JP2012099411A - Led照明管及びled照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蛍光灯器具に取り付け可能であって、LED照明管の両端に取り付けられる口金を管体の支持用にのみ用いるとともに、管体からの光の放射方向を調整可能とし、かつ、LED照明管を直線状に連結した場合に照射面の光のムラをなくす。
【解決手段】 発光素子30が配置された回路基板20を内部に有する管体10を備えたLED照明管1であって、管体10の端面12に設けられた閉塞部材50と、この閉塞部材50の外方に着脱可能に取り付けられた口金60と、発光素子30に電源を供給するための電源コード40とを備え、この電源コード40は、一方が回路基板20に接続されるとともに、他方が管体10又は閉塞部材50を介して外部に接続された。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数のLEDが内部に配置された蛍光灯型のLED照明管、及び、このLED照明管を複数連結したLED照明装置に関し、特に、既設の蛍光灯器具に取り付けるなどして、室内や商品などを照明するのに好適なLED照明管及びLED照明装置に関する。
従来、室内などの照明には、蛍光灯照明装置が用いられていた。
蛍光灯照明装置は、予め天井などに配設された蛍光灯器具と、光源として、その蛍光灯器具に取り付けられる蛍光灯とを有している。
この蛍光灯を始動するための点灯方式には、種々のものがあるが、代表的なものとして、例えば、グロースタータ(点灯管)を用いたグロースタート方式、始動補助導体を有したラピッドスタート型ランプと予熱巻線付きの磁気漏れ変圧器型安定器の組み合わせで始動するラピッドスタート方式、インバータ回路によるインバータ方式などがある。
また、近年、蛍光灯に代わる光源としてLED照明管が注目されている。
LED照明管は、透明又は半透明の円筒管の中にLEDを所定間隔で配置し、外部からの電源の供給を受けて、それらLEDを発光させるものである。
このLED照明管は、全体的に直管型の蛍光灯と同様の形状を有している。また、円筒管の両端には口金が設けられており、この口金には複数本(通常、二本)のピンが突設形成されている。これにより、LED照明管は、既設の蛍光灯器具に取り付け可能となっている。
ところで、蛍光灯の点灯方式には、前述したように種々のものがあるが、これらは、いずれも蛍光灯を点灯させるための回路構成となっていた。
このため、その蛍光灯器具にLED照明管を取り付ける場合には、このLED照明管に適した回路や配線に変更する必要があった。
また、回路等を変更した蛍光灯器具に再度蛍光灯を取り付ける場合は、それら回路等を元に戻す必要があった。
さらに、回路等を元に戻した蛍光灯器具に、誤ってLED照明管を取り付けると、このLED照明管が破損したり焼損したりする可能性があった。
そこで、配線や回路を変更することなく、同じ蛍光灯器具に対して、LED照明管と蛍光灯の両方を取り付け可能とする技術が提案されている。
例えば、LED照明管の両端に設けられた口金を、単に管体を支持するためだけに用いることとし、LEDに電流を流すための配線については、一方をLEDが搭載された基板に接続し、他方を管体の側面の孔に通して外部から商用電源を取り込むものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この技術によれば、LEDへの電力供給が、蛍光灯器具に既設された各種点灯方式の回路や配線を介さず、新設の配線を介して行われる。このため、それら既設の回路等を変更することなく、LED照明管を取り付けることができる。また、それら回路等は変更されないため、そのまま蛍光灯を取り付けることもできる。
実用新案登録第3119578号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術においては、次のような問題があった。
同技術においては、LED照明管を蛍光灯器具に取り付けたときに、LED照明管の口金が蛍光灯器具のソケットに係合固定され、この口金が固定された状態で、管体を回転させることにより、LEDからの光の照射方向を調整できるようになっていた。つまり、口金は、管体に対しては固定されていないことから、その口金による管体の支持が不安定なものとなっていた。
