろう付けする前に、前記ワイヤ10をレーザ光の照射点Pから所定の長さL2送出するワイヤ送出部30と、前記ワイヤ送出部30によって送出され、自重が作用したワイヤ10にレーザ光を照射して、前記ワイヤ10を切断するレーザ照射部20と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
また、本発明は、ワイヤをレーザ光によって溶融させながらワークをろう付けするレーザブレージング装置のワイヤ切断方法であって、前記ワークをろう付けする前に、前記ワイヤをレーザ光の照射点から所定の長さ送出するワイヤ送出工程と、前記ワイヤ送出工程によって送出され、自重が作用したワイヤにレーザ光を照射して、前記ワイヤを切断するレーザ照射工程と、を有することを特徴とする。
図1は、本実施形態に係るレーザブレージング装置を示す概略図である。図1に示すようにレーザブレージング装置1は、レーザ照射部としてのレーザトーチ20と、ワイヤ送出部としてのワイヤ送給装置41と、ワイヤ送給装置41によって送出されたワイヤをガイドするコンタクトチップ30とを備えている。
レーザトーチ20は、レーザ光を集光してワークWに向けて照射する。ワイヤ送給装置41は、レーザ光の照射点Pにコンタクトチップ30を介してフィラーワイヤ10(以下、ワイヤという)を送出する。ワイヤ送給装置41は、ワイヤ10の送出、停止および後退を行うことができるので、ワイヤ10の長さを自由に調整することができる。
レーザブレージング装置1は、図示しない多関節ロボットアームに結合されている。そのため、レーザトーチ20とコンタクトチップ30とは上述した角度θを維持しながら、多関節ロボットアームの動作に応じて移動する。
ワークWのろう付けが終了した時点では、ワイヤ10の長さがコンタクトチップ30の先端から照射点Pまでの長さL1であり、先端形状が安定していない状態である。そのため、図2に示すように、レーザブレージング装置1では、次のワークWのろう付けをする前に、コンタクトチップ30よりワイヤ10をレーザ光の照射点Pから所定の長さL2分、送出する。なお、ワイヤ送給装置41では、一定の速度でワイヤ10を送出することができるので、一定の時間、ワイヤ10を送出することで、常に照射点Pからワイヤ10の先端までの長さL2分だけを延出した状態にすることができる。
レーザ光を照射させる時間0.5秒に設定したときの評価結果が図4(a)に示す表であり、1.0秒に設定したときの評価結果が図4(b)に示す表であり、2.0秒に設定したときの評価結果が図4(c)に示す表である。
また、図4(b)に示す評価結果から、レーザ光を照射させる時間を1.0秒に設定した場合、ワイヤ重量0.28gの場合、何れのレーザ出力であっても先端形状が安定した。また、ワイヤ重量0.245gの場合、レーザ出力500W、1000Wおよび2000Wの場合に、先端形状が安定した。また、ワイヤ重量0.21gの場合、レーザ出力2000Wの場合に、先端形状が安定した。
また、図4(c)に示す評価結果から、レーザ光を照射させる時間を2.0秒に設定した場合、照射点Pからのワイヤ重量0.28gの場合、何れのレーザ出力であっても先端形状が安定した。また、ワイヤ重量0.245gの場合、レーザ出力500Wの場合に、先端形状が安定した。
また、各評価結果において、例えば2000W、3000Wのようにレーザ出力が高く、かつ例えば0.21g以下のようにワイヤ重量が軽い場合、ワイヤの切断形状は図5(b)に示すように、ワイヤ10の先端に球状の溶融物が形成される。これは、照射点Pからのワイヤ重量が軽いため、自重によって落下できず、溶融物がワイヤ10の先端に付着してしまうためと考えられる。
なお、レーザブレージング装置1では予めプログラムに、レーザ照射時間、レーザ出力および所定のワイヤ長さを設定しておくことで、次のワークのろう付けをする前に、自動的に設定したレーザ照射時間、レーザ出力および所定のワイヤ長さで、ワイヤを切断することが可能である。したがって、ワイヤ10の種類に応じて、照射点Pからワイヤの先端までの重量が所定のワイヤ重量以上になるワイヤ長さを、プログラムに設定しておくことで、ワイヤ10の種類に応じてワイヤの切断形状を安定させることができる。
なお、第一の判定位置および、第一の判定位置と第二の判定位置の間の距離は、設定されるワイヤ長さやワイヤ長さの許容できる範囲によって変化させることができる。
Claims (6)
- ワイヤをレーザ光によって溶融させながらワークをろう付けするレーザブレージング装置であって、
前記ワークをろう付けする前に、前記ワイヤをレーザ光の照射点から所定の長さ送出するワイヤ送出部と、
前記ワイヤ送出部によって送出され、自重が作用したワイヤにレーザ光を照射して、前記ワイヤを切断するレーザ照射部と、を備えていることを特徴とするレーザブレージング装置。 - 前記所定の長さとは、前記照射点からワイヤの先端までのワイヤの重量が所定の重量になるときの長さであることを特徴とする請求項1に記載のレーザブレージング装置。
- 前記ワイヤを切断するときに、前記レーザ照射部によってレーザ光を照射する照射時間が1.0秒から2.0秒の場合において、
前記所定の長さとは、前記照射点からワイヤの先端までのワイヤの重量が0.28g以上になるときの長さであることを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザブレージング装置。 - 前記ワイヤ送出部は、前記レーザ照射部によって切断されたワイヤを前記ワークに応じた必要量の長さ分、送出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のレーザブレージング装置。
- 前記ワイヤ送出部によって送出されたワイヤの長さを検出するワイヤ長さ検出部を更に備えていることを特徴とする請求項4に記載のレーザブレージング装置。
- ワイヤをレーザ光によって溶融させながらワークをろう付けするレーザブレージング装置のワイヤ切断方法であって、
前記ワークをろう付けする前に、前記ワイヤをレーザ光の照射点から所定の長さ送出するワイヤ送出工程と、
前記ワイヤ送出工程によって送出され、自重が作用したワイヤにレーザ光を照射して、前記ワイヤを切断するレーザ照射工程と、を有することを特徴とするワイヤ切断方法。
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