また、LED照明管に関する従来技術の中には、管体の端部における口金の取り付けにネジなどの固定部材を用いたものや、口金に凹部、管体に凸部をそれぞれ設けて、これらを嵌合するものが存在していた。ところが、これら従来技術は、口金が、蛍光灯器具のソケットに嵌合するためのピンを有し、このピンが、蛍光灯器具に配設された回路と管体の内部に配置されたLEDとを仲介して、それらLEDに電源を供給していた。つまり、従来技術の口金は、LEDへ電源を供給する経路の一部を構成しており、管体の支持用にのみ用いるものではなかった。このため、管体から口金を取り外すことができず、管体から外方への光の放射方向を調整することが困難となっていた。
さらに、従来のLED照明管を直線状に複数連結した場合は、それら連結箇所に口金があるために、管体における光の放射面が断続的に配置され、その光が不連続となって、その光の照射面に断続的に暗い部分(ムラ)ができていた。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、蛍光灯器具に取り付け可能であって、LED照明管の両端に取り付けられる口金を管体の支持用にのみ用いるとともに、管体からの光の放射方向を調整可能とし、かつ、LED照明管を直線状に複数連結した場合に照射面の光のムラをなくすことが可能なLED照明管及びLED照明装置の提供を目的とする。
この目的を達成するため、本発明のLED照明管は、発光素子が配置された回路基板を内部に有する管体を備えたLED照明管であって、管体の端面に設けられた閉塞部材と、この閉塞部材の外方に着脱可能に取り付けられた口金と、発光素子に電源を供給するための電源コードとを備え、この電源コードは、一方が回路基板に接続されるとともに、他方が管体又は閉塞部材を介して外部に接続された構成としてある。
また、本発明のLED照明装置は、前述のLED照明管を複数連結したLED照明装置であって、LED照明管の両端から口金を取り除いて、この口金が取り付けられていた閉塞部材の被取付面である円形状の平面を露出させ、一のLED照明管における閉塞部材の円形状の平面と、他のLED照明管における閉塞部材の円形状の平面とを当接又は近接させて、複数のLED照明管を直列方向に連結した構成としてある。
本発明のLED照明管及びLED照明装置によれば、発光素子に電源を供給するための電源コードが、管体又は閉塞部材を介して外部に接続されるため、その電源を供給する経路に口金が介在しなくなる。よって、この口金を管体の支持にのみ用いることができる。
そして、この口金の円形面において、外周と同心円上に複数の孔を穿設し、これら複数の孔の中から一つの孔を選択し、この選択した孔に固定部材を挿通して口金を固定することにより、管体からの光の放射方向を所望の方向に調整することができる。
また、LED照明管における閉塞部材の外側の面を平面としたことで、複数のLED照明管の閉塞部材同士を間隙なく当接して、直線状のLED照明装置を形成することができる。
そして、閉塞部材を透明又は半透明の材料で形成することにより、管体内部の発光素子から発せられた光を透過させることができる。これにより、直線状に連結された複数のLED照明管のそれぞれから発する光が連続的となり、その光を受けた面(照射面)においては、暗い部分(ムラ)をなくすことができる。
本発明の実施形態におけるLED照明管の全体構成を示す外観斜視図である。 LED照明管の端部の構成を示す分解斜視図である。 1灯用の蛍光灯器具とこれに取り付けられるLED照明管を示す外観斜視図である。 (a){(a−1)〜(a−3)}は、口金に形成された複数の孔のそれぞれにネジを通した状態を示す口金の正面図、(b){(b−1)〜(b−3)}は、閉塞部材及び回路基板の状態を示す正面図、(c){(c−1)〜(c−3)}は、管体からの光の放射方向を示す図である。 2灯用の蛍光灯器具とこれに取り付けられるLED照明管を示す外観斜視図である。 2灯用の蛍光灯器具に取り付けられるLED照明管の向きを示す側面図である。 (a)は、本発明の実施形態におけるLED照明装置の構成を示す外観斜視図、(b)は、LED照明管の連結部分((a)のA部)を示す拡大図である。
以下、本発明に係るLED照明管及びLED照明装置の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
[LED照明管の実施形態]
まず、本発明のLED照明管の実施形態について、図1を参照して説明する。
同図は、本実施形態のLED照明管の全体構成を示す外観斜視図である。
(LED照明管の構成)
同図に示すように、LED照明管1は、管体10と、回路基板20と、発光素子30と、電源コード40と、閉塞部材50と、口金60とを備えている。
ここで、管体10は、中空のパイプ状で、径方向断面が円形に形成された部材である。
この管体10は、例えば、プラスチックやガラスなどの材料で形成することができる。
また、管体10は、全体又は一部を透明又は半透明の材料で形成することができる。ここで、円弧状に形成された板部材を二枚組み合わせて管体10を形成し、これら板部材の各接合部を橋渡しするように回路基板20を配置したときに、その回路基板20のうち発光素子30が配置された面に対向する板部材(その発光素子30が光を放射する側の板部材)を透明又は半透明とすることができる。
回路基板20は、管体10の内部に配置された板状の基板であって、複数の発光素子30や、それら発光素子30に所定の電流を流すための電子回路(図示せず)が配設されている。
電子回路は、複数の電子部品とこれらを接続する配線とで構成されている。電子部品には、例えば、発光素子30に所定量の電流を流すための抵抗や、発光素子30に流れる電流を平準化するための平準化コンデンサなどがある。
発光素子30は、例えば、LED(Light Emitting Diode)で構成することができ、所定値以上の電圧を印加すると発光する。
なお、LEDは、指向特性により、光の放射範囲が、一定の立体角の範囲に限られる。通常、回路基板20のうち発光素子30が配置された面から垂直な方向を中心とする一定の立体角の範囲が、光の放射範囲となる。
電源コード40は、一端が、蛍光灯器具2に配設された灯具側回路(後述)に接続されるとともに、他端が、管体10の内部に配設された回路基板20に接続されている。つまり、電源コード40は、LED照明管1の外部に配設された灯具側回路と、そのLED照明管1の内部に配設された回路基板20とを接続している。このため、LED照明管1の筐体を構成する管体10又は閉塞部材50には、電源コード40を通すための配線挿通部が形成されている。
配線挿通部には、例えば、管体10の端部14に形成された切り欠き部11(図2参照)、管体10の周面に形成された孔(図示せず)、閉塞部材50に形成された孔(図示せず)などがある。
なお、電源コード40は、前述したように、一端が灯具側回路に接続されている。灯具側回路は、蛍光灯器具2に配設されている回路であって、商用交流電源の電圧値を所定の電圧値まで降圧する変圧器(トランス)や、交流を直流に変換する整流回路、整流された電流を平滑するための平滑回路などを備えている。そして、電源コード40は、その灯具側回路から出力された直流電圧及び電流を、回路基板20に配設された電子回路及び発光素子30に供給する。ただし、回路基板20に配設された電子回路が交流により動作するときは、電源コード40は、交流電圧及び電流を、その電子回路に供給する。この場合、灯具側回路は、その電子回路の動作に適した交流電圧及び電流を出力する回路構成とされる。
また、電源コード40の一端と電子回路とは、回路基板20の面上で、半田付けなどにより接続することができる。
閉塞部材50は、図2に示すように、管体10の端面12の開口13を閉塞するための蓋体である。この閉塞部材50は、その管体10の端面12とほぼ同径の円板状に形成された蓋部51と、管体10の端面12の開口13に嵌入される嵌入部52とを有している。
蓋部51は、管体10の端面12に対向する面(管体対向面51−1)の周縁に沿って溝51−2が形成されている。この溝51−2に管体10の端部14が嵌合することで、蓋部51が管体10の端面12に取り付けられる。
嵌入部52は、蓋部51の管体対向面51−1から外方へ向かって突設形成された部分である。この嵌入部52は、管体10における端面12の開口13のうち、回路基板20を境とする一方の開口(発光素子30が配置されていない側の開口)に嵌入される。
また、嵌入部52の内部には、管体対向面51−1とは反対の面(口金対向面51−3)から該嵌入部52の先端に向かって孔53が穿設されており、ネジ71が螺入するようになっている。
さらに、嵌入部52は、上下二段に分かれており、これらの間に前述した孔53が穿設されている。このため、その孔53にネジ71が螺入すると、嵌入部52のうち上段52−1が上方へ押し上げられて回路基板20を押し、嵌入部52の下段52−2が下方へ押し下げられて管体10を押す。これにより、嵌入部52(閉塞部材50)が管体10から抜けないようになっている。
なお、孔53は、蓋部51及び嵌入部52に一又は二以上穿設することができる。
また、口金対向面51−3においては、孔53の開口周縁に沿って凹部53−1が形成されており、ネジ71の頭部がその凹部53−1に収まるようになっている。これにより、そのネジ71の頭部が口金対向面51−3よりも突出しないので、口金対向面51−3が平面であることを維持できる。
さらに、本実施形態においては、蓋部51と嵌合部52とを一体形成してあるが、一体形成に限るものではなく、別構成とすることもできる。
口金60は、閉塞部材50の口金対向面51−3に取り付けられて、本実施形態のLED照明管1の端部を構成する部材である。
この口金60は、キャップ状に形成されており、閉塞部材50の蓋部51とほぼ同径の円板状に形成された天板部61と、この天板部61とほぼ同径の筒状に形成された筒部62とを有している。そして、この筒部62の一方の円形面に天板部61が形成され、筒部62の他方の円形面が開口(開口面63)となっている。
この口金60は、筒部62の開口面63と閉塞部材50の口金対向面51−3とを対向させ、その口金対向面51−3の周縁の溝51−4に口金60の開口面63の周縁部(筒部62の端辺)を嵌合し、ネジ72を螺入することで、閉塞部材50に取り付けることができる。
ここで、ネジ72は、天板部61の孔64を貫通し、閉塞部材50の雌ネジ(取り付け部)54に螺入(係合)する。孔64は、天板部61の厚み方向に穿設されている。雌ネジ54は、閉塞部材50における蓋部51の口金対向面51−3から管体対向面51−1に向かって形成されている。
そして、ネジ72を天板部61の孔64に挿通し、閉塞部材50の雌ネジ54に螺入することで、口金60を閉塞部材50に取り付けることができる。また、そのネジ72を外すことで、口金60を閉塞部材50から取り外すことができる。これらネジ72による取り付け及び取り外しにより、LED照明管1に対して口金60を着脱可能としている。
また、孔64は、天板部61に複数穿設されている(本実施形態においては、三つ)。しかも、それら複数の孔64(64−1〜64−3)は、天板部61の円形面65において、この円形面65の外周と同心円上にそれぞれ形成されている。一方、雌ネジ54は、閉塞部材50の蓋部51に一つのみ形成されている。
このため、それら複数の孔64のいずれにネジ72を通すかによって、閉塞部材50に対する口金60の取り付け角度を変えることができ、ひいては、蛍光灯器具2に取り付けられたLED照明管1の光の放射方向を変えることができる。これら口金60の取り付けと、LED照明管1からの光の放射方向の調整については、後記の「LED照明管の取り付け及び角度調整」にて詳述する。
また、天板部61の外側の円形面65には、蛍光灯器具2のソケット2−1の穴2−2に差し込まれるピン66が突設形成されている。
さらに、天板部61には凹部67が形成されており、この凹部67の底面に孔64が形成されている。これにより、ネジ72の頭部が天板部61の円形面65より突出することがなくなるので、蛍光灯器具2のソケット2−1の穴2−2にピン66を差し込むときに、そのソケット2−1と口金60の天板部61とが当接するまで、しっかり差し込むことができる。
なお、凹部67には、蓋部材80が嵌め込まれている。これにより、凹部67は、閉塞されている。
また、本実施形態においては、孔64の数を三つとするが、三つに限るものではなく、任意の数だけ穿設することができる。
さらに、本実施形態においては、雌ネジ54の数を一つとするが、一つに限るものではなく、任意の数だけ穿設することができる。
そして、ネジ72は、口金60に穿設された孔64を貫通し、閉塞部材50の取り付け部(雌ネジ54)に係合して、口金60を閉塞部材50に固定することから、「固定部材」としての機能を有している。
(LED照明管の取り付け及び角度調整)
本実施形態のLED照明管1は、図3に示すように、天井などに既設の蛍光灯器具2aに取り付けることができる。なお、同図は、1灯用の蛍光灯器具2aに一本のLED照明管1を取り付ける場合を示している。
この取り付けに際して、LED照明管1は、回路基板20のうち発光素子30の配設された面が下方を向くように取り付けられる。また、電源コード40を通す配線挿通部は、管体10の上部に位置するようにする。さらに、LED照明管1が蛍光灯器具2aに取り付けられた状態では、ソケット2−1の内部でLED照明管1の二本のピン66が水平に並ぶ。そして、口金60の凹部67及び孔64は、ピン66よりも上方に位置する。
また、図4(a)〜(c)に示すように、口金60に形成された複数の孔64(64−1〜64−3)のうち任意の孔64にネジ72を貫通させることで、管体10の内部に配置された発光素子30から発せられる光の放射方向を変えることができる。
なお、口金60には、三つの孔64(64−1〜64−3)が形成されているものとする。そして、真ん中に位置する孔64−2は、該口金60の円形面65のうち二つのピン66が突設する箇所同士を結ぶ線の垂直二等分線上に位置するものとする。また、他の一の孔64−1は、その垂直二等分線から所定角度(口金60の円形面65の中心Oを中心として反時計回りに−θ°)だけ傾いたところに位置するものとする。さらに、他の一の孔64−3は、その垂直二等分線から所定角度(口金60の円形面65の中心Oを中心として時計回りに+θ°)だけ傾いたところに位置するものとする。
ここで、例えば、同図(a−2)に示すように、それら三つの孔64(64−1〜64−3)のうち、真ん中に位置する孔64−2にネジ72を通し、これにより口金60を閉塞部材50に取り付け、このLED照明管1を蛍光灯器具2aに取り付けた場合、閉塞部材50の雌ネジ54は、同図(b−2)に示すように、この閉塞部材50の口金対向面51−3の中心Oより上方であって、該中心Oを通る垂直線上に位置する。そして、管体10の内部に配置された回路基板20は、発光素子30が配設された面が水平となる。このため、管体10からの光の放射方向は、その配設面からの垂線に沿って、真下方向となる(同図c−2)。
また、同図(a−1)に示すように、三つの孔64(64−1〜64−3)のうち、右側に位置する孔64−3にネジ72を通した場合、閉塞部材50の雌ネジ54は、同図(b−1)に示すように、この閉塞部材50の口金対向面51−3の中心Oより上方であって、該中心Oを通る垂直線から右へ所定角度(+θ°)だけ傾いたところに位置する。そして、管体10の内部に配置された回路基板20は、発光素子30が配設された面が所定角度(+θ°)だけ傾く。このため、管体10からの光の放射方向は、その回路基板20の配設面に対して直交下方(中心Oを通る垂直線に対して所定角度(+θ°)だけ傾いた方向)となる(同図c−1)。
さらに、同図(a−3)に示すように、三つの孔64(64−1〜64−3)のうち、左側に位置する孔64−1にネジ72を通した場合、閉塞部材50の雌ネジ54は、同図(b−3)に示すように、この閉塞部材50の口金対向面51−3の中心Oより上方であって、該中心Oを通る垂直線から左へ所定角度(−θ°)だけ傾いたところに位置する。そして、管体10の内部に配置された回路基板20は、発光素子30が配設された面が所定角度(−θ°)だけ傾く。このため、管体10からの光の放射方向は、その回路基板20の配設面に対して直交下方(中心Oを通る垂直線に対して所定角度(−θ°)だけ傾いた方向)となる(同図c−3)。
このように、口金60に形成された複数の孔64(64−1〜64−3)の中から任意の孔64を選択し、この孔64にネジ72を通すことによって、管体10からの光の放射方向を変えることができる。
なお、所定角度θは、例えば、30°や35°などとすることができる。
また、本実施形態のLED照明管1は、図3に示すように、1灯用の蛍光灯器具2aに取り付けることができるが、取り付け可能な蛍光灯器具2は、1灯用に限るものではなく、図5に示すように、2灯用の蛍光灯器具2b(逆富士型)にも取り付けることができる。そして、この場合においても、管体10からの光の放射方向を調整することができる。
例えば、図5、図6に示すように、2灯用の蛍光灯器具2bに配設された二組のソケット2−1(2−11、2−12)のうち、一組のソケット2−11には、孔64−1にネジ72が通されたLED照明管1を取り付け(図6左側)、他の一組のソケット2−12には、孔64−3にネジ72が通されたLED照明管1を取り付ける(同図右側)。
これにより、LED照明管1からの光の放射方向は、二本とも、天井に対して垂直下方となる。
なお、図6においては、LED照明管1からの光の放射方向を天井に対して垂直下方としているが、これに限るものではなく、任意の方向、例えば、その垂直下方に対して30°や60°(35°や70°)の角度を有した方向とすることもできる。
[LED照明装置の実施形態]
次に、本発明のLED照明装置の実施形態について、図7(a)、(b)を参照して説明する。
同図(a)は、本実施形態のLED照明装置の構成を示す外観斜視図、同図(b)は、LED照明装置を構成するLED照明管の接合部分を示す拡大図((a)のA部拡大図)である。
本実施形態のLED照明装置は、前述した実施形態におけるLED照明管を複数本用いて構成されている。
したがって、図7において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
ここで、本実施形態のLED照明装置3は、図7(a)、(b)に示すように、複数本のLED照明管1を直列方向に複数連結したものである。
LED照明管1のそれぞれは、ブラケット4を用いて、天井や壁などに直接取り付けることができる。
また、LED照明装置3は、口金60が取り除かれ、閉塞部材50の外側の面(口金対向面51−3)が露出した状態となっている。
さらに、この口金対向面51−3は、平面に形成されている。このことから、一のLED照明管1における口金対向面51−3と、他のLED照明管1における口金対向面51−3とを、間隙なく当接させることができる。これにより、複数本のLED照明管1を直線状に連続して配置することができる。
また、閉塞部材50は、透明の樹脂で形成されている。これにより、発光素子30から発した光が閉塞部材50を透過するので、照射された光に継ぎ目やムラのないシームレスな照明を実現できる。
さらに、閉塞部材50の蓋部51は、厚みの薄い円板状に形成されている(例えば、厚みが4mm)。これにより、管体10の透明度と閉塞部材50の透明度に差があったとしても、その差による光のムラを最小限に抑えることができる。
なお、閉塞部材50の口金対向面51−3は、LED照明管1の実施形態において口金60が取り付けられていた面であり、円形状の平面に形成されていることから、「被取付面」に相当する。
以上説明したように、本実施形態のLED照明管及びLED照明装置によれば、発光素子に電源を供給するための電源コードの一方が、回路基板に接続され、他方が、管体又は閉塞部材を介して外部に接続される構成としたので、口金を介することなく、発光素子に電源を供給することができる。よって、その口金を、管体の支持にのみ用いることができる。
また、口金を介さずに発光素子に電源供給を行うため、既設の蛍光灯器具に配設された回路や配線を改造・変更することなく、LED照明管をその蛍光灯器具に取り付けることができる。
さらに、LED照明管の両端部に設けられる口金が着脱可能となっており、この口金を取り付けるためのネジを通す孔が、該口金の外周と同心円上に複数形成されているので、いずれの孔にネジを通すかによって、口金の取り付け角度を調整でき、ひいては、蛍光灯器具に取り付けられるLED照明管からの光の放射角度を調整できる。
しかも、固定部材(ネジ)により口金が閉塞部材及び管体に固定されるので、口金による管体の支持が安定する。
そして、口金が取り外されたLED照明管を複数用意し、閉塞部材の口金対向面同士を当接させることで、直線状のLED照明装置を構成できる。
特に、閉塞部材は、透明又は半透明の材料で形成されており、しかも、口金対向面は、平面に形成されているので、発光素子からの光が閉塞部材を透過し、ムラや継ぎ目のないシームレスな照射光を実現できる。
以上、本発明のLED照明管及びLED照明装置の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係るLED照明管及びLED照明装置は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述したLED照明管の実施形態では、天井に既設の蛍光灯器具にそのLED照明管を取り付けることとしたが、取り付けられる器具は、天井に既設の蛍光灯器具に限るものではなく、例えば、電気スタンド、街路灯、電話ボックス内の照明器具、道路の路面に設けられた照明灯、非常口を知らせる誘導灯、自動車の照明ランプ、駐車場などで係員が所持する誘導棒など、種々の装置や器具に取り付けることができる。そして、これら種々の装置や器具に応じて、光の放射方向を調整できることから、LED照明管の利便性を向上させることができる。
また、上述したLED照明装置の実施形態においては、一のLED照明管における口金対向面と、他のLED照明管における口金対向面とを、当接(密着)させることとしているが、当接(密着)に限るものではなく、近接した状態とすることもできる。
本発明は、LED照明管に関する発明であるため、LED照明管を取り付け可能な装置や器具に利用可能である。
1 LED照明管
10 管体
11 切り欠き部(配線挿通部)
12 端面
13 開口
20 回路基板
30 発光素子(LED)
40 電源コード
50 閉塞部材
51 蓋部
54 雌ネジ(取り付け部)
60 口金
64 孔
67 凹部
72 ネジ(固定部材)
80 蓋部材
2(2a、2b) 蛍光灯器具
3 LED照明装置

Claims (6)

  1. 発光素子が配置された回路基板を内部に有する管体を備えたLED照明管であって、
    前記管体の端面に設けられた閉塞部材と、
    この閉塞部材の外方に着脱可能に取り付けられた口金と、
    前記発光素子に電源を供給するための電源コードとを備え、
    この電源コードは、一方が前記回路基板に接続されるとともに、他方が前記管体又は閉塞部材を介して外部に接続された
    ことを特徴とするLED照明管。
  2. 前記口金に穿設された孔を貫通し、前記閉塞部材の取り付け部に係合して、前記口金を前記閉塞部材に固定する固定部材を備え、
    前記口金の孔が、該口金の外周と同心円上に複数形成され、
    任意の前記孔に前記固定部材を貫通させることによって、前記発光素子から発する光の放射方向を調整する
    ことを特徴とする請求項1記載のLED照明管。
  3. 前記口金が、前記閉塞部材に対向する面とは反対側の面に凹部を有し、
    この凹部の底面から前記閉塞部材に対向する面に向かって、前記孔が穿設されており、
    前記凹部が、蓋部材により閉塞された
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のLED照明管。
  4. 前記閉塞部材が、透明又は半透明である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のLED照明管。
  5. 前記閉塞部材が、前記管体の端面の開口を閉塞する円板状の蓋部を有し、
    この蓋部の外側の面が、平面である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のLED照明管。
  6. 前記請求項4記載のLED照明管を複数連結したLED照明装置であって、
    前記LED照明管の両端から口金を取り除いて、この口金が取り付けられていた閉塞部材の被取付面である円形状の平面を露出させ、
    一の前記LED照明管における前記閉塞部材の円形状の平面と、他の前記LED照明管における前記閉塞部材の円形状の平面とを当接又は近接させて、複数の前記LED照明管を直列方向に連結した
    ことを特徴とするLED照明装置。
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